主人公「田舎町で誰かと恋愛する」【安価】 (1000)

地の文超多め
ヒロインは2人+隠しヒロイン3人の予定
ルート次第ではエッチな方向にも進む予定
ヒロインらは(書きやすさ優先で)最初から設定をある程度決めています
ただし、安価次第では設定が変わる可能性もあります
ハーレム、浮気はできません

>>2
主人公の性別+名前
(男ならノーマルカップリング、女なら百合カップリングで進めていきます)

男 柳瀬 悠人(やなぎせ ゆうと)

ヒロインを3人も隠す意味が分からない

それは、突然言われた

「宝くじが当たってな、夢だった田舎暮らしがしたい」

そう馬鹿親父に言われて引っ越しをしたのは3年前
学校までの道のりは駅まで自転車で20分、そこから町まで40分、町に着いてから学校まで30分
最低でも8時に確実に学校に着くためには6時過ぎ頃には家を出なければならない
その時点でおかしいが、この町のおかしい場所はまだたくさんある
まず、コンビニがない
かなりの広さを持つはずのこの町の中にあるのは畑と小さな商店と神社と山
病院さえこの町には存在せず、学生である自分にとっての娯楽はほとんどない
馬鹿親父には「それなら畑を手伝え」という寝言を言われたが、泥だらけになんてなりたくない

「じゃあ、ゆうくんはこの町を早く出ていきたいんだ」

そんな風に聞いてくるのはこの町で唯一同い年の少女、ハルであった
無人駅であるこの駅で電車の待ち時間にいつも話相手になってくれる数少ない存在
黒いポニーテールを揺らしながら笑顔で聞かれ、それに答える

>>5
1 俺は早く出ていきたい
2 俺が言っているのはそう言う意味じゃない
3 僕は早く出ていきたい
4 僕が言っているのはそう言う意味じゃない

4

1

「僕が言っているのは、そう言う意味じゃなくってさ」

そう、別にこの町が嫌いという訳ではない
空気はきれいだし、景色はきれいだし、野菜や肉はおいしい
雨が降ると肥料のにおいで臭くなったり、窓を開けっぱなしにすると虫が大量に入ってくるのは嫌なところではあるものの

「パソコンがあればそれなりに遊べるし、卒業まで暮らす分には問題ないけど」

「じゃあ、卒業したらやっぱり都会に帰るの?」

「あのさぁ」

ハルはこの町の人間だから知らないのだろう
ハルが「都会」と呼ぶ隣町、僕らの高校がある場所はぶっちゃけ、田舎だ
都会というのは新幹線の駅があって、4階建て以上伸びるがにょきにょき伸びていて
あと映画館にボウリング場、あとは何があるだろう?
とにかく

「何度も言ってるけど、あの町が田舎で、ここは超田舎なんだよ」

「人の故郷に対して辛辣じゃない?」

「コンビニまで自転車で1時間もかかるこの町が悪い」

そんな話をしているとたった1両しかない電車が駅に停車する
僕らはそれに乗り込むと話を続ける

「今すぐ出ていきたいってわけじゃないけど、とにかく永住はしたくないって話」

「結局出ていきたいって話じゃん」

「……まぁ、そう言われればそうだけど」

そんな話をしながら、揺れる電車は次の駅に着く
もちろん、降りる人も乗る人もいない

「風景だって変わらなくて、ハルは退屈じゃないの?」

そんな質問にハルは笑顔になる

「ゆうくんはわかってないなぁ! 外を見てよ!」

森しかない

「例えばあの木はね、秋になればすごく紅葉がきれいだし、あっちの木は季節次第で美味しい木の実がなってるの」

僕にはどれも同じ木に見える

「ね、変わらないなんてこと、無いでしょ?」

「いや、やっぱり変わらないと思う」

「むー……あ、でも」

ふくれっ面になったり、真顔に戻ったり、忙しい子だ

「でも、なに?」

「最近また、新しい建物ができたよね」

「あぁ、きれいな感じの……別荘か何か?」

「さぁ、わからない」

登山道があるらしい道のすぐそば、僕の家の部屋の窓から見えるその場所にかなり大きい建物が建設されていた
部屋の窓から見えるという事もあって、それが完成したことはなんとなく気づいていたけれど

「別荘ならやっぱり、何か変わるわけじゃないし」

「それでも変化は変化でしょ」

「屁理屈にしか聞こえない」

ぽつり、ぽつりと電車に乗る人間が増えだす
ハルは途中で乗ってきたおばあさんに席を譲り立ち上がると窓の外を見る
ハルはあの町を出て行こうとか、出ていきたいとか思ったことがないのだろうか
そんな風に考えていると終点である隣町の駅に着いた

学校が終わり、長い道のりを歩く
ようやく駅に着いたため、自販機でスポーツドリンクを買う
いつも通りの田舎駅行の路線に乗るために人気の少ないホームへ行く
すると、そこには今の季節である初夏によく合う白いワンピースと麦藁帽子をかぶっている少女があっちに行ったりこっちに行ったりと歩き回っていた
一体何をしているのだろうか

>>9
1 声をかける
2 声をかけない

1

「えっと、君、大丈夫?」

「っ……」

金色のセミロングヘアに金色の瞳
外国人かハーフだろうか
背丈は僕やハルより一回り小さい
年下だろうか?
そんなことを考えていると

「×××××××」

何語かわからない言葉をしゃべるその少女に外国人という答えが導き出された

「えっと」

もちろん、何を言っているのか理解できなかった僕が言葉に詰まるとすぐに少女はハッとした顔で深呼吸をする

「す、すいません、間違えました」

緊張したような、少しだけ固い日本語だがすごく発音が正しい
もしかして、帰国子女とかそう言うやつなのだろうか

「乗る予定だった電車を降りてしまいまして、気づいたら駅に置き去りにされてたんです」

本当にきれいな日本語だ
でも

「何で電車から降りちゃったの?」

「っ、その、私の国では電車は、出発時刻ではまだ駅を出ないので、つい間に合うかと」

どうやら、外国人で間違いなさそうだ

「スマホも電車に乗せたままですし、クロとも離れ離れに」

「クロ?」

「っ、クロは、私の羊です」

少女の羊のクロ?
まさかと思うが羊を電車に乗せたのだろうか
頭に?を浮かべながら腕を組んでいると僕が載る予定の電車が駅のホームに到着した
そして、ドアが開くと同時に白いショートヘアをした執事が電車を降りてくる

「お嬢様! 時間がないとあれほど止めたでしょう!」

「く、クロ、××××!」

祖国の言葉でしゃべっているのだろうが、何を言っているのかはよくわかる
間違いなく「ごめんなさい」と謝っているのだろう
そして羊のクロではなく執事のクロだったようだ
もしかして、いや、確実に……お金持ちのお嬢さんだったようだ

「×××××××」

「……!」

少女の方が何かを執事に伝えると、執事は驚いた顔をした後こちらへ歩き出す

「お嬢様をお助けいただいたらしく、ありがとうございました」

「いや、何かしようとは思ったけど、まだ何かする前で」

「それでも、お嬢様はあなた様と会話をして緊張が和らいだとおっしゃっておりました」

そう、赤い目を向けて小さく微笑む執事
一瞬ドキッとしたが、男に恋するような変態ではない
慌てる僕の様子に執事は首をかしげる
それを見た僕はなんとか誤魔化そうと会話をそらす

「と、ところで、この電車でどこに観光に行くんですか? この先は田舎しかないですよ」

「田舎、ですか。私とお嬢様はあの山の麓に引っ越しをする予定なのです」

「あの山?」

執事の、手袋で覆われた手が指さす先には僕の家がある当たりの山があった

「もしかして、あの大きな家?」

「おや、もしや町の方でしたか?」

少し驚いたような顔をする執事にボクはうなづく

「それどころか、もしかするとお隣かも」

「それはそれは、不思議なご縁があったものですね」

「お兄ちゃん、お隣の人なんですか?」

話を聞いていたお嬢様が割り込んでくる

「お嬢様、失礼ですよ。この方にはきちんと……あっ」

そこまで言った執事は顔を赤くする

「も、申し訳ありません、いろいろと遅くなってしまいましたが、私はクローリク。お嬢様に仕える執事です」

「私はルーナです!」

あぁ、名前を伝えていなかったっけ
だからお嬢様の方に僕の名前を伝えようとして、自分も名前を聞いていないことや名前を教えていないことに気づいたのだろう

「僕は柳瀬悠人。もし本当にお隣だったらよろしくお願いします」

「お兄ちゃん、よろしくね!」

ルーナがニコニコ笑顔で僕に手を差し伸べた
握手を求めているのだろう
僕はそれを握り返す

「ところでお兄ちゃん、これで私たち友達ですが、盃はいつ交わすんですか?」

「ん?」

「日本では仲良くなった人同士で一緒に盃を交わして兄弟になると勉強しました」

目をキラキラさせたルーナが僕を見つめる
ま、まぶしい

「お嬢様、悠人さまがお困りです」

「えー、迷惑じゃないよね、お兄ちゃん!」

>>12
1 正直に「迷惑だ」と話す
2 迷惑ではない
3 誤魔化す

2

2

「迷惑ではないよ」

「ほら、クロ、お兄ちゃんもこう言ってます!」

「……悠人様のお気持ちは嬉しいですが、実際、一般的な日本人は盃なんて交わさない者ですよね?」

「ま、まぁ」

クローリクさんは日本の一般生活を一通りきちんと調べて来たらしい

「そ、そうなのですか? 漫画では盃を……」

「漫画だけです、わたくしたちの国にドラゴンがいなかったのと同じです」

「……」

ルーナがすごく納得した顔になった

「クローリクさん、僕としては盃なしでも仲良くできたらって思ってますので」

「クロで大丈夫ですよ。そう言っていただけると本当に助かります。まだ日本には友人も話しやすい相手もいなかったので」

クロー……クロさんが笑顔でそう言うと、ルーナが再び間に入ってくる

「お兄ちゃん、私もお兄ちゃんのソウルメイトになります!」

「……お嬢様は日本の漫画が好きで、間違っている知識が多いですが、どうかお許しください」

「う、うん」

「?」

きょとんとしているルーナが可愛くて、なんとなく頭を撫でるとルーナは気持ちよさそうな顔をする

「さてお嬢様、悠人様、そろそろ電車に乗らないとまた乗り遅れてしまいますよ」

「××」

「はい」

いつもの無人駅に降りるとルーナとクロさんもそれに続いた
やっぱりあの

「そう言えば」

無人駅に着いた僕はふと疑問に思っていたことを聞いてみる

「ルーナとクロさんは歩きで家まで行くの?」

「いえ、タクシーに乗ろうと思っています」

「あー……」

そこで僕は2人に気まずそうな顔を向ける

「ここ、タクシー来ないですよ」

「え? 日本の駅にはタクシーがいるものだと聞いているのですが」

クロさんはかなり焦った顔をする

「それでは歩いていきましょう!」

「それはダメです、お嬢様の体力ではたどり着けない距離ですよ」

そんなに体力がないのか
それなら

「もしよければルーナだけでも自転車の後ろに乗る?」

「!」

その言葉にルーナは目を輝かせる

「乗ります! クロ、これって青春というやつですよね!」

「この場合は、違うと思います。悠人様、ご迷惑をかけるわけにもいきませんので……」

「でももうすぐ日も暮れちゃうし」

そんなわけで自転車の後ろにルーナを乗せる
このまま自転車に乗って帰ることもできるがクロさんを置いていくわけにもいかず、自転車を手で押す

「はいやーはいやー」

「本当にお嬢様が迷惑ばかり、ごめんなさい……」

ものすごく申し訳なさそうに頭を下げるクロさんに苦笑いをして答える

「でも、もうすぐ夜だけど、すぐに家で生活できる状態なんですか?」

「そこは、事前に業者に頼んでいるので問題ありません」

クロさんは頷く
僕が学校に行っている間に荷物の持ち込みが終わっているのだろう
それなら安心だ

話題も無くなってセミの声ばかりがうるさく響いている
何か話そうかな?

>>16
1 何か話す(話題を記入、内容次第でルーナ、クロの好感度が上下します)
2 何も話さない

1二人の年齢は?

クロさんはいつから働いてるの?

「そう言えば、お二人は何歳なんですか? 僕は18歳ですけど」

「偶然ですね、わたくしも18歳です」

クロさんは同い年だったようだ
そうなるといつから働いてるのかも気になる

「私は20歳だよー」

なるほど、ルーナは20歳

「……え?」

「?」

唖然とする僕に首をかしげるルーナ

「……えっと、クロさん?」

「本当です、お嬢様は、奥様……お嬢様のお母様に似て、その、はい」

察します
どうやら親の遺伝で身体が小さいらしい
しかし、年上からお兄ちゃんと呼ばれていたのか
なんだか恥ずかしくなってきて話題をそらす

「く、クロさんはいつからルーナさんの執事を?」

「……5歳の時ですね」

「ご、5歳!?」

驚いている僕の手をルーナさんが掴む

「さん呼びは他人行儀だと聞いたことがあります! さっきみたいに呼び捨てでお願いします!」

「で、でも、年上の人には」

「なら年上命令です!」

なんだそれ
なんて思っているとクロさんが僕らから目をそらしていることに気づいた
執事を始めた頃の話はどうやらNGだったらしい
それに気づいたルーナさん……いや、ルーナが話題を変えたのだと気づいた

「なんだか、失礼な質問をすいません」

「いえ、それよりも……お嬢様、見えてきましたよ」

「!」

林を抜けて新しくできた建物が道の向こうに見えてくる
その夕日に照られる建物にルーナは自転車の上ではねるように喜ぶ

「わぁ!」

そのほほえましい光景にボクとクロさんも口元が緩くなりかけるが。

「あれ、カカシですね! カカシ、知ってますよ、カカシ!」

予想外のものを指さし喜ぶルーナに2人してずっこけそうになるのだった





夜になる
スマホは隣町にいる時以外は電波が入ってこないで使えない
一応、WI-FIを繋げばなんとかなるのだが、結局パソコンをいじってしまう
ネットサーフィンをしているとあっという間に時間が過ぎていく

「……のど乾いたな」

>>18
1 冷蔵庫の中の麦茶を飲む
2 自販機へ買いに行く

2

麦茶なら家にあるものの、麦茶を飲みたい気分ではない
自転車で10分ほどの時間がかかるが、どうしても炭酸飲料が飲みたかった

「さて、一応自販機があるのは山の広場かハルの家の近くか神社の方か」

どこへ行こう?

>>20
1 山の広場
2 ハルの家の近く
3 神社

2

1

ハルの家の近くの自販機へ向かう
確かあそこにはホワイトソーダがあったはずだ
それがなんだか無性に飲みたい
しばらく自転車で走ると夜にもかかわらず、暑さに汗がにじみ出る
なんとか自販機までたどり着くとポケットから小銭を出す
100円で1本ジュースを買えるのはこの町の数少ないいいところだ

「……んっ、おいしい」

「あれ、ゆうくん、こんな時間にどうしたの?」

「んぐっ!?」

いきなり、暗い道で声をかけられた僕は咳き込む
暗闇の中から制服姿のハルが笑いながら近づいてきた

「あはははっ、なにやってるの?」

「い、いきなり声をかけてくるから!」

まだ喉の奥に違和感がある

「てか、今帰り?」

「うん、部活で遅れちゃって」

「こんな暗い中一人じゃ危ないでしょ」

「いつものことだから平気平気!」

笑っているが、少し危機感が薄い
確かに、こんな場所には変質者は出ないだろうが、野生動物が出てくることも少なくない
確か秋ごろにクマが何度か目撃されたと聞いたこともある

「家まで送ってくよ?」

「平気だってば」

「話したいこともあるし、いいから」

ハルは「まぁ、それなら」と僕の隣に歩み寄る
少し、汗のにおいがする
たしか、陸上部だったっけ?
この時間までかなり頑張っていたんだろう

「それで、話したいことって?」

「朝話してた例の家、お金持ちの外人さんが住むらしいよ」

「へー! 外人さんかぁ……え、英語話せないけど大丈夫かな?」

ハルは涙目になりあたふたとする
尻尾のようにポニーテールが揺れる

「そこは大丈夫、日本語ペラペラだったし」

「ゆうくん、もう会ったの!? いいなぁ」

「20歳の小さいお嬢様と同い年のイケメン執事だった」

「小さいの?」

「正直中学校低学年くらいかと思った」

「小さそう」

虫の鳴き声、カエルの鳴き声がうるさい道で僕らの話声は夜の闇に溶けていく
さて、他に何か話そうかな?

>>23
1 話す(内容記入、内容次第でハルの好感度が上下します)
2 ハルの家についてしまった

1 部活動の様子について 遅くなった日は連絡くれたらボディーガードくらいはするぞ

1 暗いんだし気をつけろよ
人がいないからこそ悪さする連中がいるんだから

「部活で遅くなったんだよね、調子はどう?」

「んー、暑い」

「だろうね」

それは調子がいいとか悪いとかではない気がする

「まぁ、いつも通りだよ、走るのは楽しいし、ハードル飛ぶのは好きだから」

言いながら笑顔になるハル
そんな彼女にこちらも笑顔になる

「ともかく、遅くなった日は連絡くれればボディーガードくらいはするよ?」

「んー……連絡とる方法がないんだよね」

「いや、スマホとか……」

そこまで言って思い出す
そう言えばまだ電話番号とか聞いてなかったな

「スマホ持ってないよ」

「え、マジ?」

「だってここ、電波届かないし」

そう言えばそうだった

「ま、まぁ、それなら駅の公衆電話からとか」

「そこまでしないってば。でも、ありがと!」

そんな話をしているとハルの家に着いた

「気持ちはすごくうれしかったけど、本当に大丈夫だよ。じゃあ、また明日の朝!」

にっこりと笑うハルは言いながら手を振る

「あぁ、また明日」

僕もそれに答え、手を振る
さて、用事は済んだし、そろそろ家に帰ろうか




そして数日後

「今日は休みか」

部活をやっていない僕は暇を持て余している
もちろん、オヤジにそれを言えば「畑仕事を手伝え」なんて言われかねない
家でゴロゴロしていても「働け」と言われる可能性もある
何処かに出かけてみるか
あ、でもハルは部活でいないかもしれないな

>>26
1 ハルの家に行くだけ行ってみる
2 ルーナの家に行ってみる
3 神社に行ってみる
4 山に行ってみる
5 その他

2

「おや、悠人様、いらっしゃいませ」

インターホンを鳴らすとすぐにインターホンから声がした
このあたりにある他の家と違ってインターホンにカメラがついている
なんか、感動
しばらくすると扉が開き、クロさんに家の中へ招かれた
すごく涼しい

「ルーナは?」

「……お恥ずかしながら、まだ寝ています」

「やっぱり夜更かし?」

やっぱり、というのは夜寝る前にこの家の方を見ると必ず部屋の明かりがついているのが見えるからだ

「はい、いつも早く寝るように言っているのですが」

「く、苦労してるんだな」

「慣れています」

言いながら冷えた緑茶を出される
この人、外国人だよな?
今まで飲んだ緑茶が何だったのかわからないほど甘く、美味しいそれに驚く

「すごく美味しい」

「隣町の茶屋のおばあさんに入れ方を習いました。それはともかく、今日はどのようなご用件で?」

「えっと」

>>28
1 ルーナと遊びに来た
2 クロさんとお話に来た
3 2人をハイキングに誘いに来た
4 自由安価

1

「ルーナと遊ぶつもりで。友達らしいことまだできてなかったし」

「……お嬢様を起こしてきます」

「いや、さすがに起こすのは悪いし」

立ち上がろうとするクロさんを止める

「とりあえずしばらくすれば起きてくるとは思いますので、それまでもう少しお話をしていましょうか」

なんだか遠い目をしているクロさんに苦笑いで答える

「一応、ルーナと遊ぶようにいくつかゲームと漫画を持ってきたんだけど」

「……お気持ちは嬉しいですが、お持ち帰りしていただけると助かります」

今度は死んだ魚のような目になるクロさん

「お嬢様にこれ以上漫画やゲームを与えては引きこもりどころかベッドから動かなくなる可能性があります……」

「ほ、本当に苦労してるんですね」

とりあえず、マンガとゲームは帰るまでの間クロさんが預かるとのことだった
まだルーナは起きてこないのだろうか?

>>30
1 起きてきたのでルーナの部屋へ
2 起きてこないのでもう少しだけクロさんと話す(話したい内容があれば記入、なければ記入しなくても大丈夫です)

2 そういえば日本の生活大丈夫?
お風呂とか男女で大変じゃない?

「ところで、日本の生活にはなれました?」

「えぇ、もともと祖国で勉強済みですので」

まぁ、確かにこんなにおいしいお茶を入れられるのだから、私生活に関しても完璧そうだ

「料理ではお味噌汁やお肉じゃがもすでにマスターしましたし、寝る時は蚊帳も使っています」

「肉じゃがには「お」はつけないで大丈夫ですし、蚊帳で寝る人、今じゃほとんどいないと思いますよ」

笑いを少し堪えつつ、そう言うとクロさんは顔を赤くする

「べ、勉強不足でしたね、すいません」

「まぁ、日本語に関しては日本人も使いこなせてませんし」

そう言えば、外人さんはシャワーだけでお風呂に入ることはほとんどないと聞いたことがあるが

「お風呂とかはどうしてるんですか?」

「きちんと温泉の元を入れていますよ」

きちんとなのか、どうなのか

「でも、男女だとお風呂の順番とか、その辺大変じゃ?」

「え? 申し訳ありません、少々理解できない部分があるのですが」

「?」

クロさんは少し困惑しているようだ

「だんじょ、というのは、えっと?」

「あぁ、難しかったですかね、男と女ってことで」

「……認識はあっているようで、余計に理解が……」

首をかしげているクロさん
そしてしばらく考え込んだ後

「……まさかと思いますが、わたくしのこと、男と、お考えですか?」

なんか、赤い瞳が光っているように見えなくもない
確実に、怒っている声
え、ま、まさかだけど

「クロさんって、執事、ですよね、つまり、男じゃ?」

「……わたくしは、女です!!!」

この後、結局ルーナと遊ぶ前に怒ったクロさんに追い出されてしまった
思い返してみると、クロさんは女性でも何の違和感もなかった
執事をやっていること以外だけど

隠しヒロインクローリクルートが解放されました




「まだ正午か」

家に帰りそうめんを食べた僕は再び外へ出る
朝以上に暑い

>>32
1 ハルの家に行ってみる
2 クロさんに謝りに行く
3 神社に行ってみる
4 山に行ってみる

2

流石に失礼過ぎたこともありクロさんへ謝りに行くことにした
インターホンを鳴らすとすぐにクロさんが扉を開ける

「……先ほどは取り乱してしまい、申し訳ありませんでした」

頭を下げるクロさんに僕は慌てる

「い、いえ、こちらこそ、ずっと失礼な勘違いを」

「あの後調べて、日本では執事は主に男性の職業だと知り、その、わたくしの体つきのこともあって、勘違いされて、当然だと、本当に申し訳ありませんでした!」

謝りに来たはずなのになぜか全力で謝られている
困り果てていると

「あ、お兄ちゃん、いらっしゃい! 遊びに来てくれたの!?」

この状況を打開できそうな天使がやってきてくれた



クロさんとは仲直りができたので改めてリビングへ通される
どうやら食事中だったらしく肉じゃががテーブルに置かれていた

「それでお兄ちゃんは何しに来たの?」

「お嬢様と遊びに来てくれたそうですよ」

「わーい!」

両手を上げて喜ぶルーナ
……本当に20歳なのだろうか?

