佐天「上条さん、か……別に格好良いって訳じゃないのになぁ」(1000)

佐天「……何で気になるんだろ」

【御坂】
「あんたね! せっかく女の子が遊び誘ってやったのに、そのだるそうな顔は何よ!?」

【上条】
「徹夜だったんだからしょうがねーだろ!?」

【佐天】
「仲いいなぁ…」

【御坂・上条】
『どこがっ!!』

【佐天】
(……あーあ、お似合いだなぁ、ちくしょー)

【佐天】
(あの御坂が、取り乱す程、気にかけてる人かぁ……)

【佐天】
(どーせまた、LV5の天才だとか、そーゆー人なんだろうなぁ)

【佐天】
(私みたいな凡人とは、別世界の……)

ため口訂正

【佐天】
「あの御坂さんが…」

【御坂】
「いい!? あたしが席外してる間に、
佐天さんにちょっかいかけたら……っ」

【上条】
「おい、店の中でビリビリは……っ」

【御坂】
「あんたのコーラを熱で沸騰させて、ホットコーラにしてやる!」

【上条】
「地味に嫌だ!」

上条さんに牙を向けながら、お手洗いへ向かう御坂さん。

ちょっとだけ名残惜しそうに見えたのは、
多分気のせいじゃない。

【佐天】
「馬鹿だなぁ……御坂さん」

【上条】
「だ、だよなぁ。あいつ、いつもあんなテンションなのか?」

あなたの前でだけに、決まってるじゃないですか。

【佐天】
「御坂さんみたいな可愛い人放って、
上条さんがわたし何か、気にかける訳無いのに」

【上条】
「……なんだ、それ」

ぐわっ、しまった!

つい、いつものひがみ根性を、
よりによって初対面の男性なんかに……!

【佐天】
「あ、あははっ! す、すみませんっ!
変な事言っちゃって……」

【上条】
「別に、つーかむしろ……」

【佐天】
「え……」

固まって動けなかった。

少女漫画でよくある展開。

ヒロインの子は何の取り柄もないのに、
無駄にイケメンの男の子が突然
「君の方が可愛いのに」何てアプローチしてきたり。

そんなの、もう空想の世界の話だ。

わたしみたいな凡人には縁遠い話。

凡人の遙か上で存在するあこがれの女性、
常盤台のエース御坂美琴さんを差し置いて、
わたしが選ばれるだなんて……。

ありえない。

――なんて常識的な理論、
この上条さんには通用しない事を
わたしはまだ理解していなかったから、

【上条】
「佐天……さん、だっけ? …の方が、好みではある」

一瞬にして トマトのような真っ赤に染まる頬を、
制御する暇なんて無かった。

佐天「どちらが上条さんに相応しいか勝負しましょう、御坂さん」

御坂「その勝負乗ってあげるわ。佐天さんだからといって手加減しないわよ」

佐天「勿論です」

御坂「じゃあ行くわよ!!」

佐天「先手必勝!!」
御坂「えッ!?」


佐天「第四・・・波ァ動ォォオオオオオオオオオオオオ!!!!」

【上条】
「大体、あのビリビリは男勝りが過ぎるんだよっ。
人を見かけるなり、問答無用で襲ってきたりよ……。
ちったぁ佐天さんみたいな――」

【佐天】
「わたし、みたいな……?」

つい乙女チックな顔で聞き返してしまう。が。

【上条】
「佐天さんみたいに、普通の女の子してりゃ、
それなりに見れる顔してるってのにな」

期待通りの言葉が得られず、
わたしはがっくりとテーブルに突っ伏す。

…なんだ、結局、御坂さんを計るためのはかり扱いか。

【佐天】
(御坂さんの気持ち、わかります……っ)

【佐天】
(この人……天然だ!)

まだか

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画像ほし

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http://imepita.jp/20091117/187780

ほっしゃん

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☆は流れた

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母子

無能力?違うな
手順が分かってないだけだ

【佐天】
「……ってな事があってね。昨日は一日中悶々と」

【初春】
「うわー、面白そうな事になってますねぇ」

【佐天】
「他人の不幸は蜜の味っ!?」

【黒子】
「…それ、本当ですの? お姉様が、よりによって
『男』なんかにっ! ときめいてるだ何て……っ」

【佐天】
「いや、女にときめく方がありえないから…」

【黒子】
「でも、お姉様がお熱をあげるその男は、
佐天さんの事が……つまり、三角関係、と」

【佐天】
「ち、違う違う! 単にわたしの勘違」

【黒子】
「チャアアアアアアアァンス!!
応援しますわ、佐天さん!!」

【佐天】
「な、なっ、応援って!? べ、別にわたしはそんなっ」

【初春】
「またまたー、赤くなってますよ―」

調子にのる初春の花飾りを、ぶちぶちと抜いてやる。

【初春】
「やめてっ!? ハゲちゃいますっ!」

毛根!?

【黒子】
「あなたがお姉様にたかる悪い虫を駆除して頂ければ、
お姉様はまた、わたくしの元へ戻って……うへへ」

【佐天】
「私利私欲!?」

【初春】
「でもでも、佐天さんなら十分イケると思いますよ?」

【佐天】
「え……そ、そうかなぁ? あはは、お世辞とわかってても、
照れるなぁ」

【初春】
「ほら、良く言うじゃないですか。
男性って、ちょっとお馬鹿で無能な女の子が好きだって」

【佐天】
「今日のあんた黒いな!」

【初春】
「御坂さんは可愛いけど、完璧すぎて少し近づきずらいですし。
女としてのかわいさなら、御坂さんより佐天さんの方が勝ってます!」

【佐天】
「御坂さんより、わたしの方が、可愛い……」

ありえない事だけど。

でも皆の前で、あまり卑屈を見せるのも嫌だ。

こういうのは、いっそ笑いを誘うくらい
前向きに行った方がいいのではないか。

【佐天】
「……そ、そうよね! 御坂さんみたいな男勝りより、
おとなしいわたしの方が全然可愛いもんね!」

【初春】
「…………」

わたし渾身の自虐ボケにも関わらず、
なぜか場が凍ってしまった。

半笑いの初春が、わたしの後ろを指さす。

【御坂】
「……へぇ」

本人に聞かれていた。

【佐天】
(――――死!?)

初春の花飾りが気になったので、
隙を見て除草剤をかけてみた。

数日後――。

【佐天】
「あれ、初春、花飾りが前より……増量してる?」

薬物への耐性がついた!

【初春】
「花飾りはいいんですけど、なぜか最近、髪がボロボロ
抜け落ちてきて……うぅ、もう若ハゲなんて嫌ですぅ」

【佐天】
(初春……ごめんっ!)

【佐天】
「今日の初春パンツは、何色かなぁ~?」

ばさぁ。

【初春】
「きゃっ!?」

連休前は、純白のお子様パンツ。

連休後の今日は……。

【佐天】
「……黒フリルの、大人らんじぇりー、だとぉ!?」

【初春】
「…もう、佐天さんいたずらが過ぎますよ。めっ」

【佐天】
「対応も大人にっ………はっ!?」

まさか、この連休中に、初春はわたしを置いて
大人の階段を……!?

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シエンタ

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星野仙一

ほん

待~つ~わ♪

ステイル「なっ…!?イノケンティウスが…」

佐天「むふふ…第四波動ぉぉぉぉぉ!!!」

初春「おちっこ漏らすぞ!」
佐天「ええ~」

佐天「うーいーはーるー!」ガバッ!
初春「さ…佐天さん! 何するんですか!!」ファサッァ!

佐天「な!? 頭突き?!」
初春「……覚えたッ!」

初春「因果応報!! 第四ンンン波動オォォオオオオオオオオ」

クロスオーバー作品なら黒の契約者とすると面白そうだ。
【上条】
「契約者は合理的な判断を元に行動するだって?いいぜ。
てめえが何でも思い通りに出来るってならまずはそのふざけた幻想をぶち殺す」

>>156
普通にワイヤーで殺されるわwwwwwww

アンバーのレベルが気になるな

初春「これが左天さんの能力…?」

左天「…第四波動!」

結局、反乱軍を一掃?したときの第五波動ってなんだったんだ?

