ほむら「ルームシェアしたい」(885)

ほむら「寂しい……」

マミ「え?」

ほむら「寂しいわ……」

マミ「突然どうしたのよ」

ほむら「一人暮らしも学校も寂しいのよ……」

マミ「そうねぇ、確かにそういう日はあるわよね」

ほむら「そういう日じゃなくて毎日寂しいのよ……」

マミ「どうしたのよ……」

ほむら「今まで私はあの1ヶ月を乗り越えようと戦ってきたわ」

マミ「そうね」

ほむら「QBを潰す、まどかの契約阻止、仲間集め……といってもあなたと杏子だけど」

マミ「第一印象は最悪だったから苦労したでしょうね」

ほむら「まぁそれはいいとして、やることがいっぱいあったのよ」

マミ「それで?」

ほむら「今はその必要もないし、一人の時間が増えて……その……寂しいのよ……」

マミ「そう言われてもねぇ……」

ほむら「大体誰も頼りにしないなんて強がったりもしたけど、元々そんなに強くないし……」

ほむら「今まではどんなこともまどかのためと頑張れたけど……」

マミ「でも、魔女退治があれば私や佐倉さんや美樹さんと一緒にいるわよね?」

マミ「それに、学校もあなたは鹿目さんや美樹さんと同じクラスでしょう?」

ほむら「私だけ席が離れてるもの……ただでさえ転校1ヶ月間は近寄るなって空気をだしてたから……」

ほむら「授業内容とか今更のものばかりだし、かといって寝たら一番前だからたたき起こされるし」

ほむら「QBがいないとまどかとテレパシーはできないし……QBは私のテレパシーを送信するわけないし」

マミ「感情はないって言っても、あなたの事は避けるでしょうね……」

ほむら「さやかにテレパシーを送って暇を潰そうにもまどかと仲良く話し中だったら申し訳ないし……」

マミ「変な所で気を使ってるのね……」

ほむら「まぁテレパシーをしない理由は他にもあるけど……」

マミ「?」

マミ「よくわからないけど、今からでも自分の周りの子と友達になればいいじゃない」

ほむら「病院通いから学校に出てずっと繰り返していた私にできると思う?」

ほむら「それもすでに冷たい人付き合いの悪い女って思われているのに……」

マミ「……」

ほむら「えぇ、わかってるわ、出来るわけないってことぐらい……」

ほむら「本来町を去るつもりだったから、こんなこと何も考えてなくて……」

マミ「そうだったの?」

ほむら「転校について先生に相談しているところをまどかとさやかに見つかって……」

マミ「どうして町を去ろうと思ったのかしら?」

ほむら「その……私って今は最弱の魔法少女でしょ?」

マミ「……時間停止もないものね、武器も盗めないから自作爆弾だし……その……悪いけど否定はできないわね」

ほむら「皆に迷惑かけたくないし、さっさと消えちゃおうと思ったって二人に問い詰められたから思わず言ってしまって……」

ほむら「それを聞いたまどかが泣いてしまって……さやかもすごく怒ってて……」

マミ「でしょうね……」

ほむら「どうも繰り返していたせいかとっさの出来事に弱くて……本当はかっこ良く去ろうって思っていたのだけど……」

マミ「はぁ……そんな事二度と考えないことよ、私や佐倉さんだってあなたの仲間でしょう?」

ほむら「……そうね、ごめんなさい……」

ほむら「とまぁ、このいい話みたいなのは済んだことだしいいのだけど、とにかく寂しいのよ」

マミ「……」

ほむら「確かにさやか、まどか、そしてあの二人の親友である仁美とは話しぐらいはできるわ」

マミ「仲良しでいいじゃない」

ほむら「なんていうのかしら……仁美はこの二人が信頼してるからって感じなのよ」

マミ「友達の友達っていうものはそういうものよ、でもそこから友達になれるわよ」

ほむら「次にさやかとまどかだけど……」

マミ「あの二人も何かあるの?」

ほむら「えぇ、さっき言ったテレパシーをしない理由なのだけど……」

ほむら「私に恩を感じてるのか、なんだかよそよそしいっていうのかしら……」

ほむら「異常に気を使ってくれてるというか……これって友達といえるのかしら……」

マミ「なるほどね……」

ほむら「例えば私が帰りにそういえばクレープ食べてないなーなんて口にすれば」

ほむら「さやかとまどかがじゃあ行こうと言い出すのよ……」

マミ「それが駄目なの?」

ほむら「その前の会話で今月のお小遣いが買い食いも危ないなんて話をしていたのによ?」

マミ「……」

ほむら「私はまどかに恩人になりたいんじゃなくて、大切な友達だから戦ってただけで……」

ほむら「さやかなんて何度も見捨てたりしていたのに恩人にされてるし……契約止めてもいないのにね……」

マミ「そうは言っても私たちからしたら助けてくれたあなたしか知らないもの、しょうがないわよ」

マミ「まぁでも、そういう事は思ってても言えないわよね」

マミ「無理に変えられてもそれはまた気を使ってくれてるみたいになるもの……」

ほむら「えぇ……」

ほむら「学校でも誰かと一緒にいても結局一人な気がして……」

ほむら「家に帰ってもやっぱり一人だし……」

マミ「でも私だって、あなたを恩人って思ってるわよ?」

ほむら「あなたは年上という点のおかげか対等に話せてる気がして話しやすいのよ……」

ほむら「気を使うべきところで使って、ちゃんと自分が正しいと思う意見を出すって言えばいいのかしら」

マミ「そう言ってもらえるのは嬉しいからいいけど……」

ほむら「前置きが長くなったけど、あなたにある提案をしたいのよ」

マミ「?」

ほむら「ルームシェアしない?」

マミ「はい?」

ほむら「ひとつの住宅に親族関係や恋愛関係にない他人同士が、共同して居住することを指す事よ」

マミ「意味は知ってるわよ……」

ほむら「まずメリットを提示するわね」

ほむら「家賃や光熱費などの節約、食事も一度に作る量が増えるけど互いに一人分を作るより安くする事が可能となるわ」

ほむら「次にもしもの時、病気等は同居人がいることで安全性が高まる」

ほむら「その他、家事の分担といった事も可能よ、お互いに魔法少女だからその辺の事情も気にせずにすむわ」

ほむら「あとは人がそばにいるから寂しさを感じにくくもなると思うわ」

マミ「最後はあなたのメリットね……」

ほむら「次にデメリットだけど」

ほむら「彼氏とかを連れ込みにくい……とこれはお互いに問題無いわよね、いざとなれば連絡をくれればいいし」

マミ「まぁそうね……」

ほむら「私が住まう事で家具等が増え、部屋が狭くなる点……と言っても私の部屋って知っての通り何も無いのよね」

マミ「確かに人が住んでるって感じがしない部屋だったわね」

ほむら「後は一人になりたいって時とか、その……そういう時間をとりにくいとか……」

ほむら「ま、まぁその……い、言いづらいだろうけど言ってくれればコンビニにでも行くから///」

マミ「ちょ、ちょっと変な想像して照れないでくれる?私まで恥ずかしくなるじゃない///」

ほむら「と、とにかく、私の存在が気に食わないって事がないならデメリットはそんなにないと思うのだけど……」

マミ「突然言われても……」

ほむら「えぇ、だから今日中に返事をなんて言うつもりはないわ……」

ほむら「なんなら夕飯の時だけ一緒に食事とかでもいいから……」

ほむら「最近、ちゃんと料理を作っても一人で食べるのも寂しくて……」

ほむら「それに自分しか食べないのに気合を入れるのもおかしい気がして……」

マミ「自分しか食べないならそういうものよ」

ほむら「結構遅くまで愚痴を聞かせてしまったわね……」

ほむら「そろそろ帰るわね……こんな時間まで邪魔してごめんなさい」

マミ「待ちなさい」

ほむら「何?」

マミ「夕飯ぐらいごちそうしてあげるから食べていきなさい」

ほむら「……ありがとう」

ほむら「誰かと食べる食事ってやっぱり美味しいわね」

マミ「ふふっそうやって料理を美味しそうに食べてもらえると作ったかいがあるわ」

ほむら「あなたが和風な料理を出してくるなんて思ってなかったけど」

マミ「ケーキや紅茶が好きってだけで、和食も好きよ?」

ほむら「みたいね、誰かと食べる点を考えなくてもとても美味しいわ」

マミ「まったく……楽しそうにぱくぱく食べて、急がなくてもおかわりぐらいあるわよ?」

ほむら「久しぶりよ、こんなに食欲があるなんて」

ほむら「最近不健康に痩せていってたし……」

マミ「ちょっと特殊なホームシックってことかしら」

ほむら「そうなのかしら……」

マミ「お昼はちゃんと食べれてるの?」

ほむら「まぁ一応……パン1個ぐらいなら……」

マミ「重症ね……」

マミ「お昼は誰かと一緒に食べていないの?」

ほむら「まどかやさやかに誘われるけど、やっぱり二人に違和感を感じて一人のほうが気楽で……」

ほむら「最近は二人から逃げるように人気のないベンチでパンを食べてるわね」

マミ「でも寂しいって感じてるわけね」

ほむら「……えぇ、わがままな話だと思うでしょうけど……」

マミ「考えてみると新鮮ね」

マミ「私たちの中で一番心が強いと思っていたあなたが寂しさに悩むなんて」

