ウッソ「あ、フリットさんだ。こんにちは」(74)

フリット「誰?」

ウッソ「え?…、やだなぁ、ウッソですよ。ウッソ・エヴィン。」
ウッソ「Vガンダムの主人公ですよ。」

フリット「あ、そうそう!そうだったね!」

ウッソ「…」

フリット「で、こんな街中で何か用かな。」

ウッソ「偶然買い物に来てて見かけただけなので、特に何か用ってわけじゃないんですけど…」
ウッソ「フリット編が終わったって聞いたので、挨拶しとこうと思って。」

フリット「ありがとう。…って、『聞いた』?見てくれてないの?」

ウッソ「ウチは大所帯だからチャンネル争いがひどくて。すみません。」
ウッソ「よければフリットさんの活躍を聞かせてくれませんか。」

フリット「分かった。じゃあそこの喫茶店にでも入ろうか。」

~喫茶店~

フリット「まず、僕の活躍で外せないのが、僕が作った『AGEシステム』だね。」
フリット「それまでの戦闘データを基に、新しい武器を作ってくれるすごいヤツなんだ。」

ウッソ「へぇ、頼もしいですね。」

フリット「でしょ?ちなみに、AGEシステムにデータを送るには、このハロを使うんだ。」
フリット「ハロにAGEデバイスを挿して、それからAGEシステムにデータを送るんだ。(※)」
フリット「子供に大人気で引っ張りだこかつ、重要な役割を持ったハロってすごいよね!」

ウッソ「えっ!?」

フリット「えっ!?」

(※)ウルフさん登場回、またはガンダペディアより。

ウッソ「無線が信用ならなくて、デバイスの直挿しでデータを転送するのはわかるんですけど」
ウッソ「それなら、AGEシステムの端末に直接挿せば良くないですか。」
ウッソ「それに、そんな大事なデータが入ってるハロが引っ張りだこになるなんて、不用心です。」

フリット「…」
フリット「実際にAGEシステムが作った武器としては、まず『ドッズライフル』だね。」

ウッソ「(スルーされた!?)」

SSの皮を被った単なるAGESAGEっぽいな

フリット「ビームを螺旋状に回転させることでUE製MSの装甲を一撃で貫通するほどの威力になるんだ。」

ウッソ「(まぁいいや。)ビームを回転させるなんてアイデア、僕には無かったな。」
ウッソ「どんな戦闘データを送ったらそんな発想になるんですか?」

フリット「戦闘データなんて無いよ。」

ウッソ「えっ!?」

フリット「えっ!?」

フリット「初めて戦闘データを転送したのは、ドッズライフルが出来た後(※)だからね。」

ウッソ「そうなんですか…」

(※)ウルフさん登場回のハロを使ったデータ転送方法の説明時。

フリット「(不満そう?)でも、ドッズライフルが効かなくなる敵が出てきたんだ。」
フリット「それに対抗して次にAGEシステムが作ったのが『タイタス』。」
フリット「AGEのオプションパーツで、重量で敵を叩き壊すことをコンセプトに作られたんだ。」

ウッソ「貫通が効かないから叩き壊す。シンプルだけどいいアイデアですね。」

フリット「そうだろう?いやー、あの時は焦ったね。」
フリット「ドッズライフルが効かないUEと戦って、直後にジモッティ(地元民)に拘束されちゃってさ。」
フリット「結局、UEがまた攻めてきたから解放されたけど、ドッズライフル効かないし。」
フリット「戦艦に帰って、既に完成してハンガーにかかってたタイタスを見たとき、すごく興奮したよ。」

ウッソ「えっ!?」

フリット「えっ!?」

ウッソ「今の話の中から、ドッズライフルが効かないデータを送る暇がどこにあったのかと…」

フリット「そんなものはないよ。でもそんなタイタスも鈍重だから高速戦闘に対応できなくてね。」
フリット「AGEシステムが次に作ったのが『スパロー』。」
フリット「これもオプションパーツで、追加バーニアを搭載して高速戦闘に対応できるようになったんだ。」

ウッソ「…^^;。やっぱりMSは機動力ですよね。どんなに良いパイロットが乗っても、機動力が無いと。」

フリット「うんうん!いやー、あのときの無双は楽しかったなぁ!!」

ウッソ「(良かった、スパローは普通っぽいぞ。)」

フリット「そうそう、AGEシステムはMSだけじゃなくてね…、」

ウッソ「(何かイヤな予感が…)」

フリット「スパローを作った後、戦艦ディーバの改装も手掛けたんだ!」

ウッソ「えっ!?」

フリット「えっ!?」

ウッソ「近接戦闘に特化したパーツを作った後、戦艦を改装…だと…」
ウッソ「リーンホースJr.の特攻じゃあるまいし!!」

フリット「AGEシステムの活躍はこんなとこかな。」
フリット「次は僕の天才っぷりを知ってもらおうかな。」

ウッソ「(もうどうにでもなーれ)」

フリット「僕の世代の最終決戦はアンバットってところのUEを殲滅する作戦だったんだけど、」
フリット「作戦立案には僕も参画してね。」
フリット「いやー、僕の提案に驚いたラーガンの顔を君にも見せたかったよ。」
フリット「なるほどって手なんか打っちゃってさ。」

ウッソ「(お、こっちはマトモそう。)で、どんな作戦になったんですか。」

フリット「全部隊が一か所にまとまって正面から特攻。」

ウッソ「えっ!?」

フリット「えっ!?」

ウッソ「そんな…作戦でも何でもn」

ブチッ!!

