上条「………ロリ五和?」(412)

ピリリリリリリ

上条「………ん?」


上条当麻は突然の電話で目が覚めた


上条「土御門か………こんな時間に何だ?」


土御門『大変だ上やん!また大魔術が発動しちまったぜよ!』

上条「大魔術って…!“御使堕し”みたいなやつか?」

土御門『まさにそれに近い!今回発動した大魔術の名前は…』

コンコン


上条が寝室としている浴室にノックが響いた

土御門『…っていうんだにゃー』


上条「え?すまん聞き取れなかった」


(ノックってことは………五和か…?)


土御門に返事をしつつ扉を開く当麻


扉の先には小柄な黒髪の少女がうつむいていた

上条「………ロリ五和?」



土御門『だから“大人堕し(アダルトフォール)”だにゃー』

五和の姿は小学生ぐらいにしか見えず
昨日当麻が埋もれた特大オレンジも今ではすっかりまな板になっていた

五和「目が覚めたらこんな姿に…」

土御門はさらに続ける

土御門『大人が子供の姿になってしまう素晴ら…いや、やっかいな大魔術だぜい』






時期的には後方のアックア護衛で五和が上条の家に泊まったってことで

土御門が概要を説明する

“大人堕し”とは

① 大人の体系をした人は子供体系になる

② 自他ともに変化には気づけない

③ 術の範囲は世界全土

土御門『俺は何とか結界を張ったから子供化もしていないし変化にも気づけたぜよ
     そっちは…さっき「ロリ五和」とか言ってたがイツワはダメだったのか?』

上条「子供にはなっているんだが『自分の体系が変化した』という認識はある
    五和も結界張ったの?」

五和「いえ私は全く気付けなかったので結界を張る暇もありませんでした…」


別に咎めているわけでもないのに申し訳なさそうな顔をしてしゅんとなるロリ五和

土御門『妙だにゃー。何でイツワだけ無事なのか…何にせよ情報が少ないぜよ
     何としてもこの術だけは解かなければならんぜい』

上条「この術を解かなければならないのは同意だけど…
    ロリだらけの世界は土御門が望む世界じゃないのか?」

その言葉にビクッと怯えるロリ五和

土御門『そうなんだにゃー…確かにロリねーちん・ロリ吹寄・ロリあわきんは捨てがたい』


上条「土御門…お前ってホントに………」

どん引きする当麻を無視して土御門は続ける

土御門『だが今回の“大人堕し”はちょっと特別なんでそうも言ってられないんだぜい』

上条・五和「特別?」


土御門『説明するより実際に見た方が早いにゃー。禁書目録はいるか?』


上条「インデックスならまだ寝ていると思うけど…」





??「とうまぁあ」

やたら官能的な声が響き渡った

声の先には銀髪碧眼の美女がいた


当麻が貸している寝巻用のTシャツから伸びるムッチリした白い足

胸にははち切れんばかりの特大オレンジ


インデックスは『子供』から『大人』へと変わっていた

禁書「夜中は…静かにしないとダメなんだよ?」


インデックスは不機嫌らしく

口元に白い歯を光らせ噛みつく姿勢になっている


上条(やばい噛まれる……っ!)

当麻が覚悟を決めて目を閉じた瞬間

カプ





当麻は耳を甘噛みされた

禁書「あーむん・・んっ・・んあむ・・・あ
    とうまぁ…お腹空いたんだよ…?何か食べさせて欲しいんだよ…?」


上条(……っ!!!これはまずい…!!)

あまりものエロさに耐えられなくなった上条はロリ五和の手を引いて家から飛び出した

ロリ五和は顔を赤くしながらもしっかりついてくる

やはり五和SSに手を出すのは実力不足だっただろうか



土御門『わかったか上やん?これは普通の“大人堕し”と違って子供体系にまで変化を及ぼす』


上条「よーくわかった!そしてこれはやばいぞ土御門!!いち早く術を解こう!!」


土御門『よく言った上やん!!舞夏をあんな姿にしたふざけた術者をとっちめようぜい!!』


五和「…??よくわからない結束ですが頑張りましょう!上条さん!ツチミカドさん!」



ロリ五和は事情がよく呑み込めないままガッツポーズをする
自分の武器である(らしい)『隠れ巨乳』を奪った術者とやらに若干の怒りを込めて


土御門『まずは集合するぜよ』

五和「ではバイクに乗って集合場所に行きましょう」

当麻とロリ五和はレンタバイクを停めている学生寮の駐輪場に行く
がしかし

五和「…足が届きません」

ロリ五和の身長は130cm前後
とてもではないが足が届かなかった

上条「じゃあ歩いていくか五和」

五和「…はい」

『スピード出して上条さんに抱きついてもらおう』作戦が失敗してしゅんとなるロリ五和
しかし当麻は続けて言う

上条「手繋ごうか」

ロリ五和「!!!」

当麻は今のロリ五和が小学生ぐらいにしか見えなかったため「危なっかしい」ぐらいの意味しかなかったのだが
ロリ五和はそんなことまで考えが及ばずただただ赤くなっていた

五和「かかかかか上条さんそそそそそそのですね」


上条「…?どうした五和?」


特に何も思い浮かばなかったがパニクるロリ五和
とその時

~♪~♪

五和の携帯電話から学園都市で流行っている一一一の着うたが流れる

五和「あ…教皇代理?」

すまん女教皇様では無いんだ
時期的にねーちんは出せない

建宮「おいどうした五和!?お泊りから夜遊びとアタックするのはいいんだが
    今は後方のアックアの襲撃もあるだろ?夜は無闇に出歩くな」

五和「あ…!」

完全に忘れていた当麻とロリ五和
しかし今はそれどころではない

当然天草のみんなも大人堕しにかかっているだろうがそれゆえに事情を説明しにくい

五和「すみません事情は言えないんですが緊急事態です
    みなさんは引き続きバックアップしてください!」

建宮「ちょ…いつw」

ピッ

ロリ五和は電源を切った

建宮「五和のやつ…あいつ本気で上条を落とす気だぞ!!」


ガキ大将のようなクワガタ頭が言う


香焼「これは本気でバックアップするしかないっすね!」


美青年が続き


対馬「もう…アックアはどうするの?」


ロリ巨乳の対馬は呆れている

投稿遅くてごめんなさい


手を繋ぎながら夜の街を歩く当麻とロリ五和

目的地は土御門と待ち合わせをしているレストラン

??「上条ちゃん!こんな夜遅くに何してるんです?」


凛々しい声が二人に突き刺さった

当麻が嫌な予想をして振り返ると
案の定そこにはダイナマイトバディな子萌先生(らしき人)が立っていた

子萌「こんな遅くに出歩いちゃ駄目じゃないですか上条ちゃん!
    今日は停電騒ぎで街は暗いんですから女の子連れて出歩いちゃダメですよ」

そう言いつつ当麻の腕をつかみ寄せる子萌先生

上条「こここ子萌先生むむむ胸が!!!」

そんな当麻のリアクションに不機嫌になるロリ五和

五和「行きましょう上条さん!!」

上条の手を引き二人はその場を走り去った

地の文統一できてねーorz


ようやくファミレスに着いた二人は土御門と合流

それまで情報収集をしていた土御門から報告を受けた

土御門「まず犯人の特定がひどく難しいんだにゃー
     魔術的な探索を行ったところ大人堕しの影響を受けなかったのは世界でたった三人
     自分たち以外はいないぜよ」