ブレイド「覚えたッ!」

上条さん「そこだっ!」

山田「ひ、額のなんとかが割れたッ!?」

佐天「胡桃もやられちゃったし…手ぇ貸そうか?」

梔「!?」
セツナ「…申し訳…ありません」

~公園~

佐天「…上条さん…かぁ…」

上条「俺がどうしたって?」

佐天「ふぇっ!!?か、上条さ…ゴホッゴホッ!」

上条「お、おいおい、大丈夫かよ佐天さん。んなむせるほど驚かなくても…」サスサス

佐天「…コホッ…あ、あの、すみません…」カァ

上条「こっちこそ驚かせちまったみたいで悪かったな。…にしても、こんな誰も居なさそうな公園で何してんの?」

佐天「…あ、えーっと、初春を待ってたんです。さっきまで一緒だったんですけど、なんか仕事が入ったとかで…」

上条「へぇ、仕事ねぇ。それで、その初春さんはいつ戻ってくるって?」

佐天「『ここで待っててください!』って言われたんですけど、かれこれ1時間は戻ってこなくて…」

上条「1時間!?どう考えても長すぎだろ!しかも、こんな寒いところで…制服だし。」

佐天「えへへ、大丈夫ですよ。私は平気で…クチュン……あっ。」

上条「そら、言わんこっちゃない。ほら、これ首に巻いて」

佐天「えっ、そ、そんな、それ上条さんのマフラーじゃ…」

上条「いいからいいから。目の前で女の子に風邪なんかひかれたら大変だしな。」

佐天「で、でも…あっ」

上条「よいっしょ、これでいいかな」

佐天「あ、あったかい…」

上条「これでちったぁマシになったか?」

佐天「あの、ありがとう…ございます…(か、上条さんの匂い…!)」

上条「まぁ、マフラー巻いたぐらいじゃこの寒さしのげないし、もっと暖かい場所に移動した方がいいな。」

佐天「あ、でも、初春が…」

上条「初春さんには俺から言っとくよ。大体1時間も待たす方が悪いだろ。」

佐天「…まぁ、確かに」

上条「だろ?じゃあ、どっかで暖かい物でも食おうぜ。俺も腹減ってんだ、ほら」ギュッ

佐天「ひゃっ!(て、手ぇえ!)」カァァ

上条「うお、佐天さんの手冷たいなぁ。やっぱ寒かったんだな、可哀想に」

佐天「いいいいえ、だだだいじょうぶです!…い、今は…その…」

上条「?」

佐天「…今は、あったかいです。」


…御坂さんにも、同じように手繋いだりするのかなぁ…


保守がてら。寝る

上条さん「手・・・手が凍る!?」ピキーーン

佐天さん「ふふ・・・くらえ・・・第四波動ォォ!」

そういやNEEDLESSの9巻で能力隠して無能力者のフりしてた奴がいたな。


まさか佐天さんも能力s(ry

>>184の続き書いてみた


~とあるファミレス~


店員「いらっしゃいませー」

上条「…えっと、これで」

佐天「…?(何渡してるんだろ)」

店員「…はい、かしこまりました。ではお席にご案内致します」

上条「よし、じゃ行くか佐天さん」

佐天「あ、はい」

佐天「………」

上条「はぁ~、やっとまともな飯が食えたー!…ったく、あいつのせいで冷蔵庫の中空っぽだし、金は無いしで困ってたんだよなー!」

佐天「あ、あの、上条さん?」

上条「ん?どうした佐天さん、食べないのかスパゲッティ」モグモグ

佐天「あ、いや、食べますけど、そうじゃなくって…その…」

【カップルご優待席】

佐天「ななな、なんで、この席に、私たち座ってるんでしょうか…」カァァァ

上条「ん?ああ。そのことか」ゴソゴソ

佐天「(…?)」

上条「いや、実は昨日道を歩いてたらさ、誰だか知らないんだけど、こんな券貰ったんだよ」

【カップルご優待券】

佐天「カップル…ご優待券…!?」

上条「なんでも、この店の料理が二人分タダになるらしくってさ。あ、ただしカップルじゃないとダメらしくて…」

佐天「そそそそれで、わ、私を…?」ドキドキ

上条「おう。…あ、わるい、迷惑だった?」

佐天「そ、そんな!めめ迷惑だなんて…わ、私も上条さんと来れて良かったです!(うわぁ~やばい!私、今絶対顔赤いよ!どうしよどうしよ!!)」カァァァ

上条「そっか、良かったー。いやぁ、佐天さんのおかげで助かったぜ!」モグモグ

佐天「ははは…」


上条「…」モグモグ

佐天「…」モシュモシュ

佐天「(というより、食べ物が目当てだったんだよね。別にカップルがどうこうなんて、上条さんは考えてないし…)」

上条「…佐天さんで良かった」

佐天「…えっ?」ドキ

上条「いや、普通に考えて、付き合ってもないのに、こんなとこに連れて来られるなんて嫌だろうしな…。わるいな、ありがとう。」

佐天「あ、いえ!こちらこそ、誘ってもらってありがとうございます。(確かに無理やり連れて来られた感じだったけど…)」

上条「俺も、ありがとな。…色んな意味で助かったよ。」

佐天「…色んな意味で?」

上条「ああ、いやぁ、まぁ…やっぱさ、一応俺たちがカップルに見えてないと…その、この券の意味が無くなってた訳だし、さ。」

佐天「…!えと、その…」カァァァ

上条「はは、なんか恥ずかしいな…。」

佐天「そ、そうですね…(カップルに…見えてたんだよね…)」ドキドキ

上条「…」

佐天「…」

初春「…あのぉ」


佐天・上条「うおお!!」

初春「なんか良いふいんき(何故かry)のところすみません。」

上条「お、おう…なんだ初春さんか。」

佐天「な、なんであんたがここにいんのよ!ていうか、べ、別に良い雰囲気なんて…」

初春「いや、公園に行ったら佐天さん居ないもんですから、仕方なくここで遅めのランチでも食べようかと思ったんですけどね。
店内に見覚えのある二人が居るなぁって思ったら、なんと!佐天さんと上条さんではないですか!というわけで、少しばかりお二人の会話を聞いてから話しかけたわけなのです。」

佐天「説明が地味に長い!それに何隠れて会話聞いてんだよ!」

初春「?聞かれてまずいことでもあったんですか?」

佐天「そ、それは、別に…」

初春「カップルご優待席かぁ…」ピロリロリン

佐天「ちょ、なんで私たちを携帯のカメラで撮った!」

初春「いやぁ、ベストショット。なかなかお似合いだと思いますよ!お幸せに~」ニコニコ

佐天「な、なに言ってんのよあんた!わ、私と上条さんは別に…」カァァ

上条「あー、なんだかよくわからんが、初春さん来たみたいだし、俺はそろそろ帰るかな。」

佐天「え、でも、別にまだ…」

上条「いや、こっからはお二人で楽しんでくださいな。俺は帰って餌やらなきゃいけないしな…」

初春「ペットでも飼っていらっしゃるんですか?」

上条「まぁ、そんなとこだ。腹が減ったらギャーギャーうるせぇからな。浮いた昼飯代でなんか買っていってやるわ」

佐天「そう、ですか…」

初春「わぁ、佐天さん、なんか凄く寂しそうですね!」

佐天「ちょ、何言って…こいつぅー!」

初春「あわわわ!花びらを抜こうとしないでくださいぃ~!」

上条「ははは、楽しそうだな。それじゃ…あ、あと初春さん、あんな寒いとこで佐天さん1時間も待たせちゃダメだぜ?」

初春「はーい、それは確かに申し訳ございませんでした。余計なフラグを立てる結果に…」

クハアァァ ファウ!ファウ!

ID:V1eTJXoVO最高ぉぉ!!!

佐天「おい、何のことを…!」

初春「何でもありま…ってだから花を抜こうとしないでくださいぃぃ~!」

上条「ははっ、ほんじゃ、佐天さんも今日はあんがとな!それじゃまた」

佐天「あっ、私も、ありがとうございました!また…」

上条「おう、またな」

佐天「…はい」

規制

最後投下する前にさるくらってた…


店員「ありがとうございましたー」


カダン


上条「…」


上条「……佐天さん、か…」


御坂「へー。佐天さんのことは名前で呼ぶんだ」


上条「…おまえ…」

~佐天帰り道~


佐天「(上条さんのマフラー、持ってきちゃったな…)」

佐天「(…返さなきゃいけないし…お礼もしなきゃ!)」

佐天「ふふっ」


佐天「(上条さん…かぁ…)」ポー

とりあえずここまで

名字 名前
茶店 涙子

>>243>>244>>231の続きね

書き留めなくなったから、また暇があったら投下したい

つか早く復旧しろ俺のパソ

>>246
御坂→ビリビリ

佐天「喰らいな、レールガン」

御坂「!!?」

佐天「第四・・・波動オオオオオオオオ!!!」

佐天(御坂さん…あなたにできるかな!?障害物の多い室内で目を閉じて走ることが)

佐天(1030m/sで砲弾を打ち出すことができても……)

佐天(目を閉じたまま直径6cm程度のものを一度見た記憶だけを頼りに正確に探すことが)

佐天(御坂さん…あなたにできるかな!?)

佐天(私はできる。許される誤差は)ガッ

佐天(15mm)サッ

佐天(私にしかできない!!!)フォォ

ゴガッ

佐天「どうだ!?」ドガッ

御坂「目が見えないのに逃げ切れるわけないでしょ」

御坂「ん?」

御坂「!?」

シャアアア ザアアアア

佐天「スプリンクラーは火がなくても作動する」

佐「スプリンクラーのヘッドは構造上止水部まで水が来ていて、常に高い水圧がかかっているから衝撃
に弱くて壊れると水が放射される。これで見えるよ」

御坂「あなたみたいな戦い方をする奴は初めてよ」

御坂「……佐天さん……」

御坂「あなたは本当に喧嘩が強いのね」

佐天「………」

初春……
あんたの言うとおりになったかな


私は私のやり方で


喧嘩を極める

さっき帰ってきた
死ぬほど眠い

とりあえずできてる分だけ投下するわ

ちょっとだがすまん

~翌日~


佐天「おっはよー!初春ー!」

初春「佐天さん、おはようございますー」

佐天「今日のパンツはなーにっかなー」ファサ

初春「うわぁああ!ちょ、ちょっと、初春さん!さすがに公衆の前では…」

佐天「おぉ!今日はクマさんパンツとな!おっはよーくまさんっ」

初春「も、もう!何パンツに挨拶してるんですか!…というか今日の佐天さん、テンション高過ぎませんか?」

佐天「なーに言ってんのよ。こんなのいつも通りじゃん!」

初春「いや、どう考えても…はぁ、そんなに上条さんとカップル席に座れたのが嬉しかったんですか?」

佐天「えぇ!?い、いや、違うわよ!そ、そんなんじゃないし!か、上条さんは関係ない…ってかだからあれは別に恋人みたいな意味じゃなくって…」

初春「(…わかりやす過ぎです)」

黒子「あら、佐天さんに初春さんじゃないですの」

初春「あ、白井さん。おはようございますー。」

黒子「おはようございます。」

佐天「…だから、あれはたまたま声掛けられて付いていっただけで…わ、私から誘ったわけじゃないし!大体、初春があんなに待たせるから…」ブツブツ

黒子「…あの、佐天さんは何を一人でブツブツ言っているんですの?」

初春「ああ、心配しないでください。ただの病気ですから。」

黒子「病気!?」

初春「冗談です。…まぁ、初めての春というやつが舞い降りたんでしょうね。ふふっ」

黒子「はぁ…春ねぇ。あんな状態の佐天さんは初めて見ましたわ…。」

佐天「…だから…あうぅ…あうぅ…」ブツブツ

初春「はいはい、佐天さん。もうわかりましたから。ほーらお花ですよ~」ズイッ

佐天「!…花だー!」ムシリッ

初春「いやぁああ!だから、むしっちゃダメぇぇ!!」

黒子「何をやってるんですのあなたたちは…。…あ、お姉さま~!」

御坂「…」

初春「あ、御坂さーん!おはようございますー!」

御坂「うん、おはよ」

佐天「あ…」

御坂「…」

佐天「あの…おは」

御坂「おはよ!佐天さんっ」

佐天「ビクッ…あ、お、おはようございます…」

御坂「どうしたの?元気ないぞ!」

佐天「あ、いえ…ははっ(なんだろう、この感じ…)」

初春「御坂さん、今日はなんかいつもより元気良いですね!」

御坂「そお?いつも通りだけどな~。…あ、それじゃ、私先行くからー!」

初春「はーい、それでは~!」

佐天「……」

黒子「…どうしたんですの、佐天さん。」

佐天「…へっ?あ、いえ、別に何も…」

初春「ほら、私たちも早く行きましょう!遅刻しちゃいますよー」

黒子「そうですわね、では行きましょうか」

佐天「あ、はい。」

佐天「……」

佐天「(…なんだろう)」


佐天「(この胸騒ぎ…)」


もしかして…



御坂「…」


御坂「…はぁ」


御坂「なーんだ」


御坂「…佐天さんが持ってたんだ…」


あいつのマフラー

~教室~

先生「…であるから、ここは…」


初春「ふわぁ~あ…」

佐天「…寝ちゃダメだぞ初春」

初春「大丈夫です。佐天さんじゃあるまいし」

佐天「なにを~!」プチッ

初春「ちょ、ちょっと、髪の毛は~!」

佐天「こうやって毎日一本ずつ同じ箇所を抜いていくと…」

また規制

初春「いやぁああ!ハゲたくないですー!」

先生「初春!うるさいぞ!」

初春「あ、す、すみません…」カァ


佐天「…ぷっ、くくく」

初春「ひ、ひどいですよ~佐天さん…」

佐天「ふふっ、ごめんごめん。帰りにパフェ奢るからさ、許してよ」

初春「パフェ!?…いや、でも、今取り込み中の仕事があるんですよね…。」

佐天「えぇ~、またジャッジメント?付き合い悪いなぁ~」

初春「すみません。…あ、ていうか、上条さんと一緒に行ったら良いじゃないですか」

佐天「なっ、なんで上条さんが出てくんのよっ」ドキッ

初春「だって、昨日は結局ご飯奢ってもらったんでしょう?なら、お礼にパフェでもご馳走してあげればいいんじゃないですか?」

佐天「…た、確かに。お礼はしなくちゃいけないと思ってるけど…」

初春「善は急げですよ佐天さん。ファイト~、ラブレボリューション★」

佐天「う、うるさい!!」

先生「佐天!おまえがうるさい!」

佐天「す、すみません!」カァ

初春「そんな大きい声出さなくても…ふふっ」

佐天「…こんの~、初春ぅ~」

初春「まぁ、とにかく連絡してみればいいじゃないですか。今日ダメなら明日でも良いですし」

佐天「うぅ……」

どうしよ、連絡してみようかなぁ…って、私上条さんの携帯番号知らないし。
うわぁ、本末転倒だ。

佐天「(でも…)」

やっぱり、お礼しなきゃ。

マフラーも、返さなきゃいけないし…


佐天「(なんにしても…上条さんに会わなきゃ。)」

…でも

…御坂さんは

…御坂さんは上条さんのこと…

…どう思ってるんだろう

わりぃ、これで
続きはまた明日

ああID変わってる

支援とか保守とかありがとう。

さるさんくらうとテンション下がるな

そんじゃおやすみ



あと黒子は初春にさんをつけない

黒子「初春さん、あなたこの花どうなってますの?」

初春「生えてるんですよ?」

佐天「私が毎日水あげてるんだよね!」

黒子「ちょっと触ってみてもよろしくて?」

初春「どうぞ~」

黒子「あっらぁ~…でもいい香りですわ」

初春「えへへへへ」

美琴「……」

美琴「えいっ!」ブチヂュルヂュルヌボボボボ

初春「あぇええぇえ゛ぇえぇ゛ぇ保守」ガクガク

>>338
うわ、ホントだ
すまん、気を付ける

今から出かけるし、帰ってきて残ってたら投下するわ

保守ありがとう

DAIGO「たぁぁしかにぃぃぃぃぃ!」ズドォォォ

禁書目録「でもわたし処女じゃないんだよー」

>>387
ttp://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d640527.jpg

>>388
予想通りだこの野郎

熱吸収してないので無効です

       _,,,,_
.     /´ ,.  `ヽ
    { !l」.ノハ))☆
    | i(l ゚ ー゚ノ|′
    |,0ヽ∀7⊃
      く/_|」
.     (_八,)
.~^ ^:^: ^..:^..~^ ^^~ :^..~^ ^:^:^~^.~^.~ :^^~^ ^^~^.~^^.~^~^^ ^^~^.~^^.~^~.^ ^~^


    第四波動

       _,,,,_
.     /´ ,.  `ヽ    _______________________
    { !l」.ノハ))☆  三"""""""""""""""""" .:::::::::::...:::::::::::::::::::::  """""""""
    | i(l ゚ ー゚ノ|′ 三                       ::::::::::::::    :: :  :
    |,0ヽ∀7⊃三-:::::::-                   ::::::::::::   :: :  :  
      く/_|」    三                     ::::::::::::::::  :: :  :  :
.     (_八,)    三...........................................................................................................................
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       .                _,,,,_
       .         .     /´ ,.  `ヽ
       .     .      , , '{ !l」.ノハ))☆ヽ
                 ((  | i(l ゚ ー゚ノ|′ ) )

                  `ヾヽミ 三彡, ソ´

                    )ミ  彡ノ 
                     (ミ 彡゛
                  / \(

                   /  ))
                   / (

続き


~夕方~


初春「はぁ~、終わりましたぁ~」

黒子「お疲れ様ですわ、初春。ま、今日のところはこんなもんでしょう」

初春「はいぃ。お疲れ様です~」

黒子「ふふ、まぁ、帰りにパフェでも食べていったらどう?」

初春「あぁ!良いですねそれ!白井さんも一緒に行きましょうよ!」

黒子「私は結構ですわ。今日は少し寄るところがありますから」

初春「えぇー、そうなんですかぁ…わかりましたぁ」

黒子「佐天さんでも誘えば良いのではありませんの?」

初春「いやぁ、実は誘われてたんですけど、私が仕事があるから行けなかったんですよね…」

黒子「なるほど。先に帰られたのですか?」

初春「はい。…うーん、と、たぶん、帰ってるんじゃないかなぁ…」

黒子「…?」

初春「…あの、白井さん」

黒子「ん?なんですの?」

初春「あの…上条さんの連絡先とかって…わからないですよね…?」

黒子「上条…?あのお姉さまに付きまとっていた殿方の?」

初春「あ、はい(…付きまとってる…)。」

黒子「…はぁ。あなたも物好きですのね。そんなにあの殿方とお近づきになりたいんですの?」

初春「うぇ!?い、いや、違います違います!…わ、わたしじゃなくって…」

黒子「あなたじゃない?…じゃあ、誰が?」

初春「えーっと、そ、それは…」

黒子「……まぁ、いいですわ。とにかく、私はあの方の連絡先は存じておりませんわよ」

初春「あ、そ、そうですか…」

黒子「…ええ、すみませんね。」

初春「い、いえ!…あっ、じゃあ、私はこれで失礼しますね!」

黒子「…ええ、わかりましたわ。お疲れ様ですの」

初春「はい!ではまた明日!」

ガチャン


黒子「…」


黒子「(初春以外の誰かが上条さんの連絡先を知りたがっている…)」

黒子「(…あの様子なら、初春では無さそうな…だとしたら…)」


黒子「…」


黒子「…まぁ…」


今朝のお姉さまの機嫌の悪さには

関係ないことでしょうけど…

一旦、とめる

また再開する

必然。良作に人は魅せられる

~帰り道~


初春「…ふぅ。」

初春「(結局連絡先わからなかったなぁ…。佐天さん、ごめんなさいです…)」

初春「ま、気持ちを切り換えて…一人でパフェでも食べにいきますか!」

初春「…いやでも、下手に店に入ったら…もしかしたら佐天さんと上条さんに出くわす可能性がありますね」

初春「まぁ、それはそれで面白いんですけど…ふふっ」

「うーいはるさんっ」


初春「わっ、御坂さん!」
御坂「よっ、今帰り?」

初春「あ、はい!やっと仕事も終わったんで、何か甘い物でも食べたいなぁなんて思ってました…てへへ」

御坂「そっかぁ!ちょうど良かった」

初春「?」

御坂「私もパフェでも食べに行こうかなって思ってたところなの。ねぇ、一緒に行かない?」

初春「そうだったんですかぁ!では、ご一緒させていただきますぅ~」

御坂「ふふ、ちょっと行きたいお店があるのよね。…あ、奢ってあげるわよ。」

初春「ほ、ほんとですか!?いや、でも、そんな、悪いですし…」

御坂「いいのいいの~。先輩の好意は素直に受け取っとくものよ?」

初春「あ…じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます!」

御坂「うんっ、じゃ、いこっか」

初春「はいっ!」

~某ファミレス~


御坂「さ、初春さん。なんでも頼んで良いからね」

初春「…あ、はい!(…ここって、昨日の…)」

御坂「いやぁ、私も一度来てみたかったんだよね~この店。なんか料理もデザートも美味しいらしくて」

初春「そ、そうなんですかぁ。でも、ここって結構学校から離れてるから、あんまり来る機会なさそうですね」

御坂「そうねぇ…。何かよっぽどの用事が無い限りはねぇ…」

初春「…あ、はぁ。そうですね。」

御坂「…ねぇ」

初春「はい?」

御坂「初春さんはここに来たことある?」

初春「え?えーっと…実は一度だけ…」

御坂「へぇ、そうなんだ!じゃあ、私より初春さんに聞いた方がオススメとかわかるかな?」

初春「あ、いえ、そんな…私もその時はあんまり注文してなかったので…」

御坂「そうなの?なんで?」

初春「はい、えっと、その時は友達と話し込んでたので、コーヒーぐらいしか頼んでなくて…」

御坂「…へぇ。…その時は、誰と行ったの?」

初春「あ、えっと、佐天さんと…」

御坂「…と?」

初春「へっ?…えっと、あの…佐天さんだけですっ(なんで私、上条さんのこと隠してるんだろ…)」

御坂「…へぇ、そうなんだ。」

初春「はい…はははっ」

御坂「…ちなみにさ」

初春「?」

御坂「…いつ来たの?佐天さんと」

質問は既に…尋問に変わってるんだぜ?