「お兄ちゃんお兄ちゃん! 何して遊ぶの?」

>>34
1 2人でゲームをしよう
2 2人で漫画を読もう
3 みんなでハイキングへいこう
4 自由安価(まだエッチなことはできません)

3

「みんなでハイキングへ行こう」

さっきのクロさんの話から想像するに、引っ越し以降は家から出ていないのだろうと思い、そんなことを提案する
するとルーナの輝いていた目から光が消える

「……お、おなか痛い、生まれるー!」

「お嬢様、いつ妊娠なさったのですか、悠人様がせっかく誘ってくださっています、行きましょう」

「クロもここぞとばかりに乗らないで! いやです、行きたくない!」

駄々っ子のように首を振るルーナ

「そ、それじゃあやめてみんなで遊べるゲームでもする?」

「悠人様、引かないでください、この機会です、外に出ましょう」

「やーだー! ××××××××!!!」

とうとう母国の言葉で駄々をこねだすルーナ
床に転がり、そして子供のようにジタバタと駄々をこねる
白いパンツが丸見えだ
慌てて目をそらす

「……お嬢様、怒りますよ」

「ひっ!?」

僕とルーナの声が重なる
そのくらい、今のクロさんの声は怖かった
殺気というか、その類のものが全身に突き刺さるような感覚に冷や汗を流す
ルーナはがくがくと震えながら体を起こし、正座する
この辺も日本に染まっている

「では、帽子を準備しましょう。悠人様、エスコートをお願いします」

「う、うん」

笑顔をこちらに向けるクロさん
正直、さっきの恐怖が残っていて笑顔すら怖い

「さて、ところで悠人様、目的地はどちらになさいますか?」

>>36
1 山登りへ行ってみる
2 神社へ行ってみる
3 川へ行ってみる
4 駅へ行ってみる
5 自由安価

1

「すぐそばにあるし、車が通れる道もあるから山に行きませんか?」

「お嬢様、登山ですよ、日本に来たら登山したいと言ってましたよね?」

「ま、まだ暑いから」

確かに、暑い中行くのは少し酷な気がしてきた
しかし、先ほどの殺気を自分に向けられたくないという気持ちがあふれ出ている僕にはルーナの味方はできない

「まぁ、木陰は涼しいから」

「お兄ちゃんが言うなら……」

渋々とルーナは了承し、涼しい家から外に出る
目の前の道を歩き山に向かうとすぐに木陰が増えてくる

「だいぶ涼しいね」

「木が日光を遮ってくれてますし、風も強めですからね」

僕の言葉にクロさんが答える

「これならルーナも」

と、後ろを振り返る
すると、もうすでに疲れ果てて石の上に座っているルーナがはるか遠くに見えた

「ちょっと迎えに行ってきます」

「お手数おかけします……」

気まずそうなクロさんを置いて、一度ルーナのそばに行く

「××××、××××……」

「母国語が出てるよ」

さて、死にかけてるルーナになんと声をかけるべきか

>>38
1 おんぶしてあげる
2 手をつないであげる
3 もう帰る?

1

「はい、おんぶしてあげるからもう少し頑張ろう」

「いいの?」

「おいていくわけにもいかないからね」

ルーナをおんぶするとすごく軽く感じた
引きこもっていると聞いて意外と太っているかもとか思っていた為、少し驚いた
そして

「……」

むにゅんと、ルーナの胸が背中に当たる
服装で勘違いしていた
この子は控えめなサイズの胸ではない
着やせしているだけで結構大きい!
慌てて首を振り、クロさんのいる場所を目指す

「いけいけー!」

「せ、背中で暴れないで」

重くはなかったものの、暴れられては結構きつい
体育はまじめに受けているし、毎日1時間は自転車を漕いでいるが、帰宅部である自分にはかなりつらい
ようやくクロさんのいる場所に戻るとクロさんは心配そうな顔をこちらに向けた

「だ、大丈夫ですか?」

「な、なんとか」

「ほら、お嬢様、ここからは球形挟んでいいので自分の足で歩きましょう」

「はーい」


クロさんのおかげでルーナが背中から離れた
もちろん、柔らかい感覚も離れた

「さて、では登りましょう」





夕方になり、ようやく山のてっぺんが近づく
かなり低い山だったがルーナが休憩を繰り返していた為かなり時間がかかってしまった
それでも

「すごくきれいですね」

「うん」

赤い夕焼けと、その赤さに包まれる町
それがすべて山の上から見下ろせた

「がんばってよかった」

ルーナのそのつぶやきに、僕もクロさんも笑顔になる

「少し休憩したら下りましょうか」

「……え、下るの? 歩くの?」

「それはそうですよ」

そして、ルーナは真っ白になった
さて、僕はどうしよう

>>40
1 ルーナとお話(話したいことがあれば記入)
2 クロさんとお話(話したいことがあれば記入)
3 頂上にある広場を散策する

3

そう言えば、ここまできちんと来たのは初めてだった気がする
少しだけ散策してみよう
何か珍しいものがあるかもしれない
広場には一応自動販売機が設置されておりジュースが売っているものの値段がなぜか200円近い
こんなものを買う人がいるのだろうか
もちろん、お金を出す動作さえしないままさらに歩く
子どもが遊ぶための遊具は土や埃をかぶっており、触れるだけでも汚れそうだ
どのくらいの間人が立ち寄っていないのだろうか、と思いきや、つい最近草刈りがされた後も見つける
一応手入れはされているようだ
さらに歩くととうとう草刈りをされた形跡もないほど、草が伸びている場所に出る

「ん?」

そんな、ぼうぼうの草の中に何か、大きな石のようなものが見える
そっと草をかき分けるとそこにはお地蔵さんがいた
長い間放置されていたらしく、苔が生えている
どうしようか

>>42
1 周りの草を抜いてあげる
2 お金を供える
3 何もせずに立ち去る

1

少しだけ気の毒に感じたので周りに生えている草を抜いてあげる
どうやら、コンクリートか石の上に少しの砂が乗っているだけの土地のようで、草はあまり根を深くはっておらず、簡単に抜き取れた
ある程度抜き終えたところで僕は汗をぬぐい、ルーナとクロさんの元へ戻った



「へぇ……」



「本当に下るの?」

「そうするしかないですよ」

出発する際にもルーナはまだクロさんに対して駄々をこねている

「早く帰らないとオバケが出ますよ」

「う、わかった……」

ルーナは幽霊が苦手なようだ

>>44
1 ルーナと一緒に下る
2 クロさんと一緒に下る

1

「もうおんぶしてくれないのですか?」

「クロさんに怒られるよ?」

そう言って、手を差し出す

「だから、手を繋ごうか」

「うん!」

ルーナはボクの手を握り返す
少しずつ、ゆっくりと歩き下山を進める

「暗くなってきたね」

そう言って、ルーナはボクの手を握る力を強める

「大丈夫、一緒にいるよ」

「……うん」

夕焼けのせいか、ルーナの顔が赤い

「悠人様、すいません」

そんな時、クロさんが声をかけてくる

「夕食の支度をしたいので、少しだけ先に帰らせていただきます。お嬢様のことをお願いしてもよろしいでしょうか?」

僕はもちろん快諾すると歩くペースを上げたクロさんを見送る
そして、その背中が見えなくなった瞬間に

「ねぇ、もうおんぶ解禁でいいのでは!」

「ブレないね、ルーナ」

>>46
1 おんぶする
2 おんぶしない

1

再びルーナをおんぶしてゆっくりめに坂道を下る
下り坂を下るのにバランスを取りながら歩いていくのはかなり難しい
おまけにルーナは元気いっぱいに暴れている
余計に歩くのが辛い

「ルーナ、転んでも困るからあまり動かないで」

「あ、ごめんなさい」

ルーナはすぐに大人しくなる
改めてゆっくりと山を下り始める
少しずつながら夕日が山の向こうに消えていく
当たりは真っ暗になってきて、道もだんだん見えなくなってくるが、背中にいるルーナはスマホを取り出し、ライトの代わりに光らせる

「ありがと、ルーナ」

「えへへ」

僕がルーナをほめるとルーナは嬉しそうに笑った
しばらく歩みを進めると、目の前に無数の光が舞い上がる

「お兄ちゃん、降りていい?」

「うん」

道のすぐそばに川があり、水の音がしている
そして、そこに近付いたルーナのそばにいくつもの光が集まっていく

「×××……」

たぶん、キレイ、と言っているのだろう
彼女の祖国の言葉はわからないけど、なんとなくそう思った

「蛍っていう虫だよ。夏の夜にこうしてお尻の部分を光らせるんだ」

「ホタル……」

ルーナは手を伸ばし、光を掴もうとする
けれど、ルーナの手から光は逃げていく

「聞いたことあります」

小さく、ルーナはつぶやく

「ホタルは、命を燃やして、光を灯していると」

何かの漫画か、それともアニメの知識なのか

「××××……」

また、祖国の言葉が出る
ただ、その小さなつぶやきは、何か、悲しみや切なさを感じさせた
彼女は僕に背中を向けている、それゆえにどんな顔をしているのかはわからない

「こんなに早く見られるとは、思ってませんでした」

「なんだ、蛍のこと、知ってたんだ」

「はい」

振り返ったルーナは少しだけ切なそうに笑っていた

「帰りましょうか、お兄ちゃん」




ルーナの屋敷に着く頃には夜もかなり更け始めていた
疲れたのか、ルーナは途中から僕の背中で寝息を立てていた

「申し訳ありませんでした。もしよければお夕餉を食べて行ってください」

「嬉しいけど、家でご飯があるだろうし、今日は帰りますね」

クロさんの誘いを断り、僕は帰路に着いた
あの時の、ルーナの悲しそうな笑顔が忘れられない

「……」

>>48
1 ハルの家の方へ散歩する
2 神社の方へ散歩する
3 今日は素直に帰る

1

特に理由もなく、ただ帰りたいという気分でもなく適当に道を選び歩いていると暗い道の向こうから揺れる光が近づいてくる

「っ!?」

人魂!?
なんて構えていると

「え、きゃあ!?」

平日の朝、いつも聞く声が聞こえた

「……は、ハル?」

「ゆ、ゆうくん? び、びっくりさせないでよ……」

ほっとしたようにため息を吐くハル
どうやらランニングをしていたらしい
陸上用の面積の少ない服装に少しだけドキドキしてしまう

「こんな時間までランニングって、かなり頑張ってるんだね」

「今年で最後だからね、がんばりたいよ」

そう言いながら空を見上げるハル

「ところでゆうくんはこんな時間に散歩?」

「ちょっといろいろあってね」

ルーナの表情を見て、よくわからない感情にかられている、とはとても言えない

「よくわからないけど、一緒に走る?」

「なんで」

「走れば嫌なこと、忘れられるよ」

「……」

>>50
1 走ってみる
2 やめておく

2

「ごめん、今回はやめておくよ、疲れてるし」

「そうなんだ、じゃあ、あまり遅くまで歩いてちゃだめだよ、あと今度からは懐中電灯使ってよ、びっくりしたんだから」

「ごめんごめん」

ハルはまた走り出し、すぐにその姿は見えなくなった

「僕も帰ろう」

そうつぶやき、今度こそ家に向かう
頑張っているハルの姿を見て、少しだけ気分が晴れた気がした




続く



現状好感度ランキング
1 クローリク
2 ルーナ
3 ハル
4 ???
5 ??