ほむら「言ったでしょう?あの時は目的があって、その為ならなんだってしようと思ってたから……」

マミ「でも、こうして弱い部分をみると普通の女の子なのね」

ほむら「胸はないけど男ではないわよ」

マミ「……」

ほむら「……そこで黙られると困るのだけど……」

マミ「ごめんなさい、あなたがそういう事を言うなんて思わなかったから」

ほむら「ごちそうさま」

マミ「お粗末さま」

ほむら「美味しかったわ、ありがとうマミ」

ほむら「食器はシンクでよかったかしら?」

マミ「そういう事は私がするから気にしなくていいわよ?」

ほむら「そう……じゃあそろそろいい時間だし帰るわね」

ほむら「愚痴を聞かせてごちそうにまでなっただけでなんだか邪魔してごめんなさい」

マミ「暁美さん」

ほむら「何?」

マミ「明日、必要なものとか選んでここに持って来なさい、ルームシェアしましょう」

ほむら「い、いいの?」

マミ「いいのよ、だってあなたが私を頼ってくれるなんて始めてのことだもの」

ほむら「そうかしら?」

マミ「えぇ、少なくとも私の知ってる暁美さんはね」

ほむら「なんだか自分から言っておいてあれだけど……本当にいいの?」

マミ「もう、私がいいって言ってるのだからいいのよ」

マミ「最初の世界、あなたが契約していない時、私は死んだのよね?」

ほむら「え?えぇ……」

マミ「なら今こうして私が生きているのはあなたのおかげじゃない」

ほむら「別に私は……」

マミ「深く考えないの、とにかくそのお礼って事なら気も楽でしょう?」

ほむら「……」

マミ「ほら、そんな顔してないで人の好意ぐらい受け取りなさい」ナデナデ

ほむら「……ありがとう」

マミ「じゃあ、また明日ね」

ほむら「えぇ!また明日!」

マミ「……気持ちはすごくわかるのよね……」

マミ「魔法少女になると周りの子みたいに遊べるってこともないし……」

マミ「一緒に誰かとお昼を食べてもこの子達とは住む世界が違うみたいな事考えちゃうし……」

マミ「慣れるまでは結構辛く感じてQBとお話してたのも懐かしいわね……」

マミ「……帰り際の暁美さん、嬉しそうにしててよかったわ」

マミ「お片づけぐらいしておこうかしら」

マミ「後は明日どこに何があるかも教えてあげないと」

マミ「えっと家賃とかは半分ずつって事でいいのかしら?あれ?でも今月はもう数日たってるしその分を考えると」

マミ「ど、どうしたらいいのかしら、勢いでOKしちゃったけど……」

マミ「暁美さんがあんな相談してくるなんて思ってなかったし」

マミ「……明日暁美さんと相談したらいいわよね!」

マミ「それにしても、暁美さんが鹿目さんと美樹さんから逃げているなんて、二人が気にしていなければいいけど……」

―翌日―

マミ「で、持ってきたのがこれ?」

ほむら「えぇ」

マミ「学校関係の物と衣類、歯ブラシ等のちょっとした日用品だけ?」

ほむら「これ以外は必要ないし、そんなに頻繁に必要なものじゃないなら盾にしまえばいいから……」

マミ「あなたがいいならいいけど……」

ほむら「後はお金の事と家事の当番とかでも話し合いましょう」

マミ「そうね」

ほむら「私の頼みでルームシェアしてもらっているのだからあなたはいつも通りでいいから」

ほむら「私に何か至らない点があればどんどん言ってもらえるかしら?」

マミ「わかったわ」

マミ「こんなものかしら……」

ほむら「えぇ、と言うかこんな当番でいいの?」

マミ「当番なんてゴミ出しとかだけでいいわよ、見知った間でのルームシェアだし」

ほむら「見知った間でも意外とルームシェアしてみると嫌な所が目立つとよく言うわよ?」

マミ「その時は私があなたに言えばいいのよね?」

ほむら「確かにそうね……」

マミ「えぇ、だから買い出しも一緒に行けばいいし料理も一緒にしましょう?」

マミ「その方が寂しさも紛らわせるわよ」

ほむら「……ありがとう」

マミ「何言ってるのよ、色々と節約できるお陰でお金のやりくりも楽になるんだからいいわよ」

ほむら「うん……」

マミ「ふふっうんだなんてあなたらしくないわよ」

ほむら「も、元々そんな性格だったからその……たまにでちゃうのよ///」

マミ「ふふっ恥ずかしがらなくてもいいのに」

マミ「そういえばあなたは寝る場所はどうするの?」

ほむら「タオルケットがここにあるから問題無いわよ?」

マミ「したひく布団とか……」

ほむら「あぁ、それなら気にしないで」

マミ「あ、盾にいれて持ってきているの?」

ほむら「私、普段タオルケットにくるまって床で寝てるから」

マミ「……」

ほむら「寒さで死ぬこともないし、慣れれば別に木の上でも寝れるわ」

マミ「何よそのサバイバルな特技……」

ほむら「別の世界で杏子と一緒にいた時に色々とね」

マミ「あの子ってホテル暮らしじゃ……」

ほむら「私の行動で色々と変わることもおおかったのよ……」

マミ「まぁ深くは詮索しないけど……」

マミ「私の家に住む以上そんな事は許さないわ」

ほむら「……じゃあそこのソファを使わせてもらってもいいかしら……」

マミ「……ベッドも二人で分けたらいいわよ、別にそこまで小さなベッドなんて使ってないから」

ほむら「で、でも……」

マミ「私がいいって言ってるのだから遠慮しないの」

マミ「ちょうど抱きまくらが欲しいって思っていたところよ」

ほむら「マミ……」

マミ「それとも私と一緒に寝るのは嫌?」

ほむら「そんな事はないけど……」

マミ「ならそれで決まりね」

ほむら「……」

マミ「あら、何か不服そうね」

ほむら「いえ、なんだか申し訳なくて……」

マミ「もう……暁美さん!」

ほむら「え、な、何かしら」

マミ「さっき至らない所があれば言えって言ってたわよね?」

ほむら「え、えぇ……」

マミ「遠慮のしすぎよ、直しなさい」

ほむら「う……」

マミ「もう、ワルプルギスの夜までのあなたはもっと堂々としてたのに」

ほむら「しょ、しょうがないじゃない……あれも虚勢をはってただけで……」

マミ「私に対しては話しやすいって言ってたのにそんな事でどうするのよ」

ほむら「ごめんなさい……」シュン

マミ「罰としてこの後の買い出しでは荷物持ちとして付き合ってもらうからね」ナデナデ

ほむら「えぇ」

―外―

マミ「暁美さん」

ほむら「何?」

マミ「鹿目さんや美樹さんからあんまり逃げちゃ駄目よ?」

ほむら「……」

マミ「あの二人だってあなたのことが大切だからこそそうやって気を使っちゃうのよ」

マミ「いっぱい迷惑かけちゃったって相談されたこともあるんだから」

ほむら「そうなのかもしれないけど……」

マミ「けど?」

ほむら「私はあの二人と普通に友達関係を築いた世界があったのよ……」

ほむら「魔法少女の事も隠して、魔法少女の存在を知られないようにもできていた世界が」

ほむら「だからわかっちゃうのよ……あの二人がいつも私に気を使ってくれてるって……」

ほむら「だからかしら、余計にこんなのは違うって思えてしまうのよ……」

マミ「そう……良かったわ」

ほむら「え?」

マミ「逃げてはいるけどちゃんと友達になりたいって思ってるってことでしょ?」

ほむら「それは……まどかは大切な友達だし……本当はさやかだって救えるならって……いつも手遅れだったけど……」

マミ「それでいいわ、お互いちゃんと友達になりたいって思ってるならね……」

ほむら「よくわからないのだけど……」

マミ「その内わかるわよ、それこそ寂しさなんて感じなくなるような日々がきっとくるから」

ほむら「?」

マミ「学年が違うのが残念だわ、でも学年が違うからこそ頼ってもらえたのかしら」クスクス

ほむら「本当にどうしたの?」

マミ「心の距離感って難しいものよね」

ほむら「???」

マミ「ほら、行くわよ暁美さん」ギュ

ほむら「あ、ちょ、ちょっと手を引っ張らないで」

―スーパー―

マミ「あら、そっちよりこっちの方が葉が柔らかくていいんじゃないかしら?」

ほむら「いえ、確かにそっちもいいけど……こっちは茎の部分も」

マミ「あら、本当……」

ほむら「あと二人分だからいつもより多く買わないと……」

マミ「いつも通りのつもりだと駄目だったわね」

ほむら「えぇ」

マミ「じゃあ次はお肉の方へ行きましょう」

ほむら「待ってタイムセールスを考えると……」

マミ「なんていうか……本当に主婦ができるわね暁美さん」

ほむら「そうかしら?」

マミ「えぇ、正直驚いたわ……」

―外―

ほむら「痛むまでの期間を考えるとこれぐらいの量がいいわね」

マミ「そうね、じゃあレジに行きましょう」

―――――
―――

ほむら「結構重いわね……」

マミ「ほら、袋貸して」

ほむら「え?でも今日は罰として荷物持ちって……」

マミ「全部の荷物を持てなんて言ってないじゃない」

ほむら「で、でも……」

マミ「ほら」

ほむら「え、えぇ……」

―外―

マミ(こうして誰かと夕飯の話をしながら買い物ってお母さんとの買い物以来ね……)

