【安価】貴方「仮面ライダーの世界で生きる」 (1000)


「仮面ライダー」の世界を貴方が生きるスレッドです
オリジナルライダーを作成するのではなく、そのライダーの世界に生きるあなたを苦難が襲ったり、何事もなく平和に日常が過ぎたりします
ひょっとしたらあなたは怪人かもしれませんし、ライダーの候補であるかもしれません
すべては安価とコンマのままに


それでは、まずはお聞きします
貴方が生きる世界はどの「仮面ライダー」の世界ですか?
↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381813858

あなたは「仮面ライダーアギト」の世界で生きているようです
あかつき号の生き残りでアギトの因子を持つものかもしれませんし、警察で働いているのかもしれません
アンノウン事件の単なる被害者、なんてこともあるかもしれませんね?


……その前にお聞きし忘れていました
あなたは男性でしょうか、女性でしょうか?
↓2

同一安価に対する連投は当然無効となりますが、別の安価でもあまりに同一の方が取るのは問題になりそうなので次回から無効とさせていただきます
今回はこのまま進行させていただきますのでご了承ください


あなたは「男性」のようです
たくましい男なのか、あどけない少年なのかは現在確定していません
年齢を先に決めると貴方の立ち位置がどこにあるのかを決定するのに制限がかかりそうですので、立場を先にお聞きします
貴方はこの「仮面ライダーアギト」の世界で、どんな立場の人間ですか?
↓2

採用かよ、ちょっとやる気なくした
もう全部>>1>>7の2人でやってけよ
じゃあな

《無効安価は↓とさせていただきます》

貴方は「仮面ライダーアギト」の世界の「刑事」のようです
北条さんのようなエリートかもしれませんし、G3ユニット運用チームの一員かもしれません
まったく関係のない平の刑事の可能性もあります

話にどうやって関わるのかを決定するために貴方の親しい人物についてお聞きします
「誰と」貴方は親しいのでしょうか?
↓2

こんなに早く変なのが沸くとは…>>1期待しているから頑張ってくれ
あと>>12は短気にも程があるだろ
安価なら↓

貴方は小沢さんと親しいようです
焼き肉友達かもしれませんし、上司部下の関係かもしれません
詳細については次の項目にて決定させていただかます
貴方の立場については以上です。ありがとうございました


それでは次に「貴方」自身のことについてお聞きします
貴方の年齢はおいくつでしょうか?
↓2

これ本格的に立て直したほうがいいと思うぞ>>1
変なのが沸かないように一週間ほど置いて

貴方は小沢さんと同い年のようです

次に、貴方の性格および行動方針についてお聞きします
人物像を形成するキーワードを書き込んでください
たとえば「天然」であったり、「お人好し」であったりといった性格部分などです
趣味や好きな食べ物等でも可なので、お好きにどうぞ
↓5まで、有効安価のみカウント

「自分こそ正義」自らが正しいと思ったことは例え何をしてでも貫く性格
逆に自分が悪と判断した奴には容赦なし

中間テストで午前中授業

『自分より他人のお人好し』
『絶対正義』
『冷静だが天然』
『ミリオタ』
『意地っ張り』

以上を整理した結果
「お人好しではあるものの多少感性がずれており、正しいと思ったことは貫き通そうとする頑固者」が基本的なキャラ像になりそうです
……剣崎と名護さんを足し、橘さんで割ったようなキャラでしょうか


それでは次に貴方の能力を決定します
仮面ライダーの世界である以上、怪人と遭遇することもあるでしょう
ましてや貴方は警察です。市民の通報だってあるやもしれません
こちらは安価ではなくコンマで決定させていただきます

決めるのは「頭脳」と「体力」の2点です
最低値は1、最高値は9。0はクリティカル扱いとなり常に最高の結果です
進行中に戦闘や判断に使用する場合も同一とさせていただきます

まずは「頭脳」を決定します
これは単純な知識ではなく、状況判断力などとして使用します


↓1コンマ

  1:モモタロス級。押してダメならもっと押せ!基本判定にマイナスレベル
2~3:判断力は低い。咄嗟にベストの選択ができないレベル
4~5:常識的な範疇。判定に支障は出ないレベル
6~7:ひらめき持ち。いざというときにはプラス補正がかかる
8~9:だいたいわかった。基本判定にプラス補正
  0:貴方、実は地球の本棚にアクセスできるんじゃないですか?

えらくNGの捗るスレですな

判断力あって敵と断定したら絶対に許さん。なんだてつをか
唐突に「そうかお前は怪人だ!ゆ゙る゙ざん゙」っていう展開あるかな

>>81
判定:9
あなたは頭脳的にとても優れているようです
とっさの判断や状況分析もほぼ間違いはないでしょう

続いて「体力」の判定です
これは怪人に相対した場合に戦闘や逃走をするのに使用します

↓1コンマ

  1:貧弱。まともに殴り合えば子供に負けるかもしれない。よく刑事になれましたね?
2~3:弱い。一般的な女性とほぼ互角なレベル
4~5:普通。一般的な男性としての水準は満たしている
6~7:強い。人間の犯罪者ぐらいならかるくノせる
8~9:達人。怪人相手でも気を引いて足止めも可能
  0:貴方、実は鬼なんじゃないですか?

よっしゃこい!(しんじ風)

…え?

>>87
判定:0
貴方は並の怪人相手となら生身で戦っても勝てるらしいです
……ははぁん。さては貴方、鬼ですね?

頭脳明晰、判断力非常に高い。身体能力は既に人外
……いきなりハイスペックな貴方が生まれてしまいましたが、頑張って生きましょう


それでは最後に貴方のお名前をお聞かせください
↓2

「進藤徹也」さん。これで基本設定は完了です
参加ありがとうございました

本編は19時頃投下開始を予定しています
まだまだシステムが甘いところもありますがどうぞよろしくお願いします

乙、カブト、ブラック並みの最強orチートライダー期待

≪それでは開始。台本+地の文形式です≫


【警視庁 犯罪資料室】

徹也「ふぅ……こっちの資料はまとめちゃった方がよさそうか」

婦警「あ、あの……先輩、もう大丈夫ですから……」

徹也「うん? これぐらい簡単だから安心して大丈夫。君はそっちをお願い」

婦警「でも、忙しいんじゃ……」

徹也「いや、そんなことは………どうだっけな」


 進藤徹也は顎に手をやりしばらく考える。
 重そうな荷物を抱え、資料室の整理を頼まれた様子の後輩を見かねて手伝い始めて既に1時間が経過していた。

 言われてみると、何か用事があったような気もすると彼は思う。

 そこで彼は――

>>104
1:小沢さんに呼び出しを受けていたことを思いだした
2:北条さんに呼び出しを受けていたことを思いだした
3:目の前の資料整理を済ますのが先決だろうだと判断した

1

選択:1


 そういえば今日は何か大切な話があると同期の小沢澄子管理官に呼ばれていたのだ、と今更になって彼は気づく。
 約束の時間は過ぎてしまっているためきっと怒っていることだろう。

 年齢は同じとはいえ階級は上。ネチネチと責められるわけではないがとても気まずい。

 徹也はこれは参ったな、と頭を書いてから大きく深呼吸し、しばらく考えたあと――


徹也「ごめん。用事を思い出した……資料については大まかな部分はまとめられてるから」

婦警「え、あっ、はい! ありがとうございました!」

徹也「うん、お疲れ。あー、小沢さん怒ってるだろうなぁ……」


 ドアを開け徹也は資料室を後にする。
 知らない仲ではないから、事情を説明すればわかってくれるだろうと思いつつも、焼肉を奢るぐらいはしないとダメだろうと思いながら。

【警視庁 未確認対策本部室SAUL】


徹也「……失礼します」

小沢「ふぅ……で、どこの誰の手伝いをしてたの?」

徹也「少し、資料整理を……大変そうだったので」

小沢「進藤くん、アナタはもう少し遠慮を覚えるべきね。されるほうを」

徹也「困ってる人を見過ごすのは性にあわないんです」

小沢「えぇ、知ってるわ。だから半分あきらめてる」


 小沢管理官がため息をつきかぶりをふった。
 進藤徹也の『コレ』はもはや病気だ。相手が遠慮をしようと、したいと思ったらやり通してみせる。

 そんなところに彼女は好感を持ってはいるが、もう少しどうにかならないものかといつも頭を悩ましている。

徹也「でも、ほら。いずれやらなきゃいけないことが今終わったって考えれば……ねぇ?」

小沢「いえ、もうそれはいいの……さっそく本題に入りましょう」


 徹也がごまかしなのか本心なのか判断しかねるようなことを言うが、澄子はそれを適当に受け流すと真剣な表情で彼を見つめる。
 こういった時は決まって重大な話をするのだとわかっているため徹也も姿勢をただした。

徹也「……なんでしょうか」

小沢「えぇ、あなたには話をしておくべきだと思って」


 そういって澄子がいくらかの資料を渡すと口を開いた。

 その内容は――


>>109
1:新たな未確認についてのものだった
2:アギトと呼ばれる存在についてのものだった
3:G3-XおよびG4プランについてのものだった
4:その他(自由安価)

再び現れた未確認生命体4号について

選択:再び現れた『未確認生命体4号』についての資料


徹也「これは……4号?」

小沢「本物かどうかは不明よ。でも、目撃証言がある」

徹也「………」

小沢「そして、こうして資料がある。あなたなら判断できるかもってことで頼らせてもらうわ……どう思う?」


 徹也はまとめられた資料について片っ端から目を通すと、2,3度自分のひじを叩き何かをブツブツとつぶやきだす。
 彼なりに集中している証拠だ。澄子はただ彼の答えを待った。


徹也「……この資料と、資料室にまとめられていた最近の犯罪状況についてもまとめて分析してみました」

小沢「それで、どうなの?」

徹也「そうですね、これは――」


↓2≪ちなみにこれ、時系列はいつ?≫
1:アギト本編前
2:アギト本編中(できれば時期も)

↓1コンマ
1~5:残念ながら、ガセ情報でしょう
6~8:未確認以外の別の存在なのではないでしょうか
9:間違いありません、4号です
0:クウガです

≪コンマ補正入れ忘れましたが、問題なく4号ですよ。えぇ、どうしましょうか≫


徹也「……4号です。間違いありません」

小沢「そう………なら、間違いないんでしょうね。はぁー、そっか、4号がね」


 澄子は深いため息をついたあと、思いっきり背伸びをする。
 徹也の分析に間違いはないと信じているからかそれほど大きなショックを受けたようには見えなかった。


小沢「アンノウンと未確認は別の生命体である……これは確定しているわ」

徹也「G3ユニット、ですか。小沢さんも大変ですね」

小沢「えぇ、まあ。それに……現状では奴らを打ち倒すことはできていないのも、事実……」


 新しい資料が徹也に渡される。
 それは現在使用されているG3ユニットのものではなく、もっと強烈で禍々しい何かの設計図だった。


徹也「……なんですか、これ」


小沢「G4よ」

徹也「G……4?」

小沢「私の作成したGシリーズは、かつて戦った『4号』の再現を目指したものだってことは進藤くんも知ってるわね?」

徹也「えぇ、まぁ……」


 澄子がそれを目指した結果、生み出された怪物のことも徹也は知っている。
 『4号』のスペックを完全に再現したG1は人間に装着可能なシロモノではなかったことを、知っている。


小沢「現在使用しているのはG3。4号の火力を再現しようと重火器を使っている……でも、ダメなの」

徹也「ダメ? どういうことですか」

小沢「氷川君は……よくやってくれているわ。それでも、勝てない。それならもう一度身体機能を補助するパワードアーマー部分を増強すべきじゃないかって」

徹也「小沢さん……」

小沢「人間にとって動きが負担になるのなら、コンピュータによって敵の行動を分析して動きをアシストすればいいと思うのよ」

徹也「………」


 澄子が珍しく冷静ではない、と徹也が気づく。
 氷川誠はG3ユニットの装着者だ。中に人間が入り戦っている以上敗退すれば無傷では済まない。

 おそらく澄子は功を焦っているのではなく、ただ戦い傷つく同僚を見ていられないのだろう、と彼は思った。
 一見G4ユニットは完璧にも見える。中に入る人間も問わないらしい。

 しかし、何かがひっかかるものがある。彼は友人として澄子に――


↓1コンマ
1~3:G4ユニットの開発を勧めた
4~6:功を焦ることなく考えるよう言った
7~9:現状のG3ユニットを強化する案をあげた
0:特殊判定だよ!

補正
だいたいわかった +1 友人のカン +1

判定:6+1+1
=8


徹也「なるほど。でも、それは小沢さんらしくないんじゃないですか?」

小沢「え?」

徹也「氷川誠。噂によれば大した好青年で……あかつき号の事件なんて普通の人にはできないでしょう」

小沢「ええ、まぁそうね……だから」

徹也「それなら、彼を信じてあげるべきじゃないんでしょうか」


 徹也が澄子に対し真剣な瞳を向ける。
 目の前のことに常に全力を注ぐ『バカ』の眼だ。

 澄子は彼のそんなバカなところも気に入っていた。
 単純で、すぐ熱くなり、周りが見えず――


小沢「……フフッ、そうね。そう、もっとシンプルでいいのよ」

徹也「え?」

小沢「なんでもないわ」


 澄子が笑う。徹也は説得方法を考えている最中に急に毒が抜けた様子の彼女に面喰ってしまった。

小沢「G4については、完璧だと自分でも思うわ。だからこそ中身が誰であろうと関係ない」

徹也「えぇ、すごいと思いますけど……でもこれ、たとえばとっさの判断で右にいこうとしたのにコンピュータが左に避けるようアシストしたりしたらまずいじゃないですか」

小沢「…………盲点だったわ」

徹也「えぇっ!?」


 天才ゆえの、というやつだろうか。
 ひどくシンプルな指摘に澄子は固まってしまった。


小沢「そうね、しかも氷川君不器用だもの……スーツとケンカしてその場で阿波踊りでも踊りかねないわ」

徹也「それ、不器用関係ありますか?」

小沢「さぁ? でも、現状のままじゃまずいのは事実……さてどうしたものかしら」

徹也「それなら、単純に装甲を強化するのと装着者の動きのアシスト、所持する重火器の強化でいいんじゃないですか?」

小沢「なにそれ、シンプルね」

徹也「シンプルでいいって言ったじゃないですか」

小沢「……私が完璧を追い求めれば追い求めた分だけ、孤独になる。理解してもらえるなんて思わない」

徹也「小沢、さん?」

小沢「だけどね、進藤くん。チームっていうのは……悪くないわ」

徹也「………よかった、ですね。本当、よかった」

小沢「えぇ。ありがとう、進藤くん……G3のままでは近々限界が来る。G4は封印。それならG3を強化すればいい」

徹也「G3を強化……スーパーG3とかですか!」

小沢「いえ、G3-Xよ」

徹也「か、かっこいい……!」

小沢「単純な戦力のアシスト機能を強くつけることで、装着者の負担を減らす方向で考えてみるわ。結構面白いものができそうよ」

徹也「完成したら見せてくださいね。それじゃあ俺はこれで――」


 退室しようとした徹也の肩を澄子が掴む。

 おそるおそると言った様子で振り返ると、そこにあったのは澄子の笑顔。


徹也「あの、小沢さん?」

小沢「それはそれとして、遅れたんだし焼肉でも奢ってもらいましょうか!」

徹也「や、やきにく………」


  ――結局、彼が解放されたのはそのあと散々肉を焼いて酒を飲み、上層部への愚痴をまき散らした澄子が満足してからであった。

【翌日 朝 自宅】

徹也「あいたたた……ちょっと、飲まされすぎたな……」


 徹也は痛む頭を撫でながら起き上がった。

 小沢澄子は女傑である。酒を飲み、肉を焼き、不満はストレートに相手にぶつける。
 まさに強い女だ。アルコールにも強い。


徹也「さて、今日の予定はなんだかったか……」


 するべき仕事を整理しつつ徹也は家を出る支度をする。
 身だしなみを整えて服を着替え、朝食代わりの甘いコーヒーを飲むと家を出た。

 すると――

↓1コンマ
1~6:特に何もなかった
7~9:あれは、アンノウン!
0:特殊だよ!

判定:1


徹也「おっ、結構ゴミが散らかってるな……とりあえず拾っておくか」


 捨てられているゴミを見て徹也が動く。
 普段通らない公園に立ち寄ったところ、想像以上に汚れていることに気が付いてしまったからだ。

 結果として彼がゴミ拾いを終わらせるまでにかかった時間は、はたして彼を遅刻ギリギリまで追い込むこととなったわけだが。


徹也「はぁ、綺麗になって満足……っと。あぁ、遅刻しちゃまずいな。急がなきゃ」


 綺麗になった公園に徹也は満足気にうなずく。
 その顔は既に二日酔いの頭痛を忘れたように晴れやかだった。

≪少し早いですが、本日はここまでです。ありがとうございました≫

G3ユニットが破壊される前にG3-Xへのアップデート案及び『完璧すぎるAI』問題が解決しました
でも北条さんがアギト捕獲作戦で襲ってたらギルスVSG3が起きかねませんね


というわけで判定だけ投げて終了とさせていただきます

↓1コンマ
1~5:アギト捕獲作戦は決行されました
6~7:アギト捕獲作戦が認可されました
8~9:アギトコワクナイ
0:特殊判定

…平成は龍騎からしか見てない俺にはいまいち分からないぜ

再開します

どうやらアギト捕獲作戦は決行されてしまっていたようですね……
葦原さんにG3や警察は敵として妊娠されているようです


そして、これは開始前に開示しておくべきことでしたが
「進藤徹也」さんのお話は初回のβテストを兼ねているため最終話までかかわり続ける話にはなりません
今回は軽めに、G3-X完成およびアギト・ギルスとの和解を小目的とさせていただきます
本編でいう4話~8話分程度のボリュームで1人を書く程度だと思ってください
収拾がつかず投げ出すことにならないようにするための措置です。申し訳ありません


原作の一部をうろ覚えのため、間違っている部分などは指摘してもらえるととても助かります

【警視庁】

徹也「ふぅ……まったく、最近は物騒だ」


 徹也が報告書をまとめつつ呟く。

 アンノウンと呼ばれる者たちによる不可能殺人もそうだが、ごく普通の人間同士のトラブルも最近は増えている。
 とても嘆かわしいことだと彼は思う。

 ペラペラと内容を確認していく中でふとその手が止まった。


徹也「アギト、か……」


 アンノウンと戦う怪人。4号とも別人だということも判明している『彼』のことを徹也は考える。
 G3が襲われ、半壊させられたこともあるらしいが、何度も助けられたこともあり、共闘したことすらあるという。

 善なのだろうか、悪なのだろうか。
 上層部はアギトを危険な存在として認識し、捕獲作戦を決行したが失敗。
 アギトによく似た何かに阻止されてしまったというが――


↓1コンマ、徹也にとって『アギト』は
1~3:やはり危険な存在だろう。排除すべきだ
4~6:何者かはわからないが、敵ではないと思う。対話も可能ではないのだろうか
7~9:間違いない、味方だ。困っているのならば助けるべきだし、こちらも助けを仰ぐのもいいかもしれない
0:特殊だよ!

