橘「絢辻さんの好きな動物って?」(209)
【犬】
橘「絢辻さんの好きな動物って何?」
絢辻「あなた、前もそんな質問しなかった?」
橘「う、だってあの時は絢辻さんは猫をかぶって……」
絢辻「……」ジロッ
橘「いや、今と違ったなぁ……なんて」アタフタ
絢辻「まぁ、いいわ。そうね、やっぱり犬ね」
橘「あ、やっぱりそうなんだ」
絢辻「だって素直で可愛いじゃない」
絢辻「今は無理だけど、いずれは飼いたいなって」
橘「…………」
絢辻「今は無理だけど、いずれは飼いたいなって」
橘「(あ、あれ……な、なんで二回いったんだろう……)」
橘「(……それに、前と一緒のことを言っているのにニュアンスが違って聞こえるぞ……)」
【犬人生】
橘「(こ、これは僕に向けてのなんらかのメッセージだよね……)」
橘「い、犬を飼いたいって意味だよね?」
絢辻「ええ、そうよ」ニコッ
橘「(……将来的に犬を飼えるくらいの余裕はほしいねって意味なのか」
橘「(それとも、犬とは僕のことなのか……)」
橘「…………」
絢辻「橘君……?」
橘「(……絢辻さんの犬か……あれ、悪くな……違う違う、落ち着け。僕はそこまで変態じゃないはずだ……いやでも……)」
橘「……」
絢辻「どうしよう、橘君が固まってしまったわ」
【勝ち犬】
橘「でも、負け犬ってわけではないと思うんだ」
絢辻「ごめんなさい、まったく話の筋が読めないわ」
橘「だって、絢辻さんと一緒にいられるってことだからね。むしろ勝ち犬だよ!」
絢辻「う、うん……?」
絢辻「(なんだか、恥ずかしいことを言われた気がするけどなんの話なのかしら……///)」
橘「いや、でもなぁ。人間を捨てきるのには……」
橘「……ごめん、絢辻さん。やっぱり少し時間がほしいんだ」
絢辻「なんのこと言ってるのかわからないけど、とりあえずあなた頭は大丈夫?」
【梨穂子をからかってみよう】
橘「梨穂子、いいことを教えてあげようか?」
梨穂子「え、なになに~?」
橘「体重計に乗るときあるだろ?」
梨穂子「えっ? うん」
橘「その時にな、片足で乗ってみると体重が減ってるらしいぞ」
梨穂子「えぇっ! ほんと~!! 凄い耳よりな情報だよ~」
橘「あぁ、今度やってみるといいぞ」
梨穂子「うん♪!」
橘「(梨穂子はかわいいなぁ)」
【梨穂子をからかってみよう!】
後日
梨穂子「純一の嘘つきー」
橘「お、やったのか……」
梨穂子「純一の嘘つき~」
橘「あはは、ごめんごめん」
梨穂子「む……よく考えてみればそんなことあるはずないじゃんかー」
橘「でも、やったんだろ?」
梨穂子「………うん」
橘「(そもそもそれで減ったしても体重計のメモリを誤魔化せるだけで、実際の体重はかわらないんだけどなぁ……)」
橘「(そこも気付いてもいいものだけど……)」
梨穂子「ふーん、純一なんか知らないよー、だ」
橘「(梨穂子はかわいいなぁ!)」
【梨穂子をからかってみよう!!】
橘「さて、ここに二つのケーキがあります」
梨穂子「ケーキ!」
橘「一つは新しくできて早くも女子達の間で話題を呼んでいる果物屋さんのフルーツたっぷりクリームたっぷりのケーキです」
梨穂子「……」ゴクリッ
橘「もう一つは今や行列に並ばないと買えないと言われているほど人気ケーキ店の生チョコレートがトッピングされたチョコムースです」
梨穂子「……」ジュルリ
橘「どちらも1日20個と言うレアケーキなので次はいつ食べられるかわかりません」
橘「そのうえ、一つは僕が食べるので梨穂子はどっちか一つしか食べることができません。さてどちらを選びますか」
梨穂子「む~……フルーツ……チョコレート……うーん、どっちもおいしそうだよ~」
橘「あと1分で決められなければどっちも僕が食べます」
梨穂子「えぇーっ!!