ほむら「どうしたの?」

マミ「なんでもないわ、なんだか家族ができたみたいって思っただけよ」

ほむら「そういえばあなたの家族は……」

マミ「何気にしてるのよ、別に私の家族に関してあなたは何も関与してないわ」

ほむら「あっ……」

まどか「あ、ほむらちゃん!」

さやか「マミさんまで」

マミ「あら、二人共こんな時間まで遊んでたの?」

さやか「いやいやまだ5時ですし」

まどか「もう帰るところですから大丈夫です」

いいね、素晴らしい、うん、これはいいものだ

まどか「ほむらちゃんが言ってた用事ってマミさんとのお買い物だったんだね」

まどか「言ってくれたら私達も一緒にいけたのに」

ほむら「あ、その……手伝わせるようなことじゃないかなって思ったから……」

さやか「見た感じ料理でもするんですか?」

マミ「えぇ、今日から暁美さんが私の家に住むからね」

まどか「え!?」

マミ「暁美さんの一人暮らしの理由が家族がいると動きにくいって理由だったのはわかるでしょ?」

マミ「だから目的を達成した今となっては一人暮らしである必要もないみたいだったからルームシェアを誘ってみたのよ」

マミ「お金もお互いに助かるからいいものよ」

さやか「知らない間にマミさんがほむらに手をつけていたとは」

マミ「ふふっだって暁美さんってなんでもできるし、一人暮らしを経験してるから誘わない手はないでしょう?」

まどか「いいなぁ、楽しそう……」

マミ「また遊びに来たらいいわ、そろそろ二人は帰りなさい」

まどか「あ、じゃあまたねほむらちゃん、マミさん」

さやか「それじゃあさようなら」

自然と自分が誘ったことにしてるのが優しさを感じる

ほむら「私から誘ったのにどうして……」

マミ「別にいいじゃない、お互いに合意してたのだからどっちからでも関係無いでしょう?」

ほむら「そう……」

マミ「遊びに誘われてたみたいだけど、いかなかったの?」

ほむら「それよりもルームシェアの準備をって思って……その……」

マミ「すっかり二人に苦手意識を持ってしまったみたいね」

ほむら「えっと……」

マミ「前にも言ったけど、あんまり逃げちゃ駄目よ?」

ほむら「えぇ……」

マミ「余計に心配して気を使っちゃう可能性だってあるんだから」

ほむら「わかってるわ……」


マミ「じゃ、帰りましょう」

マミ「買い物袋をずっと持ってると重いし疲れるわ」

ほむら「そうね……」

―マミホーム―

マミ「まだ夕飯には早いかしら……」

ほむら「そうね」

マミ「んーこういうのんびりした時間っていいものよね」ノビー

ほむら「でも休みとかに何もせずに寝ていると本当に何もしなくていいのか不安にならない?」

マミ「それは何かしないとって自分の中で思っていることがあるからよ」

ほむら「特にないと思うけど……宿題もないし……爆弾もまだ作らないといけないほど消費してないし……」

マミ「例えば、今のままでいいのかなって事とか、何かある時は特にね」

ほむら「……」

マミ「でも、焦る必要はないわよ?」

ほむら「えぇ……」

マミ「紅茶、入れるけど飲む?夕飯前だからお菓子は少なめにするけど……気分を落ち着かせるのにちょうどいいわ」

ほむら「じゃあいただこうかしら……」

マミ「はい」コト

ほむら「ありがとう」

マミ「どう?」

ほむら「え?えっと、まだ飲んでないから……香りはいいと思うわ」

マミ「ふふっそうじゃなくて」

ほむら「?」

マミ「私と一緒にいて、寂しさは紛れそう?」

ほむら「……やっぱり誰かがそばにいて話し相手になってくれるのは寂しさが紛れるわ……」

マミ「役立ててるみたいで嬉しいわ、といってまだ1日もたってないけど」

マミ「ふふっ可愛い妹ができたみたいな気分よ、私のことお姉ちゃんってよんでみる?」

ほむら「へ、変なこといわないでよ///」

マミ「あら、変なことなんて言ってないわよ?」

ほむら「も、もう、そ、そろそろ夕飯を作りましょう」

マミ「ほら、まだ紅茶飲んでないでしょ?照れ隠しで焦りすぎよ?」

ほむら「うぅ///」

―――――
―――

マミ「じゃあ野菜は私が切るわね」

ほむら「えぇ、じゃあ私はこっちを……」

マミ(お母さんとこうやって二人で調理したっけ……)

マミ(本当に懐かしいわ、こんな気分……)

ほむら「マミ?」

マミ「何かしら?」

ほむら「包丁の扱いがなんだか危なっかしいわよ?」

ほむら「体調が悪いとか何かあるなら私一人で調理するけど……」

マミ「ごめんなさい、ちょっとぼんやりしていたのよ」

マミ「心配してくれてありがとう、暁美さん」

ほむら「大丈夫ならいいけど……」

ほむら「いただきます」

マミ「いただきます」

マミほむ「……」ホムホム

ほむら「味付けは問題なかったかしら?」

マミ「えぇ、美味しいわよ」

ほむら「良かったわ、自分にあった味付けしかしたことないから……」

マミ「一人暮らしに慣れるとそうなるわよね」

ほむら「えぇ、分量も結構適当になってくるのよね」

マミ「……」ジィー

ほむら「……何?」

マミ「ちゃんと食事が進んでるみたいでよかったわ」

マミ「話を聞いて、食欲が無いって食べないんじゃ駄目だから心配してたのよ」

ほむら「そう……ありがとう」

マミ「それに、食欲があるってことは私と一緒に食事が楽しいって思ってもらえてるってことだし嬉しいわ」

ほむら「それは……その///」

マミ「ふふっこうして話してるとクールだって思ってたあなたも表情豊かね」

ほむら「からかって……」

マミ「そうやってもっと表情を出せばいいのに」

ほむら「別にこうなりたくなったわけじゃないわよ……」

マミ「……そうね、ごめんなさい」

ほむら「あ、その……」

マミ「あなたが表情を出してくれる数少ない相手って事で喜ばせてもらうわね」

ほむら「もう……」

マミ「ごちそうさま」

ほむら「ごちそうさま」

―――――
―――

マミ「お風呂が沸いたみたいね、入って来なさい、私はあなたの後でいいから」

ほむら「そう?じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」

―――――
―――

ほむら「……」

マミ「うふふ」

ほむら「楽しそうね」

マミ「えぇ、だって暁美さんの髪を乾かしながらいじれるなんて今までなかったもの」

ほむら「そう……」

マミ「私はくせっ毛だから羨ましいわ、このストレートな髪」

マミ「さらさらでとっても綺麗ね……」

ほむら「ちゃんと手入れしてるかって言われたらそんな事はないのだけど……」

マミ「いいことじゃない」

ほむら「そうね……」

マミ「櫛で髪をすくわね」

ほむら「えぇ、お願い」

ほむら「なんだかあなたの普通の髪型って初めて見た気がするわ」

マミ「まぁ普段はちゃんとセットしてるもの」

マミ「さてと、私は今から勉強するけど、あなたは寝る?」

ほむら「自習する分には自分のやりたい場所ができるから問題はないわ」

マミ「私のほうが学年は上なのにあなたに聞いたら答えがかえってきそうね」

ほむら「わからなければ聞いてみてもいいわよ?」

マミ「そうね、わからないことがあれば聞かせてもらうわ」

ほむら「答えられたら答えるわ」

―――――
―――

マミ「んーそろそろ寝ましょうか」

ほむら「そうね」

マミ「どうしたの?」

ほむら「えっと……本当にベッドに入ってもいいのかしら?」

マミ「いいから入りなさい、寒いでしょう」

ほむら「えぇ……」

マミ(こうやって誰かの温もりを感じながら眠るのも……)

マミ(暁美さんと一緒に過ごしているだけなのにお母さんの事を思いだしてばかりね……)

ほむら「あの……マミ?」

マミ「何?」

ほむら「その……あなたの胸で息苦しいわ……」

マミ「あ、ごめんなさい」

ほむら「いえ、その……もう少しやさし目に抱きしめてほしいというか……」

マミ「ふふっ暁美さんも甘えたい時ぐらいあるわよね」

ほむら「……別にいいでしょ///」

マミ「えぇ、私でいいならね」ギュゥ

ほむら「おやすみ、マミ」

マミ「えぇ、おやすみ」ナデナデ



ごめんなさい眠いっす

保守も支援もあるんだよ

     , -─-、     _ 
     ,マミ-─-'、 ,r´===ヽ

 __ν*(ノノ`ヽ)  l|从ハノリ! |_____
 |   ξゝ*-ヮ-ノξ リ、^ー ^* ノ!l| |   マミ「スヤスヤ…」
 |\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒\

 |  \^ ⌒   ⌒   ⌒   ⌒ \ ほむ「たまたま早く起きれたけれど…
  \ ..|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.|    ふふふ、巴先輩の寝顔可愛いな」
   \|____________|

     , -─-、     _ 
     ,マミ-─-'、 ,r´===ヽ

 __ν*(ノノ`ヽ)  l|从ハノリ! |_____
 |   ξゝ*-ヮ-ノξ リ、´ー `* ノ!l| |   マミ「Zzz…」
 |\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒\

 |  \^ ⌒   ⌒   ⌒   ⌒ \ ほむ「可愛くて、綺麗…愛してます、先輩(ポソッ」
  \ ..|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.|
   \|____________|

     , -─-、     _ 
  Σ ,マミ-─-'、  ,r´===ヽ

 __ν*(ノノ`ヽ)  l|从ハノリ! |_____
 |   ξゝ*´□`ノξ リ、゚ー ゚* ノ!l|  |   マミ「ふああ…え! あ 暁美さん!!?」
 |\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒\

 |  \^ ⌒   ⌒   ⌒   ⌒ \ ほむ「おはよう巴マミ(キリッ」
  \ ..|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.|
   \|____________|

気合入れろよ蛆虫ども

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         | ::::::::::: |:::::::::::::::| :{_ヒri}゙     /行ミt/| :::|     < マダカァー! >
         | ::::::::;?Y:::::::::::::::!  ̄´       ヒrリ.》 j:::::|     /        \
         l :::::八-|:::::::::::::::|         '  ,,,,,, ,::::::|      ̄|/\/\/ ̄
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       /::::::/⌒ヽ- ヘ:::::::::|  ̄テメx;;_ :::::/|:::::::::::::::|

残ってるなんて思ってなかった……
ご飯買って食べたら頑張ってみる

*     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
   *     +   / /      +    。     +    。 +    *
       ∧_∧ / /  いやっほおおおおおう !!!!!
      (゜∀゜ / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f

      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
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    / ̄ ̄    ! +    。     +    +     *

    |  ├─-ヘ  |
    |  |   |  | ||| ガタッ
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   |ノ      三-二     ー二三 ノ      ヽ
  /  (゚)   (゚)三二-  ̄   - 三   (゚)   (゚) |
  |    ( _●_)  ミ三二 - ー二三    ( _●_)  ミ  ウオーォオォーアッヒャアアアウオホーオオオオオ
 彡、   |∪|  、` ̄ ̄三- 三  彡、   |∪|  ミ    テンション上がってきた!!テンション上がってきた!!
/ __  ヽノ   Y ̄) 三 三   (/'    ヽノ_  |
(___) ∩___∩_ノ    ヽ/     (___)

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「寝付きはいいのね……それとも私がいるから安心してくれてるのかしら……」ナデナデ

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「役立てていると嬉しいけど……」

ほむら「ん……まどかぁ……」

マミ「夢に見るぐらい気にしてるのね……」

マミ「いっぱい頑張ったこの子が毎日楽しいって思えるようになればいいけど……」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「知らない間に命がけで戦ってくれていた相手にどう接したらいいかわからないっていうのも当然といえば当然だし」

マミ「早く鹿目さん達とちゃんとした友達になれるといいわね」ナデナデ

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「……こうしてみると暁美さんって美人ね……」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「でも性格は意地っ張りなところもあるけど恥ずかしがり屋で可愛いわ」クスクス

マミ「一人っ子だから妹って憧れてたのよね……」

ほっこり

―朝―

マミ「んん……」

ほむら「起きた?」

マミ「えぇ、おはよう」

ほむら「おはよう」

マミ「私の寝顔でもずっと見てたの?」

ほむら「あなたの足に挟まれてベッドから出られないのよ」

マミ「ふふっ抱きまくらとしてしっかり働いてくれてたのね」

マミ「起こさないように気を使ってくれてありがとう、暁美さん」

ほむら「べ、別にそんなつもりは///」

マミ「お礼を言われたら素直に受け取りなさいよ」

ほむら「じゃあ……ど、どういたしまして」

マミ「さぁ、起きて学校に行く準備をしましょう」

ほむら「えぇ」

―通学路―

ほむら「帰りは校門で待ち合わせたらいいかしら?」

マミ「そうしましょうか……はいこれ」

ほむら「?」

マミ「家の鍵よ、スペアだけど」

ほむら「いいの?」

マミ「いいも何も、ルームシェアするのにあなたが鍵を持ってないのはおかしいでしょう?」

ほむら「……ありがとう、無くさないように気をつけるわ」

マミ「えぇ、あとお昼休み、まだ二人と接するのが怖くて逃げちゃうようなら呼びなさい」

ほむら「で、でも……」

マミ「遠慮しないの、一緒に食べましょう?」

ほむら「……迷惑ばかりかけてごめんなさい……」

マミ「そこは、謝るところじゃなくてありがとうって言ってくれたほうが喜ぶわよ?」

ほむら「……ありがとう、マミ」

マミ「ふふっどういたしまして」

いいなあ、ほむほむが着々とメガほむに戻って言ってるような気がする

―授業中―

マミ(昨日の予習でやったところね……暁美さんがわかりやすく教えてくれたし……)