簡単に言ってのける土御門だがどこか様子がおかしい

上条「魔術的な探索って…!!お前一回結界も張ってるから体が…!!!」

土御門「そんなことより重要なのは『術にかかっていないのは三人しかいない』ってことぜよ」

上条「どういうことだ?」

五和「つまり…術者も術にかかっていると……?」

土御門「もしくは俺らが知らぬ内に術者になっているってパターンだにゃー」

上条「親父のときみたいにか…?」

土御門「ただその線も薄い
     ここに来る前に一回上やんの家を調べさせてもらったが風水的に問題は無かった」

五和「私も家具の配置から術式のような力は感じませんでした」

土御門「ただ地脈を見る限り術の発生はこの学園都市ってことには間違いない」

上条「ん?学園都市って偉く広範囲だな
    御使堕しのときはピンポイントに『上条当麻の周辺』と特定していたのに」

土御門「それがな…上やんには説明し辛いんだが術の発生源が広域すぎるんだにゃー
     こんな大規模な『儀式場』なんてこの都市のどこにあるか検討もつかない」

五和「とりあえず夜も明けたところですし
    手当たり次第探索するしかないみたいですね」

外はすっかり朝になっていた


すみません帰宅するので中断します
自宅のPC規制解除されていたら続き書きます
規制だったら明日、残っていれば書きます

保守あり

しばらくしたら続き書きます

上条「手当たり次第に探索と言っても手掛かりも無しにどうする?」

土御門「いや手掛かりが無いわけでは無いぞ上やん
     手掛かりとまで行かないが今回の大人堕しには不可解な点が2つある」

五和「子供体系の大人化と………『私』ですね?」

大人堕しは大人しか変化が無いはずなのに変化したインデックス
五和は結界を張っていないのに不完全ながら術を防いだ

確かにこの2点は不可解であった

Warning! Warning!
本日は魔術サイド・科学サイド用語が多々出る(予定)ですが
俺自身良く分からないまま使うので多少の設定ミスは大目に見てください


上条「しかしこれからどうやって術者を絞り出すんだ?」

土御門「イツワだけ特別ってことは上やんの知り合いが術者という可能性が高い」

上条「なるほど!それならかなり絞り出せる」

土御門「まあ上やんの幻想殺しがイツワに働いた可能性も無きにしもあらずだがにゃー」

土御門はニヤニヤしながら白々しく言う

土御門「術が発動した時にイツワと上やんが『繋がってた』なら話は別ぜよ」

五和「!!!!!!!!!」

五和「ツツツツツツチミカドさんなななななな何言ってるんですか
    わわっ私は上条さんと寝てなんかいません!!///」

顔を真っ赤にしながら猛反論するロリ五和

土御門「あれー?俺は別に『寝る』なんて単語は出して無いぜーい?
     免許いっぱい持っている『大人』のイツワちゃんは何を考えていたのかにゃー?」

今度はうつむいて何も言えなくなるロリ五和

上条「そんなことより五和は天草のみんなを当たった方がいいんじゃないか?」

助け舟を渡す当麻

はっとして携帯電話を取り出したロリ五和だがとあることを思い出す

五和「後方のアックア…私上条さんから離れることが出来ません」

護衛中であるため直接天草と会えないと気付いたロリ五和

土御門「あー神の右席なら心配しなくていいぜよー
     後方のアックアはしばらく上やん襲撃を見送るらしいんだにゃー」

五和「えっ?予告までしたのにどうして今更…?」

土御門「アックアも術にはかかっているらしいんだが妙な違和感を覚えているらしいんだにゃー
     と言ってもイツワ以上に不完全であくまで『違和感』の域を出ないと
     曖昧に聞こえるだろうが襲撃を見送ったのは確かな情報筋だぜよ」