橘「59……58……57……」
梨穂子「あわわっ、じゃ、じゃあ……フルーツ……あ、ちょっとまってやっぱりチョコ。あーでも……」
橘「(梨穂子はかわいいなぁ!!)」
【梨穂子をからかってみよう!!!】
橘「3……2……1……」
梨穂子「あわわわわ、ちょっとまってー」
橘「0……はい終わりー」
梨穂子「あう……」
橘「……はぁ、しかたない半分こしながら食べるか?」
梨穂子「純一!!」パァ
橘「(あぁ、もうっ。梨穂子はかわいいなぁ!!!」
梨穂子「えへへ、純一とー半分こだよー♪」
【食べてないのに】
香苗「ところで橘君、よくそんなケーキが手に入ったわね」
橘「うん、朝から並んだんだ」
香苗「え? もらったとかなんか特別なルートから買ったとかじゃなくわざわざ?」
橘「え、そうだけど」
香苗「桜井のために?」
橘「うん」
香苗「どっちの店にも?」
橘「うん」
香苗「桜井のさっきみたいな顔がみたいから?」
橘「うん、そうに決まってるよー」
香苗「………」
香苗「(あー、だめ。胸焼けがしてきた)」
香苗「なんというか、ごちそうさま」
橘「?」
【梨穂子をからかって……】
橘「じゃぁ、梨穂子。そのケーキを食べた代償として質問だー」
梨穂子「えぇ? エッチなのは嫌だよー」
橘「(別にそういうつもりじゃなかったんだけど……そうか、そういう質問もあったか……くそう)」
梨穂子「純一?」
橘「あ、あぁ。 別にそんな質問じゃないよ」
梨穂子「うーん、ならいいかなぁ」
橘「じゃぁ……ここに一つケーキがあります」
梨穂子「……もうさっきの食べちゃったからないよ?」
橘「仮定だよ! ……コホン、梨穂子はお腹を空かせています」
梨穂子「えぇっ! 大変だよ」
橘「ところが、そこにはお腹を空かせて餓死しそうな僕もいます」
梨穂子「え」
橘「さて梨穂子はこのケーキをどうしますか?」
橘「(梨穂子のことだから、また悩むんだろうなぁ……くくく、また梨穂子のかわいい姿を堪能させてもらうぞ)」
梨穂子「え、そんなの純一に食べさせるにきまってるよー」
橘「……!!」
橘「え、でもいいのか梨穂子。自分もお腹減ってるんだぞ?」
梨穂子「うん、でも私はいつもお腹すいたーって言ってて純一よりかは耐えられるから……あはは、自分で言っちゃった」
橘「………」ジーン
橘「梨穂子、僕は感動したよ。うん、そういうときはまた半分こしような?」
梨穂子「え、うん。えへへ……」
香苗「あ、ダメだ。ここにいたらこの空気に当てられるわ」
【激アマ】
橘「梨穂子ってそこまで太ってないとおもうんだけど……」
香苗「あー、男の子からしたらそうなのかもね。でも女の子からしたら結構自分の体重って気になるものよ?」
橘「そうなんだ」
香苗「でも、桜井にそう言ってあげるときっと喜ぶわよ?」
橘「……うーん」
香苗「?」
橘「でも、そのことで悩む梨穂子もかわいいから伝えるのもなぁ」
香苗「……」
橘「うーん……」
香苗「ごめん、橘君。今一瞬、一生悩んでいればいいのにって思っちゃった」
【紳士の休日の過ごし方】
橘「日曜日の朝か。うーん、早起きすると気持ちいいなぁ」
橘「さー、休日だし、今日一日は自由だぞー」
橘「なにをやろうかな……やっぱりここはお宝本の整理を……いや梅原に借りたものを先に目を通しておくべきか」
???「先輩」
橘「いや、待てよ。やっぱりここは……」
???「先輩!!」
橘「!!」
七咲「ようやくですか」
橘「あれ、なんで七咲がうちに……」
七咲「……はぁ……先輩が昨日両親もいないから泊まっていけっていったんじゃないですか」
橘「………えっ……あああっ!! そうだった」
七咲「まったく……もう」
橘「で、七咲は何を……」
七咲「あ、キッチンをお借りして先輩の朝食を、と思ったんですけど……」
橘「おお、言われてみれば凄く良いにおいが」
七咲「でも先輩はなにやらエッチな本にお忙しいみたいでいらないみたいですね」
橘「そ、そんなー、七咲~!」
七咲「ふふっ」
【嫁に来い】
橘「凄くおいしいよ、七咲!」
七咲「クスッ、先輩のお口にあったみたいでなによりです」
橘「このお味噌汁なんて本当に僕の好みだよ」
七咲「そ、そうですか」
橘「うん、お嫁にほしいくらいだよ」
七咲「……」
七咲「せ、先輩……今のは、その……プ、プロポーズでしょうか?」
橘「え、あっ。……あはは……」
七咲「…………//」
橘「………//」
七咲・橘「あ、あの……」
七咲・橘「え?」
七咲「先輩からどうぞ」
橘「七咲からいいよ」
七咲「………」
橘「………」
七咲「クスクス、なんだかこういうのもいいですね」
橘「そうだな……七咲だからかな、照れ臭いけどでも嫌じゃないよ」
七咲「も、もう先輩っ!」
【柱の影から】
美也「起きたら新婚さんがうちのリビングにいる……」
美也「出るに出て行けないよ……」
美也「……みゃーもお腹減った……」
【指導】
橘「さて、お腹も一杯になったことだし、このあとどこかに行こうか七咲?」
七咲「いえ、私はこの後予定が」
橘「? あ、もしかして部活でもあるのか?」
七咲「いえ、水泳部は休みですよ」
橘「じゃぁなんで……」
七咲「先輩の健全な生活のための生活指導ですよ? さてと、先輩。出してください」
橘「え?」
七咲「先輩のそのお宝本とやらを出してください」
橘「………」
橘「もしかして七咲やっぱりちょっと怒ってる?」
七咲「いーえ、先輩が健全に過ごすためのチェックですよ?」
七咲「別に妬いてもいませんし怒ってもいませんよ?」
橘「(妬いてもいたのか……)」
橘「あはは……えっと、そういえば僕これから」
七咲「た・ち・ば・な・先輩」
橘「……はい」
【私がいますよ?】
七咲「まったく……もう……こんなにためこんで」
橘「あ、七咲~」
七咲「これなんて…………」
七咲「……///」カァ
橘「(あれは僕のナンバーワン!!)」
