杏子「安価でクリスマスデート」(183)

♪ジングルベールジングルベール

店員「クリスマスケーキ完売でーす。ありがとうございましたー」

杏子「ふぅ、やっと終わりかよ」

QB「思ったよりも早く売り切れたようだね」

杏子「そうか?昨日の方がもっと早く完売してたんじゃねーのか?」

杏子「・・・ん?」

イチャイチャ アハハハハ フフフ

杏子「男女のカップルがやけに多いな」

QB「今日はクリスマスイブだからね。恋人同士一緒に過ごしたいと思う人が多いということだ」

杏子「はん、あたしには関係ないことだね」

イチャイチャ アノコヒトリー? クリスマスイブナノニカワイソー ハハハハ

杏子「・・・」

杏子「寒・・・」ブルッ

杏子(ま、こんなあたしには縁のないことだね)

QB「君は誰かとデートしたりする予定は無いのかい?」

杏子「でえと?」

杏子「んなのあるわけねーだろ」

QB「せっかくの聖なる夜だというのに、君は誰かとデートしたり一緒に過ごしたりしたいとは思わないのかい?」

杏子「ねーよ」

QB「意外だね。昔の君なら憧れていそうなものなのに。まさしく君の言う愛と勇気の勝つ物語じゃないか」

杏子「…」

杏子(そりゃぁさ、あたしだって少しくらいは気になるよ)

杏子(こんななりや性格でも一応女なんだからな・・・)

杏子(デート、か。あたしだったら>>5 とデートするのがいいな)

          ゞ彡' ~ミヽ 三~ソ ノヾヽ

           /       ノノ  (  ゝ
          , ソヾミュ         ((       ソ
         l j マ@ヽ   =彡へミヽ  ((     /
         |/ ー- )‐-√`@ヽ、_,  ヘ  r‐、ノ ←>>1

         j`ヽ- ノ   {!  ̄` ヽ=-''^ Y  /
         !   /ゝ   \__  ノ    '' ,6 ノ 
   フウフウ-' |   ゚  l!  ̄ l   ・⌒  ;  !  j
-───'^  /|   ,r-=ミヽ、 |        r‐'\
       ノ \   ⌒ `ヽ        /ノ   ヽ
      く    \ ⌒ヽ   プルプル  ノ.:    `ー

さやか

杏子(あたしだったら、やっぱりさやかとデートしたいな)

杏子(さやかはあたしが一番気を許せる友達なんだ)

杏子(・・・でも、さやかは女、だよな・・・)

杏子(女同士でデートって、いいのか?)

杏子「なぁQB」

QB「なんだい杏子?」

杏子「デートってのはさ、同姓同士でしちゃいけないのか?」

QB「そんなことは無いと思うよ。あれを見てごらん?」

杏子「?」

ホストA「そんなことよりこいつを見てくれ。どう思う?」

ホストB「すごく・・・大きいです」

杏子「・・・」

杏子「さやかを探そう」

杏子「さやかーっ さやかーっ!」

ナニサケンデルノアレ? サァ

杏子「はぁっ、はぁっ。さやかのやつ、いねーじゃねーか」

QB「闇雲に探しても見つからないと思うんだけどね」

杏子「ちくしょう。さやかがいそうな場所っていったら…」

杏子「! >>11か!」 

学校で居残り勉強

杏子「学校…かな」

杏子「そういえばあいつ、『冬休みも補習とか最悪だ~』とか言ってたな」

杏子「学校か… 今の時間なら入ってもばれないかな」

杏子「よし!行ってみるか」

杏子「っと、その前に差し入れを買って行ってやろうかな」

杏子「きっとさやかもお腹すかしてるだろうし」

杏子「何がいいかな…」

杏子「! >>15 がいいな!」

たいやき

杏子「こんな寒い日なんだ、あったかいたい焼きでも買って行ったら、さやか喜ぶだろうな」

杏子「おじさん、たい焼き3つ!」

店長「あいよ。って、テメェはいつぞやの食い逃げ野郎じゃ…」

杏子「!(しまった、すっかり忘れてた)」

店長「・・・まぁいい、昔のことだ。今度はちゃんとお金を出して買ってくれてんのなら水に流そう」

杏子「ごめん・・・」

店長「今度からはもうするなよ?さぁ、あったかいうちに食べな」

杏子「ありがとう、おじさん」

~学校~

さやか「う~…」

さやか「お腹すいた…」

さやか「まだ帰っちゃ駄目なのかなあ・・・」

さやか「先生、もう帰ってもいいですか?」

早乙女「駄目です!ちゃんと小テスト満点取れるまで帰っちゃいけません!」

さやか「先生酷いですよ~。せっかくのクリスマスイブなのに…」

早乙女「・・・」ピク

さやか「先生、>>20?」

頭にいもけんぴついてますよ

さやか「頭にいもけんぴ、ついてますよ?」

早乙女「え?う、嘘!?」パッパッ

さやか(ちゃーんす!今のうちにカンニングして…)

