ドラえもん「頼るな屑」 (83)

のび太「・・・」

ドラえもん「君が無能なのはお前が屑だからだ。少しは努力してから相談しに来いよ」

のび太「でも・・ジャイアンには勝てないし・・」

ドラえもん「君は何を見ているんだ?僕か?それとも道具か?相手を利用価値でしか見れないのか」

のび太「ドラえもんは僕を幸せにするために未来からきたんだろ?」

ドラえもん「違う、君を真人間にするためにわざわざきてやったんだよ」

のび太「何もしないならいても意味が・・」

ドラえもん「しているだろ説教を、何か?道具出して君に楽させるのが役目だと思っているのか?」

のび太「・・・」

のび太「道具出して解決しないなら帰ってよ・・」

ドラえもん「ああ帰りたいね、でも義務としてここにいるんだよ。理解してね」

のび太「ドラえもんが道具出してくれないなら僕はどうすればいいんだよ」

ドラえもん「口を開けば道具道具と・・そんなの自力で何とかすればいいだけの話だろ」

のび太「それができてればやってるよ、無理だから道具出してって言ってるんだ」

ドラえもん「無理?試したのか?五体満足に見えるぞ?かすり傷すらないじゃないか」

のび太「やっても負けるのが分かってるからやってないだけだよ」

ドラえもん「ああ、痛い思いはしたくない、努力もしたくない、でも復讐はしたい、だから道具をだせと?」

のび太「・・そんな言い方ないだろ・・」

ドラえもん「絵に描いたような屑だな、他力本願で自力じゃ何もできない。いやしようとすらしない」

のび太「ドラえもんは僕がイジメられても平気なの?」

ドラえもん「どうでもいい、頑張らない屑を応援しなきゃいけない自分が可哀想になるくらいだ」

のび太「本当に何しにきたんだよ・・何のための道具なんだよ・・」

ドラえもん「君さ、相手を打算でしか見てないだろ?利用価値でしか測っていないだろ?だから屑なんだよ」

のび太「・・・」

ドラえもん「人間として正直な生き方だとは思うよ?吐き気がするくらい醜いけどね」

のび太「・・・」

ドラえもん「鏡を見ろよ、今の自分が将来しずかちゃんと結婚できる器に見えるか?」

のび太「・・だから道具でなんとか・・」

ドラえもん「結婚まで道具でなんとかする気か?そんな男と結婚するしずかちゃんは不幸だと思わないのか?」

のび太「・・どうでもいいよ!ドラえもんは僕を助けにきたんだろ!?ロボットなんだから命令に従えよ!」

ドラえもん「君はただの同居人、ご主人様は未来にいるセワシくんだよ。なんで君の命令聞かなきゃいけないの?」

のび太「セワシのご先祖様だぞ!今は僕がご主人様だ!!!」

ドラえもん「は?何言ってるの?頭大丈夫?一度言葉を紙に書いて見てみなよ」

のび太「いいから道具だせよ!!この四次元ポケットの付属品が!!!」

ドラえもん「本音が出たな。それが君の本心、僕を利用することしか頭にないんだろ?」

のび太「他にドラえもんの価値があるのかよ!?あれも駄目これも駄目!いい加減にしろ!!」

ドラえもん「馬鹿だな、君の為に言ってるんだぞ。唯一の味方に何だその態度は」

のび太「味方なら道具だせよ!何が真人間だ!この状況を抜け出すのが先だろ!!心を救ってくれよ!!」

ドラえもん「で?道具出して解決しても一緒だろ?何かあるたびに『道具出してよ』って泣きつくんだろ?」

のび太「うるさい!お前の義務だろ!責任だろ!存在価値だろ!!!」

ドラえもん「自力で立派に生きていける人間に育て上げるのが僕の役目、道具出し機じゃないんだよ」

ドラえもん「君さ、最初の頃に道具で何しようとしたか覚えてる?」

のび太「・・・イタズラしようとは・・した・・」

ドラえもん「イタズラ?犯罪だろ?スモールライトでジャイアンやスネオの家族小さくして何をしようとした?」

のび太「・・・」

ドラえもん「何言ってたか覚えてるか?」

のび太「・・忘れた」

ドラえもん「踏み潰そうとしながら『家族の死骸に縋り付いて泣く姿を見て笑ってやる』だぞ?この屑!」

のび太「・・本気じゃなかったよ」

ドラえもん「僕が止めなきゃ確実に殺してただろ」

ドラえもん「陰険、陰湿、陰鬱、そんなだからイジメが加速するんだよ」

のび太「・・皆がイジメをやめれば済む問題だろ・・」

ドラえもん「この言葉は嫌いだがあえて使うよ。『イジメられる側にも原因がある』んだよ」

のび太「加害者が正当化しようとする言葉じゃないか・・」