七咲「まったく、先輩は変態です。スケベです」
橘「……うぅ」
七咲「……もうっ、私がいるんですからこういうものじゃなく私に……」ゴニョゴニョ
橘「え」
七咲「なんでもないです!」
【記憶力】
薫「ちょっと純一、どこいくのよ?」
橘「え? ほら、前に薫言ってたろ?」
薫「え?」
橘「ほら、一度ホームランを打ってみたいわねって」
薫「あー、そんな話あったわねー。……ってあんたよく覚えてたわね」
橘「薫のことだからね」
薫「!! そ、そう……で、どこに行くのよ?」
橘「バッティングセンター」
薫「……あんたね、普通女の子とのデートでバッティングセンターに行く?」
橘「でも、ホームラン打ってみたいって言ってたじゃないか」
薫「言ったけど……ま、いいわ。あんたに行き先任せたのも私だしね」
薫「それにちょっといいことあったしね……」ボソッ
橘「ん?」
薫「あんたは知らなくていいの。いつもどおりの純一でいいんだから」
【やりごたえ】
薫「……!」ブンッ スカッ
薫「……!」ブンッ スカッ
薫「……!」ブンッ スカッ
薫「ちょ、ちょっとーあたらないじゃない!」
橘「薫がいきなり140kmとかに挑戦しようとするからだろー」
薫「なによー、やるなら一番やりごたえのあるところじゃないと面白くないでしょ」
橘「あ、ほら薫くるぞ」
薫「!!……!」ブンッ スカッ
橘「あー、薫。これで20球目だから終わりだぞー」
薫「えっ、もう?」
橘「ほら、あっちのもうちょっと速度遅いほうに……」
薫「嫌」
橘「……」
薫「もう一回よ、純一」
橘「……はぁ、仕方ない薫は言い出したら聞かないからな」
薫「あはは、てんきゅー。純一のそういうところ好きよ?」
橘「!!」
橘「(な、薫のやつが急に変なこと言うから……)」
薫「純一、もしかして赤くなってるー?」
橘「な、なってないよ!」
【ご褒美】
薫「……!」 ブンッ カン
橘「お、当たった……」
薫「やった、見なさい純一。とうとう当たったわよ」
橘「なかなかやるじゃないか薫……でもホームランにはまだまだ足りないぞ」
薫「わかってるわよ、ここからよここから!」
薫「……!」ブンッ カン
橘「(おお、また当たったな)」
……
…
薫「……あー、悔しいわね」
橘「……うん、まぁ当たっただけでも凄いんじゃないかな?」
薫「それでももうちょっとまともに飛ばしたいじゃないの」
橘「(満足できてなさそうだなぁ)」
薫「ま、いいわ。ねっねっ純一。勝負しましょうよ、しょ・う・ぶ」
橘「勝負ってこれでか?」
薫「もっちろん。この140kmで何球当てれるかで勝負しましょ」
橘「ちょっと待った。薫は今までやってたんだから有利じゃないか」
薫「なによー、純一、もしかして私に勝つ自信ないの?」ニヤリ
橘「むっ……いいよやろう。そのかわり薫負けても泣き言いうなよ」
薫「へぇ、いいじゃない。アンタ勝つ気なんだ。やっぱりやるからにはそうじゃなくっちゃね」
薫「そうね、それじゃ私が負けたらご褒美をあげるわ」
橘「!!」
薫「その代わり、アンタが負けたらアタシの言うことひとつ聞くんだからね」
橘「(薫のご褒美……キスとか……いやいやもっと凄い展開が……)」
橘「よし、やろうっ!!」
【命令】
………
……
…
橘「……くっ、まさか薫があれだけやるとは」
薫「あはは、アンタもまだまだね。精進しなさい」
橘「くそ、覚えてろよ薫」
橘「(まさか……ご褒美に気を取られて集中できなかったなんて……まさかこれも薫の作戦だったのか!?)」
薫「ふふふ、アンタこそ覚えてるんでしょうね?」
橘「(くぅ……薫とのあんなことやこんなことが……)」
薫「ちょっと聞いてるの?」
橘「え? ……あぁ、もちろん聞いてるよ」
薫「ふふん、それじゃあ早速一つ言うこと聞いてもらうわね。ちょっとそこに立っててね」
橘「ん?……これでいいのか?」
薫「それじゃあ、うごいちゃ駄目よ?…………ん」チュッ
橘「!!」
薫「ん………」
橘「(か、薫!?)」
薫「……ふふ、ありがとね純一。覚えていてくれて」
橘「……い、今のが命令なのか?」
薫「うん。でもアンタにとってはご褒美かもね、ふふ?」
【あまくない彼女】
橘「なぁ、薫」
薫「なによー」
橘「ちょっと手を見せてみろよ」
薫「!!」
橘「やっぱりなあ」
薫「いつから気付いてたの?」
橘「なんか様子がおかしかったからね。それにあんなに立て続けにバット握ってたらね……ほら、手」
薫「……うん」
橘「あー、やっぱり赤くなってる。でもよかったよこんな程度で」
薫「その、痛くはないのよ? でもやっぱり手が赤くなってるなんてみっともないじゃない」
橘「まったく、なんでここまでなるまではしゃぐんだよ……」
薫「………のよ」
橘「え?」
薫「嬉しかったって言ってんでしょ! あんたがアタシとのあんな何気ない会話のことまで覚えていてくれて」
薫「だから、今回はあたしからなにかしてあげたかったの」
橘「あー、だからさっきの命令か」
薫「いい? でも純一、今度はアンタの番よ? 今日はあたしからだったんだから、今度はアンタからできるように努力しなさいよね」
薫「今度こういうことがあったらアタシに勝って純一から私にしなさい」
橘「……参ったな、そういわれるとやるしかないじゃないか」
薫「ふふ、それが狙いよ」
橘「あはは、本当に僕の彼女は手厳しいな」
【観察】
橘「……」タッタッタ
橘「(参ったな……紗江ちゃんと図書室で待ち合わせして帰る約束をしてたのに、高橋先生に捕まっちゃったよ……」
橘「(随分待たせちゃってるなぁ……)」
………
……
…
ガラガラ
橘「えっと、紗江ちゃんはっと……あそこか」
橘「……紗江ちゃん?」
紗江「……」スゥスゥ
橘「寝ちゃってる……」
紗江「………」スゥスゥ
橘「……これは……」ゴクリ
橘「(横からみると凄いなあ……突っ伏した机と胸がこう……なんとも……)」