本日はここまで
隠しキャラに関しましては特定のイベントを進めるか自由安価によっても解放されることがあります
(今回、クローリクは「男女に関する話題」を出したため、即開放になりました、本来は着替えイベントorお風呂イベントでバレる予定でした)

おつ

乙乙

クロさん、めっちゃ可愛い

おつ
きたい

乙です

はるちゃんかわいい、〇〇くん呼びってぐっと来る

セミの声がうるさい田舎町の家で、今日も目を覚ます
網戸を全開にしているため外の音が一切の遮断もなく聞こえてくる
スマホを手に取り、画面を見る

「えっと、今日は……」

日曜日、休みである
そして、来週を乗り切れば念願の夏休み
休みという事と、前日のハイキングのこともあり、少し疲れていた僕はもうひと眠りをしようと考えるが、セミの声がうるさくなかなか寝付けない
しばらくすると、セミだけではなく親父の声も聞こえてくる
1階で僕を呼んでいるようだ
2階にある僕の部屋までそのうるさい声は響いている
あぁ、畑仕事、手伝いたくない

>>57
1 たまには畑仕事を手伝う
2 今日はハルの家の方へ出かける
3 今日もルーナの家の方へ出かける
4 今日は神社の方へ行ってみる
5 今日も山へ行ってみる

2

用事があると言いつつ、ハルの家の方へ行ってみる
しばらくの間歩いてくとハルの家が見えてくる
歩いて10数分の距離だが、これでも近所の家だ
家の前まで移動すると着物を着た黒いストレートロングヘアの女性が家の前にある花壇に水をまいていた

「あ、ハルのお母さん」

うちの母親と比べ、とても若く見えるハルのお母さん
大和撫子というのはこういう人のことを言うのだろうと考える
挨拶をして、ハルはいるのかと聞くと今日は部活がないからまだ寝てるらしい
遊びに来たという話をすると家にあげられてお茶の間で少しの間待つように言われた
かなり和風な家で廊下を歩くときぃきぃと音がする
茶の間に着くと冷たい麦茶を出される
口に運んでみると砂糖が入っているようでとても甘くておいしい
こういう甘い麦茶もありなんだと驚く
部屋をなんとなく見回すと戸棚の上に家族写真が置いてある
ハルの美人のお母さん、あまり見た目が変わっていない
ハルのお父さんは黒い癖っ毛が特徴的だ
確か、今はだいぶ白髪が混ざっている印象だったはず
そして小学生低学年くらいのハルは見たことのない人物に抱き着いている
ちょうど、朝の陽ざしのせいで写真のその人物の姿がよく見えない
気になった僕は少しだけ移動してその人物を見ようとするが

「おかぁさぁん……あさごはんなぁに?」

「ぶっ!?」

ハルの声が聞こえたため、振り返ると白く薄いタンクトップ1枚、淡い水色のパンツ、そのたった2つの下着だけの姿で目をこすっているハルの姿がそこにあった
ハルの母親がなんて格好をしているの、と怒る

「えー……いつものこと、じゃ、ん……」

言いかけたところできちんと目が空いたハルの動きと口調が電池が切れたおもちゃのごとくゆっくりになって止まる

「きゃ、きゃああ!? なんでゆうくんがいるの!?」

「ご、ごめん、見てない、見てないから!」

「見てる人のセリフじゃん!!!」

この後、ハルは母親に思いきり怒られた後、私服を着て再び茶の間に戻ってきた
正直、朝からいいものを見れたと思った

「……いやさ、暑いよね、最近」

「うん、暑い」

「パジャマさ、暑いじゃん?」

暑いから脱いで寝てた、と言いたいらしい

「一応言っておくけど、僕は着て寝てるから」

「……お願いします、クラスのみんなには黙っておいてください、何でもします」

「ん、今なんでもって」

「変態、変態!」

ようやくいつものペースに戻ってきたところで

「それはさておき、何しに来たの?」

「畑仕事したくないから出かける口実に遊びに来た」

「部活あったらどうしてたの?」

「その時はその時だよ」

「でも遊びに来てくれたのうれしかったな、そんな相手、ほとんどいないから」

いつもと違う、髪を下ろした状態でニコニコ笑うハルにドキッとしてしまう
髪形が変わっただけでこんなに大人っぽく感じるものなのだろうか

「それで、どうする? どこか遊びに行く?」

ハルの問いに僕は答える

>>59
1 ハルの家で遊ぼう
2 神社まで行ってみる
3 川に遊びに行こう
4 隣町へ行こう
5 自由安価

2

「確かすぐそばに神社があったよね、そこに行ってみるのは?」

「いいけど、たぶん何もないよ?」

ハルがそんなことを言うのは珍しい、と考えながら玄関に移動する
ハルは少しだけ準備してくると言って再び部屋に戻るといつものポニーテール姿に戻って玄関へやってきた

「じゃあ、いこっか」

「ちょ、お、おい」

不意に、手を握られ引っ張られる
彼女いない歴=年齢の僕はつい顔を赤くしてしまう
ハルの家の裏庭から畑と田んぼの間の小さい道を歩きしばらく行ったところで神社の前の自販機のところまでたどり着いた

「んー、やっぱりいないか」

「なにが?」

「いや、なんでもない」

神社の境内に入るとかなりの量の落ち葉が積もっている
あまり使われない場所なのだろうか

「ほらね、何もないしそろそろ戻ろうか」

>>61
1 言われるがまま帰る
2 もう少し散策させてもらう

2

「もう少しだけ見て行っていい?」

「い、いや、ほんと、ここは何もないよ?」

ハルらしくない、と思いながらも神社に足を踏み込む
天狗の石像が祀られているのが見え、この山にある天狗伝説を思い出す
戦国時代にこの山のてっぺんにあったお城の主に助けられた天狗がお城を護るために戦ってくれたのだとか
詳しいことはあまり覚えていないが、大体そんな話だったと聞いた気がする
そんな天狗像のそばには小さな池があり、覗いてみると黒くてうねうねしているものであふれかえっている
どうやらぜんぶオタマジャクシのようだ
かなり気持ち悪いので目をそらすと神社の後ろに建物があることに気づいた

「あれ、倉庫かな?」

「!!!」

そこまで言った時点で、ハルが僕の腕を引っ張る

「さぁ、次はどこ行こうか!」

「は、ハル?」

やっぱり様子がおかしいが、あっちに行ってほしくないという事だろうか

>>64
1 さっき言ってた「何でも」の権利を使う(倉庫?を調べる)
2 大人しく川に移動
3 大人しくハルの家に移動
4 大人しくルーナの家に移動
5 自由安価

1

あまりハルに逆らうと好感度下がりそう

「何でも言うこと聞くんだよね、少しだけ奥を見に行くのに付き合ってもらえる?」

「ず、ずるい」

そもそも、何を嫌がっているのか
あの倉庫に何かトラウマでもあるのだろうかと考えながらその建物に近付くと、思った以上に建物が大きいことに気づく
倉庫ではなく、休憩所とか、そんな感じにも見える
トイレもついており、電気もきちんと通っているようで電灯がつきっぱなしだ

「あぁ、もう、やっぱりつけっぱなし!」

ハルが言いながら手慣れた感じに電気を消し、ハッとした顔をこちらに向ける

「ほ、ほら、やっぱりなにもないからそろそろ」

「うるさい……」

「あ」

奥から聞こえた、少し低い女性の声にハルの顔が青ざめる
そちらを見ると、眠そうにしている、癖っ毛が爆発している黒い髪の毛の巫女さんが立っていた
どことなく、ハルに似ている気がする

「こんな朝早くから、何?」

「お、お姉ちゃん、巫女服、はだけてる、はだけてるから! ゆうくん少しあっち行ってて!」

確かに、左肩が丸見えになっており、おまけにブラをしていないのも分かった
ゆうくん、と名前を呼ばれた時点でハッとなり反対方向を向く
後ろからは「もう、ちゃんとしてよ! ……くさっ!?」とハルの驚く声が聞こえる
そして巫女さんは眠そうに呻いている
しばらくした後「もういいよ」とあきらめた感じのハルの声が聞こえた
振り返ると、先ほどのはだけた巫女服がきちんと整えられた巫女さんと真っ赤になっているハルが立っていた

「えっと、この人は?」

「私のお姉ちゃんの、アキだよ」

「えーっと、君は?」

眠そうなアキさんが僕に聞いてくる
目の下のクマがひどい

「えっと、3年位前に引っ越してきた悠人と言います」

「引っ越してきたの?」

「もう、お姉ちゃん、何度もゆうくんの話したでしょ!」

怒るハルが珍しくてなんだか笑ってしまいそうになる
しかし、この神社に巫女さんがいたのは初めて知ったし、その巫女さんがハルのお姉さんだとは思わなかった



「ゆうくん、もういいよね、帰るよ!」

「え、でも」

「か・え・る・よ!!!」

「じゃあね、ゆうちゃん」

アキさんは眠そうにあくびをしながら手を振る
そしてハルは耳まで真っ赤にしながら僕の手を引っ張って神社を出て行った

「もう、本当に恥ずかしいから、見せたくなかったのに……」

ハルはぶつぶつとつぶやく

「そんなにお姉さんが苦手なの?」

「お姉ちゃんが苦手ってわけじゃないんだけど……あの小屋の奥、やばいの」

今度はすごく真剣な顔を向けられる

「ごみ屋敷と化しているうえに、お姉ちゃんは多分数日お風呂入ってない、巫女服もかなり黄ばんでたし」

真剣な目からどんどん死んだ魚の目になって行くハル
確かに、それは恥ずかしくて見せられない

「……お願いだから今日のことはほんと全部忘れてください、朝の分から全部!」

「わ、わかったよ」

なんとなくスマホを見るとちょうど昼過ぎだった

「一回家に帰って食事とってから遊ぶ?」

「で、出来れば今日は一人になりたいかも」

ハルはそう言いながら目をそらしている

>>69
1 ハルと遊びたいと伝える
2 大人しく帰る

2

神社いきたくないのは幽霊でもいるか美人巫女さんに目移りされるの嫌だったぐらいと思ったら
引きこもり系のくさそう()なお姉さん出てくるのは全くの予想外だった

再安価ついでにいくつか

今回、まだハルの好感度は下がっていません
この1日が終わった時点で現状の好感度などを公開させていただきます
悠人に恋心を寄せている人物は今のところまだいません

あと、ナビし忘れていましたが隠しヒロインアキのルートも解禁されました

>>71
再安価
1 ハルと遊びたいと伝える
2 大人しく帰る

ハイエナされたようでクソ気分悪いな

「午後もハルと遊びたいんだけど」

「……まぁ、いいけど」

ハルは少し驚いたように答えた

「じゃあ、午後はどうする? だいぶ暑くなってきたけどどこか行く?」

確かに、今だいぶ暑いが午後はさらに暑くなりそうだ

>>73
1 川に行こう
2 家の中で遊ぼう
3 ルーナの家に行こう
4 もう1回神社に行こう
5 自由安価

すいません、安価下でお願いします

5 隣町

「隣町に行かない?」

「あまり時間なくなっちゃうけど、うん、わかった」

ハルはそう言って分かれ道の中央に立つ

「じゃあ、ご飯食べて駅に集合ね」

「うん、すぐ行くよ」

食事を終え、駅に行くとすでにハルがホームで待っていた

「あ、おそいよー」

そう言いながらも楽しそうに笑っているハル

「それで都会人のゆうくんは私をどこに連れて行ってくれるのかな?」

安価下
1 カラオケにでも行こう
2 ウインドウショッピングに行こう
3 スイーツを食べに行こう
4 ボウリングにでも行こう
5 自由安価(エッチ関係はまだ解禁されていません)