早乙女「なんて、本気で信じると思ってるんですか?美樹さん??」ゴゴゴゴ

さやか「へ・・・?」

早乙女「小テスト、もう一つ追加します」ニッコリ

早乙女「今日は先生、フリ…用事があったの。だけど、美樹さんのためにこうして頑張っているのよ?」

さやか「今さっきフリーって言いかけましたよね」

早乙女「小テスト2つ追加ですね」

さやか「」

さやか(誰か助けて…)

さやか「全然、わからない…」

さやか「…」ウツラウツラ

コンコン

さやか「?」

杏子((さやかー、さやかー))

さやか「ぶ!」

早乙女「美樹さん、どうかしましたか?」

さやか「な、何でもないです!」

さやか(何で窓に杏子がはりついてんの!?というよりここ3階…)

さやか(どうしよう、なんとか先生に見つからずに杏子を追い払うには…)

さやか(>>27するしかないよね!)

ほむらからもらった爆弾を投げる

さやか(ほむらからもらった爆弾を投げて杏子をびっくりさせて追い払う!)

さやか(起爆さえしなければ危なくもないよね!)

さやか(えーっと、たしかこのあたりに…)

杏子(何してんだ?さやかのやつ…)

早乙女「!美樹さん?カンニングは駄目です…」

ピッ

さやか「あ」

早乙女「?」

さやか「どどどどどどうしよう…き、き、」

早乙女「き?」

さやか「起爆ボタン押しちゃった…」

杏子「!??」

杏子「さやか!そいつをこっちに渡せ!」ガラガラ!

さやか「え?あ、は、はい!」ポイッ

杏子「くっ」ブン!

早乙女「あなた達、一体何をして…」

ドオオオオオオオン

早乙女「」

杏子「さやか、今のうちにこっちに来い!」

さやか「え?ちょ、ちょっと待っ…」

杏子「よっと」ガシッ

さやか「ひゃぁっ/// へ、へんなとこ触んない…うわぁぁぁ」

パラパラ

早乙女「どうしよう…首かも…」

~校舎裏~

杏子「ハァッハァッ 危なかった・・・」

さやか「ちょっと杏子! >>34 !!」

kskst

さやか「ちょっと杏子!」

杏子「な、なんだよ・・・(ひょっとして無理やり連れ出したこと、怒ってんのか?)」

さやか「助かった、ありがとう!」

杏子「え?」

さやか「いやー、あの先生、なかなか補習終わってくれなくてさ」

さやか「杏子が来てくれたおかげで抜け出せれた。感謝してるよ」ニコッ

杏子「そ、そうか!そいつは良かったよ!///」

杏子(な、な、なんだよ…さやかの笑顔見た瞬間、顔がにやけちまった///)

杏子(こ、これ、デートに誘うチャンスじゃねーか?)

杏子(今なら誘えるよな?でも、何って言って誘おうかな・・・  !そうだ)

杏子「さやか」

さやか「ん?何?杏子!」

杏子「>>39

私と一緒に死んでくれないか?

杏子「私と一緒に死んでくれないか?」

さやか「…はい?」

杏子「…」

杏子(ってオイ!何物騒なこと口走ってんだあたしは!)

杏子(マズイ、さやかのやつ絶対に怒ってる)

杏子(これじゃぁデートなんて問題外…)チラ

さやか「…」

さやか「…//////」ボッ

杏子「…さやか?」

さやか「杏子!ちょっとあっち向いてて!」

杏子「お、おいさやか・・・」オロオロ

さやか「早く!」

杏子(やっぱりキレてる…。何だよ…なんであんな台詞はいちまったんだよ…)

さやか(ちょ、ちょ、ちょっと落ち着こう、私///)

さやか(『私と一緒に死んで』って、どう考えても、アレだよね)

さやか(一生一緒にいて欲しいっていう、告白、だよね?)