橘「(寝息に合わせて動くのも……まず美也じゃこうはならないからなぁ……)」
橘「……もうちょっとこのまま」
【指ちゅぱ】
橘「……」
紗江「……」スゥ
橘「(…………ほっぺたとか柔らかそうだなぁ)」
紗江「……」
橘「(……ちょっとだけなら)」キョロキョロ
紗江「……」
橘「……」ツンツン
橘「(柔らかい……クセになりそうだぞ……!!)」
紗江「……んふふ……しぇんぱーい……」スゥスゥ
橘「!!」
紗江「……」スゥスゥ
橘「(ふぅ……寝言か……」
橘「(……もう少しだけ)」
橘「……」ツンツン
紗江「…ふふ……だめぇですよ~せんぱい……」
橘「(……あれ、なんか変な気分になってきたぞ。とてもいけないことをしているような……)」ツンツン
紗江「……もぅしぇんぱい……ダメですぅ……やめてくれないとこうですよ……」カプッ
橘「!!」
橘「(さ、紗江ちゃん!! これが噂に聞く……指チュパ……!)」
橘「……離れられない」
橘「(……これは紗江ちゃんが起きたときとんでもないことになるんじゃないだろうか……)」
【役得】
帰路
紗江「す、すいません先輩。待っている間に寝てしまったみたいで」
橘「え、ううんいいよ。というより僕のほうこそごめんね。待たせたみたいで」
紗江「いえ……でも橘先輩はなにをしていたんですか?」
橘「あはは、高橋先生につかまっちゃて」
紗江「あ、それでなんですか」
橘「うん」
紗江「ふふ、でもよかったです。もしかしたら先輩が来てくれないのかと……」
橘「それはないよ!!」
紗江「先輩?」
橘「約束したのに行かないなんてこと僕はしないよ?」
紗江「先輩……」
橘「あはは、遅れたからあんまり説得力ないけどね」
紗江「いいえ、そんなことないです。これから先輩は絶対に来てくれるって信頼できますから」
橘「そうあれるといいな」
紗江「でも、私はそんな先輩をやっぱり起きていてお出迎えしたいです」
橘「……」
紗江「?」
橘「いや、なんだか新婚さんみたいだなって」
紗江「ふぇ、し、新婚……」
橘「(紗江ちゃん顔真っ赤にしちゃってかわいいなぁ)」
橘「それに紗江ちゃんが寝ていてくれた事で役得もあったしね」
紗江「?」
【雷様】
橘家
橘「雨やみそうにありませんね」
森島「そうね……いやぁ、また雷……」
橘「あはは、先輩本当に雷苦手だったんですね」
森島「どうにもあのゴロゴローって感じがね~」
橘「……」
森島「どうしたの橘君?」
橘「いやぁ、そうやってる先輩もかわいいなぁって」
森島「……も、もう、そんなこと言っちゃて」
ゴロゴロ
森島「や、またっ――」ダキッ
橘「せ、先輩!?」
橘「(お、おちつけ。先輩は怖がってるんだぞ……抱きつかれたからってやましいことを考えている場合じゃ……場合じゃ……」
橘「(………)」ブンブン
森島「むむ、いやらしいこと考えてる顔してる~」
【雷神】
森島「そんな子はおへそを取っちゃうわよ~」
橘「雷だからですか?」
森島「そうよ~、悪い子のおへそはとっちゃうんだから」
橘「あはは……」
森島「雷様は怖いのよ~、きっとひびきみたいに怒るんだわ」
橘「塚原先輩が聞いたらそれこそ怒ると思いますよ?」
森島「むむ、橘君言っちゃ駄目よ?」
【おへそちゅー】
森島「ふふ、橘君は良い子かしら~?」
橘「ちょ、え、先輩、なにを……!」
森島「ふふふ、橘君のおへそチェックよ」
橘「えええ、って先輩駄目ですって、ちょ、そこくすぐったい……」
森島「ええい、15の娘じゃあるまいし~♪ えいっ」
橘「……!!」
森島「ふふっ、へぇ、橘君綺麗なおへそしてるのねー」
橘「(……せ、先輩の息が当たって……なんだか変な気分に……)」
森島「……!!」ピコーン
橘「ど、どうしたんですか先輩?」
森島「ちょっと橘君動かないでね?」
橘「……」
森島「じぃ………」チュ
橘「えっ、ももも、森島先輩!? な、なにを?」
森島「ふふ、あまりにかわいいおへそだったからキスしちゃったわ♪」
森島「……嫌だったかな?」
橘「いえ、是非っ!!」
森島「わおっ、いいお返事。でももう今日は駄目」
橘「……」シュン
森島「ああん、かわいい目をしたって駄目なんだから……だからまた今度。ね?」
【妹】
橘「裡沙ちゃんは妹がいるんだっけ?」
裡沙「うん」
橘「ということは、裡沙ちゃんはいいお姉さんしてるわけかな」
裡沙「ふふ、どうだろう?」
裡沙「でも結婚したらあなたもにぃにだよ?」
橘「!!」
裡沙「で、私も美也ちゃんのねぇねになるから、妹が二人になっちゃうね♪」
【妹とねぇね】
裡沙「美也ちゃんは私のことねぇねってそろそろ呼ぶべきだと思うの」
美也「えー、でも裡沙ちゃんをそう呼ぶのは違和感があるよー」
裡沙「ふふふ、でも時間の問題だよ。私と橘君が結婚したら嫌でもそう呼ぶことになるよ」エッヘン
美也「うー、じゃあみゃーはその時まで呼ばないよー」タッタッタ
裡沙「あー、行っちゃった」
橘「あー、ごめんねうちの美也が」
裡沙「ううん、いいの。きっと美也ちゃんはお兄ちゃんが取られたと思ってるんじゃないかな」
橘「美也が?……うーんそれはないような……」
裡沙「そんなことないよ。 美也ちゃんは橘君のこと大好きだから?」
橘「そうかな?」
裡沙「あ、でも美也ちゃんと浮気とかは駄目だよ?」
橘「な、さすがにそれはないよ、裡沙ちゃん。美也は妹だよ?」
裡沙「ふふ、でもあなたは魅力的だから美也ちゃんの気持ちもわかるよ」
【克服】
美也「裡沙ちゃんには苦手を克服してもらいます」
裡沙「え?」
美也「ここに牛乳があります」
裡沙「え?……む、無理だよ?美也ちゃん」
美也「そういうと思って実は特別製なのだー!」
裡沙「?……普通の牛乳だよ?」
美也「よく見るといいよ裡沙ちゃん。この牛乳のおかしなところに」
裡沙「……コップに半分しか入っていない?」
美也「あったりー」
裡沙「絶対飲まないよ?」
美也「……じゃあ美也が飲んで良い?」
裡沙「良いんじゃない?」
美也「そっかそっか。じゃあいっただきまーす」ゴクリッ
裡沙「?」
美也「ぷはっ」
裡沙「……ねぇねぇ、美也ちゃん。どこが特別製だったの?」
美也「えっ? ただのにぃにの飲みかけだよ?」
裡沙「!!」
裡沙「……して」
美也「?」
裡沙「出して!!」
美也「む、無茶だよ裡沙ちゃん!!」
【拒否】
美也「裡沙ちゃんに苦手を克服してもらおうと思います」
裡沙「どんとこいだよ、美也ちゃん!」
美也「……張り切っているところ悪いけど、次は普通のゴーヤだよ、裡沙ちゃん?」
裡沙「……」
美也「……」
裡沙「ばいばい、美也ちゃん」タッタッタ
【ツーショット】
絢辻「ちょっと、どうしたの橘君。急に写真なんて?」
橘「うん、そういえば絢辻さんと写真をとったことないなって」
絢辻「ちょっと……だからって急に……え」
橘「梅原ー、じゃあ頼む」
絢辻「え、嘘、えっ?え?」
橘「大丈夫、絢辻さんいつもどおりだよ」ぎゅ
絢辻「(も、もう……こういうところは強引なんだから……)」
梅原「じゃぁ、大将撮るぞー」
梅原「(こころなしか絢辻さん嬉しそうだなあ……くぅー大将、うらやましいぜ!!)」
【枕に顔をうずめて】
絢辻さんの部屋
絢辻「……」ゴロゴロ
絢辻「……ふふ、写真では頼もしそうな顔しちゃって……」
絢辻「ちょっと……ちょっとだけかっこいいじゃない……」
絢辻「……」ゴロゴロ
絢辻「……」ギュ
絢辻「……!」
絢辻「……///」
絢辻「……」ジタバタ
サンテレビ放送始めるの1週間遅ぇーよふざけんな
>>82
まじでこれだよ
1話すらまだとかふざけてんのか
【七不思議】
薫「ねぇ純一知ってる?」
橘「ん?なんの話だ?」
薫「この学校でね、最近お化けが出るんだって」
橘「お化け? なんでまたこんな時期に……そういうのは暑くなってからが相場だろ?」
薫「まぁ、聞きなさい。でね、そのお化けってどんなやつだと思う」
橘「お化けに種類があるのか? うーん、トイレにでるとか?」
薫「ぶー、違うわよ」
橘「うーん……降参、わかんない」
薫「それがね、どうやら体育準備室に出る幽霊らしいの?」
橘「また変わったところに出るんだな」
薫「うん、しかも跳び箱の中に潜んでるらしいのよ」
橘「(……あれ?)」
橘「……」
薫「……」
薫「でね、ここから真面目な話なんだけど」
橘「……」タラタラ
薫「お化け退治しないといけないかしら?」
橘「い、いややっぱりそっとしておいたほうがいいんじゃないかな!?」
薫「……」
橘「ほら、そのお化けも悪気があったわけじゃないんだし……」
薫「モップ砲とかよく聞きそうじゃない?」
橘「……」
薫「……」
橘「ごめんなさい」
【独占権】
薫「で、純一は何回くらいあの中に潜んでいたわけ?」
橘「……」
薫「そもそも、なんであんな中に入ってるのよ」
橘「それは、マサが……」
薫「?」
橘「あ、いやなんでもない」
橘「(しまった……危うくお宝本のことまで話さなければならなくなるところだった)」
薫「……はぁ、もういいわ」
橘「え?」
薫「まったく……でもこれだけは覚えておきなさい」
橘「?」
薫「あんたの目の独占権はあたしにあるってこと。いい?」
【あめあめふれふれ】
橘「雨か……」
塚原「あら、橘君?」
橘「塚原先輩? あれ、どうしたんですか。こんなところで」
塚原「恥ずかしい話なんだけど、傘を忘れちゃって……それではるかが入れてくれるっていうから傘を取りにいってるはるかを待ってるの」
橘「あー、そうなんですか。でも今日は急に降ってきたから仕方ないですよ」
塚原「ふふ、でもキミは傘をもってるのね」
橘「はい、僕は置き傘だったので」
???「あー、橘君!」
橘「森島先輩?」
森島「ごめんねー、ひびきちゃん遅くなっちゃって」
塚原「いいわよ。あら、でもはるか傘は?」
森島「それが……」
……
…
塚原「置き傘がなくなってた?」
森島「そうなのよ~、お気に入りだったのにー……」
橘「急な雨だったから取られちゃったんでしょうか?」
森島「だからごめんね、ひびきちゃん」
塚原「はるかは悪くないんだから、謝る必要はないでしょ? 元々私が忘れたのが悪いんだし」
橘「……えっと、先輩!!」
森島「?」
橘「僕の傘使ってください!」
塚原「……でも、それじゃあキミの傘が無くなっちゃうでしょ」
森島「そうよー、橘君。それじゃあ意味がないの」
橘「でも……」
塚原「ふふ、駄目よ。それは受け取れないわ。でもありがとうね」
橘「いや、でも先輩達は受験生ですし風邪なんか引いたら……」
塚原「それなら、はるかだけ入れて送っていってあげてくれないかな? 私はもう決まってるしね」
森島「駄目よ~、ひびきちゃん。いつもひびきちゃんはそうやって……」
橘「やっぱりここは先輩達が……」
………
……
…
森島「……じゃぁ、こうしましょう? 3人で帰ればいいのよ♪」
塚原「え?」
橘「え?」
【3人傘】
橘「なにも僕が真ん中じゃなくても……」
森島「ふふ、こうやって帰るのもなんだかいいわねー」
橘「先輩、やっぱり3人で帰るなんて無茶があったんじゃ……ほら、塚原先輩も森島先輩も肩から濡れてますって……」
塚原「ふふ、キミは気にしなくていいのよ」
橘「気になりますってば」
森島「じゃあ、もっと橘君にくっついちゃえ♪」ピト
塚原「ふふっ、そうね」ピト
橘「!!」
橘「(なんだかとても大変なことになっている気がするぞ……!)」
森島「あー、ひびきちゃん顔あかいわよ~?」
塚原「は、はるかこそ……」
橘「(……ここは夢か!!)」
【お見舞い】
塚原「橘君。案の定はるかが風邪を引いたわ……」
橘「え?……あの後森島先輩もう傘なんて関係なしにはしゃいでましたからねえ……」
塚原「あの子ったら……受験生だっていうのに……」
橘「あはは……」
