男「天使ひろった。」友「マジかよ」(243)

男「どうしよう?」

友「そもそも、どこで拾ったんだよ。」

男「なんかさぁ、学校から帰ったら俺のベッドで寝てた。」

友「マジかよ。つかそれってもう拾ったってレベルじゃねーな。」

男「でさあ、とりあえず帰ってもらおうとしたんだけど、なんかムリだって。」

友「へー、なんで?」

男「まあ、その辺も含めて彼女の話きいてやってくれよ。」

友「何でだよ、俺今日アポあるんだけどさ。」

男「たのむわ。」

友「しょうがない子だな、お前は。」

男「ただいま。」

天使「あ、男さん。お帰りなさい。」

男「友だちツレてきたんだけど。」

天使「あ、どうも。いつも男さんがお世話になってます。」

友「どうも。…これが天使?やべーな、かわいいじゃん。」

男「だしょ?まあ、それはいいんだよ、本題入ろうぜ。」

天使「本題?」

男「ほら、お前何しにきたの?」

天使「あ、私はその。人間界にいるらしい悪魔を探してるんです。」

友「……悪魔?」

天使「そうです。私と同じ高校なんですけど、ちょっとあの子バックれやがりまして。」

天使「それで先生に探し当てるまで帰ってくるなっていわれたんです。」

友「いや、なんで君がさがすの?」

天使「私、委員長なんですよ。」

友「まじか、大変だな。」

天使「そうなんです、私大変なんです!」

男「だからさあ、ちょっと手伝ってやろうかなって。」

友「あー、で男の家に居させてもらってるの?」

天使「はい!お母様もお父様もお姉さまもみんないい人です!」

男「まさかの一発OKだったわ、いやぁ、天使ってことすら信じないとおもってたけど。」

友「まあ、とにかく頑張れよ?」

天使「……友さんは手伝ってくれないんですか?」

男「おまえ、ここまで聞いて手伝わないとかまじないわ。」

友「お前ハナっからそのつもりだったな…。」

男「というワケで、頼んだぞ!」


友「はあ、やっかいなことになったな。」

友「まあ、どうせヒマだし可哀相だから付き合ってやるか。」

友「ただいまー」 ガチャ

友母「ああ、おかえり。遅かったわね。」

友「男んチ行ってた。」

友姉「あ、それだったら男姉に貸してたCD返してもらってくれればよかったのに。」

友「そんなコトしらねーよ。」

友母「もうすぐお風呂わくから。」

友「へいへい。」

友(それまで部屋でマンガでも読むか…) ガチャ

友(……ん。)

悪魔「すー、すー…」

友「え、…誰この子…。」

悪魔「すー…すー…、むにゃむにゃ。」

友「え、ちょ!人の布団によだれ垂らすなよ!おい、起きろ!」

悪魔「……ほぇ?」

友「ほぇ?じゃねーよ、誰だよお前!?デリヘルとか頼んでねーぞ!」

悪魔「デリヘ……。」

悪魔「…ああ、私は出張系の風俗女ではないぞ。」

友「じゃあなんだよ、そんなコスプレして。」

悪魔「コスプレではない。この羽は本物だぞ。」

友「はあ?」

悪魔「わたしは悪魔だ。」

友「 」

友「えーと、お前。高校生?」

悪魔「そうだが?」

友「えーっと、学校から逃げてきた?」

悪魔「よくわかるな。その通りだ。」

友「えーっと……、クラスの学級委員長って天使?」

悪魔「うむ。」

友(明らかに件の悪魔じゃねーか…)

