苗木「お前らホントいい加減にしてくれよ」 (357)

苗木「だからボクはクロじゃないって言ってるだろ」

苗木「ここまで謎が解ければ犯人は桑田クン決まりだったじゃないか。何回リトライさせんだよ」イライラ

モノクマ「投票の結果、苗木クンが満場一致でクロに選ばれましたが」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ…だーっはっはっは!大外れだよ!」

霧切「なんですって!?」

苗木「おい」

モノクマ「舞園さやかさんを殺したクロは苗木誠クンではありませーんっ!」

十神「ば、ばかな!」

モノクマ「正解は桑田怜恩クンでした!」

朝日奈「そんな!?」

葉隠「ああーー!やっちまったべーーーーっ!」

霧切「投げて!」


大和田「うるせえケロイド!」

ババーンキャーメガァァ

苗木「コレで何回目だと思ってんの?もう三ケタ超えてるよ?」

苗木「最初はボクも諦めずにリトライしてたけどさ、限度があるよね?」

桑田「よっしゃあ!!オレは自由だーーー!」キャッホー

霧切「苗木君、私達の負けよ」

苗木「いや霧切さんさぁ、分かってたでしょ桑田クンが犯人って?」

大和田「くっそ!くっそがおおおお!!」

セレス「…残念ですわね」

モノクマ「それでは、桑田クン以外のオマエラにはスペシャルなオシオキを用意しました」

モノクマ「はりきっていきましょう!おしおきターイム!」

苗木「仕方ないから、もう一度ロードしよう」ユビパッチン


Now Lowding…


舞園「あの、助けてください苗木君!」

苗木「部屋の交換ならしないからね」

舞園「!?」

苗木「キミが死ぬと後々色々と面倒くさいことになるんだ」

苗木「今日は大人しく自分の部屋で寝てよ」

舞園「…どうしてわかったんですか」

苗木「はいはい、エスパーだからエスパーだから。じゃあもう出て行ってよ」

舞園「ちょっ!苗木君!」

舞園「苗木君!ホントに怖いんです!お願いします!」

苗木「流石演技派アイドル、最初のボクが騙されるのも無理がないね」

舞園「!」ビクッ

舞園「な、なにいってるんですか苗木君?言ってる意味が…」

苗木「いいからさっさと部屋に帰れって!」

舞園「きゃっ!」

舞園(このままじゃ計画が台無しになっちゃう…)

舞園「苗木君は私を守ってくれるんじゃなかったんですか!?」

苗木「もう演技はいいから。じゃあおやすみ舞園さん」

バタン!!

舞園「…どうしよう」

舞園「じゃ、じゃあせめて苗木君と同じ部屋に泊まらせてください!」

苗木「!」

苗木(この展開は新しい…)

舞園(私の部屋で桑田君を呼んで殺しても私が疑われるし、せめて苗木クンの部屋なら!)

舞園(それに私が殺したトコを見てても苗木君は私の味方だからかばってくれるはず!)

苗木(何を企んでるかは知らないけど)

苗木(ボクの前でどうやって桑田クンを殺すのかは興味があるな)

苗木「…舞園さんさえよければいいよ」

舞園「本当ですか!嬉しいです!」パァァ

苗木(期待してるよ、舞園さん)

舞園(そろそろ11時か…打ち明けるべきですね)

舞園「苗木君」

苗木「なに?舞園さん」

舞園「……あのですね、実は私、桑田君を殺そうと思ってるんです」

苗木「へぇ、そうなんだ」

舞園「」

舞園「え、えーと…驚いたり止めたりしないんですか?」

舞園「実はもう既に彼を呼び出して、刺殺用の包丁も用意しています」

苗木「ふーん、まぁ返り討ちにあわないように頑張ってね。ボクもう裁判やり直すのだるいからさ」

舞園「何を言ってるんですか…?」

苗木「まぁそんなことはどうでもいいじゃん。それよりボクに言いたいことあるんじゃない?」

舞園「……」

舞園「…もし私が桑田クンを殺しても、庇ってくれますよね?」

苗木「えー、どうしよっかな」

舞園「苗木君言いましたよね?私を絶対外に出してくれるって!」

苗木(ったく、それ何年前の話だよ)

苗木(ああそうかそうか。この世界じゃ昨日か一昨日だったね)

苗木「わかったよ!ボクが絶対に舞園さんを外に出してあげる!」

舞園「えっ!?…あ、はい…ありがとう、ございます」

舞園(なんで嫌がらないんだろう)

苗木(もしキミが桑田クンを殺せたとしても、ムービーにバッチリとってあげるさ)

ピンポーン

桑田「舞園ちゃーん!!」

舞園「来ましたね…苗木君はシャワールームに隠れていてください」

苗木「そうだね。じゃあそうさせてもらおうかな」

苗木「それとその模擬刀は反撃に使われたら危ないから、机にしまっとくよ」

舞園「よろしくお願いします。それじゃあ後は桑田君が入ってくるのを待つだけですね」

桑田「舞園ちゃーん!…もう寝たのか?」

ガチャ

桑田「あれ、開いてるな。舞園ちゃん入るよー?」

舞園「……」ドクンドクン

苗木「……失敗すんなよマジ」

舞園「うわあああああああ!」ダダダ

桑田「おわっ!!」サッ

苗木(撮影開始)●REC

舞園「死んでっ!死んでください!!」ブンブン

桑田「なっ…なぁ!落ち着けよ舞園ちゃん!」

舞園「桑田君が死んでくれなきゃ私は外に出られないんです!」ブンッ

桑田「まさかおまえ、モノクマの言ったこと信じてんのかよ!」

舞園「私の居場所は…私が守るしかないんですよ!」

桑田(ダメだコイツ錯乱してやがる!このままだとオレは…)

桑田(近くに何か反撃できる物は……………ない)

桑田「な…何でオレが!くっそおおおおお!!」


桑田怜恩・死亡

舞園「はぁ…はぁ…やった!これで私は外に出られるんだ!」

苗木「すごいね舞園さん。アイドルでもこんなに躊躇なく人を殺すんだ」●REC

舞園「…なにを、してるんですか?」

苗木「いやぁ、ボクが無限ループから抜け出すために必要な証拠をね」

舞園「証拠って…私を売る気なんですか?」

舞園「私を庇ってくれるって約束はどうなったんですか!?ねぇ、答えてよ!!」

苗木「嫌だなあ舞園さんは、自分ばっかり助かろうとして」

苗木「ヒトの命を奪った責任は自分でとりなよ」

苗木「もうじき学級裁判が開かれるけど、このムービーさえあればもうボクは!」

舞園(……え?)

舞園(私…あの場所にもう戻れないの?)

苗木「残念だけど舞園さん、ここで脱落だね」

舞園(いやだいやだいやだいやだいやだ)

舞園(いやだいやだ…あ…そうだ、苗木君さえいなくなればいいんだ)

舞園「なぁんだ、簡単な話じゃないですか」

苗木「は?」

舞園「あああああああ!!」ダダダ

苗木「うわっ!!」サッ

苗木(まさか…ボクを殺しに?)

舞園「苗木君…あなたが死んでくれれば!」

苗木「落ち着きなって舞園さん!」

舞園「これが落ち着いていられますか!!」ブンッ

苗木「おっと、死体が増えたら証拠が多くなるだけだよ?」

舞園「あなたさえ、いなくなってくれれば!」

苗木「全く…本当にキミはヒトを騙そうとするわ殺そうとするわ」

苗木「なんて絶望的なんだ!それでもアイドルか!」

舞園「…お願いです…死んでください苗木君!」ポロポロ

苗木「模擬刀の先制攻撃だべ!」ブン!

バキィ!!

