-小屋-

側近「魔王様…」

魔王「魔王様はやめてくれ…」

側近「私たち…どうなるのでしょうか…」

魔王「いずれは…」

側近「このスラムに暮らしている以上は…見つかりませんよ！」

魔王「側近…ごめん…」

側近「どうなさいました…？魔王様？」

魔王「私のせいで…こんな生活…」

側近「魔王様が傍にいてくれるだけで私は幸せです♪」

魔王「側近…」ｳﾙｳﾙ

側近「さて…それでは私は仕事なので！」

魔王「私もやっぱり…」

側近「魔王様は『大将』なので家に居て下さい！」

魔王「分かったよ…」

魔王「家に居てとは言われたけど…」

魔王「暇だから外にでも行こう…」

私は外に出た…周りは売春宿と工場がある…側近は確かパン屋で働いているはず…

魔王「(側近の焼いたパン…食べてみたい…)」

魔王「(でもお金はないし…散歩するか…)」

魔王「(確か…こっちは売春宿が立ち並ぶ地域…)」

魔王「(す､少し覗くだけだ…//)」

-売春宿街-

「いらっしゃい♪」

「いい娘はいかがかしら？」

魔王「(恥知らずな…同じ女性としては信じられん…)」

？「ねぇ♪女の子が1人でここに来るのは珍しいじゃない…」

魔王「貴様…何の用だ？」

？「怖いわね…同じ魔族じゃないの♪」

魔王「貴様…サキュバスか？」

サキュバス「まあそうね♪」

魔王「で？何か用か？」

サキュバス「人間の軍がここら辺に魔王の手下が潜伏してるのを掴んだらしいわよ♪」

魔王「な…！？本当か？」

サキュバス「あら…？やっぱり♪貴女…魔王じゃないの♪」

魔王「そんなことどうでもいい…！いつ来る…？」

サキュバス「もう来てるわよ♪」

「魔翌力を探せ！」

「必ず見つけ出せ！奴らを1匹残らず駆逐しろ！」

魔王「側近…！」

サキュバス「貴女もせいぜい頑張ってね♪」

魔王「側近…無事でいてくれ…」

？「そこの女…！」

魔王「な､なんだろう…？」

勇者「お前…魔族か？」

魔王「魔族だが何か…？(憎き勇者…)」

勇者「ここら辺に魔王とその一波の潜伏しているらしいが心辺りは…？」

魔王「私は…何も…」

勇者「そうか…僅かではあるがお前から魔翌力を感じる…」

魔王「急いでいるので…」

勇者「ああ…行っていいぞ」

魔王「(危なかった…だがバレてはいない)」

勇者「魔王…」

続きいきます…

あと､魔王勇者ss投稿が多いのですが…私はあまりファンタジー系のゲームしませんw

なので魔界はほぼ自分の想像で書いてます｡

人間界の想像は中性ヨーロッパ辺りですね…

-小屋-

魔王「側近…！大丈夫！？」

側近「大丈夫ですが…軍が検問を設置して…」

魔王「袋のねずみって事か…」

側近「このままでは…」

魔王「人間が欲しいのは私の首…」

側近「投降なんてさせません…！」

魔王「でもこのままじゃ…」

側近「私が惹きつけます…！」

魔王「私…側近と一緒に！」

側近「ダメです…！」

魔王「嫌だよ…」

側近「貴女は魔族の最後の希望なんです！易々と人間には渡しません…！」

魔王「側近…」

側近「さあ､準備してください！」

魔王「うん…」