早朝にやってたものです。せっかくなので1からやります。
佐天「何か能力に目覚めたような気がするんだよねー。」
初春「本当ですか?ちょっと試してくださいよ。」
佐天「いや、なんていうかそんな気がするだけで目覚めたかどうかわかんないんだけどさ。」
初春「えー、もったいぶらずにためしてみてくださいよ。」
佐天「いや、どんな能力かもわからないのに試すもなにもないよ。」
初春「それもそうですね。危ない能力だったら後が怖いですもんね。」
佐天「えーい。なんてね。」
黒子「(シュン)あら、初春に佐天さん。ごきげんよう。」
初春「白井さん!驚かさないでくださいよ!」
佐天「本当だよ。いきなり現れないでよ心臓にわるい!」
黒子「この辺りにお姉さまの気配がしたものですから。」クンクン
初春「なるほど。それならしょうがないですね。」
佐天「でもあたしたち御坂さん見てないよね?」
初春「ですが白井さんが感知しているということは近くにいるのかもしれませんね。」
黒子「あっちのほうからお姉さまのにおいがしますわね。(シュン)」
佐天「あ、いっちゃった。白井さんは御坂さんのことになると一途だねえ。」
初春「白井さんらしいですかよねえ。」
公園
御坂「だれがビリビリよ!」ビリビリ
上条「やめろ!」
自販機「プシュー」
御坂「うわ、やっば・・・・」
上条「どうすんだビリビリ、自販機ショートしちまったじゃねーか!」
御坂「あ、あああんたがビリビリ言うからでしょーが!さっさと逃げるわよ!!!」
上条「あっ待て!」
バナナの皮「やらないか?」
ズルッズテーン
上条「うおわあああああああ」
黒子「(シュン)類人猿さん。まさかとは思いますがこの自販機はあなたがやりましたの?」
上条「俺じゃねーよ!ビリビリのやつが・・・・もういねえ!!!」
黒子「(イラッまたお姉さまと・・・・)本当ですかねえ?おおかたまたお金飲まれて何かしたんじゃありませんの?」
上条「無能力者の俺にどうやったらこんなことできるんだよ!!」
黒子「ショートさせるくらい誰にでもできますの。あなたには支部までご同行願いますわ。」
黒子「(まあこの類人猿でなくてお姉さまだというのはわかりますが、この機会にこの類人猿しめておきますの。)」
上条「だから俺じゃねーって言ってるじゃねーか。(今日はインデックスがイギリスに行ってるから)」
上条「(久しぶりにのんびりとくつろげるっていうのに!!!)ちくしょう不幸だ・・・。」
支部-----
黒子「おや、みんな出払ってますのね。まあいいですわ。そこにおかけくださいまし。」
上条「なんで俺がこんなことに・・・・。」
黒子「まあいくつかお話を聞かせてもらうだけですの。あなたでないことがわかったらすぐに開放できますのでご協力くださいませ。」
黒子(とりあえず門限ギリギリまで引っ張ってやりますの!!!)ニヤリ
上条「いやそんなこと言われてもな。学校帰りにあそこを通ったらたまたまビリビリのやつに会ってな?」
黒子「あなたそうやっていつもお姉さまにちょっかいを出すのですね。お姉さまの身にもなってくださいまし。」(ゾクゾク!)
上条「なんで俺がちょっかい出したことになってるんだよ!!」
黒子「(あら?何か寒気が。)お姉さまは常盤台のエースですの。あなたのような方と コホッ 話しているじかんなど・・・コホッ。」
上条「いや、いつもあいつのほうからちょっかい出してくるんですよ?」
黒子「(なんだか体が熱くなってきましたの・・・。風邪でしょうか・・・・。)コホッ コホッ とにかく。」
黒子「あの場にはあなたしかいませコホ でしたし。どう考えてもあなたしかコホッ。(頭がぼーっとしますの・・・。)」
上条「おい白井、急に顔が赤くなってきたけど大丈夫か?」
黒子「あなたにコホッ 心配されることなんてコホッ ありませんの・・・。(あ、なんだかくらくらと、これはまずいですわね)」
上条「いや、大丈夫じゃないだろ!」オデコトオデコ
上条「すごい熱だ!すぐに横にならないと!!」
黒子「(この類人猿何しますの!!//////)くっ、ベッドがありますので少し横にコホッ なりますの・・・。」フラフラ
上条「フラフラじゃねーか。大丈夫か?」
黒子「このくらい少し休めばなんともありませんのコホッ ハァハァ」ゴソゴソ
上条「とりあえず冷やすもの調達してくるから横になってろよ!!」
黒子「(なんてことですの・・・。こんな誰もいないところで・・・。しかも類人猿と二人きりなんて・・・、)」
黒子「(インフルエンザでしょうか。なんだってこんな時に・・・。)ハァ・・・・ハァ・・・・。」
上条「白井!冷えぴたとポカリかってきたぞ!とりあえずこれを頭に!」
黒子「(ゾクゾクゾク!!なんてことですの・・・。体が痛くなってきましたの・・・。)ハァ・・・・。ハァ・・・。」
黒子「(と、とりあえず冷えぴたを頭に・・・・。)ハァ・・・・。ハァ・・・。」ペタ
上条「やばいなこれ・・・。インフルエンザか何かか?とりあえず御坂に連絡しとかないと・・・。ん?」
ボロッ
上条「なんてことだ。さっき転んだ時に携帯が壊れちまうなんて・・・・。不幸だ・・・。」
黒子「(なんて強力なウィルスなんでしょう。こんな短時間でウィルスが増殖するなんて・・・・。)ハァ・・・ハァ・・・。」
黒子「(こんなこと今まで一度もなかったことのに・・・・。)ハァ・・・ハァ・・・。」
佐天「へくしょん!!!」
初春「風邪ですか佐天さん?」
黒子「う・・・・。(のどが・・・・。のどが・・・・・。)ハァ・・・・・ハァ・・・・。」ウツロ
上条「大丈夫か白井!?すごい汗だ!とりあえずタオル絞ってくるから待ってろ!!」
黒子「ん・・・・。ポカリ・・・・・。ハァ・・・・・。ポカリ・・・・・開きませんの・・・。ハァ・・・。」
黒子「(なんてことですの・・・。ここまで体に力が入らないなんて・・・・。)ハァ・・・ハァ・・・・。」
黒子「ん・・・・・ん・・・・ハァ・・・(ボトッ)あ・・・・。グッタリ」ガラン!コロコロ
上条「ポカリ・・・・? あっ!おい白井!しっかりしろ!!」
黒子「くっ・・・・。(あなに看病などされたくありませんの・・・・。)ハァ・・・ハァ・・・。」
上条「いったい白井のやつどんな病気にかかっちまったっていうんだ!」
佐天「へくしょんへくしょん!」
佐天「うーん。なんだかとんでもないことをしてしまったような気がする。」
初春「佐天さん今時電波娘なんてはやりませんよ?」
上条「とりあえずポカリあけてやらねーと。」プシュッ
上条「さあ、白井!!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・(体が痛くて力がほとんどはいりませんの・・・・。)」ギュッ
黒子「ん・・・・・。コク・・・・・・。ハァ・・・・・・ハァ・・・・・。コク・・・・・・・。ハァ・・・・・。」
黒子「ハァ・・・・・。コク・・・・・・。ハァ・・・・・。ハァ・・・・・。もう・・・・・・。いいですの・・・・。」
上条「そんなに汗かいて!!ほとんど飲んでねーじゃねーか!」
黒子「(くぅ、胃が・・・・。胃が受け付けてくれませんの・・・・・。)」
上条「ポカリを飲むこともできないくらい弱るなんて・・・。このままだと脱水症状を起こしちまう。」
黒子「(あつい・・・・。いたい・・・・・。ですの・・・・・・。)ハァ.・・・・・。ハァ・・・・・。」
上条「くそっ俺には白井の汗を拭いてやることしかできないっていうのか・・・・。」フキフキ
黒子「(ゾクゾクゾク)あぁっっ・・・・・・・・・・ハッ・・・・ハッ・・・・・ハッ・・・・」
上条「これは本格的にやばいぞ!救急車よばねーと!!!」
テロリスト「ひゃっはああああああああ!!!!!学園都市は消毒だあああああ!!!!!」
黄泉川「怪我人多数!!!じゃんじゃん救急車をこっちにまわすじゃん!!!」
おっぱい先輩「まさか無差別テロなんて・・・・。なんてことなの・・。」
ただいま回線が非常に混雑しているために
上条「ってなんで救急センターにつながらねえんだよ!!!」ガチャン!!!
黒子「ハッ・・・・・うっ・・・・・・ハッ・・・・・グスッ・・・・・ハッ・・・・」
上条「白井が・・・泣いてる・・・・。」
黒子「(痛い・・・・苦しい・・・・・・助けてくださいまし・・・・・・)グスッポロポロ」
上条「とにかく誰かに連絡とらねーと。ああちくしょう連絡帳みたいなものはないのかよ!!!」
上条「こうなったら直接病院に運ぶか?だが今の白井の状態でそんなことをするのも危険だ。」
上条「薬・・・・。だめだ。素人の判断出薬を飲ませるなんて危険すぎる。」
黒子「ヒク・・・・・・・・グスッ・・・・・・・・ハッ・・・・・ウッ・・・・・」
上条「くそ!負けるな白井!! って、さっきより熱あがってるんじゃねーか?」ミギテ
ピキーン!!
上条「ん?何か今右手が反応したような・・・・・・。」
上条「とりあえず氷もってきてやるから待ってろ白井1!」
黒子「(ん・・・・・痛み・・・和らぎましたの・?)ハァ・・・・・。ハァ・・・・・。」
ステイル「確かに魔術で出した炎は上条当麻の右手では消されてしまう。だがその炎によって炎上している火災までは」
ステイル「消すことができないということさ。」
インデックス「つまりステイルの魔術でキャンプファイヤーをやってもとうまの右手で全部消すことはできないってことだね。」
神裂「キャンプ・・・・行きたいですね。」
上条「氷をビニールに入れてタオルに包んでっと。」
上条「白井、氷もってきたぞ。」
黒子「ありがとう・・・・ハァ・・・・・・・・ございますわ・・・・ハァ・・。」
上条「お、少し落ち着いたか?いきなりこれだもんな。救急車呼ぼうとしたんだけどつながらなくてさ。」
黒子「わたくしなら・・・・・・・だいじょうぶですの・・・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・。」
上条「何かほしいものとかあるか?遠慮なくいってくれよ!」
黒子「ポカリ・・・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「ポカリだな?ほら。取れるか?」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。く・・・・・・。」
上条「体起こすの手伝ってやるから無理するな。(ベッチョリ)よっと。」
上条「(こんなに汗かいてる。きがえさせてやらないとこのままだとまずいな。)」
黒子「んっ・・・・・。コク・・・・。んっ・・・・・。コク・・・・・・。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「白井、ゆっくりでいいぞ。あわてなくていいからな。」
上条「白井、携帯持ってないか?御坂に連絡とっておきたいんだ。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。これですの・・・・・・。」
上条「よし、待ってろ!」
ピリリリリリリリ
御坂「ピッ 何?黒子。またジャッジメントで忙しいの?」
上条「御坂か!?俺だ!」
御坂「えっ!?えええええ!!?ちょっと、なんであんたが黒子の携帯もってるのよ!!!」
上条「いや、白井が大変なんだよ。」
御坂「大変!!大変ってどういうことよ!!何が大変だっていうのよ!!」
上条「とにかく大変なんだ!白井の着替えを持ってすぐに支部まで来てくれ!!」ピッ
御坂「着替え!ちょっとどういうことよ!!!もしもーし!!」
御坂「まさかあいつ黒子と・・・・そんな・・・・・うそよ・・・・・。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「待ってろ白井。御坂がかけつけてくれるからな。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。おね・・・・・さま・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「くそっ・・・・。俺に何かしてやれることはないのか・・・・。」
上条「それに御坂が来てもどうにかできるってわけじゃないし・・・・。」
上条「救急センターはあれから不通のままだし。一体どうすれば。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」ギュッ
上条「(手?)白井・・・・・。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条(いつも類人猿って言われて・・・。たまにドロップキックが飛んできて・・・・・。)
上条(御坂に抱きついておねえさまーなんて言ってるけど。こうしてみると白井も中学生の女の子なんだもんな。)
上条(辛くてすごく不安なんだろうな・・・・・。)
