真美「亜美が死んでから5年…か…」(112)
あの日もこんなに晴れた日だった気がする。亜美が…妹がこの世を去ったのは…。
真美「っと…もう事務所か。暗い顔しちゃいらんないしね…」
ガチャッ
真美「おはようございます。小鳥さん、プロデューサーさん」
私はあの日から…変わった。
小鳥「あら、真美ちゃんおはよう。この前のグラビアの見本誌あがってるわよ」
真美「そうですか。後で確認させていただきます。あの…プロデューサーは?」
小鳥「プロデューサーさんなら今日は春香ちゃんについていったわよ?」
真美「そうですか…わざわざ忙しいのにありがとうございます」
真美「あの今日のスケジュールって特に入っていませんでしたよね」
小鳥「そーねぇ…じゃあ今日はもう上がりにする?」
真美「そうですね…来たばかりですがそうさせていただきます」
小鳥「お疲れー!」
真美「えぇ…また明日」
私は仕事がない日もこうして事務所にできる限り毎日出入りするようにしている。
あの事務所にはまだあの子がいる気がして…寂しがってるんじゃないのかって…
そんなことないのに…
真美「亜美…………」
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小鳥「ふぅ…仕事も一段落ね…」
小鳥「それにしてももうすぐ5年か…」
小鳥「年相応とはいえ、すっかり変わっちゃったわね」
小鳥「真美ちゃん…まだ辛いわよね…」
真美「ただいま」
……シーン…
真美「まぁ誰もいないよね…」
昔は二人で「ただいま」「おかえり」っていいあったものだ。だからこそ今のこの一人きりの状態に耐えられそうにないのだけれど…
真美「うっ…ひぐ…亜美…亜美ぃ…」ポタ…ポタ…
寂しいのは私だよ。亜美…ごめんね駄目なおねぇちゃんで…
ひとしきり泣いた。こんなに泣いたのは久しぶりかもしれない。やっぱりもうすぐ5年ってこともあるからだろうか…
真美「今日はとりあえずお風呂に入って寝よう…」
ご飯を食べる気力さえ今の私にはなかった。
真美「お休み…亜美…」
真美「……」
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真美「もう朝か…」
真美「今日はドラマの撮影があったっけ…」
学校に欠席を伝える。私はもちろん高校に進学したが仕事の影響もあり卒業できるだけの単位・出席日数分しか出ていない。
学校に行ったところで私だってアイドルなのだ…まともな授業にもならないし、正直意味もない。
真美「とりあえず事務所に顔だそう」
今日は確か現地集合だがとりあえず小鳥さんと「あの子」に顔だけ見せておこうとそう思った。
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真美「おはようございます。小鳥さん」
P「あぁ真美か…おはよう」
真美「プロデューサー…おはようございます」
今日は小鳥さんはいなくてプロデューサーがいるらしい…
P「あれ?今日は現地集合じゃなかったか?」
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真美「はいそうです。行く前に顔だけ出しておこうと思いまして」
P「ん。いいことだぞ偉いな真美は」
真美「いえ…私としては皆さんに支えていただいている身ですから」
もちろん本心だ。「あの子」だってここにプロデューサーや小鳥さんがいてくれれば安心だろう。
真美「それでは行ってきます」
P「おう。いってらっしゃい…」
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P「大人になったな…真美…けどあの頃のお前の方が…」
P「いや、どうにもならなかった。そうだ…」
P「…本当にそうかな………」
撮影は順調に進む。私はあの日から一切の失敗を自分に禁じた。
言われたことは100%こなす。無理と言わない。今までの自分を戒めるために。
「あの子」の分までアイドルをやるために…
スタッフ「真美ちゃん、今日も良かったよ」
真美「はい。ありがとうございます」
スタッフ「その…ちょっと表情が…いや!なんでもないや!気にしないで!」
真美「はぁ…?そうですか」
なんだったんだろう?表情が…?少し硬かっただろうか…いや…そんなことはない。
今回だって完璧だった。完璧だけが今の私を支えているものだから。
真美「お疲れ様です」
スタッフ「お疲れ!また次よろしくね!」
真美「はい。お先失礼します」
今日の仕事も終えた。事務所に戻ろう。本来なら電話で報告して帰宅でもよいのだが私は一刻も早く事務所に戻りたかった7.
