触手「お試し召喚?」 召喚士「うん」(613)

召喚士「えっとね、お試し召喚って言うのは普通の召喚と違って簡易な術式と魔力でもってごく短期間の間に限って行う契約のことで」ツラツラ

触手「……」ウネウネ

召喚士「あ~……えっと、要は召喚獣と一日だけっていう限定的な契約を結ぶこと…かな?」

触手「は~~……なるほど、つまり嬢ちゃんはワイらでは満足できひんゆうこっちゃな?」

召喚士「えぇっ!?」

触手「そうかぁ……嬢ちゃんの為に一生懸命やってきたつもりやったんやけどなぁ……」シオシオ

召喚士「ちょっ! しょっくん違うってば!そういう訳じゃなくって!!」アタフタ

触手「いや、それもワイの勝手な思い込みっちゅうこっちゃな……はぁ」ウゴウゴ

召喚士「待って! 話を聞いてってば! しょっくん! しょっく~~んっ!!」

・・・

召喚士「うぅ~…しょっくんってば、ホントに人の話を聞かないんだから……はぁ」

召喚士「……でもやっぱり……このチャンスは無駄には出来ないよ……っ」

召喚士「師匠が一週間もここを離れるなんてそうあることじゃない」

召喚士「今なら…師匠の書庫に入って魔道書を見放題使い放題!!」

召喚士「…お前にはあいつ等がお似合いだ~とか、3体も契約してれば充分だとか」

召喚士「そりゃあ、皆は大切なお友達だし、私自身まだまだ半人前だけど……」

召喚士「でも、やっぱり召喚術士を名乗るなら色んな召喚獣を実際に見て知っておくべきだよね!」

召喚士「お試し召喚なら一日限りの契約だし…術式も簡単」

召喚士「…まぁ、呼び出す召喚獣を選べないのが難点だけど……」

召喚士「そこはまぁ、どんな子が出てくるか楽しみに出来るってことで!」

召喚士「よっし! それじゃあ早速はじめよっ!」

召喚士「まずは書庫に行って術式について詳しく書いた魔道書を探さないと……」

・・・

召喚士「……う~……分かってはいたけど、やっぱり凄い量だよぉ……」

召喚士「本のジャンルも何もバラバラ何だもんなぁ…この中から探すとなるとそれだけで一週間経っちゃうよ……」

………スルスル……

召喚士「はぁ~……どうしよう……ん?」

召喚士「こんな所に本が……あれ、これって……」パラパラ

召喚士「やっぱり! お試し召喚について書かれた本! こんな所にあったんだ!!」

召喚士「よ~~っし! これさえあれば! 儀式の準備をしなきゃ!」ウキウキ

・・・

召喚士「…うんっ! 術式はこれでよし!」

召喚士「他には…『媒体となる物を用意すれば召喚獣をある程度絞ることが出来る』……か」

召喚士「ん~…まぁ、一回目だしそれはいっかな! 早く実際にやってみたいしっ!」ワクワク

召喚士「え~っと、召喚の文言は……うん、オッケー……」

召喚士「……よしっ、いくよ……っ」ゴクリ

召喚士「現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」

召喚士「我が名 召喚士の 名において 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」

......カァァァァァァッ!!

召喚士「や……やったぁっ! 成功したぁっ! バンザ~~イ!」キャッキャッ

......シュゥゥゥゥ

召喚されたモノ↓1

めかぶ「……」シュゥゥゥ

召喚士「……………えっ」

めかぶ「……」

召喚士「……」

召喚士「…え~っと……あれ? 何これ……葉っぱ?」ソロソロ

めかぶ「……」ヌルリ

召喚士「ひぃっ!? なんかヌトヌトしてるぅっ!!?」

召喚士「え~……なんなの…これ、ホントに召喚獣なの……?」オロオロ

召喚士「えっと…お、お~い…あの~……」ソロソロ

めかぶ「……」

召喚士「も、もしかして植物系の召喚獣…とかなのかな?」

召喚士「…でも、それにしたって何の反応もないし……」

召喚士「……はっ! これって、もしかして……」

召喚士「……試されているのっ!!?」

召喚士(一見して葉っぱのような何かだけれど…コレは仮の姿)

召喚士(この姿の自分に対して私がどう接するか…それを見ているんだとしたらっ!)

召喚士「……こ、こんにちわ~っ! 私は召喚士と言うものですっ」ペコリ

めかぶ「……」

召喚士「えっと、こんななりですが召喚術師の端くれです! ……ひよっこ、ですけど」

めかぶ「……」

召喚士「で、でもでも! ちゃんと召喚獣と契約しているんですよ! しかも3体も!」ビシッ

めかぶ「……」

召喚士「なのでその、ひよっことは言えですね? それなりに腕の立つ方のひよっこなんじゃないかなぁと思うわけですよ」エヘン

めかぶ「……」

召喚士「だからですね、今日一日の間だけですけど、私と契約をですねっ!」ズイッ

めかぶ「……」

召喚士「結んでも、その…決して損はしないんじゃないかなぁ…って、その……」

めかぶ「……」

召喚士「……」

召喚士(どうしよう…心が折れそう)

召喚士(だ…だめよっ! こんな所でめげちゃ!!)ペチペチ

召喚士(この程度がなによっ! こんなの…しょっくんと初めて会った時と比べれば…っ!)グッ

召喚士「…っあ、あのっ! お願いです! 半人前に名乗りたくなんか無いのかも知れませんが、どうか名前だけでm」ズイッ

???「ひゃっほぉぉぉ~~~いwwwwwwww」

ドッガアァァァァンッ!!

召喚士「ぴっ!!?」ビクーン

???「やっばwwww俺やっばwwww立ちはだかる壁をwww粉www砕wwwwパネェwwww」

召喚士「ぅぅぅ……な、何が…って…ひゃあぁぁぁぁっ!! 壁がぁぁっ!!あな、あなあなん穴ぁっ!!?」

???「あっれwwwwwこのwwwスウィートなwwwwボイスってばwwwwwハニーじゃんかYOwww」

召喚士「……ゆっくん…っ…なにやってんのっ!? 壁にっ!! 大穴がぁっ!!」

ユニコーン「HA☆HA☆HAwwwメンゴメンゴwwwwwブレーキ間に合わんかったわwwwwwテヘペロッwwwww」

召喚士「テヘペロじゃないよっ!! どうすんのこれっ!?」

ユニコーン「まぁまぁwwwこの程度wwwww俺にかかればwwwwちょろいもんよwwwww」

……キラキラキラ……

召喚士「わ…わぁぁっ…綺麗……光の粒が、穴をふさいで……っ」

ユニコーン「ほいっとwwwwホレ元通りwwwwww俺ってばwwwwマジ優秀wwwww」

召喚士「……っも、もう! 元通りに出来れば壊して良いって訳じゃないんだからねっ!」

ユニコーン「うはっwwwwwこれはwwwツンデレktkrwwwwwww」

召喚士「違うっ!! それよりなんでこんな事したのっ!」

ユニコーン「ゴメンよwwwwwハニーwwwwwこれにはwwww絶対領域の定義並みに深~い理由がwwwwwww」

召喚士「ぜった…? その例えは分からないけど…理由が、あったの? なら……」

ユニコーン「いっやぁ~wwwww日課のランニングでさwwwこれがまたwwwwwなんかメッチャ調子良くってwwww」

ユニコーン「今日こそ音速の壁をwww突破できると思ったんだけどwwwww気付いたらwww壁を突破(物理)みたいなwwwww」

召喚士「うん、ちょっと頭冷やそうか」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ユニコーン「………サーセン………w」

召喚士「全く……走るのは良いけど、人や建物なんかには気をつけてよね?」

ユニコーン「あいあいwwww」

召喚士「もう、ホントに分かって……あれ? 何か、忘れてるような」

ユニコーン「? あwwwそういやwwwハニーってばwwwここで何してたん?wwww」

召喚士「へ? 何って…お試し……あぁぁぁぁっ!!?」バッ

ユニコーン「ふおっ!wwww ハニーってばwwwいきなりどうしたしwwwww」

召喚士「さ、さっきはここに…っ! まさか衝撃で……ああぁぁっ!」

めかぶ「」ベチョリ

召喚士「い…いぃぃやああぁぁぁぁぁあぁっ!!!」

召喚士「……っ……うぅぅっ……ひっぐ……」

めかぶ「」ベッチョリ

召喚士「こんな……酷いよ……まだ、一言も話せて……っぐ……」ギュッ

めかぶ「」ベッチョリ

召喚士「衝撃で、所々が千切れて…っ…ツヤが、見る影もぉっ」フルフル

めかぶ「」グッチョリ

召喚士「これから…まあ、これからだったのにぃっ」ポロポロ

ユニコーン「……あ~……wえっと、ハニー…?w」

召喚士「っ! ばかっ! ゆっくんのひとでなしぃっ!!」

ユニコーン「えぇぇっwwちょっwwwヒドスwwwいやwww俺人じゃないけれどもwww」

召喚士「せっかく…これからっ! お友達になろうってところだったのに…っ」ハッ

召喚士「そ、そうだ! ゆっくん! この子を回復して!今すぐに!!」

ユニコーン「えっ……wハニーってばwww冗談きついってwww」

召喚士「冗談なんかじゃない!! ゆっくんふざけないで! 私は! 真剣だよ!!」

ユニコーン「ちょっwwwマジかよwwwでもそれwwwどう見てもめかぶwwww」

召喚士「…え? …ゆっくん、この子のこと、知ってるの?」

ユニコーン「まぁwww一応はwwww」

召喚士「なら…早く治してあげてよ!! ゆっくんの力ならまだっ!!」

ユニコーン「いやだからwwwwなにが悲しくてwwwめかぶをwwwいくら俺でもwwwwそれは無いwwwww」

召喚士「なっ…! ちょっとゆっくんっ…幾らなんでも冗談が……っ

触手「なんやさっきから騒々しいなぁ…って、なんやチャラ馬…帰っとったんか」

召喚士「…っ!! しょっくん!」

ユニコーン「おぉっ!! オッサンwww丁度良いとこにwwwヘルプwwwミーwww」

触手「んぁ? なんでワイがチャラ馬を……って嬢ちゃん、何持ってんの?」

召喚士「しょっくんからも言って! ゆっくんにこの子を治してあげてって!!」ギュゥ

めかぶ「」デロン

触手「治してって……そりゃぁ…めかぶ、かいな……んなもんどうして嬢ちゃんが?」

召喚士「どうしてって…私がこの子を召喚したのっ!」

触手「はぁぁっ? 召喚って・・・めかぶをかいな?」

召喚士「そうだよっ! そんな事は今は良いからとにかくこの子をっ!」

触手「いや、それ明らかに召喚獣やないし、海草や海草、海に生えとるただの草やで」

召喚士「…………………えっ」




・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

召喚士「……結局、めかぶはめかぶであって召喚獣ではなかったわけで」トントントントン

召喚士「なんでそんなのが出てきたかと言えば…まぁ、うん……」トントントン

召喚士「……術式、間違ってたとか…ちゃんと確認したのにぃ……」シュン

触手「ま…まぁまぁっ! 初めての事に失敗はつきもんやて! なぁっ?」

ユニコーン「禿同wwwwドンマイドンマイwwwwケセラセラよwwwww」

白昼夢「……」コクコク

召喚士「はぁ……まぁ、そうだよね……うん、同じ失敗を繰り返さなければ、ね……」ジャッジャッジャッ

召喚士「……よっし!クヨクヨするのお終い! 明日こそは絶対成功して見せるんだから!!」ジャジャッ!

触手「おう! それでこそ嬢ちゃんや!」

ユニコーン「いつでも前向きwwwwハニーはwww笑顔が一番wwwプリチィwwww」

召喚士「みんな……っ……ありがとうっ!」ニッコリ

触手「なぁに、ホンマのこと言うとるだけやて」

触手「あ~……それはそうと、嬢ちゃん……一個聞きたいんやけどえぇか?」

召喚士「……? 聞きたいこと? 何なに?」ザッザッ

触手「えっと…確かに言うたで? でも……ホンマに食べるん?」

召喚士「へ? そりゃ…ねぇ? 折角だし、捨てたらもったいないし」

ユニコーン「wwwww 流石はハニーwww食い物と見るやwww容赦なしwwwww」

召喚士「ちょっ、ちょっと! それじゃ私が食いしん坊みたいだよっ!?」

触手「いや…むしろ……いや、まぁ…えぇけどね」

めかぶとキャベツの炒め物「……」ホカホカ

―――1日目――――

召喚 → 失敗(魔方陣の不備による召喚術の誤作動)

召喚対象 → めかぶ

一日を終えて

普段滅多にお目にかかれない海の幸を堪能した
ヌルヌルしてちょっとアレだったけど思いのほか美味しかった
上手く使えば食べるものが無い時にたすk


なんて事は召喚術に対しての冒涜であると思います、本当にいえ、ホントですって、嘘じゃなごめんなさいごめんなさいたすk


...   終わる
ニア 二日目に続く ピッ

・・・

召喚士「……んぅ~~……う~ちょっと寒いかも……」モゾモゾ

触手「……」zzz

ユニコーン「……www」zzz

召喚士「しょっくんとゆっくんは…まぁ寝てるよね」ソロソロ


白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「あっ、ドリーおはよっ! ドリーはやっぱり早起きさんだね」

白昼夢「……」

…ポンッ!

白羊「……メェ」

召喚士「うっ……あはは、ドリーにはお見通しかぁ……」ファァ

白羊「……メェ?」スリスリ

召喚士「ありがと、でも今日はやりたい事があるから」ナデナデ

白羊「……」

……シュゥゥゥッ

白昼夢「……」スーッ

召喚士「……? あっ、お散歩に行くの? はいっどうぞ」ガチャッ

白昼夢「……」スイーッ

召喚士「いってらっしゃーい……よしっ、私も活動開始っ!」パンッ

召喚士「っと、その前に……朝ご飯食~べよっと♪」


・・・

召喚士「さってと、朝ご飯も食べて元気も魔力も満タンっ!」 ムグムグ…ゴクン

召喚士「術式の確認もオッケー! 念入りに三回もしたから今度こそ完璧っ!」 ムンッ

召喚士「それで……次にやるとしたら媒体になる物を用意、かぁ……」

召喚士「ん~……でもこの家に媒体になりそうな物なんて……いや、師匠の部屋になら有るだろうけど」

召喚士「……」

召喚士「か、勝手に人の部屋に入るのはダメだよねっ! うん!」 ガタガタ

召喚士「…あっそうだ……この書庫にある魔道書なら媒体に使える、かも?」

召喚士「でも昨日は結局ちゃんと召喚できてすらいないし…う~ん……」

どうするか↓1

召喚士「う~ん……まぁ、物は試し! 何でもやってみるもんだって酒場のおばちゃんも言ってたし!」

召喚士「取り合えずここの魔道書なら何を使っても媒体になるだろうし」

召喚士「ここは、敢えて手探りで最初に触った本を……」ソロソロ

召喚士「………っ!! これだぁぁっ!!」バッ

召喚士「え~っと、この本は………???」ペラペラ

召喚士「何この本、見たこと無い文字……どこの国の言葉なのかな?」

召喚士「所々に挿絵みたいなのがあるけど、変わった絵柄だなぁ」

召喚士「ん~……どんな本なのかよく分からないけど」

召喚士「この絵の感じだと、どこかの国の王様とかについて書かれた本なのかな?」

召喚士「あんまり魔道書っぽくないけど…まぁ、大丈夫だよね」

・・・

召喚士「んっ、媒体を所定の位置にセットしてっと……」

召喚士「これでよしっ! さてと、今日こそ新しい召喚獣に会って見せるんだからっ!」ギュッ

召喚士(それに今回は媒体を使っての初めての召喚……どんな子が出てくるのかなぁっ)

召喚士「…よしっ! それじゃあ張り切って行ってみよう!!」

召喚士「現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」

召喚士「我が名 召喚士の 名において 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」

......キィィィィィィッ!!

召喚士「!! 昨日と光り方が少し違う! こ、今度こそ成功したっ!?」

......シュゥゥゥゥ

召喚されたモノ↓1

ミイラ女「……?」キョロキョロ

召喚士「……あ……あ……」フルフル

召喚士「成功だあぁぁぁぁぁっ!!! やったあぁぁぁぁっ!!!」

ミイラ女「……!?」ビクンッ

召喚士「こんにちは! わたしっ! 召喚士!! はじめまして!」ブンブン

ミイラ女「!!? ~~~! ~~~!」フゴフゴ

召喚士「うわぁぁ~うわぁぁ~っ! 凄いよっ! 人型の召喚獣なんて始めて!」

召喚士「しかもヌルヌルしてないしっ、いきなりナンパしてきたりもしないっ」

召喚士「それに姿がいきなり変わったりもしなそうだし・・・はぁぁ…嬉しいよぉぉ」スリスリ

ミイラ女「~~~! ~~~!!」フゴフゴフゴ

召喚士「…? どうしたの? そんなフゴフゴして」

ミイラ女「~~! ~~~~!!」グイグイ

召喚士「ひゃっ! な、なに!? いたたっ、そんな強く掴んだら手が痛いってば!」

ミイラ女「~~! …~!」クイクイッ

召喚士「??? えっと…顔の包帯を指差して…まさか……ちょ、ちょっと待ってね!」ササッ

……スルスルスル

ミイラ女「~~~~……」ヒューッヒュー

召喚士「やっぱり……口元が包帯で塞がってて息苦しかったんだ…良かった、これでもう大丈夫だね」ホッ

ミイラ女「……」スクッ...ザッ

召喚士「へ? なに? 片膝をついて屈み込んで…えっ?」

ミイラ女「○※□◇#△!」

召喚士「……へ?」

ミイラ女「$♪※□◇×¥●&%#?」

召喚士「えっえぇ……? もしかして、これって…どこか違う国の言葉、なの?」

ミイラ女「※□◇×¥●&! $♪※□◇×!!」ガシッ

召喚士「ひゃぁっ!? あのえっと!? ごめんなさいっ! 私アナタが何て言ってるか分かんな」

ミイラ女「%#? ○※◇#△! ●&$♪※♪!」サワサワ

召喚士「えっ!? ひゃわっ

ミイラ女「○※□◇#△!」

召喚士「……へ?」

ミイラ女「$♪※□◇×¥●&%#?」

召喚士「えっえぇ……? もしかして、これって…どこか違う国の言葉、なの?」

ミイラ女「※□◇×¥●&! $♪※□◇×!!」ガシッ

召喚士「ひゃぁっ!? あのえっと!? ごめんなさいっ! 私アナタが何て言ってるか分かんな」

ミイラ女「%#? ○※◇#△! ●&$♪※♪!」サワサワ

召喚士「えっ? ひゃわっ!? ななな、くすぐったいっ! ちょっ、やめっ…う、うわぁぁぁんっ

……ウゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

触手「どうした嬢ちゃぁぁんっ! なにがあ……ぬぉぉっ!? 」ウネーンッ

召喚士「あぁっ! しょっくん! 助k」

触手「嬢ちゃんがなんや包帯まみれのベッピンさんとくんずほぐれつ!!? あかん! わいもまぜてぇなっ!!」ウネウネ

召喚士「………うん、そうだった、しょっくんはそうだよね、あはは」ホロリ

ミイラ女「※◇#△×¥●!? ×●◇#!!」サッ

召喚士「んひゃっ! 今度は後ろに押しやって…も、もうっ! さっきからなにが」

触手「んなっ!? オイコラァッ! 気味の悪い化け物とは何じゃいコラァ!!」グネグネ

ミイラ女「×●◇#※◇#!! ※◇#△×¥●!!」ユラァッ

触手「あぁんっ? こんの……っ! ちょいと調子に乗りすぎやでぇ…言っとくけど、わいはそないな布切れなんざぁ」ウゾウゾ

ミイラ女「※◇#△×¥●×●◇#!!」ググッ

触手「こんのぉぉ…いっくらベッピンでも許されへんでぇぇっ!」ウゴゴゴ

召喚士「ちょっ…ちょっとまったぁぁっ!! ストップスト~~ップ!!」ブンブン

触手「止めんといてや嬢ちゃん! このアホにゃ一度思い知らせとかなアカンねや!」ウゾッ

ミイラ女「※◇#△×¥!」ズイッ

召喚士「あぁ~もうっ! あとでしょっくんにはミルクかけてあげるから! だから少し落ち着いて話を」

触手「争いは何も生まん、やっぱ何事も話し合いやでしかし」キリリッ

ミイラ女「○※□◇#△!?」ギョッ

触手「ナハハハ、何言っとんねんワイは最初から落ち着いとったで~」ウネウネ

召喚士(……予想通りだったけど……しょっくん……)

召喚士「ところでしょっくん、さっきから気になってたんだけど……」

召喚士「もしかして、この子の言葉が分かるの?」

触手「ん? 言葉って……そこの性悪なベッピンさんのかいな?」

ミイラ女「…×●◇#※」ジトッ

触手「じゃかぁしいわ!……まぁ普通に話せるけど…それがどうしたん?」

召喚士「……この子のしゃべってる言葉、全然聞いた事無い言葉なんだけど」

ミイラ女「×●◇#※●#? ……※◇#△×¥●」

触手「……あ~成る程なぁ、そういう事かいな」

召喚士「えっ? 何? そういう事って??」

ミイラ女「……×※#◇#△¥●」ペッ

触手「このアマ……まぁアレや、この性悪はこことはだいぶ離れた所の召喚獣みたいなんよ」

触手「そんなもんやさかい、ソイツはこの辺りの言葉は喋れへんのやわ」

召喚士「あぁ、それじゃあやっぱり外国の言葉なんだね」

召喚士「…あれ? でも、それなら何でしょっくんは話せてるの?」

触手「カンタンな話や、ワイはそこの性悪の国の言葉を知っとるんや」

触手「んでもって嬢ちゃんも忘れとるみたいやけど、ワイとの会話は全部テレパシ~的なモンやさかい」

触手「嬢ちゃんには嬢ちゃんの国の言葉で、性悪には性悪の国の言葉で聞こえるっちゅう訳や」

召喚士「え…えぇぇっ!? 何それっ! そんな能力があるなんて聞いてないよっ!?」

触手「いや~言葉の通じん輩なんてそうそうおらんし、言ってもしゃあないやん?」

ミイラ女「×●◇#……※◇#△×」フンッ

触手「コイツ…っ…あんなぁ? オマンいちいちうっさいでぇ? ええ加減にせんとホンマにイテこますぞ」ウゴゴゴ

召喚士「あ、あの~しょっくん……それならその、しょっくんはその子とお話が出来るってことだよね」

召喚士「だったらその、私とその子の通訳をして欲しいんだけど」

触手「えぇ~……通訳ぅ? しかもソイツとのぉ? ……メンドイわぁ」グデッ

召喚士「そんなこと言わないで、お願いっ!」ギュッ

触手「おほっ!?」

ミイラ女「!!?」

召喚士「せっかく召喚できたんだもん……やっぱりちゃんとお話したいの、だから……ね?」ウルウル

触手「しゃ……しゃ~ないなぁ~~っ! そないな風に頼まれたら断れへんがな~~っ」ウニョウニョ

召喚士「それじゃあやってくれるんだねっ!? ありがとっ! しょっくん大好き!」ニコッ

触手「いやいやいや~ そんな大好きとかこそばゆいこと言わんといてぇ~な~」ウネウネ

ミイラ女「×●◇※◇#△?!!? #△#!!」

触手「はっはっは、 そったら一々ワイが間に入って話すんも手間やし、もっと楽な方法でいこうかいなぁ」

召喚士「えっ? 楽な方法って…それ以外に方法なんて無いんじゃ」

触手「いやいや、それがあるんやなぁ~…ん~…そぉぃっ!」ブチッ

召喚士「ふぇっ!? ななな!?自分の体をちぎっ……!? 何やってるのしょっくん!? 」

触手「ん? ナニって…おとと、何やってるって決まっとるやん」

触手「コイツを嬢ちゃんが身に付ければ万事解決っちゅうこっちゃ」 つ~ ウニョニョ

ミイラ女「!!!?」

召喚士「え、えぇぇ……それを身に付けるって…それ、しょっくん…の一部…だよね?」タラリ

触手「せやなぁ、でもこの位は別に大したことあらへんで? 爪とか髪の毛の端っこみたいなモンや」 つ~ ニュニュッ

召喚士「そうなんだ……でも、うん…それはそれでちょっと微妙だけど…何だかウネウネしてるし」

触手「まぁそこら辺はご愛嬌ってことやね! それより使うんなら早よしてぇな」ズイッ  つ~ニュル

ミイラ女「×●◇※◇#△×●#!! ※◇#△×¥●×●◇#!!」

召喚士「……うん、分かったよ……お願いしたのは私だしね」ムンズ

ミイラ女「!!!??!」ガガーン

触手「おうっふ! そない力入れんとっ、そぉっと扱ってぇな~~」ウネウネ

召喚士「えっ? あ、ごめん……えっと、それで身に付けるってどこに付ければいいの?」

触手「クビスジ! ミミアナ! ペロペロっ!ペロペロっ!(そうだなぁ、伝導率的な見地から頭、特に耳の近くに配置するのがベストかな)」ウニョロロロッ

召喚士「……考えてることがだだ漏れだよ、しょっくん」

・・・

触手「うぅぅ…一生の不覚や……嬢ちゃんの耳の感触を合法的に満喫する千載一遇のチャンスやったのに」シオシオ

召喚士「まだ言ってる……もうっ! もしそんな事したらしょっくんのこと嫌いになるんだからねっ!」

触手「いやいやいや、冗談ジョウダン、ぜ~んぶ冗談やて、も~本気にしたらアカンてホンマに~」

召喚士「はぁ……ホントかなぁ……もう」クニクニ...ピトッ

~召喚士「…んっ、これでいい、かな?」

触手「ピアス穴…これも種別としては穴だよな…ゴクリ(問題なし、いつでもいけるで~)」ビシッ

~召喚士(……コレさえなければなぁ)ハァ

~召喚士「えっと、もう一度確認するけど…こうしてる間は普通に話すだけであの子の言ってることが分かるんだよね?」

触手「せやで、そのうえ嬢ちゃんが性悪に言ったことも性悪に分かるようになっとるで」

~召喚士「そっか…うわぁ、何だか緊張してきたっ!」ペチペチ

ミイラ女「……」ソワソワ

~召喚士「……よしっ!しょっくん! 私いってくるね!!」

触手「ん、まぁ頑張り~…まぁそない気張らんでも嬢ちゃんなら平気やと思うで」

~召喚士「?? よく分からないけど…ありがと!頑張るねっ!」グッ

~召喚士「…っ、あ、 あのっ! こんにちは! 私は召喚士って言います! アナタのお名前h」

ミイラ女「「何をしているこの薄汚い化け物が!!」」オロオロ

~召喚士「」

ミイラ女「「 戯けた事を抜かしてないで消え失せろ!!」」オズオズ

~召喚士「」

~召喚士「う……うわぁぁぁぁっん!! すっごくきらわれてるぅぅぅっ!! なんでぇぇっ!!?」ポロポロポロ

~召喚士「しょっくぅぅんっ!! いま、化け物って! 薄汚い化け物ってぇぇっ!!」

触手「んあ? 化け物? …そないなことは言っとらんと思……あ、もしかして」ピトッ

触手「お~い性悪、オマンなに嬢ちゃんを泣かせてんねや、サイテ~やなホンマに」

ミイラ女「「んなっ!? 何を馬鹿な! 私は何もっ! その少女が突然泣き出したのだ!!」」オロオロ

~召喚士「………あ、あれぇ?」グスッグスッ

触手「あ~やっぱりや…嬢ちゃんスマン、なんや翻訳にラグがあったみたいや」

~召喚士「…ら、ぐ……?」グシグシ

触手「せやせや、なんやさっき言っとったことを今更翻訳しとったわ、いっや~ホンマにスマンかった!」

~召喚士「……脅かさないでよぉぉっ! しょっくんのバカぁぁっ!!」

・・・

~召喚士「えっと、それじゃあ改めて……私は召喚士って言います! アナタのお名前は?」

ミイラ女「「ごきげんよう、召喚士さん。 私は見ての通りのミイラだ」」

~召喚士「えっと…ミイラ……ねぇしょっくん、ミイラって何?」コショコショ

触手「ん~? ……まぁ一言で言うんなら人間の干物やね」

~召喚士「え…えぇぇっ!? 干物って、全然そんな感じじゃないよ?」マジマジ

ミイラ女「「おや、これは嬉しいことを言ってくれるね…ふふふ」」ナデナデ

~召喚士「えっ、あぅっ……ど、どうもです」オドオド

~召喚士(…うぅぅ……何だろう、このヒトちょびっと怖いかも……)

触手「でも確かにミイラってよりも見た目的にはマミーって言った方がえぇ感じやなぁ」

~召喚士「マミー? ……しょっくんのお母さんってああいう感じなの?」

触手「そっちとちゃうわ、ソイツみたいに包帯をグルグル巻いとるモンスターのことやがな」

~召喚士「へぇ~そういうモンスターがいるんだ……」

~召喚士「でもそれってモンスターなんでしょ? だったらミイラ女さんはそれとは違うんじゃ」

ミイラ女「「……召喚士さん、少しよろしいか?」」

~召喚士「えっ? あっ! ごめんなさいつい話し込んじゃって…えっと、何ですか?」

ミイラ女「「いやなに、あまりに突然のことで聞くに聞けなかったのだが……私は何故ここにいるのだろう」」

~召喚士「……えっ? 何故って、それは私がアナタを召喚したから」

ミイラ女「「召喚? …それは、異界から幻獣を呼び出す技法を使った、と言うことなのかな?」」

~召喚士「はい、そうですけど……えっと、何でそんなことを?」

ミイラ女「「いや、何と言うか……私は異界の幻獣の類ではないのだが」」

~召喚士「……へ?」

ミイラ女「「というかどちらかと言えばキミと同じ人間なのだが? …元、が付きはするが」」

~召喚士「………えぇぇぇっ!!?」

~召喚士「…そ、それじゃあミイラ女さんって……」

ミイラ女「所謂、モンスターと呼ばれる存在と考えてくれて相違ない」

~召喚士「……って事は、もしかしてまた」

触手「召喚獣の召喚は失敗、っちゅうこっちゃな……」

~召喚士「うぅぅ…今度こそ成功したと思ったのにぃぃ」クスン

触手「あ~……ドンマイやで」ペタペタ

~召喚士「うぅぅ……しょっくん、ありg」

ミイラ女「「コラッ! 気安くその子に触れるなっ! この淫獣め!!」」パシンッ

~召喚士「!?」ビクッ

触手「アダッ!? ……いきなり何さらすんじゃっ!」

ミイラ女「「うるさいっ! その子は貴様のような汚らわしいモノが触れていい存在ではないのだ!!」」

触手「はぁぁ? いきなり何を言っとんねんこの性悪は」

~召喚士「え、えぇと…ミイラ女さん? どうしてそんな事を言」

ミイラ女「「だが召喚士さんっ! そもそもキミは無警戒すぎるのだ!」」ビシッ

~召喚士「えぇっ!!?」

ミイラ女「キミが純粋無垢で穢れを知らないだろう事は一目見て分かった、だがそれとは別に淑女たるもの何時も己が身を守る為の警戒を怠っては」クドクドクド

~召喚士「あ、あぅぅ…? ミイラ女、さん? その、しょっくんは私の大切なお友だt」

ミイラ女「「お供!? いけません! あのような淫獣をお供になんて! それにたとえお供だったとしてもいえむしろお供なら尚更に」クドクドクドクド

~召喚士「ひぃぃっ……しょっくん~ミイラ女さんが話を聞いてくれないよぉ~」ヒソヒソ

触手「あ~あの手の輩はメンドイんよなぁ……正直、これ以上は関りとうないわぁ」

ミイラ女「「言ってるそばから! その淫獣に不用意に近づくのは危険です!」」グイッ

~召喚士「わわっ!? ミイラ女さんちょっと落ち着いて話をっ」

ミイラ女「「えぇ、えぇ! 話しましょう、じっくりと淫獣の危険性について分かってもらえるまで!」グイグイ

~召喚士「ふえぇっ!? ちょっ、引っ張らなっ! しょっくぅぅんっ!!」ワタワタ

触手「ん~…なんや口出すとややこしゅうなりそうやし、何とか頑張りぃや~」ウネウネ

~召喚士「えぇっ、そんなぁっ! しょっくん~~っ!」ズリズリズリ

・・・

ズリズリズリズリ

ミイラ女「「ふぅ……ここならば落ち着いて話せそうだ」」キョロキョロ

~召喚士「う~……ここは、裏手の林? なにもこんな所まで来なくても……」

ミイラ女「「引きずって来た事については済まなかった、しかしだ」」

ミイラ女「「あのような淫獣のいる場所ではどこであろうと安心など出来ないだろう」」

~召喚士「…ミイラ女さん、しょっくんは見た目はその、ちょっとアレかもだけどそんな危なくなんか」

ミイラ女「「召喚士さん、キミはやはりとても純粋だ……その純粋さは今後も失わないで欲しいと思う」」

ミイラ女「「だが、やはりそんなキミだからこそ! もっと気をつけるべきなのだ! 分かって欲しい!!」」ガシッ

~召喚士「……ミイラ女さん、どうしてそこまでしょっくんの事を……」

ミイラ女「「……良いかい、キミは知らないかもしれないが世の中は汚いことばかりなんだ」」

ミイラ女「「その中でも一際けがらわしいのが……男という生き物だ!!」」クワッ

~召喚士「……へ?」

ミイラ女「「頭の中には醜い欲望ばかりでそれを満たす為なら何をしても良いと思っている」」

ミイラ女「「そんな愚か極まる存在が、さも自分が最も偉いと思い込んで理不尽な振る舞いをとる」」

ミイラ女「「奴等にとって見れば女なんて全て自分の言うことを聞く玩具程度にしか思っていないのだ!」」

~召喚士「あ……あの~……」

ミイラ女「「あぁ汚らわしい汚らわしい消えてしまえば良いというのに奴等はどこに行っても虫けらのように湧いて出て」」ブツブツブツ

~召喚士(えっと…これは、ミイラ女さんも昔何かあったのかな……?)

ミイラ女「「それに比べて!! 私達はどうだい!」ガシッ

~召喚士「ふぇっ!? わ、私達って……えっと?」

ミイラ女「「私達……つまり、女は男に比べてどうか、と言うことだよ」」

~召喚士「……そのぉ、話がよく見えな」

ミイラ女「「良いかいっ! 男とは常に欲望を満たす為に争い他者を踏み台に、食い物に、玩具にせずにはいられない存在だ」」

ミイラ女「「だが、それに比べて私達女性はどうだ、常に協調を尊び争い無く優雅にそして美しく振舞う」」

ミイラ女「「更には男がその精神と同じくその体も汚く粗野で美しさのかけらも無いものだというのに、ほら」」スッ

ミイラ女「「私達はその精神を映し出すかのように柔らかで優雅な曲線をもつ美しい存在では無いか」」ナデリ

~召喚士「………はひ?」タラリ

ミイラ女「「私がその事に気付いたのはキミの年頃よりももっと先だったが、気付いた時には世界が明るく開けて見えたものだ」」ジリッ

ミイラ女「「キミにもその光景と世の真理を伝えたい……この世には女だけいれば良いというね」ボソッ

~召喚士「え、えぇぇっ!? で、でもあの、えとっ!」アタフタ

ミイラ女「「なに、キミは難しい事など何も考えなくて良い……」」

ミイラ女「「ただ私に全てを委ねれば良いだけだ……さぁ」」スッ

~召喚士「……」...ジリッ

ミイラ女「「……おや、どうして距離を取るんだい?」」ジリジリッ

~召喚士「えっ……あ…これは、そのぉ~……」ジリッジリッ

ミイラ女「「…あぁ、そうか……いや、私とした事が少しばかり思慮を欠いていたようだ……済まない」」ピタッ

~召喚士「……えっ?」ピタッ

ミイラ女「「キミは……私が恐ろしいのだね? …この、異形の姿が」」

~召喚士「へっ?」

ミイラ女「「ふふっ…この体はあらゆる秘術を用いて腐ることもなく多少の損傷も自ずと消える」」ペタペタ

ミイラ女「「だが悲しいかな……不変となったこの身はもう人の物とは言えない」」

ミイラ女「「その様な私になど……汚らわしいと思われて仕方が……いや、むしろそれが当然の」」

~召喚士「そ、そんなこと無いっ!!」グッ

ミイラ女「「……良いんだ、人の身でない私にそんな無理をしてまで気遣う必要など……」」

~召喚士「違う! 無理とか気遣いなんかじゃ…っ…それに人だとか人じゃないだとか、関係ないよっ!」

ミイラ女「「……っ……」」

~召喚士「だから、そんな風に自分の事を言わないで……それに、そのぉ」

~召喚士「ミイラ女さんを始めて見た時……えと、綺麗なヒトだなぁ、って思ったし」ゴニョゴニョ

ミイラ女「「……召喚士さん……キミって子は……」

ミイラ女「「……その言葉、信じても……良いのかい?」」

~召喚士「……! うん、うんっ! ホントに思った事を言ったよ!」

ミイラ女「「じゃあ、私の事は……怖くないんだね?」」

~召喚士「うんっ!」

ミイラ女「「私が人じゃなくても……構わないのかい?」」

~召喚士「うん、モチロン! ドンとこいだよ!」

ミイラ女「「…私のこと、綺麗だと思ってくれていたんだね」」......シュルリ

~召喚士「う、うん……エヘヘ、何だかこんな面と向かって言うとちょっと恥かしいかも」テレテレ

ミイラ女「「そうか……なら何も問題なんか無い、そうだね?」」ガッチリ

~召喚士「うんっ! 問題なんて何も……へっ?」ギチッ

ミイラ女「「いやはや、『人だとか人じゃないだとか、関係ない』か、うむ実に…実に喜ばしい」」ウンウン

~召喚士「あ、あれ……? えっと、ミイラ女さん? ちょっと、腕に包帯が……えっ?」ガシッガシッ

ミイラ女「「それに私のことを綺麗だ、と……ふふふふふっ」」ニヨニヨ

~召喚士「……あのぉ……両手両足に包帯、が……」

ミイラ女「「そうだ! キミが折角その胸の内を明かしてくれたのだ、私も明かさねば不公平というものだ」」スッ

ミイラ女「「実は私もキミを一目見て思ったのだよ、あぁ……なんと可憐かつ純心な目をしているのだろうと、ね」」クイッ

ミイラ女「「まるで荒涼たる砂漠に湧いたオアシス、その中に咲く一輪の花のようだと」」クンクン

ミイラ女「「……あぁ、芳しい…本当に花のようだ……あぁ、本当に……」」サワサワ

ミイラ女「「愛おしいなぁ、キミはっ」」ギュゥゥゥッ! ムニムニムニッ

~召喚士「ひぅぅぅっ!!? なっ!? いっ! くすぐったっ! あぅぅぅっ!?」ジタバタ

ミイラ女「「おっと……済まない、ついその柔らかな肢体に顔を埋めたい衝動に駆られて」」スリスリ

ミイラ女「「ただ……キミは見た目よりも案外しっかりとしたさわり心地なのだね……どれ」」ピラッ

~召喚士「!!?」

ミイラ女「「おぉ……これは……ふむ」」ツンツン

~召喚士「ひゃぁっ!? や、やめっ! 突かないでぇっ!!」ピクンピクン

ミイラ女「「…男の無駄な筋肉を指して肉体美、などという形容があると聞いた事がある……が」」

ミイラ女「「成るほど、真の肉体美とはこの様な物なのかもしれない」」

ミイラ女「「よもや私が筋肉を美しいと評する日がこようとは……いやはや、キミには恐れ入ったよ」サワサワ

~召喚士「く、くすぐったいっ! お腹をそんな風に触らにゃっ!!?」ビクッ

ミイラ女「「ははは、どうしたただ少しヘソを撫でただけだと言うのに……キミは可愛らしいなぁ」」ハァハァッ

~召喚士「も…もうっ! ミイラ女さんっ! いい加減にしてよっ! 怒るよっ!!」バタバタ

ミイラ女「「…? おや、どうしたんだい、急におかしな事を」」

~召喚士「おかしいのはミイラ女さんだよっ! 何でこんな事するのっ!」

ミイラ女「「何で……?決まっている、分かり合うためさ」」ニッコリ

~召喚士「分かり合う? そ、それならこんな風じゃなくって普通にお話をすればっ」

ミイラ女「「お話? ははは、言葉なんてものでは真に分かり合う事なんて出来ないのだよ」」フッ

ミイラ女「「それにそもそも…私達は今も尚、本当の意味で会話なんてしていない……違うかな?」」

~召喚士「え……えぇ? どういう、意味」

ミイラ女「「私とキミとは本来なら出会うことも無いほどに遠い国の者同士だ、当然言葉は通じない」」

ミイラ女「「その私達が互いの言葉を理解している……それは、キミのその友達とやらのせいだろう?」」キッ

~召喚士「そ、それはっ」

ミイラ女「「今もっ! 私の言葉は、思いはっ……その薄汚いモノの力を介さなければキミには伝わらない!」」

ミイラ女「「これでは! 私はキミ本人ではなくソイツに愛を囁いているような物ではないか!!」」

ミイラ女「「……ハッキリ言おう、私には耐え難いほどの屈辱だ」」フルフル

~召喚士「そ、そんな……しょっくんは私と、ミイラ女さんの為に……」

ミイラ女「「ふんっ、アレも所詮は男の一種だろう? ならばどうせこれもキミを篭絡する為の浅知恵と言った所だろう」」

ミイラ女「「ふふっ……だがそれも結構……最後に笑うのは私達なのだから……ふふふっ」」ニヤッ

~召喚士「っ!?」

ミイラ女「「それにまぁ…確かにそれが無ければこうして話すことも出来なかったのだし、その事に関しては感謝しても、良い」」

ミイラ女「「でも、この先はそんなモノは……必要ないの」」ツゥゥッ

~召喚士「ぅぁ…っ…な、何をっ」

ミイラ女「「…ここからは、体を通して語るとしよう」」スゥッ

ミイラ女「「ふふっ……教えてあげよう……至極の悦び……それを通しての会話にはあらゆる境などないと言う事を……」」キュッ

ミイラ女「「そしてようこそ!! 目くるめく女の園へ!!」」プチッ つ~

召喚士「あっ、あぁぁっ!! しょっくんピアスがぁっ!!」

~「」ピクピク

ミイラ女「※◇○△○¥@●」フゥッ

召喚士「ふやぁぁっ!!? なっ、なにすっ! やぁぁっ!!」パタパタ

ミイラ女「……×○¥@……※◇¥@▽@?」ハァッハァッ

召喚士「目、目がっ目が怖いよぉぉっ! た、たすけっ! い、いやぁぁっ!!」フルフル

……フォォォォォォォ……

ミイラ女「……? ※◇○●¥@●?」キョロキョロ

召喚士「…っ…白っ…これは……」

……スゥゥゥ……

白昼夢「……」フィヨフィヨ

ミイラ女「……! ※◇×●¥#▲@●!!」ギュバッ

白昼夢「……!」バシュゥゥッ

召喚士「!! ど、ドリー!! いやぁぁっ! ……?」

……シュゥゥゥゥゥ……

白女「……」

召喚士「……? 女の、人?えっ、でも何で」

シュルルルッ......シュルルルルッ

召喚士「えっ、えっ? きゃわっ!?」トスッ

召喚士「…あたた…っ…包帯が解け……?」

ミイラ女「」パクパク

白女「……」スタスタ

ミイラ女「…! ※◇○●¥@#●!? #@▲@??」ワタワタ

白女「……」ニコリ

白女「……」ボソボソ

ミイラ女「※◇○●#○¥@×@*¥#●!?!!?」ビクーンッ!

