美穂「コヒナタ・マジョルカ・ハロウィンナイト」 (54)

さくら「ふんふんふーん♪ カボチャの代わりに桃でランタン作っちゃいましたぁ! 流石にロウソクは入らないですけどぉ、可愛いな!」ピンポーン

さくら「あれ? 誰だろう? こんな時間にチャイムを鳴らすって……、ま、まさか変質者じゃ……。い、居留守ですよぉ居留守! あたしは今ここにいませぇん!」

美穂「ト、トリックオアくまさん!!」

http://i.imgur.com/gNQ6WYE.jpg?1

さくら「うわぁ!! 美穂さんが扉を開けずに部屋に入ってきましたぁ!? ど、どうしてですかぁ!? ちゃんと鍵、閉めてたのに……」

美穂「ハ、ハロウィンの! 魔法を使いました!」

さくら「ハロウィンの魔法ですかぁ? じゃあ仕方ないですね!」

美穂「な、納得してくれてよかったですっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380558747

美穂「え、えっと……トリックオアくまさん! くまさんをくれないと、イタズラしちゃいます! あくまさんじゃないですよっ」

さくら「あれぇ? ハロウィンって、お菓子じゃなかったでしたっけ?」

美穂「ハロウィンうぃっちはお菓子じゃなくて、くまさんが欲しいんです。くまが使い魔なんです!」

Pくん「どうも。純白の使い魔、プロデューサーくんです」

さくら「そうなんですかぁ! でも、クマなんて家にいませんよぉ?」

美穂「そ、それなら! イタズラしちゃいます!! え、えっと……チンクルホイ!」

さくら「あれぇ? 何も起きませんよぉ」

美穂「あ、あれ? ま、間違えっちゃったかな……。チンタラホイ、じゃなくてチンピラホイ! でもない……。ど、どうしよう……!」

Pくん「チンカラホイ、だぞ」

美穂「あ、そ、そうでした!! 気を取り直して……、チンカラホイ! 桃がくまさんにになーれ!!」

さくら「わぁ!! 桃が桃色のくまさんになりましたぁ!! こ、これどうやったんですか!?」

美穂「こ、これが私のま、まま……魔法です!!」

さくら「凄いでぇす!」

Pくん「とはいえ、ハロウィンの魔法は今夜しか使えないんだけどね」

さくら「えぇと……、この桃色のくまさんでよければあげますよ?」

美穂「そ、そうですか? あ、ありがとうございます! ではお返しに……、チンカラホイ!」

さくら「! も、桃がたくさん出てきましたぁ!!」

美穂「岡山県から産地直送の最高級桃です! 支払いはこっちで済ませておきました」

Pくん「冷蔵庫に入れると傷むから、常温で管理しておくのが一番だ。明後日ぐらいが柔らかくなって食べごろだぞ」

さくら「ありがとうございまぁす!! えへっへへー、皆におすそ分けしなきゃ!!」

美穂「そ、それでは私は失礼します!」

Pくん「食べたあとはちゃんと歯を磨くんだぞ」

さくら「はぁい!」

ハロウィンの夜、空を見上げてみましょう。ほら、見えませんか?

弾丸よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルディングもひとっ飛び! 一体あれは何なんだ!

飛行機でしょうか? 鳥でしょうか? それともスーパーマンでしょうか?

いいえ、違います。それは……

美穂「クチュン! や、やっぱりこの格好は寒いかな?」

Pくん「雰囲気が出て良いと思うぞ?」

美穂「そ、そうかな? 今夜はまだまだ長いけど……頑張らなくちゃ!」

ハロウィンナイトを彩る、くまが好きで不思議で可愛らしい魔女……なのかもしれませんよ?

