妹「お兄ちゃん、どうして私達は結婚できないの?」 (33)

兄「……。」

兄「俺にその気がないから。」

妹「じゃあお兄ちゃんにその気があったら結婚できるの?」

兄「…いや、無理だろ。」

妹「どうして?」

兄「兄妹で結婚なんか聞いたことないから。」

妹「じゃあ聞いたら結婚していいの?」

兄「……そういう訳でもないだろうけど。」

妹「でも昔は結婚してくれるって言ったじゃん。」

兄「…だっけか?」

はよ

妹「うん、小さい時、結婚してくれるって言ったよ。覚えてないの?」

兄「…すまん、覚えてない。」

妹「えー!それってひどいよー!!」

兄「じゃあ、今、改めて愛の告白を頼む。」

妹「お兄ちゃん、すきだよ。結婚してっ?」

兄「無理。」

妹「えー!」

兄「無理なもんは無理。」

妹「えー!」

妹「話が違うじゃん!お兄ちゃんの馬鹿っ!!」

兄「さっきから無理だとしか言ってねえよ。」

見てます。へばりついてます

爆発しない…だと!?

爆発マダー?

妹「じゃあ、お兄ちゃん、他に好きな人でも居るの?」

兄「………。」

兄「居ない。」

妹「あ、今、一瞬間を開けた!間を開けたーー!!!」

妹「居る、絶対居る。居るんだーー!へーーー!!」

妹「可愛い妹を差し置いてよくもまぁ、自分は平然と他の人を愛せれるね。へーー!」

兄「………。」

妹「私は、この長年、お兄ちゃんを一途に思ってきたのに……。」

妹「お兄ちゃん、そういう事するんだーー!!へーーー!!!」

兄「…俺だって恋ぐらいしてえよ。」

妹「私ですればいいじゃん!!!何!?私じゃ不満なの!?」

兄(25)
妹(21)

不満じゃないです!

最近定着が妹w 爆w

兄「…不満っていうか、世間の目的に性対象と見たらいけない気がすんだよ。」

妹「よくそういう事言えるね!!お風呂上がりのタオル一枚の私見て、勃つ癖に!!」

兄「そりゃ仕方ねえよ。男だもの。」

妹「で、相手は誰なの。」

兄「それ聞くか?」

妹「聞くよ、妻候補として夫の浮気相手候補は知っておくべきだもの!」

兄「安心しろ。お前は一生、俺の妹だ。」

妹「で、誰なの?画面の中の女の子の事じゃないでしょ?」

兄「当たり前だろ。誰が2Dに恋なんかするもんか。」

妹「お兄ちゃん、3次元のエロ本より2次元のエロ本の方が持ってる数多いよね。」

兄「……。」

兄「抜ける物は仕方がない!」

妹「開き直らないでよ」

             _i⌒r-.、    
           ,,-'´   ノ
          ./     .l

          /       l     ポ
   ((  ◯  .l        l     ン
      .ヽヽ、l  i      .l      ポ
       \ヽ l      l   ))  コ
      ,-'´ ̄`ゝ´ ̄`ヽ  ノl      チ
     .,'    .,'   ◯ニ.ンl      .ン
     i    i        .i
     ヽ、  丶      .ノ
      `'ー-.'´`'ー- ''´i .|