白女「……♪」ガシッ...ズリズリズリ

ミイラ女「@×@*¥#●!! ●#○¥@!!?」バタバタバタ

......ガチャ...パタン

召喚士「……」ポカーン

召喚士「…えぇっと……え? 何がどうなっ」


~~~~~くぁw背dfrgtひゅじこlp;@:「~~~~!!!


召喚士「!!?」ビクッ

・・・

......ガチャッ

召喚士「……」ソロリソロリ

触手「お~う嬢ちゃんお帰りやで~っ」ニョコッ

召喚士「うわあぁぁぁっ!!? …な、なんだしょっくんかぁ……脅かさないでよぉ」ホッ

触手「…いきなしご挨拶やなぁ……んで、今まで何処に行ってたん?」

召喚士「えっ? 何処って……林、だけど」

触手「んぁ? そったら何やずぅぅっと帰って来んとどっか行ってもうたんかと思たで、何で帰って来んかったん?」

召喚士「……しょっくん、ミイラ女さん…それと、ドリーは?」

触手「お? あぁ、あのベッピンな~………ウヘヘ」ウネリネリ

召喚士「…えっと……なんでそこで笑ったのかな?」

触手「何でって? そら嬢ちゃん、アレはもうなんつ~か凄かったでぇ…もうえr」

召喚士「あ~~~あ~~~聞こえなーい聞こえなーい」

触手「お~何や聞いといて損は無いでぇ? あの性悪ベッピンの変わりようったらもうなぁ~」ウニョウニョ

召喚士「……しょっくん」ジトッ

触手「なはは~っ! 分かっとる分かっとる……んじゃま、冗談はさておき」

触手「あの様子からして多分もうそろそろ還り時やろし…挨拶、するかい?」 つ~

召喚士「……うん、でも私一人で大丈夫……ありがとね、しょっくん」

触手「そか、そんなら行ってきいや……ワイの分もヨロシク頼むわ~」ウネウネ

召喚士「……うんっ」

召喚士「……し、失礼しま~…す」カチャッ

ミイラ女「」ヒクッヒクッ

白女「……♪」ツヤツヤ

召喚士「う…うわぁ……ドリー…やりすぎだよぉ」ヒキッ

白女「……?」

......シュゥゥゥ

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「…でも、うん……ありがとね、ドリーがいなかったら多分もっと酷い事になってたし」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「…お疲れ様、ドリーは先に休んでて良いよ」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「大丈夫だから、ね?」

白昼夢「……」...スイーッ

召喚士「…ありがと……さてと」

ミイラ女「……」ヒクヒク

召喚士「……お、お~い……だ、大丈夫?」ツンツン

ミイラ女「……」...パチッ

召喚士「あっ! 起きた…良かったぁ……」ホッ

ミイラ女「……!」ヨロッ

召喚士「あっ! 無理しないでっ、そのままで良いからジッとしてて?」ナデナデ

ミイラ女「……」フイッ

召喚士「…えっと、何と言うか……ごめんなさいっ」ペコリ

ミイラ女「……?」

召喚士「あのね、さっきの女の人はね……アナタの本当に会いたい人じゃ、ないの」

召喚士「アレは私の友達で白昼夢(デイドリーム)のドリー」

召喚士「見た人が望むものをその身に映す、そういう召喚獣なの」

ミイラ女「……」

召喚士「…あの人がミイラ女さんにとってどんな人なのかは分からない…だけど」

召喚士「大切な人の姿を勝手に使って……ごめんなさい」ギュッ

ミイラ女「……」

ミイラ女「……?」...ポウッ

召喚士「あ……時間、みたい」

召喚士「…ミイラ女さんは今日一日だけって期限で召喚したんだけど」

召喚士「消耗した魔力が大きいと召喚期限は短くなっちゃうモノだから……」

ミイラ女「……」スッ

召喚士「え、えと……その、結局ちゃんとお話できた時間はちょっとだけだったけど…でもねっ!」

召喚士「ミイラ女さんに会えて、良かった……私の呼びかけに応えてくれて、ありがとうっ」ニコッ

ミイラ女「……」ジッ

召喚士「…な~んて……はは、何言ってるか分かんないよね……」

召喚士「しょっくんに力を借りれば、ちゃんとお話できるんだし…力を借りるべきだったと思う」

召喚士「でも…やっぱり、最後くらいはちゃんと二人だけでお話したいな…なんて、思ったりして」モジモジ

ミイラ女「……」ジィィッ

召喚士「…あははっ、もう私ったら本当にバカでっ! 呆れて物も言えない、よね」シュン

ミイラ女「……」...スッ

召喚士「……? えっと、手? な、にぃっ!?」グイッ

ミイラ女「……」ムギューッ

召喚士「えっ、えぇぇっ!? な、なんで!? なんで抱きつきっ!?」

ミイラ女「……」ニコッ

ミイラ女「…ぁ…りがぁ……とっ」

......パァァァッ......

召喚士「……あっ……」

触手「……終わったかい?」ニュルッ

召喚士「……しょっくん……前に言ったかもだけど、ドアの隙間から入ってこないでって」

触手「あ~! そんな事を前に言われとったかいなぁ、いやぁエロウすんまへんっ」

召喚士「全くもう……しょっくんはホント、いい加減なんだから」

触手「いやいや、今度からは気ぃつけるさかい堪忍なぁっ!」ウネウネ

召喚士「はいはい……さて、っと!」グッ

召喚士「もうこんな時間! 早く夕飯の支度しないとっ!」

触手「おっと! ホンマや! ほんならワイもいっちょ腕を振るうかいなぁ!」ウネンウネン

召喚士「うん、気持ちだけで良いや! …でも、ありがとね、しょっくん!」ニコッ

―――2日目―――

召喚 → 失敗 (本来召喚対象とならないモンスターを誤って召喚)

召喚対象 → マミー(砂漠地方ダンジョンピラミッド郡の内何れかの主の可能性有り)

備考 → 召喚の際に媒体としてファラオについて書かれた魔道書(詳細は別項参照)を使用
.      これにより術者との交流の不可能な対象が召喚された可能性有り

一日を終えて

言葉が通じないのはとても大変、でも言葉が通じなくても通じるものがあると分かった
今回も召喚自体は失敗だったけれど、今まで意識していなかった言葉と思いの大切さを学ぶ事ができた
そういう意味では失敗じゃなくて寧ろ成功と言えるにちがいn

失敗は失敗ですよね、そういう事は成功してから始めて言えってその通りです正論ですごめんなさいごめんなさいゆるs



...   終わる
ニア 三日目に続く         ピッ



.    あれ?何か忘れてるような ピッ?

ーーー2.5日目ーーー

ユニコーン「俺のwwwいない間にwwwそんな事がwwwちくしょうwww」

触手「ホンマに勿体なかったわなぁ…にしても、おまん何でおらんかったんよ?」

ユニコーン「朝起きてwww唐突に七つ向こうの山の草の新芽がwww食いたくなってwww」

触手「……うっさんくさいのう…まぁえぇけど」

ユニコーン「んな事よりwwwおっさんもwww続きを話せってのwww」

触手「続き? いや、別にあらへんけど?」

ユニコーン「えっwwwwちょっwwwマジかよwww」

触手「……? 何やおまんがそないにワイの話聞きたがるんは珍しいなぁ」

ユニコーン「いやwwwだってwww肝心な所を全然話してないwww」

触手「は? 肝心な所て……どこやて」

ユニコーン「ちょっwww素で忘れとるwwwありえwwwなーいwww」

触手「忘れて? ……ちょい待ち、なんや言われてみれば確かに忘れとるような」

ユニコーン「おっさんwww遂にボケたかwwwザマァwww」

触手「ぐぬぬ…っ…! …もしかして、あれの事かいなぁ?」

ユニコーン「おっwwwやっと思い出したのかっwww」

1 召喚士にミルクをかけてもらう約束
2 ミイラ女と白女の……
3 そんな事より○○しようや!!

↓1

触手「いっやぁ~……ワイとした事がスッカリ忘れとったわぁ」

ユニコーン「おいおいwwwおっさんがwwwマジかよwwww」

触手「アホッ! ワイはおまんと違って色々忙しいんや!」

ユニコーン「はいはいwwwwんで?wwwどうすんのwwww」

触手「そら決まっとるやろ、約束はその日の内にこなすんが吉や」ウニョリ

ユニコーン「まぁそうだよなwwww」スクッ

触手「それにしてもおまんがワイに得な事を言うなんざ珍しいわなぁ」

ユニコーン「何を言うかwww俺はいつでもwwwしwwwんwwwしwwwwwそれはそうとwww分かってるよなwwww」

触手「……あぁ、そういう事かい……まぁえぇわ、でもおまんは見てるだけやで」ウネウネ

ユニコーン「あいあいwwww」パカパカ

・・・

召喚士「……んにゅ」スヨスヨ

触手「どうも~隊員一号触手やで~」ウネリ

ユニコーン「どもどもwww隊員2号wwwwユニコーンwwwwちょりーっすwww」ヒョッコリ

触手「いっや~2号はん2号はん……コラまた見事に寝とりまんなぁ」シミジミ

ユニコーン「寝てますなぁwwwマジwwwプリチーwww」ウキウキ

触手「もうブッチャケこれを見てるだけで夜も明けようかってとこやけど」ヒソヒソ

触手「ここは大人として約束の大切さを教える為にも…寝起きドッキリを敢行やねっ!」ヒソヒソ

ユニコーン「約束の大切さwwwwwミルクかけてもらうwww約束でwwwww」

触手「さて、ここはリアクション、起床率の高さ双方の観点から……『寝耳に粘液』、これやね」ドロ゙リッチ

・・・

ひぃぃぃいいいいいやぁあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!

・・・

召喚士「うぅぅぅ……耳がぁぁ、まだ奥に残ってるぅぅ」シクシク

触手「ぉぉう…っ…どうですかい隊員2号はん、今の台詞は」ボロボロッ

ユニコーン「正直wwwwwたまりませんwwww」ボロボロッ

召喚士「もぅ! 二人とも! 寝てる人にあんなことしちゃダメなのっ! 反省して下さいっ!!」

触手「いっやぁ~それにしてもホンマ嬢ちゃんにはかなんわぁ~」ケロッ

ユニコーン「寝顔w驚き顔w泣き顔w怒り顔w……どれもプリチーwwwwwパネェwwwハニーマジパネェwwww」ケロッ

召喚士「……うぅぅ……お願いだから話を聞いてよぅ」シクシク

召喚士「……はぁ、それで? お外まだ真っ暗だけどどうしたの?」ファァ

触手「おぉっ! 流石は嬢ちゃん! 気持ちの切り替えが早いなぁっ」

ユニコーン「ハニーってば懐が深いwwwwあっwww別にヒンヌーって事じゃないからwwww」

召喚士「……うん、一々突っ込んでたら話が進まないしね」ヒクヒク

触手「おぉそうやった、つい脱線してもうた……そったら本題なんやけど」

触手「ホラ嬢ちゃんってばワイと約束したん覚えとるかい?」

召喚士「約束……? ……あっ」

触手「おぉっ? その反応はさては嬢ちゃんっ!」

ユニコーン「ハニーってばwww約束を忘れちゃwwwダメッしょwww」

召喚士「……あれっ、それじゃあもしかしてその為に?

触手「せやでっ!」

ユニコーン「あたぼうよっwww」

召喚士「……朝になってからにしようよ……」

触手「い~やっ!約束は約束や! 思い出したら気になって寝れへんねやっ!」

触手それとも嬢ちゃんはワイとの約束なんてどうでも良い言うんか……?」ウネンウネン

召喚士「そうじゃないけど……はぁ、分かったよ……しょうがないなぁ」モゾモゾ

触手「おぉっ! そう来なくっちゃやっ!」

ユニコーン「流石ハニーwww話が分かるwww」

召喚士「調子がいいんだから……あれ? そういえば何でゆっくんも一緒なの? 約束したのはしょっくんとだけだよ?」

ユニコーン「あぁwwwそこは気にしないでwww俺はただwww見てるだけだからwwww」

召喚士「そうなの? ふ~ん……まぁいいや、それじゃミルクを取って来」

触手「おぉっと! その必要はあらへんでっ!」ニュビシッ!

ユニコーン「既にwwwスタンバッておりますwwwww」カランッ

召喚士「あ、ホントだ…用意がいいんだねぇ……それじゃあお外に出」スッ

触手「はいちょいと待ったっ! スト~ップやでぇ!」ニュビシッ!

ユニコーン「こんな時間にwww外に出たらwww暗いしwww危ないってwwwww」

召喚士「えぇ? そりゃぁ真っ暗だけど、危ないってしょっくん達が一緒なんだし大丈夫じゃ」

触手「そらまぁナニが出てこようと任しとき! …と言いたいとこやけど」

触手「折角嬢ちゃんにミルクかけても貰うんや、完全にリラックスしていたいんやっ!」

ユニコーン「そゆことwwwそれにwww外だとよく見えないしwwww色々とwww」

召喚士「えっと……でもそれじゃあ何処でミルクを?」

触手「そら嬢ちゃん、ここですればえぇやんか」

召喚士「……えっ?」

触手「せやから、ここでやればえぇんとちゃうか? ミルク掛け」

ユニコーン「それが良いwwwここなら明かりもあるしwww」

召喚士「ちょ、ちょっと! ここ私の部屋だよっ!? そんな事したら床がミルクでビショビショにっ」

触手「その心配はあらへんっ! ワイがワイにかけられたミルクを……一滴でも零すとでも……?」

召喚士「えぇぇ……でも……やっぱり」

ユニコーン「ダイジョブダイジョブwww零してもwww最悪俺がキレイにするしwwww」

触手「ホレ! コイツもそう言っとるし! なっ!なっ!!」ズズイッ

召喚士「……はぁ……キレイにできるからって、わざと汚したりしたらダメなんだからね?」

触手「おぉぉっ!! モッチロンやがな! やっぱ嬢ちゃんは話が分かるなぁっ!」ウネウネ

ユニコーン「流石はハニーwww頼まれるとwww嫌とは言えないwwwマジ女神wwww」

ユニコーン「でもそんなwwwわざと汚すとかwwwwありえんてぃwwwww」キリッ

触手「せやでっ! なんせワイらは紳士やからなぁっ」ムフニ

召喚士「……本当の紳士はこんな事させないと思うんだけど」

召喚士「まぁ今更か……それじゃあうん…っしょっ」キュポン

召喚士「はい、それじゃあミルクを掛けるy」

触手「ちょっと待ったぁぁぁああああああっ!!」

触手「折角の機会や……↓1な感じでかけてくれへん?」

↓1(ミルクかけオプション、どんな風にミルクをかけるか)

召喚士「え……? スカートの中からゆっくり……?」

召喚士「それは……えっと、つまり………っ!?」

召喚士「なに言ってるのっ!? ヤダよそんなのっ!!」カァァッ

触手「そこをっ! そこを何とかっ!!」

召喚士「イヤっ! だって私の持ってるスカートって言ったら……」

ユニコーン「あぁそういやwwwハニーのスカートってwwwジャンスカだけだっけかwww」

触手「じゃん…スカ? 何やそれ新手のプレイかいな」

ユニコーン「ちげぇwwwオッサンに分かるように言うとwwwワンピースなスカートだよwww」

触手「ワン…ピース……そったら、そったらおまっ……予定してたパンツから下乳までマルっとお見通しっ!?」ウゴーン

召喚士「そっち!? それにパンツは見る前提だったの!!?」

触手「なははははっ! 冗談やて、そんな別に嬢ちゃんの水玉のパンツ見たいとか思ってへんよ~」

召喚士「……そっか、ところで何で私が履いてるパンツの柄を知ってるのかな?」ジトッ

触手「とにかく! ワイがパンツを見ぃへんかったら問題無いんやろ?」

触手「そったらホレ、目ぇ閉じとくさかい! これなら構へんやろ? なっ!!」ウネリ

召喚士「しょっくん、そこまでして……いまいちどこが目なのか分からないけど」

ユニコーン「それはwww細けぇ事は(ry www」

召喚士「……でも、ゴメンっ! やっぱりやりたく無いっ!」

ユニコーン「なんっwww」

触手「やてぇぇぇ!! 何でやっ、理由を言ってぇな!」

召喚士「り、理由は…わ、ワンピースだから、そのっ、スカートの中からっていうのは難しいって言うか」ゴニョゴニョ

触手「そんなんスカートたくし上げたらえぇんちゃう? ホレ、目ぇは瞑ってる訳やし」ウネッ

召喚士「うっ……で、でもっそんな風にしたらその、足とかスカートがミルクで汚れちゃうかも」

ユニコーン「その辺はwww俺がカバーすっからwww問題ナッシングwww」ズイッ

召喚士「えっ」

触手「おぉっ! ほんなら問題は解決やね! さぁ嬢ちゃんいってみよか!!」ズズイッ

召喚士「ぁぅ……で、でも……でもっ」アセアセ

触手「……何や~? もしかしてまだ問題がある言うんか~?」

ユニコーン「マジかーwwwどんな問題だーwww思いつかねーwww」

召喚士「えぇっ? いやだって、ホラ……何だかちょっと……ねっ?」オロオロ

触手「あかんな~嬢ちゃん……言いたい事は ハ ッ キ リ 言わんと伝わらんで~?」

召喚士「うぅぅ……だから、その……っ」モジモジ

触手「ん~~?」

ユニコーン「言ってみwww言ってみwww」

召喚士「……っこ……みたいだし」ゴニョゴニョ

触手「ん~~? なんやよう聞こえへんかったな~~?」ウニョウニョ

ユニコーン「ワンモアセッwwwワンモアセッwww」

召喚士「~~~っ…だからっ、その……ォシッコ…してるみたい……だなって」��

召喚士「うぅぅ……だから、その……っ」モジモジ

触手「ん~~?」

ユニコーン「言ってみwww言ってみwww」

召喚士「……っこ……みたいだし」ゴニョゴニョ

触手「ん~~? なんやよう聞こえへんかったな~~?」ウニョウニョ

ユニコーン「ワンモアセッwwwワンモアセッwww」

召喚士「~~~っ…だからっ、その……ォシッコ…してるみたい……だな、って……うぅぅ」モジモジモジ

触手(ハイっ!羞恥で耳の先まで紅に染まる少女の図、頂きましたっ!)ニヨニヨニヨ

ユニコーン(隊長www俺のユニコーンドリルがwwwファイナルアタックしそうですwww)ニヨニヨニヨ

触手(まだやっ! リミットブレイクには早過ぎるっ! まだまだかまして行くでっ!)ニヨニヨニヨ

召喚士「…ほら、ちゃんと言ったよ? だからせめて違う事を」

触手「いやいやいや~……それはちょいと違うんやないかい?」

召喚士「えっ? 違うって……どういう」

触手「嬢ちゃんや、ワイと嬢ちゃんがしたんは何をするいう約束やったっけ?」

召喚士「へ? それは……ミルクを掛けるっていう……」

触手「せやなぁ、せやなぁ? そったら……別に恥ずかしい事と違うんやないの?」

召喚士「えっ……えぇぇ?」

触手「えぇかい? あくまでも、あくまで~も、嬢ちゃんがするんはワイにミルクを掛けるってそれだけのこっちゃ」

触手「そったら、別に嬢ちゃんかて恥ずかしくもなんともないやろぉ~?」ウニョウニョ

召喚士「それは、えっと……あ、あれ? でも、だってホラッ! そもそもそんな掛け方しなくてもっ」

触手「……嬢ちゃんや、嬢ちゃんは毎朝何を食べとるんや?」

召喚士「えっ? 朝はパンを……って何で今そんな事を」

触手「パン! そうやね嬢ちゃんは毎朝パンを食っとる訳や」

触手「でも嬢ちゃん? 嬢ちゃんは毎朝パンを食っとるけど…ず~~っと毎日同じパンを同じ様に食っとる訳とちゃうやろ?」ウネリ

召喚士「え……っと、それは…まぁ、その」

触手「せやな? 確かに嬢ちゃんは毎朝パンを食っとるけど、日によって食べ方はちゃう訳や」

触手「それは何でか? …それはず~~っと同じモンを食っとると飽きるからや、違うかい?」ニュイン

召喚士「えっ、それは……たしかにそういう部分もあ」

触手「せやろせやろぉ! つまり! 今回いつもと違う掛け方をするんもそれと同じいうこっちゃ!」ニュビシッ

召喚士「同じ……なのかなぁ?」

触手「同じやて! えぇかい? そういうこっちゃからなんも恥ずかしい事や無いんやて」

触手「嬢ちゃんがするんはいつものミルク掛けと別に変わらへん訳やしな~」

触手「ただちょ~~っとだけ、いつもとやり方がちゃうってだけや……せやろ?」

ユニコーン「うんうんwwwパンtじゃなくてwwwオシッコじゃないから恥ずかしくないもんwwwですね分かりますwww」

召喚士「………でもぉ」

触手「アカンアカンっ! 細かく考えるからアカンねや! ホレ、案ずるより産むが易し言うやろ?」

召喚士「知らないよそんなの……赤ちゃん産んだ事なんてないもん……」

触手「いやまぁそんな事言うたらワイかて……っ!!?」ピキーン

召喚士「……? どうしたのしょっくん? 急に固まって」

触手「いや……ちっとばかし異世界の同志から入電が……いや、気にせんといてや」ウネリ

触手(成る程、確かに首の所からミルクを流し入れる……えぇ考えや)

触手(体のラインに沿って流れ落ちるミルク……想像だけでごはん3杯は硬いわな)

触手(そして最後には嬢ちゃんの体を通過してきたミルクをワイが……うむ、最高のアイデアと言ってもえぇやろな)

触手(問題は…流れてきたミルクを床に零さず受け止めるには嬢ちゃんにワイが直接触らなアカンことや)

触手(モチロン、ワイにとってはご褒美やで? でも嬢ちゃんにしたら肌から直飲みはハード過ぎやろ)

触手(……悲しいかな、この案には嬢ちゃんの羞恥心の限界が考慮されてへんねや)

触手(嬢ちゃんは見ての通り、あの程度の下ネタ?で赤面するウブなネンネや)

触手(直飲みもやけど自分の体を伝った物をワイが飲むゆうんは完全に拒否される危険が有る訳や)

触手(約束言うても別に強制力の有るもんやないし、何より……)

触手(…いや、それは置いといても! ワイは変態であっても犯罪者や無いからな! 無理強いはアカンで!!)

触手「……っと、お待たせしてもうたなぁ嬢ちゃん」ウネリ

召喚士「へ?別に大丈夫だけど…今なにかしてたの?」

触手「いやぁ~ちっとばかし同志と認識の共有をなぁ~」

召喚士「……ふ~ん? 」

触手「まぁそんなワイの事はどうでもえぇんよ、それよりもっ!」

ユニコーン「そうそうwwwハニーがどうするかのがwww大事っしょwww」

召喚士「うっ……ねぇ、ど~~しても……他のやり方じゃダメなの?」

触手「……せやなぁ、どうしてもイヤ言うんなら違うやり方でもえぇで」

召喚士「えっ……ほ、ホントにっ?」

ユニコーン「なん……だと……www」

触手「所詮は嬢ちゃんから言い出した口約束やし、ワイがアレコレ言って嫌な事を無理矢理やって貰うんは違う思う」

触手「……今回のワイの要求がワイの働きと見合うモンや無かった、そういうこっちゃからなぁ」

召喚士「……あっ」

触手「嬢ちゃんからの評価がそんなモンやったんなら、まぁ……しゃあないわな、せやったら今迄通りのやり方で」

召喚士「ちょっ! ちょっと待ってしょっくん!!」ギュッ

触手「おぅふっ! ……ゴホン…何や嬢ちゃんそない慌てて」

召喚士「その…っ……っても、良いよ?」

触手「……ん~~?」

召喚士「だからっ、その……しょっくんのお陰でとっても助かったから、えとっ」

召喚士「……やるよ、しょっくんの言ってるやり方でミルク掛け」

触手「おぉっ!ほ~かほ~か!! やってくれるんか!」

召喚士「うん、約束は約束だし……それに普段から色々と助けてもらってるからね」

召喚士「でも……その、かけてる間は目を閉じるのは約束してね?」

召喚士「パンツもだけど……やっぱり、その……恥かしいし」モジモジ

触手「わ~っとるわ~っとる! そこら辺はモチロンやでぇ~!」

ユニコーン「ホラwww俺らってばwww紳士だしwww」

召喚士「ははは……それじゃあ着替えるからちょっと部屋の外で待ってて?」

触手「あいよ~! 着替え終わったら声かけてぇな~」 ガチャッ

ユニコーン「待ってるよ~wwwハニーwww」 パタン

召喚士「……さて、と」ゴソゴソ

触手「……ぬふふ」ニュルリ

ユニコーン「にっしっしwww」

触手「いっや~……なんや恐ろしいほど上手いこと進みよるなぁ~」

ユニコーン「だなぁwww」

触手「嬢ちゃんも自分からやる言うとったし……これはもう、間違いなくイケるでっ!」

ユニコーン「だなだなっwwwちっくしょwwwツマンネ~のっwww」

触手「つまらんって、オイコラ! おまんなぁ、そないなこと言うんやったら」

ユニコーン「おっとwwwつれないこと言うなってwwwジョーダンジョーダンwww」

ユニコーン「俺としてもwwwこのままいったらwww良いモンが見れる訳だしなwww」

触手「……まぁえぇわ、おまんにも協力してもらう訳やしな……さて、そろそろかいな?」...コンコンコン

触手「嬢ちゃ~ん! 入るで~~!」ガチャリ

召喚士「わっとと! …ちょっとしょっくんっ! まだ良いって言ってないよっ!」アセアセッ

触手「あり? せやったかい? そりゃまたスマンかったわ~」

ユニコーン「まぁwwwハニーの着替えにかかる時間とかwww把握済みだしwww」

召喚士「……そんなのいつの間に計ってたの?」

触手「いやいやその程度はなぁ?」

ユニコーン「基本だわなwww計るまでもwwwwなしwww」

召喚士「そ、そうなのかなぁ……?」

触手「まぁまぁ! そないなことは気にせんと! やることやろうやないか!」

ユニコーン「そゆことwwwそゆことwwwせっかく着替えた訳だしwww」

召喚士「…うん、そうだね……それじゃあその前に、ゆっくん」

ユニコーン「あいあいwwwお任せあれ~wwwあらよっとwwwww」

………キラキラキラ………

ユニコーン「ふぃ~wwwこれでよしっとwww」

+召喚士+「わぁぁっ! 体がキラキラしてる……ゆっくんの魔法はいつ見てもキレーだなぁ……」

ユニコーン「ありとぅ~~っすwwwwまぁwwwハニーはデフォでwww輝いてるけどねwww」

+召喚士+「あはは…ありがと、えっとそれじゃ……ゆっくんはあっち向いててね?」

ユニコーン「おっとwwwそうだったwwwあいよ~んwwww」クルッ

+召喚士+「えっ」

ユニコーン「えっ」

触手「えっ?」

+召喚士+「あっ……ご、ごめん! てっきりその、少しくらいはゴネるかと思ってたから」

ユニコーン「ちょっwwwwwハニーってばwwwwwヒドスwwwww」

触手「嬢ちゃん、なんやワイらのこと疑ってたんかい?」

+召喚士+「そ、そういうんじゃじゃないよっ? ただ素直だなぁって思っただけで」

触手「そっかい? でもまぁこれで信じてもらえたやろ?」ウネリ

ユニコーン「俺らってばwwwwマジ紳士だってことよwwwww」

+召喚士+「……うん、そうだよねホントにごめんね? 二人とも」

触手「なぁに、えぇってことやで! そないなことより、加護が切れん内にっ」

+召喚士+「あっ……うん、それじゃあ」ガタッ

触手「ん? イス? どうしたん、そないなモン出してからに」

+召喚士+「あぁコレ? いや~しょっくんを直接跨いでだと幾らなんでも掛け辛いからさ」

触手「ふむ、つまりその上に座り……いや、屈み込んでするいうこっちゃな?」

+召喚士+「う……そうなんだけど……想像するとやっぱ恥かしいや」モジッ

触手「いいや! 恥かしくなんかない! これは! れっきとした……」

触手「食事的な行為(羞恥プレイ)なんやからな!」ババーン

ユニコーン「 ……?」

+召喚士+「まぁ…うん、そうだよね……いつもしてる事と同じ……だねっ!」

触手「せやでせやで! ようやく嬢ちゃんも納得したんやなぁ」

+召喚士+「…うんっ、それじゃあイスに上がるから……しょっくん、目を閉じてね?」

触手「はいな! ……ほ~い、目ぇ閉じたでぇ~~」ウニョリ

触手( な ~ ~ ~ ん て な っ ! ! ! ホンマは全っ然閉じとらんねやけどなっ!!)

触手(ウッヒッヒッヒ! こういう時はワイの身体は便利やでぇ~っ!)

触手(目を瞑る? ヌッハッハァ! そもそもどこに目ぇと瞼がある言うんや!)

触手(そもそもワイの体は全部が全部目にも耳にも口にもなるんやでっ!)

触手(そら見たない時は見ぃひんこともできるで?)

触手(でもなぁ! この状況で見ぃひんかったらいつ見るんやっちゅう話やろ!)

触手(それと! 同士がスパッツとかはくんちゃうか言うとったけどな……ぐふふっ!)

触手(そないなモンはここにはあらへんねや! なはははっ!)

触手(まっ、あったとしてもそれはそれ、何だかんだ言うたかてスパッツもえぇモンやで?)

触手(むしろ、あのピッチリと肌に張り付いとるモンをはいただけで安心しきるその隙をやね……)

触手(いや! 無い物のことを語ってもしゃあないなっ!そんなことよりこっからが肝心や!)

触手(ここまでは嬢ちゃんの羞恥心を可能な限り減らすよう声をかけてきた……が!)

触手(…そうは言いつつもいざ事に及ぶ段階で嬢ちゃんは間違いなく恥かしがる!)

触手(ワイの計算やと、そのタイミングは……イスに登った後!!)

触手(そこからスカートを捲くる所! ミルクをスカートの内側に入れる所!)

触手(そしてミルクをかける直前からかけている間にかけて!!)

触手(羞恥とそれと気付かないほどの僅かな背徳感によって染まる表情!!)

触手(それを真下っちゅう絶好のアングルからジックリネップリタップリ鑑賞するぅぅ!!)

触手(アカンッ! テンション上がりすぎて声に出して叫んでまいそうやったわ)

触手(くくくく……いつもやったらここらでバレとる所やけど……今日は最後までいったるんやぁぁっ!!)

ユニコーン「……???」

+召喚士+「よっこい、しょっと……わわわっ」ガタタッ

触手「おっと、だいじょうぶかいな嬢ちゃん」シュルッ

+召喚士「わととっ、うん大丈夫ありがとしょっくん……?」ジッ

触手「え~ってことや! それよりはよぉ頼むでぇっ~~!」ウネウネウネ

+召喚士+「…あ、うん……それじゃあ、ちゃんと目を瞑っててよ?」ゴソゴソ

触手「分かってるがな、さっきからちゃ~んと瞑ってるで~~」ウニョウニョ

+召喚士+「……そうだよね、それじゃあ……」スッ

触手「……? 嬢ちゃん嬢ちゃん! ミルクの蓋取り忘れとるで~?」

ユニコーン「!」

+召喚士+「……あー……ホントだ、うっかり……ねぇ、しょっくん?」ジィッ

触手「なんやまったくしょうがないなぁ~嬢ちゃんは~~……って、どうしたん? まさかまた恥かしい言うんかい?」

+召喚士+「……目、瞑ってるんだよね?」

触手「嬢ちゃん……心配性やなぁ~さっきからちゃ~んと瞑って」

+召喚士+「じゃあ……どうして、ミルクの蓋が取れてないって分かったのかな?」ゴゴゴゴ

触手「……ほへ?」

+召喚士+「イスの上でよろけた時も……なんで見えてないのに私のことを支えられたのかな?」ゴゴゴゴ

触手「あ、あぁぁ……それはぁ~その~……ホラ! ワイの紳士としての心も」

+召喚士+「しょっくん、ホントのこと、言おっか?」ゴゴゴゴゴゴ

触手「バッチリ目ぇ開けてましたですハイ」

+召喚士+「そっかぁ~……しょっくんってばウソついたんだ~」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴゴ

触手「ご…誤解やでぇっ!? そないなウソついたとか人聞きわるいがなぁ~っ」ダラダラダラ

+召喚士+「……契約のもと、我が前にその身を現せ……デイドリーム」スッ...キィィィッ

白昼夢「……?」ボフンッ

触手「……っ!? な、ナニをする気ぃや嬢ちゃんっ」

+召喚士+「…我が前に在りしモノの真なる望みを映したまえ」サッ

触手「ちょぉっ!? や、ヤメッ!」

白昼夢「……」

ボフンッ

白召喚士「あぅぅ~恥かしぃよぉぉ~~っ」クネクネ

白召喚士「……でも、約束だしぃ~~…うぅぅ~~」スルッスルッ

白召喚士「こ、こうして……あぅぅ、やっぱりこんなのおしっこみたいで……えっちぃよぉ~~」モジモジモジモジ

白召喚士「………で、でもぉ……こういうのもぉ……たまには、良いかm」ボフンッ

白昼夢「……」

触手「」

+召喚士+「……ふ~~ん、そっか~あぁいうのがお望みだったんだ~~?」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴ ゴ ゴ ゴ

触手「こ、これはそのぉ~~(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!早くここから逃げ……って!あのバカ馬がおらんっ!?)」ダラダラダラ

+召喚士+「……信じてたのに、これはそういうんじゃないって」ゴソゴソッ......スッ

触手「……!? ちょっ、その杖はお師匠はんのっ!? アアアアアカン! それはアカンって! シャレになr」ワタワタワタ

+召喚士+「……なのに……しょっくんの、しょっくんのぉぉぉ……っ!」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ キィィィィィィッン!!

+召喚士+「 バ カ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ !!」

         チ ュ ド オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ! !


          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"

         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,

      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~

               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i.|   ~    |i ギィヤァァァァァッ!!
                 i|        |i

                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i

               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ

―――2.5日目―――


被害状況 → 召喚士個室爆失(その後修復済み)及び召喚獣1体重症


原因 → 護身用杖(仮)を用いての魔力の暴走現象(使用は任意によるもの)


備考1 → 重症の召喚獣に関してはミルクをかけたところすぐに回復し、以後の経過は良好


備考2 → エッチなのはいけないと思います!!



...   終わる
ニア 三日目に続く         ピッ

・・・

召喚士「……うぅ~……眠ぃ~」モゾモゾ

召喚士「あ~でも、日がもう完全に上って……急がないと術式を書き換えなきゃいけなく……」ゴソゴソ

召喚士(…このダルさはやっぱり…昨日は流石にやり過ぎだったかもなぁ)

召喚士「……でも、たまには毅然とした態度を示さないとダメ…だよねっ!」

召喚士(師匠……は置いておくとして、ヤッパリちゃんとした信頼関係は必要だもんね)

召喚士「…よしっ! それじゃあ急いで準備して今日も召喚いってみよう!」

召喚士「しょっくん達にも一応声を……」

召喚士「…うぅん、何事もしょっくん達に頼ってたらダメだよねっ」

召喚士「今までは結構助けてもらってばかりだし、今日は何があっても一人でなんとかするんだからっ!」グッ!

召喚士「ふぅ、流石に3日目になると準備の要領も良くなってくるね」

召喚士「さてと、そうしたら……媒体を使うかどうかだけど……」

召喚士「昨日みたいな事になったら大変だし、今日は使わないで良いかな」

召喚士「何だかんだでまだちゃんと召喚成功してないし、ね」

召喚士「…えっと、こういう時なんて言うんだっけ……二度ある事は三度あるだっけ?」

召喚士「……何か違う様な気もするけど、まぁとにかく! 頑張るぞっ!」ペチッ!

召喚士「…現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」スッ

召喚士「我が名 召喚士の 名において! 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」

......キンキンッキンキンキンッ!!

召喚士「!! また光り方が違う! 今度こそ…今度こそっ!!」ギュッ

召喚されたモノ↓1

……シュゥゥゥゥゥ

アラクネ「……あらぁん?」キョロキョロ

召喚士「わ…わわわ…っ、おっきなクモの下半身に凄くキレイな女の人の上半身…これって、確か前に本で見た……っ」

アラクネ「……何かしらこの感じぃ……いつもと違うようなぁ……?」

召喚士「あ、あのっ! すみません! えと、お姉さん!」

アラクネ「……? あらぁ、こんにちは小さなお嬢さぁん? 丁度よかったわぁ、少し聞きたい事がぁ有るのだけれどぉ」

召喚士「えっ? あっ、ハイ私に答えられる事ならっ!」

