QB「僕と契約して魔ほ――」スネーク「パラメディック、」(182)

パラメディック「スネーク?どうしたの?」

スネーク「ハハ、どうしたもこうしたも、食料をキャプチャーしたから君に味を聞こうとしているんじゃないか」

パラメディック「ええっ?でもあなたの持っているゲージは空っぽじゃない」

スネーク「何を言っているんだ、ちゃんと入ってるじゃないか」

QB「zzz…」

パラメディック「どこよ?」

スネーク「どこって・・・この檻の中に白い生き物が入っているだろう!」

パラメディック「」

スネーク「・・・どうした?」

パラメディック「ああ~・・・スネーク?ち、ちょっと失礼していいかしら?」

スネーク「ああ」

パラメディック {…ねぇ・・・今の聞いてた?}

シギント {…ああ・・・まったく、どうかしてるぜ・・・」

ゼロ {…パラメディック、彼はストレスがたまっているんじゃないのか?}

パラメディック {…ええ、そうかもしれないわ・・・かなり重度の幻覚症状が出ているようだし・・・}

シギント {…やっぱりな・・・少し前からおかしいとは思っていたんだが・・・}

ゼロ {…さすがの彼も今回の任務では無理もないだろうな・・・}

スネーク「・・・」

パラメディック「…・・・お、お待たせ!スネーク」

スネーク「・・・ああ」

パラメディック「え、えっとあなたがキャプチャしたのは――」

スネーク「いや」

パラメディック「えっ?」

スネーク「もういい・・・」カチッ...

スネーク「・・・ハァ」

スネーク(自分で確かめるとするか・・・)

QB「んっ・・・んん~・・・」

スネーク「!」

QB「僕は・・・眠っていたのかい?」

スネーク「!お前は・・・?」

QB「まったく、酷いじゃないか。なにもいきなり撃つことはないだろう?まぁ、麻酔銃だったみたいだから助かったけど」

スネーク「・・・」

QB「そうそう!僕の名前はキュゥべぇ!初めまして、ネイキッド・スネーク」

スネーク「!・・・」ジリ...

QB「僕、君にお願いがあって来たんだ!」

スネーク「?」

QB「僕と契約して・・・魔法少女になってほしいんだ!」

スネーク「」


スネーク「ふっ・・・ふはははははははwwwwwwwwwwww」

QB「なにがおかしいんだい?」

スネーク「まほwwwまほうしょうじょ!ハハハハハハwwwwwwwww」

QB「わけがわからないよ」

スネーク「はぁーwwwなかなか面白いことを言うじゃないか」

QB「気に入ってくれたかい?」

スネーク「ああ、いいセンスだ」

QB「それはよかった。じゃあ、まずはここから出してよ」

スネーク「だめだ」

QB「!?」

QB「どういうことだい?契約してくれるんじゃないのかい?」

スネーク「・・・お前にはいくつか聞きたいことがある」

QB「もちろん、何でも訊いてくれ」

スネーク「まず、お前は一体何者なんだ?」

QB「僕は君の敵ではない。むしろ君にとって有益な存在といえる」

スネーク「有益だと?それはどういう意味だ?」

QB「僕は君が僕と契約して魔法少女になってくれる代わりに、君の願いをなんでもひとつだけ叶えてあげることができるんだ」

スネーク「なんだって?」

QB「なんだって構わない、どんな奇跡だって起こしてあげられるよ!」

スネーク「ふっ、そいつはまた夢のある話だな」

QB「君さえよければ今すぐにでも契約して魔法少女にしてあげられるよ!」

スネーク「・・・もしかして本気で言っているのか?」

QB「もちろんさ!なんの意味もないことを言う必要はないだろう?

スネーク「・・・なら、ひとつ気になっているんだが」

QB「なんだい?」

スネーク「魔法・・・少女?」

QB「そうだよ」

スネーク「・・・俺を見ろ」

QB「?」

スネーク「俺が少女に見えるか?」

QB「さすが、鋭いね。本来なら感情という点で第二次性徴期の少女だけが魔法少女には最適なんだけど・・・」

スネーク「なら、どうして俺なんだ?」

QB「そもそも、魔法少女としての素質は当人の背負ってきた因果と感情エネルギーで決まるんだ。
   そのうち感情エネルギーに関しては第二次性徴期の少女の希望と絶望の相転移が最も効率よく生み出してくれる」

QB「だが、君の因果は考えられないほど莫大ものだし、男性成人、しかも屈強な兵士なのに驚くほどに感情の幅も広い。
   極めて稀・・・というか前例がないんだけど、君ならエントロピ――」

スネーク「待ってくれ」

QB「どうしたんだい?」

スネーク「よくわからないんだが・・・もう少し簡単に説明してくれないか?」

QB「ふぅ・・・やれやれ、簡単にいうと君は極めつけのイレギュラーなのさ」

スネーク「つまり・・・俺は特別だと?」

QB「その通り。君ならその気になれば宇宙で五本の指に入る魔法少女にだってなれるだろう!」

スネーク「・・・」カチッ...