        凵      .凵

妹「で、相手ってのは?」

兄「……。」

妹「言っとくけど教えてくれるまでどこまでも聞き続けるからね。」

兄「……お前が言うと洒落にならないからやめろ。」

妹「で、誰なの」

兄「ヒント1、同じ学年!」

妹「そういうの良いから。」

兄「……はい。」

兄「てか、フルネームで言ってもお前分かんないだろ。」

妹「もしかしたら分かるかも知れない。」

兄「まぁ、同じ学校だしな。」

妹「うん。」

兄「まぁ、どうせ知ってもだし、教えてやるよ。」

妹「そういうの良いからはよ言え。」

兄「……はい。」

兄「陸上部の人なんだけどさ、結構人当たりもよくてさ。俺なんかにも話しかけてくれるのよ。」

妹「私も毎日お兄ちゃんに話しかけてるよ。」

兄「お前は……妹だし……うん。」

兄「で、なんか…気付いてたら、惚れてた。」

妹「名前は?」

兄「まぁ、聞け。んで、結構な割合で俺に話しかけてくる訳だからさ。」

兄「俺的には結構(あ…コイツ、俺に惚れてるな…。)的な感じだったのよ。」

妹「うん。」

兄「で、この前告ったら振られた。」

妹「ザッマッアアァァァァァァwwwwwwwwww」

兄「うるせえ」

ヤンデレかと

兄「なんでも俺じゃなくて、俺の友達が好きだったんだと。」

妹「あwwっww、パイプ扱いされてた訳だwwwwwwかwwまwwせwwww」

兄「まったくその通りだったからやめろ」

兄「で、その後、その女の子がソイツに告ったんだけどさ。」

兄「見事相思相愛だったってさ。」

妹「あwwwコイツww俺にww惚れてるなwwwwww」

兄「やめろ、マジで死にたくなるからやめろ。」

妹「つまり、お兄ちゃんの初恋は失恋に終わった訳だ」

兄「まだ寝取りで1チャンスある。」

妹「ねーよ。」

.

よろしい
続けたまえ

バイブ扱いに見えて、えってなった

妹「本題に戻るけど」

兄「うん。」

妹「結局、婚姻届にサインしてくれるという話でいいんだよね?」

兄「よくねえよ。まったくそんな話してねえよ。」

妹「一押し!本のひと押し!ひと押しだけでいいから!」

兄「その一押しで俺の人生が完全消滅するからやめろ。」

兄「…てか、兄妹で結婚なんてできんの?籍的に。」

妹「………」

妹「さぁ?」

兄「調べてなかったのかよ……。」

妹「でもできなくてもさ、適当に私達の事を知らない、田舎の方で暮らしても良い訳じゃん?」

兄「両者が相思相愛ならそれでいいんじゃねえの」

妹「よし、完璧じゃん!私荷物まとめてくる!」

兄「おいこら待て」

いいね

妹「どうして!私達の前に立ちふさがる壁なんて何もないじゃん!」

兄「いっぱいある。壁じゃなく、ツッコミどころが。」

兄「まずお前、今の話聞いてたか?」

妹「………」

妹「お兄ちゃんの童貞臭い失恋話?」

兄「うん、まぁ、それもだけど」

妹「………」

妹「ワタシ、オニイチャンスキ。オマエ、ワタシスキ。」

妹「ソウシソウアイ、ズッコンバッコン!」

兄「…ごめん、ちょっと理解できない。」

.

兄「結婚に必要な物は?」

妹「お金!年齢!愛!」

兄「まぁ、年齢はな、俺17、妹15だしまぁ、できなくはない。」

兄「厳密に男満30、女満25になるまで、親のルールが必要というのがあるが」

兄「まぁ、それはいいとしよう。てかそもそも兄妹で結婚できるかしらんが。」

兄「次、お金」

妹「溜まるまで2人でいっぱい頑張って稼ごうね!お兄ちゃんっ!」

兄「…まぁ、これもまぁ…良いとしよう……。うん……。」

兄「次、愛」

妹「私はお兄ちゃんの事好きだよ!」

兄「俺は別にお前の事好きじゃない。」

妹「私は好きだよ!!」

兄「俺は別に好きじゃない。」

妹「……」

冗談抜きでこういうこと言ってくる可愛い妹欲しい

妹と俺の関係の真逆でわろた
反抗期早く終われ

兄「理解したか?妹」

兄「てか最初の方から結構言ってきたけどな」

妹「……。」

妹「でも、私、好きだもん…。お兄ちゃんの事……。」

兄「いや、まぁ、そうだろうけどさ。」

兄「世の中には、認められない愛ってのもあんだよ。お前にはまだ早いだろうけど。」

妹「……。」

兄「実際結婚なんてしなくても、俺達はもう家族だ。それでいいじゃないか。」

兄「お前が熱を出したなら学校休んで看病してやる。」

兄「お前が、危ない奴に絡まれてるなら、電話してくれば何時でも助ける。」

兄「だから、それでいいじゃないか。それだけでもういいじゃないか。な、妹。」

妹「私は……、やっぱり……。」

兄「やっぱり?」

妹「お兄ちゃんが、好き!」


次書く時は、もっと、登場人物に、躍動感を、つけたいと、思いました まる

十分脈動してたじゃないか
主に妹が

次回作にも期待

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