マミ(理数に関しては本当にずっと先まで自主的に勉強してたみたいだし……)

マミ(あら?あれは……暁美さん達のクラスは体育だったのね……)

マミ(ちょっと視力を魔法で上げて……)

マミ(えっと……暁美さんは鹿目さんと組んで準備運動かしら)

先生「……え」

マミ(暁美さんの表情がかたいわね……でも歩み寄れてるならいい傾向よね)

先生「巴さん?」

マミ「え?」

先生「ぼんやりしていますけど、受験生なのに大丈夫ですか?」

マミ「あ、す、すみません!」

先生「しっかりしてくださいね」

マミ「はい」

―お昼休み―

マミ「食べないの?」

ほむら「食べるけど……その、結局呼び出してしまってごめんなさい」

マミ「はぁ……」

ほむら「呆れるのも当然よね……」

マミ「暁美さん、鹿目さん達のどこが嫌で逃げてるか言ってみて」

ほむら「え?前にも言ったでしょう?気を使われすぎて……」

マミ「今のあなたがその鹿目さん達と同じ事を私にしているってわかってる?」

ほむら「あ……」

マミ「気を使わなさすぎるものよくないけど、気を使いすぎるのも駄目っていうことをあなたはわかってるでしょう?」

ほむら「ごめんなさい……」

マミ「わかればいいのよ」ナデナデ

ほむら「……最近あなたはよく私の頭を撫でるわね……」

マミ「ふふっあなたのさらさらな髪ってなで心地がいいもの、それに良い所があれば褒めてあげないとね」

ほむら「もう……1歳しか違わないっていうのに……」

マミ「ほっぺにご飯粒がついてるわよ?」

ほむら「え?」

マミ「動かないで、取ってあげるから」

ほむら「えぇ……」

マミ「これでよしっと、女の子なんだからもっと気をつけたほうがいいわよ」

マミ「せっかく美人なのにほっぺにご飯粒がついてたら魅力が半減よ」クスクス

ほむら「わ、笑わないで///」

マミ「ふふっこうしてると意外と抜けてて本当に可愛いわ」

ほむら「も、もう///」

マミ「さてと、そろそろ休み時間も終わるし、戻りましょうか」

ほむら「そうね……」

マミ「鹿目さんと美樹さんによろしくね?」

ほむら「……えぇ」

マミ「じゃあまた放課後ね」

ほむら「えぇ、また……」

ほむほむとマミさんがどこまで関係を深めるのか気にはなるね
仲良し姉妹って感じになるのか、百合が咲き乱れる関係になるのか、もっとドロドロしはじめるのか

―放課後―

まどか「ほむらちゃん!一緒にかえろ!」

ほむら「え、えっと……その……一緒に帰る約束が……」

さやか「約束ってマミさん?」

ほむら「え、えぇ……」

さやか「じゃあ私達も一緒に帰れるじゃんってもしかして何か用事でもあったりした?」

ほむら「えっと……そんなことないわ」

まどか「ねぇねぇほむらちゃん、今度一緒にどこか行こ!」

ほむら「あ、その……えぇ是非」

まどか「ほむらちゃんの行きたい場所とかってある?」

ほむら「え、えっと……どこでもいいわ」

さやか「適当にぶらぶらしながらいろんなところ行けばいいって」

ほむら「え、えぇ……」

さやか「マミさん待たせないように待ち合わせの所行こうよ」

ほむら「えぇ……」

ほむほむ、かなり重傷だな
まどさやはどうなんだろう、ちょっと素に戻ってきてる?

―校門―

マミ「あら?鹿目さんに美樹さんまで」

まどか「あ、こんにちはマミさん」

さやか「こんにちは」

ほむら「……」

マミ「皆で待ってくれてたのね、ありがとう」

さやか「まぁほむらに勝手についてきたんですけどね」

マミ「そうだわ、この後時間があるなら家にくる?」

さやか「いいんですか?」

マミ「えぇ、住んでるのは私と暁美さんだけだから」

まどか「楽しみ!」

ほむら「そうね……」

ほむほむ、テンションが……(´・ω・`)

―マミほむホーム―

マミ「じゃあ紅茶を入れてくるからちょっと3人で話でもしていてもらえる?」

さやか「なんかいつもすみません」

マミ「遠慮しないの、好きでやってるんだから」

まどか「いつもありがとうございますマミさん」


まどか「ほむらちゃんがマミさんの家に住み始めたって言ってたけど、家具とか変わってないんだね」

ほむら「えぇ……元々たいして物なんてもってなかったから……」

さやか「でもベッドは1つしかないし、布団ひいてるの?」

ほむら「あ、その……あのベッドで二人で寝てるわ」

さやか「なんと!」

まどか「誰かと寝るのって温かくていいよね、タツヤとか抱きしめて寝ちゃうと私もよく眠れるんだ」

ほむら「そ、そう……」

なんか同性で同じベッドで寝ることに過剰反応しないところが、リア中っぽくていいね
心が汚れた汚トナになると「年頃の女の子が同じベッドとか、百合モエー!グヘヘh」とかって発想になるけど

さやかちゃんは反応してるから心が汚れてるのか……

まあ目的があったから強くなれてたほむほむにとって、
目的を失ったら歳相応のメガほむちゃんにリバースしていくのは仕方ないかも

まどか「私たち……ほむらちゃんに何か嫌な事しちゃったのかな……」ボソ

さやか「……」

ほむら「え?」

まどか「……ううん、な、なんでもないよ!」

さやか「あっはっはまどかが妙な電波でも受信しちゃったのかな?」

まどか「も、もう、さやかちゃんったら!」

ほむら「?」

マミ「お待たせ」

さやか「お、待ってました!」

まどか「いい匂い……」

マミ「こんなことなら佐倉さんも呼べばよかったわね」

さやか「そうですねー」

完全にメガほむに戻ったら、杏子ちゃんとか無茶苦茶苦手になりそうだな……

まどか「じゃあそろそろ帰りますね」

マミ「えぇ、気をつけて」

さやか「それじゃあまた」

ほむら「……二人共また明日」

まどか「うん!またね、ほむらちゃん!」

さやか「じゃね!」

パタン

マミ「やっぱり重症ねぇ……」

ほむら「……」

マミ「気を使ってくれるっていっても怖がることはないんじゃないかしら?」

ほむら「その……何気ない言葉であの二人が変に気を使ってくれて……」

ほむら「たまに私が命令してるみたいに感じて……怖くなって……」

マミ(お互いに気にし過ぎて態度が変わってって見事な悪循環ねぇ……)

マミ(これはさすがにあの二人に教えたほうがいいかしら……)

ほむら「あの二人が何も悪くない事もわかってるのだけど……どうしてもね……」

ほむほむ

マミ「暁美さん、挨拶はちゃんとできてる?」

ほむら「え?」

マミ「鹿目さんと美樹さんが帰り際にあなたにまたねって言われて喜んでるように見えたから」

マミ「もしかして怖がって避けてるうちに挨拶してなかったりしてない?」

ほむら「そう言われてみると……」

マミ「ちゃんと挨拶はしなさい、何気ない言葉を交わすのも怖いとあなたは思っているかもしれないけど」

マミ「何気ない言葉を交わしていないことはそれはそれで悲しいものよ……」

マミ「そこから余計に鹿目さん達に気にされてしまっているかもしれないし」

ほむら「そう……やってみるわ」

マミ「頑張りなさい」ナデナデ

ほむら「えぇ」

マミ(ふふっ手間のかかる妹ね)

―深夜―

ほむら「魔女反応……」

マミ「すぅ……すぅ……」

ほむら「……起こさないように行ったほうがいいわね」ゴソゴソ

―――――
―――

ほむら「あら、来てたのね」

杏子「よう、お前だけか?」

ほむら「さやかも来ている感じはしないし、マミは寝ているから私たち二人ね」

杏子「じゃあさっさと行くか」

ほむら「えぇ、明日も学校だしね」

杏子「私も色々と手伝いとかがあるからな」

ほむら「あなたはたくましいわね」

杏子「そうでもないと生きて行けないからな」

ほむら「羨ましいわ」

杏子「ある意味私以上にたくましいやつがなにいってんだよ」

ほっ

杏子「っと大したことない相手で助かったよ」

ほむら「悪いわね、私が戦いやすいように中距離からの攻撃に切り替えてくれて」

杏子「バーカ、そう言うならお前だって私が巻き込まれそうな位置にいないかとか気をつけてたじゃねぇか」

杏子「お互い様だ」

ほむら「ふふっそうね」

杏子「……何かあったのか?」

ほむら「え?」

杏子「元気がなさそうだしな、相談したければいつでも呼べよ」

ほむら「あなたにしては優しいわね」

杏子「じゃあ相談料は飯でもおごりで頼むよ」

ほむら「えぇ、相談したくなったら呼ぶわ」

杏子「じゃあまたな」

ほむら「えぇ、また……」

マミさんに杏子ちゃん、二人がいれば何とかなるかな?

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae

SS予定は無いのでしょうか?

