シンジ「アスカのドイツ語ってさ、すごい聞き取れるよね」(1000)

シンジ「2号機をドイツ語で起動させようとしたことあったじゃない」

シンジ「あの時すごい違和感っていうか、うすら寒さを感じたんだ」

シンジ「それでその後僕に『ドイツ語で考えなさいよ!』みたいなこと言った時」

シンジ「正直笑いを堪えるのに必死だったよ」

シンジ「このカタカナみたいなドイツ語で考えてるのかな、って」

シンジ「アスカってほんとにドイツで育ったの?あれなら駅前留学のがもっとネイティブな発音するよ」

シンジ「あんな発音なら僕だってできると思うんだ」




レイ「どうしてわたしに言うの?」

シンジ「だって直接アスカに言ったら怖いじゃないか。綾波はどう思う?」

レイ「知らない。興味ないもの」

シンジ「アスカのドイツ語がおかしいって思わないの?」

レイ「思わない。それじゃ」

シンジ「ま、待ってよ!ほんとに思わないの?」

レイ「思わな『グーテンモーゲン!』

レイ「・・・・・・」

シンジ「こないだ録音してみたんだ」

レイ「どうしてそういうことす『グーテンモーゲン!』

シンジ「・・・・・・」

レイ「・・・・・・」

『グーテンモーゲン!』

レイ「・・・・・・」

シンジ「・・・・・・」

『グーテンモーゲン!』

『グーテンモーゲン!』

『グーテンモーゲン!』

レイ「いい加減にして」

シンジ「・・・・・・」

『グ・・・グ・・・グ・・・グーテンモーゲン!』

レイ「っ!・・・・・・」プルプル

アニメの最初のセリフも「ヘロオ~、ミサト」だったしな

シンジ「今笑ったろ!」

レイ「笑ってないわ。こういう時どんな顔したらいいかわか『グーテンモーゲン!』

レイ「ぷっ!・・・」

レイ「どうしてこういうことするの?二番目の子のことが嫌いなら本人に直接言えばいいでしょう」

『グーテン・・・』

レイ「そうやっていやなことから逃げ『グーテンモーゲン!』

レイ「・・・・・・」

シンジ「ね?綾波だっておかしいと思うだろ?」

レイ「・・・・・・」

シンジ「ねぇ綾波!」

レイ「・・・・・・」

シンジ「どうして無視するんだよ!」

レイ「喋ったらかぶせてく『グーテンモーゲン!』

レイ「・・・・・・」

シンジ「へへっ」ニヤニヤ

シンジ「綾波がアスカの発音はおかしいって認めてくれればいいんだよ?僕だってこんなことしたくないんだ」

レイ「・・・・・・」

シンジ「無視しないでよ!」

レイ「・・・・・・」

シンジ「僕に構ってよ!」

レイ「・・・・・・」

シンジ「僕を嫌いにならいでよ!」

『グーテンモーゲン!』

シンジ「僕はここにいていいんだ!」

レイ「ぶぅぅぅ!」

>レイ「ぶぅぅぅ!」

クッソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

やべ、バイト立て込んで来た

レイ「・・・わたしの負けみたいね」

シンジ「わかってくれたらいいんだ、ありがとう。それじゃ」

レイ「どこに行くの?」

シンジ「ミサトさんのところへ・・・さ」

レイ「そう・・・なにかあったら言って、わたしがまも『グーテンモーゲン!』

シンジ「じゃあね」

レイ「・・・」ピクピク



ここのアスカにグーテンモーゲンって挨拶してみて

エバーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ミサト宅

シンジ「ただいまー」

ミサト「おかえりー。どこ行ってたの?」

シンジ「ちょっと綾波に用事があったんで綾波のうちに」

ミサト「へぇー、アスカもいなくて暇だったのよー。なに話してたの?」

シンジ「アスカのドイツ語って「あーあれおかしいわよねー」

シンジ「えっ?」

ミサト「ふふっ、なんかカタカナのドイツ語って感じでさー、いっつも笑いそうだったの」

シンジ「え、あの、あぁ、やっぱりミサトさんもそう思いました?」

ミサト「思ってたのよねー。そんでアスカってほんとにドイツ育ちなのか気になってちょっち調べてみたの」

シンジ「そ、それで?」

ミサト「それがねー、ほんとにドイツ育ちなのよ!あっはははははは!」バンバン

シンジ「ミサトさん・・・」

ミサト「ひーーっひっひっひ!ドイツで育っててあれなのよ!ふひぅっ、はははは」バンバン

シンジ「うわぁ」

シンジ(人の欠点でここまで笑うなんて・・・・・・ミサトさんってこういう人だったんだ)

ミサト「アハハハハ」

シンジ「ミサトさん・・・幻滅しました」

ミサト「えっ?」

シンジ「そんなにアスカのクソみたいな発音が面白いんですか?」

ミサト「えっ、ちが、あのねシンちゃん」

シンジ「最低だ・・・」

ミサト「あ!まってシンちゃん!」

シンジ「・・・・・・」バタン

ミサト「あぁ・・・」

ミサト「・・・・・・最低ね・・・こんなんで子供二人を預かろうなんてお笑い草だわ」

ミサト「はぁ・・・・・・」

『プルルルルル プルルルルル』

ミサト「なによこんな時に・・・」

ガチャ

ミサト「はいかつら『グーテンモーゲン!』」

ミサト「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」バッターン

シンジ(大人は最低だ・・・最低だよ)

シンジ(あれだけ言ったのにこんな電話一本でぶっ倒れるほど笑うなんて)

シンジ(最低だ・・・・・・ミサトさんはクズだ)

シンジ(もう寝よう)


アスカ「ただいまー」

アスカ「・・・ミサト!?どうしたのミサト!ミサト!ミサトーーーーーー!!」


続く

第2話




逃げ出したあと


リツコ「はい、みんなもう上がっていいわ」

アスカ「はぁーつっかれたー。早くシャワー浴びて帰りたい」

シンジ「ふぅ・・・あ、リツコさん、ちょっと後でいいですか?」

リツコ「シンジくんがわたしに話なんて珍しいわね。なにかあったのかしら?」

シンジ「あ、えっと、ちょっと聞いて欲しいことがあって」

リツコ「あら、そんなに緊張するような話なの?そうね・・・今のデータをまとめるから40分後に部屋に来てくれる?」

シンジ「はい、じゃあその時に」

ミサトの闇を知ったシンジの心は更なる助長を生んだ

沈黙するレイ

それを嘲笑うかのように、ドイツ語を発するエヴァ弐号機

その姿を見たアスカの目に映るものは…

次回、「発音の軌跡」

さ~て、この次もサービスさ『グーテンモーゲン』

宮村って歌も下手だよな
マジこいつにFly to the moon歌わせんなし

アスカ「馬鹿シンジー。ばあさんに話しってなんかやらかしたわけ?」
俺(アスカってりっちゃんのことなんて読んでたっけ?)
シンジ「別に、ちょっプス用事があるプスだけだよ」

アスカ「ん?なにプスプス言ってんのよ」

シンジ「い、言ってないよ」

アスカ「ふーん。まぁアンタのことだからどっかから空気抜けてんじゃない?」

シンジ「そうかもね、はは」

アスカ「・・・ふんっ、シャワー浴びてこよーっと」

レイ「・・・ふ・・・ふふ」プルプル

>>123
あ?みやむーディスるとか覚悟できてんだろうな

シンジ「失礼します」

リツコ「どうぞ、それで話ってなにかしら」

シンジ「あの、そんな大したことじゃないんですけど」

ミサト「なぁに?」

シンジ「リツコさんってドイツ語は喋れますか?」

リツコ「そうね・・・少しならわかるけど完璧に喋れるかと言われればノーかしら」

シンジ「じゃあ、アスカのドイツ『コンコン』

リツコ「あら?だれかしら。今開けるわ」

『ガチャ』

ミサト「あ、し、シンちゃんいたのね」

リツコ「あらどうしたの?あなたのほうから訪ねて来るなんて珍しいわね」

ミサト「えーっと、ちょっち、あの、また出直すわ!」

リツコ「そう?そうね、また」

シンジ「待ってよミサトさん!」

ミサト「ひっ」ビクッ

シンジ「・・・逃げちゃダメだよ」

ミサト「・・・」

シンジ「逃げても問題は解決しないよ・・・でしょう?」

ミサト「そうよね・・・うん」

リツコ「なにこれ」

シンジ「そう、逃げちゃダメだ」

ミサト「そうよね、逃げるなんてわたしらしくないもんね」

シンジ「ミサトさんはそうでなくちゃ!」

ミサト「ありがとうシンちゃ『グーテンモーゲン!』

ミサト「ふ・・・ふ・・・」フルフル

シンジ「チッ・・・」

ミサト「ぜ、ぜんぜん平気よ」

シンジ「・・・・・・」

ミサト「・・・・・・」

リツコ「アスカのシンクロ率上がってるじゃない」カタカタ

シンジ「行きますよ」

ミサト「うん」コク

『グーテンモーゲン!』

ミサト「そもそもあの時は酔っ払ってただけで、アスカのことを笑うわけないじゃない。ふふん」

シンジ「・・・」

ミサト「・・・・・・」

『グ・・・グ・・・グーテ・・・グーテンモーゲン!』

ミサト「笑わないわよもう、これで胸を張って二人の保護者って言えるわ!」

『グ・・・グーテ・・・グーテンモーゲン!』

ミサト「へへーん、もう無駄よシンちゃん」

シンジ「よかった・・・やっぱりミサトさんは良い大人だったんだ」

ミサト「もちろんよ、これからもバンバン頼っちゃっていいからねー」

シンジ「あ、そうだ。今日の夕飯のおかずはなにがいいですか?」

ミサト「うーん、秋刀魚はこないだ食べたし、ロールキャベツなんてどうかしら?」

シンジ「『あっはぞー!』キャベツ買いにいかないとなぁ」

ミサト「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

シンジ「・・・・・・」

ミサト「ひっ、ひひっふふぅぅ!」バンバン

シンジ「ミサトさん・・・」

ミサト「はひっ・・・あ、ちがっ今のは!」

シンジ「・・・・・・」

ミサト「いや、だってズルイわよ!油断させてそんな」

シンジ「『エーストゥ!』そんな言い訳するなんて・・・どう思いますかリツコさん」

リツコ「そんな、えーっと、みたいな使い方しないでくれる?」

ミサト「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

ミサト「ぶふっ、はぁひっひひ、あはははは!えーっと!ふっ、くふぅ、えーっと!」バンバン

シンジ「うわぁ」

リツコ「ミサト・・・」
3分後
ミサト「ひーっひひひ!くはっ、にはははは・・・はは・・・」

シンジ「・・・」

リツコ「・・・」

ミサト「あの・・・あの・・・」

シンジ「そんなにアスカのドイツ語が面白いんですか?」

リツコ「最低ね」

ミサト「う・・・うわぁぁぁああああああああああ!!」ダダダダ

こうしてミサトは逃げ出した

二度とネルフには戻らなかった

そしてシンジからメールのメールを見たミサトは
from:シンちゃん
件名:ミサトさんへ
本文
『↓











エーストゥ』


腸捻転になってネルフに戻って来た

続く

最終話

グーテンモーゲンをきみに

近日公開(予定)

アリーヴェデルチ!

>>60
ミサトさんとラブラブ同棲したい

テンテテンテテン テテテテーテテテ
テン テテーテテーン


シンジからの執拗な攻撃で文字通り腹がよじれたミサト

ミサトが入院した理由に不信感を持ったゲンドウ

不敵に笑うシンジ

見知らぬ天井を見たミサトはなにを思うのか

次回

死にいたるグーテンモーゲン


来週もーサービスサー『ストゥ!』

ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!

