苗木「コロシアイ学園生活? 違う、安価でハーレム学園生活だ!」 (333)

あらすじ

安価により霧切響子を失い不二咲千尋に掘られ腐川冬子を殴り殺し、

戦刃むくろとやり舞園さやかを堕とし朝日奈葵と純愛の道を静かに歩む苗木誠。

コロシアイのない平和なハーレム学園生活を築くために邁進する苗木誠の次なる攻略対象は、

終わったはずの霧切響子ルートだった。

霧切響子ルート再建のため、その手助けをモノクマに頼むという無茶な安価に従う苗木誠。

そしてそこに現れるコロシアイ学園生活を始めた張本人。黒幕、江ノ島盾子。

今、苗木誠は対峙する。最大の敵と。

果たして無事に、苗木誠は平和なハーレム学園生活を築くことができるのだろうか。

苗木「江ノ島さんのことが好きだ!」

江ノ島「……は?」

苗木「愛してる」

江ノ島「うぷぷぷぷ、ちょっといきなりでビックリなんですけど!」

苗木(どうにかして真の黒幕、江ノ島盾子をハーレムの一員にするんだ!)

苗木(そして狙うは霧切さんのルートの再建! その先にあるハーレム学園生活!)

江ノ島「どうしたんだい? 突然の告白の、その真意は?」

苗木「>>8

殺す

苗木「殺す」

江ノ島「フッフッフッフッフ、意味がわからないね。殺す? ころす? コロス?」

江ノ島「ネタにしてもつまらない? ネタじゃないとしたら尚更酷い!」

苗木(うん)

江ノ島「苗木……頭おかしいんじゃないの?」

苗木「殺したいほど愛してるって言うことだよ、君のことをね」

江ノ島「!?」

苗木「……」

江ノ島「うぷぷぷぷ、うぷぷぷぷ」

苗木「……?」

江ノ島「チョーーーーーーーーーーーーー良いじゃないその絶望的な愛の形ィ!?」

江ノ島「最高、最高、さいっっっっっっっっっっっこおおおおおおおおおおおおの告白だよ苗木!」

苗木(なんかよくわからないけど上手くいったみたいだ)

江ノ島「あなたがよろしければ、私様の下僕として迎え入れることもよくってよ」

苗木(セレスさん?)

江ノ島「いつでも殺しにくるがいい。その時は愛の言葉を叫びながらゆっくり殺してくれたまえ」

苗木(キャラがごちゃごちゃだな)

苗木「げ、下僕は嫌だな……せめて対等な関係でいさせてよ」

江ノ島「イッエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!」

苗木「!?」

江ノ島「私は江ノ島盾子ちゃああああああああああああああああああん!!!」

苗木「知ってるよ」

江ノ島「苗木が告白ぅぅ!? 私に、こ、く、は、くうううううううううううううううう!?」

苗木「どうしようキャラが掴めない、これじゃあ攻めどころがわからない」

どうしよう?>>18

黙ってキス

江ノ島「苗木が私に告白なんざ100万年おせえんだよ苗木ィィィ!!!」

ちゅっ

江ノ島「……この私様にキス? それが何を意味するかわかっておいで?」

苗木「僕としては、誓いのキスのつもりだったんだけど」

江ノ島「……私にキスとは恐れ入ったよ。さすがは幾人もの超高校級を手籠にしているだけはあるね」

苗木「僕の気持ちに偽りはない」

江ノ島「そんなに私のことが好きだってのかよォ!? チョーーーーーーーーーーーウケんですけどォ!!!」

苗木(やはり手強い、全てを受け流されてしまう……彼女を惚れさせる手はないのか!?)

>>24

うるさい、最低な絶望を味あわせてやるから黙ってハーレム作りに協力しろ。

と言う

江ノ島「わたしってぇ、ちょうぜつぷりてぃだからもてもてなのもしかたないんだけどねっ! きゃはっ❤」

苗木「うるさい、最低な絶望を味わわせてやるから黙ってハーレム作りに協力しろ」

江ノ島「……」

苗木「……」

江ノ島「もう一度確認を取らせて下さい。今、なんと仰いました?」

苗木「黙って僕のハーレムの一員になれば、最低な絶望を味わわせてやると言ったんだ。一回で理解しろ、馬鹿が」

江ノ島「ふむ……超高校級の幸運が用意する最低の絶望ですか。私の計算上、それは私の期待に沿う絶望には少し及びませんね」

苗木「そうか? 江ノ島さん」

江ノ島「アアン!? んだよ苗木ィ!?」

苗木「悪いが江ノ島盾子……君よりも」

江ノ島「君よりも、なんだと言うのですか? まるで絶望的な言葉は期待できませんがね」

苗木「戦刃さんの方が、今の時点では大、大、大、大好きだけどね」

江ノ島「……」

苗木「ちょうぜつぷりてぃ? 馬鹿じゃないのか? あんたの双子の姉、戦刃さんの方が無限倍に可愛いよ!」

江ノ島「残……姉ちゃんの方が、かわ……いい?」

苗木「僕に告白されて、キスされて、それで舞い上がりでもしたのかい?」

江ノ島「……」

苗木「調子に乗るなよ江ノ島ァ」

江ノ島「ひぃっ!」

苗木「好きだとは言ったが、可愛いとは一言も言ってねえよこのクソビッチがぁ!!!」

江ノ島「わ、わ……私様が、あんな残念な女、よ、よりも」

苗木「僕の言葉だけじゃ絶望が足りないようだな。それならこれを見せてやる」

江ノ島「な、何を見せるというのだい?」

苗木「世界の声だよ」

江ノ島「ッ!?」

苗木「さあ答えてもらおう! そして江ノ島盾子を絶望させよう! 戦刃むくろと江ノ島盾子、どちらが可愛い!?」

どっちが可愛い?>>30-40

モノクマ

モノクマ:2 戦刃むくろ:8 江ノ島盾子:0

http://www.youtube.com/watch?v=jODbXZ6sh5M

江ノ島「そ、そんなぁ……」ガタガタガタ

苗木「これでわかったか江ノ島ァ!」

江ノ島「ひぐぅっ!」ビクッ

苗木「……人気取りの為に、クマにでもなってた方が『マシ』なんじゃないか?」

江ノ島「ううぅ……ぐすっ、ひっぐ」ウルウルウル

苗木「戦刃むくろに完敗の残念な妹め!」

江ノ島「……」

苗木「……なんだ? この絶望にさすがのお前も立ち直れないか?」

江ノ島「……苗木」

苗木「どうした不人気」

江ノ島「最ッッッッッッッッッッッッッッ高オオオオオオオオオオオオオだよあんた!!!!」ダキッ!