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真美「戻りました」
P「おーお疲れ!どうだった今日の撮影は?」
真美「極めて順調といったところですね」
P「そっかそっか…」
真美「プロデューサーは今日はずっと事務所に?」
P「ん?あぁ、春香と千早がね…アイツらも二十歳超えたからなーって」
真美「プロデュースの方針ってことですか?」
P「ん!正解って感じかな」
よくよく考えればこの人は今日はオフのはずだ。休んでてももやもやして事務所まできてしまったんだろう。
本当に昔から変わらない…真面目で誠実なお兄さん…
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P「おい!真美!真美!」
P「まいったな…寝ちゃった…疲れてたのかな?いや……疲れてるだろう」
P「真美、そんなに肩ひじ張らなくてもいいんだぞ」ナデナデ
真美「ん…にぃ…ちゃん…にぃちゃん…」スゥースゥースゥー
P「真美……」
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真美「ん…こ、ここは…事務所?」
P「おー!真美起きたか」
真美「ぷ、プロデューサー!ああれ?私いつ寝て…ってすみませんでした!」
P「いいのいいの。コーヒー飲むか?」
真美「あっはい…いただきます…」
しまった。完全に油断してた。これは、いつぶりの失敗だろう。事務所の中で「あの子」が笑ってる気がする。
P「ほい!砂糖2つで良かったよな」
真美「ありがとうございます…」
ズズゥー…
………ズズゥー…
P「なぁ…真美」
真美「なんでしょう?」
P「無理するな…」
真美「何のことですか?」
いきなり何を言っているのだろう?よくわからない。
P「真美。そのまま眼…触ってみな」
真美「はい?」
真美「………え…」
濡れてる…私は…泣いてた。泣いていたのだろう。自分でさえ気づかないところで。
P「真美、お前一人で背負いすぎなんだよ…」
真美「そ、そんなことありません!」
P「嘘つくな!」
真美「嘘じゃありません!」
大嘘だ。一人で泣いてるくらいだったらみんなで笑っていたい。ホントはもっと馬鹿やっていたい。それが…私。それが…私達。
P「真美…俺…そんなに頼りないかな」
真美「そんなこと言っているんじゃ…」
P「真美…今まで言いにくかった…」
真美「何が…ですか…?」
言わないで…お願い…「あの子」のことは…
P「亜美があの日…いなくなってから、お前…どうしたんだよ」
真美「…あ…あ…」
P「真美?おい!真美!?」
真美「いや…一人に…しな…いで…」
P「真美!真美!」
ごめんね…ごめんね…おねぇちゃんが代わりになれば良かったね…
真美「亜美…亜…美…ごめ…ん…」ポロポロポロポロ…
P「真美…すまない…真美ぃ…」ギュゥゥゥゥ
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あの日…私達…私とプロデューサーと「亜美」は一緒にオーディションへ向かった。
オーディションはAランクへの昇格をかけたオーディション。合格者は1名のみ。難関だった。
亜美「真美ー!今回ばっかりはライバルだかんね!ぜーったい負けないから!」
真美「んっふっふー!亜美には姉の実力をとくと見せつけてあげるよ!」
亜美「いったなー!」
真美「とーぜんしょ!」
P「こらこら!亜美も真美も、オーディション前に怪我したらどうするんだ!」
亜美・真美「はーい!兄ちゃんごっめーん!」
P「心がこもってないな…」
亜美「んー!待ってよ!兄ちゃんはどっちが合格すると思う?」
亜美がそんなこと言い出した。
P「亜美…また馬鹿なことを…お前らは実力としては他のアイドルを圧倒するだろう」
亜美「おおう!さっすが兄ちゃん!わかってる!」
P「けど亜美と真美で比べると正直真美の方が上だ…」
亜美「兄ちゃん…オーディション前にそこまでズバッという?」
