少女「私も連れてって!お願い!」男「はあ!?」(259)

男「明日で2年か・・早いなあ・・・」

男「ほんっとつまんないとこだなーここ、何が花の東京だよ・・」

男「上京した頃はもっと・・こう、やる気まんまんだったのに・・・」

男「今やホステスだもんな・・ははっ、笑えねー」

~♪

男「ん?」

すまん、ホストに脳内変換頼む
途中で性別入れ替えたんだった

男「げぇっ!またこいつかよ!しつこいなあ!」パカッ

自称彼女「私といっしょになってよ!」

男「ハッ、黙れ金目当てのガバマンが」パタン

男「んー、で親友も結婚しちゃったしなー。結局は高校の彼女とだもんな、あいつ」

男「・・・今の俺と、どっちが幸せなんだろ・・・」

男「寝よ寝よ!おいでミッコ!」

猫「ナーオ」

男「雨やまないな」

~♪

男「チッ、またかよ・・」パカッ

主婦「ねえ、次いつ空いてるかな?」

ビッチ「私、欲しいバッグあってさー」

男「死ね」パタン

男「金と体しか見てないんだよーこのクズ共」

猫「ナーオ」

男「心には何も無いのかねー?」

猫「・・・」

男「・・・もう、どっか行こうかな・・」

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少女「・・今日も帰ってこないんだ、お母さん」

少女「また一人で寝なきゃいけない・・・」

少女「嫌だな・・・」

少女「今日はあの夢見ませんように・・・」

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父2「おじゃましまーす」

母「もう、ただいまでいいのよ」

父2「ははっ、それもそうか」

少女「あっ、お母さんおかえり・・・その人誰?」

母「今日からあなたのお父さんになる父2さんよ」

父2「よろしくね、少女。はい、これお小遣い」

少女「あ、ありがとう」

母「さ、入って入って」

父2「おおっ、なかなか広いじゃないか」

少女「・・・」

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父2「おい、酒ねえぞ」

母「また昼間からお酒ばかり飲んで・・早くお仕事見つけてよ」

父2「うるせえぞ!お前もなつかねえ少女もよ!!」バキッ

母「うぅっ!」

父2「おらっ!てめえの躾がなってねえからだろーがよ!あ!?」ドカッ

母「ああっ!」

父2「だいたい、なんで俺がどこの誰が孕ましたかわかんねえガキを養わなくちゃなんねえんだ!!」バキッ ドカッ

母「や・・めて・・・お願い・・・」

男2「口答えすんなオラッ!」ドゴッ

母「あぅっ!!」

少女「・・うっ・・・・うっ・・」

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父3「初めまして、はいこれプレイステーション」

母「まあ!よかったわね!」

少女「う、うん」

母「・・父3さんが買ってきてくれたんだから、もっと喜んだらどうなの!?」

少女「ッ!・・ごめんなさい・・・」

母「あんたって何でも謝って済まそうとするから嫌いよ」

少女「・・・・ごめんなさい」

母「黙って!・・・ごめんなさいね父3、行きましょ」

少女「また、どこか行くの?」

母「・・・ええ」

少女「早く帰ってきてね・・・」

母「今日は帰らないから」

少女「え・・そんな・・・」

父3「おいおい、そんな冷たくしなくてもいいだろう・・」

母「そ、そうね・・・はいこれお金、これで晩御飯済ませてね」

少女「・・・わかった」

母「じゃあおとなしくしてるのよ」

父3「ごめんね、少女ちゃん」

少女「・・・・・」

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学校の帰り道にて

少女「今日はお母さん早く帰るって言ってた」

少女「変な男の人も今日はいないって言ってた」

少女「・・・・」ワクワク

少女「早く帰ろっ」

小娘1「ねえちょっと!」

少女「?」

小娘1「あんたのとこお父さんいないんだよねぇ」

少女「・・・うん」

小娘2「それなのになんであんたのとこ男の人が出入りしてるの?」

小娘3「しかも毎日違う人だし」

小娘2「何かあったの?」

少女「・・・」ピクッ

少女「もう・・しないって言ったもん」

小娘1「は?」

少女「もう!お母さん再婚しないって言ったもん!」

小娘2「さ、さい・・・?」

小娘3「なに?サイコンって・・」

小娘1「結婚した人と別れてもう一度別の人と結婚することよ」

小娘2、3「あ、あ~」

小娘1「ま、こいつの母親の場合一度なんかじゃすまないけどね」

少女「・・・・・」

小娘1「あんたみたいな母親のこと、何ていうか知ってる?」

少女「・・・?」

小娘1「ア・バ・ズ・レって言うの」

小娘2、3「アバズレ・・?」

小娘1「誰にでも股開く女・・・まぁ言っちゃ女のクズね」

少女「・・・・っ」

小娘2「女のクズ、は言い過ぎなんじゃ・・・」

小娘3「いーや!クズよクズ!あんたのお母さんはクズなの!」

小娘1「ふふ、そうよ、こいつの女の母親は何人も男をとっかえひっかえしてはSEXしてるようなクズよ」

少女「うぅぅ・・・」

小娘1「だってそうでしょう?あんなに何回も違う男の人を家に入れて・・・」

小娘3「近所でも評判になってるよねー」

小娘2「う、うん・・・」

小娘1「あんたもああいう風になるのかしらね」

少女「あ・・う・・・」

小娘1、2、3「?」

少女「お、お母さんを馬鹿にするなあああああああ!!!!」グワッ



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少女「はあっ・・はあっ・・・」タッタッタッ

