>>1初の苗霧モノ
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苗木「もうそのしゃべり方やめてもらえないかな?」
霧切「おこなの?」
苗木「いや、怒ってるわけじゃないけど。元に戻してもらえないかな?」
霧切「マヂ無理」
苗木「せっかく霧切さんと恋人同士になれったていうのにいったいどうしちゃったのさ?」
霧切「ぅちは誠のためにやってるんだょ?」
苗木「いや、意味分かんないよ…」
葉隠「お、苗木っち!と霧切っち!」
苗木「やぁ葉隠君!いいところに来た!」
葉隠「ん?どうしたんだべ?」
苗木「実は霧切さんのしゃべり方が変なんだよー」
霧切「全然変ぢゃないんですけどぉ~」
葉隠「ホントだ!これは大変だべ!しゃべり方おかしくなってるべ!」
霧切「お前がゅぅーなし!」
葉隠「…」
苗木「ね?どうしたら治るかな?」
葉隠「俺の占いによると……不二咲っちが知ってるべ!俺の占いは三割当たる!」
苗木「ありがとう葉隠君!ちょっと不二咲さんに会いに行ってくる!」
………
……
…
苗木「あ、不二咲さん!大変なんだよ!」
不二咲「あ、どうしたの?そんなに慌てて」
苗木「いやぁ、霧切さんが今朝からおかしいんだよ!昨日なんかあったのかなぁ……」
霧切「
昨日ってゅうのゎ。
おととぃの後にくるの。。
百年たっても千年たっても昨日は一昨日の後。
おととぃつよぃ。。
勝てない。
もうマジ無理。明日まで寝ょ。。
」
不二咲「ホントだー。どうしちゃったんだろ?」
苗木「え?不二咲さんもしらないの?てっきりまた不二咲さんの変な発明かと…」
不二咲「えー!苗木君、酷いよー!僕はただのプログラマーだよ?どっかの博士と一緒にしないでよー」プンプン
霧切「誠はゥチ以外としゃべっちゃダメ!」
苗木「えぇ!!それは酷いよー。僕は霧切さんを元に戻そうとしてるのに…」
不二咲「ねぇ苗木君。気づいたんだけど、霧切さんのしゃべり方ってギャルっぽくない?」
不二咲「もしかしたら江ノ島さんならなんか知ってるんじゃないかな?」
苗木「確かに!ありがとう、不二咲さん!江ノ島さんに聞いてくる!」
………
……
…
苗木「江ノ島さん!ちょっと相談があるんだけど…」
江ノ島「あ?相談??」
苗木「うん。霧切さんのしゃべり方がなんかおかしくなっちゃって…」
霧切「ゥチ以外のヒトと話さなぃでってぃったぢゃん!ゥチのことゎもぅどぉでもぃぃってこと?」
苗木「ほらなんか言葉がギャル語っぽくなってるんだ!」
江ノ島「うぷぷぷぷ。せっかくできた彼女がおかしくなっちゃたなんて、それは絶望的だね!」
苗木「笑ってる場合じゃないよー。江ノ島さんなんか知らない?」
江ノ島「なんで私が知ってるんだよー。そんなの本人に聞けばいいじゃん。」
苗木「さっきから聞いてるんだけど……どうしてなの霧切さん?」
霧切「ゥチゎさっき誠のためってぃったよ?ゎかってくれなぃなんてぃみゎかんない。。」
霧切「それにさっきヒントあげたぢゃん?」
苗木「ヒント??」
霧切「もぅ…ゥチ今おこなんですけどぉ」
霧切「ぢゃぁにぶちんなまこチンためにもう一個ヒントあげるね?」
霧切「
苗木誠ってゅうのはローマ字で書くと「naegi makoto」
並べ替えると「enigma to koa」
そう。。
エニグマとコア。。
マヂ謎過ぎ。。
マリカしょ・・・
ブフォォォォォォオオンwwwwwwwwヒャッッッハァァァァアwwwwwwwwwwwwwww
」
苗木「えっ??今のヒントなの??もしかしてさっき不二咲さんのところで言ってたやつもそうなの?」
霧切「あたりまえぢゃん!」
苗木「…」
苗木(霧切さんがおかしいのは今朝から。そして昨日は一度も会えていない。)
苗木(おそらく昨日なにかあったんだろう。)
苗木(そういえばさっき昨日とか一昨日とか言ってたっけ?)