上条「あいつも結界か何かを張ったのか?」

土御門「恐らく神の右席としての能力じゃないかと睨んでいる
     まあ今はアックアより術者探しを優先するぜよ」

五和「では私は天草式を当たってみますね
    上条さんたちは街の探索をして下さい」

そう言ってロリ五和はファミレスを後にした

ロリ五和と別れてから街を探索する当麻と土御門
街中は配電工事ばかりしており、電気会社の車があちこちある

上条「そういや子萌先生が停電騒動が何とか言ってたな」

停電騒動の原因はビリビリ中学生こと御坂美琴
昨日当麻が五和の胸に埋もれていることで機嫌を悪くして電撃を撃ちまくったせいだ

上条(そういや御坂はこの状況だとどうなっているのだろう?)
    と当麻は男子高校生ならではの桃色妄想をしていた

すると当麻は隣の土御門が訝しげな顔をしていることに気づく

上条「どうかしたのか土御門?」

土御門「…ん?いやな、学園都市だとロリ体系ばかりでウハウハだったのに
     今ではOLのような街になってショックを受けているぜよ」

当麻は軽く引きつつ周りを見る
確かにアダルト子萌ほどでは無いが周りがナイスバディな女性だらけであることに気づく

上条「こうして見ると学園都市って子供だらけだったんだなと実感するな」

土御門「皆が能力者と言えど普通の女の子ぜよ…
     おっ!上やんの知り合い発見ぜよ」

土御門が指差した先には名門常盤台の制服を着た女の子がいた

上条「みさk…あれ……?」

当麻は美琴の姿に違和感を覚えた

御坂美琴の後ろ姿は普段の御坂と変わらない

上条「まさか術者は……御坂だと!?」

土御門「いやよーく見るぜよ上やん」

美琴が体を軽く横に向ける

上条「……ぉおう」

変な声で感嘆を漏らす当麻
いつもは寂しいはずの美琴の胸部にはたわわの実ったリンゴが2つあった

土御門「あの娘は元々ロリ体系ではなかったからな
     胸以外の変化はあまりなかったということぜよ」

とそこで美琴が当麻の存在に気づく

美琴「あら、あんた偶然ね」

上条「おう御坂」

適当に挨拶を済ますが目線は胸元のリンゴから離せない

御坂「あんたちょっと今日付き合える?話があるんだけど」

腕をグイグイ引く美琴
当麻の腕はすっかり2つのリンゴに埋もれる

これはいかんと思い当麻はとっさに言う

上条「また勝負か御坂?いい加減諦めたらどうだ?言っておくが今日の俺は忙しい」

これは怒るか?と身構えた当麻だが美琴はあっさり手を話した

美琴「そう。忙しいならいいのよ。また電話するわよ。アンタとなら通話料無料だし」

上条「そ…そうか?悪いな」

上条「あいつの機嫌が良くて助かった」

土御門「さあ中学生の巨乳を名残惜しんでいる暇は無いぞ上やん」

上条「そうだな…次はどこ当たろうか」

土御門「いや一旦別行動するぜよ
     俺は学校を当たるから上やんは街を探れ
     その方が効率的だぜい」

上条「わかった何かあったら電話してくれ」

土御門とも別れて間もなく
水玉模様のワンピースに男性用のYシャツを羽織るという変わったファッションの大学生風の女性が目に入った
しかしその顔には見覚えがある

上条「みっ…美鈴さん!?」

打ち止め「美鈴さん?誰かと勘違いしているのではとミサカはミサカは確認を取ってみる!」

この喋り方は打ち止めだ

上条「そうかあれが成長するとやっぱ美鈴さんになるのか」

打ち止め「華麗にスルーされた上にまた美鈴さんと呼ばれた
      とミサカはミサカは不満を漏らしてみる!」

上条「あー悪ぃ打ち止め
    つーか元気そうで何よりだ
    この間はちゃんと守れなくてごめん」

打ち止め「十分助けられたよとミサカはミサカは適当に感謝してみる!
      それより『美鈴さん』って誰?
      とミサカはミサカは感謝そっちのけで気になることを聞いてみる!」

上条「美琴の…お前のお姉様のお母さんだよ
    つまり打ち止めのお母さんだな」

打ち止め「!!まだ見ぬお母様の存在を知りミサカはミサカは驚いてみる!
      そしてお母様に間違われたことにミサカはミサカは喜んでみる!」

上条「ホントよく似てるよ。将来は美人で良かったな」

打ち止め「世辞だと分かりつつもミサカはミサカは喜びを隠し切れずにニヤけてみる!
      それじゃああの人を探してるんでミサカはミサカは別れを惜しみつつあなたに挨拶をする!」

上条「お前はいつも『あの人』を探してるな」

打ち止め「心配なの!ってミサカはミサカは良妻アピールをしてみる~」

そう言いつつ打ち止めは走り去って行った

上条「あいつは術者じゃなさそうだな」

打ち止めと別れた後

街をぶらついていた当麻は覚えのある声を聞いた


??「風紀委員ですの
    連続婦女暴行の容疑で拘束しますの」

声の元に行くと(身体描写略)な白井黒子が一人の男を拘束していた
いい加減ロリ→大人な変化に慣れた当麻であったが次の瞬間愕然とした

黒子「婦女暴行なんて浅はかな行為…『コレ』がいけませんの?
    何ならわたくしが可愛がって差し上げますの…」
    そういうと黒子は拘束した男のズボンを徐に(以下略)

上条「…いかん。いかんぞこれは
    学園都市の風紀がエロ風紀委員によって崩れてしまう」

ピリリリリリ

そこで電話が鳴った

五和『すみません上条さん…天草式に術者らしき人はいませんでした
    術が術だけに皆半信半疑でしたが何とか信じてくれました
    そっちは何か進展ありましたか?』

上条「いや全く…土御門とは今別行動をしている
    五和は俺と合流する?」

五和『そうします』

ロリ五和と合流した当麻
相変わらずロリ五和と手を繋いで街を探索している

今はファッション街を歩いているのだが当麻はどうも落ち着きがなかった
何故なら女もの中心のファッション街だからだ
中にはランジェリーショップも多く目のやり場に困る

上条「学園都市最新式ブラ『バストアッパー』だ?随分安着なネーミングだな」

五和「以前に学園都市全域で流行った『幻想御手』を文字ったネーミングらしいですよ
    AIM拡散力場の集合・暴走により社会現象にもなったと聞いてますが上条さんは知らないんですか?」

記憶喪失の当麻にとってそこらへんをつかれると物凄く辛い
聞くとちょうどインデックスと出会い記憶喪失になった頃に流行った代物らしい

上条「しかしあんなものまで買って胸を大きくする意味はあるのかね」

適当に話題を逸らした当麻
同時に純粋な疑問でもあった

五和「女の子としては重要なことなんですよ
    羨ましい・負けたく無い・振り向かせたい…そして認めてもらいたい
    動機はいろいろあります」

上条「難しいんだな」

ババアは放置ですの?

>>90

上条が逃げましたの

ふと目線の先には見慣れた常盤台のお嬢様、御坂美琴がいた
美琴はバストアッパーの広告を満足気に見ている

上条「ようまた会ったな」

美琴「!!!!!ななな何であんたがここに!?
ここがどんな場所かわかってんのあんた??」

ごもっとも過ぎる指摘を受けて若干凹む当麻

五和「わっ私が連れてってと頼んだんです!」

とっさのフォローに入るロリ五和に感謝する上条

美琴「この娘は誰…?昨日の銭湯の地味女に似てるけど妹か何か?」

五和「じ……地味っ……」

薄々自覚していたが他人には言われたくなかったことを突かれてショックを受けるロリ五和

こんどは俺がと当麻はすかさずフォローに入る

上条「どうだっていいだろ
    御坂こそバストアッパーなんか見て何してんだ?」

美琴「べべべ別に使ってなんか無いわよ!!
    何なら見てみる?この胸は自前よ!?」

上条「そっ、そこまで聞いてねーよ!」

美琴「とっ、とにかく!暇になったら電話しなさいよ!!
    割と大事な話があるんだから!!」

上条「わかったよ。またな御坂」

そう言って美琴と別れた

ロリ五和はうつむいて何か考え事をしている

上条「どうした?御坂に言われたこと気にしてるのか?」

五和「…えっ?いやそんなことありません!
    地味ってのは天草式ではむしろ誉め言葉ですし」

上条「なら良かった
    でも五和は地味なんかじゃないぞ
    いろいろ出来て多才で尊敬できる」

五和「そっ、そんなこと無いですよ!!
    私なんてまだ小型飛行機の免許すらもってませんし」

そんなに小型飛行機の免許を持っていないことが悔しいのか
ロリ五和はズレた謙遜をする

ピリリリリリ

当麻の電話が鳴る

上条「土御門からだ」

土御門『上やん!“儀式場”を見つけた!……かもしれない』

上条「かもしれない?はっきりしないな」

土御門『場所は特定出来たにゃー
    おそらく場所は学園都市内でここしか無いはずだ
    ただ説明しにくいんだが確証が無い
    イツワと一緒に来てくれないか?』

上条「わかった」

合流場所はビルの屋上
それもここらでは一番高いビルだ
ここから下を覗くだけで辺り一面見渡せる

上条「こんなところが儀式場?オカルトグッズなんて無いじゃないか」

土御門「いやグッズなんてレベルじゃなかった
     上やん聞いたよな『何故今回は場所が特定出来ず曖昧なのか』って」

上条「ああ…それが関係あるのか?」

土御門「答えは『グッズがデカすぎた』んだにゃー
     あれを見るぜよ」

屋上から下を指差す土御門
先には黄色のはしご付き電気工事車や青の作業者ある

土御門「南に黄色の長い鍬…
    東には青の亀…北には…」

そんな調子で次々と風水解説をする土御門

土御門「これらからなる大魔術“大人堕し”
     風水的にはこの配置で成り立ってしまうにゃー
     ただ問題が2つ。術式の“核”が見当たらないのと
     機械に偶像崇拝なんてほとんど無いはずなのになぜ魔力が宿ったかぜよ」