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「白井の手。小さいんだな・・・・・・。」
上条「くそっ考えろ、これからどうしたらいい。どうすれば白井を助けられる・・。」
黒子「ハァ・・・わたくしの・・・・ことなど・・・・おきに・・・なさらず・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「なんてこといってるんだ・・・・。そんなに不安そうな顔で、そんなに弱々しく手を握られて・・・。」
上条「おまえのこと放っておけるわけないだろうが!!!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
黒子「(どうしてこの方は・・・・私のために・・・・ここまでで・・)ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「汗が相変わらずひどいな。濡れた服をずっと着ていると体温がどんどん奪われるって聞いたことがある。」
上条「熱を出しているとはいえ、さすがにこのままじゃな・・・・。」
上条「御坂が着替えを持ってきてくれるはずだし、汗くらいは拭いといてやらねーと。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「白井。汗拭いてやるよ。ちょっと体起こすからな。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「(って体拭くってことは脱がさなきゃならんってことか??)」
上条「(いや、御坂に連絡して結構時間経ってるからそろそろ御坂も来るはず。)」
上条「(とりあえず脱がさなくても拭けるとこだけ拭いておこう。)」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
黒子「(タオル・・・・気持ちいいですの・・・・・。)」
上条「・・・・・。・・・・・・・。」
上条「せ、背中。拭くぞ・・・・・。」
上条「(こう・・・・腰のほうから手を入れれば・・・・。)」モゾモゾ
黒子「ひゃっ・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「とっと我慢してくれよ。お前の汗の量はんぱないからこうしとかないとやばいんだ。」
上条「こう、体を寄せて・・・・。」ギュッ
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
黒子「(上条さんの胸が・・・・。なんで・・・こんなに・・・・・落ち着きますの・・・・。)/////」
上条「よっと。やっぱり脱がさないと拭くのは難しいけど・・・・。さすがに白井も嫌だろうし・・・。」
ふわっ
上条「(白井の髪すげえいいにおい・・・・。)」ドキッ
上条「っていまはそんな状況じゃねーだろ!!!」
ガチャ
_ __ _
.'´ , , `ヽ ヽ
| ノソレノノノ} 、\
,.イ l ll(|. ┃| _ヽノし'/ ヽ\
'ソ州从i、_ノ ,ィ ⌒ヾィ,___________ - ─二 ヾ 、
,く{¨¨ ̄{__]二..ヲ ‐--÷÷÷≠≒≠≒≠≒≠二 ④ ) )
(_ノ }______i_{ ,ゝ、,,ノ(゚~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄─二_彡"
'⌒ ヽ<んムム〉 /`Y'Yヾ` ≡= ̄′
. ,/__/ |__|、 ⌒ヽ 二  ̄ '´
;;;⌒`(___/ {____) . _、,、,、 ゝ,._ ,、 、。;、゛;,. ,゚'.,;:`:;,.,"ノ´
,,;;;⌒`)⌒) `~~~'''"''"'"~``゙~`゙`゙`~'''"¨゙'"~~゙;;:'".;'゛
御坂「ウソ・・・・。」ドサッ
上条「御坂!来てくれたか!!!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・おね・・ハァ・・・・・ハァ・・・・さま・・。」
御坂(黒子を抱き寄せて服の中に手を入れている・・・・・。)
上条「御坂!手伝ってくれ!俺一人じゃどうしていいかわかんねえんだ!!」
御坂(そんな・・・。そんなの・・・・・そんなのうそよ;;;;。)
上条「何やってるんだよ御坂!!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。おねぇさまぁ・・・・・。」ポロポロ
黒子「ヒクッ・・・・・・・グスッ・・・・・おねぇさまぁ・・・・・・・。」ポロポロポロポロ
御坂「黒子!?」
上条「早く着替えさせねえと病状が悪化しちまうだろうが!!!!」
御坂「え?病状!!って黒子すごい熱そう!!!」
御坂「ちょっと黒子どうしたのよ!!すごい熱!!」
上条「さっきここへ来て急に熱出して倒れたんだ。」
御坂「な、なんであんたがここで黒子と二人っきりなのよ!」
上条「お前がさっき壊した自販機の件で白井から話聞いてたんだよ・・・。」
御坂「うっ! こ、こんなになるなら救急車呼びなさいよ!」
上条「何度も電話かけたけどつながらねーんだよ!!!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
御坂「黒子・・・・。しっかりして・・・・・。」オロオロ
上条「とりあえず御坂は白井を着替えさせてやってくれ。このまま濡れた服のままだとまずい。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
御坂「わかったわ。黒子。今やってあげるからね。」
上条「俺はシーツの替えがないか探してみる。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
御坂「とりあえず着替えさせたけど。このままだと危ないんじゃないの?」
上条「ああ、さっきポカリ飲ませたんだけど。このとおり。半分くらいしか体に入っていかねーみたいだ。」
御坂「この汗の量でこれだけって。かなりまずいじゃないの!」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「だからって無理やり飲ませるわけにもいかねーだろ。そんなことできても戻しちまうだろ。」
御坂「もういっそのこと担いででも病院に連れて行くしかないわね。」
上条「動かして大丈夫なのかよ。」
御坂「このままここにいるほうが危ないわよ。口から水分が摂取できないなら点滴うけさせなきゃだめじゃない。」
上条「わかった。俺がおぶっていく。御坂は俺が倒れそうになったら白井だけでも支えてくれ。」
上条「よっと・・・。しばらく我慢してろよ白井。すぐに病院に連れてってやるからな。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
黒子「(背中・・・・大きいですの・・・・・・・)」
上条「(軽い・・・。弱っているとはいえ、白井って細いからこんなに軽いのか・・・・。)」
御坂「そーっと、そーっとよ?あんまり乱暴にしちゃだめだからね?」
上条「わかってる。御坂、頼んだぞ。」
上条「(くそっ背中越しからすごい熱を感じる。急がないと!)」
御坂「さ、こっちよ。」
御坂「何なのよこの状況」
テロリスト「ひゃあっはっはっはあああああああああああ!!!!」
黄泉川「なんて面倒なやつらじゃん!!!」
おっぱい「手当たりしだいに破壊してまわるもんだから手に負えないわ。」
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
上条「くそ、なんだってこんな時に。」
上条「いや、だからなのか。救急車呼べないの。」
御坂「なるほどね。」イライラ
黒子「ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。ハァ・・・・・ハァ・・・・・・。」
御坂「お前らそこどけやああああああああああ」バチバチバチバチ
ズドオオオオオオオオオオオオオン
病院
黒子「zzzzzzzzzzzzz」スヤスヤ
冥土「落ち着いたようだね。とりあえずワクチンを打って点滴もしておいたからあとは大丈夫だよ。」
御坂「はあ、よかったよかった。」
冥土「それにしてもかなり悪性で凶暴なウィルスだね。このタイプのウィルスはここまでじゃないんだけど。」
冥土「なんらかの形でかなり凶暴になった可能性が考えられるね。」
佐天「(ピキーン)!!大佐、いけない!」
初春「うん!? アルテイシアか!」
佐天「なんでララァ死ぬんだろう・・・・。」
初春「佐天さんララァ大好きですね。」
病院 廊下
御坂「黒子のほう落ちついたみたよ。」
上条「ああ・・・・。よかった・・・・・・。」グッタリ
御坂「黒子を運び込んでダウンなんてね。あんたも熱出したのかと思ったわ。」
上条「純粋に疲れただけだ・・・。」
御坂「あら?黒子が重いっていうの?後でいいつけてやるわよ?」ニヤリ
上条「やめてくれ。女の子とはいえ中学生一人背負ってあるくんだから。」
上条「マッチョでもねえ俺には辛いにきまってんだろ・・・・・。」
御坂「わかってるわよ。ありがとうね。」
上条「・・・ん?」
御坂「だから、ありがとうって言ってるの。黒子のこと。」
上条「お、おう。(こいつも素直にありがとうって言うんだな・・・。)」
御坂「なによ?納得できないような顔して。」イラッ
上条「そんなことねーよ。それより白井の方はどうなんだ?」
ガチャ
冥土「今日一日ぐっすり寝れば明日には退院できるよ。」
御坂「そんなんで大丈夫なの?あれだけ辛そうだったのに。」
冥土「元々大して強くないウィルスだからね。発熱と発汗で消費した体力が戻ればなんてことないもんだよ。」
上条「そういや、白井に触った時、右手が反応したような気がしたんだけど。」
御坂「それじゃあ何かの能力だってこと?そんな能力聞いたことないけど。」
佐天「ああ、アムロ、時が見える」
初春「シャア雑魚すぎですよねー。」
御坂「それじゃあ心配なさそうだし。あたし帰るわ。」
上条「じゃあ俺も帰るとするか。」
冥土「それにしても今日は大変だったよ。まさか無差別テロとはね。」
上条「あいつらのせいで救急車呼べなかったのか。まったく。迷惑な話だ。」
冥土「幸い一般人に重傷者がいなくてよかったけど。警備員や風紀委員を巻き込むところだったらしいね?」
御坂「いやあれは、あはは。 反省してるわ・・・・。」
上条「だけどテロリスト一掃できるなんてさすがだよな。俺には一生できねーわ。」
御坂「あたしにだって黒子背負って病院まで運ぶなんて無理よ。あんたがいてくれて助かったわ。」
上条「ああ、どういたしまして。それじゃあまたな。」
御坂「じゃあね。」
冥土「気をつけて帰るんだよ。」
翌日
黒子「ああ、健康ってすばらしいですわね。」
黒子「それにしても昨日は大変でしたわ。まさかこの私が。」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「この私が!この私が!あんな殿方に!!あんな殿方に!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「あのような!弱々しい姿を!見せてしまうなんて!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「そういえば私の背中やおなか拭いたんですわよね。」
黒子「ふぬおおおおおおおおなんたる不覚!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「しかも!!わたくしを抱き寄せて!!///////」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「何を!何をしようと!!!いえ!!!何って何ですの!!!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「病院まで負ぶってくださったんですわよね・・・・。」キュン
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「ぬううううおおおおおおおおお!!!!ときめいてなんか!ときめいてなんかああああ!!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「ときめいてなんか!ときめいてなんかいませんの!きっとまだ熱が残ってますの!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「ちがいますの!ちがいますのこれは!あの殿方に!!・・・・・・上条当麻さん・・・・。///////」