―マミほむホーム―

ガチャ

ほむら「……」ソローリソローリ

マミ「お帰り」

ほむら「!!お、起きてたの?」

マミ「ちょっと目が覚めたら暁美さんがいなくて驚いたわ」

ほむら「そう……」

マミ「まぁ、魔女反応からあなたが魔女退治に向かったことはわかったけど……」

ほむら「えぇ……」

マミ「暁美さん、そこに座りなさい」

ほむら「え?」

マミ「座りなさいって言われる覚えがないって言うならお説教になりそうね……」

ほむら「も、もしかして、鍵でもしめ忘れていたかしら?」

マミ「ちゃんと鍵は閉まっていたわよ?」

ほむら「??」

ほむほむ、無自覚か

マミ「どうして一人で魔女退治に向かったの?」

ほむら「それは、起こすのは悪いかなって……」

マミ「あなた、私が魔女に食べられそうになった時の事覚えてる?一人で行ってもしもの事があったらどうするつもりだったのよ」

ほむら「杏子もいたし……」

マミ「もしも佐倉さんがこなかったら一人で戦う気だったのよね?」

ほむら「それは……」

マミ「せっかく魔法少女が二人で住んでいるのにどうして起こさないのよ」

マミ「もうあなたは未来を知っているわけでもないのよ?自分は死なないって思ってるの?」

マミ「どれだけ……どれだけ心配したと思ってるのよ!」

ほむら「ご、ごめんなさい……」

マミ「まだ2日目かもしれないけど、一緒に住んでるのだからに命のかかった事で遠慮なんてしないで」

マミ「まったく……次こんなコトしたらただじゃ済まさないから」

ほむら「……」

マミ「でも……気を使ってくれてありがとう、お疲れ様、ゆっくり休みなさい」

ほむら「……えぇ、本当にごめんなさい……」

―朝 通学路―

マミ「やっぱり暁美さんって有名よね」

ほむら「何を言ってるの?」

マミ「美人な転校生でなおかつミステリアスってことで」

ほむら「ただの暗い人間じゃない……」

マミ「もう、そんな卑下しないの、良いところがいっぱいあるんだから」

ほむら「……」

マミ「クラスの子に一緒に登校してるのを見られてたみたいで、結構話を聞かれたわ」

ほむら「そう」

マミ「そうそう、今日は屋上でお昼を食べましょう」

ほむら「……わかったわ」

マミ「ちょっとは素直に甘えるようになってくれたわね」クスクス

ほむら「べ、別にいいでしょ」

マミ「えぇ、いいことよ」

ほむら「もう……」

―昼休み 屋上―

マミ「お待たせ」

ほむら「えぇ」

マミ「ほら、二人共どうしたの?」

まどか「あ、えっと今行きます」

さやか「こうして4人でご飯って久し振りですね」

ほむら「え?」

マミ「食事は大勢で食べたほうが楽しいし美味しいわよ」

ほむら「そうね……」

さやか「やっほーほむらまた会ったね」

ほむら「そうね、クラスが一緒だもの」

まどか「あはは、そうだね」

マミ(挨拶はできてたみたいだし少し柔らかくなったわね……少し進展かしら)

マミ「さ、食べましょ」

まどか「そういえば宿題はやった?」

さやか「あ!」

マミ「駄目じゃない、ちゃんとやりなさいよ」

さやか「ま、まだロスタイムが……」

ほむら「あと1限だけね」

さやか「ほむらー写させてー」

ほむら「自分の力でやりなさいよ」

マミ「そうよ、美樹さん」

まどか「そうだよさやかちゃん!」

さやか「正論が耳に痛い……」

ほむら「ふふっ」

まどか「あ!ほむらちゃんが笑った!」

ほむら「え、あ……」

さやか「久しぶりに見れた気がするよ、ほむらの笑った顔」

ほむら「えっと……」

マミ「一緒に住んでいてもあまりみせてくれないのよね笑顔って」

さやか「そうなんですか?」

マミ「えぇ、意外とガードがかたいわ」

さやか「それってガードがかたいとは言わないんじゃ……」

まどか「ほむらちゃんの笑顔って見とれちゃうよね」

ほむら「そ、そう?」

さやか「ま、美人でクールな転校生の笑顔ってだけでポイントは高いね」

さやか「多分笑顔の写真とったら男子に高く売れそうだね」

ほむら「人を売るような真似はやめなさい」

さやか「冗談冗談」

まどか「もう、そういう事考えちゃ駄目だよさやかちゃん!」

さやか「ごめんごめん」

ほむら「もう……」

マミ(いい調子ね、ちょっとだけ二人に話をしておいてよかったわ)

マミ「あんまりお喋りに夢中だと食べる時間もなくなっちゃうわよ?」

なるほど、まどさやも自然なのはそういうことか

―授業中―

マミ(この調子なら鹿目さんと美樹さんへの苦手意識はすぐになんとかなりそうね)

マミ(一緒に住んでて色々な表情が見れるのも楽しいし)

マミ(家事の手伝いも完璧、私としては一緒に住んでて全く問題はないし)

マミ(暁美さんが私と暮らすことで寂しさも感じることを軽減できれば……)

マミ(今まで心を無理やり凍らせて頑張った子だもの)

マミ(その凍らせる原因となった身としては、やっぱりもっと明るくなれるようにしてあげたい)

マミ(……最近暁美さんのことばかり考えてるわね……)

マミ(妹がいるってこんな感じなのかしら?)

マミ(ふふっある意味私が魔法少女として一人じゃなくなったきっかけも、あの子のおかげだし)

マミ(いっぱい恩返ししてあげないとね)

先生「あー巴……最近ぼんやりしてることが多いみたいだが……」

マミ「あ、す、すみません!」

世話焼きマミさんマミマミ

さやか『ほむらーほむらー』

ほむら『授業中にテレパシーなんて、何か用?』

さやか『宿題の問3がわからないから助けて!』

ほむら『あなたね……』

さやか『あとさ、嫌な事があるなら教えてよ』

ほむら『え?』

さやか『マミさんから少しだけ聞いたけどさ、やっぱり相談されないってのは友達と思ってる私達としては寂しいからさ』

ほむら『な、何を言ってるのよ』

さやか『まぁいいや、その件に関してはこっちも言いたいことがいっぱいあるから、おいおいとね』

ほむら『え?』

さやか『で、問3なんだけどさ』

ほむら『……問3の問題はどんな問題だったかしら?』

さやか『お、助けてくれるんだ、えっとね……』

いい感じだね、お互い言いたいことを言えたら収束しそうね

―放課後 校門―

ほむら「あなたのほうが早かったのね、お待たせ」

マミ「えぇ、それじゃあ帰りましょう」

ほむら「そうね」

マミ「せっかくだしどこか寄って行きましょう」

ほむら「どこへ?」

マミ「さぁ?」

ほむら「さぁって……」

マミ「じゃあゲームセンターなんてどうかしら」

ほむら「かまわないけど……」

―ゲームセンター―

ほむら「何をするの?」

マミ「特に考えてはなかったにだけど……そうね、プリクラなんてどうかしら」

ほむら「かまわないけど……」

マミ「じゃあ決定ね」

ほむら「?」

―――――
―――

マミ「ほら、笑って笑って」

ほむら「そ、そう言われても……」

マミ「ほらほら」

ほむら「わ、わかったわよ……」

ニコォ

マミ「何よその苦笑い」

ほむら「そう言われても……」

マミ「せっかくの記念なんだから」

なるほど、一緒にプリクラとりたかったのか…

マミ「自然な笑顔には程遠いわね……」

ほむら「……ごめんなさい……」

マミ「まぁいいわ、これはこれで面白いから」クスクス

ほむら「もう……」

杏子「あれ?ほむらにマミじゃん」

マミ「あら、佐倉さん、遊びに来てたの?」

杏子「暇つぶしには持って来いだしな」

杏子「なんだ、魔女の時より元気そうじゃんほむら」

ほむら「まぁね」

杏子「飯おごってもらえるかなって期待してたってのに」ケタケタ

ほむら「おあいにく様ね」

ほむら「でも、マミがいいって言うならご馳走するけど」

杏子「お、本当か!?」

マミ「ふふっいいわよ、賑やかになりそうだし」

みんな仲良くていいのぉ

―マミほむホーム―

杏子「あぁ、それでマミの許可が必要だったのか」

ほむら「えぇ」

杏子「楽しそうじゃん」

マミ「あら、じゃああなたも家賃でも払う?」

杏子「遠慮するよ、別に住む場所に困ってないし、会いたくなくてもお前らとは無駄に会うしな」

ほむら「あなたって魔女反応に対してすごく鋭敏よね」

杏子「縄張り争いとかもしてたしな、そういうのには鋭敏にならないと獲物が奪われちまう」

マミ「危なかったら連絡しなさいよ?」

杏子「はいはい」

マミ「師匠に向かって何よその態度は」

杏子「いつの話だよ……」

マミ「心配してるんだから」

杏子「……ここ最近のマミはお節介だな」

ほむら「ふふっ同感よ」

この三人の会話が中学生のソレとは思えない不思議
どっかの傭兵みたいw

杏子「ま、食わせてもらえるなら文句はないね」

マミ「さてと、寄り道したお陰で結構いい時間だしもう作り始めましょう」

ほむら「そうね」

―――――
―――

杏子「お、美味そう」

ほむら「配膳ぐらい手伝いなさいよ」

杏子「しょうがないね」

マミ「……よく一度にお皿をたくさん持てるわね……」

杏子「いろいろとしてるとこれぐらいどうってことないさ」

ほむら「大したものね……」

杏子「こんなことで褒められてもこっちは困るんだが……」

杏子「っとこんなもんか」

杏子「もう腹がペコペコだよ」ヒョイ

マミ「つまみ食いしないの」ビシ

杏子「っつー」

三人「いただきます」

マミ「まったく、食べる直前ぐらいつまみ食いは我慢しなさい」

杏子「うぜぇ……」

ほむら「行儀のいいものではないわよね、つまみ食いって」

杏子「どうも、なんかやめられないんだよね」

ほむら「気持ちはわかるわ、妙な背徳感というか……」

杏子「そうそうわかってるじゃん」

マミ「私もつまみ食いを怒られたことはあるわね」

杏子「へぇ、以外だな」

マミ「幼い子供の頃だけどね」

ほむら「というか普通、つまみ食いって一度は怒られたりしてしまうものなんじゃない?」

杏子「私を含めてこの3人はろくな人生歩んでなさそうだし、普通って言われてもな」ケタケタ

ほむら「笑いながら結構きつい事を言うわね……」

マミ「まぁ間違ってない気もするけど……」

杏子「ごちそうさま」

ほむら「あなたの食べっぷりを見ていると、つられて結構食べてしまうわね……」

杏子「食える時に食っといて損はないだろ? さてと……」

ほむら「もう帰るの?」

杏子「やることがないわけじゃないしな」

マミ「気をつけて帰りなさいよ」

杏子「はいはいっと……ほむら」

ほむら「何?」

杏子「今回はもう大丈夫そうだけど、辛い時ぐらい私の事も頼れよ、その……友達だろ?」

ほむら「ぷっ」

杏子「な、わ、笑うなよ!」

ほむら「だ、だってあなたがそんな事いうなんて」

杏子「お、お前の事なんて二度と心配してやんないからな!」

ほむら「ありがとう杏子、また一緒に遊びましょう」

杏子「うっせぇばーか」

マミ「楽しそうね」

ほむら「そうかしら?」

マミ「えぇ、私に相談に来た時とはぜんぜん違うもの」

マミ「よかったわ、元気が出てきたみたいで」

ほむら「……あなたのおかげね」

マミ「後は鹿目さんや美樹さんと、しっかりとお話することね」

ほむら「二人と?」

マミ「えぇ、勝手にだけどちょっと二人と話をしたのよ」

マミ「あなたについてね」

ほむら「そう……」

マミ「ちょっと話をしてみて、あなたの思ってることを教えたほうがいいって思ったのよ」

ほむら「……」

マミ「二人は無理に気を使っていたみたいだったもの」

ほむら「え?」

マミ「理由はちゃんと自分で聞きなさい」

マミ「それに、屋上では自然に喋っていたじゃない」

マミ「私の目にはとても仲良しな3人に見えたわ」

ほむら「……」

マミ「そんな顔しないの」

ほむら「別にいつも通りだと思うけど……」

マミ「あなたって元々はクールってわけじゃないし、こうして数日近くにいると表情違いが分かるわ」

マミ「特に今みたいな不安そうな顔とかね」

マミ「私よりあの二人と付き合いが長いのはあなたでしょう?」

ほむら「それはまぁ……」

マミ「あなたも鹿目さんも美樹さんも、相手を思いやってすれ違っただけだから」

マミ「ちゃんと話をすればあなたの思っている関係になれるから……ね?」

ほむら「えぇ……ありがとう」

マミ「ちゃんと仲直りできたら佐倉さんもいれて5人で仲良くお出かけでもしましょう?」ナデナデ

ほむら「……うん……」

マミ(こんなに弱い子があんなに大きなものを背負ってたなんて今では想像もできないわね……)

