俺『ついに伝説のパーティーに仲間入り』 (11)

初だからいろいろ不甲斐ないが……。


俺『ぶっちゃけ勇者は俺には無理だ。勇者=イケメンなイメージなんだもん』

俺『ん〜。俺って戦士みたいに筋肉タイプってわけじゃないしなぁ』

俺『魔法使いには……ある意味なりかけだが……なりたくない』

俺『僧侶とか信仰ないしなぁ』

俺『盗賊かぁ……。周りの競争率高そうだなぁ』

俺『かといって、ニートのままってわけにも……』

携帯ポパピプペ

急募!!伝説の勇者一行が新メンバー道化師を募集!!

俺『これだ!?』







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373045042

俺『そうと決まればダーマ神殿へ急ごう』

こうして俺は、ニートから道化師に就職した(アルバイト)

俺『いや〜履歴書大変だったなぁ。』

俺『久々に書くと絶対間違えるんだよなぁ』

俺『とりあえず、明日から仕事だから……道化師って何するんだろ?』

俺『やべぇ。伝説の勇者一行だから魔王倒しに行くんだよな?』

俺『募集要項には、魔王を倒すサポートをする簡単なお仕事って書いてあったけど……』

俺『面接してくれた人は軽いノリだったしなぁ』

俺『まぁ、魔王を倒すまでの短期バイトだから何とかなるかな』

次の日

俺『今日から一緒に魔王討伐に加わることになりました。道化師です。よろしくお願いします』

一同『『よろしく〜』』

男『じゃ、勇者あとは任せたから。魔王倒してきてな』

勇者『わかりました』

俺『(そんな簡単に魔王倒せないでしょ?)』

勇者『えっと、私はパーティーで勇者♀をやってます。これからよろしくね』

俺『はい(いい人だな〜)』

勇者『じゃあメンバー紹介しようか。まずは…』

戦士『戦士♂だ。邪魔だったら味方だろうが容赦しないからな』

俺『は、はい(こぇ〜)』

勇者『はいそこ。やめなさい』

魔法使い『えっと、魔法使い♂やってます。よろしく』

俺『こちらこそ』

盗賊『盗賊♂やっ。とりあえず君の履歴書は盗んだが……つまんなかったよ』

俺『いえ、面白いこと書いてないんで』

僧侶『私は僧侶♀よ。怪我したら……気分で治療するわ』

俺『大怪我したら助けてください』

どうしてみんなかっこつけてるの?

>>4
特に理由ないですよ。
あえて理由をつけるなら伝説のパーティーだからかな?
前のバイトの人がこんなノリな人たちだったんで(´・_・`)

勇者『さて、自己紹介も終わったしラスボスにいこうか』

俺『早くないですか?』

勇者『そう?』

盗賊『まぁ、初日に魔王倒しにいくって言われたら驚くよね』

戦士『安心しろ』

俺『えっ?』

戦士『期待してないから』

俺『なんすか?イジメですか?』

僧侶『可愛がりよ』

俺『な〜んだ』

僧侶『だから何をしても問題ないわ』

俺『それは可愛がりという名のイジメですよね?』

勇者『気にしない、気にしない』

俺『はぁ…もういいです。で、魔王ってどこにいるんですか?』

勇者『さぁ?』

俺『さぁ?ってわからないんですか!?』

勇者『わかったら苦労しないわよね』

戦士『ふん』

盗賊『あはははは〜』

俺『笑ってる場合ですか。魔王倒しに行くって言ったじゃないですか!?』

僧侶『倒しに行くのにかわりないわ』

俺『なぜ、偉そうに……』

勇者『そーゆーあなたは、魔王の場所わかるの?』

俺『いや、その…』

勇者『ね、誰もわからないのよ』

俺『じゃあ魔王を倒しに行くっていうのは……探しに行くってことですか?』

勇者『そうよ』

俺『わかりました。で、何処から探しに?』

勇者『まず、目指すは北海道ね』

勇者『というわけでやってきました北海道〜』

俺『いや〜これから暑い季節だから涼しくていいですね』

勇者『さ、さっそくですがコレから探しに行きますよ』

俺『魔王をですね?』

勇者『ファミレスを』

俺『ファミレス?』

勇者『そう。ファミレス』

盗賊『なんでもそのファミレスは病みつきになるらしいよ』

俺『まさか魔王が!?』

僧侶『小学生が働いてるらしいわよ』

俺『犯罪じゃないですか』

戦士『いや、正確には小学生と間違えるような身長のアルバイトがいる』

俺『へ〜』

勇者『まぁ北海道にきたんだし美味しい物食べましょう』

俺『ファミレスはどこにでもあります』

戦士『ふん』

勇者『んじゃ、さっそく区役所に行きましょ』

俺『ファミレスは?』

勇者『場所知らないから聞きにいくのよ』

僧侶『そんなにファミレスが好きなの?お子様ランチでもご馳走してあげましょうか(笑)』

俺『いりません』

盗賊『ちなみに区役所には、現代の寿限無がどうとか……』



区役所→ファミレス→現在

勇者『いや〜すごいファミレスだったわね』

盗賊『あれは病みつきになるよ〜』

戦士『あの刀を持っていた店員できるな』

俺『……』

僧侶『面白かったわね。あなたの無様な瞬間』

俺『……』イラッ

勇者『何人かスカウトするべきだったかしら?』

僧侶『そうね。少なくとも道化師の顔面を右ストレートでぶっ飛ばしたウェイトレスは気に入ったわ』

俺『……治療してください』

僧侶『いや』

俺『なんでですか?』

僧侶『そもそも致命傷じゃないからいいじゃない』

俺『このまま魔王と戦闘になったら……ゲームオーバーですよ』

盗賊『あぁ。大丈夫。ここに魔王はいないみたい』

俺『わかるの?』

勇者『らしいよ〜。すごいよね〜』

戦士『役立たずはお前のみ』

俺『ひどい』

勇者『さて、北海道にはいなかったから次は青森に行ってみよ〜

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom