クラリス「愛こそはすべて、です」 (100)

のんびりと書いていきます

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クラリス「All you need is love♪」

P「んっ?」

クラリス「All you need is love♪」

クラリス「All you need is love, love♪」

クラリス「Love is all you need♪」

P「ゴキゲンだなクラリス」

クラリス「あらP様....」

P「なにかいい事でもあったか?」

クラリス「ええ、今日もいい天気で健やかな一日を送れて幸せですわ」

P「さすがだなクラリスは....」

クラリス「いえ、そんな....」

P「その歌好きなのか?」

クラリス「はい、とても素敵です」

P「意外だな、クラリスがそういう感じの歌を口ずさむなんて」

クラリス「と言いますと?」

P「もっと聖歌とか歌ってると思ってた」

クラリス「確かに聖歌も好きですが、この歌は有名な歌ですから」

P「まあ確かに世界的に有名な歌だからな」

クラリス「メロディーも素敵ですが歌詞もそれ以上に素敵ですわ」

P「歌詞か....」

クラリス「貴方に必要なものは愛、愛さえあれば、という意味の歌詞です」

P「愛ねぇ...」

クラリス「貴方は愛さえあればなんでもできる、ということですわ」

P「へえ、いい歌詞だな」

クラリス「ええ、素敵な歌でしょう?」

P「まあな、いいと思うぞ」

クラリス「P様は愛にあふれた方ですからピッタリですね」

P「お、俺がか?」

クラリス「はい、P様は私たちアイドルに限りない愛情を注いでくれますもの」

P「えーっと、そういうことになるのかな....」

クラリス「あら、P様は私たちの事がお嫌いですか?」

P「いやいや!そんなわけないって!みんなの事は大好きだ!」

クラリス「ではその気持ちを口にされてはいかがでしょう?」

P「口に?」

クラリス「はい、口にしなければわからない事というのもございますから」

P「ていうと?」

クラリス「ですから、事務所の皆さんに伝えるのです、Pさんがどれほど皆さんを愛しているかという事を!」

P「な、なんだよそれ.....」

ガチャッ


未央「おはよーございまーす!」

P「おっ未央か、おはよう」

未央「おはよっプロデューサー、今日も一日頑張ろうね♪」

クラリス「さあP様!言うのです!」

P「えっ、マジか?」

クラリス「もちろんです、さあP様の愛を口に出して未央さんに!」

P「うーん、口に出して....」

未央「なになに?ナイショの話?」

クラリス「さあ!」

P「ええいっ、未央!」

未央「なに?」

P「大好きだ!」

未央「えっ?えっ!?それって....」

P「あっ、誤解するなよ?変な意味じゃなくてだな....オホン!」

P「未央はいつも元気でみんなを和ませてくれるな」

P「いつもニコニコしてて、未央を見てるだけで明るい気分になれる」

P「事務所のアイドルたちが沈んでるときだって、なんとかみんなを元気づけようとしてくれる」

未央「う、うん....」

P「この前の総選挙のときだってそうだ」

P「凛や卯月の順位が発表された時もお前は誰よりも大きな拍手をしてたよな」

P「おめでとう!って自分の事のように喜んでた」

P「自分の順位が圏外で悔しかったはずなのに、それを絶対に人には見せなかった」

未央「プロデューサー....」

P「陰で泣いてたの、ちゃんと知ってるんだからな?」

P「そんな自分の事より他の人の事を考えられる未央が俺は大好きだってことを言いたかったんだ」

未央「.....」

P「未央?」

未央「グスッ、ヒック...」

P「未央!?」

未央「ふえええええん.....」ギュッ

P「どうしたんだ?」

未央「だっで....そんなこと言ってもらえるなんて思わなかったからぁ....」

P「よしよし」ポンポン

未央「ぷろでゅーさぁ....うえええええん.....」

クラリス「素晴らしいですわP様♪」

P「未央、これからも元気で明るい未央でいてくれよ?」

未央「う゛ん、私これからも頑張る.....」グスッ