そこで黙っていたロリ五和が口を開く

五和「現代的なものでも崇拝無しにオカルト的な残滓は若干あります
    天草式はそれを元に魔術を発動しますので」

土御門「しかしそれだけでは世界規模の魔術が発動するとはとても思えないぜよ
     何か複数の強力な思念でも無い限り」

そこで当麻は複雑なパズルが1つ1つ組み合わさる奇妙な感覚になった

(皆が能力者と言えど普通の女の子ぜよ)

(羨ましい・負けたく無い・振り向かせたい…そして認めてもらいたい
 動機はいろいろあります)

(こうして見ると学園都市って子供だらけだったんだなと実感するな)

(AIM拡散力場の集合・暴走により社会現象にもなったと聞いてますが)




上条「……AIM拡散力場?」

上条「なあ土御門!
    『胸を大きくしたい』と強い思念を持つ女の子達のもつAIM拡散力場が街中に溢れかえり
    それが車などに宿ったと考えたら?」

土御門「…虚数学区か!」

オカルト的残滓
AIM拡散力場
風水

この3つの要素により“大人堕し”は完成したのではないか

土御門「今の仮説が全てまかり通ったとして魔力が得られたとしよう
     核となるものは何だ?」
五和「さっきの風水を天草式の術式として考えてみます
    ………ここが…こうで…ここをこうすると…
    核に必要なものは…………」


ロリ五和が僅かに赤くなる

上条・土御門「核に必要なものは?」

五和「………ブラジャーです」

ロリ五和が付け加える

五和「おそらく普通のブラではないと思います
    形・色・目的ともに一致しているのは
    “バストアッパー”です」

上条「つまり術者は術式の中心でバストアッパーをつけてる人か?」

土御門「それだけじゃダメだにゃー
     実際に電気工事車を風水的な配置にしたのも術者じゃないとダメだぜい」

二人が悩んでいる中
ロリ五和がおもむろに口を開く




五和「………停電の原因を作り上げた人」

ロリ五和は恐らく術者がわかった上で遠回しに言っている

(いつまで母性の塊に甘えてるのよ!)

そう言って電撃を撒き散らし停電を作った

(意外にデカそう…)

銭湯で五和に劣等感を抱き・同時に憧れた

そして購入を決意した学園都市最新式ブラ『バストアッパー』

その少女の名前は

上条「御坂っ…なのか?」

今回の“大人堕し”は大人を子どもにする目的ではなかった

『五和をロリ体系にする術』だったのだ

故に五和にだけはその変化に気づくように作られている


その事実に当麻は気づくことはないが五和は薄々気付いていた


五和(もしかしてあの娘も上条さんが…それで私を?)


しばし中断
単にロリ五和や各キャラのロリ・アダルト化を書きたいだけだったのに変な方向になってしもうた

上条「じゃあ御坂は発動者でありながら無意識に術にかかっているのか?」

五和「いえ…さっきあの娘は私のことを『昨日の地味な子の妹?』と言っていました
    つまり私を『昨日の私』と認識出来ていなかったんです。
    今朝天草の人たちは私の姿の変化に気づきませんでした
    それなのにあの娘は昨日の私と今日の私を同一人物だと認識できなかった」

上条「ってことは自分が術にかかっていることにも気づいているのか?
    だったら何で慌てないんだ?」

土御門「そりゃー理想のおっぱい手に入れたんだから捨てたくないだろうぜよ」

上条「そんな勝手な…五和はこんな姿になったっていうのに
    いいぜ御坂!自分の胸がでかけりゃいいなんて――まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」

なんとかギャグ路線に軌道修正


シュールかつ物騒なことを言う当麻にビビりつつロリ五和が質問をする。

五和「あの…具体的にどうすればこの術は解けるんですか?」

土御門「そんなの簡単だにゃー」

土御門はニヤニヤしながら言う

土御門「上やんの右手であのお嬢様のおっぱいを直に揉みしだけばいい話だにゃー」

上条・五和「!!!!!!!!!」

セロリ「なンか今日ォは締りが悪ィなァ…!」
打ち止め「そ、そんなことは無いかもって、ミサカはミサカは巨乳を揺らしながら言ってみる」

上条「よ…よしきた土御門
    後は俺にまかs」

五和「ダダダダダダダメに決まっているじゃないですか!!!!
     女の子ですよ?中学生ですよ?犯罪ですよ?」

顔を真っ赤にして珍しく声を荒らげるロリ五和

五和「他に方法があるでしょう!?車を爆破するとか!!」

かなり物騒なことをしれっと言うロリ五和

上条「目っ…目に見えた犯罪ですよー五和さん」

遅い間隔ですみません


五和「ばっ…爆破は言い過ぎました
    でも放っておけば車は移動して風水的な術式も解けるんじゃないですか?」

土御門「いやーどうも車からはもう魔力が感じないぜい
     魔力の元がAIM拡散力場だからきっと虚数学区となって女の子たちの胸や身体に行ったぜよ
     だが核はあのお嬢様の胸だから上やんが揉めば全て解決!ってスンポーだにゃー」

五和「だったら私が事情を説明して術式を解けば…」


そこで土御門がロリ五和に肩を組み内緒話の体勢を取る

土御門(バカだにゃーそれじゃあ逆効果ぜよ
     この“大人堕し”がイツワへの嫉妬から生まれたのは気づいているだろ?そんな中言えるのかぁ!?
     『あなたのおっぱい縮めます!私は巨乳に戻って上条さんとイチャイチャしますがね!』ってなぁ!!
     純粋な恋心を持った中学生に!!アダルトなイツワが!!)

五和(べっ…別にイチャイチャするなんて言いません!!)

土御門(『思ってない』じゃなくて『言わない』だと!?
     つまり内心はそう思っているがそれを隠してお嬢様を言いくるめようと!?)

五和(そっ…それは!!)

ロリ五和はそんな魂胆は全くなかったつもりだったが何故か言い返せない
思えばこんな姿に変えられたことに若干イラついていたのかもしれない
同時にあの娘が今持っている『武器』で当麻にアタックされるのを恐れていたのかもしれない

五和(私って…最低ですね………)

別にそう思うことは至極当然なことなのに猛烈な自己嫌悪に陥る真面目なロリ五和

五和(でも上条さんに揉ませるなんて…しかも生で…
    でもそれしか方法がないなんて………でも生って……
    しかしそれが最善策…………生………)

ロリ五和が「うぅぅ」っと呻いて頭を抱える

その姿を見て「ちょっと虐めすぎたかな?」とさすがに反省した土御門

とその時、ロリ五和は拳を握りしめて立ち上がった

五和「私決めました!!」


上条「なっ…何をだ?」


五和「私あの娘と正々堂々と戦って真正面から術を解除します!!」


上条・土御門「!!!!!!!!!!」

上条「むっ…無茶だ五和!!
    ああ見えて御坂は学園都市で7人しかいない“レベル5”の第三位だぞ!?」

土御門「そっ…そうだにゃーイツワ!
     わかりやすく魔術サイドで例えれば“神の右席”やねーちんクラスと言っても過言ではないぜよ!」

五和「“超電磁砲”の御坂美琴さんですよね?存じてます
    正式な分類は『電撃使い』。得意技はゲームセンターのコインを用いた『超電磁砲』
    砲弾初速1030m/sec 連発能力8発/min 着弾分布18.9mm
    レールガンだけではなく雷撃や磁力を応用した攻撃も可能
    また戦闘以外でもハッキングやクラッキングもお手の物
    ここに来る前に上条さん周辺の能力者とその能力は予習済みです!」

拳を握り目に炎を浮かべるロリ五和
こうなったらテコでも動かないというのは雰囲気でわかる

上条(土御門!!五和に何を吹き込んだんだ!?)

土御門(ちょっと弄りがいがあったからかるーく虐めただけにゃー
     まさかこんな展開になるなんて…でも怒ったりしゅんとしたりするロリイツワちゃんがかわいかっt…)

上条「その幻想をぶち殺す!!!」

土御門「ふごぉっ!!!」

こうしてロリ五和vs巨乳美琴の戦いの火蓋は切って落とされた
美琴の全く知らないところで

すみませんここからしばらく書き貯めます
早ければ10時、遅ければ18時以降にまた来ます

保守あり

すみませんがやっぱ今日は18時以降になります

御坂美琴は終始上機嫌であった

美琴(まさかこんな早くに胸が大きくなるとは…さすがは学園都市最新技術)

これが“大人堕し”という世界規模の大魔術と
AIM拡散力場による一種のAIMバーストによるものであるということは露知らず
美琴は豊胸効果に満足していた

途中送信してもーたorz

保守ありがとうございます
7時までちょいちょい投下してまたしばらく間隔があきます

美琴(…あいつも結構喜んでたわね)

実験がてら美琴はわざと胸を押し当てるように当麻の腕を引いてみた
結果、思った以上に当麻は動揺し顔を赤らめていた
その時の美琴に対する当麻の態度はいつものような『子供相手』な対応ではなく
明らかに『女』を意識した反応であった

美琴(ちょっとは認めてもらえたかな…?
    これで少しぐらい『相談』してくれるわよね)

『相談』というのは当麻の記憶喪失のことであった

数日前、ひょんなことからこのことを知ってしまった美琴はずっとこのことで悩んでいた

もちろん当麻は胸で人を判断する人間ではないが美琴はそんなことには気づかない

ピリリリリリ

そんな中カエル型が鳴った
相手は上条当麻

心臓が跳ね上がる美琴
慌てて電話に出る

美琴「なっ…何?アンタもう用事は終わったの?」

上条『なあ御坂!今すぐ会えないか!?』

美琴「えっ!?あっ…会えるけど何そんな慌ててんの?」

上条『今すぐに相談に乗ってほしい…ちょっと言いにくい話なんだが分かってほしい』

―数分前―

五和「科学サイドの“レベル5”。相手にとって不足はありません!」

やる気満々。もとい殺る気満々なロリ五和
ちょうど今、大きなバッグに入っている日用品の確認が終わり
今度は海軍用船上槍に樹脂のコーティングを始めた

上条「あのー…何物騒なもの磨いてるの五和さん…?
    さっきああは言ったけど御坂はまだ中学生ですよ?」

ロリ五和は黙々と樹脂コーティングを続け返事は無い

土御門「ヤバいぜよ…あれは単純なコーティングだけじゃなく術式まで付加しているにゃー」

遅くてすまない

上条「なあ…これ止めた方がよくないか?
    これはこれで生き生きしているが五和が心配だ
    五和だけじゃない御坂も心配だ。二人とも強いからまともにやりあえばヤバい」

土御門「そもそも魔術サイドと科学サイドがガチバトルをすること自体が問題だにゃー」


上条「…決めたぜ土御門!」


土御門「???」


上条「…俺は御坂の胸を揉む!!」

―そして今に至る―

美琴(『相談』ってまさか記憶のこと?)

美琴「いっ…いいわよ!相談なら乗ってあげるわ」

上条『助かる御坂!場所はどこに…』

そこで美琴はつい言ってしまった

美琴「じゃあ『前に一回だけガチで戦ったあの場所』でどう?」

打算はもちろんあった
どうしてもどこからの記憶が無いかを確かめたかったのだ

美琴(…どう出る?)

上条『っ…!!…あ~悪い御坂。あそこってどうやって行くんだっけな?』

その返答は無難ではあったが疑いから入っている美琴は騙されなかった

美琴(…覚えて………無い)

美琴は胸にぽっかり穴が空いたような感覚になった

そして何よりショックだったのは当麻が記憶喪失を必死に隠していることだった

美琴「いや覚えてないならいいわ…場所はアンタが決めなさいよ」

適当な場所で待ち合わせをして美琴は電話を切った

美琴(記憶ではない…じゃあ相談って何?)

待ち合わせの時間より30分も早く着いた当麻

日が暮れ始めた公園に常盤台の制服を着た少女(巨乳)が立っていた

上条「もう来てたのか御坂…単刀直入に言う
    この右手でお前の胸を揉ませてくれ!!これには深いわけが…」

???「その意図は理解しかねますが了解しました。とミサカはシャツを脱ぎながら谷間を見せつけます」

少女の胸元にはハートのネックレスがあった

上条「みみみみ御坂妹!?すまん美琴と勘違いした!
    勘違いだから服を着ろ!!!」


御坂妹「お姉さまの胸は揉みたいのに私では不服ですか?
     とミサカは不機嫌ながら質問します」


上条「ちっ…違うぞ御坂妹!決して嫌らしい意味があって揉みたいわけじゃないんだ
    これには深いわけがあってだな…」

と必死に服を着せようとする当麻
それに抵抗する御坂妹
そんな中悪夢が重なった

美琴「あ…あんた達…何やってるんじゃゴルァァァアアアアア」

走る雷撃
当麻はそれを打ち消す

美琴「あんたは結局母性の塊が好きなだけなのかぁぁああああ」

美琴の怒りは止まらない

上条「違うんだ御坂!これにはわけがあるんだ!話を聞いてくれ」

美琴「胸を揉むのに下心以外の何があるのよ!?」


洗いざらい訳を話そう
そう思った矢先にさらなる不幸が訪れた


五和「見つけましたよ“超電磁砲”御坂美琴さん
    上条さんにあなたの胸は揉ませません!!!」

身長の2倍以上はある海軍用船上槍を握りしめるロリ五和
勘違いを増長させるセリフとともにやってきた

龍虎あいまみえる

科学サイドと魔術サイドの戦いがここに始まった

上条「不幸だぁぁぁあああああああ」

gdgdですみませんがいったん中断
書き貯めて明日完結させます

保守あり

また18時ぐらいから再開します

すみま

もうちょい遅れる

保守あり
再開します

五和「御坂美琴さん!手合わせ願います!!」


美琴「何よ地味っ娘!!今私はイライラしてんの!
    言っとくけどそんな物騒なもの持っているからには手加減しないわよ」


先に動いたのはロリ五和
長い獲物を持っているのにも関わらず美琴との間合いを一瞬で詰める

美琴(速い!?)