少女「早く・・帰らなきゃ・・・」

少女「今日は、お母さんと二人で・・」

少女「旅行の計画するんだから・・・!」タッタッタッ

少女「ただいま!お母さん!」ガチャッ

父4「初めましてー、この子が少女ちゃん?」

母「そうよー、おかえり、少女」

少女「え・・?お母さん、再婚はもu
母「早く入りなさい少女、今日からはこの3人で暮らしていくんだからね」

少女「そ・・んな・・・」

父4「よろしくねー、それにしてもかわいいなあ、お前に似て」

母「やめてよ、もう」

父4「まんざら嘘でも、ないんだぜ?」ボソッ

少女「ひっ・・・」

父4「ははははは!ま、楽しくやっていこうぜ!」








少女「・・・・・バイバイ、お母さん」

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男「さて、とりあえず駅に着いた訳だが」

男「2年かあ・・早いようで長かったなあ・・・」

男「荷物も一つだけ・・俺意外となんも持ってなかったんだな」

男「・・・なーんも持ってねえや」

男「・・ん?あそこにいるのは?・・・女の子?」

男「見たところ小学生くらいか」

男「こんな時間になんでこんな場所に・・・」

少女「・・・・・」

男「なんか・・ほっとけねえな」

男「おじょーちゃん」

少女「・・・なに?」

男「何してんの?」

少女「・・・なんにもしてない」

男「おいおい、こんな時間に駅にいるのにそんなことねえだろ」

少女「うるさいなあ、もうほっといてよ」

男「そう言われるほど、ほっとけなくなるのよ」

少女(なんだろうこの人・・馴れ馴れしいなぁ・・・)

少女(さっきからずっと一人で喋ってる)

少女(暇、なのかな)

少女(それにしてもこの人はなんでここにいるんだろう)

少女(・・・聞いてみよう)

少女「ねえ」

男「おぉ、何?」

少女「どうして、こんな時間にこんなとこにいるの?」

男(このガキ・・俺の質問をそっくりそのまま・・・)

男「そうだな、俺はこの町を出ようと思ってる」

少女「・・・この町を出るの?」

男「うん、なんか飽きたし」

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少女幼少期

少女「おかあさん!旅行行きたい!」

母「そうね、行けたらね」

少女「ほんと!?」

母「また暇な時にでもね」

少女「やったあ!!」

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少女「ふうん・・・」

男(こいつ・・・)

少女「じゃあ旅行するの?」

男「旅行・・・ふむ、それもありだな」

男「予定を立てるつもりはなかったけど、当てもなくふらつくのもありだな」

少女「私も行く」

男「え?」

少女「私も連れてって、お願い!」

男「はあ!?」

男「お前親は?」

少女「いない・・・・」

男「いないってそんな訳ねえだろ。誰がお前をここまで育てたんだよ」

少女「いないったらいないの!!!」

男「あーあーもうわかった、わかったから怒鳴らないで。」

少女「・・・連れてってくんないなら泣き叫ぶ」

男「はあ!?お前ほんっと・・・」

少女「う、うぅ・・・」

男「え?」


少女「うわああああああん!!」

男「うわああああああああ!?」

少女「ひっぐ・・ぐすっ・・・うっ、うぅ、うわああああああああん!!」

男「ちょ!待てわかったから!行こうな!?いっしょに旅行な!?」

少女「うっ・・ぐすっ・・ほんとぉ・・・?」

男「ほんとほんと!誰かいた方が旅行も楽しいしな!」アセアセ

少女「うぅ、うわあああああああん!!」ダキッ

男「え?」

少女「うううぅぅ・・・ふええぇぇん・・・」

男「(どうなってんだこりゃ・・・)ほら、大丈夫か?」サスサス

少女「ふええぇぇん・・・」フルフル

男「ほら、な?とりあえずここから出よう」

男「あそこの駅員さんに道を聞こう、な?」

少女「うっ、うぅ・・・」コクッ

男「すいませーん」


________
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男「さて、どうしたもんか」ガタン ゴトン

少女「すぅすぅ」

男「名前も知らねえガキ連れて、どこ行きゃいいってんだよ」

男「俺、もしかしなくても誘拐犯?」

少女「すぅすぅ」

男「ま、そん時ゃこいつがなんとかしてくれんだろ」

少女「・・・・」

男「たぶん」


終わり

見てくれてた人はいたのか・・・?

実はこれとある歌を元ネタ、ってかモロパクリしてSSに起こしただけだからこの歌がここで終わってるわけよ

だから続かない

見れるかな
ヒップホップの人だけどすごいいい歌

http://www.youtube.com/watch?v=mXXqN9KYPRU&feature=youtube_gdata_player

じゃあ思いつきで続き書いていく

少女「ん・・ふわぁ・・・」

男「お、起きたか」

少女「あれ、どこ行くの?」

男「さあなぁ、当てもなんにもないからなぁ・・・」

少女「ふぅん」

男「それよりお前、一体何があったんだよ」

少女「何が」

男「そのー・・ご家庭でなんかあったんですか?」

少女「・・・なんにもない」

男「はぁ・・・そんなんじゃ連れてってやんねえぞ?」

少女「わかった!言う!言うから!一人にしないでぇ!」ウルッ

男「お、おい、無理しなくていいからな・・」

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________
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___

