ベルトルト「見えないなぁ」(138)

ドンッ

アルミン「わっ」ドサッ

ライナー「おっとすまん」

アルミン「いてて…」

ライナー「大丈夫か?」スッ

アルミン「大丈夫。このぐらいなんともないよ」ガシッ

ライナー「…悪いな」グイッ

アルミン「…ライナー、悩み事でも?」

ライナー「!?」

ライナー「な、なんのことだ?」

アルミン「いや…ちょっと表情が暗いし…考え事が行き詰っているように見える」

ライナー「そんなことないぞ。少しボーッとしてただけだ」

アルミン「…疲れてるの?」

ライナー「ああ、そうだな」

アルミン「そう…。なら、そんなに心配しなくてもいいんだね」

ライナー「・・・・・・そうだ。・・・心配なんかしなくてもいい。俺のことなんかな」

アルミン「・・・じゃあ僕は行くよ。じゃあね」バイバイ

ライナー「ああ。じゃあな」バイバイ

スタスタスタスタ…

ライナー(・・・・・・)


ベルトルト「ライナー」

ライナー(!?)

ライナー「ベ、ベルトルトか?」

ベルトルト「そうだよ。・・・聞きなれた声だろ?」

ライナー「・・・俺がいつも聞いてる声はもう少し高いような気がするんだがな」

ベルトルト「そう?」

ライナー「ああ。・・・・・・で、どうした?いきなり不意に話しかけてきて」

ベルトルト「・・・さっきのアルミンとの会話だけど」

ライナー「・・・見てたのか」

ベルトルト「聞いてもいたよ」

ライナー「一体なんの用だ?」

ベルトルト「あんまり考えないほうがいいよ」

ベルトルト「悩んでもいずれその時がくるんだから」

ベルトルト「悩むだけしんどくなる。・・・・・・」

ライナー「わかっている・・・。わかってるが・・・」

ベルトルト「わかっているならいいけど、いざというとき何もできないようじゃ・・・困るよ」

ライナー「大丈夫だ。俺は戦士だ。・・・その時は迷わず決行する」


エレン「・・・ライナー?ベルトルト?」

ライナー「!」

ベルトルト「!?」

エレン「どうしたんだよお前ら」タッタッタ

ライナー「何でもない」チラッ

ベルトルト「ただの雑談」チラッ

エレン「? そうか?」

ライナー「そうだ」

ベルトルト「そうだよ」

ライナー「エレンはどうしたんだ?わざわざこっちに来て」

エレン「雑談にしては重苦しそうな顔してたからどうしたんだ?って思ってな」

エレン「ライナーも、ベルトルトも」

ベルトルト「・・・・・・僕も?」

エレン「ああ」

ベルトルト「・・・そう」

エレン「もしかしてお前ら、卒業した後の配属兵科をどうするのか悩んでいるのか?」

ライナー「・・・・・・まあそんなところだ」チラッ

ベルトルト「・・・うん」

※ネタバレあるんで注意。

エレン「そんなことで悩んでんのかよ」

ライナー「・・・エレン、誰しもお前みたいに決められないと思うぞ」

エレン「つっても、ベルトルトは決まってんだろ?」

ベルトルト「え?」

エレン「言ってたじゃねえか。特権階級狙いだって」

エレン「憲兵団に行くんだろ?」

ベルトルト「・・・うん」

ライナーって配属兵科をどこにするかって描写ありました?
やっぱりベルトルトと一緒に憲兵団に行くんですかね?