P「おう!もちろんいうさ。だから実力以上を発揮してみろ!亜美!」
亜美「おう!もちろんだ兄ちゃんも乗せるのがうまいね!」
P「はっはっは!俺はプロデューサーだからな!真美もいつも通り実力出し切れば大丈夫だから!」
P「二人とも頑張れ!!」
亜美・真美「うん!」
ごめんね…亜美…兄ちゃん、今回は亜美に譲ることにしてるんだ…だって真美はおねぇちゃんだもん。我慢…しなきゃね…。
オーディションが終わった…合格者は…
審査員「今回のオーディション合格者は…」
亜美「ゴクリ…」
P「ゴクリ…」
真美「…」
審査員「双海亜美さんです」
亜美「…ふぇ!?」
P「亜美!」
亜美「えぇ!亜美!?」
P「そうだよ!お前だよ!」
亜美「亜美なの!?ホントに?」
真美「亜美…良かったね」ニコ
亜美「真美ぃ…ありがとー!」ギュッ
よかったね…亜美。念願のAランクアイドルだよ?トップアイドルも目の前だね…姉として喜ばしいよ。
真美「うん…本当によかったね。亜美」
亜美「うん…うん…」グズグズ
P「亜美!ホンット良かったな!良かったな!」
亜美「兄ちゃん良かったしか言ってないしー」グスグス
P「うるへー…」グスン
真美「あー!兄ちゃん泣いてる!」
P「うるへー!!!」
亜美・真美・P「あははははは」
帰り道も兄ちゃんが泣き出したり、亜美が泣き出したりで大変だった。あの瞬間まですごく…幸せだったのに…
P「そういえば真美は今日調子悪そうだったな…」
真美「そ、そんなことなかったしょ!真美だって実力出し切ったんだから!」
流石兄ちゃん…スカウトから今までずっと一緒だったこともある。どこかで引っ掛かりを覚えたんだろう…
亜美「…」
真美「ねぇ?亜美!今日の真美すごい真剣だったっしょ?」
私はここで亜美に話を振ったこと。亜美の本心を見抜けなかったこと。一番後悔している。
亜美「…Do-Daiの入り、ダンスのキレ、いつも通りじゃなかった」
真美「え…?亜美、どうしたの…」
亜美「声も…いつもより通ってなくて、おかしかったよ真美」
真美「なんで…そう思ったの?」
亜美「真美…亜美はね、今回のオーディション絶対真美が受かるって!そう思ってた」
亜美「だけど…受かったのは亜美。亜美なんだよ…なんで!なんで真美じゃないの
亜美「妹の亜美が!真美に勝てるわけないじゃんか!」
真美「あ、亜美…けど実際受かったのは亜美っしょ!真美は受かんなかった!実力が足りないのは真美だったってことっしょ!!」
亜美「うそつき…手を抜いたくせに…」
真美「え…」
それは初めてといっていい。亜美が…妹が初めて見せた私への敵意。正直怖かった。逃げたかった。泣きたかった。
亜美「兄ちゃん…おろして…」
P「あ…亜美、いや…もうすぐ事務所なんだが…」
真美「勝手にすれば…」
P「真美!!」
亜美「勝手にするよ!!おろして!!」
P「おい亜美!亜美ー!!!」
真美「フン!亜美の分からず屋!」
私は後悔している。これが「あの子」との
最後の会話になるなんて…知らなかったから…
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P「ただいまー!」
真美「ただいま…」
小鳥「ぷぷぷプロデューサーさん!!!!!!!!!!!!!」
P「小鳥さん!?どうしたんですか?」
小鳥「亜美ちゃんは!亜美ちゃんはどこに!!」
P「亜美…ですか?さっき近場のコンビニにおろしましたけど…」
真美「フン!」
小鳥「あ…ああ…嘘…じゃあ…ホントに…」
亜美は…死んでしまった…なんてことはない交通事故。
しかも亜美の信号無視だという。きっと私のことに余程腹を立てていたのだろう。
普段は信号無視なんて絶対にしない子なのに…
真美「うそ…嘘だよね…うそっていってよ…ぴよちゃん?ねぇ…」
小鳥「真美ちゃん?落ち着いて…ねぇ」
真美「嘘だよ…信じないもん…亜美…いるんだよね…」
P「真美…とにかく病院へ」
真美「亜美…亜美…亜美…」
P「くそ!!!!」
双海父「亜美…くそ…駄目か!!…私に力があれば…すまない…亜美…亜美ぃ…」