第参話

死にいたるグーテンモーゲン

アスカ「はあーぁ、ミサトがいないと静かね」

シンジ「そうだね」

アスカ「こないだお見舞いに行ったら面会謝絶って言われたのよ。そんなに悪いの?」

シンジ「さあ、そんなことないんじゃないかな」

アスカ「なによそれ、アンタなんか聞いてんの?」

シンジ「なにも聞いてないよ」

アスカ「そりゃそうよねー、このわたしがなんにも教えて貰えないのに馬鹿シンジが知ってるわけないか」

シンジ「そうだね」

アスカ「はぁー根暗シンジと二人っきりなんてこっちまで暗くなるじゃない」

アスカ「根暗シンジと・・・二人っきり」

アスカ「二人っきり・・・・・・」

シンジ「なんか言った?」

アスカ「ば、馬鹿シンジ!」

シンジ「な、なんだよ急に」

アスカ「ハンバーグが食べたい!チーズが入った奴」

シンジ「え、でも今日は肉じゃが作ろうと思って」

アスカ「そんなんどうでもいいじゃない、ハンバーグが食べたいって言ってんのよ!」

シンジ「でも、材料だってないし」

アスカ「買いに行けばいいじゃない。アンタばかぁ?」

シンジ「・・・わかったよもう・・・じゃあ材料買いに行って来るから待ってて」

アスカ「最初っから素直にそう言いなさいよ。ほんとにグズね」

シンジ「それじゃ行って来るから、留守番よろしく・・・アスカ?」

アスカ「なによ」

シンジ「なにしてるの?」

アスカ「見たらわかるでしょ」

シンジ「どっか出かけるの?」

アスカ「はぁー、あんたみたいなグズじゃ一人で買い物できるか心配だから、このわたしがいっしょ『ピンポーン』

シンジ「ん、ちょっと待ってて。はーい」

『ガチャ』

レイ「こんばんは碇くん」

シンジ「綾波!どうしたの?」

レイ「近くを通り掛かったから、迷惑だった?」

シンジ「そ、そんなことないよ」

レイ「良かった」

シンジ「うん、あ、こんなところじゃなんだし、遠慮なく上がってよ」

アスカ「・・・・・・」

レイ「お邪魔します・・・あなたはどこか出かけるの?」

アスカ「っ!」

シンジ「あぁ、そういえばさっきなにか言いかけてたよね。なに?」

アスカ「うるさいわね!なんだっていいでしょ!」

おいついてしまった・・・

シンジ「な、なんだよ急に!」

アスカ「ふんっ!あんたがグズだから外でご飯食べてくるって言ったのよ!」

シンジ「そんな、それじゃハンバーグは?」

アスカ「いらないわよ馬鹿!根暗二人で仲良く作ったらいいんじゃない?」

レイ「ハンバーグの作り方教えてくれるの?碇くん」

シンジ「あ、でも材料がないから・・・い、一緒に買いに行かない?なんて」

レイ「一緒に行ってもいいの?」

シンジ「勿論だよ!」

アスカ「・・・・・・!」プルプル

アスカ「ソーセージの角に頭ぶつけて死ね!」バタン スタタタタ


シンジ「なに怒ってんだろ・・・意味わかんないよ」

レイ「碇くん、ソーセージの角ってどこ?」

シンジ「さぁ・・・あのチョロンてなってるところじゃないかな」

レイ「わたしもそこだと思う」

シンジ「・・・ふっ」

レイ「・・・クヒっ・・・ところでどうしてグーテンモーゲンは怒っていたの?」

シンジ「さっぱりわからないよ」

シンジ「でも、もしアスカがエロゲのツンデレキャラだとしたら」

シンジ「今のは急に二人っきりの状況に気付いて、その緊張を紛らわす為に話をそらすんだけど
なんだかんだで二人っきりの状況が嬉しいから、あくまでも仕方なくって感じで一緒に買い物にいこうと、したんだけど
そこに普段からライバル視してるキャラが現れて
主人公が自分そっちのけでその子と喋ってることにイライラして
それに我慢出来なかったってところじゃないかな。大抵こういうキャラはプライドが高いからね。
それで今ごろどっかで『なんでいつもこうなるのかな』ってため息を吐いてると思うよ。エロゲのツンデレキャラならね」

シンジ「でもアスカが怒った理由は皆目見当もつかないよ」

レイ「・・・・・・」

シンジ「よし、それじゃ買い物に行こうか」

レイ「行きましょう」

シンジ「あ、でも綾波って肉食べられたっけ?」

レイ「問題ないわ。焼き肉に行ったらユッケ4人前はいくもの」

シンジ「なーんだ、じゃあハンバーグなんてふりかけみたいなもんだね」

レイ「わたしにとってハンバーグはふりかけみたいなもの」

シンジ&レイ「HAHAHAHAHAHA!!」


アスカ「はぁ・・・なんでいつもこうなるのかな・・・みんな馬鹿シンジが悪いのよ・・・馬鹿シンジ」

翌日

シンジはゲンドウに呼び出されていた

シンジ「し、シンジです」

ゲンドウ「入れ」

シンジ「失礼します。あ、あの、用ってなに父さん」

ゲンドウ「単刀直入に言う。葛城三佐になにをした?」

シンジ「なにを言ってるの?僕がミサトさんになにかするわけないじゃないか」

ゲンドウ「ほぅ、シラを切るというのか」

シンジ「シラもなにも、僕はなにもしてないよ父さん」

ゲンドウ「そうか。ちなみに葛城三佐が倒れたのはいつだか知っているか?」

シンジ「一昨日の夜でしょう?リツコさんに聞いて知ってるんだ」

ゲンドウ「そうだ、一昨日の夜に腸捻転で倒れているところを発見され、それ以来入院している」

ゲンドウ「精神安定剤を投与されてな」

シンジ「へぇ・・・どうしてそれを僕に言うの?」

ゲンドウ「そしてこれが一昨日の葛城三佐のケータイの通信記録だ」

『バサ』

ゲンドウ「なにもしていないと言ったな?シンジ」

シンジ「・・・・・・」

ゲンドウ「19時43分に受診したアドレスを見てみろ」

シンジ「僕のアドレスだね。それで?まさか父さんは僕がミサトさんにメールを送って、そのメールでミサトさんを入院させたって言いたいの?」

ゲンドウ「そうだ」

シンジ「まさか、そんなこと出来るハズないじゃないか」

ゲンドウ「それ以来葛城三佐はうわ言のように『グーテンモーゲン』『エーストゥ』といった言葉を繰り返している」

ゲンドウ「もう一番聞く、葛城三佐になにをし『グーテンモーゲン!』

シンジ「あ、メールだ。ちょっとごめん父さん」

ゲンドウ「おいシンジ。今のはなんだ」

シンジ「え?着メロだけど、まさか知らないの?」

ゲンドウ「知っている。その着メロで流れた声がなんだと聞いているんだ」

シンジ「え?普通に綾波の声で『メールよ』って、なにかおかしい?」

ゲンドウ「なにを言っている、今確かにグーテンモーゲンと聞こえたぞ。カタカナのような発音で」

シンジ「何を言ってるの?・・・・・・まさか父さんまで」

ゲンドウ「言っていることがおかしいのはお前だシンジ。ケータイを貸せ」

シンジ「え?や、やだよ!なんで父さんにケータイを見せないといけないんだ!」

ゲンドウ「いいからか『グーテンモーゲン!』

シンジ「あ、またメールだ」

ゲンドウ「おい、シンジ。今確かに」

ゲンドウ「間違ない。今確かにグーテンモーゲンと聞こえたぞシンジ」


シンジ「父さん・・・・・・そういえば、ミサトさんも入院する少し前からグーテンモーゲンって幻聴が聞こえるって騒いでたけど・・・」

ゲンドウ「幻聴?笑わせるな。やはりお前かシンジ。こい」グイ

シンジ「や、やめてよ!離して!離せ!」

『プシュッ』

レイ「碇司令、なにをしてるんですか?」

シンジ「助けて綾波!」
ゲンドウ「レイ、葛城三佐をあんな状態にした犯人がわかったんだ」

レイ「碇くんだって言うんですか?」

ゲンドウ「そうだ、間違ない。犯人は『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「今のが証拠だ。犯人はシンジだ」