スネーク「・・・パラメディック、」

パラメディック「えっ!?あ、あらスネーク、ごきげんよう・・・」

スネーク「少し聞きたいことがある」

パラメディック「あ・・・ああ!例の白い動物のこと!?それは――」

スネーク「違う」

パラメディック「えっ?」

スネーク「その・・・魔法少女について・・・なんだが・・・」

パラメディック「」


スネーク「・・・パラメディック?」

パラメディック「ス、スネーク!?ちょ、ちょっと失礼していいかしら!?」

スネーク「ああ」

パラメディック {…ちょっと!今度は魔法少女がどうとかって!}

シギント {ブハッ!?ゲホッ!ゲホッ!}

ゼロ {…パラメディック・・・彼の精神状態は大丈夫なんだろうな?}

パラメディック {…はっきり言って、かなり深刻な状態ね・・・任務の遂行に支障が出るレベルよ}

スネーク「・・・」カチッ...



スネーク「・・・ハァ」

QB「どうかしたのかい、スネーク?」

スネーク「なぜかお前が一番の味方に思えてくる」

QB「よくわからないけど・・・僕は君の敵ではないからね」

スネーク「どうやらそうらしいな・・・」

QB「やっと僕のことを信用してくれるんだね」

スネーク「いや、まだ信用したわけじゃない」

QB「そんなぁ・・・頼むからもうここから出してよ」

スネーク「・・・お前は”契約”と言ったな?」

QB「そう、契約だ。君は願いが叶う代わりに魔法少女として魔女と戦わなければならない」

スネーク「戦うだと?それも魔女と・・・」


スネーク「・・・魔女というと、中世の魔女伝説やおとぎ話に登場する人物しか思い浮かばんな」

QB「おとぎ話はともかく、魔女と魔法少女は有史以前から地球上に実在するものだよ」

スネーク「なに?」

QB「まぁ、君たち人間が思い描くような姿ではないけれど。そもそも魔女は普通の人には見えないんだ」

スネーク「なんだと?それは魔法少女もか?」

QB「いいや、魔法少女の体はあくまで人間のものだ。魔法少女自身の姿が見えなくなるわけではない」

スネーク「チッ・・・姿が見えなくなるのなら都合がよかったんだが・・・」

QB「それはどういう意味だい?」

スネーク「・・・」

スネーク「ああ、うまかった~」


スネーク「・・・」

QB「どうしたんだい?急に黙り込んで・・・」

スネーク「・・・すまないが、俺は魔法少女になることはできない」

QB「!」

スネーク「俺にはまだやるべきことがある」

QB「それなら問題はないよ。僕と契約すれば願いとして完璧な”かたち”で終わらせることもできる」

スネーク「いや、これは俺の任務だ。俺自身の手で終わらせる必要がある。絶対に・・・」

QB「どちらにせよ結局終わらせるのは君自身じゃないか。わけがわからないよ」

スネーク「・・・」

QB「・・・まぁいい。気が変わったらいつでも――」


  ――ヒュゥン!ブスッ!!


スネーク「ぐぅっ!?」サッ!

「まずい」


で終わらせればよかったんだよ


QB「スネーク!?これはまずいぞ・・・」

  「フフフ・・・ワハハハハハハッ!!」

スネーク「ぐっ・・・フンッ!」グッ、グッ...

  「フ ィ ア ー!!」

スネーク「!」チャッ!

ザ・フィアー「俺は・・・ザ・フィアー・・・」

スネーク「くっ・・・」

 ボヤァ~・・・モワァ~ン・・・

ザ・フィアー「その矢にはクロドクシボグモの毒が塗られている・・・フフ、意識が遠のいてきただろう?」

スネーク「くっ・・・」ジリッ...

ザ・フィアー「毒だ・・・!」


QB「スネーク!檻の隙間から僕に触れて!」

スネーク「黙っていろ・・・」

QB「早く!手遅れになる!」

スネーク「・・・くっ!」モフッ

QB「・・・」フッ...

スネーク(・・・!体の毒気が・・・?)

QB「さあ!」

スネーク「!」チャッ!

