雪ノ下雪乃「比企谷くんが記憶喪失に?」 (130)

結衣「大変大変っ!たいへんなんだよぉゆきのん!」

雪乃「何が大変なのかしら?由比ヶ浜さん」

結衣「ひ、ヒッキーが記憶喪失になっちゃったんだって!!」

雪乃「比企谷くんが記憶喪失に?」

結衣「もう大変なんだよお!」

雪乃「どうしてそんな事になったているのかしら?」

結衣「それがね、ヒッキーってばまた車に轢かれちゃったみたいで・・・あっ」

雪乃「いいのよ。続けて由比ヶ浜さん」

結衣「う、うん。それで、頭を打っちゃったみたいでね。意識は戻ったんだけど、どうやら様子が変なんだって」

雪乃「様子が変なのはいつもの・・・いいえ、今はやめましょうか」
雪乃「結構な大事故なのね。それで、おかしいと言うのは何があったのかしら?」

結衣「ヒッキーね、自分の名前も小町ちゃんの顔も憶えてないんだって!」

雪乃「上手くいったわね」

雪乃「彼が妹の顔を忘れるだなんて、よほど強く頭を打ったようね・・・」

結衣「ゆ、ゆきのん!ヒッキー私たちの事も忘れちゃってるのかなぁ!?」

雪乃「・・・おそらくはね。彼は自分の顔を忘れても、妹の事は憶えてそうなものだもの」
雪乃「それすら憶えていないのなら、たぶん私たちの事も・・・」

結衣「ううっ、やだよおヒッキー・・・私たちはみんなで奉仕部なのに・・・」ぐすっ

雪乃「泣かないで由比ヶ浜さん。そんな事故でも、命があっただけ幸いじゃない?」なでなで

結衣「ぐすっ、うん、そうだね。ゆきのんの言う通りだよ・・・」
結衣「ふぇぇぇん!ヒッキー生きてて良かったよぉぉぉ!」びえーん

雪乃「・・・余計に泣かせてしまったわね」なでなで
雪乃「それにしても、そんな事態になっているのでは私も心配になるわね」

結衣「ぐすっ!お見舞い行こう、ゆきのん!」
結衣「て言うかついて来て!私一人じゃあ、ヒッキーに忘れられてるなんて怖くて行けないよぉ」

雪乃「そうね。今から行ってみましょうか」

【タクシーの中】

結衣「小町ちゃん、大丈夫かなぁ?さっきからメールしてるんだけど、返ってこないんだ」

雪乃「小町さんは病院にいるのよね?だったら、あまり電話はかけられないと思うのだけれど」

結衣「あ、そっか。じゃあ電源切ってるのかな?」

雪乃「そのようね。突然病室にお邪魔する形になるけれど、仕方ないわね」

結衣「うん。早く行ってあげようよ!」

【病院】

雪乃「・・・この病室ね」

結衣「う、あぅ、緊張してきた・・・」ブルブル
結衣「お願いゆくのん。先に入って・・・」

雪乃「・・・わかったわ」

コンコン

雪乃「失礼します。雪ノ下です」

小町『あ、雪ノ下さんですか!?どうぞ、入って下さい!』

雪乃「・・・お邪魔します」

結衣「ううっ、ヒッキー、ヒッキー」ブルブル

ガチャ

小町「お二人とも、来てくれたんですね?」

八幡「・・・。」

結衣「ああっ!!ヒッキー!!」ぶわっ

雪乃「包帯が全身に・・・こんな大怪我だったばんて・・・!」

小町「はい。車にぶつかってから地面を転がったみたいで、見た目ほどではないらしいんですけど大怪我ですね」

結衣「うえーん!ヒッキー!ヒッキー!」ポロポロ

小町「お兄ちゃーん?二人が来てくれたよー?」
小町「・・・何か憶えてる事とか、思い出した事とかないかな?」

結衣「・・・ヒッキー?」

八幡「・・・知らない人たちだよ」

結衣「ううっ・・・」ズキッ

小町「そっか。こちらは由比ヶ浜結衣さんと、雪ノ下雪乃さん。お兄ちゃんと同じ奉仕部なんだよ?」

八幡「奉仕部・・・?そうなんですか。すみません・・・」

雪乃「いいのよ比企谷くん。こんな怪我をするほどの事故だもの。無理ないわ」

結衣「そ、そだね・・・」

平塚「比企谷くん、この書類にハンコを押してくれ。」

八幡「見舞いに来てくれたのに、申し訳ないです」

雪乃「これから思い出していけばいいと思うわ。まずは怪我を治す事に専念して頂戴」

結衣「そうだね、ヒッキー。こんなにボロボロのヒッキー見てらんないもん」

八幡「ヒッキー?」

結衣「う、うんっ!ヒッキーの、ヒッキーのあだ名だよ?なんか思い出した!?」

八幡「ああ、いえ、何も・・・」

結衣「そ、そっか、ごめんねヒッキー?」

八幡「それにしても、あだ名か」

小町「お兄ちゃん最初自分の本名すらわかんなかったのにね?」

八幡「ああ。あだ名を付けたりって事は、もしかして二人は俺と仲良かった、んですか?」

結衣「!!」
雪乃「・・・!」

結衣「そ、それは・・・///」もじもじ

雪乃「・・・。・・・。」そわそわ

小町「あ、小町飲み物買ってくるんで!3人でごゆっくり~!」しゅたっ

八幡「小町?ああ。二人に何か飲み物を・・・って、速いなあいつ」
八幡「それで、俺たちって仲良かったの、かな?」

結衣「え、えっとねヒッキー?あはは、なんて言うかさ、その・・・///」

雪乃「比企谷くん。あなたと私は、私たちは・・・」


ガチャ!

