姉「これから弟くんに虫コナーズを付けたいと思います」(574)

ペタペタ

弟「おい」

姉「なんですか?」ペタペタ

弟「なぜ俺に虫コナーズを大量に付けている」

姉「弟くんに悪い虫が付かないようにです」ペタペタ

弟「やめてください」

姉「イヤです」

――

弟「はぁ…姉ちゃんが何を考えてるか分からん」ヌギヌギ

姉「乳首の数二個…ホクロの数三個…ふむ 特に変わったところはないか」メモメモ

弟「おい」

姉「なんでしょう?」

弟「次は何をやっている」

姉「弟くんのボディチェックです」

弟「俺の部屋を覗きながら堂々と言うな」

姉「弟の身体を姉がチェックするのはどこの家庭でも行われている至極当たり前の事ですよ」

弟「そんな嘘に俺が引っ掛かるとでも?」

姉「生まれてこの方嘘なんて一度たりともついた事はありません」

弟「…もういいから出てってくれ」

姉「イヤです まだ夕方恒例の弟くんとのキスが済んでいません」

弟「俺とあんたがいつキスをした」

姉「この時間になると毎日毎日私の身体を求めてくるじゃないですか」

弟「俺をオナニーのおかずに使うのは止めてください」

姉「 …そして弟くんの手がわたしの服の中に入ってきて」モゾモゾ

弟「俺の目の前で一人で始めないでくれませんか?」

姉「ダメですか?」

弟「ダメです」

――

弟「さてと風呂にでも入るかな」

姉「あら奇遇ですね わたしも今入ろうとしたところです」

弟「どこから沸いて出た」

姉「弟くんのベッドの下に潜んでいました」

弟「怖いのでもう二度とこんな真似はしないでください」

姉「分かりました では今度からタンスに隠れる事にします」

弟「俺の部屋に来ないでいただきたい」

姉「それが弟くんから5メートル以上離れると死んでしまう病気を患ってる者に言う台詞ですか?」

弟「もう一度病院に行って検査してもらいなさい 脳を」

――

母「弟ーお姉ちゃん出たからお風呂はいりなさーい」

弟「はーい」

弟「さて入るか」

――

シャアアアア

弟「」ワシャワシャ

弟「」ゴシゴシ

姉「」ゴシゴシ

弟「…おい」ゴシゴシ

姉「なんでしょう?」ゴシゴシ

弟「いつからそこにいた」ゴシゴシ

姉「二時間程前から待機していました」ゴシゴシ

弟「なぜ俺は気付かなかった」ゴシゴシ

姉「壁と同じ色のペンキを塗って待機していたからではないでしょうか」ゴシゴシ

弟「なるほど」ゴシゴシ

姉「弟くんの弟くんを拝めるのはお風呂だけ」

弟「○○先生の漫画が読めるのはジャンプだけ みたいな言い方するな」

姉「次回弟くんが姉に急接近!?」

弟「勝手に恐ろしい次回予告を作らないでくれ」

姉「来週は少しえっちな展開になってしまうかも…PTAが恐ろしい!」

弟「変な巻末コメントもな」

――

弟「さてと寝るかな」モゾッ

姉「いらっしゃいませ」

弟「やはり潜んでいたか」

姉「弟くんの弟くんを触れるのはベッドだけ」

弟「待て 触った事があるのか」

姉「愚問ですね」

弟「俺の弟よ どうやら怖い思いをさせてしまったようだな 申し訳ない」

姉「大丈夫 弟くんは喜んでいましたから」

弟「やめてくれ これ以上は聞きたくない」

姉「弟くんは弟くんで息を荒くして…」

弟「やめてください」

姉「今週まさかの急展開!弟くんの弟くんを口にした姉が…!?」

弟「おいまさかフェラチオという技まで覚えていたのか?」

姉「昨日初めて使ってみました」

弟「お願いです もうやめてあげてください」

姉「イヤです」

弟「どうしたらやめてもらえますか?」

姉「わたしと結婚してくれたらやめてあげます」

弟「誰か助けてください」

――

チュンチュン

姉「今日は学校がお休みなので朝から弟くんの部屋に侵入してみたいと思います」

弟「堂々と入って来ないでくれ」

姉「おや どうやら弟くんはベッドで漫画を読んでいるようですね 突入してみましょう」

弟「お願いだから漫画を読ませてくれ」

姉「どうぞお構い無く」

弟「」ペラッ

姉「」ジーッ

弟「」ペラッ

姉「」ジーッ

弟「…はぁ 集中できない」パタンッ

姉「集中できない時は一抜きすると良いってご近所さんが言ってましたよ」

弟「普段どんな会話をしてるんだ」

姉「試してみましょう」

弟「試しません」

姉「なぜですか?」

弟「姉ちゃんの前でんな事できるわけないだろう」

姉「でも最近抜いたのは一週間前…そろそろ抜き時では?」

弟「どうして知ってる」

姉「弟の体調管理も姉の仕事です」

弟「体調管理は自分でやるんでもうそういうのは止めていただきたい」

姉「弟くんのあんな表情を見れるのは自慰行為の時だけ」

弟「ちょっと待て 一部始終見られていたのか?今までずっと」

姉「愚問ですね」

弟「…消えてしまいたい」

姉「ですのでわたしは弟くんの性癖も全て把握済みです わたしだったら弟くんを気持ち良くしてあげられると思いますよ」

弟「待て 話がおかしい方向に進んでる」

姉「例えばこういうのとか…」プチプチ

弟「待ちなさい なぜ服を脱ぎ出している」

姉「じゃーん ガーターベルトー!」

弟「ドラえもんが道具を出す時のような掛け声と共にそんなエロい姿を見せないでくれ」

姉「どうですか?こういうのが好きなのでしょう?」

弟「姉のそんな格好を見たいと思う弟はこの世に存在しません」

姉「でも弟くんの弟くんは興味津々みたいですよ」

弟「こればっかりは仕方ない」

姉「じゃあ始めましょうか」

弟「始めません」

姉「なぜですか」

弟「あなたが実の姉だからです」

姉「ほう…では実の姉でなければ始まるのですね」

弟「そうかもしれないですね」

姉「隠していましたが実はわたしは本当の姉ではないのです」

弟「ほう」

姉「捨て子だったわたしを拾ってくれたのが今の母です」

弟「それで」

姉「という事なのでセックスしましょう」

弟「ざっくり行きすぎだろ」

姉「ダメですか?」

弟「ダメです もう少し上手い嘘を練習しなさい」

姉「でももう我慢できないのです」

弟「待て 早まるな」

姉「少しだけ触ってもらえないでしょうか?」

弟「何をだ」

姉「まn」

弟「却下」

姉「ではどこなら良いのですか?」

弟「どこもダメだ」

姉「触ってくれるまでずっとこの格好でいますよ」

弟「うっ…それはキツい…」

姉「もうこの際下着も脱いでしまいましょう」

弟「待て 触る 触るから服を着てくれ」

姉「本当ですか!では まn」

弟「そこは絶対に無理です」

姉「では今日のところは胸で許してあげましょう」

弟「助かります」

姉「ではどうぞ」

弟「…」

姉「どうぞ」

弟「…」

姉「やはり下着が邪魔だから脱いでしまおう」

弟「ごめんなさい 今すぐ触りますので勘弁してください」

姉「早くしなさい」

弟「なんでこんな事に…」スッ

姉「ドキドキ」

弟「ごめんなさい 母ちゃん」サワッ

姉「んっ…///」ピクンッ

弟「頼むからそういう反応は止めてくれ」サワサワ

姉「そんなこと言ったって感じてしまうのだからしょうがない…あんっ」ピクピクッ

弟「触ったぞ ほら早く服を着ろ」

姉「…まだだ まだ終わっちゃいない」

弟「なん…だと?」

姉「貴様は胸に触れただけだ まだ揉んではいないだろう」

弟「さっき触ればいいって言っただろ」

姉「気が変わった」

弟「なんて理不尽な…だがそんなこと出来ません 諦めなさい」

姉「じゃあ下着を脱いで…」

弟「待て待て 分かった揉めば許してくれるんだな?」

姉「もちのろん」

弟「くそう…初めて揉む胸が姉ちゃんになってしまうとは…」

姉「早く早くぅ」

弟「可愛い声をだすな ええい やってやる」モミッ

姉「ひゃぅっ!」ビクッ

弟「ほらどうだ これで満足しただろ」モミモミ

姉「だ…だめです…あと3分」ピクピクッ

弟「さっ…3分だと」モミモミ

姉「そっ、そうです…んっ///」ピクンッ

弟「耐えられるのか俺」モミモミ

姉「…お、弟くん…気持ち良いです…///」ハアハア

弟「やめてください お願いだからそういう事言うのやめてください」モミモミ

姉「弟くぅん…///」ハアハア

弟「そんな子犬のような瞳で見つめてくるな」モミモミ

姉「…んぅっ///」ハアハア

弟「あと30秒 頑張れ俺 そして耐えるんだ弟くん!」モミモミ

姉「…あんっ…うっんっ…///」ハアハア

弟「はい 終わり」バッ

姉「ハァハァ…」クタッ

弟「じゃあ俺散歩してくるから 服着とけよ」バタンッ

姉「…」ハアハア

姉「…人に触られるというのはこんなに気持ちの良いものなんですね///」ドキドキ

――

ガチャ

弟「散歩してきたら少し落ち着いたな」

姉「おかえりなさい」

弟「ただいm…おい」

姉「どうかしました?」

弟「なぜまだそんな格好をしている」

姉「上は着ました」

弟「下も履きなさい」

姉「下は弟くんがもう一回触ってくれたら履きます」

弟「もう絶対に触りません」

姉「じゃあこの格好のままコンビニに行ってきます」

弟「わかった 触ろう」

姉「とても嬉しいです」

弟「じゃあ…」スッ

姉「ちょっと待ってください」

弟「なんだ?」

姉「次は胸ではなく まn」

弟「断る」

姉「じゃあコンビニに…」

弟「待て待て待て」

姉「触っていただけますか?」

弟「…そこだけは勘弁してくれ」

姉「なぜです?」

弟「弟が触っていいところではない いやむしろ触りたくない」

姉「洗ってきます」

弟「そういう意味ではない」

姉「じゃあどういう意味ですか?」

弟「そういう事は将来を誓いあった人とするべきかと」

姉「じゃあ今将来を誓い合いましょう」

弟「そう来たか」

姉「どうやって誓い合えばいいんですか?」

弟「さっきも言ったが姉弟では無理だ」

姉「実は本当の姉ではないのでs」

弟「だから諦めてはもらえませんか?」

姉「じゃあ触るのではなく舐めるというのはどうですか?」

弟「なぜそういう発想が出てくる」

姉「お願いします」

弟「絶対にダメだ ありえない」

姉「じゃあ挿れt」

弟「馬鹿かお前は」

姉「じゃあ何ならいいんです?」

弟「それを俺に聞くか」

姉「わかりました ではパンツの上から触ってください」

弟「頭の中でどう整理したらそうなる」