ザ・フィアー「なにッ!?」


 ダン!ダン!ダン!


ザ・フィアー「うぁはッ!?ば・・・馬鹿なッ・・・!」ドサッ...

スネーク「・・・お前もコブラ部隊か?」

ザ・フィアー「ハァ・・・グバッ!?ゲホッ!ゲホッ・・・」

スネーク「・・・」ジリジリ...

ザ・フィアー「ハァ・・・ハァ・・・・・・ハァーッ・・・恐怖だ!」

スネーク「!」チャッ!

ザ・フィアー「迫り来る死の恐怖ッ・・・!見えたぞ・・・恐怖がぁッ!」ビュッ!シュルルッ!

スネーク「!」

ザ・フィア「――――――!!!」

スネーク(ハッ!?)

QB「危ない!隠れるんだ!」


  「 フ ィ ア ー! ! 」 ドゴォォォォン!ビュゥン!!!


スネーク「フンッ!」ズザーッ!

 ザザザザッ!チュゥン!ザザザザッ!タンッ!ザザザッ!


QB「ふぅ・・・間一髪だったね」

スネーク「・・・あまりに気の毒だ」

QB「?」

スネーク「・・・ところでさっきのは?くっ・・・一体、なんなんだ?ぐぅっ!」ブシュッ!

QB「解毒のことかい?治癒魔法の一種さ。本来なら僕らにはこんな力はないんだけど・・・その傷も直してあげるよ!」

スネーク「・・・」モフッ

QB「・・・」フッ...

スネーク「お前は一体・・・」

QB「・・・予定変更だ。君には悪いが少々強引な手を使わせてもらう」

スネーク「なに?」

QB「僕から絶対に手を離さないでね」カシャン、チチチチチ...

スネーク「!?―――――」


――――――――………

………………………………
 「ハインドD・・・?」
 「いいセンスだ」
 「敵でも味方でもない・・・」
 「オタコンって、呼んでくれ」
 「スネェェェク!」
…………………………… 
 「奪う?返してもらうのだよ」
 「リキッド!?」
 「やはり貴様は馬鹿だな!」
 「俺は・・・どうすればいいんだ?」
 「信じるものは自分で探せ。そして次の世代に伝えるんだ 」
…………………………… 
 「俺は英雄なんかじゃない。これまでも、これからも・・・」
 「スネーク、今度は俺が守る」 
 「私がママ・・・ビッグママよ」
 「これが、俺たちが勝ち取った自由!アウターヘブンだ!」
 「ビッグボス!?」
………………………………  

スネーク「ボス・・・蛇は一人で・・・いや・・・蛇はもういらない・・・」

………――――――――


  ドサッ!ガラガラガラ!ガシャン!


スネーク「がはぁッ!!」

スネーク「ぐっ・・・ここは?」

QB「大丈夫かい?」

スネーク「!」

QB「悪く思わないでくれ。地面からどのくらいの高さに転送されるかは僕にもわからなかったんだ」

スネーク「お前・・・一体何を・・・どうやって檻の外に・・・」

QB「次元間転送さ。君を本来僕がいるべき世界へ連れてきた」

スネーク「よくわからないが・・・ここはソ連ではなさそうだな・・・だが言った筈だ。俺には俺の任務があると」

QB「だけど、もう僕には君をもとの場所に戻すことはできない」

スネーク「!」

スネーク「どういうことだ・・・それはお前の意思の問題か?」

QB「・・・」

スネーク「答えろ」チャッ!

QB「・・・正確には”僕ら”の意志だ」

スネーク「・・・ふっ、で戻るためには魔法少女になれと?」

QB「願うのは君自身だ」

スネーク「―――」

QB「―――」

 
 ――ヒュウン!


QB「」パタッ

スネーク「!?」

ほむら「そいつには近寄らないほうがいいわ」

スネーク「!」チャッ!

ほむら「・・・」

スネーク「子供!?」

ほむら「あなたは・・・誰・・・?どうして・・・」

スネーク「そういう君は?なぜ銃を?」

ほむら「・・・まったく同じことを訊きたいのだけれど」ファサァ...

スネーク「・・・」

ほむら「・・・」


ほむら「・・・銃をおろしてくれないかしら」

スネーク「・・・君が先に捨てるんだ」

ほむら「それはできないわ」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・」スゥーッ...

スネーク「!」(腕にしまった・・・?)

ほむら「あなたの番よ」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・」スッ...

