苗木「江ノ島さんを更生させてみた」 (1000)

ロンパ1のネタバレを盛大に含みます
原作未プレイ・アニメ視聴中の人は気を付けてください

ロンパ2のキャラも少しでてくるかも

最初の方しか書いてないんで、のんびりやります
読んでってくれると嬉しい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378056901

苗木「ある日、江ノ島さんが破滅願望を持っているって気づいたんだ」

江ノ島「破滅願望じゃねーっての、絶望願望だっての」

苗木「僕たちはそんな江ノ島さんを救おうとした」

江ノ島「無視とか絶望的です……あと救わなくていいです……」

苗木「そこで不二咲さんが用意してくれたのがこれだ」

江ノ島「何このでかい機械」

苗木「なんでもこれで脳を電気的に操作して、人格を書き換えることができるらしい」

江ノ島「不二咲ぱねえなおい」

苗木「これで、江ノ島さんを更生させてみせる!」

江ノ島「正体バレて人格書き換えられちゃうとか絶望的! けど勘弁! 逃げるぜッ!」ダッ

大神「すまぬな、そうもいかないのだ」ガシッ

江ノ島「オーガ出てくるとかいくら私様でもむーりぃー」

苗木「ということで、始めるよ!」ポチッ



エノシマさんがクロにきまりました。
こうせいをかいしします。



江ノ島「うっ……」

苗木「これで治るはずだけど……」


『お昼』

江ノ島「あーお腹すいたー。絶望的にお腹すいたー」

桑田「おい苗木、あれほんとに治ってんのかよ?」

苗木「たぶん……」

戦刃「盾子ちゃん!」

江ノ島「あら残念なお姉さま。どうしました?」

戦刃「盾子ちゃんに渡されたお金、ちょっぴり足りなくてお弁当買えなかったよどうしよう!」

江ノ島「うぷぷ、だってわざと少な目に渡したんだもーん」

戦刃「えっ?」

江ノ島「今からもう一度行ってももう売り切れてますよね……お腹すいてるのにお昼食べれないって絶望的ですよね……。つーか周りの知り合いから金借りりゃいいだろうが! これだからあんたは残念なんだよ!」

戦刃「うぅ……」

江ノ島「はあああああんん!!お腹すいた!絶望的ッ!!!」

戦刃「お腹すいたよう……」キュー

桑田「治ってねーじゃんこのアポ!?」

苗木「ほ、本当だ! 不二咲さん!」

不二咲「ええ? そんなはずは……」


江ノ島「はあああ絶望!!!絶望的!!ぜ、絶ぼ、う、うううぅ……お腹すいたよぅ……」

苗木「えっ」

江ノ島「なえぎ~、お腹すいたご飯ちょうだい……」グスッ

霧切・舞園「」ガタッ

苗木「え、えっと、江ノ島さん? 空腹の絶望感を堪能してたんじゃ……」

江ノ島「なんかさー、本能的に? 絶望? 求めちゃうんだけどさ?」

苗木「う、うん」

苗木(やっぱり失敗?)

江ノ島「でもその絶望を喜べないんだよね……フツーにつらい……」

苗木(なにそれかわいい)

江ノ島「こ、こんな体にしたのは苗木なんだから! 責任取りなさいよね!」

苗木「」

霧切・舞園「」

こんな感じで、つい絶望を求めるけどそれで勝手に辛くなる妹様のほのぼのした話になる予定です
たぶん

正直こんなにレス着くと思ってませんでした
ありがとうございます、頑張って責任とります!


キーンコーンカーンコーン

苗木「よし、今日の授業はこれで終わりか」

桑田「苗木ー、この後ひま?」

苗木「うん。特に予定はないけど」

桑田「じゃあカラオケでも行こうぜ!」

苗木「あっいいね! ちょうど歌いたい曲あったんだ。他には誰か誘うの?」

桑田「それなんだけどよ……。ちょっとこっち来い」チョイチョイ

苗木「ん?」

桑田「舞園ちゃん誘ってきてくんねーか? ほら、俺が誘うとがっついてるように思われそうだからよ」コソコソ

苗木「ええー? それくらい自分で誘おうよ……」

桑田「頼む苗木! 一生のお願いだから!」

苗木「それ一昨日も言ってなかった? まあいいけどさ」

苗木(僕も舞園さんとカラオケに行きたいしね)

江ノ島(……おいおいおいカラオケだとォ? 『超高校級のギャル』の本領、見せちまうか? だがしかし、あえて不機嫌オーラを放つことで誘わせないッ! なんてぼっち! なんて絶望ッ!!)


苗木「あ、あのさ、舞園さん」

舞園「なんですか苗木くん?」

苗木「これから桑田くんとカラオケ行こうと思うんだけど、一緒にどうかな」

苗木(あれ? これって僕ががっついてるように見えないか?)

舞園「大丈夫ですよ、苗木くんはそんな人じゃないってわかってますから。あ、でもがっついてくれてもいいんですよ?」

苗木「えっなんで!?」

舞園「ふふふ、エスパーですから」

苗木「あ、それ久しぶりだね」

舞園「だって最近の苗木くん、わりとなんでも口に出してますし」

苗木「ええ~そうかな?」

舞園「そうですよ!」

江ノ島(なげーよ!! いつまでイチャコラしてんだよ!! 付き合いたてのカップルか!!!)

朝日奈「霧切ちゃんどうしたの? 難しい顔しちゃって」

霧切「……いえ、なんでもないわ。今調査してる事件の報告がこの後あるから、それについて考えていただけよ」

霧切(今までカラオケに行ったことがないことをここまで悔やむことになるなんて……!)


舞園「あ、それでカラオケの話なんですけど、私も今日は用事なくて暇だったんで喜んで行かせてもらいますね!」

苗木「本当!? ありがとう!」

舞園「桑田くん以外には誰か来るんですか?」

苗木「他はこれから誘おうかなって」

苗木(桑田くんにはとにかく女子を誘いまくれって言われてるんだよなあ……)

舞園「じゃあ帰りの支度してるんで、行くときに声かけてくださいね」

苗木「うん、わかった。それじゃちょっと待っててね!」

舞園「はいっ」

舞園(小泉さんに写真撮ってもらう約束、明日にしてもらうようメールしなきゃ)

江ノ島(舞園さんってー、たしか昼に『写真家』に声かけられてたよねー? 苗木優先なんだねー、うぷぷぷ)


苗木「さて、教室にまだ残ってるメンバーの中でカラオケに行きそうな人となると……。あ、朝日奈さーん!」

朝日奈「んー? 苗木どうしたの?」

霧切(こっちにキター!!)

苗木「これから桑田くんたちとカラオケ行くんだけど、一緒にどうかな?」

朝日奈「ごめーん! 今日はさくらちゃんと隣町までドーナツとプロテイン買いに行こうと思ってて」

苗木「そっか……。あ、たまには霧切さんもどうかな、カラオケ」

霧切(私の時代到来! 生きててよかったわ!)

霧切「しょ、しょうがないわね。苗木くんがそこまで言うなら――――」


朝日奈「ダメだよ苗木! 霧切ちゃんはこれから調査の報告に行くんだから」

霧切(さっき言ったそれはごまかすための嘘ぉぉぉ!!!)

苗木「そうだったんだ、それはしょうがないね……。今度は一緒に行こうね、霧切さん! 報告頑張って!」

霧切「え、ええ……誰の心配をしているの……苗木くんのくせに生意気よ……」

霧切(私って、ほんと馬鹿……)

江ノ島(あちゃー霧切自爆しちゃったか。見栄張って嘘つくから。さて次はこの私様かな? 来なさい苗木誠。声をかけるのもはばかれるくらいの不機嫌オーラを見せてあげるわ!)

江ノ島「……」ゴゴゴ

戦刃「ひっ盾子ちゃん怒ってる? ご、ごめんなさいっ」


苗木「江ノ島さ――――」

江ノ島「……」ゴゴゴゴゴ

苗木(めっちゃ不機嫌!? あれはさすがに誘えないな……)

戦刃(あっ! 苗木くんだー!)

戦刃「苗木くん、何か用?」

苗木「あ、えっと、戦刃さん。この後カラオケでもどうかなーって……」

戦刃「からおけ!」

戦刃(私行ったことない! 苗木くんもいるし行ってみようかな!)

江ノ島「……お姉ちゃん?」ゴゴゴ

戦刃「は、はいっ」ビク

江ノ島「この後。予定」ゴゴゴ

戦刃「えっなんかあったっけ?」

江ノ島「あ っ た よ ね ?」ゴゴゴ

戦刃「あっ、あった! かも!?」アセアセ


苗木「そ、そっか、じゃあまた今度誘うね」

戦刃「うん、ご、ごめんね……」

苗木「いいよいいよ。それじゃ!」

戦刃「うん! またねー!」

江ノ島「……」

戦刃「はあ、からおけ行きたかったなあ。盾子ちゃん、予定ってなんだっけ?」

江ノ島「そんなものないですど」キリッ

戦刃「ええっ!?」

江ノ島「お姉さま絶望しました? 絶望しました? 本当はカラオケに行きたいのにあえて断る! それ以前に誘わせすらしない! はあああああんんん絶望的いいいい!!!」

戦刃「そ、そんなあ……」グスッ

江ノ島「絶望……てき……」


江ノ島「……」

江ノ島「ううぅ、やっぱりカラオケ行きたいよぅ……寂しいよぅ……」

戦刃「ええー!?」

江ノ島「なーえーぎー! さっきの無し! やっぱ行くー!!」

苗木「ほ、本当に!? 予定あるなら無理しなくてもいいんだよ?」

江ノ島「いやーよく考えたらあれ明日だったわ。舞園と同じで、ね」

舞園「」ギクッ

苗木「??」

戦刃(やった! からおけ!)

桑田(うおおおおお!! 女子3人!!!)


舞園「そういえばさっきチラッと聞こえましたけど、苗木くんの歌いたい曲ってなんなんですか?」

苗木「え!? べ、別になんでもいいじゃん。あはは……」

江ノ島「なになに? 隠さなきゃなんないような恥っずかしい曲でも歌おうとしてたわけー?」ニヤニヤ

苗木「ち、違うよ! 普通の曲だよ!」

舞園「じゃあ教えてくれたっていいじゃないですか?」

苗木「ど、どうしても言わなきゃダメ?」

桑田「あったりめーだろこのアホ! ほら言ーえ、言ーえ!」

苗木「わかったよ! 言うってば! そ、その……舞園さんの、新曲、なんだけど……」

舞園「ええっ私の!?」///

苗木「う、うん……」///


江ノ島(何こいつらゲロ甘。絶望的だわーつらいわー)

戦刃(舞園さんの曲覚えれば、次は苗木くんと一緒に歌えるかも!?)

江ノ島(あれ? なんでこいつらがイチャついてると私が絶望するんだ?)

桑田(なんか俺空気じゃね?)



むくろ日記
『今日はカラオケに行きました。
舞園さんと盾子ちゃんがうまかったです。100点って、すごいんだよね?
私はフェンリルで行った国の軍歌を歌えて嬉しかったです。
苗木くんと桑田くんはふつうの高校生のカラオケしてた。って盾子ちゃんが言ってた。
でも私は、苗木くんの歌が一番好きだったなあ』

以上になります
カラオケの話書いてたら今追っかけてるロンパSSでカラオケ始まって焦った
深刻な残姉の幼児化…

1です
日付変わるんでトリップつけます


石丸「苗木くん! おはよう!」

苗木「うん。おはよう、石丸くん」

石丸「昨日は君を含めて何人か、寮に帰ったのが門限ぎりぎりだったそうじゃないか! 何をやっていたのかね?」

江ノ島「カラオケ行ってただけだっつーの……」

石丸「むむ、江ノ島くんおはよう! カラオケだと!? 君達は学生の本分が勉強であると理解しているのかね!」

江ノ島「『超高校級のギャル』としてカラオケ行く義務があったんだよ……」

石丸「なるほど! それは失敬した、門限を破らない範囲でギャルの本分を全うしてくれたまえ!」

江ノ島「はいはい……」

苗木「江ノ島さんなんか疲れてる? それに戦刃さん、今日は一緒じゃないんだ」

江ノ島「なーえーぎぃー、あんたのせいだかんねー」

苗木「??」


江ノ島「うちの残念なお姉ちゃんが歌教えてとか言うから遅くまで付き合ってたんだよ」

苗木「ああ、カラオケ行ったせいで……」

江ノ島(あんたとカラオケ行ったせいで、ね)

苗木「でも江ノ島さんがそういうのに付き合うって珍しいね」

江ノ島「だってあの戦場では負け知らずのお姉ちゃんが超絶音痴だったんですもん……聴いてるだけで絶望的なんですもん……。でもよォ! 音痴な歌聴くの辛いからそこそこ歌えるようにしてやったぜヒャッハー!」

苗木(人格変わって面倒見がよくなってるのかな)

苗木「その戦刃さんは?」

江ノ島「寝落ち」

苗木「え?」


江ノ島「こともあろうにあの残姉、寝ちまいやがったんだ……私より先に……。しかもあいつ、フェンリル時代の癖で寝てる時に近づくやつがいたらついコロッとヤッちまうからよ……」

苗木「えと、じゃあまだ寝てるの?」

江ノ島「そうだよー! 目覚ましセットしてないから昼過ぎまで起きないと思うよー! うーん絶望てきー!」

苗木「大変だったね……」

江ノ島「うん、なんかもう朝からつらい……。苗木くん頭撫でてください……」

苗木「ええっ!? いくらなんでも教室でそんなこと!」

江ノ島「あら? 苗木くんは2人っきりになれるところで私の頭を撫でたいということですか?」

苗木「そ、そういう意味じゃないよ!」


舞園「それで、顔赤くなっちゃった戦刃さんすっごく可愛かったんですよ! あ、おはようございまーす」ガララッ

霧切「へえ、それは珍しいわね。私も次は絶対に行くわ。おはよう」

江ノ島「あたしの頭撫でるのがそんなにイヤなの!?」

苗木「そんなことはないけど!」

霧切・舞園「「何やってるのよ(んですか)!!!」」

江ノ島「ちぃ、邪魔が入ったか!」

舞園「江ノ島さん今までそんな素振り見せてなかったのに!」

霧切「そういうことならとことん邪魔させてもらうわよ」

江ノ島「うわー苗木のことでこの2人が結託するとはね……」

苗木「え、僕?」

舞園「ななな苗木くんは関係ないです! そう! 風紀が乱れてます!」

霧切「そうよ今は苗木くんの話なんてしていないわ。苗木くんのくせに調子に乗りすぎよ!」


石丸「なんだね!? 僕が兄弟と語り合っている間に風紀が乱れていただと!?」

江ノ島・霧切・舞園「「「石丸(くん)は呼んでない!!」」」

石丸「う、うむ……」タジ

大和田「兄弟、この手の話に割って入っちゃあいけねえぜ……」

苗木「あ、あはは……」



セレス「……」

不二咲「朝からにぎやかだねえ。江ノ島さんが明るくなってよかったよ」

セレス「不二咲さん。後で江ノ島さんを更生させたプログラムについてお聞きしたいことがあるのですが」

不二咲「うん? なに?」

セレス「お昼にでも、他の人に聞かれないようなところでお話ししましょうか」

不二咲「?? うん、いいよ」


そしてお昼。

セレス「江ノ島さんの更生は概ね成功のようですわね」

不二咲「うん! まだつい絶望を求めてはいるけど、それを辛いと感じるせいか規模も小さなものに限られてるしね」

セレス「ですが、それ以外の部分の人格も変わっていませんこと?」

セレス(苗木くんへ好意を寄せるようになっていますわよね)

不二咲「ええ? そうかなあ」

セレス「あのプログラム、どうやって人格を矯正したのです?」

不二咲「えっとぉ、セレスさんにも人格データのサンプリングに協力してもらったよね?」

セレス「ええ。たしか私の他にも数名からサンプリングしたとか」


不二咲「うん。何人かの人格データを突き合わせて、その共通部分を標準人格データとしたんだ。それで江ノ島さんに上書きしたんだよ」

セレス「共通部分……?」

不二咲「標準人格データを一から作るのは無理だからね。かといってセレスさんのをそのまま使うと、セレスさんと同じ人格になっちゃうんだ。だから、女の子何人かにお願いして、標準的な女の子の人格を再現してみたんだ」

セレス「今の江ノ島さんは、標準的な女の子である、と?」

不二咲「でも江ノ島さんの人格を完全に上書きするわけにもいかないから、標準人格データと比較して特に差異の大きいところだけを修正したんだ」

セレス「そうですか……。ところで、そのサンプリング対象は?」

不二咲「えぇっと、セレスさん、舞園さん、霧切さん、それと戦刃さんだよ! 4人もいれば個人的人格データの混入はまずないはずだよ!」

セレス「……」

セレス(その4人って、全員苗木くんのことを……それが江ノ島さんにも……?)

セレス「……」

セレス「またライバル増えてんじゃねええかあああああ!!!! シイィィィット!!!」

不二咲「え、ええ!? なに!?」ビクッ

ここまでになります
明日はもしかすると投下できないかも
時間できたら書くけど

セレスさんの指しゃぶりたいよね


戦刃「お、おはようございます!」

朝日奈「……戦刃ちゃん、もう今日の授業1つしか残ってないよ」

戦刃「あうぅ、えと、こんにちは?」

大神「随分と遅い登校だが、何か用事でもあったのか?」

戦刃「寝坊しちゃって……」

大神「珍しいな。お主はいつも規則正しい生活を送っているものと思っていたのだが」

戦刃「夜更かしよくない……。あれ? 盾子ちゃんは?」

朝日奈「お昼休みに眠いって言って保健室に寝に行っちゃったんだよねー。2人で夜更かししたの?」

戦刃「うん、2人でからおけの練習してた!」

腐川「ふ、2人で夜通し声を出す練習ですって!? し、姉妹でなんていかがわしいことしてるのよ!」

朝日奈「え!? そういうことなの!?」

戦刃「違うよ!?」


腐川「だ、騙されるもんですか……! あんたたちいつも一緒にいるし、き、近親的なナニやってるんでしょう!」

江ノ島「なわけねーだろ」

腐川「ひいい江ノ島盾子!!」

戦刃「盾子ちゃん!」

江ノ島「おいおいおいなんでこの私様がこの残念な姉とデキてる設定なんだよこの――――」

戦刃「盾子ちゃん、おはよー!」

江ノ島「……うん、おはよ」ハァ

朝日奈(授業休むのに罪悪感感じて戻ってきてたりして。そうだったら可愛いなー)

江ノ島(保健室に1人って結構寂しいんだな)


十神「……」

十神「ふん、ああしていると普通の女子高生だな。つい先日、自分たちは『超高校級の絶望』などと名乗っていたくせに」

十神「なあ、霧切。そう思わないか」

十神「……」

十神「……霧切?」

霧切「ちょっと黙ってて十神くん。今重大な話し合いをしているの」

舞園「そうです! 今は『江ノ島さん対策委員会』の会議中なんですから!」

十神「なに……!?」

十神(江ノ島が更生したように見えるのは演技で、まだ対策は怠れないということか!?)


霧切「だいたい急に苗木くんと仲良くなりすぎなのよ。何よ責任とってもらうって! まだ何もしてないけど私だって責任とってもらいたいわよ!」

舞園「そうです! ことあるごとに苗木くんに泣きつきすぎです! 苗木くんはもう少し突き放してあげた方が本人のためなんです!

十神「……」

セレス「ですが更生プログラムによって不安定になっているのですから、苗木くんがそれを拒めないのは仕方のないことですわ。お二人とも、みっともないですわよ」

舞園「ううー、セレスさんは苗木くんのことなんとも思ってないからそう言えるんです!」キリーツ

セレス「私にとって彼はCランクの男。それだけですわ」レイ

セレス(と言って2人の進展具合を把握させていただいてるわけですが。まったく、単純ですこと)チャクセーキ

霧切「私にとって苗木くんはSランクよ!」ドヤァ

十神「霧切、静かにしろ。授業が始まっているぞ」

短いけどここまで
できれば寝る前にもう1回投下したい
妹様の出番少なくてごめんね…


――

江ノ島「あー終わった終わった。わかってることを今さら教えられる授業って絶望的に退屈だよねー」

戦刃「そ、そんなに簡単だった?」

江ノ島「ええ、あれくらい常識だと思いますが。相変わらずお姉さまの頭は残念ですね」

戦刃「ごめん……」

江ノ島「……明日は幸いにも休日だ。この私様が直々に勉強を教えてやろう!」

戦刃「ほんと! ありがとー!」

セレス「まあ。江ノ島さんが戦刃さんに優しいとは珍しいですこと」

江ノ島「ただの気まぐれですし……別に他意はないですし……」

山田「むむ! 江ノ島盾子殿のツンデレいただきましたぞー!!」

戦刃「私それ知ってる! 盾子ちゃんツンデレだー!」

江ノ島「お姉ちゃん後でお仕置きね」

戦刃「ええー!?」


セレス「あれ以降随分と変わりましたわね。特に戦刃さんと、苗木くんに対して」

戦刃「苗木くん?」

江ノ島「……」

江ノ島「あいつお人好しだからねー。それこそ他意はないよ。便利ってだけ。ほんとにそれだけ」

セレス「……でしょうね。貴女はどちらかといえば彼を苦手に思っているようでしたから」

セレス(この様子だと、まだ自覚はしていないようですわね)

山田「とか言っちゃってー、これもツンデレですかな? うん?」ムフフ

江ノ島「だから苗木のことなんてなんとも思ってねーし! ただちょっと辛いときに頼りやすいってだけだし! あとあの装置のスイッチ押したのあいつだから責任感じてもらわなきゃなんないし! そりゃ他の男に比べりゃ優しいとは思うけど? そんなん絶望的にお人好しなだけだし? たしかにあたしが絶望って知ってもあいつずっと優しかったけど?」


山田「えーっと、自分で言ってて顔が赤くなってきてますぞ? ってまた苗木誠殿ですかくっそおおおお!!!」

江ノ島「ちげーしほんとになんも思ってねーし! バーカこの豚バーカ!!」ダッ

戦刃「あっ盾子ちゃん帰るの!? 待ってよー!」

山田「あふん……バカって言われた……。けどなぜか嫌な気はしないですな」ホクホク

セレス「……」

山田「にしても、赤面する江ノ島盾子殿とは。いやはやなんというか……滾るッ!!」ムッハー!