2

とりあえずは、不慮の事故とはいえ今朝下着姿を見てしまったこと、そしてハルの制止を無視して神社でアキさんにあってしまったことのお詫びも兼ねて女の子の好きそうなウインドウショッピングに誘うことにする

「商店街ならいろんなお店もあるし」

「お、いいね!」

揺れる電車の中で、ハルは嬉しそうにうなづいた
しばらく電車に揺られ、そして駅に着くといつも学校に行く時とは逆の出口から駅を出る
目の前には商店街が広がっており、そちらへ進むとまずはお土産屋さんが見えた
確かここのおまんじゅうが学生に人気だったはず

「おまんじゅう、食べる?」

「あ、食べる食べる!」

ハルはなんとなく、よく食べる女の子のイメージがある
それでいて全然太らないのだから不思議……でもないか
その分運動をしているのだろう

「んん、甘い」

嬉しそうにまんじゅうを口に運ぶハルの笑顔を見てなんだかこっちも幸せになってくる
道を行く人々もそんなハルの笑顔につられてか、おまんじゅうを頼む人がちらほら現れる

「じゃあ、そろそろ行こうか」

エスコートするつもりがハルに手を引かれ商店街の奥へ入っていくことになる
次に目についたのは女の子の服が売っている服屋だった
男子が入りにくいその店にずかずかと入って行くハル

「ねぇねぇ、これ、どうかな?」

目を輝かせながらふりふりの服や動きやすそうな服、かっこいい感じの服や最終的にはよくわからないセンスの服まで試着する
ハルが美人という事もあり、どの服も似合っている

「ねぇ、どの服が似合ってた?」

「やっぱり、2回目に来てた動きやすそうな服かな?」

やっぱりハルのイメージは運動好きという事もあり、そう伝える

「そっか、じゃあ思い切って買っちゃおうかな? ……」

言った後に値札を見たハルは固まる

「……うん、また今度だね」

どうやら思ったよりも高かったようだ
その後はクレープを食べたり、駄菓子屋のような店に立ち寄ったり、本屋に寄ったりと時間があっという間に過ぎて行った

「もう5時か」

「そろそろ帰らないとだね」

ハルに言われ、僕も頷く
駅に戻り、電車を待つと隣のベンチに座っているハルが小さくため息をついた

「あのさ、ゆうくん、午前中のお詫びを使用、って思ってたでしょ」

図星である

「もう、私たち友達なんだから気にしないでいいよ、そりゃ、ぱ、パンツ見られたのは恥ずかしかったけど」

真っ赤な顔をしながら目をそらす
今朝のハルの下着姿を思い出し、僕も顔が赤くなった

「と、とにかく、だから今後は気にしなくていいからね! それと、誘ってくれてありがとう」

ハルはにっこりと笑い、やってきた電車に乗り込んだ



揺れる電車の中、隣に座っているハルは寝息を立て僕の肩に寄りかかっていた
普段の部活の疲れとかも出たのだろうか
ハルの髪からはなんだかとてもいい匂いがする
夕暮れに染まる電車の中、この時間がもっと続いてほしいだなんて少しだけ思ってしまった
今日は、ハルの意外な一面がいっぱい見れた
思えば、休日にこうやってハルと1日中遊ぶのは初めてだった気もする
たまにはこういう日もあっていいだろう

夜になった
一応、まだ出かけられる時間だが、どこかに行こうか?

安価下
1 明日に備えて休む
2 河原へ行く
3 神社へ行く

2

なんとなく、涼しそうな河原に行ってみることにする
今日は懐中電灯を照らし、しばらく歩いていく
すると、この間見た蛍の光がまた道を漂っているのに気づいた

「こんなにいっぱいいたんだな」

ホタルは数を減らしていると聞いたことがあったが、この町はそれに該当しないらしい

「あ、お兄ちゃんだ」

その声の聞こえた方向を見るとルーナとそんなルーナから少し離れたところにいるクロさんに気づく

「お兄ちゃんもホタル見に来たの?」

「いや、河原は少し涼しいかなと思って」

「……」

ルーナは元気いっぱいなのだがクロさんは小さく震えて何かに怯えているようにも見える

安価下
1 ルーナと会話を交わす
2 クローリクと会話を交わす

2

「クロさん、なんだか震えているけど大丈夫?」

「は、はい、その、遠めに見ればきれいなのですが、えっと、虫が、苦手でして」

理解をする
確かに蛍は遠くから見ればきれいだが、近づけばただの虫だ

「でも、田舎じゃ虫が多くて大変じゃないですか?」

「大変です……でも、お嬢様のお願いですので」

執事は大変だなぁと思い、苦笑いをする
そんな時、クロさんの手に蛍が飛んでくる

「きゃあ!?」

慌ててそれを振り払ったクロさんは、ちょうど目の前にいた僕に抱き着く

「っ!?」

ついこの間まで男だと思っていたその人はとても柔らかかった
そして、平らだと思っていた胸は、小さいながらも膨らみがあるのが分かった
なお、ルーナよりも小さかった
混乱する中、そんなことを考えているとクロさんが我に返り真っ赤になって離れる

「×、×××××!!!」

出ました、祖国語
クロさんから出たのは初めてではないだろうか
ちなみに「申し訳ありません!」と言っているのはなんとなくわかった

「なになに、お兄ちゃんに抱き着いていいの?」

動けないでいる僕にルーナが抱き着いてくる
再認識、ルーナの方が大きい

「そ、そろそろ帰りますよ、お嬢様」

クロさんは顔を真っ赤にさせながらこちらに頭を下げた
そしてルーナは大きく手を振ってルーナの家の方へと消えて行った

「……クロさん、やっぱり女の子なんだなぁ」

一人になった河原で、僕はそんな言葉をつぶやくのだった




続く

現状の好感度

ハル14(初期から+4)

ルーナ13(初期から+3)

クローリク15(初期から+5)

アキ10(変動なし)

???11(初期から+1)

好感度が20を超えると相手から好意を寄せられます
25以上でエッチ解禁になります


安価下
現状解禁されているヒロインの番外編をやります
キャラクターとお題(できれば簡潔に)をご記入ください
エッチ系は一人で出来る事のみ可能とします

ハルと主人公の出会ったとき

アキ
悠人と出会った後の感想

出てない人は選んじゃダメとかあります?

4歳年上の姉が巫女となって家に帰らなくなってから半年
少し向こうの空き地に家が建った
変化なんてものがないこの町に、珍しく起こった変化

「お母さん、あの空き地だったところの建物、何になるの?」

まだ中学生だった私はそう、お母さんに聞く

「都会から3人家族が引っ越してくるらしいわよ」

お母さんはそう答えた
3人となると

「子供もいるのかな?」

子供
この町には小中学校がない
それもそのはず、私とお姉ちゃん以外は年の離れた小学生くらいしか子供がいない
もしも子供がいるのなら、年が近い方がいいな

「かっこいい男の子だといいわね」

「そ、そんなこと言ってないでしょ!」

お母さんめ!
私は別に白馬の王子様を待っているわけではない!
そりゃ、そんな人が現れたらうれしいけど

このあたりでは見かけない、引っ越し業者のトラックがやってきた
その後ろには軽トラックがついて行っている
私は部屋の窓からその光景を見ながら、軽トラックの後ろに乗っている男の子に気づく
間違いなく私と同い年くらいの男の子が乗っていた
私は慌てて着替えをすると新しくできた家の方へ走り出す
そして、ある程度近づいたところで、急に恥ずかしくなってきて、あがっていた息を整え、何事もなかったかのように少し上品に見えるように山に向かって歩き出す
そうだ、私は山に行こうとしているだけだ
決して、決してあの男の子が気になったわけではない
家の前を通るとき、顔は向けず、目だけで家の様子を確認する
と、そのタイミングで

「あ」

私とその男の子の目が合った

「え、えっと、今日引っ越してきた人かな?」

普通に声をかけるつもりで、そう聞いてみる

「うん、近所の人? 年が近そうな人がいてよかった」

「あははは、この辺お年寄りの方ばかりだからね」

相手の笑顔に釣られ、私も笑う
緊張はなくなり、普通に話せる
そして残念なお知らせ、イケメン王子様ではなさそうだ

「なんでこの町に引っ越してきたの? もしかして流行りのMSMの炎上とかにあっちゃったとか?」

「SNSね、残念だけどそうじゃないよ。親父が宝くじ当てて、夢のスローライフするって言いだしてさ」

「え、宝くじ!?」

驚き、大声を出してしまう

「2等だけどね」

「十分すごいじゃん!」

でも、土地代と家代でお金はほとんどなくなったらしい
お金持ちが引っ越してきたかと思ってびっくりした

「あ、そう言えば名前聞いてなかったけど……私はハル。あなたは?」

「僕は悠人、よろしくね」

「悠人君か……ちょっと長いしゆうくんで!」

「距離感つめるの早いね」

この後、同い年だとわかったり、この町の商店の位置を話しているうちにゆうくんが絶望した顔になってたり、いっぱい話をして、そうしているうちにゆうくんがお父さんに手伝うように怒られていた

「あはは、なんだかごめんね、引っ越し作業、手伝おうか?」

「いや、大丈夫だよ、また今度話そうね」

こうして、私の町にゆうくんはやってきた



「……ん」


あれから3年、暑い夏の空気に耐えながら部屋を出る
この1年間が終わってしまったら、ゆうくんはやっぱりこの町からいなくなっちゃうのだろうか

「……おかぁさぁん……あさごはんなぁに?」

寝ぼけながら、下着姿のまま茶の間へ歩いていくと。

「ぶっ!?」

なんか変な音がした気がする
そしてお母さんがなんて格好をしてるの、と怒ってくる

「えー……いつものこと、じゃ、ん……」

そこで、目が開き、ゆうくんが目の前にいることに気づく。

「きゃ、きゃああ!? なんでゆうくんがいるの!?」

でも、願わくば

ゆうくんとはこれからも長い付き合いになってくれますように

まだ出ていないキャラの案かはとれません、ただ好感度が動いていることでお察しかもしれませんがフラグは立っています
それでは、間を空けるかもしれませんがまた次回

乙です、ありがとうございます

ハルちゃん純粋で良い子っぽさが強くて素敵

おつおつ

乙です

クロさん、凛々しくて家事万能苦労人女執事に加えて虫嫌い、さらにちっぱいとか萌えの擬人化かよ…
可愛すぎんだろ…

【安価】ふたなりお嬢様が男の子の快楽にハマる話

出来そうなら本日夕方頃に少し進めたいです
それに当たって、今後の方針に関しまして少しだけ

・ベリーイージー(安価に会えるキャラ、好感度の上がるかなど、エッチイベント突入フラグなどが表示される)
・イージー(安価に会えるキャラが表示される)
・ノーマル(今まで通り、特に何も表示しない)

選べるとすればどのモードで進めたいですか?