友「お前、天使ちゃんが探しにきてるぞ。」

悪魔「何、それは大変だな。」

友「他人事みたいにいうなよ、あの子お前見つけるまで帰れないんだぞ。」

悪魔「……ふむ。」

友「悪い事はいわねーから、帰れ。」

悪魔「イヤだ」

友「はあ!?」

悪魔「私は帰らんぞ。」

友「いや、でもだな……」

悪魔「あやつにも色々あるだろうし、気の毒だが、帰らんといったら帰らん。」

悪魔「私は人間界で生きることにしたからな。」

悪魔「というわけで、私はここで暮らさせてもらう。よろしくな。」

友「ふ、フザけんな!?」

友「…なあ、男。」

男「なんだよ。」

友「例の悪魔ひろった…。」

男「マジかよ。」

友「しかも家にいついてやがる。」

男「ウチと一緒じゃねーか。」

友「……どうしよう、天使ちゃんにあわせる?」

男「あー、そうだなあ。そしたら帰るだろうしなあ。」

友「だよなー、じゃあ今日お前の家につれていくわ。」

友「つれてきたぞー。」

天使「あ!悪魔ちゃん!」

悪魔「な、天使…!」

天使「悪魔ちゃん、学校に戻ってきてください!」

悪魔「いやだ!私はここに残る!」

天使「わがまま言わないでください~!私が帰れないじゃないすかぁ!」

悪魔「私には関係ないだろう。退学届でもだせば帰れるようになるだろう。」

天使「いやです!学校はやめません!」

悪魔「ワガママな小娘だ。」

天使「悪魔ちゃんだって同い年じゃないですかぁ~!」


男「とりあえず、帰りそうにないな。」

友「ああ、ちょっと面倒なことになりそうだよな。」

悪魔「とにかく、私は帰らん!」

天使「どうしてですか?」

悪魔「そ、それは……」

悪魔「私は友と結婚するからだ!」

友「は?」

悪魔「私の身体はもう、友の虜でな…。」

友「はぁああ!?」

男「うわー、手ぇ出すのはやいだろ。俺ですらまだ何もしてないのに。」

友「俺もやってねーよ!」

悪魔「なに、私の身体を弄んだのは遊びだったのか!?」

友「てめぇふざけんなマジで!」

天使「友さん、不潔です。破廉恥です、ふしだらです!」

男「うわー、ないわ…。

友「ちょっとマジやめて!?」

悪魔(よし、話題そらしに成功したぞ!)

男姉「ちょっと、アンタらうるさい。」

男「ちょ、ねーちゃん!友がこの子とちゅっちゅにゃんにゃんだってさ!」

男姉「まじで?ちょっと友姉に電話してくる!」

友「え、ちょ…、男てめえ!?」

男「お前も腹括れよ、中で出したんなら、責任とる。」

友「入れてすらねぇって。何もやってねーって言ってんだろ!」

男「いやあ、やるなあお前も。」

友「だからやってねーって。」

天使「悪魔ちゃん、怖くなかったんですか?」

悪魔「怖かったさ、しかしだんだんとクセになってきてな…。」

友「お前マジ黙れ。」

悪魔「…酷い、私はもうお前に全てを捧げてもいいのに!」

友「はいはい、わかったから話元に戻そうぜ、まじで帰れよお前ら。」

悪魔「いやだ。」

天使「とりあえず、式には出席したいので私も残ろうかと。」

男「はあ?」

男「おいこら、友。どうしてくれんだよ。」

友「えー。俺の所為?」

男「ふざけんなよ、おれコイツにベッド占領されて床でねてんだぞ!?」

友「ああ、おれもそうだなんだけど。」

男「それがずっと続くとかねーよ。」

友「おれもありえねーから。」

男「いや、お前はベッドに潜り込んで…」

友「お前まじぶっ飛ばすぞ!?」

男「おれもお前ほど手がはやければ!」

友「だから……いや、もういいわ。」

悪魔「…とにかく、私は帰れん。」

天使「わかりました、…なら私もお付き合いします。」

悪魔「すまないな、天使。」

天使「ううん、悪魔ちゃんの幸せのためです。」

友「なんか俺すっげー蔑ろじゃね?」

男「まあ、拾ったのが悪魔だからじゃね?」

友「うわー、それかあ。つか部屋にいたんだけどさ。」

友「…あ、そうだよ。なんで俺の部屋でねてたの?」

悪魔「む?いやあ、適当に飛び回ってたら眠くなってきてだな。」

悪魔「とりあえず、適当に目に入った家に飛び込んだ。」

天使「あ、私もです。」

友「すげえ運わりぃのな、俺ら。」

男「これからもずっとダチでいれる気がするほどに奇跡だよな。」

友「おれはちょっと友だち止めたくなったけどな。」

友「とりあえず、話進みそうにないし今日は帰るわ…」

悪魔「……」

友「…・…」

悪魔「……」

友「なんだよもう、はやく来いよ!」

悪魔「…えへへー。」

友「……はあ。」

男(あー、うらやましいなー)

友(あざとい演技しやがってこの悪魔が!おれの人生まじ真っ暗だよー!)

友姉「ちょっとアンタ!きいたわよ、悪魔ちゃんとにゃんにゃんですって!?」

友母「あらあら、はやいわねえ。」

友父「はっはっは、お前ももうそんな年か。」

友(もうイヤだ…)

悪魔「不束者ですが……」

友(こんの悪魔めぇ……)

悪魔(しかし、コイツには悪いことをしてしまったな…、まあいいか。)

友姉「いやー、友もDT卒業したかー。」

友(してねえよ!したいけどしてねえよ!)