アラクネ「私をここへ召喚した方は何処にいるのかしらぁ? それらしき方が見当たらないのだけれどぉ」キョロキョロ

召喚士「へ? えと……私が召喚者、何ですけどぉ……」

アラクネ「……はいぃ? ……貴女が、私を呼んだ、とぉ?」ジッ

召喚士「はいっ! えと、私の名前は召k」

アラクネ「そうだったのぉ、それじゃあ早く案内してくださらなぁい?」スッ

召喚士「えっ? あ、案内って……えと、どういう?」

アラクネ「……? 殿方のいる所の他に何かあるというのぉ?」

召喚士「……???」キョトーン

アラクネ「……どうにも話の通じない召喚者ですわねぇ……誰か上のモノはいらっしゃらないのぉ?」フゥ

召喚士「ふえっ!? う、上のモノって……い、今は留守にしていてぇ」オドオド

アラクネ「上のモノが、居ない? ……じゃあ何だって私の事を呼んだりしたのぉ?」ジロッ

召喚士「えぇっ!? ……何でって言われてもぉ」ビクビク

アラクネ「……ハァ…もう良いわぁ……まったく、何がどうなってるのぉ?」ブツブツ

召喚士(ど、どうしよう……よく分からないけど、何だか怒ってるみたい)

召喚士(うぅぅどうしよう、何で怒らせちゃったのかな? 分かんないよぉ)

召喚士(こんな時、しょっくんとかゆっくんが居れば)

召喚士(……って、ダメダメッ! 今日は一人で何とかするって決めたんだからっ!)

召喚士(大丈夫っ、今日は言葉がちゃんと通じてる……話し合えば、絶対何とかなる!)グッ

アラクネ「…改めて見ると、ここは書庫? ……そういうプレイ、って訳でもないみたいだしぃ……」ブツブツ

召喚士「あ、あのっ! お姉さんっ! えっと……アラクネさん、ですよねっ?」オズオズ

アラクネ「…あら、まだなにかぁ? ……って、そっちから呼んでおいて何で疑問系なのかしらぁ?」ジロッ

召喚士「…ぅ…っ…あの、その……わ、私の名前は、召喚士って言いますっ!」

召喚士「今日はそのっ! 短期契約型の簡易術式による召喚術で、そのぉっ」

アラクネ「…短期契約型ぁ? その上、簡易術式ですってぇ?」

アラクネ「……それじゃあもしかしてぇ、私が呼び出されたのってぇ」

召喚士「えと……特定の目的があってとかじゃ、ないんです……ゴメンナサイ」シュン

アラクネ「成る程ねぇ……やっと色々と納得がいったわぁ」

召喚士「色々と……?」

アラクネ「気にしないで良いわぁ、それよりぃ……」

アラクネ「特定の目的が無いって言ってもぉ、遊びで召喚してみたって訳じゃぁないんでしょぉ?」

召喚士「えっ? あっ、もちろんですっ! そのっ、色んな召喚獣さんとお話してみたいなって思って!」

アラクネ「……お話ぃ? 召喚獣とぉ?」

召喚士「はいっ! 私、もっともっと召喚獣に詳しくなって早く一人前に成りたいんです!」

アラクネ「……その為の手段が召喚獣とのお喋りなのぉ?」

アラクネ「何だかもっとぉ、やるべき事がある気がするんだけどぉ?」

召喚士「うっ……そ、そういう事は普段やってるんデスヨ? これはその、滅多にない事と言うか」

アラクネ「ふぅ~~ん……でもぉ、そういうの嫌いじゃぁないわよぉ?」ニコリ

召喚士「へっ?」

アラクネ「何はともあれ、今日一日はぁここに居る事になるんでしょぉ

アラクネ「……その為の手段が召喚獣とのお喋りなのぉ?」

アラクネ「何だかもっとぉ、やるべき事がある気がするんだけどぉ?」

召喚士「うっ……そ、そういう事は普段やってるんデスヨ? これはその、滅多にない事と言うか」

アラクネ「ふぅ~~ん……でもぉ、そういうの嫌いじゃぁないわよぉ?」ニコリ

召喚士「へっ?」

アラクネ「何はともあれ、今日一日はぁここに居る事になるんでしょぉ?」

アラクネ「それならぁ、たまにはノンビリ過ごすのも悪くないしぃ、付き合ったげるわよぉ? お喋りぃ」

召喚士「ホントっ!? やったぁっ! ありがとっ!」ギュゥッ

アラクネ「あ、あらあらぁ?」

召喚士「……? あっ! ゴメンナサイッ! つい嬉しくてっ」ササッ

アラクネ「あぁ、別に良いのよぉ? …と言うよりぃ、貴女の方が気にならないのぉ?」

召喚士「へ? 気になるって……何が?」

アラクネ「何ってほらぁ、私の体ってまんまクモだしぃ……」

アラクネ「いくら召喚術士って言ってもぉ、貴女くらいの子ならそのぉ」

召喚士「……? えっと……あっ! クモさんの部分って意外と毛深いんですね!」

アラクネ「…はいぃ?」

召喚士「もっとこう、ツルツルしてるのかと思ってたんですけどね?」

召喚士「細かくてしっかりした毛が生えてて…でもコレはこれで触り心地が良いですね~」サワサワ

召喚士「それにそれにっ! クモのお腹の部分っ!ここが結構良い感触でっ!」ツンツンッ

アラクネ「……」ポカーン

召喚士「……ハッ!? ゴメンナサイっ! 私ったらまたっ!」

アラクネ「気にしないで良いわぁ……それよりぃ、貴女って変わってるのねぇ?」

召喚士「えぇっ!? わ、私って変わって……ますか?」

アラクネ「えぇ、とってもぉ……でも悪い意味では無いわよぉ?」クスクス

召喚士「へっ?」

アラクネ「今までぇ私に毛深いだなんて言ったのはぁ貴女が初めてよぉ?」ニッコリ

召喚士「っ!? あわわわ…し、失礼な事を…その、ごめんなさいっ!」ワタワタ

アラクネ「ふふふっ、別に怒ってやしないわよぉ? 」

アラクネ「むしろぉ、私も貴女と色々とお話したくなってきたわぁ」

召喚士「!! ほ、ホントに!? 」

アラクネ「えぇ勿論よぉ? でもぉ、お話の前にぃ、幾つかハッキリさせなきゃいけない事が有るわぁ」

召喚士「ハッキリさせなきゃいけない事?」

アラクネ「えぇ……まずはぁ、お互いに堅苦しい話し方はぁ、やめにしましょぉ?」

アラクネ「せっかく話すならぁ、楽しく話したいものぉ……ねぇっ?」

召喚士「そういう事なら…こちらこそっ! よろしくだよっ!」

アラクネ「ふふふっ、話しが早くて助かるわぁ……それじゃあ次はぁ、呼び方ねぇ」

召喚士「呼び方? えっと……アラクネさんじゃダメなの?」

アラクネ「うぅ~ん、悪くないけどぉ…まだ堅さが抜けてない気がするわねぇ~」

召喚士「堅さが……ん~~……」

召喚士「……! そうだっ! アッちゃんっていうのはどうかなっ?」

アラクネ「……アッちゃん?」

召喚士「うんっ、どうかな? ピッタリだと思うんだけど」

アラクネ「ピッタリと言うかぁ、この場合はぁ……」

召喚士「?」

アラクネ「……まぁ良いわぁ、そうしたら私は貴女のことを召ちゃんと呼ぶわぁ」

召喚士「!! 私の呼び方も変えるのっ?」

アラクネ「それはそうよぉ、何ぃ? この呼び方は気に入らなかったかしらぁ」ニマリ

召喚士「そんなこと無いよっ! ありがとね、アッちゃん!」キラキラ

アラクネ「……あぅ……眩しいわぁ」

召喚士「え? 眩しいの? …薄暗い位だと思うけど……」キョトン

アラクネ「……気にしないで良いわぁ、少ぉし暗くて汚い所に慣れちゃっただけだからぁ」

召喚士「えっ? それって……」

アラクネ「気にしない気にしなぁい、そんな事よりぃ、もっと楽しいお話をしましょうよぉ?」

召喚士「……ん、それもそうだねっ!」

アラクネ「そうそうっ、お姉ぇさんどんな事でも答えちゃうわよぉ?」

召喚士「どんな事でもっ! えぇっ、どうしようかなぁ……」

召喚士(アッちゃんはあぁ言ってるけど……うぅ、いざとなるとどんな事を聞いたら良いか分かんないよ)

召喚士(変な質問しちゃったら恥ずかしいし……って、ダメダメ! こんな風に悩んでる方がアッちゃんに悪いよっ!)

召喚士(あぁもうっ! こうなったら!とにかくパッと頭に浮かんだ事をっ!)クワッ

↓1アッちゃんへの質問

召喚士「えっと、何か食べたい物とか、あと……そうっ! たい事とかはある?」

アラクネ「食べたいモノにシたい事ぉ?」

召喚士「うん、ホラ召喚獣って用事があって呼び出されるのが普通でしょ?」

召喚士「だからその、こういう機会に食べたい物とかしたい事が有ったら……」

アラクネ「あらぁ……ありがとぉ、召ちゃんってぇ、ホントに優しいのねぇ」ナデナデ

召喚士「ええっ!? そ、そんな事ないよっ! 普通だよっ」

アラクネ「そうかしらぁ? それじゃあ、そういう事にしておいてあげるわぁ」ヨシヨシ

召喚士「と、とにかくっ! ホラ! 何かないの?」

アラクネ「そうねぇ……特にお腹も空いてないしぃ、これと言ってやりたい事も無いわねぇ」

召喚士「えっ? そうなの?」

アラクネ「まぁねぇ、召喚獣が空腹を感じるのってぇ、大抵が魔力不足の時だしぃ」

アラクネ「今日は召喚されてからぁ、特に何もしてないしぃ」

召喚士「あ~そっか、そう言えば……でも、召喚の時の魔力が足りなかったりしてない?」

アラクネ「そんな事は無いわよぉ? むしろぉ、いつもよりも多くて溢れちゃいそうなくらいよぉ?」

召喚士「ホント? 良かったぁ……今日はいつもより魔力少なめだったから不安だっんだよ」

アラクネ「……えっ? 魔力少なめぇ? これで?」

召喚士「うん、昨日の夜に色々あって魔力を沢山使っちゃったから今日は本調子じゃなくって」

アラクネ「はぁっ? ちょっとちょっとぉ! そんな状態で召喚するって…危ないじゃないのぉ! こんなお話なんてしてる場合じゃ」

召喚士「えっ? 危ないってそんな大げさな」

アラクネ「大袈裟ぁ? 何を言ってるのぉっ! 魔力が枯渇したらどうなるかぁ、知らない訳じゃぁ無いでしょ?」

召喚士「枯渇って……あっ! ご、ごめんっ! その、本調子じゃないって言っても全然平気なんだよっ?」

召喚士「アッちゃんを召喚するのに魔力そんな使わなかったし、一週間召喚しててもへっちゃらだよっ?」

アラクネ「……へっ?」

召喚士「だから、えと、心配させてゴメンね?」

アラクネ「一週間って……そんな長期間の連続召喚をへっちゃら?」ボソリ

召喚士「……? えと、アッちゃん?」

アラクネ「……まぁ、そういう事ならぁ……心配は要らなさそうねぇ」

召喚士「あ、うんっ! 大丈夫っ! ホントに心配させるようなこと言ってゴメンね?」

アラクネ「良いのよぉ、私が勝手に心配しただけだからぁ」

アラクネ「それよりぃ、少しやりたい事を思いついたんだけどぉ……良いかしらぁ?」

召喚士「!! モチロンだよっ! それで? 何がやりたいの?」

アラクネ「んふふっ……狩りがしたいのぉ」

召喚士「えっと……かりって言うと」

アラクネ「狩りって言ったら狩りよぉ? ハンティングとも言うわねぇ」

召喚士「何と言うか……ちょっと意外かも」

アラクネ「あらぁ? そうなのぉ?」

召喚士「うん、なんて言うか……もっとお淑やか~な事をしたいんじゃないかなって思ってたから」

アラクネ「あらあらぁ、私ってそんなに大人しそうに見えるぅ? 嬉しいわぁ」クスクス

召喚士「だって、アッちゃんってあんまり戦闘向きの能力は無さそうだし……」

アラクネ「まぁ確かにぃ、戦闘向きの召喚獣と比べられたらぁ……そうなるわねぇ」

アラクネ「でもぉ、クモの半身はだてじゃないのよぉ?」

召喚士「あっ、 そっか! クモの巣を張って獲物を獲るってこと?」

アラクネ「そうねぇ……その方法もない訳じゃないけどぉ……まぁ実際にやった方が早いわねぇ」

召喚士「そっか……分かった! それじゃあ早速狩りに行こうっ!」

・・・

ガチャッ......キィィィッ......

アラクネ「へぇ~……予想はしてたけどぉ、人里とはそれなりに距離がありそうねぇ」ノソッ

召喚士「ん~そうだね、普通に歩いたら近くの里までは半日位かかるかなぁ」

召喚士「特に道も整備されてないし、たまに魔物も出るから人は滅多に来ないかな」

アラクネ「やっぱりぃ、でもそれなら周りの事を気にしないで済みそうねぇ」

アラクネ「ところでぇ、この辺りだとどんな動物がいるのぉ?」

召喚士「んっと、さっきも言ったみたいにこの辺りは魔物が出るからね……」

召喚士「魔物以外で狩りの獲物になりそうな動物となると、鳥くらいかなぁ」

アラクネ「鳥ねぇ……まぁ、獲物としては妥当なところねぇ」

召喚士「でもこの辺りの鳥は警戒心が強いし、低い所はあんまり飛ばないから罠で捕まえるのは難しいと思うよ?」

アラクネ「そうなのぉ……でもぉ、心配は要らないわぁ……んっ」シュルシュル

召喚士「あっ、やっぱり糸を使うんだ?」

アラクネ「えぇ……でもぉ、召ちゃんの想像してるのとは少し違うわよぉ?」シュルシュル

召喚士「??? 糸を張らないでそんなに長く……って、もしかして!」

アラクネ「あらぁ、分かったみたいねぇ? んふふっ、鳥を捕まえるならこれが一番なのよぉ」シュルリ

召喚士「投げ縄みたいにするんだよね? でも飛んでる鳥を捕まえるなんて……」

アラクネ「まぁ見てれば分かるわぁ……ところでぇ、貴女が持ってるそれって…投石器?」

召喚士「あっこれ? これはアッちゃんが狩りをするなら私もと思って」

アラクネ「へぇ~……狩りにスリングを使うなんてぇ、いまどき珍しいわねぇ」

召喚士「まだまだ練習中で小さい的には上手く当てられないんだけどね?」

アラクネ「そう……もしかしてそれぇ、手作りなのぉ?」

召喚士「……分かる? あはは……本を参考に作って見たんだけど、やっぱりどこか変かな?」

アラクネ「そんな事ないわよぉ? って言うか貴女って器用なのねぇ」

召喚士「えっ?」

アラクネ「本を見て作ったんでしょ? それでこれだけの物が作れるならぁ、才能あると思うわよぉ?」

召喚士「さ、才能って……もうっ! お世辞なんて言わないでよっ」

アラクネ「あらぁ? お世辞なんかじゃ無いわよぉ? 素直な感想……っと!」ビシュッ!

バサバサバサッ!

召喚士「へっ!? なななっ、なにっ?」

鳥「ギャーギャーギャー!!」バサバサッ

アラクネ「一丁あがり、よぉ」グイグイ

召喚士「す、スゴイ……本当に飛んでる鳥を捕まえちゃった……しかも会話しながら」

アラクネ「んふふっ、慣れればこの位は普通よぉ?」

召喚士「そんな事は無いと思う……うん、やっぱりスゴイよアッちゃん!」

アラクネ「あらぁ、そんなに素直に褒められると少し照れくさいわぁ」

・・・

アラクネ「んふふふっ、何だか今日はとっても調子が良いわぁ」ヒュンヒュン

召喚士(す、すごい……この短時間でもう四羽も捕まえちゃった……あっ)

アラクネ「は~い、五羽目っ」グイッグイッ

鳥「ギー! ギー!」バサバサッ

アラクネ「あらあらぁ、暴れても糸が食い込むだけよぉ?」ギチッ

鳥「ギー! ギー! ギー!」バタバタバタッ

アラクネ「……かぁわいいわねぇ」ニマリ

召喚士「っ!?」ゾクッ

アラクネ「んふふぅ……えいっ」プスッ

鳥「ギーッ! ギーッギー…ギッ……」ピクピク

アラクネ「んふふぅ、おやすみなさぁい」ナデリ

召喚士「……えっと、アッちゃん? ちょっと良いかな?」オズオズ

アラクネ「ん~? 何かしらぁ?」

召喚士「さっきからね、少~し気になってたんだけど……」

召喚士「そのぉ……鳥にやってるプスッ、ってやつだけど」

アラクネ「あぁコレェ? んふっ、こういう時に便利なのよねぇ」

召喚士「うん、便利だよね……でも、それってやっぱりその……毒、だったり」

アラクネ「んふふっ、そのものズバリ毒よぉ?」

召喚士「やっぱりそうなの!? なんでそんな、わざわざ毒なんてっ」

アラクネ「だってぇ、あんな暴れてたらお肉が痛んじゃうじゃないのぉ」

召喚士「……へっ?」

アラクネ「 ……何よぅ、そんな意外そうな顔してぇ」

召喚士「あぅ、そのっ……ゴメンね? てっきりもっと違う理由なのかなって」

アラクネ「あらあらぁ、失礼しちゃうわねぇ~」

召喚士「うぅぅ、だってアッちゃん一瞬すごく怖い顔してたし」

アラクネ「怖い顔ぉ? ……してたかしらぁ?」

召喚士「してたよっ! なんていうか…獲物をイジメてるネコみたいっていうか」

アラクネ「あ~……それはまぁ、多少はそういう気持ちもぉ」

召喚士「やっぱりあったんじゃんっ!」

アラクネ「仕方ないわよぉ、狩りなんてずいぶんと久しぶりにした物だからぁ」

召喚士「……したものだから?」

アラクネ「つい興奮しちゃってぇ~……てへっ♪」

召喚士「て…てへって……」

アラクネ「あぁんもうっ、そんなに引かれると悲しくて泣いちゃいそうだわぁ」ヨヨヨ

召喚士「……でも楽しめたなら何よりだよね、うん」

アラクネ「そうそうっ、楽しいは正義なのよぉ~」

召喚士(……なんか少し違うような気が)

アラクネ「でもそうねぇ……これだけ捕まえれば目標的には充分なんだけどぉ」

召喚士「へっ? 目標?」

アラクネ「あぁ、こっちの話だから気にしないでぇ?」

アラクネ「……そう、充分と言えば充分……でもぉ」

召喚士「えっと、何か問題でもあるの?」

アラクネ「うぅん、そういう訳じゃないのよぉ」

召喚士「??? それじゃあ何で迷ってる風なの?」

アラクネ「…んっとね、何だかもっと大きいのを狩りたいような気分にねぇ~」

召喚士「お、大きいの?」

アラクネ「あぁんっ、どうしようかしらぁ~……他にシたい事もあるしぃ~」

召喚士(よく分からないけど困ってる、のかな? そしたら……)

↓1 狩り続行 or 終了

召喚士「他にもしたい事があるならそっちもしてみない?」

召喚士「それにさっきも言ったけどこの辺りは魔物が出るからね」

召喚士「小型のならともかく、大型の魔物はアッちゃんと私だけだと少し危険かもだよ」

アラクネ「ふぅん? …そうねぇ、確かに私としても今日はガチな戦闘は避けたいわねぇ」

アラクネ「それじゃあ頃合いも良いしぃ、狩りはお終いにして次にイキましょっかぁ」

召喚士「うん、そうしよっ! それでアッちゃんは次に何をしたいの?」

アラクネ「あらあらぁ、そんなの決まってるじゃなぁい」

アラクネ「手元には取り立ての新鮮な獲物、体には心地よい疲労感」

アラクネ「と来ればぁ……次にする事と言えばぁ」

・・・

召喚士「……よい、しょっと! ふぅ~、これで良しっ」

召喚士「アッちゃ~ん! もう入って平気だよ~」

アラクネ「ん~……あらぁ、ステキなキッチンねぇ~」キョロキョロ

召喚士「えっ、ホント?」

アラクネ「ホントよぉ~、思ってた以上に広いし上手に整理されてるのもポイント高いわぁ~」

召喚士「そ、そう? …えへへっ、何かそう言われると嬉しいや」テレテレ

アラクネ「それじゃあ有るものの確認をさせてもらうわよぉ?」

召喚士「うん、どうぞ~っ」

アラクネ「それじゃあ……ん~、どれどれぇ」ゴソゴソ

召喚士「……ねぇねぇ、アッちゃん?」

アラクネ「ん~? なぁにぃ?」

召喚士「今更だけど、もっと他のことじゃなくて良かったの?」

召喚士「狩りをしたから獲物を料理しなきゃって思ったんなら、別に後で私が」

アラクネ「……召ちゃん、ちょっと来てぇ?」チョイチョイ

召喚士「えっ? 何か変な物でもあっt」

アラクネ「えいっ」ムニュッ

召喚士「ひへっ!? は、はっひゃんはにほっ!?」

アラクネ「全くぅ……貴女って思ってたより心配性ねぇ~」ムニムニ

アラクネ「でもねぇ、狩りも料理も私がホントにやりたかった事よぉ」ムニムニン

アラクネ「だからぁ、これからはそんな心配はしないで欲しいわぁ」ムニョムニョ

召喚士「……はっひゃん」

アラクネ「んふふぅ、さてとっそれじゃあ改めて確認開始よぉ」ゴソゴソ

召喚士「うんっ!」

アラクネ「んっとぉ~調味料はここにぃ……あらぁ? やけに沢山あるわねぇ?」

召喚士「あっそこは」

アラクネ「塩に胡椒に唐辛子…あっクミンにこれは…コリアンダー?」

アラクネ「他にも見た事ないのがあるしぃ……これってどうしたのぉ? 」

召喚士「それはその……前にちょっと遠い所に行ったことがあって、ね?」

召喚士「その時にそういうのが沢山売ってる所に連れて行ってもらったんだけど」

召喚士「売り場で私があんまり楽しそうにしてたからって、連れて行ってくれた人が記念にくれた物なの」

アラクネ「……へぇ~これだけの量となるとぉ、その殿方は何処ぞの名士さん?」

召喚士「うぅん、別にそういう訳じゃな……って、なんでその人が男の人だって分かったの!?」

アラクネ「あらぁ、そんなこと聞くまでもなく分かるわよぉ」

アラクネ「それにしてもぉ、可愛い顔して中々やり手ねぇ~」

召喚士「や、やり手?」

アラクネ「しかも無自覚、ねぇ……んふふ、罪作りですことぉ」ニマニマ

召喚士「???」

アラクネ「まぁそのことは置いといてぇ、スパイスもあったことだしぃ、これなら問題なく料理できそうねぇ」

召喚士「ホントに? 良かったぁ」

アラクネ「んふっ、それじゃあ早速料理するからぁ貴女はそっちで待っててぇ?」カチャカチャ

召喚士「えっ? そんな、私も手伝うよ」

アラクネ「んふふっ、良いから良いからぁ私に任せてぇ」

アラクネ「久し振りの料理だものぉ、一人で目一杯楽しみたいのよぉ」

召喚士「でも……うん、分かったそれじゃあ待ってるね? 手伝う事があったら呼んでね?」

アラクネ「えぇ、その時はお願いねぇ~」ヒラヒラ

カチャッ...パタン

召喚士「さて、と……ん~待ってる間どうしようかなぁ」

召喚士「まずはアッちゃんが座れるように物を移動して、新しいクロスをひいて、それから……ん?」

???「……」

↓1 誰と遭遇するか

1 触手
2 ユニコーン
3 白昼夢

ユニコーン「おっwwwハニーじゃんwwwオイ~ッスwww」

召喚士「あっユッくんおはよ~、今起きた……んじゃないよね?」

ユニコーン「あたぼ~よwwwちょっとwwwひとっ走りしてきたとこwww」

召喚士「そっかぁ、お疲れさま……えっと……ところでユッくん」

ユニコーン「ん~?www どったの?www」

召喚士「その、対した事じゃないんだけど……」モジ...

ユニコーン「あぁ~wwwもしかしてwwwおっさ」ニヨニヨ

召喚士「ど、ドリーは見かけなかった!? 今日はまだ一度も会ってなくって!」ワタワタ

ユニコーン「…まぁ良いけどwwwwアイツならwwwいつも通りwwwそこらを彷徨いてるっしょwww」

召喚士「そ、そっかぁ…うん、そうだよねっなに変なこと聞いてるんだろ私ったら、ハハハ……」

ユニコーン「……あぁそうだwww ハニーwww 調子の方は平気?www」

召喚士「へっ? 調子って?」

ユニコーン「いやほらwww 昨日の夜は盛大に爆発させたじゃん?www 」

ユニコーン「だからさwww ひょっとして疲れてたりすんじゃね?www って思った訳よwww」

召喚士「あぁそういう……うん、私は大丈夫だよ? むしろユッくんこそ大丈夫?」

召喚士「あの後、壊れた部屋の修理をお願いしちゃったし」

ユニコーン「おっほwww 心配してくれんのwww ウレピーwwww」

ユニコーン「ダイジョブダイジョブwww あの位www ヨユーヨユーってねwww」

召喚士「そか、それなら良いんだけど」

ユニコーン「そうだwww 昨日の事と言えばwwww いや~wwww 燃えてたね~www おっさんwwww」プークスクス

召喚士「えっ、あっ、んとっ……そだね」

ユニコーン「いやぁ~www ハニーのアレはwww いつ見てもwww 気分爽快wwww」

召喚士「気分爽快って……別にそんな面白いようなものじゃ」

ユニコーン「いやいやいやwww アレはwww 見てるだけで笑えるwww」

ユニコーン「特にwww 何とも言えない色の爆炎の中でwww うねってるおっさんがもうねwwww」

召喚士「そ…そっかぁ」

ユニコーン「まぁwww アレを食らってwww 少ししたらケロっとしてるおっさんはwww かなりwww キモイwww」

召喚士「……!」

ユニコーン「でもまぁwww あのしぶとさがwww おっさんらしいっちゃらしいけどwww」

召喚士「…えっと、ユッくん?」

ユニコーン「ん~www どったの~?www」

召喚士「んと……しょっくん、なんだけどさ?」

ユニコーン「おっさん?www おっさんがwww どうかした?www」

召喚士「その、なんて言うか……私のこと、何か言ってたりした?」

ユニコーン「何かってwwww 例えばwww どういう事よwww」

召喚士「だから……ほら、ヒドイ奴だとか…やり過ぎだとか」

ユニコーン「えっ」

召喚士「えっ?」

ユニコーン「……ちょっwwwww うはっwww ハニーwwwww マジかよwwww」

召喚士「えっ? えっ???」

ユニコーン「安心しなってwww あの程度www むしろwww 俺からしたらwww もっとやれってレベルwww」

召喚士「あ、アレよりもっと!? 」

ユニコーン「そうそうwww だからwwwww」

ユニコーン「おっさんにwwww 嫌われwww たんじゃwww とかwww 心配いらっwwww うぇっwwwww」

召喚士「ふぇっ? ……あ……あぁっ! ち、違っ! さっきのはそういう意味じゃっ!!」カァァァッ

ユニコーン「wwwwww 顔www がwwww 真wっw赤www 図星wwww イタダキマシターwwww」

召喚士「違うったら違うのっ!! 別にそんなっ、心配なんてしてないもんっ! ホントだよっ!!」

ユニコーン「そんなwww ムwwキwwにwww なるなってwwwww 萌えてまうやろーwwwww」

召喚士「うぅ……うぅぅぅぅっ! ユッくんのバカっ! 意地悪っ!!」

ユニコーン「うひひひっwwww サーセンwwwww」

召喚士「……はぁ、こんな事ならユッくんに聞くんじゃなかったよ」

ユニコーン「連れない事www 言うなってwww ハニーwww」

召喚士「……ふんだっ」プイッ

ユニコーン「ちょっwww 悪かったってwww あぁそうだwww そういやおっさん情報がwww 一つあったわwww」

召喚士「…しょっくんの情報?」

ユニコーン「そうそうwww なんかさwww おっさん朝っぱらからwww 出掛けてるんよwww」

召喚士「しょっくんが朝からお出掛け? ……何処に?」

ユニコーン「流石にそこまではwww でも何かwww 遊びに行く感じじゃwww 無かったなwww」

召喚士「そっか……朝から会わないとは思ってたけど、出掛けてたのかぁ」

ユニコーン「まぁwww 流石にちょっとwww 顔合わせ辛いとかwww そんな所かもねwww」

召喚士「えっ……それじゃ、やっぱり」

ユニコーン「おっとwww 違う違うwww 冗談だってwww そんなんwww おっさんのキャラじゃないしwww」

召喚士「……でも」

ユニコーン「おっさんのことだしwww どうせwww 大した理由なんか無いってwww」

召喚士「そう、かなぁ……?」

ユニコーン「そうそうwww 気にするだけwww 無駄無駄www」

ユニコーン「んな事よりwww なんかwww さっきから良い匂いがするんだけどwww 何か作ってんの?www」

召喚士「へっ? …あっ、ホントだ良い匂いが……って、いけないっ! 準備するの忘れてたっ」

ユニコーン「えっwww 準備ってwww 誰か来んの?www」

召喚士「んっと、来るっていうか来てる、かな? いまキッチンでお料理してくれてるの」

ユニコーン「なんですとwww 久し振りの来客www しかもwww 料理って事はwww まさかwww」

召喚士「うん、多分ユっくんの予想通りだよ」

ユニコーン「おっしゃぁぁっwwww キターーーーッwww 」

ユニコーン「誰なん誰なんwww 依頼人、な訳ないかwww そしたら里の知り合いとか?www あ…まさか…w 妹ちゃん、だったり?ww」

召喚士「ん~、残念っ! 違うよ~っ」

ユニコーン「えっwww マジでかwww なんだよwww 勿体ぶらずに教えt」

アラクネ「…なんだか騒がしいけどぉ、誰か来たのぉ?」ヒョコッ

ユニコーン「ぬおぉぉぉっwwww これはwww めっちゃレーキーなwwww チャンネーじゃないのwwww」

アラクネ「!!……額に一本角、それにこの清浄な気配……」

召喚士「えっと、紹介するね? 私のお友達の一人、ユニコーンのユっくん」

ユニコーン「チョリーっすwwww 貴女の白馬な王子様ことwwww ユっくんでぇ~っすwwww」

アラクネ「……なんだかぁ、思っていたより随分と軽薄ねぇ」

ユニコーン「おっとwww これはキッツイwww でもwww 堅苦しいよりwww こっちのがwww 親しみやすいっしょ?www」

アラクネ「それにしても極端な気がするわよぉ」

ユニコーン「え~www んなこたないっしょwww ハニーwww ちょっと言ってやってよwww」

召喚士「……ごめん、私も最初はちょっと話し辛かったかも」

ユニコーン「ちょっwwww ここでまさかのwww カミングアウトwwww ヒデェwww」

召喚士「で、でもっ! 最初だけだよっ! 今はそんなこと全然無いしっ!」アセアセ

ユニコーン「うはっwww ハニーの気遣いがwww 胸に痛いwwww ええいwww んな事よりwww その子の事をオセーテちょwww」

召喚士「あっそうだ紹介の途中だったねっ…んと、こちらはアッちゃ…じゃなくて、アラクネさんだよ」

ユニコーン「へぇ~wwww アラクネちゃんってんだwww 可愛い名前だn……って…w アラクネ?w」

アラクネ「……その様子だとぉ、ご存知ということかしらぁ?」

ユニコーン「あ~っと……w 機織りの腕がパネェっていう話しは……w」

アラクネ「あらぁ……そんな所を知ってるだなんてぇ、思ったより物知りなのねぇ」

ユニコーン「あれれ~www 何だかwww バカにされてねwww 初対面なのにwww ヒデェwww」

召喚士「そうだよアッちゃん! ユっくんはあんなだけど意外と物知りさんなんだよっ!」

ユニコーン「ちょっwwww ハニーwwww それはwww」

アラクネ「……私が言うことじゃないけどぉ、その言いぐさだとぉ」

召喚士「……え?」

ユニコーン「いやいやいやwww 皆まで言うないwww ハニーの気持ちだけでwww 胸一杯だよ~んwww」

召喚士「えっと~……?」キョトン

アラクネ「……何というかぁ、天然ねぇ」

ユニコーン「だろぉwwww だがwww それが良いwwww」

召喚士「天然って、えっ? もしかしていま変なこと言っちゃった?」

ユニコーン「べっつに~www 気にしなーいwww 気にしなーいwww」

アラクネ「同意だわぁ、気にしないで良いと思うわぁ……いまはそれより」チラッ

ユニコーン「?www」

召喚士「あっそうだアッちゃん、ここで話しててお料理は平気?」

アラクネ「あぁ、それなら平気よぉ……ただ、まきが

召喚士「えっと~……?」キョトン

アラクネ「……何というかぁ、天然ねぇ」

ユニコーン「だろぉwwww だがwww それが良いwwww」

召喚士「天然って、えっ? もしかしていま変なこと言っちゃった?」

ユニコーン「べっつに~www 気にしなーいwww 気にしなーいwww」

アラクネ「同意だわぁ、気にしないで良いと思うわぁ……いまはそれより」チラッ

ユニコーン「?www」

召喚士「あっそうだアッちゃん、ここで話しててお料理は平気?」

アラクネ「あぁ、それなら平気よぉ……ただそうねぇ、ちょっと薪が足りなくなるかもしれないわぁ」

召喚士「えっホントに!? ゴメンね、いま薪持ってくるから!」

アラクネ「ごめんなさいねぇ……あぁでも、急がないで良いのよぉ? 焦って怪我でもしたらいけないしぃ」

召喚士「あははっ、心配してくれてありがとっ、それじゃあちょっと待っててね!」

ガチャッ...パタン

アラクネ「……さて、とぉ……ユニコーンさん、貴方に少しお話g」

ユニコーン「おぉぉっ!www なになにーwww お話?wwwお話ってアレ?www 俺の趣味についてとかwww 聞きたいの?www んだねーwww 俺の趣味っつったらーwwww」

アラクネ「そこは別に興味ないわぁ」

ユニコーン「ちょっwwww んなバッサリwww」

アラクネ「聞きたいことは沢山あるのだけれどぉ……そうねぇ、まずは」

アラクネ「貴方が本当にユニコーンなのか、ぁ……そこを話して欲しいわぁ」

ユニコーン「……ん~?www いまなんて?www」

アラクネ「さっきは軽薄って言ったけどぉ、それ以外にも私の知ってるユニコーンと少し違うのよねぇ」

アラクネ

ユニコーン「え~www そんなこと言ったってwww ほらwww 個体差って奴じゃね?www」

アラクネ「さっきは軽薄って言ったけどぉ、それ以外にも私の知ってるユニコーンと少し違うのよねぇ」

アラクネ「特にぃ……こうやって私と普通に会話してる時点で普通ならあり得ないわぁ」

ユニコーン「いやいやwww なんでそーwww なるのwww」

アラクネ「あらぁ、簡単な話よぉ? だって私は処女じゃぁないものぉ」

ユニコーン「ちょっwwww いきなりそんなwww カミングアウトwwww」

アラクネ「カミングアウトも何もぉ、そんな事くらいユニコーンなら一目見た時点で分かるはずよぉ」

ユニコーン「え~www そんなこと無いってwww ほらwww 何事もwww 個体差とかがwww」

アラクネ「そんな人間の性癖みたいな話じゃ無いでしょう……召喚獣にとっての'特徴'は、ねぇ」

アラクネ「私がアラクネであるようにぃ、貴方がユニコーンならぁ……ユニコーンとしての特徴から外れるはずがないのよぉ」

ユニコーン「つまりwww ユニコーンならwww 全て処女厨じゃなきゃおかしいってかwwww」

アラクネ「ハッキリ言うならぁ、そういう事になるわぁ」

ユニコーン「なんてこったいwww」

アラクネ「……と言うかぁ、こんな召喚獣なら常識な事ぉ、今更改めて言うまでもないと思うのだけどぉ」

ユニコーン「あっれぇーwww そうなんだーwww 知らなかったわーwww」

アラクネ「……それとぉ、もう一つ……貴方から感じられる魔力の質だけどぉ、ユニコーンとは少し違う清浄なぁ」

ユニコーン「まぁまぁまぁwww そういう話はさwww 別にいいっしょwww だからなにって感じだしwww」

アラクネ「そうはいかないわぁ」

ユニコーン「えっ」

アラクネ「召喚獣が召喚しようとしたのとは別の何かだったとしてぇ、それを召喚した本人が知らないって言うのはおかしいわぁ」

アラクネ「可能性の話をすればぁ……貴方があの娘を騙してる事だって有り得るわぁ」

ユニコーン「なんじゃそらwwww そんな事してwww どうすんだってのwww」

アラクネ「……あくまでも可能性の話よぉ」

ユニコーン「んな訳ねぇってwww それにwww もし俺がハニーを騙してたとしてwww あんたに関係ないじゃんwww」

アラクネ「関係なくはないわぁ、だって私ぃ、あの娘のこと気に入ったんだものぉ」

ユニコーン「えっwww いまwww 何てwwww」

アラクネ「あらぁ、もう一度聞きたいぃ? 私はぁ、あの娘のことが好きになったのよぉ」

アラクネ「正直に言ってぇ、私はもう人間にこれっぽっちも興味が持てなくなってたのよねぇ……でも」

アラクネ「ほんの短い時間しか話していないけれどぉ……あの娘と話してたらぁ、随分と久しく楽しいって思えたのよぉ」

アラクネ「だからぁ、私にできることを一つでもぉ……あの娘のためにしてあげたいのよぉ」

ユニコーン「……」

アラクネ「あらぁ、笑わないのぉ? 自分で言っておいてなんだけどぉ、今の台詞は結構くさかったと思うのだけれどぉ」

ユニコーン「……笑って欲しいってんならwww 幾らでも笑ってやんよwww」

ユニコーン「でもwww ……アンタの言いたいこと、俺にも分かるからさ」

アラクネ「……!」

ユニコーン「そうだな……アンタの質問に答える事は、できない」

ユニコーン「でも誓っても良い、俺もハニーを……召喚士のことを大切な存在だと思ってる」

ユニコーン「これじゃあ、ダメ……かな?」

アラクネ「……貴方って思いのほか卑怯なのねぇ」

ユニコーン「……卑怯な奴は、信じられない?」

アラクネ「…いいわぁ、信じてあげる……でもそんな風に話せるなら最初からそうやって」

ユニコーン「ん? あぁ、やっぱそこが気になるか……まぁなんて言うか」

ガチャッ

召喚士「ゴメンね~っ、遅くなっちゃった!」

ユニコーン「あっwww ハニーwww おっ帰り~んwww」

アラクネ「えっ」

召喚士「ねぇアッちゃん、取り敢えずこのくらい有れば大丈夫かな?」

アラクネ「へっ? あっ、えぇそうねぇ…それだけ有れば足りると思うわぁ」

ユニコーン「そういやwww 料理作ってるんだっけかwww なに作ってんの?www」

召喚士「あっそう言えば私も何を作ってるか聞いてないや」

アラクネ「そう、ねぇ……さっき獲った鳥を使って野菜と一緒に煮込み料理を」

ユニコーン「ちょっwww 肉入りとかwww そしたら俺はwww 食えねぇwww」

召喚士「あっ、そう言えば」

アラクネ「……貴方、召喚獣なのに食べる気満々だったのぉ?」

ユニコーン「そらまぁwww いただけるものならwww いただきますともwww」

召喚士「えっと、いつもウチだと出来るだけみんなで食べるようにしてるから」

アラクネ「あらぁ、そうだったのぉ? それじゃあ悪いことしちゃったわねぇ」

ユニコーン「いや別にwww 気にしないでwww 良いけどwww」

ユニコーン「そしたらwww もうひとっ走りwww 行ってくるかなwww」

召喚士「えっ、行っちゃうの? 折角だしアッちゃんともっとお話したら……」

ユニコーン「いやいやwww そこはwww 2人水入らずでwww 色々と話しときなってwww」

召喚士「でも……」

ユニコーン「良いからwww 良いからwww あっそうだwww その前にwww 一個だけwwww」クルッ

アラクネ「……?」

ユニコーン「さっきの質問www アレだけどwww」

ユニコーン「ぶっちゃけwww 堅苦しいのがwww 嫌いなんだよねwww そんだけwww」

アラクネ「……まぁ、そんな所だろうとは思ってたわぁ」

ユニコーン「なんだwww ばれてたかwww そんじゃまwww ごゆっくりwww」パカパカ

召喚士「いってらっしゃ~い! ……ねぇねぇ、ユっくんとどんなお話してたの?」

アラクネ「…大した話はしてないわぁ……それよりぃ、料理の続きをしないとねぇ」

召喚士「あっ、そっか……そしたら私もこっちの準備をしておくねっ!」

・・・

召喚士「…ごちそうさまでしたっ!!」パチンッ

アラクネ「はぁい、お粗末様ぁ」カチャンッ

召喚士「はぁ~……初めて食べたけど美味しかったぁ~……」

アラクネ「ふふっ……口に合ったみたいで良かったわぁ」

召喚士「そりゃもぉ! って言うかアッちゃん料理すっごく上手だったんだね!」

アラクネ「まさかこの辺りでとれる物であそこ迄の物が作れるなんて……うん、尊敬しちゃう!」

アラクネ「あらあらぁ、そこまで褒められると恐縮ねぇ」

アラクネ「…でも、そうねぇ……嬉しいわぁ、ありがとう」ナデッ

召喚士「…えへへぇ」

召喚士「いっや~……それにしても、お腹一杯になったらなんだか……っ」クシクシ

アラクネ「あらあらぁ、召ちゃんはお眠かしらぁ?」クスッ

召喚士「!? ち、違うよっ! そんな子どもみたいなっ!」アタフタ

アラクネ「んふふっ、別に無理しなくても良いのよぉ?」

召喚士「無理してないよっ! それにお試し召喚の期限だってあるし」

アラクネ「あぁ、そう言えばそうだったわねぇ……時間はあとどれくらい?」

召喚士「んっと……あと5時間位、かなぁ?」

アラクネ「ふぅん、そう……それ位あればぁ……」ポツリ

召喚士「……? あっ! もしかしてやりたい事が?」

アラクネ「ん~……実は最後に一つだけ、どうしてもぉ」

・・・

召喚士「えぇっと~……こことかどうかな?」

アラクネ「ん~……あらすごぉい、いい感じよぉ」

召喚士「ホント? 良かったぁ丁度いい場所が有って」

アラクネ「えぇ本当にぃ……それじゃあ早速始めるとするわぁ」スッ

召喚士「所でアッちゃん、今更だけどここで何をするの?」

アラクネ「えっ? …あぁ、そう言えばまだ説明してなかったわねぇ」シュルシュル

召喚士「あれ? 糸を出してる……って事はまた狩りをするの?」

アラクネ「んふふっ、違うわよぉ?」ガシッ

召喚士「ひゃっ! あ、アッちゃん? えと、脇の下はそのっくすぐったいんだけど」オロオロ

アラクネ「んふふっ、大丈夫よぉ 天井のシミでも数えてる間に終わるからぁ」シュルシュル

召喚士「天井のシミって……ここ森の中だよ?」

アラクネ「あらあらぁ、言われてみれば確かにぃ……ならこの場合は木の葉の数とでも言うのかしらねぇ」

召喚士「えっとぉ……?」

アラクネ「まぁどうでも良いわよねぇ、そんな事よりぃ……」ツイッ

召喚士「ひゃっ!?」ビクッ

アラクネ「……そこの二本の木、何かを括るのに丁度良い間隔……そうは思わなぁい?」ニヤリ

召喚士「えっ? 何かって何のこ……あっ」

召喚士「えっと……もしか、して……アッちゃんのやりたい事って」

アラクネ「……んふふふっ」

・・・

シュッ...シュッ...ハラッ

「えっ……そんな風にしたらっ」

「んふふっ、だぁいじょうぶ任せて……私を誰だと思ってるのぉ?」

「あっ……うん、そうだよね……お願い、続けて?」

「えぇ勿論よぉ……んっ、ここはこんな風にして……」シュッシュッ

「わわっ、スゴイ……ここってこんな風に……」

「驚くのはまだ早いわぁ、見ててねぇ……ん、しょっ」シャッシャッ

「え、ええっ? 今どうやって……わぁぁっスゴイよっ!」

「んふふふっ、そんなに悦んでくれると私も嬉しいわぁ」

「…アッちゃんごめんね? 私ったら今まで勘違いしてた……コレってこんなに楽しいことだったんだね!」

「あらあらぁ、それじゃあ……もう少し、やってみるぅ?」スッ

「うん、お願い! もっと色々と教えて欲しいっ!」

「んふっ、分かったわぁ……それじゃあ今度はロケットをこんな風にして……」シュッシュッ

「えっと…こう、かな?」シュッ

「そうそう上手よぉ、召ちゃんったら中々筋が良いわぁ」

「ホントに!? えへへっ、そしたらこれからも続けてみようかなぁ……機織り」

触手「って何じゃそりゃぁぁぁぁぁっっ!!」 ガサガサガサッ

召喚士「ひゃぁぁっ!? えっ、なっ……しょっくん!?」

アラクネ「な……何このウネウネして気持ち悪いのはぁ」

触手「ワイかっ? ワイはいつもウネウネ這いよ……って! んな事はどうでもえぇ!!」

召喚士「えっ、いや、自己紹介はどうでも良くな」

触手「んな事はどぉぉぉでもええっ! それより何なんっ!? 今のは何やのっ!?」

召喚士「えっ……えぇぇ……?」

触手「嬢ちゃんと! そこのクモい別嬪さんは! 何しとったん言うてんねや!」

召喚士「何って……機織りだよ?」

触手「機織りだよ? じゃあらへんわ!!何でやねん! そこは、もっとこう……あるやないかっ! 流れ的にっ!」

召喚士「そんな流れって言われても……」

触手「こんなん納得いかへんわぁぁぁっ!! ワイには分かるでぇっ! 異世界の同志達の持て余したリビドーがぁぁぁっ!!」

アラクネ「……いきなり出てきた上に突然何を言い出すかと思えばぁ」フゥ

触手「ほ~~れ! やっぱりやっ! やっぱりこんなんじゃ同志達も納得いかん言うとるでぇぇぇっ!!」グネグネ

アラクネ「……と言うかぁ、そもそも同志ってどこの誰の事よぉ」

召喚士「ご、ごめんね? しょっくん…あ、ユっくんと同じで私のお友達なんだけど……その、たまにあんな感じでよく分かんない事を言うというか……」

アラクネ「ふぅん? つまり……おバカさんって事ねぇ?」

触手「あぁんっ? だぁれがおバカさんやっ! もっかい言うてみぃ! って言うかもっかい言ぅて下さいお願いします」ウネリ

アラクネ「……はぁ…コレのことぉ、だいたい理解できたわぁ……」

触手「ほ~う……? ワイの事を理解した、そう言うたかぁ? ほんならホレ! 大きな声で言うてみぃ!さん、ハイッ!」

召喚士「しょ、しょっくん! いつも言ってるけど女の人にあんまり変な事を言うのはっ」

アラクネ「…………はぁ……黙りなさぁい、このドの付く変態さぁん」ジトッ

触手・召喚士「!!?」

アラクネ「正直に言ってぇ、私は変態に構ってるヒマなんてないのよねぇ、分かるぅ?」

アラクネ「でも放っておいて騒がれるのも何だからぁ、アンタの要望に応えてあげるわぁ……感謝なさぁい?」

触手「お……おぉう?」ドキドキ

召喚士「あ……っちゃん?」

アラクネ「取り敢えずぅ、現状のアンタの言動と行動から察するにぃ」

アラクネ「アンタは私とあの子が"お楽しみ"な現場を覗いてたぁ……そういう事よねぇ?」

アラクネ「まぁ、どんな状況だと思ってたかは察し……が付かないわぁ、えぇ全くもって」ニヤリ

触手「ちょっとタンマ、何やいま不自然な間が」

アラクネ「気のせいよぉ、と言うかそもそもぉ」

アラクネ「さっきの私たちの会話でぇ、機織りをしている以外の状況なんてあり得ないわぁ」フンッ

触手「いやいやそんな事あらへん、ってかおいコラ! いま絶対オマン鼻で笑いよったよなぁ!?」

アラクネ「被害妄想よぉ、とにかく……アンタはそんな誤解のしようの無い状況を曲解するような歪んだ変態って事よぉ」ビシッ

触手「はぁぁっ!? オマッ言うに事欠いて何を!」

召喚士「ふ、2人とも落ち着いてっ! アッちゃん、その…しょっくんは変わってると思うけどそんな歪んだ変態だなんて言ったら」

触手「せやせやっ! ワイとワイの同志は歪んどらん! 正統派の変態紳士や! 訂正せんかいっ」

召喚士(あっ、変態って部分は認めるんだ)

アラクネ「どうでもいいわぁそんなのぉ、それいぜ」

触手「どぉぉぉでもよく無いわぁぁぁっ!! えぇか!? ワイらはYesおにゃのこ! NO犯罪! がモットーの健全なる変態なんや! だから断固として訂正をようきゅ」

アラクネ「話の途中よ黙りなさぁい、さも無いと裂くわよぉ……縦に」ギロッ

触手「スンマヘン黙りますんで、縦は勘弁して下さい」

アラクネ「まったくぅ……話の腰を折られちゃったわぁ」 フゥ

アラクネ「これだからぁ、躾のなってない変態は始末が悪いわぁ」グニグニ

触手「イタタッちょっ! 刺さっとる! 脚先が刺さっとるがな!」ビチビチ

アラクネ「あらぁ……それじゃあ止めて欲しいのぉ?」ジトッ

触手「もっと! もっとお願いしますっ! あっでもできたらも少し優し」

アラクネ「それじゃあお望み通りにぃ」ギリギリギリ

触手「んひぃぃぃっ! らめぇぇぇぇっ!」グネグネ

召喚士(何だか2人とも楽しそうだなぁ)

アラクネ「…はっ!? い、いけないわぁ…今日はこんな事してる場合じゃなかったわぁ」ズンッ

触手「」ビクンッビクンッ

アラクネ「ごめんなさいねぇ、変態なんかに構ってる場合じゃなかったのにぃ」

召喚士「へ? あっ、うぅん? 気にしないでっ!」

召喚士「しょっくんもアッちゃんも何だか楽しそうだったしねっ」

アラクネ「…若干、不本意だけどぉ……そう言ってくれると助かるわぁ」

触手「ま……待ってぇな……まだ、話は終わっとらん…でぇ……」ヒクヒク

アラクネ「あらぁ、まだそんな事を言う元気が有ったのぉ……踏み込みが浅かったかしらぁ?」

触手「あっ、いえ、これ以上やられると流石に穴が空きそうなので勘弁して下さい」

アラクネ「あらそぉ、別に一つや二つ増えた所で平気そうに思えるけどぉ」ジィッ

触手「いえ、あの、ホントに大丈夫なので、その話は置いといてですね、ワタクシとしては本題の方を話したいと言いますかね?」

アラクネ「本題ってぇ……アンタが変態かどうかじゃなかったかしらぁ?」

触手「それに関しては何と言うか、二時的と言いますか、本題はもう少し話を戻って戴きたくてですね、えぇ」ヘコヘコ

アラクネ「…回りくどいわねぇ、ハッキリ言いなさぁい」

触手「あっ、ハイ、それでは……さっきのお二人の言動描写に若干の作為を感じる、と言いますか」

アラクネ「……」

触手「正直に申しまして……非常に持て余している、と言いますか……ね? 分かるでしょう?」ウニョッ

アラクネ「……ねぇ召ちゃん、さっきアイツの事をお友達って言ってたのはぁ、私の聞き間違いじゃぁないわよねぇ?」

召喚士「ん? …えと、しょっくんは、その……いつも変な事を言うし、大嫌いって思う事もある……けど」

召喚士「やっぱり、私にとっては大切な……大切な、お友達だよ」

触手「……嬢ちゃんっ」フルフル

アラクネ「……そう……そこまでなのぉ」

アラクネ「そうなってくるとぉ……軋轢を残しておくのは得策じゃないわねぇ」

アラクネ「……仕方ないわねぇ、納得がいくかは知らないけどぉ…私の考えだけは話しておくわぁ」

触手「お……おおっ! ホンマでっか!?」

アラクネ「でもぉ、ちょっと待ちなさぁい……召ちゃん、ちょっとこっちに来てぇ」 チョイチョイ

召喚士「へ? うん……えっと、来たけどな、にっ!?」ガバッ

触手「!!?」

アラクネ「……ん~、思ってたより締まった体なのねぇ」ギュッ...ムニニッ

召喚士「ひゃっ!? あ、あのっ! アッちゃん何をっ!?」

アラクネ「んふふっ、大丈夫よぉ……変な事はしないから……ただ、ちょっと寝ててね?」プスッ

召喚士「いっ……! アッ……ちゃ……?」トサッ

//召喚士が寝ている間の事を描写するorしない
//安価↓

トサッ

触手「んなっ……! おまっ! 嬢ちゃんに何しおったぁっ!!」

アラクネ「大きな声を出さないで欲しいわぁ……少し眠っててもらっただけよぉ、安心なさぁい」

触手「……」ジリッ

アラクネ「信用できない、って感じねぇ……まぁそう思うのも仕方ないけどぉ、せめて私の話を聞いてから判断して欲しいわねぇ」

触手「……聞いたら理由に納得する、そう思うんか?」

アラクネ「えぇ、アナタなら納得してくれると思うわぁ……だからぁ……ね?」

触手「……分かった、ただし……納得できなかった時には」

アラクネ「ふふっ、煮るなり焼くなり縛るなり……好きにして、良いわよぉ?」

触手「……」ピクピクッ

クリスタ「名演技でしたよ。誉めてつかわします」

ユミル「やめろその口調むかつくから!!」

クリスタ「ベルトル君は海草持ってきてくれるかしら?」

ユミル「はぁ?無理に決まってんだろ。お前もそう思うから海草にしたんじゃねぇのかよ」

クリスタ「ありえないというのは分かってるんだけど、本当は少しだけ期待してるの」

クリスタ「自分のために身をささげてくれる男の人って女の子の憧れよね?」

ユミル「はいはい、乙女トークならアニとやってくれよ」

クリスタ「名演技でしたよ。誉めてつかわします」

ユミル「やめろその口調むかつくから!!」

クリスタ「ベルトル君は海草持ってきてくれるかしら?」

ユミル「はぁ?無理に決まってんだろ。お前もそう思うから海草にしたんじゃねぇのかよ」

クリスタ「ありえないというのは分かってるんだけど、本当は少しだけ期待してるの」

クリスタ「自分のために身をささげてくれる男の人って女の子の憧れよね?」

ユミル「はいはい、乙女トークならアニとやってくれよ」

間違えましたすみません
死にたい・・・

アラクネ「そうねぇ、それじゃあ何処から話そうかしらぁ」

アラクネ「……うん、やっぱり最初から話すのが良さそうねぇ」

アラクネ「まず、私が召喚されてすぐ……少し話した段階で私にはハッキリと分かったわぁ」

触手「……分かったって、何がや」

アラクネ「当然……この娘がとぉっても綺麗な"花"だって事よぉ」ナデッ

召喚士「……」スヨスヨ

触手「……花?」

アラクネ「えぇそうよぉ……優しい色と香り……きっとどんな物でも受け入れてくれる優しい花」

アラクネ「そんな娘だから……こんな汚れた私の本性を知って欲しく無い……だから眠ってもらったの」

触手「……ふむ」

アラクネ「……話が少しだけ逸れちゃったわねぇ」

アラクネ「結論を先に言うとぉ……私としてはこの子をどうこうしようって気はないのよぉ」

アラクネ「……すくなくとも、今のところはねぇ」

触手「んなっ!……そ、それはつまり、今後は分からんっちゅうことか?」 ドキドキ

アラクネ「でもぉ、アナタが想像するような事は今後もする気は無いわよぉ」

触手「はぁぁっ!!?オイ おまっ、なんやそれっ! どういうこっちゃ!」

触手「……はっ、まさか……ワイの想像を超えるような事をするいうこっちゃ……」

アラクネ「……普通そこはぁ、もっと別方向に考えそうな物だけどぉ……まぁ良いわぁ」

アラクネ「ある意味でぇ、それも正解と言えるしねぇ」

触手「んなっ……なんやてぇぇっ!!」

アラクネ「そうねぇ……さっき私はこの娘の事を綺麗な花だっていったわよねぇ?」

アラクネ「これは持論だけどぉ、綺麗で清らかな花を見付けてその場で摘んでしまうのはぁ……ハッキリ言って二流、三流がする事よぉ」

触手「んななっ!?」

アラクネ「何故ならぁ……今その時にどれだけ美しい花でもぉ、摘んでしまえばやがては醜く枯れ果て朽ちていくわぁ」

アラクネ「だから真の一流は……野に咲くそのままの姿を愛でるものよぉ?」

触手「ぐっ……で、でも待ってぇな! それって詰まる所は何にも手を出さんと、黙って見てろっちゅうこっちゃないか!」

アラクネ「……ふふふ……焦りは禁物よぉ……私がさっき、何と言ったか、よぉく思い出しなさぁい?」

触手「さっき言うた事……ん? んん? ……まさかっ!」

アラクネ「気付いたみたいねぇ……そう、私は野に咲く姿を"愛でる"と言ったのよぉ」

アラクネ「端的に言うとぉ、清らかな花をより美しく、そして健やかに育てるって感じかしらぁ」

触手「ぐぬぬっ……で、でもホンマにそないな事が……?」

アラクネ「フフフ……可能よぉ、当然の如く……ねぇ」 ニヤリ

アラクネ「ただし、その為にはある程度の準備……関係性の構築が必要になるわぁ」

アラクネ「そうで無いと結局は愛情の押し付けになっちゃうしぃ」

触手「か、かんけーせい? なんや急に話しがややこしゅうなって……」

アラクネ「あらぁ、そんな事ないわよぉ? 要はお友達になれば良いって事よぉ」

触手「トモダチィ? えっ、何やそんなんでえぇんならワイかてとっくに」

アラクネ「んふふっ、残念だけどぉ……アナタが考えているのとはすこぉし違うのよねぇ」

アラクネ「アナタは確かにこの娘のお友達、他でもないこの娘が言っていたのだから間違いないわぁ」

アラクネ「でもねぇ……私の予想ではアナタは友達は友達でも、"手の掛かる男友達"枠なのよぉ!」 ビシィッ!

触手「手の掛かる男友達、枠ぅ……? な、なんやそれ?」

アラクネ「読んで字の如しよぉ……正直に言って、アナタってこの娘に相当な迷惑を日常的に掛けてるんじゃなぁい?」

触手「……ソ、ソンナコトアラヘンヨー?」 ウニャリ

アラクネ「図星なのねぇ……まぁ、自覚があるなら手が掛かるっていう事の内容には触れないでも大丈夫そうねぇ」

触手「……ぐぬぬ」

アラクネ「それじゃあ話を進めるけどぉ……そうねぇ、先ずはここに可愛らしい服が一着あるのを想像してみてぇ」

触手「可愛らしい服? っちゅうんは、つまり嬢ちゃんが着とる様な地味ぃなんとはちゃうって事かい?」

アラクネ「そこは想像にお任せするわぁ、ここではそんなに重要じゃないしぃ」

触手「そか……ほんなら…………ぐへっ……ぐへへへへっ」 ウニョウニョ

アラクネ「……ちょっとストップ、質問良いかしらぁ?」

触手「なんや? 今せっかくえぇかんじに……うへへへぇ」 ニュルニュル

アラクネ「……念のため聞くけどぉ、他の事じゃなくて服の想像をしてるのよねぇ?」 ジトッ

触手「あぁん? あったりまえやろが、他になにがある言うんや」

アラクネ「そう……なら良いわぁ……この時点で結果が見えてるけれどぉ」 ハァ

触手「んで? 服は想像したでぇ? 次はどうするんや?」

アラクネ「そうね、そしたらぁ……アナタは想像したその服を召ちゃんにプレゼントしたくなった、とするわぁ」

触手「ふむふむ、当たり前のこっちゃな」

アラクネ「だからアナタは召ちゃんに直接プレゼントするのだけれど、さてぇ……」

アラクネ「アナタはなんて言ってその服を渡して、それに対して召ちゃんは何て返すかしら?」

触手「なんや回りくどいなぁ……でも、ん~~……」

・・・

触手『あっ! 嬢ちゃんえぇとこにおった! こっち来てみぃ!』 クネクネ

召喚士『しょっくん? どうかしたの?』

触手『あんなあんなっ? 今日はワイから嬢ちゃんにプレゼントがあんねやっ!』

召喚士『えっ、ホントに? わぁ~っ! 嬉しいなぁ~』

触手『へっへっへ、せやろせやろ? 今回はとっときやでぇ……これやっ!!』 ピランッ

召喚士『………えっ』

触手『ぬっふっふっ、どうや? コレを着たら嬢ちゃんの溢れ出る魅力で道行くヤロウはみーんな骨抜きに』

触手『ん? なんや嬢ちゃんそないにニッコリ笑いおっ……ちょ、待って? その杖は何で持っ』

召喚士『そんな布っきれだけで、お外にでられるわけないでしょぉぉっ!! しょっくんのバカァァァァァッ』 ピカッ

・・・

触手「ウェルダンはっ! ウェルダンはっ堪忍っ……って、ありゃ?」

アラクネ「……少し予想外のリアクションだけれどぉ……やっぱり失敗したようねぇ」

触手「な……なんでやっ!? なんで服を渡しただけであないな事にっ!?」

アラクネ「どんな事になったのかとかも気になるけどぉ……そこは置いておくとしてぇ」

アラクネ「さっきの感じからしてぇ、貴方ろくでもない代物を渡す想像をしたんじゃなぁい?」

触手「ぬなっ!? な……なんで分かったんやっ……まさかっ、心をっ!?」

アラクネ「……誰が見ても明らかだったから安心なさぁい」

アラクネ「て言うかそんなの直視してたらぁ、まずこうして面と向かって話してないわよぉ」

アラクネ「……その前に貴方が引き裂かれてるでしょうから、ねぇ?」 ニコリ

触手「引きさっ……冗談でもそないに簡単に裂くとか言わんといてぇな」 ダラダラ

アラクネ「ふふふふっ……嫌だわぁ、私は軽々しく冗談なんて言わないわよぉ?」 ニコニコ

触手(こらあかん、この笑顔はガチやわ)

アラクネ「まぁどうでも良い仮定の話は置いといてぇ、話を戻すわよぉ」

アラクネ「召しちゃんへのプレゼントって言ってるのにぃ、そこでいかがわしい服を渡そうとしてみたりぃ」

アラクネ「そういう所がダメなのよねぇ、根本からしてぇ」

アラクネ「相手への配慮とかより前に自分の欲望が前面かつ全面に出過ぎっていうかぁ」

触手(あれ? ワイはどないして会って数分のナオンにここまで罵られとるんやろ?)

アラクネ「これが一人でしている妄想ならいざ知らずぅ、こういう場面でもやらかしちゃう辺りが歪みないって言うか救いがないって言うかぁ」 クドクド

触手(あかん、何や泣けてき……いや、この感覚はむしろ……濡れるっ!?) ドロリッ

アラクネ「……ちょっとぉ、ちゃんと聞いてるのよねぇ?」

触手「へ? そ、そらもぅ! モロチ……モチロンやないかっ!」ウニョウニョ

アラクネ「ふぅ~ん……まぁいいわぁ、とにかく貴方がダメダメだって事は分かったわよねぇ?」

触手「……ぐぬぬ」

アラクネ「そこでぇ、やっと次のステップに進むわよぉ」

触手「次のステップ、かいな?」

アラクネ「えぇ、貴方は"手の掛かる男友達"枠な訳だけどぉ……私が目指すのは当然そこでは無いわぁ」

アラクネ「私が目指すのはぁ……言うなれば"頼りになるお姉さん"枠って所かしらぁ」

触手「頼りになる……お姉さん枠……っ! そ、それってどないな感じなんっ?」 ウネウネ

アラクネ「焦らなくても大丈夫よぉ……そうねぇ、具体的にはこんな感じかしらぁ」

・・・

アラクネ『……あらぁ、召ちゃんこんにちはぁ……良い所で会えたわぁ』

召喚士『あっ、アッちゃん! こんにちは~っ……? なにか用事でもあった?』

アラクネ『ふふふっ、そんな大層な物じゃぁないわよぉ……ただちょっと渡したい物があってねぇ』

召喚士『渡したい物って、私に……? え~何だろ~っ』

アラクネ『んふふっ、気に入ってもらえると良いんだけどぉ……どうぞぉ』フワッ

召喚士『へっ……うわぁぁぁっ! 綺麗なドレスだぁっ! ……でも、こんなに綺麗なの私が着ても似合わないんじゃ……?』

アラクネ『あらぁ、自信がないのぉ? ……ふふふっ、それじゃあ 似合わないかどうか……試してみましょう?』 スッ

召喚士『へっ? わ、わわっ!? ヤダッ! アッちゃん恥ずかしいよぉ~っ!!っ、ひゃっ……』 ワタワタ...ビクッ

アラクネ『大丈夫よぉ、髪のセットとかもちゃんとしてあげるからぁ……ぜぇんぶ、私に任せなさぁい』 ギュッ

・・・

アラクネ「……と、まぁこんな感じかしらn」

触手「おぉぉぉぉいっ! 何でそないな中途半端なっ! 続きはっ!? その後はどないな事になるんよっ!?」

アラクネ「……どうなるも何も無いわよぉ、ただの例え話だものぉ」

触手「そないな建前はどぉぉでもえぇわっ! とにかくその先の嬢ちゃんとおまんのキャッキャッウフフ的な状況描写をはよっはよっ!」 グネリグネリ

アラクネ「……別に話してあげてもいいけれどぉ」

触手「おぉっ!! ホンなら早速はなしっ」

アラクネ「その話を聞く間ぁ、少しずつ縦に割かれながら聞くのとぉ、端から微塵切りにされながら聞くのぉ……どちらがいいかしらぁ?」 ニコリ

触手「テクレナクテイイノデサキニススメテクダサイオネガイシマス」 ガタガタガタ

アラクネ「あぁらそう? とっても残念だわぁ」 ニコニコ

触手(異世界の同志達は縦に割かれるゆう意味が分かっとらんみたいやから、あえて説明しとくかい)

触手(えぇか? 先ずは横割きと縦割きの違いについてやけど)

触手(縦と横だと縦のが割かれる範囲がでかい訳や、詰まる所それだけ痛い訳や)

触手(しかもや、縦と横の最大の違い……それは、根元が繋がっとるかどうかや)

触手(横に割かれて根元が切り離されとったら少なくとも先っぽはもう痛い事ない……やけど)

触手(縦に割かれた場合は根元がつながってるさかい、単純に痛い範囲が倍になっとる訳や)

触手(それだけでもアカンっちゅうに、縦割きの場合は先っぽから根元まで神経が通ったままなんや)

触手(だからなわだっちゅう話だわな……一言で言うたら、追い打ちの危険性が有るっちゅうこっちゃ)

触手(先端まで神経が通ったままやからな、縦に割いて二つになった部分のそれぞれを先っぽから刻んだり潰したり……)

触手(アカン、想像しただけで怖気が……と、とにかく縦割きダメ、ゼッタイ! やでぇっ!!)

アラクネ「それじゃあ気を取り直して話を続け……? ちょっとぉ、聞いてるのぉ?」

触手「んえっ!? あ、あぁ聞いとる聞いとる!」

アラクネ「そう? 何だか上の空な雰囲気だったわよぉ?」

触手「気のせいやて、それよりホレっ! 話を進めようやないの」

アラクネ「……それもそうねぇ、何だかやけに時間がかかっている気がしないでも無いしぃ」

触手「せやな、いいかげんにせんと同士達も待ちくたびれてそうやしなぁ」

アラクネ「……まぁ、また横道に逸れはしたけれど私の目指す所は大体わかって貰えたかしらぁ」

触手「そこに関しちゃバッチリや! いっや~そんな美味しい立ち位置があるなんて考えてもみなかったわ!」

触手「……今からでもそっちに路線変更出来んかなあ?」

アラクネ「無理でしょうねぇ貴方には……あらゆる意味でぇ」 キッパリ

触手「そんなハッキリ言わんでも」

アラクネ「火を見るより明らかなんだからぁ、変に期待を持たせるよりマシじゃなぁい?」

アラクネ「それにぃ、私にしたってそこまでの関係になれるかは分からないんだしぃ」

触手「へっ? そうなん?」

アラクネ「当たり前じゃなぁい、そもそも私はこの先また会えるかすら微妙なのよぉ」

触手「んっ? ……あぁそか、そう言えばお試し召喚で来てるんやったなぁ」

アラクネ「そうよぉ、だからぁ私としては最低限また呼んで貰える様な下地を作っておきたいのよぉ」

触手「ふむ、下地ねぇ」

アラクネ「そうよぉ、だからぁ貴方が想像した様な如何わしい事は今回に関して言えば有り得ないわぁ」

アラクネ「そんな事をするよりもぉ、次に会える可能性を高めた方が最終的な実りは多いんだからぁ」

触手「成る程なぁ……ん? ちょっと待ってぇな」 ウネリ

触手「ワイの聞き間違いやなかったら、いまぁ"今回に関しては”って言わんかったかいな」

アラクネ「えぇ、間違いなくそう言ったわぁ」

触手「ってぇと、まさか……今回以降に関しては……」ウニョリ

アラクネ「……」 ニコリ

アラクネ(ここが、正念場よぉ……ここを潜り抜ければぁ……っ)キュッ

アラクネ「えぇ、そうねぇ……ひょっとしたらもしかすると」

アラクネ「貴方の想像するような事が起きる可能性も無きにしも非ずねぇ」ニコリ

触手「な……ななななぁぁぁっ!!? お、おまっ、そないなことを……っ!!」ゴゴゴゴッ

アラクネ「……っ」タラリ

触手「それはつまり……嬢ちゃんとオマンのイチャコラが見れるっちゅうことかっ!!」ドローンッ

アラクネ「……え、えぇ……場合によってはそうなるかもしれないわねぇ」 タジッ

触手「おっほぉっ!! ホンマかいなっ!?」

アラクネ「ふふふっ……その時が来たらぁ、見せてあげるわぁ」

アラクネ「百合の花が咲き乱れる花園を……ねぇ」ニヤッ

触手「おぉぉぉぉっ!! 姉御ぉぉぉぉっ!! 一生付いていきやぁぁぁぁっす!!」ウニョロウニョロ

アラクネ「あらあらぁ、そんなにハシャイでぇ……ふふふっ……」

アラクネ(予想以上のチョロさだわぁ) ニヤッ

触手「よおっし!! そうとなったらワイとしても姉御の為に一肌くらい脱がんといかんわなっ!」ウネリ

アラクネ「……へっ?」

触手「何にせよ姉御がおらんと百合も何もあらへんからなっ!」

触手「姉御が嬢ちゃんと仲良うなる為にも……ワイにも何か手伝わせてぇなっ!」ウニョリ

アラクネ「それは……有り難いのだけれどぉ……」ジィィッ

触手「……? 何やそんなジッと見おってからに」ウネウネ

アラクネ「……まぁ良いわぁ、そうしたら頼めそうな事があったらお願いするわぁ」

触手「おうっ! そんときゃまかせてぇなっ!」

アラクネ「とは言ってもぉ、あまり手伝ってもらえることが無さそうなのよねぇ」

触手「ん? どういう意味やのん?」

アラクネ「ん~~……さっきまで私が何をしていたか覚えているかしらぁ?」

触手「何って……嬢ちゃんと何や仲良ぅやっとったよなぁ?」

アラクネ「まぁそうなのだけれどぉ……さっき召ちゃんが言ってたけれどぉ、一緒に機織りをしていたのよぉ」

触手「おぉ~、そういやそないな事を言うとった気も……ん? 機織り?」

アラクネ「そう、機織りよぉ」

触手「あ~~……つまり、それで何か作って嬢ちゃんにあげようって感じだったんかい?」

アラクネ「えぇその通りよぉ……私が何かあげるとしたらこれが一番だものぉ」

触手「ほぉ~? やっぱり蜘蛛なだけにその手の物は得意って事なん?」

アラクネ「……蜘蛛だからと言うよりはぁ……」

触手「あり? 何かおかしなこと言うてもうたかい?」

アラクネ「まぁ、何にせよ得意なのは確かだから別に良いわぁ」

アラクネ「そういう事だからぁ、これに関しては特に手伝いは要らないのよねぇ」

触手「そうなんかぁ……ほんなら、どないなモンかちっと見せてもろてもえぇか?」

アラクネ「えぇ、良いわよぉ……と言ってもまだ殆ど出来ていないけれどぉ」スッ

触手「……ほぉ~、機織りってそないな風に機械を使わんでも出来るんかいな」

アラクネ「まぁねぇ、機械ができる前に行われていた方法だけれどぉ……問題なくできるわぁ」

触手「なるほどなぁ……ん? 所で材料の糸ってどないしてんの?」

アラクネ「あらあらぁ……それは愚問よぉ? 少ぉし考えれば分かるでしょぅ?」クスクス

触手「へ? ………あ、あぁ……つまり、全部姉御の……」

アラクネ「ふふふっ、正解よぉ……この身体もその点に関しては悪くないわぁ」

触手「ん? でも蜘蛛の糸って言うても確か出せる限界があったような?」

アラクネ「えぇ勿論あるわよぉ、でも……さっきご飯を食べたばかりだしぃ、今ならタペストリーだって余裕よぉ」

触手「は~そったら飯さえあれば出し放題っちゅう訳か……そらえぇなぁ」ウネリ

アラクネ「……いま何かぁ、いかがわしい事を想像してなかったぁ」ジロリ

触手「ほぁっ!? そそそそそったらことある訳ないやんな~に言うてんやろなぁホンマに~」ウネウネ

アラクネ「……まぁ良いわぁ、とにかく材料に事欠かないのは確かだしねぇ」

アラクネ「作業の進行にしてもぉ、素人の手を借りるより私がやった方が早いのよねぇ」

触手「むぅ……そらまぁ確かに……ん? なぁ姉御、ちょいと聞きたいんやけど」シュルッ

触手「これって、真っ白やけど……後で染めたりするん?」

アラクネ「あぁ、それに関してはぁ……そのまま渡すことになるでしょうねぇ」

触手「へ? そうなん? まぁ確かにこのまんまでもキレイやけど、ちっとばかし地味やない?」

アラクネ「そうかしらぁ? 召ちゃんの穢れのなさを表現するのには丁度良いと思うのだけれどぉ」

触手「ん~そう言われると、確かにえぇ気もするけど……な~んや物足りん気ぃがするんよなぁ」

アラクネ「そうは言ってもねぇ……流石に糸を染るのは専門外だしぃ、そもそも時間が無いわぁ」

触手「ん? って事は時間がかからんで色が付けられるんやったらどうするん?」

アラクネ「どうすると言ってもぉ、もしもの話をしても仕方がないじゃなぁい」

触手「えぇからえぇから! どうなん? やっぱ色つけたいんやないのん?」

アラクネ「……それはぁ、まぁ……その方が私としても織るのに楽しいでしょうけどぉ」

触手「おっしゃ! そったら糸を染めるんはワイに任しときぃっ!」ウネンッ

アラクネ「へっ? 任せろってぇ……貴方そんな事ができるのぉ?」

触手「用は糸に色を付ければえぇっちゅう事やろ? ほんなら……っ!」モッシャモッシャ

アラクネ「んなっ……い、いきなりどうしたのぉ? そんないきなり草なんて食べ始めてぇ」

触手「ふっふっふぅ……まぁ見ほきぃふぁ」モッチュモッチャグッチョ

触手「ん~……ぷふぅぅぅぅぅっ!!」プッシャァァァッ!!

アラクネ「いぃっ!? ……な、なんなのぉ今のはぁ?」ヒキッ

触手「ふぃ~……ホレッ、これ見てぇな」ヒョイッ

アラクネ「……? 見てってただの葉っぱじゃぁ……? えっと、えっ? これってぇ?」クルクルッ

触手「どや?キレイな黄色になりおったやろ? さっきの草は黄色が出るみたいなんよ」

アラクネ「……もしかして、他の色も出せるのぉ?」

触手「ん? いやぁ~そこら辺は材料にするモン次第なんやけど」

触手「んでも、ここらにあるモンで何を使えば何の色が出るかはだいたい分かっとるでぇ?」

アラクネ「それはぁ……何と言うか凄いけどぉ……どうしてそんな事を?」

触手「ん~? いやぁ最初は何となく洒落で道草を食ってただけなんやけどなぁ?」

触手「何や食った道草によっちゃぁこんな風に色が出る時がありおってなぁ」

触手「なんやおもろいから色々試してみてたっちゅう訳や」ウネリ

アラクネ「そうなのぉ……洒落で草を食べるって言うのはちょっと良く分からないけれどぉ」

アラクネ「これなら確かにぃ、糸に色を付けられそうねぇ」

触手「せやろせやろっ!」

アラクネ「でもぉ……色の元になる物はぁ、すぐに集められるのぉ?」

触手「……あ~……せやなぁ、色によっちゃぁちっとばかし時間が」

アラクネ「やっぱりそうよねぇ……まぁ近場で取れる色の中で作ればそれでぇ」

???「その話wwwwwwwちょっとwwwwwww待wwwっwwwwたwwwww」ズザザザザッ!

触手「んなっ!? このムダに騒々しい上に癪に触りおる話し方は……まさかっ!」

ユニコーン「ご存知wwww 白馬なwwww 王子様wwwww ユニコーンでっすwwwww ちょり~っすwwwwww」

触手「一々うっさいわ! て言うかオマンの出番は終わっとるやろが! 帰っとけやっ!」

ユニコーン「ちょっwwww 出番終了のお知らせとかwwww でもwwww そんなのwwww 関係ねぇwwwww」

アラクネ「……何だか一気に騒々しくなったわねぇ」フゥ

ユニコーン「ってアッレ~~wwww アッちゃんじゃないのwwww おっひさ~wwwww」

アラクネ「さっき会ったばかりの筈なのだけれどねぇ……あらぁ? 貴方ぁ、背中に誰かぁ……?」

白少女「……はぅぅ」ヒシッ

アラクネ「……ちょっとぉ、その子……まさか貴方ぁ、人里から攫ってき」

ユニコーン「ちょっwwwww おまっwwwww これはwwww 違うんだってwwww」

触手「おぉっ!? こらまたおぼこい嬢ちゃん……って、何やドリーかいな」

アラクネ「あらぁ? 貴方も知ってるって事は……まさか寄って集って幼気な女の子にぃ」ヒキッ

触手「ちょっ!? 何でそうなんねんっ! ワイらがそないな事をする訳があらへんがな!」

ユニコーン「そうそうwwww オッサンはともかくwwww 俺ってばwwwww 紳士だしwwwww」

触手「オイこらちょっと待てや駄馬」

アラクネ「……それじゃあ、その子と貴方達はぁ一体どういう関係なのよぉ」

触手「どういうって……まぁアレやな?」

ユニコーン「所謂ひとつのwwwww ナカーマwwwww」

アラクネ「……仲間ですってぇ? ……それじゃぁ、もしかしてその子もぉ?」

触手「せやでっ、こいつはドリー言うてな? ワイらと同じ、嬢ちゃんに召喚された召喚獣や」

アラクネ「……こんなに小さな女の子の召喚獣なんていたかしらぁ?」