苗木(一昨日は確か僕のうちでおうちデートした時だ)
【回想】
苗木「ここが僕のうちだよ霧切さん」
霧切「苗木君の家らしい平凡な家ね」
苗木「平凡でごめんね(汗)」
霧切「いえ、そういう意味じゃなの。家庭的で幸せそうって思って…」
霧切「本当は私もこういう家で家族揃って生活したかったわ…」
苗木「霧切さん……大丈夫。これからは僕が君を幸せにするよ」
霧切「そうね。ありがとう」
苗木「さ、中にはいってよ!」
霧切「えぇ。おじゃまします」
ガチャリ
妹「あ、お兄ちゃん!その人が前言ってた彼女さん?」ニヤニヤ
苗木「うん。そうだよ」///
霧切「霧切響子よ。よろしく」
妹「お兄ちゃんの妹です!お兄ちゃんと毎日お風呂一緒に入ってまーす!」
霧切「」
苗木「こ、こら!いきなり誤解されるようなこと言わないでよ!」
苗木「さ、早く僕の部屋に……」
霧切「あら、私はもう少し妹さんとお話がしたかったのだけれど」
妹「え!じゃあ一緒に遊ぶ??」
苗木「いやいや、いいって!」
苗木「僕の部屋に入ってきちゃダメだよ?」
妹「はーい…」シュン
~苗木誠の部屋~
苗木「ふぅ……」
苗木(どうしよ、霧切さんと二人っきりになれたのはいいけど、緊張し過ぎて何したらいいかわからないや)
霧切「ちょっと暑いわね、この部屋」スルリ
苗木「ごめんね。今冷房入れるね」ピッ
苗木(霧切さんが上着脱いでるとこ初めてみた!)
苗木(汗でワイシャツがくっついてて……それに意外と胸あるんだな)ギンギン
苗木「………」ドキドキ
霧切「………」
苗木・霧切「「あの」」
ガチャ
妹「あ、お菓子とジュース持ってきました~」
苗木「ありがと…でも勝手に入ってきちゃダメって言ったじゃん!」
妹「てへぺろ」
苗木「しかもノックぐらいしてよね!」
妹「はーい!もう邪魔しませんよーだ」
…………
…………
…………
苗木「はぁ。なんか疲れた。」
苗木「あ、お菓子どうぞ」
霧切「ありがとう。頂くわ。気の利く良い妹さんじゃない」
苗木「うん。でももう少しお兄ちゃんを放っておいて欲しいんだけどなぁ」
霧切「あなたってホント皆に愛されているのね」
苗木「いやぁ、そんなことは…」
霧切「照れる必要はないと思うわ。それもあなたの素晴らしいところの一つだと思うの」
苗木「そ、そうかな」///
…………
…………
…………
苗木「霧切さんってポテチ食べるときは手袋外すんだね!」
霧切「だってこの手袋、汚いじゃない」
苗木(自覚あったんだ……)
霧切「それに苗木君の前ならもう外しても構わないわ」
苗木「………」
霧切「それで、私たち、何をするのかしら?私、男女交際って初めてで何をするのかよくわからないの」
苗木「そ、そう?」ドキドキ
苗木(エッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたいエッチしたい)
苗木「じゃ、じゃあゲームでもしよっか」
霧切「えぇ、いいわよ。でも私、初めてだからちゃんと教えてよね?」
苗木「うん。もちろんだよ!」
苗木(なんでこんなヘタレなんだ、僕は!!)
………
……
…
霧切「シネッシネッ」
苗木「霧切さん人が変わってるよ……イタッ」
霧切「ふふふ。どうやら私の赤甲羅が命中したようね」
ブフォォォォォォオオン
ピロリロピロリロピロリロ
霧切「……そこでサンダーを使うなんて、苗木君のくせに生意気よ」
ヒアゥイゴー
ヒアゥイゴー
霧切「ヒャッッッハァァァァア!!!!!」
霧切「どうやらまた私の勝ちのようね」
苗木「霧切さんすごいや。初めてやったのにどうしてそんなに速いの?」
霧切「さぁ、なんでかしら?それにしても苗木君のアイテム運のなさは一体なんなの?最後の雷以外全部バナナだっ
たじゃない」
苗木「いやぁー知らないよ……全然超高校生級の幸運じゃなかったね」ハハ
………
苗木「ちょっとトイレ行ってくるね」
霧切「えぇ」
~トイレ~
苗木(結局マリカーやり込んでしまった……僕は何をやっているんだ)
苗木(もうすぐ親が帰ってきちゃうし……)
ゴージャバー
苗木「はぁ…」
ガチャリ
苗木「おまたせ、霧切さん」
霧切「いえ、平気よ」
苗木「そろそろ片付けよ。もうそろそろ親が帰ってきちゃうから……」
霧切「わかったわ。」
………
………
………
霧切「今日は楽しかったわ。ありがとう」
苗木「こっちこそ。来てくれてありがとう!」
霧切「またおじゃましてもいいかしら?」
苗木「もちろんだよ!」
霧切「ありがとう。じゃあまた学校で」ノシ
苗木「うん。じゃあね」ノシ
【回想おわり】
苗木(思い出して見たがどこもまずそうな所なかったぞ…)
ただのよくできた苗霧モノじゃないか!
苗木(ん?まてよいや一箇所あるぞ!霧切さんの行動を把握できていない時間帯…)
苗木「霧切さん、この間僕の家に来た時、僕がトイレに行っている間なにか変なことした?」
霧切「………」
苗木(回答は沈黙……つまりYESってことか。まさか…)
苗木「もしかしてベッドの下とか見た???」
霧切「ぅん」///
苗木「ッ!!!!」
【霧切サイド】
苗木「ちょっとトイレ行ってくるね」
霧切「えぇ」
霧切(苗木君、全然襲ってこないじゃない…)
霧切(男の子の家にお呼ばれしたら必ずエッチなことがあるって、この『初彼を虜にさせる10の法則』にあったのに……)
霧切(そうか。もしかして私に魅力がない??)
霧切(相手の女性の好みを知るには)ペラ
霧切(……なるほど、そういうことね!)
……
……
霧切(あったわ。ベッドの下にお宝が。こんなに沢山。。。)
霧切(っ!!しかも全部ギャルものじゃない!!)
霧切(やっぱり苗木君、私に女性としての魅力を感じてないんだわ……)
*****
苗木「ごめん霧切さん!僕がギャルものだけを集めてたのは……ギャルが嫌いだからなんだ!」
霧切「えっ??」
苗木「本当は霧切さんみたいな同年代の女子高生が一番好きなんだけど……その…」
霧切「その?」
苗木「好きすぎて全然ヌケないんだよ!!!!」
霧切「!?」
苗木「学生風の女の人を見ると思い出しちゃうんだ……霧切さんとか、舞園さん、あと妹のこと」
苗木「みんな僕にとってはすごく大切な女性たち……」
苗木「大事な人、好きな人をそういうことに使うのはいけないことだって、思っちゃって…」
霧切「そう……てっきり私に魅力がないものかと…」
苗木「そんなことない!霧切さんはすごく魅力的だよ!」ギュッ
霧切「あっ///」
*****
愛ってゅうのゎ。。
アルファベットでエッチの後にあるの。。
でもぉ、それは欧米での話。。
日本ではあぃが一番さぃしょにくるの。。
全ての始まりが愛。。
一方宇宙はビッグバンという巨大な火の玉から生まれた。。
そぅ。。これはもう
愛=ビッグバン
愛って熱すぎ。。
もうマジ無理。オワリにしょ…
【おしまい】
*****
【エピローグ】
苗木「ところで霧切さん。その言葉どこで知ったの?」
霧切「私てっきり苗木君がギャル好きだと思って、それで江ノ島さんに相談したの」
苗木「江ノ島さん!?」
江ノ島「え?アハハハ」
霧切「そしたら、この言葉を使えるようになったらギャルの仲間入りだっていっぱい資料を渡されて…」
霧切「頑張って昨日全部覚えて、使えるようにしたの…」
苗木(完全に頑張りどころ間違ってるよ…)
苗木「僕は普段の霧切さんが一番好きだから、もうそんなことしちゃダメだよ!」
霧切「苗木君……」
霧切「わかったわ。なら私からもお願い」
霧切「あのコレクションは全て破棄して頂戴」
苗木「え、それは……」
霧切「妹にバラすわよ」
苗木「わ、わかりました!それだけはやめて…」
【ほんとにおしまい】
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