男「ほぉん、そんなことがねぇ・・・」

少女「・・気持ち悪いと思わないの?」

男「は?何を?」

少女「あたしとか・・あたしの親とか・・」

男「思わないよ」

少女「・・・どうして?」

男「んー?そんなガキこの国にゃ腐るほどいるよ。お前だけじゃないさ。だから気持ち悪いとも思わないし、かわいそうとも思わない」

少女「お母さんが、ア、アバズレでも・・・?」

男「最近のガキはどこでそんな言葉を・・まぁ、お前よりもーっとひどい経験をしてる子供なんていっぱいいるよ」

男「でも、親がどうであれ子供は
関係ない。お前みたいに優しいガキだっているんだ」

少女「どうして私が優しいって思うの?」

男「お母さんのために戦う、それも目を狙うなんて並の奴じゃできねえよ。お前はすごいガキさ」

少女「・・・・」カアァ

男「ははっ、何照れてんだよ」

少女「照れてない!」

男「ほら、着いたぞ」

少女「ここどこ?」

男「さあな、とりあえず降りよう」


男「さて・・・ここからどうするか」

男「もうこんな時間だし寝たいんだが・・・」チラッ

少女「?」

男「こいつ相手じゃホテルに泊まるわけにもいかねえし・・」

少女「私、ラブホテルでもいいよ?」

男「」ブフォッ

男「何馬鹿な事言ってんのあんたは!!」

少女「別に、今時の子なら普通だよ。ラブホぐらい」

男「なんだと・・・」

男「お前も行ったこと・・あんのか?」

少女「まだない。でも今日行く」

男「おまっ・・」

男「何するとこかわかってんのか?」

少女「・・・エ、エッチでしょ?」

男「ま、まぁそうだが・・」

少女「あなたは私を旅行に連れてってくれる、なら私も何かお返しをしないといけない」

男「いやまあ、気持ちはわからないでもないんだが」

少女「じゃあいいじゃん、行こ?」

男「うわっばかひっぱるな」

男「来てしまった・・・」

少女「わあ・・すごいベッド」

男「誰かに見られてねえかな・・」

少女「じゃあ私・・シャワー浴びてくるね」

男「あっ、ちょ・・・行っちまった・・」

男「あーあ、何してんだろ俺。ガキンチョとラブホテルなんて」

男「まあ絶対ヤんねえけどな」

男「押し倒されてしまった・・・」

少女「ねえ、これからどうするの?」

男「そ、そうだなー・・山にでも行くか?綺麗だぞー」

少女「そうじゃなくて・・もう、意気地なし」

男「こいつ・・・」

男「あーもう!どけ!」ガバァッ

少女「きゃあ!」

男「おいガキ、お前みたいな知識だけババアでなんにもわかっちゃいない小娘に一つ教えてやるよ」

少女「・・・何?」

男「いいか?これは道徳だ。こういうことは好きな人としかやっちゃいけないんだ。はい、復唱」

少女「・・・どうして?」

男「お前な・・お前は誰にでもこんなことするのか?」

少女「しない、あなただけ」

男「お、俺だけ?」

少女「そう、お礼に」

男「じゃあお前は、お前がしたいことを誰かがやってくれたらそのお礼として股開くんだな?」

少女「それは・・・」

男「よく考えろ、お前やってること母親と買わんないぞ」

少女「!!」

男「はぁ・・ちょっとは反省したか?」

少女「ううぅ・・ごめんなさい、ごめんなさいぃ・・・うえぇ・・」

男「うわああああ!なんで!?」

少女「お願い・・嫌いにならないでぇ・・・お願い・・・ふえぇ」

男「あー!なんない!なんないから!な!?」ギュッ

少女「ぁうぅ・・うん・・ぐすっ・・・」ギュッ

男「ほら、大丈夫だから。お前のこと嫌いになったりなんかしないからな(こいつかわええ)」ナデナデ

少女「・・・うん」

男「今日はもう寝ようぜ、明日には出るんだからな」

少女「ねえ、名前なんて言うの?」

男「俺?男っていいます」

少女「ふうん、あたしお兄ちゃんほしかったんだよね」

男「・・・それが?」

少女「だから男のこと、これからお兄ちゃんって呼ぶ。いいでしょ?」

男「!」

男「・・・いいよ」



少女「じゃあ、あなたは私のこと少女様って呼んで」

男「なんでだろ」

少女「一度呼ばれてみたかったんだ」

男「絶対嫌だからな」

少女「ふふっ、わかってるよ」

男「・・・おやすみ、少女」

少女「うん・・おやすみお兄ちゃん」カァ



男「・・お兄ちゃんかぁ」

少女「むくっ」

少女「朝だ・・」

少女「テレビ点けよ」ピッ

テレビ「ワーワー」

少女「ニュースにもなんにもなってないや」

少女「・・・・」

少女「お兄ちゃん起こそ」

少女「お兄ちゃん、起きて、朝だよ」

男「んー?何がー?」

少女「朝だってば、起きてお兄ちゃん」

男「!」ガバッ

少女「うわあ!」

男「」ギュウウウウ

少女「わっ!ちょ!痛いって!お兄ちゃん!」

男「・・・ん?え?・・あ、悪い」パッ

少女「きゃあっ!」ァドッシーン

少女「もう、なんてことを・・お兄ちゃん・・・?泣いてるの?」

男「あっ、え・・いや」

少女「どうして?やっぱり私・・・邪魔?」

男「なっ!違うって!そうじゃないよ!」

少女「じゃあ、どうして泣いてるの?」

男「いや・・すごく怖い夢を見たんだよ」