≪ギルス孕ませとか少々マニアックにもほどがありませんかね……えぇ、誤字です。申し訳ありません……≫
≪そして、補正をまた付け忘れましたが問題なく9。やっぱりこの人昭和ライダーのかたじゃないですかね?≫



徹也「上層部はまったくわかってない。アギトは味方に違いないのに」


 それは何かの間違いか、もしくは手段があまりにも強引だったからだろうと徹也は思う。
 彼は少々思い込みが激しいが――その分、人を信じるとまっすぐだ。


徹也「協力するのなら、まずは対話すべきだったんだ……敵を増やしてどうするんだ」

徹也「さて、と……こんなところか。今日はもうあがりかな」


 報告書を書き終えた徹也がポンと膝を打って立ち上がる。
 本日の予定は――

↓2
1.小沢さんに呼ばれていたのだと思いだした。
2.冷蔵庫が空だったはずだ、買い物でもして帰ろうと思った。
3.自主的にパトロールをしてから帰るつもりだった。
4.その他(自由安価)

選択:3


徹也「それじゃあ、パトロールしてから帰るとするかな」


 特に誰から願われたことでもないが、家に帰る前にパトロールをする予定を立てていた。
 徹也はおせっかいだ。物騒なことが増えたからこそ、警察官として市民に安心を届けたいと思っている。

 届く範囲の困っている人は助けたいと思っているし、悪さをするような輩は許しておけない。


徹也「……4号の目撃証言も気になるところだしなぁ」


 昨日見せられた資料と、情報から導き出された『帰ってきた4号』の件も含めて、今日の徹也は張り切っている。
 デスクワークも苦手ではないが、やはり彼の本分はこちらなのだろう。

 そうして徹也はパトロールに出発した。


↓1コンマ
1~3:特に何もなかった
4~5:困っている様子の人を発見
6~9:アンノウンと遭遇
0:特殊だよ!

≪アンノウンと遭遇≫


↓1コンマ。そこにいたのは
1~4:罪のない一般市民が襲われている!
5~7:G3が既に駆けつけていた
8~9:アギトが戦っている
0:――――

 徹也がいつものようにパトロールをしている最中、悲鳴が耳に届いた。

 駆けつけるとそこには腰が抜けた様子で必死に逃げようとする女性と、追い詰めながら十字を切るアンノウンがいる。


徹也「アンノウン……! もしもし、進藤です! 警邏中にアンノウンを発見! 応援願います!」


 本部へと連絡し、現状を報告。アンノウンに襲われている女性を庇うべく徹也は飛び出した。


徹也「大丈夫ですか!」

女性「は、はい……こ、こしが、ぬけちゃって……」

徹也「腰がって……危ないっ!」

アンノウン「………」


 アンノウンが無言で拳を振り上げる。徹也は女性を抱え横へ飛んだ。

徹也(どうする……アンノウンには通常の重火器が効かない……)

女性「あ、あぁ………」

徹也(この人は立てそうにない。抱えたまま逃げ切れるか? それとも――)

 徹也は考える。

 一歩ずつ迫るアンノウンから目をそらすことなく、思考を高速回転させる。
 現状をどう打破すべきか。女性を助けるためにはどうするべきか。

 彼は――

↓2
1.アンノウンとの戦闘を決意した(戦闘を開始します)
2.アンノウンから女性をかばいつつ逃走をはかった(判定で逃走を行います)
3.その他(自由安価)

≪戦闘を開始します。3ターン凌いだ場合G3が到着して勝利となります≫
HPが体力、APが攻撃力、DPが防御力、SPが素早さを表し、コンマとコマンドで判定を行います



進藤徹也
HP 200/200
AP 120
DP 120
SP 100


アンノウン
HP ???/???
AP 100
DP 100
SP 100

 進藤徹也は戦闘を決意する。
 守るべき市民が後ろにいるのだ。引くわけにはいかない。

 アンノウンはほんの少し顔をしかめたかと思うと、それでも問題なく女性を葬ろうと手を伸ばす。


↓1 徹也はどうする? 同時にコンマ判定を行います
1:攻撃(AP/10に末尾の補正をかけ、相手のコンマ以上の場合ダメージを与えます)
2:防御(DP/10に末尾の補正をかけて防御。相手に上回れてもダメージは最大30まで抑えられます)
3:撤退(SP/10に末尾の補正をかけて逃走をはかります、が今回は使用不可能です)


↓2アンノウンコンマ判定。コンマ末尾+AP/10で攻撃をしてきます

選択:1
判定:12 + 10 =22
22 - (10 + 9) =3

ダメージ30!


 徹也はその手を掴み、引き寄せると腹部へ拳をあて強く踏み込んだ。
 アンノウンが疑問に思うよりも速く、その衝撃はアンノウンを貫く。

アンノウン「………!?」

徹也「バリアみたいなものを張っている……か。小沢さんの資料を読んでおいてよかった」


 たたらを踏んだアンノウンが、理解できないと言った様子で首をかしげる。
 人間が少し叩いたところでどうにかなるようなものではない。たとえ拳銃で撃とうと彼らに銃弾が届くことはない。

 だから徹也はアンノウンを『押した』のだ。

 硬い外膜に包まれたアンノウンに物理的に干渉することはできない。
 ならば外膜ごと干渉すればいい。とてもシンプルに彼はバリアへの干渉をしてみせた。


アンノウン「………」

徹也「さぁ、今のうちに早く!」

女性「は、はい……」


 女性が必死に立ち上がろうと足に力をいれる。
 人間とは思えない技を見せた徹也に対しアンノウンはアギトの因子を持つものであると判断し相対した。

 その理由を知ることはないが、明らかに徹也に対し意識を向けたアンノウンを好都合だと彼は思う。


徹也(そこの人が逃げるまでは、せめてひきつけないと……来い!)


↓1 徹也はどうする?
1:攻撃(AP/10に末尾の補正をかけ、相手のコンマ以上の場合ダメージを与えます)
2:防御(DP/10に末尾の補正をかけて防御。相手に上回れてもダメージは最大30まで抑えられます)
3:撤退(SP/10に末尾の補正をかけて逃走をはかります、が今回は使用不可能です)


↓2アンノウンコンマ判定。コンマ末尾+AP/10で攻撃をしてきます

選択:1
判定:12 + 6 =18
18 - (10 + 8) =0

無効!



徹也(もう一度――!)


 徹也が踏み込むと同時にアンノウンが手を伸ばす。
 問題なく弾こうとして――しかし本能的にそれを避けて飛びのいた。

 ほんの一瞬遅れてその腕から液体が吹き出す。
 避けた徹也の後ろにあった木が枯れ、命が失われる。


アンノウン「………」

徹也(危ないところだった……触っていたら、俺の手も……!)

 ゾクリと徹也の背に嫌な汗が流れる。
 明確な死を目の前にして、恐怖の感情が呼び起こされた。


徹也「……こんなやつらとG3やアギトは戦っているのか……」

 それでも彼はひかない。守るべき市民のため、彼自身の信念のため。
 通報はした。そろそろG3ユニットも到着するだろう。

 ならば、と徹也は――

↓1
1:攻撃(AP/10に末尾の補正をかけ、相手のコンマ以上の場合ダメージを与えます)
2:防御(DP/10に末尾の補正をかけて防御。相手に上回れてもダメージは最大30まで抑えられます)
3:撤退(SP/10に末尾の補正をかけて逃走をはかります、が今回は使用不可能です)


↓2アンノウンコンマ判定。コンマ末尾+AP/10で攻撃をしてきます

選択:1
判定:12 + 10 =22
22 - (10 + 6) =6

ダメージ60!


 徹也が三度踏み込む。
 アンノウンはその動きに合わせて手を伸ばし、今度こそ確実に仕留めようとしている。


徹也「ッ―――!」

アンノウン「……」


 ――徹也の腕をアンノウンの手が捉える。
 死のエキスがにじみ、徹也の命を奪おうとして――


アンノウン「……!?」

 そこに残っていたのは、ただ服の袖だけだった。

徹也「今だ――――!」


 徹也の両手が不意を突かれたアンノウンの身体に噛みつく。
 獣の牙のように強く押し込み、そのままねじりこむようにしてアンノウンの身体を浮き上がらせる。

 両の手をひねって回転を加えた一撃。
 浮いたアンノウンは抵抗の余地もなく徹也の気合いの声と共に吹き飛んだ。


徹也「アァァァァァッ!」

アンノウン「………!? …!!」


 理解できない様子でアンノウンが動きを止める。
 徹也も肩で息をしつつも警戒する体制は崩さない。

ところでこのアンノウンは何型の怪人?原作に出ている奴?

 自分が吹き飛び叩きつけられたのだとようやく理解したアンノウンが立ち上がろうとすると、そこへいくつもの銃声が響く。
 青い体にオレンジの眼。科学の力によって生み出された対未確認生命体用強化服の第三世代――G3だ。


G3「大丈夫ですか!」

徹也「あぁ、さっきの女性は!」

G3「保護しました。あなたは……」

徹也「俺は無傷だ。それより気を付けろ……あいつの吹き出す液体は危険だ」


 心配する様子のG3に、徹也は問題ないと答えた。

 アンノウンの攻撃についての情報も告げ、徹也は再び構える。
 いくら澄子の作ったパワードスーツであろうと無事ではすまないだろう、と。

 緊張の糸が張り詰める中――G3が急に戸惑いだした。


G3「あ、あの。小沢さん? いえ、はい……あの、あなたは……進藤さん、ですよね」

徹也「あぁ。どうしたんだ?」

G3「……まさか生身で戦っていたんじゃないだろうな、と小沢さんが。いろいろと聞かせろと……」

徹也「……あぁ」

>>202原作中の、とも思いましたが今回はオリジナルです。タコっぽいのに近いイメージで≫


 しまった、と徹也は思う。

 流石に少し無茶をしてしまっただろうか。
 無我夢中でいたため思わず加減を忘れてしまったが、これは正当防衛だ。
 そう主張しようと徹也がG3のほうをみると、アンノウンは地面に溶けるようにして逃走を図った。

 気づいたG3の銃――スコーピオンから打ち出された弾丸と、徹也の跳び蹴りはしかし手ごたえがなく空を切る。


徹也「……しまった、逃げられた……!」

G3「あの、進藤さん。本当に生身ですか……?」

徹也「あぁ。あいつは……またあの人を狙うか、もしくは家族を狙うんだったな。となると……」

G3「生身で……生身でアンノウンと……? あ、はい……」

徹也「しかし、助かった。ありがとう」

G3「いえ、こちらこそ……あの、小沢さんが連れてこいと」

徹也「小沢さんがかぁ……昨日の今日だから、財布が少々軽くて……」

G3「そういう意味では……え? あ、はい。小沢さんは『焼肉ぐらい奢るから』と言ってます」

徹也「流石に2日続けては厳しいし遠慮を……あれ、ちょっと?」


 のらりくらりと躱そうとしていた徹也の手をG3が掴む。
 メット越しでは表情はわからないが、しかし不器用かつ愚直に指示に従おうとしているのが伝わってきた。


G3「いざとなれば強制連行でも構わない、と……」

徹也「わ、わかったわかった。それじゃあついていくから……氷川君?」

G3「ご存じなんですか?」

徹也「まぁ、小沢さんとは俺も知らない仲じゃないし。いろいろと君も有名だからね」

G3「……そう、ですか」

徹也「……誰にでもできることじゃない。誇っていいことだと、俺は思う」

G3「え?」

徹也「その件でいろいろ言われているのも知ってるよ。だけど俺は素直に尊敬する」

G3「そうでしょうか、僕は……」

徹也「小沢さんの人を見る目は確かだ! 氷川君もいろいろ困ったときはいっしょに焼肉にでもいけばいいんだよ!」

G3「そういうものでは……いえ、小沢さん? あの、僕は今日は……小沢さん!?」

徹也「はっはっは、うん。頑張ってね、俺も頑張るから」

G3「は、はい!」

徹也「それじゃあこの辺で――あれ?」

G3「小沢さんが絶対に放すなというので。着いてきていただけますか?」

徹也「……あぁ、うん。大丈夫」

【Gトレーラー内】


小沢「で、どういうことなの?」

徹也「どうって……何がですか?」

小沢「……とぼける気?」

徹也「あぁ、はい……あれは、まぁ……その……」

氷川「僕も鍛えているつもりですが、規格外です」

徹也「無我夢中でってことでひとつ……」

小沢「し ん ど う く ん ?」

徹也「……わかりました。それじゃあ白状しますけれど――」


↓1コンマ
1~6:元気の秘訣は牛乳です
7~9:最近調子がよくって……(アギトの因子持ち)
   0:(特殊に心折れる音)

≪元気の秘訣は牛乳! オロナミンCも飲みましょう≫

本日はここまでです。参加ありがとうございました
進藤さん強いですね。牛乳ってすごいです

戦闘システムはもう少し凝るべきか、むしろシンプル化するべきか
そのあたりも含めて意見を募集しています。どうぞよろしくおねがいします

再開します
世界中の牛乳もきっと徹也のことを思っているんでしょう

4号の正体や関係はきっとコンマが導いてくれる……はず
ストーリー的にはここまでで1話でしょうか。どう転がっていくのか書く側も楽しみです

徹也「それじゃあ白状します」

小沢「……えぇ」

 ゴクリ、と澄子が唾をのむ。
 その体にいったいどんな秘密があるというのか、科学者としての好奇心が首をもたげた。

 しばらくの沈黙。そして静寂を破った徹也の答えは――


徹也「―― 牛乳です」


小沢「は?」


  牛乳だった。

小沢「……牛乳?」

徹也「はい。パトロールのあととか、風呂あがりとか! 汗をかいた後は最高ですね」

小沢「……それは、何? どこのバイオ技術で生み出されたものなの?」

徹也「いえ、普通に店売りしているものです」

小沢「あー………」

徹也「?」

小沢「あぁ……うん。まさかここまで常識外れとは思ってなかったわ。一度検査させてもらえる?」

徹也「いいですよ? 」

氷川「……牛乳。そうか、僕も牛乳を飲めば強くなれるのかもしれない」

尾室「あのー、それは流石にありえないんじゃ……」

小沢「進藤くんのことだから嘘はついてないと思うのよね。うん、どこをどうしたら牛乳でアンノウンと戦う力が身に付くのかはしらないけど」

進藤「いやぁ、あとは適度な運動とやり抜く意思ですよ」

氷川「やり抜く……意思。わかりました、進藤さん!」

進藤「へ?」

氷川「僕もやります。やり抜いてみせます……牛乳を毎日飲みます!」

進藤「……あぁ、頑張れ!」

尾室(何故握手を……?)

小沢「もう、疲れたわ……あのアンノウンのことと、家族への警護は着けるようにするから進藤くんは帰っていいわよ」

進藤「そうですか? それなら――」


↓2
1.今日は買い物をして帰ります
2.もう少し残って話をしたいです
3.その他(自由安価)

進藤「それじゃあ帰ります。ありがとうございました」

小沢「ええ、お疲れ様………」

進藤「うーん、じゃあ帰りに飯食っていきましょうか。尾室さん」

尾室「……えっ、僕?」

進藤「はい。どうです、いっしょに」

尾室「いや、でもほら仕事は……」

小沢「こっちの手は足りてるから構わないけど?」

尾室「え、でも……」

氷川「僕はこのあと少し予定があるので」

尾室「えぇー…………」

進藤「さぁ、いきましょう!」

尾室「いや、べつに嫌なわけじゃないですけど……えぇー?」

≪途中から徹也が進藤表記に……保管お願いします≫


尾室「まさか本当にそのまま帰してもらえるなんて……明日、僕のデスクの上に山積みの書類とか置いてあったりするんじゃないかな……」

徹也「まぁまぁ。食べましょう」

尾室「食べましょうって……心配でもうご飯も喉を通らないというか……」

 言いつつも、尾室の手は止まらない。
 どんぶりご飯に、生姜焼き。昔ながらの定食屋だ。


徹也「おばちゃん、おかわり!」

おばちゃん「はいはい、てっちゃんは元気ねー」

尾室「………行きつけなんですか?」

徹也「まぁ、そんなところかな……さて」


↓2尾室と何を話そうか?

選択:小沢さんとG3について


徹也「小沢さんのこと、なんだけれど……」

尾室「小沢さんが、どうしたんです?」


 味噌汁をすすり、一息ついた尾室が答える。
 彼はG3ユニットの縁の下の力持ちだ。直接指示をするわけでもなく、戦うわけでもない。

 それでも彼はメンバーなのだ。澄子が無駄な人員を配置するとは徹也は思えなかった。


徹也「いや、いつもはどんな感じなのかなって。大変そうだなぁ、と……」

尾室「あぁ、わかってくれますか!」

徹也「え?」

尾室「小沢さんは僕に無茶ぶりしすぎなんですよ! 氷川さんは氷川さんで不器用だし、僕がいなかったらG3は動かないんじゃないですかね!」

徹也「………苦労してるんだなぁ」

尾室「苦労なんて……僕が焼いてた肉を小沢さんが取るのなんてもう、何度見たことか……!」


 尾室が涙ながらに拳を握りしめる。
 悔しさに打ち震えるその手に、徹也は彼の心の内を見たような気がした。


徹也「……おばちゃん、もう一皿。トンテキね」

おばちゃん「はいよ。ちょっと待ってね」

尾室「……進藤、さん?」

徹也「まぁまぁ。カルビには劣るかもしれないけど、おばちゃんのご飯は絶品なんだよ」

尾室「ありがとうございます……僕ぁね……」

徹也「G3ユニットの支え役。なかなかできることじゃない……」

尾室「そこまで言われると……照れるなぁ……へへへ……」

徹也「それから――」


↓1コンマ
1~3:くだらない世間話をした
4~6:G3システムについての話をした
7~9:アギトについての話をした
  0:目覚めよ、その特殊!

