戦刃「そんな…そんなのって…」
舞園「わ、私には信じられません!」
霧切「…なにか証拠はあるのかしら?」
江ノ島「うぷぷぷぷ…みんな取り乱しちゃってかわいいねえ」
江ノ島「ところがどっこい!これが現実なのです!」
江ノ島「苗木の正体は>>3!」
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男装した女
江ノ島「あんたらと仲良しこよしの苗木誠は!男装した女だったんだよ!!」ドド-ン
舞園「そんな!」
戦刃「盾子ちゃん…いくらなんでもそれは…」
霧切「不二咲くんとキャラが被ってしまうわね…」
戦刃「あ、そういう心配?」
江ノ島「証拠写真だってありま~す!」ピラッ
戦刃「!?」
舞園「こ、これは!」
江ノ島「お着替え中の苗木くん!」ピラッ
江ノ島「これを見れば女だと一目で…」
霧切「…!」ゴクリ
舞園「……!!」マジマジ
戦刃「………!!!」ガンミ
か、かわいい……!!
江ノ島「いやなんだよその顔」
霧切「…この写真を見る限り、女性というのは本当のようね」
舞園「でもこんなに可愛い女の子がどうして男装なんか…」
戦刃(なんでだろう、見当もつかないや)
戦刃「この写真めっちゃほしい」
江ノ島「お姉ちゃん逆ゥー!」
霧切「とりあえず苗木くんのところへ行ってみましょう」
舞園「そうですね、写真見てたら会いたくなりました!匂いも嗅ぎたいです!」
江ノ島「自由だなおい」
戦刃「どうして男の子のふりをしているのか、気になるなぁ」
江ノ島「うぷぷ…そうこなくっちゃあね」
>>8に行き先
保健室
舞園「苗木くんは今どこにいるんですか?」
霧切「体育で転んで怪我をしたから、保健室に運ばれたはずよ」
江ノ島「アイツ本当ツイてないよね!超高校級の幸運どころか不運じゃん」ケラケラ
保健室
罪木「はい、もう大丈夫ですよぉ!」
苗木「ありがとうございました」
罪木「いえ、私もよく転んでしまうので…手当は慣れっこなんです…」エヘヘ
苗木「あはは…ボクも似たようなものですよ」
苗木(この前すごい転び方してたもんな、この人…)
舞園(転んじゃう苗木くんもかわいいですよ!)
苗木(こいつ、脳内に直接……ってッ!?)
苗木「ま、舞園さん!いつの間に!」
舞園「来ちゃいました!」ドド-ン
霧切「私も」キリギリッ
江ノ島「私様とついでにお姉ちゃんもいるぞ!」
戦刃「ついで呼ばわり…」
苗木「みんな!保健室まで来てどうしたの?」
霧切「ズバリ聞くわ」
霧切「貴方が性別を偽っていることについてよ」
苗木「……!!」
苗木「ど、どうしてそれを」
直下に理由
あ、苗木が男装してる理由です
苗木「……お、」
霧切「お?」
苗木「お、女の子と恋愛するには男じゃないとだめだから…」
霧切「!」
舞園「え」
戦刃「」
苗木「み、みんなのことは好きだけど…女の子なのに女の子が好きだなんて…ヘンだと思われるかもしれないでしょ?」
苗木「だったらいっそ、男の子になってしまったほうがいいかなって」
舞園「な、苗木ぐん…」ダバ-
苗木「えぇ!?ど、どうしたの!」
戦刃「そんな苦悩を抱えていたんだね…!」ポロポロ
罪木「辛かったですねぇ…」シクシク
苗木「つ、罪木先輩まで」
霧切「そんな…好きとか言われたら照れるじゃない…」キリギリッ
江ノ島「あんただけブレねぇな…」
舞園「でももう隠さなくてもいいんですよ」
戦刃「そうだよ!女の子同士だとか…そんなの関係ないよ!」
霧切「少しは周りを頼りなさい、背負いこむのは貴方の悪い癖よ」
苗木「み、みんな…ありがとう」グスッ
江ノ島「ところで苗木ちゃんさぁ」
苗木「ん?」
江ノ島「結局あんたは誰を選ぶわけ?」
苗木「え!」
舞園「!」
戦刃「あ」
江ノ島「あんたが男のフリしてまで堕とそうとした本命の子の名前が知りたいな~?」
江ノ島「うぷぷぷぷぷ」
霧切「……確かにそれは」
戦刃「気になる、よね」
舞園「苗木く…いいえ、苗木さん!どうなんですか?」
苗木「だから、ボクはみんなのことが…」
江ノ島「ここまで来てそんな逃げの答えで許されると思ってんのぉ~?」ニヤニヤ
江ノ島「性別もばれちゃったことだしさ、この場でハッキリさせチャイナ!!」ビシィ
苗木「こ、答えなきゃダメなのこれ?」
罪木「あわわわ…し、修羅場になってしまいましたぁ」
直下に女子1人指名
続きは今日の夜
苗木「戦刃さん」
江ノ島「うんうん………うん?」
戦刃「ふぇ?」
苗木「い、戦刃さんが、ボクは好きです」
舞園「Oh……」
霧切「負けたわね」
戦刃「え、え?」
江ノ島「」ポカ-ン
苗木「普段無口なのにエアガンについて語り出すと二時間は止まらないところとか、江ノ島さんが仕事でいないときは大抵ぼっち飯なところとか、タイピングするときは人差し指でぽちぽちするところとか……そういうちょっと…残念なところがたまらなく好きなんだ!」
戦刃「えええええぇ!?」
苗木(ああぁ…恥ずかしいにもほどがあるよこれ…)
苗木(もうこうなったらヤケだ!)
苗木「というわけで、戦刃さん!ボクと、ボクと付き合ってください!」
苗木「お願いします!」ペコッ
戦刃「よ、」
戦刃「よろこんでっ……!」グスッ
江ノ島「………」
その夜・江ノ島ルーム
江ノ島「お姉ちゃんを取られるなんて…なんて…なんて絶望的なのッ!?」
江ノ島「苗木が選ぶのは舞園か霧切だと思ってたからけしかけたのに!そんでもってそのあとフラれた残姉を散々からかってやろうと思ってたのにぃ!!ガッデム!!ファーック!!デストロォイ!!」
江ノ島「ふふふふふ…いい、いいわぁ…」ジュルリ
江ノ島「この足元が崩れて、空が丸ごと落ちてくるような、この……絶望感ッ」クワッ
江ノ島「…おっと、悦に入ってる場合じゃないわね」
江ノ島「ここは初代ラスボスたる私様の腕の見せ所!」
江ノ島「お姉ちゃんを取り戻すには….」
直下に江ノ島の行動
江ノ島「NTRにはNTRをぶつけんだよ!というわけで…苗木を籠絡する!」
江ノ島「苗木を私様無しで生きられなくしちゃったらぁ~流石のお姉ちゃんも絶望して諦めるよね!」
江ノ島「チワワ100頭分とも称されるこの愛くるしいお顔…ボインと豊満なお胸、キュっと引き締まったウエスト、ぷりんと突き出たお尻…」
江ノ島「うんうん、私様は何度見ても完璧だわ!女の苗木だって絶対に堕とせる!」
江ノ島「そのためには…色々計画を立てないとね」
江ノ島「最大の問題点はあいつのやたら強靭な精神力。お姉ちゃんという彼女ができた今、色仕掛けじゃまず靡かない」
江ノ島「ただ襲っても屈服させるのは難しい」
江ノ島「ここは…」
保健室
江ノ島「罪木センパ~イ!」
罪木「ふぇっ?江ノ島さん!」
江ノ島「ちょ~っとお話があるんだけどさ…」
罪木「び、媚薬、ですかぁ」
江ノ島「そーそー!ちょっと試してみたいだけなんだって!」
罪木「うゆぅ…く、くれぐれも悪用だけはしちゃダメですよぉ?」
江ノ島「大丈夫大丈夫、自分にしか使わないから」ニヤニヤ
江ノ島(やっぱ先輩はチョロいわ~)
罪木「…わかりました、ではこちらに」ガサゴソ
ツルンッ
罪木「ふわあぁ!?」
江ノ島「ん!?」
ドンガラガッシャーン
罪木「こ、転んでしまいましたぁ~」
江ノ島「相変わらずのドジ女ねアンタは…棚めちゃくちゃじゃん」
江ノ島「てか薬品かかっちゃったんですけど!」ビショビショ
罪木「あっ、その薬は!」
直下に江ノ島に起こる変化
罪木「子どもの姿になるお薬です!」
江ノ島「は?なんでそんなもんが保健室の棚に…」
江ノ島「うっ!?」ドクン
罪木「あわわわわわわ」
ドクン
ドクン
ドクンッ!!
江ノ島「うぅ…どうなってんのよもう…」
江ノ島「なにこれ、10さいくらい?ふくブカブカだし、わたくしさまのパーフェクトボディがつるつるろりろりになってるし!さいあくじゃん!」プンスコ
罪木「ち、ちいさい江ノ島さんもかわいらしいですねぇ…えへへ」
江ノ島「…あんたのせいでこんなことになってんだけど」
罪木「はわわっ私のせいですみませぇん!」
江ノ島「で、このくすりはいつになったらこうかがなくなるわけ?」
罪木「えぇ~と、3日くらいだったかと」
江ノ島「おもったよりながいな…」
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