少女「そ、それで泣いてるの?」

男「あぁ、あまりの恐怖にお前を抱きしめちまった」

少女「も、もう!痛かったんだよ!?」

男「あーすまんな、今度からもっと優しくする」

少女「そういう問題じゃない!」

コソコソ

男「今だ!」ピャッ

キョロキョロ

男「ふぅ、大丈夫そうだ」

少女「そんなに私とホテルから出てくるのが嫌?」

男「いや、そうじゃなくてだな。色々とダメなんだよ、社会的に」

少女「愛に年の差は関係ない」

男「お前ほんとはいくつだ」

男「さーて、どこ行きますか」

少女「適当に歩こう」

男「そうすっか」

ブラブラ

男「トランクひーとーつーだけーで」

少女「なにそれ」

男「浪漫飛行だよ、知らねーの?」

少女「知らない」

男「浪漫飛行へーインザスカイ!」

少女「歌下手だね」

男「ほっとけ」

少女「あ、公園」

男「君とでーあーあてからーいーくーつもーの」

少女「ねえ、遊んで行こうよ」

男「えー」

少女「ちょっとだけでいいから、ね?」

男「しゃーねーなぁ」

少女「やった・・」タタタッ

男「まだまだ糞ガキだな」

男「おっ、ブランコか」

少女「昔お母さんによく押してもらったんだ」キーコキーコ

男「へえ」

少女「楽しかったなあ・・・」キーコ

男「・・おらっ」グッ

少女「きゃっ・・あははっすごーい」

男「これ、押してる方はただただ辛いだけなんだぜ」グッ

少女「ほら、頑張って」

男「おらよっ!」グイッ

少女「えっ、きゃあああ!」ポイーン

男「あっやべ!」

男「あっぶねえ・・大丈夫か?」

少女「もう!死ぬかと思った!」

男「ほんとに大丈夫か?怪我とかしてねえか?」

少女「大丈夫だから・・それよりお兄ちゃん、擦り傷できてる」

男「頭とか打ってないよな?死んだりしないよな?i
少女「大丈夫だってば!」

男「おわっ!びっくりした!」

少女「テンパりすぎだよ・・それよりお兄ちゃんの怪我」

男「はっ、こんなもん怪我のうちに入らねえよ」

少女「そう、よかった」

男「うん、ほんとすまんかった」

少女「もういいよ、いこう?」

少女「私、海行きたい」

男「海ぃ?このくっそ寒い中ご苦労なこって」

少女「お兄ちゃんも行くんだよ?」

男「や だ」

少女「行くの」

男「はぁ、まあいっか行くとこねえし」

男「何時の電車があるかな」

少女「嫌だ」

男「はあ?」

少女「電車に乗るのは嫌」

男「なんだこいつ・・・」

少女「歩いて行きたいの」

男「よーし、行って来い」

少女「お兄ちゃんも来るの!」

男「わかってるよぉ・・」

少女「あそこの人に道を聞こう?」

男「おう・・・」



男「あのー、すいません。海に行きたいんですけど」

ジジイ「おや?こんにちわ。」

少女「こんにちわ」

男「こんちわ、あのー海に行きたいんですけど」

ジジイ「海は良いねぇ、心が洗われる」

男「はぁ、あの」

ジジイ「私もね、若い頃はよくいったものだよ、ばあさんといっしょにね」

ジジイ「娘さんや、海は好きかい?」

少女「はい!大好きです」

ジジイ「そうか、この心はまだ若い世代に生きとったか」

ジジイ「よかったなぁばあさん、まだ海は綺麗だよ」

ジジイ「あんた達はどことなく、浮世離れしているなぁ」

男「はぁ・・・」

ジジイ「いいかい若いの、大切にするんだぞ?この娘さんを」

男「え?」

ジジイ「はっはっ、わかっておるわかっておる。みなまで言うな」

男「いや、えっとなんか勘違いしてる?」

ジジイ「まだボケとらんわい!はっはっ!」

少女「おじいさん、ありがとう」

ジジイ「んん?なぁに私は何もしとらんよ」

少女「じゃあね、バイバイ」

ジジイ「あぁ、さようなら。達者でな」

ジジイ「それと、若いの」

男「ん?」

ジジイ「二度と失うんじゃないぞ」

男「・・・え」

少女「行くよ!お兄ちゃん!」

男「お、おぉ」

ジジイ「そうか、あの子はまだ生きとったか」

ジジイ「すまんなぁ、私には何もしてやる事ができんのだ」

ジジイ「ばあさんが死んで、私はもうどうでもよくなってしまった」

ジジイ「なあばあさんや?私はどうすればよかったんだろうねぇ」

ババア「あれでよかったんですよ」

ジジイ「・・・そんな」

少女「変なおじいさんだったね」

男「本当に変なジジイだったな」

少女「でも、すっごいいい人だった」

男「・・・そうだな」

少女「ねえ、なんかお腹減っちゃった」

男「あー、じゃあそこのファミレスでも入るか」

カランコロンカラーン

店員「いらっしゃいませー、何名様で・・しょうか・・・」

男「2人・・・ん?」

自称彼女「男ぉ!!!」ガバッ

男「あー・・最悪」

限界がきたようだ
寝ます
明日残ってたらかくから残しといて

FLYいいだろ?前半はまんまだから聞いてから見たらおもしろいよ

おはよう
保守全力でありがとう
でも投下できるのはお昼過ぎになるすまん

保守頼みます

自称彼女「男ぉ!男ぉ!会いたかったよぉおお!」ギュウ

男「あぁ、おれも会いたかったよ」

自称彼女「なんで連絡くれないのお!?」