ほむら「・・・ひとつだけ忠告しておく」

スネーク「・・・」

ほむら「キュゥべえの言葉には耳を貸さないことね」

スネーク「・・・なぜだ?」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・その方が、あなたの身のため」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・もう行かないと、さようなら」

スネーク「待て!」

ほむら「!」ビクッ

スネーク「君にはまだ訊きたいことがある」

ほむら「・・・悪いけど、今は忙しいの」スタッ

スネーク「おい」

ほむら「・・・その格好は目立つと思うわ」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・」スタスタスタ...

スネーク「・・・ハァ」

QB「やれやれ、勘弁してほしいよ」

スネーク「!」

スネーク「馬鹿な・・・」

QB「この個体は特殊なのに・・・」

スネーク「・・・お前は一匹だけではないのか?」

QB「まあね。この個体は別として僕の代わりはいくらでもいる。でもやたらと消耗したくはない。もったいないじゃないか」ハグハグッ

スネーク「・・・今の少女は?」

QB「僕も詳しいことはよくわからないんだけど、彼女も魔法少女みたいなんだ。なぜか僕のことを執拗に狙ってくる」ハグハグッ

スネーク「あれが魔法少女・・・」

QB「・・・」ハグハグッ

スネーク「・・・おい」

QB「なんだい?」ハグハグッ

スネーク「それは・・・ウマイのか?」グゥーッ...

QB「」

QB「きゅっぷぃ」

スネーク「まぁまぁだな」

QB「どうかしてるよ」

スネーク「そもそも、お前を捕まえた理由がこれだからな」

QB「」

スネーク「おかげで厄介なことになってしまったが・・・」

QB「もう僕を食べようだなんて考えないでよ?」

スネーク「ああ、できる限りな」

QB「」

スネーク「ハハ、冗談だ」

QB「笑えないよ」

スネーク「・・・・・・」

スネーク「無線が通じない・・・」カチッ...

QB「当然さ。この世界に君の仲間は存在しないからね」

スネーク「どういう意味だ?」

QB「次元間転送技術さ。魔法少女としての才能が極めて高い君に次元を超えて僕らの世界に来てもらったんだ」

スネーク「・・・つまりお前はこう言いたいのか?・・・ここは本来俺が存在するはずのない空間にあるもうひとつの世界だと」

QB「その通り。やっと理解してくれたんだね。まぁ、正確には世界は二つだけではないけど」

スネーク「ふん、馬鹿げている」

QB「でも変えようのない事実だ」

スネーク「・・・」


スネーク「・・・では元の世界に戻るためにはどうすればいい?」

QB「さっきの特殊な個体がやられてしまったせいで、ひとつしか方法はなくなってしまった」

スネーク「どういうことだ?」

QB「さっきの個体は次元間転送技術と対地球生物用の治療機能を持つ、貴重な個体なんだ」

スネーク「お前では次元間転送とやらができないのか?」

QB「残念だけどね。あれの代わりはもう存在しない」

スネーク「・・・で、ひとつだけ残った戻る方法というのが」

QB「そう、僕と契約して魔法少女になることだ」

スネーク「・・・」

QB「ゆっくり考えてみるといい。僕はいつでも構わないからね」


スネーク「・・・俺には任務がある。ゆっくり考えている時間などない」

キュゥべえ「じゃあ、今すぐ契約するかい?」

スネーク「いや・・・契約するわけにはいかない。俺はお前のために魔女とやらと戦うつもりはない」

キュゥべえ「魔女を倒すことは魔法少女にとっても有益なことだよ?」

スネーク「魔法少女ではない俺には関係のないことだ。俺は別の帰る方法を探す」

キュゥべえ「ほかに方法なんて存在しやしないよ」

スネーク「まだあきらめるのは早い。何か知っていることはないのか?易々と教える筈もないかもしれないが・・・」

キュゥべえ「正直に答えるさ。現時点で、ほかの方法を知っているかと訊かれれば答えはNO(ノー)だけど」

スネーク「フン・・・いずれにせよ、まずはここから出る必要があるな」



スネーク「バレーボール・・・スコアボードにフラフープ・・・ここは運動場の倉庫か何かか?」

QB「ここは見滝原中学校の体育館倉庫だよ」

スネーク「ミタキ・・・それはどこの地名だ?」

QB「日本さ」

スネーク「ニッポン・・・待て、ではなぜあの少女と会話ができた?」

QB「どうして疑問に思うんだい?」

スネーク「俺は日本語で話しているつもりはないんだが・・・」

QB「君が話しているのは紛れもない日本語じゃないか」

スネーク「なんだって!?」

 ガラッ!

スネーク「!」チャッ!