さやか(う…///)ボッ

さやか(杏子のやつ、普段は私にいい加減な態度とってるのに)

さやか(もしかしたら、ずっと私のこと…///)

杏子「さやか…」

さやか「杏子!」

杏子「え!?」

さやか「>>45!!」

抱いて

さやか「抱いて!!」

杏子「え?だ、抱く?」

さやか「そう!私をこんな気持ちにした責任、取ってくれるんでしょ!?///」

杏子「あ…うん…」

杏子(さやかに変な事言って怒らせちまった)

杏子(さやかの気持ちを落ち着かせろってことだよな)

杏子「さやか」

さやか「な、何?杏子」

杏子「抱くよ?」

さやか「え!?」

さやか(いきなり!?それにこんな屋外で!?そ、それって青か・・・)

ギュッ

さやか「へ?」

杏子「ごめん、さやか…ごめん…」ギュウゥッ

さやか「」ぱくぱく

さやか(抱くって…こいつ抱きしめると勘違いしてる!?)

さやか(…というよりこの場合私のほうが変態なんじゃ…///)かぁぁ

杏子「さやか、許して…くれるか?」じわっ

さやか「!!?///(何上目遣いで誘惑しちゃってんですかコンチクショウ!)」

杏子「あたしが変なこと言って怒らせたのなら謝る。だから…」

さやか「違うよ!私は怒ってなんかないって!」

杏子「え?」

さやか「私はすっごく嬉しかったんだから!あんたにそう言ってもらえて」

杏子「ほ、本当か!」パァァ

さやか(ああもう!いちいちそんな嬉しそうな顔しないでよ///)

杏子「じゃ、じゃぁ、>>56に行こう!」

天国

杏子「じゃ、じゃぁ、天国に行こう!」

さやか「てんごく…?」

さやか(てんごくって、あの名古屋にある居酒屋?そういや、杏子食べ物には目が無いからな・・・)

さやか(でも何でそんな遠くに…)

さやか「ねぇ、なんでてんごくに行くの?」

杏子「え?ああ、今日がクリスマスイブだから」

杏子「クリスマスイブはさ、その、親しい人間同士がさ、で、でーとするって、聞いてたから」

さやか「!」キュン!

杏子「だから、このまま二人であちらの世界に旅立っていけたら、それはそれで幸せだなって」

さやか「わかった!行くよ!今すぐ!」

杏子「え?」

杏子「ちょ、ちょっと待てよ、さやか。本当に死ぬつもりか?」

さやか「もう死んでる!///」

杏子「え?」

さやか(あんた見てて悶え死んでるんだよ!)

杏子「そっか…、ここ、もう天国だったんだな」

さやか「何?杏子」

杏子「あたしさ、魔法少女になって家族をめちゃくちゃにしちゃってさ」

杏子「死んだら絶対に地獄に行くって思ってたんだ」

杏子「だけどさ、やっぱり神様はあたしのこと、見捨ててなかったんだな」

杏子「こんな幸せな天国(ところ)に連れて来てくれたんだモンな!」

さやか「杏子…」

さやか(胸の高まりがヤバイ…私、本気で杏子のこと…)ドキドキ

さやか(あれは>>64! あそこに入ろう!)

トイザらす

さやか「トイザらす!」

杏子「…え?」

さやか「あそこのトイザらすに入ろう!」

杏子「な、何でおもちゃ屋なんかに?」

さやか「デートなんでしょ?だったらちゃんと私の行きたいところ、エスコートしてよ!」

杏子「!わかった!トイザらすだな!」ギュッ

さやか「え?」

杏子「こうやってさ、手を繋いだら暖かいよな!」

さやか「…うん!///」

さやか(何かさっきから嬉しいこと貰ってばかりだな?私)

さやか(今度は私から杏子にプレゼントあげなくちゃ!)