悪魔「はっはっは、大変だな。」

友「お前のせいでな。」

悪魔「まあ、いいじゃないか。既成事実はできたぞ?」

友「はあ?」

悪魔「これで私とはヤりほうだい。ま、巻き込んでしまったお詫びだ。」

友「……はんっ。」

悪魔「は、は、鼻で笑うことないだろー!私が貧乳だからかー!」

友「それもあるけど。お前のせいでおれの評価めちゃくちゃだよ!」

友「さっきからクラスのやつらからメールきまくってんだぞ!」

友「ぜってー男がみんなに言いふらしたんだ…、なんなんだよ!」

悪魔「まあ、いい友人ではないか。」

友「…そりゃまあ、そうだけどよ。」

悪魔「ふむ。君という男には興味がつきないな。」

友「俺はお前への興味失せたよ。」

悪魔「それは残念。…なら、それを取り戻させてみせよう」

友「はぁ──」

チュッ

友「……!?」

悪魔「ふふ。先ほどの詫びだ。」

友「……。」

友「わ、わっけ、わかんねーし…!ば、バッカじゃねーの!?」

友「と、とに、かくっ!はやく寝ろ…!」

悪魔「……一緒に寝ないか?」

友「はあ!?」

悪魔「いや、その。アイツらに言ったようなことをするというわけではなく。」

悪魔「その、寒いだろう?それに、私たちは一応婚約者一歩手前なのだし。」

友「いや、ワケわかんねーから。」

悪魔「……だめか?」

友「!……しょ、しょーがねーな。そこまでいうなら添い寝してやるよ…!」

悪魔「ははっ、すまないな。」

友「けっ」

翌日

友「お前のせいで、学校いくの憂鬱だわ。」

男「ははは、いいじゃねーか。うち男子校だし、ヒーローだぞ。」

友「HとEROじゃねーか。」

男「ま、そんなシャレいえる余裕あるならいけるって。」

友「誰の所為だとおもってんだお前。」

男「俺。」

友「お前マジでぶっ飛ばしていいか。」

男「まあ、大丈夫だって」 ガララ

クラスメイト「男と友、童貞卒業おめでとー!」

ワーワー

男「は?」

友「……(ニヤリ」

男「て、てめ!?」

友「お返しだ。」

男「ぐぬぬ、それでも男か貴様!」

友「ったりめーだ。ここ男子校だぞ。」

男「ぐぬぉ・・・」

クラスメイト「初体験はどうでしたか!」

男「やってねーよ!」

友「素直にみとめちゃいなさいよぉ。」

男「何キャラだてめえ」

男「どーすんだよ、まじでやべーぞこれ。」

友「腹くくれば?」

男「俺床で寝てるのに、お前もそうだろ?そうなんだろ?」

友「……」

男「何で目をそらす。」

友「いや、その……」

男「てめえまさか添い寝したのか!?ベッドのなかで異種間交配か!」

友「いや、交配はしてないけど。」

男「ちきしょー!お前死ね!まじしね!」

友「つっか、お前もベッドに潜り込めよ。」

男「あの巨乳とベッドを共にしたら、理性ぶっこわれそう…。」

友「揉めばもうふっきれるだろうよ。」

男「いや、でもそういう事しちゃだめそうじゃん?」

友「そりゃそうだろうけどさ。」

男「つか、お前らマジで添い寝したの?それ以外は?ちゅーは?」

友「え、まあ…。」

男「マジかよ!よくそんな勇気あったな」

友「あ、いや…むこうからだし。」

男「ちょっとお前殴っていいか?」

友「断る」 バコッ

男「ふぐぅ…」

友「つか、アイツらまじで居座る気なのか?」

男「ま、まあ…そうなんじゃね?」

友「……ま、別にいいけど。」

男「…あれ、お前なんか態度ちがくね?」

友「はっ!?」

男「さては、キスしたり添い寝したりして……惚れたな!?」

友「ば、バッカ!ちげーよ、何いってんだよ、バカじゃねーの!?」

男「うわー、惚れてやんのー、ひゅーひゅー!」

友「うるせえ!」 ドカッ

男「ふぐぅ…」

友「ていうかさ、あの子らちょっと変じゃね?」

男「なにがよ?」

友「ほら、天使と悪魔って敵ってイメージあるだろ。」

男「あー、そういやなんか仲はよさそうだな。」

友「それにほら、学校も一緒だし。」

男「あれなんじゃね、もうそういう時代じゃねーとか。」

友(今夜あたり聞いてみるかな……)

友「……なあ、悪魔。」 

悪魔「んっ…、はあ…、…どうした?」

友「お前と天使ちゃんって仲いいよな。…なんかこう、そういう対立とかねーの?」

悪魔「あ、あるにはあるが…んっ、…は…、就職前だし、いまは関係ないだけだ…」

友「就職?」

悪魔「ああ、とはいっても、天使と悪魔の対立も…はァ…、い、まは…ハリボテのような、ものだ…。」

友「どゆこと?」

悪魔「ふぁ…、つま、り…だな。一応、…互いに睨みあっては、いるがッ…」

悪魔「どうせ、戦争なんかは…、起きる事はありえない、んだ…・も、もっと優しくしろ…」

友「あ、ああ悪い。」

悪魔「それ、に、私もあま、り…!ふ…、ぁ…。旧友とは戦いたくないしな…。」

友「そうそう、学校もおなじなんだよな。」

悪魔「あ、ああ…、最近は共学も増えてきている…。平和になりつつあるのだよ…。」

友「そうか。…ほら、終わったぞ。しかし、すげー肩こってるな。」

悪魔「ああ、やっぱり飛んだりすると肩がこるんだ。」

友(うーん、まあ、戦ったりしないならいんだろうか?)