まどか「」

因みに、今のスネークの服装は?まさかネイキッド?

>>64
想像にお任せだが、着せてあげて

スネーク「!・・・」スッ

まどか「え、えっと・・・お、おじさん・・・誰・・・かな・・・?」

スネーク「くっ・・・(おい、キュゥべえ!なんとかしてくれ・・・)」



スネーク(!?どこへ行った・・・)

まどか「あ・・・ああ・・・へ、変な人がいるよー!」ダッ

スネーク(まずい・・・!)ダッ!

 ガシッ!グッ! ガラ、ピシャッ!

まどか「フゥッ!?ウーッ!ウウーッ!!」

スネーク「落ち着け!」

まどか「ウウッ!ウウッ!」ジタバタ

スネーク「安心しろ、君に危害を加えるつもりはない」

まどか「ウウッ・・・?」

スネーク「外への出口はどこだ?教えてくれると助かる」

まどか「・・・」 

スネーク「・・・君の口から手を放す。騒ぐんじゃない、いいな?」

まどか「・・・」コクッ...

スネーク「・・・」パッ

まどか「・・・」

スネーク「出口は?」

まどか「こ・・・ここを出たら・・・す、すぐ右に・・・グ、グ、グラウンドに出る・・・ドアが・・・開いてます・・・」

スネーク「外に人は?」

まどか「体育の時間だから・・・みんな・・・外にいます・・・た、体育館にはいません・・・多分・・・」


スネーク「・・・」

まどか「あ、あの・・・?」

スネーク「・・・ありがとう。60秒数えてからここを出ろ。・・・君は俺と会わなかった、いいな?」

まどか「・・・」コクッ...

~~~~~~~~~~~~~~

スネーク「・・・」チラッ...

ピーッ! ガンバレー! ソノチョウシヨー!.....

スネーク(人が多い・・・誰かに見られる可能性が高いな・・・)

《ほむら「・・・その格好は目立つと思うわ」》

スネーク「・・・」ゴソゴソ...

スネーク「・・・」クイッ...

~~~~~~~~~~~~~~

生徒「あれ?あそこにだれかいない?」

生徒「えっ?」

スネーク「・・・」

生徒「・・・先生かな?でも、あんな先生いたっけ?」

生徒「う~ん・・・白衣着てたしきっと理科の先生だよね?」

スネーク(まさか科学者の服が役に立つとはな・・・)クイッ...

まどか「」

スネーク「」

まどか「あ・・・ああ・・・」

スネーク「・・・」

まどか「あの、その・・・た、体育館のドアから出たら、またあなたと会っちゃうかもしれないから・・・」

スネーク「君は俺と会ったことがあるのか?」

まどか「あ・・・」ドキッ...

スネーク「・・・」

まどか「・・・」ウル...

スネーク「!」

まどか「・・・」ウルウル...

スネーク「・・・それで別の出口を選んだのか?」

まどか「えっ・・・?」

スネーク「裏目に出たな」

まどか「・・・う、うん!結局、会っちゃったね・・・ウェヘヘ…」

さやか「お~い!まどか~!何してんのよ?」

スネーク「!」

まどか「さ、さやかちゃん・・・」

さやか「ん?この人は~?」

スネーク「くっ・・・!」

まどか「あ・・・あぁ~!せ、先生だよ!ほら、ちゃんと挨拶しなくちゃ!」

スネーク「!・・・」

さやか「ええっ!?えっと、こ、こんにちは・・・?」

スネーク「ああ・・・」

さやか「・・・(ちょっと!まどか、まどか!)」

まどか「えっ?」

さやか「(こんな先生いたっけ!?)」

まどか「(い、いたんじゃないかな?あんまり会わないだけで・・・)」

スネーク「おい!」

まどか・さやか「!」ビクッ!

スネーク「ああ・・・いや・・・ゴホン!君たち、先生は、そろそろ、行かないと、いけないの、だがね?」クイッ...

さやか「あっ!すみません・・・止めるつもりはなかったんですけど・・・」

まどか「ぷっ!ティヒヒww」

スネーク「!」

まどか「ふぁっ!?ご、ごめんなさい・・・」

さやか「?」

スネーク「・・・」スタスタスタ...

