兄「妹が離れない」(133)

兄「…」トコトコ

兄「…ごめん、俺トイレ行きたいんだけど」

妹「そう」

兄「…」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「だからトイレ行くんだけど」

妹「早く行けば?」

兄「じゃあ付いて来るな」

妹「いや」

兄「なんでだよ」

妹「いいから」

兄「あ、蛇」

妹「にゃあぁぁ!!」ババッ

兄「今のうちに!」バタン

兄「はーっ、漏れるところだった…」ジョロロロロ

妹「開けろ!」ドンドンドン

兄「!」

妹「早く!開けろ!!」ドドドドドドドドン

兄「(なんだ…コイツいつもの妹じゃない!!)」

妹「開けないとママにエロ本とオナホの在り処ばらす!」ボンボンボン

兄「(やっぱいつもの妹だ)」

兄「あ、トイレ行きたかったのか」ガチャ

妹「…」

兄「じゃあ部屋戻るからごゆっくり」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「…」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「あの、何か御用で?」

妹「べつに」

兄「トイレは?」

妹「特に行きたくない」

兄「俺部屋に戻るんだけど」

妹「知ってる」ズイッ

兄「お、おぉ」

妹「いいから気にしないで」

兄「はい…」

兄「…」ガチャ

妹「…」ススス

兄「いや、何で入ってくるの?」

妹「…」

兄「(どうしたんだコイツ…)」

兄「俺、漫画読んでるからまぁ好きにしてて」アキラメ

妹「…」ツツツ

兄「あの、そんなに近くに寄られると」

妹「気にしないで」チョコン

兄「でもなぁ」

妹「気にしないで」

兄「はい」


兄「…」パラパラ

妹「…」

兄「な、なぁ」

妹「なに」

兄「部屋戻らないのか?」

妹「私の部屋無いから」

兄「?」

妹「…」

兄「冗談はいいから」

妹「そう」

兄「まぁ気が済んだら戻ってくれよ」

妹「…」

母「兄、早くお風呂入っちゃいな」ガチャ

兄「!ノックぐらいしてくれよ!ビックリするじゃん]

母「はいはい」

兄「じゃあちょっと入ってくるな」トコトコ

兄「…」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「(…なぜ!?なぜ付いてくる!!)」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「あの…お風呂に入るんですが…」

妹「知ってる」

兄「じゃあお部屋に戻ってください」

妹「なんで?」

兄「何でって…そりゃ、なぁ…」

妹「別にそんなの気にしないから」

兄「あ、ねずみ」

妹「ひゃあぁ!!」シュババ

兄「チャーンス!」ガチャ バタン



兄「ふぅ…さっさと入ろう」ヌギヌギ

妹「…」ヌギヌギ

兄「…」

妹「?」ヌギヌギ

兄「なんでいるの?」

妹「いいからさっさと入ってよ」スルッ

兄「ちょ!!!お前!!!!」

母「何やってんの!ちゃっちゃと入って」ガチャ

兄「のわ~!!お母様!!これには深い訳がぁぁ!!!」

母「?いいから入りなさい風邪引くわよ」バタン

兄「あれ…?何も言わないのかよ…」

妹「…」ツツツ

兄「…とっとと入って出よう」


兄「…」ザブン

妹「…アチっ」ザブン

兄「あの、凄く狭いのですが」ドキドキ

妹「そう」

兄「お、俺体洗うから!」ザバン

妹「そう」ザバン

兄「お、お前はお願いだから風呂に入ってて」

妹「いいから早く洗いなよ」

兄「くそ!(見るな俺!頑張れ!俺!!)」ゴシゴシゴシゴシ

妹「…」ゴシゴシ



兄「じゃあ俺出るからな!ゆっくり入ってろ!な!?」

妹「…」

兄「(理性があるうちとっとと出ないと!)」

兄「なんでってこんな…」フキフキ

妹「…」フキフキ

兄「…」フキフキ チラッ

妹「なんだかんだで見たいの?」クスッ

兄「のわぁぁ!べ、べべ別に見たくないぞ!うん!!」

兄「じゃあなっ!」ダダダッ

妹「…」タタタ

兄「付いて来るなって!」ダダダ

妹「気にしないで」タタタ

兄「ふぇぇぇん!」ダダダ バタン!

妹「ふー、ギリギリ入れた」

兄「ふぇぇ~」グスッ

妹「だらしない」

兄「って言うか何で付いて来るんだよ~!」

妹「気分です」

兄「どんな気分なんだよ!」

妹「付いていきたい気分です」

兄「答えになってない!」

妹「とにかく気にしないで下さい」

兄「わかった!気にしない!!」



兄「(とは言ったものの)」チラッ

妹「…」チョコン

兄「な、なぁ」

妹「なに?」

兄「いや、なんでもない」

兄「(駄目だ…気になる…)」

兄「ほら、もう寝る時間だから…な?」

妹「そう」

兄「だから戻りなよ」

妹「気にしないで」

兄「じゃあ俺寝るからな?気が済んだら戻れよ?」バサッ

妹「…」モゾモゾ

兄「あの…何やってるの?」

妹「気にしないで」プハッ

兄「いやいや、入ってくるなよ」

妹「気にしないでって言ってるでしょ?」

兄「で、でもなぁ」

妹「…」クーッ

兄「寝るの早っ!」

妹「…」クー

兄「(ま、たまにはいいか…)」

ピピピピピピピ

兄「んはっ!」ガバァ

妹「…」スースー

兄「トイレ」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「…」トコトコ

妹「…」トコトコ

兄「あの…」

妹「んっ…?」ゴシゴシ

兄「昨日も言ったけどトイレに…」

妹「どうぞ気にしないで」

兄「あ、猫!」

妹「えっ!どこどこ!?」

兄「(なんて単純なんだ…)」バタン

兄「ふぅ・・・」ジョボボボボボボホ

妹「凄い黄色」

兄「!?」

妹「…」

兄「ど、どこから入った!」

妹「だって鍵閉めてないから」

兄「あ・・・」

妹「・・・」クスッ

兄「いやいや!だからって入るなよ!!」

妹「気にしないで」

兄「無理ぃ!!」

妹「ほんっとだらしないね兄さん」

兄「うわぁぁん!」

妹「・・・」クスクス

sssp://img.2ch.net/ico/u_ame.gif
なんで新しい展開が無いの?主人公が延々とただ歩いてるだけの絵を描いてれば漫画になるとか勘違いしてるタイプ?

