ニート「ちょwww巨人が進撃して来たでござるwwwwww」 (40)

落ちてしまったので立て直した

巨人が支配する世界。

巨人の餌と化した人類は高さ五十メートルの壁を築き、巨人の進行を阻んでいた…。

そしてインターネットやオタク文化だけがものすごく発達していた…。



ニート「今日も壁内は平和ですなwww」

ニート母「ニート、仕事はまだ決まらないのかい?」

ニート「検討中でござるwww」

ニート父「仕事もせず毎日家で飯を食ってはダラダラして…まるで家畜じゃないか」

ニート「壁内に閉じこもってる時点で家畜同然でござるよwww」

ニート母「ていうかそのござるって喋り方、流行ってるの?」

ニート「次世代のスタイルでござるwww」

ニート父「じゃあ駐屯兵団の仕事に行ってくる」

ニート母「いってらっしゃい」

ニート(暇だから散歩でもしてくるか)

―――
――


カーンカーンカーン

ニート「お、調査兵団が帰ってきた、見に行くでござるwww」

ゾロゾロ・・・

調査兵A「……」

調査兵B「……」

キース「何の成果も!得られませんでした!!!!」

キース「私が無能なばかりに!ただ悪戯に兵を死なせ!!奴らの正体を!!」

キース「突き止めることができませんでした!!」ガクッ

オッサンA「ひでぇな…」

オッサンB「これじゃあ俺らの税で奴らを太らせてるようなもんだよな…」

エレン「……」

ニート「やっぱり家の中が一番安全でござるなwww壁外に何て行くからこんな目に合うんでござるよwww」

エレン「!!」ボコッ

ニート「フォカヌポォッ!?何をするでござるか!!」

ミカサ「!」グイッ

エレン「!!」

ニート「待でござる!!大人の怖さを思い知らせてやるでござるよ!!」

―――

エレン「何すんだよ!薪が散っちゃったじゃねえか!!」

ミカサ「調査兵団に入りたいって気持ちは変わった…?」

エレン「……」

ニート「やっと見つけた…随分遠くまで逃げたでござるな…」ハァハァ

エレン(あそこから200メートルくらいだけどな)

ニート「よくも殴ってくれな!男の方はきっちりお仕置きして女の子の方はペロペロさせてもらうでござるよwwwデゥフフwww」

ミカサ「……」ギロッ

ニート「!?」ビクッ

ニート(何でござるかこの威圧感は…!だが!幼女ごときにビビる俺ではない!!)

ニート「にらんでも無駄でござる…」ジリジリ

エレン「ミカサ…なんかこいつやべぇよ…いろんな意味で」

ニート「観念するでござる!!まずは幼女の方から!!たっぷり味あわせてもらうでござるよ!!」バッ

ミカサ「フン!」ゴスッ

ニート「ぎゃああああ!!脛があああ!!」ドサッ

ミカサ「骨は折れてないはず…死にたくなければ逃げた方がいい」

ニート「ヒィィィィィ!!」ヒョコヒョコ

エレン「いったい何だったんだ…」

―――
――



ニート「フゥ…ひどい目にあったでござる…いたた…」

ニート「そろそろ帰宅するでござるか…」

その日ニートは思い出した…壁の中にとらわれていた屈辱を…!!

そして自分の体力のなさを…!!