泉「あんまり気にしたことなかったけど今日はハロウィンなんだよね。日本じゃ馴染みがないから参加する気にはならないけど……」カタカタ

泉「うん? なんだろうこのファイル? Kohinatan……こんなファイルパソコンの中にあったっけ?」

美穂「ト、トリックオアくまさん!」

泉「!! ファ、ファイルの中から美穂さんが出てきた!! ゆ、夢だよね? パソコンのし過ぎかしら……」

美穂「ゆ、夢じゃないんです。魔法は、あるんです!」

泉「魔法はあるって……、流石にそれは論理的じゃないです」

Pくん「ところがどっこい、あるものはあるんだよ。どうも、見た目に寄らずバリトンボイスに定評のある使い魔、プロデューサーくんです」

泉「このぬいぐるみ、喋った? 機械じゃなさそうだけど……」

美穂「その子は、使い魔ですっ」

泉「使い魔……? 猫とかじゃないんですか?」

美穂「わ、私はどちらかというとクマさん派ですので……」

泉「はぁ……。色々とツッコミが追いつかないんですけど……、これは現実ってことでいいんですよね?」

美穂「はいっ。で、でも……ハロウィンの魔法がかかっているから、ちょっとだけ非現実かな?」

泉(PCから出てくるのはちょっとだけで済むのかしら)

美穂「そ、そうだ! 忘れていました。トリックオアくまさん! くまさんをくれないと、イタズラしちゃいます!」

泉「お菓子じゃなくて、くまなんですか?」

美穂「うんっ。オリジナリティがあって良いかなって」

泉「でも私の家にくまなんていないんですけど」

美穂「それじゃあイタズラしちゃいます! チンカラホイ! パソコンからくまさんが出てこーい!」

泉「! ぜ、全部の画像ファイルがクマの写真になった!?」

美穂「じゃあこのクマさんの写真をプリントアウトして持って帰りますね」

泉「は、はい。お構いなく……」

泉(PCからクマが出てくるかと思ったら、ちゃんとプリントアウトするんだ)

美穂「それじゃあお礼に、魔法をかけてあげます! チンカラホイ!」

泉「! 頭の中に何かが流れてくる……! これは……! ポアンカレ予想? ま、まさかミレニアム懸賞問題!?」

泉「わ、分かる! リーマン予想も、ホッジ予想も! スラスラと頭の中で証明されていく!」

Pくん「ポアンカレ予想は既に解決済みだ。他の6つはまだだけど、ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題は韓国の学者が解決したらしい。まだ完全に証明されたとは言えないがね」

美穂「えっと……、す、数学界の発展に寄与してくださいね! 私は全く何がなんだか分かりませんでしたけど……」

泉「ーー!!」

Pくん「ちなみに賞金は100万ドルポンとくれる。日本円にして……各自で計算しといてくれ」

泉「これが……ミレニアム懸賞問題の答え……! あ、ありがとうございます! ロジカルじゃないけど……、魔法って本当にあったんだ!」

亜子「これがこうして……。うーん、上手いコトお金がたまらんなぁ。今月も赤字や」

亜子「ん? そういえば今日はハロウィンなのよね。あんまアタシには関係ないけど。お菓子の代わりにお金とか出てこんかなぁ……。この貯金箱もソロソロ一杯やなぁ。新しいの買おかな。いくら入っとったっけ」