舞園「がっ!」

苗木「なんちゃって」テヘ

苗木「どう?ちょっとは頭冷えたかい?」

舞園「ううっ…!」ポロポロ

苗木「女の子はさ、すぐに泣けば何でも解決すると思ってるよね?」

苗木「それは違うよ!ただ逃げてるだけなんだ!」

苗木「でも今という現実から逃げられないよね?」゙ザッ

舞園「ひいっ!!」

舞園(逃げなきゃっ…!)ダッ

苗木「ん?何処に行くのさ舞園さん」

苗木「ってまぁシャワールームだって分かってるけどね」

苗木「おーい!出ておいでよ舞園さん!」ドンドン

舞園「……ああ」ガクガク

舞園(終わった…何もかも失敗した…私はもう、アイドルには戻れない)ガクガク

苗木「ドアノブをひねり上げつつ開けてっと」ガチャ

舞園「……」ブルブル

苗木「そんなに震えなくても大丈夫さ、何もしやしないって!」

苗木「まぁ桑田君殺しの犯人として突き出すけどね」

舞園(ああそっか、自業自得なんだ…)

苗木「さぁ立ちなよ」

舞園(私はどこで間違えたんだろう)

苗木「 舞 園 さ ん 」

―学級裁判―


大和田「学級裁判もクソも、舞園が犯人で決まりだろ」

不二咲「あのムービーは何度も調べなおしたけど…合成とかは一切無かったよ」

セレス「時間の無駄ですわね。さっさと投票に移りましょうか」

モノクマ「んーーボクとしてはもうちょっと話し合ってほしかったんだけどなぁ」

モノクマ「仕方ないね、それじゃあ投票タイムといきましょうか」


  VOTE
舞園 舞園 舞園


舞園「……」

苗木(やっと解放されるーーーっっ!!!きゃっほほほーい!!)

むしろ自分が犯人になって解放される方を狙った方が良かったんじゃ…

モノクマ「大・正・解!今回桑田怜恩クンを殺したクロは」

モノクマ「舞園さやかさんでしたーーっ!」

苗木「分かった分かった、分かったから早く終わらせてくれ」

朝日奈「…なえ…ぎ?」

モノクマ「もう、せっかちだなぁ苗木クンは。でもボクも早くしたしいいか」ワクワク

モノクマ「今回のクロの超高校級のアイドル、舞園さやかさんに相応しいオシオキを用意しました!」

モノクマ「それでは、はりきっていきましょう!オシオキターイム!」

舞園「苗木君」

苗木「ん?」

舞園「時間を戻せたら…戻したいですね」クスッ

苗木「……」

おしおき
http://i.imgur.com/vCC5ATA.jpg

「舞園さやかinファイナルステージ」


舞園「~~~!」♪

スコア「■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□」パッ

舞園「~~~~!」♪

スコア「■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□」パッパッ

舞園「~~~~!」♪

スコア「■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□」パッパッ

舞園「~~~~~!!」♪

スコア「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□」パッパッパッ


バキッ!!

モノクマ「^^」

舞園「」

スコア「不合格」パッ

ガシャ――――ン



一同「……」アゼン

苗木「…さよなら、舞園さん」

苗木(そしてありがとう…これでやっとボクは次へと進めるよ)

苗木(セーブセーブ、の前に)

苗木「モノクマ」

モノクマ「はい。なんでしょう?」

苗木「学級裁判ってさぁ、殺人が起こるたびあるんだよね?」

モノクマ「そうだよ?最初に説明したじゃないか!」

苗木(てことは、最高であと6回近くあるのか…)

>>91
さくらちゃんがその程度で死ぬとは思えない

苗木(ここまで来るのにボクの体感時間で換算するとおよそ10年)

苗木(じゃあ単純計算であと60年…)

苗木「ってやってられっかー!!」

葉隠「おわっ!?」

霧切「急にどうしたの苗木君?」

苗木(そんなに待てない…じゃあどうすればいいんだ)

苗木「あ」

苗木(あるじゃないか!ココから出る方法が!)

