智絵里「Pさんのために……ケーキをつくります……」 (24)

緒方智絵里「Pさんに……わたしをもっと見てもらいたいから……」

智絵里「もっと自分からアピールしなきゃ……」

智絵里「バレンタインのときに、チョコレートは作ったけど……ケーキは初めて……」

智絵里「うまくできるかな……がんばろう」

智絵里「ケーキの作りかた、調べないと……」

智絵里「やっぱり、ちゃんとお菓子作りの本を買った方がいいかな?」

智絵里「あれ……この番組……」

智絵里「765プロの、天海春香さんの……『安くて簡単……ケーキ作り教室』……?」

智絵里「春香さんって、お菓子作りが得意なんだよね……」

智絵里「うん……やってみよう……」


※ 春香さんがぶっ壊れてるよ! それでもいいなら続きへどうぞ!

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子作り

智恵理に犯される!?(歓喜)

春香『こんにちは! みんなのアイドル、天海春香さんですよ!』

智絵里「こ、こんにちはー……」

春香『みなさん! 毎日忙しくてストレスも多いんじゃないでしょうか!』

智絵里「わ、音楽に乗りながらしゃべってる……Sランクアイドルってすごいなぁ……」

春香『私もアイドルやってると、なかなか大変だったりします!』

春香『そんな憂鬱な気分を吹き飛ばすような、バカうまのクソうまのゲロうまな、』

智絵里「……え?」

智絵里(なんか……いまとってもアイドルにふさわしくない言葉が聞こえたような……?)

春香『とっても豪華なケーキを一緒に作りましょう!』

智絵里(気のせい……かな?)

智絵里「が、がんばります……!」

春香『たんたんたまごをわりましてー♪』

智絵里「たまごをわります……」カンカンッパカッ

春香『ぐるぐる粉をまぜましてー♪』

智絵里「粉……小麦粉をまぜます……」カチャカチャ

春香『たんたんたまごをわりましてー♪』

智絵里「えっ……またたまご……? わ、わりましてー……?」

春香『ぐるぐる粉をまぜましてー♪』

智絵里(もう一回粉だ……繰り返すのがなにかのコツなのかな……?)

智絵里「えっと、粉を……ぐるぐるまぜましてー……」カチャカチャ

春香『ケーキを焼くのは簡単じゃないんですよ! 私ももう何年もやってますけど!』

春香『なんでかわかんないんですけどね?』

智絵里(お菓子を作るのが好きだからじゃないのかな……)

春香『バタバタバターを入れましてー♪』

智絵里「わ、次が始まっちゃった……! ば、バターを入れましてー……」

春香『見たことないようなケーキを作ってるんですよ!』

智絵里「す、すごいケーキになるのかな……」

春香『ノッてきたところでオーブンをあたためましてー♪』

智絵里「オーブンをあたためます……」

春香『安く、安く、チープに、が、この番組のモットーですよ!』

智絵里「お財布にも優しい……」

春香『こないだプロデューサーさんが、私のリボンに向かって「春香! 春香!」って呼びかけてたんですけど』

智絵里「えっ」

春香『私はこっちですよプロデューサーさん!!』

智絵里(何かのジョークなのかなぁ……?)

春香『しばらくオーブンに入れときましてー♪』

智絵里「えっと、さっき作った生地を……オーブンに……」

春香『そっちはほっといて、こっちを片付けます!』

智絵里「手が空いてるときに、お片付けをすると良いんだよね……」

春香『しばらくオーブンに入れときましてー♪』

智絵里「えっ……? さっき入れた……? え……あれ……?」

春香『そっちはほっといて、こっちを片付けます!』

智絵里(……きっと番組的な表現……なのかな……?)

春香『えーっと、焼きあがるまで待つ時間がありませんのでー♪』

智絵里「あっ……そっか。ケーキの焼きあがりを待たなきゃいけないんだ……」

智絵里「ここからは、先に焼いておいたのを使うのかな……? 録画しておかないと……」

春香『できあがったものはございません!』

智絵里「!?」

あれ?これたしかリズムゲーのニワトリ…

智絵里「えっ……あれっ……!?」

春香『また焼きあがる頃にお会いしましょう!』

[ 後半は14:30から! ]