むにゅっ

苗木「もがっ!?(え? 抱きしめ、え? おっぱい!?)」

むぎゅううううううううううううう

苗木「や、ぐるじい、やめて江ノ島さんっ!」

江ノ島「苗木大好き大好き大好き大好きっ!!!」ギュゥゥゥゥ!

苗木「わかったよ、わかった! わかったから離してって!」

江ノ島「……認めましょう、超高校級の幸運、苗木誠が私に最低の絶望を与えるに足りうる実力を持っていることを」

苗木「はあ、はあ、よ、良かった。愛してるよ江ノ島さん」

江ノ島「だってさっきのだってチョーーーーーーーーーーーー絶望したもんね!!! ギャハハハハハハハハハ!」

苗木「それはよかった、これからも僕のハーレムの一員になってくれるというなら、もっと大きな絶望を味わわせることを約束しよう」

江ノ島「わかったよ、なえぎくんっ! じゃあわたしは、なえぎくんにさいこうのきぼうをあたえることにするねっ!❤」

苗木「う、うん、それは助かる」

江ノ島「私様とて一方的な愛の提供は気にいりません。だとすれば私様も同じく、あなたには絶望に代わり希望を与えるのが道理」

苗木(いやその理屈はおかしい気がするけど……まあ良いや)

江ノ島「協力してやんよ、霧切響子ルートの復活だろ?」

苗木「ああ、そうだ」

江ノ島「目には目を、絶望には希望を……」

苗木「……」

江ノ島「あなたが私に絶望を与えてくれるというのなら、私はあなたに希望を与えましょう……それはもう、絶望的なほどに……」

苗木「あ、ありがとう(一体いくつキャラがあるんだ?)」

江ノ島「要は霧切響子をまた苗木に振り向かせりゃ良いっつうこったろォ!?」

苗木「あ、ああ。お願いできるかな……」

江ノ島「任せてください、あなたに与えられたこの希望の種。私が綺麗に咲かせましょう」

苗木「よろしくね(なんだか凄く苦戦したけど、でもなんとか江ノ島さんは攻略できたのか……な?)」

江ノ島盾子:好感度80%

霧切響子:好感度30%

苗木「まさか本当に霧切さんのルートが復活しているなんて……」

苗木「江ノ島さんは一体どんなマジックを使ったんだろう……」

苗木「でもまあ、順調に僕のハーレム学園生活は近づいてきているな!」

苗木「今度はあんな馬鹿なマネしないようにしないと!」

苗木「よしそれじゃあ気を取り直して次の攻略対象だ!」

誰にする?>>60

きりきり

攻略進行度を教えてほしい

安価ならさくらちゃん

>>62
舞園100%
戦刃100%
朝日奈90%
不二咲?% 苗木は掘られ済み
腐川80% 死亡
さくら30%
江ノ島80%
ジェノコーラ?%
セレっさん?% 未登場

多分こんな感じ

苗木「よし! 復活してさっそくだけど霧切さんにしよう!」

苗木「好感度は30%、あまり歓迎されていないようではあるけど……」

苗木「でも仕方ない! 江ノ島さんが頑張ってくれたんだ!」

江ノ島「苦労したよー」

苗木「あとは自分で頑張るしかない!」

江ノ島「グッドラック!」ビシッ!

苗木「さて、どうしようか。江ノ島さんが学校の全てのフロアを解放したし、どこかへ誘ってみようかな?」

霧切さんをどこに誘おう?>>75

大浴場

苗木「大浴場に誘ってみようか」

江ノ島「うぷぷぷ、僕の天才的な頭脳で機転を利かせて、大浴場を温水プールにしてあげたよ!」

苗木「そ、それは……なんというGJ」

江ノ島「どうだい苗木君? 絶望的に希望を味わっているかい? うぷぷぷぷ」

苗木(どうしよう、凄く江ノ島さんが天使に見えてきた)

江ノ島「何かありましたら、是非とも私をこき使って下さい。そしてその果てにある最低の絶望を……期待しています」

苗木(この便利さ都合の良さ……まさに青い猫型ロボットだな)

江ノ島「おらァ! さっさと行けよ苗木ィ! 私がやった希望が枯れねえうちによォ!」

苗木「わ、わかった……行ってきます(最終的に絶望を与えないってことにしたら、それが一番の絶望になるんじゃなかろうか)」

―霧切響子の部屋―

コンコン

苗木「霧切さーん、いるー?」

ガチャッ

霧切「……」

苗木「あ、あのそのっ、この前は……ごめん、あんな馬鹿なこと言っちゃって……」

霧切「わかってる……江ノ島さんから聞いたわ。怒ってる私を笑わそうとしてくれたんでしょ?」

苗木「そ、そうそう! 全くの逆効果だったけど……」

霧切「……ホントよ。もう少し女の子の気持ちを考えなさい」

苗木「……女の子?」

霧切「……/// わ、私も少し怒り過ぎた所もあるから! ……だから私も、そこはごめんなさい」

苗木「あ、うん、いいんだよ。全面的に僕が悪いんだから」

霧切「苗木君がお望みなら、そういうことにしてあげるわ。で、今日は何の用?」

苗木「……ああ、霧切さんを温水プールに誘いたくてさ(そういうことにしてあげるって……やはり好感度30%は伊達じゃないな)」

霧切「温水プール?」

苗木「モノクマが大浴場の水を少し温めの温水にしたらしくてさ、霧切さんも一緒に入りに行かない?」

霧切「……気分転換には良いわね。でも、なんで私?」

苗木(まずい疑ってる! これは応答を間違えるとまた崩壊の危機に陥るぞ!)

モノクマ「あひょひょひょひょひょひょ! 苗木君と霧切さんには報告するのが遅れちゃったんだよ!」

苗木「えの……モノクマ!?」

霧切「遅れた?」

モノクマ「そーだよ! 他のみんなには温水プールのこと一足先に教えてね、もうみんなプールを満喫しちゃったんだよ!」

モノクマ「でもー、ぼっちの苗木君と霧切さんは、そのみんなの輪に入ると辛いかなーっていう理由で教えなかったのです! モノクマやっさしー!」

霧切「余計なお世話よ」

モノクマ「だから、苗木君と霧切さんは時間をずらして、みんなが上がったあとに報告しようと思ったのです! それじゃーねー!」シュダダダダダ!

霧切「……どうやらそうみたいね」

苗木「う、うん! だ、だから、もう入ってないの僕と霧切さんだけだし……一人で入るのもなんか寂しいし」

霧切「わかったわ、一緒に入りましょう」

苗木「ホント!? やったあ!」

―大浴場―

苗木(水着姿)(抜け目の無い霧切さんはあのあとすれ違う人たちに『温水プールどうだった?』って聞いてたな)

苗木(水着姿)(それで嘘がバレると思ったけど、みんなは本当に温水プールに入ってたみたいだ)

苗木(水着姿)(きっと僕が大浴場へ誘うと決める前から、このことを予想して手を打っていたのだろう……)

苗木(水着姿)(なんて手際の良さだよドラ……じゃない江ノ島さん)

苗木(水着姿)(なんかホントに江ノ島さん好きになりそうだ)

ガチャッ

霧切(水着姿)「……お待たせ。まだ入ってなかったの? 先に準備運動済ませて入ってても良かったのに」

苗木(水着姿)(スクール水着!?)

苗木(水着姿)「>>100

そんなことよりセックスしようよ

苗木「そんなことよりセックスしようよ」

霧切「……」

苗木「……(ああ終わった……もうダメだ)」

霧切「ふふっ……」

苗木「えっ?(な、なんで笑うんだ?)」

霧切「苗木君、私を馬鹿にしないで欲しいわね」スタスタスタ

苗木「……っ!?」

霧切「だったらもっと私が、苗木君のことを好きになるよに頑張りなさい」ボソボソ

苗木「ッ!?」ゾクゾクッ

苗木「……は、はい、わかりました」

霧切「それからでしょう?」

苗木「はい、仰るとおりでございます」

ちゃぷん、ちゃぷん、ちゃぷん

苗木「凄いね、大浴場の壁の模様が全面変わってる」

霧切「それにしても、南国のような島の夕日の風景って……少し雰囲気に気合い入れ過ぎじゃない?」

―モニタールーム―

江ノ島「うぷぷぷぷ、僕が頑張って模様替えした大浴場はお気にめしてるかなー?」

苗木「た、確かに……ちょっとムーディすぎるというか。なんか恥ずかしいね」

霧切「模様をこれに決めた人の下品なセンスが手に取るようにわかるわね。どうせモノクマなんでしょうけど」

苗木(……江ノ島さん)

―モニタールーム―

江ノ島「……」グスンッ

苗木「ま、まあ、良いんじゃないかな!? たまにはこういう模様も!」

霧切「そうね、ずっと室内の壁だけ見させられてたらノイローゼになっちゃいそうだものね」

苗木「そうだよ! ほらよく見てみてよ! 本物の夕日に南の島かと見紛うばかりのクオリティじゃないか!」

―モニタールーム―

江ノ島「っ!」パァッ 江ノ島盾子:好感度85%

―大浴場―

霧切「それもそうね。確かに、まるで外にいるみたいにリアルね」

―モニタールーム―

江ノ島「頑張って良かった! 私、頑張って良かったあああああ!」グスングスン

―大浴場―

苗木「それよりも、霧切さん?」

霧切「……何? どうかした?」

苗木「どうして、ずっと手袋しているの?」

霧切「ッ!」

苗木「プールに入ってるんだし、手袋脱がないとびしょびしょになって気持ち悪くない?」

霧切「……それは」

苗木「何か脱げない理由でもあるのかな?」

霧切「……」

苗木「あ、もしかして、右手にはパワープラズマイト、左手には鬼の手宿してるとか!?」

霧切(ぬーべーはともかく、電光石火ニトロなんて誰がわかるのよ……)

苗木「……違うの?」

霧切「……違う、けど、鬼の手には少し似てるかもね」

苗木「どういうこと?」

霧切「でも、あまり見せたくないの……」

苗木「……」

霧切「これを見せて、他人を不快にさせたくないから……多分、苗木君も私に幻滅するはずよ」

苗木「>>129

それは違うよ

苗木「それは違うよ」

霧切「えっ?」

苗木「霧切さん、たとえ両手がぬ~べ~のような手であっても、幻滅したりなんかしない」

霧切「……」

苗木「僕を信じて」キリッ

霧切「……苗木君///」 霧切響子:好感度50%

―モニタールーム―

江ノ島「ぶひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ! もおー、霧切さんったらちょろいんだからー!」

―大浴場―

霧切「……」

苗木「……ね? 僕は、ありのままの君を知りたいんだ」

霧切「……わかったわ」ヌギッ、ヌギッ

苗木「……ッ!? ……火傷」

霧切「……そう、気持ち悪いでしょう? これが、私の手なの」

苗木「>>137

気持ち悪くなんてないよ
どんな姿でも会いしてやる

苗木「気持ち悪くなんてないよ、どんな姿でも愛してやる」

霧切「な、苗木君ったら……愛してやるだなんて/// ……ありがと」 霧切響子:好感度70%

―モニタールーム―

江ノ島「うっはー! 霧切さんこりゃ完全に惚れたね! 惚れちゃったね! ホンットちょろいんだから霧切さん! 私を見習いなよー!」

―大浴場―

苗木「僕は嬉しいよ、霧切さんが僕に手を見せてくれて」

霧切「苗木君……」

苗木「霧切さん、僕は君のことが……す」

ガッチャーーーーーーーン! バタン!