双海母「あなた…う…うぅぅ…」
P「嘘だろ…」
真美「亜美…ごめんね…ごめんね…ごべん…なざい…」
P「真美…お、おれのせいだ…俺が…俺がぁ…ちくしょう…」
双海父「あなたのせいではありませんよ…うちの娘が急に飛び出した…それだけの…それだけの…うっ…」
P「本当に…すみません…うっ…うぅ…」
真美「亜美…亜美のファンはどうするの…?亜美…こんなところで死んじゃやだよ…」
真美「亜美ぃ…亜美ぃ…謝るからぁ…謝るから、やっとAランクなったじゃん!ねぇ!亜美」
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真美「亜美!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
P「良かった…目…覚めたか?」
真美「うん…心配かけてごめんなさい」
P「いいんだよ…落ち着いたか」
真美「はい。あの子のことプロデューサーも考えていてくれたんですね」
P「当たり前だ。あの日のことは忘れもしないよ…いや、お前らをスカウトした日から何も忘れてなんかいない…」
真美「そうですか…」
真美「私…変わりましたね…」
P「あぁ…」
真美「今になって気づいたんです…私上手く笑えてないんじゃないかって…あの日以来心から笑ってないって」
P「…そう…かもな」
真美「今日の撮影でも直接は言われてないけどそんな感じでした」
真美「私はずっとあの子の…あ…あ…あ、亜美のことを…」
P「大丈夫か…?」
真美「はい…。亜美のことを忘れないよう、忘れないようって、心に鍵をかけていたようです」
真美「そうしたら、笑顔も一緒に仕舞い込んじゃったみたいです…はは…ははは…」
P「真美…その鍵…外せないか…」
真美「えっ?…」
なにを言っているんだろう。この鍵を…心の鍵を外してしまうと私はきっと…壊れてしまう。
プロデューサー…私は…私は…。
④
P「耐えきれない分は俺が支える」
P「もともと俺が背負わなきゃいけない分の罪でお前が背負う必要はないんだよ…真美」
真美「プロデュー…サー?」
P「俺は…あの日から…いやずっと前からお前を見てきた」
P「俺はこんなおっさんで…お前はその…女子高生だ…変態だと思われるかもしれん…」
P「そんな俺じゃあ駄目か…お前を支えてやりたい…そんな俺じゃ、駄目…か…」
真美「プロデューサー…」
P「いけるか…?」
真美「はい…」
P「じゃあゆっくりはずして行こう」
真美「はい…」
亜美…亜美…亜美…亜美…ねぇ…亜美…答えてよ…
……………亜美………
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_________
亜美「ねーまみー」
真美「なにーあみー」
亜美「あみはしょうらいどーすんのー」
真美「うーん…ぱぱとーままのおしごとてつだうー!」
亜美「えーそんなのめんどくさーい」
真美「もーあみったらー。そういうあみはどうするの?」
亜美「うーん?あいどる!うたっておどってじぶんがたのしくいきてくの!」
真美「あ!ずるい
>>73訂正
亜美「ねーまみー」
真美「なにーあみー」
亜美「まみはしょうらいどーすんのー」
真美「うーん…ぱぱとーままのおしごとてつだうー!」
亜美「えーそんなのめんどくさーい」
真美「もーあみったらー。そういうあみはどうするの?」
亜美「うーん?あいどる!うたっておどってじぶんがたのしくいきてくの!」
真美「あ!ずるい!まみも!まみも!」
⌒ ヾ 、ミ川川川彡
r/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 ヽ ミ 彡
/. ノ( (゚ッ)/  ̄ ̄~ヽ ヾ 三 は 駄 三
/ ⌒ ト、.,.. \丶。 三 早 め 三
彳、_ | ∴\ ヽ 三. い だ 三
| ) r‐ / ノ( \\ |∴ 三 、 三
| ⌒|⌒ ヽ ヽ | 。o 三. こ ま 三
ノ( / | | / 三. ら だ 三,.