−−−−−−


P「いやいや、驚いた.....」

クラリス「P様、どうでした?」

P「うん、いや、なんていうか...あそこまで泣くとは思わなかった.....」

クラリス「未央さんもP様から言ってもらえてうれしかったと思います」

P「そうなのかなぁ....」

クラリス「誰かに自分の事を好きだ、と面と向かって言われるのはとてもうれしい事なのですよ」

クラリス「自分は必要とされている、自分を好きでいてくれる」

クラリス「それだけで生きていけるのです」

P「うーん、そう言われるとなんだか悪い気はしないな」

クラリス「でしょう?では続けましょう」

ガチャッ


志乃「あら、おはようPさん....」

P「おはようございます志乃さん」

クラリス「Pさん、さあ!」

P「志乃さんにもやるのか?」

クラリス「もちろんです、さあどうぞ♪」

志乃「ずいぶん仲良しね、お二人とも....」

P「し、志乃さん!」

志乃「どうしたのPさん?」

P「えーっと.....」

P「だ、大好きなんです!志乃さんの事!」

志乃「うふふ...どうしたの急に?」

P「志乃さんはいつもお酒ばっかり飲んでます」

P「一緒に飲みに行くと、いつも俺が先に潰されてしまいます」

P「でも志乃さんはどんなに酔っぱらっても絶対に他のアイドルの悪口を言いません」

P「それどころかウチの若いアイドルたちはここがすごい、これもすごいって褒めてます」

P「俺が仕事で失敗してしまった時も、なにも言わずに飲みに連れて行ってくれて....」

P「会計しようとしたら『いいのよ』って言いながら奢ってくれましたよね」

志乃「......」

P「志乃さんは酔っぱらってるように見えて周りをちゃんと見てるし.....」

P「それに本当はすごく優しい人です」

P「そんな優しい志乃さんがとっても好きです」

志乃「うふふ...そんなこと覚えててくれたのね」

P「はい、とっても嬉しかったですから」

志乃「別に気にすることないのよ、私が好きでやったんだから」

P「ええ、志乃さんのそういうところが大好きなんです」

志乃「Pさん、私からすれば貴方こそ優しい人よ....」

志乃「貴方のそういうところが私も大好きよ」

P「志乃さん...」

志乃「うふふ....今日はなんだか気分がいいわ」

志乃「飲みにつきあってくれるでしょ?」

P「ええ、ぜひ」

志乃「楽しみにしてるわね、Pさん...」

クラリス「お二人ともとても素晴らしいですわ....」グスッ

いったん中断します
次に登場させるアイドルですが特に決めてないので希望があればどうぞ
なければ勝手に決めます

−−−−−−



P「まさか志乃さんがあんな反応を示すとは.....」

クラリス「ふふっ、きっとP様がちゃんと志乃さんのことを見ていたことを感じてくださったのですわ」

P「うーん、なのかなぁ」

クラリス「きっと志乃さんは誰かから素直に好意をぶつけられたりしたのは久しぶりだったのではないでしょうか?」

P「ひょっとしたらそうかもな」

クラリス「だからこそ、嘘偽りのない気持ちをぶつけられたのが嬉しかったのでしょう」

P「だといいんだけどな」

クラリス「P様、大好きと素直に伝えるのはいい気持ちがしませんか?」

P「そう言われると、そうかもしれないなぁ....」

クラリス「そう思っていただけて嬉しいですわ♪」

ガチャッ


千秋「おはようプロデューサー」

P「おはよう千秋、調子はどうだ?」

千秋「バッチリよ、当然じゃない」

クラリス「....」ニコニコ

P(クラリスがめっちゃニコニコしてる.....)

P(これは言わなきゃいけないパターンなんだろうな....)

クラリス「P様?」

P「わかってるって....」

千秋「どうしたの?」

クラリス「千秋さん、P様が言いたいことがあるそうですよ」

千秋「あら、何かしら?嬉しいことだといいけど」

クラリス「さあ、P様♪」

P「千秋....」

千秋「何?」

P「大好きだ」




千秋「......へっ?」

http://i.imgur.com/x2bsx4J.jpg
http://i.imgur.com/VVidFDk.jpg
黒川千秋(20)