触手「ん? あぁ、因みにドリーは別にその姿がホンマもんの姿とちゃうで」

ユニコーン「そうそうwwww まぁwwww 本当の姿は煙とか靄みたいな感じwwww」

アラクネ「それはそれで変わってるわねぇ……でもぉ、それならどうして女の子の姿になってるのぉ?」

ユニコーン「あぁwwww それはwwww」

触手「ドリーは自分の事を"見た"モンの望むモンやら何やらに姿を変えられるんよ」

アラクネ「望んだ物や何やらって……何だか具体的な様でアバウトねぇ」

触手「つっても大体はそん時に見たモンが望む姿になりよるんやけどなぁ」

アラクネ「望んだ姿に、ねぇ……って事はぁ」チラッ

白少女「……! ……あぅぅ」モジモジ

アラクネ「……」ヒキッ

ユニコーン「えっwwww ちょっwwww 何で無言でwwww 後退ったしwwww」アセアセ

アラクネ「……処女厨じゃないとか何とか言ってたけどぉ……むしろペドリフィ」

ユニコーン「ストップwwww ストーップwwww おかしいってwwww 何でそうなるのっwwww」

アラクネ「だってぇ、望む姿になるのでしょう? ……そういう弱々しい子がお好みなのねぇ?」ニッコリ

ユニコーン「ひぃぃっwwww 目がっwwww 笑ってないwwww」

ユニコーン「違うからwwww これは単にwwww 走る上でwwww 軽いからであってwwww」

アラクネ「それなら別にぃ、そんな弱々しい女の子で有る必要は無いんじゃなぁい?」

ユニコーン「それはwwww 多少はwwww 好みが混じってるのを否定はwwww」

アラクネ「……うわぁ」ジトッ

ユニコーン「あっ待ったwwww 今の無しwwwww だからwwww そんな目で見ないでwwwww」

アラクネ「……えぇ、そうねぇ……分かったわぁ、そうしてあげるぅ」

アラクネ「別にアナタの趣味がどうであれ私には関係無さそうだものねぇ」ニコリ

ユニコーン「いやwwww だからwwww オッサンも黙ってないでwwww 言ってやってよwwwww」

触手「オマン……嬢ちゃんを背中に乗っけても平気な面しよるなぁとは思っとったけど、まさかペドリ」

ユニコーン「うぇwwwww オッサンまでwwwww くっそwww もういいっwwwww 話を進めるwwwww」

触手「あん? そういやワイらの話を遮りおったけど、何ぞ話をしに来おったんかいな」

アラクネ「あらぁ、どんな話をしてくれるつもりだったのかしらぁ?」

アラクネ「もしもその背中の子みたいな少女の魅力について語るとかならご遠慮したいわぁ」

ユニコーン「違うからwwww いやホントwwww 話を進めさせてwwwwww」

アラクネ「そうねぇ、あんまり時間を無駄にしたくもないしぃ、手早く話してねぇ?」

触手「せやでぇっ! オマンと違ぅてワイらは忙しいんやからなっ!」

ユニコーン「うっわwwww この野郎wwww 言わせておけばwwww」

ユニコーン「まぁ良いけどwwww すぐにそんな態度wwww 取れなくなるんだしwwww」

触手「あん? そら一体どういうこっちゃ」

ユニコーン「ふっふっふwwww お二人さんwwww 何やらお困りの様子でしたよねwwww」

ユニコーン「ハニーへのwwwww プレゼントに使うものをwwwww 集める時間が無いだとかwwww」

アラクネ「あらぁ、タイミング的にそうかとは思ったけれどぉ……話を聞いていたのねぇ」

ユニコーン「おっとwwww 断っておくとwwwww 別に盗み聞きはしてないwwwww」

ユニコーン「ただwwww 風がwwww 困り果てるレディがいるのをwwww 教えてくれただけwwwww」

触手「はいはい、そういうの別にえぇからさっさと用件を言わんかいな」

ユニコーン「いやだからwwww 材料を集める時間が無くってwwww 困ってるんでしょwwwww」

ユニコーン「だったらwwwww その材料集めwwwww 俺がやってやんよwwwww」

触手「はぁ? 材料集めを?」

アラクネ「貴方がぁ?」

ユニコーン「ザッツライッwwwww この辺りにあるならwwww あっという間にwwww 採って来れるwwwww」

触手「そら確かに、オマンの足ならあっちゅう間やろうけど」

ユニコーン「だしょだしょwwww 採った草はホラwwwww ドリーに持っててもらえば良いしwwwww」

白少女「…………がんばるっ」キュッ

触手「はぁ~……成る程なぁ、そん為にドリーを背中に乗っけとったっちゅう事か」

アラクネ「それならそうと早くぅ……あらぁ、でもそうなるとぉ?」

ユニコーン「んwwww どったのwwww そんな考え込んでwwwww」

アラクネ「別に大した事じゃ無いのだけれどぉ……」

アラクネ「私達の話を聞いてからその子を探してここまで戻って来るなんてぇ」

アラクネ「いくら貴方が早くても時間がかかりすぎるんじゃぁn」

ユニコーン「ハイハイwwww それではwwww 早速行ってみまwwww SHOW wwwww」 バビュンッ

アラクネ「……」

触手「逃げおった……って! おいコラッ! 場所も聞かんと何処いく気ぃやっ!」

ユニコーン「おっとwwww そうだったそうだったwwwww メンゴメンゴwwww」

・・・

......カァー......カァー

召喚士「んぅ……? あれぇここは……?」 ムクリ

触手「おぉっ、嬢ちゃん! ようやっと起きよったか!」

召喚士「しょっくん? ……って、あれ? 私は今まで何して?」ポケーッ

触手「何やまだ寝ぼけとるんか……あ~、嬢ちゃんはなぁ」

アラクネ「寝ていたのよぉ、グッスリとぉ……疲れが溜まってたのよきっとぉ……ねぇ?」ニコリ

触手「お、おぉ! そうそう! いっやぁ~ホンマにキモチ良さそうに寝とったでぇ」ウネウネ

ユニコーン「あんまりにもwwww グッスリだからwwww 少~しヒヤヒヤしたよwwww」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「へっ? ユっくんにドリーまで……何で皆してここに?」

触手「あ~せやなぁ……やっぱそれについては」チラリ

ユニコーン「姐さんからwwww 言うべきっしょwwww」

召喚士「姐さん? それって……もしかして」

アラクネ「私の事よぉ……少し不本意ではあるけれどぉ」

触手「不本意ってなに言うてはるんですか姐さんってば!」

ユニコーン「そうそうwwww そんなこと言ってwwww 内心じゃwww 嬉しいくせにwwww」

アラクネ「貴方達からそんな風に呼ばれてもちっとも嬉しく無いのだけれどぉ」フゥ

触手「そったら更に親しみを込めてアっちゃんって呼んだ方がえぇかい、アっちゃん?」

ユニコーン「んほっwww アっちゃんが望むならwwww 是非もなしだぜwwww アっちゃんwwww」

アラクネ「……やっぱり姐さんで良いわぁ」ハァ

召喚士「えっと……それでその、どうなってるの? ……姐さん?」

アラクネ「……何で召ちゃんまでその呼び方をするのよぉ」ガクッ

召喚士「ふぇっ!? あっ、いやっ! 何だか今アっちゃんって呼ばれるの嫌そうだったから……そのぉ」モジモジ

アラクネ「……もうっ、バカなことぉ言わないでぇ? そこの変態達と召ちゃんが同じな訳ないでしょぉ?」スッ

アラクネ「召ちゃんにならぁ……むしろドンドン呼んで欲しいくらいなのよぉ?」ナデッ

召喚士「ホ、ホントに? ……はぁぁ、良かったぁ」ホッ

ユニコーン(あっれぇwwww なんか今www サラッと変態扱いされたんだけどwww ツッコミなしっすかwwww) ボソボソ

触手(だぁほうが、そないな当たり前のことにツッコンどったら日が沈んでまうやろ)ボソボソ

ユニコーン(いやいやwww オッサンと一緒にすんなwwww 俺ってばwwww メッチャ紳士なんですけどwwww)ボソボソ

白昼夢(……ダメダコリャ……)フィヨフィヨ

召喚士「それじゃあ、その……色々と説明してもらっても良い?」

アラクネ「えぇ、勿論よぉ……そうねぇ、簡潔に言うとぉ、私のお手伝いをしてもらっていたのよぉ」

召喚士「へっ? アっちゃんのお手伝い? ……しょっくん達が?」

アラクネ「えぇ、本当は私だけで何とかするつもりだったのだけどぉ」ゴソッ

アラクネ「皆が手伝ってくれたお陰で想定外に良い出来の物になったわぁ」フワッ

召喚士「……わぁぁぁっ……スゴイ、きれい……これって」

アラクネ「マフラーよぉ……良かったら着けてみて欲しいのだけれどぉ」

召喚士「えぇっ!? 私が着けていいのっ!? ここここんなにキレイなのを私がっ!?」

アラクネ「えぇ? 当たり前じゃなぁい、だってコレは貴方へのプレゼントなのよぉ?」

召喚士「えっ……えええぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

アラクネ「……驚くとは思ってたけれどぉ、その反応……もしかして、イヤだったかしらぁ?」

召喚士「えぇっ!? ちちちち違うよっ! 全然そんなんじゃなくって! なんていうかそのえっとっ!」ワタワタ

召喚士「………こんなにキレイな物、私みたいなのが貰っちゃって良いのかなぁ……って」

アラクネ「……私みたいなのがぁ?」

召喚士「だ、だって! 私って、その……地味……だし」モジモジ

召喚士「そんなにキレイな物なら、もっと似合いそうな人が持つべきなんじゃ、って……」

アラクネ「成る程ねぇ、そういうことぉ……召ちゃんらしいと言えばそうかもしれないわねぇ」フゥ

アラクネ「でもねぇ召ちゃん……それでも、そのマフラーは貴方が身に付けるべき……いいえっ」

アラクネ「貴方だけにしか身に付けられない物だと断言するわぁ」

召喚士「私だけにしか、身に付けられない……?」

アラクネ「そうよぉ? 最初に言ったでしょぅ、皆に手伝ってもらったってぇ」

アラクネ「具体的にはぁ、糸染めに必要な材料集めとぉ、糸の加工を手伝ってもらったのよぅ」

召喚士「え……えぇぇっ!? 材料集めはともかく、加工ってそんな事できたのっ!?」

触手「なんや嬢ちゃんこないな事、今更そないに驚くことや無いやろ」

ユニコーン「そうそうwww 今更今更www 英語で言うならwww ナウディッシュwwww」

召喚士「それはまぁ、そうかもしれないけど……でもやっぱり意外な感じはするよ」

アラクネ「そこに関しては私も同意するわねぇ、普通はあんな事できないものぉ」

触手「それは嬢ちゃんと姐さんの認識不足っちゅう感じやね」

ユニコーン「禿げ上がるほどwww 同意wwww」

触手「まぁそこら辺はなっ! こん先いくらでもジックリたっぷりシッポリ分かりあっていこうやないの!」ウニョウニョ

アラクネ「……まぁとにかくぅ、そういう訳だからこれはやっぱり召ちゃんに受け取って欲しいのよねぇ」

召喚士「アっちゃん……うん、分かったよ」

召喚士「ホントはね? すっごく、すっごく嬉しかったの……ありがとっ」ニコッ

アラクネ「ふふふっ……その言葉が聞けて何よりだわぁ」ニコリ

触手「おぉっ! ワイらも頑張ったかいがあったっちゅうモンやなぁ!」

ユニコーン「うんうんwwww 特に俺はwwww 体はったもんなぁwww 文字通りwwww」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「えっ、ユっくんが体をって……もしかして材料集めって危なかったりしたの?」

ユニコーン「ん?wwww あぁwww 別にそういう訳じゃなくってwwww」

触手「せやでぇ、危険とかとちごうて……単純に材料を提供したっちゅうだけやでっ」ウネウネ

召喚士「へっ? 材料を提供って……どういう意味?」

触手「ん~? いや別に大したことやあらへんよ? ただ毛をちっとばk」

アラクネ「しっ! 余計なことは言わなくって良いのよぉっ!」 グニッ

触手「おほぉっ!? そ、そない急に握らんといてぇぇっ」グネグネ

召喚士「えっと……アっちゃん?」

アラクネ「き、気にしないでぇ……って言っても無駄、よねぇ」

アラクネ「……聞かれない限り言わないつもりだったのにぃ……おバカさぁん」ジトッ

ユニコーン「うはwwww ゴメスwwww でもハニーならwwww 別に平気じゃねwwww」

アラクネ「そうだったとしてもぉ、平気なのと嬉しいのとは違うのよぉ」

召喚士「あのアっちゃん、話が見えないんだけど……教えてくれる?」

アラクネ「……そのマフラーはぁ、私の出した糸を織った物ってことは分かってるぅ?」

召喚士「へ? あ、うん……さっきは私も一緒に機織りしたし、分かってるよ?」

アラクネ「そう……ならぁ、私の出す糸の色は覚えているかしらぁ?」

召喚士「うん、覚えてるよ……キレイな白だったよね」

アラクネ「ふふっ、キレイと言ってくれるのは嬉しいわぁ……でもぉ」

アラクネ「そのマフラーの色……よぉく見てもらえるかしらぁ」

召喚士「よく見る? ん~……? 色んな色があるけど、とってもキレイだよ?」

アラクネ「そうねぇ……じゃあ、白い部分をよぉく見てみてぇ」

召喚士「白い所……あれっ? 改めて見てみると、角度によってちょっと色合いが違う……?」

召喚士「ってことは、もしかして白い部分の糸も元のままの色じゃない、ってこと?」

アラクネ「その通り、正解よぉ」

召喚士「へぇ~……スゴイねっ! 角度で色合いが変わる色なんて見たことないよ!」

アラクネ「………そうねぇ、実は私も今日始めて知ったのよぉ」

召喚士「そうなの? へぇ~……それじゃあ、どんな物を使ったらこんな色が出せたの?」

アラクネ「……それはぁ」チラッ

ユニコーン「正解はwwww 俺チャンでぇ~~っすwwwww」ババーンッ

召喚士「へっ? ユっくん? ……えっ? それってどういう……」

触手「どういうも何もそのまんまやでぇ?」

ユニコーン「いえっすwwww その色はwwww 俺チャンの毛がwwww 材料なのだ~wwww」

召喚士「……えっ」

ユニコーン「いっやぁ~www 最初はwww ちょっとした冗談のつもりだったのにwwww」

ユニコーン「試しにやってみたらwwww 予想外にキレイだったというwwww」

触手「ホンマになぁ……世の中には意外なことがぎょうさんありおるわ」

ユニコーン「いやいやwww そこはwww 至極当然な流れっしょwww」フフンッ

触手「勝手に言っとれ、ったく……何でオマンの毛なんぞワイが食わなアカンねんな」

ユニコーン「おいおいwww それに関しちゃwww 俺だって言いたいことがwwww」

召喚士「えっ? えっ? ちょっ、ストップストップ!」

召喚士「えと、いま何か会話の流れ的におかしな単語が聞こえた気がしたんだけど……」

触手「ん? そないなこと、言うたかいなぁ?」

ユニコーン「いんや?www 特にネタはwww 仕込んでないwwww」

召喚士「でも、いま確かにユっくんの毛をしょっくんが食べるって……」

ユニコーン「あぁwww その事かwww」

触手「なんや嬢ちゃん、そないな所が気になっとったんかいな」

アラクネ「普通ならぁ、間違いなく気になると思うけどねぇ」

召喚士「あ、あの……アっちゃん? つまりその……どういう事なの?」

アラクネ「……この際だしぃ、言葉で聞くより実際に見た方が早いでしょうねぇ」フゥ

触手「おっ? そったら事なら……やってみるかいな?」

アラクネ「えぇ、ササっと済ませてぇ」

触手「時間もそないにあらへんしなぁ……ほんだら」モッシャモッシャ

召喚士「へっ? ど、どうしたのしょっくん!? いきなりそんな、草なんか食べ始めて……」

・・・

触手「まぁ、こないな感じで糸に色を付けた訳やなっ! ……ん?」ウネリ

召喚士「……」ズーン

触手「えっと……嬢ちゃん? そないに暗い顔しおってどないしたん?」

召喚士「えっ? あ……べ、別にそんな顔なんてっ! 気にしないでっ?」アセアセ

アラクネ「……無理しないで良いのよぉ? 決して気持ちの良いことじゃぁ無いものぉ」ソッ

召喚士「アっちゃん……」

ユニコーン「そうそうwww いくらキレイでもwww おっさんのゲロとかwww キショイわwwww」

触手「は……はぁぁっ!? なんやそれっ! 」グネッ

触手「そったら事を言うんやったら、オマンの抜け毛が入っとるんも充分に気色悪いやろがっ!」グネグネッ

ユニコーン「オイこら待てwwww 抜け毛と違うだろwwwww おっさんが引っこ抜いたくせにwwww」

触手「うっさいわ!抜いたんでも抜けたんでも、どっちにしろ抜け毛や抜け毛!!」

ユニコーン「コイツwwww て言うかwwww 俺だってwww 言いたい事があるわwwww」

ユニコーン「なんでよりによってwwww おっさんにwww 自分の毛をwwwww」

ユニコーン「どうせ食われるならwwww もっと可愛いwwwwヤンデレ風なwwww おにゃのこを希望するwwww」

触手「あぁぁん!? そないなこと言うたならワイかてべっぴんなナオンn」

アラクネ「はぁい、お二人さぁん? そこでストップよぉ」

触手「なんや姐さん! 止めんといてやぁ!!」

ユニコーン「そうそうwwww このおっさんにwwww 一度ハッキリと思い知らs」

アラクネ「黙れ、と言っているのだけれどぉ……あぁそれともぉ、ちょくせつ息の根を止めてあげれば良いのかしらぁ?」ギチギチッ

ユニコーン「……ごめんなさい」ガタガタガタガタ

触手「……えろう……えと、ごめんなさい……なのであの、ちょっとそれはご勘弁を願いたいなぁ、なんて……」フルフル

アラクネ「あらぁ、良かったわぁ二人が素直でぇ……召ちゃんにこれ以上見苦しい物を見せないで済んでぇ」ニッコリ

ユニコーン・触手(ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ)ガタガタブルブル

アラクネ「まったくぅ……貴方達ぃ、少し冷静になったら一度よぉく周りを見てご覧なさぁい」

触手「へっ? ……あ」

ユニコーン「……ハニー……」

召喚士「……」

アラクネ「貴方達にもそれぞれ思う所が有ったのだろうけどぉ、ちょっとタイミングを考えて欲しかったわねぇ」

アラクネ「……ごめんなさいねぇ、召ちゃん……本当に、色々と」ソッ

召喚士「……アっちゃん?」

アラクネ「作り方についてぇ、色々と言いたい事もあるとは思うわぁ……でもねぇ?」

アラクネ「あの二人もぉ、あんな事を言ってはいるけれどぉ……嫌々やっていた訳じゃないのよぉ?」

召喚士「えっ? そうなの?」

アラクネ「えぇ、材料に自分の毛を使おうって言ったのはユニコーンだしぃ」

アラクネ「オジサンもぉ、これなら召ちゃんが喜びそうだってノリ気でやっていたわぁ」

アラクネ「だからぁ……二人に無理をさせたかもぉ、なんて思わないで良いのよぉ?」

アラクネ「さっきの言い合いだってぇ、テレ隠しみたいなものなんだからぁ……そうよねぇ?」チラリ

触手「へっ? あ、あぁっ! そりゃぁもう!」グネリ

ユニコーン「姐さんのwww 言うとおりっすwwww」

アラクネ「ほらねぇ? だからぁ、少なくとも召ちゃんが変に心配したりしないで良いのよぉ」

召喚士「……二人とも、ホントにイヤじゃ無かったの?」

ユニコーン「いやいやwww ホントもホントだってwwww」

召喚士「……」ジィッ

触手「……あ~……いやまぁ、イヤじゃ無かった言うんは確かに違うかもしれんわなぁ」

アラクネ「……!」ピクッ

ユニコーン「ちょっwww おっさんwwww」

触手「で言うか、駄馬の毛に限らずそこらの草かて別に食ってて楽しくは無いわな」

触手「せやけどな? そないな事は別にどうでもえぇ事なんよ」

召喚士「……どうでも良い?」

触手「せやで、そらワイかて知らん人の為にやれ言われてもやりとうないわ」

触手「せやけどな? それがこと嬢ちゃんのためっちゅうんなら話は別や」

召喚士「へっ?」

触手「それで嬢ちゃんが喜んでくれるっちゅうんやったら……むしろ喜んでやらせてもらうわ」

ユニコーン「あぁwww そういうことかwww それは俺も同意だわwww」

召喚士「ユっくんも、そうなの?」

ユニコーン「当たり前っしょwww ハニーのためならwww たとえ火の中www 水の中www」

触手「うんうん……土の中、雲の中、ほんでスカートのn」

ユニコーン「おいwwww コラwwww 言わせねぇよっwwww」

触手「あぁん? なんやそないなこと言うなや! オマンかて思っとったやろ絶対!」

ユニコーン「そこは置いとけってwww 話がwww 進まねぇからwww」

触手「そったらオマンはっ! 嬢ちゃんのスカートの中身がどうでもえぇと! そう言うんか!?」

ユニコーン「ちょっwww おまっwww そんなのwww ……気になるに決まってるじゃんwwww」

触手「やっぱりやないかい! なぁ~に誤魔化そぉしとんねん!」ウネウネ

ユニコーン「あぁクッソwww このオッサンwww マジうっぜwww」ガッガッ

アラクネ「……何なのかしらぁ、この茶番はぁ」ハァ

召喚士「あ、あははは……まぁ、2人はいつもあんな感じだから……ね?」

アラクネ「まぁそれはきっとそうなんでしょうけどぉ……私が言いたいのはその事じゃぁ無くってぇ」

アラクネ「テレ隠しするなら別にやりようが有るだろうにって事なのだけれどぉ」ボソッ

召喚士「へっ? えっと……ゴメンね? 今なんて?」

アラクネ「……ふふっ、何でもないわよぉ? そんなことよりぃ、私の言った通りだったでしょぅ?」

召喚士「あっ……うんっ、二人があんな風に思ってくれてるなんて……ビックリしちゃたよ」ポリポリ

アラクネ「それもぉ、召ちゃんの人柄があってこそだと思うけれどねぇ」

召喚士「へっ? わ、私の人柄って……そんな大層なものじゃ」アセアセ

アラクネ「謙遜することはないわぁ、だってぇ……それは私から見ても同じなんだものぉ」

召喚士「えっ? アっちゃんも……って、それはえぇっと」

アラクネ「私にしたってぇ、誰とでも仲良くだなんて思って無いしぃ……」スッ

アラクネ「それ以上にぃ、こんな風にプレゼントをしたいだなんてぇ……久しく思わなかったわぁ」クイッ

召喚士「ひゃぃっ!? あ、アっちゃんっ! そ、その……首すじは、えと……」モジモジ

アラクネ「……あらぁ……もしかしてぇ、弱いのかしらぁ? ……イイことを聞いたわねぇ」ニヤリ

召喚士「え……それって、あの……えっ?」タラリ

アラクネ「……なぁんて、ねぇ……ふふふっ、ただの冗談よぉ」クスッ

召喚士「じょ、冗談……も、もうっ! 変なこと言わないでよアっちゃん!」

アラクネ「ごめんなさぁい? 召ちゃんの反応が可愛らしくてぇ、つい……ねぇ?」

召喚士「う~……そこで可愛いとか言われても嬉しくないよっ」ムスッ

アラクネ「……もうそろそろ、かしらねぇ」

召喚士「……? もうそろそろって、何が……あっ」ハッ

召喚士「もしかして……お試し召喚の召喚期限にっ!?」

アラクネ「えぇ、魔力の感覚的にぃ……あと2、3分って所かしらねぇ」

召喚士「そんな……まだ、お話ししたいことが沢山……」シュン

アラクネ「そうねぇ、私も同じよぉ……でもぉ、だからこそコレが間に合って良かったわぁ」スッ…シュルリ

召喚士「……!」スルスルッ

アラクネ「あらあらぁ……思った通りぃ……うぅん、思ってた以上ねぇ」ニッコリ

召喚士「あ……アっちゃ、これ、この、マフラー……すごいよっ」ギュッ

召喚士「軽くて、柔らかくて、それにとっても…あったかい……っ」

召喚士「……みんなの、あったかさが一杯で……こうしてるだけで、何だか……」ウルッ

アラクネ「……ダメよぉ、召ちゃん? 女の涙はぁ、こんな所で使うモノじゃぁないわよぉ?」ソッ

召喚士「だ、だってぇ……勝手に溢れて、止まらないんだもん」グスッ

アラクネ「まぁったく……しょうがない子ねぇ、召ちゃんは」ナデナデッ

召喚士「……ぅ~」グシグシ

アラクネ「別にぃ、今生の別れじゃないんだからぁ……また会えるわよぉ」

召喚士「それは……アっちゃんが、人間ならそうだけどっ! ……アっちゃんは、召喚獣で……」

アラクネ「えぇ、その通りよぉ……でもぉ、それでも会いたいなら会うことは可能じゃなぁい」

召喚士「えっ……? それって、どういう……」

アラクネ「……あらぁ? もしかしてぇ……知らなかった、のかしらぁ?」

アラクネ「お試し召喚はぁ、確かに一日限りの限定契約でぇ、それ以上の強制力は無いわぁ」

アラクネ「でもぉ、召喚獣と召喚者の双方が契約の延長を望んだ場合はぁ、媒体の授与と再召喚で正式契約が可能なのよぉ?」

召喚士「えっ……えっ? それってつまり………えぇぇぇっ!!?」

アラクネ「……その様子じゃあ、本当に知らなかったのねぇ……」

召喚士「うぅぅぅ……色んな召喚獣に会えるって分かって嬉しくて……あまり細かい記述は読んでなかったから」ショボン

アラクネ「そうだったのぉ……でもそれならぁ、少し安心したわぁ」

召喚士「……? 安心って、何で?」

アラクネ「だってぇ、全然その話題が出ないからぁ、何だかんだでその気が無いんじゃないかなぁってぇ」

召喚士「あぅ……な、何だか本当にゴメン……あっ! そ、それより早くしないとアっちゃん消えちゃう!」ワタワタ

アラクネ「そうねぇ……あとぉ、1分と少し位かしらぁ」

召喚士「えぇっと、媒体の授与と再召喚、って事は……! もしかして何かそれ専用の物とかが必要なのっ!?」

アラクネ「専用……って程じゃないけれどぉ、確かに必要ねぇ」

召喚士「だとしたら、そんなの今からじゃ用意できないよっ! ぁぁぁどうしたら……!」

アラクネ「だぁいじょうぶよぉ? 媒体ならぁ、それで充分だものぉ」

召喚士「へっ? それって……この、マフラーが?」キュッ

アラクネ「えぇそうよぉ……召喚に使う媒体っていうのはぁ、その召喚獣と召喚者の縁の品であれば良いのぉ」

召喚士「そうなんだぁ……それじゃあ、もしかしてコレってそういう意味もあって?」

アラクネ「そうねぇ……そうなったら良いとは思ったけれどぉ」

アラクネ「そうならなかったとしてもぉ、やっぱり召ちゃんに貰って欲しいって思ってたけれどねぇ」

アラクネ「だってぇ、召ちゃんはぁ……私の大切なお友達……でしょぉ?」

召喚士「……アっちゃん……ありがとっ」

アラクネ「ふふっ……それじゃあ、私が必要な時はいつでも呼んでねぇ?」

召喚士「うんっ! あ、でも……ちょっと呼ぶまでに時間がかかる、かも……だけど」ゴニョゴニョ

召喚士「でもでも! 絶対! ぜぇ~たいにまた呼ぶから! だから……その時は、よろしくね!」

アラクネ「ふぅん? ……それじゃあ、気長に待ってるとするわぁ」ニコッ

触手「ん……? おあっ!? 何や姐さん、もう帰る時間になってもうたんかい!?」

ユニコーン「ちょっwww マジでかwww それならそうと教えろしwww」

アラク...「あらぁ、ごめんなさぁい……でも良いじゃなぁい、いずれまた会えるんだからぁ」スゥゥッ

ユニコーン「おっwwww ってことはwwww」

触手「嬢ちゃんと話がついたんか! そら何よりやないかっ!」

アラク..「えぇ……それも、アナタ達のお陰でもあるわぁ……ありがとぉ」

ユニコーン「いやいやwww 俺らにしてもwww 得るものはあったしwww」

触手「せやでっ! せやからそないなお礼とか、なんやくすぐったなるわ」ウネウネ

アラ....「あらあらぁ、照れ屋さんねぇ……やっぴりまた改めt」

触手「て言うかアレやアレっ! ワイ的にはさっきの嬢ちゃんのセリフだけで大満足な位なんよっ!」ウニョウニョ

召喚士「……へっ?」キョトン

ユニコーン「……!」ハッ

アラ...「……ん~?」ギシッ

触手「ほれほれっ! ついさっき嬢ちゃんが言っとったやないのっ!」

触手「『だ、だってぇ……勝手に溢れて、止まらないんだもん』……ってなぁ!」ウニョウニョ

アラ....「……」スゥゥッ...ムンズッ

触手「いっやぁ~、顔を赤らめて涙ぐむ嬢ちゃんの表情がまた色っぽ…ふぁっ!?」ビクッ

アラ....「……」グニグニ

触手「どどどどどないしたんやっ!? 急にそないな風に握りおってからに!?」アセアセ

アラ....「私としたことがぁ……どうやら少ぉし見くびってた見たいねぇ」クニュクニュ

触手「おっほぉ!? あ、姐さんっ!? そないな風にしたらくすぐった……くすぐっ……」ギリギリギリ

アラ....「まぁったくぅ……貴方ときたらぁ、最後の最後までぇ……っ」ギチギチギチ

触手「ちょっ、ちょっ! 姐さんっ!? 力がキツイってかいだだだだっ!?」ミヂミヂミヂッ

アラ....「こぉんのぉ…… ド 変 態 が ぁ ぁ ぁ ぁ っ !」グッシャァァッ‼︎

触手「 ん ぎ ぃ や ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ?」ブシャァァァッ‼︎

召喚士「しょっ……しょっくぅぅぅんっ!??」

ユニコーン「ひぃぃえぇ~こっわ……握り潰すとか容赦なさ過ぎっしょ……」

ユニコーン「ったく、思っても言わなきゃ良いだけだろうに……何やってんだかなぁwwww あのおっさんはwwww」

白少女「……ダメだこりゃ」ウンウン

触手「」ビクンッビクンッ

―――3日目―――

召喚 → 成功

召喚対象 → アラクネ

一日を終えて

お試し召喚を開始してから初めての成功。そして新しいお友達が出来ました。
狩りも出来てお料理も上手、機織りの腕ははプロ級って言うかプロ以上。
それでいて他の皆とも仲良しになったり、すごく頼りになるお姉さんって感じ。
約束を守る為にも、早く召喚術士としての腕をあげて一人前n

半人前どころか四半人前の身分で新しい召喚獣なんて片腹痛いですよね分かってますごめんなさいごめんなさいごm


*アラクネの糸はその頑強さとしなやかさ、そして軽さにおいて他の繊維の追随を許さない。
 そこに霊獣たるユニコーンの鬣やらアレの体液やらを混ぜたとなれば、
 恐らくはそこらの魔物程度の攻撃なんぞ須らく寄せ付けない防具となっている事だろう。
 ……見る目のある者の所に持っていけばかなりの値が……いや、言うまい。
 それとは別に、アラクネからの織物の贈り物、特に自らの蜘蛛糸を用いて織った物を贈るのは最大級の親愛の印だ。
 精々そのマフラー、次に会えるようになる時まで大事にしておくんだな

...   終わる
ニア 四日目に続く         ピッ

・・・

召喚士「んっしょ、こらしょっ……っと」チャプチャプ

召喚士「ふぅ……よしっ、水汲みお終いっと」ゴトトッ

ユニコーン「~~♪www ん?www おっ!www ハニーじゃんwww グッモーニンwww」

召喚士「あっ、ユっくんおはよっ! どうしたの? 今日は朝からお出かけ?」

ユニコーン「そうそうwww ちょっと散歩してきたったwwww」

召喚士「そうだったんだぁ……朝の早い時間の空気って気持ち良いもんねっ」

ユニコーン「肯定せざるを得ないwww それにwww 朝露に濡れた若葉タンとかwww マジぱねえwww」

召喚士「朝露に濡れた若葉かぁ……確かにしっとりしてて美味しそうかも」

ユニコーン「おっwww それ分かっちゃう?www 流石はハニーwwww」

召喚士「いやぁ、ただ何となく思っただけ……あれ? でもこの辺りでユっくんが食べるような草の若葉がある場所って……」ハッ

召喚士「まさか……村の牧草地に行った訳じゃ……ない、よね?」ヒキッ

ユニコーン「

召喚士「いやぁ、ただ何となく思っただけ……あれ?」

召喚士「でもこの辺りでユっくんが食べるような草の若葉がある場所って……」ハッ

召喚士「まさか……村の牧草地に行った訳じゃない、よね?」ヒキッ

ユニコーン「……」フイッ

召喚士「……そこで何で目を逸らすのかな~?」ズイッ

ユニコーン「……シラナイヨー」タジッ

召喚士「……何で片言な上に後退りするのかな~?」ズズイッ

ユニコーン「……ヒヒーンwwww ブルルルルッwwww」

召喚士「普通の馬のフリって……もおっ! そんな風に誤魔化すってことはやっぱり!
!」

ユニコーン「うぇwww 図星っすwwww サーセンっしたwwww」

召喚士「珍しく早起きだなぁと思ったら、盗み食いの為だなんて……」ハァ

ユニコーン「盗み食いてwwww ちょっとつまみ食いした位だってwwww」

召喚士「そういう問題じゃ無いのっ! もぉっ……また農家の人にお詫びに行かないと」

ユニコーン「えぇ~www 良いっしょ別にwww 言わなきゃバレないってwww」

召喚士「だからそういう問題じゃ……お願いだから、もう止めてよね?」

召喚士「村の人達には色々とお世話になってるし、それに」

ユニコーン「あ~~……分かったってwwww
もうやらないってwww 約束するからwww」

召喚士「……本当に、約束だからね?」ジトッ

ユニコーン「アイアイっwww 気を付けまっすwww」

召喚士(……怪しいなぁ)

ユニコーン「それはそうとwww その桶ってwww 水汲みの桶っしょ?wwww」

ユニコーン「水汲みとかwww おっさんの仕事じゃんかwww 何でハニーがやってんのwww」

召喚士「あ~……しょっくんは、まだ寝てるっていうか……うなされ」

「らめぇぇぇぇっ! なかみでちゃうのぉぉぉぉっ!!」

召喚士「……」

ユニコーン「……これはヒドイwww」

召喚士「体の方は元通りだったんだけど……」

ユニコーン「まぁwww 自業自得っしょwww いつものことだけどwwww」

召喚士「……まぁ、うん」

ユニコーン「にしてもwww おっさんならあの位のケガwww 割としょっちゅうじゃね?www なんでまた今回はwww」

召喚士「あっ、それが前に聞いた話だとね? その時その時で感じる痛みとかの度合いが違うんだって」

ユニコーン「へぇ~www その時その時ってどんなんだろwww」

召喚士「えっと、確か……腕として使ってる時とイチモツとして使っt」

ユニコーン「」ブッフゥゥゥッ!

召喚士「きゃあっ!? ど、どうしたのっ!? いきなり吹き出したりして……」ビクッ

ユニコーン「ゲェッホッwww ゴホッwwww いきなりってwww こっちのwww セリ、おぅえっwwww」

召喚士「???」

ユニコーン「あ″~~……ゴホンッwwww セイセイセイwwww オーケーwww まずは少し落ち着ゴホッwwww」

召喚士「だいじょぶ? まさか、どこか調子が悪かったり……」

ユニコーン「いやwww 俺は平気だからwwww いやホントwww」

ユニコーン「所でハニーwww つかぬ事を聞くけどwww イチモツって何か知ってる?www」

召喚士「へっ? えと……モツ、ってくらいだし……どこかの内臓とかじゃないの?」

ユニコーン「あ~wwww ハイハイwwww 成る程ねwww」

召喚士「えっ? もしかして違うの? それじゃあホントは何のこt」

ユニコーン「いやいやwww 大体あってるしwww 細かい事はwwww 気にしなーいwwww」

召喚士「そうなの?……???」

ユニコーン「でもまぁwww 成る程www そういう違いがあったのなwwww 便利なんだか不便なんだかwww」

召喚士「うん、戦う時とかは痛くないようにしてるんだろうけど……昨日は突然だったし」

ユニコーン「それもあるけどwwww それ以前に……!」ハッ

ユニコーン(まさか……最初のソフトタッチはそれを狙って……?)サァァッ

召喚士「……? ユっくん、どうかしたの?」

ユニコーン「へっ?www 別にナンデモナイヨーwwww」

ユニコーン(そう言いつつも姐さんだけは敵にしないようにしようと思うユニコーンでした、マルwwww)

召喚士「とにかく、しょっくんもあんな感じだし……私も少しは運動しないとだしねっ」ジャポッ

ユニコーン「えっwww それって結構な重労働っぽくねwwww」

召喚士「ん~別にそんなことないと思うよ?」

ユニコーン(いやいやwww バカでかい水瓶を左右で一つずつ持つとかwwww 運動ってか修行とか苦行レベルwww)

ユニコーン「……ハニーってばwww ホント肉体派だよねwwww」

召喚士「……えっと、それってどういう……」

ユニコーン「あっそうそうwwww そういやwwww アレって今日もやんの?www」

召喚士「アレって、お試し召喚のこと?」

ユニコーン「そうそうそれそれwwww どうなんwww やっぱやるのwww」

召喚士「うん、そのつもりだよ? こんな機会は滅多にないしねっ」グッ

ユニコーン「まぁ確かにwww でもwww 大丈夫なん?wwww」

召喚士「……? 大丈夫ってなにが?」

ユニコーン「いやホラwww お師匠に断りなしなんでしょwww バレたりしたらさwww」

召喚士「……だいじょぶ、師匠は一週間留守にするって言ってたもん」

召喚士「その一週間まであと三日もあるし、一日くらい余裕を持っておけば……問題ない、はず」ゴクリ