黒子「むうううぎいいいいいいい!!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「落ち着きますの黒子!思い出しますの!!あのお姉さまのりりしいお姿を!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「お姉さまと過ごした日々を!お姉さまのお体を!お姉さまの寝顔をおおおおお!!!」
ゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッゴツッ
黒子「ふう。やっと落ち着きましたの。まあ今回の件だけは感謝してあげなくてはいけませんわね。」
冥土「そんなことしてると退院できないよ?まったく・・・・。」
黒子「どうも、お世話になりましたわ。先生。」
冥土「どういたしまして。一応寮の方には大事を取って今日まで泊まるってことになってるけど。」
冥土「なんともないようならこのまま帰って寮に話しておくといい。」
冥土「それと、また同じような症状が出たらこの薬を飲みなさい。一応渡しとくね?」
黒子「何から何まで感謝いたしますの。」
黒子「とりあえず今日はそのまま寮に戻ろうと思いますの。お姉さまにも心配をおかけしたみたいですし。」
冥土「そうか。無茶はしちゃだめだよ?」
黒子「はい、それではありがとうございました。」ペコリ
黒子「(シュン)ただいま戻りましたの。お姉さま。」
御坂「あ、おかえり黒子ー。案外早かったのね。お昼過ぎたら様子見に行こうと思ってたのよ?」
黒子「ああんおねえさまああん。黒子のことをそんなに思ってくださったなんてこれは体でお返しを・・・。」ンー
御坂「や・め・な・さ・い!」ビリビリ
黒子「じょ、冗談ですのに、そんなに起こらなくても・・・。」
御坂「全く・・・・昨日は大変だったんだからねー?」
黒子「ええ、とんだご迷惑をおかけして・・・。」
御坂「まあ元気になって何よりだわ。汗かいたあんたの服、あの後コインランドリーで洗濯しといたからね。」
黒子「さすがお姉さまですわ!黒子はお姉さまの愛を感じておりますの!!」
シャワー後
黒子「ああ、さっぱりしましたの。黒子は生き返った気分ですわ。」
黒子「お姉さま。私この後少しでかけてきますわね。」
御坂「あんまり無理しちゃだめよー?」
黒子「いえいえ、ウィルス自体はたいしたものではありませんし。ワクチンと点滴ですっかり回復しましたの。」
御坂「ならいいけど。遅くならないようにするのよ?」
黒子「心得てますわ。では、行ってきますわ。(シュン)」
御坂「テレポートしていくほど大事な用でもあるのかしら?」
支部
佐天「あ、白井さん!」
初春「この携帯白井さんのですよね?後で届けようかって話してたところなんですよ。」
黒子「こんなところにありましたのね。病院にも寮にも無いからもしやここかと。」
佐天「病院?白井さん何かあったの?」
黒子「熱が少し出ただけですわ。ところで初春。少し調べてほしいことがありますの。」
初春「いいですよ。何を調べますか?」
黒子「ええ、-----」
上条宅
黒子「・・・ここが、あの殿方のお部屋ですのね。」ドキドキ
黒子(なんでこんなにドキドキしているんですの私は!!!)
黒子(た、たかが菓子折りひとつ選ぶのに一時間もかかるなんて・・・・・。)ジダンダ
黒子(それに・・・・・・。)
ごっちゃり
黒子(なんで両手にお菓子かかえてますのおおおおおおおお!!!!!)ブンブン
黒子「コホン こ、こほん、こういうのはさっさと渡してさっさと立ち去るに限りますわ!!」
ピンポーン
黒子「???お留守でしょうか。」
ピンポーン
ガチャ
上条「ハァ・・・・・・・・・ハァ・・・・・・・・。なんだ。白井。ゴホッ」
黒子「どうしましたの!?その真っ赤なお顔は!!」
上条「ああ、ゴホッ 朝起きたらこんなもんだ ゴホッ」
黒子(まさか考えたくはありませんが・・・・・・。)
黒子(これは昨日の私の・・・・・・・・。)
上条「どうしたんだ? ゴホッ その荷物 ゴホッ」
黒子「いえ、これはその、き、昨日お世話になりましたのであのその。」
黒子「いえ!そんなことより!早く中に入りますの!!!」グイグイ
上条「え?おいおい」フラフラ
黒子「さあさあさあさあ早く横になりますの。」
上条「いや、俺なら大丈夫 ゴホッ」
黒子「お黙りなさいまし。それはどう見ても大丈夫ではありませんの。」
上条「いや ゴホッ 本当に大丈夫だから ゴホッ」
黒子「はあ、昨日あれだけ私と一緒にいたのですから私から感染したと考えるのが自然ですの。」
黒子「とりあえず病院でもらったこのお薬を飲んでくださいまし。」
上条「あ、ああ。」ゴクッ
ピッ
黒子「あ、先生ですの?昨日の私のウィルスが感染してしまいまして。ええ、お薬は飲みましたの。」
黒子「そうですか。わかりましたわ。ご迷惑をおかけしますの。では。」ピッ
黒子「栄養のあるものをとって一日安静にしてれば大丈夫みたいですの。」
上条「そうか、ありがとうな白井。ゴホッ」
黒子「ところでお食事はもう済みまして?」
上条「朝からこんな調子だからな・・・。作る気力が無くてな・・・・。ゴホッ」
黒子「私ほど症状は悪くなさそうですが確かに作るのは辛そうですわね。ちょっとお台所お借りしますわよ?」
上条「いや、・・・それは・・・わ、わるい気が・・。」
黒子「何を言ってますの。元はといえば私が移してしまったのが原因ですの。」
黒子「このくらいしないとバチがあたりますの。」
黒子「さて、おかゆと消化にいいものをつくりませんと♪」
調理中
上条「辛い・・・・・この症状は確かに辛い・・・・。白井はもっと辛かったんだよな・・・・・。」
上条「あんな小さな体で・・・・・。でも幸せだ・・・・・。こんな幸せなことがこの部屋で起こるなんて・・・。」
上条「いつもの不幸な生活のぶんだけ今日は幸福を満喫しろってことかな・・・・ハハ」
インデックス「なんだかとても失礼なことを言われたような気がするんだよ!!」
御坂「なんかすごく出し抜かれてるような気が。」
神裂「なんでしょう。今すぐ日本にいかなければならないような。」
五和「今やらなきゃいけないような。」
小萌「ビールを飲んでる場合ではないような。」
■■「△×△○△◎△」
黒子「しかしあまりにも食材が少ないんですのね。何故でしょう。もやしがたくさん。」
黒子「・・・・・・。」トントン
黒子「これは後で買出しに行かないといけませんわね。」
黒子「・・・・・・・。」コトコト
黒子「・・・・・・・。」シャリシャリ