千秋「な、なななな、何を言っているのアナタは!?」

P「まあ待ってくれ、変な意味に取るな」

P「千秋、お前はアイドルを始めた頃から上から目線で物を言う性格だったな」

千秋「そ、そう?」

P「ああ、そのうえいつも自信たっぷりって感じだった」

P「だからデビューしたての頃はライブで負けたりすると周りから結構手厳しいことを言われたりもしたろ?」

千秋「そうね、そんなこともあったかしら」

P「でもお前はそんな状況にあっても決して自分を曲げなかったな」

P「ライブで負けても『原因は自分にある、自分に何かが足りないものがある』って言って聞かなかった」

P「決して相手を責めたりせず、言い訳もしなかった」

千秋「当たり前でしょ、負けたのは私の努力が足りなかったからよ」

P「でもな千秋、自分に原因があるとか、自分が間違っているって認めるのはとっても勇気がいることなんだ」

P「お前は最初からその勇気を持っていた、決して自分の実力不足を隠そうとせずそれを補おうと努力してくれた」

P「そして今では誰にも恥じることのない実力を持ったアイドルになった、本当に立派だ」

千秋「プロデューサー....」

P「お前のそういう真面目で気高いところが俺は大好きなんだ」

千秋「ありがとうプロデューサー」

P「千秋....」

千秋「ふふっ、アイドルをやってて色々な人に褒められたりお世辞を言われたりしたけど....」

千秋「やっぱりアナタから言われると、とても嬉しいわね」

P「そうか?」

千秋「ええ、そうよ」

千秋「でも、私が目指しているのはトップアイドル!まだまだ先へ進んでいくわ!」

P「ああ、その通りだな、俺も全力でプロデュースするつもりだ」

千秋「期待してるわよ、プロデューサー」

千秋「それとね.....」

P「なんだ?」

千秋「私もアナタのこと嫌いじゃない.....」

千秋「ううん、好きよ」

P「そ、そうか.....」

千秋「そうよ、とってもね」

クラリス「ふふっ、千秋さんらしいですわ」

−−−−−−



P「千秋があんな反応を示すとは....」

クラリス「意外ですか?」

P「うーん、あいつプライドが高いから下手に褒めると怒るんだよ」

クラリス「そうなんですか.....」

P「だから普段も褒めるっていうよりアドバイスをしてたんだよなぁ」

クラリス「でも千秋さんはずいぶん変わりましたわ」

P「かもな、事務所に入ったばかりの頃はかなりトゲトゲしてたし」

クラリス「ええ、ですが今の千秋さんは最初の頃より物腰が柔らかくなってとても素敵な女性になられました」

P「確かにな、昔よりもずっと魅力的だと思うぞ」

クラリス「今度からは素直に褒めてはいかがですか?」

P「ああ、そうしてみよう」

ガチャッ


智絵里「お、お疲れ様です....」

P「おっ、智絵里か、レッスンご苦労様」

智絵里「は、はい....ありがとうございます...」

クラリス「P様、智絵里さんにも」

P「わかってるって、智絵里にならむしろ言ってあげたいくらいなんだから」

智絵里「あ、あの...わ、私がどうかしましたか?」

P「ああ、智絵里にちょっと言いたいことがあってな」

智絵里「な、なんですか?私、またなにか迷惑かけちゃいましたか?」

クラリス「そうではありませんわ、智絵里さん」

P「ああ、智絵里?」

智絵里「は、はい?」

P「智絵里の事、大好きだぞ」

智絵里「えっ!?プ、プロデューサーさん?」

P「智絵里が来たばっかりの頃は大変だったなぁ」

P「すごくオドオドしてて、目も合わせてくれなかったし....」

智絵里「そ、それは....すみません....」

P「それに智絵里は体力のある方じゃなかったから激しいレッスンにもなかなかついていけなかった」

智絵里「は、はい.....」

P「俺がボイスレッスンを見に行った時も、恥ずかしがって歌えなくなったりもしたな」

智絵里「ご、ごめんなさい.....」

P「でも今じゃレコーディングで納得がいかないと自分からもう一回お願いしますって言ってくれるようになった」

P「体力は今でも特別あるってわけじゃないけど、自分から『もうできません』とか言わなくなったな」

智絵里「プロデューサーさん....」

P「そしてライブに来てくれるファンの人たちにすごくいい笑顔を見せるようになった」

P「ここに来た時とは別人みたいに成長してくれた、本当にすごいぞ」

P「智恵理はとっても頑張り屋だ、そういうとこが俺は大好きだ」

智絵里「プ、プロデューサーさんは!」

智絵里「こんなにダメな私に、いつも声をかけてくれて.....」

智絵里「『智絵里、がんばれ』って言ってくれて.....」

智絵里「いつも迷惑かけてるのに.....いつも私のこと、大事にしてくれて.....」

智絵里「それから.....それから.....」ポロポロ

P「智絵里...」ナデナデ

智絵里「グスッ....ヒック....」ポロポロ

P「お前がすごく頑張ってることは俺がよく一番よく知ってるんだ」

智絵里「はい...はい....」グスン

P「だから、これからも一緒に頑張ろうな?」ナデナデ

智絵里「はい...私....もっとがんばります!」

P「そうだな、ほら涙を拭いて、いつもみたいに笑ってくれ」ゴシゴシ

智絵里「んっ、はい...ありがとうございます、プロデューサーさん!」

クラリス「智恵理さん....」ホロリ

−−−−−−



P「あんなに泣きだすとは.....」

クラリス「いえ、しょうがないと思いますわ」

P「でも俺の正直な気持ちだぞ、あれは」

クラリス「智恵理さんはよっぽど嬉しかったのだと思います、P様に迷惑をかけてると思っていたのでしょうから」

P「迷惑なんて、そんな風に思ったことはないのに.....」

クラリス「智恵理さんはやさしい方ですから」

P「だな、本当にいい子だ」

クラリス「ええ、とても素晴らしい方ですわ」

P「俺も智恵理に負けないくらいに頑張らなくちゃな」

クラリス「でも無理はなさらないでくださいね?」

P「わかってるよ」

今日はここまでです また投下します

失礼しました....

>>52の最後からちょくちょく間違ってました ごめんよちえりん....