悪魔「友?」

友「ああ、わりー。寝よっか。」

悪魔「ああ、ほら。はやくこっちに。」

友「急かすなって…」 モゾモゾ

悪魔「ふふ…、友……」

チュッ

友(……ま、しばらくはここままでいたいかな)

男「……。」

天使「きゃっ、男さ、ん…」

男(やべえ、やわらけえ……)

天使「あの、もっと優しく揉んでください…?」

男「あれ、揉むのはいいんだ。」

天使「あ、いや!そうじゃなくて…その…、男さんだったら、私…。」

男「マジかよ。」

男(あ、やべえ、まじで乳首って尖るんだ…)

天使「ふぁあんっ!?」

男(友も今頃ヤってるんだろうな…)

天使「あん…、ふぁ…やぁ…」

男(……最後までいってみるか。)

男「よし、ヤるぞ。」

天使「…は、はぁ・・・・い…。」

男「つーわけでさあ、昨日は燃えたわ。」

友「おまえ、マジでやったのかよ。」

男「へ?」

友「いや、おれはまだ添い寝とおやすみとおはようといってきますのキスくらいだし。」

男「え。」

友「お前マジで手ぇ早いのな。」

男「いやいやいや、おれのが進んでるけど、お前のがなんか勝ってないか?」

友「あれ、お前キスしてないんだ。」

男「最中以外じゃほとんどしねーよ…。」

友「まじでか。ある意味プラトニックだな、爛れてるけど。」

男「うわーなんかすげー恥ずかしいし。」

友「あれ、今日の昼飯パンなんだ。」

男「ああ、母ちゃんが寝込んでてさ。ねーちゃんはものぐさな人だし。」

友「へーえ。」

男「あれ、お前弁当いつものカンジちがくね?」

友「ああ、悪魔がつくってくれたんだ。」

男「おまえホントにマジでだな!」

友「…ん、うまい。」

男「桜でんぶのハートってまじであるんだな。」

男「お前らなんでそんなラブラブなの?」

男「あんなにお前拒否ってたじゃん?」

友「あー・・・。」

友「惚れたモンはしょうがなくね?」

男「うわー。出たよ。」

友「な、なんだよ…。」

男「つか、おまえらマジでヤってないの?」

友「やってねーって。せめて高校卒業するまでは、な。」

男「それまで人間界にいるかもわからないのに。」

友「それはまあ、そんときだ。」

男「きめた!俺は悔いのない用、毎晩ヤる!」

男「つーわけで、ゴム代貸してくんね?」

友「おまえ変なところでマジメだよな」

男「ただいまー。」

男「ただいまー。」

天使「あ、お帰りなさい。」

男「皆は?」

天使「外食にいきましたよ。」

男「はあ!?俺は!?長男の俺差し置いて外食!?」

男「ざっけんなよ、俺も外食してえよ!」

天使「…なら、食べます?外で……」 クスッ

男「………青姦かあ。いいなあ。」

天使「なら、公園にいきましょう?」

男「ごめん、その前に着替えてくる。」

友(まさか家に誰もいないとは…、冷蔵庫空だし)

悪魔「コンビに弁当はうまいよな。」

友「あんま食いすぎもダメだけどな。高いし。」

悪魔「でも、お前がレンジでチンしてくれるだけでごちそうだよ。」

友「バーカ。……ん?」


オラ、キモチイイカ?
ハァン、オトコサァン…、モット!

悪魔「?どうした?」

友「なんでもない、ちょっと向こういこうぜ。」

友(何野外でバックきめこんでんだアイツら…、バカじゃねーのか。つかいま1月だぞ?)

男「へーっくち。」

友「風邪か?」

男「ああ…」

友「そりゃまあそうだろ。」



友(男のヤツいねえな…)ジョボボボ

ヤァン、モウダメェ…

友(……男、せめて学校では止めて置け)

悪魔「……」ポチポチ

天使「…・・」ポチポチ

ノエルッ・ヴァーリオンッ!! 
ディストーションフィニッシュ!!

天使「負けちゃいました…」

悪魔「ふふ、まだまだだな?」

男「うめぇな……。」

友「ああ、なんか一日であんなレベルに到達してた。」

男「まじかよ。ちょっとウチのと代えてくれよ。」

友「……だーめ。」

ちょっと席外す。

ごめん、おくれた

クラスメイトA「男ー、噂の彼女とはどうよ?友も。」

友「別に、どうもねーよ…。」

男「まあ、普通かな?」

友(男子校のトイレに彼女連れ込むのが普通なのか!?)