♪ジングルベールジングルベール

杏子「うわぁぁぁ」パァァッ

さやか「さすがに人でいっぱいだね」ザワザワ

さやか「うわー、いたるところで家族連れとカップルばっかり」

杏子「なぁ、さやか」

さやか「ん?何杏子?」

杏子「あたしたちも、その、カップルってやつに、見えてるのかな?」

さやか「え?あ、うん!勿論!///」

さやか(いじらしい///)

さやか(それよりもプレゼントプレゼント・・・!あ、これなんかよさそうだな)

さやか「店員さん!>>70下さい!」

ネックレス

さやか(杏子はこっち見てないな)

さやか「店員さん!このネックレスください!」

店員「ありがとうございます。大切な方にプレゼントですか?」

さやか「はい!」

店員「じゃ、プレゼント用に包装しますね。頑張ってくださいね?」

さやか「あ、ありがとうございます///」

さやか(これでプレゼントもばっちりだね)

さやか(後はこれを商店街のクリスマスツリーの下で渡して告白…)

さやか(『私は、杏子が好きです』『あたしもだよ、さやか』)

さやか(なーんちゃって!キャーキャー)ジタバタジタバタ

まどか「…」ジーッ

さやか(っと、いけない。杏子はどこに行って…)

まどか「さやかちゃん!」

さやか「!?ま、ま、まどか!?」

まどか「?どうしたの?さやかちゃん。そんなに驚いて」キョトン

さやか(な、な、なんでまどかがここにいるの?)

まどか「あ、こんばんは!さやかちゃん。あいさつ遅れてたね。ティヒヒ!」

さやか「あ、ああ、こんばんは。まどか」

さやか「まどか、な、何でここにいるのかなぁ?」

まどか「あ、それはね!>>79 だからだよっ!」

ほむらちゃんとデート

まどか「ほむらちゃんとデート中だからだよっ!」

さやか「へ?ほ、ほむらと?」

まどか「うん!ほむらちゃんがね、どうしてもここに来たいって言ってたから♪」

さやか「そ、そうなんだ・・・(よかった、変に感づかれてないな)」


杏子「お、ほむら、こんなところで何やってんだ?」

ほむら「!杏子・・・。今真剣に悩んでいるところだから、話しかけないで」

杏子「悩んでって…そのぬいぐるみをか?」

ほむら「ええ、まどかのコレクションの一つにふさわしいものを選んでいるの」

ほむら「私からの、まどかへのもう一つのプレゼント」

杏子(選んでって…どこぞの球団のコアラ人形とかどこぞのゲームの恐竜トカゲとかをか・・・?)

杏子「って、もう一つのって、どういう事だ?」

ほむら「もちろん、私自身がメインのプレゼントよ」

杏子「そ、そうか!(そういう手があったんだな!)」

杏子「ありがとな、ほむら!いいアイデアが浮かんだよ!」

ほむら「それは良かったわ」

ほむら「…」

ほむら「あなたも、頑張りなさい」

杏子「…え!?」

杏子「な、なんのことかさっぱりわかんねーけど?」ヒュー

ほむら「隠しても無駄よ。美樹さやかでしょ?あなたの想い人」

杏子「///隠してもわかっちまうんだな」

ほむら「同類だからね」

杏子「なぁ、ほむら。もう一つだけ、何かアドバイスとかねーか?」

ほむら「そうね… >>87をしてはどうかしら?」

プレゼント

ほむら「そうね…プレゼントをしてはどうかしら?」

杏子「プレゼント?ぬいぐるみを?」

ほむら「違うわよ」

杏子「このたい焼きをか?」サッ

ほむら「そんな冷めたたい焼きでは二人の心まで冷め切ってしまうわ」

ほむら(!今私、良いこと言った様な気がするわ)

杏子「…」

杏子「そ、それじゃぁ、やっぱり…  あたし自身・・・か?///」

ほむら「当たり前でしょ?美樹さやかにとって一番喜びそうなことを考えて見なさい」

杏子「そ、そうだよな!」

杏子「…」

杏子(本当に、喜んで、くれるかな…?)

杏子「ありがとう、ほむら。なんだか自信が出てきた」

ほむら「なら早いうちに告白しなさい。後からでは取り返しの付かないことになるかもしれないわ」

杏子「ああ、わかってる!」ダダッ

ほむら「・・・」

ほむら(よかったわね、杏子…)