.⌒ / ヽ|/゙U 三 え え 三
/ u 三. る ん 三
三 ん だ 三
彡 だ | ミ
彡川川川ミ.
真美「あっでも…」
亜美「んー?どうしたのまみ」
真美「まみ、およめさんにもなりたい…」
亜美「もーまみはよくばりだなぁ!」
真美「いいもん!まみはおねぇさんだからね!」
亜美「じゃあ!アイドルだけは負けないかんね…」
真美「うん。真美も負けないよ」
亜美「アイドルなんだから笑っていかないとダメっしょ!!」
真美「うん…ごめんね亜美…」
亜美「ほら…行った行った!!あっちで兄ちゃん待ってるよ!」
真美「うん…ありがとう亜美」
亜美「じゃあね…おねぇちゃん」
亜美「頑張るんだよーーーーーーーーーーーー!!!!」
P「痛いか…?」
真美「はい…」
P「じゃあゆっくり動いて行こう」
真美「はい…」
_________________
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真美「はぁ…はぁ…うぅ…亜美…ありがとう…ありがとう…」
P「真美?」
真美「うぅ…にい…ちゃん…。兄ちゃん…」
P「真美…」
真美「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん」
P「うん…泣きな…ずっとついいててやるから」
真美「あああああああああああああああああああああああああ」
半分寝てるのか誤字脱字ひどいわ
P「今度こそ大丈夫か?」
真美「はい。ご心配おかけしました」
P「あら?また戻った?」
真美「い、今更あんな子供っぽい性格でいられませんから…」
P「そっか…18だもんな」
真美「というかプロ…に、兄ちゃんはずっと前から好きって…」
P「!?」
真美「スカウトの時小学生じゃん!へ…変態!」
P「へ、変態でもいいじゃん!」
真美「うー…あははははは…兄ちゃんのばーか」
P「なんだとー!」
真美「嘘…大好きだよ。兄ちゃん」
P「うぐ…馬鹿はお前だ…心配掛けやがって…馬鹿」
真美「うん…真美馬鹿だから、兄ちゃんが支えて…ね?」
P「もちろんだ」
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/ ヽ _─==三≡≡ ̄==
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| _== ̄ ̄
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/ ト、.,../ ,ー-、 _人人人人人人人人人人人人人人人_
=彳 \\‘ ̄^ > えんだああああああああああ! <
\\ \  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^Y^^ ̄
/ `ー-'  ̄==二= ̄=====三 _
./  ̄ ̄===== ̄_ ̄ ̄ ̄==三三三 ___
===== ̄======= ̄ ̄_==三三
小鳥「もう5年たつんですね…」
P「はい。あの子はきっと元気でやっていますよ」
?「プロデューサー、準備できてますか?」
P「あぁ!今いくよ!真美!」
真美「遅いですよ…」
P「ごめんってば…」
真美「ばか兄ちゃん…」
P「何か言った?」
真美「なーんも!!!」
亜美へ
亜美がいなくなってからいろいろ考えたけど答えは出そうにありません。亜美は私の半身。だから今だってずっと一緒でいいよね。
亜美の夢「トップアイドル」は絶対に真美が叶えてみせるから。
みててよ!亜美!
真美より
終わり
おやすみ
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