初春「…えっと、き、昨日、です。」

御坂「……そっか」

初春「は、はい」

御坂「…」

初春「…」

御坂「…あのね、初春さん」

初春「は、はい?」

御坂「私ね、この店ずっと来たかったんだ。だからね、この店のイベントとか、結構知ってるの…」

初春「はい…?」

御坂「…昨日はね、この店、カップル御優待日だったの」

初春「…!」

御坂「なかなか手に入らない優待券があるんだけど…それをカップルで持っていったら、料理が2品タダになるのよ」

初春「…そ、そうなんですか…」

御坂「うん。でもね、別に本当の恋人同士じゃなくてもさ…」

初春「…」

御坂「…店員にカップルって見えれば、普通に使えちゃうのよね」

初春「…はい」

御坂「ま、そういうイベントの日だったんだけど…。しかも3組限定だし。…いいなぁ、私もタダで料理食べたかったなぁなんて」

初春「…あ…」

御坂「…まぁ、カップルなんて、私には縁のない話だしねー。仕方ないか…」

初春「…(御坂さん…もしかして…)」

御坂「…実はさ…」

初春「…?」

御坂「持ってたのよね、私。」

初春「え…?」

御坂「…カップル御優待券」

初春「…っ!」

御坂「…たまたまさ、この店のホームページ見てたらさ、券が当たる抽選やってて…」

初春「…はい」

御坂「それでさ、何となしに応募したらこれが当たっちゃってさ。」

初春「…」

御坂「当たった時は嬉しかったんだけど、よくよく考えてみれば一緒に行ってくれる奴がいなきゃ意味ないじゃん?」

初春「…はい」

御坂「だからさ…使い道無いなぁって、思ってたんだけどさ…」

初春「…」

御坂「…たまたま、学校帰りにあいつに、会ったのよ」

初春「…!(あいつって…)」

御坂「…別に、誰でも良かったんだけどね。別に…。たまたまあいつに会ったから…だからさ…」

初春「(…上条、さん…)」

御坂「声、掛けちゃったのよ。あいつに」

初春「(でも、上条さんは…)」

御坂「私もバカだよねぇ~。よりによってあんなわけわかんない奴に声掛けるなんてさ…」

初春「(…佐天さんと…)」

御坂「…あいつ何て言ったと思う?」

初春「……。」


『―その券ならもう持ってるんだ。…わりぃな…―』


初春「……」

御坂「…持ってるんなら、仕方ない、よね…。2人が一枚ずつ持っててもしょうがないしね…」

初春「そ、それは…」

御坂「……他に。」


御坂「…他に居たのかな、誰か。」

初春「…っ」

御坂「あのカップル席に…一緒に座りたい人…居たのかな」

初春「…そ、それは…」


御坂「………ねぇ」


ねぇ、初春さん


何か知ってる?

ここまで…。

体調が良ければ朝には続き投下したいな

支援ありがと


初春「うぅ・・・げほっ」

美琴「…ゲロを吐くぐらい怖がらなくてもいいじゃないか」



┣¨ンッ!!!!

初春さんの本体である花は一部分離可能なんだぜ?
未元物質さんのくだりのちょっと前に分離して打ち止めに感染を目論むシーンがあるんだぜ

誰か佐天さんと左天ちゃんが入れ替わるSS書いてくれ

黒子「初春さん、あなたこの花どうなってますの?」

初春「生えてるんですよ?」

佐天「私が毎日水あげてるんだよね!」

黒子「ちょっと触ってみてもよろしくて?」

初春「どうぞ~」

黒子「あっらぁ~…でもいい香りですわ」

初春「えへへへへ」

美琴「……」

美琴「えいっ!」ブチヂュルヂュルヌボボボボ

初春「あぇええぇえ゛ぇえぇ゛ぇ保守」ガクガク

>>461
アークライト「この作戦によりブラックスポットのレジスタンスどもを、一掃する」

佐天「え・・・えーと・・・わたしはちょっと無理かも・・・体調が・・・」


ああ、これで限界だ

>>458
○月◇日

しばらく見ない間に
初春の頭の花が大増量してましたの。
頭の中だけならまだしも、
外側までお花畑にして
まったくどういうつもりなのでしょうか。
欝陶しいので空間移動で
花だけ飛ばしてやったら
泣きながら取りに走っていきましたの。

朝は投下できんかった
スマソ


~夜~


佐天「…はぁ」


こんな遅くまで何やってんだろ…

上条さんに会えそうな場所(正直、よくわかんないけど)をぐるぐると…

気がついたら夜になってるし…



…って、これストーカーみたいじゃんっ!