>>94の続きを書く

難易度はノーマル(今のまま)で良いと思います

個人的には>>49みたいな会ってなにもせずさよならとか
>>63みたいな、嫌がることゴリ押しみたいな選択肢は極力ない方がいいかなって思いました

あくまで個人的な意見です

ノーマルでいいと思います

ノーマルで

ノーマルで進めさせていただきます

>>96
別の方のスレッドです
このスレッドではフタナリは苦手ジャンルなので100%出ません

>>97
出来る限り気を付けます






朝になり、アラームが鳴り響く
スマホはこの家の中だとほとんどただの目覚ましと化している
リビングに降りていくとテレビ番組で占いのコーナーがやっていた
色を選んでその内容で結果が変わるというものらしい
せっかくなので僕も色を選ぶことにした
僕が選んだ色は

安価下
1 桃色
2 黄色
3 白色
4 赤色
5 緑色



※朝の占いコーナーについて
選んだ色によってその日特定のキャラクターとのイベントが発生する場所が見れます
イベント内容は「キャラのストーリーが進む」「微エッチイベント」「エッチイベント」になっていますが、選択肢次第では不発に終わります
色に関しましては、そのキャラクターのイメージのカラーとなっています

1

返事あるのは立派ですけど、他スレの名前あげて更新しろ、は言いがかりの荒らしだから反応しないほうがいいですよ

桃色を選んでみると、結果は……

学校のグラウンドに行くのがベストだと言われた
僕はまだ学生だからいいけれど、学生と教師以外が行くのはラッキーどころか犯罪扱いになりかねないのではないかとか考えてみる
なんてボケっと考えていると母親が朝食を用意してくれた
父親はまだ寝ているとのことだ
どこの誰だ、農家の朝が早いなんて言ったのは
あの言葉はこう修正すべきだ
ド田舎に引っ越しさせられた学生の朝は早いと



駅に着くと見慣れた人影が目に入る

「あ、ゆうくんおはよう!」

いつも見慣れたニコニコ笑顔でハルが声をかけてきた

「おはよう、相変わらず早いね」

「電車来ないのはわかってるんだけどね、万が一忘れ物とかしたら取り戻れるくらいには早く来ておこうと思って」

苦笑いをしながら言うハルに僕は思ったことを聞いてみる

「ハルはかなりしっかり者だし、忘れ物とかしそうにないけど」

「私、結構だらしない方なんだよ、学校ではしっかり者っぽく振舞おうと頑張ってるだけで」

そこまで言われて、先日のハルの家でのラッキースケベを思い出す
確かに、だらしない格好で寝ている彼女が想像つく

「こら! この間のこと忘れてって言ったでしょ!」

「こ、この間って何さ」

「スケベな顔をしてたし! 絶対思い出してたでしょ、エッチ!」

「朝から誤解を招くようなこと大声で言うのやめて!」

そんなことを話していると電車が近づいてくるのが見えた
ハルと僕はお互いムッとなりながら電車に乗り込み、その後は他愛のない話をしながら電車を出るころにはいつも通りの表情に戻っていた
長い電車に揺られる時間
ハルがいてくれることで少しも退屈しないのは本当に助かると思った



放課後
帰宅部の僕はこれから自由時間だ
どこかに寄ろうか、それとも帰ろうか

安価下
1 グラウンド
2 商店街
3 本屋
4 自由安価

1

1

そう言えば、グラウンドに行けばラッキーだとか言われていたことを思い出し、グラウンドへ行ってみる
この学校には授業で主に使われる第1グラウンド、用途が部活動のみの第2グラウンドが存在する
第1グラウンドは一応、それなりに広い
第2グラウンドはその半分くらいの大きさだ
第1グラウンドでは野球部が練習をしている隣でサッカー部が練習をしている
どっちもなんだか狭そうだ
そして第2グラウンドに移動するとハードルがいくつも並んでおり、そこをハルが飛んでいるのが見えた
いつも思うが、ハルの胸はかなり大きい方で、体操着を着ているとそれが強調されている気がする

「あ、ゆうくーん!」

走り終え、休憩をしているハルがいつも通りのニコニコ笑顔で手を大きく振る
それに答えると、僕はハルに近付いた

「どうしたの? ゆうくんも飛ぶ?」

「前者はともかく、後者の質問はおかしくない?」

タオルで汗をぬぐいながらハルは首をかしげている

「ちょっと見学してただけだよ、でも、暑いのによく頑張るね」

「もうすぐ大会だもん! 今年はもしかすると、初めて賞が取れるかもしれないし」

「ハルでもやっぱり、そう言うの欲しいものなんだ」

なんというか、いつも無欲気味に生きているイメージの強いハル
そんな彼女でもやはり、一番や賞はほしいものなのか

「うん、ハードルははじめて見つけた私の才能だから、絶対欲しい」

少しいい方に違和感を覚えたが、そんな時
教師がハルを呼んだ

「あ、ごめん、行ってくるね」

ハルは言いながら走り去る
さて、僕は

安価下
1 ハルの帰りを待とう
2 汗をかいていたハルに飲み物を買ってあげよう

2

汗をかいていたハルを思い出し、とりあえず自販機へ移動するとスポーツドリンクを購入する
グラウンドに戻るとハルがハードルを片付けているのが見えた

「なんか、先生に用事があって、今日はもう終わりだって」

「そうなんだ、はい、ハル、お疲れ様のスポドリ」

「おぉ、太っ腹! でも運動しないとお肉がお腹についちゃうぞ」

余計なお世話だ
一度ハードルを地面に置き、スポーツドリンクを受け取ったハルはいつもと同じ笑顔を向ける

「ふふ、ありがと」

「とりあえず、ハードル、いっぱいあるみたいだし手伝うよ」

そう言いながら、たった今ハルが地面に置いたハードルを持つ

「わ、わるいよ、ゆうくんは部員じゃないし」

「いいってば……そう言えば他の部員は?」

「もう片付け終わって帰っちゃったよ、ハードル以外はほとんど片付けるものないし」

それならハルを手伝ってあげればいいのに
なんて思いながらハルと一緒にハードルを倉庫にしまっていく
最後のハードルをしまい終えたところで奥にある巨大なボールに気が付き、近づく

「これ、体育祭とかでやるやつ?」

「そうそう、大玉ころがしの」

普通ならば、そこで会話が終わるはずなのだが、その違和感について聞いてみる

「うちの学校、そんな競技してるところ見たことないんだけど」

「なんか前にけが人が出て、もうやらなくなっちゃったって先輩から聞いたよ」

「スペース取ってるし、捨てればいいのに」

そんなくだらない会話を、倉庫の出入り口から離れた場所でしていたのがいけなかった
がちゃん、という音が倉庫に響き、そこで僕とハルは入り口を振り返る

「え、ちょ、ちょっと!?」

僕とハルはいつの間にか閉ざされていた倉庫の入り口の扉を目指し、進む
しかし、足元が暗くうまく進めず、扉の前に着いたときには扉が閉まって30秒は経過していた

「だ、誰かいませんか!?」

ハルは大声を出して外に呼びかけるが、反応はない
外から鍵をされているであろう扉は2人で力を合わせても開く気配を見せない

「ど、どうしよう?」

「向こうの窓から出れない?」

この部屋に唯一差し込んでいる光の入り口を指さして聞いてみるが

「あの狭さは少し無理かな……」

確かに、換気用の小さな窓では外に出るのは難しそうだ

「……でもご安心を、一応カバンにスマホが入ってたから誰かに連絡すれば開けてもらえるはず」

「おぉ、ナイスゆうくん! じゃあ、私はゆうくんにもらったスポーツドリンクでのんびり休憩させてもらうよ」

ハルはそう言いながらマットに倒れこみくつろぎ始める
僕はとりあえず誰かに連絡を……

「……」

友人1
既に家に帰っていて無理とのこと

友人2
デート中らしい、死ね

友人3
既読付かず

そろそろやばいんじゃないかと思っていると唐突にスマホの電源が落ちた

「……あ、電池切れ」

「えぇ!? れ、連絡はできたんだよね!?」

のんびりしていたハルの顔にも焦りの色が出始める

「一応3人取れたけど、1人以外はちょっと無理らしい、もう1人がいつ気づいてくれるかだと思う」

「うぅ……困ったね」

幸い、倉庫の中は風通しだけはよく、熱中症の恐れはなさそうだ
ハルの荷物も更衣室の扉のないロッカーに入っているため、最悪誰かが気づいてくれる可能性もある
なら、夜まで閉じ込められているという事はないだろう
そんなことを考えながら、ハルとは別のマットの上に寝転がっている僕
既に1時間は経過しただろうか?
もしかするとそろそろ別の運動部が道具をしまいに来るかもしれない
なんて思いハルに声をかけようとハルのいるマットの方を見ると、マットが小刻みに揺れている
何かと思い見てみるとハルが身体をもじもじと震わせているのが見えた

「ハル?」

「ひゃっ!?」

声をかけるとハルはびくりと震える

「だ、大丈夫?」

「……いれ」

「?」

「トイレ、行きたい……」

涙目でこっちを見るハルの顔は真っ赤になっており両手で股間を押さえている状態だ
スポーツドリンクで水分を取り過ぎたことはすぐに分かった

「ま、まだ我慢できる?」

「も、もう少しなら」

は、早く扉が開いてくれないと大変なことになってしまう

安価下
1 扉はすぐに開いた
2 扉は30分後に開いた
3 扉は1時間後に開いた

1

そんな願いが通じたのか、ガチャリという音が倉庫に響く
どうやら、サッカー部が備品を片付けに来たようだった
もちろん、中にいた僕らのことは驚かれ、事情を説明するとすぐに解放された
ハルはその間、ずっともじもじとしていたのは言うまでもないが、すぐにトイレに駆け込み事なきを得たようだった



「はぁ、今日は最悪だったね」

すっかり暗くなった帰り道でハルがそうつぶやいた

「結局誰が鍵を閉めたのかもわからずじまいだったし」

「でも、ハルが間に合ったみたいでよかったよ」

「お、おもらしなんてこの年でしてたまるもんですか!」

ハルがふくれっ面になり、それを見た僕は小さく笑う

「でも、閉じ込められた時ゆうくんがいてくれてよかった」

「え?」

「多分、一人だったら怖くて泣いてたと思う……だから、ありがと、ゆうくん」

そう言って笑いながらこちらを振り返るハルに心臓の音が高鳴っていくのを感じた
ハルは、そんな僕の顔を見ていつもの笑顔を……浮かべる前に顔を赤くして再び前を向く

「か、帰ろっか」

「帰ってる途中だけどね」

「……そだね」

少しだけ見えたハルの本音
ハルでもやっぱり、欲しいものがあったり、怖いことがあったりする
そんな当たり前のことを知れた
ハルが夏の大会で、いい結果を残せればいいな
そんなことを考えながら細い一本道を一歩一歩、ゆっくりと、ハルと進んでいった




1日終了

(ハルの好感度が+2されました)

キャラクター別番外編を行いますか?

