紬「みんなみたいに可愛くなりたい…」(208)

唯・律・澪・梓「!!!?」

律「何言ってんだよ!?ムギ可愛いだろ!?」

澪「律の言う通りだっ!!!」

唯「そうだよ!ムギちゃんはすっごく可愛いよ!!!?」

梓「…………」

紬「みんな…(こんなに必死になって…そうよねみんな優しいからブスにブスなんて言えないよね…)」

紬「みんなありがとう…ごめんね変なこと言って(気を使わせちゃってごめんね…)」ニコ

澪「あっあぁ…(なんて可愛い笑顔…)」ドキッ

唯「いいんだよムギちゃん…(たとえ世界中がムギちゃんを可愛くないって言っても私はムギちゃんが世界で一番可愛いって言える)」ドキドキ

律「もう変なこと言うなよー?(はぁぁぁん!むぎゅの太ももでむぎゅむぎゅされたいよおおおおおおおおおお!)」ドッキドッキ

紬「梓ちゃんもごめんね?(さっきから黙って…嘘がつけない子なのね…ごめんなさい…)」

梓「あっ…いえ…(もしかして嫌味なのかな…?どうみたってけいおん部一可愛いのに…)」

梓(いや天使なムギ先輩が嫌味なんか言うわけ…あっでも小悪魔なムギ先輩も…)

梓(紬『ふふっ…どう?可愛い私にあなた達みたいになりたいって言われる気分は?惨め?惨めよね?それとも真に受けちゃったかしら?あっはっはっ!私があなた達みたいになりたい訳ないでしょう!?このブスっ!!!』)

梓(…………はぁぁぁぁぁん!ムギ先輩に苛められたいよぉぉぉぉぉぉ!!!)ニヤ

紬「あっ…(梓ちゃん笑ってる…そうよねおかしなこと言ってるもんね…私がみんなみたいになんかなれる訳ないのに…)」

夜 紬自室

紬「はぁ…」

紬(なんで私ってこんなに可愛くないのかな…眉毛太いし…太ってるし…髪だってくせっ毛でまとまらないし…)ジー

紬(………やめよう。こうやっていくら鏡を見ても可愛くなるわけないものね…)スッ

コンコン

紬「はい」

斎藤「紬お嬢様お食事の時間でございます」

紬「…今日はいいわ(せめてみんなみたいにスリムに…)」

斎藤「しかし本日は旦那様がお帰りになられていますのでどうかお顔を見せてあげてください」

紬「…今行くわ」

お食事中

紬父「紬、お前は相変わらず可愛いな」

紬「………」

紬父「なぁ斎藤」

斎藤「はい、本当にお嬢様はお美しくなられました」

紬「…ありがとうございます(二人とも小さい頃から知っているからそんな風に思ってくれるのよ…)」

紬父「…女子高だから心配はないと思うが男と付き合ったりしてないだろうな?」

紬「そんな…私なんか相手にしてくれる人いませんわ…」

紬父「何を言う。お前は私の自慢の娘だもっと胸を張りなさい。」

紬「…はい」

紬父「あっでも付き合っちゃ駄目だぞ?」

紬「大丈夫です…ご心配は要りません」

斎藤(美しいのになんて謙虚な方なんだ…大和撫子とはまさに紬お嬢様のための言葉…お嬢様…!斎藤はお嬢様の執事を勤めさせていただけて光栄にございます…!)ウルウル

紬(私を相手にする人なんているわけないわ…中学の時だって告白なんかされたことないし…)

紬、中学時代 体育館裏


男(琴吹さん手紙読んでくれたかな…)ドキドキ

男(いや読んでくれても来てくれない可能性が…美人だしお金持ちだもんなぁ…俺なんか相手にしてくれるわけ…)シュン

男(…いや!伝える事に意味があるんだ…!例え来てくれなくても俺は待つ!)

斎藤「…失礼、男様でいらっしゃいますか?」

男「えっ…そうですけど…(誰だ…?)」

斎藤「私琴吹家の執事でございます。紬お嬢様がお待ちですのでご一緒に来ていただけませんか?」

男「はっはひっ!(執事までいるなんてさすが琴吹さん………俺のこと待ってるって…えへへ…)」ニアニア

斎藤「裏に車を待たせてあります。こちらへどうぞ」

男「はいっ!」

転載なの?書き直しなの?

>>17
VIP自体が落ちちゃって最後まで出来なかったから最初から



男(すげーこの車めっちゃ広い!)