黒子「味は・・・・・。」ペロッ
黒子「このくらいの感じでいいでしょう。濃いと体によくなさそうですし。」
黒子「おかゆと・・・。スープと。今できるのはこのくらいですわね。」
黒子「お待たせしましたの。できましたわよ。」
上条「よっと・・・。」
黒子「無理して起き上がらなくても。起こしてさしあげますわ。」
黒子(大きな背中ですわね。この大きな背中で私を//////)
上条「白井?」
黒子(ベッチョリ あ、汗かいてますの。後で拭いてあげないといけませんわね。 汗//////)
上条「おい白井!」
黒子「ひゃい!」
上条「(ひゃい?)どうしたんだぼーっとして、またぶりかえしてきたのか?」
黒子「いえいえ、そんなことありませんのよ!!さあ、それじゃあ召し上がってくださいまし。」カチャ
黒子「ふー、ふー。さ、どうぞ」スッ
上条「えっ」
黒子「はい?」
上条「こ、これは/////(なんて幸せなシチュエーションなんだ!!!!)」
黒子「何かお嫌いなものでも入ってましたの?」
上条「い、いやいやいあやいやいや」
黒子「温度は熱すぎないように調整してからよそいましたのでご安心なさいませ。」
上条「え、うん。じゃあ」アーン
パクッ
上条「うん。うまいよ白井////」
黒子「まあ、うれしいですわね。ふー、ふー、はい。どうぞ。」
上条「もぐもぐ(まさか白井がこんなことしてくれるなんて、感激だ。)」
黒子「お体のことを考えて量は少なめにしておきましたの。物足りないかもしれませんが3時間くらいは我慢してくださいまし。」
上条「あ、ああ。ありがとうな。白井。」
黒子「それじゃあお体を拭かせていただきますわ。お着替えはこれでよろしくて?」
上条「いやいや!自分でできる!自分でできるから!」
黒子「背中くらいは拭かせていただきますの。さ、上着を。」ギュッ
上条「あ、ああ。わ、わかったよ。脱ぐから少し待ってくれ。」
黒子「そ、それじゃあ失礼しますわ。(意外とたくましいのですわね//////)」
上条「あ、ああ。(昨日俺が白井の背中拭いたとはいえ。ドキドキするなあ////////)」
黒子「それじゃあ洗い物をしておきますので着替えておいてくださいまし。」
上条「お、おう。布団の中で着替えるのってちょっと面倒だな。」ゴソゴソ
上条「脱いだものはまとめてっと・・・・。」
黒子「それじゃあそれ洗濯しておきますわね。」ヒョイ
上条「い、いいって!自分でやっとくから!」
黒子「病気にかかったときの衣類はなるべく早くあらっておいたほうがいいんですのよ?」
上条「いや、それは。」
黒子「さあさあ病人は横になりますの。悪化しますわよ?」
上条「あ、ああ。(俺の下着まで一緒に・・・・。うわあ・・・。)」
黒子「やはり。洗い物がたまってますわね。」
黒子「まあ殿方の一人暮らしですとしょうがないですわね。」
黒子「ん?このシャツ・・・。昨日の・・・・。」
黒子「私を背負ってくれて・・・・。ポカリをあけられない私のために・・・・。」
黒子「いつも・・・・・。ひどいこと言ってますのに・・・・・・。」
黒子「上条さんの・・・・・・。」
黒子「(って!何をしようとしてますの私は!!)さ、さ、スイッチを!」
ピッ
黒子「ふ、ふう。次はお掃除ですの。」
黒子「・・・・・・。」サッサッ
黒子「・・・・・・・・。」サッサッ
黒子「・・・・・・・・。」サッサッ
黒子「・・・・・・・・。」サッサッ
黒子「意外と汚れていないものですのね。まあ表面上だけなのかもしれませんが。」
黒子「さすがにタンスや押入れを開けるのは失礼ですの。」
黒子(なんか新妻みたいですわね。)
黒子「(に、ににににに新妻!!!!!)コホン さ、そろそろ洗濯が終わるころですの。」
黒子「乾燥機にかけてっと。」
黒子「さて、ひと段落しましたので様子を見てみましょう。」
上条「・・・・・・・・・。」
上条「・・・・・・・・・。」
上条「なんかそわそわする・・・・・。」
上条「いつもインデックスがいるっていうのに・・・・。」
上条「白井が料理に洗濯に掃除・・・・。」
上条「結婚したらこんな感じなんだろうか・・・・・。」
上条(うああああああ!!!!なんだ結婚だなんて!!!!)ジタバタ
黒子「何をジタバタしてますの?安静にしてくださいまし。」
上条「!!!あ、ああ。」
黒子「さすが学園都市の乾燥機。まるで天日に干したかのようですわ。」
黒子「あとはきれいにたたんで。」イソイソ
黒子「タンスのどこにどう入れておけばいいんでしょう?」
黒子「うーん。まあわざわざ聞くのもなんですし。一箇所にまとめておきますか。」
黒子「あとは晩ご飯の買出しですわね。」
上条「・・・・・。」
黒子「お加減はどうですの?」
上条「ああ、楽にはなってきたよ。まだ少し辛いけどな。」
黒子「今から買い物に行ってきますけど何かほしいものはありませんの?」
上条「いや、買い物だなんてそんな。」
黒子「移したおわびと昨日のお礼も兼ねてですわ。」
上条「あ、じゃあ、リンゴ食べたいかな。」
黒子「わかりましたわ。それでは行ってきますの。」
スーパー
黒子「さて、おかゆがまだ残ってはいるものの、回復したときにスタミナをつけられるようなものは・・・。」
黒子「煮込み料理がいいかもしれませんわね。」
黒子「ですが、門限もありますしあまり手の込んだものは。」
ピリリリリリリ
黒子「お姉さまからですの。」ピッ
御坂「黒子ー?寮監から聞いたけどあんたもう一日病院に泊まるんだって?」
黒子「え、ええ。(あ、そうでしたわ。そういえばそんなことに。あ!)」
御坂「もう、病院に泊まるんならちゃんと言ってよね?様子見に行こうか?」
黒子「い、いえいえいえ、まだ私の体にウィルスが残っているかもしれませんので」
黒子「お姉さまに移ってしまうかもしれませんの!!」
御坂「あー、それはちょっと怖いわね。わかった。安静にしてんのよー。」ピッ
黒子「お姉さまに嘘をついてしまいましたの・・・・・。」
黒子「ですが、本当にお姉さまに移してしまっては申し訳ないですし・・・。」
黒子「かといって他の場所に行ってだれかにうつすのもいけませんわ・・・・・。」
黒子「こ、これはしょうがないことなのですわ!」
黒子「と、殿方のお部屋に泊まるのなんてはじめてですの・・・・・//////」
黒子「お、おちつくんですの。これは仕方なく看病してるのであってさっきみたいに」
黒子「そう、さっきみたいに堂々と振舞えばよいではありませんの。」
黒子「い、意識してはいけませんわ!!」
黒子「ん?(黒子「ふー、ふー。さ、どうぞ」スッ )」
黒子「」
黒子「しれっと何をしてますの私はああああああああ!!!!!!」
ガチャ
上条「・・・・・・・・ん?」
上条「白井、おかえりー。」
黒子「・・・・・・・。」
上条「白井?」
黒子「あ、あーただいまですの。」
上条「なんだかげっそりしてるぞ?大丈夫か?」
黒子「い、いえいえなんでもありませんわ。」
黒子「今りんごすりおろしますのでちょっと待っててくださいまし。」
黒子「・・・・・・・・・。」シャリシャリ
黒子「・・・・・・・。」シャリシャリ
黒子「できましたわ。さあ、お召し上がりくださいまし。」
上条「お、ヨーグルトにかけてくれたのか。」
上条「パクッうん、うまいぞ白井。」
黒子「何よりですの。それじゃあ煮込み料理の準備をしますわね。」
上条「煮込み料理って。白井門限大丈夫か?」
黒子「ええ、今晩は病院にもう一泊することになってますのでこちらでご厄介になりますの。」
上条「そうかそうかウチに。」
上条「えっ!?」
上条「えええええええええええ!!!!?????」
黒子「わ、わたくしがうつしてしまったのですから完治するまで責任を持ちますの!!!」
上条「い、いやいやそこまでしてくれなくても・・・・。なあ?」
黒子「上条さんに移してしまったということはこのまま寮に戻るとお姉さまにも移してしまうことになりかねませんの。」
黒子「幸いお姉さまは感染したような様子はありませんでしたのでお姉さまに迷惑をかけるわけには・・・。」
上条「だけど・・・ほら・・・。」
黒子「それに他の場所へ行って知らない誰かにうつしてしまっては大変なことになりますわ。」
黒子「なので今晩は上条さんのお世話をさせてもらいますの!!」
上条「あ、ああ。なら。でも着替えとかどうするんだ?」
黒子「昨日お姉さまが支部に多めに着替えをもってきてましたので余裕はありますの。」
黒子「な、なのであきらめて私に看病されますのっ!!」
そろそろ眠くなってきたから後まかせた。
明日休みだから昼に残ってたら続きやるかもです。
じゃあの。
上条「そ、それならしょうがないよな・・・・。」
黒子「では、早速準備をしますので横になっててくださいまし。」
上条(女の子が泊まりに来るなんて・・・・。熱もあって体がだるいとはいえ・・。)
上条(新しい試練なのかこれは・・・・・。)
上条(もし健康な状態だったらなんか邪な考えを抱いてしまいそうだ・・・。)
上条(何もかんがえるな。寝よう。寝るんだそれがいい!!)
インデックス「とうまが悪魔の誘惑と戦っているような気がするんだよ!!」
インデックス「信じているんだよとうま・・・!!!」
インデックス「でもおなかがすいたからご飯にするんだよ!」
黒子「野菜を手ごろな大きさに切って・・・・・・。」
黒子「魚は下ごしらえをして・・・・・・・・。」
黒子「あとはアクをとりつつ順番に煮込んで・・・・・」コトコト
黒子「おっと、火加減にも気をつけませんと・・・・・。」コトコト
黒子「勢いで泊まることになりましたけど・・・・・。」
黒子「上条さんはお姉さまの想い人・・・・・。」
黒子「だというのに私は・・・・・・。」
黒子「私は・・・・・・・・・。」ポロッ
黒子「湯気が染みますの・・・・・。」
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「うーん・・・・・・・・・。」ゴロゴロ
上条「だめだ・・・・・寝られない・・・。」
上条「白井・・・か・・・・・・・なんでこんなに意識しちまうんだ・・・・。」
黒子「上条さん。お粥あたためましたの。今作ってるのは明日味が染みこんでおいしくなりますので」
黒子「今日のところはお粥で我慢してくださいまし。」
黒子「(さっきみたいなのはもうやらないようにしないといけませんの・・・。)」
上条「あ、ありがとう白井。」
上条「(意識するな意識するな)それじゃあ、いただきます。」
上条「もぐもぐ(あ、そういえばさっきは食べさせてもらってたんだ・・・。ちくしょう恥ずかしいな////)」
上条「し、白井もさ。食べないと・・。」
黒子「え?は、はい。いただきますわ。」カチャ
黒子「上条さん用だと薄いので私は梅をたたいたものを入れて・・・。」
黒子「うん、われながらすばらしい出来ですわ。」
上条「やっぱりお嬢様学校って料理習ったりするのか?」
黒子「いえいえ、包丁を握ったことのない生徒もいるくらいですから全くと言っていいほど。」
黒子「中にはカレーの作り方がわからないまま適当に野菜を切ったりすりおろしたりする生徒もいますの。」
上条「とんでもないカレーができそうだな。」
黒子「いえ、知らないだけですのでその後は作り方を聞いてちゃんとしたカレーができましたの。」
上条「ああなるほど。知らないだけで不器用ってわけじゃあないってことだな。」
黒子「そういうことですの。」
上条「ごちそうさま。うまかったよ。」
黒子「だいぶ回復したようですわね。」
上条「少しだるさが残るくらいだがもう立って歩けるくらいだしな。」
黒子「それはいいことですわ。そのままお風呂に入ってきてくださいまし。」
上条「おう、わかった。」
黒子「私は洗い物をしておきますので、体の汚れを洗い流すくらいにしておくくらいで。」
上条「悪いな。白井。」
黒子「なんてことないですわ。」
黒子「はあ・・・・。この胸の高まり・・・・・いけませんわね・・・。」
黒子「私にはお姉さまがいるというのに・・・・。」
黒子「上条さん・・・・・。」
黒子「お姉さまが好きになるのもなんだかわかりますわ・・・・。」
黒子「ナイチンゲール症候群というのでしょうか?」
黒子「・・・・ちょっと違いますわね。助けていただいてるわけですし。」
黒子「今夜はまともに考えることはむずかしそうですの・・。」
上条「白井もシャワー使ってくれよ。」
黒子「わかりましたの。落ち着いたとはいえテレビとか見ないで横になっててくださいまし。」
上条「おう。」
黒子「では、失礼して。」
上条「・・・・・・・・・。」
上条「白井・・・・。風呂に入ってるんだよな。」
上条「やめろ何を考えてるんだ。」
上条「白井は・・・・。白井は俺のことを気遣ってくれてるのに。」
上条「最低だな俺って・・・・。」
黒子「ふう。いいお湯でしたわ。」フキフキ
上条「どういたしまして。(髪降ろした白井、かわいいな。)」
上条(って何考えてる!気にするな!考えるな!)