姉「早くしないと母が帰ってきてしまいますね…」

弟「…わかった 触ろう」

姉「嬉しいです!」パアッ

弟「先に言っておくが一瞬だからな」

姉「10秒」

弟「…分かった 10秒だな もう変更はなしだぞ」

姉「はい」

弟「では…」スッ

姉「ドキドキ」

弟「」クチュッ

姉「っっ!!」ビクンッ

弟「…なぜ濡れている」スリスリ

姉「お、弟くんが…さっき…あっん///」ビクッ

弟「…こうも濡れるものなのか」ヌチュヌチュ

姉「んっ…あっ…///」ピクピクッ

弟「…」クチュクチュッ

姉「あんっ…弟く…ん…じゅ、10秒…///」ハアハア

弟「はっ 俺としたことが」サッ

姉「はぁはぁ…///」ドキドキ

弟「任務は完了した さあ服を着なさい」

姉「…はい」スッ

弟「ちょっと待て」

姉「なんでしょう?」

弟「その超ミニスカートはなんなんだ」

姉「可愛いでしょう」

弟「そういうことを言ってるのではない パンツが丸見えじゃないか」

姉「お姉ちゃんの身体をもっと触ってくれたら丈が長くなっていきます」

弟「このやり取りはいつまで続くんだ」

姉「わたしの気が済むまでです」

弟「やはりか…」

姉「母が帰ってくると色々面倒なのでわたしの部屋に行きましょう」

弟「…」

――

ガチャッ

姉「うふふ あがって ちらかってるけど」

弟「彼氏を部屋に招いた女みたいな態度は止めろ」

姉「まさか弟くんがわたしの部屋に入ってくれる日が来るなんて夢のようです」

弟「夢なら早く覚めてくれ」

姉「さて始めますか」ヌギヌギ

弟「待て待て待て なんで脱いでいる」

姉「女が男性を部屋に招き入れるということはセックスOKという意味です」

弟「お前はニワトリか 数分前に話した事をなぜ忘れる」

姉「はて何の事やら」

弟「部屋に戻る」

姉「待ってください 服は着ます 先程の状態に戻します」

弟「そのまま普通の服装に戻ってくれたらどんなに嬉しいことか」

姉「はい 超ミニスカート&ガーターベルトー!」

弟「ドラえもんはもういいから そのガーターベルトだけ脱いでもらってもいいか」

姉「なぜですか?」

弟「理由は言いたくない」

姉「ふむ ならば一生脱ぎません」

弟「エロいからです」

姉「ならば尚の事 一生脱ぎません」

弟「言わなきゃ良かった」

姉「ということは少なくともわたしを女として見てくれているというわけですね」

弟「墓穴を掘った」

姉「好きです 付き合って下さい」

弟「なんだそれは」

姉「女として見てくれているということはわたしが彼女になる事も可能です なのでお願いします」

弟「ごめんなさい あなたとは一生付き合えません」

姉「なぜですか」

弟「何度も言っているが俺たちが姉弟だからだ」

姉「では姉弟じゃなけれb」

弟「そのくだりはさっきやった」

姉「…そう言っていられるのも今のうちです」

弟「なんだと?」

姉「すぐに弟くんの方から付き合って下さいと懇願する事になるでしょう」

弟「ほう 何か作戦でもあるのか?」

姉「これから毎晩ガーターベルトで誘惑します」

弟「やめてください お願いします」

姉「イヤです 先程からわたしの太ももの辺りをチラチラ見ているのは確認済みです」

弟「これが男の性というやつか」

昨日姉ものの奴書いてたひと?

>>48
違うよ

姉「気に入っていただけて嬉しいです」サッ

弟「俺の目の前で脚を組むな」

姉「イヤです あと少しで弟くんがわたしにメロメロになるのですから」ムギュッ

弟「谷間を見せるな」

姉「…襲ってきませんね」

弟「誰が襲うものか」

姉「そうですか ならばわたしから…」ジリッ

弟「やめろ その今にも襲いかかりますみたいなポーズはやめろ」

姉「泣いてもわめいても誰も来ませんぜ旦那…へっへっへっ…」ジリッ

弟「どこでそんなくだらない台詞を覚えた」

姉「弟くんが一昨日寝言で言っていました」

弟「どんな夢を見ていたんだ しっかりしろ俺」

姉「すきあり!」ダキッ

弟「馬鹿なっ」

姉「弟くぅーん」ギューッ スリスリ

弟「やめろ まじでやめてくれ」

姉「胸を押し付けてみましょう」ムギュー

弟「くっ 無駄にデカいだけの事はある」

姉「どうですか わたしのEカップの胸は?」ムギュッ

弟「姉でなければ天国だ だが姉である事によって地獄だ」

姉「地獄も悪くねえですぜ旦那…へっへっへっ…」ムギュムギュ

弟「そのキャラだけはやめてくれ 穴があったら入りたくなってしまう」

姉「じゃあ入りますか わたしの穴に」ピラッ

弟「結構です」

姉「旦那ぁ…この現状を打破したいとは思いませんか…へっへっへっ」ムニュムニュ

弟「今すぐ」

姉「良い取り引きがありますぜ…へっへっへっ」ムニュムニュ

弟「悪い予感しかしない」

姉「触ってくれるだけでいいんでさぁ…あっしのナマまn」

弟「交渉決裂でさぁ」

姉「ぐぬぬ…」

姉「じゃあまたパンツの上からでいいんでお願いします」

弟「もうやりません さっき死ぬほど後悔したんで」

姉「それでは仕方ないですね 先程起こった出来事を洗いざらい母に話してきます」

弟「待ちなさい」

姉「やってくれますか?」

弟「最後だぞ」

姉「…はい では5分」

弟「長すぎる」

姉「じゃあ一時間」

弟「なぜ増えた」

姉「この2択です」

弟「くっ…これをやったら俺を解放してくれるんだな?」

姉「はい」

弟「…よし わかった」

姉「じゃあお願いします」パカッ

弟「脚を開くな」

姉「やりやすいかと思いまして」

弟「…まあいい 行くぞ」スッ

姉「ドキドキ」

弟「」サワッ

姉「んっ…!」ピクッ

弟「…一体俺は何をしているんだろう」サワサワ

姉「…やっぱり…気持ち良いです…弟くんに触られるの…///」ハアハア

弟「何も言わないでくれ」スリスリ

姉「弟くん後ろ!!」

弟「えっ」クルッ

姉「」ササッ

弟「何もないじゃないkっておい」

姉「なんでしょう?」

弟「なぜパンツをずらした」

姉「弟くんにナマまnを触ってもらうためです」

弟「話が違うだろ」

姉「おっと 手を話すとまた最初からやり直しですぜ 旦那ぁ」

弟「謀ったな…!」

姉「ほら続けなさい」

弟「くっ…もうこうなればヤケだ」クチュッ

姉「ひゃうっ…!!」ビクンッ

弟「これを乗り越えれば明るい未来が待っているんだ…」ヌチュヌチュ

姉「あっ…んっ…弟く…んっ///」ハアハア

弟「あと3分…」クチュックチュッ

姉「ふぁっ…んっ…!///」ハアハア

弟「…耐えてくれ弟くん」ヌチヌチッ

姉「おっ…おと…おとくっん…まっ、待って…っん!///」ハアハア ビクビクッ

弟「どうせ離したらまた始めからとか言われるんだろうが」ヌチュヌチュッ

姉「ちがっ…んぅっ…!///」ビクビクッ

弟「残り2分…」ヌリュヌリュッ

姉「やっ…にふんも…たえ…られ…ないっ…ああんっ…!」ビクビクッ

弟「何を言ってるか理解できん」クチュクチュリュッ

姉「ハア…お…おとくん…もお…お姉ちゃんっ…んっ…!」ハアハア

弟「残り1分…」クチュクチュッ

姉「ひゃ…やめっ…だっ…めっ…これいじょおは…ハァハァ…」トロン

弟「あと30秒」ヌリュヌリュッ

姉「あっ、おとっ…おとくん…だめっ…わたし…もおっっ…!」ハアハアハア

弟「15」ヌチュヌチュ

姉「あっ…んあぁんっっ!!」ビクン ビクビクッ

弟「はい終わり」サッ

姉「…ハァハァハァ」グタッ

弟「ん 急に静かになってどうしたんだ?」

母「弟ー姉ーご飯よー!」

弟「はーい」

弟「じゃあ先行ってるからな」ガチャッ

姉「…ハァハァ」ドキドキ

姉「……いっちゃいました」ハアハア

――

チュンチュン

母「弟ーお姉ちゃん起こしてきてー」

弟「ん わかった」

弟「姉ちゃんが寝坊なんて珍しいな」テコテコ

弟「姉ちゃん」コンコン

弟「…開けるぞ」ガチャッ

姉「」

弟「寝てる…おい姉ちゃん遅刻するぞ」

姉「弟く…ん…」

弟「ん どうした」

姉「身体が…熱いです…」グッタリ

弟「まさか…」スッ

弟「熱い これは熱があるな」

姉「弟くん…苦しいです…」ハアハア

弟「おい大丈夫かよ」

姉「…ックスを」

弟「ん?」

姉「セックスをすると…熱が下がると聞いた事があります…」ハアハア

弟「一生寝てろ」

――

弟「…昨日あんな格好でいたからだろうな」

弟「…待てよ 俺があんなところを触ったから俺菌が体内に入り込んで…」

弟「いやないな うん ないない」

友「何一人でぶつぶつ言ってんだ?」ヌッ

弟「友か おはよう」

友「はよ おっ今日は姉さん一緒じゃねえのか 珍しいな」

弟「体調不良だ」

友「ふーん…ん?弟 お前背中になんか付いてんぞ」

弟「背中に?」

友「…なんだこれ?」スッ

弟「虫コナーズ…野郎 いつの間に」

友「また姉さんのイタズラか?」クスッ

弟「最近イタズラでは済まないレベルに達してきた」

友「いいじゃねえか 姉弟仲良くってさ」

弟「お前は姉の恐ろしさを知らないからそんな事が言えるんだ」

友「そんなに嫌だったら離れればいいじゃねえか」

弟「離れる?」

友「彼女を作っちゃえばいいんだよ」

弟「彼女?」

友「そっ そうすれば流石の姉さんでも身を引くだろ」

弟「そんな姉ちゃん想像つかないが」

友「山田なんてどうだ?目立たないけどけっこう可愛いしよ」

弟「山田?中の下だろ」

友「じゃあ佐藤は?」

弟「デブじゃん」

友「あれでデブかよ…じゃあ田中は?」

弟「論外」

友(…クラスの可愛い娘を挙げてみたんだが…やはりあんな美人な姉さんといつも一緒にいると目が肥えるのか…)

友「あっ、じゃあ…」

「おはよう」

弟「ん」

友「あっ 女さん」

女「なんの話してたの?」ニコッ

友「弟の彼女の話だよ」

女「…っ!弟くん彼女ができたの!?」

弟「できてない 友が勝手に言ってるだけだ」

女「そ、そうだったの」ホッ

友「姉離れしたいんだとよ」クスクス

女「あれ そういえば姉さんの姿が見えないけど…」

弟「ん ちょっと熱出しちゃってな」

女「へぇ…」(チャーンス)キランッ

女「じゃ、じゃあ今日は一緒にいられるんだね///」チラッ

弟「ん ああ」

女「ふふふ 嬉しい」(っしやあああああああああ!)

