ぽぽぽぽーん「学園都市……?」(274)

代理


───

ガチャ

上条「ただいまー、やれやれ、やっと買い物が終わりましたよ」

上条「どれ、被災地の様子はどうかな、ニュース見るか」

ポチ

TV『えー、現在も自衛隊が復興作業をしており……』

上条「やはり被害甚大だな……俺もあとで募金しとこう……」

TV『こんにちわ♪ こんにちワン♪』

上条「そういえば最近ACのCMを良く見るな」

TV『ありがとう♪ ありがとウザギ♪』

上条「ま、こういう状況し、ACのCMが流れるのは良いことだよな」

ガチャ

禁書「あれ、とーま、帰ってたんだ」

上条「おう、買い出しに……と言っても買占めはしてないぞ」


禁書「プリンはある?プリン!」

上条「もちろん買ってきたぞー、1個だけだが」

禁書「ありがとうざぎ!なんだよ!」

上条「ははは、さっきのCMか?」

禁書「うん!あのCM見るたびうきうきするんだよ!」

上条「あはは、そっか、挨拶するのはいいことだもんな、偉いぞインデックス」ナデナデ

禁書「えへへ♪」

TV『まほう~のことばで♪』

上条「あ、でも節電しなきゃな、見てないときはテレビを消そう」スッ

 バシィッ!!

上条「え……?」


禁書「何しようとしてるのかな!!」

上条「な、何って……テレビを消そうと……」

禁書「まだACのCMやってるんだよ!!何消そうとしてるのかな!!」

上条「ご、ごめん……」

TV『たのし~い なかま~が♪』

禁書「わーい、AC♪AC♪」

TV『ぽぽぽぽーん♪』

禁書「ぽぽぽぽーん!」キャッキャ

上条「………」


上条「なあ、インデックス……?」

TV『さよなライオ~ン♪』

禁書「さよならライオーン!」

上条「おい、インデックス?」ユサユサ

禁書「今CM見てるんだよ!!邪魔しないでくれる!?」

上条「ひっ…ご、ごめん……」

禁書「はぁ……どうやらとーまはこのCMの素晴らしさが分かってないみたいだね」

上条「え?」

禁書「でも大丈夫なんだよ!」ニコッ

上条「へ?え?」

禁書「ほら、私が頑張って録画し続けた、CMのDVDがあるから」ズラ~ッ

上条「ひっ!? な、何だよこの大量のDVD!」


禁書「ほらぁ、一緒に見よ?15秒版から60秒版までよりどりみどりなんだよ……?」

禁書「とーまも『ごめんなサイ』見たいでしょ?ね?」

上条「い、いや……俺は……」ジリ…

禁書「とーま?とーまもすぐわかるよ?ね、いっしょに……いっしょに……」

禁書「たのしいなかまになろ?」

上条「うわああああああああああ!!!」


 バターン!
   ドタドタドタ!


───


───

上条「はぁ……はぁ……」

上条「思わず逃げちまった……あんなインデックス、初めて見た……」

上条「悪いことしたかな……インデックスは純粋にあのCMが好きなのかもしれないのに……」

上条(でも……あの目、l怖かった……まるで魔術にでも掛かったみたいな……)ゾク

美琴「あれ、あんた……」

上条「あ、御坂……」

美琴「何よ、こんなとこにうずくまって」

上条「ああ……ちょっと、な……」

上条(御坂に相談してみようか……)

上条「あ、あのな、御坂……」

 チャララ~♪

美琴「あ、ごめん、電話来たみたい」


上条「あ、ああ、電話終わってからでいい」

 …~シイ~……マ~ガ♪

上条(え……?)