>>57
そういうタイプだからおわり


兄「・・・」トコトコ

妹「・・・」トコトコ

兄「(部屋に入る前に気を逸らし即行鍵を閉めれば・・・よし完璧だ)」トコトコ

兄「あ!ゴキブリ!」

妹「・・・」

兄「あ!ヤモリ!!」

妹「・・・」

兄「あ!鳥!!」

妹「さっさと部屋に入って」

兄「あ、はい・・・(まて、今なら!)」スッ バタン ガチャ

兄「や、やった!」

兄「やった!俺やったよ!」

妹「・・・」ガチャ ガチャ

兄「おとなしく部屋に帰りな!」ヒャッホーゥ

妹「・・・」トコトコ

兄「よし・・・戻ったか・・・」

兄「ふぅ、さてゲームでも」

妹「・・・」ピト

兄「え?」

妹「ふふふ」

兄「え?え?」

妹「屋根裏から」

兄「oh・・・」


兄「・・・」カチャカチャ

妹「・・・」ジーッ

兄「・・・」

妹「・・・」ジーッ



兄「な、なぁ」

妹「なに」

兄「お前何処か遊び行かないのか?」

妹「気にしないで」

兄「俺、初詣行ってくる」

妹「そう」

兄「付いて来るのか?」

妹「気にしないで」

兄「そうか、じゃあ行ってくる」


兄「・・・」トコトコ

兄「・・・」クルッ

兄「付いて来ない…だと・・・」

兄「(まさか事故とか?・・・な訳ないか)」

兄「・・・(気になる)」トコトコ

兄「・・・」

兄「(ちょっと戻るか)」

兄「・・・」スタスタスタ



兄「(結局家まで戻ってきちゃったな・・・)」

妹「あれれ?兄さん初詣に行くんじゃなかったの」クスクス

兄「!」

妹「・・・」クスクス

兄「あ、あれだ!財布忘れたんだ!!」

妹「ポケットに入ってるのに?」クスクス

兄「(しまった!)」

妹「・・・」クスクス

兄「は、本当は初詣面倒になっただけだ!」

妹「ふーん」クスクス

兄「(何やってるんだ俺は・・・)」

兄「ただいまー」

母「あら、どっか行ったんじゃなかったの?」

兄「面倒だから帰ってきた」

妹「・・・」クスクス

母「じゃあ台所にお雑煮あるから、私吉田さんと初詣行ってくるわね」

兄「はいはい」

妹「いってらっしゃい」

母「あ、遅くなるかもしれないから夕飯は適当に食べてね」バタン

兄「お雑煮食べるか」

妹「うん」


兄「ご馳走様」

妹「さま」

兄「さて部屋に戻るか」

妹「・・・」

兄「どうせ来るんだろ?」

妹「気にしないで」

兄「いや、そうじゃなくてさ」

妹「?」

兄「たまには手でも繋ぐか?」

妹「どうしたのいきなり」

兄「なんとなく・・・そう!なんとなくだ!」

妹「ん」スッ

兄「へ?」

妹「繋ぐんでしょ?」

兄「あぁ」ギュッ

妹「どういう気の変化?」キュッ

兄「なんとなくだ」

妹「そう」

オチだけでもはよ

>>86
妹は死んでて兄にしか見えてない

兄「・・・」トコトコ

妹「・・・」トコトコ

兄「俺さ、思い出したんだ」

妹「そう」

兄「あの時は俺がずっと、しつこい位ずっと付いてたもんな」

妹「ほんと気持ち悪いくらい」

兄「すまんかった」

妹「でも嫌じゃなかった」

兄「そう言われると嬉しいな」

妹「ふふふ、でももうお別れだよ」

兄「な!なんで!?」

妹「気にしないで」

兄「気にする!なんでだよ!!」

妹「じゃあね、兄さん」スウゥゥゥゥ


fin

Another End

兄「・・・」トコトコ

妹「・・・」トコトコ

兄「俺さ、思い出したんだ」

妹「そうやっと思い出した?」

兄「あぁ」

妹「じゃあもう覚悟は出来てるよね?」

兄「あぁ」

妹「でも殺してあげない」

兄「なんで?」

妹「兄さんはもっと苦しんで死んだ方がいいと思うの」

兄「え?」

妹「だって私まだ 土 の 下 に い る ん だ よ ?」



妹「だからね一生憑いて行くよ兄さん」

兄「え?え?」

妹「気にしないで」

兄「あ・・・あ・・・」

妹「どこ行くの?兄さん」

兄「わあぁぁぁ!」ダダダ

妹「まって兄さん」

兄「ああぁぁぁああぁ!!」

妹「兄さんずっと一緒だよ」ススス




兄「妹が憑いてくる」

END

じゃあお前が書け!ください!

おうふ
貴様は満足したのか?

>>119

でき…ない



もうむりだぉ

第二章「妹が付いてくる」


おたのしみに

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