友「ところで女さんは好きな奴とかいんのか?」

女「えっ…ま、まあ…」チラッ

弟「?」

友「あちゃー じゃダメかぁ」

女「なに どうかしたの?」

友「女さんが良ければ弟の彼女になってもらおうと思ったんだけど…」

女「お、弟くんの彼女!?」(キターーーー)

友「なぁ 女さんなら申し分ないよな」

弟「いや遠慮しとくわ」

女(ガーン)

弟「俺に女さんなんて勿体無いだろ」

女(あっそういう事か…)ホッ

友「まあ確かに」

女「そ、そんなことないっ…!」

弟「えっ」

キーンコーン

弟「あっやべ 急がねえと」タタッ

女「あっ…」

女「ちぃっ せっかくのチャンスだったのに!」

友「えっ 今何か言った?」

女「いえ なんにも」

――

女「へえ…姉さんに付きまとわれて困ってるのね」

弟「そうなんです」

友「俺は羨ましいけどなぁ」ハハッ

弟「まじで俺の立場になってみろ 一人の時間がないんだぞ 風呂だって…」

女「お、お風呂!?」

友「風呂まで一緒かよ!?まじで羨ましい!」

弟「相手は実の姉だぞ」

友「あの美人な姉さんの裸がいつでも見られるわけか…」ゴクリッ

弟「人の話聞いてる?」

女「…そ」ギュッ

弟「ん?」

女「そんなのダメよ!じ、実の姉弟なんだし…絶対おかしい!」

弟「うむ やはり女さんは分かっている」

女「えっ そ、そうかな…」ドキッ

弟「うーむ どうしたものか…」

女「あっあたしが…!」

弟「えっ?」

教師「ほら そこ!何を話している 授業始めるぞ!」

弟「すいません」

女「…ちぃっ 邪魔すんなよクソ教師…」ボソッ

友(女さんてこんなキャラだったんだ…)

――

キーンコーン

女「弟くーん」タタタッ

弟「ん どうした」

女「い、一緒に帰ってもいい?」ドキドキ

弟「ん 悪い 寄りたい所あるから」

女「あっ…そ、そっか じゃあまた明日ね」

弟「じゃあな」テクテク

女「…」

女「っち くそがっ!」ガンッ

女「」テクテク

友「…またもや見てはいけないものを見てしまった」コソッ

――

ガチャッ

弟「ただいまー」

弟「…」

弟「そうか姉ちゃんは動けないのか」

弟「…姉ちゃんが襲撃してこないというのも違和感があるものだな」

――

コンコン

弟「姉ちゃん開けるぞ」ガチャ

弟「帰りに冷えピタとアイス買ってきてやったぞ…ってあれ」

姉「zzz」

弟「寝てるのか じゃあまた後で…」スッ

姉「おと…おとくん…」

弟「ん 起きたのか どうした」

姉「zzz」

弟「なんだ 寝言か」

姉「zzz」

弟「…うーむ 我が姉ながら綺麗な寝顔だ」マジマジ

姉「…らないです」

弟「ん?」

姉「そんな…大きいの入らないです…むにゃむにゃ…」

弟「一体どんな夢を見ているんだ」

姉「んっ…」パチッ

弟「起きたか」

姉「弟くん…」

弟「おはよう 変態姉さん」

姉「イモムシ型バイブはどこへ…?」

弟「ふむ さすがだな 期待を裏切らない第一声だ」

姉「夢だったんですね…悲しいです…」

弟「どんな夢を見てたんだ」

姉「弟くんがイモムシ型バイブをわたしの股間へ無理矢理…」

弟「聞くんじゃなかった」

姉「続きをしてみませんか?」

弟「してみません」

姉「さっきまであんなに楽しそうにしていたのに…」

弟「夢と現実を混同するな」

姉「…弟くんがいなくて寂しかったです」

弟「姉ちゃんがいなくて楽しかったです」

姉「ひどいです…わたしはこんなに苦しんでいたというのに…」

弟「すいません 冗談です たぶん」

姉「今回熱を出したのは弟くんのせいだというのに…」

弟「なん…だと?」

姉「弟くんがわたしにあんな格好をいつまでもさせてたのがいけないんです」

弟「どう考えても俺は悪くないだろ」

姉「それに…あんなところを素手で触って…」

弟(はっ やはり俺菌が…!?)

姉「弟くんのせいで…お姉ちゃんこのまま死んじゃうかもしれないです…」グタッ

弟「と、とりあえず冷えピタを貼ろう そうしよう」アセアセ

姉「じゃあここにお願いします」ピラッ

弟「おっぱいには貼りません」ペタッ

姉「あっ…おでこ 冷たくて気持ちいいです…」ウットリ

弟「あっ アイス買ってきたんだが食うか?」

姉「あーん てしてくれたら食べてあげないこともないです」

弟「じゃあやらん」

姉「はぁ…弟くんのせいでお姉ちゃん…」

弟「やらせてください お願いします」

姉「よかろう はい あー」

弟「…あーん」スッ

姉「あーん うん おいしいです」モゴモゴ

弟「はい」スッ

姉「あーんしてくれないと食べてあげません」プイッ

弟「おのれ…あ、あーん」スッ

姉「あーん♪」ルンルン

――

弟「さて食べ終わったな じゃあ俺は部屋に戻るから安静にしてろよ」

姉「待ってください」

弟「まだ何かすんのか?」

姉「汗を拭いてください」

弟「はいはい」フキフキ

弟「これでどうだ?」

姉「首だけじゃなく全身をお願いします」

弟「断る」

姉「このまま汗臭いお姉ちゃんになってもいいのですか?」

弟「別に構いません」

姉「匂いフェチですか?」

弟「なぜそうなる」

姉「汗の臭いが好きと言ったから…」

弟「誰も好きとは言っていない」

姉「だったら拭いてください」

弟「はぁ…じゃあ背中だけな」

姉「弟くんのせいで…」

弟「わかった やります」

姉「お願いします」

弟「…何してんだよ 服脱げよ」

姉「弟くんが脱がしてください」

弟「いやd」

姉「弟くんのせい…」

弟「はいはい やりますよ」プチプチ

姉「ドキドキ」

弟「そういう事を言うな こっちまで緊張する」パサッ

姉「弟くんによっておっぱいを丸出しにされてしまいました」

弟「誤解を招くような言い方はやめろ じゃあ下も脱がすぞ」スッ

姉「お願いします」

姉「お願いします」

弟「よし あとは拭くだけだな」パサッ

姉「まだ布切れが一枚残っています」

弟「パンツはいいだろ」

姉「ダメです ここが一番湿っているのですから」

弟「それは汗でなのか」

姉「汗です」

弟「…仕方ない」スッ

姉「きゃっ 大胆っ☆」

弟「気持ち悪いからやめてくれ」パサッ

姉「弟くんに丸裸にされてしまった姉の運命やいかに…!?」

弟「安心しろ 身体を拭うだけだ」


すまん保守頼む

保守ありがとう


弟「じゃあ拭くぞ」ゴシゴシ

姉「ふぃー 冷たくて気持ち良いです」ウットリ

弟「早く終わらせてしまおう」フキフキ

姉「背後からこんな事されていると痴漢にあってるみたいでドキドキします」

弟「変な妄想はやめてくれ」ゴシゴシッ

姉「きゃっ 弟くん そこはもっと優しく…///」ピクッ

弟「あ 悪い こうか?」フキフキ

姉「は、はい…」ドキドキ

弟「あとはここを拭いて…よし完了」

姉「…まだ残っています」

弟「全部吹いただろう」

姉「まn」

弟「自分で拭け」

姉「弟くんのs」

弟「はいはい やりますよ」

姉「お願いします」パカッ

弟「だから 脚を開くな」

姉「閉じてたら拭けないでしょう」

弟「まあなんでもいいや 早いとこ片付ける」スッ

姉「ドキドキドキ」

弟「」ヌチャッ

姉「きゃんっ…!」ビクッ

弟「待て なぜ濡れている」ヌチャヌチャ

姉「…これは汗で…す」

弟「そうですか」ヌチヌチャッ

姉「ひゃぅんっ…!!」ビクビクッ

弟「変な声を出さないでくれ」ヌチョッ

姉「…んぅ…///」ハアハア

弟「くっ なんだこれは 拭いても拭いても出てくるぞ」ヌルヌルッ

姉「ぜ…全部…なくなるまで…です…んっ…!」ハアハア

弟「タオルが使い物にならなくなってきたんだが」ヌチュヌチュッ

姉「じゃ…あ…舐めとって…ください…」ハアハア

弟「舐めん」ヌチヌチッ

姉「じゃあ…は、早く…んっ…拭きとっ…てください…」ハアハア

弟「今やってるだろ」ヌチャヌチャッ

姉「お…おと…おとくん…気持ちいい…///」ハアハア

弟「ちょっと待て もたれかかってくるな 俺の弟くんがいる事を忘れないでくれ」ヌチャヌチャッ

姉「んぅ…このままじゃ…お、おねえちゃん…また…あんっ…!」ハアハア

弟「頼むからこれ以上弟くんを刺激しないでくれ」グチュグチュッ

姉「はあっ…だめっ…おとおとくんっ…もうっ…!」ハアハアハア

弟「え 何 やめていいの?」ヌリュッ

姉「ああぁんっ…!!」ビクビクビクンッ

弟「じゃあ止めるぞ ちゃんと服着て安静にしてろよ」スタスタ バタン

姉「…はぁはぁはぁ」ビクッビクッ

姉「…またいっちゃいました」ハアハア

――

チュンチュン

姉「完治しました!」パアアアア

弟「一日で治すとは なんという生命力」

姉「弟くんが看病してくれたおかげです」

母「あら 弟が看病なんて珍しいわね 何かしてあげたの?」

弟「少しだけ…」

姉「お姉ちゃんのまnむぐっ!」

弟「ほら 学校行くぞ」ズリズリ

姉「もがもが」

母「?」

――

弟「おい さっき何を言おうとした」

姉「弟くんがお姉ちゃんのまnを拭いてくれた事を…」

弟「絶っ対に言うな」

姉「なぜですか?」

弟「そんな事聞いたら母ちゃんが悲しむだろう」

姉「そうでしたか…では言いません」

弟「それでよし」

「おはよう」タタタッ

弟「ん」

姉「あっ」

弟「女さんか おはよう」

女「あら今日は姉さんも一緒なんですね」

姉「おかげさまで完治いたしました」

女「…もう少し寝てりゃ良かったのに」ボソッ

姉「…今何か言いませんでしたか」

女「あら 何も言っていませんよ うふふ」

姉「弟くん この女殴ってもいいですか?」

弟「やめなさい 悪いな 姉ちゃんの言う事は気にしないでくれ」

女「うん 気にしないわ 微塵もっ」ニコッ

姉「うーむ…虫コナーズだけじゃ足りなかったか…こうなったらゴキジェットプロも買ってきて…」

弟「わけのわからん独り言言ってないで行くぞ 姉ちゃん」

姉「はーい」

女「ったく 弟くんにどれだけ迷惑かければ気が済むんだか」ボソッ

姉「…」

女「待ってー弟くーん」タタタッ

姉「…あの女嫌いです」

友「……恐ろしい」コソッ

――

教師「…であるからして」カリカリ

弟(ねむ…数学苦手なんだよな…)