マミ(過去に戻れたら自分をひっぱたいてやりたいわ……)

マミ「さ、お風呂に入りましょう」グイ

ほむら「え?」

マミ「背中を流してあげるわ、ほら、ちゃんと歩きなさい」

ほむら「ちょ、ちょっと!」

俺「マミ!ほむら!今日は3人で一緒に入るか!」

>>411

俺「お前はこっちで俺と阿部さんと入る約束だろ?」

さあ……おっぱいほむほむの時間だ

ほむら「……」

マミ「♪~♪~」

ほむら「そんなに丁寧に私の髪を洗わなくても……」

マミ「せっかくの綺麗な髪なんだからそんな事言っちゃ駄目よ」

ほむら「……」

マミ「うーん、暁美さんって肌も綺麗よね……」

ほむら「ただ単に以前は外に出れなかったから白いだけよ……」

マミ「ふにふにしてるけど、無駄な脂肪はお腹にはなさそうだし」ふにふに

ほむら「な、なにしてるのよ」

マミ「……」ツー

ほむら「ひゃう!」

マミ「反応も可愛いし、男の子が放っておかないわね」

ほむら「もう……」

マミ「それに美人な転校生って3年でも話題にもなってたし、ラブレターとか告白も多いんじゃない?」

ほむら「そんな事ないわよ?」

マミ「あら、意外ね」

ほむら「転校から1ヶ月間呼び出しを無視してラブレターは読まずに破ってゴミ箱に捨てていればそうもなるわ」

マミ「細かいところまでクールに装っていたのね……」

ほむら「お陰で元々良くない評判は更に良くないものになっているんじゃないかしら」

マミ「運動は魔法を使っているのはしょうがないとして周りからは運動はできるように見えて、学力もあるし、容姿端麗」

マミ「確かに何も知らずに見れば嫉妬の対象ね」

ほむら「まぁ人が離れて行ってくれるのはあの時は都合が良かったからいいけど……」

マミ「そろそろ髪の泡を流すわよ」

ほむら「えぇ」

>>414
おいおいほむほむにおっぱいなんてあるわけあれなんだこの桃色の光ウワー

なんだろう、普通に友人らしい会話をしながら風呂入ってるのに、すごく艶がある

ほむら「ふぅ……」

マミ「じゃあ次は身体ね」

ほむら「自分でできるけど……」

マミ「ほら、背中を向けなさい」

ほむら「はぁ……」

マミ「ふふっ暁美さんになら二度と会うことのないよう努力してなんて言ったのが懐かしいわね」

ほむら「……何度も言われたわね」

マミ「その暁美さんと一緒にお風呂なんて想像もしなかったわ」

ほむら「私もあの時はこんな風に上手くいくなんておもってなかったわね……」

マミ「暁美さんの胸、言うほどないわけじゃないわね」

ほむら「・・・・・・それ、肩甲骨・・・・・・」

マミ「そういえば、普通に学園生活をして、気になる男の子とかはいるのかしら?」

ほむら「そうねぇ……いないわね」

マミ「あら、手厳しいわね」

ほむら「というかそんな話ばかりしてるけど、そういうあなたはどうなのよ」

マミ「え?」

ほむら「美人な部類だし、その大きな胸とか男の子からみたら魅力なんじゃないの?」

マミ「うーん……告白とかはされたことがないって言えば嘘になるけど……」

マミ「私も魔法少女だから……ね?」

ほむら「だったら私も同じじゃない、忙しさを考えれば恋愛なんてやってられないわよ」

マミ「言われてみるとそうね」

ほむら「恋愛に関してならさやかやまどかにでも聞いたら?」

マミ「うーん美樹さんは誰が好きかわかってるし」

マミ「鹿目さんは恋愛に憧れてはいるものの、あなたや美樹さんの事を大好きって思ってそうだし」

ほむら「だいたい、中学生で彼氏だとか彼女だとかどうでもいいじゃない」

マミ「一番気になる年頃だと思うけど……」

マミさんは恋バナがしたいのなw

マミ「ルームシェアを頼んできた時にそういう事情についての話もあったからてっきりそういう相手がいるのかとおもったけど」

ほむら「別に、そういう相手があなたにいたらって話のつもりだったし……」

マミ「変なところばかり気を使って……」

ほむら「頼んでる側だもの、ちゃんとメリットとデメリットはあげないとだめでしょう?」

マミ「言ってる時は恥ずかしがって照れてたのに……」

ほむら「正直今だって恥ずかしいわよ……」

ほむら「裸を見られて、自分の貧乳を自覚させられる気分よ」

マミ「そこは私にはどうしようも……」

ほむら「……」

マミ「そろそろ背中を流すわね」

ほむら「話題から逃げたわね」

マミ「……ほら、ちゃんと背中を向けなさい」

ほむら「はぁ……牛乳で大きくなれば苦労しないのに……」

ほむら「次は私の番ね」

マミ「え?」

ほむら「だってあなたが私は洗い終わってもあなた自身が洗い終わってないじゃない」

マミ「い、いいわよ……ゆっくりあったまりなさい」

ほむら「ふふっ拒否権を与えると思っているの?」

マミ「もう……わかったわよ」

ほむら「ほら、まずは髪からね」

マミ「えぇ、お願い」

マミ「こうしてあなたに洗ってもらえば少しは癖っ毛も治るかしら?」

ほむら「さぁ?普通に洗っているつもりだし……」

マミ「でもとっても気持ちいいわよ」

ほむら「かゆいところはないかしら?」ワシャワシャ

マミ「えぇ、ないわ」

ほむら「くせっ毛っていうけど、綺麗な髪じゃない」

マミ「そう?」

ほむら「えぇ」

マミ「あなたに褒めてもらえるなら自慢できるかもしれないわね」

ほむら「そんなに立派な髪を持った覚えはないのだけど……」

マミ「とっても綺麗な黒髪じゃない、大事にしなさいよ」

ほむら「昔はいつも三つ編みにしていたけどね」

マミ「そういえばそんな話を聞いたわね」

ほむら「えぇ、メガネをかけて三つ編みしていたわ」

ほむら「よく考えるとその時は告白なんてされたこともなかったのだけど……」

ほむら「やっぱり見た目ばかり男子ってみてるのかしら?」

マミ「私に言われてもわからないけど……」

ほむら「そろそろ流すわね」

マミ「えぇ、お願い」

ほむら「次は背中ね」

マミ「……」

ほむら「……」ツー

マミ「ひゃ!」

ほむら「あなたも可愛い反応してるじゃない」

マミ「もう……」

ほむら「……」ゴシゴシ

マミ「……」

ほむら「やっぱり大きいわね……」

マミ「……」

ほむら「半分でいいから分けて欲しいわね」

マミ「大きくても邪魔なものよ?」

ほむら「持っていない私としてはやっぱり憧れるものよ」

マミ「そういうものなのかしら?」

ほむら「えぇ、そういうものよ」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

あとはお前らに任せた

ほむら「流すわね」

マミ「……えぇ」

ほむら「何よその間は」

マミ「イタズラしないんだなって思っただけよ」

ほむら「してほしかった?」

マミ「そういうわけじゃないけど……」

マミ「私はイタズラしたのに仕返ししてこないんだって思っただけお」

ほむら「なにもしないわよ、ただ単に洗ってもらったなら私も洗い返すべきって思っただけだし」

マミ「そう……」

ほむら「お湯に入りましょう、身体は洗ったのだし」

マミ「そうね」

マミ「温かいわね」

ほむら「そうね……」ジィー

マミ「何を見てるのよ……」

ほむら「別に……」ペタペタ

マミ「……」

ほむら「……」

マミ「そんなに気にしなくても……」

ほむら「女の子だもの、気になるものよ……」

マミ「そういうものなのかしら……」

ほむら「えぇ、持たざるものはそういうものよ」

埋めるな

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
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04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

寝落ちした上にずっと保守させてごめんなさい
そしてもうちょっと待ってくれ
朝から何度もトイレを往復してるきがする……

―――――
―――

マミ「ほら、早くベッドに入りなさいよ」

ほむら「えぇ……」

マミ「明日は頑張りなさいね?」

ほむら「……えぇ」

マミ「これからは学校で寂しさなんて二度と感じないと思うから」

ほむら「……色々とありがとう……」

マミ「皆あなたが大好きで心配してるのよ……鹿目さんも、美樹さんも、佐倉さんも、もちろん私もね」

ほむら「私に……そんな事……言われる価値なんて……」ウルウル

マミ「またそうやって自分の価値がないみたいに言って……そんな事ないんだからね?」

マミ「ほら、もう泣かないの、もう誰もあなたを信じないなんてことはないんだから」

ほむら「だって……私……巴さんも……皆も何度も見捨てて……グス……」

マミ「そのぶん私達はあなたの心を何度もズタズタに引き裂いてしまっていたのでしょう?」

ほむら「だって……うぐ……私がもっと……うまく伝えられたら……グス……」

マミ「ほら、もう寝なさい、ずっと撫でていてあげるから」ナデナデ

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「元々こんな泣き虫な子だったのね……」ナデナデ

マミ「こんな子が迷惑になるからって町から去ろうとしていたなんて……」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「自分は弱いからって……死んでもわからないようにって……まったく……」

マミ「……これからは必ず守ってあげるから……」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「だからもっと頼りなさいよ?」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「これからはあなたを悲しむ暇なんてあげないんだから」

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ「……」ナデナデ

ほむら「……」

―朝―

ほむら「ん……」

マミ「おはよう、暁美さん」ナデナデ

ほむら「えぇ……」

マミ「よく眠れた?」

ほむら「えぇ……」

マミ「さ、起きて準備をしましょう?」

―昼休み 屋上―

さやか「さてと、この際だし色々と言わせてもらおうかな」

まどか「え、えと……」

ほむら「……」

さやか「マミさんに聞いたよ、あんたが私達に違和感を感じてたこととか、寂しがってたこととか」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……」