まどか「ほーむらちゃん!」

ほむら「!まどか!どうしたの?」

まどか「はい!これ、私からのプレゼント!」

ほむら「こ、これって…」

まどか「うん!>>94だよ♪」

ペニバン

まどか「うん!ペニバンだよ♪」

ほむら「まどか…」

まどか「あのね、ほむらちゃん…」

まどか「私はね、やっぱりほむらちゃんのことが一番大好きだから…」

まどか「私の初めて、貰って欲しいなって思うの」

ほむら「!ほ、本当なの?まどか。私で…私なんかでいいの?」

ほむら「こんなに暗くて目つきが悪くて愛想の悪い、こんな私なんかでも…」

まどか「ほむらちゃん、そんなに自分のこと悪く言わないで?」

まどか「私が好きなのは、ほむらちゃんの全部!全部大好きなんだから!」

ほむら「まどかぁ…」ぽろぽろ

ほむら「私も…私もまどかの全部が大好き!」ぽろぽろ

まどか「うん!」

店員(おもちゃ屋であんなモノ、しかも女子中学生が見せびらかすのはやめて欲し…  ふぅ)

杏子(言うんだ!あたしをあげるって!)ダダダッ

さやか(言おう!私は杏子が好きなんだって!)ダダダッ

ドシン!

杏子・さやか「痛!」  ブチンッ

杏子「わ、悪い…って、さやか!大丈夫か!??」

さやか「う、うん・・・平気」

バラバラ

さやか「!?ね、ネックレスが…」

杏子「…え?」

さやか「せっかく買ったネックレスが…そんな…」じわっ

杏子「さ、さやか・・・ごめん!」

杏子「>>100!」

愛してる

杏子「愛してる!」

さやか「・・・え?」

杏子「あたしはさやかのことを愛してるから!」

さやか「きょ、杏子・・・?///」

杏子「だから何でもする、何でも償う。だから…だからぁ・・・」ぽろぽろ

さやか「ま、待ってよ杏子…///、泣かないで?お願いだから泣かないでよ」

杏子「あたしが…あたしがさやかの大事なネックレス、こわしちまったから… ひっく」

杏子「きっとさやかはあたしに怒ってるだろうから… ぐすっ」

さやか「…」

さやか「バーカ」ピン!

杏子「痛!」

さやか「私がこんなこと位であんたを怒るわけないでしょ?」

さやか「まぁ、別の意味で怒りたくなってきちゃったけど…///」かぁぁ

客『初々しいカップルね』『うらわましいなぁ』『ラブラブだね』 

杏子「////」シュゥゥゥゥゥ

~帰り道~

さやか「ねぇ、杏子」

杏子「何?さやか」

さやか「…なんでもないや」

杏子「…そっか」

さやか(なんだかこの沈黙、きつい…。でも今言うべきなのかな…?)

杏子(どうすりゃいいんだ…、恥ずかしくて…でも怖くてあの一言が言えない…)

さやか(…ええい、ままよ!)

杏子(さっきも『愛してる』って言えたんだ!大丈夫だよ、きっとなんとかなる!)