トントン

弟「ん?」

女「弟くん 数学終わったらちょっと話したい事があるんだけど」ヒソヒソ

弟「ん わかった」

女「じゃ後でね うふふっ」クスッ

友「…」

――

弟「話って何?」

女「昨日の事なんだけど…姉さんの事で迷惑してるって言ってたじゃない…?」

弟「ん まあな」

女「あ、あたしで良ければ力になってあげるっ!」

弟「へっ?」

女「か、彼女に…!」

弟「彼女!?」

女「あっ、いや、彼女のふりしてあげる!」

弟「そんな別に大丈夫だよ あれだって友が勝手に言った事だし」

女「ううん あたしが協力したいの このままじゃ弟くんが可哀想だもん…」

弟「女さん…」

女「それに姉さんだって…このままじゃ不幸に…」

弟「姉ちゃんが?」

女「だってそうでしょ 普通の娘だったら恋愛して…彼氏だってできて幸せな高校生活を送れるはずなのに…」

弟「ふむ 確かに…」

女「でしょ だから ねっ?」

弟「でもそれじゃあ女さんが辛いんじゃ…」

女「あたしは全然平気!むしろ幸せ」

弟「えっ」

女「あっなんでもない という事だから今からあたしたちは恋人同士ねっ」

弟「恋人同士のふり な」

女「そ、そうね…ははは…」(ガード固いわねぇ)

弟「じゃ また後でな」

女「うんっ」ニコニコッ

女「…」

女「っしゃああああああ!!」グッ

女「みてなさい糞姉め 今までの分はきっちりお返ししてやるんだからっ」

――

友「はぁ 女さんと付き合う事になったぁ!?」

弟「ふりな ふり」

友「…単刀直入に言う 女さんだけはやめておけ」

弟「はあ 昨日はお前が勧めてきたじゃねえか それに本当に付き合うわけじゃn」

姉「弟くーん!」

弟「…来たか」

弟「なんだよ どうしたんだ?」

姉「弟くんと一緒にお昼を食べようと思いまして じゃーん 焼きそばパン10個買ってきました」ドッサリ

弟「こんなに誰が食うんだ」

姉「わたしが5個 弟くんが5個です」

弟「そんなに食えるか しかも全部焼きそばパン…」

姉「気に入りませんでしたか…」シュン

弟「いや 気持ちは有難い」

姉「本当ですか」パアアアア

弟「うむ だが…」

女「弟くぅんっ」

弟「へっ? うわっ!」

女「一緒にご飯食べよう あたし今日たまたま2つお弁当作ってきちゃったの」ギューッ

姉「むっ」

弟「お、女さん そんなにくっつかなくても…」

女「あら もう忘れたの?あたしたちは恋人同士なのよっ」ヒソヒソッ

弟「ああ そうか」

女「だからね 弟くn」

プシューッ

女「きゃっ!な、何!?」

弟「…」

姉「ふふふっ どうだ このゴキジェットプロの威力は」

姉「さぁ今すぐわたしの弟くんから離れなさい このゴキブr」ガシッ

弟「ちょっと来い」グイーッ

姉「な、何を…!?」ズリズリ

女「…」

女「あんの糞姉めぇ…!」メラメラメラ

友「…」

――

弟「何をしでかすかと思えば… 」

姉「ごめんなさい 反省してます」

弟「本当だな」

姉「はい…」

弟「じゃあ女さんに謝れるな?」

姉「…いいえ」

弟「そこは はい だろ」

姉「あの娘がわたしの弟くんを横取りしようとするんです」

弟「俺は姉ちゃんの物じゃない」

姉「そうなのですか!?」

弟「そうなのです それに…」

姉「?」

弟「俺 女さんと付き合ってるんだ」

姉「えっ」

弟「だからあんな真似二度としないでくれ」

姉「…」

弟(上手くいったか…?)

姉「…」ジワッ

弟「姉ちゃ…」

姉「うわあああああああああん」タッタッタッ

弟「あっ…かなり効いたみたい…」

弟「少し可哀想な事したかな…」

弟「…」

弟「…そういえば姉ちゃんの泣き顔なんて初めて見たな」

――

キーンコーン

女「弟くんっ 一緒に帰ろっ」

弟「ごめん ちょっと寄りたい所あるんだ」

女「そ、そうなんだ じゃあまた明日ね」

弟「ああ」

女「…」

女「なんなのよ 冷たいわね」チッ

――

「いらっしゃいませー」

弟「さてと 昨日読めなかったジャンプでも読んで…」ペラッ

弟「…おかしいな 読む気が起きない」

弟「…」

弟「姉ちゃんにアイスでも買っていってやるか」パタンッ

――

ガチャッ

弟「ただいまー」

弟「姉ちゃーん アイス買ってきてやったぞー」

シーン

弟「まだ帰ってきてないのか」

弟「…」

弟「冷凍庫入れといてやるか」ガサッ

――

コンコン コンコン

弟「んっ…あれ 俺いつの間に寝てたんだ…」

母「弟ー お姉ちゃんどこ行ったか知ってるー?」

弟「知らない」

母「そう なんだか心配ねぇ」

弟「まだ帰ってないのか?」

母「そうなのよ 携帯も繋がらないし」

弟(おかしいな いつもだったら遅くても7時には帰ってくるのに…)

ハッ

姉『…』ジワッ

弟「…っ!」

弟「俺 探してくる!」ガチャッ タタタッ

母「あら いってらっしゃい」

――

弟「はぁはぁ…姉ちゃんが行きそうな所は一通り行ってみたがどこにもいない」

弟「ったく どこにいんだよ…」

弟「…まさかショックのあまり自殺なんて事…」

弟「くそっ!」ダダッ

――

弟「…ダメだ どこにもいない」

弟「姉ちゃん…」ギュッ

「もっと もっと強力なのが良いんです」

弟「っ!この声…」バッ

姉「もっと虫が寄ってこなくて強力なやつです」

店員「うーん そう言われましてもどんな虫かにもよりますし…」

姉「蜂のようにトゲがあってゴキブリのようにしつこくてナメクジのようにジメジメしててわたし位の大きさで…」

「そんな虫が存在したら人類滅亡の危機に陥るな」

姉「ふぇっ!?」クルッ

弟「ったくこんな所にいたのかよ」

姉「弟くんがどうしてここにいるんですか!?」

弟「心配だから探しに来たんだよ ほら帰るぞ」

姉「待ってください まだ殺虫剤を買っていないのです」

弟「んなもん必要ないから 行くぞ」グイッ

姉「わわっ」

店員「あ、ありがとうございましたー…」

――

姉「必要ないってどういう事ですか だって弟くんには女ちゃんが…」

弟「女さんとは付き合ってない」

姉「えっ!」

弟「悪い 嘘だったんだ あれ」

姉「…」

弟(やべ 怒らせちまったか)チラッ

姉「」ウルッ

弟「えっ」

姉「…よ…良かったです…ひぐっ」ポロポロ

姉「…弟くんが…離れてしまうと思って…すっごく…不安でした…ひぐっ」ポロポロ

弟「…姉ちゃん」

姉「…本当に良かったっ…」ニコッ

弟「…っ!」ドキッ

弟「……おいおい 嘘だろ」ボソッ

姉「ふぇっ…何がですか…?」ゴシゴシッ

弟「…いや なんでもない ほら早く帰るぞ」

姉「はーいっ」ギューッ

弟「くっつくな」

姉「イヤです」ギュッ

弟(…まさかな)