美穂「あっ! え、えっと……」

亜子「……はい?」

美穂「こっ、こんばんは! トリックオアくまさん!」

亜子「にゃ!? ちょ、貯金箱をあけたら中に手のひらサイズの美穂さんがおった!?」

美穂「ちょっとお金に溺れていました」

亜子「でしょうね。自分で言うのもアレですけど、この中10円とか50円がぎっしり入ってますからね……あれ?」

美穂「どうかした?」

亜子「ってええええ!? ど、どういうことですか! 小さな美穂さんが貯金箱の中から出てくるって!」

美穂「は、ハロウィンの魔法です!」

亜子「すんません、理解が追いつかないです」

Pくん「理解するのではなく、感じるのです」

亜子「こ、今度はクマのぬいぐるみが喋った!?」

Pくん「どうも、テディベアは永遠のライバル、使い魔のプロデューサーくんです」

亜子「こ、これはどうもご丁寧に……。って魔法?」

美穂「はい、魔法です。信じてくれるか分かりませんけど……。私、ハロウィンの夜だけ魔法が使えるんです」

Pくん「ハロウィンの夜だけだから、明日以降はただの女の子だよ」

亜子「はぁ、でも小さくなったり貯金箱の中から出てきたってことは、魔法を信じる他ないんやろな……」

美穂「そうです。あっ、いつものやつをしないと。トリックオアくまさん! くまさんをくれないと、イタズラしちゃいます!」

亜子「くまさん? お菓子とかお金とかじゃないんですか?」

美穂「お、お金は犯罪ですよね……」

亜子「一応美穂さん不法侵入なんですけどね。でもクマなんて持ってないですよ? トラッキーのぬいぐるみならありますけど」

美穂「くまじゃないならイ、イタズラタイムですっ! チンカラホイ! 貯金箱はくまさんになーれっ!」

亜子「ええ!? ちょ、缶の貯金箱がクマの貯金箱になってもうた! はっ! な、中身は!?」

美穂「あっ、いけない。このまま持って帰るところでしたっ! お金はお返しします」

亜子「その貯金箱はもらう前提なんですね。まぁもう一杯でしたし、問題ありませんけど……」

美穂「も、もちろんタダじゃないですよ! 亜子ちゃんにもとっておきの魔法、かけますね! チンカラホイ!」

亜子「ん? 特に変わったところはないですけど……」

Pくん「硬貨をよく見るんだ」

亜子「硬貨? 10円玉が10万円玉になってるとか……ってええ!? こ、これ……プレミア硬貨や!!」

Pくん「その通り。硬貨は毎年発行枚数が違うこともあって極端に少ない年のものはプレミアになるぞ」

亜子「えっと? 昭和33年の10円玉は100円で……昭和62年の50円玉は……は、はははは8000円!?」

Pくん「それもそのはず、その年の50円玉は一般に流通していない、マニアなら喉から手が出るほど欲しい一品だ」

亜子「これなんか50円玉なのに穴があいてないエラー硬貨やし……、アカン想像しただけでヨダレが出てくる。ふひひ……」

美穂「よ、喜んでもらえてなによりです!」

亜子「これでアタシの夢にまた一歩近づけた! 美穂さん、本当にありがとうございます! うっひゃー! アタシの時代キター!!」

美穂「お、お金はほどほどにですよ?」

Pくん「ちなみに、全て美品だから相当な値がつくぞ」

皆のアイドル小日向ちゃんがSレアと言うことで、他のアイドルもこんな感じで書いてく。
今夜はここまで

愛梨「ハロウィンのケーキケーキ♪ パンプキンケーキ♪」

蘭子「今宵は迫害と恩寵の宴……愚かな羊たちが我らが根城に到来しないか……分かっておろうな?(今夜はハロウィン、誰かいたずらしにこないかなぁ?)」

愛梨「出来たぁ! 蘭子ちゃんも食べます?」