…何をやってるんだ私は…

佐天「…はぁ…」


ホント、なにやってんだろ…


…大体、なんでこんなに上条さんのこと

…気になるようになったんだろ…


いつからだっけ…


『へぇ、佐天さんって言うのか。よろしくな!』

『ここの店、安いんだな。しかも美味い!』

『…ふぁあ眠ぃ。また今日も補習なんだよなぁ…』

『いやぁ、最初見た時は佐天さんと初春さん、姉妹だと思ったわ』

『佐天さんの髪、すっげぇさらさらしてんのな。…あ、わりぃ、つい触っちまった』

…他愛ない会話しか浮かんで来ないなぁ。

あんまりたくさん喋ってたわけじゃないし…


ただ…


『レベル0のこと気にしてるって?』

『ははっ、何言ってんだよ』


あの時…


『自分の価値がレベルなんかで決まるわけないだろ』


そう言ってくれたのは、よく…覚えてる

あの時から、なのかな…


佐天「へへっ…」


「何を笑っているんですか?…と、ミサカは不思議そうに尋ねます」


佐天「うぇっ!?」

「奇妙な驚き方をしますね。と、ミサカは冷静に評価します」

佐天「えっ、え、え…何!?み、御坂、さん…?」

ミサカ「はい、私はミサカです。と、ミサカは答えます」

佐天「な、なんでこんなとこに…って私もだけど…じゃなくって!」

ミサカ「お忙しい人ですね。と、ミサカはため息まじりに答えます」

佐天「いや、確かに、御坂さんだけど、なんていうか、なんか違うような…」


「おーい!」


佐天「…あっ!」

上条「…はぁ、はぁ…。おいおい、勝手にどっか行くなよ…」

ミサカ「申し訳ございません。と、ミサカは素直に謝ります」

上条「…ったく、おまえは……ん?」

佐天「か、上条さん…?」

上条「!…さ、佐天さん?なんでこんなとこに…つか、なんでこんな時間に?」

佐天「あっ、えっと、ちょっと色々ありまして…(言えねぇー!あなたを探してましたなんて言えねぇー!)」カァァ

上条「へ、へぇ。まぁ、こんな時間に一人でうろつかない方がいいぜ?変な奴の一人や二人、居てもおかしくないしな」

佐天「あ、はい!そ、そうですよね!すみません…」

ミサカ「変な奴、とは一体どんな人のことなのですか?と、ミサカは尋ねます」

上条「佐天さんみたいな女の子にちょっかい出そうとする馬鹿な男のことだよ。一人を良いことに、話しかけてきたりな…」

ミサカ「それではあなたも変な奴に該当するわけですね。と、ミサカは簡単に結論をだします」

上条「そうそう、俺こそが天下の変質者…っておい!違うわ!」

ミサカ「?…天下の変質者なのですか?と、ミサカは問いただします」

上条「それも違う!だから、俺は知り合いだから該当しません!」

ミサカ「そうなのですか。では、あなたはどんな変質者なのですか?と、ミサカは質問を変えてみます」

上条「だーかーらっ、俺は変質者じゃねぇ!てか、てめぇ、わざと言ってやがるんですか!?」



佐天「…あ、あのぉ…!」

上条「…あ、ああ、わるい。なんだ佐天さん?」

佐天「ええっと、ちょっと、状況がいまいち掴めなくって…。」

上条「…ああ。こいつのことか。」

佐天「はい…。えっと、御坂さん…なんですか…?」

上条「いや、こいつは佐天さんが知ってる御坂の…妹なんだ。」

佐天「…妹!?…御坂さん、妹居たんだ…」

ミサカ「以後、お見知りおきを。と、ミサカはご挨拶申し上げます。」

佐天「あ、えっと…よろしく…」

上条「…まぁ、なんだ…ビリビリの奴も妹が居ること、あんまり言いたがらないみたいだからさ。…このことは他の奴には言わないでやってくれるか?」

佐天「そ、そうなんですか…わかりました…(御坂さんのこと…気に掛けてるんだ…)」


ミサカ「それよりも早く探さなくてはいけません。と、ミサカは催促します」

上条「ん?ああ、そうだったな」

佐天「…探す…?」

上条「ああ、ちょっとな。実は、猫を探してるんだ。」

佐天「猫…ですか」

ミサカ「とても可愛いです。と、ミサカは付け加えます。」

上条「こいつが探してたもんだから、一緒に探してやってたんだが…全然、見つからなくてな…」

佐天「そうなんですか…(というか、なんか…上条さんの周りって…女の子ばっかりのような…)」

上条「…ったく、猫一匹にこんなに振り回されるなんて……ん?あれ?…その佐天さんの足にすり寄ってるのって」

ニャー

佐天「…あれ、この猫…」

ミサカ「…まさに探していた猫ですね。と、冷静を装いつつ内心驚きながらミサカは答えます」

上条「こんなとこに居たのかよ!」

ニャー スリスリ

佐天「ははっ、可愛い」

上条「こいつ、佐天さんのこと気に入ってるみたいだな。」

ミサカ「あなたのおかげかもしれません、ありがとうございます。と、ミサカは感謝を述べつつ猫を抱きあげます」

上条「いやぁ、やっと見つかったぜ…。ありがとな、佐天さん」

佐天「えっ?いえ、そんな、ていうか私何もしてないし…」

ミサカ「結果が全てです。と、ミサカは答えます」

上条「んっ、まぁそういうこった」

佐天「あ、えっと、とにかく良かったです」

上条「ああ。…そんじゃ、用件も終わったことだし、佐天さんを家まで送っていきましょうかね」

佐天「えっ、いや、そんな、別に一人でも…(ちょ、何断ろうとしてんの私!)」

上条「いや、こんな時間に女の子一人置いてけないだろ。…ま、猫のお礼も兼ねてな」

佐天「…あ…えっと、…はい!」

ミサカ「何かご予定があるのですか?と、ミサカは尋ねます」

佐天「あ、いや、別に…。ちょうど帰ろうかなぁなんて思ってたとこで…ははっ」

上条「そっか。なら帰ろうか」

佐天「はい!」

ミサカ「…あ、ミサカは用事を思い出しましたので、この辺でお別れいたします。と、ミサカはお別れの挨拶をします」

上条「ん?なんだおまえ、まだなんか用事あったのか?」

ミサカ「はい。たった今思い出しました…今日はありがとうございました。と、ミサカは感謝の意を述べます」

上条「そうか。まぁ、もう逃がすんじゃねーぞ。」

ミサカ「はい。と、ミサカは短く約束します」

佐天「(…あれ、ミサカさん用事ってことは…私、上条さんと二人…!?)」

ミサカ「それでは失礼いたします。と、ミサカはお二人にご挨拶申しあげます」

上条「おう、じゃーな!」

佐天「あ、さよなら~」


ミサカ「…あ」

佐天「…ん?」

ミサカ「…御武運を」ボソッ

佐天「!?」


タタタッ…


上条「ん?…あいつ佐天さんに何か言ったか?」

佐天「えっ、い、いえ、何も…(ど、どういう意味ぃぃ!!)」カァ

上条「そっか、じゃあ、帰るか」

佐天「…あ、はい!」


ミサカ「(…色々な意味で…と、ミサカはひそかに答えます)」


~数分後~


佐天「…というわけなんですよー」

上条「へぇ~、初春さんの頭の花がねぇ…。そいつは驚いたな、ははっ」

佐天「ふふっ(…やっぱり、上条さんと話すの楽しいな…)」

上条「…あ、そういえば」

佐天「はい?」

上条「昨日はありがとな。…楽しかったぜ」

佐天「あっ!いえ、そんな、私の方こそ!楽しかったです!」

上条「そっか。…良かった」

佐天「え、えっと…つ、次は…」

上条「?」

佐天「次は私にお礼をさせてくださいっ!」カァ

上条「…あ、ああ。といっても別にあれは…俺が勝手に連れていっただけだし、そんなお礼とか気にしなくていいぜ?」

佐天「え…で、でも…その…」

上条「…別にさ」

佐天「…?」

上条「お礼とか、そんなじゃなくて、まぁ…なんつーか…普通に一緒に飯食ったりすればいいんじゃない?」

佐天「!…あ、はい…ぜひ…」カァァ

上条「ははっ。…あっ、じゃあ、俺はこの辺で…」

佐天「はい!…送っていただいてありがとうございました」

上条「ああ、またな」

佐天「また……あっ!」

上条「ん?どうした?」

佐天「え、えっと、このマフラー…ありがとうございました!あの、お返しいたします!」

とある佐天の第四波動おもしれー

>>526
kwskってミサカはミサカは無茶振りしてみたり

連投規制がつらい


上条「…ああ、それか…」

佐天「はい!ありがとうございましたっ」

上条「…それ、良かったら佐天さんが貰っといてくれないか?」

佐天「え…?でも…」

上条「いや、なんていうか…預かっておいて欲しいんだ」

佐天「へっ…?」

上条「嫌なら…返してくれてもいいし、まぁ、いらないなら捨ててくれても…」


佐天「いえ、それなら…い、いただきます!」

上条「…そっか、ありがとな」

佐天「で、でもなんで…?」

上条「うーん、なんていうか…さ」

上条「…俺が持っていてほしいんだ、佐天さんに」

佐天「えっ…?(ここここれってまさか、プ、プレゼントでは…!)」ドキドキ

上条「…まぁ、ホント、なんでって聞かれたら…そんだけ、だな」

佐天「あ、ありがとうございます…」ドキドキ

上条「ああ…俺も、ありがとう。」

佐天「(プ、プレゼント…!上条さんが、私に…!)」カァァ

上条「…っと、それじゃあ、帰るわ!」

佐天「…あっ、はい、ではまた!」

上条「…ああ」


佐天「…」


やば、どうしよ。

マフラー貰っちゃった…

ど、ドキドキが止まらない…

い、いいのかな、ホントに…

私なんかに…


……。


…上条さんと、また少し仲良くなれた…かな…


…ずっと、大事に持ってよっ…

佐天「…ふふっ」


今日は、いい夢見れそう…

……




…こんな夜中に

二人で何してたのかなぁ…


御坂「…わざわざ見送り…かぁ…」

おかげで佐天さんに声を掛けられなかったじゃない…


親切な初春さんに教えてもらった場所周辺

ちょっと探したら、すぐ見付かった

なーんだ、まるで恋人同士みたいじゃん


ま、私には…関係ないけどね


……。


『―…あんた、マフラーはどうしたのよ?…―』

…ホント、関係ない

『―…さぁ、どうしたんだろうな…―』

…関係、ない

『―…ちょ、ちょっと!答えなさいよ!…―』


…かんけい


『―……に、あげたんだよ…―』


ない…


御坂「…嘘よ、こんなの…」


なんで…胸が…痛いの?

マフラーのことなんか、どうでもいいのに

どうでも…


『―……に、あげたんだよ』


…なんで

なんで、私じゃないの…

ここまで

支援、保守いつもありがとう

今日中か、明日の朝までには投下したいけど、もしかしたら無理かもしれん

その時はすまん

それじゃ

俺の能力がわからないんだろう?

>>549

山田「わかった!」

佐天「覚えたぁ!」

山田「えっ」
佐天「えっ」

イノケンティウなんたら「をおおおおおおおおおおおおおおお」

佐天「第四波動オオオオオオオオ!!!」

佐天「ははは!!!こりゃいい、いくらでも吸収できる」

佐天「第四波動オオオオオオオオ!!!」

佐天「第四波動オオオオオオオオ!!!」
佐天「第四波動オオオオオオオ!!」
佐天「第四波動オオオオオオ!」
佐天「第四破・・・ど、ハアハア・・・」

上条「おい、大丈夫か佐天さん?無理すんなって」
佐天「でも努力しないと・・・ウッ、ハアハア・・・
   御坂さんみたいになれないもん」
上条「あいつは誰もいなかったから無茶なことしてああなったんだ
   でもお前には俺がいる
   佐天さん、あんたが辛そうにしているのは見てられないんだ!」
佐天「とうま・・・」
上条「分かってくれたか?」
佐天「うん・・・でもやっぱり頑張らなきゃ」

佐天「第四波動オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」

とある佐天の第四波動
~fin~

御琴「・・・・・・・・・」
ピーン
バチバチバチ

佐天「ハアアアアアアァァァ・・・・」

佐天「第四波動オオオオオオオオ!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオン

佐天「うっ・・・・」
ばたっ
上条「大丈夫か涙子!」
佐天「とうま・・・」

御琴「ふふふ・・・私が勝った・・・私が勝ったわよ
   これで当麻は私のもの・・・ふふふあははははは・・・」


上条「なあ、もうやめろよ二人とも
   何でこんなことするんだよ・・・
   ビリビリ・・・俺には佐天さん・・・涙子が大切なんだ
   やめろよ、やめてくれ・・・」
御琴「・・・・うっさいわね」
バチバチバチ

上条「くっ・・・」(だめだ、右腕が・・・)

佐天「だ、第四波動オオオオ!!」
ドゴオオオオオン

佐天「とうま・・・・好き・・だよ」

上条「涙子・・・涙子おおおおぉぉぉ!!!」

なんだ夢か


保守

御琴「さっさと当麻返してよ」

佐天「いや、いやです」

御琴「うわあぁ・・・きしょい」
ガスッガスッドコドグシャ

佐天「とうま・・・とうま・・・」

<(^o^)> とうまとうまー  
( )
 \\
..三    <(^o^)> とうまー
 三    ( )
三    //
.    <(^o^)>   三  ねーとうまー
     ( )    三
     \\   三
 \    
 (/o^)  とうま聞いてるの!?
 ( /
 / く

  ..三<(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)>  三
 ..三   ( )    ( )    ( )    ( )   ( )  三
..三   //   //   //   //  // 三

とうまー おなかすいたよー とうまー   とうまー

..三    <(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)> 三
 .三    ( )    ( )    ( )    ( )    ( )    三 
  ..三   \\   \\   \\   \\    \\    三
とうまー     とうまー とうまが首まで埋めたー   とうまー

  ..三<(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)>  三
 ..三   ( )    ( )    ( )    ( )   ( )  三
..三   //   //   //   //  // 三

とうまが首絞めたー とうまー とうまがドアに挟んだー

                 , -―――- 、
            /::::::::::::::::::::::`Z::::::`ヽ
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         / :.:::.:.::::::::::/::::::::::::::: :    ヽヽ
.         /:::::::::::::........./..............................::::::::::ハ
.         ,'::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::i:ハ
       |:::::::::i::::::::::::i::::i::/!::/!:::::リ |:i::从::::i::i:::l

       |:::::::::|::::::::::::|::::斗|-ト!、:/ !:|:廾ト::i:::!:::l
       |:::::::::|:::::::i::::|::イj,上ニリ'  ノ' リ行ト、::!::::!
       |:::::r┤:::::| ::レイ´{:h.}     |rリイ:::! ::|

       |:::::ト下、 :!::::|.` 上シ     、 ″,|:::|::::l  とうま元気かなぁ
       |:::::::ト ミ_`ヽl         i  r_^ヾ\|   上のAAうぜえ
.         !:::::/:::::::i::ヽ           ,  ノ.ノ }
.       ,':::/:::::::::i::::::|`  、   ̄  /  ノ
.       ,'::::|::::::::,ィ<ノ   `  ァ- '´  /ノ、
.        !;;斗<:::::::::ヘ     (    /:::::》::::>、
     ,<::≪::.:.:.:.:.:.:.:ヘー 、  ハ   |::::》::/, --ハ
.     /  `<::≪.:.:.:.:.:ヘ_, ---.、!   |》//  ノ }
    /   !   i<::≪.:.:.ヘ.:.::.:.:.:::|  |リ´ ./  |
.   |    i   V `<::≪ヘ :.:../:|  ! /   i !
.   |/  ハ   i V::.:.:.:`<:ヘ /》:|.   ',       V
    /     ハ  ノ V:::.:.:.:.:.:.:ミ彡イ!   ',.       |
.   /     V   ` ̄ ̄l三三! |    V    |
  |      ハ      /:.|:.::.ト、|    V     !
  |       ハ      |:.:.|:.:.:|.:.|       V   |
  |_____}、. .   |::::| .:ノ:!     !\ !