――

カポン

弟「ふぅ…風呂は気持ちいいな さすがは心の洗濯場だ…」

弟「…」

弟「さっきのは…一体なんだったんだ…」

弟「…まさか…姉ちゃんに…」

弟「いや ないな ありえない」

ガチャッ

弟「んっ」

姉「お背中流しますぜ 旦那」

弟「っ!!」

姉「?」

弟「ば、馬鹿野郎!裸で入ってくるな!」

姉「? お風呂は裸で入るものでしょうに」

弟「お、俺は出るからなっ!」ドタドタ バタンッ

姉「…はて?」

――

ゴロンッ

弟「…おかしい」

弟「さっきの俺は俺らしくない…」

弟「本来であればもう少し落ち着いていてクールなキャラなのに…」

姉「確かに あの取り乱しよう ただ事じゃないように見受けられましたね…」

弟「やはりそうだよな…うーむ……ん?」

姉「うーむ」

弟「…おい なぜ俺の布団の中にいる」

姉「お姉ちゃんだからです」

弟「聞いた俺が馬鹿だった」

姉「…夜も更けてきましたね」

弟「うむ」

姉「男女二人ベッドの中…」

弟「うむ」

姉「この後する事と言ったら…?」

弟「何が言いたい」

姉「セックスしましょう」

弟「やらん」

姉「まあまあ旦那 そう堅い事言わずにさぁ」ピトッ

弟「…っ!!」ドキィッ

姉「旦那ぁ へっへっへっ」ムギュッ

弟「さ、触るなっ…!!」バッ

姉「ふぇっ?」

弟「…ハッ わ、悪い」

姉「お、弟くんどうかしました?」

弟「なんでもない おやすみ」ガバッ

姉「…おやすみなさい」

姉「…」

姉「!!」ハッ

姉「弟くん…まさか…!」

姉「反抗期?」

弟「ちげえ」

――

チュンチュン

姉「おはようございます弟くん!」ガチャリッ

母「ん?」モグモグ

姉「あれ 弟くんは何処へ?」

母「弟ならもう出たわよ」

姉「ガガガーン」

姉「虫コナーズも付けないで外に出てしまうなんて…!こうしちゃいられない!後を追いますっ!」バタバタッ

母「いってらっしゃーい」モグモグ

――

弟「うーむ…一体どうしたんだ 俺は」

「弟くーん」

弟「女さん」

女「おはよう 今日も良い天気ねっ」ギュッ

弟「ん ああ ところでこの腕は?」

女「何言ってるのよ あたしたち恋人同士でしょっ」

弟「あっ その事なんだけどもう大丈夫だから」

女「…えっ」

弟「やっぱり姉ちゃん騙すような真似したくないんだよ 色々面倒だし」

女「…何よそれ」

弟「色々ありがとな 女さんには感謝してるよ あっお礼にジュースでもおごってやるよ」

女「…」

「弟くぅーん!」タタタッ

弟「あっ」

サルってしまうのだ
すまん


姉「なんで先に行ってしまうんですか」

弟「ん ちょっとな」

姉「はっ もしや今まで女ちゃんとイチャイチャしてたのでは…!?」

弟「してねえよ なあ女さん」

女「…」

姉「ん 女ちゃんどうかしたんですか?」

女「…」

女「なんでもないですよっ」ニコッ

姉「…なんかいつもと違います」

女「そんな事ないですよっ あっ 早く行かなきゃ遅刻しちゃいますよーっ!」グイグイッ

姉「あっ そうでした」

弟「ほら 早く行くぞー」

姉「待ってくださーい」タタタッ

女「…」

――

友「はぁ?姉さんの事を意識するようになったぁ!?」

弟「そうなんだ 昨日の夜から一緒にいると緊張するというかなんというか…」

友「お前…それ…」

弟「?」

友「はぁ ハッキリ言ってもいいか?」

弟「なんだよ 言えよ」

友「恋の病だ」

弟「…はぁ?」

友「どう考えてもそれしかないだろ」

弟「ねえよ 実の姉だぞ」

友「まあ確かにな…まっそのうちわかる時が来るんじゃね」

弟「いや わかりたくもねえよ」

女「…」コソッ

女「…ふぅん そういう事だったんだ」

女「…あたしの事…もてあそんでたんだ……ははっ…」

――

「弟くんっ」

弟「あっ 女さん どうした?」

女「うふふ さっきジュースおごってくれるって言ってたよねっ?」

弟「ん ああ 待ってろ 今買ってきてやるから…」

女「あたし ジュースじゃなくてデートがいいなっ」

弟「デート?」

女「うんっ 明日祝日じゃない だから弟くんとデートがしたいなぁと思って」

弟「ん 別に予定もないし いいけど」

女「ほんとっ!?やったぁ じゃあ明日駅前に11時待ち合わせねっ」

弟「ん わかった」

女「じゃあ明日ねーっ」ニコニコッ

弟「おう」

女「…あははっ」ニヤッ

――

「姉さんっ」

姉「ん 女ちゃん どうしたんですか?決闘でも申し込みに来たんですか?」

女「なんですかーそれぇ そんなんじゃないですっ」

女「実は弟くんから伝言頼まれてて…姉さんへって」

姉「弟くんから!?なんですか!?」ワクワク

女「ふふふっ 明日11時に隣駅まで来てもらいたいんですって」

姉「隣駅までですか?」

女「はいっ なんでも大切な話があるとかっ…」

姉「大切な話!?」

女「はい たぶん良い話だと思いますよー 羨ましいですぅ」

姉「きっとプロポーズですね!」ワクワク

女「さあ それはどうでしょう あっ 弟くんにこの話しちゃダメですよ 実は誰かってのは伏せといてくれって言われてるんです」

姉「そうですか わかりました!ありがと女ちゃん!」

女「いえいえ」

女「…どういたしまして」

――

お前ら1「いやーそれにしても 姉さんは天使ですなぁ」

お前ら2「異論はござらん 強いてあげるなら女神のほうが相応しいですがね」

お前ら3「デュフフフフッ そんな不毛な言い争いはよすです 姉さんへの愛は誰にも負けないのですからフォカヌポゥ」

お前ら1「それもそうですな 姉さんファンクラブ会員ナンバー1の座は譲りませんけどデュフフフフ」

お前ら2「ちょっ それは言わない約束ですしおすし」

お前ら3「デュフフフフッ 君達知らないのですか 姉さんの出席番号は3番ですよ これが何を意味しているか…グヒュヒュ」

「あのぉ…」

お前ら1「むむっ?」

女「ここって姉さんファンクラブのお部屋であってますか?」

お前ら2「あってますけど何か?デュフッ」

お前ら1「ビッチ来たこれ」

女「あのぉ…実は姉さんに関するとっても役立つ情報を持ってきたのですが…」

お前ら3「ほほう 聞いてやらんこともないぞよ」

お前ら1、2「wktk」

女「姉さんと…一線を越えた関係になりたくないですか?」

お前ら1、2、3「!」

女「実はですね 姉さんてああ見えてけっこうな変態なんですよ」

お前ら1「ほほう ギャップ萌え」

女「なんでも複数人プレイがお好きだとか…」

お前ら2「な、なんと…!?!?」

女「あと…あたしにはよくわからないのですが…強引にハメられるのがかなりお好きみたいですよ」

お前ら3「キターーー!」

女「ですから あなたたちも姉さんに強引に迫ってみてはいかがでしょう ふふっ」

お前ら1「全力で行くか」

お前ら2「うひょひょ」

お前ら3「おらワクワクしてきたぞ」

女「あっ そうそう 丁度明日11時に隣駅でプレイしてくれる方を物色しに行くらしいですよっ」

お前ら1「うっひょおおおおお」

お前ら2「乙!乙!」

お前ら3「kskksk 」

女「ではごきげんよう」

女「…ふふふっ」

――

ガチャッ

弟「ただいまー」

姉「おかえりですー」ギューッ

弟「く、くっつくな…」カアアア

姉「ふふっ明日楽しみですね」

弟「明日?」

姉「あっ なんでもないです」

弟「?」

姉「…時間厳守ですからねっ」

姉「るんるんっ♪」

弟「…明日何かあんのか?」

――

弟「さてそろそろ寝るかな」

「爪に塗るやつ貸してください」

弟「ん 姉ちゃんの声だ」

「ん あんたがマニキュアなんて珍しいわねぇ」

「明日デートなんです」

弟「デート…?」

「あら 彼氏できたの?」

「たぶん明日付き合う事になります 」

弟「…姉ちゃん…彼氏できたのか」

弟「…へぇ」

弟「…」

弟「なんだこのモヤモヤする感じ…」

弟「まあいいや 寝よ」

カチッ

――

チュンチュン

姉「じゃあ行ってきまーす!」パアアア

母「あら 待ち合わせ時間までまだ二時間もあるわよ」

姉「いいんです では行ってきまあす」ルンルンッ

母「いいわねぇ若いって」

――

弟「じゃ 行ってきます」

母「あらあんたもデート?」

弟「…そんなんじゃねえよ」

母「あらあら照れちゃって可愛いんだから」

弟「…じゃ行ってきます」ガチャッ

母「いいわねぇ若いって」

――

女「お待たせー待ったぁ?」

弟「ん 別に」

女「そっ じゃあ行こうかっ」ギュッ

弟「手繋ぐのとかやめてくれ 恥ずかしい」パッ

女「…あっ ごめんね」

――

女「実はねこの近くに美味しいケーキ屋さんがあってね…あっここ!入ろ」

弟「…ああ」

「いらっしゃいませー」

女「席の予約をしといたものなんですが」ヒソヒソ

店員「あっ女さんですね かしこまりました 御案内いたします」

弟「ん 何話してたんだ?」

女「お手洗いの場所聞いてたの」

弟「そっか」

女「わぁーここの席 眺め最高だね 駅前広場がよく見えるよ」

弟「…そうだな」(俺は何をしてるんだろう)

女「んー…あれ?あそこにいるのってうちの学校の男子生徒じゃない?」

弟「ん ああ 見たことあるな」

女「なんか女の子と一緒にいるみたいだけど…」

弟「ん」

弟「っ!」ガタッ

女「わあっ 突然どおしたの!?」

弟「…姉ちゃんだ」

女「えっ 嘘ぉ まさか姉さんが弟くん以外の男と遊ぶわけ…あれ 本当だ」

弟「俺ちょっと行ってくるっ!」ガタッ

女「待ってよ 弟くんが行ってどうなるの?」

弟「えっ」

女「デートかもしれないんだよぉ?邪魔しちゃダメだよ」

弟「…っ!」

姉『明日デートなんだ』

弟「…」

弟「…それも…そうだな」ストッ

女「」ニヤッ

――

女「んー 楽しかった!」

弟「…」

女「買い物付き合ってくれてありがとねっ」

弟「ん ああ じゃあ俺はそろそろ…」

ガシッ

弟「ん?」

女「最後に付き合ってほしい所があるの」

弟「?」


限界だ寝ます
保守を…保守をお願いします!