蘭子「魔力が満ちていく……。悪魔の顔を持つ橙色の瓜も悪くない(美味しいです! かぼちゃも美味しいですね!)」

愛梨「まだまだ有りますよー。えっと、そろそろ新しいケーキが焼けるはず。オーブンをオープ……」

Pくん「チャオ☆」

美穂「お、お邪魔しています!」

愛梨「ええ!? オーブンの中から美穂ちゃんが出てきました!? あ、熱くなかったですか?」

蘭子「他に言うことありませんか!?(それが貴女の選択と言うわけか……)」

美穂「えっと、このローブは耐熱性なんです。その代わり、寒さに弱いんですけどね」

蘭子「成る程……思えば貴女も私と同じ焔の國に生を受けたものだったな(あっ、美穂さんも熊本出身ですもんね!)」

愛梨「……それはあまり関係ないと思います」

Pくん「全く、ぬいぐるみをオーブンに入れるとは……。申し遅れました、どちらかというと鮭よりも鯵が好きな使い魔、プロデューサーくんです」

愛梨「ところで、どうしてオーブンの中にいたんですか?」

美穂「あっ、目的を忘れるところでした。トリックオアくまさん! くまさんをくれないと、イタズラしちゃいます!」

蘭子「!! 甘美なる誘惑を求めず、敢えて魔獣ベヒーモスを求めるとは……。面白いッ!(お菓子じゃなくてクマさんって変わってますね!)」

美穂「?」

Pくん「通じていないみたいだな」

蘭子「しょぼーん……(瞳を持たぬものには通じぬか……)」

愛梨「でもくまをくださいって言われても、いつかのバニーの衣装しかないですよ?」

蘭子「それは此方とて同じ。生憎、黒の預言書にもイレギュラーはあるのでな(私もです。来るって言ってくれてたら用意したのに)」

美穂「それじゃあ……スペシャルなイタズラタイムです。チンカラホイ! くまのケーキにかーわれ!」

愛梨「ええ!? かぼちゃケーキがくまさんのケーキになりました! これは……」

蘭子「黒き狂えし狂獣よ!!(くまモン!)」

愛梨「えっと、これでよければ食べますか? 見た目が完全に変わっちゃったので、かぼちゃの味がするかは分かりませんけど」

美穂「あっ、これカボチャチョコケーキです。プロデューサーくんも食べる?」

Pくん「ありがたく頂くとしよう。ふむ、中々に行けるじゃないか」

蘭子「これもまた一興よ……(これも美味しいです)」

愛梨「あっ、ホントだ。チョコレートとの相性もいいですね!」

美穂「くまさんケーキのお返しです。えっと……、チンカラホイ!」

愛梨「!! カボチャが動き出しました!」

蘭子「悪魔達の宴よ! サバトの時は近い……(ジャックオーランタンが踊ってます!!)」

美穂「ジャックオーランタンたちのステージを楽しんでくださいね」

Pくん「パッと見るとポルターガイストと同じなんだが……」

愛梨「あっ、宙回転しました!」

蘭子「古の魔法は蘇った!(魔法ってすごいです!)」

Pくん「楽しんでいるなら良いか。火の扱いだけ、気をつけろよ?」

麗奈「トリックオアトリート! お菓子をくれないとヒドイ目に合わせるわよ!」

小春「イタズラは嫌ですからお菓子を用意していましたよ?。お茶も一緒にどうですか?? ヒョウ君もいますよ?」

麗奈「あっ、そう? それじゃあ遠慮なくいただく……かかったわねこのマヌケちゃんがァ!!」

小春「きゃー! ヒョウ君がさらわれちゃいました?」

麗奈「お菓子をもらってサヨウナラなんて甘いわよ! このレイナサマがそれぐらいで満足すると思った!? するわけないでしょ! イタズラクイーン舐めるな! アーッハッハー! こ、こらっ! くすぐったいから舐めるなっ! 思ったよりザラザラしてるし!」