B「うわー、うらやましいわ。」

男「そうか?」

A「こんど紹介してくれね?」

友「まあ、機会がありゃ──」

悪魔「友ー、お弁当忘れてたぞ。」

友「!?」

一同「かわええええ!」

A「つか。え、お前お弁当つくってもらってんの?」

B「つか、忘れたってなによ。」

A「お前同棲してんの!?」

男「うわー、すげーなお前。」

友「いや、お前もだろ。」

A「男もかよ!」

天使「男さ~ん、私を忘れてますよ~。」

A「あの子なにいってるの!?」

天使「今日は屋上で、ですよね。言われたとおりはいてませんよ~?」

B「あの子なにいってるの、まじで!?え、そういうことなの!?」

男「じゃ、行ってくる。」

B「……あいつ、かわったな。」

A「ああ、あそこまで性欲の権化じゃなかったよなあ。」

友「まあ、同棲はじめてからああなったな。」

A「つか、お前はどうなんだよー。」

B「そうだよ、お前もエロエロなんだろ?」

悪魔「いや、友はそういう事はしてこないな。」

A「え、そうなの?」

友「悪魔、弁当もってきただけなら帰れよ。」

悪魔「なっ、冷たいなお前。」

B「そうだそうだ、悪魔ちゃんがかわいそうだー!」

悪魔「ほら、今日もがんばって作ったんだぞ?」 パカッ

A「さ、桜でんぶのハートだと…」

友「なあ、桜でんぶもいいけどたまには海苔弁とか…」

悪魔「む…、だめか?」 しゅん

A「……」ジロ

友「ああ、いや。ありがとう…」

悪魔「えへへ。」

B「…ええ子や。」

男「ふぅ…」 ツヤツヤ

天使「はふぅ…」 ツヤツヤ

A「アイツらまじでやってきたな。」

B「つか、よくみたら他のヤツらもなんかスッキリしてないか。」

友「覗いてたな、アイツら……。」

悪魔「天使、あんなヤツだったんだな。」

A「案外、悪魔ちゃんも味覚えちゃうとああなるかもよ?」

友「だから、高校卒業するまではヤらねーって…。」

悪魔「しかし、友。」

友「ん。」

悪魔「恋人はみんなするとテレビでいってたぞ?」

悪魔「私は、お前の恋人として至らないからしてくれないのか?」

友「あー、いや。」

A「覚悟きめろよ。」

友「お願い、マジでまって。」

友(俺だってしたいけどさ。)

友「…やっぱ、そういうのは責任取れるようになってからだ。」

B「お前、大事にしすぎだろ…。」

友「うるせーな、大事なんだからあたりま…え…」

悪魔「……///」 カーッ

A「おー、熱いねえ。」

友「う、う、うるせえ!」

男「天使、今夜は寝かさないぞ?」

天使「もう、私ずっと寝不足ですよお。」

B「あっち熱さは夏の暑さに似てるな…。」

-友宅-

友(超常現象番組かあ、うさんくせーな。)

悪魔「おぉ、すごいぞ友!コインが浮いてる!」

友(まあ、こいつは楽しそうだし。いいか。)

悪魔「わー…」

友(しかし、こうしてみると人間の女の子と全然変わらないな。)

友(──ま、別にそこは大した問題じゃないか。)

悪魔「む、おい友!次のコーナーだぞ!」

友「ん、ああ。」

友「………」

悪魔「……」

友「………」

ダカラデスネ、アクマトイウモノハコライヨリ──

デスカラ、ワタシハアクマバライノ──

ワー、スゴーイ!

友(…新聞欄、みときゃよかったな。)

友「あ、あの…その。」

悪魔「い、いや…、大丈夫だ……。」 ポロッ

友「!」

友「…ほら、気にすんなよ、…な?」

悪魔「うん……。」

友(泣き顔、はじめてみたな。)

友(……キツいな。)