苗木(そのためには…また舞園さんが必要になってくる)

苗木「セレスさん…日本にはさ、こんなことわざがあるって知ってる?」

セレス「はい?」

セレス(わたくし日本人ですけどね)

苗木「ミイラ取りがミイラになるってね」ユビパッチン

Now Lowding…


苗木「そうだ!ボクが舞園さんを殺して外に出ればいいんだ!」

苗木「まさかボクが舞園さんを殺そうとするなんて、舞園さんは考えもしないだろうね」

ピンポーン

苗木「うさわをすればなんとやら」

ガチャ

苗木「どうしたの舞園さん?」

舞園「あの、助けてください苗木君!」

苗木「……」ニヤリ

苗木「とりあえず中に入りなよ、ゆっくり話を聞くよ」

舞園「そうですね…それじゃあお邪魔します」

………

苗木「…なるほどね。それで部屋交換をしてほしいと」

舞園「はい、私怖くて」

苗木「分かったよ!じゃあ今日はボクの部屋で」

舞園「ありがとうございます苗木君!」

苗木「死んでいったらどうかな!」ブンッ!

舞園「え」

ゴ シ ャ ッ

舞園「…あ…」

舞園(あれ……あれ…あれあれ?)ドロッ

苗木「んーやっぱり一発じゃダメか」

舞園「きゃああああああ!!」

苗木「うわっ!その声量で叫ばれるとうるさいなぁもう!」ブンッ!

ドン!

舞園「ひいっ!ど、どうして苗木くんがぁ!」

苗木「人を殺していいのは殺される覚悟がある人だけ、だよね?」

舞園「こないで…!こないでッッ!!」

舞園(逃げなきゃ…殺される!)

舞園「嫌…死にたくないッ!」ダッ

ガチャ!

舞園「私はまだ死にたくない!」

バタン!!