黒子「???どうかしましたの?」
上条「いや、なんでもない。俺そろそろ寝ることにするよ。」
黒子「それでしたら私もそろそろ。」
上条「ああ、じゃあ布団用意しないとな。」
黒子「横になっててくださいまし。私が用意しますわ。ここですわね?」
上条「そうそれ。本当に悪いな。」
黒子「ご迷惑をかけたのは私ですわ。このくらいのことなんて。」
上条「で、何で俺の横に布団を?」
黒子「看病と言ったではありませんの。傍にいないと看病になりませんの。」
上条(うわぁ・・。俺寝られるかな・・・・・。)
黒子(そう、看病ですの・・。これは看病ですの・・・・。)
黒子「電気、消しますわよ?」
上条「あ、ああ。」
上条(昨日からこれまでなんてありあえない展開なんだ・・・。)
上条(白井・・・・。いろいろありすぎたな・・・・・。)
上条(まさか白井がウチに来るなんて・・。インデックスが見たらかみつかれるじゃ済まないぞ・。)
上条(白井のことは・・・・。落ち着いてからちゃんと考えよう。)
上条(俺だけが気持ち先走ってもしょうがないからな・・・・・。)
黒子「・・・・・・。」モゾモゾ ギュッ
上条「!?白井?」
黒子「手・・・・・。握っててもかまいませんわね?」
上条「えっ・・・。」
黒子「そういえば昨日も握ってしまいましたわね。」
上条「あ、ああ。」
黒子「すごく辛くて・・・。すごく苦しかった私をあそこまでしていただいて」
黒子「本当にありがとうございました。」
上条「いや、あの時は俺も無我夢中でさ。白井が良くなって本当によかったよ。」
黒子「優しいのですわね。」
黒子「・・・・・。今日はこのまま手を握っててもかまいませんわね?」
上条「お、おう。」
黒子「・・・・・。これは看病の一環ですの。これで完治しなかったら許しませんわよ。」
上条「あ、ああ。」
黒子「それじゃあ、おやすみなさいませ。上条さん。」
上条「おやすみ。白井。」
翌朝
黒子「それじゃあ良くなったようなので失礼しますわ。」
上条「ありがとう白井。すっかり良くなったよ。」
黒子「これで貸し借り無しですわね。」
上条「ああ、また不幸な目にあって世話になりそうだけどな。」
黒子「その時は100倍にして返していただきますの。」
上条「倍くらいで簡便してくれ。」
黒子「わかりましたわ。きちんと倍にして請求しますの。」
上条「不幸だ・・・・。」
黒子「クスクス では、お姉さまもお待ちになっていますので。ごきげんよう。」
上条「ああ、またな。」
シュン
上条「行ったか・・・。」グウウ
上条「もぐもぐ 白井の作った煮物絶品だな。」
黒子「ただいまもどりましたの。お姉さま。」
御坂「あ、おかえりー。もう大丈夫なの?」
黒子「ええ、ばっちりですわ。お姉さまはなんともありませんの?」
御坂「なんともないわよ?」
黒子「安心しましたの。私を襲ったウィルスが感染する可能性がありましたので」
黒子「昨日は隔離されていたところでしたわ。」
御坂「あ、昨日ちょこっと言ってたあれね。うん。バッチリ何の問題もないわ。」
黒子「お姉さまも感染すればあの殿方に看病してもらえるのではなくて?」
御坂「!!!!!!!その手があったか!!!黒子!!!いますぐあたしにウィルスよこしなさい!!」
黒子「いえ、もう完治しましたので・・。それにここで倒れてもあの殿方はここに入れませんわよ?」
御坂「くっそおおお。何できづかなかったんだろあたし。あああああ」バタバタ
御坂「あたしもあいつが心配して看病してくれるような病気にならないかなー。」
黒子「お姉さま・・・。キツイとかそんなレベルじゃあらいませんでしたのよ?」
御坂「あいつにあんなことしてもらったりこんなことしてもらったり」ブツブツ
黒子「もう黒子の声が届かないところまで行ってしまわれましたの・・・。」
御坂「ウィルスーーーーあたしのところにこおおおおおい!!」
佐天「ねえ初春、昨日気になって調べてもらったじゃない?」
初春「佐天さんの能力ですか?」
佐天「あたしにも能力ができたみたいなんだよ。」
初春「すごいじゃないですか!どんな能力なんですか?」
佐天「えーっと、どれどれ?」
佐天「あるウィルスを悪性にして急激に増殖させる能力、かぁ」
おわり
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