美琴(何なのよこの娘!?)

ロリ五和が突き出してきた槍を間髪で避ける美琴

美琴「こんっ…のぉお!!!!」

負けじと電撃の槍を放つ美琴
威力は非殺傷。されど喰らえば麻痺して一発KO

ところが電撃はロリ五和の海軍用船上槍によってかき消された

美琴「いいっ!?」

五和(っ…防げる!対雷魔術用の防御術式でも)

ロリ五和が槍に施している戦闘用の術式は防御術式のみ
矛先には「破壊力を抑える術式」を施し殺傷能力を極限まで削っている
槍による威嚇で怯んだ隙に大人堕しの核である美琴の胸に魔術で攻撃する
これがロリ五和の作戦であった

しかし

五和(この娘…強い!?)

“レベル5”の“超電磁砲”と言えど中身は普通の女子中学生
接近戦に持ち込み、電撃さえ防げればどうにかなると思っていた
しかし美琴は接近戦も強くロリ五和の槍は悉く避けられている

五和(この娘、戦い慣れている…!)

最初は少女相手と油断していた美琴であったが
ロリ五和の身のこなしから徐々に手加減をやめ、
今ではロリ五和が押されつつある

美琴「チェックメイトよ!!」

ロリ五和が体勢を崩したところに不可避の電撃が放たれた

ロリ五和は目を背けたがいつまで経っても電撃は来ない

ふと前を見る

五和「上条さん…」


上条「おい二人ともやり過ぎだ!怪我するぞ!」

当麻は右手を前に突き出し電撃を消滅させていた
先ほどまで来ていた上着を脱ぎ、今は御坂妹に着せている

美琴「先に仕掛けてきたのはそっちでしょ!?私は正当防衛よ!」


上条「それに関しては俺の説明不足だ…悪かった御坂
    五和もやり過ぎだぞ!今から事情を説明する」


咎められてしゅんとなるロリ五和
気持が逸って戦闘を仕掛けた上に作戦も失敗して立つ瀬がない様子だ

そして当麻は今回の“大人堕し”について美琴に洗いざらい説明した

世界がおかしくなっていること
五和がロリ五和になったこと
そして美琴が巨乳になった理由


上条「…というわけだ御坂
    これを解除するために俺の右手でお前の胸を…」

美琴「揉ませるわけないでしょぉぉぉぉおおおおおおおおお」

美琴「アンタそんな嘘ついてまで胸を揉みたいわけ!?」

当麻「う…嘘じゃないぞ御坂!
    上条さんは断じてそんな下心は無い!
    嘘だと思うなら御坂妹に聞いてみろよ」

それまでボケーっとしていた御坂妹が初めて口を開く

御坂妹「話の意味がわかりません。とミサカは混乱しつつ答えます
     ミサカはお姉さまのスペックに合わせて成長しているため
     『生まれた時からこの胸の大きさですよ?』と自分のバストに絶大な自信を持ちつつ胸を張ります」

美琴「えっ…?あんたもバストアッパー使ったんじゃないの?」

上条「そういうことだ御坂
    偶然術者になってしまったお前だけが変化に気づけるんだ」

美琴「じゃ…じゃあアンタの右手で触れるとほんとに………」

上条「ああ…それで五和やみんなを元に戻してやってくれ!」

当麻は純粋にみんなを救いたかっただけだが今の美琴にこの言葉は地雷だった

美琴(やっぱり地味っ娘のことが大切なんだ…地味っ娘を元の巨乳に戻したのね)

上条「…御坂?」

その時美琴は自分の意思とは関係なく思わずその場から逃げだしてしまった


上条「御坂ぁっ!」

五和(やっぱりあの娘は…)

上条の口から説得すると話がこじれてしまうのではないか
そう危惧したため、直接戦うという手段に出たロリ五和であったが
既にその作戦も失敗したため口を出せずにいた

上条「…くそ!さすがに右手で揉むってのは抵抗があったのか…」


五和「たぶんそれ以外の理由も大きいと思いますが…」


この期に及んで鈍感な当麻にロリ五和はため息をついた

上条「御坂を追うぞ!五和!」

五和「えっ!あっ…はい行きましょう!!」

ピリリリリリリ

その時、当麻の携帯電話が鳴った


土御門『…上やん……無事か?』

どうも歯切れ悪い口調だ

上条「土御門か!?こんな時にどこ行ってたんだ?」

しばらく間をおいて土御門が答える

土御門『………術の起点となった地脈を破壊していたんだがダメだった…
     ………お嬢様に何かあったか?地脈の力が増大して俺の手に負えなくなった』

上条「…っ!?地脈の破壊ってお前また魔術を使ったのか!?
   今日でもう三回目だろ!?」

土御門『……俺のことはどうでもいい…お嬢様が危ないぞ上やん
    このレベルの魔力はヤバい……今AIM拡散力場の集合体の核を持っているお嬢様と反応すると何が起きるか…』


当麻の電話に耳を当ててたロリ五和が答えた


五和「御坂さん…ひどく混乱していました
    大人堕しの術者である御坂さんの精神に呼応しているのではないでしょうか?」

上条「御坂に限ってそんなことが…あいつは“レベル5”
    学園都市の誰よりも自分の心理把握に長けているはずだぞ?」


御坂妹「お姉さまは常々あなたに認められたいと思っていましたが気づいていましたか?
     とミサカは薄い存在感からの脱却を狙いつつ質問します」


上条「!?そんなことが…」


五和「恐らくですが…今回の“大人堕し”もそれが原因だと思います
    上手くは言えないんですが…御坂さんは自分の胸にコンプレックスがあったそうです
    胸が大きくなれば上条さんに認められると…」

昨日の銭湯の体験からそう推測するロリ五和
自分へのライバル心や嫉妬云々も薄々気づいてはいたが当麻の前でそこは伏せた

上条「そんな…馬鹿な話があってたまるかよ!!!
    御坂のその幻想…ぶち壊してやるよ!!」

五和「では御坂さんを探さないと!!」


御坂妹「事情が把握しきれませんがお姉さまのだいたいの位置はわかりますよ?
     とミサカは進言します」


上条「案内してくれ!御坂妹!!!」

美琴は自己嫌悪に陥っていた

美琴(どうして逃げたの?みんな私のせいで困っているのに…)

既に暗くなり初めている街中を歩き、当麻の言っていることが嘘でないと美琴は気づいた
街中の女の子が皆、スタイルが良すぎたからだ。
中には常盤台の顔見知りもそうなっていた

美琴(早くあいつに術とやらを解いてもらわないと…でも………)

脳裏に過るのはあの地味っ娘と昨日の地味巨乳
五和の存在が気になって仕方がない

美琴(あいつ…あの娘が大切なのね
    胸が大きくなったからって認めてもらうと思ってた私が馬鹿みたい)

自己嫌悪と同時にネガティブな思考が駆け巡る

美琴(あの娘が元に戻ったらあいつはあの娘と……うわぁぁああああ)