苗木「またシャワールームか、芸能人のクセに芸が無いね舞園さんも」

苗木「でもなぁ、ココで殺しちゃったらボクが殺しましたって言ってるようなものだし…」

苗木「どうなるか放置してみるってのもいいね」

苗木「やっぱり衰弱死する前に出てくるのかな?」

苗木「どっちにしろ、もう逃げ場はないねぇ」

舞園「苗木君が私を殺そうとしてたなんて…」

舞園「じゃあ…今まで苗木君の言葉は」



「ボクが君をここから出してみせる!」

「何があってもボクたちはずっと味方同士だって!」
 


舞園「嘘だったんですね、全部」

舞園「苗木君だけは私の味方だと思っていたのに…ッ!!」

舞園「…もう誰も信じない…信じないッッ!!」

60分経過

苗木「ふわーあ!」アクビー

苗木「ねむ」

120分経過

苗木「もう日付変わっちゃいそうだなぁ」

240分経過

苗木「…zzzz」

舞園「…あれから何時間たったんだろう」

舞園「でも明日になれば…きっと誰かが来てくれるはず」

300分経過

舞園「……」

360分経過

舞園「…ちょっとだけ…除いてみようかな」

ガチャ


苗木「zzzzzz」

舞園「…寝てる?」

苗木「zzzzzz」

舞園(今なら逃げ出せる…っ!!)ダッ

舞園「ん?」ピタッ

苗木「zzzzzzz」

舞園「…今なら殺せますね」

苗木「zzzzzz」

舞園「この模擬刀、思いっきり首に振り下ろせば…」スッ

舞園「苗木君を殺せる!!」

苗木「むにゃ」ゴロッ

舞園「…苗木君、あなただけは信じていたんですよ?」

舞園「でももう…さよなら!」ブンッ

桑田「おっと!!」ガシッ

舞園「えっ!?」

苗木「ね?言ったとおりでしょ桑田クン」ムクッ

桑田「いまだに信じらんねぇぜ…本当に舞園ちゃんが」

舞園「どういうこと…!どうして桑田君が」

苗木「桑田クンに事前にお願いしてたんだよ」

苗木「舞園さんが寝ているフリをしているボクを殺そうとしたら」

苗木「止めてくれってね」ニヤリ

桑田「最初は何言ってんだコイツって思ったけどな」

桑田「嘘だろうがホントだろうが付き合ってくれたら絶対に後で舞園ちゃんとヤらせてくれるって言ったから…」

桑田「だ、だってよぉ!本当に舞園ちゃんが人を殺すはずなんかねーって思ってたのに!」

桑田「苗木を…殺そうとしてたからさぁ」

舞園「誤解です桑田君!先に殺そうとしてきたのは苗木君の方なんですよ?!」

舞園「この血だって苗木君に殴られた際に…!」

苗木「へぇ、証拠は?」

舞園「証拠なんて…あるわけ」

苗木「ねぇ、桑田クン」

苗木「実際にボクを殺そうとしてた舞園さんと」

苗木「何も証拠がない舞園さん、どっちを信じる?」

舞園「桑田君!お願い信じて」

桑田「オレだって舞園ちゃん信じてぇけどよ……

桑田「流石に目の前で殺人未遂見せられたら、無理だわ」

舞園「桑田…くんっ!」ギリッ

苗木「じゃあお話はそのへんにして、ヤっちゃいなよ桑田クン」

舞園「!」

桑田「でもさ、本当にいいのか?」

苗木「いいも何も同情する必要はないよ。だって相手は殺人鬼なんだからね!」

桑田「そっそうだな!じゃあ!」グイ

舞園「いやあっ!!離してください!」

桑田「うっは!舞園ちゃんいい匂い!」

苗木「終わったら教えてね。ボクはちょっとセレスさんとゲームでもして遊んでるからさ」

苗木(舞園さん…まずは精神的に殺してあげるよ)

苗木「9」

セレス「10」

苗木「J」

セレス「Q」

苗木「…K」

セレス「ダウトですわ」ニコッ

苗木「はい、外れ」

セレス「」

苗木(流石にセレスでも10年ゲームすればね。必勝法は見えてくるさ)

苗木「それじゃあ、そろそろ部屋に戻ってみようかな」

セレス「…わたくしが…負け…た?」

田「舞園ちゃんとヤれてるなんて…っ!夢みたいだぜ!」パンパンパン

舞園「ひっく…ううぅ…やめてくださ…」

桑田「しかも処女だなんてサイコーーゥ!こりゃ苗木様に感謝するっきゃねぇな!」パンパンパン

舞園(殺してやる…この男も!苗木君も…っ!!)

ガチャ

苗木「うわ、ヒドイ匂いだなぁ。まだやってたのかい?」

桑田「おう!もうコレで3発目だぜ?」パンパンパン

苗木「ねぇ舞園さん、今どんな気持ち?」

舞園「ぜった…いに、許さないッ…!」

苗木「え?何?聞こえない」

桑田「舞園ちゃんとヤれてるなんて…っ!夢みたいだぜ!」パンパンパン

舞園「ひっく…ううぅ…やめてくださ…」

桑田「しかも処女だなんてサイコーーゥ!こりゃ苗木様に感謝するっきゃねぇな!」パンパンパン

舞園(殺してやる…この男も!苗木君も…っ!!)

ガチャ

苗木「うわ、ヒドイ匂いだなぁ。まだやってたのかい?」

桑田「おう!もうコレで3発目だぜ?」パンパンパン

苗木「ねぇ舞園さん、今どんな気持ち?」

舞園「ぜった…いに、許さないッ…!」

苗木「え?何?聞こえない」

枕園さんが処女!?