男「ちょっと忙しくてな」

自称彼女「ん?この子だれ?」

少女「初めまして、男の妹です。いつも男がお世話になってます」ペコ

男「!?」

自称彼女「へぇ~、男妹いたんだ~」

男「あ、あぁ、そう妹なんだよ」

自称彼女「ふーん、じゃあそこの席に座ってて!すぐ行くからね?」

男「おー、ありがとな」

自称彼女「んふっ、いいよー」

少女「誰?あの人」

男「んー、まあ一応俺の彼女的なポジションの人だ」

少女「一応?」

男「仕事の都合で一応なんだよ。安心しろ、俺はあいつが嫌いだ」

少女「どうして?」

男「金と体目当てだからさ」

少女「・・お兄ちゃんってなんの仕事してるの?」

男「ん?そうだな、お前には言っとくか」

男「ホストってわかるか?」

少女「・・・わかる」

男「最近の小学生はすごいな」

少女「誰彼構わずエッチする人でしょ?」

男「・・・うん、まあそうだ」

少女「おんなじじゃん・・・」

男「・・・・・」

少女「私のお母さんとおんなじじゃん」

男「・・・・・あぁ、そうだな」

自称彼女「おとこー!!」

自称彼女「横、座るね?」

男「うん、いいよ」

自称彼女「えへへ~、何頼むー?」

男「お前バイトは?」

自称彼女「お腹痛いって店長に言ったら終わりにしてくれた」

男「それだけじゃないんだろ?どうせ」

自称彼女「まあね、なに~?妬いてるの~?」

男「あぁ、すっごい妬いてる」

自称彼女「も~!男かわいいー!本命は男だから大丈夫だよ!」

男「よく俺にプロポーズできたな」

自称彼女「そんな~、照れる・・・」

男「はぁ・・・」

少女「・・・・」

自称彼女「妹ちゃんは?名前なんていうの?」

少女「・・・少女です」

自称彼女「かわいい名前だね!少女ちゃんは何頼むー?」

少女「・・何もいらない」

男「おい、お腹減ってるんじゃなかったのか?」

少女「減ってない」

男「・・・・」

自称彼女「じゃあ男!何頼むー?ドリンク頼む?それともあたしを頼む?」

男「お前・・妹の前で何言ってんだ」

自称彼女「えへへ、ねえ、この近くにホテルあるんだ!食べたらそこ行こう?」

男「ダメだよ、今日は少女と遊ぶんだ」

自称彼女「え~、いいでしょ~?せっかくバイト無理矢理終わらせたのに~」

男「はぁ・・今はこれで我慢な」スッ

自称彼女「んっ!?・・・ん・・ちゅ・・・」

男「はぁ、な?我慢できる?」ナデナデ

自称彼女「ぷはぁ・・・あ・・うん」トローン

男「とりあえず飯にしようぜ、少女何食べる?」

少女「・・・私、帰る」

男「え?お、おい」

少女「バイバイ」ダッ

男「あっ、おい!」

自称彼女「えへっ、丁度いいじゃん。ホテル行こ?」

男「何が丁度いいんだよ・・じゃあな、少女追いかけてくる」

自称彼女「あっ、待ってよぉ!私とあの子どっちが大切なのぉ?」

男「・・・・」スッ

自称彼女「えへへ、おとこぉ~」

男「少女に決まってんだろバーカ、お前口臭ぇんだよ死ね」ボソッ

自称彼女「えっ・・・?」

男「じゃな!」ニヤニヤ

自称彼女「え?嘘、やだやだやだやだやだ男?どこ?男?え?嘘、やだあ、やだああああああああ!!!!嫌ああああああああああああああああああ!!!!!」

カランコロンカラーン

男「あいつ、どこ行ったんだよ・・うお!いた!」

少女「・・・あの人の悲鳴が聞こえた」

男「あぁ、だからこの辺はまずい。とりあえずどっか行こう、ほら」スッ

少女「触るな!」パシッ

男「・・・・」

少女「あなたも・・結局いっしょなんだね」

男「・・・・・」

少女「もう嫌・・私の周りの人はそんな人ばっかり・・・」

少女「もう・・・嫌なのぉ・・・・」グスッ

男「・・・・あのさ」

自称彼女「男おおおおおおおおお!!!」ガチャッ






男、少女「!!!」

自称彼女「あはぁ・・いたぁ・・・」

自称彼女「待っててくれたんだぁ」

男「これだからメンヘラは・・おい行くぞ」グイッ

少女「えっ・・」

男「逃げるんだよ」ダッ

自称彼女「待ってええええええ!!あたしと!あたしと結婚しよおおおお!!!」

男「るっせえブス!!まんこ裂けて死ね!!」ダダダダダ



男「はぁっ・・・はあっ・・あの腐れ女め・・・」

少女「ねぇ・・離して」

男「はぁっ・・はぁっ・・ん?」

少女「離してってば!!」グイッ

男「お、おぉ、すまん」

少女「・・・・」

男「あのー・・・」

少女「・・・何」

男「怒ってる?」

少女「怒ってない」

男「さっき泣いてたじゃん」

少女「泣いてなんかない!!」

男「あーもー、怒鳴るなって、ごめんごめん」

少女「・・・ねぇ」

男「ん?」

少女「さっき、なんて言いかけてたの?」

男「あー、えっと」

少女「話してよ」

男「そうだなー、うん、お前には言っとこうか」

男「あれは俺が・・・何歳だったかなー・・・」

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_____
___

男中学生

男「ただいま!!」

男母「あぁ、おかえり」

