【安価】勇者パーティの荷物持ち (20)

主人公「王様、お呼びでしょうか?」

王様「うむ。お前を呼び出したのは、他でもない頼みがあるからだ」

王様「お前には魔王討伐の旅に赴く勇者の仲間として、勇者について行って欲しいのだ!」


主人公「し、失礼ながら王様…」

主人公「俺は【巨大倉庫】と【多言語翻訳】の能力が使えるだけの、しがない異世界人ですよ?」

王様「それで十分ではないか」

主人公「あの、俺、戦闘能力皆無なんですが…」

王様「安心せい。あくまでも荷物持ちなどの旅の補佐としてついて行ってもらうだけだ」

王様「恐らく、危ない目に会う事はないだろう」

主人公「(恐らくって…)」



王様「というか、これ王命だから拒否権はないぞ?逆らうならば首跳ねるしかないがどうする?」

主人公「謹んでお受けいたします!!(ヤケクソ)」

王様「快い返事が聞けて何よりだ。」

王様「では早速、勇者との顔合わせに行くがよい」



主人公「…ったく、選択肢無しじゃないかあの王様…」

主人公「こちとら理由もわからずファンタジー世界に転移してた一般人だってのに魔王討伐の旅とか…」

主人公「そういうのはチート能力持ちにやらせてくれよ」


主人公「…グダグダ独り言を言ってたら、目的地の孤児院に着いたな」

主人公「ここに勇者が居るって話だが…」



勇者(女性)の年齢や見た目
↓1

主人公「…という事で、王命で君の旅を補佐する事になった主人公だ」

勇者「勇者です!よろしくおねがいしますっ!」プルンッ

主人公「(女とは聞いてたけど、こんな子供とはね…だが、色々と将来有望そうだ)」


主人公「早速だけど、王様から戴いた資金を使って旅の準備をしたいんだが、今時間いいか?」

勇者「はい!」


主人公「(俺はともかく、前線で戦ってもらう勇者には良い防具を使って貰わないとな)」


勇者に買ってあげるね武器や装備品
↓1+2

主人公「(失念してたけど、勇者の初期装備はこんな感じだった)」

勇者の初期装備
ぶき:ひのきのぼう
ぼうぐ:ぬののふく
そのた:ぬののしたぎ


主人公「えーっと、槍に斧にナイフに弓…」

主人公「あとこの魔法付与されたロングソードも買っておこう」


勇者「そ、そんなに武器ばっかり!?」

主人公「ああ、勇者がどの武器に適正があるか試す為にもな」

主人公「それに、俺には物を自在に収納できる【巨大倉庫】の能力があるからいくら買っても大丈夫だ!」

勇者「すごいです!」


主人公「(どうせ序盤で出てくるのは雑魚モンスターだろうし、防具は後で大丈夫だろ…)」

主人公「それじゃ今日は夜遅くなるし一旦解散して、明日の朝に合流してから旅に出発しようか」

勇者「わかりました主人公さん!それでは!」



主人公「さてと、今日の宿に帰る前に回復薬とかを買っておくか…」

??「イヒヒ…そこのお兄さん?」

主人公「…?(なんだこの見るからに怪しい婆さん…)」

??「あたしゃしがないマジックアイテム売りさ。少し見て行かないかい?」


主人公「まぁ見るだけなら」

??「素っ気ないねぇ…だが、この男の欲望を叶えられるマジックアイテムを見てもそんな態度できるかね?」ジャラ…

主人公「こ、これは…!?」


老婆が見せたマジックアイテムの見た目や能力の説明
↓1+2

主人公「(モテモテ絶倫巨根になる【魅惑の腕輪】とお金に全く困らなくなる【金運の首飾り】だと…っ!?)」

主人公「(どうしよう…そこはかとなく詐欺っぽいなコレ!)」


??「イヒヒ…どうするんだい?」


主人公「(俺【鑑定】能力とかないから道具の真偽なんてわからんのだが…)」

主人公「(もし偽物だった時のダメージがデカ過ぎる!)」


主人公「(回復薬とかを買う為の資金を使えば二つともギリギリ買えるが…)」


どうする?
①全財産叩いてマジックアイテム2個買う
②どちらか一つを買い、残りで安い回復薬を買う
③マジックアイテムは買わない
↓1(①②を選んだ時、コンマ30以下で偽物)

寝る

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