>>191
ヒント:桑田が童貞

桑田「苗木先輩、ごちそうさまでしたっ!」ツヤツヤ

苗木「あはははは。満足してくれたなら何よりさ」

桑田「うす!オレ苗木先輩に一生ついていくッス!」

舞園「…っ」

苗木「じゃあさ、悪いんだけど今日はもう帰ってもらっていいかな??」

桑田「うっす!分かりました!…それじゃ、オヤスミ~舞園ちゃん」

バタン

苗木「舞園さん、見下してた男に汚された気分はどう?」

舞園「…ろす」

苗木「え?何だって?」

舞園「殺して…やるッ!!」

舞園「…ろす」


真っ先に「エロス」を想像した俺も殺されたほうがいいな

舞園「ああああ!!」ドン

苗木「いてっ!」ドサッ

舞園「あなたを殺して私も死にますからッ!!」ギュウウウ

苗木「ちょっ!首しめないでよ」

舞園「早く死んでください!」グググ

苗木「…苦しいよ、舞園さん」

舞園「死んで!死んで死んで死んでッッ!!」ググググ

舞園「そして私も後で逝きます…!!」

苗木「うん。じゃあ遠慮しないでいいから先に逝って」ブン


ザ ク ッ

舞園「…へ?」

舞園「なん…ですか…こ…れ」ドクドク

苗木「とある人体急所を一突きしたらさ」

苗木「人はすぐには死ねずに苦しみながら死ねるんだ」

舞園「かはっ…ごほっ、ごほっ!」ドサッ

苗木「ずっと使わなかったけど工具セットも侮れないね」

舞園「げほっげほっ!たすけて…っ!おとう…さっ!」

苗木「その出血じゃもう助からないよ」

苗木「んー、それにしても…どこに舞園さんの死体を置こうかなぁ」

舞園(嫌だ…!死にたくない!死にたくないよ!)ズルズル

舞園「……ん?」


苗木「お、おい!おとなしくしろっての!」

鶴「~~~~!!」バタバタ

苗木「でもここまで来れば…!」

苗木「さぁ、キミはもう外に出れるハズだよ」

鶴「~~~~」バッサバッサ

苗木「もう迷い込んでくるなよーーー!!」


舞園(あの人…優しいんだ)

―――――


舞園(もし生まれ変われたら…次は絶対に話しかけたいなぁ)バタリ


苗木「……舞園さん?」

苗木「死んじゃったみたいだね」

苗木「それじゃあ、夜のうちに色々と隠蔽工作しなくちゃね」

苗木「ん?」

『16311』

苗木「ご丁寧にダイイングメッセージまで残しちゃってさ…」

苗木「でも悪いんだけどさ、それを見逃すほど馬鹿じゃないんだよね」ケシケシ

苗木「まずは舞園さんをボクのシャワールームに運んで…ネームプレートの交換をして…」

苗木「ああ、そうだ。血がついたワイシャツと葉隠クンの水晶玉もいるね」

苗木「焼却炉のスイッチに当たるまで何度もロードしなくちゃいけないのが面倒だなぁ」

苗木「とりあえずはボクに疑いがかかるように、と」


苗木「『11037』と」

苗木「これで後は工具セットを桑田クンと入れ替えるだけだね」

完全犯罪・・・

苗木「ボクちょっと舞園さんの様子を見てくるよ!!」

……

苗木「さぁてと、ここからが正念場…ってほどでも無いか」

苗木「」スゥゥゥゥゥ

苗木「うわあああああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!」

学級裁判


腐川「ど、どうせ苗木が犯人なんでしょ!」

苗木(うん)

苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!!」

桑田「苗木がそんなことするワケねーだろおうが!!」

霧切「そうね、まだ決めつけるのは早いわ」

大神「モノクマファイルには『凶器は細く尖った物』とあるが…」

苗木「ドライバーとかじゃないかな?」

十神「なぜ言い切れる?」

苗木「だって傷口を見てよ。肉串とかに包丁にしては傷が小さいしさ」

大神「うむ…」

霧切「確かに、傷の小ささからしてその辺りが有力でしょうね」

十神「だがそれだけじゃ何の解決にならないだろう」

>桑田「苗木がそんなことするワケねーだろおうが!!」
ワロタ

不二咲「きっと舞園さんは…抵抗する間もなく殺されちゃったんだね」

苗木「それは違うよ!」

……

苗木「犯人はボクの部屋を舞園さんの部屋と勘違いしていた!」

苗木「だから鍵が掛かってると思い込んだんだ!」

……

葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」

苗木「それは違うよ!」

……

桑田「新しい手掛かりがない…」

苗木「それは違うよ!」

これでわからなかったこいつら・・・

苗木「あのダイイングメッセージさ、ひっくり返すと」

苗木「『LEON』って書いてるよね?」

桑田「そうだそうだ!!」

桑田「……アポ?」

苗木「舞園さんの左手の人差し指を見れば、彼女が書いたと分かるはずだ」

……

苗木「桑田クン、ワイシャツの処分をキミならできたはずだよ?」

桑田「あのー…苗木さん?」

苗木「焼却炉の近くにあった割れた水晶玉。あれを投げて焼却炉のスイッチを押したんだよね?」

桑田「言ってる意味がちょっと…分かんないんですが」

苗木「そんなんことができるのはキミしかいないはずだ」

ちょっと桑田が可哀想
ただ盛っただけなのに

桑田「ちょっと待て!!」

霧切(…おかしいわね)

苗木「分かるかい朝日奈さん?つまりね…」

霧切(この違和感)

朝日奈「…ふむふむ!苗木の説明、すごい分かりやすい」

霧切(『超高校級の幸運』を除けば一般人である苗木君が)

大和田「おお!バカなオレでも一連の流れを理解できるぜ!」

霧切(ここまでスラスラと推理できるなんて、不自然だわ)

霧切(まるで最初から事件の全貌を知ってたかのように)

苗木「つまり犯人は、キミなんだ!桑田クン!」

霧切「ねぇちょっと待って」

苗木「…アポ?」

今まで推理外してたのにここにきて働く霧切さんw

>>269
苗木君に見とれていたんだ

苗木(チッ)

霧切「桑田クンが凶器のドライバーを使ったという証拠は?」

霧切「シャワールームを開けようとした際にもに使ってるなら、使用された痕跡があるはずよ」

桑田「霧切ぃ…!」パァァ

大和田「あ?んなモン工具セットみりゃ使ったかどうかなんて一発だろ」

桑田「オレは工具セットなんて使った覚えはねーからな!!」

苗木「それじゃあ桑田クン、キミの工具セットを見せてもらえるかな?」

桑田「ああ見せてやるよ!オレが犯人じゃ無いって証拠をなぁ!!」



桑田の部屋

桑田「………アポポ?」

苗木「血痕も見事についてるねぇ」

桑田「い、陰謀だ!!お前ら騙されんな!これは苗木の陰謀だ!」

桑田「苗木がオレに工具セットと入れ替えやがったんだ!」

苗木「はぁ…まだシラを切るつもりなら仕方がない」ゴソゴソ

苗木「まぁ、まずはこのムービーを見てよ」


「やめてくださいっ…桑田君…!!」

「いいじゃんいいじゃん!舞園ちゃんも感じさせてやるからさ!」


朝日奈「ひ、ひどいよ…最低だよ」

大和田「桑田…テメェッッッ!!!」ピキピキ

大神「なんということだ…!!」

桑田「ああ…あっ!!それは!」

霧切「どうして苗木クンはそんなビデオを持っているのかしら?」

霧切「苗木君、どうしてあなたがそんな動画を持っているのかしら?」

苗木「簡単な話だよ」

苗木「留守中に誰か入ってこないか心配だったから、視聴覚室からビデオカメラを借りただけさ」

霧切「……」

桑田「これは苗木が…!!」

朝日奈「苗木のせいにするなんて最低だよ!!」

石丸「見損なったぞ桑田君!」

セレス「G…いや、いっそのことZランク確定ですわね」

大和田「オメェだけはぜってぇ生かしちゃおけねぇ!!」

苗木(ここまでエキサイトさせればボクに投票することもないだろう)

桑田「待ってくれって…オレは」

十神「清純派で売っていたアイドルの肉体を蹂躙した挙句に刺殺、か」

大神「桑田…貴様には超高校級の鬼畜の才能があるようだな」

霧切(視聴覚からカメラを拝借?苗木君が?)

霧切「なんか引っかかる…腑に落ちない」

苗木(コイツ…いつも迷わずボクに投票するクセしてからに…)

大和田「おいモノクマァ!投票いいだろもう!」

朝日奈「そうだね、コイツは女の敵だよ」

山田「拙者…リアルで強姦はちょっと…!」

モノクマ「いいんすね?本当にいいんすね?」

モノクマ「ならいきましょーか!」

セレスさんに水餃子、揚げ餃子、餃子作ってあげたい

苗木「アハハハハ…」

霧切「…っ!みんな、待って!」


 VOTE

桑田 桑田 桑田



苗木「勝った」

キタ――(゚∀゚)――!!