ユニコーン「そっかwww まぁそれ位の余裕があるなら平気かwwww」

召喚士「うん、でもやっぱりお試し召喚は今日と明日で終わりにしておくよ……念のため」

ユニコーン「その方が良いかもねwww あっでもwww そうしたら姐さんのことどうすんのwwww」

召喚士「アっちゃん? それは……さり気無く、偶然を装って召喚する……とか?」

ユニコーン「ちょっwwww それは無理くさいってwwww 確定的にwwww」

召喚士「……やっぱり、そうだよねぇ……本契約できる可能性なんて考えてもいなかったからなぁ」ハァ

ユニコーン「それならwwww そう言えば良かったのにwwww」

召喚士「あの状況でそんなの言えっこないよ……でも、うん……何か考えるよ」

ユニコーン「そうねwwww でもwwww あんまり待たせない方が良いと思うwwww」

召喚士「そうだよねぇ……うん、分かった色々とありがとね ユっくん」

ユニコーン「良いってことよwwww 俺ってばwwww ハニーのwwww 白馬の王子様だかんねwwww」

ユニコーン「そんじゃwwww 食後の運動に行ってくるわwwww ハニーはあんま無茶すんなよーwwww」

召喚士「あっ、いってらっしゃ……盗み食いとかしたらダメだからねっ!?」

ユニコーン「……アタリマエジャーンwwww シナイシナーイwwww」パカラッパカラッ

召喚士「………いっそのこと、召喚解除しとこうかなぁ」ハァ

・・・

召喚士「……よし! 一通りやることも終わったし、お試し召喚といきますかっ!」

召喚士「えぇっと、ここまででちゃんと召喚できたのは……昨日くらいかぁ」

召喚士「ま、まぁ三回目で成功するなら良い方だよね! 多分っ!」

召喚士「それで、昨日は媒体無しでの召喚初成功だった訳だけど……今日は、どうしようかなぁ……」

召喚士「普通のやり方ができたんだから、媒体ありの方でも……あぁでも、媒体使ってまた失敗するのは……ゔ~~」

↓1 媒体を使うor使わない(使うならどんな本を媒体にするか)

召喚士「……失敗を恐れて立ち止まっては、進歩は無い」

召喚士「それに、前は召喚獣じゃなかったとしても呼び出し自体はできたんだし、今度こそ……っ」

召喚士「うんっ! そうと決まれば早速! 使えそうな魔道書を探さなきゃ!!」

・・・

召喚士「ん~~……とは言ったものの……魔道書が沢山ありすぎて、どれにしたら良いか迷っちゃうなぁ」

召喚士「どうせなら少し変わった本を使って……ん? なんだろこの本」ゴソッ

召喚士「……? 色んなコインが沢山描かれてる? ……これも魔道書なのかなぁ?」

召喚士「でも、これを媒体にしたとして……ちょっとなんだか何が出てくるか想像できないや」

召喚士「まぁ何にせよそこまでおかしなのが出てくることもなさそうだし……」

召喚士「よしっ! この本で決定!! それじゃあ魔法陣の準備っと」

・・・

召喚士「……うん、魔法陣のチェックもしたし、媒体の位置もOK」

召喚士「これで今度こそちゃんと召喚できる……はず」

召喚士(あの本が魔道書かどうか微妙なのが少し心配だけど……だいじょぶだよねっ!)

召喚士「それじゃあ……いってみよっ!」スゥッ

召喚士「…現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」スッ

召喚士「我が名 召喚士の 名において! 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」

...キュィィィィィィンッ‼︎

召喚士「手応えありっ!! さぁっ、どんな子が出てくるのかなっ!」ワクワク

召喚されたモノ↓1

………シュゥゥゥゥゥ

メタルスライム「……???」パチクリ

召喚士「……か……か……っ」フルフル

召喚士「かわいぃぃぃぃっ!!」ガシッ

メタルスライム「……!!?」ビクーン!

召喚士「うわぁ~~うわぁ~~っ! 何これ鉄みたいなのにタプンタプンしてるぅ~っ!」ホヨンホヨン

メタルスライム「!? !!?」キュルッ! キュルルッ!

召喚士「んっ? 今のって……鳴き声かな?」

メタルスライム「……!!」ジタバタジタバタ

召喚士「わわっ!? ど、どうしたのっ!? そんな暴れちゃ……っ」パッ

メタルスライム「……っ!!」ピューッ!

召喚士「ああっ!? ……これってもしかして逃げられちゃった、のかな?」

・・・

召喚士「……う~ん」ガチャッ…パタン

召喚士「参ったなぁ、どこに行っちゃったんだろう」

召喚士「いきなり抱きついたから、ビックリさせちゃった……って事だよねぇ」

召喚士「でも、まさか召喚獣にあんな風に逃げられるだなんて」ハァ

召喚士(でも、あんな可愛いんじゃ仕方ないよっ! 女の子なら普通の反応だよっ!)

召喚士「それにしても……あの子、何て名前の召喚獣なんだろ」

召喚獣「鉄みたいな色合いで、弾力があって、ヒヤッとしてて……」ムムムッ

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「あっ、 ドリー! いまこっちの方に見かけない召喚獣が来なかった?」

白昼夢「……」

……ポンッ!

白スライム「……キィッ?」プルルンッ

召喚士「そうそう、その子なんだけど……見てない?」

白スライム「……」フルフル

召喚士「そっか~……あまり強そうな感じじゃなかったし、外に出てないと良いんだけど」フゥ

白スライム「……!」ピョンッ

召喚士「ん? ……もしかして、探すの手伝ってくれるの?」

白スライム「キィッ」プルルンッ

召喚士「ドリー……ありがとっ! 助かるよ」ナデナデ

召喚士「自分とそっくりな召喚獣がいたら、安心して出て来てくれるかもしれないしねっ」

白スライム「…キィッ」プルリ

召喚士「それじゃあ、取り敢えず家の中を隈なく探そしてみようっ!」

・・・・・

・・・



召喚士「……ん~……おかしいなぁ、どこにも居ないや」

白スライム「……キィッ」プニュン

召喚士「キッチンとか書庫にもいなかったし……お外に出ちゃったのかなぁ?」

白スライム「…キィッ?」プルンッ

召喚士「他に探してない所? ん~…一応は私の部屋も見たりしたんだよ?」

召喚士「流石に師匠の部屋には入れっこないだろうし……それに」…ブルリ

白スライム「……」

召喚士「……師匠の部屋は、最後の最後にしよう、うん」

召喚士「でも、そうなると他に探して無い所なんて……ん~……」

白スライム「……! ピキィッ!」ピョインッピョインッ

召喚士「へっ? まだ探して無い所があったって……えっ? もしかして、それって……」

・・・

ピチョン…ピチョン…

召喚士「……う~……やっぱり、ここだけは何度来ても慣れないなぁ」

白スライム「……キィ?」

召喚士「…うぅん、だいじょぶ……ありがと、ドリー」ナデナデ

白スライム「……ピキッ」ポムポム

召喚士「それにしても、他に探す所が無いって言っても……」

召喚士「やっぱりこんな地下室になんて逃げ込まないんじゃないかなぁ?」

白スライム「ピキキィッ!」ピョンピョンッ

召喚士「えぇ? 思った通りなんだか居心地が良い? ホントに?」

召喚士「って事は、あの子が暮らしてる場所もこんな感じの場所なのかな? ……意外だなぁ」

白スライム「……キィッ」スススッ

召喚士「……! 気配がするの? それじゃあドリーの予想が当たったんだね」

白スライム「ピキィッ……キィッ」ピョンッ

召喚士「うん、分かってる……今度こそ逃げられないように気をつけないとだねっ」

召喚士「それじゃあ……まずは、この部屋から探してみよっか」グッ

白スライム「……」プルプル

召喚士「……よしっ、開けるよ? さん、に~、いt」

触手「あ~らよっこらセック……んぁ?」ニュルンッ…グニュ

召喚士「」ゾワワワワッ

触手「な、なんや? ドアの前に何か置いてあt」ムニニッ

召喚士「 ひ ぃ ぃ や ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ ! ! ?」ズヌッ!

触手「ひぎぃっ!?」グネッ

召喚士「バカっ! バカっ! しょっくんのバカっ! えっちっ!!」ゲシッゲシッグシッズヌッ!

触手「ちょっ! 嬢ちゃん!? あいだっ!? なんっ、やめっ、ふごっ! 」ウゴウゴ

召喚士「~~~~っ! もうっ!何なのっ!? 訳がわかんないよっ!」

召喚士「 何でいきなり地下室のドアの隙間からしょっくんが出てくるの!? おかしいよっ!!」

触手「あててて……いやいや、嬢ちゃん別におかしい事はあらへんで?」

触手「一応やけど、ここはワイがお師匠はんにあてがってもろた部屋やで?」

召喚士「へ? ………そうだったっけ?」

触手「やっぱ忘れとったか……まぁワイも何だかんだ色んな所で寝とるし、しゃあないか」ウネリ

召喚士「あぅ……で、でもでも! それにしたって何も扉の隙間から出てこなくったって!」

触手「そないなこと言うたかて、この扉やけに重くて一々開けるんはメンドイんよ」

触手「こないな所にワイ以外のモンは滅多に来ぃへんし、別にえぇかなぁ思ってん」

触手「むしろ、あないな所に人がおってワイこそビックリしたわ」

召喚士「うぅ……それは、んと……ゴメン」

触手「いやいや! 謝ることあらへんよ! ビックリしたんはお互い様っちゅうこっちゃしな」ウネウネ

触手「って、そないな事より先に嬢ちゃんに聞いときたい事が有るんやけど……えぇか?」

召喚士「へっ? 聞きたいこと?」

触手「せやで、それさえ聞いたらワイは何も言うことあらへん! っちゅう位に重要なこっちゃ」ウネリ

召喚士(しょっくんがそこまで聞きたくなるようなこと……?)

召喚士「えぇっと……そんなに聞きたくなるような事なんてあったかな?」

触手「んあ? なんや嬢ちゃん分からんのかいな! そったら改めて聞かせてもらうとやなぁ」

召喚士「……」ゴクリ

触手「さっきワイが出て来た時にぶつかったんは、もしかして嬢ちゃんの尻だったりせぇへんか!?」ウニョウニョ

召喚士「」ガクッ

白スライム「」ブニ

触手「咄嗟のことだったさかいに、ワイとしたことがあんまし状況が分からんかったんよ」

触手「しかも直後に嬢ちゃんに踏み付けられてもうたから感触の方もあやふやなんよ」ニョニョニョ

触手「せやから……お願いや! ワイが触ったんが何処だったんかだけは教えて欲しいんや!」スチャッ

触手「尻たぶだったんか? 太ももたったんか!? それともまさかのおまn」ブオンッ!ガスッ‼︎

・・・

触手「………はっ!?」ガバッ

召喚士「あっ、しょっくん目が覚めたんだ……よかったぁ」ニコニコ

白スライム「……」フルフル

触手「……あ、ありっ? えぇっと、ワイは今まで何を……?」ウニョウニョ

召喚士「いや~ビックリしたよ~、通りかかったら 偶 然 ! しょっくんが寝てたんだもん」

触手「はっ? ワイが……寝てた? こないなとこで?」

召喚士「そうだよ~? あれ~? もしかして、何でここで寝てたか覚えてないの~?」

触手「………からっきし分からへんわ、なんやスポーンと記憶が跳んでまったみたいな感じやわ」

召喚士「……そっかぁ~……まぁ、ちょっと寝ぼけてたとかそんなんだよ、きっと!グッ」

触手「むぅぅ……そんな所やろうかいなぁ?」

召喚士「そうそう! 寝ぼけて部屋から出ちゃう位はまれによくあるよっ! 多分!」ググッ

触手「そ、そうかい? ……ほんならまぁ、きっとそうやろなぁ、うん」ニョロリ

触手「……けど何やろ、な~んやこう……大切なことを忘れとるような気ぃがすんねやけど」

召喚士「……へぇ~そうなんだ? どう? 思い出せそう?」スチャッ

触手「んぁ~~……あかん、なんやそのこと考えると頭がボーッとしよるわ」ウニョリ

召喚士「そっかぁ……何処が頭かは分からないけど……だいじょぶ?」

触手「あぁ、そない大した事やあらへんから気にせんといてや」

触手「……って嬢ちゃん? ……その手ぇに持っとるバールみたいなんは何や?」

召喚士「んっ? あ~コレはそこに落ちてたから何かなぁ~と思って拾っただけだから気にしないで?」ニコニコ

触手「はぁ~、そないなモンがそこらに落ちとったかぁ?」

触手「まぁ、近くに物置みたいなんも有りおったし……そないに不思議やあらへん、か」

触手「……でも何でやろ、それを見てるとなんやこう、体の奥が震えよるんやけど」カタカタカタ

召喚士「えっ? ……何でだろうね~? 何の変哲もない棒っきれだけどな~」

触手「ホンマになぁ? ……せやから悪いんやけど、それどっかやってくれへんかい?」

召喚士「そうだね……しょっくんがそんな風になるのも珍しいし、見えない所にしまっておくよっ」ゴソゴソ

触手「そか、そら助かるわ……せやけど、あ~……嬢ちゃん?」

召喚士「んっ? な~に? しょっくん」

触手「……しまう言うとったけど、どないしてローブの中にしまっとるん?」タラリ

召喚士「あぁ……なんだか手にしっくりきたからお部屋に持ってこうかなって思って」

触手「持って帰るて……そないなモン、どないするんよ?」ヒキッ

召喚士「へっ? そりゃあ……森の散策中の護身用とか色々だよ?」

召喚士「ほら、師匠から貰った護身用の杖もあるけど……アレって使うとホラ……ね?」

触手「……辺りが丸焼けやな」

召喚士「でしょ? それに杖だと折ったらいけないから思いっきり振ったりできないし」

触手「アレで手加減しとる……やて……?」ザワッ

召喚士「……? えっと、いま何か?」

触手「あっ、独り言やさかい気にせんといてや……いや、ホンマに」

召喚士「そう? ならいいけど……んと、話を戻すね?」

召喚士「杖は強度が心配だったけど、その点この棒っきれは金属製だから思いっきり振っても折れたりしなさそうだし」

召喚士「太さも握るのに丁度いいし、振ってみた感じ重さもいい感じだったんだよっ!」

召喚士「この棒がなんて名前なのかは分からないけど……きっと有名な職人さんの作った特別な武器なんだよ」ムンッ

触手「いや~……別にそないなことあらへんと思……ん? ……なぁ嬢ちゃん、ちょいと聞いてもええか?」

召喚士「んっ? なに?」

触手「なんやその棒を振ってみたってな事を言うとったけど、いつ振ったんよ?」

召喚士「へっ? ……あ~………しょっくんが、寝てる間にちょっとね?」

触手「って事は、寝とるワイの近くでその棒を素振りしとったんかいな?」

召喚士「……うん、そうなるね」

触手「ホンマかいな!? なんやおっそろしいなぁ~……そったらことして、すっぽ抜けでもしたら危な……」ハッ

召喚士「……あれ? 急に黙っちゃって、どうかしたの? しょっくん?」

触手「……」チラッ

白スライム「……」カタカタカタ

召喚士「ねぇ、しょっくん? 黙ってちゃ分からないよ……?」ジリッ

触手「い……いや別に何でもあらへんよっ!? あ~ほれ! ちっとばかし気になる事がなっ、その……あってやな!」アセアセ

召喚士「気になること、かぁ……なになに? どんな事が気になったのかなっ?」ゴソッ

触手「あ、あ~それは、ホレ、その……っ! そ、そこにおるんはドリーなんかいなぁ!?」ズビシッ

白スライム「……!?」ビクッ

召喚士「……? そうだけど……それがどうしたの?」

触手「へっ? どうしたのって、そりゃ……んと、ホレ! なんやよう見ぃひん姿になっとるなぁ~、思ったんよ!」アセアセ

触手「なんや魔物っぽい感じやけど、またどないしてそんな姿になっとるんかな~とかもな、思ってやな!」ワタワタ

召喚士「……っ! そうだった! そもそも何でここに来たのか忘れてた」

触手「おおっ! ってことは何や用事があって来とったんかい?」ウネネッ

召喚士「うん……別のことに気がいってて忘れてたよ」

触手「いやぁ~ようあるこっちゃ! 気にせんときや~!」ウニョウニョ

触手「それよりホレ! 用事があって来たんなら、それ以外のど~でもえぇことなんざほっときぃ!」

召喚士「……うん、それもそうだね……いい具合に忘れてるみたいだし」ボソッ

触手(……ホッ)

召喚士「もし思い出してもまた同じようにすれば良いんだもんね……うんっ」ゴソリ

触手(……ひぃぃぃぃぃっ)ガタガタガタ

召喚士「それじゃあ早速だけど、実はね……?」

召喚士「……とまぁ、大体こんな感じかなぁ」

触手「はぁ~……召喚した召喚獣に逃げられよったんか」

触手「なんちゅ~か……ホンマに嬢ちゃんは型破りやなぁ、色んな意味で」シミジミ

召喚士「……うぅ」シュン

白スライム「……」ポムポムッ!

触手「あん? なんや、しょっくんカッコイイ? はっはっ、急にそないなこと言われると照れてm」

白スライム「……!」ポムッ!ポムッ!

召喚士「……適当な事を言わないで、だって」ハァ

触手「あり? なんや言うてること違うたんか? そらスマンかったなぁドリー」ペチペチ

白スライム「……」イライラ

召喚士「そうだね、また話が脱線しちゃってた……いけない いけない」

召喚士「んっと、それで……どうかな? この辺りで今のドリーみたいな子は見なかった?」

触手「ん~、せやなぁ……なんやどっかで見覚えがある気ぃがするんやけど」ウネリ

召喚士「ホントに!? どこっ!? どこで見たのっ?」

触手「……あ~っ! そかそか……成る程、なんや見覚えある思うたんはそれでかいな」ウネウネ

召喚士「……! 思い出したのっ?」

触手「おうともっ! アレやアレ、随分と昔に見たスライムゆう魔物にくりそつなんや!」ムニョン

召喚士「……随分、前に?」

触手「せやな! つ~ても、その時は目の前で見たんと違ったさかい思い出すのに時間がかかったんよ」

召喚士「そっか……でも、見たのが随分前の事ってことは……」

触手「せやなぁ……スマンけどここ数時間で見たっちゅうことはあらへんなぁ」

召喚士「そっかぁ……きっとこっちに来てると思ったんだけどなぁ」

触手「……なんや力になれんでスマンなぁ」

召喚士「あっ、うぅんっ 気にしないで? よっぽど分かりにくい所に隠れてるだけかもだし」

触手「せや、ここの他に探しとらん所って有るん?」

召喚士「それが家の中はもう殆ど探してみちゃってて……後はもう師匠の部屋くらいで」

触手「お師匠はんの? ……それは候補から外しといてえぇやろ」ウネリ

召喚士「えっ? でも……万が一って事もあるかもだし」

触手「あないな所に逃げ込もうとする位やったら煮えた鍋ん中に隠れた方がナンボかマシちゅうモンや」

触手「そん位のことは、あの部屋に近づけば誰でも嫌っちゅうほど感じるはずやで?」

召喚士「……やっぱり、しょっくんもそう思う?」

触手「ワイ的には断言してもえぇと思うで?」

触手「ちゅ~かアレやで? ぶっちゃけあそこに入って探しモンしよとか、命が幾つ有っても足らへん思うで?」

召喚士「さ、流石に命に関わるようなトラップは…………あ~」タラリ

触手「……? 嬢ちゃん?」

白スライム「……キィッ?」フニンッ

召喚士「ご、ゴメン……ちょっと昔のことを思い出しちゃって」フルフル

触手「昔のことって……ちょっ、なんや嬢ちゃん顔色ごっつ悪ぅなっとるで?」

召喚士「あ、アレッ? ホントニー? ナンデダロー」カタカタカタ

触手「お、お~い……嬢ちゃん?」

召喚士「アレレー テガフルエテルヨー? ナンデカナー アハハハー」ガタガタガタガタ

触手「……うわぁ~お」

触手(こらアカン……完全にトラウマスイッチ入ってもうたみたいやわ)

白スライム「……ピキィッ?」オロオロ

召喚士「エー? ダイジョブカッテ? ダイジョブニキマッテルジャーン」クラクラ

触手「じょ……嬢ちゃん! しっかりしぃや! もう思い出さんとえぇから! なっ?」

白スライム「キ……キィッ!」ムニュムニュッ

召喚士「ショックン……ドリー……ウゥゥ」グスッ

白スライム「……キィ」スリスリ

召喚士「ありがと……はぁぁ……やわらかいよぅ……あったかいよぅ」ギュッ

・・・

召喚士「……ん、もうダイジョブ……ありがとね、ドリーっ」ギュッ

白スライム「……ピキィッ!」プルルン

触手「ふぃ~~……いやぁ~スマンかったなぁ嬢ちゃん」ウネリ

触手「ワイとしたことが……嫌なこと思い出させるようなこと言うてもうたな?」ヘニョリ

召喚士「しょっくん……うぅん、私が勝手に思い出しただけだもん……気にしないで?」

触手「……そか? そったら、ここはひとまず……」スッ

召喚士「んっ、こういう時はお互い様……だねっ?」スッ…ペチンッ

触手「……うっし! そったら湿っぽいのは終いや! こっからはいつも通りでいくでっ!?」

召喚士「……うんっ! 望むところだよっ!」ググッ

触手「おっ? なんや嬢ちゃん、はなっからえぇノリやないの!」

召喚士「それはもうっ! これが完全復活した私の実力だよっ」フンスッ

触手「うむっ、流石は嬢ちゃんっ! やっぱし嬢ちゃんにゃあ、そったら笑顔がいっちゃん似合っとるでぇっ!」

召喚士「ホントにっ? えへへっ……ありがとっ、そう言われると何だか嬉しいや♪」ニコニコ

触手「いやぁ~、ホンマのことを言っただけやで? ぬはははっ」

触手「はぁ~~……あ~、ホンでもアレやな?」

白スライム「……」ジィッ

召喚士「……? えっと……どうかしたの?」

触手「いやぁ、別に大したことやあらへんし、むしろえぇことやねんけどな?」

触手「なんや今日は、ちっとばかしいつもより立ち直るんが早いなぁ……って思ぅてな?」

触手「こう言うたらアレやけど……ワイらに心配させんと!無理しとるとかあらへんよな?」ウネッ

白スライム「……ピキィ?」プルリ

召喚士「……っ……っふふ」クスッ

触手「……? なんや嬢ちゃん……まさかホンマに」

召喚士「あはははっ! も~っ! しょっくんったら心配し過ぎっ!」ペチンッ

触手「あでっ!? お……おぉう?」

召喚士「はぁ~ぁ……ふぅ、大丈夫っ今更みんなにそんな風に気を遣ったりなんてしないからっ」ニコッ

触手「……ホンなら、今日はまたどないして?」

召喚士「へっ? それは……そのぉ」チラッ

召喚士「…………くて」ボソボソッ

触手「んっ? なんや嬢ちゃん声がちっさくてよう聞こえんかったんやけど」ウネッ

召喚士「……だからっ……いまドリーはスライム? に返信してるでしょ?」

触手「変身しとるなぁ……んで?」

召喚士「~~~~……ねぇ、その……笑わないでね?」

触手「はぁ? ……まぁ、内容による思うけど……了解やで」

召喚士「それじゃあ……中身はドリーだって分かってるんだよ? 分かってるんだけど……」

召喚士「ちっちゃくてプニプニでパッチリお目々な子がさ、心配そうな顔でジッと見てきてさ?」

召喚士「その上、私のことを慰めようとプニプニの体を擦り付けてきてさ?」

召喚士「時々、私の顔をチラッと心配そうに見つめてきてさ? ……なんて言うか、その……っ」

召喚士「む、胸のこの辺りがキュンキュンポカポカしてきたっていうか……うん」モジモジ

触手「成る程なぁ……つまりはものごっつかわえぇっちゅうこっちゃな、嬢ちゃんが」

召喚士「そうそう、かわ……って、私っ!? 違うでしょっ、話の流れ的にそこは」

触手「……?」キョトン

召喚士「いや……そんな何を言ってるのか分からない、みたいな感じで見られても」

触手「……あ~……あぁ! ハイハイ分ったで! 嬢ちゃんが話とった事についてっちゅう訳やな?」ウネンッ

召喚士「うん、そうだよ? ……むしろそれ以外の何だと……」

触手「いっやぁ~、なんや恥ずかしがりながら話しとる嬢ちゃんがかわえぇからついなぁ?」ニヨニヨ

召喚士「んなっ!? わ、私が可愛いとかそういうのはどうでも良いかr」

触手「どうでも!? いやいや嬢ちゃん! これはそない簡単に流してえぇ問題とちゃうd」

召喚士「いやいやいやっ! 流して良いからっ! お願いっ! 話を先に進めよっ? お願いだから!」

触手「え~~……別にそんな恥ずかしがらんとえぇんやで? ホンマのことなんやし」

召喚士「……ホント、そういうのは良いからさ……話を進めさせてよぉ」グッタリ

触手「まぁそこまで言うんやったらアレやな……とんだシャイガ~ルやでホンマに」ウニョリ

召喚士「……」ハァ

触手「そったら、え~っと……何の話やったっけかなぁ……?」

召喚士「……ドリーが」

触手「あ~ぁ! スライムなドリーに萌え萌えキュンッ! って事やったっけな」

召喚士「もえ……? よく分かんないけど多分そんな感じ……かな?」

触手「ふぅん……ワイとしちゃあその話をしとる嬢ちゃんが最萌えやったけど」

触手「まぁ確かに、嬢ちゃんの言いよることもよぉ分からんでもないわな」

召喚士「えっ? 分かるって……ホントに!?」

触手「ウソついてもしゃあないし、ホンマに決まっとるやん……まぁ、アレやな」

触手「ドリーがロリっ子の姿で同んなじ事したいう風に想像したら……ぐへへ」ウニョウニョ

白スライム「……」ヒキッ

召喚士「しょっくん……なんか、動きが怪しいよ……」

触手「おとと、アカンアカン……想像したらつい……うひひ」クネッ

召喚士「ん~……でも、やっぱりちっちゃな女の子より今のドリーの姿のが良いかなぁ」

触手「……なんやて? ……それじゃあロリっ子やのうてショタっ子がえぇっちゅう?」

召喚士「そういう話じゃなくて! なんて言うか……うん」

召喚士「この姿のドリーって、こう……なんだかすっごくさわり心地が良いんだよねぇ」ソッ

触手「ほう……触り心地やて?」

召喚士「うん、何て言ったら良いかよく分からないんだけど」ナデナデ

白スライム「……キィッ?」

召喚士「不思議と疲れとかが無くなって、気持ちが落ち着くっていうか」プニプニ

白スライム「……♪」スリッ

触手「ほほぅ……そないな触り心地がするんか……ふぅ~ん?」ジリッ

触手「ホンならドリー、ちっとばかしワイにも触らs」グネネッ

白スライム「ピギィッ‼︎」ヒュバッ! サササッ

触手「んなっ!?」

召喚士「わわっ!? ドリーっ? どうしたのそんな私の足元に隠れたりして」

白スライム「ピギィッ! ピキキィッ‼︎」ブンブン

召喚士「えっ? 動きが怪し過ぎて何か企んでるようにしか見えない?」

触手「」ギクッ

白スライム「ピキィッ! キィッ!」プルルン

召喚士「しかもあぁいう声色で話す時は確実に邪な事を企んでる? えぇ~まさかぁ~?」チラッ

触手「ヨ、ヨコシマテ ナンノコッチャロナ~? トラガラノ ベツメイ トカカイナ~?」グネリグネリ

召喚士「……しょっくん」ジトッ

触手「ちゃ、ちゃうねん! ホンマにやましい事はあらへんねん!」ワタワタ

触手「企みなんちゅ~のは以ての外! 単なる興味! それだけなんやて!」ウネグネグリュルドロ

召喚士「……明らかに怪しい動きをして、変な色の粘液を滴らせつつ言われても……」ヒキッ

触手「ホンマにちゃうんやて……ワイはただ、未知なる感触を体験したいだけなんよ」ウネウネ

召喚士「……未知なる感触?」

触手「せや! ホレ、さっきも言うたけど目の前でホンマもんのスライムを見るんは初めてなんや」

触手「せやからな? 嬢ちゃんがそないにえぇ触り心地や言うたら、触りたくなるんが道理やろっ?」

召喚士「ん~……それはまぁ、そうかもだけど」

白スライム「……ギィッ」ジトッ

触手「な、なんやドリー! そないな目で見おってからに……嬢ちゃんからも言うたってや!」

召喚士「……しょっくんだもんねぇ」ハァ

触手「信用ゼロっ!? 殺生なっ!」グニーン

召喚士「こればっかりは日頃の行いが……ねぇ?」

触手「なんでやぁぁぁっ……ワイは常に紳士として振舞っとるっちゅうのにぃぃぃ」ドロドロ

白スライム「……ピキィ」プルン

召喚士「し~っ! そんな風に言っちゃダメだよっ?」

白スライム「……」プルルン

触手「えぇねんえぇねん、ど~せワイは信用皆無で嫌われ者のエロ触手やもんね~~」イジイジ

召喚士「あぁ……しょっくんスネちゃった……」

召喚士(元々昨日のアレで気持ちが沈んでたのも有るし……このままじゃ流石にちょっと可哀想かな?)

触手「はぁ~ぁ~……なんや気持ちが沈んできよったなぁ~……もぉ寝てもうたろかいなぁ」グネン

召喚士「しょっくん……ほ、ほら! そんないじけてるのなんてしょっくんらしくないよっ?」ソッ

召喚士「もっとさ、いつもみたいに元気よく前向きにさっ! ねっ?」ポンポンッ

触手「そないに無理せんでえぇんやで……嬢ちゃんもホンマはワイの事なんか……」ウジウジ

召喚士「そんなこと無いって! しょっくんは大切なお友達だよっ」

召喚士「……ねぇ、ドリーも何か言ってあげて?」ボソボソ

白スライム「……キィ」フイッ

召喚士「ほ、ほらっ! ドリーも仲間だって言ってるし! だから、ねっ?」アセアセ

触手「そないなこと、口だけやったらナンボでも言えるやないか」ウゾウゾ

召喚士「そんな、口先だけなんてこと……ナ、ナイヨー?」

触手「……せやったら、一個だけ……一個だけお願いがあるねん」ボソリ

召喚士「お願い? えっと……どんな?」

触手「……ワイはな? ホンマに仲間同士思うてるんやったら、ちっとくらいのスキンシップは許される筈や思うんよ」チラリ

召喚士「しょっくん……それはまぁ、そうかもだけど」

触手「いや、分かっとる! スキンシップとセクハラは別モンやっちゅうことは重々承知や」

触手「せやから場所は問わへん、せめて……せめて一揉み……っ!」

召喚士「一揉みって……そこは普通、一撫でとかなんじゃ」

触手「せやかて感触を確かめるんには撫でるだけやと足りんねんな」

触手「無茶を言うてるんは分かっとる! せやけど頼むでドリ~~っ! 後生やぁっ!!」ガバッ

召喚士「う~ん……どうする?ドリー」

白スライム「……キィ……ピキィ?」ハァ

召喚士「それは……うん、そうかもだね」

白スライム「…………ギィ」ハァァァ

召喚士「そんな投げやりな……でも、うん……」

触手「なんやなんや? ドリーは何つってたんよ?」ウネリ

召喚士「えっ? あ~……一揉みなら良いよって」

触手「ホンマかっ!? おっしゃぁぁぁっ!! さっすがはドリー! 愛しとるでっ!!」ニョルン

白スライム「……ギィ」ズーン

召喚士「ハ、ハハハハ……」

触手「ん? なんや二人してそないに微妙な顔しとるん?」

召喚士「えっ!? な、なんでも無いよ! うん!」アタフタ

召喚士「それよりホラッ! 済ますなら早いとこ済ませちゃお? ねっ!」

触手「……? まぁ、確かにその通りやな……うっしゃ! そったら早速!!」ウネリネリ

召喚士「えっと、確認しておくけど一揉みだよ? それと一回をず~っとするのも……」

触手「んっ? ……はっは! そないなこと言われんでもワカッテルガナ~」チッ

召喚士「ねぇ今の音って舌打ちじゃないよね? 私の気のせいだよね?」

触手「んな訳ないやろ~、そもそもワイに舌とかあらへんしな~」クネクネ

触手「……そんじゃ、気を取り直して……いくでぇドリー!」グワッ

触手「いっただっきまぁぁぁっす!」グネリグネグネ

白スライム「……」ムニニッ

触手「お……おぉぉ……これは確かに……むぅぅ」グネリ

白スライム「……」フルフル

召喚士「しょ、しょっくん? そろそろ……」

触手「分かっとる分かっとる! そないに心配せんでももう止め……ん?」フニュリ

召喚士「……? しょっくん、どうかしたの? ほら早くしないと……」ソワソワ

触手「いや、わかっとるんやけど……おっかしいなぁ……この感触、前にどっかで……?」サワサワ

白スライム「……」プルプルプル

触手「……ああっ! ココまで出てきとるんやけどなぁ~っ!ぬぅ~~っ!!」モムモム

触手「ワイとしたことが、どないしてこないにあやふやな……あやふや?」クニュリ

召喚士「しょっくん……ほ、ほらっ! もういい加減にしないとっ」ハラハラ

触手「あやふやな感触……あぁ……っ! あぁぁぁっ! 思い出しt」モミモミンッ

白スライム「…………ギィィッ!!」ブチッ!…ガブゥッ!

ぎ ぃ や あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ?

・・・

白スライム「……キィッ!」プンプンッ

召喚士「あ~、う~……よ、よしよし……ガマンしたんだよね? うん、分かってるからね」ナデナデ

触手「お~~っ……いったたたた……何も噛まんでもええやんかぁ」サスサス

触手「ワイの滑らかバディに歯型がくっきりやがな……どうせ噛むんにももうちょい加減をやなぁ」プラプラ

白スライム「……ピキィ」ジロッ

召喚士「……何ならまた今度、姿を変えて改めてかみ直してあげようか……だって」

触手「えっ、ホンマに!? そったら今度はおぼこいようz」

召喚士「あ、ゴメンっ……姿はワイバーンとガーゴイル、キマイラの中から選ばせてあげる、って」

触手「丁重にお断りしておいて下さい、いや本気で」

召喚士「まったくもう……しょっくんはもう少し反省しないとだよ」ハァ

触手「いやいや、コレでも反省はしとるんやで? ホンマはすぐ手を離すつもりやったし」

触手「ホンでも……あぁして粘っただけの成果は有ったしなぁ」ウネウネッ

召喚士「成果? 成果って……どんな?」

触手「いやな? ワイとしてはスライムに触るんは初めての経験やった訳やけど」

触手「実際に触ってみたらなんや前にどっかで触ったことある気ぃがしてきてん」

触手「さっきはそれが中々思い出せへんかったんやけど、揉みまくったお陰でようやっと思い出したんや」ニョルンッ

召喚士「へぇ~……あれ? そしたら……もしかして、それって今日だったり?」

触手「おぉ! 流石は嬢ちゃん! 察しがえぇなぁ……せや、間違いあらへん……アレは……」ウネッ

召喚士「……っ」ゴクリ

触手「ついさっき夢で見た特大パイオツ饅頭の感触そのものやでっ!!」ウニョルーン

召喚士「」ガクッ

白スライム「……」ハァ

触手「いっやぁ~~! こないなこと滅多にあらへんでぇっ!」

召喚士「……そ、そうだねっ……スゴイ偶然ダネー……」ハァァ

触手「いやいや! ひょっとしたら偶然やのぅて、遂にワイに予知能力が備わったんかもしれへんで!」

触手「ホンマに思い出せば出すほど感触がクリソツなんよっ!」ウネリッ

召喚士「へぇ……そうなんだぁ……ヨカッタネー」シラーッ

触手「……何や嬢ちゃんどうかしたん? 目が死んどるで?」

召喚士「ソンナコトナイヨー、キノセイダヨー」フイッ

触手「そうかい? ホンならえぇねんけど……いやしっかし、思い返すとホンマに色々とけったいな夢やったなぁ~」ウネリネリ

召喚士「そっかー……色々とけったいだったんだー」

触手「そうなんよ! 変にリアルな割りにツッコミどころだらけっちゅ~んかな」

触手「人肌な温さで再現度高い思たら、パイオツ饅頭やのに二つやのぅて一個っきりしかあらへんかったり」

触手「ホンマに最高の揉み心地やってんけど、饅頭にしちゃあ弾力があり過ぎやし」

触手「挙句の果てにゃ! 饅頭の癖に揉んだり食べたりしようとすると逃げよるんや!」

白スライム「……?」ピクッ

召喚士「へー……お饅頭が逃げるなんて不思議な夢だねー……」

触手「せやろっ!? いっや~……我が夢ながらホンマにけったいな夢を見たもんやで」ウネウネ

白スライム「…………ピキィ」サァァッ

召喚士「……? ドリーどうしたの? なんだか顔色が」

白スライム「……ピキィ」

召喚士「えっ? イヤな予感がする? それって何のk 」

触手「おっ、なんやドリーも勘がえぇなぁ! 実はけったいなことはまだ有ったんよ」

触手「さっき言った饅頭な、これがまたトンデモなく不味かったんや!」

触手「なんと……鉄の味やで!? なんぼなんでも鉄はあり得んやろ!」

触手「あんまり不味いもんやから吐き出したろか思ぅた所で、まぁ目が覚めてもうたんやけどな」ウネウネ

召喚士「へぇ~……あれ? でもお饅頭にしては弾力が有ったって言ってたけど食べれたの?」

触手「ん? あぁ、そこはワイやからな……一口で丸呑みにしてもうたんよ」ウネッ

召喚士「一口でって……しょっくんは夢の中でもお行儀悪いんだから」ハァ

触手「いやいや! 仮にもパイオツの形をしとるモンを齧るっちゅうんも何やアレやない?」

召喚士「それを言うなら、そもそもそんな物を作らないでって私は思うんだけどなぁ」

白スライム「……キィッ……ピキキィ?」フルンッ

召喚士「へっ? しょっくんに? 何でそんなことを?」

触手「……? 何やドリーがどうかしたん?」

白スライム「……ピキィ」クイッ

召喚士「……えっと、しょっくんがその夢を見て起きたのってどのくらい前か、って」

触手「んあ? いつか言うたらさっき部屋でおkやなくて! ここで嬢ちゃん達と起きた時やな! うん!!」