レイ「今のが証拠?わたしの声が証拠なんですか?」

ゲンドウ「・・・なんだと」

シンジ「・・・・・・」ニヤ

シンジ「ほら!僕の言った通りじゃないか、くっ、離してよ!」バシ

ゲンドウ「レイ、何を言ってるんだ。今確かにシンジのケータイからグーテンモーゲンと聞こえたろう?」

レイ「司令こそなにを言ってるんですか?今碇くんのケータイから聞こえたのは、わたしの『メールよ』って声でした」

ゲンドウ「まさか・・・レイ、わたしに嘘をつくのか?」

レイ「司令こそ、わたしを信じてくれないのね・・・」

ゲンドウ「そんなことはないっ!だが今のは」

シンジ「・・・・・・」ニヤニヤ

ゲンドウ「っ!」バッ

シンジ「な、なんだよ父さん」

ゲンドウ「シンジ!今ニヤついていたな!?」

シンジ「な、なに言ってるんだよ父さん・・・父さんが大変な時にニヤついたりするはずないじゃないか!」

ゲンドウ「嘘を付くな!今間違なく『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「レイ!今グーテンモーゲンと聞こえたろう!」

レイ「碇司令・・・疲れてるんですね」

シンジ「父さん・・・」

レイ「碇司令・・・」


ゲンドウ「やめろ!わたしは正常だ、同情の目でわたしを見るな!!」

レイ「司令、最近仕事ばっかりだったから・・・少し休みましょう」ポンポン

ゲンドウ「わたしは正常だと言っているのがわからんのかっ!」バシッ

レイ「きゃっ!」ドサァ

シンジ「綾波!なにやってるんだよ父さん!!」

ゲンドウ「黙れ!そもそもこのケータイが全て悪いんだ!」バシッ

シンジ「あっ!返してよ!」

ゲンドウ「こんなもの!」ドグチャア

シンジ「あぁっ!・・・・・・」

ゲンドウ「ふぅ、ふぅ・・・これであの忌々しいゴミのような発音のドイツ語も聞こえることはあるまい」


ゲンドウ「ふ、ふふ、ふはははははははは!」

シンジ「父さん・・・」

レイ「碇司令・・・」




ゲンドウ「ふぅ・・・シンジ、葛城三佐事件について喋ってもらう」クルッ、カツン・・・カツン

シンジ「ひっ・・・こ、こないで・・・こないでよ!」ガクブル

ゲンドウ「ふん、今さらそんな態度をとったところ『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「っ!!!」バッ

ゲンドウ「なんだ!どこからだ!!」

シンジ「・・・」ニヤニヤ

ゲンドウ「まだ生きていたのか!」ボムギ!

ゲンドウ「これで絶対に『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「どこからだぁぁッ!?」

ゲンドウ「レイ!!今のはどこから聞こえた!!」ガバッ

レイ「な、なにも聞こえな「嘘を吐くなぁッ!!」

レイ「ひっ!・・・離して」

『プシュッ』

冬月「まったく騒がしいな。なにを・・・なにをしてるんだ碇!」

ゲンドウ「冬月!さっきから聞こえるこ『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「また聞こえたぞ、冬月!今のはどこから聞こえた!!」

冬月「な、なにを言ってるんだ碇。お前のわめき声しか聞こえないぞ!」

ゲンドウ「お前まで俺に嘘を吐くのか冬月ィィィィィィッ!!」

シンジ「・・・」ニヤニヤ

レイ「・・・」ニヤニヤ

『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「やめろ!!」

『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「やめ『あっはそーw』

ゲンドウ「うおあァァァーーーッ!!」

冬月「碇・・・・・・」

―――シンジ―――
〔ミサトさんも入院する少し前からグーテンモーゲンって幻聴が聞こえるって騒いでたけど・・・〕

ゲンドウ(まさか・・・わたしもあぁなると言うのかァァァッ!!このわたしが!)

『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「うわぁぁぁあああああああああああああああ!!」

冬月「碇・・・くっ、二人はここで待っていなさい。今のことは他言しないこと・・・これは命令だ」

シンジ「はい・・・」

レイ「・・・」コク

冬月「辛かったな・・・あとはまかせなさい」ダダダダ




シンジ「ふっ・・・ふっふふふっ・・・・・・あははひはひぃーひっひぃー!」

レイ「フッフッフ・・・フハハックックックヒヒヒヒケケケ」

シンジ「アーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」バシバシ

レイ「くくっ、プススー」パシパシ

シンジ「いやぁーふひぃっ、あのグラサンの顔ったら無かったよ!」

シンジ「まさか・・・レイ、わたしに嘘をつくのか?」キリッ

シンジ「・・・・・・」

レイ「・・・・・・」


シンジ「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

綾波「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

あ、綾波になっちゃった

5分後

シンジ「ふぃーー、危ない危ない、僕まで腸捻転になるところだったよ」

レイ「やめろ!わたしは正常だ!同情の目でわたしを見るな!!」クイッ

シンジ「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!なんでっ、しっ、しゃくれるんだよ!」バシバシ

レイ「犯人はシンジだ」クイッ

シンジ「も、もう・・・やっ、やめ!」バシバシ


10分後


シンジ「ふぅ・・・そういえば綾波、あれいくらだった?」

レイ「これ、領収書。一応上様でとったけど」

シンジ「ふーん、29800円か。いいやこれくらいだったら、29800円で今のが見れたなら安いもんだよ」

シンジ「しかし綾波が着けるタイミングは完璧だったね。僕でも危うく見落とすところだったよ」

レイ「ありがとう。でもこれは碇くんの作戦勝ちね」

レイ「小型骨伝導スピーカーで幻聴を作り出すなんて」

シンジ「ふふっ、これなら実際にグーテンモーゲンが聞こえるのは父さんだけだからね」

シンジ「副司令も完璧に父さんがおかしくなったと信じてたし」

レイ「完全勝利ね」

シンジ「イエーイ」

『パァン!』

主の居なくなった司令室に渇いた音が響き渡った

こうしてシンジとレイは青春に新たな1ページを刻み

その絆を深めたのだった

その頃廊下

『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「やめてくれぇぇェェェーーーーッ!」ダダダダ

ゲンドウ「ハァッはぁ・・・葛城三佐の病室はここか!」

『ガラッ』


ミサト「あ、碇司令。どうしたんですかー?血相変えて」

ゲンドウ「葛城三佐!!グーテンモーゲンとはなんだ!?なぜこんなものが聞こえる!」ガバッ

ミサト「えっ?」

『グーテンモーゲン!』

ゲンドウ「うわォォォーーーッ!!このグーテンモーゲンとはなんだ!答えろ!!」

ミサト「え、あ、あ、あぁぁ」

ゲンドウ「答えろ!このグーテンモーゲンとはなんなんだ!!」ユサユサ

ミサト「わ、わからない、知らない、そんなの知らない、知らない知らない知らないっ知らない!!」

ゲンドウ「お前も嘘をつくのか葛城三佐アァァァァァァッ!!!」ユサユサ!