○智絵里  ×智恵里

やっと戻ってこれた〜 ぼちぼち再開します

ガチャッ


加蓮「ただいまー」

P「おっ、おかえり加蓮」

加蓮「あれ、Pさん?今日はいるんだ」

P「まぁ、今日はたまたまだな、加蓮はレッスン帰りか?」

加蓮「うん、最近暑いからさ、レッスンも大変なんだよ?」

クラリス「ささっ、P様♪」

P「はいはい」

加蓮「どうしたのPさん」

P「うん?えっとな....」

P「加蓮のことが大好きだって言おうとしたんだ」

加蓮「い、いきなりどうしたの?」

P「加蓮をスカウトしようと思って最初に声をかけたときだけど....」

P「正直、もしかしたらこの子はダメかもしれない、と思ったよ」

加蓮「ま、まあ始めの頃はね....」

P「レッスンもしょっちゅうサボるし、なにを言っても『めんどい』って返されちゃうし」

加蓮「うぅぅ、あの時はゴメンなさい...」

P「でもさ、加蓮が初めてライブに出たときにその考えは変わったんだよ」

加蓮「初めてのライブ?」

P「ああ、お前は気づいてなかったかもしれないけど....」

P「ライブで歌って踊る他のアイドルたちを見る加蓮はすごく目をキラキラさせてて」

P「その目を見たときに、この子はなんて嬉しそうな目をするんだろう、って思ったんだ」

加蓮「そ、そうなんだ....」

P「そのあと、最初のライブは失敗しちゃったけどな」

加蓮「全然レッスンに身が入ってなかったんだもん、当たり前の結果だけどやっぱり悔しかったなぁ...」

P「それからだったな、加蓮がすごくまじめにレッスンをするようになったのは」

加蓮「うん、もうあんな思いはしたくなかったし....」

加蓮「なによりPさんをガッカリさせたくないって気持ちもあったからね」

P「そういう一生懸命にレッスンをする加蓮を見て、やっぱりこの子をスカウトしたのは間違いじゃなかったって確信したんだ」

P「加蓮は身体も丈夫な方じゃないし、レッスンも人一倍つらいはずなのに....」

P「それでもトップアイドルになろうとして頑張ってる加蓮が俺は大好きなんだ」

加蓮「....私の方こそPさんには感謝してもしたりないくらいなんだよ?」

加蓮「あんなにやる気のなかった私を見捨てないでくれて」

加蓮「いつも隣で励ましてくれて....」

加蓮「病院のテレビで見てるだけだったきらめくステージに私を立たせてくれた」

加蓮「ホントに感謝してるんだ、ホントだよ?」

P「ありがとな、でも今の加蓮があるのは加蓮が頑張ったからだ」

P「これからも頑張っていこうな、俺も頑張るから!」

加蓮「うん、ありがとうPさん...」

P「でも無理はするなよ?また具合が悪くなったら大変だからな」

加蓮「大丈夫だよ、心配性なんだから....」

クラリス「P様はお優しいですね」

加蓮「でも、今そんなこと言うのはズルイよ」

P「どうしてだ?」

加蓮「今、外が暑かったから汗かいちゃってるの」

P「それがどうかしたのか?」

加蓮「だからさ、このままじゃ抱きつけないじゃん、もう.....」