≪申し訳ありません。本日はここまでです≫

それから、明日はおそらく更新できません
土曜日には再開すると思いますので、ご了承ください……


オムロンと仲良くなることで……えーっと……
……G3マイルドが完成したら、着るように勧めてもらえる、のかなぁ……?

再開します
戦闘はちょっとだけシステムを調整しつつ回すと思います

あと、目安までにアギト本編ライダーのスペックを
DPは単純な物理防御力と技術的な受け流しの力です
G3のスペックは氷川さん基準



アギト
HP:400/400
AP:130
DP:130
SP:130
(無我:状況でスペックが落ちることがない)


ギルス
HP:500/500
AP:150
DP:80
SP:130
(不死身の獣:ダメージを受けた状態だとスペックがアップ)


G3
HP:400/400
AP:90
DP:150
SP:100
(バッテリー:5ターン以上の戦闘でスペックがダウン)


進藤さん、スペックと生まれる世界をちょっと間違えた感ありますが気にしない
次からはもうちょっと考えて設定します……

徹也「それから、そうそう……」

尾室「なんですか?」

徹也「最近、普通の犯罪も増えてるでしょう?」

尾室「あぁ、物騒ですよね」

徹也「……やっぱり心を荒ませるような出来事が多いからかな、とは思うんだけど」

尾室「僕らもできることはしてるんですけどねぇ……」

徹也「もっとパトロールを増やしてもいいと思うんです。ねぇ?」

尾室「ああ、それもいいかもしれないですね。アンノウンを早く発見したら市民の安全も保たれて――」

徹也「それなら」

尾室「え?」

 徹也の手が尾室の服を掴む。
 どこか他人事のように話をしていた尾室は事態が把握できず疑問符を浮かべた。

徹也「いまからいきましょう。さ、準備はいいよね」

尾室「いや、僕はもう少しデスクワーク向けで」

徹也「おばちゃん、ごちそうさま! また来るから」

尾室「ちょ、ちょっとぉ!? や、やっぱり僕は――」


 いうが早いか、徹也が店を出る。
 引きずられるような形で尾室も連れ出された。


おばちゃん「あらー……元気ねぇ……おつりは今度返しましょうか」


 ――後に残ったのは2枚の千円札だけだった。

【翌日 自宅】

徹也「……うーん、いい朝だ」


 徹也が牛乳を飲みつつ呟く。
 2枚のパンにジャム、マーガリン。今朝は少し余裕をもって食事をとっている。

徹也「さて、と」


 徹也が本日の予定を確認する。

 今日は――


↓2
1.休暇だ。
2.仕事だ。

選択:2 仕事だ。


徹也「今日も市民の平和を守るぞ!」


 気合いを入れるために徹也が伸びをする。
 着替えを終えると家を出た。


徹也(あのアンノウンのことも気になるし……まかせろって小沢さんは言ってたけど……)

↓1コンマ

1~5:特に何もなかった
6~8:変わった人に出会った
9:4号……?
0:特殊

判定:3 特に何もなし


徹也(……さて、デスクワークか)

徹也(ついでに情報を集めてみたけど、アギト捕獲作戦………緑のアギト。難しいな)

徹也(……このアギトは、確認されているアギトと同一なんだろうか)

徹也(別物だとしたら、アンノウンに匹敵するものがまた複数存在する可能性が出て来る)

徹也「うーん………」

徹也「……まぁ、考えてどうなるものではないか」

徹也「この後は――」


↓2
1.パトロールにいこう
2.SAULに顔を出そう
3.その他(自由安価)

徹也「そうそう、パトロールの予定だったか」

徹也「……連続窃盗犯も出てるしなぁ。物騒だ」

 周辺住民への注意の喚起を呼び掛けてはいるが、その手段が不可解であったりもするらしい。
 アンノウンの不可能殺人の亜種ではないか、という噂も立つほどに――

徹也「……でも、アンノウンが盗みをするものか?」

徹也「そこら辺はまぁ、わからないか」

徹也「さてと、出るか」


↓1コンマ
1~3:特になにもなかった
4~6:窃盗犯があらわれた
7~9:アンノウンがあらわれた
0:特殊

 ――徹也がパトロールをしていると、悲鳴が聞こえてくる。
 一瞬アンノウンかと徹也は思ったが、どうやら人間のひったくりらしい。

 徹也が飛び出し、その犯人を捕まえようとしたところそこへ現れたのは先日のものとは別のアンノウン。

 ひったくりを逃がすべきか、捕まえるべきか。
 アンノウンに対する対処を徹也が逡巡していたところへ飛び込んできたのは影。

 その姿は――人間ではなく、しかしアギトでもない。
 アンノウンでも、G3でもない。

 『未確認』の名を冠しながら未確認の事件の解決に尽力した、異端者。

 ――未確認生命体4号だった。


徹也「あれは……!」 

アンノウン「――――!?」



↓1コンマ ちなみにこの『4号』は――
1~5:五代ではありません
6~9:五代です
0:どうなるの

≪もうひとつ判定入れるのを忘れてました≫

↓1コンマ 徹也と『4号』は
1~3:お互い知らない相手
4~6:徹也が『4号』を知っている
7~9:中身を知ってます
0:だいたいわかった

ついでに『1~3』の場合↓2で
1~3:危険なものだと思っている
4~6:今出て来るとは、半信半疑
7~9:間違いない。味方だ

補正
だいたいわかった +1 迷わない正義 +1

判定:五代ではない、知らない4号


徹也「――あれは4号……!」

 徹也は4号に直接会ったことはない。
 新聞記事などで見たことはあるが、それには多分に私見の入ったものだった。

 敵なのか、味方なのか。
 事件の中で、別の未確認と戦う4号は神聖視されつつあった。

 しかし大きな事件で周りまで犠牲が出かけた結果、世間は掌を返した。

 それを見て徹也は憤ったものだ。
 『彼もまた、人間のために戦ってくれているに違いないのに』と。

 ――4号については未確認事件が収まって以来その話を聞いていない。
 事件の収束を見たのは彼のおかげであるということは、世間一般には知られていない。

4号「うおりゃああぁぁぁっ!」

アンノウン「――!」

 4号の拳がアンノウンにたたきつけられる。
 ひるんだアンノウンに追撃を加えるため踏み込み、溜めを入れた左拳が遅れて撃ちこまれた。

 理解しがたいものに対してアンノウンも反撃を試みる。
 鋭い手刀が追撃を加えようとしていた4号の胸を浅く切り裂いた。


4号「くっ……」

アンノウン「――――」

徹也「……はっ!? 見てる場合じゃない。俺は――」


↓1 徹也はどうする?
1.4号に加勢。アンノウンを打破する
2.ひったくり犯を捕まえて連行。この場を4号に任せる
3.その他(自由安価)


≪そしてちょっと出かけて参ります≫

≪再開します≫

選択:2 ひったくり犯を連行


 徹也は腰を抜かしてへたりこんだひったくりの男の腕をつかむと立たせた。


徹也「――そこの! ひったくりの現行犯だ!」

男「ひ、ひぃっ、たすけておまわりさん!」

徹也「4号! こっちは大丈夫だ。そっちを任せた!」


 縋り付くようにする男を連れて徹也が走る。
 振り返ると、4号が親指を立ててサムズアップしていた。


4号「……はい!」

徹也(……日本語? 言ってる場合じゃない。急がないと……!)

アンノウン「―― ッ」

4号「ここは通さない!」

 アンノウンの前に4号が立ちふさがる。
 徹也は振り返らず男を連れて近場の交番へと駆け込んだ。

 ひったくりの男を徹也が連行し、簡易な手続きをどうにか済ませて再び飛び出した。

 4号が未確認と戦い抜いたのは事実だ。
 しかしアンノウンは未確認を殺傷するに足る威力があるG3の重火器によってダメージを与えることができない。

 無事でいることを祈り徹也は走る。
 そこにあったのは――


↓1
1~2:4号、ボロボロ
3~4:4号、苦戦中
5~6:4号、アンノウンと五分
7~8:4号、アンノウンに優勢
9:4号、快勝
0:特殊判定

補正
歴戦の戦士 +1

判定:0 ――


 4号と別れた場所へと徹也が走る。
 そこにいたのは先ほど別れた赤い影――4号と、情報で何度と見た金の影――アギトだった。

徹也「4号と……アギト!? どうして……」

 思わず徹也が足を止める。
 事情は理解できないが、どうやら共闘しているらしい。

 アンノウンの拳に対してアギトがカウンターを撃ちこんだ。
 ひるんだところへ4号のアッパーカットが入り宙を舞う。
 生まれた隙を逃すまいと、2人がトドメの一撃を放つべく力を解き放つ。

4号「……」

アギト「ハァァァ……」

 4号は両腕を左右に広げたあと腰を落として力を溜める。
 ザリ、と地を強く踏むとその脚には封印エネルギーが形を変え炎となり燈った。
 踏み出す足跡は燃え、空中へ飛び上がると一回転し足を突き出す。

 アギトは静かに手を前へと伸ばし、一振りの刀のように力を研ぎ澄ませていく。
 足元に生まれた紋章が静かに両足へと渦を巻き吸い込まれたあと宙へと飛び上がる。
 射抜く一陣の光となって矢のように飛び出すと、アンノウンへと叩き込み静かに背を向けた。

4号「うおりゃああぁぁぁっ!」」

アギト「――――ハァッ!」

アンノウン「――――! ――――」


 二つのエネルギーを撃ちこまれたアンノウンが爆発する。
 着地した体勢のままの4号と、静かに背を向けていたアギトはそれを確認すると構えを解いた。


4号「……やれやれ、危なかったぁ。あれ?」

アギト「ふぅ……あっ」


 固まっていた徹也を発見した4号とアギトがそのまま徹也の方へと近づいてくる。
 あまりの非日常的な光景に、徹也はそのまま動けないでいた。


4号「あっ、助かりました! ありがとうございます刑事さん」

徹也「え、あぁ……あれぐらいは……4号もアギトも日本語が話せるんだなぁ……」


 人間とはかけ離れた姿で人の良さそうな動作をする4号に、徹也は思わず間の抜けたリアクションを返してしまう。
 4号はその反応に対して少し考えたあと、改めて名乗った。

4号「えっと……そう。俺、クウガです。4号とも呼ばれてましたけど……まぁ、いろいろあって」

徹也「『クウガ』?」

4号「そう、クウガ!」

↓1コンマ 『4号』とアギトは――
1~3:偶然出会って偶然共闘しただけ
4~6:実は前にも共闘したことがある
7~9:お互い中身も知ってたりする
0:―――

徹也「そうか、未確認とは別の種族だったりするのか……?」

4号「そうじゃなくて……」

 4号が身振りも交えて徹也に説明をしようとする。
 明らかに人間ではない2つの影に囲まれながらもまるで日常会話のようなトーンで徹也は話をしていた。

 その中でアギトがはたと何かに気付いたような動作をしたかと思うとバイクに乗り込む。
 4号もにこやかに手を振ってそれを見送った。


アギト「すみません、これで」

4号「あぁ、はい。助かりました!」

アギト「いえ、こっちこそ。それじゃあ」

徹也「……4号とアギトは同一の種族だったり、というのは?」

4号「いえ、俺が初めて会ったのはついこの前です。襲われてる人がいたから助けなきゃって思って飛び出して、危ないところ助けてもらったりして」

徹也「じゃあ、面識は」

4号「さぁ……? あ、そうだ」

 4号が何かに気付いた様子でベルトへ手をやる。
 一瞬光が放たれたかと思うと、4号のいた場所には青年が立っていた。


徹也「なっ……人間!?」

ユウスケ「はい。俺、ユウスケって言います」

徹也「ユウスケさん…・…いや、4号が、人間だったなんて……!」

ユウスケ「あはは、いろいろありまして……まさか、未確認以外にあんなものが日本に出るなんて……」


 どこか人懐っこい笑顔を見せたあと、真剣なトーンでユウスケが言葉を続ける。
 その目はどこか悲しみも帯びているようでもあった。


徹也「………大丈夫ですか?」

ユウスケ「え、何がですか? 俺は平気ですよ! ほら!」

徹也「いえ、なんとなく。でも本当、助かりましたよ」

ユウスケ「びっくりしましたねー。ひったくりのほうは?」

徹也「無事、連行できました。ご協力感謝します」

ユウスケ「そっか、よかった。あー、それじゃあ……」


↓1~3 徹也が『ユウスケ』にしたい話など、自由安価
ついでに『ユウスケ』の名字をアンケート
1.小野寺(ディケイドの性格に近め)
2.ゴダイ(限りなく五代に近い、五代ではない誰か)
3.金剛寺(金剛寺さん。上記のミックス)
4.その他(自由安価)

選択:『ゴダイユウスケ』。五代に近く、遠い別人


徹也「あの、すみません」

ユウスケ「なんですか?」

徹也「よかったら、連絡先を交換しませんか? 警察として協力できることがあるかもしれないし、こちらから協力を求めることもあるかもしれない」

ユウスケ「……なるほど。そうですね、それじゃあ名刺ですけど」

徹也「どうも。こっちは、これです」

ユウスケ「丁寧にありがとうございます。進藤さんですか」

徹也「ゴダイさん……本当、困ったことがあったら言ってくださいね?」

ユウスケ「考えておきます。ありがとうございます」

 いうと、ユウスケは親指を立ててサムズアップをする。
 その笑顔には曇りは無いように見えた。

徹也「……しかし4号が普通の人だったなんて、驚きです」

ユウスケ「あはは、まぁ俺も精一杯やってましたから」

徹也「クウガ、でしたっけ?」

ユウスケ「そう、クウガ。あの姿になったときそうやって呼ばれて……」

徹也「………未確認事件は解決しましたけど。大丈夫だったんですか?」

ユウスケ「大丈夫って、何がです?」

徹也「いえ……ほら、世間がいろいろと騒がしかったですし」

ユウスケ「そうですね、まぁ俺は――」


↓1コンマ  『ゴダイユウスケ』の未確認との戦いは
1:とても悲惨な、身内にも犠牲を生んだものだった
2~3:多くの犠牲の元、心にも傷を負う結果になった
4~5半ば痛み分けといった、後味のよくない結果だった
6~7:犠牲は多かったが、元の生活には戻れた
8~9:限りなく規模は小さく、彼は彼のままでいられた
0:どうなったのか?俺に質問するな!

判定:9  犠牲も規模もそれほど大きくなかった


ユウスケ「旅に出てたんです」

徹也「旅?」

ユウスケ「俺、いろんなところを旅するのが趣味で。未確認の事件で、守れなかった人もいました」

徹也「……えぇ」

ユウスケ「戦って、戦って……わからなくなりそうだったから。事件が収まったあと、自分がどうして戦ったのか思い出すために、旅をしてたんです」

徹也「……でも、4号のおかげで助かった人はたくさんいます。感謝してる人だって」

ユウスケ「ありがとうございます。うん、だから……戦ったことは、間違いじゃないって思えるんです」

徹也「…………よかった」

ユウスケ「あはは、こちらこそ。だから、今度もちゃんと……戦わなきゃ。理不尽な涙は、見たくないから」


 ユウスケの瞳が静かに揺れる。
 決意の眼。強い意志を持つ、眼。

 それを見て徹也は、4号に対する憧れが間違いではないと確信したのだった。

≪本日はここまでです。ありがとうございました≫

このユウスケ、0号との対決はなかった模様
SS内では「ユウスケ」と「4号」表記で続けますね

……この時期の涼さんって普段は何してましたっけ……?


>>303
多分、あかつき号事件の関係者を探しては一歩手前でその人が殺されてなかったっけ?

再開します

>>311
おかげさまで少し思い出せました。ありがとうございます

怪しいところは一応調べてはみますが
>>1が設定を勘違いしてたり、間違えたりってこともあると思いますので突っ込んで欲しいです
ネズマとネズモを同一個体と思い込んでたりとかやらかしたこともありまして
意図して変えているものはわかりやすく変えるつもりです

 ユウスケと別れた徹也が家路につく。
 ひったくり犯も捕まえ、4号と連絡先を交換し、アギトと知り合いになった。


徹也「アギト……どんな人なんだろう……」


 あの『4号』が人間だったということは、アギトもきっと人間なのだろうと徹也は考えている。
 それならば、緑のアギト――ギルスもまた、人間なのだ、とも。

 死体でもいいから回収しようと強硬策に出た以上、『彼』は警察を恨んでいるはずだ。
 徹也はそれを心苦しく思った。

↓1コンマ
1~4:特に何もなし
5~7:買い物中に妙な人を発見
8,9:死にかけの男
0:特殊

徹也「そうそう、冷蔵庫がほとんど空だったんだった」

徹也「今日は何にするかなぁ。カレイの煮つけとか久々に食べたいなあ……」

徹也「……作るのは面倒だしな、はぁ」


 呟きつつ、徹也が歩く。
 はたと鮮魚店の前で妙な男に気がついた。


翔一「新鮮なのはーっと……」

徹也(何やってるんだ、あれ……?)