智絵里「二時半ってことは……三十分後……ケーキが焼きあがる頃だ……」

『四条貴音の らぁめん道場!!』デデーン

智絵里「わ……本当に別の番組が始まっちゃった……」

智絵里「……取りあえず……続きが始まるまで待ってよう……」

  …………
  ………
  …

貴音『今週も素晴らしいらぁめんでした……。ではまた来週、お会いいたしましょう』

智絵里「貴音さん……すごい……三十分番組で、ラーメン五杯も食べちゃった……」

春香『おまたせしましたー!』

智絵里「!」

春香『再開ですよ、再開!』

智絵里「よ、用意しないと……」アセアセ

春香『チキンがキッチンで大さわぎ!』

智絵里「え、チキン……?」

春香『とかいってるあいだにケーキの土台は完成です!』

智絵里「あ、えっと、はい……ちゃんと焼けてます……」

春香『さてさて、仕上げとまいりましょう!』

智絵里「ここからが大事です……」

春香『エビ、アサリ、スズキを取り出しまして』

智絵里「エビ……えび!?」

智絵里「え、あれ……? ケーキ? ケーキなのにエビ……? 魚介類?」オロオロ

智絵里「ど、どうしよう……ここまでやってるのに……なんだかおかしい……!」

春香「あれ? どうしたのかな?」ヒョイッ

智絵里「え……えっ? えっ!? あ、天海……春香さん!? なんでここに……!?」

春香「材料がないんだね! 大丈夫、ちゃんと用意してあるよ!」ニッコリ

智絵里「え……いや……テレビ……あれ……ええ……?」オロオロ

春香「仕上げ、張り切っていこー!」

智絵里「え……えええ……?」

春香「はい、エビ、アサリ、スズキを取り出しまして♪」

智絵里「ほ、ほんとに使うんですか……?」

春香「そうだよ! はい、スズキはここ、アサリはここだよ!」

智絵里「は、はい……」

春香「かわいいエビちゃんはテキトーに♪」

智絵里「て、適当で良いんですか……?」

春香「そうだよ! 全体に、いい感じに盛りつけてね!」

智絵里「こ……こんな感じで良いですか……?」テキトーニ

春香「いい感じだよー♪ 最後に、お好きなものをまんなかに!」

智絵里「お好きなもの……お好きなもの……?」

春香「エビがいい? アサリがいい? スズキがいい?」

智絵里「え……その中からですか……?」

春香「そうだよ!」ニッコリ

智絵里「うう……じゃ、じゃあ……エビを……」ノセノセ

春香「オッケーだよ! はい、シーフードケーキのできあがり!」

智絵里「し、シーフードケーキ……」

春香「OK、OK! 上手に出来たね! ね、簡単だったでしょ?」

智絵里「は、はい……」

春香「じゃあね!」オジャマシマシター

智絵里「はい……ありがとうございました……」

智絵里「…………」

智絵里「ど、どうやって来たんだろう……」

智絵里(ケーキ……出来たけど……)

智絵里(シーフードケーキって……大丈夫なのかな……?)

智絵里(でも……テレビでやってたレシピだし……)

智絵里(……大丈夫……きっと、大丈夫……!)

ガチャ

智絵里「あ、あの……おはようございます」

P「お、智絵里か、おはよう!」

智絵里「おはようございます……。あ、あの、Pさん」

P「ん? どうした?」

智絵里「実はわたし……その……ケーキを、作って来たんです」

P「ケーキ? へぇ、それはすごいな」

智絵里「それで……もし良かったら……Pさんに食べて欲しいなって……」

P「マジか! 嬉しいなぁ、ぜひいただこう」

智絵里「えへへ……」

P「どんなケーキを?」

智絵里「えっと……その……テレビで作ってたのを見て、作ってみたんですけど……」

P「うんうん」

智絵里「シーフードケーキを……」

P「」

>智絵里「ど、どうやって来たんだろう……」

みうらさん「あらー」


P「え……なに? いまなんて?」

智絵里「その……シーフード、ケーキ……です」

P「oh……」

智絵里「……や、やっぱり、ケーキにシーフードって、変ですよねっ。へ、変なもの作ってきてすみません……!」

P「——いただこう」

智絵里「え?」

P「食べるよ、うん」

智絵里「で、でも……」

P「せっかく智絵里が作ってきてくれたんだ。ありがたくいただくよ」

智絵里「は、はい……」

P「いただきまーす」パクッ モグモグ

智絵里「ど、どうですか……?」

P「……あれ」

智絵里「…………」ドキドキ

P「意外とうまいぞ……」

智絵里「ほんとですか!?」

P「ああ、うまい! へぇー、不思議なもんだな、ケーキにシーフードがこんな出会い方をするなんて」

智絵里「良かったです……」ホッ

P「智絵里は多才だなぁ」ムシャムシャ

智絵里「えへへ……」

これもう(智絵里が壊れてんのか春香さんが壊れてんのか)わかんねえな

ぼくもたべゆー^q^


P「さて。営業のために外回りの最中なんだが」ギュロロロロロ

P「腹具合がパラグアイ」ギュルルルルルル

P「マジやべぇいったい何がいけなかったというのか」ドゥルルルルルルル

P「……うん、いや、うん。智絵里は悪くない智絵里は悪くない」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

P「と、トイレ……何でもいいからトイレは無いか……!」ドンドコドンドコドンドコ

P「公園の公衆トイレがあった! あそこなら……!」デデンデンデデン

天ヶ瀬冬馬「おおっとこのトイレは」ギュルルル

御手洗翔太「見ての通り並んでるよ!」ゴロゴロゴロ

伊集院北斗「チャオ☆」チャオチャオチャオ

黒井社長「先に使いたければ我々を倒すことだな!」ウィウィウィウィウィ

P「」ドドドドドドド



おしまい

倒す(ウホッ)

おしまいです。初めてSS投下したから無駄に緊張した! 画像も貼ってないよ! ごめんね!
ご存じの通り、バカうまのクソうまのゲロうまのトラウマ、パラッパラッパーのニワトリ先生ネタだよ!
シーフードケーキの味は保証しないよ! 原作では特に何も言わずに食べてたからね!
謎のレシピに「え? え?」って言いながらも流されて作っちゃうのはちえりんしかいないと思ったんだよ!
ちえりんSRおめでとう!
ケーキが作れてネタキャラもこなせるSランクアイドルはわた春香さんしかいないよ!
トイレオチに使えそうなのはジュピターしかいないね仕方ないね!
じゃあね! I Gotta Believe!

トンデモ翌料理を食べてトイレの世話になるというのは、
古典落語にもみられるほど伝統的なギャグなんだよね。



卵と小麦粉とシーフードな材料あるならあとキャベツでも買ってきて無難にお好み焼きにでもしときゃよかったんじゃないかって気はするww
プレゼントとしては微妙過ぎるがww

シーフードを持ってきたのはわた春香さんだからね、スポンジも先に焼いちゃったからね、あのまま作るしかないね、仕方ないね(ニッコリ

パラッパとか懐かしすぎるww

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