さやか「行っちゃった・・・」

まどか「・・・ねぇ・・・さやかちゃん?」

さやか「ん~?」

まどか「・・・ううん・・・やっぱ、後で・・・」

~~~~~~~~~~~~~~

さやか・仁美「ズズーッ・・・ぷっ!ははははーwwwwww」

さやか「スゲェwwwまどかまでキャラが”たち”はじめたよぉ~wwww」

まどか「ヒ、ヒドイよぉ~!私、まじめに悩んでるのにぃ~!」

さやか「あーもう決まりだぁ♪それ、前世の因果だわぁ♪あんたたち、時空を超えてめぐり逢った運命の仲間なんだわぁー♪」

仁美「夢って、どんな夢でしたの?」

まどか「それが・・・なんだかよく思い出せないんだけど・・・とにかく変な夢だったって、だけで・・・」

仁美「もしかしたら本当は暁美さんと会ったことがあるのかもしれませんわ」

まどか「ええっ?」

仁美「まどかさん自身は覚えていないつもりでも・・・深層心理には彼女の印象が残っていて、それが夢に出てきたのかもしれません」

まどか「・・・」

さやか「それ出来すぎてない?どんな偶然よー?」

仁美「ふふっ、そうね・・・あら!もうこんな時間?ごめんなさい・・・お先に失礼しますわ」

さやか「今日はピアノ?日本舞踊?」

仁美「お茶のお稽古ですの。もうすぐ受験だっていうのに、いつまで続けさせられるのか・・・」

さやか「うはぁ・・・小市民に生まれてよかったわぁ~・・・」


仁美「では、また・・・」

まどか「バイバーイ!」
さやか「じゃあーねー!」

まどか「・・・ねぇ・・・さやかちゃん」

さやか「ん?ああ、私たちも行こっか」

まどか「ああ~・・・も、もうちょっとだけいいかな?」

さやか「おお?いいけど・・・はは~ん♪さては何か仁美に言えないような話でも?」

まどか「うん・・・体育のときの先生のことなんだけどね・・・」


・・・・・・・・・

さやか「ええーっ!?それって不審者じゃん!!」

まどか「シーッ!さやかちゃん、声が大きいよぉ・・・」

さやか「だって・・・ハッ!?まどか!あいつに変なことされなかった!?」

まどか「さやかちゃんってばぁ・・・!そんなことされてないよ・・・逃げようとしたら捕まっちゃっただけだよ・・・」

さやか「かぁ~っ!許せん!校内で待ち伏せして女子中学生を狙う卑劣な変態男め!」

まどか「あの人はそんなんじゃないよ!」

さやか「ええっ!?」

まどか「あっ、ごめん・・・」

さやか「・・・」

まどか「ただね・・・ただ、なんとなくなんだけどね・・・あの人・・・悪い人じゃないと思うんだ・・・」

さやか「まどかぁ・・・あんたって、ホントにお人好しねぇ・・・学校の中でコソコソ隠れてた奴のこと、どうやったら悪い人じゃないと思えるのよ~?」

まどか「あの人は隠れてたんじゃなくて、あそこから出ようとしてたんじゃないかな?最初に私に訊いてきたのが出口のことだったし・・・」

まどか「それに、最初からあそこに隠れるつもりで入ってきたんなら出口ぐらい知ってると思わない?」

さやか「んん・・・じゃあそもそも、なんであいつは体育館の倉庫なんかにいたのよ?」

まどか「それは――・・・わかんないけど・・・」

さやか「・・・で、どうする?先生には教えるの?このこと・・・」

まどか「大丈夫だよ・・・あの人はもう学校に来たりしないと思うし・・・」

さやか「う~ん・・・でも、もしあいつが性欲を持て余した変態だったりしたらどうするの?」

まどか「よくわかんないけど絶対違うよ・・・悪い人じゃないよ・・・」


さやか「むぅ・・・ま、まどか本人がそこまで言うならよしとするか・・・」

まどか「ありがとう、さやかちゃん・・・この話、みんなには内緒だよ?」

さやか「わかってるって~あたしたち二人だけの ヒ ミ ツ ♪」

まどか「ありがと・・・じゃあ・・・行こっか!」

さやか「うん!あっ・・・ねぇ、帰りにCD屋寄ってもいい?」

まどか「いいよ!また上条君の・・・?」

さやか「ウェッヒヒ…まぁねぇ~♪」


~~~~~~~~~~~~~~

スネーク(ガラス張りの高層ビル・・・見たこともないようなハイテク設備・・・ずいぶんと奇妙な街だな・・・)クイッ...

スネーク(あの学校といい・・・どうやら、キュゥべえが言っていたことは本当のようだ・・・)

スネーク「・・・!」ピタッ

【本日の日替わり-目玉焼きハンバーグ定食 (※これは見本です)】

スネーク「ほぉぉ・・・」

スネーク「・・・!」クイッ...