おちおち寝てもいられねぇなぁ

――

弟「付き合ってもらいたいとこってここか?」

女「…」

弟「どう見ても廃墟だよな ここ」

弟「こんな場所に何しに…っ!」

ギュッ

女「…弟くん…捕まえた」ギューッ

弟「えっ ちょっと 女さん!?」

女「ここなら誰も来ないよ」ギューッ

弟「ちょっと 待ってくれ どういう…」

女「…好きなの ううん ずっと前から好きだったの 弟くんの事」ギュッ

弟「えっ…」

女「入学式の時に一目惚れして依頼ずっと…」ギューッ

弟「女さん…」

女「だから あたしと付き合ってほしい…」

弟「…」

女「ダメ…?」ギュウッ

弟「…ごめん」

女「…姉さん?」

弟「えっ」

女「姉さんの事が好きなんでしょ?」

弟「…それは」

女「でも姉さんには彼氏がいるんだよ それ以前に姉弟じゃ付き合う事なんてできない!弟くんも分かってるんでしょ!?」ガシッ

弟「…」

女「あたしだったら…あたしだったら何してもいいんだよ…どんな事したって世間の目なんか気にしなくていいんだよ!」

女「赤ちゃんだって産めるんだよ!ねっ!あたしにしなよ!あたしのほうがいいよ!あたしじゃなきゃダメだよ!」

弟「……ごめん」

女「…っ!!」

弟「女さんの事はそういう目で見られない…」

女「……」

弟「ごめん…」

女「…何言ってるの?」

弟「…えっ?」

女「付き合ってください…でしょ…?」

弟「女さん…?」

女「ははははははっ あたしと付き合わなきゃあんたの姉がヤバイ事になるんだよっ きゃはははははっ」

弟「っ!?」

女「あれぇ…あたし言わなかったっけぇ?あんたのお姉ちゃん今頃あいつらに犯されてるのよ きゃははははっ!」

弟「なっ…!どういう事だよ!?」

女「あいつらにね…姉をレイプするように仕向けたの!えへへ あたし偉いでしょぉ?ねぇ褒めてぇ?」

弟「どこだ!!姉ちゃんは…そいつらさ何処にいる!?」ガシッ

女「言うわけないじゃぁん あっでも一つだけ知る方法あるかもぉ」

弟「なんだ!?頼む!教えてくれ!」

女「あたしにキスしたらいいよぉ」

弟「っな!」

女「あっ 勿論キスするんだからその後は責任取って付き合ってもらうよぉ 当たり前だよね えへへ」

弟「…っ!」ギリッ

女「さあどぉしますかぁ?早くしないと愛しのお姉ちゃんが大変な事になっちゃいますよぉー あっもうなってるのか きゃはははっ」

弟「わかった!キスするから教えてくれ!」

女「キスさせてくださいでしょ…?」

弟「…キス…させてください」

女「良くできましたぁー じゃあご褒美にキスさせてあげるっ んーっ」スッ

弟「…!」(姉ちゃんのためだ…)ギュッ

弟(姉ちゃんの…!)スッ


「駅前の通りを真っ直ぐ下って突き当たりを左に進んだ赤い屋根の家だ」

弟「っ!?」バッ

女「誰!?」

友「そこに姉さんはいる」

弟「…っ!!さんきゅうっ!友っ!」ダダッ

タタタッ

友「悪いな」

女「なっ…」

女「なんで邪魔するのよぉっ!!」

友「なんで…か…」テクテク

女「っ!?」

友「弟のため…いや…嘘だ」テクテク

女「…っ!?!?」

友「俺のためなんだ…」ジリッ

女「はっ…何言ってんのよ!?」

友「俺…君に惚れちゃったんだよね」スッ

女「はぁ!?何言って…」

友「最初君の本性を見た時…正直驚いたよ…でもその後なんだか無性に気になっちゃって…気付いたら跡をつけてたんだ…」

女「…っ!?」

友「ねえ…弟だけじゃなくて…僕の事も虐めてよ…ハァハァ」ガシッ

女「なっ…何するっ…!」

友「お願いだよ…女ちゃん…ハァハァ」グググッ

女「ちょっ…あんた…やめっ…!」

友「女ちゃん…ハァハァハァ」ガバッ

女「いっ…」ジワッ

女「いやああああああああああああああああ!!!」

――

弟「はぁはぁっ」タタッ

弟「赤い屋根…赤い屋根…」キョロッキョロッ

弟「あれか!」

――

ピンポーンピンポーンピンポーン

ガチャガチャガチャッ

お前ら1「ん 誰だよ 盛り上がってきたところなのに…!」

お前ら1「なんだよ 宗教の勧誘()ならお断r」ガチャッ

弟「姉ちゃんはっ!姉ちゃんはどこだ!?」ガシィッ

お前ら1「うふっ ちょっ暴力反対っ!」

弟「早くっ!!」ガシッ

お前ら1「うっ…姉さんなら…二階の右側の部y」

弟「ちっ」ダダダッ

お前ら1「ゲホッゲホッ」

弟「間に合ってくれよ…!」タタタッ

「やっ ダメ!そんな事しないでぇー!」

弟「!!」

「ドゥヒュヒュ好きなんでしょ こういうの」

弟「っ!!姉ちゃんっ!!!」バンッ

弟「っ!?」

姉「あれ なんで弟くんがここにいるのですか?」ピコピコッ

「ユーウィン!」

お前ら2「オウフッ また勝ったてござる」

弟「…へっ ゲーム…?」

――

弟「姉が格闘ゲームが好きって聞いたから今までみんなで盛り上がってたぁ!?!?」

お前ら1「そうでござる 姉さんは複数プレイのハメ技が大好きだと女さんから情報を入手したでござる」

お前ら2「だから決死の覚悟で強引に誘ってみたんですデュフフフフフ」

お前ら3「姉さんも楽しんでいましたしフカヌポゥ」

弟「そうなのか 姉ちゃん…?」

姉「…はい 弟くんがなかなか来ないものだからつい…」

弟「よ…」

弟「良かったぁ」グタッ

姉「??」

お前ら1「なんだかよくわかりませんが姉さんとゲームができて幸せです これで我が生涯に一片の悔いもありませぬ」

お前ら2「本当です 一生分の運を使ってしまったようなそんな気持ちですはい」

お前ら3「ドゥフフフフフ大袈裟と言いたいところだけど小生も同じお気持ちでありんす」

弟「…は、はははっ」

――

姉「でもビックリしました 突然もの凄い形相をした弟くんが入ってくるものですから」

弟「姉ちゃんにもしもの事があったらって思ってたからな あの時は」

姉「もしもの事とはなんですか?」

弟「…めんどいから言わん」

姉「それより酷いじゃないですか 約束をすっぽかすなんて 何時間待ったと思っているんですか」

弟「それは…」

姉「なんですか?」

弟「…はぁ なんでもねえよ ごめんな」

姉「許しません」

弟「何をしたら許してくれますか」

姉「…」

弟「まあどうせセックスとか言うんだろうけd」

姉「…傍に」

弟「えっ」

おお!はじまた

姉「傍にいてください」

弟「姉ちゃん…」ドクンッ

姉「ダメですか…?」

弟「…」

姉「…お姉ちゃんの事…嫌いだからですか…?」

姉「最近…弟くんが遠くにいるような気がして…わたしの事避けてる気がして…」ジワッ

姉「すごく…不安で…」ポロポロ

姉「それで…」

ギュウッ

姉「っ!」

弟「…もう無理だ」ギュッ

姉「お、弟くん…!?」

弟「少し前から気付いてたんだ…自分の気持ちに…」

姉「えっ」

弟「でも実の姉を本気で好きになるなんて絶対にしちゃいけないと思って…必死で誤魔化してた…」ギュゥッ

姉「弟くん…」

弟「でももう無理だ 抑えられない…悪い…」ギュウッ

姉「…とても嬉しいです」ギュッ

弟「姉ちゃん…」スッ

姉「弟くん…」

姉「では帰って早速セックスを」

弟「やはりそう来たか」

姉「相思相愛の男女がする事といえばセックスしかないじゃないですか」

弟「お前の頭の中は性欲しかないのか」

姉「間違ってますか?」

弟「否定は出来ないが他にもたくさんする事があるだろう」

姉「他?」

弟「例えば…」スッ

姉「ふぇっ」


チュッ

姉「…っ!///」

弟「…こ、こういう事とか?」

姉「…こっ…!!」

弟「ん?」

姉「ここここういう事はははしょ将来をちちち誓い合ったたたたた者しかやってはいけないのでわわわわわわ!?///」カアアアアア

弟「…平気で裸を見せ付けてくる奴がなぜキスに対してこうも消極的なんだ」

姉「だだだだってキキキスってて言ったらららら大人の男女ががががが///」アセアセアセアセ

弟「…ふふっ」

姉「な、なぜ笑うのですかっ///」

弟「いいんじゃね 将来誓い合ったって事で」

姉「えっ 今なんて…」

弟「も、もう言わねえよ これ以上俺の口から恥ずかしい事言わせんな」

姉「…弟くん」

姉「良かったです 今までの音声を録音しといて」サッ

弟「おい」

姉「これからはこれをネタに弟くんに色々させたいと思います」

弟「それをよこしなさい」

姉「イヤです」ヒョイッ

弟「…そっちがその気なら」ガシッ

姉「むむっ?」

弟「もう一回するぞ」スッ

姉「…っ!!!///」カアアアアア

姉「だだだだだダメです///」バッ ダダダッ

弟「あっ逃げた」

弟「……ふふっ」

弟「好きだよ 姉ちゃん」

                 モサモサ   ,ハ,_,ハ
                       ,;' ´∀`';/^l

                    ,―-y"'u"゙u"  |
                     ヽ   ´ ∀ ` ゙':  モサモサ
モシャー      /Y         ':;  ミ;,,.,.,)  (,.,ミ
    γ'`^'"'~^´  i :;:;       ミ        :;  ;:;:        l^ヽ''"ヾ/^i'ツソ,;;"'"';;
     レ       ゙':  :;:;    ミ゙゛';:, ~)   :,,  ~);;:;:       ヾ゙    "     ゙'ヾ'
    ミ  . ´ ∀ `. .ミ  :;:;    `゙ "`'''~^"~'''゙"''";:;:         ミ ´ ∀ ` 彡     "ミ  
    ゙, "ヽ)ハ、,,_ハ(ミ    :;.:;           ;:;:  モサー     (´彡,.     (,,_,ノ  _,,.ミつ)
   ,,ミ   :' ´∀`:;:'    .:;:;  ,,;:' ;^'"'' "'"';;:     ハ,_,ハ,,_,,      "'"'゙''""''''゙""´
   ;'  ';  (⌒) ~ ~、⌒)   :;:;'      も  ':;  c:'´∀`c `;っ  モサー
    ~"゙''´~"'  ̄'`"' ̄    ;:;;  予   さ  ':;   "~'"'"~~"'"

"';^'"'~"''~^'"'~"゙"'"';^'"'~"'~^'"'':;      も   ':;;;"'"';^'"'~"''~^'"'~"゙"'"';^'"'~"'~^'"'~"゙'^'"'~^'"'~;;
        l^丶          ':;  感    さ  ':;,                /^l
 もさもさ~ |  '゙''"'''゙ y-―,    ':; !.!  な  ':;        ,―-y'"'~"゙´  | もさもさ~
. .       ミ ´ ∀ `  ,:'     ;:;:~"゙''´~~"゙''´~:;:;        ヽ  ´ ∀ `  ゙':
モサモサ   (丶    (丶 ミ    :;:          .':;:;      ミ  .,/)   、/)
  ハ,_,ハ  ミ        ;':   ;:;: モサー ハ,_,ハ、  :;:;       ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ';´∀`';, ;:        ミ   ;:;:  (( n,:' ´∀` ';  :;:;; ((   ミ       ;:'  ,:' ´∀`'; モサモサ
  c  c.ミ  `:;       ,:' ; ;:;:     ミ,;.   ,ッ   ;:;;    ';      彡   :: っ ,っ
  u''゙"u   U"゙'''~"^'丶) ;;:;:       ''っ"っ 旦   :;:;    (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u

――

チュンチュン

弟「ふぁーあ…」

姉「弟くん寝不足ですか」

弟「誰のせいで寝不足になったと思ってるんだ」

姉「はて?」

弟「はぁ なんでもねえよ」(昨晩下着にガーターベルトなんて格好して俺の横で寝るもんだから緊張して眠れなかったんだよ)