小春「誰か助けてくださーい」

麗奈「来るわけないじゃない! この時間だとアイツらはとっくに寝てるわよ!」

光「そうはいかないぞ! とう!」

千佳「ラブリーチカ、へーんしん!」

小春「光さん千佳さん、こんばんは?。お菓子食べますか??」

麗奈「キィィィィ! また来たわね! どんだけしつこいのよ! 明日朝から特撮番組とプリティでキュアキュアな番組あるから寝てたんじゃないの!?」

光「ヒーローは朝でも夜でも雨でも雪でも宇宙でも! どんな時でもやってくるんだ!」

千佳「魔法少女はピンチになるとやってくるんだよ!」

麗奈「いっつもいっつもアタシの邪魔ばっかりして! いい子ちゃんにはオシオキよ!!」

光「負けるもんか! くらえっ、必殺ナンジョル……」

千佳「スターライトブレ……」

美穂「トリックオアくまさん! くまさんくれないと、イタズラしちゃい……」

光「ノォ!?」

千佳「カァ?」

Pくん「これはこれは……お取り込み中だったみたいだな」

美穂「す、すみません! わ、私のことはいないものと思って、続きをしてください!」

光「まじまじと見られると凄くやりにくいんだけど……」

麗奈「アタシまで恥ずかしくなってきたわよ……」

小春「お菓子ならありますよ?」

千佳「わーい!」

美穂「あっ、ご丁寧にありがとう。でも、私はくまさんが欲しいなぁ」

小春「ヒョウ君ならいますけど、くまさんはいないですね?」

美穂「それは残念です。ハロウィンのいたずらマジックの時間ですね」

麗奈「……どうすんのよこのほんわかムード。やり切れなさしか残らない……ってやめて舐めないで! もうコイツ返す! 反抗的なイグアナ質は嫌いよ!」

光「ヒ、ヒーローにも! 休息は必要だからな!」

Pくん「まぁ、こんな日もあるさ」

麗奈「ひぃ! 喋ったああああああ!?」

光「まさか、どこかの星からの使者なのか!? 地球がピンチなのか!?」

Pくん「チーキュはピンチといえばピンチだが……、特に温暖化で。どうも、環境問題にも一石を投じる社会派な使い魔、プロデューサーくんです」

千佳「使い魔かぁ! 良いなぁ、ラブリーチカにも欲しいなぁ!」

麗奈「コイツ見た目によらず渋い声しているわね」

光「ウィザードドラゴンみたいな声だな!!」

千佳「美穂おねえちゃん魔法使えるの?」

美穂「今夜だけは使えるんです! そ、それじゃあ! お、お約束のイタズラしますね。チンカラホイ! 光ちゃんのヒーロー服はくまさんになーれ!」

光「ア、アタシ!? うわぁ! 眩しい光が……! ってえええ!? パ、パンダ!?」

麗奈「アーッハッハッハ!! ご自慢のヒーロー服がパンダのパーカーになってしまうなんて笑えるわね! 客寄せパンダのアンタにお似合いよ!!」

美穂「こ、今回は特別サービスです! も一つおまけにチンカラホイ! 麗奈ちゃんの服もくまさんになーれ!」

麗奈「アーッハッハッハ! ゲホッゲホッ……ってええ!? な、なんでアタシまでえええええええ!?」

光「プッ、に、にあってるぞ……」

千佳「カワイイ! テディベアだー!」

麗奈「わ、笑うなーーー!! しかも何でよりによってテディベアのパーカーなのよ! 他になかったの!? せめてツキノワグマとか凶暴そうなのが良かったわ! こんなのレイナサマのイメージぶち壊しよ!!」

光「イメージもなにも最初からコミカルだったろ!」

麗奈「黙らっしゃい!!」

Pくん「そう悲観することないさ。君たちの年齢ならよく似合っているよ」

光「これでも14歳だ!!」

麗奈「そういう小学生が喜びそうないたずらはあの2人にしなさいよ!」

美穂「えっと……、小春ちゃんと千佳ちゃんですけど。あそこです」

千佳「高いたかーい!」

小春「飛行機よりもずっと速いです~」

Pくん「はっはっは、いい眺めだな」

麗奈「ね、ねぇ光。アタシ、疲れているのかしら? なんかすごい光景が目の前にあるんだけど」

光「いや、アタシも特撮の見過ぎかな……。ウィザードは終わって鎧武にバトンタッチしているのに……」

美穂「え、えっと! ヒョウ君に魔法をかけたら、ああなっちゃいました!」

ヒョウ君「ぐおぉおおおおおおお!!!

光「で、でかいイグアナ!?」

麗奈「どっからどう見てもドラゴンじゃないのぉおおお!! イタズラってレベルじゃないわ、もう……」

美穂「や、やりすぎちゃいました……」

光「な、なぁ! アタシもドラゴンに乗っていいか!?」

小春「みんなで乗りましょ~」

千佳「飛べ飛べー!」

光「こうしちゃいられない! ドラゴンに乗れるなんて経験、滅多にできないからな!」

麗奈「もうどうにでもなりなさいよ……。光! アタシも乗る! というかレイナサマ直々に玉乗り仕込んでやるわ!!」

Pくん「朝には元に戻っているんだがな」

美穂「イグアナの玉乗りも十分すごい気もします」

とりあえずここまで。イーモバ規制で書き溜めをメールで送ってiPhoneから書いてますけど、やりにくいったらありゃしない
SSを書いている途中でガチャを引いたらこひなたんお迎え出来ました。流石にもう一枚はキツイかもしれませんけど、Sレアが欲しければみんなその子のSSを書けば良いと思いました。

鈴帆「……」

乃々「……」

鈴帆「……」

乃々「……」

乃々(なんでよりによって、ツタンカーメンなんでしょうか。ハロウィンって西洋のイベントですよね。……ルーブル美術館リスペクトという事でいいんでしょうか。手抜き仮装の自分が恥ずかしくなってきました)

鈴帆「……」

乃々(なんでしょうか、心までツタンカーメンになりきったのか動く気配がないです。私は試されているんでしょうか? もりくぼにリアクションを求められても、小学生並みの感想しか出せません)

乃々(むしろ小学生の子達の方がユーモアとウィットに富んだリアクションが出来ると思います。私なんてノーモアとウェットに湿ったコメントしか出来ません)