翔一「んー………」

 魚の口に指を入れ、目を瞑って何かを感じ取っている様子の男。
 それを見た徹也は――

↓1コンマ
1~3:変な人だ。関わらないでおこう……
4~6:不思議な人だ。話をしてみよう
7~9:妙な雰囲気がある人だ。何か惹かれるものがある
0:特殊

≪また補正を付け忘れる不具合。判定に変更はない模様≫
判定:5+1 不思議な人だ


 思わず徹也の好奇心がうずく。
 なぜ魚に指をくわえさせているのかを聞くために男の後ろに立つと声をかけた。


徹也「すみません」

翔一「…………うーん」 

徹也「……あのー」

翔一「…………………」

徹也「………あの、何を」

翔一「これだ!」

徹也「うぉっ!?」

翔一「うん? あれ、なんですか? この魚は譲れませんけど」

徹也「あ、いや。そうじゃなくてですね……」

翔一「あぁ、なんで魚に指をって……新鮮な魚の方が美味しいじゃないですか!」

徹也「たしかに……うん?」

翔一「なんですか?」

徹也「魚の新鮮さを見るために……?」

翔一「はい、そうですけど」

徹也(……最近はそういう鮮度の見方もあるのか。面白いなぁ)

翔一「大丈夫ですか、刑事さん?」

徹也「あ、はい。それってコツとかあるんですか?」

翔一「コツですか? うーん……こう、ギョギョっとくる感じですかね?」

徹也「ギョギョ……なるほど……」

徹也(どうせ今日は魚にする予定だったんだし……試しに……)

 徹也が目を瞑り、魚の口に小指をくわえさせる。
 精神を研ぎ澄ませ、そこから伝わるエネルギーを感じようとする。

 結果――

↓1コンマ
1~3:翔一「刑事さんも不器用なんですね」
4~6:翔一「刑事さん、なかなかやりますね」
7~9:翔一「刑事さん、すごいじゃないですか!」
0:どうなるんでしょうね

補正
だいたいわかった +1

徹也(ギョギョ……ギョギョ……ギョ! これか!)


 徹也が何かに気付いたように目を開く。
 微かに感じた違和感。それが波打つエネルギーとなって彼には感じられた。


翔一「……刑事さん、なかなかやりますね。それもいい魚ですよ」

徹也「なるほど、こういうことですか。すごいですね」

翔一「ははは、じゃあ美味しい晩御飯食べてくださいねー」

徹也「ご協力ありがとうございます。それじゃあ」


 男に礼を言って徹也は別れる。
 しかし――


徹也(……なにか、違和感がある。なんだ?)

↓1コンマ 『違和感』の正体は
1~3:しまった、カレイを買うつもりだったのに別の魚を買っている!
4~6:……魚の鮮度が指先の感覚で理解できるとは、あの男の人は只者ではない!
7~9:『刑事さん』………?

補正
だいたいわかった +1  4号の正体を知っている +1 

判定:6 +1 +1 =8



徹也(……『刑事さん』……?)


 徹也は今、制服ではない。
 それなのに男は徹也のことを『刑事さん』と呼んだ。

 仕事上の知り合いの顔ならば覚えている。
 ならば、徹也の記憶にもなく、徹也のことを知っているのは何故なのか。


徹也「相談を受けた人のことも覚えてるはずなんだけどなぁ………」


 一方的に徹也のことを知っている相手。
 ほんの少し前まで、正体が誰なのかを考えていた――


徹也「……まさかな」


 浮かんだ考えを徹也は首を振って否定する。
 そんなことよりも、今日はごちそうだ。きちんと調理して、食べないと。

 そうしてその日の夕食は普段よりも豪華なものになった。

【翌朝 自宅】

徹也「……朝か。よし、今日も元気だ」

徹也「今日の予定は――」


↓2
1:仕事だ
2:休暇だ

徹也「仕事だ。今日も平和を守るためにがんばろうか!」


 徹也が家を出る準備を進める。
 気になることはいくつもあるが、目の前の小さな困りごとを放っておくわけにはいかない。

 不可能犯罪や、アンノウンなど人間が及ばないようなことが多くなっているからこそ警察が動かなければいけないのだ。


徹也「よし。いってきます」


 準備を終えた徹也は、呟くと外へと歩き出した。

――
≪イベント判定≫
↓1コンマ
1~3:何も無し
4~6:アギト捕獲隊機動隊員殺人事件発生
7~9:G3システムに監査が入ることに
――

 徹也が業務を済ませていく中、一つの事件が目をひいた。


徹也「……殺人か……」


 それは一見、不可能殺人。
 アンノウンの犯行にも見えるが――殺された人物の家族には被害が及んでいない。

 そして、殺害された人物同士の関係に徹也は覚えがあった。

 ――『アギト捕獲作戦』――

 その作戦に参加した機動隊隊員。

 犠牲者は彼らに間違いなかった。


徹也「………まさか」


 殺されかけた緑のアギトの仕業だろうか、と徹也は考える。
 しかし、アギトに超常現象を起こす力があるのだろうか?

 人間とはくらべものにならないほど強力な力を持っているのはわかっているが、不可能殺人を起こすような能力ではない。

 それならば、と徹也は考える。

 この事件を起こしたのは、ひょっとしたら――


徹也「…………」


 考えたくはない。しかし、そう思えばしっくりきてしまうことに徹也は気づいている。
 だとすれば、次に危ないのは他の機動隊員か、それとも指揮を執っていた透か。

徹也「北条さんに注意するように言っておいたほうがいいかもしれないな……」

徹也「とりあえず、電話だけでもしておこう」



↓1コンマ その時北条さんは
1~3:亜紀と遭遇。死にかけた
4~6:亜紀に狙いをつけられたところ
7~9:余裕たっぷりにコーヒー飲んでた
0:特殊

徹也「もしもし、北条さんですか?」

北条「……その声は、進藤くんですか」

徹也「はい。話があるんです」

北条「話? いったいなんの――」

徹也「最近の不可能殺人、ある手口で殺害されている人たちの共通点があるんです。それは……」

北条「――な………」

徹也「……北条さん、北条さん? 北条さん! くそっ!」


 通話が切れた電話を握りしめて徹也が走る。
 どうやら透が狙われるという予感は当たってしまったようだ。

 間に合わせるために、彼は全力で駆けた。

≪本日はここまでです。ありがとうございました≫

お話動きました。監査のあたりはおそらく原作通りあったはず
おそらくこのイベントが今回の山場。亜紀さんも救えたらグッドエンディングがグっと近く……?

判定多めですが、安価にできそうなところは安価のほうがいいんでしょうか?
まだまだ手探りです。もう少し筆を速くしたいところ

最後に判定だけ投げておきます

↓1コンマ 徹也は――
1~3:まったく間に合わない。亜紀は逃げきる
4~6:アギトVSアンノウン2体に合流
7~9:亜紀と透の間に強制割り込み
0:特殊判定

身体能力が鬼に匹敵するレベルなら、こういうのにも補正がついてもいいんじゃないかと思う

>>342
確かに。肉体関係の補正も考えますね
結果は変更ありませんが、アギトに助太刀するか亜紀を追跡するかの安価をとると思います

……本日はお休みします、ごめんなさい

昨日はすみませんでした
19時ごろから再開しますね

判定:5 +1 =6
アギト VS アンノウン2体に合流



 徹也が走る。

 透は明確に殺意を持った相手に――それも、人外の力を持つものに相対してしまっているのだ。
 一分一秒も惜しいと、どうにか駆けつけたそこには――


アギト「くっ……」

赤豹「―――」

王豹「―――」


 アギトと、それに相対する2体のアンノウンがいた。


徹也「アギト……アンノウン!」

アギト「っ……!」

赤豹「―――」

王豹「――――!」


 二体のパンサーロードが息の合ったコンビネーションでアギトを追い詰める。
 透は気絶しているらしいが、アンノウンに狙われているわけでもないようだ。

 ならばあのアンノウンの狙いは誰だったのか。

 徹也は考える。ここにいるはずの加害者がいないことについて。

徹也「ここは――」


↓2
1.アギトに加勢。パンサーロードたちを打倒し、透を救出
2.この場をアギトに任せ、離脱。透を病院へと運ぶ
3.この場をアギトに任せ離脱。亜紀を捜索する(判定あり)

アギト「――フッ!」

赤豹「――!!」

王豹「―――――」


 流れるようなコンビネーションで攻めるアンノウンに、アギトはギリギリで躱してその剣へと一撃を放つ。
 バランスの崩れたところをさらに踏み込んでの拳に、まとめて動きを止めることに成功した。

 徹也はその隙に透を抱え離れた場所へと隠れると状態を確認する。


徹也「北条さん……意識はないけど、ひどい外傷も………それなら、これは……」


 ――迷う。一見命に別状はない。
 しかし、見えない部分に致命傷を受けているとしたら、どうするのか。

徹也(………でも、このままじゃダメだ。どうにか――)

G3「進藤さん?」

徹也「……氷川さん!?」

G3「はい。実はアギト捕獲作戦について――」

徹也「ごめん、北条さんを頼んだ! 俺はいかなきゃ!」

G3「え、ちょっとっ! 進藤さん!!」


 徹也が再び駆ける。
 まだそこまで遠くへはいってないはずだと。

 そして、結果――


↓1コンマ
1~3:やっぱり見つからない
4~6:手がかりはあった
7~9:見つけた
0:どうなるの

補正
だいたいわかった +1 鬼並の体力 +1

判定:3 +1 +1 =5


徹也「……だめだ、見つからない」

徹也「でも、あの子はアギト捕獲作戦のメンバーを狙ってるらしいことは間違いない……」

徹也「なら、次はだれを狙う? 別の人間か、それとも」


徹也「……すこし、手を打ってみるか」



≪次回の亜紀関係のコンマに+1されます≫

 その後、徹也は透が無事だったことを誠から聞いてほっと胸をなでおろした。

 善悪論についての話になったらしく、その時は透曰く


北条「人間は善だと信じています。理由は簡単です。この私が善い人間だからですよ」


 とのことだ。誠の感想も添えられていたが、それもまた少しずれていた。
 ある意味いいコンビになるのではないか、と徹也は思う。

 どうあれ、この事件を放置するわけにもいかない。
 徹也は――


↓2
1.今回の件について、他の被害者リストをあげて警戒を投げかける
2.今回の件を公にすることのリスクを考え、守る方法を考える
3.亜紀を探しだし、止めさせるべく動く

1:被害者候補に警戒を呼びかける


徹也「……というわけです。第六機動隊第八中隊のメンバーに警戒するよう呼びかけてください」


 まとめた資料のプレゼンを徹也が終える。
 あくまで不意打ち的に襲うことでしか殺傷はできないようだ。

 そうでなければ、透が既に外を歩いている事実はおかしいと徹也は思う。
 お互いを警護し、警戒しあえば――狙える対象を、絞り込めば。

 徹也の思惑は上層部に――


↓1コンマ
1~3:ばかばかしい、知らないよ(補正なし)
4~6:危険だ。多少過激でも自衛せねばいけない(亜紀の判定に補正。失敗時に亜紀が――)
7~9:なるほど、いい作戦だ。進藤くんがいうなら通そう(亜紀の判定に補正)
0:だいたいわからない

補正:
絶対正義 +1
説得力(物理) +1

判定:7 +1 +1=9
問題なく通った



 ――徹也の思惑は上層部に気取られることなく通ることになる。


徹也(これで他のメンバーを狙いづらくなったはずだ。そして――)

徹也(――俺の考えが正しいなら、きっと……)


 徹也は静かに考える。
 明らかな『恨み』の見える犯行に、これ以上罪を重ねさせるわけにはいかないと。

――――
≪時間をショートカットしますか?≫
1.はい(亜紀関連の話を進めます)
2.いいえ(しばらく横道へ話がそれます)

↓5まで

選択:1
≪殺人鬼に戻ろうとした亜紀のところから≫


 進藤徹也はただ道を歩いていた。
 業務も終え、夕餉の材料も買ってある。

 明らかに人為の交じった連続殺人は止まった。
 しかしそれは、諦めたことにはつながらないと彼は考えている。


徹也「……氷川さんが護衛なら、大丈夫だとは思うけど」


 その時、彼の耳に――

↓1コンマ
1~3:何も無し
4~6:男と女の争う声
7~9:誠と透と、女の声

こういう判定は基本高い方が良いの?

>>382 基本的には、そうです。えぇ、そうですとも≫

判定:0 特殊


 何かを争うような物音と声が徹也の耳に届く。
 迷わずその場への介入を選んだ徹也だが、飛び込むと同時に自分へ向けて何かがぶつかってきてしりもちをついてしまう。


徹也「つぅっ……って氷川さん?」

氷川「しんどう、さん……?」

徹也「大丈夫ですか!? くっ――!」


 氷川はG3の正当装着者だ。
 彼を吹き飛ばしたものは只者ではないはずだと顔をあげるとそこにいたのは――

亜紀「………」

 周囲にいくつもの凶器を浮かせ、透を殺害しようとする亜紀と。


ユウスケ「やめるんだ……それ以上、いけない!」

 透を庇うように両手を広げて立ちふさがるゴダイだった。

亜紀「あなたになにがわかるの……? どいてよ。殺さなきゃ、殺されたんだから、殺さないとっ!」

ユウスケ「殺されて、殺して、そんなの人間同士でやることじゃない!」

亜紀「あははっ、当たり前じゃない! 私が人間なわけない! こんなことができる、人間がいるもんですか!」


 亜紀が狂ったように叫び手を振り下ろすと、浮かんでいた鉄パイプが意思を持ってゴダイに迫る。
 ゴダイは足もとに落ちていた角材を蹴りあげるとそのすべてを打ち払った。


ユウスケ「人間だよ。君も、人間だ……だから、殺させない。何があったかはわからないけど、それでも」

亜紀「人間だったら……人間なら、悔しいって思うのが普通じゃない。殺したの、私はもう、殺してるの……!」

ユウスケ「間に合うなんて、言わない。でも、取り戻そうとすることはできるはずだ。俺も――」

亜紀「……うるさいっ!」

ユウスケ「ッ――!」


 ゴダイの言葉を遮るように、再び周囲のものを飛ばすと同時に直接力をぶつけて亜紀が叫ぶ。
 バランスの崩れた彼を狙ったものたちは、しかし今度は徹也の手によって払われる。


徹也「……大丈夫ですか?」

ユウスケ「……ありがとうございます。でも、大丈夫です」

徹也「大丈夫って、でも」

ユウスケ「俺、頑丈ですから。だから――」

亜紀「っ………」


 ゴダイがゆっくりと亜紀の方へと歩いていく。
 亜紀がまた力をぶつけ、吹き飛ぶがその膝は折れない。

 何度も力をぶつけ、何度も立ち上がる。そのやり取りから徹也は目を放すことができなかった。


亜紀「……なんで」

ユウスケ「……人と、人とが傷つけあうなんて嫌じゃない。それだけだよ」


 満身創痍のいでたちで、しかしゴダイは折れない。
 亜紀の飛ばす力も、物も、当初とはくらべものにならないほど弱弱しくなっていた。

≪本日はここまでです。ありがとうございました≫

ある意味ゴダイと徹也の2人作成したようなものですよね、これ
限りなく五代に近いですけど。一条さんポジションの人はどうなんでしょう?

次回はもう少し遅い時間になるかと思います。よろしくお願いします

本日はおやすみ
明日再開します

再開します

亜紀「………」

 亜紀ががっくりと膝から崩れ落ちる。
 力を使い続けた反動からか息も上がり辛そうだ。


ユウスケ「大丈夫ですか?」

亜紀「なんで……心配するの……?」

ユウスケ「なんでって、そんなの……人だからかな」

亜紀「………そんなの……」


 地面にポタリと雫が落ちる。
 亜紀の眼には涙が浮かんでいた。


亜紀「遅いのよ……そんなこと、言われたって……!」

徹也「………」

 徹也はただそこに立ち尽くす。

 目の前で泣いている女は、確かに人を2人殺した殺人犯だ。
 復讐に狂い、実際に実行した悲しい女だ。


徹也(北条さんは……気絶している……)


 徹也は、その場の誰を信じるべきなのか考える。
 刑事として、迷わず目の前の女を逮捕するのか、それとも……


↓1コンマ
1~4:この女は間違いなく殺人犯。問答無用で逮捕
5~7:彼女の事情も考慮すべきだ。話を聞こう
8,9:緑のアギトを狙った作戦に問題があったのでは……?

補正
絶対正義 -1

徹也「……立ちなさい」

亜紀「………」

ユウスケ「進藤さん……」

徹也「第六機動隊第八中隊隊員殺害の容疑で逮捕する」


 亜紀が光の消えた目で徹也を見上げた。
 徹也の手には手錠が握られている。


徹也「……どんな理由があろうと、人が人を殺すことは許されない」

ユウスケ「………」

亜紀「……私は」


↓1コンマ
1~3:まだ諦められない!
4~6:おとなしく連行される
7~9:話をさせてほしい
0:――

補正
心が折れている +1  説得 +1

判定:5 +1 +1 =7


亜紀「私、は――」

徹也「………」


 亜紀は無抵抗に手錠をかけられた。
 目は虚ろなまま、しかし何かを話したそうにしている。

 それに気づいたゴダイが徹也に横から声をかけた。


ユウスケ「あの、進藤さん。せめて……」

徹也「……なにか、話があるなら。聞きますよ」

亜紀「…………えぇ、話をさせて」

 それから亜紀は話を始める。
 葦原涼のこと。あかつき号のこと。
 『ギルス』のことを淡々と、どこか遠くのことのように。


亜紀「……だから、許せなかった。理不尽に殺されたのなら、理不尽に殺されるべきだって思った」

ユウスケ「……そんなの」

徹也「確かに、理不尽だ。だけど……だからってそれを繰り返させるわけにはいかない。警察官としても、個人的にも許せない」

亜紀「……私、超能力で人を殺したってどうやって証明するの? おとなしくするけど、どうせ生きてたって……」

徹也「それもさせない。人は、人として。君をバケモノとして生かすことも死なすこともさせやしない」

亜紀「………ははっ。あぁ、もっと早く……考えておくべきだったのかな……」


 亜紀が笑う。
 自分の力を真正面から受け止めた人間たちに感謝しながら。

↓1コンマ
1~4:ギルス襲撃
5~7:アンノウン襲来
8,9:無事搬送
0:……?