ベルトルト「そう、僕は憲兵団に・・・」

エレン「・・・」

エレン「・・・ライナーはどうするんだ?ベルトルトと一緒に憲兵団か?」

ライナー「・・・そうだな・・・」

エレン「・・・そうか」

エレン「お前らが調査兵団に行くなら心強いんだけどな」

ライナー「俺たちが?」

エレン「ああ。だって成績いいじゃねえか」

エレン「それに、頼りがいがあるしな」

ライナー「・・・俺がか?」

エレン「そうだ。ベルトルトもだな」

ベルトルト「僕も?」

エレン「ほら、普段あんまり喋らねえし、ちょっとわかんねえところもあるけど」

エレン「なんていうか・・・背高いし・・・訓練でもあんまり失敗しないし・・・えっと・・・」

ベルトルト「・・・結局わかんないんじゃないか」

エレン「あ、・・・悪いな」

ベルトルト「いや、気にすることないよ」

エレン「そうか。フォローさせるようなこと言っちまって悪い」

ベルトルト「もう謝らなくてもいいよ」

ベルトルト「・・・」

エレン「・・・」チラッ

ライナー「・・・エレン。特に心配しなくていい。」

エレン「ライナー・・・」


ジャン「おいエレン!」

エレン「!?」

ジャン「ミカサが呼んでるぞ!くそっ羨ましい!」

エレン「はぁ!?いきなり登場して何言ってんだお前!?」

ジャン「俺なんかいきなりミカサに声かけられたから、ちょっと期待しちまったのによ!」

ジャン「開口一番『エレンはどこ?』だとよ!くそがっ!」

エレン「ちょっと落ち着け、な?」

ジャン「・・・ちっ。早く行ってこいよ死に急ぎ野郎」

エレン「ったく・・・一体なんだよ・・・」タッタッタ

・・・・・・・・・・・・・・・・

ジャン「お、そういやライナーとベルトルトいたんだな」

ジャン「お前ら二人でこんなとこいて・・・ホモの密談か?」

ライナー「ぶふっ」

ベルトルト「ジャン・・・」ジロッ

ジャン「悪い悪い。冗談だ」

ライナー「ふっ。そういうところは変わらないんだな」

ジャン「人間そう簡単に変わってたまるかよ」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・」

ジャン「お前ら一体なに話してたんだ?」

ライナー「珍しいな・・・お前が他人のことを気にするなんて」

ジャン「どんな話をしてるのか気になっただけだ」

ジャン「そんなに深く聞くつもりはねえ」

ライナー「・・・配属兵科のことだ」

ジャン「配属兵科?やっぱり憲兵団だろ」

ライナー「まあお前はな」

ジャン「なんだ?ライナーは違うってか?」

ライナー「俺も・・・憲兵団に行く」

ジャン「お前もか」

ライナー「ああ」

ライナー「ただ・・・すっきりしないな」

ジャン「どういうことだ?誰かに決められてるわけじゃないだろ?」

ライナー「そうなんだが・・・。なんと言うか、自分で決めてる感じがしない」

ジャン「? よくわからねえ奴だな。そういうのはベルトルトだけでいいってのによ」

ベルトルト「ジャン・・・」ジロッ

ジャン「おお、悪い。正直なもんで」

ジャン「ベルトルトって普段何も喋らねえせいか、こういうとき怖え雰囲気だすよな」

ベルトルト「…」

ジャン「怒ってんなら謝る。悪いな」

ベルトルト「いや、怒ってないよ。・・・ジャンはいいよね。」

ジャン「? 何がだ?」

ベルトルト「そうやって自分で何でも決められて・・・自分の意思が強い人は」

ジャン「おいおいどうした?お前ってそんな弱音を吐くやつだったのか?」

ジャン「お前は小難しく考えすぎなんだよ」

ジャン「意思が弱いだとか個人的なことはあんまり口はさみたくねえけど」

ベルトルト「・・・」

ジャン「・・・図体がでかいのに気が小せえってのは本当だったんだな」

ジャン「ま、結局のところ、ベルトルトやライナーが配属兵科をどこにしようと、俺は憲兵団に行く」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・」

ジャン「・・・ところでよ」

ジャン「これだけは曲げらんねえってもんがあるか?」

ライナー「・・・あるぞ」

ジャン(・・・・・・・・・)