男「お母さん、体調はどう?」

男母「あぁ、今日はだいぶ良い感じだよ。ほら、妹の部屋に行って遊んであげなさい」

男「うん!!」

男「妹ー?」コンコン

男「いないのかな」

男「入るぞー」ガチャッ

妹「お兄ちゃん!!」ダキッ

男「うわあ!びっくりした!」

妹「えへへ、おかえり!お兄ちゃん」スリスリ

男「おう、ただいま」ナデナデ

妹「ねえお兄ちゃん、今日の晩御飯は一緒に作ろうよ」

男「いいよ、今日は俺が担当だろ?」

妹「でもお母さん今日は体調良いみたいだから、一緒に豪華なご飯作ってあげようよ!」

男「はははっ、ナイスアイデアだぜ妹よ」

妹「でしょー?じゃあさ、何作ろっか?」

男「そうだなー、お母さん何が好きなんだろう」

妹「いつもおいしいって言ってくれるもんねー」

男「うーん・・・そうだ!あれにしよう!」

妹「なあに?」

ドアの向こう

男母「・・・うっ・・ごめんね、男・・ごめんね、妹・・・・」

ガチャッ

男「あっ、お母さん!・・・お母さん?」

男母「ごめんね、ごめんね、ごめんね」

妹「お母さん・・・?」

男母「妹・・・こっちにおいで・・・」

妹「え・・やだ・・・なんでロープ持ってるの?・・・お母さん!!」

男「お母さん!どうしたの!?お母さん!」

男母「男・・・ごめんね、ごめんね」

ギュッ

男「うっ・・がっ・・おか・・・あさ・・・」

妹「いやあああ!!やめてえええ!!!!お母さんやめてええええええええ!!!!!」

男母「ごめんね、男、ごめんね、ごめんね」




男「あっ、あっ・・・・うあっ・・・」

妹「お兄ちゃああああああん!!!!嫌あああああああああ!!!!!!」

男母「ごめんね、男、ごめんね、妹、ごめんね」

妹「やだあああ!!こっちこないでえ!!お母さん!!お母さん!!いやあ!!お兄ちゃん!!助けてええええええええっ・・・・うっ・・・・・あぁっ・・・・」

男母「ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね」

ギュウウウウウウウ

男母「ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめ」ザクッ

________
_____
___

男「で、何故か俺だけ気がついて、顔が真っ青な妹と、血だらけな母さんが部屋に転がってた」

男「たぶん、母さんが自分の病気はもう治らないとふんだんだろうな。で、無理心中を計ったと」

男「でもさすがの母さんも自分の子どもに手をかけるのは無理だったんだろうな」

男「俺は中途半端に気を失っただけ、妹はまだ小さかったから簡単に逝っちゃったんだろう」

男「親父は・・母さんが病気になってすぐどっか行った」

男「そこからはあんまり覚えてないんだ。なんか老人がすごい大金くれて君は生きなさいって言われたのは覚えてる」

男「で、働くために2年前ここに出てきたらホストに勧誘されて、それで飯くってきたわけ」

男「これで俺の話はおしまい」

エロゲ的な展開を予想していた俺を、
誰か殴ってくれ

少女「・・・・・・・・・・・・・」

男「はぁ・・な?こうなっちゃうだろ?だから言いたくなかったんだよ」

男「別にだいぶ前の話なんだから。もう忘れたようなもんs」ギュウ

少女「・・・ごめんなさい」

男「・・・・」

少女「思い出させてしまってごめんなさい」

男「いいよ、それより許してくれるか?」

少女「・・・怒ってないから許すも何もない」

男「・・・そっか」

少女「・・・・」ギュウウウ

  >>190            ___

                 ./    \
                 .| ^   ^ |
                 | .>ノ(、_, )ヽ、.| <とうとう私を怒らせてしまったな
                __! ! -=ニ=- ノ!__

         ,,.ィ'''フ''''=、r'"~ ヽ`ニニ´/i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、

       ,r'"´ ノ"    )=、 ̄ ̄,,..ィ'"´i       ヽ、
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/
  ヽ、 i、   i      l  ヽ  -ニ-  ノ  l     /,,,,ノ ,ィ/
    ヽ、`i  `i、     l   `i     /  ,l    /-,=、ヽv
′   ヽ ヽ、 'i,     人  ヽ    /   ノヽ   ノ''"Y,..ト-、
      `i、,,..=,i、   / ヽ、       /=ィ''i'i''j"  .`=(i-/、
       ヽ ,f`i-、   /   ヽ      /.`ー=''''"t.___  (,,ノ=、
       r-l =f,,ノゝ-''`=''フ  i、:' " ゛ ` ,i' :.    .l、  `ー=''=t_,i