乃々(いっそ私を呪ってください、古代エジプトのみなさーん、もりくぼはここですよー。呪いたい放題ですよー)

亜季「ファイアーーーーー!!」バァァァァァン

鈴帆「……ふごっ!」

乃々「ぬっへえ!? な、なんです!? せ、戦争ですか!? 大惨事大戦ですか!?」

亜季「只今帰還したであります!」

乃々「あ、あの……。挨拶がわりにバズーカ撃たないでもらえますか? しかも反対ですし……」

鈴帆「……ケホッ」

亜季「むむっ、これは……説明書通りにしたまでですが、レイナ製はやはりダメでしたか……。気を取り直してもう一度です!」

乃々「あ、あの……無理にとは言わないんですけど……。心の奥底のどこかに私という人間がこういう事を言っていたな、って覚えてくれていたらいいんで。もりくぼのノミの心臓には刺激が強すぎました」

亜季「そうでありますか? 以降気をつけて小さなサイズのランチャーにとどめておくであります!」

乃々「根本的な解決になってないですね……」

鈴帆「ところで、そんふとかダンボールはなんね?」

亜季「これですか? 事務所の前に落ちていたであります! 私の予想では……、傭兵が入っているのではないかと!」

乃々「あの、傭兵なんて物騒なものを捨て猫みたいな感覚で拾われても。しかもそんな大きな荷物よく一人で持って来れましたね。腕疲れませんか?」

亜季「普段の鍛錬によって、これぐらいではヘコタレナイようになっています!! 是非とも共に鍛錬をしましょう! 弱い自分にバイバイであります!」

乃々「弱いままで大丈夫です……」

鈴帆「なんかガサガサと音がすんね。どれ、ちょー開けてみるけん」

乃々「話聞いてましたか? 中に傭兵が……」

美穂「ト、トリックオアくまさん!!」

乃々「ふひぃ!? は、箱の中から傭兵じゃなくて魔女が……! って小日向さん?」

亜季「むっ、まさか諜報活動真っ最中でありましたか!?」

乃々「いや……。同じ事務所の人ですよね?」

Pくん「ほう、ここでもハロウィンパーティーの準備をしていたか。ちょうどいいじゃないか」

鈴帆「おっ、こんクマんぬいぐるみ喋るたいね」

Pくん「ぬいぐるみとは違うのだが……、まぁいい。どうもいつもマスターに抱かれて眠っている使い魔、プロデューサーくんです」

鈴帆「腹話術ってゃやるたいね。うちも負けてられんっちゃ!」

亜季「どこかにトランシーバーがついているでありますか?」

Pくん「いや、だから使い魔です。種も仕掛けもございません」

乃々(帰りたい……)

亜季「むっ、まさか諜報活動真っ最中でありましたか!?」

乃々「いや……。同じ事務所の人ですよね?」

Pくん「ほう、ここでもハロウィンパーティーの準備をしていたか。ちょうどいいじゃないか」

鈴帆「おっ、こんクマんぬいぐるみ喋るたいね」

Pくん「ぬいぐるみとは違うのだが……、まぁいい。どうもいつもマスターに抱かれて眠っている使い魔、プロデューサーくんです」

鈴帆「腹話術ってゃやるたいね。うちも負けてられんっちゃ!」

亜季「どこかにトランシーバーがついているでありますか?」

Pくん「いや、だから使い魔です。種も仕掛けもございません」

乃々(帰りたい……)

乃々「ところで、さっきトリックオアくまさんって言っていましたけど、お菓子じゃダメですか? もりくぼグミぐらいなら持ってますけど」

亜季「私もレーションを持っておりますよ!! カロリーメイトの方が良かったでありますか?」

鈴帆「鏡餅っちゃあるけんね!!」

Pくん「鏡餅とはいささか気が早くないか?」

鈴帆「うちは年中めでたいけんね! こぎゃんこつもいろうかっち、持ち歩いとったんよ!」

Pくん(賞味期限は大丈夫なんだろうか)