その時美琴の能力が暴走した
美琴はあまりもの負の感情に自分だけの現実が保てなくなった

巻きあがる砂鉄
その砂鉄がどんどん人の形を象っていく

砂鉄は美琴をも取り込み巨大な女神のような形となった


土御門「はぁ…はぁ…遅かったかっ……地脈の影響を受けた砂鉄がAIM拡散力場と融合した
     あれも幻想猛獣だと言うのか!?」

既に1日に3回も魔術を使った土御門はボロボロだった


土御門「持てよ…俺の身体」


土御門は4つの折り紙を取りだした

美琴は幻想猛獣の負の感情の中で苦しんでいた
学園都市中の女の子の嫉妬やコンプレックスが頭の中をかき乱す

そんな中、幻想猛獣の腕が吹き飛んだ
土御門による魔術の攻撃である

しかし吹き飛んだ腕はすぐに再生しその場に倒れこんだ土御門を攻撃しようとする

美琴(ダメ…逃げて…)

美琴の感情はお構いなしに幻想猛獣が土御門を叩きつぶそうとする

美琴(……だれか助けて)




上条「御坂ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ」

すみません今日中に完結すると言ったのに終わらんかった
ロリ五和とのキャキャウフフなスレにしたかったのにどうしてこうなったorz

オチまで用意してるのですが今日はここで中断です
明日は11時以降にスレが残っていたら書きます

                    ______

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            |     「 / -/|:/!:メノ |: / レハ⌒/l =- |
            |     |/!: 斗==ミ  ∨ ノ'x==ミ. j∧ │  >>1おつなんだよ
            |     |:.| 〃//iハ      f//j }!:「  |
            |     /: | ` 弋)_ソ       弋)ソ ' :ト │
            | ,   /| : |  ,,,,      、  ,,,, i:.|∧ |
        _   l/   /`| : |                ,':│ ヘ}
       く、\  j   ∧: :!: :|丶、   `ー '    .イ: :.|   '.
.          \、>''つ  { ',:.|: :レ(、|>      _ <j:│: :!   ',   r‐-、
         / /゙ヽ   }:|: :| \ヽ__`ニ〔人:i : i: |: : |   〉   ゝ<`ヽ
          {   /´)、 !'|: :|   \     ト} ヽ、:」i : |  /  r( `ヽ   }
            \   ´ < ノ |: :ト、   丶   j  ,〉rヘ: | (    {. `   ,′
.            /゙ヽ   ト \|: :| \    、_/  / マ'| ト、 〉   {.    /
         _レ=7   |/\\!   \(匸〉 /匸])  ヘ| |/}廴  r}   イ
        /{∨{.   ハ  }\>    ヽ  ∧ .,'     j |ノ  } 「〈.    |\
          / V ヘ、 / } j/|:|     ∨∧∨     |:|   ∨| \ │ ハ
         」/「入.  ∨ │ | :|:|     〈´∨`〉     |:| 厂∧∨  \| } |

追いつく為に昨日夜から4~16巻まで、一気読みしてきました。

保守あり
長らく待たせてすみませぬ

当麻は渾身の力で右腕を奮った


土御門を潰そうとした女神の左腕が粉々に砕け散る
しかし先ほどと同様女神の腕はすぐに再生する

上条「くそっ!!御坂は本当にあの中なのか!?」

御坂妹「えっ…ええ。お姉様の電磁波をあの中から感じます
     とミサカは困惑しつつ返答します…」

流石の御坂妹もこの状況に若干混乱気味だ

すみません
事情により投下間隔が飛び飛びになるかもしらん

上条「御坂妹は急いでそこの男を病院まで運んでくれ!
    ここは俺に任せろ!!」

御坂妹は無言で頷き土御門を担いでその場を去った
土御門がいた場所には血溜まりが出来ていた

上条(4回目を使ったのかっ…!)


当麻は女神を見上げる

上条「御坂ぁ!!聞こえるか!?聞こえたら返事しろ!!」

美琴(アイツ…来てくれた…)

今にも返事をしたい美琴であった
しかし美琴の意思とは関係なく女神は当麻に電撃を放った



上条「くそっ!!御坂を解放しろこの砂鉄野郎!!」

当麻は電撃を打ち消すのが精一杯で攻め入る隙が無い
そのとき電撃ばかりに気を取られた当麻は女神の拳を食らい吹き飛んだ


五和「上条さん!!!」

小さい身体で当麻を受け止めるロリ五和

続編懇願(ワッフルワッフル)

上条「っ…!!大丈夫か五和?」

ロリ五和はぐったりして動かない


美琴(あいつも…地味っ娘も私のせいでボロボロになってる
    私だけ頑張らないでどうするのよ!!)


ありったけの電撃で体中を覆う砂鉄を吹き飛ばす
そのとき女神の左胸の砂鉄が吹き飛び美琴の上半身だけが表に出た

上条「御坂ぁ!!怪我は無いか!?今助けるぞ!!!」


美琴「…今すぐここから離れて!!今から落雷でこいつを吹き飛ばすわ」

上条「馬鹿野郎!…そんなことしたらお前も死ぬだろ!?
    今すぐそこから出してやるからじっとしてろ!!」

美琴「私を誰だと思ってるの!?“レベル5”の“第三位”よ?
    自分の電撃で死ぬわけ無いでしょ!」

上空にはみるみる雷雲が集まっていく

美琴「早く地味っ娘連れて逃げなさいよ!!
    今は上手く能力の制御が出来ないから周辺を巻き込むかもしれない
    それにこの化け物自信アンタを狙ってる」

確かに女神からの電撃はまだ続いており
今も尚、上条とロリ五和を狙っている

上条「くそっ!!すぐに戻って来るから早まるな御坂!」

ロリ五和を抱えて当麻は走り出した

ロリ五和は朦朧とした意識で二人の会話を聞いていた
意識は次第に戻り上条に告げる

五和「上条さん…戻ってください
    あの娘自分を犠牲にする気ですっ…」

上条「そんなことわかってる!あいつはそんな奴なんだよ
    すぐに戻る」

五和「…っ!!私だって戦います!あなたの力になります!
    私は邪魔ですか!?」

左方のテッラとの戦いで無力だったことを思い出し激情するロリ五和

上条「…逆だ五和!『お前の力が必要』なんだ!!力を貸してくれ
    さっきはああしないと御坂が納得しなかった」

ロリ五和は自分が恥ずかしくなったと同時に喜びがこみ上げた

五和(…私でも力になれる?)