 ポポポポーン♪

 ピッ

美琴「はい、もしもし」

上条「御坂……その着メロ……」

美琴「はい……はい……」

美琴「上条当麻、ですね」

上条「え……」ビク

美琴「目の前にいます、はい、ハイ、ワカリマシタ」ピッ

上条「み、さか……?」ビク、ビク

美琴「アンタ……”マダ”ダッタノネ」 ユラァ…

上条「ひっ……!?」

訂正
>>16
×ごめんなサイ
○おやすみなサイ


美琴「サア、いっしょ に 行きまショウ」ニコッ

上条「え……い、行くって、どこに……」

美琴「とってもすてきなところよ」

上条「え……?」

美琴「みんながあいさつをし、なかまがふえるところよ」

上条「い、いやだ……」ジリ

美琴「ほらっ、いっしょに歌いましょう? たのし~い♪なかま~が♪」

上条「や、やめろぉぉっ!やめてくれっ!」

美琴「 ぽ ぽ ぽ ぽ ー ん 」 

上条「うわああああああああっっ!!」


 ダダダダダダ

   …

───


───

上条「はぁ……はぁ……も、もう走れない……」ヨロ…

 ドサッ

上条「何なんだ……学園都市で何が起こってるんだ……」

上条「そ、そうだ……警察だ!アンチスキルに電話しよう!」

 ピポパ

  トゥルルルルルル

上条(早く……早く出てくれ……!)

 プルルルルル…ガチャ

上条「! あ、もしもし!もしもし!」

アンチスキル『こんにちワン』

 ガチャッ ツーッ…ツーッ……

上条「くそっ……!」


上条「皆……ほかのみんなは無事なのか……」

上条「皆、無事でいてくれ……!」

 プルルルル…

青ピ『おはよウナギ』

土御門『電話ありがとウザギ』

小萌『こんばんワニ』

 ガチャッ

上条「糞っ…どうすればいいんだ……!」

一方通行「……」スタスタ

打ち止め「アナタ歩くの速すぎるよ、ってミサカはミサカは……」

上条「あ……」

一方通行「あン?」

打ち止め「あれ」

上条「一方通行……」

一方通行「三下じゃねェか……何してンだそンなとこで」


───

上条「…という訳なんだ……一体何が起こってるのか……」

一方通行「話は分かったぜェ、要はおかしい連中が増えてるってことだな」

上条「まあ要訳するとそういうことだ」

打ち止め「うぅ……怖いよぉ、ってミサカはミサカはあなたの背中に隠れてみる」

一方通行「安心しろ、クソガキぐれェ俺が守ってやるよ」

打ち止め「あなた……////」

上条「しかし……やはり感染源はテレビなのか……?」

一方通行「そォいや俺ァあンまりテレビ見ねェしなァ」

打ち止め「だから何ともなかったのかもね、ってミサカはミサカは考察してみる」

上条「それにしても……一体どんな方法で……そして何故学園都市で……」

 ───まほうのことばで たのしいなかまが

上条「魔法の言葉……」

上条「魔法……? 魔術……?」

上条「……まさか……!!」


 …シイ…ナカマ…
 ダキマウス……タダイマン…
…ウノコトバデ……ポポ…

上条「……!?」

一方通行「! なンだァ……?」

美琴「ミツケタ……ナカマ……」

禁書「トウマ……トウマモ、ナカマ……」

「マホウノコトバ……」
「タノシイナカマ……」
「オハヨウナギ……」
「エーシーエーシーエーシー」
「ステキナコトバデ」
「ユカイナ ナカマ ナカマ」

ぞろぞろ…


一方通行「なンだこいつら……」

上条「と、とにかく逃げるぞ!」

 ダダダダダダダ

おい風邪引くだろ早くしろ


 サヨナライオン…ンバンワニ…
…テキナナカマガ……ポポポ…
 アリガトウサ…エーシー…

一方通行「クソッ!どこまで逃げてもキリがねェ!」

上条「もう学園都市中に広がってるんだ!逃げ場が無い!」

一方通行「お前の右手は使えねェのか?」

上条「一度はインデックスには触れてるんだ……でも効果は無い……」

上条「俺の……俺の右手は……心には触れられないんだッ!!」グッ

一方通行「三下……」

打ち止め「あ……あれ!」


 …コンニチワン…ポポポ…
…エーシー…コンバンワニ……
 

一方通行「クソッ……完全に囲まれた……」

上条「もう逃げ場は無しか……」ギリ

一方通行「……戦うしか、ねェか!」キィン…!


一方通行「いいぜェ……命が惜しくねェ奴から前に出ろォ!」

御坂「……」ジリ…

禁書「……」ジリ…

青ピ「……」

土御門「……」

小萌「……」

「……」「………」 ジリ…
「………」「…」「……」 ジリ…

 ジリ…ジリ…

一方通行「くっ……」

打ち止め「皆目がおかしいよ……」ジワ

上条「無表情で近付いて来る……正直、怖ぇが……くっ…・・突破するしか……!」

 ザワ…

一方通行「ン……?」

「……!」「…!!」「……!」  ザワザワザワ
 「!……!」「………!!」  ザワザワ


 ざわざわ…ザワ……
ザワザワ……ざわ……


一方通行「……なンだァ?」

上条「……急に騒がしくなったぞ」


 ポポポ…
ポポ…ポーン!…
 ポポポポーン!…ポポポポーン!


上条「……?」

打ち止め「な、何が……」


御坂「ポポポポーン!」

禁書「ポポポポーン!」


上条「っ!」ビクッ

一方通行「急に……一体何が起こってンだ……」


           ミ\                      /彡
           ミ  \                   /  彡
            ミ  \               /  彡

             ミ   \            /   彡
              ミ   \         /   彡
               ミ    \      /   彡
                \    \   /   /
    ミ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  |  |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄彡

     ミ____        \  |.  .| /        ____彡
           / ̄ ̄\|´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|/ ̄ ̄\

          /   / ̄|               || ̄\.   \
        /   /   |〕   帝凍庫クン   .||   ´\   \
       /    │   ..|      脱臭炭入り ||    |     \
     /    /│    |___________j|    |\.     \
     彡   /  │  ./..|   -―- 、__,        |ト、  | ´\    ミ
      彡/   │ ../ |   '叨¨ヽ   `ー-、  || \ |    \ ミ

            │ / ..|〕   ` ー    /叨¨)  ..||   \|     
    r、       |/   !         ヽ,     || \  \      ,、
     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |    `ヽ.___´,      j.| ミ \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/ 彡..|       `ニ´      i|  ミ |\____(、,二つ
             |  彡...|´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i| ミ |
             \彡 |               .|| ミ/
                       |〕 悪臭は発生しねぇ  ||
                  |             ..||
                  |___________j|

いつの間にていとくんの顔はGUN道で固定されたんだよww

>>100
IDが素敵


上条「! み、見ろ……!」


 ザワ…ザワ…
ザワザワ…ザワ……

打ち止め「人が……!」

一方通行「人混みが割れていく……そォか……」

一方通行「親玉のお出ましってか……」

「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」

美琴「ポポポポーン!」
禁書「ポポポポーン!」
「「「「ポポポポーン!」」」」」

 ザッ


??「うふふふふ……こんにちワン」

「こんにちワン!」「こんにちワン!」
「こんにちワン!」「こんにちワーン!」
「こんにちワン!!」「こんにちワン!!」


上条「あいつが……」

一方通行「あの野郎が……」

打ち止め「あの男の子が……」


??「やあ、三人ともこんにちワン」

上条(このカウボーイハットのニコニコした男の子が元凶だと……)

一方通行(どう考えても悪の親玉って感じじゃねぇ……)

打ち止め「あ、あなたは誰なのかな、ってミサカはミサカは……」

あいさつ「僕はあいさつ君。世界にあいさつを広めるんだ」

上条「あいさつを広める……?」

あいさつ「現代人はあいさつを忘れてしまった……だから僕が思い出させるんだ」

一方通行「だからってなァ……!」

あいさつ「見て御覧、魔法の言葉で、こんなに楽しい仲間が」

「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!」「ポポポポーン!!」


上条「何が仲間だ!魔術か何かで操ってるだけだろう!」

あいさつ「ふふふ……だから言ってるじゃないか、"魔法の言葉"だと……」

あいさつ「ポポポポーン!」

「ポポポポーン!」「ポポポオポーン!」
「ポポポポーン!!」「ポポポポーン!」

一方通行「今すぐ皆を戻しやがれ!!」

あいさつ「それは出来ない、これは日本……いや、世界制覇への第一歩なんだ」

一方通行「世界だと……」

上条「そんなことはさせない!!」



あいさつ「……やれやれ、どうしても邪魔するっていうんだね……」

あいさつ「おはよウナギ♪」

ウナギ「おはよウナギ♪」ポン♪

上条(変なウナギが現れた!?)

打ち止め(ちょっと可愛い……)

あいさつ「やれ」

ウナギ「キシャアアアアアァァァアアアァッッ!!!!」

上条「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

ウナギ「ぐるるるるぁぁゥゥッァァ……」ゴゴゴゴゴゴ

上条(り、龍みたいだ……)ガクガクガク

一方通行「うおおおォォォォォォッ!!!」ドガァァ!