−−−−−−



P「加蓮にあんなこと言われると感慨深いな.....」

クラリス「やはりスカウトした時からずっと一緒にいるからですか?」

P「それもあるんだけど....うーん.....」

P「加蓮は身体が弱いっていうハンデがあったけどちゃんとアイドルになれただろ?」

クラリス「そうですね、加蓮さんもとても頑張られましたから」

P「ああ、そして性格も前向きになって仕事を心の底から楽しんでる」

P「人はこんなにも変われるんだ、って事を教えてもらったような気がしてさ」

クラリス「そうですわね、ですがP様が加蓮さんをスカウトしなければ今の加蓮さんはなかったかもしれませんよ?」

P「うーん、どうかなぁ?」

クラリス「これぞまさしく主のお導きというものでしょう」

ガチャッ


唯「ちゃーっす!Pちゃんおつかれ☆」

P「お疲れ唯、レッスンご苦労様」

唯「うん♪ゆいつかれたじぇー、ねぇPちゃん?ゆいがんばったから、ゆいにごほーびチョーダイ☆」

クラリス「それでしたらP様?」

P「だな、ご褒美になるかはわからないけど」

唯「なになに?なにかくれんの?」

クラリス「ええ、そうだと思いますよ」

P「唯は頑張り屋だなぁ」

唯「えへへー、まあそれほどでもってカンジ?」

P「そんな唯が大好きだってことさ」

唯「え、えーっと....どったのPちゃん?」

P「唯と最初に会った第一印象は....そうだな、まぁ今どきの子だなと思ったよ」

唯「えー?Pちゃん女の子を見た目で判断するのー?サイテー」

P「悪かったって、最初だけだ、実際は結構違ってたしな」

P「軽い子に見えたけど仕事自体はわりと真面目だし、レッスンもなんだかんだでキチンとこなすし.....」

唯「でしょー?ゆいって意外と真面目なんだよ?」

P「それはもちろん知ってるけど、唯のことをよく知らない人は見た目通りの軽い子だと思っちゃうみたいなんだよなぁ.....」

唯「まぁ、ゆいはあんま気にしてないけどネ☆」

P「それでもやっぱりいい気分じゃないさ、唯のことをなんにも知らない人間に好き勝手言われるのはな」

唯「あっ!そういえばPちゃんスタッフさんに怒鳴っちゃったりしたよねぇ♪」

P「あったなぁ....」

唯「ゆいビックリしちゃったよぉ、『ウチのアイドルをなんだと思ってるんだー!』っていきなり怒るんだもん」

P「あの時はスタッフがお前のことをナンパしてるのを見て、すっかり頭に血が昇ってな....」

唯「とーぜん、ゆいは断ろうとしたんだけどネ☆」

P「あとで社長から大目玉を喰らっちまったよ.....」

P「でも唯は真剣に仕事をしに来てるのに、その気持ちも知らないでヘラヘラ笑いながら声かけて....」

P「そんなのは唯に対する侮辱だ、俺の唯をそんな風に扱うのか!って思ったんだよなぁ」

唯「Pちゃん....」

P「レッスンも仕事も一生懸命やってる唯を見たらそんなことは絶対にできないはずなんだ」

P「俺の大好きな唯はそんなに軽い子じゃないぞ!って言いたかったんだよ」

唯「Pちゃん!」ダキッ!