苗木「この10年、長かった」


モノクマ「投票の結果、桑田クンが満場一致でクロに選ばれましたが」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ…だーっはっはっは!大外れだよ!」

霧切「完璧に…やられたわね」

モノクマ「舞園さやかさんを殺したクロは桑田怜恩クンではありませーんっ!」

十神「ば、ばかな!」

モノクマ「正解は苗木誠クンでした!」

朝日奈「……へ?」

葉隠「……だべ?」

大和田「嘘だろ…?」

めでたいな

こういう感じに殺しにいく主人公のゲームやりたい

満場一致ってキリギリスさん…

苗木「ああ、ちなみに…」

苗木「舞園さんを桑田クンに犯させたのも、ボ・ク」

不二咲「どう…して」

石丸「はは、タチの悪い冗談はよしたまえ…」

苗木「全くさぁ、10年間付き合わされた身になってみろよ」

苗木「お前ロクに推理もしないでボケーッとしてるだけなのにさぁ」

苗木「少し台詞を間違えただけで犯人扱いして」

苗木「ほんっと、絶望的だね」

大神「…苗木よ…貴様は畜生に堕ちたか」

苗木「それは違うよ大神さん」

苗木「みんながボクを堕としたんだよ!」ハハハ

いたのか石丸

台詞を間違えただけで急遽犯人だから
苗木が堕ちるのも仕方ない

モノクマ「盛り上がってるトコ悪いんだけどさ…そろそろオシオキの時間なんだよね」

セレス「…敗者は死にを…どうやら、わたくしもここまでのようですわね」

大和田「ま、待ちやがれコラァ!!」

朝日奈「こんなのって…こんなのって!!」

モノクマ「それでは、苗木クン以外のオマエラにはスペシャルなオシオキを用意しました」

霧切「……苗木君」

苗木「なんだい霧切さん。命乞いかい?」

霧切「ごめんなさいね」

苗木「……今更…遅いんだよ」

モノクマ「はりきっていきましょう!おしおきターイム!」

なんか悲しい

苗木「……」

モノクマ「どう、キミが出たがってた外の世界の感想は?」

苗木「…ひどいな」

モノクマ「あれ?それだけ?もっとなんか無いの?」

苗木「まともな感情は、とっくの前に亡くなったちゃったよ」

モノクマ「ちぇ…つまんないの」

モノクマ「それで、どうする?学園に戻るかい?」

苗木「いや…ボクはみんなを殺してまで外に出た」

苗木「ボクはこの世界を生き抜くよ」

モノクマはセーブロードを知ってるのか

???「それじゃあボクはキミについていくよ」

苗木「!?」クルッ

江ノ島「うぷぷぷぷ…キミといたらさぁ…もっと絶望を感じれそうな気がしてね!」

江ノ島「それになんだかボク複数の記憶があるんだ!まぁ間違いなく…キミが原因だよね?」

苗木「…江ノ島…さん?死んだはずじゃ」

江ノ島「それともダメ?」

苗木「……」

苗木「…そうか、キミが」

苗木「いや……よろしく頼むよ、モノクマ…いや、江ノ島さん」

江ノ島「えへへ!よろしく苗木!」


繋いだ手をしっかり握り、荒廃した大地を走り出す
ボク達ならどんな希望さえも、きっと闇に沈めることができる…そんな気がするんだ。

          /\
         ../  ./|
       ∴\/./
        ゚∵ |/
  /⌒ヽ、

 ( ノ ^ー^)ノ なんでやねん!
 ノリリ从ルヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

江ノ島「あ、この先からはセーブもロードもできないから」



END

朝まで付き合ってくれてありがとう

ちなみにパッチンの元ネタは勿論ルシフェルさんです

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