判定:0



亜紀「……私、何の容疑で捕まるの?」

徹也「とりあえず、信頼できる人に引き渡しかな……保護の意味でもある」

亜紀「保護、か……優しいんだ……」

徹也「それは……」


 本人に逃げる気がないとわかったため、徹也は手錠をかけることなく歩いて本庁へと戻っている。
 誠と透はゴダイが面倒を見て、病院まで連れていくこととなった。

 話をしながら歩いていると、ふと亜紀がいるはずのないはずの人間を視界の端に捕らえた気がして追う。


涼「……」

亜紀「涼……!? うそ、いまの……」

徹也「どうしたんだ? いったい……」

亜紀「さっきの話の、死んだはずの……私の大切な人。今確かに……!」

≪少し早いですが今日はここまで。ありがとうございました≫

特殊判定は怖いですね。でもライダー世界ならたぶん木星いったり10レスかからないでお話が終わったりはしないです、たぶん
……龍騎の世界で本編には出なかったライダーになれる貴方を作成したらファイナルベントの当たり所が悪くて神崎が消滅したとか
555の世界でなぜか王のベルト手に入れて最終的にアギトへ覚醒するとか
その程度のことまでは起こるかもしれませんけれど。流石に……たぶん、大丈夫です、たぶん

昨日はすみません。マキシマムドライブは勘弁してください!

今日は短めに。明日は夕方から再開できるはずなのです

 亜紀の主張。

 彼女が人を殺した理由――復讐に狂った理由が生きていたというのだ。
 そうだとすれば、彼女がしたことはまったくの――


徹也「……」


 徹也は考える。
 まさかこの期に及んで嘘をつくとは思えないが、再会すれば彼女の中で何かが壊れてしまうかもしれない。
 まだ、気のせいだったということにできるかもしれない。

 だから、だけど――


↓2
1.会わせるべきと考えて涼を追う
2.会わせないべきと考えて追わせない
3.その他(自由安価)

選択:1 会わせるべき


徹也「わかった、追いかけよう。人相は?」

亜紀「人相って……えっと、割と目つきが悪くて、髪は染めてる。それから……」

徹也「………人が多い。でも……」


 徹也はあえて目を瞑る。
 亜紀が目で追っていた方向にあるものを考え、向かう。

 会わせないといけない。
 彼女が狂った理由が間違っていたとしても、狂った事実は変わらない。
 だから、受け止めないといけない。

 その信念の元、彼は決して迷わない。
 そして――


↓1コンマ
1~3:やっぱり会えなかったよ……
4~6:追いついたよ!
7~9:ギルスVSアンノウンに合流
0:特殊

補正
だいたいわかった +1  揺るがぬ信念 +1

判定:6 +1 +1 =8


徹也(……見つけた、あれか!)


 視認をできたことにより徹也に余裕が生まれた。

 どうにか追いつこうと徹也が走る。
 ただ目的もなく歩いているだけならばすぐに追いつけるはずなのに、しかしその距離は縮まらない。
 涼は歩いているのではなく――駆け出していた。


亜紀「涼……! 待って、涼!」

 亜紀の声すら届かず、何かの使命に導かれるようにどんどんと加速していく。
 徹也の眼には一瞬、彼の背中が『何か』とシンクロして見えた。

涼「……変身!」

 走りながら涼が両手をクロスさせて、自身の身体を左右に分かつような動作をしつつ叫んだ。

 涼と『何か』の影が揺らめいて重なり、入れ替わる。
 その『何か』へと変質した体は異形そのもので――しかし、どこか儚げでもあった。


ギルス「ウオオォォォォォォ――――!!」


 『何か』が走る先にいたのはまた別の異形。
 人を――人ならざるものを狩る神の使徒、アンノウンだった。


アンノウン「――――!」

 飛びかかり、一閃。
 荒々しい野獣のような一撃は、命を奪うことだけを考えた強烈なものだ。

 不意を突かれたアンノウンは転がり、反撃を開始する――

戦闘開始――

といきたいところなのですが、ここまで
明日19時再開予定です。遅れる場合はレスします


ところでこのアンノウンは?
↓1コンマ
1~5:無関係のアンノウンです
6,7:赤パンサーロードです
8,9:クイーンパンサーロードです
0:だいたいわからない

判定:3 無関係なアンノウン


それでは再開します

≪戦闘を開始します≫

ギルス
HP:500/500
AP:150
DP:80
SP:130
(不死身の獣:ダメージを受けた状態だとスペックがアップ)


アンノウン
HP:300/300
AP:100
DP:100
SP:100

 体勢を取り直したアンノウンが反撃をしようと腕を伸ばす。
 ギルスはその腕を避けて懐へと潜り込んだ。

 アッパー気味に拳を叩きつけての攻撃は、しかし逆の腕に阻まれる。
 すぐに引き、今度は斜め上から打ち下ろすように叩きこまれた爪でアンノウンはよろめいた。


徹也「……!」

 徹也が思わず息をのむ。
 生々しい命のやり取り。自身の寿命すら削っているような戦いに、眼を奪われた。

 徹也は――


↓2
1:自身が巻き込まれることや亜紀のこともあるため、戦闘終了まで静観
2:あんな戦い方をしていれば自身も危ないことは間違いない。ギルスを援護
3:その他(自由安価)

亜紀「私も援護を……!」

徹也「いや、やめておいたほうがいい。消耗も激しいだろうし、危ない」

亜紀「黙ってみてろっていうの!?」

徹也「それもしない。アンノウンが他にいないとも限らないから周囲の警戒を頼みたい」

亜紀「はぁ? それって――」


 亜紀の言葉を最後まで聞くことなく徹也が飛び出した。
 反撃のために動き出していたアンノウンへと飛び蹴りを浴びせる。


ギルス「……!?」

 戦闘中の乱入者にギルスの動きが一瞬鈍った。
 敵なのか味方なのか、見極めようとしている。

 ここで声のかけ方を間違えれば、ギルスは問答無用で襲い掛かってくるだろう。

徹也(どう声をかけるか……)


↓2
1:警察だ
2:通りすがりのものだ
3:君の彼女の知り合いだ
4:その他(自由安価)

徹也「君の彼女の知り合いだ――さっき、偶然見かけて追いかけてきた!」

ギルス「………」

 ギルスが何かを迷うような素振りをしたあと――視界の端に何かを見つけて動きを止める。
 そこには隠れて様子をうかがう亜紀がいた。


ギルス「……勝手に、しろ」

 徹也に背を向けて唸るように言う。
 どうしてここにいるのか。何をしているのか。何をしていたのか。

 それを聞きたいと思う心を抑え、獣のようにアンノウンを襲う本能に身を任せた。

ギルス
HP:500/500
AP:150
DP:80
SP:130
(不死身の獣:ダメージを受けた状態だとスペックがアップ)


進藤徹也
HP 200/200
AP 120
DP 120
SP 100


アンノウン
HP:300/300
AP:100
DP:100
SP:100


↓1ギルスからのアンノウンへの攻撃判定
1~3:外れ
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

 ギルスが三度跳ぶ。
 鋭い爪でもってアンノウンを切り裂かんと迫るが、確かにとらえたはずのその姿が揺らめいて外れた。

 見れば、アンノウンは人間ならばありえないような体勢で攻撃を避けている。
 軟体生物のような動きで体はしなり、反撃の一撃を与えようとしてきていた。

 間一髪でそれを弾くと、ギルスはアンノウンと距離をとる。
 
 一連の行動を見た徹也は、次にアンノウンが動き出す前に行動を開始する。

徹也「それなら――!」


↓1
1:攻撃(AP/10+末尾補正で攻撃)
2:防御(DP/10+末尾補正で防御。成功した場合次回の攻撃力に補正)
3:撤退(SP/10+末尾補正で逃走)

↓2アンノウンコンマ判定


1~3:低補正。+1
4~6:中補正。+3
7~9:大補正。+5
0:特殊補正

選択:1

徹也
AP:12 + 3 =15

アンノウン
DP:10 + 5 =15

15 - 15 =0!




 軟体であっても、動かない部分がある。
 構造上避けられないはずの、一点へと向けて徹也は拳を撃ちこむが――しかし、手ごたえがない。

徹也「なっ――!?」

 身体の中心。正確な一撃だったが、しかしアンノウンの柔軟性は徹也の想定を上回っていたのだ。
 とっさに蹴りをうち、わざと弾かれることで距離をとるが想定外の動きに徹也は冷や汗をかく。


徹也(危なかった……動きをもっとみないと、まずい……!)

 アンノウンが再び動き出す。
 突然の乱入者。アギト――いや、ギルス。

 神からの使命を果たすべく、命を狩る。
 邪魔をするものには容赦をしない――!


↓1 ターゲット判定
1:亜紀が見つかる
2~5:徹也狙い
6~9:ギルス狙い
0:???

↓2コンマ

1,2:つうこんのいちげき!
3~6:ヒット
7,8:かわす
9:カウンター
0:どうなるの

ターゲット判定:6 ギルス狙い
ヒット判定:0  特殊


 ギルスに狙いを定めたアンノウンが触手を伸ばす。
 しなる腕と身体に間合いを測りかね、その肩口を抉られた。

ギルス「グゥッ……!」

アンノウン「―――」

 続けて2発、3発――もはやその鞭の先は視認することすら困難で、徹也も割り込むことができない。
 ギルスがダメージを無視して強行突破を図ろうとしたタイミングで――


↓2 
1.亜紀「させない!」
2.どこからか大きなアクセル音
3.その他(自由安価)

 ――轟いたのはアクセル音。
 高く高く鳴るその音はドンドンとこちらへ向かってきている。

 異常に気がついたアンノウンが一瞬ひるむ。
 そちらには道などない。ならばアギトか、と身構えた。

 その金の襲来の予想は裏切られる。
 高台から太陽を背に現れたのは金ではなく赤。


4号「はあぁぁぁぁっ!」


 未確認生命体4号――『クウガ』だった。


アンノウン「――!?」

4号「進藤さん、大丈夫ですか!」

徹也「あ、あぁ……いったいどうして?」

4号「偶然です。でも……どうすればいいかはわかります」

 4号が構えをとる。
 突然の乱入者に面喰ったギルスだったがとにかく敵対する気があるわけではないことを知ると少しだけ警戒を解いた。

4号「君も、戦ってるんだよね……なら、俺にも手伝いをさせてほしい。いいかな?」

ギルス「まったく……なんだっていうんだ……!」

 どこか笑いが含まれているような声でギルスが答えた。
 まったく理解できない事態が続いているが――不思議と、悪い気分ではない。


↓1コンマ 『4号』の実力は如何ほど?
1~3:弱い。『赤』しか使えない
4~6:普通。『赤・青・緑・紫』まで
7~9:強い。金の4色まで使用可能
0:???

4号
HP 500/500
AP 150
DP 150
SP 150



↓1 4号からアンノウンへの攻撃判定
1~3:外れ
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

 4号の追撃をアンノウンはその軟体を活かして躱す。
 半ば溶けるような形で体勢を低くし、再び触手を硬化して貫こうとするがそれは叶わない。


4号「超変身!」

 4号が銀に紫のラインのある鎧をまとったような姿へと一瞬でその身を変える。
 触手たちはその厚い装甲に少々の傷を刻むに留まった。

アンノウン「―――」

 圧倒的に不利な状況に追い込まれたアンノウンは状況を分析して逃走を図る。
 地を這い、隙を狙い、そして――


↓1アンノウン逃走判定
1~3:逃げられた
4~6:戦闘続行
7~9:一撃食らわせた
10以上:補正付きで連撃
0:特殊判定

補正
超感覚(4号) +3 だいたいわかった +1

 逃げようとしたアンノウンは、獣のように鋭い感覚を持つギルスを避けようとした。
 残った選択肢は人間とは思えないような動きをするモノと、色の変わり、鈍くなった4号――

 未知の相手を避けようと、人間のほうへとアンノウンは飛びかかる。
 ひるませ、その隙を突こうとする。

アンノウン「―――!」

 アンノウンが飛びかかる。
 防御行動をとった徹也の横を抜け、ギルスとは逆の方へと逃走する。

 すさまじい速さで逃げていくその背を追おうとした徹也を4号は止めた。

4号「進藤さん、銃を貸してください!」

徹也「銃? ……よし、わかった!」

ギルス「……?」

 普通に走って追いつける速さではない。
 銃が効かない相手であるということはわかっているのに、それをせがむということは何か手があるのだろう。


4号「ありがとうございます! ……超変身!」

 4号の身体が緑に変わる。
 はるか遠くに消えかけているアンノウンをすぐそばにあるものであるかのようにその超感覚が捉える。

 溶けて消えようとしたアンノウンの身体は閃光のような一矢で縫いとめられた。


アンノウン「―――!?」

アンノウン
HP 150/200


 寸前で躱したアンノウンだが、その動きが止まる。
 エネルギーの奔流に飲み込まれて、軟体化も逃走もできなくなった。

 そこへギルスが走り込んでいく――


↓1コンマ
1~3:外した
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

補正
逃走失敗 +2

 逃走ができないアンノウンにギルスが荒々しく噛みついた。
 その傷口から噴水のように生命力が漏れ出していく。


アンノウン「―――――!」

ギルス「ウオォォォォ――――!」


 逃れるためにアンノウンが必死にギルスを突き飛ばす。
 ふらふらと動くアンノウンの元へ4号と徹也が追い付いた。


徹也「決める――!」


↓1 徹也の攻撃判定

↓2 アンノウンコンマ判定
1~3:低補正。+1
4~6:中補正。+3
7~9:大補正。+5
0:特殊補正


アンノウン補正
逃走失敗 -2

徹也
AP:12 + 5 =17
アンノウン
DP:10 + 3 =13

17 - 13 = 4!


 これまでのものより深く強く踏み込んだ一撃。
 身体全てをぶつけるような勢いでのそれは、身動きの取れないアンノウンにすさまじい衝撃を与えた。

 倒れこむところへの追撃でその体を浮き上がらせる。
 アンノウンの視界には太陽と、そこにかかる影――ギルスのだけが映っていた。

ギルス「―――アァァァァァァァ!!」

アンノウン「――! ―――――!!」

 胸の中心へと落とされた踵の爪――ヒールクロウによってアンノウンの命は消滅した。

≪本日はここまでです。ありがとうございました≫

戦闘がもう少し細かく書けるかと思って要素足したらHP下方修正してないせいでえらく長くなりました
ちょっと全員のHP下方修正はするとして、他のキャラの時も徹也と同じように安価とるべきか安易版でいいかの意見が欲しいです

次回は葦原さんとの会話パートから

今日は休みます、ごめんなさい
明日は19時から再開予定

すみません、21時からに変更します
おまちください……

ギルス「………」


 アンノウンの消滅を確認し、ギルスが2人とは別の方を向く。
 共闘はできたが完全に心を許しているわけではないのは明らかだ。

 このままでは、彼はどこかへいってしまうだろう。

 何か声をかけるべきか、それとも――


↓2
1.徹也が声をかける
2.4号が声をかける
3.亜紀を呼んでくる
4.その他(自由安価)

 立ち去ろうとするギルスに4号が声をかける。
 徹也は亜紀を連れてくるべく駆けだした。


4号「待ってください!」

ギルス「……俺に関わるな」

4号「でも、ほら。せっかく協力できたんだから──」

ギルス「協力……か」

 ギルスが低く唸る。
 亜紀に再会できたのは喜ばしいことだと、彼も考えている。
 それでも、もしも。また自分が──

ギルス「……」

4号「……なにか、悩んでるんだと思うけど。それなら相談してもいいんじゃないかな?」

ギルス「相談だと? そんなもの……」


亜紀「涼っ!」

ギルス「………亜紀」


 迷っている間に、徹也が亜紀を連れて来ていた。
 自身のそばにいたことで不幸になってしまったと思っている涼としては、話をするのは気が進まない。

亜紀「……生きて、たんだ」

涼「……ああ、そうだな」

 影がゆらめき、緑は人の姿に戻った。
 亜紀は目に涙を浮かべながら涼のそばへと歩いていく。

亜紀「ごめんね、私………」

涼「……何か、あったのか?」

亜紀「私はもう、戻れない。人を……殺したの」

涼「……!」

亜紀「アハハッ、バカみたいね。涼が生きてるのも知らないで復讐のつもりで……いいえ、最後は楽しんで……」

涼「……ふざけるな、そんなこと!」

亜紀「本当よ。だから……お別れ。でも、会えてよかった」

涼「どうするつもりなんだ?」

亜紀「……罪を、償うわ。ただの人じゃなくなったけど、それでも……人間として見てくれる人がいるから」

涼「……」

 涼の視線が徹也の方を向く。
 話の流れでどういったものかは察してはいるだろうが、どう話をするべきだろうか?