塚原「それで今日はるかの様子をみてこようと思うんだけど、きみもどうかな?」
橘「え、僕もですか?」
塚原「ええ、そのほうがはるかも喜ぶと思うから。だからどうかな?」
橘「是非、喜んで!」
【照れお困りー】
帰路
塚原「まったくそれにしてもはるかにも困ったもんだわ」
橘「あはは、森島先輩らしくていいんじゃないですかね」
塚原「ふふ、キミはよくはるかのことを見ているね」
橘「え? そうですか」
塚原「見ていて妬けちゃうぐらいには、ね」
橘「え?」
塚原「……あ」
塚原「な、なんでもないのよ?」
【てれおこまりー】
橘「……」
塚原「……」
橘「そ、それにしてもなんだかこうやってると下校デートみたいですね」
塚原「え、うん、そうね……///」
橘「(しまった……また塚原先輩を困らせてしまった)」
【お見舞いデート?】
森島邸
森島「あー、ひびきちゃんと橘君がラブラブしながら帰ってきてるー」
塚原「な、はるか!?」
橘「先輩、もう出歩いて大丈夫なんですか?」
森島「うん、ちょっと楽になったから外の空気を吸いにきたの」
塚原「もう、はるか。しっかり寝てないと駄目でしょ」
森島「えー、ひびきちゃんお母さんみたい」
橘「(……塚原先輩がお母さんなら僕はお父さんなのかな……?)」
森島「でも二人ともどうしたの?」
塚原「あなたのお見舞いにきたのよ」
森島「……二人でデートしながら?」
塚原「も、もうはるか~!」
【2月14日】
裡沙「ずっと……ずっとあなたに食べてもらいたいなって思ってたの」
橘「裡沙ちゃん……」
裡沙「だから、食べてみてほしいな?」
裡沙「ずっと……本当にずっと……毎年毎年あなたに渡せたらって思ってた……でも渡せなかった」
裡沙「はじめは勇気がなかった。中学からはあのことがあったから……でもようやく渡せたよ」
橘「ありがとう裡沙ちゃん」
裡沙「ううん、私がお礼をいいたいよ。 ねぇ、食べてみて?」
裡沙「きっと、きっと今までよりずっとおいしくできてるよ?」
橘「うん」パクッ
橘「おお、すごい! 手作りとは思えないほどおいしいよ裡沙ちゃん」
裡沙「えへへ、ならよかったぁ……あなたの口にあわなかったらどうしようって思って」ポロポロ
橘「裡沙ちゃん?」
裡沙「あはは、嬉しくて涙がでてきちゃった」
橘「大丈夫だよ」ナデナデ
橘「僕は来年も裡沙ちゃんといるから……だからまた食べたいな」
裡沙「……うん!」
【チョコの味】
橘「そうだ、裡沙ちゃんも一緒に食べようよ」
裡沙「え?」
橘「裡沙ちゃんと一緒に食べたほうがおいしいと思うしね」
裡沙「ふふっ、じゃあいただきます」
裡沙「……でもね、私はこっちのほうがいいな」
橘「(え、裡沙ちゃん?)」
裡沙「ん……」チュ
橘「!!」
橘「ん……ぷは、り、り、裡沙ちゃん!?」
裡沙「えへへ……あなたの味がするよ?」
って裡沙ちゃんに言われたい
でも言われたらたぶん悶え死ぬ。心臓がとまる
困った
【ファラオガス】
橘「ねぇ、絢辻さん。ちょっと勉強のことでわからないことがあるから絢辻さんに協力してほしいんだ」
絢辻「(協力?)」
絢辻「どの強化なの?」
橘「科学の問題なんだけど……」
絢辻「へぇ、どの当たりなの?」
橘「……どの当たりというか……」
絢辻「なによ、歯切れが悪いわね」
橘「実は問題とかじゃなく、疑問なんだ。それを解決するのに絢辻さんの協力が必要なんだ」
絢辻「……言ってみなさい」
橘「あの、この前行った遊園地のアトラクションででてきたガスの正体が知りたいんだ。だから絢辻さんの協力を……」
絢辻「却下」
【ファラオガス】
橘「ねぇ、絢辻さん。ちょっと勉強のことでわからないことがあるから絢辻さんに協力してほしいんだ」
絢辻「(協力?)」
絢辻「どの教科なの?」
橘「科学の問題なんだけど……」
絢辻「へぇ、どの当たりなの?」
橘「……どの当たりというか……」
絢辻「なによ、歯切れが悪いわね」
橘「実は問題とかじゃなく、疑問なんだ。それを解決するのに絢辻さんの協力が必要なんだ」
絢辻「……言ってみなさい」
橘「あの、この前行った遊園地のアトラクションででてきたガスの正体が知りたいんだ。だから絢辻さんの協力を」
絢辻「却下」
【紳士のデートの誘い方?】
絢辻「このロリコン」
橘「うぐ……」
絢辻「変態」
橘「うう……」
絢辻「ペド」
橘「……」
絢辻「はぁ……もういいわ。……で、なんで急にそんなこと言い出したの?」
橘「え?」
絢辻「どうせ別の意味があるんでしょ?」
橘「わかるの?」
絢辻「わかるわよ、あなたのことくらい」
橘「……えっと、その」
絢辻「?」
橘「最近勉強ばっかりで絢辻さんも疲れてるみたいだから、その……久しぶりにデートでもしたいなって」
絢辻「!!」
絢辻「そ、そう……」
橘「でも駄目だよね。たしかに今は勉強しないとね……」
絢辻「あ、ちょっと。その……あんまり根をつめすぎてもいけないし……その……」
絢辻「行ってあげてもいいわよ?」
橘「え?」
絢辻「だから行ってもいいって……そ、そのかわり次の日は勉強倍だからねっ!!」
【橘さんちの娘さん】
きょう、パパがねむっているときしらないひとのなまえをよびながらにやにやしていた
そのことをお料理しているママにいうと、ひょうじょうひとつかえずにパパをおこしにいった
なんだかこわかった
そのあとママがパパをせいざさせていた
パパはなんのことかまったくわからないといっていた
するとママがなんてなまえをいっていたのかわたしにきいてきた
わたしはパパがいっていたなまえをそのままくりかえした
そうしたらママの顔があかくなった
パパはこまったようにわらっていた
いったい「あやつじさん」ってだれなんだろう
ママはいつのまにかどこかうれしそうなかおにかわっていた
【橘さんちの娘さん!】
きょう、みやおばさんがうちにきた
みやおばさんはパパのことをたまににぃにってよぶ
にぃにってなんだろう?