-翌日-

A「おい、友!みたか昨日のアレ!」

B「まじフザけんなよな、悪魔ちゃんめっちゃいい子なのによ!」

友「ま、まあ。アイツ自身をいってたわけじゃねーし…、イメージ的にも、な。」

A「ちゃんと慰めてやったのかよ。」

友「まあ、声はかけたりしたけど。やっぱキツかったみたいだな。」

友「初めてそういう、拒絶的な意見きいたんじゃねーかな。」

B「うわー、そりゃヘコむわな。」

A「くそ、あのいんちき霊感商法野郎。」

友「心配してくれてサンキュ、でもまあ、なんとかしてみるよ。」

男「…腰いたい。」

A「お前なあ…。」

悪魔「………。」

友「悪魔。」

悪魔「……。」 プイッ

友「おい、そっぽ向かないでくれよ。」

悪魔「……いいんだ、どうせ。」

友「はあ?」

悪魔「どうせ私は、私たち悪魔は嫌われ者なんだ…。」

友「何いってんだよ、お前。そんなこと…」

悪魔「気休めはいらん!どうせ、お前もアイツらと同じだろう!?」

悪魔「いいんだ、わかってたから、どうせ、…わたしはそうだから!」

悪魔「お前に嫌われたってもいいんだ!」

友「……お前、基本バカだよな。」

悪魔「・・・・…?」

友「いいか。たとえ誰かに嫌われても、だ。」

友「その、それ以外のヤツに好かれれば…プラマイゼロとはいかなくても、それでいいだろ。」

友「まあ、好きな人に嫌われるのはきついが。」

悪魔「……。」

友「まあ、確かに。人間はそういうところある、悪魔ってだけで毛嫌いする。」

友「でも、俺たちは違う。男もああ、だけど。お前のことをダチと想ってるし。」

友「クラスのやつらも、そうだ。」

友「それに、…俺は。」

友「たとえ世界中の皆がお前の忌み嫌ったとしても。」

友「俺だけはお前を好きでいる。」

友「……それで埋め合わせはできるかはわかんねーけど。」

悪魔「友……。」

友「ほら、それにだ。」

友「うじうじしてるの、お前には似合わないって。」

友「──俺は、いつも笑ってるお前が好きだ。」

ごはんってくる><

作者「おはつおめにかかります」

作者「このたびFate/zeroのSSを書かせていただこうと思いスレを立てた作者です」

セイバー「このスレタイだけではではStaynightかZeroか判断できませんね」

作者「はい。それを説明したかったのがご挨拶の本当の目的だったり…」

パァン

作者「はうっ!?」バタッ

切嗣「目標の殲滅に成功…」

セイバー「いったい何が!?まさかアサシンのサーヴァント!?」

作者「いや…魔術師の戦いに銃なんて…切嗣かな…」

作者「でも切嗣に殺されるなら本望かも(´∀`*)」

セイバー「何を言っているんですか…」

作者「だって好きなんだもん!!」

作者「う、それはそうと…次のレスからSSが始まります…どうかお楽しみいただければ幸いです…」パタリ

セイバー「マスター!!」スゥ(消滅)

つづける

悪魔「本当にいいのか…、わたしで。」

友「……お前でいいんじゃねーよ。」

友「お前がいいんだ、間違えるなバカ。」

悪魔「……はは。一文字しか違うのに、全然ちがうな。」

友「ああ、言葉ってのは難しいもんだ。」

悪魔「友。」

友「ん。」

悪魔「大好き。」

友「俺も、大好きだぞ。」

A「友ー!どうだった、悪魔ちゃん!」

友「まあ、何とか。」

B「よかった、おれら心配してたんだぞ。」

男「いや、本当に良かったな。」

天使「悪魔ちゃん、よかったです。」

友「お前ら本当に状況把握してんのかよ…。」

先生「男くん!あれほどコンドームをそこら中に捨てないでといったでしょう!」

男「やべ、すいません!」

友(つかまだゴムつけてるのか、マジメなヤツだな。)

悪魔「なあ、友?」

友「ん。」

悪魔「ありえないことだが、もし魔界と人間界が争うことになったら、どっちにつく?」

友「…お前のいるほう。」

悪魔「わたしと一緒だな、私も友がいるほうにつくぞ。」

友「…ま、一応どっちかえらぶとしたら答えようや。…せーの。」

友「魔界」
悪魔「人間界」

友「……。」

悪魔「……。」

友「…ははは。」

悪魔「互いに互いの故郷を選ぶとはな、ふふふ。」

天使「男さん、天界と人間界が争うことになったらどっちにつきます?」

男「お前とヤれる方。」

天使「もう、男さんったら…。」

男(…ま、一応お前の味方はさせてもらうけどな。)

天使「?なにかいいました?」

男「なんでもねーよ、ほら、寝ようぜ。」

天使「あれ、今日はしないんですか?」

男「たまには抱き合って寝るだけってのも乙なもんだぜ。」

天使「…そうですね、たまにはそういうのも欲しいです。」

男「ちょ、友!はやく尻尾きりにいけよ!」

友「なんでだよ!おれ弓だぞ!?」

A「みんなガンナーだし、お前しかきれるやついねーじゃん。」

B「1人くらい太刀ほしかったな。」

友「だれもブーメランねーのかよ!ったく…。」

A「あー、わるい。死んだ。」

男「やーい、ばーか!……あ。」

A「はははは、ざまーみろ!」

先生(今授業中なんだけどなあ……)