セレス「……」

山田「さっきから黙ってるけど、どうかしましたかな? 安広た――――」

セレス「何自覚する後押ししてんだこのビチグソがああああああ!!!! あとそのダッセエ名前で呼ぶんじゃありませんわよおおおお!!!??」

山田「あひん踏まないで! あっやっぱやめないで!!」プギイイイ

友達から借りたジョジョが面白い
次からしばらく苗木と妹様のターンです。たぶん


女子寮・江ノ島の部屋

江ノ島「苗木、ねえ」

江ノ島「……」

江ノ島「私が絶望って知っても今までと変わらず接してくるなんて、ほんとお人好し」

江ノ島「他のやつはあの機械で人格弄られるまで、近寄ろうともしなかったっけ」

江ノ島(腐川は今でも怯えてるし、十神はまだ警戒してるみたいだし)

江ノ島(舞園と霧切は別の意味で警戒してるよねー。あたしが苗木のこと、なんてあるわけないっつーのに)

江ノ島「あーでも苗木を独占すればあの2人と、ついでに残姉ちゃんを絶望させられるかなー」

江ノ島「……」

江ノ島「うん、あいつらを絶望させるためだし。それだけだし」


男子寮・苗木の部屋

苗木「ふう、ようやく明日は土曜日か。今週は疲れたなあ」

苗木「江ノ島さんを更生させる準備が大詰めだったもんな。それがうまくいったからって浮かれてカラオケ行ったからさらに疲れたよ……」

苗木「……」

苗木「人格の書き換え、ね」

苗木(これでよかったんだよね? 江ノ島さん自身のためにも)

苗木「にしても今日は江ノ島さんと戦刃さん帰るの早かったな。舞園さんと霧切さんもさっそとどっか行っちゃうし」

苗木「まあそのおかげで今日はゆっくり休めるんだけど」

苗木「あれ? 僕もしかして女子としか交流がない?」

苗木「……」

苗木「いやそんなことないよね、桑田くんともよく遊ぶし! 女癖が悪いわけないよね!」

苗木「なにせ産まれてから1度もデートとかしたことないんだから!」

苗木「自分で言ってて虚しくなってきたな……」


Prrrrrr Prrrrrr!

苗木「ん、電話か。江ノ島さんから?」

苗木「はいもしもし」

江ノ島『やっほー苗木、明日デートしよ!』

苗木「ブハッ! え、ええ!? デート!?」

江ノ島『どうなの? 行くの、行かないの?』

苗木「いやいやちょっと待ってよ江ノ島さん!」

江ノ島『なに、もしかして明日用事あった?』

苗木「いやないけどさ」


江ノ島『用事がないのに苗木くんは私のお誘いを断るんですね……絶望的です……やべ本当につらい』グスッ

苗木「待って、そういうわけじゃ――――」

江ノ島『んじゃ明日の朝9時に女子寮前ね! それじゃっ』ブツッ

ツー、ツー、ツー

苗木「そんな勝手な……」

苗木「まあ、不安定な江ノ島さんには誰か付いてた方がいい、かな」

苗木「にしてもデートって……確実にからかわれてるよなあ……」


江ノ島の部屋

江ノ島「あー誘っちゃった誘っちゃった。あれ、明日ってなんか予定あったような」

江ノ島「まあ、思い出せないってことは! 大したことじゃねえってことだッ!」

江ノ島「明日出発するときにお姉さまにメールで教えてあげましょう……絶望してくれますよね……」

江ノ島「舞園さんと霧切さんはー、教えたら追ってきそうだし月曜に自慢すればいいよねー。たっくさん絶望しそうだねー、楽しみだねー。うぷぷぷぷ」

江ノ島「別に苗木と遊びに行くのが楽しみってわけじゃないし」

江ノ島「……」

江ノ島「はぁ、とっとと飯食って寝よ」



戦刃の部屋

戦刃「明日は盾子ちゃんに勉強教えてもらうんだー! 楽しみー!」

次からデート回
デート後にシリアス入れるか、このままほのぼの学園生活やるか迷う…

よし、基本ほのぼのにします
真面目な話はシリアスになりすぎないようちょこっとだけ入れる

残姉はフェンリル行ってたからまともに教育受けてないと思うんだ
保健体育とか特に


土曜日午前9時・女子寮前

苗木「ふわぁ~」

苗木「緊張してなかなか寝付けなかったな。なんだかんだで人生初デートだし」

苗木「江ノ島さんはそんなことないんだろうな、はぁ……」

苗木「ていうかこれ、本当にデートなのか?」

苗木「……江ノ島さん来ないな」

江ノ島「……」ソローリ

江ノ島「わっ!」ダキツキ

苗木「うわあ!? 江ノ島さん!?」

江ノ島「だーれだ、ってやろうとしたのにもうバレてるとか……絶望的です……」

苗木「あ、ごめん」


江ノ島「しかし時間通りに来るとはよい心がけだ。褒めてつかわす!」

苗木「えと、江ノ島さん女子寮の入り口じゃない方からきたよね? その、もしかして待たせちゃった……?」

江ノ島「……」

江ノ島「待ってねーし。今来たとこだし」

江ノ島(この私様とのデートなんだから15分前に来るのが常識ってもんだろ……すげー絶望的な15分だったぜ……)

苗木「そっか……ありがとね!」

江ノ島「ほ、ほら行くよ!」

苗木「あっ待ってよ江ノ島さん!」

江ノ島(やべーなぜか一睡もできなかったせいで絶望的にねみい……)


江ノ島の部屋の前

戦刃「盾子ちゃーん、勉強教えてー」コンコン

戦刃「盾子ちゃーん?」コンコン

戦刃「お留守かな?」

戦刃「どこにいるんだろ……そうだ、電話で聞けばいいよね!」

戦刃「あれ? 盾子ちゃんからメールきてる」

『残念なお姉ちゃんへ。今日は苗木とデートしてくるね! うぷぷぷぷ!
 P.S. 霧切と舞園にこのこと漏らしたらお仕置きだから』

戦刃「えっ」

戦刃「でーと!?」

戦刃「盾子ちゃん勉強教えてくれるって約束は!?」


苗木「それで江ノ島さん、これからどこに行くの?」

江ノ島「おいおいおい苗木、普通デートプランってのは男が決めてくるもんだろ?」

苗木「ええ!? でも昨日いきなり誘ってきたのは江ノ島さんじゃないか」

苗木(一応デートってことになってるんだ)

江ノ島「まあ行くとこ決まってんだけどね。ちょうど観たい映画あるんだー」

苗木「あはは、映画館か……」

苗木(江ノ島さんらしいマイペースっぷりだなあ)

苗木(映画館に女の子と行くなんて、妹と行った以来かな? あのときは僕が弟に見られてたなあ……)

江ノ島「なえぎー、なに遠い目してんのー? おーい?」


学生寮・食堂

戦刃「はぁ……」

戦刃(お勉強……私も苗木くんとでーと行きたかったなあ……)

セレス「どうしたのですか、溜息なんてついて。それに江ノ島さんを見かけませんが、今日は一緒ではないのですね」

戦刃「セレスさん……」

戦刃(セレスさんに言うなとは書いてなかったよね、あのメール)

戦刃「勉強教えてもらう約束だったんだけど、盾子ちゃん苗木くんとでーと行っちゃって……」

セレス「あら、そうでしたか」

セレス「……」

セレス「はあああああアアア!!!??」

戦刃「ひう!?」

デート回始まり
また明日ー

おう二時間後だな
お疲れさん

>>85
ふぁっ!?


映画館前

江ノ島「えーいがっかんー!」

苗木「なんか、イメージしてたより、その……」

映画館「」ボロッ

苗木「ふ、雰囲気があるね」

江ノ島「リバイバル上映がメインだからねー、ニッチな需要に応えて生き残ってるんだ。中はそんなボロくないよ」

苗木「へえー、穴場ってやつか」

苗木「ていうか……江ノ島さん変装した方がよかったんじゃ……」チラッ

「きゃーあれ江ノ島盾子じゃない!?」
「本物!?」
「ちょっとサインもらってきなよ!」
「隣の彼氏?」
「まっさかー、弟でしょ」
「江ノ島盾子が弟と映画観にきてるなう、と」


苗木(また弟扱い……)

江ノ島「ああいうのは声かけてこないうちは無視でいいの。ほら入るよ」

苗木「あっうん! ところで何を観るの?」

江ノ島「これこれ」

苗木「えーっと、『ミリオンダラー・ベイビー』? ボクシングの話?」

江ノ島「そだよ、女子プロボクサーとコーチの絆の話。観たことあった?」

苗木「ううん、ないよ。けどボクシング映画ならロッキー観たことあるし、結構好きなほうかな!」

江ノ島「そっかそっか。アカデミー賞も取ってるし楽しめると思うよ。んじゃチケット買ってくるねー」

苗木「待ってよ江ノ島さん! 僕も払うって!」

江ノ島「いーのいーの、代わりにお昼奢ってよねー」

苗木「行っちゃった……ほんと、マイペースだな」ハハ

江ノ島(絶望的な気持ちでご飯奢ってねー! うぷぷ!)ニヤニヤ

めちゃくちゃ短くてすまん
まじでまた明日!


2時間後

江ノ島「苗木、どうだった?」ニヤニヤ

苗木「……」

苗木「江ノ島さん、この映画の結末知ってたでしょ……」

江ノ島「あ、バレた?」

苗木「いい映画だとは思うけど……なんていうか、後味悪いね……すごく……」

江ノ島「でしょ!? はあああこの絶望感を劇場で味わうために毎日リクエスト出したかいがあったわあああ!! この苗木の絶望的な顔も合わさってサイッコーに絶望的!!!」ゾクゾク

苗木(やっぱりそういうことか……けど今の江ノ島さんだと……)


江ノ島「最高に絶望的! 快感に絶望的! はあああやっぱり後味の悪い映画は誰かと観た方が絶望的よねえええ!!」

江ノ島「絶……望……」

江ノ島「ふえ……」グス

江ノ島「マギー……。ふええマギー……」グスッ

江ノ島「なんで死んじゃったのぉ……そんなのってないよおおお!!」ブワッ

苗木(ああー泣いちゃった!?)