男「許してもらえないならここから飛び降りるしか・・・」

少女「ど、どうしてそうなるの!?」

男「もうこうするるしか・・・」

少女「待って!なんでも言うことを聞くから早まらないで!」

男「ほんとうに?」

少女「あの・・・」

男「ん?」

少女「まだ、お兄ちゃんて・・呼んでもいい?」

男「ははっ、ガキのくせに気ぃ使ってんのか?」グリグリ

少女「・・・・」

男「いいよ、呼んでくれて」

少女「・・・・うん」

男「さて、とりあえず歩くか」

少女「うん」

男「どこ行く?」

少女「海」

男「そういやそうだったな、なんでそんな海にこだわんの?」

少女「?旅行と言えば海」

男「んなことねえよ」

少女「んなことあるよ」

男「ねえよ」

少女「あるよ」

少女「私海行ったことないんだ」

男「ほーん」

少女「だから、一度は行ってみたいなって」

男「それに付き合わされるんですね」

少女「どうせ暇でしょ」

男「まあな」

少女「ねえ、お兄ちゃん仕事どうするの?」

男「んー?もうやめるよ。ブッチしちゃうブッチ」

少女「いいの?辞めちゃって」

男「いいんだよ、あんな糞みたいな仕事」

少女「そっか・・・そっかそっか」

男「なんか嬉しそうだな」

少女「別に嬉しくない」

少女「私達、天国へ行けるかな?」

男「さあ、どうだろうな」

少女「地獄でもいいからお兄ちゃんと一緒がいいな・・・」

男「おれも」

少女「じゃあ行こうか」

男「そうだな」

男「海ねえ、この辺に海なんてねえぞ」

男「電車使うか」

少女「えー」

男「仕方なねえだろ、海行きたいんだったら電車乗るぞ」

少女「できるだけ長く・・一緒にいたい」

男「んー?」

少女「いいよ、電車乗ろ」

男「おーう」

ガタンゴトン

少女「ねえ」

男「ん?」

少女「周りから見たら、私達ってどんな風に見えるんだろ」

男「普通に兄妹だろ」

少女「わかんないよ?誘拐犯に見られてるかも」

男「・・・ありえるな」

少女「やばいね」クスクス

男「まぁ、お前がこんだけ俺に懐いてりゃそうは見えないだろ」

少女「な!懐いてなんかない!」

男「照れんなよ」

少女「照れてなんかない!」

男「よし、降りるぞ」

少女「うん」

少女「ここに海があるの?」

男「おう、もうちょっと歩いたらな」

少女「そっか、楽しみ」

男「ガキだな」

少女「うるさいな、お兄ちゃんだって楽しみなくせに」

男「まぁな」

少女「ふふっ、認めるんだ」

男「うるせえな、行くぞ」

少女「うん!へへっ」

男「着いた」

少女「わあ・・・すごいね」

男「まぁ初めて見りゃすごいだろうな」

少女「ちょっと寒い」

男「もうこんな時間だしな」

少女「・・・・」

ギュッ

男「おいおい、かわいいな」

少女「な!もう!馬鹿!」バッ

男「お、あそこで釣りしてるぞ」

少女「ほんとだ、行ってみようよ」

少女「何が釣れるんですか?」

「ん?今日は全くダメだよ」

少女「そうなんですか・・・」

「・・・あれ?もしかして・・・」

少女「?」

「少女か?」

少女「お父さん・・?」

父1「なんてこった・・・こんなところで会うなんて・・・」

父1「いやぁ、大きくなった・・・私が最後に見た時はあんなに小さかったのに・・・」

少女「・・・お兄ちゃん」ササッ

男「ん?どうした?」

少女「あの人・・私のお父さん」

男「ま、まじか・・・」

父1「少女、隠れないで姿を見せてくれ。ん?そちらさんは・・・」

男「あー、えっと・・・ん?」

父1「・・・まさか」

男「・・・・・親父」

父1「ははっ、待て。そんな馬鹿な話はない」

男「よう、会いたかったよ。親父」

父1「本当に・・男なのか」

男「さすがに忘れられねえか。見殺しにした子どものことは」

父1「いや、すまん・・・あれは」

男「言い訳なんていらねえんだよ!!」

少女「!」ビクッ

男「どうして出て行ったんだよ・・・あんたがいればまだ母さんや妹は・・・」

父1「・・・お、おっとすまん。私はもう行かなければ。少女ちゃんまた今度な?」

男「どこ行くつもりだよ」

父1「うっ・・・」

男「家族捨てたくせにまだ帰る場所があんのかお前」

男「その上まだ少女に会えると思ってんのか、あ?」

男「殺す」

父1「ひっ!?や、やめろ!やめるんだ!」

男「お、丁度いいくらいの石がある。さすが海岸」

男「よいしょ」

父1「や、やめなさい男。まだ間にa」

男「名前で呼ぶんじゃねえ!!」

少女「!!」ビクビク

男「もう、我慢の限界なんだよ。行くぞおとうさん」

父1「や、やめろおおおおおお!!」

少女「やめて!お兄ちゃん!」

男「・・・・」ピタッ

父1「そ、そうだ・・言ってやれ少女」

男「てめえは黙ってろ!!!」

少女「お兄ちゃん・・・もう、いいよぉ・・そんな怖いお兄ちゃん・・・見たくないよぉ・・・ふえぇん・・・・」

男「・・・ごめんな少女、でもお前はそれでいいのか?」

少女「この人を殺したら・・もうお兄ちゃんと一緒にいれなくなる・・・そっちの方がやだよぉ・・・」

男「そっか・・・ごめん少女」ギュッ

男「ずっと一緒にいような」

少女「うん・・・うんっ・・・ぐすっ・・」

父1(・・・チャンス)