ウナギ「キシャアアアアアァァァァァ!!!」

一方通行「糞ッ!! 手強いぜェ……!」


あいさつ「ありがとウサギ♪」

ウサギ「ありがとウサギ♪」ポン♪

あいさつ「やれ」

ウサギ「で、でもマスター……」

あいさつ「やるんだ」

ウサギ「……はい」

上条「今度は変なウサギが現れたぞ!」

ウサギ(やっぱりこんなの良くないわ……!マスターは間違ってる!)

打ち止め「ウサギもこっち向かってくるよ!」

上条「よし、こいつは俺が……!」

ウサギ「あなた達、逃げなさ……」

上条「イマジンブレイカアアアァァァア!!!」ドッゴシャアアァァ!!

ウサギ「うぎゅぇあィがはァァい!!?」ボグシャァァァ

上条「危なかったぜ……」

あいさつ「なかなかやるようだな……」


一方通行「おらァァァァァ!!」ドゴォォォォァァァッ

ウナギ「キシャァアアァァァァ……」

一方通行「はっァァァァ!もう終わりかァ!?」

あいさつ「さよなライオン、こんばんワニ、おやすみなサイ」

ライオン「ぐあぁるるるるるルルル……」

ワニ「キシャアアァァァアアァァ!!」

サイ「がぁぁぁるるるぅぁぁァァ……」

一方通行「………」


美琴「ナカマ……タノシイナカマ……」

禁書「トモダチフエルネ……ネ……」

打ち止め「いやぁぁっ!離してぇぇ!」ジタバタ

上条「打ち止めっ!」

ライオン「がぁぁぁァァァ!!」

上条「くっ……!」


「ステキナナカマ…」「ポポポ…」
「タノシイ……」「フエルネ……」

打ち止め「いやぁぁぁーっ!……むぐ……!」

「ポポポポーン…」「ポポポポーン…」
「アイサツスルタビ……」「ナカマ…ナカマ…」
「ステキナ……」「ポポポポーン…」

打ち止め「………」

一方通行「打ち止めーっ!」

上条「打ち止めー!大丈夫か!?」

打ち止め「………」



打ち止め「……ポポ、ポ………」


上条「!!!!」

一方通行「くっ……あァァァああ……!」

上条「一方通行!」

一方通行「打ち止めから……直接脳に……声が響い……ぐ、ァァ……ポ」


打ち止め「ポ……ポ……」

上条「ダメだ打ち止め!!こらえるんだ!!」

あいさつ「無駄だよ」

打ち止め「ポポポポーン!」

上条「嗚呼……」

打ち止め「ポポポポーン!ポポポポーン!!」

「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!!」「ポポポポーン!!」

一方通行「ポポポポーン!」

「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「「「「ポポポポーン!!」」」」

上条「あぁぁぁぁあぁ………」ガク…

あいさつ「さあ、君も……」

あいさつ「たのしいなかまに、なろう」ニコニコ

「ポポポポーン!」「ポポポポーン!」
「ポポポポーン!!」「ポポポポーン!!」
「ポポポポーン!」「ポポポポーン!!」


上条「い、嫌だ……俺は……!」

「ポポポポーン」「ナカマ…ナカマ…」
「タノシイ7…」「トモダチフエルネ…」
「オハヨウナギ…」「ポポポ…」

上条「あ……あ、あ………」

あいさつ「さあ……」

上条「あ……が、ぁ………」



上条「………ぽ………」



あいさつ「……ニヤ」


上条「ぽ………」

上条「ぽぽ、ぽ……」


上条「ぽぽ………ぁ」

上条「……あああぁぁぁぁああぁぁああ!!」

上条「ぁ、が……ぉいぅぁあああぁぁ!!」


上条「スピードが命なんだよ」

あいさつ「!?」

上条「こだまでしょうか、いいえ誰でも」

あいさつ「ま、まさか……!」

上条「あのねぇ~おはなつくったんだよぉ~」

あいさつ「他の毒を取り込んだというのかッッ!私に対抗するためにッッ!!」

上条「仁科亜季子です。38歳の時、子宮頸がんを発病しました」

あいさつ「貴様……!」ギリ…

上条「てめぇを倒して皆を救うためなら……俺の身はどうなったって構わない……!」

上条「だから……ちょっとだけバイバイ……!」

あいさつ「ぐ……っ!」


上条「うおおおおおっ!!」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

上条「思いは誰にも見えないけれど……ッ!!」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

上条「重いパンチは誰にでも撃てる……ッッ!!」 ゴ ゴ ゴ ゴ 

あいさつ「ひっ……」

上条「必要なのは……ッッ!」スッ

上条「あなたの手(拳)当てッッっ!!!!」 ブンッ

 ドゴッシャアアアアァァァァァアアァァ!!!