ドラえもん「ああ僕もそう思うよ。でも君を見ていると間違っていないように思えるのさ」

のび太「・・加害者が悪く無いって言ってるのか?」

ドラえもん「悪くないよ、君が対象ならさ」

のび太「・・・ドラえもんがこんなゲスだと思わなかったよ」

ドラえもん「ゲス?今君ゲスって言葉使ったか?」

のび太「だからなんだよ・・」

ドラえもん「どの口で言ってるんだ?君、しずかちゃんに何したか忘れたのか?」

のび太「・・・覚えてない」

ドラえもん「タイムふろしき、お医者さんカバン、忘れろ草、どこでもドア、コレ持ちだして何をした?」

のび太「・・・」

ドラえもん「深夜の家内侵入、暴行、強姦、証拠隠滅、泣き叫ぶしずかちゃんに対して君はどうした?」

のび太「・・・」

ドラえもん「ゲラゲラ笑ってただろ・・このゲスが・・」

のび太「あれは・・一時の気の迷いで・・」

ドラえもん「タイムふろしきをお腹にかけて無理矢理出産させたよな?おいゲス」

のび太「違うんだよ・・・」

ドラえもん「『これで僕達夫婦だよ?』とか言ってたよな?おいゲス」

のび太「あれは出木杉にたぶらかされていたから・・」

ドラえもん「今君が生きてこうしていられる事が最大の救いだと思わないのか?おいゲス」

のび太「・・・」

のび太「あれは・・しずかちゃんを想う気持ちが大きすぎて・・」

ドラえもん「へぇ?じゃあなんでしずかちゃんのママまで犯そうとしたんだよ」

のび太「・・・」

ドラえもん「美人だもんなぁ、しずかちゃんのママ、何が想う気持ちだよ。性欲を発散させようとしただけだろ」

のび太「・・・・うるさい・・」

ドラえもん「は?」

のび太「黙れ!黙れ!黙れ!黙れええええええええええええええ!!!!」

ドラえもん「逆切れかよ、救えないな」

のび太「お前は黙って道具を出せばいいんだよ!僕の幸せこそがセワシの幸せに繋がるんだぞ!!!」

ドラえもん「いやそれはない」

のび太「何が違うんだよ!このままジャイ子と僕が結婚したらお前は使命を果たせないことになるんだぞ!!」

ドラえもん「別にジャイ子と結婚してもいいと思うよ?」

のび太「は?それじゃセワシが・・」

ドラえもん「何か勘違いしてない?君が誰と結婚しようが未来のセワシくんは変わらないよ」

ドラえもん「現にセワシくんのいる未来では君はジャイ子と結婚した事になってただろ?」

ドラえもん「時間軸・・世界線の話なんて君の頭じゃ理解できないだろうけどね」

のび太「じゃあ何のためにお前を送り込んだんだよ!意味ないだろ!!」

ドラえもん「そこが君とセワシくんの差だよ。君は自分の事しか頭にないだろ?打算しかないんだろ?」

ドラえもん「世の中には自分と関係ない人間に救いの手を差し伸べる人もいるんだよ」

のび太「わけのわからないことをぬかすなあああああああああああ!!!!」

ドラえもん「『自分の利にならない事は意味が無い』その考えが君を更に小さくするんだ」

のび太「何言ってるんだ!!僕が僕の幸せを考えるのは当たり前だろ!!」

ドラえもん「君の場合『他者を不幸にし踏みにじってでも幸せになりたい』だろ?」

のび太「うるさいうるさい!僕が幸せになることが僕の最優先なんて当然だ!!」

ドラえもん「そこが君の限界なんだよ。僕はね、セワシくんに何度もお願いされたんだ」

のび太「・・なにをだよ・・」

ドラえもん「『こんな愚かしい可哀想な人間は救われるべきだ。必ず更生させてくれ!』ってね」

のび太「・・・」

のび太「ふん!要するに自己満足に浸りたかっただけだろ?偽善者が!!」

ドラえもん「どうだろうね、ただ君が愚かしくて可哀想ってのは合ってると思うよ」

のび太「うるさい!僕は絶対にジャイ子となんか結婚しないぞ!!!」

ドラえもん「君さ、物事を解決しようとするのはいいけどやり方が間違い過ぎてるんだよ」

のび太「どこがだよ!頭を使って完璧に処理してるだろ!!」

ドラえもん「ああ頭使ってるね、最低な方向にさ。君ジャイ子に何したか覚えてる?」

のび太「うるさい!だまれええええええええええええ!!!」

ドラえもん「マリオネッターを使ってジャイ子を操って何した?」

のび太「忘れた!」

ドラえもん「包丁でジャイアンとスネヲと出木杉くんを殺させようとしたよな?」

のび太「忘れた!」

ドラえもん「失敗してジャイアンの家に火をつけさせて全て消し去ろうとしたよな?」

のび太「忘れた!」

ドラえもん「僕が治療しなければジャイ子は今でも病院のベッドで絶対安静のままだったよな?」

のび太「忘れたああああああああああ!!!!!」

ドラえもん「他にも石ころ帽子かぶりながら道路に突き飛ばしたり好き勝手やってたよな?」

のび太「終わったことをぐちぐちぐちぐちグチグチと!!陰湿なんだよ!!!」

ドラえもん「君さ、何で『自分が変わろう』って考え方が出来ないの?」

ドラえもん「誰も傷つけなくても自分が立派な人間に変われば自然と周りの態度も変わるものだろ?」

のび太「だまれえええええ!!僕は間違ってない!悪いのはみんなだ!!!」

ドラえもん「過ちを認めない、反省しない、何も学ばない、だから成長できないんだ」

のび太「知ったふうな口をきくな!!僕がどれだけ辛かったかお前にわかるのか!?」

ドラえもん「少なくとも君の痛みなんて他の人から比べれば微々たるものだと思うよ」

のび太「ふざけるなあああああああ!!!!」

ドラえもん「あのさ、君がそんな人間に何故なったのか、僕は今でも信じられないんだ」

のび太「・・・」

ドラえもん「君のおばあちゃんは素晴らしい人間だった、その寵愛を一身に受けたのが君なんだぞ?」

ドラえもん「人としてのあり方、思いやり、痛み、それを己の命で君に示してくれた人の事、覚えてるかい?」

のび太「・・・」

ドラえもん「もう一度、『生まれ変わろう』という気持ちにはなれないかい?」

ドラえもん「天国があるとしたら、おばあちゃんは今どんな顔で君を見ているんだろうね?」

のび太「・・・」

のび太「・・・・ドラえもん」

ドラえもん「・・何?」

のび太「僕・・やり直せるのかな?」

ドラえもん「それは君次第さ」

のび太「・・・分かったよ・・・おばあちゃんの名前を出されたら・・僕は・・・」

ドラえもん「ああ、おばあちゃんもそれを望んでいると思うよ」

のび太「出来るかわからないけど・・・やるだけやってみるよ。」

ドラえもん「ああ!やっと分かってくれた!ありがとうのび太くん!待ってよかったよ!」

のび太「へへ、よせやい」

ドラえもん「じゃあ準備は整ったね!お願いします!」

ガラッ

のび太「え?」

警官「こんにちわ、タイムパトロールです」

ドラえもん「彼です。お願いします。ようやく罪の自覚を持てたみたいです」

ガチャン!

のび太「え?え?ドラえもん?なにこれ?」

警官「ほら!さっさと歩け!その手錠は刑期が終わるまで外れないからな!!」

ドラえもん「頑張るんだよ!待ってるからね!のび太くん!」

のび太「お、おい!なんだよそれ!!ふざけるな!離せええええええええ!!!!」

警官「では失礼します」

ピシャッ

ガラッ

ママ「ドラちゃん、ご飯よ。あれ?のび太は?」

ドラえもん「旅にでたよ」

ママ「ああそう、どうせすぐ戻ってくるでしょ。」

ドラえもん「うん、80年後位にね」

ママ「え?なにか言った?」

ドラえもん「なんでもないよ!」


-完-

のび太「それは違うよ!」

ドラえもん「お帰り、のび太くん。」


のび太「…」


ドラえもん「どうだった?80年の獄中生活は?キミもいい加減懲りただろう。最もこっちではほんの1日くらいだけどね。」


のび太「黙れガラクタ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月26日 (日) 13:39:03   ID: zJlPen8T

なんか気持ちいいな こんなにはっきり論破してくれると

2 :  SS好きの774さん   2015年01月05日 (月) 11:23:13   ID: Cvu7julv

イジメについての問題だけはのび太の方が正論だけどな
ジャイ子にあれこれはたのがバレてジャイアンにイジメられてるなら逆だが

3 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 13:07:25   ID: Mx1tDLxQ

原作ののび太はこういう考えはしてないから安心する

4 :  SS好きの774さん   2015年06月18日 (木) 06:43:08   ID: jZTe_mBD

で最初に戻ってループな

5 :  SS好きの774さん   2016年02月14日 (日) 02:01:30   ID: S4hMJQEb

長いしアンチが書いたssみたいで吐き気がした

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