フリット「何だよ!さっきから文句ばっかり!!勝てばいいんだよ勝てば!!!」
フリット「お前が文句言ってるAGEシステムで作ったガンダムの力、思い知らせてやるよ!!」
フリット「来い!!ガンダァアアアアアアアアアアアアアアアアム!!!!!」

ウッソ「こんな街中のどこにガンダムを隠してたんだ!?」

フリット「さあ、お前もガンダムに乗れよ!!」

ウッソ「都合よくガンダムを呼び出すなんて無理ですよ、ドモンさんじゃあるまいし。」
ウッソ「カサレリアに戻らないと。」

フリット「ちぃ、仕方ない。送ってやるから手に乗れ!!」

~ウッソ宅~

シャクティ「ウッソ、お帰りなさい。この方はどなた。ガンダムに乗ってるみたいだけど。」

ウッソ「ただいまシャクティ、実はこれこれしかじかの…」

シャクティ「かくかくうまうまなのね。分かったわ。晩御飯までには戻ってきなさいね。」

ウッソ「分かったよ。ヤレヤレ…」

フリット「さぁ来いよウッソ!ボコボコにして年長者の威厳ってものを見せてやる!!」

イタカッタラゴメンナサーイ
ドカーン


フリット「完敗…だと…」

ウッソ「もういいでしょ。フリットさん。」

フリット「何故だ!?何故勝てない!!?」

ウォレン「そりゃ無理だよ。」

ウッソ「あ、ウォレン。」

フリット「なんでだよ。僕のAGEはUEにだって無双できるんだぞ!?」

ウォレン「止まってる相手限定だけどね。(※)」


(※)アンバット攻防時、ガンダム無双ばりに敵が棒立ちしてる描写でした。

ウォレン「いいかい?とりあえずガンダムの性能差から考えてみよう。」
ウォレン「かたや」

ウォレン「連邦とジオンの戦争で、ジオン軍の快進撃の立役者となったくらい活躍したザクⅡを
フルボッコできるガンダムの後継機であるガンダムMk.Ⅱとリックディアスのいいとこどりしてできた
Zガンダムを圧倒するキュベレイすら倒すZZとZのパイロットが出撃しても(予算の都合上)活躍できない
CCA時代より後の時代で当時のMSの限界性能の達成を目標に作られ質量をもつ残像と言われるほど
超機動のF91より後の時代で再度戦争が激化したときの主力MS勢を倒す量産型のVより
高性能になったV2」

ウォレン「かたや」
ウォレン「戦闘用MSの製造・保有が禁止されてた世界でUEが来たから慌てて作ったAGE」
ウォレン「しかも、タイタスはどこぞの工場のおじさんがガンダムの写真見ただけで作ったMSに
出番とられちゃってるし。」

ウォレン「戦闘描写も要らないくらい話にならないよね。」

フリット「それでも、パイロットの腕なr」

ウォレン「それはもっとダメだね。」
ウォレン「幼少期から両親に学問、戦闘の英才教育を受け、周りからスペシャルと言われたウッソ」
ウォレン「ただの学生だった君」

フリット「僕にはXラウンダーの力がある!!」

ウォレン「それって、『ユリンと一緒に戦ったときと同じ』なんだよね?」

フリット「そうさ!!(※)」

(※)Xラウンダー説明時より

ウォレン「ユリン「落ち着いて。パターンがあるからそこをついて」」
ウォレン「つまり、相手のパターンを見抜く能力でしょ。」
ウォレン「(一話でUEの襲撃パターンを読んで次の襲撃コロニーを当てたし)」
ウォレン「戦ってていきなり敵MSの下半身が飛んできたらどうする?」

フリット「何だよそれ…」

ウォレン「初見の相手、奇想天外な攻撃方法には対応できないってことさ。」

ウォレン「NTの『人と分かり合う』部分をかなぐり捨てた劣化戦闘マシーンさ。カテゴリーFすら上等に見える。」

いや普通に相手のこと感じ取ってたけどな

フリット「そんな…僕は…僕は…」
フリット「(あははー、まてー、ユリンー。あははー。つかまえたー。)」ギュッ

シャクティ「きゃっ!何するんですかっ!」ベチン!

フリット「あべしっ」
フリット「ちくしょー、今に見てろ!UEの次はお前らだからな!!」ダットノゴトク

ウッソ「あ、フリットさんさようなら。」

こんな駄スレに付き合ってくれてありがとう。
>>8の言うとおり、AGESAGEをしたくてこんなスレ立てちゃったよ。

アセム編はこんなスレ立てなくてもいいように頑張ってほしい。

>>51
デシルと交戦した後、グルーデックに報告したとき確定した物言いじゃなかったし
あくまで、「あいつのあの動き、デシルっぽい」をもう少し細かく捉えただけじゃないかと。

前にAGEを勝手に動かしたことがあるから、それもパターンとして覚えていたと推測してる。

完装パーツでオレンジが接近戦、青がスピード重視だと
ライガーゼロを思い出すな
緑の重火器重視は出なかったけど

>>71
ライガーゼロは戦ってる最中に学習してたのが良かった。
最終決戦とかアルティメットX同士の学習合戦、超スピードで滅茶苦茶興奮した。

AGEはアニメの説明だと一々ハロに移してシステムに転送しなきゃならんのがなぁ
ドッズライフル効かないの回で「AGEシステム教えてくれどうしたら勝てる」みたいなこと
言ってたけど、データも無いのに判断できるわけねーだろと。

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