苗木「ちょ、江ノ島さん!? ちょっと落ち着こう、ね!」

江ノ島「こんなに絶望的に悲しいのに落ち着くとか……無理ですしぃ……ひっく……」エグ

苗木「あーもう! ほらあのお店入ろう! とりあえず座ろうか、ね!」

江ノ島「うっ……えぐっ……うん……」グスッ

カランカラーン
イラッシャイマセー


??「……」

???「苗木くんと江ノ島さんが喫茶店に入ったようですわね」

??「……」

???「少し経ったら私たちも入りますわよ」

??「……」

???「どうかしましたか?」

??「ううぅ……盾子ちゃぁん……」グスッ

???「なにもらい泣きしてんだダアホッ!!」

※ミリオンダラー・ベイビーは、そういうのが苦手な人にはとても後味が悪く感じられる映画です

1時間前・女子寮にて

セレス「霧切さん、少しお時間よろしいでしょうか?」コンコン

セレス「霧切さん?」コンコン

ガタッ ドタドタ ゴンッ バタン

戦刃「なんの音だろ?」

ガチャッ

霧切「あ、あら、セレスさんに戦刃さん。な、なにか用かしら?」ハー、ハー

セレス「その通りですけど、何をしていらしたんですの?」

霧切「いえ、ちょっと散らかっていた服を急いで片づけただけよ。ほら、扉を開けると中が見えてしまうでしょう?」ハー、ハー

戦刃「おー、霧切さんの部屋きれい!」


セレス「……」

セレス「あのしまい忘れている服、苗木くんのものに似ていますわね」

霧切「なっ!!?」バッ

セレス「あら、見間違いでしたわ」

戦刃「??」

霧切「……。それで、何の用かと聞いているのだけど?」

セレス「そうでしたわね。江ノ島さんを探しているのですけど」

戦刃『ちょ、ちょっとセレスさん!? 霧切さんに知られたらお仕置きされちゃうよ!』コソコソ

セレス『デートのことは伝えませんのでご心配なく』コソコソ


霧切「ちょっと何よ? 江ノ島さんって……もしかして苗木くんに関係することかしら?」ギロリ

戦刃(ひうっ)ビクッ

セレス「違いますわ。戦刃さんに勉強を教える約束だったのを、すっかり忘れて遊びに出かけてしまったそうなのです」

霧切「……。それで?」

セレス「たまには約束を守らせようと江ノ島さんを探したいのですけど、こういうことは『超高校級の探偵』である貴女にお聞きするのがよろしいと思いまして」

戦刃「そう! そうなの!」ウンウン

霧切「……江ノ島さんは目立つわ。いい意味で。つぶやき投稿型のSNSで検索をかければ、すぐに居場所はわかるんじゃないかしら」

セレス「なるほど、そういう手がありましたか。ありがとうございます」


霧切「……」

霧切「ねえ」

セレス「何か?」

霧切「 本 当 に 、 苗 木 く ん は 関 係 な い の ね ? 」

戦刃(霧切さん怖い!?)

セレス「ええ、もちろん」ニコ

霧切「その根拠は?」

セレス「だって苗木くんは今日、実家に戻っていますもの」

霧切「!!」


セレス「だから、もし誰かが苗木くんの部屋の鍵を開けることができて、中に入ったとしても……」

霧切「……」ゴクリ

セレス「彼が帰ってくる夜までに部屋を後にすれば、誰も気づきませんわね」ニコッ

霧切「……いい情報を聞いたわ。疑って悪かったわね」

セレス「いえいえ、お気になさらず」

戦刃「??」

セレス「さあ。行きますわよ、戦刃さん」

戦刃「う、うん! 霧切さんありがとね!」


喫茶店にて

苗木「落ち着いた?」

江ノ島「……」

イラッシャーセー

江ノ島「苗木よ、先ほどのことは忘れよ」

苗木「えっ?」

江ノ島「私様が忘れろと言ったら忘れろ! 忘れろ! 忘れろビームッ!」ポカポカ

苗木「ちょ、ははっ、ビームっていうか叩いてるだけじゃないか」

江ノ島「うううぅ~」///

苗木「でも泣いちゃったり、そうやって顔を赤くする江ノ島さんって、なんだか……その……新鮮で可愛いね」

江ノ島「は!? な、ななな!!? 当たり前じゃない、あたしは可愛いの! 今さら知ったのかっつーの!!」///

江ノ島(ちょっと油断するとこれだよ! こいつ天然タラシすぎんだろ!!)


苗木「ははは……っと、そろそろ何か頼もうか。約束通りお昼は僕が奢るよ」

江ノ島「なんか悔しいので、腹いせに苗木くんの財布の中身を絶望させてやります……」

苗木「ええ!? それは困るよ!」

江ノ島「……」

江ノ島「じょ、冗談だよー! うぷぷぷ!」

苗木「もう、江ノ島さんの冗談って冗談に聞こえないんだから」ハハ



戦刃「いいなあ盾子ちゃん、楽しそう……。私とりあえずお冷でいいです」

戦刃「ねー、セレスさ――――」

セレス「公共の場でイチャイチャしてんじゃありませんわよこのド腐れビッチが……!!」

戦刃「」ビクッ

セレス「あ、私はロイヤルミルクティーで」

この後どこに行かせよう…
おやすみ


ショッピングとかどうかな?

絶望的に怖いお化け屋敷で

妹様ってレクイエム・フォー・ドリーム好きだろうな
ミリオンダラーと違って釣れないけど

モバマスの森久保(本家むーりぃー)をカメオ出演させるのはDo-Dai?

>>114,115,116,117
デート案ありがとう、参考にさせてもらいました
お化け屋敷は今回入らないんで、いつか肝試しやります

>>118
観たことないけどたしかに妹様好きそうだ、今度観てみます

>>119
ごめん今回はむーりぃー


江ノ島「うーん美味しかった!」

苗木「うん、そうだね……」

苗木(食べさせ合いしたせいで周りの目が痛かったな……特にロイヤルミルクティーが美味しくないって怒ってた人たちの方なんて、目を向けられなかったよ……)

江ノ島(苗木を絶望的に恥ずかしがらせようとしたら私様も恥ずかしくなった。何を言っているかわからねえと思うが、私様にも絶望的にわからねえ)

苗木「次はどこに行くの?」

江ノ島「次こそは苗木が決める番っしょー!」

苗木「ええっ!? でも僕こういう経験ないし、江ノ島さんの方がいいところ知ってるんじゃ」

江ノ島「苗木くんにリードしてもらいたかったのに断られました……絶望的です……」

苗木「江ノ島さん、絶望的ってただの口癖になってない?」

江ノ島「ソンナコトナイヨー」


苗木「はぁ……。そうだ、ショッピングなんてどう? 僕あんまり服持ってないし、詳しくもないから、江ノ島さんに選んでほしいな!」

江ノ島「はあ? あたしが苗木の服を?」

苗木「うん、お願い!」

江ノ島「……いいでしょう。その代わり、私が持って来た服を必ず試着すること。よろしいですわね?」

苗木「もちろんだよ! 江ノ島さんが選んだ服なら間違いなさそうだなあ」

江ノ島「うぷぷぷ、じゃあ行こうかー。どこで買うのー?」

苗木「えっと、たしか3駅隣にアミューズメントパークと複合したショッピングモールがあったからそこにしよう!」

江ノ島「ああ、あの『超高校級の恋愛家』がプロデュースしたデートスポットね。なに苗木、誰かと行ったことあるの?」ニヤニヤ


苗木「えっそうなの!? 行ったことなんてないよ、妹が行きたいって言ってただけだよ! ていうか、そもそも女の子と2人で出かけること自体今日が初めてだしね……」

江ノ島「ふーんそっかー、じゃああたしが苗木の初めての相手かあ」ニヤニヤ

苗木「まあそうなるね」

江ノ島「……」

苗木「……」

江ノ島「ほ、ほらさっさと行くよ!」///

苗木(今日の江ノ島さん、からかおうとしたらだいたい自爆してるよなあ)



戦刃「セレスさん! あの2人行っちゃうよ!」

セレス「苗木くんは私のナイト……苗木くんは私のナイト……苗木くんは私のナイト……苗木くんは私のナイト……苗木くんは私のナイト……」ブツブツ

戦刃「セレスさん!?」

1日空いた上に短くてすまん、ちょっと用事あるから外出ます…
なんとか今日中にデート最後まで書きたい

本能は絶望を望んでるのに理性や感情がそれを拒絶してる状態なんだよな江ノ島さん
その内自分の中の本能と人格のズレに耐えきれなくなって自我崩壊しそうとか妄想が捗る

>>133
ギクッ
シリアスルートだとそれに近いことになるはずだったけど回避されたよ


苗木「江ノ島さん……」

江ノ島「うん? どしたの苗木?」ニコニコ

苗木「この服、レディースだよね?」

江ノ島「そだよ。見りゃわかんじゃん」

苗木「えーっと、それをなんで僕に渡したのかな?」

江ノ島「え? あたしが選んだ服ならなんでも試着するって言ったでしょ?」

苗木「言ったけどさ!? でもレースたくさん付いたワンピース選んでくるとは思わないよ!?」

江ノ島「大丈夫。似合うから」

苗木「無理無理、それはさすがに無理だよ!」

江ノ島「えー、絶対似合うのになー」

苗木「そういう問題じゃないって!」


江ノ島「苗木くんは私が選んだ服を着てくれないんですね……絶望的です……約束したのに……」グスッ

「おいあの子泣いてるぜ」
「ていうかあれ江ノ島盾子じゃない?」
「まじ!? じゃあ隣のちっこいの彼氏!? 泣かせてんじゃねえよ!」
「盾子ちゃん楽しそう」
「あれボクっ娘ってやつ? 身長低いし」

苗木「ちょ、ちょっと江ノ島さん!?」

江ノ島「はぁ……似合うと思って一生懸命選んだんだけどな……」グス

苗木「……」

苗木「わかったよ、今回だけだからね?」

江ノ島「まじ!? ヒャッハー言ってみるもんだぜ!!」

苗木「やっぱり泣き真似じゃないか!?」

江ノ島「さあさあ、試着室行きましょうね誠ちゃーんっ!」

苗木「わ、わかったから! 押さないで! ねえ!」


試着室前

江ノ島「どう苗木? 着れたー?」

苗木「うん……とりあえずは着たけどさ……」

江ノ島「んじゃ、ごかいちょー!」シャッ

苗木「ちょっ、いきなり開けないでよ!」

苗木「……」

苗木「あの、江ノ島さん?」

江ノ島(いやいやいや、私様もね? 似合うとは思ってたんだけどね?)