白スライム「……ピキキィ」プルンッ

召喚士「……? 落ち着いて聞いてって……うん、分かったけど……?」

白スライム「キィ……ピキィ?」プルプル

召喚士「えっ? ……えっ???」

触手「……? どうしたんや嬢ちゃん、ドリーは今なんつったんよ?」

召喚士「……今のしょっくんの話に出てきた饅頭が……私の探してるスライムだったんじゃないか、って」

触手「んあっ? んっと……それは……つまり?」

召喚士「……寝ボケてお饅頭と間違えて食べちゃった……ってこと、かな?」

白スライム「……」フルリ

触手「……は、はは……こりゃまたけったいな事を言い出しよるなぁドリーは」ウニョリ

召喚士「ほ、ホントだよね~っ! そんな、まさか寝ボケて食べちゃうなんて……無い、よね?」

白スライム・召喚士・触手「…………」シーン

召喚士「は、ははは……しょっくんってば何でここで黙っちゃうの?」

召喚士「別に、その……面白い事とか言おうとしたりしなくて……良いんだよ?」タラリ

触手「……実はさっきからな、夢見のせいやろ思って気にしてへんかったんやけどな?」

召喚士「……う、うんっ?」

触手「なんちゅうか……何か食った後みたいに腹が膨れとるんよなぁ」

触手「具体的には、ちょうど今のドリー位のモンを飲み込んだ後くらいの腹具合っちゅうか……うん」フイッ

召喚士「……それって、つまり……」

触手「……ご馳走さんでした」

召喚士「……あぁ……」フラッ

白スライム「!? ピキキィッ‼︎」ササッ!…ボヨンッ

触手「おわっ!? 嬢ちゃん大丈夫かいな!?」ワタワタ

召喚士「……大丈夫……ちょっと目眩がしただけ……ありがとドリー」

白スライム「……キィ」フルンッ

召喚士「でも、あぁ……こんな日が来るんじゃないかって思ってはいたけど……」

召喚士「お友達に成れたかもしれないのに!……丸呑みにしちゃうなんてあんまりだよ!!」キッ!

触手「い、いや! んなこと言うても寝てるときやし不可抗力やがな!」アタフタ

召喚士「『ゲテモノは取り敢えず食ってみるのがワイの流儀や』とか言って普段から魔物を丸呑みにしてるから!」ジワッ

触手「うぐっ」

召喚士「そんな倒し方しないで普通に倒してってお願いしてたのに……うぅぅ……」シクシク

触手「いや、そりゃあ……ぐぬぅ」フニャリ

白スライム「……ピキィ……ピキキィッ?」フルルンッ

召喚士「え……? ……でも」

白スライム「キィッ、ピキィピキッ」プルンッ

召喚士「…………そう、だよね……仕方が無いモンね」ユラリ

触手「お、おぉっ? なんや嬢ちゃん、もう立ち直ったn」

白スライム「……」シュゥゥゥッ

……ジャキンッ!

白大鎌「……」フワッ

召喚士「……よいしょっと」ガショッ......ブォン!ブォン!!

触手「」

召喚士「……うん、それじゃあいくよ、しょっくん」ジャキッ

触手「ちょっ!? 待ってぇな! いくよってそないなモン持ってどうする気ぃや!?」ワタワタ

召喚士「どうする気って……見たら分からない?」キョトン

触手「……気持ちを切り替えて山に草刈りに行くっちゅう可能性は……」

召喚士「無いよ?」ググッ

触手「タンマタンマタンマッ!! 嬢ちゃん落ち着くんや!!」ウゾウゾ

触手「ワイの中のスライムを助けたろって事なんやろうけど、そないなモンを使うたらっ!」

召喚士「大丈夫だよ、コレの使い方もだいぶ慣れたし内臓の皮一枚までで上手に刃を止めるから」ジリッ

触手「いやいやアカンて! モツが切れたらアカンて!! ちょっ! 目が座っとって怖っ!?」

召喚士「……変に動くと余分な所を切っちゃいそうだから動かない方が……まぁいいや、いく……よっ!」ブォンブォングワッ‼︎

触手「まままままっ!!? もっと確実な方法があるんやぁぁぁっ!」グニニニッ

シャギィィンッ‼︎

召喚士「……確実な方法?」ジッ

触手「お……おふ……おぅふ」ヒクヒクッ

召喚士「しょっくん? 確実な方法って何のこと?」ググッ…ザキンッ

触手「っ!? そ、そもそもやなっ! ワイの体を割いたところでスライムが出てくるって限らんねんな!」

召喚士「……それは、もう手遅れだってこと? それならまだ、やってみないと……」グッ

触手「ちゃうねん! 最後まで話を聞いたってや!」ウニウニ

触手「ほれ、ワイもいつも色んなモンを飲み込んどるけど、蛇みたいに体が飲んだモンの形にって事は無いやろ?」

召喚士「それは……一瞬で溶かしてるからなんじゃないの?」

触手「いんや、ワイも流石に一瞬で溶かすっちゅうんはできへんねん」

召喚士「そうなの? でもそれじゃあどうやって……あ」ハッ

触手「おっ? その反応は気付いたみたいやな……そうや、簡単な話や」

触手「『ここにおるワイ』に収まらん分は『他んところのワイ』の所に送ればえぇんや」ウネリ

召喚士「つまり、しょっくんが飲み込んだ物はしょっくんを通って……」

触手「ワイの大元の所に送られる、っちゅう事やな」

召喚士「そんな……それじゃあ、もうどうやったって……」ヘタッ

触手「……これで一先ずワイを割いても意味があらへん、っちゅうことは分かってもらえたかいな」

召喚士「……でも、それじゃあしょっくんの言ってた確実な方法って何なの?」

召喚士「今の話がホントなら、もう今更どうしようもないんじゃ」

触手「それがそうとは限らんのやなぁコレが! そったらこっからが本題や」ウニョリ

触手「探しとるスライムはワイの中を通って大元のワイん所に送られとる訳やけど」

触手「送られた言うても、そこもあくまでも『ここにいるワイ』と一繋がりの所に送られとるだけや」

触手「つまり、まだ大きな括りで見れば『ワイ』の中におるっちゅうんには変わりがないんやな」ウネウネ

召喚士「……えっと? それは、そうかもだけど……それだと何なの?」

触手「ぬっふっふ……結論を言うとやな?」

触手「コッチからアッチに送れるっちゅうことは、逆にコッチからアッチのモンを取り出せるっちゅうこっちゃ」ウネーン

白スライム「!?」

召喚士「ほ、本当に!? それじゃあ!!」

触手「言ったやろ? 確実な方法ってなぁ!! これで万事解決やでぇ!!」ドヤァ

召喚士「もうっ! そんな方法があるならもっと早く言ってよね! 危うく真っ二つにしちゃうとこだったよ」プンプンッ

触手「ハハハ……まさかノータイムで狩りにくるとは思わんかったんよ」

召喚士「あぅ……ゴメンね? ちょっと助けなきゃって考えで頭が一杯になっちゃって」

触手「いやまぁ、元はと言えばワイが悪いんやし気にせんといてや?」

召喚士「そう言ってくれると助かるけど……そう言えばケガはない? 鎌の切っ先は逸らした筈だけど」

触手「あぁ……お陰様でワイの方は薄皮一枚削がれただけで済んどるで、うん」

召喚士「ワイの方は……? って、あぁっ!? 床がぁっ!!」

触手「こらまたキレイに切れとるなぁ……石の床が」ブルリ

召喚士「うわぁ~、うわぁ~……どうしようコレ……ザックリいっちゃってるよぅ」

触手「まぁそこら辺はお師匠はんが帰って来るまでにバカ馬にでも頼めばえぇやろ」ウネウネ

召喚士「……なんだかここ何日かユッくんに頼ってばっかりな気がする」

触手「あ~……言われてみればそうかもなぁ」

触手「まぁいつも草食うか走ってるか何やし、たまにはこき使ってやってもバチは当たらんやろ」ウネリ

召喚士「う~ん……そういうものかなぁ?」

触手「まぁそったら事は後で考えようや! 今はホレ、もっとやらにゃあならん事があるやろ」ウネウネッ

召喚士「……それもそうだね、それじゃあしょっくんっ」

触手「了解やで! そしたら……いくでぇ~……っ」ググッ

召喚士(あれ? そう言えば……)

召喚士「ねぇしょっくん、丸呑みにして食べた物を取り出すって、もしかs」

触手「……オンエロエロエロロロロ」ドバババババッ

・・・

ガラ...ガラガラガラッ!

召喚士「……」ガラガラッ

白昼夢「……」フィヨフィヨ

触手「……あっちゃ~……こりゃあ参ったわなぁ」ウネリ

召喚士「しょっくん……この際だから取り出す方法について一言なかったことについては何も言わないよ」プルプル

召喚士「でも、だよ……? なんで、こんな部屋が埋まりそうな量の物が出てきちゃったのかなぁ!?」

触手「いっやぁ~いっちゃん最近飲み込んだモンだけ出そう思っとったんやけどなぁ」

触手「なにぶん出すことより入れることの方が断然多かったからなぁ」

触手「勢い余ってちっとばかし余計に出してもうたみたいやわ、いやぁ~! ホンマにスマンかったわぁ」ウニョウニョ

召喚士「これはどう見てもちょっとってレベルじゃないよ……こんなのどうしたら」

触手「ん~、これはバカ馬に頼んでもアカンやろし……ワイの方でなんとかするわ」

召喚士「なんとかって……どうやって?」

触手「そらまぁ端から順に飲み直しやろな」ヒョイバクッ

召喚士「えっ」

触手「えっ」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「えっと……戻したモノをまた食べるって、平気なの?」

触手「別になんも? これも一種の反芻みたいなモンやし」ガボッゴキュン

召喚士「……ちょっと色々と違うような気がするけどなぁ、それとは」タラリ

召喚士「……それにしても」キョロキョロ

召喚士「見たこともないような物が随分と沢山あるね……これとか何に使うのかな?」ガララッ

触手「ん~? あぁ、そこら辺のモンは無闇に触らんといた方がえぇで?」

召喚士「へっ?」カチャッ

バキュゥゥゥンッ‼︎

召喚士「きゃあっ!?」ズデッ

触手「はうぁっ!?」パーーンッ!

召喚士「イタタタ……なに今の、ビックリし……って、しょっくん大丈夫!?」

触手「ぉ……ぉぉ~~ぅ……不意打ちで喰らうと効きよるなぁ……っ」ダクダクダク

召喚士「ももももしかして私のせいっ!? なんでっ!? ちょっと取っ掛かりをひいただけなのにっ!?」ワタワタ

触手「いっやぁ~初めて触ったモンで的確に狙い撃ちとか嬢ちゃんも大概やで」ダクダク

召喚士「あぅぅ……ホントにごめん……でも、いまのは何が起きたの? すごい音がしたけど」

触手「あ~……いま嬢ちゃんが使うたんは『銃』っちゅう武器でな」ググッ

触手「こんな感じのちっこい弾を爆発の勢いでごっつい速さで飛ばすモンなんよ」キュポッ

召喚士「爆発の勢いでって……でも私は魔力とか全然使ってないよ?」

触手「いや、それは魔力を使わんで爆発させるんやって……どうやってるんかはよぅ知らんけど」

召喚士「へぇ~……そんな不思議な物が……」シゲシゲ

召喚士「あれ? でも何でそんな物がしょっくんのお腹の中に入ってr」

触手「さぁ~てさて! さっさと続きをせんとな! 早よせんと日がくれてまうで~!パシッゴキュッ

召喚士「……誤魔化してる……はぁ……でもそうだね、早く見つけないとだね」ガラガラッ

・・・

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「ふぅっ……ん~っ! だいぶ片付いてきたねっドリー」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「……そうなんだよねぇ……ねぇ! しょっく~ん!」

触手「ほが? んごぐっ……なんや~? 見つかったんか~?」ゴックン

召喚士「うぅん、まだ~……それじゃあ、やっぱりそっちも見つからないかぁ」

触手「せやなぁ、そろそろ見つかってもえぇ頃や思うんやけどなぁ」ゴックン…ガララッ

召喚士「……間違えてまた飲んじゃったりしてないよね?」

触手「いやいやいや! 一個ずつちゃんと確認しとるからっ! 流石にそれはあらへんてっ!」バクンッ

召喚士「……そうだよね、ごめんっ! なかなか見つからないから、つい……」フゥ

白昼夢「……」フィヨフィヨ

触手「……まぁ結構な量を探した筈やし嬢ちゃんも流石に疲れたやろ?」

触手「ワイはこのまま続けるさかい、嬢ちゃんはそっちで休んどきぃや」ウネウネ

召喚士「えっ? ……でも」

触手「えぇからえぇから! ほれ、さっきみたいに危ないモンもまだあるやろし」

触手「疲れたまんま作業してワイならともかく、嬢ちゃんが怪我したらえらいことやろ? せやから、なっ?」グニグニ

召喚士「……それじゃあ、悪いけどちょっとだけ休ませてもらうね?」

触手「あいよ~っ! そったらソッチの方はあらかた片付いとるけど、まだなんか残っとったら後で教えてや~」ガラガラ…ゴクンッ

召喚士「うんっ、分かった~……よい、しょっと」ガララッ

召喚士「ふぅ……ん~っ、やっぱりここ数日のお試し召喚の疲れが溜まってるのかなぁ?」グルグル

召喚士「明日は最終日だし、今日はいつもより多めに食べて早めに寝なきゃか、なぁっ!?」グニッズルンッ!

ガラガラガシャーン‼︎

触手「ふおっ!? 嬢ちゃんどないしたんや~っ!? スゴイ音がしよったけど~!」ウネリ

召喚士「いったぁ~~っ……だ、大丈夫ちょっと足を滑らせちゃっただけ~っ!」サスサス

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「うん、大丈夫……お尻をちょっと打ったけどケガって程じゃないよ」スクッ

召喚士「それにしても、何だか変な感触だったけど……なに踏んだのかな?」

水溜り?「」ドローン

召喚士「ありゃ? 水溜り? 何でこんな所に……しかも何だか変な色だし」シゲシゲ

触手「……? なんや変わったモンでも落ちとったんか?」ウネウネ

召喚士「あっ、しょっくん……うん、なんだか変な色の水溜りがね?」

触手「水溜り? ……ホンマや、なんやこれ」

召喚士「鉄製の何かがしょっくんの中で溶けちゃったとか?」

触手「いんや、せやったら周りのモンも溶けとる筈やからちゃうと思うで」

召喚士「ってことは、これはこういう色の水ってこと? ……ん~」

触手「そうなる筈なんやけど、なんや嬢ちゃん違うとる思うんかい?」

召喚士「うん……なんだかこう、感じるものがあると言うか……ん~?」

触手「嬢ちゃんがそう言うんやったら何かあるんかもしれんけど、今はそっちは後回しにしとかんかい?」

召喚士「……そうだねっ、まずはスライムちゃんを探して!それから考えよっか」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「へっ? ……あはははっ、流石にそれはないんじゃないかなぁ?」

触手「ん? あぁ、またなんやドリーが言っとるんかい? なんや今日はドリーがよう喋りおるなぁ」

召喚士「そんな事ないよ? ドリーは普段から結構お喋りさんだし」

触手「ふ~ん? そうなんかぁ……まぁ確かに、コッチの言うてる事にはすぐ反応しおるもんなぁ」

触手「ほんで? 今度は何て言うてるんよ?」ウネリ

召喚士「それがね? そこの水溜りがスライムちゃんなんじゃないか? って」

触手「……」ピタッ

召喚士「鉄みたいな質感だったし、溶けたらあんな風になるんじゃないか? って」

触手「……」シーン

召喚士「まさかそんな中途半端なことにはならな」

触手「……」ダラダラ

召喚士「……くも、ない……の? ひょっとして」ヒキッ

触手「……」フイッ

召喚士「……そ、それじゃあもしかして……あの水溜りはやっぱり」サァァッ

触手「あくまで……可能性っちゅう事なら……あり得るわなぁ、うん」

召喚士「……あぁ」ヨロッ

触手「せ、せやけど! 可能性やでっ!? まだアレがスライムって決まった訳やないやん!」

触手「どっかであないな感じのモンを食ってもうただけかもしれh」

………ゥゥゥ

召喚士「……?」キョロキョロ

触手「……? どうしたんや嬢ちゃん、そないにキョロキョロしおってからに」

召喚士「……しょっくんは、聞こえなかった?」

触手「聞こえんかったって……何が?」

召喚士「いま微かに呻き声みたいなのが聞こえたような……」タラリ

触手「呻き声ってまさか……ハ、ハハハ嬢ちゃんも意地が悪いなぁ」

触手「なにもこないな状況でそないな冗談言わんでもえぇy」

……ゥゥゥゥゥ

触手「」

召喚士「ほ、ほらっやっぱり……っ」

触手「ここここここういう時はアレや、えっと、そう! 風の音やで!!」ビシッ!

触手「どっかから吹き込んだ風が何かに反響して唸り声みたいに聞こえるんや!!」

召喚士「しょっくん、多分それだったらずっと音がしてたんじゃ無いかなぁ」

触手「きっと気付かんかっただけやて! ほれ! ワイらずっと話とったし!!」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

召喚士「でも、ドリーも今までこんな音はしなかったって言ってるよ?」

触手「うぐっ……ほ、ほんなら……!! そうや! さてはドリーがワイを脅かそうとこないな音をっ!!」

召喚士「そんな変な意地悪、ドリーはしないよっ! それに今のドリーは変身してないからこんな音は出せないし」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

……ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

触手「……そったら……詰まる所、嬢ちゃんはこう言いたいんかい?」

触手「この地の底から響いてくるような音は、死んでもうたスライムの怨みg」

グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

召喚士「……」

触手「……」

白昼夢「……」フィヨフィヨ

キュルルルルゥゥゥゥゥゥゥ

召喚士「えっと……この音ってもしかして、お腹の音?」

触手「……食い足りないまま死んだから今も腹を空かせて……ってことやったり?」

召喚士「それはそれで怖いけど……その割りには可愛らしい鳴り方な気がするような……」

触手「この音は……そっちの方から聞こえてきとるみたいやな」クネリ

召喚士「そっちの方ってことは……もしかして」ソロソロ

水溜り?「」グゥゥゥキュルルルル

触手「……この水溜りから音がしとるみたいやな」

召喚士「それじゃあコレって……生きてるってこと、だよね?」

触手「まぁ、そうなるやろなぁ」

召喚士「こんなに形が変わってるのに……大丈夫なのかなぁ?」

触手「ん~、少なくとも腹を鳴らす位の元気はあるんやない?」

召喚士「……でも全然動かないよ? 動けない位に弱ってるってことはないかな?」

触手「いんや……この場合は寝とるか気ぃ失っとるってところやと思うで?」

召喚士「寝てるか気を失ってるか、ねぇ……それなら呼び掛けたら起きるかな?」

触手「せやなぁ……うしっ! そったら嬢ちゃんが声かけてみぃや」 ウネリ

召喚士「うんっ! ……あれ? でも……ひょっとして、しょっくんが声をかけた方が良いかな?」

触手「ん? そらまた何でや?」

召喚士「いやね? しょっくんならこの子に分かるように話しかけられるんじゃないかな~って思ったんだけど」

触手「あ~……それは一理あるかもやけど……まぁ、やめといた方がえぇやろな」

召喚士「えっ? なんでなんで? 良いアイデアだと思うんだけど」

触手「いや~ワイ自身もどないな状況だったか分からんけど……一度はソイツのこと呑んどる訳やし?」

召喚士「……そう言えばそうだったっけ……」

触手「せやろ? まぁワイは目が覚めた後ソイツが逃げんように気ぃ付けとくわ」 ウニョロニョロ

召喚士「そっか……うん、それじゃあお願いねっ! 結構早いから気を付けてね?」

触手「あいよっ! 任しときぃやっ!」ウネウネ

召喚士「……よしっ! スライムちゃ~んっ! お~~いっ!」

水溜り?「」 シーン

召喚士「……お~~~いっ!! 起きて~~~っ!!」

水溜り?「」 シーン

召喚士「う~ん……起きないねぇ」 フゥ

触手「そったら寝とるんやなくて気ぃ失っとる感じかもなぁ」

召喚士「それだと……やっぱり軽く叩いたりした方が良いのかな?」

触手「ん~~……まぁいきなり噛み付いてくることもあらへんやろし、そんな感じでえぇんちゃう?」ウニョリ

召喚士「だよね……それじゃあ……っ」ツンッ

水溜り?「」プルンッ

召喚士「! ……お~いっ」ツンツンッ

水溜り?「」プルルンッ

召喚士「……おぉ~」 マジマジ

触手「……? 嬢ちゃん? どないしたん?」

召喚士「ふぇっ!? あっ、なっ! なんでも無いよっ!? うんっ! なんでもっ!!」 ワタワタ

触手「ホンならえぇけど……起こすんならもうちっと強めにやったらなアカンのやない?」

召喚士「もうちょっと強く……そうだよね、うん……それじゃもう一回っ!」 スッ

召喚士「スライムちゃ~~~んっ!!! 起~~き~~て~~!!!」 パチュンパチュンパチュン

水溜り?「」ドゥルンドゥルンドゥルン

召喚士「うわっ、すっごい波打ってる……けど、やっぱり起きないみたい」

触手「ん~……これ以上の力で叩いてダメージになってもアカンしなぁ」

召喚士「ん~……っ! そうだ! それならっ」 スクッ

触手「おっ? 何や思いついたんかいな」

召喚士「まぁねっ! ちょっと上に行ってくるから、その間スライムちゃんのこと見ててねっ」

触手「あいよっ! まかしときぃ!」

タッタッタッタッ

・・・

1召喚士が戻ってくる所から or 2待ってる間の触手達の様子 安価↓(安価無しなら1)

・・・

触手「さてと……まかしときぃって言ったはえぇけど……」

水溜り?「」 キュルルルルゥゥ

白昼夢「……」 フィヨフィヨ

触手「……嬢ちゃんがおらんくなると、メッチャ静かになってまうわなぁ」

白昼夢「……」 フィヨフィヨ

触手「そういや、腹音させて寝とる水溜りを抜いたらドリーと2人きりっちゅうことになるんか」

白昼夢「……」 フィヨフィヨ

触手「そういやバカ馬とは一緒におるみたいやけど、ワイとドリーだけゆうんは初めてかも分からんなぁ?」

白昼夢「……」 フィヨフィヨ

触手(……嬢ちゃんはあぁ言うとったけど……ホンマにお喋りなんかいなぁ)

触手(何かの姿になっとらん時は何を考えとるかよぅ分からんからなぁ)

触手(ホンマはドリーがお喋りなんや無くて、嬢ちゃんがそう思い込んどるだけとかや無いんかね?)

白昼夢「……」 フィヨフィヨ

触手(どうにもドリーとお喋りっちゅうワードが繋がらんわなぁ)

触手(ワイとしてはもっと、何ちゅうかアレやな……言葉少なめなクール系って印象があるわな」

白昼夢「……?」 フィヨ...

触手「そんでもって目元もキリッとした感じで声はちょっちハスキーな感じ?」

触手「髪とか肌はまぁ、真っ白として見た目はやっぱり……(安価↓)やろな!」

* 1ロリ or 2JK or 3お姉さん

触手「うんうん、ロリ特有の幼さとクールな性格のギャップが萌えやな!」

触手「……いやしかし、ロリな印象に関しちゃあのバカ馬の所為もある様な気ぃも……ん」

白冷幼女「……」 ジトッ

触手「あ、ありっ? 何で来ないな所に幼女って……んがっ」

触手(しもたっ! 途中から心の声だだ漏れで喋ってたんとちゃうかコレっ!?) ダラダラ

白冷幼女「……」 チョイチョイ

触手「お、おぉっ? な、何や? 手招きって……来いってことかいなぁ?」 ウニョリウニョリ

触手「あ~っと……ど、どうしたんドリー? あ~、もしかしてワイと話す為にそないな姿n」

白冷幼女「だまれ、いんじゅー」 グワシッ

触手「ぉっふおっ!?」 グニュニッ

白冷幼女「もうそうしてる ヒマが あるなら もっと やくにたつことを かんがえる」 ギニギニ

触手「ほっ、ほぁ……っ、ド、ドリーはん? 何をいきn」 グニニッ

白冷幼女「……へんじは?」 ギニュッ

触手「はいぃぃっ!! わっかりましたぁぁっ!」 ニュビシッ!

白冷幼女「ん……それだけ……」 テイッ...シッシッ

触手「おぅっ……わ、わかりましたスンマヘン」 シュゴシュゴ

白冷幼女「……」

触手「……」 ウネウネ

…………シーン…………

触手(これは……これは……っ、チャンスやでぇっ!!) ブルリ

触手(何はともあれ、今の状態ならワイの方もドリーが何を言っとるか分かる)

触手(今までなんだかんだでコミュニケーションとっとらんかったからなぁ)

触手(これを機にえぇ感じに仲を深めたろうやないかいっ) グネネッ

触手(それに今回は上手いことにドリーが変身しとるんも幼女やしなっ」

触手「上手いこと仲良うしていけば……ぐふふふふっ」 チョンチョン

触手「嬢ちゃんが帰って車での間……ちっとばかし楽しく過ごしてもバチはあたらへんよなっ!」 クイクイッ

触手「ぐへへへへっ、よぉ~っしそうと決まれば先ずは……んっ?」 グイグイッ

白冷幼女「……」 ゴゴゴゴゴ

触手「……ぁ~……もしかして、ワイってば……まぁたやらかしてもうた?」 ダラダラダラ

白冷幼女「……」 フッ

・・・

召喚士「よいしょっ、よいしょっ」 チャポチャポ

召喚士「ふぅ、思ったより時間がかかっちゃったなぁ……っとと」チャプンッ

召喚士「もしかして、スライムちゃん起きてたりするかなぁ? それならそれで良いけど……」

召喚士「やっぱり、折角ならキチンと挨拶して仲良くなりたいしねっ」

召喚士「よしっ、着いた……あ~、しまったなぁ……お鍋持ってると扉が……んっ、しょ」 チャプッ

召喚士「よし開いたっ! 二人とも、お~待たs」

白冷幼女「……へんたい、へんたい……しんじゃえ」 グリグリ...ゲシゲシ

触手「あばっばばばっ! う、上履きでグリグリはやめてててててっ!? ひぎぃっ! あ、あおぉぉぉっ!」 ビッタンビッタン

召喚士「」

白冷幼女「いつも、いつも……ヘンなことばかり かんがえて……はずかしくないの?」 ゲシゲシ

触手「ほ、ほあぁぁぁぁっ!! あ、アカンっ! そこはっ! そこはぁぁぁぁぁっ!! 」 グネグネ

白冷幼女「……はなしを、きくっ」 ズンッ

触手「ほぎゃぁぁぁぁっ!! ……き、聞いてますぅ……聞いとりますぅぅぅ」 ビクビク

白冷幼女「なら こたえる……いきてて はずかしくないの?」 ジトッ

触手「あぁぁぁ、そんなジト目で見んとい……あれ? 何やさっきよりも質問が悪くなっとるようn」

白冷幼女「……」 グリグリ

触手「はっずかしぃぃぃ~~っ!! 生きててホンマにスンマヘ~~ンっ!!」 グネリグネリ

白冷幼女「フン……そうおもうなら こんごは もっと……?」 チラッ

召喚士「……あわわわわわわっ」 カタカタカタ

触手「おっ? 嬢ちゃん戻っとったん? せやったら 声掛けてぇな~」 ウネウネ

白冷幼女「……」 グリグリ

召喚士「う、うん……何ていうか……声を掛けられなかったっていうか」

触手「ん~? あぁっ! ワイが大きな声だしとったからビックリさせてもうたんかい?」

触手「せやったらスマンかったなぁ~、ついつい声が大きなってもうてな~」 ウネリ

召喚士「……それは、まぁ……謝られてもなんだけど……それより、しょっくん?」

触手「んっ? どした? 聞きたいことでもあるん?」

召喚士「いや……その、その子はドリーなんだろうな~っていうのは分かるよ?」

召喚士「……何でしょっくんが踏まれてるのかは、置いておくとして」

召喚士「さっきからず~~っと踏まれっぱなしだけど……痛くないの?」

触手「何やそないなことかい? そらモロチ……モチロン痛いに決まっとるがな」

召喚士「そ……そうなの? 何だかさっきまで叫んでた割りに平然としてるから」

触手「あぁ成る程……確かにさっきまで派手に叫んどったからなぁ」

触手「まぁアレや、そこら辺も含めてプレイの一環ってな感じやね」

召喚士「ぷ……ぷれい?」

触手「せやな、実を言うとワイも最近まで痛いモンは何をしても痛いっちゅう考えやったんやけどな?」

触手「この感じをなんちゅうたらえぇんかな……せや! 我々の業界ではご褒美ってなk」

白冷幼女「……フンッ!!」 ゴスンッ‼︎

触手「はっふぉいっ!?」 ビクーン‼︎

白冷幼女「……フンッ! ……フンッ!!」 ガスッ!ガギンッ!

触手「ちょっ、ドリー? なんやメッチャ痛……って!?」

白冷幼女「フンッ! エイッ! オラッ!」 ガキョ!メキョ!ドゴンッ!

触手「イッタタタタタッ!? おまっ! 釘バットって! そないなモンどっから!?」 ビタンビタン

白冷幼女「……そこのヤマから」 グググッ

触手「ななななんちゅうこっちゃ! ま、待ってぇな! 流石にそないなモンでやられたらいt」

白冷幼女「……いたいのが、ごほうび……なんでしょ?」

白冷幼女「なら…………たっぷり、ごほうびあげるね?」 ニコリ

触手「お、おぅふ……それは確かにさっき言うたけど、流石に釘バットは拷m」

白冷幼女「セイッ!!!」 ブォン‼︎

触手「ひぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」 グッシャァァァッ

・・・

召喚士「」 ガタガタガタ

触手「」 ヒクッヒククッ

白冷幼女「ふぅ……やっと しずかに なった」 ポイッ ガランガランッ

白冷幼女「……」 チラッ

召喚士「!?」 ビクッ

白冷幼女「……ゴメンなさい……おこる?」 モジッ

召喚士「ふぁいっ!? えっ、あっ、んっと? なな、何の話かなっ?」

白冷幼女「……しょーかんしに、アレのこと みててって いわれてたのに……」

白冷幼女「アイツだけじゃなくて、わたしも ちがうことしてて……だから……」 シュン

召喚士「へっ? ……あ、あ~~……な~んだぁ、そんなコト別に気にしなくって良いよっ! うんっ」 ブンブンッ

白冷幼女「……でも……しょーかんしが いっしょー けんめいに やってるのに……」 フルフル

召喚士「そ! そんな気にしなくって良いって!」 ワタワタ

白冷幼女「……もし めをはなした すきに いなくなっちゃってたら……」 グスッ

召喚士「その時は~……また一緒に探して貰うコトになってたと思うけど」

召喚士「そうだったとしても、ドリーも探すの手伝ってくれてたでしょ? ねっ?」 ギュッ

白冷幼女「それは……そうだけど……」

召喚士「でしょ? だったら別に良いって! ホラ! スライムちゃんも変わらずソコにいるしさっ!」

召喚士「だからさ? そんな顔しないで? ねっ?」 ニコッ

白冷幼女「…………んっ……わかった」 グシグシ

・・・

召喚士「よしっ、それじゃあ気を取り直してっと!」 チャポッ

白冷幼女「……? しょーかんし……その おなべは?」

召喚士「んふふ~っ、これは昨日アッちゃんが作ってくれたスープの残りだよっ」

召喚士「すっごく美味しかったから今日のお昼に食べようと思って残しておいたの」 ガコッ

白冷幼女「ん……いい におい」 クンクン

召喚士「でしょっ? これならスライムちゃんも良い匂いで飛び起きるとおm」

触手「ほぁ~、ホンマにえぇ匂いやなぁ~嬢ちゃん!」ウゾウゾ

召喚士「ひゃ!? しょ、しょっくん!? ……あんなにされたのに、もう目が覚めたの?」

触手「なはははっ!ワイも伊達に焼かれたり潰されたりしとらんっちゅうこっちゃな!」 ウネリン

召喚士「……何度も焼かれたり潰されたりしてるなら、そうならない様に気を付けようよ……」

触手「いやいやいや! そないな守りに入ってもうたら何もおもんないやないk」

白冷幼女「……おもしろい って……なにが?」 カラララッ

触手「ごめんなさい、最初から何も面白くなかったので釘バットは勘弁して下さい」 ウニョロロ

白冷幼女「……」 チラッ

召喚士「……あ、えとっ……しょっくんも一応反省してる……と思うから、ね?」

触手「せ、せやで! ホンマにもうふざけたりせぇへんから! せやからなっ? なっ?」 グネグネ

白冷幼女「……ふん」 ポイッ...カランカランッ

召喚士「……ふぅ……も~変な汗かいちゃったよ~……しょっくんもコレに懲りたら少しはマジメにねっ?」

触手「ふ……ふひぃ……何やワイもメッチャ変なしrやなくて汗! が出てきおったわ~っ!!」 ヌメヌメ

白冷幼女「……」 ジトーッ

召喚士「……しょっくん」

触手「イヤイヤ、ちゃうねん! 今のは別にふざけたんとちゃうねんて!!」

触手「何ちゅうかホレッ! 別に変ってのはそう言うんやなくてやな!? ベトベトして気持ち悪いみたいってか!」 ヌトヌト

白冷幼女「……しょーかんし、やっぱり アレは はんせー してないと……」

召喚士「……まぁまぁ、今回は少し言い間違えただけで変な意味とかも無いし、ね?」

白冷幼女「えっ」

触手「えっ」

召喚士「……えっ?」 キョトン

触手「……っ! ほ、ホレッ!! 嬢ちゃんもあぁ言うてるやん! せやからセーフやセーフ!!」 ウニョルルン

白冷幼女「……」 チッ

召喚士「……??? あれ? えと、もしかして私いま変なこと言ったりしちゃった?」 アセアセ

触手「いやいや、な~んもやでっ? まぁ言うても嬢ちゃんは天使やなぁ~、っちゅうことだけやな!」

召喚士「はいっ!? えっ、まってまって? 何でいきなりそんな事になるのっ?」

触手「なはははっ! そら天使のコトを天使や言うんは当たり前やないの、なぁ?」

白冷幼女「……どうい……ふほんい だけど」

召喚士「ドリーまでっ!?」

触手「ほれほれ、んな当然の話はもうえぇから……さっさと話を進めんかい?」

白冷幼女「……どうい……ふゆかい だけど」

召喚士「えぇぇ~……いや、でも……何かすっごくモヤモヤする……」

触手「ほんで? ここに姐さんお手製のスープがあるっちゅうことは、や」

触手「ソレを使うて腹ペコなスライムを胃袋から起こしたろ、っちゅうことなん?」

召喚士「……ホントに話を戻すんだ……いっつもしょっくんが脱線させるのに……」 ブツブツ

触手「……お~い? 嬢ちゃ~ん?」

召喚士「……しょっくんが言ったので合ってますよ~だ」 ムスーッ

触手「何や嬢ちゃん、別にそないに拗ねることあらへんやないの」

召喚士「別に拗ねてなんかいませんよ~だ」 フイッ

触手「……いやぁ~、それにしてもやっぱり嬢ちゃんは色々と気が利いとるわなぁ~」

触手「スープ入れた鍋の他にちゃんと皿も用意しとる辺り、やっぱりそこらの三流とは思い遣りがちゃうよなぁ~」

召喚士「……」...ピクッ

触手「そらまぁ、召喚獣相手ゆうてもメッチャでっかいのやら強そうなん相手やったらそないな事するのかもやけど」

触手「そこんとこ、嬢ちゃんはワイみたいんから何から差別無く気ぃ利かせてくれるさかいホンマ嬉っしいわ~」 ウネッ

召喚士「……」 ピクピクッ

触手「召喚獣に優しいわぁ、器量よしだわぁ……嬢ちゃんに召喚されるモンらはみ~んな幸せモンやわなぁ~」 ウネネッ

召喚士「……も、もうっ! しょっくんったら! そんな風に煽てたって、そのっ、どうもしないんだからねっ!!」プイッ

触手(頬を軽く膨らませながらそっぽ向いとる癖に耳が真っ赤とかホンマにチョロカワ過ぎやでしかし)

触手(……この調子で煽てたら、ひょっとしてどうにかしたりするなんてコトも……)

白冷幼女「……」 ジトッ

触手「……! そ、そないなこと! 考えとらん! 考えとりまへんでっ!? イヤ、ホンマに!!」

召喚士「へっ? あ、そう……なの? 別にそんな必死に言わなくても平気だけど……」

触手「ま、まぁアレや! 嬢ちゃんの良さとか話しとったらキリがあらへんからなっ!」

触手「早いとこ、ソコの幸せモンにスープを分けてやったろうやないの」

召喚士「あっ、そっか……うん、そうだね! あんなにお腹を鳴らしてたんだもんね」

召喚士「それじゃあ早速……あれ? 何だかお鍋がさっきよりも重……」

な|スライム|べ 「……」 ドップリ

召喚士「ふやぁっ!?」 ビクンッ

触手「な、何やいきなり変な声出し……ふおぉぉっ!?」

白冷幼女「……! なべの なかに……いつのまに……っ」

な|スライム|べ「……」 ゴッキュン...ゴッキュン...

召喚士「……? この音……ひょっとして、飲んでる音?」

な|スライム|べ「……」ズゾゾゾゾッ

触手「中がどないなっとんのか分からんけど……多分そうなんやないかなぁ」

な|スライム|べ「……」ズゾッ...ヌルンッ

白冷幼女「……でてきた」 ジリッ

触手「!! うっしゃ! 嬢ちゃん、安心しぃ! ワイのホコリに掛けて逃がさへんからなぁ!」ウニョルルンッ

召喚士「うん、お願い……逃げないでくれるのが、一番だけど」 ジリッ

メタルスライム「……」 プルン...フルルルッ

白冷幼女「ぜんぶ でてきた……しょーかんし」

召喚士「うんっ……あ、あのっ! スライムちゃn」

メタルスライム「……こ……コハ?」 プルン

召喚士「えっ? ……い、今のって……?」 チラッ