男「あー、PSPとりあげられた…。」

A「次は3DSでいくか。」

友「いや、それもとられたら流石にショックでけーよ。」

B「携帯機なくなるのはな。」

悪魔「おーい!友、迎えにきたぞー!」

天使「男さーん。」

A「あ、やばい。ちょっと泣きそうなんだけど・・・。」

B「あの後にこの現実はちょっと来るな…。」

友「でさあ、休み時間にモンハンやってて。」

悪魔「ははあ、それで始業のベルに気づかなかったのか。」

友「まあ、明日には返してもらえるんだけどな。」

悪魔「男と天使の性交をとがめない人らしいからな、彼女は。」

友「うん。先生はいい教師だ。」

悪魔「私の先生は……」

友「ん。」

悪魔「いや、なんでもない……。」

友「風呂沸いたぞー」

悪魔「ああ、すぐ行く。」

悪魔(…………。)

悪魔(言うべきなのだろうな、私がここ逃げてきた理由を。)

友「悪魔ー?」

悪魔「ああ、悪い。それより友。」

友「ん?」

悪魔「一緒に入らないか?」

友「はあ?」

悪魔「あ、いや。そういうことじゃなくて。ちょっと話があるんだ。」

友「でてからでもいいじゃん。」

悪魔「ちゃ、ちゃんとタオル巻くから!」

友「……。」

友「わかった。」

チャポン

悪魔「実は、私はな。」

悪魔「高校では、その。教師からいじめをうけていた…。」

悪魔「まあ。いじめと言ってはおおげさかもしれんが。」

友「……。」

悪魔「ただ、その。難しい問題。それそこ習ってないような問題をあてられたり。」

悪魔「とけなければ、イヤミをいわれたりな。」

友「どうしてまた…?」

悪魔「私がこんな性格だからだろうな。」

悪魔「それで、私は逃げ出してきたんだ。」

友「……で、天使ちゃんが迎えにきた、と。」

悪魔「まあ、それもあの人の嫌がらせなのだろう。」

悪魔「人間界はひろいから、天使を彷徨わせるつもりだったのかもしれん。」

友「ひでーはなしだな…。」

悪魔「しかしまあ、運良く会えたし、それはよかったよ。…なにより。」

友「?」

悪魔「ココにきてなければ、私はお前に会えてなかったよ。」

悪魔「友にあえて、本当によかった。」

悪魔「……ありがとう、あの日。私をそのまま置いてくれて。」

悪魔「そして、私と出会ってくれて。」

悪魔「何度でもいう、大好きだ。」

友「な、なんだよ。いまさら。」

悪魔「今だからこそ、その。言っておきたくてな。」

友(…色々と逆上せそうだな…)

悪魔「は、はは…、それじゃ、私はそろそろ出るかな。」 ジャバッ

友「ああ、ちゃんと髪ふけよ?」

悪魔「わかっている…」 ハラリ

パサッ

友「あ。」

悪魔「あ、あ…あぁ…!」

友「……」

悪魔「いやああっぁあああっ!?」

A「あれ、どーしたんだその顔?」

友「ま、まあ色々。」

男「悪魔と喧嘩でもしたかあ?」

B「おいおい、別れるとかなしだぞ。」

友「ちが、一緒に風呂入ってて…ちょっと手違いで裸みちまって、それで…バシーンと。」

A「一緒に風呂はいってそれかよ。」

友「まあ、タオル巻いてたし。」

B「そういや、まだヤってないんだもんな。もしかして初裸?」

友「ま、まあ。」

男「いいなあ、そういう初々しいの。」

B「自分から放棄しといて何いってんだお前。」

友「でも、そろそろ潮時かなーって。」

A「はあ?おまえまじで別れんの?」

友「ちげーよ、その。…プロポーズとか?」

B「はやくね?」

友「いやあ、結婚するつもりではいるからさ。」

男「おれしたぞ?」

A「まじでか。どうだったの?」

男「一発OK.」

B「くぁー!お前もうまじでなんかアレだわ!」

友(でも、指輪とかねーんだよなあ)

A「つか、卒業まであと一年あるんだぜ?」

B「でも、そろそろ進路きめねーとな、もう2月だぞ。」

男「おれは養っていきたいし、就職すっけどな。」

友(俺もバイトだけじゃダメだし、そういうのも考えないとな。)

A「あー、でももうすぐで高3かあ、こうやってバカなことやってんのも終わりかあ。」

B「まあ、大学いくとかじゃないかぎり大丈夫だろうけどさ。」

友(……進路、か。)

友(ちゃんと考えないと。)

悪魔(天使がプロポーズされただと…。)

悪魔(いいなあ、私も友に……!)