ママにきくとおにいちゃんのことだっていっていた
いいなぁ わたしもおにいちゃんがほしかったなあ
そのことをいうと、パパはわらいながら「はは、おにいちゃんはもうむりだなー」といっていた
しょんぼりとしたわたしのあたまをパパはなでてくれた
そのあとで「おにいちゃんはむりでも、おとうとやいもうとならいけるかもなあ」といっていた
ママがめずらしくキッチンのほうでふいていたしょっきをおとしていた
こんどのサンタさんにはそうたのもうとおもう
【橘さんちの娘さん!!】
ママにサンタさんからなにがもらいたいのかときかれた
このまえかんがえたことをそのままママにおしえてあげた
なぜかママがこまったかおをしながら、かおをすこしあかくしていた
どうしたのだろう?
うむ、すまん
ぶっちゃけ、ネタ考えながら裡沙ちゃんで悶えてたらいつのまにかPCまえで寝てた
【4人でババ抜き】
橘「トランプをやろうとおもう」
薫「負けたら罰ゲームね」
絢辻「え? 私も頭数なのかしら」
橘「もちろんだよ、絢辻さん」
梅原「よっしー、大将準備いいぞ!」
絢辻「仕方ないわね……」ボソッ
薫「?」
絢辻「ふふ、なんでもないわ」
橘「じゃあババ抜きで」
………
……
…
橘「……うーん、こっち……いやこっちかな?」
絢辻「ふふふ、本当にそっちでいいのかしら?」
橘「……くっ」
絢辻「ほら、実はこっちがババかもよ♪?」
【狙った順位】
梅原「絢辻さん凄いな、さっきから何ゲームも大将翻弄してるぞ……」
薫「あれ、きっと純一をピンポイントではめるためにわざと3抜けの位置キープしてるわよ……」
梅原「うえっ、そんなことできるもんなのか……」
薫「完全に純一操られてるわねー」
薫「にしても」
梅原「?」
薫「(絢辻さん楽しそうな顔してるわね……)」
【脱げ】
絢辻「はい、あがりっと」
橘「くっ……僕が全敗……」
薫「さてと、純一最初の話覚えてるかしら?」
橘「え?」
薫「ば・つ・げーむ」
橘「!!」
薫「さて、一抜けが多かったあたしが罰ゲーム決めるけど……ふふふ、やっぱこういう時の罰ゲームってあれよね」
橘「(あれ?……なんのことなんだ)」
絢辻「あ、棚町さん。あんまり学校でできないことはひかえてね?」
薫「……じゃあ、純一脱ぎなさい?」
絢辻「え?」
橘「え?」
梅原「(脱衣トランプ……!!)」
【脱衣教室】
薫「あはは、最高!! あんた放課後の教室で誰もいないからって何脱いでるの?」
橘「薫がやれっていったんじゃないか!」
薫「ぷぷ、あはは、上半身だけとはいえ……滑稽ね……」
橘「絢辻さん、これは学校でやっていい罰ゲームなの!?」
絢辻「え? クスクス、まぁいいんじゃないかしら? 誰に迷惑かけるわけでもないから……」
絢辻「(にしても……結構鍛えてるのね……)」
橘「絢辻さんまで!?」
梅原「くぅー、大将。泣けてくるぜー」
橘「もう婿にいけないよっ!!」
絢辻「あらっ、その心配はないわよ? 私がもらってあげるから?」
薫「え?」
梅原「え」
絢辻「あっ……」
【公認の罰ゲーム】
橘「トランプをしよう、中多さん」
紗江「え? 先輩とですか?」
橘「うん」
紗江「ふふ、面白そうですね」
橘「ただし、負けたら罰ゲームがあるんだ」
紗江「えぇ!?」
橘「負けたら上を脱ぐという創設彩実行委員長公認の罰ゲームなんだ」
紗江「えええ!? せ、先輩……エッチです」
橘「違うんだ。これも特訓になると思うんだ。やっぱりものごとをやるのにプレッシャーは必要だと思ってね」
紗江「先輩……」
橘「だから負けたら脱ぐくらいの気負いでやればいいとおもうんだ」
紗江「……はい、わかりました。先輩、私がんばって見ます」
橘「そうだよ、中多さん! その心意気だよ。あ、勝負は中多さんが決めて良いよ?」
紗江「はい……では神経衰弱で……」
【脱げ】
………
……
橘「これが……天運か……」
紗江「か、勝っちゃいました……」
橘「(つ、強すぎるよ中多さん……)」
紗江「……えっと先輩、その……ば、罰ゲームを……」
橘「え、あぁ……うん」
紗江「……///」
紗江「(先輩……たくましいです)」
【委員長公認】
橘「結局、脱がされてしまった……」
???「先輩なにしてるんですか?」
橘「その声は七咲か!!」
七咲「ふふ、当たりです。……でも何をやっているんですか?」
橘「……七咲、今から僕と勝負をしよう」
七咲「え?」
橘「トランプをしよう」
七咲「? ……はぁ、別にいいですけど」
橘「ただし罰ゲームありだ! 負けたら脱ぐんだぞ?」
七咲「……先輩頭は大丈夫なんですか」
橘「(七咲に頭の心配をされてしまった……)」
橘「な、うちのクラスの委員長公認の罰ゲームなんだぞ!」
七咲「はぁ」
橘「まさか、七咲僕に勝つ自信がないんじゃ」
七咲「仕方ないですね……安っぽい挑発に乗るみたいですけど、先輩をこのまま増徴させるのもどうかとおもうので相手してあげます」
橘「(……完全に七咲に舐められている)」
七咲「でも私がなにやるかを選んでいいですか?」
橘「うん、それくらいは後輩に譲ってあげないとね」
七咲「ありがとうございます……では……」
【脱げ】
………
……
橘「ま、負けた……」
七咲「クスクス、ふふっ、郁夫にせがまれてやっていますから私実は結構トランプって強いんですよ?