【\938(税込\984)】

スネーク「・・・ハァ」

CALL!CALL!CALL!

スネーク「!」(無線が・・・?)


スネーク「・・・誰だ?」

QB「スネークかい!?」

スネーク「お前は・・・!一体どうやって・・・」

QB「テレパシーの一種さ!直接伝えることもできるけど、この方が君が慣れているかと思ってね」

スネーク「・・・何の用だ?」

QB「僕を助けてほしいんだ!また彼女が・・・」

スネーク「彼女?・・・例の魔法少女か?」

QB「早く来てくれ!その近くの路地裏に――ザザッ!」

スネーク「くっ!?おい!キュゥべえ!」



スネーク「クソッ・・・」

昼食なう


ほむら「・・・」

QB「」

QB「・・・」ササッ!

ほむら「!」バヒュン!

QB「!」サッ!タタタタタ....

ほむら「・・・」タッタッタッ...

QB「へッ、へッ、へッ、・・・!」


 サササッ・・・  


ほむら「!」

ほむら「・・・」タッタッタッタッタッ....

~CDショップ内~

さやか「・・・」♪~

まどか「・・・」♪~


 「 タ ス ケ テ ・・・」


まどか「!」カチャ...

  ―――――――

まどか(あれっ・・・?今何か聞こえたような・・・)


 「 タ ス ケ テ ・・・ マ ド カ ! 」


まどか「!ふぇっ・・・ええっ・・・?」キョロキョロ...


 「ボ ク ヲ ・・・ タ ス ケ テ ・・・ ! 」


まどか(向こうの方かな・・・?)スタスタスタ...

さやか「?」(まどか・・・?)


スネーク「・・・」

【工事現場への入り口】

CALL!CALL!CALL!

スネーク「!」カチッ...

QB「スネーク・・・」

スネーク「キュゥべえ、大丈夫か?」

QB「タスケテ・・・――ザザッ!」

スネーク「くっ!・・・」

スネーク「・・・」バサッ!タッタッタッタッ....

スネーク「フンッ・・・」スタッ!

スネーク「・・・」(暗いな・・・)


  「――酷いことしないで!――」


スネーク「!」タッタッタッ...サッ...チラッ...

ほむら「あなたには関係ない」

まどか「だってこの子、私を呼んでた!聞こえたんだもん!助けてって!」

QB「ヘェっ・・・ヘェっ・・・」

スネーク「・・・」

ほむら「そう・・・」

まどか「えっ・・・」

ほむら「・・・」

まどか「ええっ・・・」

ほむら「・・・」


スネーク「動くな」チャッ!

ほむら「!」

まどか「えっ・・・」

ほむら「っ・・・」

スネーク「その子とキュゥべえから離れろ」

まどか「!おじさん・・・?」

ほむら「えっ・・・」

スネーク「・・・」


 ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!


スネーク・ほむら「!?」


さやか「まどか!こっち!」

まどか「さやかちゃん・・・!」

スネーク「くっ・・・」

ほむら「っ・・・」

まどか「・・・」

さやか「まどか!なにやってんの、早く!」

まどか「ふぁっ・・・う、うん!」タッタッタッ

さやか「っ・・・エイッ!」ブンッ!――ガラン、ガラン!


スネーク「チッ・・・」

ほむら「・・・」スッ...

  
   ―――ブ ン ッ !―――


スネーク「!」

ほむら「・・・どうして・・・邪魔したの・・・」

スネーク「・・・俺には君がキュゥべえとあの少女を襲っているように見えた」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・」


  ボワァ~ッ・・・~~~><~~~><~~~><~~~><~~~

  
 
スネーク・ほむら「!」


スネーク「これは・・・!?」

ほむら「・・・こんな時に・・・」


まどか・さやか「ハッ・・ハッ・・・ハッ・・・!」タッタッタッタッ…

さやか「なによ、あいつ!今度はコスプレで通り魔かよ!」

さやか「しかも、どうしてあの男がいるわけ!?あいつはあいつで軍隊のコスプレ!あの二人はグルで仲間割れでもしてたの!?」

まどか「ち、違うよ・・・!あの人は私とこの子を助けてくれようとしてて・・・でも、ほむらちゃんはそんな・・・」

さやか「ああ!もう!わけわかんないよ!つか、なにそれ?ぬいぐるみじゃないよね?生き物?」

まどか「わかんない・・・わかんないけど・・・この子、助けなきゃ・・・!」

まどか・さやか「ハッ・・ハッ・・・ハッ・・・」タッタッタッ・・・タッ、

さやか「あ、あれ・・・?非常口は・・・?どこよ!ここ!?」

まどか「変だよ・・・ここ・・・どんどん道が変わっていく・・・!」


スネーク「おい、この妙な空間は何だ・・・?」

ほむら「魔女の結界・・・気をつけて」スゥーッ...