父1(よいしょ)

父1「そらっ!」

男 スッ

父1「あれ?」スカッ

男「本当にどうしようもねえ糞やろうだな、少女に当たったらどうすんだ」

父1「えっ、いや、あの」

少女「もうここから消えて」

男、父1「え?」

少女「じゃないと私が殺す」

父1「ひっ!?う、う、うわああああああ!!!殺されるうううううううう!!!」

少女「・・行っちゃった」

男「・・・お前なかなかやるなぁ」

少女「えへへ」

男「それにしても、本当に兄妹だったとはな」

少女「びっくりだね」

男「その辺はあいつに感謝しないとな」

少女「ふふっ、そうだね」

男「・・・なあ、もしお前がよければ・・・・」

少女「?」

男「このまま一緒に・・・」

ピーポーピーポーピーポー

男、少女「!?」

警察「あー、動かないでねー。」

男「・・・どういうことだよ」

少女「やだ・・・やだ・・・」

警察「えーっと、君が男君?」

男「・・・あぁ」

警察「君に誘拐の女の子を誘拐したっていう通報があってね。ちょっと署までいいかな?」

男「・・・あいつか・・」

少女「お兄ちゃん!!嫌だ!!どこ行くの!?私達は本当の兄妹だよ!?」

警察「その辺の話も署でゆっくり聞くからねえ」

少女「やだあ!!触んないでえ!!」バシッ

警察「いってえ・・・このガキ・・」

男「ずいぶん口の悪ぃ警官だな」

警察「・・くっ、まぁいい君ら二人とも来てもらうよ」

男「わかった、でもこうすりゃ俺だけになるだろ?」グッ

少女「え?」

男「おらっ!」

少女「きゃっ!」

警察「貴様やはり誘拐犯か!」

男「うらあ!」

少女「お兄ちゃん・・・?」

男「そうだよ!全部俺がこいつを脅してたんだ!警察がきたらあばれろってなあ!」

男「あああああ!!少女ぉ!!」スッ

少女「きゃあ!」

警察「こいつ!離れて!」

少女「やだあ!お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

警察「こいつここまで洗脳して・・・女の子は保護した!!男を捕まえろ!!」

警察「うらぁ!」ドカッ

男「うっ!」

警察「この変態が!!」バキッ

男「うあっ!」

少女「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!、いやあ!!!」

警察「もう大丈夫だからね、お嬢さん」

少女「やだあ!!離してえ!!お兄ちゃん!お兄ちゃあん!!」

________
_____
___

あのままお兄ちゃんは警察に連れて行かれた
顔も体もボコボコにされて


私が何を言ってもダメだった
かわいそうに、としか言われなかった


親は誰も迎えに来なかった
来られても迷惑だったけど


でも私は助かった
小娘2さんが助けてくれた
なんでかよくわからなかったけど小娘2さんはごめんね、ごめんね、と泣いて謝っていた

お兄ちゃんは捕まった
牢屋に入れられたんだって


あの時私のポッケに自分の財布を入れてくれたお兄ちゃん
すごく乱暴なことしてたのに、顔はあんなにも悲しそうだったお兄ちゃん


早く会いたいよお兄ちゃn

小娘2母「少女ちゃーん、学校に行く時間よー」


・・・もう、物思いに浸ってる時になんで呼ぶかなぁ


小娘2さんのお家の人はみんな優しい
お兄ちゃんの財布を見せたらみんなお兄ちゃんの事を理解してくれた
でも小娘2さんのお家じゃ釈放金は出せない


でも、いいの
私は待つって決めた
十年でも二十年でも、私は待つ


大人に女になって見返してやるんだ

少女「行ってきまーす」

小娘2母「行ってらっしゃーい」

少女「もうっ、小娘2ちゃん出るの早いよ」

少女「急がなきゃ・・・」タタタッ




「よう」



少女「・・・・え?」

男「元気そうだな」

少女「え・・・なんで・・」

男「ん?あー、なんかとある老人が釈放金を出してくれたらしい」

男「変わった奴もいるもんだなー」

少女「・・・・っ!!」ダキッ

男「おっと・・・・ただいま」

少女「・・・おかえり、お兄ちゃん」


男「俺、旅行するんだ」

少女「・・・どこに?」

男「隣町」

少女「・・・・」

男「そこのマンションに住もうと思うんだ」

少女「・・・・」

男「あのーさ、よかったら・・・」

少女「・・・・お願い、連れてって」

男「・・・・・・・・おう」ニコッ



おわり

あー疲れた
まさか歌からパクった話がこうなるなんてな

思いっきりご都合主義だけど質問あったら答えるよ

保釈金で出てきたってことはこのあと裁判所行き?
初犯なら執行猶予は付くだろうけど

ジーサンは何者ですか?

>>251
あ?知らねーよ

>>252
ジジイは男のおじいちゃん
つまり男母のお父さん
超金持ち

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