 考えた末、徹也は――

↓2
1.自分のことを話し、正体を教える
2.亜紀の安全を確保することを伝える
3.涼のことについて聞く
4.その他(自由安価)

選択:2


徹也「……彼女のことは、俺が責任をもって保護する。人としてだ」

涼「それを信じろっていうのか?」

徹也「信じられないなら、それでいい。嘘はつかない」

涼「そうか……」

 涼は何かを考えるようなそぶりをする。
 共闘はした。しかし亜紀の口調からすれば彼は一般人ではなく警察ではないのか、と思っている。

 自身を撃ち、復讐のために襲おうとしたのを止められ――とにかく、いいイメージは持っていない。
 4号のことも含めて、涼はまだ心を開いてはいない。

涼「……ひとつ聞きたいことがある」

徹也「あぁ、なんでも聞いてくれ」

涼「お前はなんだ? 何者か、答えろ。それ次第で信用してもいい」

徹也「何者か、か……それは――」


↓2
1.警察だ
2.ただの人だ
3.正義の味方だ
4.その他(自由安価)

徹也「……ただの人だ」

涼「ただの、か……フン。冗談も大概にしろ」

亜紀「涼……?」

涼「亜紀のことは感謝する。だが――」

 涼が一足飛びに距離を縮めると、徹也の後ろにある木へと拳を叩きつける。
 その手は、生命力が感じられないようなしわだらけのものだがそこから生み出される破壊力は人間のソレとか比べ物にならない。


涼「お前のことを信用するわけじゃない。何か妙なことが起きたのなら……俺は……!」

亜紀「りょ、涼!」

徹也「……あぁ、それでもいい。亜紀さんに連絡先だけでも教えておいてくれないか? その方が不安もないだろ?」

涼「……そうだな。そっちのも、同じだ。敵になるのなら……容赦はしない」

涼「亜紀……俺たちは、また会うだろう。何度でも会わなきゃならない……」

亜紀「………」

涼「だから、心配するな。俺は……俺として生きる……」

亜紀「涼、でも……体は……?」

徹也「体……? どこか悪いのか? ひょっとして――」

涼「余計なことは言うな。大丈夫だ……詮索するな」

徹也「……ああ、わかった。言ってくれないのなら、聞いても仕方ない」

涼「……」


 2人への警戒はほとんど緩めず涼はそのまま立ち去った。
 亜紀のことを信じているだけで、正体を測り兼ねるものへはある程度の距離を置くつもりらしい――

ユウスケ「……やっぱり、難しいのかな」

徹也「ゴダイさん……」

亜紀「……私だって、まだ憎いやつはいる……簡単に捨てられるわけないじゃない」

ユウスケ「……そっか」

亜紀「だからって、それだけでもないけど。涼も……ああ言ってても、本気で敵対するつもりではないと思うわ」

徹也「そういうもの、なのか?」

亜紀「えぇ、まぁ半分は女のカンみたいなものだけど」

 かくして、徹也たちとギルスの初遭遇は終わる。
 警戒はされているものの、敵とは見られていないらしいということに徹也は胸をなでおろした。

 人を殺した以上、亜紀は裁かれないといけない。
 しかし、裁かれる以上公正でなければならない。

 徹也は亜紀を保護している。
 彼は亜紀を――

↓2
1.別の容疑として一旦拘置所へ送ることにした
2.小沢さんと話をするためSAUL本部へ連れていくことにした
3.その他(自由安価)

徹也「よし、じゃあ俺は小沢さんに話もしたいしこれで」

ユウスケ「わかりました。何かあったら連絡してください」

徹也「えぇ、ありがとうございました………あっ」

亜紀「どうしたの?」

徹也「……あの銃、元には戻ったりとか………」

ユウスケ「あぁー………すみません、戻し方はちょっとわからなくって……」

徹也「…………まぁ、なんとかなるかな?」

亜紀「それでいいの? 国家権力」



 徹也は亜紀をSAULまで連れていくことにする。
 彼女の今後のことについて、話をするために。

≪本日はここまで、ありがとうございました≫

涼さんは警戒はしてるけど明確に敵対しようって気はなくなった程度の模様
クイーンパンサーロードから亜紀を守り切れたら無事に……?

本日はお休みします
明日は遅めの再開予定

……そして申し訳ない。そうか、手から離れたら戻るんでしたね……
指摘ありがとうございます。しばらくしてから元に戻ったことにしますね

体調を少し崩してました。申し訳ありません

葦原さんはあんまりテレビのニュースに食いついていなかった、とかなんとかです。たぶん
確かに被害も出てたけれど、クウガ本編級のアレにはなってない感じでイメージしてください


再開します

徹也「すみません、小沢さんいますか?」

小沢「あら、進藤くん……と……」

亜紀「………」

小沢「……誰?」

徹也「例の事件の、容疑者です」

小沢「例の……まさか?」

 徹也の言葉に少し考える素振りをしたあと、澄子が呟く。
 その浮かんだ答えを肯定する言葉を亜紀は言った。


亜紀「私、超能力が使えるの。それで人を殺したわ」

小沢「超能力、ね……」

亜紀「……コップでも浮かせたら信じられる?」

小沢「いえ、いいわ。確かに……人間の殺し方じゃなかったのも事実だし、たぶんそういうことなんでしょ?」


 澄子は、不可能殺人の一種としては異様な『ソレ』についての可能性をいくつか考えていた。
 そのうちのひとつが肯定されたことを特に驚く様子もなく、少しのため息と共に受け止める。

亜紀「……人間の、か。私にはやっぱりわからない」

小沢「それで、いいんじゃない? まぁ本当にしたってどうやって裁くのか問題だけど」

徹也「その件なんですが、いいですか?」

小沢「……なに?」

徹也「今のままでは、彼女は人間として公平な裁きが受けられません」

小沢「まぁそうでしょうね。超能力なんてものを証明できない以上は……」

亜紀「………」

小沢「だから、保護してほしいとかそこらへんでしょ?」

徹也「流石小沢さん!」

小沢「本人がいいなら、構わないけど。どうなの?」

亜紀「私は……結局のところ人じゃないのかもって思った。でも、だから……人でいていいって言われるなら、そうありたい」

亜紀「人じゃなくなっていくのを助けられるのは、きっと人だと思うから」

小沢「……そう。彼女をアンノウンが狙ってるっていうのは本当?」

徹也「あぁ、それも事実です……アギトが助けてはくれましたけど、倒せたかどうかは……」

小沢「なるほどね。アギトとの交戦もあったか……」

徹也「……なんですか?」

小沢「いや、まさか進藤くん乱入とかしてないわよね」

徹也「その時はまぁ、してませんね」

小沢「そう。うん、深くは聞かないわ……ところで進藤くん、前の話なんだけど」

徹也「前のって、G3のことですか?」

小沢「そうそうそれそれ。それなんだけれど――」


↓1コンマ
1~3:開発が難航してる
4~6:開発は順調
7~9:完成した
0:どうなるの

小沢「完成したわ――G3-X」

徹也「おぉ……!」

亜紀「……なに、それ?」

小沢「私の傑作よ。貴方を守る力にもなる」

亜紀「守る、か……ありがとう」

小沢「警察がするのは裁くことじゃないわ。市民の安全を守ること……そのあとのことをちゃんと受けられる土台を作ってからだけどね」

徹也「ありがとうございます!」

小沢「いいの、案は使わせてもらったし……今度からは出撃できるわ」

徹也(……なにか、話をしておくべきことはあったかな)

 徹也は少し考える。
 亜紀のことは澄子たちに任せれば保護できる。

 アンノウンを倒し、きちんと罪を償わせるのが今回の目的だ。
 だから――


↓2話す内容を決めてください
1.『4号』のことについて
2.ギルスのことについて
3.アギトのことについて
4.アンノウンのことについて
5.その他(自由安価)

徹也「小沢さん、4号のことなんですが」

小沢「4号? ああ――」


↓1 『4号』の話は小沢さんに
1.している
2.していない

小沢「……人間だったって話は前に聞いたわね。どうしたの?」

徹也「いえ、銃が変形しちゃって困って……あれ?」

小沢「銃?」

徹也「……戻ってる。離れたからかな」

小沢「なんだかわからないけど、問題ないならよかったわ」

徹也「あはは、すみません……」

小沢「……そういえば4号のことだけれど」


↓1コンマ
1~3:何も収穫なし
4~6:当時の連携資料
7~9:当時の協力体制資料
0:???

小沢「当時の協力体制についての資料が出てきたわ。現場で遭遇したこともなかったわよね?」

徹也「まぁ、ペーペーでしたし……ありがとうございます」

小沢「どういたしまして。しかしまぁ、4号がまた帰ってきてるとはね……」

徹也「アンノウンは、恐ろしい相手ですからね。警察としてもまた協力できたら……」

小沢「当時は、かなりの無茶をやってたところもあるしどうかしら?」

徹也「どういう意味です?」

小沢「害獣、と判断して戦うことで無理やり通ったようなものよ。一度あったからおかげでこっちもいろいろしがらみができちゃってる」

徹也「……なるほど」

小沢「助け合いができるのならいいと思うけど、現実はそうそう甘くないんじゃないかしら?」

徹也「そうかも、しれませんね……」

【対未確認用、4号との連携資料を手に入れた】
【4号と同時出撃時、一部判定に補正】


徹也(4号との連携……組織立っては、さすがに難しいか……)

徹也(でもこれは重要な資料だ。ありがたく保管しておこう)

徹也(他にすべきことはあっただろうか?)


↓2 話す内容を決めてください
1.特にもうない
2.その他(自由安価)

徹也「……小沢さん、捕獲作戦のことなんですが」

小沢「いったいどうしたの? その件は――」

亜紀「……」

徹也「いえ、殺人ではなく……その時の、アギトらしきもの……についてです」

小沢「……あの、緑のね。どうしたっていうの?」


↓2 『ギルス』について、どんな話をしますか?
1.ギルスの正体について
2.ギルスの立場・敵対するかについて
3.ギルスと亜紀の関係について
4.その他(自由安価)

徹也「その際の緑のアギト―― と、遭遇しました」

小沢「なんですって!? それで、どうしたの?」

徹也「それは――」


↓2 どこまで話をする?
1.ギルスが意思疎通可能だということまで
2.ギルスが人間であり、会話できることまで
3.ギルスが『誰』であるのかまで(判定有)
4.その他(自由安価)

徹也「少し、話を……」

小沢「話ィ!? ちょっと、どういうこと?」

徹也「……彼は、人間でした」

小沢「人間……人間、ね」

 
 澄子が話を受け止め、その場でゆっくり回る。
 大げさなモーションで椅子に座ると大きくため息をついた。

小沢「あー……なるほど……」

徹也「大丈夫ですか?」

小沢「うん、まぁなんとなく予想はついてたから平気……だからかばったのかしら?」

亜紀「………まぁ、そう……」

小沢「なるほどね。納得はできなくても理解できたわ……」

亜紀「そう? 別に……きっかけはそうでも、やったことに変わりはないわ」

小沢「恋心なんて理解するつもりはないけど、それならよっぽど人らしいじゃない。褒められたことじゃ、決してないけど」

亜紀「……そうね」

徹也「なので、G3……警察に対する嫌悪感のようなものを抱いてるらしいとも考えられます」

小沢「それも、わかった。こっちからの過干渉も……だからってひきすぎるのもマズいかしら」

徹也「そうかもしれませんね……」

小沢「誰なのかとか、聞かないわ。進藤くんのことだから信じる」

徹也「えぇ。ただ……」


↓1コンマ 徹也は涼の腕に――
1~3:特に感じることは無し
4~6:違和感を覚えた
7~9:ひょっとしたら、副作用があるのでは
0:やはりそういうことか

補正
だいたいわかった +1

≪すみません、本日はここまで≫

ありがとうございました
涼さんの腕に違和感。亜紀さんは知ってましたっけ……?
確か、覚えてたと思ってるんですがちょっと借りる時間がなくって

次回開始、判定で補足つけるつもりです

私情により、更新が大幅に滞ったことをお詫び申し上げます……
今日は更新できそうです。19時再開予定なのでよろしければお付き合いください

再会します

判定:3 + 1
=4


徹也「少し耳に入れておきたいことがあります」

小沢「いったいなに? 健康の秘訣とかじゃないわよね」

徹也「健康、というか……そうですね、そう遠くありませんけど」

小沢「ハァ?」

徹也「その……『彼』の力のことです」

小沢「ふぅん……何?」

徹也「すさまじい強さと同時に、どこか……儚いというか、危険な。壊れそうな錯覚を覚えました」

小沢「壊れそうねぇ……」

徹也「何が理由かはわかりません。それでも、放置するのも危険かと」

小沢「……とりあえず、覚えとく」

亜紀「―――」

 2人の会話を聞いていた亜紀が、本当のことを話すべきか悩む。
 そして――

↓1コンマ
1~3:やっぱり、言えない
4~6:あの力の副作用は――
7~9:涼のことを助けてほしい――
0:特殊

補正
説得済み +1

判定:8 + 1
=9


亜紀「………」

 カタンと音を立てて亜紀が2人の視線をひく。
 何かを話したそうにする姿を見て、2人は何も言わずに言葉を待った。


小室「……あの、何か」

小沢「ちょっと黙ってなさい」

小室「はい」


 しばらくの沈黙の後、亜紀が言葉を絞り出すように言う。

亜紀「……涼のことを、助けてほしい」

小沢「え?」

徹也「……」

亜紀「涼の力は、命を削るの。だから、もう戦わなくていいように……」

小沢「命を削る? それってたとえ話……なわけないわよね。どういう意味かしら」

亜紀「私も詳しくは知らない。でも、変身した後、戦った後……涼は1人で苦しんでる」

徹也「それを、聞いてもよかったのか?」

亜紀「私、ヒトにならなきゃいけないんでしょ? なら……涼のそばに戻るには時間がかかるじゃない」

徹也「………」

 徹也は何も言えない。
 彼女を逮捕すると、人として裁くと決めたのは自分だとわかっているから。

亜紀「涼は、嫌がるかもしれないけど。私は嫌な女だから」

小沢「惚れた相手のためにアレコレ考えるのは、いい女なんじゃない? こんど焼肉でもいっしょに食べにいきましょうか!」

亜紀「焼肉……いいの?」

小沢「奢ってあげるわよ。最後の晩餐ってわけでもないけどね」

亜紀「そう……嬉しいな……」


徹也(……彼女を狙っているアンノウンを打破しなければ)

徹也(人として、か……俺は……)

――――

亜紀や小沢さんに何か話をしておきたいことはありますか?

↓3まで
――――

徹也「……俺が、逮捕した。だから、恨まれても仕方ない」

亜紀「え?」

徹也「彼にも、貴女にも恨まれても仕方ないことだとは思ってる。だけど、だから……」

徹也「彼のことも支える。キチンと帰ってこられるように」

亜紀「……あなた、本当に不器用なのね」

徹也「いや、俺は氷川さんほど不器用なわけじゃ」

小沢「ある意味似てるのかもね。まぁ、氷川君のほうが若干抜けてるかもしれないけど」

徹也「そんな……ことは……」

小室「………」

徹也「小室さん、なんで視線をそらすんですか? ねぇ」

亜紀「でも、助かるかな。涼はツンツンしてるけど……本当はあったかい人なの。誤解しないでほしい」

小室「はー、いいものですね……」

小沢「まぁ、向こうがこっちに敵意持ってるかもしれない以上……一度は会話できた進藤くんにコミュニケーションは任せるしかないんだけど」

徹也「それは……そうですね。向こうが本当に心を開いてくれているかはわかりませんけれど」

亜紀「……そうそう、話は変わるんだけど」

小沢「何?」

亜紀「とりあえず、私ってどこにいけばいいの? ……帰るわけにはいかないだろうし」

小沢「そうねぇ……とりあえずはここか、私のとこについてきてもらうことになるかしら」

亜紀「そう……仕方ない、よね。狙われてるんだし」

徹也「……狙われているといえば。その能力に目覚めたきっかけに心当たりは?」

亜紀「心当たり……? そうね……」


↓1コンマ
1~3:突如アンノウン目撃情報。話は中断
4~6:あかつき号での一件が
7~9:あかつき号での件を詳しく解説

判定:0


亜紀「……あかつき号事件は知ってる?」

小沢「あかつき号、ですって?」

亜紀「私はアレに乗ってたわ……いえ、私たちは、かな」

小室「私たちって、誰ですか?」

亜紀「……沢木哲也……いえ、津上翔一。彼がアギトに変身したわ」

小沢「ハァッ!?」

亜紀「それに、生き残った全員は見てる……光る青年と、神々しすぎる……怪人……」

小沢「怪人に、光る青年……きな臭いってレベルじゃないわね、ったく……なんだっていうの」

亜紀「あれ以来、私たちは……いつか私たちを殺しに来る怪人におびえてた」

小沢「その『私たち』っていうのは、あかつき号の生き残りに違いないのかしら?」

亜紀「えぇ。人間が……人間の領分を超えた時、殺しに来るって。私たちは、人じゃなくなるって」

亜紀「思えば、皮肉ね。本当にその通りになってるんだから」

小沢「なら、人で居続ければ殺されるいわれもないじゃない」

亜紀「いいえ、結局この力がある限り狙ってくる……それはわかるの」

小沢「……そう。他のメンバーは?」

亜紀「あの『光』を浴びたメンバーは――」

――――

――

――― 
[!] 亜紀の協力により、あかつき号の生き残りが狙われつつあることが判明しました

[!] 亜紀の言葉により、翔一がアギトだと判明しました

[!] 現時点で亜紀の把握しているメンバーを教えてもらいました

↓1コンマ どれだけのメンバーの行方を知っている?
1~3:アパートのメンバー(相良、関谷)
4~6:+友人関係(高島、相良)
7~9:+木野薫
0:どうしろというのだ……

――

≪間違えて真島くん入らずに相良が2人いるぅ……ごめんなさい……だからもう、0は勘弁してください……≫



亜紀「――これだけかな」

小沢「これだけって……ほぼ被害者リストじゃない」

亜紀「……そういえば、なんだけど」

小沢「なに?」

亜紀「津上翔一っていうのは……彼の本当の名前じゃないけど、知り合いの名前だって言ってたような……」

小沢「本名じゃなくって、偽名でもなく……知り合いの名前、ね……」

亜紀「……だいぶ記憶も混乱してるけど、これも超能力に目覚めたせいだったりしてね」

小沢「笑えないわね。安心しなさい、G3-Xは無敵よ!」

徹也「そうだ、小沢さん」

小沢「なにかしら?」

徹也「そのG3-Xですけど、俺に着せてくれませんか。慣らしにもなるし、実験者は必要でしょう?」

小沢「進藤くんに? うーん……」


↓1コンマ
1~3:なんか、壊しそうだし危ないからパス
4~6:それなら、実験してみましょうか
7~9:発進! ぼくらのG3-X!
0:わぁい!

小沢「……そうね。アシストの具合も含めて試してもらってもいいかしら?」

徹也「任せてください!」

小沢「本当は氷川くんに、って言いたいところだけれど……氷川くんに任せるとG3-Xか氷川くんのどっちかが壊れかねないし」

徹也「……そういえば氷川さんは?」

小沢「あぁ、それなら……」


↓1コンマ
1~2:結構ひどいケガ。少し戦線離脱
3~6:軽めのケガ。医者に止められた
7~9:問題ない。お使いのためにお出かけ中
0:――

判定:3


小沢「少しケガをしてるから、休んでるよう医者にも言われてるの」

亜紀「……ごめんなさい」

小沢「ま、大丈夫よ。呼べば来るでしょうし、そういう意味じゃあちょうどよかったわ」

徹也「なるほど……じゃあ、ってそうだ」

小沢「なに?」

徹也「氷川さんと少し体型違いますけど、大丈夫ですか?」

小沢「あぁ、それなら問題ないわ。スーツを装着者に合わせてフィットするように多少の可変性があるから」

徹也「すごいですね!」

小沢「まぁね。さ、着てみてくれる?」

徹也「はい!」

 徹也がG3-Xを装着し、モニタ室へ入る。
 視界の端に捕らえたものに手を伸ばそうとするのが軽い。

 違和感なく動け、なおかつすべての動きが速く、強くなっているのを徹也は自覚する。


G3-X「これは……すごい……」

小沢『どうかしら。アシスト機能の発生までのラグは極限まで落としたつもりだけど』

G3-X「そうですね。動き始めたと認識してから動かしたいところまでピッタリ合わせてくれる感じ……すごいですよ、このスーツ」

小沢『おかげさまで、ね。このコンマ0秒の差が実戦でどう動くかはよくわかるつもりだから』

G3-X「これなら、すぐに――」


 徹也が試運転を終えて戻ろうとした時、警報装置が鳴り響く。
 市民からの入電により、アンノウンの出現が伝えられたのだ。


小沢『……進藤くん!』

G3-X「わかりました、いけます!」

――――
↓1コンマ このアンノウンは
1~5:無関係なアンノウンです
6~7:赤パンサーロード
8~9:クイーンパンサーロード
0:????