使い魔「rrrrrrrrrrrrrrrrr…」

スネーク「!」チャッ!

使い魔「datwimioundrcakidi…」チョキチョキ...

スネーク「・・・この、やかましい綿毛は?」

ほむら「それは魔女の使い魔・・・魔女の話はキュゥべえから?」

スネーク「ああ、多少は聞いている・・・」

ほむら「なら、多少は話が早いわ・・・」

スネーク「・・・」ダンッ!
ほむら「・・・」バァン!


スネーク「・・・」ダンッ!ダンッ!ダダンッ!

使い魔「」「」「」「」

ほむら「・・・」バァン!バァン!バァン!バァン!

使い魔「」「」「」「」

スネーク「・・・うまいな」

ほむら「・・・下がって、これを使う」ピンッ!

スネーク「!」サッ!

ほむら「・・・」ポイッ!


   ドオォォォォン!


使い魔「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

スネーク「君はそんなものをどこで?」カチャッ...ジャキーン!

ほむら「言ったでしょう。まったく同じことを訊きたいって」バァン!

スネーク「・・・フン、」ダンッ!


ほむら「!」(この魔力のパターンは・・・)

 
  ~~~~~~~スゥーッ・・・


スネーク「!」

ほむら「・・・」ファサッ...

スネーク「使い魔と空間が消えた・・・?」

ほむら「・・・」ヒュッ!

スネーク「!おい、どこへ行く!」



スネーク「ハァ・・・」

QB『スネーク・・・僕はもう大丈夫だよ・・・』

スネーク「!?」

スネーク(これが例のテレパシーとやらか・・・妙に響くな・・・)

マミ「・・・飲み込みが悪いのね。”見逃してあげる”って、言ってるの」

ほむら「・・・」

マミ「・・・」

マミ「・・・お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」

ほむら「・・・」

まどか・さやか「・・・」

マミ「・・・」

ほむら「・・・」クルッ...

まどか「・・・」(ほむらちゃん・・・)

ほむら「・・・」ヒュッ・・・


スネーク「・・・」スタスタスタ...

スネーク(この方向へ行った筈だ・・・)

ほむら「・・・」スタスタスタ...

スネーク「!」

ほむら「!」

スネーク「・・・どこへ行く?」

ほむら「・・・」スタスタ...

スネーク「あの少女とキュゥべえに用があるんじゃないのか?」

ほむら「・・・」ピタッ...

スネーク「・・・なぜ、キュゥべえを狙う?」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・あなたには関係ない」

スネーク「・・・」


ほむら「・・・あなたが何者かは知らないけれど」

スネーク「・・・」

ほむら「・・・鹿目まどか、」

スネーク「なに?」

ほむら「彼女には・・・関わらないで」

スネーク「鹿目まどか・・・?それは誰のことだ?」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・あの少女の名前か」

ほむら「・・・あなたのせいで彼女に何かあったら・・・許さない」キッ...

スネーク「・・・」

ほむら「・・・」

スネーク「・・・覚えておこう」

ほむら「・・・」スタスタスタ...


スネーク「待て!」

ほむら「!」ビクッ

スネーク「君の名前は?」

ほむら「・・・あなたの名前は?」

スネーク「ハハッ、レディーファーストだ」

ほむら「・・・暁美ほむら」

スネーク「・・・スネークだ」

ほむら「スネーク・・・?それが本名?」

スネーク「いや、コードネームだ」

ほむら「コードネーム・・・」

スネーク「あだ名みたいなものだ」

ほむら「・・・覚えておくわ」スタスタスタ...

スネーク「・・・」




マミ「・・・」ポワーン...

QB「んんっ・・・」

まどか・さやか「ぉぉ・・・」

QB「ありがとう、マミ・・・助かったよ!」

マミ「お礼はこの子達に。私は通りかかっただけだから」

QB「どうもありがとう。僕の名前はキュゥべえ!」

まどか「あなたが私を呼んだの・・・?」

QB「そうだよ、鹿目まどか!それと、美樹さやか!」

さやか「なっ!なんで・・・あたしたちの名前を?」

QB「僕、君たちにお願いがあって来たんだ!」

まどか「ふぇ・・・?お願い・・・?」

QB「僕と契約して・・・魔法少女になってほしいんだ!」


オセロット「また会おうッ!(悔)」

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