さやか「まず最初にごめん」

まどか「えと、ごめんなさい!」

ほむら「え?な、何を謝って……」

まどか「その……私たちがほむらちゃんに変な態度とっちゃったから……」

さやか「確かに腫れ物を触るみたいな態度をとってた部分があったと思うから……」

まどさや「ごめんなさい!」

ほむら「え、えっと、そんな事謝らなくても……何も悪くないし……」

さやか「で、次だけど」

ほむら「え?」

さやか「二度と自分が迷惑だとか邪魔だから消えようなんて考えるな!」

ほむら「ひぅ」ビク

まどか「そのね……ほむらちゃんが町を出ていこうっていうのを引き止めた後……」

まどか「ほむらちゃんが辛そうだったから、少しでも居心地がいいようにさやかちゃんと頑張ろうって思って」

まどか「その結果ほむらちゃんが違和感を感じちゃってたみたいで……だから……」

ほむら「そう……だったのね……」

さやか「あんたがいなくなったら私もまどかも悲しいんだから……」

ほむら「結局……私が原因だったのね……ごめんなさい……」

まどか「もう一ついいかな?」

ほむら「……何かしら?」

まどか「私やさやかちゃんにももっと相談してほしいな」

まどか「大切な友達が悩んでるなら、私達だって出来る限り力になりたいなって」

ほむら「まどか……」

さやか「寂しいっていうならいつでも呼んでくれれば駆けつけるからさ」

ほむら「さやか……」

さやか「とりあえずこれだけは言いたいって事はこれぐらいかな?」

まどか「ティヒヒ、そうだね」

まどか「ほむらちゃん、喧嘩してたわけじゃないけど……仲直りの握手しよ!」

ほむら「えぇ……」ギュゥ

さやか「改めてこれからもよろしく」

ほむら「うん……」ギュゥ


マミ(幸せそうね、よかったわ……)

マミ(それにしても、鹿目さんや美樹さんの前だと泣きそうなのは隠すのね)クスクス

マミ(強がっちゃって……さてと、見つからないように退散しましょう)

―放課後―

マミ「おまたせ、ちゃんと仲直りできたのね」

まどか「ティヒヒ、はい!」

さやか「バッチリですよ」

ほむら「えぇ」

マミ「じゃあ今日は佐倉さんを捕まえてお祝いでもしましょう」

マミ「こういう日はちゃんと記念をしないとね」

さやか「杏子ってどこにいるかわかってるんですか?」

マミ「えぇ、一応連絡が取りやすいようにはしてるもの」

まどか「楽しみだね、ほむらちゃん」

ほむら「ふふっそうね」

―――――
―――

―マミほむホーム―

杏子「なるほどね、よかったじゃん」ヒョイ

マミ「だからちゃんとフォークを使いなさい」ビシ

さやか「怒られてやんの」ケタケタ

マミ「ほら、美樹さんクリームが鼻についてるわよ?」フキフキ

杏子「どこのお子様だよ」ケタケタ

さやか「……あんたとはやっぱり決着を付けないと駄目みたいだね」

杏子「望むところだ、いい加減魔法少女として先輩の相手を敬えってんだよ」

さやか「あたしの魔法少女としての先輩というか師匠はマミさんとほむらで十分なんだよね!」

杏子「弟子がこんなんじゃあマミもほむらも報われないなぁ!」

マミ「喧嘩はやめなさい」ビシ

さやあん「あ痛!」

ほむら「あの二人は喧嘩ばかりね……」

まどか「でもさやかちゃんと杏子ちゃんの喧嘩って見てて安心しちゃうんだよね」

杏子「別に手でも食えるし洗うものが減ると思うんだがなぁ」

ほむら「そういう問題じゃないでしょ」

まどか「お腹壊しちゃうよ?」

杏子「そんな程度で壊すようなやわな体してないよ」

ほむら「だからといって体を壊すような事をしてもしもがあったら病院食になるわよ?」

杏子「それは嫌だな……」

まどか「クチュッ」

ほむら「風邪かしら?大丈夫?」

まどか「あ、うん大丈夫だよ」

ほむら「ならいいけど……」

まどか「くしゃみぐらいで大げさだよほむらちゃん」

ほむら「そうかしら……」

マミ「そうそう、今度この5人でどこか出かけない?」

さやか「お、いいですね!」

まどか「行きたいです!」

杏子「用事がない日なら問題はないね」

ほむら「私も問題はないわ」

マミ「どこに行こうかしら」

さやか「適当にぶらぶらするだけでもいいんじゃないですか?」

さやか「その時の気分で好きな場所に行くっていうのも楽しいものですよ」

杏子「いいんじゃないか?」

ほむら「そうね、いいと思うわ」

まどか「うん!」

マミ「じゃあ決まりね」

―――――
―――

ほむら「皆帰ると静かに感じるわね」

マミ「そうね」

ほむら「どうしたの?」

マミ「え?」

ほむら「なんだが浮かない顔をしているけど……」

マミ「暁美さん、一応確認しておくわね」

ほむら「何?」

マミ「あなたの寂しいっていう問題は解決したと思うのだけど……このままルームシェアを続ける?」

ほむら「……これ以上、迷惑をかけちゃだめよね……」

マミ「……」

ほむら「数日しかたってないし元々のアパートも完全に引き払ったわけではないし……」

マミ「私が聞いてるのは迷惑がかかるからとかじゃなくてあなたの気持ちなのだけど」

ほむら「え?」

マミ「どうしたい?」

ほむら「私は……あなたがいいなら……続けたい……」

ほむら「ルームシェアしたい」

ほむら「そう思ってるわ」

マミ「そう、ならこれからもよろしくね」

ほむら「いいの?」

マミ「いいも何もあなたが居たいっていうならここはもうあなたの家よ」

マミ「私とあなたはもう家族みたいなものでしょ?」

ほむら「マミ……」

マミ「さ、片付けをしましょう?」

ほむら「えぇ!」

マミ「ふふっ」

ほむら「どうしたの?」

マミ「なんでもないわ」

マミ(暁美さんの自然な笑顔が見れるようになってきたわね)

―――――
―――

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ(疲れていたのね……ベッドに入ってすぐに寝ちゃうなんて)

マミ「お疲れ様」ナデナデ

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ(なんだかうまくいってるけど、ちょっと寂しい気もするわね)

ほむら「すぅ……すぅ……」

マミ(妹離れできない姉の気持ちがこんな感じなのかしら?)

ほむら「すぅ……すぅ……」


―翌日 通学路―

マミ「ふふっ楽しそうね」

ほむら「そ、そうかしら?」

マミ「えぇ、学校で鹿目さんや美樹さんと話をするのが楽しみなのね」

ほむら「そ、それは……その……」

マミ「ふふっ恥ずかしがらなくていいのに」

ほむら「べ、別にいいでしょ///」

マミ「あなたのクラスメイトが今のあなたを見たら驚きそうね」クスクス

ほむら「もう///」

―昼休み 屋上―

マミ「え?鹿目さんがお休み?」

さやか「風邪をひいたみたいですね」

ほむら「お見舞いに行ったほうがいいわよね」

マミ「今すぐ行きたくてしょうがないって感じね」

ほむら「大切な友達だから……」

さやか「まぁまぁ、帰りに皆でいけばいいって」

マミ「そうよ、学校を早退して行ったら鹿目さんが気にしてしまうでしょう?」

ほむら「そうね……考えが足らなかったわ……」

さやか「それにまどかのお父さんならちゃんと看病もしてくれてるから大丈夫だって」

ほむら「えぇ……」シュン

マミ「しょんぼりしないの」ナデナデ

さやか「いやーこうしてみるとほむらは可愛いなぁ」

―放課後 まどホーム―

さやか「やっほーまどか、気分はどう?」

まどか「あ、さやかちゃん!ほむらちゃんとマミさんも」

さやか「仁美は来れないみたいで、なんかフルーツでも送らせるとか言ってたよ」

まどか「そうなんだ、じゃあお礼を言わないとね」

マミ「思ったより元気そうで良かったわ」

ほむら「無理はしちゃ駄目よ?」

まどか「うん」

マミ「昨日寒かったのかしら……」

ほむら「くしゃみもしていたから、もしかして無理してたんじゃ……」

まどか「あ、えっと……ちょっと寒いなって思ってたんですけど……」

まどか「それよりも仲直りできたほむらちゃんとどんなことお話しようかなっていっぱい考えちゃって」

ほむら「そんな事のために風邪ひいちゃだめよ……」

まどか「ティヒヒ」

判子が落ちてる・・・! ちくしょうちくしょう 
ほしゅ

マミ「……魔女がでたみたいね」

さやか「こんな時に……」

ほむら「来たばかりだけど……帰ったほうがいいかしら?」

マミ「そうね、私と美樹さんが魔女の退治に向かうわ、暁美さんは鹿目さんの看病ね」

まどか「え?」

ほむら「え?」

さやか「んじゃそういうことで、またねまどか」

まどか「あ、うん……」

マミ「ちゃんとお世話してあげなさいよ暁美さん」

ほむら「え、えぇ……」

ほむら「……」ソワソワ

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「え、な、何?」

まどか「えっとね、ちょっと近くに来て欲しいなって」

ほむら「え、えぇ……」

まどか「ティヒヒ」ギュゥ

ほむら「え!ちょ、ま、まどか?」

まどか「ほむらちゃんってあたたかいね」

ほむら「どうしたの?」

まどか「……うん、これぐらいでいいや」パッ

ほむら「???」

まどか「私の病気はもう治りかけだから、もう大丈夫だよ!それに、ほむらちゃんからパワーをもらったからね!」

ほむら「突然どうしたの?」

まどか「マミさんやさやかちゃんが心配なんでしょ?だから行ってあげてほしいな」

ほむら「まどか……」

ほむら「でもあなたの体も心配だし……」

まどか「ねぇほむらちゃん……私は魔女退治は手伝えないけど……」

まどか「皆の足をひっぱるような事はしたくないよ……」

ほむら「……わかったわ、行ってくる」

まどか「うん!」

ほむら「戻ってくるから鞄は置いて行くわね」

まどか「待ってるね!」

ほむら「えぇ、お土産にりんごぐらい買ってきてあげるわ」

―――――
―――

まどか「……」

まどか「やっぱり皆が魔法少女だと憧れちゃうなぁ……」

まどか「私だけ魔法少女じゃない……ほむらちゃんが頑張ってくれたおかげだけど……」

まどか「ちょっと寂しいな……」

まどか「皆が無事でありますように……」

―魔女結界―

マミ「結構強いわね……」

さやか「そうですね……」

さやか「……マミさん」

マミ「えぇ……もう一体、近くに魔女が出現したみたいね……」

さやか「クッ……」

マミ(さっさとこの魔女を倒してもう一片方を……でもその間にも魔女が誰かを……)

