穏乃「消費税8%で和菓子屋なんてやっていけないよ」憧「>>5」 (75)

穏乃「何かいい考えないかな?」

憧「>>5

山岳ガイド

憧「違う職業の方がいいんじゃない?」

穏乃「やっぱり憧もそう思う?お母さんも、穏乃は別の道選んでいいからねってさ」

憧「そうねぇ。小売業は死亡確定だしね、山岳ガイドなんてどうかしら?」

憧(心配しなくても私がちゃんと食わせてあげるけどね。専業主婦として……)


憧「むふっ……ぐふふふふ」

穏乃「山岳ガイドかー。山好きの私にはピッタリの仕事だね」

憧「ガイドなら人件費だけでいいからね。消費税の影響は受けにくいし」

穏乃「うおおおおおおおおお!燃えて来たー!」

憧「私が仲介役として間に入るからね。交渉は任せて」



>>10「すいません。阿知賀の山を案内して欲しいんですが」

憧「はいはい、一時間5000円になります」

キャップ

美穂子「あら、貴方達は……」

憧「風越の福路さん!」

穏乃「お久しぶりです!」




~~~~~~

穏乃「山登り初心者の方にでも登りやすいコースを案内しますよ」

美穂子「わかりました。長野も山は多いけどあんまり登った事なくて」

穏乃「そうですか。山はいいですよ。嫌な事あっても山に来たらどうでも良くなります」ザクザク

美穂子「私は小さい頃から麻雀、麻雀、麻雀の毎日だったからね。山の空気は新鮮ですね」ザクザク

穏乃「ところでどうして山に来ようと思ったんですか?」

美穂子「>>14

うえのさんにふられてじさつしようとおもってきました

美穂子「えぐっ…、ううっ……、ううううう…」ポロポロ

穏乃「あっあの!?どうしました?どこか具合でも」

美穂子「違うのよ…違うの……、私、大好きな人に振られてしまって……」ポロポロ

穏乃「えっ?あっ……、そ、そ、そうなんですか」アセアセ

美穂子「病院に入院してて、退院したら……振られてしまって」ポロポロ

穏乃「重い病気だったんですか?」オドオド

美穂子「直らない病気なの。上埜さんは悪くないんだけど……、もう生きて行く気力がないのよ。私には」

美穂子「治らない病気なの。上埜さんは悪くないんだけど……、もう生きて行く気力がないのよ。私には」ウルウル


美穂子「風越のコーチ、先輩、後輩。そして上埜さん」

美穂子「みんなに迷惑かけたくないから、ひっそりと山の中で人生を終わらせようとして……」

美穂子「今日、ガイドを頼んだのはいい場所がないか下見するためなのよ」

美穂子「もう私は……、この世から消えてしまいたい!!!!!!!!」



穏乃「!?」

穏乃「正直、私には福路さんの気持ちがわかりません!死にたくなるほど辛いのが恋愛なんですか!?」

美穂子「ええっ……」コクン

穏乃「でも…それでも…、>>25



行動か会話

穏乃「福路さん、失礼します」ガシッ

美穂子「えっ…、えっ?え?」



穏乃「うおおおおおおおりゃ!!!!!!!!!!」ポイッ

美穂子「きゃああああああ!」

穏乃「キンニク……バスタぁぁぁぁぁぁ!」



ゴチーン!


美穂子「あいたたたたたた……」

穏乃「少しは目が覚めましたか?」

美穂子「私は一体何を……」ヒリヒリ

穏乃「福路さん、ここ最近の記憶って覚えてますか?」

美穂子「うーん、さっぱり。私はなぜ奈良に居るのかしら?」

穏乃(よし成功!火事場のクソ力キンニクバスター)


穏乃「恋愛で悩んでるって言ってましたよ。赤土先生なら恋愛の事も相談に乗ってくれるはずです」

美穂子「ホント?でも、私……同性の人に恋をしてて」

穏乃「大丈夫ですよ。赤土先生もそっち側ですから」ニコッ

数時間後

憧「いやー、恋バナ楽しいわー」

穏乃「結局どうなったの?」

憧「ん?美穂子?竹井さんの他に好きな人を殺してでも奪い取れって結論に達したよ♪」

穏乃「……おい」

憧「すっかり仲良くなってさー、福路さんなんて他人行儀な呼び方じゃなくて美穂子って呼んでいいってさ」

穏乃「へぇー、良かったね」



憧「山岳ガイド儲かった?」

穏乃「んー、和菓子屋とあんまり変わらないよ。いい仕事だとは思うけど」

憧「じゃあ、>>38とか」


行動、会話、提案何でも

私の旦那…とか

憧「わ、わ、わわわわわわ……」

穏乃「ワ●ミ?あそこは……評判悪くて嫌だなぁ。あっでも生き残るためにはあれくらいブラック企業じゃないと駄目かな」

憧「違う!私の旦那になれって言ってんの!」

穏乃「旦那!?!?!?!って……私、女だよ?」

憧「嫁でも何でもいいわよバカ!ようは私が面倒見てあげるって言ってんの!未来永劫ね」

穏乃「嫁に入るのかー。それは考えて無かった。むむむ……」

憧「なんなら新子神社の敷地内で和菓子屋やってくれたらいいし」

穏乃「いいの?お手伝いとかしなくて?」

憧「いい、いい。そんなのバイト雇うからさ。神社は儲かるのよー」

穏乃「消費税8%でも大丈夫なの?」

憧「関係あると言えばあるけど、お賽銭くらい?そこまで心配なら、私、公務員試験受けようか?」

穏乃「公務員試験?」

憧「そそ、官僚になればいいんでしょ?税金いくら上がっても公務員になったら安泰だし」

穏乃「憧ってすごいなー!」

憧「穏乃の実家も穏乃自身も全て私が守ってやるわよ!」

穏乃「アコおおぉぉぉぉぉ」

憧「こんな期待値の高い女、阿知賀全体探したって居ないわよ」



憧「黙って私に、全て投資しろ!バカシズ///」

穏乃「>>50

だが断る

穏乃「……///」

憧「ふ、ふん」

穏乃「……うっ…あっ…///」

憧「ひょっとして照れてるの?」

穏乃「ッッ///」

憧「ふーん、可愛い所あるじゃない」ニヤニヤ



穏乃「だ……」

憧(大好きかな。100点満点、花丸上げるわよ)

穏乃「が」

憧「が?」



穏乃「だが、断わる!」

憧「」ズキュンンンン

憧「ファッ!?は?はぁぁぁぁぁ?」

穏乃「ごめんね憧」

憧「私の何が気に入らないの?ねぇ!言ってみなさいよ!?」

穏乃「……」

憧「私の力無しにどうやって、和菓子屋を経営して行くのよ!私と結婚するだけで、商売繁盛間違いなし!消費税10%だろうが20%だろうが赤字経営だろうが支えてやるわよ!」

穏乃「うーん」

憧「結婚が早いって言うの?それとも私の事が嫌いなの?女とは結婚出来ないの?」



憧「納得する理由を言いなさいよ!えぇ?コラァ!」

穏乃「>>57

プロポーズは私からしたかった

穏乃「プロポーズは……私からしたかった!!!!!!!」


ドンッ!

憧「えっ……///えっ、え?」アセアセ

穏乃「和菓子屋とか関係なくて、憧の家も才能も関係ない!私は……、憧と結婚したいッッ!」

憧「あうあう…あああああ…、あばばばばばばば」ビクンビクン

穏乃「小学校の卒業文集に将来の夢は憧のお嫁さんって書いた私だぁ!」


憧「」プシュー



スッ

望「聞いちゃったー、聞いちゃったー」

カレン「へーい、そこのプリティガール!イギリスでは同性婚が認められていマース」

穏乃「誰?」

望「奈良県に観光に来た外国人さんよ」

カレン「日本はiPS先進国なのに法の整備はされてなくて、残念デース。私、日本大好きですが、そこだけはちょっといただけないデース」

憧「法、法の問題ね。それは確かに難しい問題だわ」ブツブツ



カレン「ここら辺に潰れかけの和菓子屋があると聞いてやって来ましたー。私に土地ごと売って下サーイ」

穏乃「おいくらですか?そのお金で、あべのハルカスに高鴨和菓子屋を移転します」



数年後、アコシズは結婚した。


終わり

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