ミサト「やめて!知らない!やめて!!やめてやめてやめてやめてやめてええええええええ!!!」バタンドガン


警備員「いたぞ!取り押さえろ!」

警備員たち「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」

ゲンドウ「やめろ!!わたしは司令だぞ!!!俺のそばに近寄るなァァァーーーッ!!」


ゲンドウ:入院
ミサト:入院続行。新たにサングラスとヒゲがトラウマに

TO BE CONTINUED

碇司令をも病院送りにしたシンジ

シンジの真の目的とはなんなのか

そしてなぜアスカのドイツ語をいじってアスカを涙目にしようと立てたスレがこんなことになったのか

不敵に笑うレイの笑顔の裏に隠された感情とは

次回 番外編

アスカをいじっていじっていじり倒したるで!

来週も見ないとー、月に変わってお仕置よ!

シンジ「じゃあ今度はアスカのをイジってあげる…」

アスカ「ハァ?アンタバカァ?」

シンジ「そう言ってられるのも今のうちだよアスカ」


アスカ「バカシンジが何言って…ってアンタどこさわろうとしてんの…っ…ぁっ!!」








という展開ですね、わかります。

>>430
アスカ「・・・ぁっ!!アッハゾー!そこぉ!」

シンジ「ぶぅぅぅ!!!」

アスカ「ちょっ、アンタいい加減に…ふ…ゥン」

シンジ「やっぱりアスカも健康的な14才なんだねー」


アスカ「ん…はァっ…んッ…なんですって?」


シンジ「自分でいじってる時より反応が早いって言ってるんだよ」ニコッ

アスカ「!」

第参.伍話

アスカの価値は(略すとあすかち)

シンジ「アスカー、帰ろう」

シンジ「あんたバカぁ?なーんでわたしがあんたなんかと一緒に帰らないと行けないのよ」

シンジ「だ、だって帰る場所は同じなんだし、いいじゃないか!」

アスカ「しっかたないわねぇー、あんたがそこまで言うなら付き合ってあげるわ」

シンジ「別にそこまで言ってないけど・・・」

アスカ「なんか言った!?」

シンジ「な、なにも言ってないよ!そうだ、あとついでに買い物に付き合ってくれたり、とか、ははっダメだよね」

アスカ「・・・ハンバーグ」

シンジ「えっ?」

アスカ「は、ハンバーグ作りさないよ!それならひじょーーーーに不本意だけど付き合ってあげるわ」

シンジ「つ、つくる、作るよ!そしたらひき肉も買わないといけないし、パン粉はあったかな・・・」


アスカ「なにぼーっとしてんの馬鹿シンジ!もたもたしてると置いてくわよ!」

シンジ「ま、待ってよ!」




レイ「・・・・・・」

スーパー 第三新ジャスコ

シンジ「まずは野菜を買わないと」ガラガラ

アスカ「ぷっふふっ、カート押す姿が様になってるじゃない!」

シンジ「い、いいじゃないか!普段から買い物してるんだから、様になって当たり前だろ!」

アスカ「あっはは、まるで主夫みたい!それで子供なんか連れてたらもう完璧よ!」

シンジ「な、なんだよそれ。あ、タマネギが5個入りで98円だって!」ガラガラ

アスカ「主夫・・・子供・・・ふふっ」ニヤニヤ

アスカ「・・・・・・」ブツブツ

シンジ「うわぁ!白菜が一玉80円!すごいや!」

アスカ「って、あれ・・・?ま、待ちなさいよ馬鹿シンジ!!」

           r‐、                      //         『グーテン!』
           / ノ     、.       ,.=r=r―:/ く
     _,ィ=─≠´\ __   \   /、| |!_j://二:ヽ.        『モルゲーン!』
    | f' ,r、/´`ヽヽ'ヽ/      \/ヽ |r‐、|_/´ ̄ヽ._::ハ.
    レ'!  \r=、_jゝ='       レ´: ヽレy='{: : : : : : : {::::ハ        『モルゲーン!』
    ゝ'i!  }、 ゝ='、/        {|: : : : :} i! ゝ: : : : : : :}\:}
   r'==弋'     ,!         |: : : : : l i! |ヽ.===、':: :: ::!      『マキシマムドライブ!』
   /´ ̄ヽ\___r'          ゝ、__:ノ l i! |:: :: :: :: ヽ:: :}
.  /==、   / /           ∨ / l i! |:: :: \:: :: 7        『ジョーカーグーテンモルゲン!』
  レ'´¨`ヽ.__/__/             ゝ、 / l i! |:: :: :: ヽ_:テ
  /    i! 7.               \__j i! |:: :: ::/彳_____,ィ=======、
 /    i! }                  {ノ´} i! }::≦:: :: :: ::: :: :: :: :: :: ,イ| \:: :: :: :: ::\

やばいバイト立て込んで来た

綾波の私服どんなんだっけ?

>>605
制服

そういやグーテンモルゲン明日誕生日じゃん

>>608
まじかよ!日付超えたらグーテンモーゲンにグーテンモーゲン!しないと!

「先生」

先生「ん?なんだ○○」

「わたしそのプリント持ってないです」

一同「クスクス・・・グーテンwwwモーゲンwww(小声)」

先生「おぉ、そうか。先週いなかったか。はいコレ」

「あ、ありがとうございます」

一同「ヒソヒソ・・・あっはぞーwwwヒソヒソ・・・」

アスカ「ところで、ハンバーグってなに入れるの?」

シンジ「えっ知らないの?」

アスカ「知らないから聞いてんじゃない。ほんとに馬鹿ね」

シンジ「ば、バカバカ言うなよ!」

アスカ「あんたが馬鹿だから馬鹿って言ってんのよ」

シンジ「なんだよもう・・・タマネギとひき肉とパン粉と卵」

アスカ「へぇー、パン粉なんて入れるの?なんで?」

シンジ「エーストゥ、肉と卵だけじゃばらばらになるから、つなぎってやつだよ」

アスカ「ふーんあとはなに買うの?」

シンジ「あとは・・・合い挽きだね、あとチーズ」

アスカ「合い挽き?・・・で、デートでもするっての?馬鹿シンジのくせに」

シンジ「違うよ、牛と豚のひき肉を交ぜたのを合い挽き肉っていうんだ。牛だけのひき肉だと旨味にかけるから、僕はいつもこれ使うんだ」

アスカ「ふーん」

シンジ「勉強になったでしょ?」

アスカ「うん、って、ちょっとわたしより料理できるからって得意になってんじゃないわよ!」バシッ

シンジ「いてっ!な、なにすんだよ!」

アスカ「うるさい!ばーーか!ふふんっ」



レイ「・・・・・・」

なりすましが沸きそうだから
日付変わる前に酉だけつけてほしい

                '⌒⌒丶
             ∩イ w从w)
             ヽヽGl*゚ ヮ゚ノ  グーテンモーゲン!
           ┌─────○─┐
   〃⌒`⌒ (o)│Happy Birthday!!│(o)
   彡ノノハ ミ┃└(o)─ (o) ─ (o)-  '⌒⌒丶
    )i、´∀`ヽ  ┃(::゚::)┃(::゚::)┃(::゚::),′从 从)☆
     つ(::゚:|  "'''''ーー----"-―"~ヽゝ゚ ‐゚ν  プススー

      ( )- |                  ゞっ と)
     .:O☆ヽ、                 ( )- ( )☆
    ,_☆ :∂io,"'''''ーー------―''''',"☆ ♪◎o.:.