「おっはよーう!」

弟「ん」

姉「この声は」

女「やっほう お二方」ニコニコッ

友「やあ 今日も良い天気だな」ニコッ

弟「っ!?」

友「まあ君が横にいれば雨が降ろうが槍が降ろうが構わないんだけどね」ニコッ

女「んもうっ友ったら」イチャイチャ

弟「…おい これは一体」

友「あっ 俺達昨日から付き合う事になったんだよ なっ」イチャイチャ

女「そーなのよ ねーっ」イチャイチャ

弟「…そ、そうなのか…ははは…」

姉「うーむ…解せぬ」

女「もう姉さんったら そんな変な顔しないで これからは二人の邪魔なんてしないからっ ねー」イチャイチャ

友「まっ 俺達の邪魔なんてしたらいくら弟たちとはいえ許さねえけどなぁ なんて ハハハッ」イチャイチャ

女「あたしたちの邪魔する奴なんて刺しちゃえっ なんちゃって うふふー」イチャイチャ

弟「…ははっ まあお幸せに」

姉「解せぬ…」

――

教師「えー今日は転校を紹介したいと思います」

弟「ん 転校生か 珍しいな」

ガラァ

「きゃっ 素敵!」

「イケメンよ!イケメン!」

ザワザワ

男「どうもっ 今日からお世話になります 男です みんな宜しくねっ」ニコッ

「キャーーーっ!」

弟「うお すっげー人気だな」

女「みんな見る目なさすぎぃ 友に比べたら月とスッポンなんだから」イチャイチャ

友「ふふふ ありがとマイハニー」イチャイチャ

弟「…」

教師「じゃあ 席は弟の横にでも座っといてくれ」

男「はーいっ」

弟「…」チラッ

男「よろしくねっ 弟くんっ」ニコッ

弟「ん ああ」

――

モブ「男くんてハーフ!?」

男「うん イギリスと日本のハーフだよ」

モブ「きゃーん どおりでカッコイイわけだー」

男「ふふっ ありがとっ」ニコッ

モブ「やーん 素敵ぃ!」

弟「…すげぇな男のやつ」

モブ「男くんは何でここに転校してきたの?」

男「ある人を探しにねっ」

モブ「ある人?」

男「僕の初恋の人…イヤ 婚約者がいるんだよ」

モブ「ええええええええ!何それええ」

モブ「ショックー!」

弟「…この歳で婚約者かよ」

――

弟「さてと 購買でも行ってくるかな」

男「弟くんっ」

弟「ん」

男「僕も付いていっていいかなっ?」ニコッ

弟「ん 構わねえけど」

男「ありがとっ」

弟「…」

――

「弟くーん!」ガラアッ

姉「あれ 弟くんは」キョロキョロ

女「弟くんなら転校生と一緒にどこかに行きましたよ」イチャイチャ

姉「ほぇ 転校生ですか?」

――

男「へぇ みんなはこういうのを食べてるんだね」

弟「ん パンくらい誰でも食うだろ」

男「パンだったら焼きたてのフランスパンやドイツパンしか食べた事ないかな こういった変わったものは初めて見たよ」

弟「お前焼きそばパン食った事ねえの!?」

男「うんっ ヤキソバパンていうのか なんだかおかしな名前だねっ ハハッ」

弟「…変な奴」

――

「弟くーん!」

弟「ん 姉ちゃん」

姉「一緒に帰りましょう」

弟「そうだな」

――

女「もうっこんなところじゃダーメ」イチャイチャ

友「いいじゃないか 嫌いじゃないんだろ こういうの」イチャイチャ

男「お取り込み中申し訳ないんだけど弟くんはもう帰ったのかな?」

友「ああ 今さっき姉さんとね」イチャイチャ

男「…姉さん?」

――

弟「それで 友が授業中だってのにあんな事やこんな事をしだしてな」

姉「どんな事やどんな事ですか!?」キョーミシンシン

弟「…例えばだな」

姉「ドキドキワクワク」

「姉さんっ!」

弟「ん」

姉「むっ?」

男「やっと…やっと会えたね…!」

弟「へっ 姉ちゃん男と知り合いだったのか?」

姉「ほぇ 誰でしょう?」

男「僕だよ 僕!男だよっ!もっと近くで見てよっ」

姉「うーん…」ジロジロ

姉「誰?」

男「僕の事忘れちゃったのかいっ?四歳の時よく遊んだ男だよっ!」

姉「…あっ!男くん」ハッ

男「良かった 覚えててくれたんだねっ」ダキッ

弟「!」

姉「ちょっ 苦しいです もがもが」ギュー

弟「おっ…おい 何姉ちゃんに抱き付いてんだよ 離れろ」グイッ

男「あぁ ははっ ごめんごめん 感動の再開に舞い上がっちゃって」ニコッ

姉「うーむ 懐かしいですな」

男「ほんと 姉さんすっごく綺麗になったねっ」

姉「そうでしょうか?」

男「そうだよっ あの時も可愛かったけどっ」

弟「…」

弟「おい 俺にもわかりやすく説明してくれ」

男「あぁ ごめんごめんっ 実はね…」

――

弟「へぇ 四歳の時にたまたま公園で知り合って遊ぶようになったのか」

男「そっ 日本に来たばかりで馴染めずにいた僕に優しく話し掛けてくれたのが姉さんだったんだ」

姉「そうだったっけ」

男「そうだよ 今でも鮮明に覚えているよ あの時は嬉しかったなぁ」

弟「へぇ…」

男「姉さんを探して転校してきて良かったよっ」

弟「へっ…さっき婚約者が云々って言ってたのは…まさか…?」

男「うんっ 勿論姉さんの事だよっ」ニコッ

弟「はあああ!?」

男「ははっ どうしたんだよ大きな声を出して まっ確かに弟の君には関係ある事だよねっ 僕の弟になるんだから」

弟「ちょっ ちょっと待て!結婚の約束なんてしてたのかよ姉ちゃん!?」

姉「はて なんのことやら」

男「えっ まさか覚えていないのかいっ 大きくなったら結婚しようって約束していた事」

姉「…はて」

弟「ほら 姉ちゃんも覚えてないみたいだし それに仮に約束してたとしてもそんな小さい頃の…」

男「本当に覚えてないのかいっ?」ニギッ

姉「…うーむ ごめんなさい」

男「そ、そっか…」

弟「ほ、ほらもう過去の事は忘れて 行くぞ」グイッ

姉「わわっ」ズリズリ

男「…姉さんっ」

姉「?」

男「僕は今でも姉さんの事を心から愛してるよっ もし良かったら僕と結婚を前提にお付き合いしようっ」

弟「…おいおい」

姉「け、結婚!?」カアアアア

男「返事は焦らないでいいからっ ずっと待ってるからっ」

姉「…っ」カアアアア

弟「ほら 行くぞ」グイッ

姉「は、はい…」

――

ガチャッ

弟「ただいまー」

母「ちょ、ちょっと姉!あんた宛にすごいもん届いてるわよ!」

姉「はて」

母「ほらっ これ!」

弟「バラの花…束…?」

姉「ふあっ 部屋中バラだらけです!」ワクワク

母「男って人からだけど…」

弟「なっ…」

姉「す、すごいです…」ドキドキ

弟「姉ちゃん…?」

母「どうしよう 何かお返ししたほうがいいのかしら」オロオロ

――

コンコン

弟「姉ちゃん 入るぞ」ガチャッ

姉「わわっ 弟くん」ドキッ

弟「ん ネットで何か調べてたのか?」ヒョイッ

姉「わわわっ」アセアセ

弟「ん 結婚について…?」

姉「だだだダメです 勝手に見ないでください」ババッ

弟「?」

――

カポン

弟「結婚…なんであんなもの調べてたんだ姉ちゃんのやつ…」

弟「…まさかっ!男との結婚を考えてるわけじゃ…!」

弟「…いや まさかな」

弟「…」

弟「…今日は姉ちゃん来ないな」チャプン

――

弟「…」

弟「おかしい…いつもなら俺のベッドに潜り込んでくるはずなんだが…」

弟「…」

――

コンコン

弟「姉ちゃーん」

弟「返事なし…か 開けるぞ」ガチャッ

姉「zzz」

弟「パソコンの前で寝てる」

弟「姉ちゃん こんなところで寝たら風邪引くぞ」

弟「パソコン付けっぱなしかよ…ん?」カチッ

弟「高校生…結婚…?」

弟「…まさか本当に」

姉「zzz」

――

チュンチュン

弟「ふぁーあ もう朝か 昨日はあまり眠れなかったな…」

ピンポーン

弟「ん 誰だこんな朝早くに」

ガチャリ

弟「はい」

男「おはようっ 弟くん 迎えに来たよっ」

弟「へっ?」

姉「どうかしたんですかー?」ゴシゴシ

男「おはようっ 姉さんっ」

姉「わっ 男くんがなぜここに!?」

男「迎えに来たんだよ 支度したら出てきてっ」

弟「なんなんだ?」

姉「ワクテカワクテカ」

――

ガチャ

弟「じゃあ行ってきまーす」

男「待ってたよっ さあ乗ってっ」ニコッ

姉「うわわっ 長い車です!」

弟「す すげぇ こんなのテレビでしか見た事ねえよ…」

運転手「どうぞ お乗りください」ガチャッ

姉「うわー すごいです」キラキラ

男「ふふっ 気に入ってもらえたっ?」

姉「はい!」ニコッ

弟「…」

――

友「へえ で 男の車で送ってもらったわけだ」イチャイチャ

弟「ああ」

女「でも四歳の時にした約束を覚えてるなんてちょっと素敵ね」イチャイチャ

友「こら 女ちゃんには僕がいるだろ」イチャチャ

女「そうでした てへへっ」イチャイチャ

友「で 姉さんが男に持っていかれるんじゃないかって心配してんだよな」イチャイチャ

女「そんなに心配だったら良い方法があるわよ」イチャイチャ

弟「良い方法?」

女「姉さんに弟くんの子供を孕ませちゃえばいいのよっ」イチャイチャ

友「それ名案だね 僕もやってみようかな」イチャイチャ

女「いやんっ 友ったら」イチャイチャ

弟「…こいつらに相談した俺が馬鹿だった」

――

姉「弟くーん 一緒にご飯食べましょう」

弟「おう」

男「僕も御一緒していいかなっ」

弟「…」

――

弟「姉ちゃんのためにウエディングドレスを用意したぁ!?!?」

男「そうだよっ 姉さんに合わせた特注品なんだっ」

弟「おいおい 気が早いだろ まだ結婚できる歳じゃないし 第一姉ちゃんの返事ももらってないのに…」

姉「ウエディングドレス!」ワクテカワクテカ

弟「…へっ」

男「ふふっ 喜んでもらえたかな」

姉「はいっ 是非一度着てみたいです」キラキラ

男「じゃあ放課後うちに試着に来るっ?」

姉「行きます!」ワクワク

弟「…おいおい まじかよ」

――

ドーン

弟「でけえ…」

姉「お城のようです」

男「さあ入って」シュビンッ

弟「自動ドア…こんなの見た事ねえ…」

――

メイド「お茶は最高級茶葉を仕様したダージリンティーになっております」カチャッ

弟「本物のメイドだ…」

姉「メイドさんの服可愛いです」

男「ふふっ 姉さんにはもっと素敵な物を用意してあることを忘れてないっ?」

姉「あっそうでした」

男「じゃこっちに来て 姉さんをメイクルームに連れてってくれ」

メイド「かしこまりました」

男「あっ 弟くんはここで待っててねっ」

弟「…」

――

ジャーン

姉「うっわあああ 凄いです…っ!」

男「どう 気に入ってもらえたっ」

姉「はい とっても素敵です」

男「じゃあ着替えは任せたから」

メイド「かしこまりました」

姉「あっちょっとその前に…」

男「?」

―20分後

メイド「終わりました」ガチャッ

男「ありがと 姉さん出てきてよっ」

弟「なぜか緊張してきた」

姉「はい…」ガチャッ

姉「ど どうでしょうか?」

弟「っ!!」

男「うっわ すごく似合ってるよっ やっぱり僕の目に狂いはなかったねっ」

姉「ありがとうございます」

姉「…どうでしょうか 弟くん」チラッ

弟「……綺麗だ…」

姉「えっ」

男「…!」

弟「ハッ あ、に、似合ってるぞ すごく!」

姉「嬉しいです…///」テレッ

男「…」

――

姉「今日はありがとうございました 楽しかったです」

男「うんっ 僕も楽しかったよ また遊びに来てねっ」ニコッ

弟「悪いな 俺まで邪魔して」

男「気にしないでっ 君と僕は友達なんだからっ」

弟「ん…ああ」

男「じゃあまた明日学校でねっ」

姉「はい さようなら」

――

姉「結婚とは…良いものだ」

弟「マ・クベさんどうしたんですか 突然」

姉「あんなに可愛いドレスが着れるのですよ 良いじゃないですか」

弟「それを言うなら結婚式な」

姉「そうでした でも本当に興味があるのは結婚の方です」

弟「…」

姉「好きな人と毎日一緒にいられるなんて素敵じゃないですか」

弟「…俺と毎日いるじゃねえか」

姉「えっ なんですか?」

弟「なんでもない しゃあ俺部屋戻るは」

姉「はて?」

――

弟「結婚か…」

弟「俺と姉ちゃんは死んでも出来ないんだよな」

弟「…」

弟「俺じゃ姉ちゃんを幸せできない…」

――

ピンポーン

姉「あっ 男くん」

男「迎えに来たよっ あれ 弟くんはどうしたの?」