――――

判定:8 
クイーンパンサーロード 出現


 通報によって駆けつけると、そこにいたのはアギトを追い詰めていた女王のアンノウンだった。
 圧倒的なまでの存在感を放ち、人ではないものを断罪するために生きる命。

 神の使者は駆けつけたG3-Xへ視線をやると、ゆっくりと振り返る。

 その近くにいたのは――


↓1コンマ 戦闘状況
1~3:赤パンサーまでいる
4~6:(自由安価)と共闘。相手は赤パンサー
7~9:(自由安価)と共闘。赤パンサーは打破済み
0:俺に質問するな……

 いつか見た金の影。
 始まりと終わりを意味する名を冠する、人類の進化系。

 アギトが赤いパンサーロードと対峙していた。


G3-X「アギト!」

王豹「…………」

赤豹「………」

アギト「ハァァッ……ッ!」 

 G3-Xの姿をみとめると、アギトが強い一撃でもってパンサーロードを退かせた。
 徹也がそのそばへと駆け寄り、並び立つ。


G3-X「共闘だ。小沢さん、聞こえますか!」

小沢『えぇ、システムオールグリーン……問題ないわ。いきなさい!』

G3-X「応!」

≪読みづらくてごめんなさい、『アギトを追い詰めていた女王のアンノウン』で1単語なんです≫
≪なのでアギト指定じゃなければ、アギトはいませんでした≫
≪G4……? 知らないライダーですね≫



アギト
HP:200
AP:130
DP:130
SP:130
『無我』 状況でスペックが落ちない

G3-X(進藤徹也)
HP:250
AP:150
DP:180
SP:120
『バッテリー』 5ターン経過でスペックダウン


レッドパンサーロード
HP:150
AP:100
DP:100
SP:100

クイーンパンサーロード
HP:200
AP:130
DP:130
SP:130

――
↓1コンマ 先行判定
1~4:クイーンパンサーロードの攻撃!
5~9:アギトの攻撃!
0:ここで来ても……


同時に↓2コンマ ターゲット判定
1~5:アギト狙い or 赤パンサー狙い
6~9:G3-X狙い or クイーンパンサー狙い
0:――


↓3コンマ
アギト攻撃の場合
1~3:外れ
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

アンノウン攻撃の場合
1,2:痛恨の一撃
3~6:ヒット
7,8:かわす
9:カウンター
0:どうにかなりそう

判定:7
アギトの攻撃!

会心判定 AP × 2
=130 × 2
=260(切り上げ)

260 - 100 = 160


 最初の一手を打ったのはアギトだった。
 コンビネーションをもって迫るパンサーロードたちも、突然の乱入者に少しだけほころびが生まれている。

 クイーンパンサーロードの射線にG3-Xが滑り込み、レッドパンサーロードだけを誘い込む。
 その隙を逃すことなく拳が叩きこまれた。

 一瞬閃光が起きたと錯覚するほどの鋭さに、レッドパンサーロードはもんどりうって吹き飛んだ。
 それでも立ち上がろうとして――


赤豹「――――!!」

 身体の崩壊に、気がつく。

 頭上には天の使いの象徴たる輪が浮かび、自身が還るべきものへ還るのだと理解させられる。
 いっそう光が強くなったかと思えば、こと切れたように動かなくなり倒れる。

 ほんの一瞬の間をおいて、レッドパンサーロードは爆散した。
 そのまま爆炎を背にアギトは構え直しクイーンパンサーロードに向き直す。

 クイーンパンサーロードは――


↓1コンマ ターゲット判定
1~5:アギト狙い
6~9:G3-X狙い
0:――

↓2コンマ
1,2:痛恨の一撃
3~6:ヒット
7,8:かわす
9:カウンター
0:どんがらがっしゃーん!

 頭上の光の輪から生み出した剣がG3-Xの特殊警棒と撃ちあい、ひるませる。

 ――助けるためと、隙を突くため。
 合理的にアギトはクイーンパンサーロードの後ろからとびかかろうとして、
 しかしそれが罠だったと気がつく。


アギト「ッ……!!」

王豹「―――」

 G3-Xへと振りぬいた剣とは、別の剣。
 臣下のものであるそれを隠し持っていたクイーンパンサーロードは飛びかかるアギトに剣先を合わせる。

 空中で身動きの取れないアギトはそのまま剣に刺し貫かれ、おびただしい量の血を吹き出した。

痛恨判定 敵AP × 2
=130 × 2
=260

260 - 130 = 130
200 - 130 = 70



アギト「くっ……」

 アギトが思わず片足をつきかける。
 人類の進化の形。それはすなわち、生き物の範疇を超えるということではない。

 傷口は深く、ダメージは甚大だ。
 それでもアギトはたち、構える。目の前の『居場所』を奪う理不尽と戦うため。

王豹「――――」

G3-X「待て!」

 十字を切り、とどめを刺そうとするクイーンパンサーロードにG3-Xが立ちふさがり叫んだ。
 その手に持っているのは――


1:GM-01 スコーピオン(前回までの判定形式)
2:GG-02 サラマンダー(前回までの判定のふり幅が大きいもの)
3:GS-03 デストロイヤー(通常判定)
4:GA-04 アンタレス(判定で相手のSPなどをダウン)
5:GX-05 ケルベロス(ヒット判定の一部が会心化した通常判定)
6:GK-06 ユニコーン(ヒット判定が大きくなり、会心の減った通常判定)

指定を忘れる痛恨のミス
↓2でお願いします

選択:5
GX-05 ケルベロス


 パスワードを入力し、ロックを解除したG3-X最大火力の武装。
 GX-05≪ケルベロス≫をG3-Xが構える。

 圧倒的な質量で放たれる銃弾たちは――


↓1コンマ
1~3:外れ
4,5:ヒット
6~9:会心
0:必殺

 一の弾はアンノウンに届くことはない。


 十の弾丸はアンノウンに傷をつけることはできない。


 百の銃丸はアンノウンを倒すことはできない。



 ――ならば、千の銃弾ならば。

 加護さえ超え、撃ちぬく圧倒的な力。
 クイーンパンサーロードの耐えられるエネルギーを超えた弾丸は、その体を引き裂いていく。
 耐えるために動きの止まったアンノウンは、その破壊を撃ちこんでいる大本が自身に近づいていることに気がつくことができなかった。


G3-X「捕らえた――!」

王豹「――――!」

 気がついた時には、もう遅い。
 新たなカートリッジを装填、距離をゼロにしたGX-05がアンノウンの腹をつく。

 もはやバリアーすらも意味を持たない。
 撃ちこまれ続ける銃弾の雨によって逃げることは叶わず、神々しい光と共にその命をあるべき場所へと還した。


王豹「――――! ――! ―――」



必殺判定 AP × 3
=150 × 3
=450

450 - 130 = 320
200 - 320 = -120

撃破!

G3-X「はぁっ、はぁ……! 大丈夫か!」

アギト「……あ……れ、その声……」

 フラフラのアギトを支えつつ、徹也が声をかける。
 限界を迎えていたのか、アギトの金のシルエットは溶けるように消え――

翔一「………」

G3-X「なっ!?」

 そのあとに倒れていたのは、徹也も知っている男だった。

≪本日はここまで。ありがとうございました≫
間がこんなにあくとは、申し訳ないです……
また通常更新に戻れると思いますので、よろしくおねがいします

ところで戦闘関係
速度重視で判定軽く強くしたらこれです。どちらがいいんでしょう?
前回までよりも緊張感も出ますよね……たぶん……?

すみません、本日はお休みします
再開時は先に連絡しますね

20時から再開します

 変身の解けたアギト――津上翔一を徹也が抱き留める。
 モニタ越しに確認した澄子も、知った顔に違いないことを確認して絶句した。


G3-X「……そうだ、ケガは!」

 いつかの魚男だったことへの動揺を振り切り、先ほど刺し貫かれていた腹を確認する。
 そこには――


↓1コンマ
1,2:重症。今すぐ病院に搬送が必要
3~5:大怪我。しばらく安静にする必要があり
6~7:怪我。少し治療する必要あり
8~9:軽傷。特に大きな問題は見当たらない
0:???

判定:3
大怪我


G3-X「ひどい……救急車を!」

小沢『連絡は入れたわ。どうか安静にして!』

 傷口からは痛々しく血が流れている。
 出血多量で死に至るほどではないにしろ、このままでは確実にまずい。

 澄子は既に救急へと連絡を入れ、応援を呼んでいる。
 まさか嘘ではないとは思っていたものの、本当に翔一がアギトだった事実に対する混乱も大きい。

 その声の動揺具合に徹也が気づき、声をかけた。


G3-X「……小沢さん、知り合いなんですか?」

小沢「えぇ。いろいろとね……進藤くんは?」

G3-X「こっちは……その、魚が」

小沢「魚?」

G3-X「この話はあとです! 今は何か、清潔な布を」

小沢『包帯でも常備しとくべきなのかしら、氷川くんもよく使うだろうし』

G3-X「そうですね……あぁ、もう!」

小沢『落ち着きなさい、進藤くん。慌てても仕方ない……見たところ、血は止まりつつあるみたいだし……』

G3-X「え、えぇ。そうなんですけれど……」

小沢『……言ってて少し頭が痛いわ。本当、人間じゃないってことね』

G3-X「……助けないと。話を聞かせてもらわないといけませんから」

小沢『わかってる……そろそろ来るはずよ。話はつけとくから付き添いお願い』

G3-X「了解!」

――――

――

 津上翔一は、腹部の痛みと違和感で目を覚ました。
 見れば、視界には白い天井。見慣れないベッドにさわやかな白のシーツ。

翔一「ここは………」

 状況を把握しようとあたりを見回していると、ドアが開き男が入ってくる。
 いつかの刑事――進藤徹也だ。


徹也「あぁ、目が覚めたみたいで。おはよう」

翔一「あ、刑事さん。おはようございます! いやぁ、なんか恥ずかしいところ見せちゃったみたいで……」

徹也「無理はしないほうがいいんじゃないですか? さっき、確かに貫かれてたんですから」

翔一「これぐらいならまぁ、どうにか……っと、イテテ……」

徹也「ほら、言わんこっちゃない」

翔一「まいったけ……あ。お使い忘れてたな……」

徹也(……目の前で『変身』が解けたのに、どうもイメージが一致しないな……)

 マイペースに話をする翔一に、徹也も会話のペースをつかみかねる。
 何者なのか、どうして力を得たのか、それを隠していたのは、本当の名前は――
 聞きたいことが浮かんでは消える。そして――

――――――――――――――――――――――――

↓3まで
徹也から翔一に質問したいことはありますか?

――――――――――――――――――――――――

徹也「……改めて聞きたいことがある」

翔一「はい、なんでしょう? スリーサイズとかは図ったことないですけど、知ってることなら教えられますよ」

徹也「うん。それじゃあ教えてほしい……君は、アギトなのか?」

 真剣な表情、真剣なトーン。
 徹也の見定めるような視線を受けながら、翔一は当たり前のことをいうように答えた。

翔一「はい。俺、アギトです」

徹也「……ずいぶんあっさりと答えるんですね」

翔一「別に秘密にしてるわけじゃないんですけど、聞かれませんし。ねぇ?」

徹也「……そういうものかなぁ」

翔一「そういうものですよ」

徹也「………」

 翔一の瞳に曇りは無い。
 一切嘘をついている気配もなく、純粋に『当たり前のこと』を答えたようだった。

徹也「なら、それはいいです……あと……」

 徹也が聞きたいことを整理するために顎に手をあてる。
 会話に一瞬の間ができた時に、翔一がふと提案をした。

翔一「あぁ、刑事さん。敬語じゃなくってもいいですよ?」

徹也「ん……あぁ、それじゃあ、次の質問。いいかな」

翔一「はい、ジャンジャン聞いてください!」

 徹也は不思議と穏やかな気分になるのを感じた。
 大きな子供のような純粋な、いたずらっ気のある空気に不思議と緊張感が失せていく。

 だから、聞いた。

徹也「……アギトは。どうしてアンノウンと戦っていたんだ?」

翔一「え?」

徹也「君は……あなたは一般人のはずだ。アギトになったからといって戦わなければいけない理由はない」

翔一「あぁ……なるほど、確かにそうですね」


 ニコニコとした笑いを崩さず、翔一が相槌を打つ。
 それが正しいと、肯定してみせた。


徹也「なら、なぜ。アンノウンと戦う? 危険と隣り合わせだし、わからない」

翔一「……俺、料理とか好きなんです」

徹也「は?」

 急な話題転換に、徹也が戸惑う。
 それに構わず、翔一が言葉を続けていく。

翔一「だって、美味しいものを食べるとみんな笑顔になれるじゃないですか」

徹也「……それは、まぁ。そうでしょう、けど」

翔一「ねっ。疲れてても自分の家に帰るとこう……いえーっ! ってなって。疲れも不思議となくなって……」

徹也「い、いえー……」

翔一「そう、いえー! ………でも、そんな家がなかったら。ご飯だってきっと寂しくて美味しくないと思うんです」

徹也「………」

翔一「俺、生きるってことは美味しいってことだと思うんです。だから、美味しいご飯を食べていたいから」

翔一「食べる相手を、食べる『居場所』を守りたいから。戦ってるんです……なんて」

徹也「………」

翔一「まぁ、最初のころはもう無我夢中で、うおりゃーって感じでしたけど……あれ? 刑事さん?」

徹也「いや、感心したんだ。すごいな……」

翔一「いやぁ、まぁそれほどでも」

徹也「人のために、居場所のために……か。思ってたより、ずっとすごいんだな」

翔一「あっ、まさか俺が変な理由のために戦ってるかもとか思ってたんですか?」

徹也「いやいや、そういうわけじゃ……」

翔一「俺だってそんな……っつ、イタタタ……」

徹也「あぁ、無理に動いちゃいけない。傷は……しばらく安静にしてればよくなるらしいから」

翔一「あ、そうなんですか? ……じゃあ、少しだけ……」

徹也「その間は、我々警察が美味しい食卓を警備するよ」

翔一「アハハ、ありがとうございます。刑事さんもいい人なんですね……氷川さんとはちょっとタイプ違うけど」

徹也「……徹也。進藤徹也です」

翔一「……?」

徹也「刑事さん、じゃ寂しいだろう? だから、よかったら覚えておいてほしい」

翔一「それじゃあ、進藤さんか……警察の知り合いが多いと落し物とかしても大丈夫な気がするなぁ」

徹也「落し物は……届けてもらえるかどうかによるからなんとも……」

翔一「ほら、今回は命を拾ったし! なんて……」

徹也「……」

翔一「あ、あはは……ジョークですよ。そんな怖い顔しないでくださいよ、もう」

徹也「……そうだ、最後にひとつだけ」

翔一「はいはい、なんですか?」

徹也「あかつき号……沢木哲也。この単語に聞き覚えは?」

翔一「あかつき号に、沢木……」

徹也「ほんの少しでもいい。心当たりがあれば教えてほしい」

翔一「……あかつき、さわき………」


 翔一が、ブツブツと同じ単語を繰り返す。
 そして顔をあげると――


↓1コンマ
1~2:すみません、やっぱりわからないです
3~5:さわの木が実ったあかつきには応えましょう!
6~9:思い出した
0:――

翔一「さわの木が実ったあかつきにはお答えしましょう!」

徹也「は?」

翔一「なーんちゃって……あれ、駄目ですか?」

徹也「いや、あの……」

翔一「………」

徹也「…………」

翔一「うっ、お腹が! すみません今日はもう面会謝絶です!」

徹也「な、なんと! ナースさん呼んで来ましょうか?」

翔一「大丈夫です。おやすみなさーい」

徹也「あ、ちょっと……あぁ、まぁとりあえず今回は帰りますね……」

――――

――

 徹也が帰ったのを確認してから、翔一がゆっくりとベッドから上体を起こす。
 その目の光は、どこか虚ろにも見えた。

翔一「……あかつき号。沢木……哲也………」

翔一「……そうか。俺の名前って――」


 着の身着のまま、翔一が何かに導かれるように歩き出す。
 本当の自分の名前と、今自分の名乗っている名前。
 その2つの関係性――欠けたパズルのピースを探すために。


→続く

(嘘)次回予告


「氷川さんって実は不器用なんじゃ……」「こんなものがなんだ! 曲がるなら伸ばしてしまえばいい!」


「……クウガ。あなたはもう、人に戻ってもいい――」「変身! 変身ッ……! くそ、なんで――」


「進藤くん用にG1をデチューンしてみたわ。名付けてG1-R!」


「もう一度、戦います。俺は――」

「『笑顔』の」
「『居場所』の」

「ために!」


目覚めよ、その魂!

当初の目的の亜紀の死亡フラグ回避に成功しました

さて、ここから先はきっと進藤さんとゴダイと軟化してる涼がいるぶん原作よりぬるく進行するはずですけれど
どうしましょう?

1:もう少し続ける(翔一が再び記憶を失うか思い出すまで? 嘘予告は嘘予告です)
2:新しい『あなた』を作る(ダイジェストぐらいでなら、この後の話を流れを作成もできます)

割れましたね……
2の場合でもこの後の大きなエピソードにどう噛んだかぐらいは作成してはみます
新あなたの開始前にでも、各話あらすじを投げる感じで

それでは、安価です


↓3
1:もう少し続ける
2:新しい『あなた』を作る

2

あと、ライダーの世界はアギト以外を選ぶ感じ?