苗木「その……似合う、かな……?」///

江ノ島(うわー予想外に似合いすぎてるんだが)


江ノ島「苗木、ちょっと動かないで」

苗木「え? うん……」

カシャッ

江ノ島「保存保存、っと」

苗木「ちょっと江ノ島さん!? なに写真撮ってんの!?」

江ノ島「気にしない気にしなーい」

店員「あの、お客様。ご購入なされない商品の撮影はご遠慮いただきたいのですが……」

江ノ島「あ、買うんで大丈夫でーっす」

苗木「はあ!!?」


江ノ島「はあああその絶望した顔!! そそるわあああ~!! けど残念ながらうちの残念なお姉ちゃん用だから安心していいよー」

苗木「ああ、そういうことね……。えっと、そろそろ着替えていい?」

江ノ島「あっもう何枚か撮らせて」

苗木「嫌だよ!?」

江ノ島「ほらお姉ちゃんに見せるための写真だからさ、ね!」

苗木「……もう、早く済ませてよ?」



セレス「まったく、苗木くんにあんなフリフリしたワンピースを着せるなんて……」パシャッ、パシャパシャッ、パシャ、パシャッパシャ

戦刃「苗木くんかわいー!」

セレス「呆れて物も言えませんわ、本当に」パシャパシャッ、パシャッ、パシャシャシャッ

というか希望と結婚して毎日顔付き合わせるって絶望的だよね

数時間後

江ノ島「なえぎー、このオシャレなパーカーとこの落ち着いたパーカー、どっちがいい?」

苗木「なんでさっきからパーカー縛りなの?」

江ノ島「苗木っていったらパーカーじゃん。アイデンティティーじゃん」

苗木「たしかにパーカーは好きだけど、そんなに着てるイメージあるかなあ……」

江ノ島「んでんで? どっちよ?」

苗木「どっちも好きだけど、うーん……落ち着いた方かな。そっちは僕にはオシャレすぎるよ」

江ノ島「こっちも似合うと思うんだけどなー。んじゃ、試着して来な」

苗木「いいよ、それ買おうか」

江ノ島「試着しないのん?」

苗木「うん、江ノ島さんがちゃんと選んでくれた服だし信じてるよ」


江ノ島「へえー、そっかそっか」ニヤニヤ

苗木「じゃあレジ行ってくるね!」

江ノ島「うむ、行ってくるのだ苗木よ!」

江ノ島「……」

江ノ島「あーりゃりゃ、値段くらい確認しなきゃダメだよー。うぷぷぷぷ!」ニヤニヤ

江ノ島「レジで絶望的に恥かくだろうなー」ニヤニヤ

江ノ島「苗木、恥かいちゃうだろうなあ……」

江ノ島「……」

江ノ島「苗木ちょっと待ってええええ!!」

苗木「はっ? 江ノ島さん? えっなに!?」


値札『58,000円也』ドーン

苗木「」

江ノ島「その……ごめん悪戯しちゃった……てへっ」テヘペロ

苗木「まあレジに並んでる途中に止めてくれて助かったよ、ははは……」

苗木(更生する前の江ノ島さんだったら止めてくれなかっただろうな……恐ろしい……)

苗木「もうしないでよ?」

江ノ島「わかってるって! この私様にまっかせなさーい!」

苗木(そのあと江ノ島さんはさっきみたいに落ち着いたパーカーをまた見つけてきてくれた。9,800円で僕にはちょっと高めだったけど、これからちょくちょく着るようにしよう!)

>>140
本能は絶望できるし、更生した妹様は普通に幸せだし、ハッピーエンドじゃないか


戦刃「盾子ちゃんけっこう服買ってるけど……」チラッ

セレス「あら新作が出ていたのですね。これもいただきますわ」

戦刃「セレスさんもたくさん買うんだね」

セレス「私の趣味に合う服は扱っている店が限られているのです。なので、気に入ったものがあるとついつい買ってしまうのですわ」

戦刃「あっ苗木くんやっと服買ったみたい。次行くみたいだよ」

セレス「あああ! あっちにまだ見たい服ありますのに!」

戦刃「見失っちゃうよ!」


苗木「江ノ島さん、たくさん買ったね……」ズッシリ

江ノ島「まあオシャレするのも『超高校級のギャル』であるあたしの仕事みたいなもんだしねー。いやー苗木が荷物持ってくれて助かるわー」

苗木「ふふ、まあ僕も男だしね。これくらいは当然だよ」

江ノ島「おっ、言ったなあ? じゃあもう3袋くらい追加で買おうか」ニシシ

苗木「ごめんなさいそろそろ限界です」

江ノ島「正直でよろしい。褒めてつかわす!」

苗木「ははー、ありがたきお言葉。なんてね」

江ノ島「なんか苗木くんにからかわれてる気がします……ちょっとショックです……」

苗木「そ、そういうわけじゃないよ!」


江ノ島「わかってるっつーの。おっ!」

苗木「ここから先はゲームセンターみたいだね。そういえばアミューズメントパークと複合してるんだっけ」

江ノ島「ねねっ、ちょっと遊んでこうよ」

苗木「いいよ。何する?」

江ノ島「あの2人プレイできるシューティングやんない? でもって、スコア低かった方は何でも1つ言うこと聞くってのはどう?」ニヤニヤ

苗木「ええ?」

江ノ島「そっちのが燃えるじゃん!」

苗木「いいけど、僕けっこう桑田くんとゲーセン行くからこういうのわりと得意だよ?」

江ノ島「あたしだって、渋谷ではゲーセン荒らしの江ノ島って呼ばれてたんだぜ? 嘘だけど。じゃ、コイン投入~!」

苗木「あっ待ってよ江ノ島さん!」


プレイ後

苗木「……江ノ島さん、このゲーム前にもやったことある?」

江ノ島「ないよー」

苗木(僕は1回やったことあったのにな……江ノ島さん店内スコア更新してるし……)

江ノ島「これで、苗木は私様の言うことをなんでも1つ聞かなきゃならなくなったッ!」

苗木「はあ……。それで、何をすればいいかな?」

江ノ島「んじゃあー……」

江ノ島「……」

苗木「江ノ島さん?」

江ノ島「思いつかないからまた後で!」

苗木(このまま忘れちゃったりしそうだな、はは)


江ノ島「あっそうだ、苗木プリクラ撮ろうよ」

苗木「プ、プリクラ!? それはいくらなんでも」

江ノ島「苗木くんは私とプリクラ撮るのがそんなに嫌なんですか……」グス

苗木「嫌ってわけじゃないよ! ただその、恥ずかしいっていうか……」

江ノ島「なになに、女の子とプリクラ撮ったことないわけー?」

苗木「そりゃそうだよ。今まで、デ、デートもしたことなかったんだからさ」

苗木(そういえば妹にせがまれて撮ったことあったけど、あれはカウントに入らないよなあ)