P「おわっ!?」

唯「ねっ、もっかい言って?」

P「なにをだ?」

唯「『俺の大好きな唯』ってトコ!」

P「俺の大好きな唯はそんなに軽い子じゃない....これでいいか?」

唯「えへへー♪Pちゃんが俺の唯!だって♪」

唯「ゆいもね、Pちゃんのことチョー好きだよ☆」

唯「これからも、唯のプロデュースよろしくね!」

P「ああ、任せとけって」

唯「うんうん!じゃあ、アメあげる♪」

P「おう、ありが....」

唯「ふぁい、あーん♪」

P「....なにしてるんだ?」

唯「ゆいが口移しで食べさせてあげゆ☆ほら、あーん♪」

P「それはだめだっての」ペシッ

クラリス「クスッ、唯さんは微笑ましいですわ♪」

−−−−−−



P「やれやれ、なんだかんだ言ってもまだ子供だな」

クラリス「唯さんは見ててとってもなごみますわ」

P「そうだな、あいつも見た目から誤解されがちだけどとっても気のきくいい子なんだ」

クラリス「ええ、それに唯さんはP様のことがとってもお好きなようですね」

P「嫌われてはいないみたいで安心したよ、ただスキンシップがやや過剰気味だけどな....」

クラリス「唯さんがP様に心を許している証拠ですわ、あの年頃の子に信頼されるのはとっても難しいのですよ?」

P「だな、俺も唯の期待を裏切らないような仕事をしたいもんだ」

クラリス「大丈夫ですわ、P様ならば」

P「そう言ってもらえて何よりだ」

ダメだ眠い...  いったん中断します
続きはのちほど

戻りました ゆっくりとですが再開します

ガチャッ


幸子「お疲れさまでーす!」

P「お疲れ様、幸子」

幸子「ふふーん♪プロデューサーさんは今日もこんなにカワイイボクを見てなにか言う事は無いんですか?」

P「まーたこいつは....」

クラリス「P様、こういうときこそ、です」

P「.....まっ、たまにはストレートに言ってやるか」

幸子「どうしたんですかプロデューサーさん?あっ、わかりました!ボクのカワイさに声も出ないみたいですね!」

P「ああ、そうだな....」

幸子「へっ?」

P「幸子があんまりカワイイからさ、言葉が見つからなかったんだ」

幸子「えっ、あれ?」

P「幸子は本当にカワイイな、大好きだぞ」

幸子「ふ、ふふーん!やっとプロデューサーさんもボクのカワイさがわかってきたようですね!」

P「当たり前だろ、幸子がカワイイなんてのはとっくの昔にわかってるよ」

幸子「ふぇっ!?」

P「スカイダイビングとか素潜りとか、どんな無茶な仕事でも一生懸命にやってくれるところとか」

幸子「あ、あれは真剣にやらないとこっちが危ないし.....」

P「ステージに立つ前はいつも緊張してて、手を握ってくるところとか」

幸子「プ、プロデューサーさんが緊張してるみたいですから手を握ってあげようと....」

P「CDデビューが決まった時に飛び上がって喜んでたりとか」

幸子「そ、それは....」

P「そのあと抱きついてきて何度も『本当ですよね!?夢じゃないですよね!?』って聞いてくるところとか」

幸子「あうぅぅ....」

P「幸子のひとつひとつの行動が全部カワイイと思ってるぞ」

P「幸子はとっても真面目でカワイイ、俺の自慢のアイドルだな」

P「そんなカワイイ幸子が俺は大好きだ」

幸子「.....もっと言って下さい」

P「幸子はカワイイなぁ」


ギュッ


幸子「もっとです....」

P「幸子は超カワイイなぁ」

幸子「グスッ、もっと....」

P「幸子、お前泣いてるのか?」

幸子「な、泣いてなんかいませんよ!」

P「いいんだぞ、泣いても」

幸子「だ、だから....」

P「泣いてる幸子もカワイイんだからな」

幸子「グスッ、どうしてプロデューサーさんはそう....」

P「ホント幸子はカワイイなぁ」ナデナデ

幸子「そ、そんなの...ヒック、わかりきったことなのにぃ....」

幸子「なんで....グスッ....こんなに.....涙が....」

P「よしよし、幸子はカワイイなぁ」ナデナデ

幸子「うええええん.....」

クラリス「幸子さん....」

−−−−−−



P「なんだか今日はアイドルを泣かせてばっかりだな....」

クラリス「幸子さんもずいぶん泣いてましたわ」

P「プロデューサーとしてはちょっとマズイかもな....」