安価下
1 やらない
2 やる(ハル、ルーナ、アキ、クローリクからキャラを選択+お題を記入してください。本編に影響はありません)

2アキ
悠人と出会った後の感想

「ほら、お姉ちゃん、一回帰るよ!」

「引っ張らないで……」

妹のハルに引っ張られ家に帰ると、案の定先代の巫女であったお母さんにものすごーく怒られた
まぁ、5日お風呂に入ってないのがバレれば当然だ
ハルに強制的に風呂に入れられ、5日ぶりにさっぱりする
お風呂から上がるとお母さんが部屋を片付けに行ったとのことで、今すぐ戻りたい気持ちと、汚部屋を見たお母さんに会いたくない気持ちがぶつかる

「もう、ゆうくんにドン引きされてたらどうしよう」

「ハル、気になってたんだけど……あのゆうちゃんってこと付き合ってるの?」

「んにゃあ!?」

おぉ、我が妹ながら変な声を上げる

「わわわ、私がゆうくんと付き合うって、どういうこと!?」

「仲良さそうだったし、そう言う関係かと」

「ま、まだ、そんなことは」

ふぅん、まだ、かぁ
いいねぇ、青春だねぇ
私にはそんな相手いなかったから、少しだけうらやましい気もする
でも、なんだかんだで私のことを引かなかったり、彼は結構いい人なのかもしれない
イケメンではないものの、顔は悪くないし

「まぁ、ハルが狙ってないなら私が狙っちゃおうかな、若い男の子なんてこの町に他にいないし」

「……おねえちゃん、ゆうくんに迷惑かけたら許さないよ?」

「ひぃっ!? は、ハルちゃん? な、なんか声がマジなんだけど?」

「ゆうくんは私の大事な友達なんだから、そんな目で見ないで!!!」

友達、ねぇ
この子、たぶん無自覚なんだろうな
姉としては、応援してあげたいけど、この気持ちには自分で気づくべきだろう

「さて、私はそろそろ逃げる準備を」

言いながら立ち上がったところでお母さんが帰宅
廊下に正座させられ2時間の説教を受けることになりましたとさ、トホホ



ゆうちゃんねぇ

もし君にその気があるのなら、妹のことをしっかり頼むよ

なんて、言える立場ではないか



終わり

朝になった
もうあと3日で夏休みだ
早いところ、3日間を終えたい
そう思うほど3日間が長くなる

今日もテレビで占いがやっている
見てみようかな?

安価下
1 桃色
2 黄色
3 白色
4 赤色
5 緑色
6 見ない

1

桃色を選ぶ
結果はまさかのグラウンド
更新されていなかったのだろうか?
おまけにあまり大きな出来事はないとまで言われてしまった
大きな出来事と言えば、昨日はハルの知らない面をいろいろと見れたと思い返す
まだ僕の知らない部分がたくさんあるのかもしれない



「おはようゆうくん」

駅に着くといつもと同じようにハルが挨拶をしてきた

「一学期もあと3日だね」

「夏休み、どこか行ったりするの?」

「ないない、うちはほら、最近知ったと思うけど巫女の家系でしょ、だから土地を離れられなくて、家族旅行とかは言ったことないんだ」

そう言えば、お姉さんが巫女をしていたっけ
そう言う家系なのか

「そう言うゆうくんはどこか行ったりするの?」

安価下
1 山に行きたい
2 川に行きたい
3 海に行きたい
4 都会に行きたい
5 行きたい場所はない
6 自由安価

3

「海にはいきたいよね、やっぱり、海!」

「お、いいね!」

2人して南国、南の島を想像する
なお、隣町のそのまた隣町の、さらにまた隣町に海がある
2回も乗り換えが必要な電車ではかなり時間がかかるので、出来れば車で行きたいけれど
そんなに都合のいい車は存在しない
それでも、いけたらいいな、海



放課後

長かったけれど、あっという間に1日が終わる
授業中には長かったようには感じた
でも終わってみればあっという間、そう言う感じだ
とりあえず、今日はどうしよう?

安価下
1 グラウンド
2 商店街
3 本屋
4 自分の住む町に戻る
5 自由安価

2

商店街に行ってみる
お金がないのでウインドウショッピングだ
そんなことを考えていると

「おや、悠人様ではありませんか?」

後ろから声をかけられ、振り返ると目立つ白い髪に赤い瞳の執事が立っていた

「あれ、クロさん、こんなところで何をしてるんですか?」

「少々お買い物を。移動手段が少なく、自転車を買おうと思いまして」

「そうなんだ」

確かに、あの町で移動手段が足だけというのはかなり厳しい

「免許ももうすぐとれるので、それまでは歩きにするつもりだったんですが、やはり自転車もあって損はないかと」

「免許って車のですか?」

「はい、こちらへ来てから教習所に通っているんですよ」

そう言えば、ルーナやクロさんの平日の過ごし方はあまり気にしたことがなかった
クロさんは教習所に通っているとなると、ルーナは何をしているのだろうか
と考えて、すぐに家で漫画を読みながらゴロゴロしている彼女を想像できた
さて、暇をつぶしに来た僕としては、暇つぶしができる予感がしてきた

「もしよければ、少し付き合ってもいいですか?」

「はい、是非お願いします」




そして、購入までは早かった
気に入ったであろう、結構いいお値段の自転車をクロさんはカードで購入
その後すぐに大型タクシーを呼び自転車を乗せ、自分も乗り込む
値段は変わらないから、と言って僕のことも乗せてくれた

「さて、悠人様、恥ずかしくて、なかなか言い出せなかったのですが」

「?」

なんだろう

「……わたくし、実は生まれてこの方、自転車に乗った経験がありません……そこで、少しだけ、練習に付き合っていただけませんか?」

安価下
1 快諾する
2 自分より運動のできる人を紹介する
3 断る

1

「もちろん、大丈夫ですよ」

そう言うと、クロさんは笑顔になった

「ありがとうございます」

「じゃあ、練習場所を決めないと」

クロさんは初心者という事もあって転んでしまう可能性が高い
そうなると、転んでもいい場所か、転んでもケガをしづらい格好の方がいいだろう
……何かを忘れている気もしないでもないが

安価下
1 ルーナの家の庭の芝生で行う
2 ルーナの家の庭の芝生で、悠人のジャージを貸し与えて行う
3 山の広場で行う
4 山の広場で、悠人のジャージを貸し与えて行う



本日はここまでになります

2

お疲れ様でした

>>100
自意識が高い【安価】ふたなりお嬢様が男の子の快楽にハマる話の作者とは正反対の対応ありがとうございます。疑って申し訳ありませんでした、謝罪します。

おつ

ハルさんもう既に好意持ってるんじゃないかって反応してるかわいい

乙です

「とりあえず僕のジャージを使ってください」

「ありがとうございます、少し着替えてきますね」

そう言って、家の中へ入っていったクロさんをしばらく待つと、僕のジャージを着たクロさんが家から出てくる

「思ったよりも体が大きいのですね、さすがは男性です」

「う、うん」

こちらとしては萌え袖のクロさんが可愛くてちょっとふいうちを喰らった気分だ
同じくらいの背丈だと思っていたけれど、姿勢がただ行くきりっとしていたクロさんは僕よりも一回りほど背が低いという事実に気づく

「じゃ、じゃあ、転んでもいいように芝生の上で練習しましょうか」

「はい」

そして、芝生の上に自転車を立て、それに跨るクロさん
僕はそんなクロさんの自転車を手で支える

「まずは僕が支えてますので、ゆっくり前に進みましょう」

もちろん、フリである
しばらくしたら何も言わずに放そうと考えているのは言うまでもない

「ゆっくりいきますよ」

「は、はい」

緊張している感じのクロさんの声
クロさんにもこんな一面があるのかと思いつつ、そっと手を離す

「へ、きゃあ!?」

そして見事に芝生にダイブする
漫画やアニメのようにはいかないらいい

「す、すいません、手が滑ってしまい……」

もちろん嘘だ

「い、いえ、下が芝生でしたのでだいじょう……」

そこまで言った瞬間、芝生の中から緑色の何かが飛び出す
田舎にはどこにでもいるバッタであった
これが僕やハルなら「バッタだー」くらいの感想で済むのだが、虫が大の苦手であるクロさんはそうはいかない

「ひっ!?」

慌ててバッタをよけようともがくと逆に再び芝生にダイブしてしまう
そして

「××××! ×××××!!!」

「ちょ、ちょっと、クロさん!?」

クロさんは祖国の言葉を連呼しながらジャージの上を脱ぎだす
下には白いレースのブラをつけており、胸を露出することは何とか防げたものの僕には少し刺激が強い

「××××!!」

どうやらジャージの中にバッタが入り込んでしまい、それに驚きパニックになっているらしい
とうとうブラのホックに手をかけ始めるクロさんを止めるためにクロさんの手を掴む

「お、落ち着いて、クロさん」

と、そのタイミングであった
ルーナの家の大きな窓が開き、今まで見たことのないような怒った顔でルーナがこちらを睨んできたのは
前に、彼女が年上だとは聞いたごとがあったが、納得の迫力であった

「悠人、私の執事に何してるの?」

「え、い、いや、これは」

上半身半裸の女の子の腕を掴む男の図
このタイミングで見られたら誤解されても無理がない
というか、お兄ちゃん呼びじゃないどころか呼び捨てにされてる……

「日本では110番で警察だっけ?」

「お、お嬢様、待って、違うんです!」

この後、我に返ったクロさんが事情を説明してくれたおかげで何とか警察沙汰にはならなかった

「ごめんなさい、お兄ちゃん、疑っちゃって……」

「あの状況は仕方ないですよ」

「何で敬語なんですか?」

僕が敬語で答えるときょとんとするルーナ
いや、少なくとも今日だけはルーナ様と呼ばせていただこう
そのくらい威厳と恐怖を感じました

「ねぇねぇ、クロ、私も自転車練習してみていいですか?」

「構いませんが、まずはサドルを下げたり、あと服装も……」

クロさんが言っているのを最後まで聞かずルーナ様が自転車にまたがる
そしてそのままサドルにはお尻をつけず、立ち漕ぎの状態で自転車を走らせる

「!?」

「おぉ、ルーナ様、上手です」

「様? ……漫画で読んで感覚を掴んでるんだよ!」

漫画を読めば自転車に乗れるようになるものなのか?
ともかく、そのまましばらく走ったルーナは庭を何周かして、自転車を降りる

「……飽きた」

「早いですね」

「だから何で敬語なんですか?」

ルーナ様は飽きるのも早い
そう言えばクロさんがさっきから一言もしゃべっていない
そう考えて隣を見ると

「……」

おそらく、ルーナ様に先を越されてしまったのが信じられず、茫然としているようだ

「悠人様、わたくしにも、もっとスパルタで指導をお願いします!」

「で、でも転ぶと虫が」

「転ばないようにしますから!」

この後、もう1度ジャージを脱ぎだそうとしてボクとルーナ様が慌てて止めたところで今日の特訓は終わるのだった




1日終了

(ルーナの好感度+1、クローリクの好感度+2)