  /   ´ ̄ ¨' ―- . _|::::l:/ -弋       .∧/
  .{              `     \    /-'
  `ー--------――――、___,イェ'ノ ヽ__,ノ―――――

佐天さん「……」カキカキ


上条 涙子


佐天さん「へへ…えへへ……///」

わるい、予想以上に今夜から朝まで忙しくなりそうだから

今ちょっとだけだが、投下しとくわ

~翌朝~


ジリリリリッ

佐天「…んっ、朝か…」

ガチャン

佐天「…ふぁあ~。なんか、結局…」


佐天「昨日はあんまり眠れなかったなぁ…」


佐天「…」

佐天「…あ」

佐天「…NEEDLESS録画しわすれた…」

佐天「…しまった!昨日は第四波動が…!」

佐天「…って言っても、そういえば昨日、テレビ点かなかったような…」


ピッ

佐天「あっ、点いた」


『……次のニュースです』


佐天「たまたまだったのかな…。そういえば一昨日も…」


『…二日前の夜から○×地区で発生している、停電についてのニュースです』

佐天「…あっ。…て、停電?」

『…昨日も午後…時頃から、○×地域の各地で停電が起こり、近隣住民が困惑の声をあげています…』


佐天「…へぇ。やっぱり停電だったんだ…」

『…なお、業者側はこの停電については、いずれも未だに原因不明とし、今後とも原因究明に全力であたりたいと発表…』

佐天「原因不明の停電…かぁ…」

佐天「電気の調子が悪いのかな?」

佐天「…まぁ、私には関係ないか」

佐天「さて、学校いこうっと…」


佐天「…」


佐天「(…そういえば)」


電気といえば…


佐天「…気のせい、だよね。うっし、準備しよっ」

佐天「…あっ、マフラーマフラーっと」

ふふっ


『…』


『…今日の天気です』

『…今日は全国的に朝から雨…』

『…ところにより…』


『…雷を伴うでしょう…』


~学校~


佐天「…はぁ、雨なんて、なんかヤだなぁ。あ、ちょっとスカート濡れてる…」

佐天「もう、傘さしてても濡れるんだもんなぁ…。まぁ、いいや、とりあえず教室に…」

佐天「…あ!初春だ!」

初春「……」

佐天「…うーいっはるー!」ファサ

初春「……」

佐天「今日のパンツは…って、初春…?」

初春「……」

佐天「おーい、初春~?どうしたー?」


初春「……」

佐天「ちょっと、初春!」

初春「…あっ!は、はい!」

佐天「初春、どうしたの?なんか凄いぼーっとしてるけど…」

初春「…えっ?い、いえ!な、なんでもないですよ?おはようございます佐天さん!」

佐天「おはよう。…ってか、なんか顔色も悪いしさ…なに、生理か?」

初春「なっ、ち、違いますよ!そ、そんなこと大きい声で言わないでくだ…さい」

佐天「…うーん。なんか、いつもよりツッコミにも元気がないなぁ…」

初春「ほ、ホントになんでもないですから!ホントに!」

佐天「…ふーん。ま、ならいいけどさっ」

初春「…あ」

佐天「ん?どうした?」

初春「…そのマフラー、まだつけてたんですね」

佐天「あ、ああ。これね…実はさ…」


佐天「上条さんが…私にくれるって」


初春「…!」


佐天「昨日、たまたま会ってさ。…返そうと思ったんだけど…」

初春「…」

佐天「…私に、持ってて欲しいって…」カァ

初春「……そ、そうなんですか。それは…良かったですね…」

佐天「…うんっ。えへへ」

初春「……」

佐天「…初春」

初春「…へ?はい?」


佐天「ありがとうね」

初春「えっ…?」

佐天「初春が上条さんを誘ってきたらいいって昨日言ってくれなきゃ、私、昨日上条さんに会えなかったと思う…」

初春「…っ」

佐天「連絡先もわかんなかったし、闇雲に探すしかなかったけど…でも、会えたし」

初春「………」

佐天「それに初春、私が連絡先知らないからって、調べてくれるって言ってくれたし…」

初春「………」

規制だったすまん…


佐天「だからさ、」

初春「………」

佐天「ありがとう、初春」

初春「………いえ」

佐天「…あはは、なんか初春に面と向かってこんなこと言うの、恥ずかしいわね…」

初春「……あ…」


佐天「さって、そろそろチャイム鳴るし、教室行こうぜー初春!」

初春「あっ、わ、私は……その、ちょっと、お手洗いに寄ってから行きますんで…」

佐天「そっか…やっぱり、生r…」

初春「違いますっ!もう、先行ってください!」

佐天「はいはい、そんじゃね!」


…私は…


『―…初春さんの携帯に入ってる画像、見せてくれる?…―』


…私は…っ!


『―…入ってるよね?…―』


わたし…はっ…


『―…二人が写ってる画像…―』


…ありがとうなんて


言われる資格、ない…

とりあえずこんだけ

投下途中で止まったら規制だと思ってくれ

少しだけですまん

かなり難しいがまた暇ができたら投下しにくる

支援ありがとう

あれ、抜けてた

最後から2番目のレスです



タタタタッ…


初春「…」


ありがとう、なんて

言わないでください…

私は…私は…


『―…それで、佐天さんは今どこに?…―』

『―…ふふっ、さすが初春さん。場所もわかっちゃうんだ…―』

『―…じゃあ、次はさ…―』

すまん

>>607>>601の前に入る

ありがとう、それじゃ

>>626
ビッチングマシーンが数字の書いてあるボールを発射してくるから
そのボールの数字をよみとったり、
相手が棒で攻撃してくるからそれを避け続けたり…

>>628
( 0M0)<3!
⑨三三三三

寝る前に保守

御坂「ちょっとアンタ、何佐天さんにビビって震えてんのよ!」

上条「ちげえって!何か急に寒くなって…」

ビリビリ「なんで……気付いてくんないのよ……」

上条「ビリビリ……?」

佐天「御坂……さん?」

ビリビリ「……あんたが」

佐天「ひっ」

ビリビリ「あんたが……」

上条「なっ…涙子!」

ビリビリ「あんたがぁあああああ!!!」ヒュンヒュン
上条「砂鉄の剣!くそっ」ダッ

ザシュッ

佐天「上……条……さん?」

上条「ごめんな……服……汚しちまって……。右手じゃあ……間に合わ……な……」ズルッ

佐天「上条さん!?上条さん!!上条……がっ!!」ザシュ

ビリビリ「アハ……アハハ……アハハハハハッ!!これで、あんたは……私の……私だけの……あ……
れ?動いてよ……なんで……せっかく、私が……え……うそ……うそうそ……う……あ……あああ
ああああああああああああッ!!」


ワタシハ タダ アンタニ

おわり

なんだ妄想か。


保守

保守

と見せかけて投下してる者だが

今なら少しだけ投下できるんだが、どうだろ

てか人居る?

お、居るのか

したらばまたまた少しですまんが投下する

~昼休み~


佐天「ふぅ…やっと昼休みかぁ」

初春「…佐天さん、寝てたじゃないですか」

佐天「うーるーさーい」ムシッ

初春「あああ!ま、真ん中の方の花は特にやめてくださいぃ~!」

佐天「いいじゃん、毎日水あげてればそのうちまた生えてくるでしょ?」

初春「生えませんっ!…え、っていうかじゃあ何ですか、私が土台??花が主役!?」

佐天「えっ……違うの?」

初春「なに素で驚いてるんですか!その反応に驚きですよ!」


佐天「ちょ、土台がなんか喋ってるよ。なんとか言ってやってください初春さん」ムシリッ

初春「土台って言った!今土台って言った!しかも頭の初春さんむしられてるぅー!」

佐天「へへっ。冗談だって、ごめんごめん」

初春「…もう、ひどいですよぉ、佐天さん…」

佐天「…ふふっ、なーんだ」

初春「?」


佐天「ちょっとは元気になったんじゃない?」

初春「え…」

佐天「初春…朝から元気ないんだもん。授業中もたまにぼーっとしてたし…」

初春「あ…」

佐天「あんたが元気ないと、なんか調子狂うじゃん。だからさ…」

佐天「…元気、出しなって!」ニコッ

初春「…佐天さん」

佐天「いつも通りの初春が一番だしね」

初春「……は、はいっ…」


佐天「…うん、よし。…さーて初春っ、とりあえずご飯食べにいこーよ!」

初春「…あっ、えっと…」

佐天「学食にする?それともどっか別の…」

初春「あのっ!」

佐天「えっ?ど、どうした?」

初春「…私、今日は用事があるんです…すみません」

佐天「へ?用事って…」


初春「…それは…ちょっと、ジャッジメントの…」

佐天「…そう、なんだ。…」

初春「はい…」

佐天「…」

初春「…」

佐天「…わかった」

初春「……すみません」

佐天「ううん、いいって。仕事なら…仕方ないしね!」


初春「…はい、あの…ではまた…」


トコトコ…


佐天「……っ、初春!」

初春「っ!は、はい?」

佐天「あのさ…………」

初春「……」

佐天「…っ…いや、ごめん。なんでも、ない…」

初春「…はい」

佐天「呼び止めて…ごめんね!それじゃ行っといでっ」

初春「…はい」


トコトコ…タタタタッ…


佐天「……」


佐天「…初春…」

佐天「…一体、何があったの?」

…私にも


話せないようなことなの…?