ニート「ものの三百メートルで満身創痍でござる…」ゼェゼェ

モブ「うわあああ!!巨人が入ってきたぁぁぁぁ!!」

モブ「逃げろおおお!!」

ニート「どこに逃げれば…とりあえず自宅へ行くでござる!!」ヨタヨタ

ニート「ハァハァ…無理に走って力尽きれば元も子もない…早歩きで行くでござる」スタスタ

ニート「ん?」

エレン「母さん!!ミカサ!柱をどかすぞ!!」

ミカサ「うん!」

ニート「ざまぁwww」

―――
――


ニート「家はここを曲がって……」

ニート「!! 家が!!」

ニート「よっと…幸いノートパソコンと嫁の巨人子ちゃんは無事でござるな」ガサゴソ

※巨人子ちゃん……この世界の萌えキャラ

<ウゥ・・・

ニート「ん?なんか裏から声が……母さん!!」

ニート母「足が…」

ニート「今柱をどかすでござ…ぎゃっ」ドスン

ニート「腹の肉が邪魔でしゃがめないでござる!!後ろにこけてしまう!!」

巨人「」ズーンズーン

ニート母「ニート!逃げるんだよ!!」

ニート「母さんをおいて逃げるなんていやでござる!!」

ニート母「最後くらいいう事聞いてよ!!」

巨人「」ガシッ

ニート母「ちょっ」

ニート「母さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

巨人「ガブッ」

ニート「あ…ぁ……」

ニート母『逃げるんだよ!』

ニート「くっ!」ヨタヨタ

巨人「」ズシンズシン

ニート「ひい!!このままじゃ追いつかれるでござる!!」

???「」スタッ

ニート「VIPPERさん!!」

VIPPER「俺が時間を稼ぐお!」ダッ

ニート「!」ヨタヨタ

巨人「」ニタァ

VIPPER「恐いお!」バシュッ キュイイン

ニート「せめてぼくも連れて行くでござる!!」

VIPPER「だってお前重いし、運べるかどうか」

ニート「諦めたらそこで試合終了でござる!!」

VIPPER「紐で体に括り付けて…行くお!!」バシュッ プシュー プシュー

ニート「何してるでござるか!!」

VIPPER「くっそwww重くて飛べねぇwww」

ニート「何笑ってるでござるか!!」

VIPPER「いつでも楽しくがVIPPERだからなwww」

ニート「そんなの初めて聞いたでござるよ!!」

巨人「」ズンズン

VIPPER「くっそwww紐ほどけねぇwwwオワタwww」

ニート「そうだ!二人で抱き合って転がるでござるよ!!」

VIPPER「ホモ臭いwww」

ニート「そんな事言ってる場合じゃないでござる!!」ギュッ

VIPPER「肉団子作戦www」

ニート「ちょうど下り坂!行くでござる!!」バッ

VIPPER「ちょっwww」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

ニート「フォオオオオオオオオオ!!」

VIPPER「wwwwwwwwwwwwww」

ニート「ハァ…ハァ…止まった…死ぬかと思ったでござる」

VIPPER「ここまでくれば大丈夫だなw家族は?www」

ニート「!!」

ニート「うわあああああああああ!!」

VIPPER「まさかwww」

ニート「俺が…俺があの時ガチムチだったら…うぅ…」

VIPPER「おいwww」

ニート「うう…」

VIPPER「お前が母さんを助けられなかったのは、お前に筋肉がなかったからだ」

ニート「……」

VIPPER「そして俺が巨人に立ち向かえなかったのは」

VIPPER「アニメ巨人子ちゃんの最終話を見らずに死にたくなかったからだ」

ニート「……」

―避難船の上―

ウウ・・・ シニタクネエヨ・・・ オワリダ・・・

クチク・・シテヤル! コノヨカラ・・・イッピキノコラズ!!

VIPPER「パソコン借りるぜw」

ニート「……」コクッ

アルミン(この人兵士なのになんで船に乗ってるんだ…?)

VIPPER「『ウォールマリア突破されたったwwwwww』っと…」カタカタ

ニート「……おれは…」

VIPPER「ん?」

ニート「働く…!」

VIPPER「脱ニートか?」

ニート「兵士になるでござる!!」

VIPPER「お!もうレス数100いってるwww」

ニート(母さん…親孝行なんて全然してやれなくてごめん…でも…)

ニート(いつか巨人を絶滅させて…)

ニート(家のあったところに立派な墓を建ててやるでござるからな!!)

―――

そして月日は流れ…入団の日!

ニート(もう一時間も立ちっぱなしでござるよ…死にそう)

キース「貴様は何者だ!!」

ニート「に、ニート・ニートニートです!!」

モブ(何だあのおっさん…)

モブ(しかもデブ…)

モブ(浮きすぎだろ…他はみんな子供なのに一人だけおっさんって…)

キース「貴様はなぜここに来た!」

ニート「巨人を絶滅させるためです」

ザワッ・・・

―――

キース「今日は立体起動訓練だ!!」

モブ教官「今期は優秀なものが多いようだ…」

キース「では次!ニート!!」

ニート「よしきたでござる!!」カチャッ

モブ教官「では上げまーす」キリキリ

バキッ!!

キース「!?」

モブ教官「あまりの体重で装置が破損しました!!」

キース「まずは痩せることが先決のようだな」

ニート「ハァ…ハァ…死ぬ」

コニー「また走らされてるぜあのおっさん…」

アルミン「でも日に日に痩せていくよね」

エレン「あぁ」

―――

そしてさらに月日は流れ!ニートは無事、訓練兵を卒業した!!

―壁上―

ニート(上位十名には入れなかったが、もともと憲兵団に入るつもりもなかったしいいでござるな…)

ニート(でもその代り、ガチムチの屈強な体を手に入れた…!)

ニート(人類は再び尊厳を取り戻しつつある…)

ニート(そして来週にはアニメ巨人子ちゃんの二期が始まる!!)

ニート(人類の反撃は…これからだ!!)ドヤッ

ピカッ

ドォォォォォォォォォン!!

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