美穂「残念です、くまさんはいないみたいです。それじゃあイタズラしちゃいます! くまさんばかりだと飽きちゃうから、たまには違う魔法を。確か……ぱるぷんて?」

乃々「? 何も起きませんね」

鈴帆「その呪文はなんね?」

美穂「えっと……、な、何が起こるかわからない魔法です」

亜季「おや? 勝手にテレビがついて……、ニュースでありますね」

アナウンサー『次のニュースです。本日ネガティブすぎるアイドルとして有名な森久保乃々さんの実家から、初期に書かれたポエムが発掘されました』

乃々「ぶふーーー!!!」

Pくん「なるほど、今回の魔法は黒歴史ポエムが発掘される、か」

アナウンサー『それでは僭越ながら、私KWSMが読ませていただきます』

森久保乃々作

タイトル:タイヤの唄
錆び付いたタイヤ悲鳴を上げ私たちの体を運んでいく明け方への駅へと
ペダルを漕ぐあなたの背中寄りかかる私に伝わるもの 確かなぬくもり

乃々「やめてぇええええ!!」

亜季「わぁ! いつになく大きな声です!! そんな声も出せるんですね!!」

美穂「これ、どこかで聞いたことある気が……」

Pくん「盗作って言葉が可愛く思えてくるな」

乃々「わ、忘れてくださぁい……。自分で書いてニヤニヤしているだけだったのにぃ……よごされちゃいましたぁ……もうアイドルを続けるなんてむーりぃー……」

美穂「あ、あのえっと……。まさかこんな強力な魔法と思わなかったから……、ごめんなさい!」

亜季「こ、こんな日もあるでありますよ!」

鈴帆「大丈夫大丈夫、笑っちょれ笑っちょれ!」

乃々「もうお嫁にも行けないです……。小日向さん、責任とって私を養ってください……。恥ずかしいところ全部見せちゃったんですから……」

美穂「あ、アレ?」

乃々「もりくぼ、もうこひなたさんについていきますから……。こひなたののです……」

美穂「え、えっと……」

Pくん「軽い気持ちでする魔法じゃないな、ぱるぷんては」

美穂「え、ええええ!?」

鈴帆「いやぁ、目出度いけんね! 鏡開きじゃ!」←魔法で鏡餅の賞味期限が先送りになった

亜季「おめでとうございます! 祝砲を上げるであります!! 2人の未来に幸あれ!!」←魔法でRPG-7を貰った

さくら「おめでとうございまぁす!」

泉「おめでとうございます」

亜子「目出度いですなぁ」

愛梨「おめでとうございます!」

蘭子「宴が始まる!(おめでとうございます!)」

光「今日はいい一日だ!」

麗奈「レイナサマが直々に祝ってあげるわ、感謝することね!」

小春「おめでとうございます~」

千佳「おめでとう! 幸せになる魔法、かけてあげるね!」

乃々「もう、もりくぼには小日向さんしかいませんから……。ネガティブ乙女からネガティブお嫁です。頑張って前向きな奥さんになりますので、捨てないでください……」

美穂「こ、ここここ……」

Pくん「それでは、近いのキスを……」

美穂「こんなんじゃないのに~~!!」

に~
に~
に~

美穂「はっ! ゆ、夢?」

Pくん「箒に乗ったまま寝るとはなかなかアクロバティックだったぞ?」

美穂「え、えっと! 私……乃々ちゃんとけ、けけ……結婚! してませんよね?」

Pくん「何を言うんだ? 夢でも見ていたんじゃないか?」

美穂「へ? 夢、ですか? そ、そうですよね! なんかとんでもない夢を見ていた気がします……。勢いのまま結婚するなんて、しかも新郎役が私でした……。小日向乃々……、漢字で見ると少し変な感じかな」

Pくん「どんな夢だか。さて、次の目的地が見えてきたぞ。少し小休止、魔女のお茶会に誘われているんだ」

美穂「へ? 私の他にも魔女がいるんですか?」

Pくん「何、君のよく知っている子だよ。場所は森の中の小さなカフェだ。さぁ、着いたぞ」

藍子「美穂さん、お待ちしていましたよ」

美穂「藍子ちゃんが魔女?」

藍子「みたいです。と言っても、ハロウィンの時だけなんですけどね。私もさっきまで色々なところを回っていたんですけど、少し休憩しようかなと思って」

黒猫「そういう事よ。まだまだ夜は長い……。お茶でも飲んで休んでいくのも、……悪くないわ」

美穂「黒猫が喋った!?」

とりあえずここまで。読んでくれた方ありがとうございます

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