???「んっはーーーーーーーーーーん! 呼ばれて飛び出てええええええええええええ????????」

???「呼ばれて飛び出てーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?????????」

ジェノサイダー翔「呼・ば・れ・て・飛・び・出・てジェーーーーーーーノサーーーーーーイダーーーーーーー!!!!!!!!(ビブラート)」

苗木・霧切「……」

―モニタールーム―

江ノ島「あ、ヤベ。大浴場見るのに夢中になって誰か入ってくるの気づかなかった。てへっ☆」

―食堂―

苗木「ジェノサイダー翔の乱入で、結局好きと言えぬまま終わってしまった……」

江ノ島「ごめんなちゃい」

苗木「でもまあ、好感度を70%まで上げることができたしよしとしようか!」

苗木「僕も少し焦り過ぎていたかもしれない。あいつが来てくれたお陰で無理に攻略しようとしないで良かった」

江ノ島「結果オーライ!」

苗木「霧切さんは、やっぱり大切に慎重に攻略していかないとな」

江ノ島「私はー? 私はー?」

苗木「焦って攻略しても逆効果な気がする」

苗木「そうと決まれば次の攻略だ! 誰にしようか?」

舞園 100% 戦刃 100% 朝日奈 90% 江ノ島 85% 腐川 80% 死亡?
霧切 70% さくら 30% 不二咲 ?% 苗木は掘られ済み ジェノコーラ ?% セレっさん ?% 未登場

誰にしよう?>>155

セレスさん

苗木「よし! じゃあセレ」

セレス「あら? たまたま、偶然食堂に足を踏む入れたらそこにいたのは苗木君ではありませんか」

苗木「や、やあセレスさん(登場が待ち遠し過ぎて自分から来ちゃったよこの人……)」

セレス「私に何か御用ですの?」

苗木「いや、用なんて無いよ。セレスさんは僕なんか気にしないでゆっくりしてなよ」

セレス「……」グスン

苗木(本当に出番欲しかったんだろうな……少しないがしろにしただけで予想以上にダメージ喰らってる)

セレス「……そ、そうですか! 私は別に、苗木君に用はありませんし、私は別に悲しくないですし!」プイッ

苗木(さすがは超高校級のギャンブラー、すぐにポーカーフェイスに戻るその速さは一流だね)

苗木「じょ、冗談だよセレスさん! せっかく食堂で会ったんだし、一緒に食事でもどう?」

セレス「……っ! な、苗木君がそこまで言うなら、特別に付き合って差し上げてもよろしくってよ?」 セレス:好感度40%

苗木(……セレスさん、女の子の中で一番わかりやすいかも)

苗木「じゃ、じゃあ僕が何か作ろうか? 好きな物教えてよ!」

セレス「……」

苗木(……黙っちゃった。自分で察しろってことかな? 何を作ってあげようか)何を作ってあげる?>>165

>>161

―厨房―

苗木「本格的な宇都宮餃子を作ってあげよう!」

苗木「でも大丈夫かな? 女の子にニンニク料理なんて……ましてやセレスさんに」

モノクマ「頑張れ宇都宮! 浜松に負けるな!」ピョイーン!

苗木「うわっ、江ノし……じゃなくてドラ……でもなくてモノクマ!?」

モノクマ「本格的な宇都宮餃子を作るんだね苗木君!?」

苗木「う、うん。そのつもりなんだけど、セレスさん女の子だしニンニクどうしようかなってさ」

モノクマ「うぷぷぷぷ、ニンニク無しでも美味しい餃子は作れるよ! 宇都宮の美味しい餃子開発力を舐めてはいけません!」

苗木「別に舐めてはないけど……」

モノクマ「ニンニク抜きなら、『餃天堂』の餃子をマネしてみようか? このモノクマが直々に手伝ってやってもよいぞよ! ぐわっはっはっは!」

苗木(凄い……こんなssでまさか宇都宮餃子の宣伝をするなんて)

モノクマ「なーにこのモノクマにかかれば宇都宮餃子なんて足元にも及ばないような美味しい餃子を作ってやるさ! うぷぷぷぷぷ」

苗木「あ、ありがとう……(心強いのかなんなのか……)」

モノクマ「そうと決まれば下ごしらえだ! 厳しくいくよ苗木君!」

―食堂―

苗木「お待たせ、セレスさん」

セレス「私待ちくたびれてしまいましたわ……これで美味しくなかったら許しませんよ?」<◎><◎>

苗木「ごめんごめん。……でも、僕の料理楽しみに待っててくれてたんだね、ありがとう」

セレス「……/// ふ、ふんっ! さっさと料理をお出しなさいCランク!」

苗木「ああごめんごめん! 料理はこの中でございますセレス様(Cランク? なんだそりゃ)」

セレス「……この臭い? まさか」

クロッシュパカッ

苗木「本格的な宇都宮餃子だよ」

セレス「……」

苗木「一応気を遣ってニンニク抜きにしたんだけど……余計だった?」

セレス「……」

苗木「セレスさん?(あちゃー、やっぱり餃子はまずかったかなあ……)」

セレス「み、見た目は良いですけど、問題はお味です! 不味かったら承知しませんから!」 セレス:好感度60%

苗木(……やっぱりわかりやすい)