ライナー「帰れなくなった故郷へ帰る・・・」

ジャン「・・・そうか」

ジャン「そんだけ真剣な顔して言えるなら大丈夫だろ」

ジャン「故郷に戻れるといいな」

ライナー「ああ」

ベルトルト「・・・・・・うん」

ジャン「っと、そろそろ消灯の時間か。・・・つっても焦るほどじゃねえな」

ジャン「俺は一足先に部屋に戻ってるぜ。遅れんなよ」

ジャン「消灯時間過ぎた後でその辺うろついてるのが見つかると厄介なことになるからな」

ベルトルト「ありがとう」

ライナー「お前に心配されるとはな・・・」

ライナー「・・・消灯時間には間に合うように戻る」

ジャン「そんならいいんだが」

ベルトルト「・・・ジャンっていい奴だね」

ライナー「・・・ああ」

ベルトルト「・・・僕達って、悪い奴、なのか?」

ライナー「・・・さあな」

ライナー「良し悪しは自分ではわからんからな」

ライナー「・・・少なくともあいつらからしたら 悪い、になるんだろうな」

ベルトルト「…………」

ベルトルト「・・・ねえライナー」

ライナー「ん?」

ベルトルト「もうすぐ卒業、なんだよね」

ライナー「・・・そうだぞ」

ベルトルト「・・・皆いなくなるんだ・・・」

ライナー「・・・そう、だな」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

ライナー「・・・部屋に戻るか」

ベルトルト「うん」

ベルトルト「・・・あ、ちょっと待って」

ライナー「?」

ベルトルト「トイレ行ってくる」

ライナー「・・・俺も行く」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

コニー「〜♪」

コニー「・・・ん?」

コニー「ライナーとベルトルトじゃねえか!」

ライナー「コニー・・・?」

ベルトルト「・・・」

コニー「なんだお前ら?二人そろって・・・連れションか?」

ライナー「まあそうだな」

ベルトルト「・・・」

コニー「あ、そういやもう寝る時間だから早く済ませろよ」

コニー「教官なんかに見つかったらひどい目にあうからな」

ライナー「わかったわかった・・・」

ライナー「まったく、お前らは揃いも揃って同じこと言いやがる」

コニー「お前ら?」

ライナー「ジャンのことだ」

コニー「げ・・・あいつかよ」

ライナー「なんだ?あいつのこと嫌いなのか?」

コニー「いや、そうじゃねえんだけどよ・・・なんていうか、ちょっと違うっていうか」

ライナー「・・・違う?」

コニー「ああ」

ベルトルト「それはどういう意味?」

コニー「ほら、あいつって憲兵団に行って楽したいとか言ってただろ?」

コニー「それも通過儀礼の日から言ってたしな」

コニー「んでさ、教官に頭突きくらってその場にへたり込んでさ・・・」

コニー「まあ馬鹿だと思ったね」

ライナー「・・・・・・お前が言うか?」

コニー「冗談きついぞライナー・・・」

ライナー「すまんな・・・つい」

コニー「ひでえな」

ライナー「悪い悪い」

ライナー「・・・そういやお前も憲兵団に行くんだろ?」

コニー「ああ」

ライナー「同じところに行くジャンのこと馬鹿にできるのか?」

コニー「ライナーも馬鹿になっちまったか?」

コニー「俺は楽したいとかで行くんじゃねえよ」

コニー「・・・・・・俺は村で憲兵団になれないと言われた・・・」

コニー「だから憲兵団に行くんだ」

コニー「そして村の奴等を見返してやるんだ。俺は天才だったってな」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・」