さやか「…」クルッ

杏子「…」クルツ

さやか・杏子「>>111!」

死のう

さやか・杏子「死のう!」

さやか「え?」

杏子「は?」

さやか「きょ、杏子、どういう意味で…」

杏子「さやかこそ、何で死のうだなんて…」

さやか「…ゴホン。私のはね、今までの私達の関係はやめよう、ってこと」

さやか「死ぬだなんて大げさかもしれないけどさ」

さやか「でも私はさ、このままの関係なら、もうお互い死んでしまったほうがいいってこと」

杏子「そんな…」

杏子「やっぱり、あたしのことは友達にすら思いたくないってこと?」

杏子「ごめん、さやか。あたしばっかり一方的な行為を押し付けちゃって…」

さやか「そうじゃない!」

杏子「!?」ビクッ

さやか「そうじゃないんだって…ああもう!杏子はいっつも変な風にとらえるんだから!」

杏子「しょうがねぇだろ?あたしバカなんだからさ!」

さやか「あんたって、ほんと、バカ」

杏子「なっ…バカって言った方がバカなんだぞ?そんなことも教えてもらわなかったのか?」

さやか「恋人」

杏子「…え?」

さやか「だから、今までのような友達の関係…じゃなくて、恋人同士がいいな、ってこと」

杏子「それって…」

さやか「ああもう!私も杏子のことが大好きだって言ってるんだよ!言わせんな恥ずかしい!!///」

杏子「!///」パァァ

さやか「まったく…あんたといると本当に調子狂っちゃうよ…って、え!?」

グイグイ

さやか「ちょ、ちょっと杏子、どこに行く気で…?」

杏子「>>119 !>>119 に行くぞ!」

教会

杏子「教会!教会に行くぞ!」

さやか「え?そ、それって…///」

杏子「け、け、結婚式だよっ…///」

さやか「こ、恋人関係すっとばしていきなり結婚!??」

杏子「わ、悪いかよ?」

さやか「ううん、そんなことはないけど。でもなんでいきなり?」

杏子「あたしはさ、こんな関係になった人っていなかったんだ」

杏子「もちろん、友達はいたよ。頼りになる先輩もいた。なんだか魔法少女なりたての危なっかしいやつもいたっけ」

さやか「杏子…」

杏子「だけどさ、こんなふうに、お互い本当に好きになれるやつって、いなかったんだ」

杏子「だから、どういう付き合いしたら良いのか、わかんねーんだ」

杏子「ごめん、こんな恋人で」

さやか「…」

ギュウッ

杏子「さ、さやか?///」

さやか「嬉しい…」

さやか「あんたの気持ち、すごく伝わった」ギュッ

杏子「うん…///」ギュッ

さやか「行こっか、教会」

杏子「ああ!」

~教会~

杏子「足元、気をつけてな」

さやか「うん…うわっと」ガラガラ

ハシッ

杏子「おいおい、言ったそばからこけそうになるなよ」

さやか「ありがと、杏子」

杏子「ちょっと待っててな。えっと、たしかこのあたりに…」ゴソゴソ

杏子「あった!」

杏子「はい、これ。さやかにあげる」

さやか「!?きょ、杏子。これって>>129!?」

ブーケ

さやか「!?きょ、杏子。これって、ブーケ!?」

杏子「うん、ボロボロので悪いけど」

杏子「これはな、親父とお袋の結婚式の時のブーケだって、昔親父から聞いたんだ」

杏子「『杏子がお嫁さんになる時、結婚式に持って行きなさい』ってな」

杏子「いろんな形見があったはずなんだけど、今はもうそれだけしか残ってないんだ」

さやか「!そ、そんな大事な物受け取れ…」

杏子「さやかに、受け取って欲しいんだ」

杏子「いや、さやかだからこそ、そいつを受け取って欲しい」

杏子「なんだかあたしが新郎で、さやかが新婦みたいな言い方になっちまうんだけど」

杏子「本当に大事なものだからこそ、本当に大事な人にあげたいんだ」

さやか「杏子…」

杏子「ごめんな、せっかくの大事な結婚式だって言うのに、そんなボロボロのブーケで…」

ギュムッ

杏子「わぷっ…さ、さやか?」

さやか「このブーケはボロボロなんかじゃない…」

さやか「すっごく輝いてる…世界で一番のブーケ」

杏子「さやかぁ…」じわっ

さやか「きっと、杏子のお父さんもお母さんも私達のこと、見守ってくれてるから」

さやか「だから…」

さやか(杏子に>>136する!)

キス

チュッ

杏子「んむ!?」

さやか「…」チュッ… ンチュッ チュルッ

杏子「~~~(さ、さやか///?)」

さやか「…」ツン…

杏子「(さやか…さやかさやかさやかさやかさやかっ!)」ムチュッ

杏子「~~~!」ニュ… チュッチュプッ

さやか「… …   …」チュパチュプ… ジュルッ

杏子「~~!ぷはっ」 チュポッ

タラー

さやか「あ…杏子、よだれ///」

杏子「さやかだってすごい唾液///」

さやか「ほんとだ、私にもすっごいよだれついてる」

さやか「でも、これって、杏子のよだれだよね?」

さやか「…もったいないや」ペロッ  

さやか「ん…」 クチュクチュ ゴックン

さやか「はぁ…」

さやか「へへへ、杏子の味だ///」ニマーッ

杏子「ず、ずるいぞさやか!あたしだって!」

杏子(さやかに>>143してやる!)

あおかん!

杏子「さやか!」

さやか「え?え?ええっ!?」ドシン!

杏子「さやかぁ…」

さやか「ちょ、ちょっと待って杏子」

杏子「…」シュルッ

さやか「だ、黙ってリボンほどかないで?」

杏子「…」ガシッ  グイグイ

さやか「わ・・・むぐ!う、上着までって、ほ、本気?」

杏子「…うん」コクン

杏子「あたしは、さやかとしたい…」

さやか「ま、まだちゃんと結婚式挙げてないからさ!そ、それにまだ中学生だし!」

さやか「そ、そうだ!もっとキス、しようよ!ね?杏子!」

杏子「さやかぁ…」

杏子「…」 パチン! ジジジ…

さやか「!?(きょ、杏子から脱ぎ始めちゃった…)」

杏子「…」シュル…  ストン!