橘「くっ……」
七咲「さて先輩」
橘「な、なにかな七咲?」
七咲「最初に自分が言った言葉覚えてますか?」
橘「……」
七咲「さぁ、脱いでください」ニコ
橘「うぅ……」
………
……
七咲「これに懲りたらもう馬鹿な勝負しちゃだめですよー?」
橘「……」
【もうちょっと】
橘「く、もうちょっとなんだけどなぁ」
橘「みんなゲームまではやってくれるからあとは勝つだけ……」
橘「勝てば天国、負ければ地獄か……」
橘「にしても、結構みんな乗っかってきてくれるんだなぁ」
橘「……やっぱり委員長公認が効いてるのか」
???「へぇ、誰公認ですって?」
橘「………」
???「どうしたのかな?橘君」
橘「………」タラタラ
???「とりあえずこっちを向いたらどうかしら」
橘「(……僕終わったかな)」
【雪解け】
橘「見負ごとに雪が積もったね」
絢辻「ええ、そうね」
橘「はは、息が白いや」
絢辻「橘君、耳まで真っ赤よ」
橘「あはは……あ、あそこで雪だるま作っている子たちがいるよ」
絢辻「ふふ、子供は風の子ってね」
橘「懐かしいなぁ、僕もよく梅原と作ったよ。絢辻さんは作ったりしなかった?」
絢辻「ええ……そうね。そういうことはあんまりなかったかな」
橘「あっ……」
絢辻「あ、でも一つだけ。昔雪うさぎを作ったことがあるわ」
橘「あの丸いやつ」
絢辻「そうそう」
橘「へぇー」
絢辻「でも雪うさぎを一匹つくったのはいいけど、やっぱり寂しいじゃない?」
絢辻「だから、もう一匹作ってあげようとおもったんだけど、手が冷たくて作らなかったの」
絢辻「明日にしようってね」
橘「そうなんだ」
絢辻「でもね、次の日には雪うさぎは溶けてたわ……」
絢辻「きっと一人ぼっちで消えていったのね……」
橘「……」
絢辻「あ、ごめんなさい。なんでこんな話をしてるのかしら」
橘「絢辻さん……」
絢辻「ほら、もう行きましょう?寒いでしょ?」
橘「あ、あの絢辻さん!」
絢辻「え?」
橘「その、雪うさぎの作り方教えてもらえないかな?」
絢辻「え?」
橘「僕も作ればもう一匹で溶けていくことはないよ?」
絢辻「……ふふっ、ばかね」
橘「駄目かな?」
絢辻「仕方ないわね……ほら、こっちに来なさい」
橘「え、でもここでも作れるんじゃ」
絢辻「いいから来なさい」
橘「?」テクテク
絢辻「ふふ、ありがとうね橘君」チュッ
ネタぎれ
ということで終わりかな
絢辻さん回おわったし、スレタイ絢辻さんだしで絢辻さん多めで
以下、自分の好きなヒロインがいかにかわいいか討論するスレ
ああああああああああ
裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい
裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい裡沙ちゃんかわいい
ねんどろの七咲が天使だった
>>196
ラブリーだけでなく七咲もでるのか
こりゃ続々ねんどろ化あるで!
裡沙ちゃんあるで!
【ねんどろ】
七咲「先輩これはどういうことなんですか?」
橘「え?あ、それは……」
橘「(僕の会心の出来の七咲ねんどろいど!!)」
七咲「私の許可なしにこんなものまで作って」
橘「でも……」
七咲「でもじゃありません……まったくこんなものなくても先輩には本物の私がいるじゃないですか」
橘「!!」
七咲「だからこれは没収です」
橘「そんなぁ~……」
七咲「もう、そんなものより私に触れてくれださい……先輩ならいいですから……///」ゴニョゴニョ
【下から見た】
七咲「先輩から取り上げたこれ……私にそっくり……」
七咲「ふふっ、まったく本当に困った先輩ですね……」
七咲「……でも、そこまでおもってくれるのは嬉しいかも……」
七咲「……だめだめっ、先輩をすぐ甘やかしちゃうんだから……」
七咲「でも、本当によくできてる……」
七咲「制服とかも……」
七咲「あれ?制服……?」
七咲「……」チラッ
七咲「!!」
七咲「///」
七咲「やっぱり先輩は変態です! なにもこんなところまで……///」
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