あいさつ「ぽぽぽぽぽぁぁぁぁぁあああぁぁ!!!」ズシャアァァァ

上条「はぁーっ……はぁーっ……」

あいさつ「がふっ……こ、これで……」

あいさつ「これで……これで終わったと……ガハッ……思うなよ……」

あいさつ「ADVERTISING COUNCILは……公共広告機構は……不滅、だ、……」ガクッ

上条「はぁ……はぁ……」

上条「そんな右手だけでタイピング出来そうな機構なんて……」

上条「俺の右手で……ぶち壊してやる……!」ハァ…ハァ…


美琴「……」バタッ

禁書「……」バタッ

一方通行「……」ドサ…

上条「! みんな!」タタッ

上条「……良かった……気絶してるだけか」

上条「しばらくすれば目を覚ますだろう……」

上条「さて……残るは俺だけ、か……」

上条「娘の仁美には私と同じ思いをさせたく……む、思ったより回りが早いな……」フラ…

上条「早いとこ川にでも飛び込んで……」

「待って……」

上条「え……?」

ありがとウサギ「ガハッ……一つだけ……助かる方法があるわ……」

ありがとウサギ「私尾の生血には……『ありがとうの成分』といってACウィルスを消す作用が……」

上条「てめぇまだ生きて矢がったのか!!あしながキック!!!」ドゴシャアアアァァァアア!!

ウサギ「ぎゃあああいうぉぉぎあああぁぁ!!!」ブショァァァァァッッ!!

×私尾
○私


上条「ふぅ……しぶとい奴だった……」

上条「それにしても……何か妙なことを言ってたな」

上条「生血を吸えば助かるとか何とか……」

上条「物は試しだ、飲んでみよう 絞ればいいのかな」

 ギュゥゥ~~ ボキボキバキベキボキボキ ボタボタボタボタボタボタ

上条「ゴクゴクゴクゴクゴクゴク」

上条「む……特に変わったところは……」

上条「う……!?」

上条「頭が……う……」フラ…

上条「う……眠……ぁ………」ドサ……


────
──



───

ー! -ま!
とー……  !


上条「………」

ーま! とーま!

 とーま!

上条「ハッ……」

禁書「とーま!気がついた!?」

上条「ここは……」

禁書「ここは病院のベッドだよ!」

上条「病院……?」

禁書「とーまも運ばれたんだよ!というか学園都市の人みんな!」

上条「……何があった?」

禁書「うーんとね、集団ひすてりーって奴で、みんながバタバタ倒れちゃったんだよ!」

上条(そうか……そういうことでカタが付いたのか……)


上条「インデックス」

禁書「うん?」

上条「おはよう」

禁書「え?どうしたのかな急に……おはよう!なんだよ」ニコッ

上条「……」ナデナデ

禁書「ふえぇ……ほんとにどうしたのかな急に……」////

上条「挨拶って、大事だよな」

禁書「えー?」

上条「……フッ…いいや、何でもない」ニコ

上条「お前の笑顔を守れただけで……俺は満足だよ」ナデ…

禁書「えーっ!? と、とーま本当に変なんだよっ」////


────
──


 あれは夢だったのだろうか。

  いや、確かに彼は存在し、そして俺達の前に立ちはだかった。

 あれは一時の怪物だったのか、それとも天の遣いだったのか。

 彼を生み出したのは、他ならぬ我々現代人なのかもしれないのだ……。


  ……つまり、また我々が……『心』を無くした時……


      また  あの組織  が動き出すかもしれない────











    「……ぽぽぽ」



                                完

ありがとうございました。
>>1=代理の方、ありがとうございました。
昨日の東北大地震「学園都市……?」立ててくれた方もありがとうございました。
本当にありがとうさg………ぽぽ……

乙ポポポポーン

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