悪魔(あ、そうだ。人間界で暮らせるようになる手続きとかしとかないとなあ。)

悪魔(ふふ、友と結婚かあ…したいなあ。)

友「……悪魔、きいてる?」

悪魔「ふにゃ!?……な、なんだ?」

友「だから、俺が学校卒業してー、就職して。その辺ちゃんとできるようになったら。」

友「その、結婚してくれないか。」

悪魔「ふにゃぁ!?」

友「驚きすぎだ。」

悪魔(うそだろ…本当か?…う、う…。)

悪魔「うれしい!友、大好き!」

友「うわ、ちょ…、抱きつくなって…」

悪魔「私も結婚したい、おまえと一緒にいたい!」

友「わかった、わかったから落ち着け。」

悪魔「友…。」

友「……ん。」

チュ

友「……はは、なんか恥ずかしいぜ。」

悪魔「本当だ…、でも。今までのキスで一番、…心が暖かい。」

友「──そうか、それはよかった。」

友「悪魔、絶対に幸せにする。」

悪魔「バカいうな、お前といれることが私の幸せだ。」

友「…ふふ、おれもそうだよ。」

悪魔「なら、何も心配はいらないな。」

友「……ああ。」

悪魔「友。」

友「ん?」

悪魔「……今。幸せだよ、とても。」

友「……。」

友「ばか、その涙は式にとっとけ。」

悪魔「うん、うん……!」

友「……たく。俺まで泣けてきたじゃねーか。」 ギュッ

数年後

友娘「パパ、ママー。」

友「おい、あんまし走るなよ…転ぶぞ……あちゃー、おそかったか。」

友娘「うわーん…」

悪魔「…痛くない、痛くない。大丈夫だ。」

友娘「ママ~・・・。」

男「おーい!友ー。」

友「おー、やっと来たか。」

天使「ごめんなさい、この子たちの支度に手間取ってしまって…」

男「三人とも、今日はいい子にしてろよ?」

男娘1「はーい。」

友「…で、四人目いま何ヶ月だっけ。」

天使「六ヶ月ですよ~」

友「へー、じゃああと4ヶ月くらいか。」

男「だぜー。」

男「つか、いいのかよ。お前ら今日結婚記念日だろ?」

悪魔「いいんだ。お前達も無関係ではないし、それに夜は二人きりだからな。」

天使「ふふ、いいですね。とても。」

友「夕方に俺の実家に子供預けにいって、そのままメシ食いにいくんだよ。」

男「へー、いいじゃんいいじゃん。」

友「だろ。」

男娘2「パパー、ママー。」

男「ん、悪い。ちょっと行ってくるわ。」

友「おう。」

悪魔「…もう、アレから何年もたつのか。」

友「ああ、あの日は本当にビビったけどな。」

悪魔「お前は最初冷たかったよな。」

友「う、うるせ。いいだろ、昔の事は。」

悪魔「ハハハ、そうだな。」

悪魔「友……。」

友「ん…。」

チュッ

悪魔「ふふ。」

友「ははは……。」

男息子「……(じー」

悪魔・友「!?」

男息子「友娘ちゃんのパパとママ、ちゅーしてたよー!」

男「なにー!みんなの前でとはてめーら淫乱かぁ!?」

友「るせー!学生時代公園で青姦してたのはどこのどいつだー!」

男「なんでテメーがしってやがんだー!」

男娘1「おとこってばかねえ。」

男娘2「ほんと。」

友娘「やんなっちゃうわ。」

天使「あなた達どこでそんな言葉……。」

悪魔「しかし、かわらないな。アイツらは。」

天使「ええ、男さんはかわらず素敵です。」

悪魔「…友だって、かわらず素敵だぞ。」

天使「……男さんのほうが。」

悪魔「いやいや、友の方が。」

男・友「おめーの母ちゃんデベソー!」

天使・悪魔(あ、…ダメなところもあんまりかわってないなあ。)

天使「そういえば、友さんにはいったんですか?」

悪魔「ああ、今日言おうと想ってる。」

天使「……何ヶ月でしたっけ?」

悪魔「4ヶ月だ。」

天使「可愛い赤ちゃんうまれるといいですね。」

悪魔「ふん、私とあいつの子だ。可愛いさ。」

悪魔「なにより、友との愛の証しだからな。」

悪魔「…アイツは私に色々とくれたよ、本当に。」

悪魔「そのなかでの、一番暖かくて、掛替えのない大切なもの。」


悪魔「友、ありがとう。愛をくれて。」



見てくれたヤツさんくす。

最初は普通に男・天使でいこうとおもったんだけど。
なんか悪魔の方が可愛くおもえてそっちに行ってしまった。
スレタイで天使期待したやつはすまん。

>>212
悪魔とのせクロスパートあってもいいとおもいますおすし



>>200の今日言おうと思っているの中身は腹に子供がいること?

>>219,221
セクロス得意じゃないんだよな~。

>>220
そうそう、わかりづらくてごめんな。

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