セレス「……」モグモグモグ

苗木「……」ドキドキドキ

セレス「……」ゴクンッ

セレス「……美味しいですわね」

苗木「!? ホント!? やったあ!」

セレス「皮がもちもちとしていて、一たび口に頬張りそのもちもちの皮を噛めば、中から肉汁が勢いよく溢れだす……」

セレス「餃子の要でもある中の具はニンニク無しでも外の皮に負けない存在感を風味と味で主張し……」

セレス「食感、味、風味が合わさりえも言われぬハーモニーを口いっぱいに広がらせていますわ」

苗木「やったあ! やったあ!(モノクマありがとうホントありがとう! モノクマにぶっ叩かれながら一生懸命作った甲斐があった!)」

セレス「うふふ……」

苗木「な、何がおかしいの?」

セレス「実は私、餃子が大の好物なんですのよ」

苗木「えっ!? そうだったんだ!(良かったー! まさかセレスさんの好きな食べ物だったなんて!)」

セレス「私が餃子好きだったなんて、意外でしたか?」

苗木「>>180

愛してる

苗木「愛してる」

セレス「ぶふぅっ!」

苗木「意外だったかと聞かれたら、確かにセレスさんは紅茶とケーキなイメージだったけど……」ポタ……ポタ……

セレス「申し訳ありません苗木君。私ったらあまりにも唐突な告白に吹き出して……」フキフキフキ

苗木「そうやって僕に意外と思われるかも知れないのに、本当の好きな食べ物を言ってくれて嬉しいよ」

セレス「……べ、別に。私は餃子が好きなことを恥じてはいませんもの!///」フキフキフキ

苗木「愛してる」

セレス「ぶっふぉぉぉっ!」

苗木「……」ビチャビチャビチャ

セレス「……ば、馬鹿にしないで下さいまし! そんな言葉、私は常日頃から聞き慣れ」

苗木「僕の顔に付いた餃子の食べカスとセレスさんのよだれごと、僕はセレスさんを愛しているよ」

セレス「ぶっふぁぁぁぁぁぁ!」ブシュゥゥゥゥゥ! セレス:好感度90%

―モニタールーム―

江ノ島「ぎゃーっはっはっはっはっは! いーっひっひっひっひっひ! セレスさんもチョロなー!」

―食堂のドアの前―

セレス「……顔を汚してしまって申し訳ありませんでした」

苗木「さっきも言ったでしょ? セレスさんのよだれごと愛してるって」

セレス「……/// ふ、ふんっ、当然ですわ! 万が一にでも私のプリンスになるおつもりなら靴の汚れも愛してもらいませんと!///」プイッ

苗木(必死でツンツンしてる……可愛い)

セレス「先程はCランクと言いましたが、これを機にBランクにしてあげてもよくってよ?」

苗木「!? ホントかい!? やったあやったあ! ありがとうセレスさん!」

セレス「全く……高校生にもなって、子供のように喜びますのね?」

苗木「そりゃあそうさ! セレスさんに気に入られたんだもん!」

セレス「うふふっ、可愛らしいですわね苗木君ったら……/// 私も苗木君ならプリンスにしてあげても……///」

苗木「え? プリンスにしてあげても?」

セレス「あ、いや、なんでもありませんわっ! あまり調子に乗らないようにして下さいね! それでは私はこれで……御馳走様でした」スタスタスタスタ

苗木「お粗末さまでした……」

苗木「帰ったか……よし、これでセレスさんも僕のハーレムの仲間入りだな!」

江ノ島「ちょろいちょろい、かっこ苗木君の心の声かっこ閉じ」

苗木「ふう……セレスさん、最初はどうなるかと思ったけど……」

苗木「運良くセレスさんの大好物の餃子を作れて良かった、本当に良かった」

苗木「そしてモノクマが僕の餃子作りを手伝ってくれて、美味しい餃子が作れて」

モノクマ「感謝しろよ苗木君!」

苗木「今回は比較的楽に攻略出来たようだけど、それもこれも安価のお陰だったな」

苗木「ただ……いつもいつでも上手くゆくなんて保証はどこにもないからな」

モノクマ「ポケモンゲットだぜ!」

苗木「厳しい安価が出ても、なんとか頑張らなきゃ! 平和なハーレム学園生活のために!」

苗木「さてとっ! 次の攻略は誰にしようか?」

舞園 100% 戦刃 100% 朝日奈 90% 江ノ島 85% 腐川(死亡?) 80%
霧切 70% さくら 30% 不二咲(苗木は掘られ済み) ?% ジェノコーラ ?% セレス 90%

誰にしよう?>>195

江の島

苗木「よし! じゃあ次は江ノ島さんを攻略しよう!」

―モニタールーム―

江ノ島「……」ドキドキ


苗木「うーんと、江ノ島さんは超高校級のギャル。超高校級の絶望の一人でもあるけど……」

苗木「まあそれでもギャルなことには変わりないだろうし、一応それっぽいプレゼントでも用意してみようかな?」

―モニタールーム―

江ノ島「何くれるんだろう?」ドキドキドキ


プレゼント何にしよう?>>200

レーション

どうでも良いけど、江ノ島盾子のプロフィールって戦刃むくろのなの?
身長体重スリーサイズとか

苗木「よし! レーションにしよう! きっと江ノ島さんも喜んでくれるぞ!(絶望的な意味で) 目指せ100%だ!!!」

―モニタールーム―

江ノ島「……絶望した、ギャルに野戦食渡す苗木に絶望した」

江ノ島「……いいや、貰ったら後で残姉ちゃんの口に押し込んでやろ」

ガチャリッ

苗木「やあ江ノ島さん!」

江ノ島「オッスー苗木ィ! どうだった私の天才的な愛のサポート力は!?」

苗木「お陰でセレスさんをハーレムの一員に一歩近づけることができたよ」

江ノ島「ふっ、そんなもの……超絶望的に天才的な私にかかればいとも容易い。感謝しなよ苗木君」

苗木「そうそう、それでさ、江ノ島さんに感謝の印としてプレゼントを用意したんだけど……」

江ノ島「……何ですか? プレゼントって……私とても気になります……(知らんぷり知らんぷり)」

苗木「ごめん、戦刃さんに渡しちゃった」

江ノ島「……」

苗木「戦刃さんがあまりにも、双子の江ノ島さんとは似ても似つかないほど可愛くてさ、ついね。江ノ島さんにあげるなんて勿体なくて」

江ノ島「……」グスン

―江ノ島盾子(戦刃むくろ)の部屋―

戦刃「誠さんから貰ったレーションおいしー!」モグモグモグ

―モニタールーム―

江ノ島「例えレーションであろうと苗木君の気持ちさえ入っていれば喜んで受け取りましたのに……」

苗木「絶望した」

江ノ島「当然です。よもや私様にこんなジャブのような絶望を喰らわせるとは……」

苗木「……」

江ノ島「うぷぷ……大好きだよ苗木君。これなら最後の最後に貰える最低の絶望が今からもう絶望的に楽しみだね!」

苗木「あ、うん。期待してて、物凄いのあげるから」

江ノ島「……それで? 今回は私になんの用ですか? ああ、私の攻略ですか?」

苗木「そうだね。江ノ島の好感度を100%にしようと思う」

江ノ島「お言葉ですが……私の計算上、今の時点から好感度を100%にするのは、0%を80%にもっていくよりも至難ですよ?」

江ノ島「なえぎくんはいったいぜんたいどうやってわたしをこうりゃくするのかなっ?❤」

苗木(相変わらずキャラの掴めない人だな……でも、確かにそうだ。戦刃さんのように簡単にはいくはずもない)

江ノ島盾子の攻略、どうしよう?>>211

どうもしない

苗木「どうもしない」

江ノ島「……え?」

苗木「何を期待しているんだい江ノ島さん?」

江ノ島「……」

苗木「……え? もしかして、僕が江ノ島さんを攻略するために、好感度100%にするために江ノ島さんに何か尽くすとでも思ったの?」

江ノ島「……うぅ」

苗木「だとしたら可愛いね江ノ島さん。僕のハーレムメンバーの中でも下から一番目に可愛いよ」

江ノ島「……」

苗木「可愛くて、ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーかだね! 絶望的に天才的な甘えたおバカさんだ!」

江ノ島「……」グスンッ

苗木「何を期待してたの? 何を希望してたの? 僕が君みたいなキチガイビッチに尽くすはずないじゃんか!」

江ノ島「……」ウルウルウル

苗木「てめえで勝手に惚れてろよ、僕にさ」

江ノ島「……はい、苗木様///」 江ノ島盾子:好感度100%

苗木(な、なんてちょろいラスボスだ……。ハーレムのためとはいえ心が痛い……ごめんなさい江ノ島さん!)

ちょっと文章おかしくなりはじめたから八時ぐらいまで寝るわ

苗木「じゃあ……いいかい江ノ島さん?」

江ノ島「なあになえぎくんっ! そんな『かくごはいい?』みたいなまえおきしちゃって!❤」

苗木「僕がこれから君にするのは、『絶望』のレクチャーだ(なんだ……さっき苗木様なんて呼んでくれてたのにもうそのキャラはお終いなのか……)」

江ノ島「……レクチャーですって? 超高校級の絶望の私様に対して絶望のレクチャー? 片腹痛いですわね」

苗木「そう言わずにまあ聞けよ残念妹」

江ノ島「はい/// 苗木様///」

苗木「こんなただの超高校級の幸運の僕に、自分の畑である絶望をレクチャーされる気分はどうだい?」

江ノ島「……絶望的です。それはもう……死にたくなるくらい……」

苗木「そうか、それは良かった。僕はそんな君に反して希望的だよ。それは物凄く、生き続けたくなるくらいに」

江ノ島「……」

苗木「……ふふふ、絶望に沈む君に対し、かたや僕は希望に満ち溢れている」

苗木「羨ましいかい? 自分は独り、孤独に絶望の底にいるのに目の前の僕は希望の照らす地上を気持ち良く歩いているんだよ?」

苗木「君は、そうして死ぬまでずっと希望を抱いて輝かしく生きる僕や他の人たちを絶望のそこで眺めてな。僕たちはそんな君に見向きもしないけどね」

江ノ島「……」グスンッ

苗木「それが……真の絶望だよ」

苗木「『人類史上最大最悪の絶望的事件』? 世界に絶望を蔓延させる? ……はあ、江ノ島ァ!!!」

江ノ島「ひぐっ!?」ビクッ

苗木「……江ノ島さん、君は僕に希望を持たせてあげるんじゃなかったの?」

江ノ島「う、うぅ……」ビクビクッ

苗木「返事は?」

江ノ島「は、はいっ! 私は、苗木君に希望を持たせると誓いました!」

苗木「じゃあ僕を絶望させるなよ」

江ノ島「……」グスンッ、ヒッグ

苗木「君が世界に対してやってることってさ、ただの『仲間集め』だよね?」

江ノ島「っ!?」

苗木「超高校級の絶望が聞いて呆れるよ。やってることって言ったら、ただただ自分にとって居心地の良い世界の創造じゃないか」

江ノ島「……」

苗木「そんなのお前如きに必要ない。お前は一生孤独に生きろ。希望に満ち溢れる世界を眺め独り絶望してろ、勝手にな」

江ノ島「……そ、そんなぁ」ウルウルウル

苗木「それが真の絶望なんだよ、わかったかい?」

苗木「お前だけの世界の中で、お前だけ絶望してろ」

それが最後の決め手の言葉になった。江ノ島盾子は気づいた、絶望は己の中にあると。

世界はその己の中の絶望を増幅し、磨き上げ、よりドス黒くするためだけのファクターに過ぎないと。

世界を絶望させるのは、同族を増やし自分にとって居心地の良い環境を作るという希望に満ち溢れた行動だと。そしてそれは絶望的に間違っていたと。

江ノ島盾子は気づかされた。

……僕、超高校級の希望(自称)の活躍によって。

こうして、現在進行形で世界に溢れて『いた』、『絶望』の感染拡大は、江ノ島盾子が覚醒した後瞬く間に集結していった。

それどころか彼女は、自分の中の絶望を極限に育て上げたいと言い、今度は世界に対し希望的な働きかけを行った。

静かに、しかし確実に希望が溢れてゆく世界を見て、江ノ島盾子は深く、深く、深く絶望していった。

――絶望的なまでに平和になってゆく世界に反して。

Happy end

苗木「江ノ島さんも100%になっちゃったなあ……」

苗木「でも僕の目的はハーレムだから! ハーレム! ハーレム!」

苗木「……でもなんだか、もうハーレム目指す必要もないような気がするけど」

苗木「……いいやそんなちっちゃいことは気にすんな! それハーレムハーレム!!!」

苗木「次だ次! ハーレム築くんだろ僕! 次の女の子だ!!!」

舞園 100% 戦刃 100% 江ノ島(洗脳済) 100% 朝日奈 90% 腐川(死亡?) 80%
霧切 70% さくら 30% 不二咲(苗木は掘られ済み) ?% ジェノコーラ ?% セレス 90%

次の攻略、誰にする?

>>243

じぇの

苗木「ジェノサイダー翔にしよう……うん。夢のハーレム学園生活には避けては通れない道だからな」

苗木「……」

苗木「……」

苗木「はっきり言って江ノ島さんより曲者だよなこの人」

苗木「今まで以上に安価を駆使していかなきゃいけない……」

苗木「……よし! 頑張るぞ!」

苗木「ジェノサイダーだって女の子なんだ! 多分! よろしいならば攻略だ!」

苗木「でも、どこに出没してるんだろう? ジェノサイダーの動向に詳しそうな>>250にでも聞いてみようか」

かませ

苗木「そうだね! ジェノサイダーの行方はかませ君に聞くのが一番だろう!」

―かませの部屋―

コンコンッ

苗木「かませくーん! 苗木だけどー!」

ガチャッ

かませ「……なんだ苗木、貴様、超高校級の御曹司である俺の時間を数十秒でも奪って良いとでも思っているのか?」

苗木(男性キャラだと初めての(ちーたんは除く)登場だから凄く張り切ってるなかませ君……)

苗木「ご、ごめんかませ君。ちょっと、ジェノサイダー翔がどこにいるか聞きたいんだけど……」

かませ「そんなしょうもないことで俺を使うな愚民が! 貴様如きの指図を受ける義理は無い!」

苗木「ごめんかませ君!(うわあ……さすがはかませ財団の御曹司、帝王学()を学んでいるだけはある。凄い不機嫌にさせちゃった……)」

かませ「やつなら『生物室』に行くと俺にいらん報告をして去っていったぞ」

苗木「あ……教えてくれるんだ、ありがとう」

かませ「いい加減鬱陶しいんだ。貴様でどうなることもないだろうが、出来ることならやつが俺に一歩も近づかないようにでもしてくれ」

苗木「う、うん! かませ君のためにも(ハーレム学園生活のためにも)頑張るよ! じゃあねかませ君!」

苗木「生物室かあ……嫌な予感しかしないけど、でもまあ行くだけ行ってみよう」

苗木「ジェノサイダー翔、世間を賑わす猟奇的殺人鬼」

苗木「10代から20代の男性を狙い、凶器の鋏で滅多刺しにしたあと、その凶器で磔にする」

苗木「現場には被害者の血で『チミドロフィーバー』と毎回同じように書き残す。まさに猟奇殺人」

苗木「それはまあ、怖いなー。殺されたらどうしよう」

モノクマ「ぼっくんに任せんしゃい! 苗木君はモノクマが守ってあげる!」

苗木(モノクマがこう言ってるし心配ないかな。じゃあ、僕が気をつけるべきことは……)

苗木「ジェノサイダー翔の攻略、ただその一点だけだな!」

苗木「さて、攻略するための作戦を考えよう!」

作戦名>>260

ツンツンデレツンデレツンツン作戦

苗木「作戦名! 『ツンツンデレツンデレツンツン作戦』!!!」

苗木「なんだそのけんけんぱけんぱけんけんみたいな作戦名はァ! 昔よく妹と遊んでたよ!」

苗木「……」

苗木「僕は平成生まれだよォ!(多分)」

苗木「よし、作戦も決まったことだし、どうにかやってみよう!」

苗木「なあに、『けんけんぱ』の要領でやれば良いのさ。リズミカルにツンとデレを繰り返していけば良い!」

苗木「……」

苗木(出来るのか!? 僕にそんなことが!?)

苗木「……いや、やってやる! ハーレムの為にね!」

ごめん、ちょっと休憩させて

すまん今から書く

―生物室―

ガラララッ

苗木「……」

苗木(……あれ? いないのかな?)

苗木「……うわあ、それにしても、得体の知れない標本やらがズラッと並んでて気味悪いな」

苗木「女の子攻略するような場所じゃないだろ、オワッ!?」

ドカァッ! ドサッ!

苗木「ぐへあっ、ッ!? もがもがもがァ!? 苦、しいっ(んなっ!? 何だこれ!? 何かが僕の顔を挟んで乗ってる!?)」

ジェノサイダー翔「げーーーーーーーーーーーーーーっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!!!!」

ジェノサイダー翔「呼ばれて飛び出てジェーーーーーーーーノサーーーーーーーーーイダーーーーーーーーー♪」

ジェノサイダー翔「あらぁん? あーららららららららぁ? なーにかしらんアタシの股に挟まってるのはァァァァァ?」

苗木「ッ!? もがもも!?(この顔に伝わるむちっとした柔らかい感触は内腿!? ジェノサイダー翔のやつ僕の顔に跨ってるのかよ!?)」

ジェノサイダー翔「いやあああああああああああああん!? まこちんじゃなあああああああああああああい!?!?!?!?!?」

苗木(そして相変わらず臭い! どこの何を嗅いで臭いのかについては口を噤むけど、臭い!)

苗木「と、もが、とりあえず、どいて、どいてジェノサイダー!(乗っかられて苦しいというよりも別のもののせいで苦しい!)」

ジェノサイダー翔「どうしたのまこちんっ!? もーしかしてこのアタシになんか用でもあんのかなァ!?!?!?!?」

苗木(モノクマ!? モノクマはどうして助けてくれないんだ!? 江ノ島さあああああん!?)

―モニタールーム―

江ノ島「これってさあ、もしかしなくてもエロイベントだよね。ということは苗木君の命の危機ではないし、助けないで良いんだよねっ! うぷぷぷぷぷ」

―生物室―

苗木(ジェノサイダーの太ももの熱が顔に伝わってくる。特に太い血管のある内腿だからジェノサイダーの温かい体温が直接顔にっ!!)

ジェノサイダー翔「もおしかしてぇ? ア・タ・シに殺されに来た感じですかあああああああああああ??????」

苗木(ジェノサイダー(腐川さん)って何気に太ももむちむちしてるんだな……いやそんなことを考えてる場合じゃない!)

ジェノサイダー翔「でーーーも残念でしたああああああん!! アタシは萌える男子しか殺さないのでっっっっす!! ぎゃーっはっはっはっはっは!」

苗木(こんな体勢で何かできるとも思えないが、それでもやらないと! 『ツンツンデレツンデレツンツン作戦』!)

苗木(先ずは最初の『ツン』だ!)

最初の『ツン』どうする?>>312

君が泣くまで殴るのをやめない

苗木(なんだろうついこの前も同じような展開になった気がするけどまあ良い!)

苗木「君が泣くまで殴るのをやめない!」ブンッ!

ジェノサイダー翔「うっわお、あっぶなーい!」ヒョイッ

スタンッ

苗木「うっそ避けられた!? なんていう反射神経、反応速度、瞬発力だ!?(どいてくれたから良かったけど!)」

―モニタールーム―

江ノ島「単に苗木君のがハエも止まるようなひょろひょろパンチってだけなんですけどね」

―生物室―

ジェノサイダー翔「んっもうまこちんったら危ねえじゃねえかよおおおおおお!?」

ジェノサイダー翔「突然殴りかかるなんてアタシ傷ついちゃうわっ、あはんっ♪ ぎゃーっはっはっはっはっはっは!!!」

苗木(や、まずい……ホントにこの人わからない……江ノ島さんに会いたくなってきた……いや、でも攻略だ! 攻略するんだろ僕!?)

ジェノサイダー翔「そんないきなり殴ってくるなんてアタシショーーーーーーーーーーーーーック!?!?!? げらげらげらげらげらげら!!!!」

苗木(『ツンツンデレツンデレツンツン作戦』、次の『ツン』を仕掛けよう!)

次の『ツン』、どうする?>>319

デンプシーロール

―モニタールーム―

江ノ島「超高校級の殺人鬼相手に力で屈服させるのは無理だろうな苗木君」

江ノ島「彼女だって伊達に若い男を何人も殺してないよ、凄く強いよ」

―生物室―

苗木(デンプシー・ロールをジェノサイダーに喰らわせる!)サッサッサッサッサッサッサ!

ジェノサイダー翔「ッ!?」

苗木(上半身を横8の字の軌道で振り続ける!)

ジェノサイダー翔「まこちんそれってはじめの一歩ですかあああああああああああああああああ??????」

サッサッサッサッサッサッサ! シュダッ!

苗木(そして体が戻ってくる反動を利用して拳の連打を叩きこむッッッ!)ブオンッ!

ジェノサイダー翔「あーらよっと」ヒョイッ

苗木「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

ジェノサイダー翔「わりぃけど、まこちんにヤラれるほどアタシ雑魚じゃねえって」

―モニタールーム―

江ノ島「ほれ見ろ言わんこっちゃない」

―生物室―

苗木「なっ……そ、そんな、僕の、僕のデンプシー・ロールがああああああああああ!!!!!!」ガクッ

ジェノサイダー翔「あのぉ……無粋なツッコミ許しておくんなまし。ボクシングやったことない高校生が見よう見真似で出来る代物じゃないんスよ」

―モニタールーム―

江ノ島「ごもっとも」

―生物室―

苗木「な、なんだってー!?!?!?!?!?!?!?」

ジェノサイダー翔「ったりめーだろまこちん天然かよ可愛い萌える殺しちゃうぞっ❤ ぎゃーっはっはっはっはっは!」 ジェノサイダー翔:好感度50%

苗木(くそっ! ここまで何も攻略の進展がないじゃないか! くそやはり強敵だ!)

ジェノサイダー翔「……でもさ、アタシのこと見て逃げだす奴はいるけど、雑魚のくせに向かってきやがるのは……まこちんが初めてだったな……」

苗木「えっ? ジェノサイダー?」

ジェノサイダー翔「なーーーーーーーんて嘘だよーーーーーーーーーーーーーん!!! ぎゃははははははははははは!!!」

苗木(……これは、もしかして効いているのか? わからないけど、『ツンツンデレツンデレツンツン作戦』、次は『デレ』だ!!!)

『デレ』はどうする?>>330

クリンチ

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