   ◇☆。:゜ ◎::O☆♪★∝ ☆。∂:o゜♪★☆。∂ ◎

すげぇ申し訳ないバイト立て込んでた

あ、グーテンモーゲンにグーテンモーゲン!って言うの忘れてた
グーテンモーゲン!

シンジ「あとは、えーっとなんだっけ?」

アスカ「チーズも買ったし、あとはー」

??「ウィンナーいかがですかー。試食してって下さい」

シンジ「うーん、アスカはなにか食べたいのある?」

??「ウィンナーいかがですかー?」

アスカ「なんかデザートも欲しいわねぇ、メロンなん「デザートにウィンナーいかがですかー」

アスカ「・・・なによあれさっきからうるさいわね」

シンジ「・・・なんだろうね」

??「そこのお似合いのカップル、ウィンナーはいかがですかー」

アスカ「へ?わ、わたし?馬鹿言ってんじゃないわよ!なんでわたしが馬鹿シンジなんかとカップルなんて、そんなこと」ゴニョゴニョ

アスカ「馬鹿シンジがどーーっしても一緒に買い物行きたいって言うから、心のひっろーーいわたしはしかたなーく付いて来てあげたのよ、わかってんの?」バシッ

シンジ「いてっ!なんですぐたたくんだよ!もう」

アスカ「感謝しなさいよね」

シンジ「わかったからいちいち叩かないでよ」


??「お熱いですね、お熱いついでにウィンナーいかがですか?ドイツから来た職人が手作りした自慢のウィンナーなんです」

アスカ「あら、ほんと?わたしもドイツから来たのよねー」

??「そうなんでプスか、ではどうぞお一つ」

アスカ「それじゃ遠慮なく頂くわ」

アスカ「モキュモキュ・・・へぇーなかなか美味しいじゃない」

??「よかったら買っていってくださいな、商品名もドイツ語で書かれてるんですよ」

アスカ「素晴らしいじゃないの、買うわよシンジ」

シンジ「それじゃ、一つ下さい」

??「どうもありがとうございます」

シンジ「いえ、あ、そーいえばアスカ」

アスカ「なによ?」

シンジ「これなんて書いてあるの?」

アスカ「あんたこんなのも読めないわけ?」

シンジ「うん、で、なんて書いてあるの?」

アスカ「グーテンモーゲン!ドイツ語でこんにちはとかおはようって意味よ」

??「ふ・・・くくっ・・・プスプスプス」カタカタ


アスカ「ん?どうかしたの?」

シンジ「あ、ごめんアスカ、聞こえなかったからもう一回良い?」

アスカ「だからグーテンモーゲンよグーテンモーゲン」

??「ひっ・・・ひひひっ・・・ふくっ」プルプル

アスカ「?」

シンジ「あっはそー、ありがとうアスカ」

アスカ「ん?馬鹿シンジのくせにいつの間にドイツ語覚えたの?」

シンジ「あ、ちょっとね」

アスカ「でも今の発音はちょっと違うわ『あっはぞー』よ。いい?」

シンジ「あっはぞー、『あっはぞー』だね」

アスカ「そうよ、なかなか筋がいいじゃない」

??「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

アスカ「・・・?」

アスカ「ねぇ馬鹿シンジ、あの店員ちょっと変じゃない?」

シンジ「そう?花粉症かなにかじゃないかな」

アスカ「ふーん、なったことないけど辛いらしいわね」

シンジ「くしゃみが止まらなくなるらしいからね、あんまりジロジロ見たら可哀相だよ」

??「ふっ・・・ひひっ・・・ふぅ・・・あぁ花粉症は辛いわ」

シンジ「ほら、ほんとに花粉症みたいだし」

アスカ「・・・なんか今の声誰かに似てなかった?」

シンジ「気のせいだよ、ほら必要なものも揃ったし行こう」

アスカ「まぁいいか・・・」

??「まいどありがと・・・え・・・えっ・・・エーストゥ!」ブシュン

シンジ「ぶふっ!」

アスカ「なんか変なくしゃみね」

シンジ「クヒッ・・・ヒヒッ・・・」プルプル

アスカ「なに笑ってんのよ気持ち悪い」

シンジ「いや・・・プス・・・ちょっと思い出して・・・プスプス」



シンジ「よし、意外と安く済んだなぁ。予算が1200円もあまってしまった」

アスカ「ほんと子供のくせに所帯じみてるわね、アンタ絶対ハゲるわよー」ポムポム

シンジ「は、ハゲないよ!ハゲるわけないよ!」

アスカ「いーやー!ハゲが怒ったー!」

シンジ「ハゲないって言ってるだろ!」

アスカ「きゃはははは!」


レイ「・・・・・・」

関係ないけどきゃははははって見ると
エスパー伊東の熱々おでんニコニコ食いを思い出すよ

シンジ「ねぇアスカ、予算も余ったし喫茶店でも寄って行かない?」

アスカ「あんたがどーーっし「どうしても行きたい」

アスカ「喋ってる途中に喋るんじゃないわよ」バシッ

シンジ「いてっ!それじゃ、あそこの店なんてどうかな、静かで雰囲気良さそうだし」

アスカ「誰が行くって言ったのよ」

シンジ「ほら、早くしないと置いてくよ」

アスカ「ちょっ、待ちなさいよ馬鹿シンジ!」



レイ「・・・・・・」

『カランカラーン』

ウェイトレス「いらっしゃいませ」

シンジ「あ、ひ、ふたりです」

ウェイトレス「ではこちらのお席へどうぞ」

シンジ「ど、どうも」



ウェイトレス「アメリカンとミルクティー、ご注文は以上でよろしいですか?」

シンジ「あ、はい。ありがとうございます」

ウェイトレス「ごゆっくりどうぞ」

シンジ「落ち着いてて良いお店だね」

アスカ「まぁ悪くはないんじゃない」

シンジ「コーヒーも・・・うん、美味しい」

シンジ「音楽も趣味のいいクラシックだし・・・」

シンジ「なんかデートしてるみたいだね」


アスカ「っ!」ガタッ

アスカ「あんた馬鹿ぁ!?なんで馬鹿シンジとデートなんて!人類が補完されても有り得ないわよ!!」

シンジ「た、ただデートみたいって言っただけじゃないか!」

アスカ「はぁ!?わたしとのデートがただのデートだっていうの!?」

シンジ「え?」

アスカ「って、なに言ってんのよ馬鹿シンジ!!」バシーン!