…私じゃ…

私じゃ力になれないの…?

わっ、すまん

あとちょいとあるんだがもう行かなきゃ

また30分後か1時間後には来るわ


~屋上~


ザー…


初春「…」

初春「…雨」

初春「まだ、止まないのかな…」


…ゴロゴロ…


初春「…雷…」

初春「…鳴らないで欲しいな」


初春「…」


ピッ

プルルル プルルル

ガチャ


『…はい?』


初春「…初春…です」

『あら、初春さん。こんにちわ』

初春「こんにちわ…御坂さん」


『…それで?ちゃんとできた?』

初春「……」

『発信器…ちゃんと佐天さんに付けてきた?』

初春「…はい」

『そう、ありがとう。』

初春「…」

『ふふっ、ごめんなさいね、こんな役させちゃって』

初春「…」

『またパフェでも奢ってあげるからさ』

初春「…あ、あのっ…」


『ん?』

初春「…や、約束…」

『…ああ、約束ね。』

初春「…」

『大丈夫よ。ちゃんと守るわ』

初春「……」

『佐天さんを傷つけない、っていうことでしょ?』

初春「…はい!あの、どうか…」

『…ええ、心配ないわ。大丈夫よ』

初春「!…よかっ…」


『あなたが私の機嫌を損ねない限りは、ね』


初春「…っ!」


『ははっ、大丈夫よ』


『まだ大丈夫』


『まだ停電程度で済んでるわ』


初春「…うっ…!」ガクガク

『もう、そんなに怖がらなくていいのよ?』

初春「…うっ、あっ…」ガクガク

『ふふっ…そんなことよりさ、初春さん』


初春「え…?」

『今日は…とっても良い天気ね』

初春「…っ!!」


…ゴォォ…


『なんか良いこと起きそう』

『そう思わない?』

『初春さん』


初春「…わ、わた、私は…」


『…どうしたの?』

初春「…そっ、その…」

『…はははっ、大丈夫よ初春さん』

初春「…」

『そんなに怖がらないでよ』

『ちゃんと降ってくれるわ』

初春「…えっ…」


…ゴロゴロ…

『空から、プレゼントが』

プチッ

ツー…ツー…ツー


初春「………」


初春「…なんで…」


なんで…

こんなことに…


……佐天さん……


私は…どうしたら…いいんですか…?


どうしたら…

あなたを救えるんですか…?


どう、したら…


ザー…

ここまでで

いつも保守・支援ありがとう

また暇ができたら投下する

てかこのスレで終われるかちょっと自信ないかも…

士「この世界での俺の役割は、また黒子か…」

美琴「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

ギュンッ!!

上条「危ない!佐天さん!く…目にゴミが…」

ゴシュ!

保守

しかし、美琴は上条を籠絡する方向じゃなくて、
佐天を蹴落とす方向でいくのか?

とりあえず、去年の日曜朝8:00から10CHでやってた昼メロ程度ですむことを祈ろう。

ビリビリ「あいつに手出したんだもん。当然よ……ね、う、い、は、る、さん」
初春「う……ゴバッ」ビタビタ

ビリビリ「こんなので吐いてちゃダメよー?この街はもっと酷いことで溢れてるから」

初春「ハァッハァッ……佐天……さん……ごめ……ごめんなさい……ごめんなさ……ッ!ゴバッ」ビタビタ

ビリビリ「あーあーそんなに出して。まぁ気分が良くなってからでいいからソレ片しといて。近くに処分場あるみたいだから」

初春「……え?」

ビリビリ「まぁ片付けるっていっても拾い集めてポイだから時間もかかんないでしょ。じゃ、よろしくー」

初春「そん……な」

ビリビリ「あっ、他の人に喋っちゃダメだかんね。二人の秘密、ね」

ワタシタチ トモダチダモン ネ ?

初春「―――――ッ!!」

ビリビリ「アハハハハハハハハハハハハハハッ!」


おわり

なんだやっぱり妄想か。


保守

いつの間にかNEEDLESSの10巻が発売してたから今買ったぜ


保守

ああ、あの義手の代わりにつけ替えたアレから撃つんだな…

上条って美琴の超電磁砲効かないっていうけど、
超電磁砲ってメダルを音速の3倍で撃ち出すんでしょ?
幻想殺しで電撃を消したところでメダルの速度が落ちないんじゃ防げないんじゃない?

>>753
お前はライダーキックで怪人が爆発することに疑問を持ったりするのか?

ビリビリ「じゃあね、佐天さん。楽しかった。」パリッピリッ

佐天「い……や……上条さ……助け……」

上条「おい……やめろ……やめてくれ!!くそっ!こんな縄!!」

ビリビリ「向こう着いたら初春さんによろしくね」ズガァン

佐天「上条さ―――……」ジュッ

上条「うそだろ……なんで……涙子……?おい……う……ああああああああああああああ!!!」

ビリビリ「なんでそんなに悲しむの?これからは私が……ずっとそばに居てあげるじゃない……ずっと……アハハ……アハハハハハハハハハハハハ!!!」

モウハナサナイ

おわり

なんだ思ったとおり妄想か。


保守

細かい事をごちゃごちゃうるせえんだよ蛆虫の佃煮どもが!!

>>821
ソルヴァさん、何やってるんですか?

保守

佐天「彼氏ほしいなぁ~」

黒子「それならいい人がいらっしゃいますわよ」

佐天「うわっ、し、白井さん」

黒子「お姉様が敵対視しているあの男
   あの方なんてどうかしら?」

佐天「え?でも・・・・・」

黒子「あの方は彼女なんていらっしゃいませんわよ」



上条「お?珍しい組み合わせだな?」

佐天「あ、あ・・・その・・・」

黒子「あら、ちょうどよかったですわ
   あなたこの子と付き合ってみては下さらない?」

佐天「な、何言ってるんですか!!白井さん!」

ドタッ

上条「ん・・・なんだ・・・夢か」

上条「今日は休みだし散歩でもしてくるか」

佐天「・・・」黒子「・・・」

上条(ん?あそこにいるのは・・・)

上条「お?珍しい組み合わせだな?」

上条「

上条(あれ?なんでこの言葉が・・・デジャブ?)

佐天「あ、あ・・・その・・・」

黒子「あら、ちょうどよかったですわ
   あなたこの子と付き合ってみては下さらない?」

佐天「な、何言ってるんですか!!白井さん!」

上条(正夢ですか・・・)

黒子「どうですの?上条当麻?」

佐天「そんな、ちょっと白井さんそんないきなり・・・」

上条(どうする?上条当麻!彼女居ない暦年齢の俺にチャンスが訪れているんだ!
    ・・・うんこれはいいことだ上条さん頑張れ頑張ってOKするんだ)

上条「・・・いいぞ」

佐天「へ?」

黒子「・・・・・・・・・シャ」グッ

上条(あああああああああ言っちまったあああああOKしちまったあああああ)

佐天「あ・・・・////」

黒子「よかったですわね佐天さんあなた彼氏ができましたわよ
    これでお姉様も・・・」

御琴「私がどうしたって?」

黒子「お姉様ああああ」だきっ

御琴「ちょっ離れなさい黒子!
   あ、佐天さんこんにちは、どうしたの?
   顔真っ赤だよ?」

佐天「え・・・///うわあぁ///」

黒子「そうですわお姉様、佐天さんはこの方と付き合うことになりましたの
   これでお姉様に付く悪い虫は・・・」

御琴「・・・え?付き合う?こいつと佐天さんが?
   あ・・・え?なんで?え・・・」
ダッ
黒子「ちょっとお姉様どうなさいましたの~待って下さいまし」

佐天「・・・ふふふ、あははは」

上条「・・・くっぷぷぷ・・・」

上条「これくらいの保守でいいだろう十分支援したはずだ」

佐天「そうですね・・・ふふふ、にしても御坂さんのあの・・・ぷぷ」


佐天「そろそろ
   


   第四波動オオオオオオオオオオ!!!!!」

なんか凄いレススピードだな

保守・支援サンクス

おそらく2時か3時頃に投下予定

遅い時間なんで、寝る人は無理せず寝てくれ

じゃ、ちっと風呂入ってくる

>>704の続き

…ピッ

パタンッ


御坂「…ふぅ」


御坂「ごめんね…初春さん」

御坂「あなたは何も悪くないのに」

御坂「…はぁ…まったく、それにしても」

御坂「…とんだ憎まれ役だなぁ…私」

まぁ、しょうがないか…


…これでいいんだよね

私は…私は…間違ってない

私は間違ってなんかない


私は悪くない

私は悪くないのよ

悪いのはあいつ

あいつが悪い

あいつが

『―…俺に……?…―』


『―…何言って……―』


『―……の時に…これを…?…―』


『―…わかったよ…―』

あいつが…

悪いのよ


私は…信じてたのに


あいつは、裏切った

そうよ、裏切られたのよ


素直になれない性格だって

自分でもわかってたから

だから

素直になろうと思って頑張ったのに

あいつは

私を

選ぼうとしなかった

選ばなかった

どうして?

どうしてなの?

あいつと話した時間も

あいつのことを考えてる時間も

あいつと過ごす時間も

一番大事にしてきたのは

私なのに…

私以外に誰がいるの?

私以外に何があるの?

私以外にあんたをこれ以上に思ってる人なんて

居るの?

あいつには

私しかいないはずなのに…
選ぶ選択肢は

私しかないはずなのに…



…いや

選べなかった、のよね?