選択:2

新しい『あなた』の作成に入ります……


>>762
アギトの世界でも構いませんが、ゴダイや優しい涼さんや進藤さんはきっと出ません
きっと出ません。きっと出ません。

ようこそ、仮面ライダーの世界へ!

怪人プレイも可能です
極悪人としてライダーを追い詰めたり、小悪党として倒されるあなたも素敵ですね


それではお聞きします。あなたが生きる世界はどの『仮面ライダー』の世界ですか?

↓3

あなたは『仮面ライダーフォーゼ』の世界で生きているようです
天高の生徒として授業を受けたり、教師として授業をしたり……
青春しているのかもしれませんね

それではお聞きします
あなたは男性でしょうか、女性でしょうか?
↓2

あなたは男性のようです
たくましいラガーマンかもしれませんし、人気の教師なのかもしれません

どんな職業や、友人関係を持っているのでしょう?
それではお聞きします。あなたは『仮面ライダーフォーゼ』の世界で、どんな立場の人間ですか?

↓3

学園OBにして教師、さらにゾディアーツ……園田先生に近いポジションのようですね
どうやら仮面ライダー部とは敵対することになりそうですが、まだわかりません

あなたの話に強く関わる相手を決定します
『誰と』貴方は親しいのでしょうか?

↓3

貴方は歌星賢吾と親しいようです。
一方的なものなのか、ある程度は信用も置かれているのか……
そちらは話の中でお聞きします

教師ということなので、追加でお聞きします

あなたは『何』の教師でしょうか?
学科・クラス・保健室etc…ご自由にお答えください
貴方のメインの活動範囲になります

↓3

武道……体育、かつ部活動でもそちらの担当といったところでしょうか
身体の弱い賢吾に健康な精神は健康な肉体に……と引っ張り出そうとしていたりするのかもしれませんね

貴方の立場の作成は以上で終了です。ありがとうございました


続いて、貴方自身のことをうかがわせていただきます
貴方は「何歳」でしょうか?

↓2

33歳。いいミドルっぷりですね
校長や立神さんよりは年下でしょうが、渋くいきたいところです


次に、貴方の性格および行動方針についてお聞きします
人物像を形成するキーワードを書き込んでください
たとえば「天然」であったり、「お人好し」であったり
特技や趣味、好きな食べ物等でも可なので、お好きにどうぞ
↓8まで

『教え子のためなら身体を張れる優しいタフガイ』
『理事長達と敵対中』
『趣味は茶道』
『心配御無用!』
『お人よし』
『あだ名はゴリラ』
『人のことを理解する能力に長ける』
『情に厚いが騙されやすい』


なるほど、平たく言えば優しいゴリラさんですね
ライオンとはそりが合わないのも当然なのかもしれません……

以上を整理した結果
「教師として生徒を愛するナイスなガイ。生徒からの信頼も厚いが、現在は休職中。理由を知るものはいない」
「よく生徒からのドッキリなどにひっかかっていた。騙されやすく、利用もされやすい」
この2つを基本方針として進めることになりそうです

それでは次に貴方の能力を決定します

まずは「頭脳」を作成します
単純な知識ではなく、状況判断力などとして使用します……

↓1コンマ

  1:モモタロス級。押してダメならもっと押せ!基本判定にマイナスレベル
2~3:判断力は低い。咄嗟にベストの選択ができないレベル
4~5:常識的な範疇。判定に支障は出ないレベル
6~7:ひらめき持ち。いざというときにはプラス補正がかかる
8~9:だいたいわかった。基本判定にプラス補正
  0:貴方、実は地球の本棚にアクセスできるんじゃないですか?

判定:8
あなたは頭脳的にとても優れているようです
とっさの判断や状況分析もほぼ間違いはないでしょう
流石は先生。頭脳明晰です

続いて「体力」の判定に移ります
今回は貴方がゾディアーツスイッチを持っているため、こちらの判定も同時に行わせていただきます

↓1コンマ 生身
  1:貧弱。まともに殴り合えば子供に負けるかもしれない
2~3:弱い。一般的な女性とほぼ互角なレベル
4~5:普通。一般的な男性としての水準は満たしている
6~7:強い。人間の犯罪者ぐらいならかるくノせる
8~9:達人。怪人相手でも気を引いて足止めも可能
  0:貴方、実は鬼なんじゃないですか?
補正:武道使い +1 ゴリラ +1(補正で0には到達しない)

↓2コンマ ゾディアーツ体
1~2:失敗作と呼ばれるレベル。ほぼ向上しない
3~5:有象無象のレベル。それほど強くない
6~7:強いと言えるレベル。ライダーのノーマルフォーム程度
8~9:幹部級と言えるレベル。ライダーの強化フォーム程度
   0:なるほど、あなたがラスボスですね?

判定

人間体:1 + 1 + 1
=3

ゾディアーツ体:5 +1 (武道)
=6


どうやらあなたは心優しい性格も相まってか、体格と技術に見合わないほど貧弱なようです
それでもゾディアーツ体になれば一般的なライダーと互角に戦うことはできるのではないでしょうか
貴方の武器は何よりもその知恵なのですから

それでは最後に貴方のお名前をお聞かせください
↓3

「五里武蔵」さん。これで基本設定は完了しました
参加ありがとうございました

……と、ここで今更ながらゾディアーツ体を決めるのを忘れていたのに気が付きました
この安価で今日は終わらせていただきます
参加ありがとうございました

↓2貴方の変身するゾディアーツモチーフの星座

くじら座……シータス・ゾディアーツですね
五里先生はくじら怪人のような目にあわないことを祈ります

本日は21時開始予定です
よろしくお願いします

戦いが嫌いで弱いのなら、怒ると強くなったりしますです?

>>871
そのあたりはコンマとの兼ね合いです

……と、申し訳ないのですが今日はやっぱり更新を見送らせてください
アナウンスをいれておいて勝手で申し訳ありません……

少しだけですが、再開します

武蔵「む……ぅうん。朝か……」

 窓から差し込む光に、武蔵は目を覚ました。
 彼は天の川高校の体育――特に武道、武術を担当する教師だった。

 しかし現在は休職中である。
 その理由は――

↓1コンマ
1~4:スイッチの悪影響を目の当たりにしたから
5~7:愛する生徒を守りたいと思ったから
8~9:理事長の真意を知ってしまったから
0:どうなるんでしょうね

 ――スイッチの悪影響を目の当たりにしたからだ。

 もともと、理事長は生徒たちにスイッチを配っていたのを知っていた。
 それによっての影響は少なくとも、彼の認識している範囲ではそこまで大きなものではなかったはずだったのだ。

 精神的に危うくなっていく生徒。『ラストワン』と化して自らの身体を捨ててしまう生徒。
 そんな存在が出て、彼は初めてスイッチの危うさを改めて認識することになった。

 自身に適正があったことがかえって彼の認識を妨げてしまっていたのだ。
 そもそも――

↓1コンマ いつからスイッチ持ってるの?
1~4:つい最近、入学しなおしてから
5~7:昔渡されたが結局ほとんど使わずに……
8~9:昔から使っているがラストワン化していない
0:???

 彼のスイッチ――シータス。くじら座のスイッチは彼が生徒であったころから持っているものである。
 押したことも、何度かある。人外の力でもって、秘密の戦士を気取ったこともある。

 その中で一度たりとも彼自身がゆがめられたことはなく、『ラストワン』へと至ることもなかった。
 スイッチを手に入れた理由も、理事長に渡されたからではなく生徒時代に導かれるように『拾った』ものだった。

 彼は、スイッチについて無知でいた。
 自身の持つものもそうなのかと恐ろしくも思った。

 それでも、自身の持つそれだけは『違う』と、不思議と確信できたから。
 彼がスイッチを手放すことはなかった。

――――――――――――――――――――――

≪ところで、これは本編のいつごろのお話でしょう?≫
↓3

――――――――――――――――――――――

≪10話終了後の時系列・ファイアーステイツ登場直後≫


武蔵「……歌星が仮面ライダー部を作っていなかったら、知らないままだったかもしれないな」

 カチャリ、と音を立ててスイッチを握りなおす。
 彼が前から気にかけていた歌星賢吾が、ロケットのように現れた転校生『如月弦太朗』に連れられて『仮面ライダー部』を作ったことを、彼は知っている。

 彼らが戦ったところを見たことがある。
 スイッチに毒された生徒と、戦うヒーローを見たことがある。

 都市伝説の正義の味方
 ――『仮面ライダー』を名乗る彼らを、素晴らしいと思ったことがある。

 スイッチに毒される生徒を助けたいと思っている。
 面倒を見ている相手――歌星が、文句を言いつつも連れられたままでいる部活を見守りたいと思っている。

 しかしここから何を目的とすべきなのか。
 彼が知っていることはあまりにも少なすぎた。

武蔵「……さて、俺は何をするべきなのか……」


↓2
1.仮面ライダー部に合流。彼らがしようとしていることを見届ける
2.自身は独自のルートで校長へと探りを入れる。スイッチの秘密を探る
3.その他(自由安価)

武蔵「仮面ライダー……か」

 人類の自由と平和のために戦う、正義の味方――仮面ライダー。
 彼らの目撃証言は各地にあり、その姿形も様々だ。

 『仮面ライダー部』の名前の元になったものであるし、何よりその在り方には彼自身も感じるものがある。

 その目撃証言が多く集中している地はさまざまであるが、特に集中しているのが『緑と黒の二色のライダー』が発見された風都だ。
 唐突な休暇ではあるものの、彼はそこへ向かうことを考えて――


↓1コンマ 本当にいく?
1~3:『どこへ行く気だ、武蔵先生?』
4~7:いや、生徒たちのことを考えるとこのあたりを離れるわけには……
8~9:よし、いこう!
0:――

≪すみません、今日はここまで……≫

>>880および884のスイッチ配っている――のくだり、理事長ではなく校長ですね。申し訳ないです
最後に判定だけ投げておきますね


↓1コンマ 現れたのは――
1~3:クルミを握った男
4~6:公平を司る黒い怪人
7~9:謎の女性型怪人
0:――

お待たせしました

シータスの能力は安価で決めましょうか
それともこちらで勝手に決めましょうか

その部分を決めて自スレを立てるところまではいきたいです

そうですね……では、シータスの能力候補を

↓4まで。適当にシャッフルします

なるほど。恐怖心関係の能力が被りましたね
必殺技として戦闘中にコマンドで使用できる能力にします
以下から選択してください


1.触れたものを軟体化させる能力。相手のDPを減少させて攻撃できる
2.口から潮水を発射。回避判定の少ない攻撃
3.恐怖心を操る。相手のAP/DP/SPのどれかを減少させることができる

↓3

武蔵先生のスイッチ、シータスは『恐怖心』を操る能力です
しばらくお待ちください――


リブラ・ゾディアーツ
HP:???
AP:140 
DP:140
SP:100


五里武蔵
HP:100
AP:60
DP:60
SP:80


リブラゾディアーツは油断している!
AP が 50 ポイントダウン
DP が 50 ポイントダウン
SP が 50 ポイントダウン


リブラゾディアーツ
HP:???
AP:90
DP:90
SP:50


先行! スイッチを使用しますか?
↓2

武蔵「くっ……まさかこんなところで……」


 武蔵がポケットに入ったスイッチを取り出し、掲げる。
 戦うということに対する抵抗感。一瞬指が止まりかけるが目の前に立つものへと立ち向かうため――

 強く、スイッチを押し込んだ。 

武蔵「やるしない!」

リブラ「―――」


↓1 ところで校長はスイッチのことを
1~6:当然知ってる
7~8:正体は知らなかった
9:何も知らない
0:どうしようもない

判定:4


リブラ「愚かな……ただのゾディアーツが私に敵うとでも思っているのか……?」

武蔵「うるさい! うおぉぉぉぉ!」


 メモリからのエネルギーにより武蔵の身体が変質していく。
 白く、不気味なシルエットはもともと大柄だった武蔵の身体をさらに巨大なものへと変化させた。
 くじら座――シータスゾディアーツと化した武蔵は雄叫びをあげながらリブラへ迫った。

 リブラは慌てることなく、シータスの変身を見届ける。
 錫杖を振り上げ、シータスの首へと向けた。

シータス・ゾディアーツ
HP:300
AP:120
DP:120
SP:100


リブラゾディアーツが若干警戒した!
AP が 30 ポイントアップ
DP が 30 ポイントアップ
SP が 30 ポイントアップ

リブラゾディアーツ
HP:???
AP:120
DP:120
SP:80



↓1 どうする?
1.攻撃(攻撃方法は別判定)
2.防御(DPにコンマ補正をかけて防御判定)
3.逃走(SPにコンマ補正をかけて逃走判定)
4.能力(下げたい能力を選択後、コンマ判定)


↓2 防御および逃走時の相手の補正値
1~3:低補正。+10
4~6:中補正。+30
7~9:大補正。+50
0:特殊補正

シータス「―――」

 白くのっぺりとした顔が薄く開く。
 縦に裂けた部分からは、紅い瞳が相手を見つめた。

 その視線を受ければ、心が折れる。
 恐怖心を操る――単純ながら強力な能力だ。

 そして――


↓1 相手の下げたい能力を判定してください


同時に判定
1~3:小効果。10ポイントダウン
4~6:中効果。30ポイントダウン
7~9:大効果。50ポイントダウン
0:特殊判定

判定:7



リブラ「何、これは――!」

 リブラの心にざわめきが生まれる。
 歪みが自身の中に生まれ、蝕んでいく。

 痛みに対する恐怖など存在しないはずだった。
 理事長に見捨てられることが最も恐ろしいと、思っていたはずだった。

リブラ「なんだ、これは……!?」

 身体が震え、避けることもままならない。
 戸惑うリブラは、混乱しつつも使命を果たすべくシータスへ襲い掛かる――!


↓1コンマ
1,2:痛恨の一撃
3~6:ヒット
7,8:かわす
9:カウンター
0:――

ヒット判定

AP × 1.5 

120 × 1.5 =180

180 - 120 = 60

300 - 60 = 240



 戸惑いから踏み込みが遅くなり、ギリギリでシータスが攻撃を躱す。
 油断をついて逃走しようとするが、しかし後ろから肩口を切り裂かれてたたらを踏んだ。


リブラ「何をしようが無駄だ。逃がさん――!」

シータス「くっ……!」


↓1 どうする?
1.攻撃(『補正式』か『判定式』を選択。判定)
2.防御(DPにコンマ補正をかけて防御判定)
3.逃走(SPにコンマ補正をかけて逃走判定)
4.能力(下げたい能力を選択後、コンマ判定)

※判定式の場合
1~3:外れ
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

※補正式の場合
1~3:低補正。+10
4~6:中補正。+30
7~9:大補正。+50
0:特殊補正

↓1  判定式 もしくは 補正式 を選んでください

同時に判定を行います。判定式は命中率が低く、補正式は攻撃力が低いです

※判定式の場合
1~3:外れ
4~6:ヒット
7~9:会心
0:必殺

※補正式の場合
1~3:低補正。+10
4~6:中補正。+30
7~9:大補正。+50
0:特殊補正


 地力の差から、シータスはリブラに追い詰められていく。
 剛腕が届くこともなく落とされ、杖での殴打を受けて這いつくばる。

 身体の震えも抜けたのか、その突きの鋭さはだんだんと増してきている。


シータス「くっ……」

リブラ「トドメだ。どうやら復職は叶わないらしいな――」


 リブラが勝ち誇り、錫杖を振り上げる。
 諦めかけた武蔵だったが、最後の言葉に心が動いた。

シータス「―――!」

 自分を慕ってくれている生徒がいる。
 自分の愛する生徒たちが、待っている。

 がむしゃらに振った腕が、致命的なはずだった一撃を弾いた。

リブラ「何ッ……!?」

シータス「う、うおぉぉぉぉぉぉ!!」


 シータスの顔が縦に裂け、真紅の目がリブラを見つめる。
 心を蝕む力は、リブラの精神を喰いつくすように浸食していく。


リブラ「な、あ、あぁぁぁ……」


 立つ力も失い、リブラの膝が折れる。
 瞳に心が食われ、身体の震えがどんどんと大きくなっていく。


リブラ「うわああああああああああああ!!!!」

 こらえきれない心が叫びとなって口から出ていく。
 なぜ叫んでいるのかもわからないまま、リブラゾディアーツはうずくまって震えつづけた。

↓1コンマ リブラは精神的に
1~3:離れて解除すれば問題ない
4~6:理事長への忠誠心で乗り越える
7~9:発狂。校長先生復帰不能
0:???

リブラ「っぐ、うぅ……うおぉぉぉぉ!!」

 無理やりに叫んで、身体を起こす。
 弱り切った心を動かしたのは純粋な忠誠心だった。

 恐怖心に支配されかかった身体であっても、忠誠心は変わらない。
 ならば、見捨てられてしまうのならば。

 死への恐怖など、及ばぬものへの恐怖など飲み込める。

 弱った体でどうにか立ち上がり、リブラゾディアーツは使命を果たすべくシータスゾディアーツ――武蔵を探しに向かった。

武蔵「危なかった……どうやら、振り切れたようだ」

武蔵「……しかし、やはり狙われているのか」

武蔵「俺は――」


↓2
1.身を隠す意味でも風都へ
2.死中に活を求めるため学校へ
3.その他(自由安価)

武蔵「そうだ、風都へいこう……『仮面ライダー』を探すんだ」

 武蔵はスイッチを手に、風都を目指す。
 決して近くはないが、遠くもない。
 意図せずとも長期休暇となった以上、資金が持つ限り問題ないだろう。

 リブラゾディアーツが追ってくることはあるだろうか?
 少しばかり心配であったが、学校の校長という立場上離れてしまえば問題ない。

 そうして、彼は移動を始めるのだった。

≪すみません、本日はここまで≫

明日は20時前には再開予定です

(酉を間違える音)

>>1のひび割れる音)


(せき)


帰宅したら次スレをたてて再開します

【安価】貴方「仮面ライダーの世界で生きる」その2
【安価】貴方「仮面ライダーの世界で生きる」その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385035618/)

新スレ?

>>982
ありがとうございます。テンプレは考えてから作成するべきでした

向こうのスレで再開します

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