シンジ「僕はなにも言ってないじゃないか!」

アスカ「うるさいうるさいうるさい!!」バシバシ!



マスター「ふふっ青春だ・・・グフッ」ドサァ

レイ「・・・・・・」

シンジ「いてて・・・」

アスカ「ふんっ」

シンジ「はぁ・・・」

『♪~♪~~~♪~~ガガッ ピービィー ガッ』

シンジ「あれ?」

??『はぁーこないだのイベントだるか、始まってる?あっ、うふん! はい、毎度始まりましたラジオ第三新東京』

??『司会はわたくし永遠の14歳ことDJアール』

アスカ「なんかずいぶん雰囲気変わったわね」

シンジ「・・・」

『無駄話もなんなのでー、早速曲紹介いっちゃおうか。え?ちゃんと進行しろ?カンペ出されてもアール日本語読めなーい』

アスカ「読んでるじゃない!」

シンジ「ラジオに突っ込まなくても」

『というわけで、一曲目はこちら、第三新東京市にお住まいの、ラジオネーム[無口キャラで天下を取った美少女]さんからのお便りで』

『・・・・・・だそうです、曲はこちら、ジャズ界では誰もがしっている名曲』

『わたしもけっこう好きよ。CDも出してるからみんな買ってね!とまあ宣伝は置いといて』

『一曲目はこちら、聞いてください[FLY ME TO THE MOON』

シンジ「ま、まさか!?」

『テンテン テテンテン テンテンテンテン』

『フラーイミトゥザームーン アンドレットミープレーイ アマンザスターズ』

シンジ「ぶっ!・・・ふっふふっ・・・」カタカタ

『あっはっはっ!なにこれ!歌ってんの誰よー、なにこの歌詞カードにカタカナで読み方書いてそのまま歌ったような発音!・・・え?流れてる?切りなさいよば』プツッ

シンジ「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」


『プリーズミートゥーゥー インアーザーワールド アイラブユー』

※実際のみやむーが歌ったFLY ME~は素晴らしいものです。あくまでもここでの扱いは冗談であり
私個人はみやむーを敬愛しております


アスカ「・・・・・・」

シンジ「ひぃーひっひぃー!はぁっ、はははっ、ひっ、ぶぅぅぅぅぅぅぅ!」

マスター「あひあひあひ、ぬふっぬほほっ、ふひっ!ぶふぅぅっ」バシバシ

ウェイトレス「ひぃーっ!あひぃーー!ぐふっ、あはははひはははははは!」バンバン

アスカ「・・・・・・」

2分後

『インアーザーワールドアイラービュー チャラララーン アイラービュッ』


シンジ「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

マスター「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

ウェイトレス「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

シェフ「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

常連「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

林原「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

アスカ「・・・・・・」プルプル

10分後

シンジ「ひーっ、ひーっ、マギィー・・・ふぅー・・・」

シンジ「あ、あれ?アスカ?」

シンジ「どこいったんだろ・・・すいません」

マスター「なんだい」

シンジ「僕と一緒にいた子、どこに行ったか知りませんか?」

マスター「あぁ、あの子ならついさっき、きみがキ○ガイみたいに笑ってる最中に走って出て行ったよ」

マスター「すごい顔でね、マスター少しちびっちゃったよ」

シンジ「そうか・・・なんだろ、見たいテレビでもあったのかな?」

シンジ「まぁいいか、帰ろ」

シンジ「ただいまー・・・ってアスカ?いないの?」

シンジ「どこ行ったのかな。まぁいいや、ハンバーグ作って待ってよ」

シンジ「インアーザーワールド アイラブユー♪」


その頃
第三新東京市某所
アスカ「・・・して・・・る」

アスカ「ころ・・・る・・・して・・・」

アスカ「殺してやる・・・」

アスカ「殺してやる・・・殺してやる・・・殺してやる・・・」

アスカ「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」

正直やりすぎたシンジとレイ(主にレイ)

アスカの心には癒えない傷が出来てしまった

そのことに誰も気付かぬまま時は終末へと向かう

ミサトの心の病は治るのか

ゲンドウの病室でみつけた新たな趣味とは

次回

世界の中心でグーテンモーゲンを叫んだグーテンモーゲン!

来週も~アイラーブユー♪

最終話

世界の中心でグーテンモーゲンを叫んだグーテンモーゲン!


※なるべく減速してくれ、>>1からのお願いだよ!