無駄な選択肢が増えちゃったんだもんね

ふふっ

それは仕方ないわ

仕方ない…


仕方ないから私が潰してあげる

その、邪魔な選択肢を

元通りにしなきゃ、ね

私しか選べない選択肢に


御坂「…さて、」

御坂「佐天さんの帰りでも待ちますか…」


ふふっ、はははっ


気分が良い


なんでだろう


…ああ、そうか


ザー…


こんなにいい天気なんだもんね


~放課後~


黒子「…ふぅ、今日も終わらせなきゃいけない仕事が結構ありますわね」

初春「そう、ですね…」

黒子「さ、今日もさっさと片付けちゃいましょうねっ」

初春「……」

黒子「…初春?」

初春「えっ、あ、はい!」

黒子「…何をぼーっとしていますの?」

初春「うぇ?…あ、いえ…すみません。大丈夫です…」

黒子「…そう」

初春「……」



数十分前


『初春、今日も仕事?』

『あ、はい。すみません』

『もう、しょうがないなぁ。…また一緒に帰ろうね?』

『は、はい!もちろんですっ!』

『へへっ、それじゃ…仕事頑張りなよ?』

『あ、はい…』

『じゃあ、また…』

『…っ、あ!佐天さん!』

『…ん?』

『…あっ、えっと…』


『何?なんかコンビニで買ってきて欲しいとか?』

『ち、違います…。あの、その…』

『ははっ、どうしたのよ初春。』

『いえっ、あの…その……』

『……』

『……初春』

『えっ、は、はい?』

『…大丈夫』

『…!』

『私は、大丈夫だから』

『佐天…さん…?』

『いやぁ正直、私バカだからさ。あんたが何を悩んでるかわかんないだけどさぁ…』

『…でも、私にとって初春は』

『最高の友達だから…』


『…あっ…』

『だからさ、せめて、いつものように』

『笑顔で居て欲しいな』

『……』

『…例え何があっても、初春は初春のままで居て欲しいの』

『だから、もっと自分を大事に…してね』

『…佐天…さんっ…』

『…そんじゃ、またね!』
『…あっ!』


タタタタッ…


初春「……」

規制苦しい


初春「(…結局、引き止められなかった)」

初春「(…今日一人で帰ったら…)」

初春「(…でも、御坂さんは…約束は守るって…)」

初春「(私が下手に佐天さんを助けようとしたら…)」

初春「(…御坂さんを怒らせるかもしれない…)」

初春「(…でも…)」

初春「(…どっちが、良かったんだろう…)」

初春「(…私は…)」


黒子「……」

初春「……」

黒子「…はぁ」

初春「……」

黒子「ねぇ、初春」

初春「……」

黒子「うーいーはーるっ!」

初春「うぇ!?あっ、は、はい!?」

黒子「…はぁ、初春。…最近、こんな事件が起こっていること、知っていますか?」

初春「えっ…?」

黒子「…二日前から起こっている」

黒子「連続停電被害」

初春「…っ!」

黒子「本来なら、『事件』なんて呼び方はおかしいんですけどね」

初春「……」

黒子「停電なんて、どこにでも起こりうるものですから」

初春「…はい」

黒子「では、なぜ『事件』と、我々が呼んでいるかわかりますか?」

初春「それは…」


黒子「…怪我人が出ているんですよ」

初春「!?そ、そんな…!」

黒子「普通、停電なんかで何か特別な人的被害が出るケースは稀です」

黒子「それに今回の停電被害は所詮、小規模な範囲のもの…」

初春「…じゃあ、どうして…」

黒子「…そうですね。では、初春」

黒子「この小規模な停電が、ある地点から離れたまた別の地点で、何故かその範囲だけ停電を起こしているとしたら?」

初春「…!」


初春「…!」

黒子「停電なんてものは、大体一ヶ所で起これば、その辺一体の地域が影響を被るものです」

初春「…確かに」

黒子「…しかし、今回のは…これを見てください」

黒子「…昨日、最初に停電を起こしたのは、この地点。」

黒子「そして10分後にそこから300メートル離れたこの地点…」

黒子「…そして次はここ…その次はここ…」

初春「…あっ…ああ」

黒子「…その間隔もバラバラ、範囲も一定のものではない…」

黒子「ずいぶんと、気分屋な停電だと思いません?」


初春「…っ」

黒子「…そして問題は…」

黒子「…その停電が起こっていた範囲を歩いていた数名の人が…」

黒子「体に、軽い火傷を負っているということです」

初春「…!」

黒子「このことは公には公開されていません。」

黒子「…大体、原因不明の停電で負傷者が出たなんて、説明がつきませんものね」

初春「…」

黒子「そもそも、たかが停電している範囲にいた人間が」

黒子「まるで、『電気』によって火傷を負うことなんて」

黒子「ありえない話なんですよ」


初春「……じゃあ…これ、は…」

黒子「…私とて、認めたくありませんが…」

黒子「あなたの想像通り」

初春「…!」


黒子「…お姉さまですわ」

………



~公園~


ザー


佐天「…」

佐天「…雨」

止まないなぁ


こんなに寒いのに

雪にもならないなんて


佐天「…寒い」


…誰もいない

あの日もそうだった


誰もいない公園で

寒い寒い公園で

ベンチに腰掛けて

ずっと、ぼーっとしてて…


そしたら

優しい声がして

私の首にマフラーをかけてくれて

私の冷たい手を、暖かい手で包んでくれて…


佐天「…上条…さん…」


名前を呟いても

その人は今はいない

いない

寂しい…

寂しい…

けど…

でも


佐天「…いつまでも、頼ってばっかじゃダメだよね」


そうだよね、初春?

初春は苦しんでたんだもんね

ずっと、私のために苦しんでたんだもんね

ごめんね…初春

気付いてあげられなくて…

ごめんね…初春

あんたがあの時…

昼休みに教室を出ていったあと

私、こっそり付いていってたんだ

初春が電話してる声、聞こえてきたよ

1000までに終わるか?


誰と話していたかは、わかった

初春が私を守ろうとしているのも、わかった

自分が悩んでいることを

誰にも打ち明けられない理由も

それを抱えていたから

ずっと元気が無かったのも

わかった…


だからさ、初春

今度は私の番

私が…初春を守る番

これ以上、苦しめたりしないから


大丈夫

私は大丈夫だから

心配しないで、初春


私は

私は…

佐天「…自分で、決着を着ける」


それがせめてもの罪滅ぼし

ごめんね、初春

ちょっと、待ってて

もうすぐ

もうすぐ来るはずだから


彼女が

>>903
今投下してる分は大丈夫だけど、完結は新スレでないと無理かも

………



黒子「…最近、お姉さまはあまり家に帰ってきておりません」

初春「…えっ」

黒子「帰ってきたとしても、やつれた様子で、話しかけてもほとんど上の空な返事ばかりでした…」

初春「…」

黒子「…おかしいとは思ってたんです」

黒子「もちろん、家に帰ってこないお姉さまの身を案じて、私も何度も探しに行きましたわ」

黒子「…でも、足取りがなかなか掴めない」

黒子「目ぼしいところは全て探したのに、それでも、見つかりません」


黒子「…一度だけ、見つけたことがありましたが」

黒子「…その時には、お姉さまはいつもの感じで」

黒子「まるで何事もなかったかのように、振る舞っていましたわ」

初春「…」

黒子「…でも」


黒子「…ここ最近の停電被害」

黒子「そして、帰りの遅い、あの様子のお姉さま…」

黒子「…どう考えても、悪い予感しかしませんわ」

初春「…っ」

黒子「……初春」

初春「…」

黒子「…何か知っているんでしょう?」

初春「…うっ…うぅ…」

黒子「…話してください、全て」

黒子「今すぐに!」


初春「……っ…わかり、ました…」

………


黒子「……」

初春「……これが、私の知ってる、全て、です…」

黒子「……うし…て」

初春「…え?」

黒子「どうして佐天さんを一人で帰らせたんですの!?」

初春「っ!」ビクッ

黒子「…あなた、今のお姉さまが」

黒子「律儀にあなたとの口約束を守るとでもお思いですか?」

初春「…っ!!」


黒子「…それに、考えてもみなさい」

黒子「…実際に、関係のない人が…怪我をしているんですよ?」

初春「……!!」

黒子「…まだ…まだ佐天さんには危害が加えられていなかった…いや…」

黒子「運良く、危害を被ることをまのがれた」

初春「…そ、そんな…」

黒子「…無関係の人を巻き込んでいることを意に介さず…」


黒子「…後輩であるあなたに、そんな仕打ちをしていること…」

黒子「…そして、佐天さんへの憎悪…」

黒子「…もう、お姉さまは…」

黒子「…通常の精神状態ではございませんわ…!」

初春「……あ…ああっ…」

黒子「泣きそうになっている場合ではありませんわ!」

初春「…うっ…」

黒子「早く…佐天さんにつけてる発信器の場所を…!」

初春「…はっ、はい!」

佐天さん…!!

どうか

どうか無事でいてください…!

私が…

私があの時ちゃんと引き留めていたら…!

あの時…!

あの時…


『大丈夫』

あの…時…

『私は大丈夫だから』


……!!

気付いて…

気付いていたんですか…

佐天さんっ…!!

………


へぇ…

ここ、か。


確かに、人もいないし

色々と好都合かもね


ビリッ


やっと、お話ができる


ビリリッ


さーてと


御坂「…佐天さん。みーっけ」

次回で完結予定

とりあえず今日は忙しくて投下は無理だすまん

23日に投下予定

ここまで支援ありがとう

投下するのいつも遅くてすまん

佐天「第四波動オオオオ!!!」

上条「その幻想をぶち壊す―幻想殺し―」

佐天「・・・うっ」ばたっ

上条「佐天さん大丈夫か!」

佐天「ん?私は何を・・・痛っ」

上条「すまない佐天さんこうするしかなかったんだ許してくれ」

佐天「いいですよ・・・上条さんは私を救ってくれたんだよね
   ありがと」ぎゅっ

上条「佐天さん・・・」ぎゅっ

御琴「ほしゅっ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月18日 (水) 14:30:27   ID: 8om7JY8L

3年前か…つまり打ち切ったんだな…
っていうか、どこが本編でどこが余計な話か区切りがわからん。
…なに?第四波動って?

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