マミ「相性的に私より美樹さんの方がこの魔女はよさそうね……」

さやか「そうですね……」

マミ「悪いけど、私はもう一体の方へ向かうわ」

さやか「任せてください、これぐらい!」

マミ「じゃあ後はお願い!危なくなったら逃げなさいよ!」

さやか「ってマミさん!危ない!」

マミ「え?」

ほむら「もう一体魔女が出現してるわね……」

杏子「よう、ほむら」

ほむら「あら、あなたも遅かったのね」

杏子「手伝いの途中でいきなり抜けるわけにもいかないだろ?」

ほむら「責任感があるわね」

杏子「そんな事より、二体魔女が出てるみたいだが……」

ほむら「えぇ、だから後に出現した方に向かいましょう」

ほむら「マミとさやかは先に出現した魔女に向かってると思うから」

杏子「そうだな、んじゃ行くか」

ほむら「足手まといにはならないように頑張るわ」

杏子「ま、頑張りな」

ほむら「えぇ」

―――――
―――

杏子「っと、大したことない相手だったな」

ほむら「えぇ、でもまだマミとさやかが向かった魔女が倒されてない」

杏子「苦戦してるみたいだな」

ほむら「急ぎましょう」

杏子「あぁ」

さやか「いいところに……」

ほむら「何よこれ……」

マミ「……」

さやか「ほむら、杏子、魔女をお願い!」

杏子「クソッ」

ほむら「ちょ、ちょっとマミ!何倒れてるのよねぇ!」

マミ「……」

さやか「私はマミさんの傷を治すのに集中するから!」

杏子「おい、ほむら!」

ほむら「わかってる、早く倒さないと!」

杏子「ああもう、突っ走っていくなよ……」

杏子「ほむらもさやかも頭に血が上ってやがるな……ったく」

杏子「まぁでも……あと一歩ってところかな……さやかもそろそろ見習いは卒業かな」

杏子「はぁ……倒せた……」

ほむら「さやか、マミは?」

さやか「傷は治せたと思うけど……意識が戻らなくて……」

さやか「ソウルジェムも無事だし……」

ほむら「起きなさいよマミ!ねぇ!」グイ

さやか「ほむら……」

マミ「……」

ほむら「起きてよ!ねぇマミ!お願いだから!」

ほむら「私が悲しむ暇なんて与えないとか言ってたじゃない!」

ほむら「人にもしもの事があったらどうするって言っておいて、自分はどうなのよ……」

ほむら「家族みたいなものって……言っておいて……」ポロポロ

ほむら「嫌よ、もう誰も失いたくないのに……やっとたどり着いた世界なのに……」ポロポロ

マミ「……」

杏子「……はぁ……」

ほむら「そ、そうだわ……過去に戻れば……今度は転校からのスタートじゃないし」

杏子「落ち着けって」

ほむら「こんな時に落ち着いてなんて」

杏子「それじゃあ2つだけ話を聞け」

さやか「杏子?」

ほむら「何よ……」

杏子「1つ目、今度出かけようって言った時の言葉を覚えてるか?」

ほむら「え?」

杏子「この5人ってマミは言ってただろ?その中からお前が消えてどうするんだよ」

ほむら「その前にその5人に含まれるマミが!」

杏子「2つ目、さやかならまだしもお前らしくない……よくマミの様子を見てみろ」

ほむら「……生きてる?」

杏子「冷静なお前はどこいいったんだよったく……さっきさやかが言っただろ?意識が戻らないだけ、ただの気絶だ」

杏子「焦らなくても安静にしとけばその内目を覚ますって、傷もないしな」

杏子「それに、どんな怪我をしたって魔法少女が死なない事はお前が私たちに教えたんじゃねぇか」

ほむら「あ……えっと……コホン取り乱してしまったわね」

さやか「プッ」

ほむら「な、何笑ってるのよ///」

さやか「だってほむらのイメージが一気に崩れたっていうか……ねぇ?」

杏子「まぁでも、昔みたいなのよりずっといいんじゃないかい?」

ほむら「いや、だから……」

さやか「私も焦ってたけどほむら見てたら冷静になれたよ、うん」

ほむら「うぅ///」

マミ「ん……」

杏子「お、起きたか」

マミ「あら?皆……」

さやか「体は大丈夫ですか?」

マミ「えぇ……治してくれたのね、ありがとう」

マミ「……暁美さん、目が真っ赤よ?もしかして泣いてた?」

ほむら「ど、どうでもいいでしょ!」

さやか「まぁまぁ、その辺は私が話しますよ」

ほむら「や、やめなさい!」

さやか「ってそういえば杏子私ならまだしもってさっき馬鹿にしてでしょ!」

杏子「あーうっせー、私は帰るよ……またな」

マミ「ありがとう、またね」

さやか「はぁ……んじゃね」

杏子「おう」

ほむら「私もまどかの家においてきた鞄をとってくるわ……」

さやか「じゃね」

ほむら「……えぇ」

マミ「家でご飯を作って待ってるわ、心配させちゃったみたいだし」

ほむら「……お願いするわ……」

―まどホーム―

ほむら「遅くなったわね」

まどか「大丈夫だったの?」

ほむら「えぇ」

まどか「そっか、よかったぁ……あれ?ほむらちゃん、目が真っ赤……」

ほむら「き、気にしないで!」

まどか「?」

ほむら「えっと……花の魔女の花粉攻撃が……そう!花粉攻撃よ」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「そ、そういう事だから!」

まどか「う、うん……」

ほむら「あ、あとこれお土産のりんごよ」

まどか「美味しそう、ありがとう!」

ほむら「じゃ、じゃあ私はそろそろ帰るわね、それじゃあ」

まどか「あ、うん、ばいばいほむらちゃん」

―マミほむホーム―

マミ「おかえり」

ほむら「ただいま……」

マミ「もうご飯できるからもう少し待っててね」

ほむら「えぇ……」

マミ「鹿目さん、明日には元気になってるといいわね」

ほむら「えぇ、いっぱいお話したいわ」

マミ「配膳手伝ってもらえる?」

ほむら「えぇ」

―――――
―――

マミ「やっぱり暁美さんって抱き心地がいいわね」

ほむら「たいして嬉しくもないわね……」

マミ「……ごめんなさい」

ほむら「え?」

マミ「私が気絶してる時の話を美樹さんに聞いたわ」

ほむら「え!?」

マミ「悲しませないっていいながら自分が悲しませる原因になるなんて……」

ほむら「……えぇ、本当に……」

マミ「これからは気をつけるわ、だからごめんなさいね?」

ほむら「……私が寝るまで頭を撫でてくれたら許してあげる……」ボソ

マミ「え?」

ほむら「だ、だから私が寝るまでその……あ、頭を……撫でてくれたら許してあげる……」

マミ「そんな事でいいなら喜んでさせてもらうわ」クスクス

ほむら「本当に怖かったんだから……グス……」

ほむら「また目の前で大切な人を失うなんてって……」

マミ「ごめんね」ナデナデ

ほむら「……」ギュゥ

マミ「今日は甘えん坊さんなのね」ナデナデ

ほむら「誰のせいよ……」

マミ「ふふっ」ナデナデ

―数日後―

マミ「良いおでかけ日和ね」

ほむら「そうね」

マミ「楽しそうね」

ほむら「楽しみだから当然よ」

マミ「よかったわ」

ほむら「……改めて、色々とありがとうマミ」

マミ「お互い様よ、私も最近は家にいるのが楽しいって感じられるぐらいだもの」

マミ「それに、かわいい後輩の面倒を見てあげないとね」ナデナデ

ほむら「えへへ///」

マミ「ふふっ撫でられるのを素直に喜ぶようになったわね」

ほむら「いいじゃない、撫でられるの好きなんだから」

マミ「私もあなたの頭を撫でるのは大好きよ、可愛い反応が見れるもの」

ほむら「またそうやってからかって……」

ピンポーン

ほむら「来たみたいね」

マミ「開けてきてくれる?」

ほむら「えぇ」

ガチャ

まどか「こんにちはー」

さやか「やっほー」

杏子「よう」

ほむら「えぇ、いらっしゃい皆」

マミ「皆も来たし出かけましょう」

ほむら「えぇ」

―外―

まどか「あれ?マミさんそれ、プリクラですか?」

マミ「えぇ、暁美さんとね」

さやか「みせてもらっていいですか」

ほむら「ちょ、ちょっと!」

杏子「おもいっきり苦笑いだな……」

マミ「今みたいに笑ってくれないのよね、前から胸はないけど男ではないとか冗談も言ってたのに」

ほむら「そ、そういう冗談を混じえた方が会話がしやすいって見たから実践しただけよ!」

杏子「ギャグセンスなさそうだしなぁ……」

ほむら「ほっといて!」

まどか「私もほむらちゃんとプリクラとりたいな」

マミ「じゃあまずはゲームセンターでも行ってみましょうか」

ほむら「もう、人の恥ずかしい話ばかり……」

マミ「ねぇ暁美さん」

ほむら「何?」










「ね?寂しさなんて感じなくなるような日々がきたでしょう」









終わり

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪

おそらく家族を遠ざけての一人暮らしのほむほむと家族がいないマミさんを普通に一緒に住ませる妄想がしたかったんだが
今思うとスレタイはどう考えてもほむら「寂しい」のほうが良かったね
まぁぶっちゃけ行き当たりばったりだからしょうがないってことで
寝落ちで保守させてごめんね、付き合ってくれてありがとう

ちなみにマミさんに百合のイメージがなくて、頼られたいお姉さんイメージなんだ
百合百合するなら俺の中のイメージ的な問題でありきたりだがまどほむになっちゃうと思う

乙乙
まじよかったわ

このスレのログは永久保存します
乙です

     , -─-、     _ 
     ,マミ-─-'、 .,r´===ヽ

 __ν*(ノノ`ヽ)  l|从ハノリ!|_____
 |   ξゝ*-ヮ-ノξ リ、-ヮ -*ノ!l| |   マミ「Zzz…」
 |\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒\

 |  \^ ⌒   ⌒   ⌒   ⌒ \ ほむ「Zzz…」
  \ ..|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.|
   \|____________|

正直このスレでマミほむに目覚めた

マミ「ほらほら言ってみて」

ほむら「お、おね・・・」

マミ「おね?」

ほむら「お、おねえ、ちゃん・・・///」

マミ「」ズキュゥゥゥン


まみほむあんまどさや!

盛大なる1乙を・・・

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