不二咲「出来たよ苗木君!他人の下着だけを奪うスイッチだ!!」 (51)

不二咲「くれぐれも悪用したらダメだよ!」

苗木「わかったよ!」ポチッ

霧切「……っ!?」

苗木「あれ、どうしたの霧切さん?」

霧切「な、なんでもないわ…」

苗木「本当に?」

霧切「なん・でも・ない!」

苗木「今日はノーブラノーパンなのに何でもないんだね」

霧切「な、何故それを……っ!?」

苗木「霧切さんにとってノーブラノーパンは日常茶飯事なんだ、初めて知ったよ」

霧切「」

霧切「それは違うわ!」

苗木「何が違うの?」

霧切「いつもはちゃんと穿いてるもの!」

苗木「そうなんだ…で、今日は?」

霧切「きょ、今日も穿いていたはずなんだけど……」

苗木「今日は穿いていないんだよね?どうしてなのかな?」

霧切「そ、それは……」

苗木「今日はいつもと違って開放的な気分だったのかな?ノーブラノーパンになりたくなるような」

霧切「」

苗木「いやー、でもびっくりだな…霧切さんがノーブラノーパンで外を出歩くような人だったとは…」

霧切「ち、違…」

苗木「他の人は知っているのかな?他の人に話したらどういう反応するんだろう」

霧切「そ、それはやめて!」

苗木「え?」

霧切「お願いだから…っ!」

苗木「えー、でもなー…」

霧切「何でもするから、このことだけは絶対に誰にも言わないで欲しいの…」

苗木「何でも?今何でもって言ったよね?」

霧切「…え?」

苗木「そっかー、なんでもかー……霧切さんに何をしてもらおうかな?」

霧切「」

霧切「何でもするけど、苗木君にもお願いがあるの…」

苗木「何?」

霧切「その、私と一緒に下着を探してもらえないかしら…」

苗木「ああ、下着探しね…いいよ」

霧切「…ありがとう」

苗木「ところで不二咲さん、消えた下着ってどこにあるのかな?」

不二咲「多分今頃焼却処分されているんじゃないかな」

苗木「え?」

不二咲「焼却処分されていると思うよ」

苗木「」

苗木「モノクマ、ちょっと出てきてよ!」

モノクマ「はいはい、急に何だい?」

苗木「下着って新しいのを支給してくれたりしないのかな」

モノクマ「しないよ?」

苗木「え?」

モノクマ「しないよ?」

苗木「何でだよ!?食べ物は支給されてるのに何で下着は支給されないの!?」

モノクマ「食べ物はないと生きていけないけど下着はなくても生きていけるでしょ?」

苗木「」

苗木(霧切さんにちょっと悪いことをしてしまったかな……)

モノクマ「というか、いきなり下着の話をされてびっくりしたんだけどどうしたの?」

苗木「それは霧切さんが……んむっ!?」

霧切(…苗木君、モノクマには話さないで…)

苗木(霧切さん…っ!?)

霧切(このことをネタにして何されるか、わからないわ…)

苗木(わ、わかったよ…)

苗木「な、なんでもない……なんでもないんだよ、あはは」

モノクマ「…あれー?」チラチラ

霧切「…な、何よ?」

モノクマ「…うぷぷぷぷ、なんでもないよ」

モノクマ「下着は支給しないといったけど、もし下着がない人がいたらちゃんと支給してあげるよ」

苗木「ほ、本当に…!?」

モノクマ「もし下着がない人がいたらね」

霧切「……」

モノクマ「まぁそんな破廉恥な人はいないと思うから必要ないよね」

霧切「…ま、待って!」

モノクマ「何かな?」

霧切「…あ、えっと……私……」

モノクマ「ああ、あとタダでは支給しないよ?」

霧切「…え?」

モノクマ「そんな風紀を乱すような変態的な輩には罰を与えないとね、うぷぷぷ」

霧切「」

苗木「罰って何なの…?」

モノクマ「それは秘密だよ」

霧切「……」

モノクマ「うぷぷぷ、まあせいぜいスースーする生活を楽しんでください、それじゃ」

苗木(…大変なことになってしまった)

苗木「…ごめん、霧切さん」

霧切「どうして苗木君が謝るの…?」

苗木「…実は僕が」

苗木(…はっ!そうだ…)

霧切「僕が?」

苗木「いや、何でもないよ!」

霧切「…そう、下着見つかると良いんだけど…」

苗木「その必要はないよ!」

霧切「え?どうして?」

苗木「いいこと思いついたんだ!」

苗木(そうだよ、皆がノーブラノーパンになればイイんじゃないか!)

霧切「そのスイッチは?」

苗木「これは皆を解放的にするスイッチだよ!」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ

葉隠「おわっ!?俺のパンツが消えたべ!」

セレス「私の下着が消失しましたわ…」

朝日奈「ウソ!?何で何で何で何で!?」

不二咲「苗木君っ!悪用したらダメだって言ったのにぃ!」

苗木「よし……これで皆ノーブラノーパンになったね」

霧切「なるほど…大体事情は飲み込めたわ、貴方が犯人だったのね…?」

苗木「…う、うん」

霧切「…そう」

苗木「…ごめん、霧切さん…黙ってて」

霧切「…許せないわね」

苗木「え?」

霧切「私をノーブラノーパンにした罪は重いのよ?しっかり責任を取ってもらわないと…」

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