存在理由
ここにいる理由

碇シンジ

彼の場合

『なぜ殺した』

「ちがうっ!僕は殺してない!」

『なぜ殺した』

「だってミサトさんは裏切ったんだ!!仕方なかったんだ!!」

『なぜ殺した』

「違う!違う違う!!違うんだーーー!!」

「だから殺したの?」

「やめてよっ!!僕は悪くないよ!!」

「ほんとにそう思ってるの?」

「やめてよ!誰か助けて、助けてよーーー!!!」

病室

ミサト「こないだねー、マヤちゃんに貰ったパズルが出来たのよ」

リツコ「あら、あなたにこんな才能があるなんてね」

ミサト「へへーん、なめんじゃないわよ」

※ミサトは元気です


グーテンモーゲン、彼女の場合

「いつの間にか・・・エヴァに乗ってる・・・へんな発音しかできないのに・・・」

「だから馬鹿にされないように突っ張ってるのね」

「うるさい、うるさい!!」

「得意気にドイツ語を喋ってたのに、ぶざまね」

「うるさい!うるさい!!うるさい!!!」

「あんたみたいな人形に言われたくないのよ!!!」



綾波レイ、彼女の場合

「わたしは誰・・・」

「綾波レイ」

「あなたは誰」

「はやし、ゲフンゲフン」

「あなたも綾波レイなの?」

「わたしも綾波レイと呼ばれているもの」

「どうして綾波レイなの?」

「みんなが綾波レイと呼ぶから」

「わたしはわたし、他の人との繋がりで綾波レイになったの」

「でも、ほんとうのあなたは他にいるのよ?」

「違う、わたしは綾波レイだもの。碇くんとの絆があるもの」

『やめろ!わたしは正常だ!同情の目でわたしを見るな!』クイッ

「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

時に西暦2016年

人々の失われたもの

すなわち、心の補完は続いていた

だが、その全てを記すには、あまりにもスレが足りない

よって、ここでは惣流・アスカ・ラングレーという名の少女

彼女の心の補完について語ることにする


??「グーテンモーゲン!」ニヤニヤ

??「グーテンモーゲン!」ニヤニヤ

アスカ「グーテンモーゲン!」

??「プスプス」

??「プススー」

ママ「やめてあげて!」

アスカ「ママ?どうしてないているの?」

??「ママは辛いことがあって泣いてプスよ」

アスカ「そうなの?ママ」

ママ「・・・」プルプル

??「ほら、アスカ、グーテンモーゲン!」

アスカ「?さっきあいさつはしたのに、まだするの?」

??「挨拶されたら返すのが礼儀。グーテンモーゲン!」

アスカ「うん、グーテンモーゲン!」

??「プスープスプス」

??「プリプリプリ」

ママ「やめてあげて!」

アスカ「どうしてわたしがしゃべるとわらうの?」

??「それはね、アスカの発音が××××」

アスカ「なんていったの?ねぇ」



アスカ「あ、まって!おいてかないで!」


アスカ「待ってよ!!」

アスカ「あれは・・・馬鹿シンジとファースト・・・」

「今笑ったろ!」

「笑ってないわ。こういう時どんな顔したらわか『グーテンモーゲン!』

「ぶっ!・・・」


アスカ「なにしてるの?・・・なんであのファーストがわたしの声で笑ってるの?」


「綾波がアスカの発音はおかしいって認めてくれればいいんだよ?僕だってこんなことしたくないんだ」

アスカ「なにを言ってるの?なんで、馬鹿シンジがこんなこと・・・やめて!こんなの見たくない!」



「アスカのドイツ語って「あーあれおかしいわよねー」


アスカ「やめて!!こんなの見せないで!!」

「それがねー、ほんとにドイツ育ちなのよ!あっはははははは!」

アスカ「やめて!わたしを笑わないで!!わたしを嫌わないで!!」

「あはははは、ひぃーひっ、ひぃーぶはははっ!」

「プスープスプス!くけっ、いひっぃは、ぬふっぬほほっ!」

「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

アスカ「いやぁァァァああああああああああ!!!」ガバッ


シンジ「うわっ!な、なんだよ!起きてるなら言ってよもう!」

アスカ「あれ?ここは・・・」

シンジ「起きてるなら早くしてよ!遅刻すると委員長が怖いんだから!」

アスカ「なんでわたしが馬鹿シンジのベッドで・・・こっこの変態馬鹿シンジ!!」バシーン!


ユイ「今日も平和な一日になるといいわね」

ゲンドウ「あぁ」

ユイ「それにしてもシンジったら、毎日アスカちゃんに起してもらえるなんて我が息子ながらやるわねぇ」

ゲンドウ「そうだな」

ユイ「まったく、人の話聞いてるんですか?」

ゲンドウ「はぁ・・・シンジーアスカちゃーん!急がないと遅刻よー!」

シンジ「ん?あ、どどどうしよう!」

アスカ「なにモタモタしてんの!早く行くわよ馬鹿シンジ!」

シンジ「馬鹿馬鹿言うなって言ってるだろ!そもそも今日は僕が顔洗ってるあいだにアスカが居眠りするから!」

ゲンドウとユイ間違えた。立木ボイスでこのセリフだと完全にマダオ

アスカ「もとはと言えばあんたがとっとと起きないのが悪いんでしょ!」

シンジ「なんだよそれ!僕は別に起してくれなんて頼んでないだろ!」

アスカ「なんですってーー!?」バシーン!





「こういう世界もあったのよ」

アスカ「・・・・・・」

アスカ「無理よ・・・わたしはみんな嫌いだもの」

「ほんとうにそうなの?」

アスカ「そうよ!みんな嫌い!嫌い!だいっっ嫌い!!」

「それは、あなたがあなたを嫌いだから?」

アスカ「・・・そうよ、自分が一番嫌い」

「でも、自分を好きになれば、ああいう世界もあるのよ」

アスカ「・・・エヴァのパイロットじゃないわたしも」

アスカ「そう考えれば、この現実世界もそう悪いもんじゃないわ」

現実世界は悪くないかもしれない。でも、自分は嫌いだ。
現実を、悪く、嫌だと捉えているのは君の心だ。
現実を真実に置き換えている、君の心さ。
現実を見る角度、置き換える場所。これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。
真実は、人の数だけ存在する。
だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を護るために変更された情報。歪められた真実。
ま、人一人が持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。
だけど、人はその自分の小さな物差しでしか、物事を測れないわ。
与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。
晴れの日は気分よく、
雨の日は憂鬱。

そう教えられたら、そう思い込んでしまう。
雨の日だって楽しい事はあるのに。
受け取り方一つでまるで別物になってしまう、脆弱なものだ。人の中の真実とはな。
人間の真実なんて、その程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるんだね。
ただ、おまえは人に好かれる事に慣れていないだけだ。
だから、そうやって人の顔色ばかりうかがう必要なんてないのよ。

アスカ「でも、みんなわたしが嫌いじゃないのかな?」

あっはぞー?あんたが一人でそう思い込んでいるだけじゃないの!

アスカ「でも、わたしはわたしが嫌いなのよ」

自分が嫌いな人は、他人を好きに、信頼するようになれないわ。

アスカ「わたしは卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で、エーストゥ、あと料理もできない」

自分が分かれば、優しくできるでしょう?

アスカ「わたしはわたしが嫌い」

でも、好きになれるかもしれない。

アスカ「わたしは・・・」

アスカ「わたしはここにいてもいいのかもしれない」

アスカ「そうよ、わたしはわたしでしかない」

アスカ「わたしはわたしよ。わたしでいたい!」

アスカ「わたしはここにいたい!」

アスカ「わたしはここにいてもいいんだ!」

パリーーン!

『ワァー!ヒュー!ブラボーッ!』

「おめでとう!」

「おめでとう!」

「おめでとう!」

「おめでとう!」

「めでたいなぁ!」

「おめでとさん!」

「クワックックックワァクッア!」

「おめでとう!」

「おめでとう!」

「えーすとう」プススー

「おめでとう!」

「おめでとう」

「おめでとう」

父に、ありがとう


母に、さようなら


そして、全てのチルドレンに





アスカ「ダンケシェン!」

「ぶぅぅぅぅぅぅぅ!!」

弐号機「やめてあげて!」


適当に立てたのに偶然アスカの誕生日で1000いって終わる

アスカ誕生日おめでとう!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月02日 (土) 17:46:46   ID: Ih2Z9Fsh

2016年記念さ

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