クラリス「でも悲しくて泣いたのではありませんから、気になさらなくても良いと思います」

P「うん、幸子は普段あんな態度だから誤解されがちだけど結構気が小さいんだ」

クラリス「そのようですね」

P「それにかなり繊細だしな、まあ14歳だから当然っちゃ当然だが」

クラリス「そうですね、幸子さんにとってみればP様にこうして褒められるのが心の支えになっていたのではないでしょうか?」

P「でもなんだかんだで結構調子に乗るから簡単には褒めないようにしてるんだけどな、今日は特別に全力でかわいがったらああなっちゃったけど....」

クラリス「クスッ、たまに遠慮せずに愛情を前面に出すのもいいのではありませんか?」

P「たまにはな、たまには」

P「しかしクラリスに言われてやってはみたけど....」

P「意外と照れるもんだな、大好きだ、とか言うのは」

クラリス「やってみてどうですか?」

P「恥ずかしいってのが半分だけど、あとの半分は....なんか、嬉しいな」

クラリス「いいものでしょう?包み隠さず気持ちを伝えるというのは」

P「日本人の俺にはちょっとハードルが高かったかな」

クラリス「でも皆さん喜んでおられましたわ」

P「だな、みんなリアクションは様々だったけど嫌がる人がいなかったのは素直に嬉しいよ」

クラリス「P様は皆さんに慕われてらっしゃいますもの、当然です」

P「あっ、でももう一人残ってたな」

クラリス「もう一人ですか?」

P「ああ、クラリス?」

クラリス「はい?」

P「大好きだぞ」

クラリス「あら....///」

P「クラリスはいつも優しくて、みんなのことを気にかけてくれるな」

P「今回のことだって、アイドルたちと俺のことを考えてあんなことを言ってくれたんだろ?」

クラリス「いえ、皆さまが笑っていてくださったら私は....」

P「そういうことをなんの打算もなく考えて実行できるところがクラリスのいいところなんだ」

P「お前がいてくれたおかげで今日はみんながいい気分になれたと思う」

P「本当にありがとう」ペコリ

クラリス「P様....」

P「まぁ、なかには泣いちゃったやつもいたけどそれはそれ」

クラリス「ええ...」

P「この事務所はいつもクラリスの優しさに助けられてるんだ」

P「つらい時も苦しい時もあるけど、みんながお前の優しさに助けられてる」

P「未央や智絵里、志乃さんや千秋も、それに唯や幸子も加蓮もみんながお前に救われてる」

P「もちろん俺もな?」

P「そんなお前の事が俺はすごく大好きだ」

クラリス「....P様はやはり素晴らしい方ですわ」

P「んっ、そうか?」

クラリス「ええ、貴方は事務所の皆さんにとって....」

クラリス「そしてこの私にとっても、なくてはならない方です」

クラリス「昼の太陽のように、夜の月のように....」

クラリス「事務所の皆さんに活力を与えて下さいます」

P「大げさだな」

クラリス「いえ、決して大げさなどではありません」

クラリス「P様は愛情を注いでくださるおかげで私たちは日々アイドル活動に望めるのです」

P「...そうか、そんなこと言ってもらえて嬉しいよ」

P「でもなクラリス?俺はみんなのプロデューサーだからみんなの事が好きなのは当たり前だ」

P「だからお前も....その、なんていうか.....もっと俺を頼っていいんだからな?」

クラリス「クスッ、ええ、存分に頼らせていただきます♪」

P「ああ、遠慮なんかすることないぞ」

クラリス「では♪」


ギュッ


P「お、おい....」

クラリス「P様、お慕いしております♪」

P「クラリス....」

クラリス「P様も先ほどの言葉をもう一度言っていただけますか?」

P「さっきのをか?」

クラリス「ええ、お願いいたします」

P「....俺もクラリスの事が大好きだぞ」

クラリス「ふふっ、やはりとても嬉しいですね」

P「そうか....」

クラリス「これも愛の力ですわ、P様」

クラリス「これからもずっと.....」




クラリス「私たちを愛してくださいね?」





おわり

駄文失礼しました〜
タイトルはビートルズの名曲ですがあまり深い意味はありません
でも結構好きな曲です
あとシスターってやっぱり素敵だと思います
ではまた〜

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