斎藤「…ときに男様は琴吹家の経済状況についてご存知ですかな?」

男「へ?あ…いえ…」

斎藤「我が琴吹家は不動産から楽器、家具、家電…と様々な事業に携わっております」

男「はぁ…」

斎藤「琴吹家の旦那様の年収がおいくらかご存知ですか?」

男「……いえ…」

斎藤「20億にございます」

男「…にじゅ…!?」

斎藤「紬お嬢様はそんな旦那様の一人娘。旦那さまはお嬢様を目に入れても痛くないほど可愛がっておられます」

男「………………」

斎藤「…失礼ですけど男様のご実家は何を?」

男「え…あ…あの…ふつうのサラリーマンです…」

斎藤「……………サラリーマン…そうですか」

男「………………」

斎藤「………もうすぐ紬お嬢様がお待ちの場所に到着いたしますが…お会いになられますか?」

男「いえ…いいです…下ろしてください…」

斎藤「そうですか。何かお伝えする事はございますか」

男「いえ…ないです…」

斎藤「そうですか。ではさようなら」

男「…さようなら…(俺なんか…告白すらしていい相手じゃなかったんだ…)」

学校前

斎藤「紬お嬢様お迎えが遅くなって申し訳ありません」

紬「大丈夫だけど…今月に入ってもう三回目よ?時間に厳しい斎藤にしては珍しいわね」

斎藤「申し訳ございません」

紬「何かトラブル?」

斎藤「少々害虫駆除を…」

紬「害虫?」

斎藤「いえ何でもございません。今後無いように致しますのでどうかお許しを…」

紬「何もなければいいのよ。急ぎましょう、お稽古に遅れちゃうわ」

斎藤「はい」



紬父「…またラブレターか」

斎藤「はい」

紬父「今月に入ってから三回目じゃないか」

斎藤「はい。しかしご安心ください。全てお嬢様に気づかれること無く処理しております」

紬父「そうか…処理はいつものようにやったのか?」

斎藤「はい。琴吹家の経済状況について10分ほどお話したところお帰りになられました」

紬父「ふんっ根性なしめ…紬が可愛いからというだけで近づいてくるような男はいらん!」

斎藤「仰るとおりでございます」

唯「ムギちゃんおはよー!」

紬「唯ちゃん…おはよう」ニコ

唯(あぁん!ムギちゃん相変わらず可愛いよぉ!/////)

律「おーっす(ちっ今日は唯のが早かったか…折角のむぎゅと二人きりの時間が…)」

唯「おーっす!(ふふん!今日は私のが早かったよ!)」

紬「おはようりっちゃん…二人とも最近早いわね?」

唯「えっ!?そっそんなことないよ!ねぇりっちゃん!?」

律「あっあぁもちろんだっ!」

紬「そう?」

唯「っ!/////」

律(はあぁん!!!首傾げてるむぎゅも可愛いよおおおおおお!!!!!///////)

律「唯ームギー部室行こうぜー」

紬「えぇ」

唯「あっ…ごめん今日掃除当番だから…(ううっ…ムギちゃんと部室行きたいよぉ…)」

律「えっ!なんだそっか~!じゃっじゃあ二人で行くかムギ!(やったぁー!むぎゅと二人!)」

紬「唯ちゃん手伝うわ」

律「( ゚д゚ )」

唯「えっいいの?」

紬「えぇそしたら早く部室行けるでしょう?」にこ

唯「ムっムギちゃん…」ジーン

唯「うわーん!ムギちゃん大好きっ!」ガバッ

紬「きゃっ!もう唯ちゃんたら…」カァ

唯「えへへー(ムギちゃんあったかくていい匂い…)」スリスリ

律「さぁ唯!私も手伝うからやるぞー!(抱きつくなっ!)」グイッ

唯「あっ…(もっと抱きついていたかったのにぃ!)」

紬「りっちゃん優しいのね!」

律「えっ!そっそうかなぁ…」デヘヘ

唯(むー…りっちゃんのアホー!)

紬「じゃあ私ほうき取ってくるわね」タタッ

唯「…りっちゃんひどいよ邪魔して!」

律「アホっ!お前こそムギを独り占めすんなっ!」

唯「だって…ムギちゃん可愛いんだもん…」

律「ムギが可愛いのは当たり前だろう!そんなこと言うなら私だってむぎゅにむぎゅむぎゅされたいんだよ!」

唯「うー…ムギちゃんは渡さないよっ!」

律「こっちのセリフだっ!」

紬「お待たせー」

律「さぁ唯!掃除をしよう!」ガシッ

唯「がってんだりっちゃん!」ガシッ

紬(ふふ…肩なんか組んじゃって二人とも本当に仲良しね)ニコニコ

唯・律(あぁん!むぎゅにむぎゅむぎゅされたい!!!////////)

律「ふー…掃除ちょっと時間かかっちゃったな」

唯「うん…早くムギちゃんのお茶のみたいなー」チラッ

紬「ふふっじゃあ部室ついたらすぐお茶にするね」ニコっ

唯「うんっ!」デヘー

律「…ムギっ!私も私も!」

紬「えぇもちろんりっちゃんにもね」

律「うん!」デヘー

澪「失礼しまー…」

紬「あら澪ちゃん?」

澪「あっムギ」パァッ

唯「澪ちゃんどうしたの?(まさか…)」

澪「あっ…うん…《みんな》遅いからどうしたのかなーって(本当はムギだけなんだけど)」

律(みんな、なんて白々しい)

唯(ムギちゃんだけが目当ての癖に)

紬「そうなの。ごめんなさい掃除に少し時間かかっちゃって…」シュン…

澪「あぁっうん!全然いいんだよ!(そんな悲しい顔しないでお願いだからぁっ!)」

梓「失礼しまー…」

紬「梓ちゃん?」

梓「ムギ先輩っ!」パァッ

律(こいつもか)

唯(猫の発情期って今だっけ)

梓「部室に行ったら先輩方誰もいないから…」

澪(お前さっき部室に私だけだったからって黙って出てったくせに)

紬「そうなの…ごめんね…掃除に時間かかっちゃって…(寂しかったのかしら…悪いことしたわ…)」なでなで

梓「あっ」カァァァァァ

唯・律・澪(あーーーーーー!!!!!!!)

紬「ごめんね…?」いいこいいこ

梓「えっえっと…(にゃー!!!!!!)///////」

唯「…あっずにゃんごめんねー!」ガバッ

梓「ちょっ…!」

律・澪(唯よくやったあああああああああああ!)

唯「寂しかったんだねーいいこいいこー!」なでなで

梓「ゆっゆい先輩離してください!(頭触んないで!今ムギ先輩が触ったばっかの頭ぁぁぁ!!!)」

紬(仲よしねー)ニコニコ

部室

紬「お茶いれるね」

澪「あぁ(ムギが入れてくれるお茶は優しい味がする)」

唯「わーい!(ムギちゃんのお茶!ムギちゃんのお茶!)」

律(わーい!むぎゅの液体!むぎゅの液体!)

梓「…ムギ先輩手伝いましょうか?」

律・澪・唯(なにいいいいいいいいいい!?)

紬「いいの?」

梓「はいっ!」

紬「じゃあお願いしようかな」ふふっ

梓(はぁん!天使のような笑顔だよおおおおお!////)

澪(ケンカになるからあえて誰も手伝いしなかったのに…)

律(本当空気読めないなあいつ…)

唯(やっぱり発情期か…)

唯「じゃあみんなまたねー」ノシ

梓「はい」

律「おう」ノシ

澪「また明日な」

紬「さようなら」にこっ


唯・律・澪・梓(あぁ…また明日まで《ムギちゃん・むぎゅ・ムギ・ムギ先輩》に会えないのか…)ズーン

紬(みんな帰りになると元気なくなる気が…疲れちゃうのかしら?)てくてく

「ねー君かわいいねー」

紬「えっ…?」

ナンパ男「(やっべマジ可愛い!)ねーねーよかったらお茶でもしない?あ、それか夕飯でもいいよ?ご馳走するし!」

紬「いっ…いえあの…(これって…ナンパっていうやつかしら…どうして私なんかに…?)」

ナンパ男「まだお腹減ってない?じゃあ映画とかどう?あ、買い物のがいい?」

紬「あの…あの…(もしかしてなんかの勧誘…?よく分からないけど…怖い…)」

ナンパ男「(よしっこのまま押せばいけるっ!)とにかくどっか行こうよ」ぐいっ

紬「!いやっ!離してっ!」バッ

ナンパ男「………チッ…なんだよブスっ!暇だから誘ってやったんだろ!お前なんかこっちからお断りだよっ!!」

紬「…」ビクッ

ナンパ男(うう…やっぱりあんな可愛い子がナンパなんかに引っかかるわけねぇか…もう帰ろう…)

ヒソヒソ ヒソヒソ

紬「あ…(周りの人がこっちみてる…)」

紬脳内

「なにあの子ブスのくせにナンパされてると思ったのかなー」プッ

「えーありえないんだけど」クスクス

「あんなブス俺でもやだわ」ゲラゲラ


紬(ううっ…恥ずかしい…ナンパだと勘違いしてあんなこと…)ダッ

実際

「なにあの男最悪なんだけど。どの面下げてあんな可愛い子ナンパしてんの」

「ねーあの子可哀想…涙目になって震えてる」

「しかも最後にブスって…負け惜しみ過ぎて見てらんねぇ…」

紬「もういや…」グスン

斎藤「紬お嬢様?どうかされましたか?」

紬「なんでもないからほうっておいて…」ぐすぐす

斎藤「しかし…」

紬「ほうっておいてっ!」

斎藤「…かしこまりました。失礼します」ペコッ

紬「………………」ぐすぐす

唯「ムギちゃんおっはよー!(やった!今日も私がりっちゃんより早い!)」

紬「おはよう…」

唯(……あれ?いつものムギちゃんスマイルがない…)」

律「よー!おはようムギ!!(ちっくしょう今日も唯に負けたっ!)」

紬「おはよう…」

律「……え?(あれ?いつものむぎゅむぎゅスマイルがない…)」

紬「…………はぁ…」

唯・律「!!」

律「……………唯、ちょっと来い」

唯「え…でも…(ムギちゃんほうってなんて…)」

律「いいから」

唯「う、うん…」

律「ムギちょっとトイレ行ってくる」

紬「………………」ぼー

ここまでがこの前載せたやつ


↓からが載せられなかったやつ

唯「…ムギちゃん?」

紬「え…?あ、はい…」

唯「りっちゃんとトイレ行ってくるね?」

紬「うん…」ボー


女子トイレ


律「お前ムギになんかしたのか?」

唯「えっしてないよ!」

律「じゃあなんであんな風になってんだよ」

唯「私が来たときにはもうあんなだったよ…」

律「そうか…」

唯「どうしたんだろうムギちゃん…」

律「昨日の帰りはふつうだったよな?」

唯「うん」

律「じゃあ昨日の帰りから今日の朝にかけてなんかあったってことか…」

唯「なんかって?」

律「落ち込むような何かだろ」

唯「うう…ムギちゃんスマイルが見れないとこっちまで落ち込んじゃうよ…」

律「あぁ………よし、原因を突き止めよう」

唯「原因?」

律「そうだ。お前もむぎゅ…ムギの笑顔が見れないのは嫌だろう?」

唯「うん…」

律「協力しよう」

唯「がってんだよりっちゃん隊長!」

律「うむ。じゃあ早速○○さんを呼び出してくれたまえ平沢隊員」

同級生A「私の食べるお菓子毎日持ってこいよwwwww」
同級生B「合宿やるから場所用意しとけよwwww あ、当然機材もなwwwwwwwww」
同級生C「私の友達にあげるパソコン用意しとけよwwwwww」
女教師「ミルクティー入れろwwwww」

自殺してもおかしくないレベルのイジメ・カツアゲだよな

唯「○○さん?クラスメイトの?」

律「うむ」

唯「分かった!」ピューッ


~~~~~~~


唯「連れてきたよ!」

律「うむ。ご苦労」

○○さん「あの…なんですか…」ビクビク

律「あぁごめんね急に。…あのさ○○さんいつも教室に一番に来てるよね?」

○○さん「そうですけど…」ビクビク

律「今日むぎゅ…琴吹さんはどのくらい時間に来た?」

○○「えっ…い…いつも通りだと…思いますけど…」オドオド

律「なんか変わった様子とかなかった?」

○○「え…わ…わかんないです…」オドオド

律「そっかー…誰かが琴吹さんを尋ねてきたとかクラスの子になんかされてたとかはない?」

○「ない…と思いますけど…」びくびく

律「そっか。ごめんね?呼び出して」

○「いっいえ…」びくびく

律「唯、教室まで送ってってあげて」

唯「りょうk」

「だっ…大丈夫です…一人で戻れます…」オドオド

律「そう?」

「はい…さよならっ…」スタスタスタスタ

律「これで学校で何かされたわけじゃないってことが分かったな…」

唯「りっちゃん探偵みたいだよ!」

律「ふっ………調査を開始しよう。真実はいつも一つだからなっ!」キリッ

唯(あ、調子乗った)

唯「ねー澪ちゃんとあずにゃんにも聞いてみたら?」

律「そうだな…あいつらが何か知ってるかもしれないし…」

唯・律「………まさか」

唯「あの発情期ムギちゃんになにかしたんじゃ…」

律「昨日みたく空気読まずに告白とか…」

唯・律「………こうしちゃおれん!」

律「唯!一年の教室に向かうぞ!…ってあれ?」

唯 ダダダダダッ!

律「あっちょっ!唯!待て!私もいく!」ダダダッ

梓(ムギ先輩かわいいなぁ…)ハァハァ

純「梓は何やってんの?」

憂「いつも通り紬さんの写真見てはぁはぁしてる」

純「また?」

憂「うん。紬さんきれいだもんね」

純「きれいだけど梓のあの姿見ると私もああなるんじゃないかと思って怖い」

憂「だから軽音部入らないの?」

純「それもあるよ。憂は平気なの?」

憂「私はお姉ちゃんで慣れてるから(美人には)」

純「そっかぁ(憂のお姉さんもああやってはぁはぁしてるんだ)」

唯「こらぁ!」ガラッ

一年生達「!?」ビクッ

憂「あっお姉ちゃん!」

梓(ムギ先輩ムギ先輩…)ハァハァ

律「お前がこらぁだ!落ち着け!」

唯「しかし…!」

律「冷静になれ平沢隊員!冷静でなければ物事の本質は見抜けんぞ!」

唯「隊長…!」

純「…あれ何してんの?」

憂「三文芝居を熱演するお姉ちゃんもかわいいなぁ」ふふっ

律「とゆー訳で梓、こっちこい!」

梓(ムギ先輩…私…恥ずかしいです……大丈夫よ…梓ちゃん…私に任せて…)ほわほわ

唯「りっちゃん!ガン無視だよ!」

律「…梓!」

梓(…はい…私ムギ先輩になら…全てを任せられます……どうぞ………)ほわほわ

律「………あ、ムギ」

梓「ムギ先輩おはようございますっ!……あれ?」

律「うん、ちょっとこっちこい」

梓「ムギ先輩は?」

律「いない」

梓「………なんですか」

律「ムギはいないがムギのことで話しがある」

梓「聞きましょう」キリッ

律・唯「…」イラッ

律「お前ムギに何かしたか?」

梓「なんですか何かって」

唯「昨日みんなと別れてからムギちゃんに会ったり連絡取ったりした?」

梓「はい」

律・唯「!」

梓「昨日はみなさんと別れてからいつものカフェでこっそり待ち合わせして
紅茶を飲みながらムギ先輩がいれてくれるお茶のがおいしいですねなんて話をしたらじゃあ今から私の家に来る?美味しい紅茶をいれてあげるわって言ってくれたんでそのままムギ先輩の家にお邪魔して紅茶をいただいて
ああやっぱりムギ先輩のいれてくれた紅茶おいしいですって言ったら急に眠気を催してせっかくムギ先輩といるのに眠っちゃだめだと思いつつ眠ってしまったんです
気のせいか眠りにつくときにムギ先輩がふふ…と笑った気がしましたそして目が覚めると私は裸でベットに縛られていてえっ?と声をあげるとムギ先輩がやっと目が覚めたのね
なんていつもの笑顔とは違う笑顔で笑いながら私を舐めるように見つめていたんです私は恥ずかしくて体を隠そうとしたんですけど縛られているからそれができなくt」

律「梓、妄想じゃなくて」

梓「会ってないです」

純(私は何も聞いてない私は何も聞いてない…)ガクブル

梓「ムギ先輩がどうかしたんですか?」

律「いつもと様子が違うんだ」

梓「…どういうことですか?」

唯「いつもの元気とムギちゃんスマイルがないんだよ…」

梓 ダダダダダッ

律「あ、おいどこいくんだ!?」

唯「きっとムギちゃんのところだよ!」ダダダダダッ

律「待てって!私を置いてくな!」ダダダダッ



純「憂、私何も聞いてないよ?本当だよ?」

憂「そうだね、純ちゃんは何も聞いてないよね」ナデナデ

梓「ムギ先輩っ!」

紬「………」ぼー

梓「ムギ先輩…」

唯「…さっきからあの調子なんだよ」

律「はぁっはぁっ…お前らなんでそんな早いんだよ…」

梓「どうしてこんな風に…」

唯「それが分からないから調べてるんだよ…」

梓「…私も調べます」

律「うん。みんなで協力しよう」

梓「はい…」

律「───とゆーわけでお前に聞きに行ったんだ」

梓「じゃあ昨日の帰りから学校に着くまでの間に何かあったってことですね」

律「そうだ」

梓「………とりあえず澪先輩のところにも聞きに行きませんか?」

律「…そうだな。まぁ澪に限って抜きがけはしないと思うけどな(へたれだし)」

梓「そうですね(へたれだし)」

唯「へたれだし(そうだね)」

律・唯「頼もー!」ガラッ

梓「ちょっとやめてくださいよ…」

澪「え…なにしてんだお前ら…」

律「お前昨日ムギになんかしたか?」

澪「え…?」

唯「昨日みんなで帰ったあとにムギちゃんと会ったり連絡取ったりした?」

澪「いや…」

律「まぁしてないだろうな」

梓「予想通りですね」

澪「ってゆうかお前ら…」




先生「授業中だぞ?」

律・唯「」

梓「これは予想GEY」

律「すんげー怒られたな…」

唯「すんげー怒られたね…」

澪「なんで私まで…」

梓「耳が痛いです」キーン



澪「…で、ムギになんかあったのか?」

律「そうなんだよ」

唯「―ってことなんだよ」

梓「適当な略し方ですね」

澪「んー…とりあえず部室に行ってみよう」

律「は?」

澪「だってもう放課後だし…」

唯「もう放課後?」

澪「そうだよ?」

唯「だってさっきまで朝…」

澪「え?」

唯「え?」

律「なにそれk梓「こわいにゃん☆」

唯・律・澪(………うざ…)

ガチャ

律「こんちゃーっす…」おそるおそる

唯「どうもー…」こそこそ

梓「………」

澪「遅くなってごめん」

紬「……………」ぼー

澪「これは…」

律「な?言ったとおりだろ?(いつものむぎゅむぎゅスマイルが…)」

唯「………ムーギーちゃんっ!」

紬「……あ、唯ちゃん…」

唯「えへへ~遅くなってごめんね?」

紬「?えぇいいのよ…。今お茶いれますね…」

梓(私もでかい声で呼べばよかった…)

紬「みんなどうぞ…」ぼー

澪「ありがとう…」

梓「ございます…」

唯「…わーい!いっただきまーす!」

律「おいしいっ!ムギの入れてくれたおty…ん?」

梓「あれ…」

澪「これって…」

唯「お湯…」

紬「………」ぼー

澪(これ突っ込んでいいのかな…)

律(むぎゅが入れてくれたならお湯でもおしっこでもいい)

梓(まさかこれもプレイの一種…?あんた達に紅茶の味なんか分かんないんだからお湯でも飲んでなさいってこと…)ゾクゾクッ

唯「………………」

唯「ねぇ…ムギちゃん何かあったの?」

紬「………え?」

律「おい…唯…!」

澪「いや…もう聞いた方がいいだろう」

梓「私もそう思います」

律「そう…だな…」

紬「………?」

唯「ムギちゃん朝からずっと元気ないよね?」

紬「え………そんなことないわよ?」ニコ…

澪「ムギ…そんな無理して笑わなくていいから…」ぎゅっ

律「あっ!(どさくさに紛れて手握りやがった!)」

梓(へたれだと思ってたらおいしいとこ持っていきやがって…)

唯(私が話してたんだからそれは私の役目じゃないの?)

紬「澪ちゃん…」

澪「ムギ…言いたくなかったら言わなくてもいいけど…心配なんだムギのこと…」

律「ムギっ!」ガバッ

紬「きゃっりっちゃん…?」

梓(あぁっ!私が今抱きつこうと思ってたのに!)

唯(みんなずるいよおいしいとこどりで…)

紬「………っ…」グスッ

律・澪・唯・梓「!!!」

律「どっどうしたんだムギ!?」オロオロ

梓「律先輩が抱きついてるから嫌なんですか!?」オロオロ

澪「(違うだろ…)ムギ…大丈夫か?」ナデナデ

唯(あー!またおいしいとこ…)

紬「…っ…ひっ……ぐすっ…」グスグス

澪「よしよし」ナデナデ

梓(くっ………あ、そうだ)ゴソゴソ

梓「(…あった)ムギ先輩…ハンカチ使ってください…」ソッ

紬「……ぐすっ…っ…」コクン

律(あー!)

梓(あのハンカチもう洗わない)

唯(まずい…澪ちゃんは手を握りつつ頭を撫で、りっちゃんは抱きつき、あずにゃんはハンカチ……私の出る幕が完全にない…)

紬「………ありがとう…みんな…もう大丈夫よ」ぐすん

唯(果たしてそのみんなには私は含まれているだろうか)

律「よかった…」

澪「………なにがあったのか聞いてもいいのか?」

紬「………うん…実は昨日…」

律「はぁぁぁぁぁぁ!?」

梓「ムギ先輩相手にブス…?」

唯「ありえないよ!」

澪「…あのな、ムギ…それよくある話だから」

紬「え?」

澪「ナンパ成功しなかった腹いせっていうか…相手にされなかったのが多分悔しくて負け惜しみ言っちゃったんだよ」

紬「そうなの…?」

澪「うん。だから真に受けることないよ」

紬「でも…私ブスだから…」

律「は?」

唯「え?」

梓「………」ゾクゾクッ

澪「ムギ…それ本気で言ってるのか…?」

紬「……うん…だから私軽音部にいるのもちょっと恥ずかしいなって………みんな可愛いのに私だけブスだから…」

律「いやいや」

唯「いやいやいやいや」

律・唯「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」

梓「ムギ先輩がブスならみんな奇形ですよ」





憂「…」ピクッ

純「?うーいー…?」

憂「あっ…いや…今お姉ちゃんの悪口が聞こえたような…」

純「?」キョトン

憂「…ううん何でもないよ」ナデナデ

純「えへへー」ニコニコ

憂(………ちょっとお姉ちゃんみたい)キュン

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////| { | |:::ノ:ノ / /   / ,.イ  } )  :}

紬「えっ…?」

澪「落ち着けお前ら」

律「いやだって…」

唯「ムギちゃんが…」

澪「うんまぁ信じられない気持ちは私も一緒だ」

紬「……?」

梓「………ムギ先輩が誰よりも可愛いってことですよ」キリッ

紬「えっ!?」

律「あってめ」

唯「まーた発情して…」

律「抜け駆け禁止だろ!?」

梓「そんな約束してません。私は私の道を行くです」

唯「じゃあ私もムギー太に首ったけだよ!」

紬「えっ?」

律「私はムギといれば毎日晴れだっ!!!」

紬「えっえっ…?」オロオロ

澪「…甘い甘いムギにいつか出会う日を夢に見ていたんだ」きゅっ

紬「えっ………」カァ

律「お前も抜け駆けすんなっ!」

唯「ずるいよさっきから!」

紬「あっあの…」

梓「はいっ」
唯「ほいっ」
澪「どうしたっ」
律「なんだっ」

紬「あの…みんな励ましてくれてありがとう…もう大丈夫だから…」

律「そっか…」

唯「元気でてよかった…」

澪「これからは一人で悩んでないで言ってくれ」

梓「私朝でも昼でも夜でもいつでも聞きます!」

紬「ありがとう…みんな…(やっぱり励ますために言ってくれたのね…みんな本当に優しい…私もブスだからって嘆いてないで心はみんなのように優しくきれいでいたいな…)」

律「じゃあムギの元気がでたところで」

紬「?」

澪「あぁ」

紬「??」

梓「そうですね」

紬「???」

唯「もうバレちゃったもんね」

紬「あの…なにを…?」

律「いっ」

澪「せー」

梓「の」

唯「せっ!」






律・澪・唯・梓「付き合ってくださいっ!!!!!!!!」




紬「………えぇ!!!!!!?」




おわり

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


           ∧_∧          /⌒ヽ   _,,-''"
      ‐――と(´・ω・`)       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
        ― ‐/  と_ノ          / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
          / /⌒ソ      (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'

         -'´         _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ



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    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


     ∧__∧≡=-               /⌒ヽ   _,,-''"
    (    )┐≡=-          _  ,((.;.;)ω;),-''";  ;,
     と´_,ノ゙ヾ.≡=-             / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
     (´ ヽ、 \≡=-       (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'    __  __. ``  ./ 
      `ー' \__)≡=-    _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'      ヽ     ヽ   <  
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'        _ノ    _ノ     .\ 


               ,,. .-:―─-. ,,

ムギが女の子とか女の子同士が好きなのは自分と違って可愛いから憧れてるんじゃないかなと

自分の可愛さに気づいてないムギ可愛い

とにかく完結できてよかった

読んでくれてありがとー

本物なのか
むぎゅが可愛すぎて死にそうだったぜ

ちょっとおまけ


紬「み、みんな冗談…よね…?」

唯・律・澪・梓「本気ですっっっ!!!!!」

紬「で…でも私ブスなのに…」

律「まだそんなこと言ってんのか!?」

梓「可愛いって言ってるじゃないですか!!!」

紬「で…でも…」

律「……紬」

紬「え?」

律「紬は、可愛いよ」キリッ

紬「っ…」ドキッ

澪「何が紬だ馴れ馴れしい!」げしっ!

律「いって!」

唯「イケメンオーラ出さないでよ!」げしっ!

律「うっせ!自分が出せないからってうっせ!!!」

梓「………にゃあーん」スリスリ

唯・律・澪「!!?」

紬「えっ?」

梓「ムギ先輩☆あずにゃん眠くなっちゃったにゃん…」ゴロゴロ

律「やめろっ!イライラする!!!」

梓「自分が出来ないからって否定しないでくださいーい」べー

律「くっ…」

澪「……………」ジワッ

紬「!澪ちゃんどうしたの!?」

澪「だって…だって…ぐすっ…私…律とか梓みたいなこと出来ないからっ……」グスッグスッ…

紬「な、泣かないで……澪ちゃんはそのままでも十分かわいいよ?」

澪「ほ…ほんとう…?」

紬「うん」にこっ

律(泣くなんてずるいと思いまーす)

梓(あーやだやだ。わざとらしい媚売っちゃって…)

唯(わ…私どうしよう…)オロオロ

唯「!」ハッ

唯(そ、そうだ!)

唯『ゴロゴロ~♪』ごろごろ

憂『ゴロゴロしてるお姉ちゃん可愛い!』

唯(…よしっ!)

唯「ゴロゴロ~♪」ごろごろ

澪「?」

律「なにやってんだよ」

梓(ちょっ…邪魔)

紬「唯ちゃん…」

唯「!(きた!か、かわいいって言ってくれるかな…)」ドキドキ

紬「制服汚れちゃうよ?」

唯「……………はい」

憂どっから湧いた

>>173
『』は回想だと思ってほしい

唯(うう…)グスッ

斎藤「お嬢様ぁ!!!!!!」バァン!

紬「斎藤!!!?」

澪「ひぃっ!?だ、だれ?」

律「斎藤…って確かムギん家の執事だよ」

斎藤「あ…あれ?(女の子ばかり?)」

紬「なにしてるの!?」

斎藤「あ…いえ…なにか害虫が湧いたような気配が…」

唯(家の人……………家族公認!?)

唯(これだ!)

唯「あのっ!!」

斎藤「はい?」

唯「私ムギちゃんが好きです!」

斎藤「なっ!?」

紬「ゆ…唯ちゃん…」カァッ

律「お、お前なに考えてるんだ!?」

唯「うるさーい!邪魔しないでよ!家族公認の仲にしてもらうんだから!」ふんっ

澪「家族公認って…(そんなアホな…)」

律「………執事さん、わたくし田井中律と申します。紬さんと交際したいと思っています」キリッ

唯・澪・斎藤「なっ…!?」

梓「………………」クイクイッ

斎藤「は、はい?」

梓「にゃん☆」

斎藤「」

梓「あずにゃんだにゃん☆ムギ先輩のかわいいかわいいペットだにゃん☆(この際ペットでも…)」

澪「………………」

澪「……し、執事さん!!!!」

斎藤「はっはい!」

澪「……メイドは足りてますか!!!?」

斎藤「は…?」

澪「…………」カァァァァッ

律(澪なりにがんばったんだな)

ほほう

斎藤(なんだ…?なんなんだこの状況は!!?)

斎藤(落ち着け…落ち着くんだ斎藤…!!!例え同性であってもいつもの手順は変わらない…!)

斎藤「コホン…ときに皆様は琴吹家の経済状況についてご存知ですかな?」

唯「?さぁ?」

斎藤「我が琴吹家は不動産から楽器、家具、家電…と様々な事業に携わっております」

紬「斎藤…?」

律「あぁ色々やってるんですよね」キリッ

斎藤「……では琴吹家の旦那様の年収がおいくらかご存知ですか?」

斎藤「(ひぃっ…しかしこれもお嬢様のため…!)20億にございます」

律「に…にじゅっ!?」

唯「あわわわわわ…」

澪「」

梓「oh…」

斎藤「(ふふっ…)失礼ですが皆様のご実家は何を?」

律「え?うちはふつうのサラリーマン…」

澪「うちも…」

唯(?なんの仕事してたっけ?)

梓「うちはジャズの…」

斎藤「ほう…そうですか…」

斎藤「………………(この沈黙も相手にプレッシャーを与える大事なカギ!)」

斎藤「ところで皆様は先ほどなにか仰ってましたかな?」

唯「はい!ムギちゃんが好きです!!!」

斎藤「!?」

律「田井中…律です」キリッ

梓「にゃん☆」

澪「め…メイド…」ゴニョゴニョ…

斎藤(バ…バカな……通じてない……だと…?)

斎藤(今まで数多くの男がこれで片付いたと言うのに…!)

紬父「紬ぃぃぃぃぃぃ!」バァン!

紬「お父様!?」

斎藤「ひぃぃぃぃっ!旦那様っ!!!」

唯「お…」

澪「お父様…」

律「だと…?」

唯・律・澪・梓(…………チャンス!!!)

紬「な…なにをしていられるのですか!?仕事は!?」

紬父「なにやら害虫の湧く気配がしてね」

紬「はい?」

唯「お父さん!私ムギちゃんが好きです!」

律「お父様、田井中律…と申します」キリッ

梓「パパ☆あずにゃんだにゃん☆」

澪「つ…紬さん専用の…メイドはいりませんかっ!?」

紬父「…………君たち、なにも言わずにこれを受け取ってほしい」スッ

唯「?なんですかこれ?」

紬父「小切手というものだよ。一千万円分ある。これを自由にしてもらって構わない」

紬父「その代わり紬のことは諦めてくれないか?」

紬「!お父様なにを…!」

紬父「黙りなさい」

紬「っ…」

紬父「さ、そのお金でなんでも好きなものを…」

唯「いらない」
澪「結構です」
律「いらね」
梓「ペッ」

紬父「!!?」

律「あんたアホか?こんなもんで私のムギへの気持ちが消えるわけないだろ?」

澪「お金じゃないんです」

梓「お金はほしいけどムギ先輩と引き換えならいりません」

唯「お父さんにとってムギちゃんは一千万円の価値しかないの?」

紬父「なっ!?そんなわけ…!」

唯「私達も同じです」

紬父「っ…!」ギリッ

紬「お父様…」

紬父「つ…つむぎ…」

紬「ごめんなさい…私…そういう風にお金でなんでも解決しようとする姿は…見たくなかったです…」

紬父「…………!」

紬父「……………う…」

全員「?」

紬父「うわああああああああん!!!」ダッ

斎藤「だ、旦那様!!?」ダッ

律(泣いた…)

澪(大の大人が泣いた…)

唯(しかもうわあああああんって…)

梓(きっも)

紬「……ごめんなさい。父が不愉快な思いをさせてしまって…」

唯「へいきだよー」

澪「ムギのせいじゃないよ」

唯「でも嫌われちゃったね…」ズーン

律「あぁ…家族公認計画が…」ズーン

梓「にゃあ…」ズーン

紬「…………大丈夫よ」

唯・律・澪・梓「?」

紬「私は、みんなのこと大好きだもの」ニコッ

唯・律・澪・梓「!」パァッ

唯「じゃあ付き合ってくれるんだね!?」

紬「え?」

律「嫁に来ないか」キリッ

紬「あ…あの…」

澪「…メイドでもなんでも、ムギのそばにいたい」

紬「え、えっと…」

梓「バター猫にさせてください」

紬「バっ…!?」カァッ



どうやらみんな本気の本気みたいです

私はいつかこの中の誰かと付き合ったりするのでしょうか?

今はまだちゃんとした答えを返せません

ただ、もしも…もしも私が誰かと付き合うのならきっとみんなの中の誰かだと思います

私を笑顔にしてくれる、みんなの…


END

長くなっちゃうと誰か一人に決めなきゃいけない気がしたから短くした

あー>>184

斎藤「……では琴吹家の旦那様の年収がおいくらかご存知ですか?」

斎藤「(ひぃっ…しかしこれもお嬢様のため…!)20億にございます」

の間に

紬「!斎藤!!!」を入れといてくださいすいません


読んでくれてありがとうございましたー

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