上条「作戦を説明する…って聞いてる五和?」

五和「えっ!?あっハイ!絶対に助けましょう」

ロリ五和は拳を握った

ホント遅れてすみません


美琴(二人とも無事に逃げたわね…これでもう…)

雷雲が完成し、稲妻は落とされた

今まさに女神に落ちるというそのとき
その声はした

上条「御坂ぁぁぁぁぁあああああ」


当麻は雑居ビルから飛び降り女神の頭上に落ちる落雷を右手で打ち消した


上条「つまらねえ決断するな御坂っ!!
    お前が“レベル5”だろうが“第三位”だろうが関係無い!!
    俺は御坂と…御坂の周りの世界全てを守るって決めてるんだよ!!」

美琴(そのセリフ…あの時の……)

当麻は落下しながら右手を突き出した
狙うは美琴の左胸

しかし当麻を迎撃しようと女神が雷撃の槍を当麻の背後に放つ

上条「頼んだぞ…っ!五和!!」

五和「行きます!」

当麻の背後に跳ぶロリ五和
対雷用防御術式を施した海軍用船上槍で雷撃を全て打ち消す

五和「行ってください!!上条さんっ!!!」

上条「胸が大きいことで誰かに認めてもらう…
    そのふざけた幻想をぶち殺す!!」

ふにっ


当麻の右手が美琴の豊満な左胸を鷲掴みにした

瞬間

美琴周辺の砂鉄が崩れ美琴が解放される
落下する美琴を上条とロリ五和が受け止める

上条「大丈夫か御坂!?」

美琴「乙女の胸を鷲掴みにして…でも…助かったわ
    アンタも地味っ娘も…ありがとう///」

照れくさそうに美琴が礼を言う
がそこで異変に気づく


美琴「胸が…戻っていない??」

上条「五和は!?」

おりしもその時、ロリ五和の身体が発光し五和は元のサイズに戻った

五和「“大人堕し”が解けました!!
    しかし何故御坂さんの胸は…」



その時砂鉄の塊が再び動き出した

イャァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア

女神が奇声とともに暴れ始める

上条「完全に消せなかっただと?」

五和「やはり…生じゃ無かったから!?」

五和の言葉にギョッとする美琴
こいつらは生で乳を揉もうとしていたのか

上条「すまん御坂!今すぐ服を脱いでくr…ぐゎああああ」


当麻は女神の拳をまともに食らい吹っ飛ばされた

美琴「ちょっ…あんた!!」
五和「上条さん!!」

美琴と五和が同時に叫ぶ
当麻は10mほど吹っ飛ばされて気を失った

五和「何故御坂さんを失ったのに動くの!?」

美琴「あれは幻想猛獣…?
    あんた達の言う『術』とやらの核が私なら
    胸が大きくなるというバストアップの『核』はアイツかもしれない
    あれが幻想猛獣ならどこかに核があるはず!!」

奇声を上げている女神は美琴と五和を睨み攻撃を始めた

五和「どうやら戦うしかないようですね」

美琴「自分と同じ能力を持った化け物…か
   面白いじゃない!」

五和は海軍用船上槍を握りしめ、美琴はポケットからメダルを取りだした

先手を撃ったのは美琴
手加減は一切せず、ありったけの力を込めて超電磁砲をぶち込んだ

直撃コース
しかしメダルはギリギリで女神の横に逸れ、
余波が女神の左半身を吹っ飛ばすもすぐに再生する

美琴(超電磁砲と同じ原理で軌道を逸らされた…)

五和も雷撃無効の槍で応戦するも女神の猛攻に防戦一方だ

美琴「ちょっと地味っ娘!力を貸して!」

五和「地味地味地味っていいますけど私あなたの年上ですよ!?」

美琴「だぁーそんなことは後でいい!
    あんたの槍って雷撃は全て無効に出来るの!?」

五和「私が力を込めればそうなります!砂鉄の磁力にも有効みたいです」

美琴「じゃあ私と一緒にあいつ倒すわよ!」

五和「しかしどうやって!?
    私はあいつに近づけないしあなたの攻撃は逸らされています」

美琴「…あんたの槍を“超電磁砲”で射出する!」

「やっぱり私は空気・・・」

女の子が持つには長すぎる槍を二人で握る

五和「雷撃無効の術式を私の手と矛先のみに展開します!
    合図とともに射出してください!!」
美琴「わかったわ!」


そんな中、五和が術式を込めながら意地悪そうに言う

五和「…いいんですか?あいつを倒せばあなたの胸は元に戻りますよ?」

美琴「…わっ…私はこれからなのよ!これから///
    それにそんなものは価値にならないってことぐらい学んだわよ」

五和「…そうですか。それと私、上条さんのこと…御坂さんには負けません」

美琴「…っ!?ちょ!?何言ってるの?私は別にアイツなんk…」
五和「準備出来ました!」

美琴の言い訳をよそにまっすぐと敵を見る五和
美琴も敵をまっすぐ見て言う

美琴「…私も負けないわよ!」

槍は射出された

上条当麻は病室で目が覚めた

意識がぼんやりとしている中、右手にやわらかい感触があることに気づく
目を右手の方にやると常盤台の制服を着た少女が脈を測るように右手の手首を握っている

上条(何だ…一方通行戦後のあの時の夢か……)

あの時は麻酔で右手に感覚が無くて残念だった
しみじみとそう感じると異変に気づく

上条(この右手の柔らかい感覚は何…?)

その感触を確かめるために右手をにぎにぎする

美琴「っひぃっ!!」

その声で当麻は完全に覚醒し、ガバっと上体を起こす
その時、当麻の顔は圧倒的に柔らかい感覚に包まれる

当麻の顔を覗き込んでいた五和の胸である

五和「かっ上条さん///苦しくないですか?」

五和は顔を赤らめながら言う

上条「苦しいどころか至福の…ぐあっ!!」

当麻は何かを頭に投げつけられた

上条「痛いぞ御坂…何だこれ?」

投げつけられたのはタッパーが入った紙袋
中にはクッキーが入っている

美琴「お礼よお礼!それに今回は二人に迷惑かけたから侘びも兼ねてのね!
    それじゃ私は帰るわ」

そう言って美琴は部屋から出て行った

五和「このクッキー…手作りですね」

上条「おお…あの時のこと覚えていたのか」

そう言いつつ二人はクッキーを食べる

上条「…っ!!これは意外に…いやかなり」

五和「美味しいです…!これは私も負けていられない」

上条「…そういや五和は今日も泊まるの?」

五和「…??もちろんですよ?
    後方のアックアが来るその日まで何日でも何カ月でも泊まって護衛です!」

そういってガッツポーズを取る五和
さっそく今日の夕飯は何を作ろうかと独り言をしている

上条「飯まで世話になって悪いな五和…インデックスも喜ぶ…
    ……あれ?そういや昨日はインデックスの飯って…?」

気づいた時すでに遅し
当麻は何者かに頭をかじられた

禁書「お腹空いたんだよ…お腹空いたんだよとうま!!」

上条「不幸だぁぁぁああああ」

でもまあ、あんなにエロい耳の甘噛みよりはマシだな
と当麻は内心でつぶやいた
  
                     ― Fin ―

とまあ散々指摘されたがどっちつかずENDになってすみません
16巻読んだ直後に考えなしに立てたもんでいろいろ定まってなかった

やっぱ起承転結決めてからやるべきだね

ロリあわきんに期待していたんだが

>>374
そこらへん誰かが設定の再利用をしてくれると俺も嬉しい

五和「上条さん新しい顔よ!!」

上条「勇気百倍!その幻想をぶち壊す!」

インテなんとかさんに齧られる(以下リピート

乙。

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