杏子「ねぇ、見てさやか。あたしさ、まだ毛、生えてないんだ///」

杏子「この年にもなってこんなのってさ、恥ずかしいよな…?」

さやか「そ、そんなことないよ!」

さやか(私だって、その、まだ生えてないし…)ゴニョゴニョ

さやか「じゃなくて!あのね、杏子!」

杏子「さやか?」

さやか「>>151!」

たすけてマミさん!

さやか「たすけてマミさん!」

杏子「…え?」

さやか「あ…う、嘘!冗談だから」

杏子「さやか、マミの方が好きなのか?」

さやか「違うって!これはね、その、やっぱり私達がするにはまだ早すぎるかな~って思って!」

杏子「さやか…」

さやか(しまった…とっさのこととはいえ、私、何でこんな最低なこと言っちゃったんだろう…)

さやか(あたしって、本当にバカだ…救い様がないよ…)

さやか(こんなに好きでいてくれる人を前に他の人の名前出すなんて…)ひっく

杏子「…そっか、あたしの胸、マミよりも小さいからな」

さやか「…え?」

杏子「ごめん、さやか。あたしさ、もっと巨乳になる」

さやか「きょ、杏子??」

杏子「あたし知らなかったんだ、さやかが巨乳好きだってこと」

さやか「えっと…、杏子?」

杏子「そうだよな。ほむらとはいつも口喧嘩ばかりしてたもんな」

杏子「今考えると納得がいったよ。そうだよ、あたし、さやかのこと知っているつもりで何にも知らなかったんだ…」

杏子「ごめんな、さやか…」

さやか「~~~~~っっっ」

さやか「杏子!」カッ

杏子「!?」

さやか「>>164 …」

続きを

さやか「続きを…」

杏子「さやか…?」

さやか「私、杏子の胸、好きだよ」

杏子「えっ?」

さやか「杏子のおっぱい、触りたい」スッ

杏子「あ…」

ムニュン

杏子「や… ん…」

さやか「私は巨乳好きじゃないから。杏子乳好きなんだから」モミュ モミュ

杏子「っは… さやかぁ…  あたしも… ハァッ さやか乳好き… んっ///」

杏子「さやかの…  んはぁっ …おっぱい、 吸いたい… ひゃん!?」

さやか「だーめ、こんなところで服脱いだら、風邪引いちゃうでしょ?」

杏子「うん…んんんんん!???」ビクン!

さやか(すごく感度が良い…)ゴクリ

さやか(もうちょっと杏子の胸に触っていたいな…)

杏子「へ…」

さやか「へ?」

杏子「ヘクチュン!」

さやか「わぷっ!?」ベチャァ

タラ~

杏子「あ…ご、ごべん、さやが…」ズルズル

さやか「ああ、もう!こんな格好だから寒いに決まってるでしょ?」

杏子「うん…」ズルッ

さやか(何か拭くもの拭くもの…  >>176でいいや!)

QB

さやか(QBでいいや!)

さやか((QB!QB!?))

QB((何か呼んだかい?))

さやか((あんたに魔法少女候補のいい情報教えてあげる、こっちに来てよ!))

QB「本当かい!さやか!」ババッ

さやか「えい!」キュッ

QB「え?なんで顔面わしづかみなのかな?」

さやか「ほら、杏子、鼻ふきな」ゴシゴシ

杏子「うん…ズルジュルッ」

QB「わ!やめてよ!汚いじゃないか!」

杏子「チーン!」

QB「」ぬた~

さやか「これでよし」

杏子「うん、ありがとう、さやか」

QB「」ベチョグチャ

さやか「それじゃぁ、そろそろ帰ろっか」

杏子「え?」

さやか「結婚式も、誓いのキスも、一応初夜もどきもしたからね」

杏子「あ、あたしはもうちょっと…」

さやか「あんまりがっつく男は嫌われるぞ?」

杏子「あたしは男じゃないもん…」じわー

さやか(だからその上目遣いやめて、理性がきかなくなる…///)

さやか「今日はこれでおしまいだけどさ」

杏子「?」

さやか「私達には、また明日があるじゃない!」

杏子「さやか…」

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