平塚「比企谷ぃいいい!無事かー!?」

なぜSS作者はポロポロとにわかを露呈させるのか

比企谷ぃいいい!→間違い

比企谷ぁあああ!→訂正します

雪乃結衣「平塚先生!?」

八幡「先生?ああ、えっと、こちらの方は?」

平塚「ああっ!なんて事だ八幡っ!本当に記憶喪失だなんて!」ぶわっ

雪乃(八幡・・・?)

八幡「すんません。そういう事になってまして、あなたは一体俺とどんな関係だったんですか?」

平塚「ああっ、ショックだ八幡!婚約者の私を忘れてしまうだなんてっっ!!」

雪乃「っ!!?」
結衣「へっ!!?」
八幡「ファッ!!?」

語録使うなよ
まとめ民か?

八幡「婚約者!?お、俺って高校生なんじゃないんですか!?」

平塚「高校生だって婚約は出来るだろう?ああっ!愛してるぞ八幡!さあ、八幡も私にそう言ってくれ!」

八幡「いや、そもそも俺はあなたの名前は『平塚先生』としか聞いてないですし・・・」

平塚「平塚先生だなんて。教室のように呼ばないでくれ。いつものように静と呼んで欲しい」

八幡「・・・静」

平塚「ふふっ、八幡///」


結衣「いやいやいやいやいやっ!!」ブンブンブンブンブンブン

平塚「どうした由比ヶ浜?」

結衣「いや!先生がヒッキーと婚約とかあり得ないし!」

雪乃「先生。彼の記憶喪失を良い事に嘘をつくのはいかがなものかと」

平塚「ははっ、そう言えばお前たちにはナイショにしていたんだったな!」

雪乃「・・・はい?」

平塚「私と八幡が付き合っているだなんて、生徒に教えるわけにはいかなかったからなー!
いやー、実を言うと私と八幡ってそういう関係だったんだよー!まったくお似合いの夫婦だろう?
お前たちも祝福してくれるよな?な?」

結衣「なんだこれ・・・なんだコレぇ!?」

雪乃「あくまでもそう来ますか、平塚先生?」

平塚「何を言う!これは真実だ!覆す証拠などなーい!」

八幡「そ、そうだったんですか・・・俺に婚約者なんて・・・」

平塚「ああそうだぞ八幡!あの夜の八幡の熱い気持ち・・・今でも憶えているぞ?///」うっとり

八幡「な、何があったんだ静?///」ドキドキ

結衣「ヒッキーも流されないでっ!ぜ、全部先生の嘘だもん!」

平塚「お前までなんて事を言うんだ由比ヶ浜ー!私が嘘を言っている証拠なんてないじゃないか!」

結衣「あ、あるもん!先生が嘘言ってるって証拠ならあるしっ!」

八幡「えっ?」

平塚「ほ、ほう?何を証拠に・・・」あせあせ

結衣「わ・・・私だもんっ!!」

平塚「・・・ん?」

結衣「ヒッキーの彼女は私だしっ!!」
結衣「ヒッキーと私が付き合ってたんだもん!!///」かぁぁぁ


八幡「ええっ!?///」
雪乃「・・・。」
平塚「ファッ!!?」

とりあえずやりたい事はあらかた書いたし寝る

ファッ!?とか臆面もなくSSにねじ込んでるし終わっていいぞ

ファッ!?は残念ながら原作でも使われてるんだよね

>>100
ネットスラング使えばラノベ見てる層は喜ぶんだろ?って魂胆が見え見えだな

>>102
というか作者がツイッターでも使ってるからただすきなだけだと思うけどね
作品内に出さないで欲しいけど

>>104
話題にはなるが正直諸刃の剣じゃないかな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月19日 (土) 05:25:48   ID: q53nuest

ID: R/GA/JnB0キモすぎ
友達いないんだろうな

2 :  SS好きの774さん   2013年10月19日 (土) 11:29:38   ID: dnj3fLRo

>>1
だな

3 :  SS好きの774さん   2014年01月12日 (日) 15:29:41   ID: NBPFds8X

友達いなさそうって書こうとしたら既に書かれててワロタ

4 :  SS好きの774さん   2015年01月09日 (金) 16:38:47   ID: g1dWbyJ9

>>3
俺もだわwww

5 :  SS好きの774さん   2015年08月15日 (土) 23:09:12   ID: VZQ2VNkL

ID: R/GA/JnB0「俺友達いないワロタwwwwww





ワロタ…」

6 :  SS好きの774さん   2016年06月06日 (月) 20:14:56   ID: jWcD7Msw

続けて欲しかったのに…
とりあえずID: R/GA/JnB0死ね

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom