キョン「唐突にPCからAVが流れるようにした」 (22)

キョン「部長氏が」

>>1の通訳
沢山連れて来たぞー!!

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キョン「いつもハルヒが退屈だと言っているので、ドッキリを仕掛けようと思う」

古泉「ほほう。あの強者の涼宮さんを一体どのような方法でドッキリさせるつもりでしょう」

キョン「唐突にPCからAVが流れるようにした」

古泉「……そちら方面には疎そうな涼宮さんの弱点をつきましたか」

古泉「しかし、ドッキリだとバレてしまったらどうするつもりです?」

キョン「そこは抜かりない。全てはあのPCの元の持ち主…すなわち部長氏が企てたことにする」

古泉「ふふ、あなたも悪いお人ですね」

キョン「そうか? 長門やお前んとこの上司よりはマシだと思うがな」

キョン「AVはすでに谷口から受け取ってある」

古泉「なになに…『涼宮ハヒルの憂鬱』」

キョン「これをな、こうしてこうしてこうしてこうじゃ!」ッターン!

キョン「よし、これでPC起動後一定時間経つと勝手にAVが再生されるはずだ」

キョン「ちなみに一番盛り上がってるシーンから再生される」

古泉「要は合体中ですね」

キョン「これでハヒル…じゃないハルヒが慌てふためいているところをしばし鑑賞し、その後ドッキリ大成功の札を出す」

キョン「どうよ?」

古泉「完璧だと思います」

キョン「よし、あとはハルヒを待つばかりだな」

ハルヒ「さーて、今日もSOS団活動を始めるわよ!」カチ ウィーン

キョン(くくく、なにも知らずにPC起動したな)

ハルヒ「え~っと…特にピンと来るものはないわねぇ」カチカチ

キョン(もう少しだ…もう少しでAVが再生される)

ハルヒ「まったく、退屈な日常だわホントに」カチカチ

キョン(もうすぐその日常が大変なことになるがな)

ハルヒ「…ん?あれ?PCの様子がおかしいわね。どうしたのかしr…」
PC『んっ、あん!あっあっ、イクゥ~』

ハルヒ「!?」

キョン(よっしゃ始まった!)

ハルヒ(な、な、なによこれぇ!?)

PC『あっ、んっ、もっとぉ』

ハルヒ(これ、え、えっちなことしてるのよね…)ゴクリ

キョン「おいハルヒ、どうかしたのか?」

ハルヒ「ふあっ!?」ビックーン!

ハルヒ「な、な、何でもないわよ!今不思議探し中なんだから邪魔しないでよね!」

キョン「あ、ああ…悪かった」

キョン(くくく、計画通りパニクってるな)

キョン(ちなみに、PCから流れているであろう喘ぎ声は俺たちには聞こえていない)

キョン(これは俺が数日前から長門の読書の邪魔になるからとか何とか理由を付け、PCの音量を抑えさせたのと)

キョン(ハルヒのいる部室奥と俺たちがいる机に距離があるためだ)

キョン(よって、今異変を感じているのはハルヒのみ)

キョン(完璧な作戦だ)

古泉(お見事ですキョン君)

キョン(人の思考を盗み読みするな)

PC『あっ、おっきい…んんっ』

ハルヒ(この女の人…あ、あたしみたいな格好してる…)

ハルヒ(やだ…なんか、あたしがこういうことしてるみたいな…)ハッ

ハルヒ(いやいやいやいや!なにを考えてるのよ!そんなことあるわけないじゃない!)ブンブン

キョン「おいハルヒ、いきなり首降り出してどうしたんだよ」

ハルヒ「!だ、な、何でもないって言ってるでしょ!」

キョン(だいぶ焦ってるな。さて、もう一押しいくか)

キョン「なんだよ、おかしいぞ。PCに何かあったのか?」ガタッ

ハルヒ「ちょっ…!?」

キョン「どれ、見せてみろよ。簡単なトラブルなら解決してやっから」スタスタ

ハルヒ「やっ、ダメ!来ないで!」

キョン「あのなあ、明らかにおかしいぞ。やっぱり何かあったんだな」スタスタ

ハルヒ「やっ、だからその、えっち…じゃなくて!とにかく来ないで!来るなぁ!」

Prrrr…Prrrr…
古泉「おっと、僕はバイトが入ったのでこれで」ガチャバタン

ハルヒ「いやっ、だからね?別にアンタの手を煩わせるまでもないっていうか、手を借りたいっていうか」

PC『あんっ、ほらほら精液出しなさいよぉ!』


キョン「なんだよどっちなんだ」スタスタ

ハルヒ「じゃなくて、来るなっていうかあたしのせいじゃないっていうかあああああもうああああああああああ」

ガシッ グイッ
PC『この涼宮ハヒルに中だしできるなんて光栄に思いなs』ブツッ

ハルヒ「飛んでいけええええええええええええええええええ」ブンッ

ガシャーン ドカーン!

キョン「」

ハルヒ「ぜぇっ…ぜぇっ…」

キョン「えっと」チラッ

ウワーナンダナンダー
アアッアサクラサンシッカリシテー
ソラカラPCガフッテキタゾー
キュウキュウシャヨベキュウキュウシャー

キョン「…おい」

ハルヒ「私は悪くない」

ハルヒ「イヤな事件だったわね…」

キョン「おい主犯」

ハルヒ「だ、だって!頭の中が真っ白になってわけわかんなくなって…」

キョン(まあこの件に関しては俺にも原因の一端があるからこの辺にしとくか)

ハルヒ「PCも無くなったし、今日はもうお開きにするわ」

キョン「そうだな。じゃあ帰るか」ガッ ポロッ

ハルヒ「ん?キョン、なんか落ちたわよ」ヒョイ

キョン「あっ」

ハルヒ「なになに…『ドッキリ大成功』…?………あっ」

キョン「じゃあ俺帰るわ」ガシッ

ハルヒ「ねえキョン。さっきのPCの件、説明してくれるわよね?」ニッコリ

キョン「ああ、あれか。あのPCの持ち主の部長氏がだな」

ハルヒ「へえ…じゃあなんであのプラカードをアンタがもってるのかしら…?」ビキビキ

キョン(あっ俺死んだ)


長門「本日の教訓」

みくる「ドッキリは人を選びましょうね!」

おわり

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