触手「……聞き間違いや無いで、ワイもしっかり聞こえたでぇ」

白冷幼女「……ソレが……しゃべってた」

メタルスライム「……!……さっきの、ヘンな……ニンゲン……ッ」 フルリ

召喚士「……! ま、待って! さっきは驚かせちゃってゴメンっ」

召喚士「召喚されたばかりだったのに、ビックリしたよね……もうあんな風にしたりしないから、話を聞いて……?」

メタルスライム「……ソウいって……どうセ……また……!」 ジリッ

触手「あ~、警戒するんも分かるで? でもホンマに危害は加えんさかい安心しぃや、チビ助」 ウネリ

白冷幼女「……しょーかんしは いい にんげん……いまも あなたを たすけようと していた」

メタルスライム「ニンゲンが、スーを……たすケ……? ソんなの、ウソだっ」 ジリジリ

触手「……まぁ、信じろ言われてホイホイ信じられる訳は無いわなぁ……けどなぁ」

触手「今しがたオマンが平らげたスープを用意したんは、ソコの嬢ちゃんなんやで?」 ウネリ

メタルスライム「……えっ」

触手「気ぃ失っとるクセに、盛大に腹を鳴らしとったオマンに食わせたろってな」

メタルスライム「……」 チラッ

触手「ホンマにとっ捕まえたいだけやったら、やり様は幾らでも有るけども」

触手「別に手間をかけんでも……チビ助一匹捕まえるくらい訳ないんやでぇ……? 」 ウゴゴゴッ

メタルスライム「~~っ」 ビクッ

召喚士「コラッ! しょっくん、メッ!」ベチンッ

触手「ほんがっ!?」 ビターンッ

メタルスライム「!?」

召喚士「そんな怖がらせる様な言い方して……そういうのは良くないですっ!」

触手「あててて……い、いや嬢ちゃんコレは……」

召喚士「ワザとなんでしょ? 分かってるよ!」

触手「……!」

召喚士「しょっくんが脅かして私が優しくする……アメとムチってことでしょ?」

召喚士「でもね? そんなの……しょっくんが悪者になってまでやって欲しくない」

触手「……嬢ちゃん」

白冷幼女「……」 フゥ

召喚士「……そ、そんな訳でね? 脅かす様なコト言っちゃったけど、ホントは怖くないから安心して?」

メタルスライム「……」 ジッ

召喚士「……あ~……う~……そ、そうだ自己紹介! 自己紹介がまだだったよね!」

召喚士「先ずは私からっ! 私は召喚士! 召喚術師をしてるよ! ヨロシクねっ?」

メタルスライム「……」 ジィッ

召喚士「……そ、そっちの女の子はドリーっていうの! デイドリームっていう珍しい召喚獣で色んな姿に成れるんだよっ!」

白冷幼女「……」 ペコッ

メタルスライム「……」 ジィィッ

召喚士「……こ……こっちが、触手のしょっくんで……」

触手「よろしゅうな~チビ助~」 ウネウネ

メタルスライム「……」 ジィィィッ

召喚士「あと、今ここにはいないけどユニコーンのユっくんが……」

メタルスライム「……」 ジィィィィッ

召喚士「ぁ~……ぅ~……そのぉ……次はスライムちゃんも自己紹介……してくれたりは……」

メタルスライム「……」 ジィィィィィッ

召喚士(だ……誰か助けて~~っ) ダラダラダラ

触手「……流石にその態度はいただけんでぇチビ助」

メタルスライム「……」 チラッ

触手「その様子からして召喚獣と違うんやろ? せやったら突然のコトで混乱しとるんはよ~分かる」

触手「せやけどなぁ、ホンならそれこそ今は大人しくワイらの話を聞いとくんが得策やで」

触手「それとも訳も分からず、こないな殺風景な所に押し込まれっぱなしでいる方がえぇんかいな?」

メタルスライム「……ソトにダすキが……あるってイうの?」

触手「そらそうやろ、どうせ話すんならもっと明るい所のがえぇに決まっとるやん、なぁ嬢ちゃん?」 ウネウネ

召喚士「うぇっ!? あっ、そりゃあもうっ!」

メタルスライム「……それナらハヤくここからッ」 ジリジリ

触手「せっかちなやっちゃなぁ……嬢ちゃん、こらもう自己紹介は後回しのがえぇかも分からんで?」 ウネリ

白冷幼女「……わたしも そうおもう……あのこ とても こわがっている」

召喚士「……っ……そう、だよね……分かった」

召喚士「それじゃあ……えと、スライムちゃん? 今から外に案内するね」

召喚士「だけど、ここはすぐ近くに崖もあるし何よりスライムちゃんのいた所とはスゴく遠い場所なの……だから」

メタルスライム「……フン」 フルン

・・・

ピチョン…ピチョン…

召喚士「……」 カツン カツン カツン

触手「……」 ウネウネ

白冷幼女「……」 ペタッペタッペタッ

メタルスライム「……」 ポインッポインッ

召喚士(……うぅぅ、沈黙が息苦しいよぅ……)

召喚士(でもでも、もう少しで外に出るんだし……そうしたら、きっとお話もできるよね?) チラッ

メタルスライム「……」 ギロッ

召喚士(……できる、のかなぁ……うぅぅ……んっ?)

白冷幼女「……」 ペタッペタッペタッ

触手「……」 ウネ チラッ ウネッ チラッ

召喚士「……しょっくん、どうしたの?ドリーのことチラチラ見たりして」

触手「……んっ? あ、あぁイヤ~……別にそない大したことあらへんから気にせんでや~」 ウネリ

白冷幼女「……? わたしが なにか?」 ペタッペタッ

触手「……い、いやぁホンマに何でもあらへんから……」 ウネリネリ

白冷幼女「…………あやしい、さっさと はくじょうする」 ジトッ

召喚士「……そう言えば、さっきまでドリーの前にいたよね? どうして今はドリーの後ろにいたの?」 ジッ

触手「!? そ、それは……き、気のせいやて! 別に最初からワイはドリーの後ろn」

メタルスライム「……ソいつ……のぞきこンでた」 ボソッ

触手「んなっ!? お、オマッ! 何をっ!」 ニュルリ

召喚士「!! スライムちゃんが話をっ……って、覗き……こんでた?」

白冷幼女「…………なにを?」

メタルスライム「……そっチのシロいのの、ヒラヒラのナかを」

触手「バッ!? 余計なコトを言うんやn」

召喚士「しょっくん?」

触手「…………ハイ」 ダラダラ

白冷幼女「せつめいする」 ジトッ

触手「……コレはそう、言うなれば紳士の嗜みっちゅうか……本能っちゅうか……」

触手「そ、そうや! ワイは別にヤマしい気持ちでスカートの中を覗いとったんと違うんやっ!!」 ニュリーンッ

白冷幼女「……なら どういう きもちで のぞいてたか いってみる」

触手「……えぇやろ、コレを聞けばワイの言葉がウソや無いって分かるはずやからな」 ウネッ

触手「そもそも、今のドリーの姿はワイの考えとったドリーのイメージが形になったモンやろ?」

召喚士「えっ、そうだったの?」

白冷幼女「……」 コクリ

触手「つまり今のドリーはワイが考えた通りのクール系幼女そのものになっとる訳や」

触手「せやけど、ホンマにワイの想像通りのモンになってるかを確信するんに、一個だけ確かめとらんかった所があったんよ」

触手「それが即ち……パンツやったんや!」 ウネーン!

召喚士「…………えっと……ゴメン、意味がよく分かんないや……色んな意味で」

触手「まぁ嬢ちゃんには分からんやろけどなぁ……ナオンを語る上でパンツは外せない要素の一つなんよ」 ウネウネ

触手「そもそもパンツっちゅうんは下着な訳で、それはつまり本来人目に触れるモンや無い筈なんや」 ウネウネウネ

触手「せやけどナオンの場合はスカートを履くコトで本来見えへん筈のパンツが見えてまう事案が発生してまう」 ウネウネウネウネ

触手「その事案に対してどないな対策を取るかっちゅうんも関わって来おるけど今回ソレは置いとくとして」 ウネウネウネウネウネ

召喚士「あ~……えぇっと……しょっk」

触手「基本的に見せつけるモンや無いけど見えてまう可能性があるっちゅう現実がナオンのパンツに変化を生むんや!」 ビタンッ

触手「穢れ無き白は無垢なる証! 情熱の赤は攻めの姿勢! 漆黒は何物にも染まらない神秘!」 ビタンビタンッ

触手「プリントパンツは可能性の坩堝! 自分自身の喜びと見られるコトへの意識の狭間を揺蕩う乙女心の発露!」 ビッタンビタンッ

召喚士「……あn」

触手「故に! ドリー!! おまんのクマさんパンチュはこの上なく!!! この上なくジャスティs」

白冷幼女「っせい!! 」 ドゲシッ!!

触手「あだぁっ! ちょっ、おまっ、階段でそないなことしおったら落っこちてま……」 グネグネ

白冷幼女「……」 ニッコリ

触手「……ちょっとタンm」

白冷幼女「お! ち! ろっ!!」 ゲシッ!ゲシッ! ドゲシッ!!

触手「ほがっ!? ふげっ!? おわぁっ!! おわっ、おわあああああぁぁぁぁぁ!!」

召喚士「ど、ドリー! 流石にここの階段でソレはダメだよっ!」

白冷幼女「……べつに これくらい、アレには なんてコトない」 プイッ

召喚士「そうだとしても、メッ! だよ? もう……しょっく~ん! だいじょb」

ビュバッン!!

召喚士「きゃっ! ……えっ? な、なに今の? スゴイ速さで何か……」

白冷幼女「……! しょーかんし、スライムが いないっ」

召喚士「えっ……えぇぇっ!? いないって、さっきまでソコに……」 ハッ

召喚士「まさか、今のスゴイ速さのが……ってことは」

白冷幼女「……スライムに にげられた」

召喚士「ま、マズイよ! 追いかけなきゃ!!」 ダダッ

召喚士(この家の周りなら兎も角、少し離れたらトラップが一杯だし)

召喚士(それに気付けたとして迂回した先には崖がっ)

バタンッ!!

召喚士「っ! スライムちゃ~~んっ! 危ないから戻ってきt」

ガラララッ!! ピギィィーーーッ

召喚士「!!」

召喚士(崖の方向 鳴き声 崩落音 距離 遠すぎる 私じゃ 間に合わな)

白冷幼女「しょーかんしっ!」

召喚士「っ! ~~~っ」 バサッ

召喚士「召喚士の名と契約のもと、我が前にその権能を示したまえ!」 ググッ

召喚士「汝! 混沌の彼方より来たりしモノ! その腕で余さず掬い給え!」 キィィィィィィッ!

召喚士『インフィニティ・エンブレイス!!』 ブンッ

召喚士(お願い! しょっくん、間に合って!!)

………ゴゴゴゴゴゴゴ

・・・

メタルスライム(……迂闊、だった)

メタルスライム(急いで逃げることに必死で、崖に突っ込むなんて)

……ガラララッ

メタルスライム(何とか途中の枝にしがみ付けたけど……これはマズイ)

……ザァァァァァァァ

メタルスライム(川……しかも、流れが激しい)

メタルスライム(落下の衝撃は、多分……耐えられる)

メタルスライム(でもあの流れの川は……深さによっては這い上がるまで息が持たない)

……ミシ、ミシシシッ

メタルスライム(……枝が、もう持たない……ここは一か八か向こう岸に目掛けて……ん?) ゴゴゴゴゴゴゴゴ

大量触手「「「「「ウッオオオォォォ! マっとレ! イまたすケたるデぇェェっ!!」」」」」ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

              l / ゛ ,,/ ._..-'"/  .‐゙ン/"  ./   ,/  / /     ! //  ./  ./ ,/ ./  _..-''/ . /
            ,/゛ ._. '゙,..-'"  / ./ ././   /   /   .ゝ│    ! i|″ ./  / ./ : .'".._..-'"  ./ ./   ,
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      /  ,/       / ,..-'"               / .,, ./      _,, ‐'´  .,/''シ'^/ .,r'}./
    ,/  /          ゙‐'″                    {   /  _,,,.. -‐'''". _... _... ‐ / ゛  l / ′ ./
  ,/  /        ,.                      _,,ミメ゙‐'''"゛    . / '".._..-'´    ./ ゙、  /

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      /      / /  ./    /                              ゙'¬― /   / ./
   ../     ./゙ /  /    /         .,.                      / _..ッ‐゛ ./
  ,/     ./ /   /  ,,../           /    ,                  / .゙ /  /

-"     / ,/  /  //゛        ,/    /              ,.   ._..-'"゛ / .,/
    / /   /  ././    ...    /     /  .,          /   /゛_./ ..-'",..-"
  . / /  ./  ., ‐./     /   .,/    /  ./        ,/    / .-',゙ ーー"゛

./ /  ,/  .,//     /   .,/    /  ./     _.   /     .l,__r'"

メタルスライム「!!? ひ……ひやぁあああぁあぁぁあああぁ!!!?」 バキッ! ヒュゥゥゥゥッ......

・・・

メタルスライム「…………っ」 フルンッ

メタルスライム(あ、れ……ここは……? たしか、崖から落ちて……それで……) プルッ

大量触手「「「「「お? なンや、ようやッとオめザメかイなチビすケ」」」」」 グネネネネッ

メタルスライム「……っ、~~~~~~っ!!?」 ビクッ

大量触手「「「「「いっヤぁ~、ぶじにタすケたおもゥたラきぃうしなッとルし」」」」」

大量触手「「「「「なんヤまにあわンかったかってキモがひえタでぇ?」」」」」 グネリグネリ

メタルスライム「~~~~~~っ」 プルプルプル

大量触手「「「「「……? なんやダまりこくりヨってかラに……クちがキけんよウになったんカ?」」」」」

白冷幼女「……さっさと そのこ から はなれる……あきらかに おびえてる」 ハァ

大量触手「「「「「あぁン? なんや、コないなイケメンをつかまえてアんマりないいグさやな」」」」」 ウゴウゴウゴ

白冷幼女「……うるさい うっとおしい なまぐさい めざわり……さっさと おくりかえす」

大量触手「「「「「……いや、ホンマにあンまりないイぐさヤすぎやおもうんやケど……」」」」」 グネングネン

白冷幼女「……」 ジトッ

大量触手「「「「「あぁモう! わかっタわかッた! ……えんやドッコイ……しょっ!!」 ブォンブォンブォン

触手「ふぃ~っ……ほれ、コレでえぇやろ?」 ウネウネ

白冷幼女「いくらか まし、くさいのは あいかわらず だけど」 フンッ

触手「んっな!? ちょっ! 待たんかドリー! ワイはそないに臭いことあらへんやr」

白冷幼女「ほら、もう だいじょうぶ だから おちついて ……ね?」 ソッ

メタルスライム「……っ」 プイッ

触手「おおっとぉ? なんやドリー、おまんも避けられとるやないかい」 ウニウニ

白冷幼女「……」

触手「あっれぇ~? 今のドリーは別に見た目うっとおしくも臭くも無いんやけどなぁ~?」

触手「せやのに避けられるとか、ひょっとして内面的な意味でビビられてるんやn」

・・・

召喚士「よい、しょっ……んっ、しょ……ふぅ」 ヂャポン

召喚士「う~……ちょっと、多く作りすぎちゃったかなぁ? でも足りないと困っちゃうし」

召喚士「……まぁ、余っても明日食べれば良いんだけどね、っと」 ヂャプン

召喚士「ええっと、しょっくん達は……さっきはこの辺りにいたはずなんだけど……」

……スッ!ゴスッ!ドスッ!

触手「タンマ! マジでタンマ!! アカンて! そんなん痛いとかいう話とちゃうやん!?」 ノタクタノタクタ

白冷幼女「わたし! が! だれの! せいで! こんな! このっ! このっ!」 ザクッザクッザクッ

触手「分かった! 謝る! 謝るさかい、せめて鈍器でお願いしますっ!」 グネリグネリ

白冷幼女「? なにを いってるの……これは りっぱな どん、き!」ブオンッ

触手「ひいっ!? イヤイヤイヤ! シャベルをその向きで振ったら切れてまうからなっ!?」 ズゾズゾ

白冷幼女「……そのときは あたり どころが わるかった って だけ」

触手「……思っくそ狙った上で切りに来といてその言い訳は流石に無い……って」

召喚士「……二人とも……今度は、何を……」 ヂャブン

触手「嬢ちゃぁぁぁんっ! ナイスなタイミングやぁっ! 助けてぇな! ドリーの奴ホンマにメチャクチャなんよ!!」グネリグネリ

白冷幼女「……」 チッ

召喚士「ん~……ドリー? ケンカしちゃダメとは言わないけど、あんまり痛いのは……ね?」

白冷幼女「……わかった できるだけ きをつける」 ハァ

触手「………そこは曖昧にせんと、ハッキリやらん言うて欲しいところなんやけどなぁ~」ウネリ

白冷幼女「そもそも いんじゅーが へんなことを いわなければ いいだけの はなし」 ジトッ

召喚士「って言うか、今のドリーは『しょっくんのイメージしたドリー』なんだよね?」

召喚士「なら、今のドリーの性格はしょっくんの思ってた通りな訳だから……」

触手「あ~、あ~、聞こえへん聞こえへんな~んも聞こえへ~ん」 グネグネリ

白冷幼女「……」 スチャッ

召喚士「ドリー、無言でシャベルを構えないっ……しょっくんも……ね?」

触手「あ~……そったら、おふざけはホンマに終いにするさかい、堪忍な?」 クネリ

白冷幼女「……」 フンッ

召喚士「んっ、約束だよ? さてとっ、それじゃあ……スライムちゃん」

メタルスライム「!」 ビクッ

召喚士「あっ、大丈夫だから! 私はココ、スライムちゃんはソコ」

召喚士「人間のこと……イヤ、なんだよね? これ以上は近づかない……だから、ね?」

メタルスライム「……」 ジィッ

召喚士「……その……崖から落ちた時にケガとかはして無い、かな?」

メタルスライム「…………」 ジィィィッ

召喚士「……っ」

メタルスライム「………てない」 ボソッ

召喚士「……! そ、そっかぁ! 良かったぁ……パッと見ただけじゃよく分からなかったから」

メタルスライム「……」 プイッ

召喚士「あっ……えと、そう! 良かったらコレ、どう?」 ヂャポッ

メタルスライム「……?」 チラッ

召喚士「スライムちゃん、中々目を覚まさなそうだったからスープを作ってきたんだぁ」 カパンッ

……フワァッ……

メタルスライム「……」 ピクッ

触手「おっほ! コラまたウンマそうなえぇ匂いやなぁ~」 ウネウネ

召喚士「そ、そうっ? えへへっ……アッちゃんに教えてもらった作り方で作ってみたんだぁ」

召喚士「スライムちゃん、あのスープ好きみたいだったから……材料は前とちょっと違うけど、味は中々だと思うのっ」 フンスッ

メタルスライム「……」 ジィッ

召喚士「えっと……どう、かな?よかったら」

メタルスライム「……そんなの、いらない……食べたく、ない」 プイッ

召喚士「えっ?」

メタルスライム「別に……さっきのスープも好きとかじゃないし」

メタルスライム「それに、お腹なんてまったく空いてn」 クギュゥゥゥ

白冷幼女(……おなかの おと?)

触手(メッチャ腹へってるんやないかい)

召喚士「……ぁ~……え、っと~……」

メタルスライム「~~~っ……とにかくっ、いらないからっ」 クギュルルルゥゥ

召喚士「……でも、今の……」

メタルスライム「……~~~っ」 プイッ

召喚士(あうぅ、どうしよう……完全に怒らせちゃった感じだよ) ドヨーン

召喚士(でも、お腹は空いてるみたいなのにどうして……?)

白冷幼女「しょーかんし……」 ソッ

触手「……ふむ」 ウネウネ

メタルスライム「…………っ」 キュルルルル

触手「…………あ~、嬢ちゃん嬢ちゃん? ちぃっと質問なんやけど、えぇかい?」

召喚士「へっ? 質問? ……良いけど、なぁに?」

触手「あ~いやな? スープのえぇ匂いを嗅いだら思い出したんやけど、ワイってばまだ朝から何も食っとらんかったんよ」

触手「ほんで思ったんやけど、ひょっとして嬢ちゃんとドリーもまともに食っとらんのとちゃう?」

召喚士「あ~……そう言えば、確かに」

白冷幼女「……ごはんまえに しょーかん してから ずっと さがしてたし ねぇ」

メタルスライム「……」

触手「思った通りやな……ん、そんならまぁ本題に入るとやな」 ウネウネ

触手「ぶっちゃけな、ワイもごっつぅ腹ぁ減ってきてもうたさかい、そのスープちっとばかし貰えんかなぁ~……なんて」 ウネリ

召喚士「スープを? うん、それなら結構多めに作ってあるし全然オッケーだよ?」

メタルスライム「……」 ピクッ

触手「おっほ! ホンマかい? いっやぁ~流石は嬢ちゃん! 太っ腹やで……何でも言ってみるもんやなぁ」 ウネウネ

召喚士「もうっ、大袈裟だなぁしょっくんは……それじゃあ」 チャプッ

触手「おおっと! タンマやタンマ! 嬢ちゃんがよそってくれへんでえぇんよっ!」 ウネネッ

召喚士「へっ? えっと……何で?」 キョトン

触手「いや~、仮にもワイと嬢ちゃんは召喚獣と召喚主の関係やろ?」

触手「せやのに、主にメシを作ってもらった上に配膳までやらせるっちゅうんは、やっぱアカンなぁ思うたんよ」 ウニウニ

召喚士「しょっくん……いきなりどうs」

触手「そんな訳で! スープくらい自分でよそうさかい! ホレ、嬢ちゃんはソコで待っといてや!」 グイグイ

召喚士「あっ! ちょっと待っ、わ、分かったから! 分かったから押さないでったら 」 ワタワタ

白冷幼女「……?」

触手「よぉ~しよしよし……そったら、いざ……おっほ~~っ……やっぱホンマに美味そうな匂いやなぁ~~」 チャププッ

メタルスライム「……」チラッ

触手「そったら先ずは、こったら美味いモンをこさえてくれた嬢ちゃんの分~っと、ホイどうぞやで」 チャプッ

召喚士「う、うん……ありがと」

触手「よしよし……そったら次はドリーの分や、ホレぎょ~さん食べや~」 チャポポッ

白冷幼女「……ん」

触手「うしうし……ホンでお待ちかねのワイの分~! あぁぁ……ホンマに美味そうやなぁ」 チャププッ

メタルスライム「…………………」 クキュルルルル

触手「うっし! ホンで最後はヤッパ、どんな時でも天使なワイらのマスターに日頃の感謝を込めて~っと、ホイ!」 チャップン

召喚士「……へ?えっ……と? うん?」 キョトン

触手「……んー? どうしたんやー嬢ちゃん? 受け取ってくれへんのー?」 ズイッ

召喚士「えっ……でも、私の分はもう貰ってるよ?」 チャポッ

触手「な……なんやってーー! しもたー! 嬢ちゃんへの感謝の気持ちの余りについついつい一杯余計によそい過ぎてしもたーー!」 ウネーン!

召喚士「え……え~……」 ポカーン

白冷幼女「……」 …ハァ

触手「うあーー! やってもーたー! ワイとしたことが何たる不覚ーー! どないすればえぇんやーー」 ウネネーン!

召喚士「……あっ、だったら まだ手をつけてないんだし鍋に戻しt」

触手「却下」

召喚士「えっ」

触手「そないな行儀の悪いことアカンわ、絶対アカン、そらもうアカン、アカンったらアカン」 ウネウネウネ

召喚士「そ、そう……かな? ……あっ! それじゃあユっくんの分って事n」

触手「却下」

召喚士「えっ」

触手「アイツは……あ~……いつ帰ってくるか分からんし、それまでこのまま残しとくんは~……エイセイテキや無いんやないカナーと」 ウネウネウネ

召喚士「……そう、だね……うん……そうだよね……なんか、ゴメンナサイ」 シュン

触手(あぁぁあぁあぁぁぁお願いやからそないにシュンとせんといてぇぇぇえ) フルフル

白冷幼女「……」 ジトー

触手(あぁドリー! オマンまでそないな目で! ありがとうございますっ! でも今はフォローしたってっ! 頼むっ! ) グネリグネリ

白冷幼女「……それじゃあ その すーぷは どうしたら いいの かしら」 ハァ

触手「!……あー、ソレやったらワイにえぇ考えがあr」

召喚士「あっ! そうだそれならしょっくんが飲めばいむごっ!?」 モガモガ

白冷幼女「……」 ガッシリ

触手(ナイスフォローやドリー! せやけど無理やり嬢ちゃんの口塞ぐとかメッチャ羨ましいっ! そこ変わってぇな!) グネグネ

白冷幼女「……」 ギロッ

触手(ありがとうございます!! やなくて、ごめんなさい! 冗談です! 真面目にやりますんで! ホンマに) ウネウネ

メタルスライム「……?」 ジィッ

触手「ゲフンゲフン……あー、せや! こったら時は、森の神様に御供えするんがえぇかもしらんわなー!」 ウネウネ

召喚士(御供え? 森の神様……? しょっくんったら何を) フゴフゴ

白冷幼女「……いんじゅー に しては いい
かんがえ」

触手「せやろー! 日々の糧を恵んでくれとる自然に感謝を、ってな!」 ウネウネ

白冷幼女「……でも おそなえ したあとの すーぷ は どうする つもり?」

触手「そないなこと、決まっとるやないかー! こないに美味しいスープやったら、放っといても 森 の 生 き 物 が 残 さ ず 食 べ て まうやろー」 ウネウネウネ

召喚士(森の生き物……って、しょっくん何を)

白冷幼女「……それも そうね きっと あっと いうまに からっぽね」

召喚士(ドリーまで? ……この辺りに一見して無造作に置いてある食べ物に口をつける様な生き物なんているはず……ん?) クイックイッ

白冷幼女「……」 ジーッ

召喚士「……? えっと、ドリー?」

白冷幼女「……」 チラッ

召喚士( ? ドリーの視線の先に……はっ!?)

メタルスライム「……」 ソワソワプルプルソワソワプルプル

召喚士(も……もの凄~~くソワソワしてるっ!?)

触手「よぉーーし! そったら、膳……もとい善は急げやでーー!」 ムンズッ

触手「確か、こっちの方にお供えモンをするんに おあつらえ向きな木ぃがあった筈なんやけどな~」 ウネリウネリ

メタルスライム「……」 ソワソワチラッチラッ

召喚士(……お供え物を置く場所を探すしょっくんと、それをチラチラ盗み見るスライムちゃん……)

召喚士(さっきからの しょっくんの言動と、ドリーの行動……ここから導き出される、答えは……)

召喚士「……!!」 ピコーン

触手「……おー! ココやココ! ウンウン思った通りえぇ感じやなーっと」ウゾウゾ...コトッ

触手「よっし! 後はちょちょっと周りを整えて~……うっし、これでよしっ」 ウネリウネリ

白冷幼女「……ん……かんぺき……いんじゅーにしては いいしごと……ねっ しょーかんし」 スッ

召喚士「ぷはっ! ……あ、う、うん! スゴイ! ショックンサイコー!」 ビシッ

触手「なっはっは! そらおおきに! さ~てそったら……ワイらはあっちで食事の続きといきまっか」 ウネウネ

白冷幼女「ん……ちかくに いたら……もりの いきものが ちかよって これない ものね」 クイッ

召喚士「そっ……ソッカー! ソレモソウダネー!」 ビシッ

触手「ほな行こか~……っと、そう言えばソコのチビ助は一緒に食わへん言うてたんやったなぁ」 ウネリン

メタルスライム「……っ」 プルプルプ...

触手「そったら~……まぁワイらの食事が終わるまで、ちっとばかし そこらでノンビリしときや」 ウネウネ

メタルスライム「……」 ピクッ

白冷幼女「……がけも だけど……まものよけの わな とかも あるから……あまり はなれるのは きけん」

触手「そういうこっちゃ、まぁ おとなしゅう待っとったら そこら辺も含めて色々ちゃ~んと説明したるさかいな」 ウネウネッ

メタルスライム「……」 プイッ!

触手「うし、分かった っちゅうことでえぇな? ……ほな! 嬢ちゃん行くで行くで~っ」 ウネリウネリ

召喚士「そ、ソダネー! イコイコ……ちょ、ちょっと しょっくんっ 押さなくても大丈夫だからっ そんなに押したらくすぐった……んひゃっ」 ムニムニ

触手「イヤイヤ、コレは進行をスムーズにするためヤカラー、シャアナインヤー ホンマ シャアナイワー」 ウネリンウネリン

白冷幼女「……」 スチャッ

シャアナイシャアナ……チョッ ドリー タンマタンマッ ジョークッ コイキナ ジョークヤカラアアァァァァッ!!?

メキャァァァ......ン......

メタルスライム「」 ビクッ

メタルスライム「……」

メタルスライム「……」 チラッチラッ

メタルスライム「………」 ソワソワプルプル

・・・

...ガサガサ...

召喚士「ここからなら……うんっ、見える見える」 ヒョコッ

...ガササッ...

白冷幼女「きをつける……みられたら また ふりだし」 クイッ

召喚士「ぁぅ……ごめん……で、でもでもっ」

肉塊『マァマァ ソナイ シンケイシツニ ナランデモ エェンヤ ナイカイ ドリー?』 ニチニチ

肉塊『サッキカラ キョロキョロ シトルケド アレハ スープ イガイ ミエトランヤロ ジッサイ』 グチグチ

白冷幼女「……」

召喚士「……しょっくん」

肉塊『ン? ナンヤ フタリトモ ソナイニ ミツメオッテ カラニ』 ピュルルー

白冷幼女「その じょうたいで へいぜんと はなされると かなり ぶきみ」 ハァ
召喚士「なんだか いつもより回復が遅いみたいだけど 大丈夫?」

白冷幼女「えっ」

召喚士「えっ?」

白冷幼女「……そこ?」

召喚士「えっ? あれっ? ……何か変なこと言ったかな?」 アタフタ

肉塊『ナハハハッ! イヤ~ ヘンナコト アラヘンデ~? イツモ ドオリノ テンシ ップリヤ』 クチクチ

白冷幼女「……」 ハァ

召喚士「??? よく分からないけど……魔力切れとかかな? だったら……あ、あれ?」 ヨロッ

肉塊『ア~ ジョウチャン ヤメトキ? マリョク ギレハ ソノ トオリ ヤケド、キレ トルンハ ジョウチャンノ ホウ ヤカラ』 ミチミチ

白冷幼女「! しょーかんし だいじょぶ……?」 ギュッ

召喚士「あ……だいじょぶ、ちょっとフラついただけだから」 ...ニコッ

召喚士「それにしても……魔力切れって……なんで、こんな急に……?」

肉塊『ベツニ キュウデモ ナイ オモウデ? ココ ナンニチカ マリョク ツカイ コンドルシ』

肉塊『ソレニ オトトイノ ヤラ サッキノ ヤラデ イッキニ ギョウサン ツコウタ ヤロ?』

召喚士「……そういえば」

肉塊『ユウテモ カンゼンニ マリョクガ ノウナッタント チャウ ミタイヤシ』

肉塊『スコシ オトナシュウ シトッタラ ジョウチャン ナラ スグ カイフク スルヤロ』

召喚士「……でも、それだと しょっくんが……」

肉塊『ナァ~ニ ワイナラ コノトオリ ピンピン シトル サカイ キニ セントイテヤ~』

召喚士「ホントに? 無理してない?」 ジィッ

肉塊『シテヘン シテヘン、ベツニ コレ クライ タイシタ コトヤ アラヘン シナ~』 ピュルルー

召喚士(ちっとも大したこと無くなさそうなんだけどなぁ……) ジィッ

肉塊『ナンヤ ソナイ ミツメ ラレルト テレテ マウワ~』 グニグニ

召喚士「……分かった、でも回復するだけの魔力が溜まったら すぐに使ってよ?」

肉塊『ソラ モチロン 、ソントキャ エンリョ セント イタダキ マスワ~』 ミチュミチュ

召喚士「ん、そうしてよ? 絶対だよ?」

肉塊『アイア~イ リョウカイ ヤデ~』 グニェリグニェリ

召喚士「ホントに分かってるのかな~……もう」 スッ...カチャン

白冷幼女「……? しょーかんし? あのこのこと みてなくて いいの?」

召喚士「そっちはスゴ~ク気になるけど……しょっくんを あのままには、ね?」

召喚士「魔力の回復には休息と食事が一番って話だし、今の内に少し食べておこうかなぁって」

白冷幼女「そう……じゃあ、なにか あったら こえを かける」 ガサッ

召喚士「ん、ありがとね? 少し食べたら交代するから」

白冷幼女「ううん きに しないで、わたしは へいき だから しょーかんしは ゆっくり たべてる」

召喚士「ドリー……でも、ドリーにも」

白冷幼女「……あとで しょーかんしと いっしょに たべる、だから いい」 フルフル

召喚士「っ! ……うんっ それじゃあ、アーンして食べさせたげるからねっ」

白冷幼女「………………ん」 ガサガサ

肉塊 (ハイッ! 出ました! 普段はクールなあの子が不意に表す優しさと、それに応じるかわい子ちゃんの粋な計らい! 可愛らしさと可愛らしさの応酬! そして一見して無愛想とも思える返答を返す幼女の後ろ姿からのぞく うなじとお耳! 処女雪の如きその肌を朱に染める様は、あぁ! 極めてプリチー!アンド、キューット!んでもって そんな幼女を微笑みながら見送っちゃったり なんかしちゃって もう決定! ここがキマシタワー建設予定地!本日より建設開始!本当にありがとうございました!!) グッチャネグッチャネ

召喚士「あの、しょっくん? ひじょーに言いにくいんだけど……」 タジッ

肉塊『……ンッ? オオット ナンヤナンヤ? ワイニモ ナンヤ アルン カイ?』 ビュニニ

召喚士「いや、えっと、ね……その、こんなこと言うのもアレなんだけどね?」 ヒキッ

召喚士「……スープ飲んでる横であまり暴れて欲しくない、かな? 流石に そんな激しく動いてると、ちょっと……」 ウプッ

肉塊『ンア? オット! コイツァ エロウ スンマヘン! イッヤァ~ ツイツイ テンション アガッテ モウテナ~』 グチグチ

召喚士「そ、ソッカーソレナラシカタナイネー」

肉塊『ナハハハッ! ソレモコレモ ジョウチャンラ ……ッ?』 ゾクッ

草ド叢「……」 ゴゴゴゴゴゴゴ

肉塊『…………アワワワワワ』 ピクピクピクピク

召喚士「……? しょっくん どうしたの?」

草ド叢「………(ダ・マ・レ)」 パク•パク•パク

肉塊『ハ、ハヒィィッ』 ビチッ

召喚士「??? えっと、しょっくん本当にどうしたの? 何か そっちに」 フイッ

肉塊『ジョ! ジョウチャン! ウ、ウルサシテ ホンマ ゴメンナッ!』 ビビッ

肉塊『ワイハ シバラク スミッコデ ダマットク サカイ! キニセント ユックリ タベタッテヤ! ナッ!!』 ビビビッ

召喚士「へっ? あ、いや別にそこまで気を遣わなくても」

肉塊『エェカラ エェカラ! アンマシ サワガシュウ シトッテ チビスケニ バレテモ アカンシナ!』

召喚士「それはまぁ、うん……ちょっと今更な気もするけど」

肉塊『イヤイヤイヤ、イマカラデモ オソカナイ! ホ、ホナナ!』 ウゾリウゾリ

召喚士「あっ! しょっくん待っ……行っちゃった……急にどうしちゃったのかな」

召喚士「……それにしても」

...シーン...

召喚士(本当に静かになっちゃった……なんだか変な感じ)

召喚士(日が高い時間に外で少し遅めのお昼ご飯……なんだかピクニックみたいだけど)

召喚士(こんなに静かな中で一人ご飯って言ったら、むしろ……)

・・・

召喚士(だ、ダメダメ! 今は昔の事で落ち込んでる場合じゃないんだから!) ブンブン

召喚士(今はとにかく魔力を回復させないとなんだから! 考える前に! 栄養補給!!) ...ズズッ...コクンッ

召喚士「……」 ズズッ...ゴクッ...ズズズッ

召喚士(……静かだなぁ) ゴクン...ハァ

召喚士(やっぱり皆と……でもでも、気を遣ってくれたのにソレって何だかナ~) ムムム

召喚士(だけど、このまま一人で食べ続けるのもちょっと……サビしい、かなぁ?) ハァ

召喚士(……あ~~っ! ダメダメ! どうして一人でいるとこう、グルグル考えちゃうのかなぁ) ブンブンッ

召喚士(前はこんなこと無かったのになぁ……やっぱり賑やかなのに慣れちゃったから、かなぁ) カチャッ...ズズッ

召喚士(ドリーはともかく、しょっくんとユっくんがいると何方かと言うと騒がし……) ...ハッ

召喚士「……そう言えばユっくん、朝食後の運動にしては、随分と帰りが遅いような」

召喚士(時間は……日の傾き方からして、お昼を過ぎたくらいの筈)

召喚士(この時間ならむしろ、お昼の走り込みに出掛け直しててもおかしく無い)

召喚士(だけど帰ってきた様子も出掛け直した感じもなかったし……これは)

召喚士「何かあった、とか?」 カチャン

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