姉「…先に行っちゃったみたいです」

男「…そう」

――

弟「…」

男「こんな所にいたんだねっ 教室にいないから探したよっ」

弟「ああ…屋上なら誰もいないと思ってな」

男「今朝 先に出てしまったみたいだけど何かあったのっ?」

弟「ん 別に」

男「…」

男「…明日姉さんにもう一度プロポーズするよ」

弟「…そうか」

男「…」

男「明日うちに招いてある」

弟「…そうか」

男「…」

男「言いたかったのはそれだけだよっ 一応弟だからねっ 許可を取っておかなくちゃっ じゃ 先に教室戻ってるからっ」テクテク

弟「…」

弟「…姉ちゃんを幸せにできるのは俺じゃない」

――

姉「あれ 弟くんはどうしたんです?」モゴモゴ

母「なんか眠いから寝るって 夕飯も食べずにどうしちゃったのかしらね」

姉「うーむ」モゴモゴ

――

ガチャッ

姉「失礼…」コソコソ

弟「」

姉「ターゲットロックオン」ヒソヒソ

姉「失礼しますです」モゾッ

弟「」

姉「…しめしめ 目標は爆睡中です 今なら弟くんの弟くんを」モゾッ

弟「…姉ちゃん」

姉「ドキッ 起きてたでありますか」

弟「頼む一人にしてくれ…」

姉「弟くん…?」

弟「そしてもうこういう事はやめてくれ」

姉「えっ…」

弟「俺と姉ちゃんは姉弟なんだ それ以上でもそれ以下でもない…」

姉「どうしたのですか 突然」オロオロ

弟「…迷惑なんだ そういうの」

姉「弟くん…」

弟「だから もう二度とこういう事はしないでくれ」

姉「…」

弟「そして…早く彼氏でも作って幸せになってくれ…」

姉「…え?」

弟「それが…俺の一番の望みなんだ…」

姉「弟くんの…望み…?」

弟「…男と幸せにな」

姉「…それどういう事ですk」

弟「出てけよ もう!」

姉「っ!」ビクッ

トタトタ

バタン

弟「…これでいいんだ…これが今の俺に出来る姉ちゃんを幸せにできる一番の方法なんだ…」

――

チュンチュンn

ピンポーン

チュン「ビクッ!!」バサバサッ

姉「…はい」

男「おはよっ迎えに来たよっ」ニコッ

姉「…」

男「…じゃ行こっかっ」

――

弟「んっ…」

弟「…もう昼過ぎか」

弟「今ごろあいつのうちにいるのかな…」

弟「…もっかい寝よ」ゴロンッ

――

ピンポーンピンポーンピンポーン

弟「…んっ 誰だよ」

弟「はい」ガチャッ

お前ら1「弟くん弟くん 姉さんは!?姉さんはどこにいったの!?」ガシッ

お前ら2「姉さんいる!?ねえいる!?ねえねえああああああ」ガシッ

お前ら3「\(^o^)/」

弟「ちょっと どうしたんですか 何があったんですか!?」

お前ら1「姉さんが!姉さんがイケメンとタイクーン城にっ!!」

お前ら2「二人で天空城にになににあああああ!」

お前ら3「\(^o^)/」

弟「…ああ 男の事ですね」

お前ら1「知っているのか!?」

お前2「kwsk」

お前ら3「\(^o^)/」

弟「ん はい 今日は男の家にプロポーズを受けに行くって出掛けたはずですよ」

お前ら1「プロ プロポーズ!?!?」

お前ら2「なんだそれ食えるのか?」

お前ら3「\(^o^)/」

弟「はい…たぶんOKするんじゃないかな 俺も勧めといたし」

お前ら1「なななななななんてことおおおおあああはわ」

お前ら2「死ね氏ねじゃなくて死ね」
お前ら3「\(^o^)/」

弟「…これが一番姉ちゃんが幸せになる方法なんですよ」

お前ら3「…」

弟「だから そっとしといてあげましょうよ」

お前ら3「…思ってるのか?」

弟「えっ」

お前ら3「本当にそれが一番の幸せだと思ってるのかっ!?!?」

弟「っ!」

お前ら3「俺たちは…ずっと前から姉さんの事だけを見てきた…」

お前ら2「ストーカーねこれドゥフフフフ」

お前ら3「だからわかるんだよ…姉さんが本当に…一番好きな野郎ってのが…わかってしまうんだよ!」

弟「姉の一番好きな…?」

お前ら3「友達でもない…俺達でもない…!」

弟「…!」

お前ら1「弟!お前なんだよっ!!」

弟「…っ!!」

お前ら3「あっ…それ拙者のセリフですしおすし」

お前ら2「まっ、他の男に取られるくらいなら弟くんとくっついてくれたほうが俺達的にはハッピーエンドなんだわっデゥヒュヒュヒュ」

お前ら1「…いってやれよ 姉さんを幸せに出来るのはイケメンでもなければ金持ちでもない…お前しかいないんだよ」

弟「俺しか…?」

お前ら2「少なくともお前といるときの姉さんが一番幸せそうな顔をしている」

お前ら3「姉さんにこれ以上悲しい顔はさせるな」

弟「…」グッ

弟「ありがとうございました!」ペコッ

ダダダッ

お前ら3「行ってしまいましたね」

お前ら2「さてと姉さんの部屋にでも忍びこんで下着でも拝借するか 俺たちにせめてもの手向けだ」シクシク

お前ら1「涙拭けよ」ポロポロ

お前ら3「そっちこそ」グスッ

――

姉『傍にいてください』

弟「くそっ なんでそんな簡単な事ができないんだよ俺は!」タタタッ

俺「もう二度と…手放したりしない!」タタタッ

――

ブーッ

男「ん 誰か来たみたいだねっ」

メイド「はい はい かしこまりました」

メイド「男様 弟さんという方がいらっしゃったようですが」

男「うんっ いいよ あげちゃってっ」

――

男「やぁ よく来たね さあ入って」

弟「悪い 姉ちゃんを連れ戻しに来た」ハアハア

男「…ふふっ 姉さんなら別室にいるよっ 心配しないでっ」

弟「そうか…」ホッ

男「…まっお茶でも飲みながらお話しようよっ」

弟「…姉ちゃんと話がしたい」

男「ふふっ 心配しなくても逃げたりしないよっ」

弟「…そうか」

――

カチャッ

男「美味しいでしょっ このアールグレイ」

弟「よくわからん」

男「ふふっ そっかっ」

弟「話ってなんだよ?」

男「ははっ せっかちだねっ」

弟「ん 悪い」

男「弟くんは誰か好きな人いるっ?」

弟「いる」

男「おっ速答っ その人の事どのくらい好きなのっ?」

弟「自分のキャラ設定が崩壊するくらい」

男「ははっ 何それっ よくわからないよっ」

弟「自分でも言っててよくわからん」

男「…」

男「…それって姉さん?」

弟「…ああ」

男「ふふっ 実の姉弟を好きになるなんてそんな事ほんとにあるんだねっ」

弟「俺も驚いてる」

弟「でも…姉弟だからこそ…他人には分からない大切な繋がりがあるんだと思ってる…」

男「ふふっ 素敵だねっ」

男「…でも実の弟が姉を幸せにできると思う?」

弟「…それは俺も悩んでた 実はついさっきまで」

弟「でも俺の中で答えをだした」

男「ふぅんっ 聞かせてっ」

弟「幸せにに出来るとか出来ないじゃない…幸せにするんだ 俺が姉ちゃんを!」

男「ひゅ~♪ かっこいいねっ」

弟「冷やかしのつもりか何かわからないがはやく姉ちゃんに会わせてくれないか」

男「ふふふっ」

弟「なんだよ」

男「実を言うと姉さんはここにはいないんだっ」

弟「どういう事だよ!?」

男「今日プロポーズするっていったじゃない?ごめんっ 実はアレ嘘」

弟「はあ!?」

男「だってもう返事はもらってあるからねっ」

弟「えっ」

男「この前うちに来た時ドレスを着る前に言われたんだよ 僕とは付き合えない弟くんの事が好きだからってねっ」

弟「…!」

男「最初は驚いたよ 正直信じられなかった でもその後の二人を見てたら本物なんだなっ…てねっ」

弟「じゃ じゃあ姉ちゃんは今どこに…ここに来たところを見た奴がいたんだが」

男「うんっ ここには来たよ ある物を取りにねっ」

弟「ある物?」

男「ふふっ それは見てからのお楽しみっ ほら早く姉さんのところに行ってあげなよっ」

弟「…わかった」スッ

男「じゃあお幸せにねっ」ニコッ

弟「…男」

男「ん?」

弟「姉ちゃんに…何もしないでくれてありがとう」

男「ふふっ 何それっ」クスクス

弟「ん 自分でもよくわからん じゃあまたな」ダダッ

男「ばいばーいっ」

男「……負け戦は好きじゃないんでねっ」

――

ガチャッ

弟「姉ちゃん!」バッ

弟「…あれ いない」

弟「…まだ帰ってないのか…俺の部屋で待ってるか…」ガチャッ

弟「…っ!」

姉「あっ おかえりなさい」

弟「姉ちゃん…その格好…!」

姉「あっ これですか?男くんにお願いして借りて来ちゃいました」

弟「ウェディングドレス…」

姉「実はですね ネットで調べたところ姉弟は結婚できないという事実を知りまして」

姉「でも弟くんと結婚したい気持ちが強くなったわたしは結婚式だけでも挙げようと思いまして色々調べてみました」

姉「…ですが わたしの所持金じゃとてもじゃないですが足りませんでした」

姉「そこで閃いたのです!疑似結婚式ですっ!」

姉「指輪はオモチャで代用して神父さんはわたしが一人二役でなんとかします」

姉「ドレスは…たまたま男くんが用意してくれましたからラッキーでした!あっでも弟くんの服は何も…」


ギュウッ

姉「わっ」

弟「服なんて…いらねえよ…ただ姉ちゃんが傍にいてくれるだけで俺は幸せなんだ」ギュッ

姉「弟くん…」

弟「酷い事言ってごめんな…傍にいるって約束も破ってごめん…」ギューッ

姉「んっ 弟くん…くるし」

弟「でももう二度と離さない 一生姉ちゃんの傍にいる 俺が姉ちゃんを幸せにしてみせる!」ギュッ

姉「弟くん…痛いっ…です…」

弟「あっ ごめんな」パッ

姉「ふふっ 弟くんが元に戻ってくれて良かったです」

弟「心配かけてごめんな」

姉「大丈夫です 弟くんの本当の気持ちが聞けただけで満足です」ニコッ

弟「…姉ちゃん」スッ

姉「ま、待ってくださいっ!」ババッ

弟「えっ?」

姉「…キスは結婚式で です///」

弟「ははっ んだよそれ」

姉「汝はこの弟を夫とし病める時も健やかなる時も共に歩み死が二人を分かつまで愛を誓い弟を想い弟のみに添うことを誓いますか?」

姉「誓います」

姉「汝はこの姉を妻とし病める時も健やかなる時も共に歩み死が二人を分かつまで愛を誓いいつでもセックスしてくれることを誓いますか?」

弟「すいません神父 後半がおかしいのですが」

姉「誓いますか?」

弟「…誓います」

姉「じゃあ今すぐしましょう」

弟「バカか」

姉「あっ 早速嘘つきました」

弟「…これが終わってからな」

姉「えっ今なんて言いました」

弟「なんでもねえよ」

姉「じゃあ続行します では誓いの…」

姉「ち、誓いの…///」

弟「…なんですか ハッキリ言ってください神父」

姉「ち、ちかいののののくちづづけけけけをををを///」

弟「ははっ ほら姉ちゃん こっち向いて」スッ

姉「はい」ドキドキ

弟「目閉じて」

姉「は、はい」ドキドキドキ

弟「姉ちゃん…」

姉「はいっ…///」

弟「愛してるよ」スッ

チュッ

――

こうして疑似結婚式なる儀式は終わった

その後ドレスを返しに行ったが姉へのプレゼントという名目で男からそれを譲り受けた


そして数日後――

弟「おーい 遅刻すんぞー」

姉「はーい 待ってくださいー」

弟「外で待ってるからな」ガチャッ

弟「んっ」

男「迎えにきたよ 親友」ニコッ

弟「ごくろう…ん?」

お前ら1「今日は姉さんの寝起き顔ショットが撮れそうですな」

お前ら2「昨日の寝癖ショットは引き伸ばして家宝にしましたですはいドゥフフフフ」

お前ら3「僕はパジャマ姉さんですギュヒヒヒ」

弟「…ははっ またやってる」

「本当に違うんだ!」

弟「ん?」

友「ただ女の子に道を聞かれただけなんだ 信じてくれ!」

女「…そんなの信じられない」キラッ

友「お、女ちゃん…その右手に持ってるのは…?」

女「…これであたし意外の女と話せないように縫い付けてあげる」

友「ちょっ…ちょっと待って…うわああああああああ」

弟「ははっ…あいつら仲良いなぁ」

姉「ごめんです お待たせしました」ガチャッ

お前らズ「キターーーーーー!」

弟「ん じゃあ行くぞ」ギュッ

姉「はいっ」ニギッ

男「まったく…朝から見せ付けてくれるねっ」フフッ


――もう二度と離さないようにと握られた手には お姉ちゃんとお揃いのオモチャの指輪が輝いていました


fin

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