江ノ島「そういうことなら苗木の初体験いっただきー!」

苗木「江ノ島さん声大きい! あと引っ張らないで!」グイグイ

セレス「あんのビッチがあああ!!! 初体験いただき! じゃありませんわよおおお!!」

セレス「さすがにあれは阻止した方がいいかもしれませんわね。偶然を装って邪魔しますわよ」

セレス「……戦刃さん?」

戦刃「やった盾子ちゃん追い抜いた!」

セレス「なに全国ランク1位とってるんですかこの残念軍人!! あああ見失った!!? ファアアアックッッ!!!」


『モードを選んでね!』

江ノ島「ラブラブカップルモードっしょ!」

『イメージカラーは?』

江ノ島「ピーンク!」

『ポーズをとってね!』

江ノ島「ほら苗木、もっと近づかなきゃ!」

苗木「も、もう十分近くないかな!?」

『もーっと近づいて!』

江ノ島「ほらああ言ってるじゃん!」

苗木「ち、近い近い!」

江ノ島「なに照れてんのよー」

苗木「そりゃ照れるよ! ていうか、その、当たって……」

江ノ島「当ててんのよ、喜びなさい!」グイッ

苗木「ちょ、うわ!」

『ハイ、チーズ!』パシャッ

雑で申し訳ないけどプリクラ撮影中みたいな
http://i.imgur.com/JAmUySK.jpg

晩飯食ってきます

あ、ありがとうございます…!
もっとうまくなったらロンパ漫画描きたいなあ


江ノ島「うーんっ、今日は遊んだなー!」

苗木「そうだね。いい時間だし、そろそろ帰ろうか」

江ノ島「えー、もうちょい遊んでようよー」

苗木「でもこれ以上遅くなると、門限に間に合わなくなっちゃうんじゃ……」

江ノ島「そんなん別に破ったっていーいーじゃーんー」

苗木「石丸くんに怒られるよ?」

江ノ島「んー……そだ、最後に観覧車乗ってこうよ」

苗木「まあそれくらいなら大丈夫、かな」

江ノ島「そうと決まれば急ぐのだー!」

苗木「うわわ待ってよ江ノ島さん! こっちは荷物あるんだから!」


セレス「結局、あれから見つかりませんでしたわね」

戦刃「ご、ごめんなさい……」

セレス「過ぎたことを気にしても仕方ありませんわ。ディナーも食べたことですし、寮に戻りましょうか」

戦刃「うん……」

戦刃「あっ、セレスさんセレスさん!」

セレス「なんですか?」

戦刃「晩ご飯、おいしかったね!」

セレス「まあ、そこそこ食べられるものではありましたね」

戦刃「セレスさん、ツンデレ?」

セレス「……帰ったら腐れラードぶっとばす」



山田「ピギィ!? なぜか寒気が!?」ゾクゾクッ

「うまくなったら描く」じゃない、「描いたからうまくなる」んだ
というわけで漫画はよ

ゴゥン ゴゥン

苗木「うわあ、見て見て江ノ島さん! すっごい綺麗だね!」

江ノ島「苗木それ女の子の台詞じゃない?」

苗木「ええっそうかな!?」

江ノ島「ぷっ、ふふっ」

苗木「ちょっと、笑うことないでしょ!」

江ノ島「だってもう、今日の苗木ってば乙女すぎ! 試着で女装とかしちゃうし、ぷくくっ」

苗木「あれは江ノ島さんが無理やり着せたんじゃないか……」

江ノ島「あーたのしっ、ははっ!」

苗木「もう……」

江ノ島「きゃははっまじうける!」

苗木「はは……あははっ」


江ノ島「あー、笑った笑った」

江ノ島「……」

江ノ島「ねえ。今日さ、楽しかった」

苗木「僕も楽しかったよ」

江ノ島「なんつーかさ、最近、楽しいんだよ」

苗木「??」

江ノ島「デートとか、カラオケとか、他愛ない雑談とか。楽しいんだ」

苗木「それって……」

江ノ島「更生させられてから、だね」

苗木「……」

江ノ島「今までは楽しそうなフリをしてたことが、今は本当に楽しいって思えるの」

江ノ島「ありがとうね、苗木」


苗木「……」

苗木「僕は、江ノ島さんを更生させて……いや、人格を書き換えてよかったのか、よくわからない」

苗木「それは、元々の江ノ島さんの人格を否定してるから……」

江ノ島「けど、あたしは今、こうなってよかったって思ってる」

苗木「……そっか」

江ノ島「今でも前と同じように他人や自分を困らせたくはなるけどね」

苗木「それはもう少し抑えてほしいなあ、なんて」

江ノ島「慣れみたいなもんだからすぐには無理だって」

苗木「そっか」

江ノ島「うん」


苗木「……」

江ノ島「……」

江ノ島「本当に、ありがとうね」

苗木「さっきも聞いたよ」

江ノ島「もう1回言いたくなったの」

苗木「そっか」

江ノ島「そう」

苗木「……」

江ノ島「……」


江ノ島「ねえ、さっきの勝負のお願い」

苗木「え?」

江ノ島「言うこと1つ聞くって約束でしょ?」

苗木「覚えてたんだ」

江ノ島「もっちろん」

苗木「それで? どうするの?」

江ノ島「目、つむってて。それがお願い」

苗木「……はい、つむったよ」

江ノ島「……」

苗木「……」


江ノ島「目、開けないでよ?」

苗木「わかってるよ」

江ノ島「……」

苗木「……」

苗木「江ノ島さん?」

江ノ島「もうちょっと」

苗木「はいはい」

苗木(江ノ島さんが近づいてきた……なんていうか、いい匂いだな……)

苗木(いや僕は決してそういう変な趣味があるわけではないけどね!)

苗木(まだ目開けちゃダメなのかな……)

苗木(あ、さらに近づいてきた)

苗木(これって、もしかして――――)


バシンッ

苗木「なっ、えっ、いったッ!」

江ノ島「キ、キスかと思った!? デ、デコピンでしたーっ!」///

苗木「デコピン!?」

江ノ島「なーに期待してんの苗木ぃ」///

苗木「べ、別にそんなこと……」///

苗木(まあ、ちょっとは期待したけどさ……)

江ノ島「あ、あーあれ見て苗木、キレイダネー」///

苗木「それさっき僕が言ったのと同じじゃないか、ははは……」

江ノ島「う、うるさいうるさい! わーすーれーろー!」///

舞園さん一筋だったのにこれ書き始めてからどんどん妹様好きになってきた
デート本編終わりです

>>171
なるほどね、描かなきゃね!
ネタ浮かんだらどっかで描きます


男子寮・苗木の部屋前

苗木「ふう、丸1日遊ぶのって久々だったな」

苗木「にしても江ノ島さんと、デ、デートしたのかあ……なんだか信じられないな……」///

苗木「ま、とりあえずシャワーでも浴びるか」ガチャ

霧切「」ビクッ

苗木「……」バタン

苗木「……」

苗木「は?」

苗木(ここ僕の部屋だよね? あれ?)

苗木(うん、オーケーオーケー、苗木誠っていうネームプレートがある)


苗木(よしもう1回)ガチャ

霧切「……」

苗木(……)

苗木(やっぱり霧切さんがいる!?)

霧切「違うのよ苗木くん。これはそう、調査よ。調査の一環なのよ」

苗木「調査って、今関わってる事件の?」

霧切「そうよ」

苗木「それは無理があるよ」

霧切「……」

霧切「そうかしら」


苗木「そうだよ。えっと霧切さん、その、僕の部屋……というより僕のベッドで何してたの……?」

霧切「……私たち、お互いに冷静になる必要があると思わない?」

苗木「僕は冷静なんだけど」

霧切「あなたきっと疲れてるのよ。じゃあまた明日ね」

苗木「ちょ、ちょっと霧切さん!」ガシッ

霧切「苗木くん、手を放し――――は?」

苗木「え? 霧切さん?」

霧切「」

苗木「おーい! 霧切さーん?」


舞園「なっえっぎくーん!」ムギュッ

苗木「うわあ舞園さん!? 何してんの!?」

苗木(ていうかなんでこの人たち普通に男子寮にいるの!? そりゃ入っちゃダメってわけじゃないけどさ!)

舞園「見てわかりませんか? 後ろから抱きついてるんです! あっ、後ろにいるから見えませんね」

苗木「ちょっ」

舞園「男子寮にいる理由なんて苗木くんに会いに来たからに決まってるじゃないですか! 今日は1日中撮影があったから苗木くん成分が不足してるんです!」

苗木「苗木くん成分!? あれ、ていうかなんで……」

舞園「エスパーですからっ!」

苗木「と、とりあえず離れよう舞園さん! ね!」

舞園「もう、しょうがないですね……」クルッ

舞園「というわけで! 舞園さやか、ただいま帰りまし――――」

苗木「う、うん。お帰りなさい。……舞園さん?」


舞園「……苗木くん、それ、なんですか?」

苗木「えっ何が?」

舞園「その、これ見よがしに服に貼ってある江ノ島さんとのプリクラ、なんなんですか!!?」

苗木「えっ、プリクラ? ああ! いつの間に!?」

苗木(まさか目をつむったとき!?)

舞園「なんで江ノ島さんとのプリクラがあるんですか! 説明してください!!」

霧切「そうよ苗木くん! 今日は実家に帰ったんじゃなかったの!? どういうこと!!?」

苗木「うわあ霧切さんが復活した!?」

舞園「さあ!!」

霧切「早く!!」

舞園・霧切「「説明して(ください)!!!」」

苗木(なにこれ……なんていうか、絶望、的……)ガックガック ユッサユッサ


江ノ島「今ごろ苗木、男子の誰かにプリクラ見られて質問攻めにされてるかなー」

江ノ島「絶望的な顔してるといいなあ、うぷぷぷっ」

江ノ島「まあこの私様とデートできたんだからそれくらいの絶望はあってもいいっしょ!」

戦刃「盾子ちゃーん、この教科書意味がわからないよお……」

江ノ島「少しは自分で考えろこの残姉ッ!!」

戦刃「ううぅ……」

江ノ島(あのとき……)

江ノ島(あのとき、観覧車でそのまま……)

江ノ島(あたしってもしかして苗木のことを……)

江ノ島「はぁ……絶望的ぃ……」

江ノ島(胸、苦しいなあ……)

戦刃「わ、私があまりにも残念すぎて盾子ちゃんが絶望しちゃった!?」

なんとかデート編終わり!
甘すぎて書いてて辛かった

SS速報で漫画貼るのどうかと思うんでそのうち舞園さんの挿絵というか絵描きます
ではではノシ


日曜日・苗木家

苗木「はあ、やっぱり実家は落ち着くなあ」

苗木「昨日の舞園さんたちが怖くて、思わず逃げてこっちに戻ってきちゃったよ……このベッドで寝るのも久しぶりだ……」

苗木「……と、思ってたんだけど」

苗木「なんで僕のベッドに妹が潜り込んできてんの?」

苗木妹「あ、あはは、ついいつもの癖で……」

苗木「いつもの癖!? そんなよくこのベッド使ってるの!?」

苗木妹「たまに! たまにだけだよ!」

苗木「まさか彼氏とか連れ込んでるんじゃ……」


苗木妹「ち、違うよ! そもそも私彼氏できたことないし」

苗木「そうなの? モテそうなのに」

苗木妹「告白はよくされるけどねー。好きでもない男と付き合うつもりないから、いつも断ってるよ」

苗木(やっぱり僕と違ってモテるんだな……)

苗木「ん? てことは好きな人はいるのか」

苗木妹「どうだろうねー、なーいしょっ! じゃあそゆことで!」

苗木「おいまだ話終わって……行っちゃった」

苗木「ほんと、なんで僕のベッドなんて使ってるんだか」

苗木妹(お兄ちゃん今週は帰ってこないって言ってたのにー!? ま、まあ直でお兄ちゃん成分補給できたし結果オーライかな?)///


学生寮・食堂

江ノ島「……」

葉隠「おっ、江ノ島っち今起きたんだべ? こいこいだべ」

江ノ島「まあね」キョロキョロ

大和田「誰か探してんのかよ? よっしゃ猪鹿蝶」

葉隠「だー負けた! このままじゃ水曜の昼食まで……」

江ノ島「あんたたちさ、苗木見なかった?」

大和田「苗木? そういや今日はまだ見てねえな」

江ノ島「そう……」

葉隠「ああ、苗木っちなら夜逃げしたべ」

大和田「はあ!?」

江ノ島「夜逃げぇ!?」

葉隠「なんでも舞園っちと霧切っちに追われてたみたいで、とりあえず遠くに逃げるようすすめたら実家帰っちまってよー。いやあ、あれはいい修羅場っぷりだったべ」

大和田「なんだ実家帰っただけか、脅かせんなよ……」


江ノ島「ふーん……」

江ノ島(じゃあ今日は苗木に会えないのか……絶望的ぃ……)

江ノ島(ん? 昨日の夜に舞園と霧切に追われてた? あれ?)

江ノ島(それってあたしがこっそり貼ったプリクラのせいじゃね?)

江ノ島(自業自得じゃね?)

江ノ島(んはああああ絶望的いいいい!!! やっちまったああああ!!)

江ノ島(はぁ、苗木に会いたい……)

江ノ島(なにこれ、あたし恋する乙女かっての……なんか絶望的……)

江ノ島(ていうか絶望通り越してイライラしてきた)ゴゴ

江ノ島(目の前の葉隠と大和田でストレス発散しないと気が済まないくらいイライラしてきた)ゴゴゴゴ


葉隠「あのー、江ノ島っちもしかして機嫌……悪い……?」

江ノ島「あんたたちさー、賭け花札やってたっしょ?」

大和田「!? そ、そんなわけねえじゃねえか! なっ、葉隠!」

葉隠「そうだべ! 来週の昼食なんて賭けてねーべ!」

大和田「なっ、このバカ!?」

葉隠「はっ!?」

江ノ島「うぷぷぷ、それ石丸くんにバラされたら困るよねー?」

江ノ島「私様をその勝負に参戦させれば、このことは黙っておいてやろう!」

葉隠・大和田((終わった……))


1時間後

江ノ島「んじゃ来週の昼食代は大和田、再来週は葉隠よろしくねー」バイバイ

大和田「」チーン

葉隠「……なあ、江ノ島っち」

江ノ島「ん?」

葉隠「……」

葉隠「いや。なんでもねーべ」

江ノ島「変な奴。てか変な頭」

葉隠「今さら!?」ガーン

葉隠(……まあ、7割はハズレだもんな)

箸休め回でした
デート回で燃え尽きたけど、伏線入れたからには回収するまで続けるよという意思表示


舞園「江ノ島さん! お聞きしたいことがあります!」

霧切「苗木くんと貴女のプリクラ、どういうことなのかしら?」

江ノ島「どういうことって、苗木とデート行って撮っただけだけど」

舞園「デ、デート!? 苗木くんとデートしたっていうんですか!?」

霧切「くっ! 納得のいく説明をしてもらうわよ!」

江ノ島「えー、あんた達どんな説明しても納得しないじゃーん。苗木くんをデートに誘ってイチャイチャしてきただけだよー。うぷぷぷっ」

霧切「イチャイチャですって!? 私はまだ妄想でしかしてないのに……!」ブツブツ

舞園「ど、どこまで、どこまでしたんですか!?」

江ノ島「観覧車で夜景を見ながら……あ、これ以上は舞園さんには刺激が強すぎますね……あの快感(デコピンされた苗木の絶望的な顔)を伝えられないなんて絶望的です……」

江ノ島(嘘は言ってないよね、うん)


舞園「な、なななっ公共の場で何をしてるんですか羨ましい!!」///

霧切「いえ、今にして思うとあのとき私と苗木くんはイチャイチャしていたと言えるのではないかしら……」ブツブツ

江ノ島「おいおいおい? 顔を赤くしちゃって、『超高校級のアイドル』さんがナニを想像してるのかな?」ニヤニヤ

舞園「べ、別に何も考えてません!」///

江ノ島「……まあ、まだ何もしてないから安心しなよ」

舞園「まだ、ですか……」

舞園「……」

舞園「率直に聞きます。江ノ島さんは苗木くんのこと、どう思ってるんですか?」

江ノ島「えー別になんともー?」

舞園「真面目に答えてください」

江ノ島「……」

江ノ島「それは――――」


霧切「はっ! もしかして私はすでに苗木くんと付き合っていたのでは!? いいえそれとも婚約していた!!?」ガタッ

舞園・江ノ島「「」」

霧切「苗木くんに悪い虫がつく前に早く婚姻届を出さなくてはいけないわ! 苗木くんこの書類に判を――――」

セレス「なんで婚姻届なんて持ち歩いているんですか貴女は」ジャスティスハンマー!

霧切「うっ」バタン

舞園「……」

江ノ島「……」

舞園「この話はまた今度にしましょうか」

江ノ島「そうだね」

授業中

江ノ島(……暇だ! 暇すぎるッ!!)

江ノ島(ええい私様がこのような絶望的につまらない授業に耐える必要があろうか! いやない!)

江ノ島(保健室でサボろっかなー、この時間なら罪木ちゃんいるから寂しくないだろうし……)

江ノ島(あ、苗木が消しゴム落とした)

江ノ島(……)

江ノ島(ま、まあ苗木眺めてると飽きないし? 保健室でサボるよりは面白そうだし?)

江ノ島(って、意識しすぎだろあたし!!!)

江ノ島(なんであたしが苗木を意識しなけりゃなんないのよ!! 逆でしょフツー!)ウガー!

江ノ島(はあ……)

江ノ島(……)

江ノ島(この席、けっこう苗木が見えるんだな)


昼休み

江ノ島(昼か……苗木と一緒に食べたいな……)

江ノ島(けどあたしから誘うのってなんか負けた気分になるな)

江ノ島(あれ? さりげなく苗木の近くでうろうろしてたら、苗木の方から誘ってくるんじゃね?)

江ノ島(苗木のお人好しっぷりからすると間違いない! 私様ってば天才ね!)

江ノ島(よし、いざ……)

江ノ島(……ちょ、ちょっと経ってからにしよ。昼休み始まったばっかでそれはあからさますぎるっしょ)

江ノ島(別にチキったわけじゃねーし)

江ノ島(……そろそろいいかな)

江ノ島(よし――――あれ? あれれ?? 苗木くんいないんですけどおお!!?)


戦刃「盾子ちゃん、お昼食べよっ!」

江ノ島「苗木は?」

戦刃「え?」

江ノ島「苗木はどこ行ったの?」

戦刃「桑田くん達と一緒にお昼食べに行ったよ?」

江ノ島「ふ、ふふふ、そういうこと……あたしが自分に言い訳してた間に……なんて、なんて……」

戦刃「盾子ちゃん?」

江ノ島「なんて絶望的!! こんな絶望初めてだわ!! はあああ、絶望って甘酸っぱい!!!」

戦刃「え? え?」

江ノ島「ふえぇ絶望的ぃ……お姉ちゃん……お昼食べよ……」グスッ

戦刃「うんっ」

戦刃(盾子ちゃんが素直だー!)

今更だけどzeroの彼の立場って…

>>223
ゼロは読んでる人少ないだろうし、ネタバレをSSで知ってほしくないんだ…


放課後

江ノ島(よ、よし今度こそ苗木に声を――――)

舞園「苗木くん、この後お買い物にでも行きませんか?」

苗木「ごめん舞園さん! すっごく嬉しいんだけど、今日は妹と映画観に行くことになってて……」

苗木(江ノ島さんと映画観た話したらせがんできたんだよなあ。妹が観たいって言ってた恋愛ものだし、この前みたいなことはないと思うけど)

舞園「そうでしたか……。ちなみに何を観るんですか?」

苗木「えーっと、たしか『華麗なるギャツビー』ってやつだったかな」

舞園「あ、それ私も気になってたやつです! 一緒に行っちゃだめですか?」

霧切「!」


霧切「あら舞園さん、貴女それ試写会で観たって言ってなかったかしら?」

舞園「うっ、その、もう1回観たいと思っていたんですよ! 妹さんにも会ってみたかったし!」

苗木「えっと、ごめん舞園さん……うちの実家の近くの小さい映画館で観るんだけど、今日はカップル限定デーだから2人じゃないと行けないんだ……」

舞園「」

霧切(ふふん! あら? 妹さんとカップルデー? あら?)

苗木(カップルデーじゃなければ舞園さんと一緒に映画観れたのかあ……ついてないなあ……)

苗木「じゃ、じゃあそろそろ時間だから僕行くよ! 舞園さん、また今度誘ってね!」

舞園「! ……はいっ!」

霧切(まさか妹さんもライバル? いやだわ、将来の義妹と争うだなんて……)


戦刃「苗木くんまた映画観るんだー。あっ、行っちゃった」

江ノ島「……」

戦刃「盾子ちゃん?」

江ノ島「なに!! 意識!! してんだ私ッ!!!」

戦刃「」ビクッ

江ノ島「今までの私なら声かけるのに躊躇なんてしなかったのに……今日1日苗木くんと喋れなかったとか絶望的です……」

江ノ島「泣きたいくらい絶望的です……」グス

戦刃「盾子ちゃん盾子ちゃん!」

江ノ島「……なに?」

戦刃「わたし苗木くんと授業の準備したときにお喋りしたよ!」ホメテホメテ!

江ノ島「おいこら残姉お仕置きな」

戦刃「なんで!?」




江ノ島「はあああ絶望的……絶望的なのに全然快感じゃない……」

江ノ島「今日は絶望的な1日だったわ……」

江ノ島「はぁ、まじで恋する乙女みたいで笑える」

江ノ島「あたしは『超高校級の絶望』だったくせしてね」ハハ

江ノ島「……」

江ノ島「明日こそはなんか喋ろ」


upppp! upppp!


江ノ島「電話? 残姉ちゃんか」


pi!


江ノ島「もっしもーし、残念ながら私様はもう寝るところなのでまた明日かけてきてくださーい」

苗木『あ、ごめん! それじゃまた明日ね!』

江ノ島「待て待てまてまて待って!? 苗木!!?」


苗木『う、うん、苗木だけど……えっと、寝るとこ邪魔しちゃってごめんね。もう切るから――――』

江ノ島「嘘うそ! もう寝るっての嘘だから切らないでいい!」

苗木『なんだそっか、よかった~』ホッ

江ノ島「えっと、その、どうしたのさ……」

苗木『あー、なんていうか……その……』

江ノ島「??」

苗木『今日の江ノ島さん、元気なさそうに見えたから心配になってさ……。気のせいだったらごめんね!』

江ノ島「……」

苗木『江ノ島さん? もしもし』

江ノ島「はは、あたしは元気だよ」

江ノ島(今元気になったよ、苗木)


苗木『ほんと? じゃあ僕の勘違いかな。うん、それだけなんだ』

江ノ島「あっねえねえ、あたし今暇だからちょっと喋ってようよ」

苗木『いいけど、夜更かしはしないからね?』

江ノ島「わかってるわかってる! たぶんね!」

苗木『はは、お手柔らかに頼むよ……』

江ノ島「やっぱり今日はいい1日だったわ」ボソッ

苗木『え? 何か言った?』

江ノ島「なんでもなーいっ!」ニシシ

自覚した途端、以前みたいに接することができなくなる妹様でした。

舞園「この話はやめましょう、やめやめ! やめないと怒りますよ!」
http://i.imgur.com/gw5XyBn.jpg


最初にゼロの扱い書いとけばよかったね、すまん
>>223は彼のことを憐れんでるだけ……と思うよ

妹様好きになったわ


体育の時間

桑田「おい苗木! ボールそっち行ったぞ!」

苗木「う、うん! あっ!?」スカッ

石丸「ふははは、このボールは僕のものだな! さらばだ苗木くん!」ダッ

桑田「なえぎー!?」

苗木「ごめんっ!」

江ノ島(あれくらいのボール取れよ……絶望的に残念だな……)

江ノ島(うちのお姉ちゃんですら運動だけは得意なのにねー、うぷぷぷ)

江ノ島(……)

江ノ島(でも、ああいうミスして挽回しようと頑張るところ……)

舞園「ちょっと可愛いですよね」

江ノ島「!?」


江ノ島「……今あたし声出してた?」

舞園「いいえ。エスパーですから」ニコ

江ノ島「それ苗木限定じゃなかったの?」

舞園「苗木くんのことを考えてる人もわかりますよ」

舞園「だって、同じ人を好きになって、同じ人を想っているんですから」

江ノ島「苗木のこと好きだって言った覚えないんですけどー」

舞園「違うんですか?」

江ノ島「……」

江ノ島「さあね、ノーコメント」

舞園「まったく。素直じゃないですね」

舞園「……セレスさんみたい」ボソ


江ノ島「なんか言った?」

舞園「いいえ、なんでも――――」

苗木「江ノ島さん舞園さん! 危ない!!」

舞園「え?」

江ノ島「ん、ボールきた」パシッ

苗木「ごめん! 大丈夫!?」

江ノ島「よゆーよゆー、こんなの後ろ向いてても取れるっつーの。この私様を誰だと思っているのだ!」

苗木「あはは、なんともなくて良かっ――――」

桑田「やべっ苗木あぶねえ!!」

苗木「えっ?」


ゴッ!!

苗木「」バタン

舞園「な、苗木くん!?」

江ノ島「ちょっ大丈夫!?」

苗木「」

舞園「苗木くん! 苗木くん!!」

桑田「あちゃー、気い失ってんなこりゃ……とりあえず保健室に運ばねーと……」

チョイチョイ

桑田「ん?」クルッ

江ノ島「苗木くんを気絶させるとか絶望的に最低です……覚悟できてるんですよね……?」

セレス「できてんだろうなこのビチグソがあああ!!!」

桑田「アポ!? セレスちゃんどっから出てきたの!?」


保健室

石丸「ぬおおおおお!!! すまない苗木くん!! 僕が見当違いの方向にボールを蹴ってしまったせいで!!!!」

苗木「大丈夫だよ石丸くん。もうなんともないってば」

石丸「ほ、本当かね!!?」

苗木「うん、この通り……あれっ?」フラッ

舞園「苗木くん!」

罪木「だ、駄目ですよぅ、もう少し横になって休んでてくださいぃ……」

苗木「ごめん、はは……」

罪木「い、いえ私の方こそ偉そうなこと言ってごめんなさいぃぃ!」

苗木(なんでこの子謝ってるの!?)


江ノ島「気にしないでいいよ。その子そういう子だから」

舞園「江ノ島さん、『超高校級の保健委員』さんとお知り合いなんですか?」

江ノ島「あたしよく頭痛くて保健室来るじゃーん」

舞園(ああ……)

苗木(サボりで……)

江ノ島「あんた達なんか失礼なこと考えてない?」

罪木「あ、あのっ! 私なんかに言われるなんて嫌でしょうけど、その……もうすぐ授業が始まるので、皆さん教室に戻った方がいいんじゃないかと……うぅ……」

石丸「むむ、もうそんな時間だったか! ん? 君は戻らないのかね?」

罪木「わ、私は保健委員なのでもうしばらく残ってますぅ……」


江ノ島「じゃああたしも頭痛いってことで保健室に残るわー」

舞園「はいはい、教室戻りますよ。じゃあ苗木くんお大事に! 次の休み時間にまたお見舞いにきますね!」

石丸「うむ。安静にし、早く良くなるのだぞ!」

苗木「うん、みんなありがとうね」バイバイ

江ノ島(苗木が離れてくんですけど……絶望的ぃ……)ズルズル



桑田「……」

桑田「なあ、苗木が気絶したの石丸のせいなのに、なんで俺ボコられたの?」ボロッ

セレス「普段の行い、でしょうか」

苗木くん保健室なんかで寝てたら襲われるんじゃないかな
桑田は苗木の親友ポジです。ただのネタ要因じゃないです。たぶん

>>246
じゃあ妹様SS書くしかないね!

桑田の通信簿埋めるのと、あとメダルのために何回も桑田ロンパしたなあ…


授業中

江ノ島(はあ~、苗木はいないし授業はつまらないし、まじ絶望的ぃ……)

江ノ島(苗木がいないってだけで、教室がいつもより静かな気さえしてくる)

江ノ島(14人の生徒に教師。15人も人間がいて、なんでこんなつまらないんだろ)

江ノ島(……)

江ノ島(……14人?)

江ノ島(苗木がいなかったら、生徒は15人じゃない?)

江ノ島(……あああああ!!! いつの間にか霧切いなくなってる!!? まさか保健室に!?)ガタッ

石丸「江ノ島くん! 今日という今日は最後まで授業を受けてもらうぞ! たとえ苗木くんが心配だとしてもだ!!」

江ノ島「べ、べべべ別に苗木の心配なんてしてねーし! サボりたいだけだし!」


大神「ふむ。サボりというのは、認めることができんな。席に戻るのだ」

戦刃「盾子ちゃん戻るのだー!」

江ノ島「くっ!」

江ノ島(しまったー!! オーガは無理、まじ無理! あとで残姉お仕置きね)

江ノ島「き、霧切はいいってわけ!? 授業始まるときにはいたじゃない!」

舞園「あれ、そういえばいませんね。どうしたんでしょう」

十神「霧切は体調不良だそうだ。お前と違って仮病ということはないだろう」

舞園「なっ!」

江ノ島「それって!」

セレス(間違いなくサボって苗木くんのところへ向かいましたわね……)


十神「わかったら席に着け。授業を止めるな」ペラッ

不二咲(授業中にずっと推理小説読んでる人が言うんだ……)

腐川「はああああさすがです白夜様!!」ハァハァ

十神「……」

腐川「びゃ、白夜様に無視された! な、なぜだか快感だわああぁ!」ゾクゾク

山田「えーっと、最近の腐川冬子殿って、どことなく以前の江ノ島盾子殿に似てきているような……」

江ノ島「なえぎぃぃ……」



石丸「くうう! 授業中にこんなに騒がしくなってしまうだなんて、僕は風紀委員失格だ……!」

大和田「仕方ねーよ兄弟、こいつらはどうにもならねえ……」

霧切仁「そろそろ授業を再開してもいいかな?」

霧切仁(響子、このチャンスを無駄にするなよ……!)

ここから霧切さんのターン(予定)


保健室・10分前

罪木「じゃ、じゃあ私もいったん教室に戻りますね……」

苗木「うん。何から何までありがとうね、罪木さん」

罪木「そ、そんなお礼を言われることじゃないですよぅ! わ、私が好きでやったことですし……」

苗木「それでも助かったのは事実だから。ありがとう」ニコ

罪木「っ! あ、あの、お大事にっ!!」///

苗木「あっ、そんな走ったら危ないよ!」

苗木「……行っちゃった」

苗木「……」

苗木「それにしても、なんていうか……」

苗木「その、すっごく暇だなあ……」


苗木「保健室に1人だけって、けっこう寂しいんだなあ」

苗木「……」

苗木「今の授業終わるまで寝よ」モゾモゾ

苗木「……」

苗木「」スー、スー

コンコン

苗木「」スー、スー

コンコン

苗木「」スー

??『あら? 誰もいないはずはないのだけれど』

??『開けるわよ?』


霧切「失礼します」ガラッ

霧切「なんだ、やっぱりいるじゃない苗木く……ん……?」

苗木「」スヤスヤ

霧切「……」

霧切「 苗 木 く ん が 、 寝 て い る で す っ て ! ? 」←小声

霧切「……」スッ

ガチャッ

サッ

霧切「ドアの鍵はかけた。カーテンは閉めた」

霧切「今、保健室には私と寝ている苗木くんだけ」

霧切「ふ、ふふふ……」

霧切「ついに私の時代がきたわっ!!」←小声

なにも考えずに仁さん出したけど、たしかに理事長だから授業持ってるのはおかしいですね、ごめんなさい…
苗木くんこれからどうなることやら(考え無し)


霧切「とりあえず写真撮っておきましょう」パシャッ

霧切「こういう時のためにデジカメを持ち歩いておいてよかったわ。苗木くんフォルダ22が一気に潤うわね」パシャパシャ

霧切「それにしても可愛い寝顔してるじゃない。苗木くんのくせに」パシャッ

霧切「……そうだわ! この状態で私がベッドに潜り込んだら!」パシャパシャッ

霧切「同衾しているかのような写真が撮れるじゃない!!」パシャシャシャシャ

霧切「善は急げ、ね。お邪魔するわよ」モゾモゾ

苗木「う、う~ん……」

霧切(……起こしてしまったかしら)

苗木「」クー

霧切(ふぅ……)


霧切「じゃあさっそく……」

パシャッ

霧切「どんな風に撮れているのかしら」ペラッ

霧切「……」

霧切「ごふっ! は、鼻血が!!」タラー

霧切「こ、これはなかなかいい写真ね……」///

霧切「写真はこれくらいにしましょうか。次は……」

霧切「……」

霧切「い、一度苗木くんに馬乗りになってみたかったのよね」///

霧切「よっこいしょ」モゾモゾ

霧切「……」


霧切「ううっ! また鼻血が!!」ブバッ

霧切「このアングルの破壊力は凄まじいわね……」

苗木「う、ん……」

霧切「なんだか、私が苗木くんを襲っているようで……」ゴクリ

苗木「んん……」

霧切「 す ご く 、 い い わ ね 」ハァハァ

ガタガタッ

???『ありゃ?』

霧切「!!」

霧切(誰かきた!? けどドアには鍵が……)

???『ま、これくらいの鍵よゆーだっつの』ガチャッ

ガラッ

霧切(なんですって!!?)


左右田「この『超高校級のメカニック』、左右田和一様の敵じゃねーって……」

霧切「……」←鼻血を出しながら、寝ている生徒に馬乗り

左右田「……」

霧切「……違うのよ、これは」

左右田「ぎゃあああああ痴漢だああああああ!!!!」

苗木「ええっ痴漢!?」ガバッ

苗木「って何これ!? 血!!?」

霧切「私は痴漢じゃないわ!! そもそも女よ!!!」

左右田「女!!? ち、痴女だあああああああ!!!??」ギャー!!

霧切「ちがっ、あっ興奮したらまた鼻血が!!」ドバッ

苗木(なんだこれ……なんなんだこれ……)

苗木(そうか夢だ、これは夢なんだ、あはは……)

寝るつもりだったけどキリいいとこまで書けたんで
今度こそ寝る

霧切さん好きな人ごめんなさい、このSSではほぼギャグ要員です…

ごめんなさい実家に帰ってきちゃったのもあってあんまり書けないです…

ダンガンロンパ霧切は完結したら揃えたい
何冊出るのかなあ


江ノ島(なんか最近、楽しいなあ)

江ノ島(でもこういう楽しいときこそ、絶望が際立つのよねえ)

江ノ島(何があったらあたしは一番絶望を感じるんだろ)

江ノ島(……)

江ノ島(苗木が舞園と付き合うとか?)

江ノ島(苗木が霧切と結婚するとか?)

江ノ島(苗木が残姉ちゃんとらーぶらーぶしちゃうとか?)

江ノ島(……苗木のことばっかりかよ! あたしは恋愛脳かっつーの!!)

江ノ島「はぁ……」

戦刃「盾子ちゃんどうかしたの? お悩みある?」

江ノ島「お姉さま……私って絶望的に乙女だったみたいです……」

戦刃「??」

戦刃「盾子ちゃんに乙女って似合わないでしょー、だってギャルだし」アハハ

江ノ島「……」

戦刃「盾子ちゃん?」

江ノ島「テメーは俺を怒らせたッ!!」ビシィッ!

戦刃「ひう!? ご、ごめんなさいっ!」


江ノ島「はぁ……」

江ノ島「ねえ、あたしが一番絶望するのってどんな時だと思う?」

戦刃「盾子ちゃん絶望したいの?」

江ノ島「別に。なんとなく思っただけですが」

戦刃「そっか……」

戦刃(私は、盾子ちゃんが絶望しなくてもいい今が好きなんだけどなあ)

戦刃「うーん、なんだろうね。好きな人を自分で[ピ