ライナー「今の話を聞く限り、ジャンもお前も大差ないように聞こえるが・・・」

ライナー「結局は自分の都合だろ」

コニー「ぐっ・・・確かに言われてみればそうかもしんねえ」

コニー「・・・けど、俺とジャンは違うってこった」

ライナー「どういうことだ?」

コニー「・・・こまけぇこたぁいいんだよ」

ライナー「それでいいのか・・・」

ベルトルト「・・・・・・」

コニー「・・・そういやベルトルトはさっきから何も喋ってねえな」

ベルトルト「・・・え?」

コニー「喋りたくねえんならいいんだけどよ」

ベルトルト「・・・そうだね・・・」

コニー「何か質問とかねえのか?」

ライナー「どうしてお前教官きどりなんだ・・・(それに何故質問?)」

ベルトルト「いつも質問する側なのに」

コニー「うるせえ!」

コニー「とにかく・・・ほらあれだ。何もねえのか?」

ベルトルト「何かって・・・」

ベルトルト「・・・そういえばコニーは村出身なんだよね」

コニー「おう、そうだぞ」

ベルトルト「・・・どうだった?」

コニー「どうだったって・・・何がだ?」

ベルトルト「村の生活とかさ」

コニー「そうだな・・・」

コニー「俺は狩猟民族だから、主に狩りしてたな」

コニー「狩れたときに気持ちよさったらねえぜ」

ベルトルト「気持ちよかった?」

コニー「ああ。気持ちいいというよりは楽しかった」

コニー「追い掛け回してるときとかドキドキしたなー。独特のスリルというかなんと言うか」

コニー「・・・おっと、勘違いすんなよ?」

コニー「俺は動物を追い掛け回した挙句殺して快感を得れるとかいうド変態じゃねえからな?」

ベルトルト「・・・・・・」

コニー「・・・それで狩った動物を家に持って帰って・・・」

コニー「・・・うん。あれはなかなか楽しかったな」ジーン

ベルトルト「・・・そう、楽しかったんだね」

コニー「ま、俺はどんなところでも楽しめるけどな」

コニー「今のこの窮屈な暮らしの中でだって・・・」

ベルトルト「・・・」

コニー「・・・」

コニー「・・・ベルトルトはそういうのなかったのか?」

ベルトルト「え?そういうのって?」

コニー「狩りとか・・・楽しみとか・・・」

ベルトルト「・・・楽しみ・・・」

ライナー「あー」

コニー「?」

ベルトルト「・・・?」

ライナー「・・・」モゾモゾ

コニー「・・・ああ」

コニー「そういやトイレ行くところだったか」

ライナー「そういうわけだ」

眠いんで寝ます

コニー「あ、悪いんだけど、後ちょっとだけいいか?」

ライナー「ん?」

コニー「どうでもいいかもしれねえけど・・・」

ライナー「・・・なんだ?」

コニー「どうしてそんなに背が高いんだ?二人とも」

ベルトルト「・・・さあ?」

ライナー「どうしてって・・・どうしてだろうな?」

コニー「俺って小せえじゃん?」

コニー「だから羨ましいんだよ。そんなに背が高いのがさ」

ベルトルト「って言われてもね」

ライナー「だな」

コニー「俺、背が低いのが嫌なんだ」

ベルトルト「・・・嫌なの?」

コニー「ああ。男はそりゃあでっけえほうがいいってもんだろ?」

ベルトルト「・・・そうかもしれない、けど」

ベルトルト「でかすぎてもいいことはないと思うよ」

コニー「ベルトルトが言うと説得力あるな」

コニー「でも良いことがないってどういうことだ?」

ベルトルト「変に目立っちゃう」

ベルトルト「目立ちたくない僕からすれば害だね」

コニー「目立ちたくないのか」

ベルトルト「うん」

コニー「ふーん・・・」

コニー「・・・」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

コニー「・・・背低いのが羨ましいか?」

ベルトルト「・・・少しは」

コニー「だったらもうちょっと羨ましがらしてやる」

ベルトルト「?」

コニー「背が低いとな、道に落ちてる銅貨見つけやすいんだぜ!」

ベルトルト「・・・(?)」

ライナー「・・・(?)」

コニー「・・・なんだよその、開けてみて残念だった宝箱を見たような顔は」

ベルトルト「ははっ。ごめん」

ライナー「さすがコニーだ」

コニー「・・・ベルトルトはそういう背が高いからこそ得するってことぐらいあんだろ?」

ベルトルト「・・・僕ぐらいの人ってあんまりいないから・・・人ごみに埋もれない・・・ぐらいかな」

コニー「羨ましいぜ・・・。俺なんか人混みの中でこの坊主頭を見て認識されるってのに」

ベルトルト「・・・後は、皆の顔が、視線が合わないってのもいいかな」

コニー「・・・? どういうことだ?」

ベルトルト「僕、苦手だから・・・」

コニー「苦手?」

コニー「もしかして人が苦手なのか?」

ベルトルト「・・・うん」

コニー「なんだその小っさい悩み事は」

コニー「別に顔みたところで、視線があったところで相手は何も気にしてねえよ」

コニー「俺なんかよーベルトルトと会話するだけで首の骨が折れるんだぜ」

ライナー「首の骨が折れたら死ぬぞ・・・」

ベルトルト「骨が折れる、だけでいいと思うよ」

コニー「そうなのか? まあいいや」

コニー「まあとにかく気にすんなよ」

ベルトルト「・・・うん」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・僕は背が高いから、背の低いコニーが近くにいたら認識しづらい」

コニー「? どうした唐突に?そうかもしれんが」

ベルトルト「例えば、コニーがそこら辺で死んでいても気が付かないかもしれない」

コニー「・・・は?」

ベルトルト「コニーの死体とは気づかずついうっかり踏んでしまうかもしれない」

ベルトルト「コニーは小さいから、僕とは違うから」

ベルトルト「もしかしたら誰にも気づかれないかもしれない」

ライナー「おい、ベルトルト」

コニー「そうだぜベルトルト。一体どうしちまったんだ?」

ベルトルト「・・・・・・・」

ベルトルト「ごめん。僕はちょっと気がふれてたみたいだ」

ライナー「・・・」

コニー「疲れてんだよ。もう休め」

ベルトルト「・・・・・・いや、大丈夫」

ライナー「・・・?」

コニー「・・・そう・・・なのか? だったらいいんだが・・・」

ベルトルト「さあ、話を続けよっか」

コニー「え?話って?」

ベルトルト「さっきまで話してたじゃないか。・・・身長の話」

コニー「あー、そういやそうだったな」

コニー「・・・なんだ、お前って結構お喋りなのか?」

ベルトルト「・・・まあ、たまにはね」

コニー「・・・じゃあ、話を戻すが・・・」

コニー「うーん」

コニー「うーーん」

ライナー「そんな悩むことか?」

コニー「いや・・・どんなこと話そうかなーって」

ベルトルト「僕から言っておいてなんだけど、特に思いつかなかったら別にいいよ」

コニー「いや、話を戻すっていったんだ。男に二言はねえ」

ライナー「・・・まあ好きにさせたらいいんじゃないか?」

ベルトルト「そうだね」

コニー「・・・!」ピコーン

コニー「何か秘訣とかねえのか?」

ベルトルト「・・・秘訣?」

コニー「ああ。背の高くなる秘訣。何食べてたとか、こういう運動がいいとか・・・」

ベルトルト「・・・秘訣もなにも、僕達は一緒に生活してきたじゃないか」

ベルトルト「食事も大して変わらないしね」

コニー「・・・そっか、そうだよな」

コニー「確かにそうだ。うん」

ライナー「やれやれ・・・」フーッ

コニー「!」カチン

コニー「ここまで俺を小馬鹿扱いしてきたやつはライナーが始めてだぜ・・・」

ライナー「すまんな。ちなみにここまでじゃなくてこれからも馬鹿にするからよろしく頼む」

コニー「そこ付け加えんな! あと、そんなこと頼まれたくねえ!」

ベルトルト「フフッ」

コニー「? 何がおかしいんだ?」

ベルトルト「いや・・・馬鹿らしくなってきて・・・」

コニー「俺が馬鹿らしいってか?」

ライナー「コニー・・・お前もう寝ろ」

コニー「あ、お前今俺のこと小馬鹿にしただろ。感じるぞ」

ライナー「もういいから、もう寝ろ」

コニー「ったく・・・やれやれ」

コニー「んじゃあなお前ら。さっさと戻ってこいよ」

コニー「さもねえとどやされんぞ」

ベルトルト「うん、すぐ戻るよ」

ライナー「ああ、わかってる」

ジョボボボボボボボボボボボーボボボボボボ……

ベルトルト「・・・はぁ・・・」

ライナー「・・・ふぅ・・・」

ベルトルト「・・・ねえライナー」

ライナー「ん?」

ベルトルト「ライナーは後悔してる?」

ライナー「してないわけがない」

ベルトルト「そう・・・」

ライナー「だが、仕方ない・・・」

ライナー「そう思うしかない」

ベルトルト「僕もライナーと一緒だ」

ライナー「そうか」

ベルトルト「・・・・・・アニはどうなんだろう」

ライナー「・・・さあな」

ライナー「あいつはいまいちわからんからな」

ベルトルト「・・・ライナーもわからない?」

ライナー「? そうだが?」

ベルトルト「そう・・・そうか・・・」

ライナー「? どうした?」

ベルトルト「いや、ライナーならアニのことよく知ってるかなって」

ライナー「答えられなくて悪いが、あんまりわからん」

ライナー「何を思ってるのかもな」

ライナー「・・・性別が違うからかもな」

ベルトルト「性別が同じだったらわかるの?」

ライナー「ああ。俺は百戦錬磨の男だからな」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

ベルトルト「通報するよ」

ライナー「すまん。調子に乗ったジョークだ」

ライナー「というか何故伝わった。今のは判りづらいと思ったんだが」

ベルトルト「だってライナーは疑惑が・・・」

ライナー「疑惑だからな?俺は決して違うからな?」

ベルトルト「・・・そうであることを願うよ」

ライナー「そうしてくれれば嬉しい。そしてその願いは叶ってる」

ベルトルト「・・・・・・ところで」

イナー「?」

ベルトルト「誰も理解してくれないってのは辛いよね」

ライナー「・・・そうだな」

ベルトルト「アニは一人だから。・・・僕達みたいに話す相手がいない」

ベルトルト「・・・大丈夫かな」

ライナー「・・・大丈夫だろ。あいつはそんなタマじゃない。心配して話しかけたところで足蹴りされて終わりだ」

ベルトルト「・・・何故かライナーにちょっと怒りを覚えた」

ライナー「どういうことだ・・・」

ベルトルト「話は突然変わるけど」

ベルトルト「アルミンってさ、可愛いよね」

ライナー「ンブッフ」

ライナー「ベ、ベルトルト!?」

ベルトルト「だってそうだろ?」

ライナー「んん・・・まあ男子の中では可愛いかもしれん。が・・・」

ベルトルト「大丈夫。そっちの気はないよ」

ライナー「ならいいんだが」

ライナー「だが、いきなりどうした?」

ベルトルト「・・・アルミンは細かいところにまでよく目が届く」

ベルトルト「それに、考察力、思考力が凄い」

ベルトルト「時々非凡な発想を見せるって評価されてるみたいだし・・・」

ライナー「・・・何が言いたい?」

ベルトルト「・・・僕達の脅威になるかもしれない」

ベルトルト「脅かす存在になるかもしれない」

ベルトルト「体力と運動神経はないけど・・・」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・さっきもライナーが悩んでるって思って心配してくれてた」

ベルトルト「それも真剣に。真面目な顔して、茶化すようには言ってなくて」

ベルトルト「・・・普段の生活から、優しいんだなっていうのもわかった」

ベルトルト「そんな人を僕達は将来殺すことになるんだ」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・アルミンだけじゃない」

ベルトルト「エレンもだ」

ベルトルト「エレンは巨人を一匹残さず駆逐するのが夢なんだって」

ベルトルト「そりゃそうだろうね。何て言ったってお母さんが食べられるのを見たらしいんだから」

ベルトルト「もし僕がエレンの立場だったら・・・」

ベルトルト「・・・どう思うんだろうね?」

ライナー「わからん・・・」

ベルトルト「僕が壁を破壊するだけで大勢の人が死ぬ」

ベルトルト「エレンの夢も、人類の生活も、何もかもが壊れる」

ベルトルト「残った人、残された人の人生も壊れるんだろうね」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・・・・」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・ジャンも・・・」

ベルトルト「実際は悪い奴じゃないんだと思う」

ベルトルト「ああいう風に悪口や憎まれ口を叩いている。けど、それは本心では誰よりも正直だからなのかもしれない」

ベルトルト「・・・エレンとはたびたび衝突してる」

ベルトルト「で、喧嘩が始まって、周りが盛り上がるなか、ミカサが仲裁」

ライナー「・・・強引だけどな」

ベルトルト「・・・そうだね」

ベルトルト「で、ミカサに連れて行かれるエレンに向かってジャンが何か一言悪口を言う」

ベルトルト「・・・実は周りが騒いでる中で、僕も楽しかったんだ」

ベルトルト「悲鳴じゃなくて、歓声が自分の周りに渦巻いているのが」

ベルトルト「心地よかった」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・そういう日は眠るときが辛かったな」

ベルトルト「・・・何でだろう」

ライナー「・・・さあな」

ベルトルト「・・・そうやってライナーは、はぐらかしてばかり」

ベルトルト「本当はわかってるんだろ?」

ライナー「・・・・・・」

ベルトルト「・・・・・・コニーも」

ベルトルト「お調子者でよくはめをはずしてたな」

ベルトルト「教官に怒られて、営庭を走らされてたっけ」

ベルトルト「サシャと一緒に走っているのも珍しくなかった」

ベルトルト「・・・第104期生の風物詩というか」

ライナー「季節限定じゃなかったけどな」

ベルトルト「ははっ」

ライナー「ふっ」

ベルトルト「・・・走り終わった後、誰も馬鹿にしてる人はいなかったね」

ベルトルト「って言っても、口では馬鹿にしてたけど。・・・心の奥底からはしてなかったと思う」

ライナー「まあコニーは・・・憎まれキャラじゃねえからな」

ベルトルト「それを言うとサシャもだね」

ライナー「そうだな・・・。皆いい奴だ」

力尽き
布団に入って
さあ寝よう

今日はここで。

ベルトルト「・・・皆・・・いい奴」

ライナー「・・・だな」

ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・戻ろう」

ライナー「ああ」

ベルトルト「・・・」スタスタ

ライナー「・・・」スタスタ

ベルトルト「・・・ん」

ライナー「・・・おっ」

ベルトルト「見てよ・・・ライナー」

ライナー「ああ・・・」

ライナー「月が綺麗だな」

ベルトルト「うん」

ライナー「この窓からこんな月が見えたとはな・・・意外な事実だ」

ベルトルト「だね・・・」

ライナー「パワースポットってやつか?」

ベルトルト「・・・うーん・・・何か違うと思うけど・・・。」

ベルトルト「浄化される気分だ」

ライナー「浄化、か」

ライナー「そうだな・・・いっそのこと存在ごと浄化してもらえれば助かるんだがな」

ベルトルト「ははっそうだね」

ベルトルト「せめて過去の出来事の罪だけでも浄化してもらいたいよ」

ライナー「・・・まあそりゃ無理だって話なんだがな」

ベルトルト「そうだね・・・もう無理なんだ」

ライナー「・・・」

ベルトルト「・・・」

ライナー「月が落ちてきたらどうなると思う?」

ベルトルト「どうしたの唐突に」

ライナー「何でもない。今ふと頭をよぎったから口にしただけだ」

ライナー「特に深い意味はない」

ベルトルト「そう・・・。多分、全てが消えてなくなるんじゃないかな」

ライナー「だよな・・・」

ベルトルト「いや、もしかしたら・・・」

ライナー「・・・?」

ベルトルト「僕が4人ぐらいいれば月が落ちてきても止められるかもしれない」

ライナー「・・・そんなわけないだろ」

ベルトルト「だよね・・・」

ベルトルト「・・・月が落ちてきたら、なんて、ライナーらしくない質問だね。僕と同じく疲れてるんだ」

ライナー「・・・かもしれん」

ライナー「・・・それはそうと、馬鹿みたいなことを答えるベルトルトも疲れてるな」

ベルトルト「だろうね」

ライナー「ああ、こんな馬鹿なこと話してるなんて、俺たちにコニーがうつっちまった」

ベルトルト「そんな人を病原菌みたいな」

ライナー「ははは」

ベルトルト「はははは」

ライナー「はははははっはは」

ベルトルト「あはははははっははは」

ライナー「げらげら」

ベルトルト「いひひひ」

ベルトルト「あっは・・・・・・・・」

ライナー「・・・・・・・・・・・・・・・」

ベルトルト「・・・・・・・・・・・ご臨終」

ライナー「・・・俺たち、何て気持ちの悪い笑い声で笑ってんだ・・・」

ベルトルト「悪ノリしすぎたね・・・」

ライナー「ああ。やっぱりこれもコニーがうつっちまったせいだ」

ベルトルト「ものすごい奇病じゃないか」

ライナー「ふっ」

ベルトルト「ははは」

ライナー「・・・・・・さて、もうそろそろ本当に寝に戻るか」

ベルトルト「うん」

アルミン「あ。ライナー、ベルトルト。お帰り」

ライナー「ああ」

ベルトルト「ただいま」

ジャン「アルミン君は優しいこった。わざわざ言うことか?」

アルミン「挨拶は大切だと思うんだけどね」(君?)

エレン「俺もそうだと思うぜジャン」

ジャン「んだと? 俺だってちゃんと挨拶してるぜ?」

コニー「ミカサには相手にされてないけどな」ボソッ

ジャン「コニー!」

アルミン「そうだよコニー。あんまりジャンが相手にされてないからってわざわざ言わなくても」

ジャン「アルミン!」

エレン「なんだジャンってミカサに話しかけてたのか?」

アルミン「エレンがいないときにね・・・」

エレン「何で俺がいないときなんだよ?」

アルミン「察してあげなよ・・・」

エレン「? まあどうでもいいけど。関係ねえし」

ジャン「っ! どうでもいいだと?  俺は勇気だしてるんだぞ!?」

アルミン(どうしてエレンはそう余計なことを・・・)

エレン「そうなのか?」

ジャン「ああそうだ! 何もしなくても勝手に向こうから話しかけられるお前にはわかんねえだろうがな!」

アルミン「まあまあ落ち着いて・・・」オロオロ

エレン「って言われてもな・・・」

エレン「・・・! そういや思い出した」

エレン「確かに、時々話しかけてるのを見たな」

アルミン(別に今思い出さなくてもいいのに! 話がこじれるような気がするから!)

ジャン「ちっ・・・お前も見てたのか」

エレン「たまにチラっとだけだけどな。・・・そんときゃただの世間話程度のもんかと思ってたけど」

ジャン「あ?」

エレン「あれって挨拶だったのか」

ジャン「・・・そうだ」

アルミン(喧嘩が始まらないといいけど・・・)

エレン「そうか。・・・勇気をだして挨拶してたのか」

ジャン「・・・」

エレン「あれで?」

ジャン「この死に急ぎ野郎がああぁああぁあ!」

エレン「ちょっ何で俺のときだけそんな突っかかってくるんだ!?」

アルミン(それはエレンが余計なことを口走るからだろ!)

エレン「やめろジャン!この服新しく買ったばかりなんだ・・・。伸びる!」

ジャン「うるせぇ!もう黙れ!やぶってやる!」

アルミン「ちょっとジャン!やめるんだ!」

コニー「そうだぜジャン!」


ベルトルト「・・・」

ライナー「・・・」

ライナー「何か・・・さっきまでと打って変わってだな」

ベルトルト「うん。さっきまで話していたことが全部嘘みたいだ」


アルミン「ライナー!ベルトルト!手伝って!」


ライナー「ご指名されたぞ」

ベルトルト「うん」

ライナー「さっさとジャンを落ち着かせて寝るか」

ベルトルト「うん」

——————
———
——

アルミン「さて、もうそろそろ時間だし・・・」

エレン「さっさと寝ようぜ。疲れた」

コニー「俺も疲れた。・・・・・・・・・・・・誰かのせいで」ボソッ

ジャン「・・・・・・ちっ」

ライナー「じゃあ、ランプ消すぞ」

アルミン「あ。ありがとう」

ライナー「気にするな」

今日はこの辺で。


ああ、もうこれわかんねえな。

こんな良いスレがあったとは

矛盾点どこだろう?

>>115

…できればアニと一緒に出掛けたかった。
けど、いらぬ噂をたてられても迷惑だし、アニも困るだろう。



ほんの少し気が昂って、アニに積極的に話しかけてたな。
大したことも言えず、大した反応も示してくれなかったけど。

自分の解釈だと、ココかな?違ったらごめそです。

…故郷の夜をどのように過ごしてたっけ。
全然気にしてなかったな。

……あの時は月が満ちていたら少しだけ特別な気分になれたような気がしてた。


『どのように過ごしてたっけ。全然気にしてなかった』って言ってるのに

あの時は〜ような気がしてた って、どうして故郷にいたときの気持ちを思い出せるんだ?と思ったのですが…

あんまり気にすることじゃなかったですね。

>>115 ありがとう。  わざわざ矛盾してるって書かなくてよかったですね…ごめんです。

>>116 ごめんです。へんなこと言ってしまって…

……今は月を見てると不思議な気分になる。


帰れないでいる僕に…青い光で照らす。

帰りたい場所に僕を…淡い光で照らす。


…何てことを言ったら皆は目を大きく見開いて開口一番に笑うんだろうな。

…月の光は今も故郷を照らしてくれてるのだろうか。

故郷が懐かしい。戻りたい。

この気持ちはライナーも同じだ。

多分アニも同じ。

だから3人で、こうして生活を送れた。

そして、これからも送るんだろう。

みえないなぁ。

将来僕はどのように生きているのか。

僕は死んでいるのか。

ライナーはアニはアルミンはエレンはコニーはジャンは………みんなは

どうなっているんだろう?


もうわからない。

考えても祈っても何もかわらない。

僕はここがこんなところだとわかっていたら来たくなかった。

他人の温かさとありがたみと楽しさと心地よさと…こんなことを学んで覚えてしまうだなんて

それを その日が来たとき 僕が壁を壊すだけで いとも簡単に 終わってしまうだなんて

考えたくない。


僕にとってここは生き地獄のようだ。

心臓が背後から握られているような気がする。

冷や汗が止まらない。

時々悪寒がする。

……駄目だな。本当に僕はだめだ。

今更弱音を吐くなんて。ジャンに言われたとおり気が小さいんだな。

ジャンは何気なく本質を見抜けるのかもしれないな。

そのうち足元をすくわれたりして……

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…もう考えるのはよそう。

いくら考えても時間は過ぎる。

いずれそのときはやってくる。

皆を欺くときがくる。

その日を迎えるのは辛い。

けど、仕方ない。

その日がくれば、僕はどんな気持ちになるんだろう。

その日がきたとき、皆の心境はどうなるんだろう。

人類はどうなるんだろう。


巨人が壁内に来て、たくさんの人が死んで…

………………

けど、仕方ない。

僕は皆の、人類の敵なんだから

仕方ない。

僕も戦士なんだ。

ライナーとアニと共に人類を殲滅する。

そして故郷へ帰る。

三人で肩を並べて…


…新しい朝を迎えるにはそれで十分だ。

ほかになにもいらない。

チュン・・・チュン・・・

ベルトルト「んん…」

ライナー「…起きたか」

ベルトルト「…」

ライナー「…」

ベルトルト「…おはよう」

ライナー「おはよう」

アルミン「おはよう、ベルトルト」

エレン「起きてたのか。おはよう」

コニー「おはよう。顔ひでえぞ」

ジャン「ああ、おはよう」

ベルトルト「…」

ベルトルト「…」

コニー「…? どうしたベルトルト?」ヒョイッ

コニー「なんか背中が怖えぞ?」

ライナー「…というかコニー、いつの間に俺たちのベッドに登ったんだ…」

コニー「まあ気にすんなって」

ジャン「コニーは村出身だからな。猿の血が騒いだんだろ」

コニー「ジャン…てめえ…」

アルミン(朝っぱらから…)

ギャーギャー

コニーガサルニ!

オレハサルジャネエ!

ニタヨウナモンダロ!


ベルトルト「…はぁ」

ライナー「…朝から騒がしいな」

ベルトルト「うん…慣れちゃったよ…」


ワイワイガヤガヤ…フアア…

アーネムテー

キョウモマタクリスタヲオガメラレル…

雑音は、気にしない。

ライナー「…ベルトルト」

ベルトルト「…なに?」



ライナー「…今日も頑張るぞ」

ベルトルト「…うん」

今日もまた、皆と共に過ごす。

何が正しいのか、正しくないのかみえないけど

来るべき時が来るまで。


ライナーと、アニと共に

兵士ではなく

戦士として。



           終

以上で終わりです。

途中、変なこと書いてしまったけど、特に気にしないでもらえればいいなと思います。


良かったよ


>>48>>49あたりで

コニーの死体「」

ベルトルト「見えないなぁ」

104期の死体「」

ベルトルト「僕には何も、見えない」

ライナー「…」


みたいな鬱展開予想したけど違ったな
いいところで終わってくれた

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