安価下
キャラクター番外編を
1 やる(ハル、ルーナ、アキ、クローリクからキャラを選択+お題を記入)
2 やらない

1クローリア

忘れてた
お題は女と見られていたことからの印象

スレ主って
アスカ暇遊び
と同じ人?ベリーイージーの時の安価の取り方似てたから気になったので

日本には温泉という文化がある
火山活動で地下水がお湯になり、地中の成分などが解けたそのお湯をお風呂として使うという
そんなお風呂を少しだけ再現した、それなりに広い湯船に浸かる
今使っているのは温泉の元という成分や色合いをまねさせただけの偽物なのだが、それでも十分に気持ちいい
これは、すごくいい文化だと思った

「……はぁ」

身体の中から疲れが出ていくかのようにため息が出る
理由もなく、自分の胸に触れ、一瞬ドキッとしてしまう
今日、あと一歩でここが彼……悠人様に見られていたと思うと顔が熱くなってくる
最初こそ、男と勘違いされていたことに腹を立てていたが
日本では執事は男の職業であることや私の髪形、そして何よりも……悩みの種の胸のサイズがこれでは確かに男性に見られてもしょうがない気はした
そして、女性という事が分かった後はきちんと女性として扱ってもらっている
すごく優しい人なんだと、思った

「……もし」

もし、今日、お嬢様が止めに入らなかったら、なんて思ってしまい、慌てて顔にお湯をかける
真っ赤になり私を見る悠人様の顔が頭に浮かんで、濡れた頭をぶんぶんと横に振る
大切なご友人を相手に何を考えているのか
とにもかくにも、うれしかったことには変わりない
自転車に乗るコツも聞いたことだ、次に会う時には自転車を乗りこなして驚かせたいところである

「……ふぅ」

お風呂を出て、少しだけストレッチと毎日している運動をした後、ふと洗濯籠を見る
彼のジャージがあった
そう言えば、洗って返すと言って借りているのだった

安価下
1 洗濯機へ入れる
2 なんとなく、本当になんとなく、匂いを嗅いでみる

2

2

特に何かを考えての行動ではなかった
たまたま目の前にあるそれに手を伸ばし、それを顔に近づける
小さく、鼻で息をして、顔を埋める
男の人のにおいが広がっていく
そう言えば、この間蛍を見に行った時もこんな風に彼のにおい……

「クロ……なにしてるの?」

その声にびくりと身体を震わせる
振り返るとお嬢様がこの世の終わりのような表情でわたくしを見ている
完全に、ドン引きされているのが誰から見ても分かった

「あ、ち、違うんです、お嬢様、わ、わたくしの汗のにおいが染みついてしまってないか気になってしまい」

母国の言葉を全開にしてしまうほど動揺しながら目を泳がせる
その結果、鏡に映るパンツ1枚の姿で男性のジャージのにおいをかいでいる変態が自分の目に映った
それを出た瞬間、自然に涙目になってしまう

「ちが、違います、本当に違うんですー!!!」

広い家の中にわたくしの声がこだまする
防音機能がしっかりしていて本当によかったと思った



このジャージは、今度こそ、きちんと洗って返しましょう



終わり


>>132
違いますよ




今日はとうとう終業式だ
今日が終われば明日からは夏休みである

「さて、今日の占いを見ようかな?」

安価下
1 桃色
2 黄色
3 白色
4 赤色
5 緑色
6 見ない

3

5

3

違いましたか、失礼しました。
頑張ってください

占いの結果は家から近いお店だった
うちから一番近い店と言えばこの町唯一の商店だろう
それなら学校が終わった後に行ってみるのもいいかもしれない

「っと、そろそろ行くか」




駅に着くといつも通りハルが……いなかった
珍しいこともあるものだ、と思っていると

「はぁ、はぁ、危なかったぁ……」

ここまで自転車を全速力で漕いできた様子のハルが駅に入ってきた
寝坊でもしたのだろう

「お疲れ、ジュースでも飲む?」

「あ、ありがと……もらう……」

自動販売機でスポーツドリンクを購入し、ハルに手渡す
冷たいそれを額に当て、少しだけ身体を冷やしたハルはスポーツドリンクを飲み干す

「あまり一気に飲むとお腹壊すぞ」

「へーきへーき……あ、電車来た」

そう言って立ち上がったハルを後ろから見た僕は吹き出しそうになる
スカートが鞄に引っかかっており、ピンクと白の縞々のそれが丸見えになっているのである
どうする、伝えるべきか?
今伝えれば彼女にとっての被害は最小限のもの(僕に見られただけで済む)になるだろう
しかし、それを指摘してドン引きされないだろうか

僕の選んだ答えは

安価下
1 伝える
2 伝えない

1

「は、ハル? 怒らないで聞いて?」

揺れる電車の中、僕以外の唯一の乗客であるハルにそっと耳打ちする

「ん、どうしたの?」

「……スカート、めくれてお尻丸見え……」

「……」

ハルの動きがフリーズする
そして、顔がどんどん真っ赤になっていき、しばらくしてようやく立ち上がりスカートを直す

「……お粗末なものを見せつけてしまい、申し訳ありませんでした」

「い、いや、そんなことは」

両手で顔を覆い恥ずかしそうに言うハルの頭を撫でる
恥ずかしさで死にそうになっているハルは大きくため息を吐く

「でも、ゆうくんが教えてくれてよかったよ……そ、そうじゃなかったら……そ、想像したくない」

少しでも元気付けてあげるために、何か声をかけるべきだろうか?

安価下
1 僕も、他の人にハルの恥ずかしいところが見られないでよかったよ
2 忘れよう!
3 いいものを見せてもらいました
4 自由安価
5 無難に何も言わない

早いですが本日はここまで&おまけ情報

ヒロインたちの恥ずかしい秘密
ハル「中学生の頃、プールの授業がある日の半分はプール後ノーパンで過ごしていた」
ルーナ「ホラーが苦手で20歳になった今でもホラーを見た後一人でトイレに行けない」
アキ「汚部屋」
クローリク「お風呂から出た後、毎回バストアップトレーニングをしている」

1

おつー
一名公然の秘密なんですがそれは

乙です
ハルちゃん結構うっかりさんですな
でも怒ったりしないところに人の良さが出てる



クロさん、素肌晒しちゃうし、意識してて可愛い
匂いを嗅ごうとするの可愛い

「僕もハルの恥ずかしいところが他の人に見られなくてよかったよ」

「へ?」

ハルの顔がさらに赤くなる
僕はその様子に首をかしげる

「……わ、私も見られたのがゆうくんでよかった……」

「へ、何か言った?」

「なんでもないよ!」

ハルはそう言って、そっぽを向きつつ、隣に座る僕に少しだけくっつくように距離を詰める
一方の僕は、さっきの発言が今更恥ずかしくなってきて黙ってしまう

「……」

結局、僕らはその日、朝の電車でそれ以上の会話を交わすことはなかった




終業式がおわり、ようやくハルと言葉を交わす

「ハルは今日部活?」

「ううん、一応部活はないけど、自主トレかな?」

「そっか」

相変わらず頑張ってるな
僕はどうしよう?

安価下
1 グラウンドへ行く
2 商店街へ行く
3 本屋へ行く
4 自分の住む町に戻る
5 自由安価

1

グラウンドに行くとハルが一人でハードルを何度も飛んでいた
そんな光景を遠くからしばらくの間見ているとハルがこちらに気づく
手を振られ、僕はハルの方へ近づいた

「いつも大変だね」

「好きでやってることだから、そんなこと全然ないよ」

周りを見回すがハルの他には練習をしている人はいない

「他の人は?」

「もう帰っちゃったんじゃないかな、たぶん、本気で賞を狙ってるの、私くらいだし」

そう言いながら、少し寂しそうに笑うハル

安価下
1 ハルが練習を終えるまで待つ
2 今朝のこともあるし少し気まずいので帰る
3 自由安価(エッチなことは禁止)

3
練習を手伝う

「何か手伝うことはない?」

「んー、じゃあ、ハードルが倒れたら立ててくれると嬉しいな」

という訳で、ハルがハードルを飛んでいるところを横から見続ける
……すごく揺れている、どこがとは言わないけど

「……」

ハードルは倒れる様子を見せない
やることがない
よし、逃げの一手、スポーツドリンクでも買ってきてあげよう
自販機に向かい、そしていつも通りスポーツドリンクを買って戻る
ハードルは……まだ倒れていない

「ハル、そろそろ休憩する?」

「ゆうくんが言うなら、そうしようかな」

僕らはグラウンドの端にあるベンチに腰掛ける

「はい、スポーツドリンク」

「なんかいつもごめんね?」

ハルはドリンクを受け取ると喉を鳴らしながらそれを飲んだ
美味しそうに飲むなぁ、と思っているとハルが僕の視線に気づいて、顔を赤くする

「ど、どうしたの?」

「いや、美味しそうに飲んでるなぁって思って」

「そ、それだけ?」

「そうだけど?」

ハルはその言葉を聞くと少し黙り込む
僕がきょとんとしていると大きなため息を吐かれる

「な、なにさ」

「ううん、なんでもないよ」




鈍感だなぁ
そう思った
ゆうくん、私は今、あなたの視線にドキドキしてたんだよ
最近まで、その理由が私にもわからなかった
私も、ゆうくんと同じくらい鈍感だったなぁ
でも、気づいちゃったよ
私ね、いつの間にか……ゆうくんのこと、好きになっちゃったみたい
もしかしたら、最初からそうだったのかもしれない
今はまだ、恥ずかしくて言えないけど
こんな時間が、ずっと続いてほしいな



ハルの好感度が+2されました(現在21)
ハルが悠人に恋をしました
ハルの好感度25以上で重要イベントが発生するようになりました



夜になった
明日から休みのため、この時間でも行動はできるけれど、どうしよう?

安価下
1 今日は眠る
2 神社へ行く
3 自由安価
(2か3を選んだ場合、翌朝の占いが見れなくなります)

2

ちょっと早いですが、用事ができたため一度はなれます
夕方から夜くらいに再開します

ルーナ「私、メインヒロインの一人なのに空気になってる気がします……」

一旦乙
青春だなあ……こういうの好きだし応援したくなる

「飲み物でも買いに行こうかな」

僕は自転車を出して神社の方へ向かう
なんとなく、普段飲まないジュースを飲みたい気分だったのだ
自販機に近付くと人影がいるのが見えた
どうやらアキさんのようだ

「ん、君は確か、ようちゃん?」

「ゆうです、というか悠人です」

「そうそう、ゆうちゃん、こんな時間に外出するのはあまりよくないなぁ」

アキさんは笑いながら僕の頭を撫でる
その行為に僕は顔を赤くして慌ててアキさんから距離を取る

「おやおや、こういう風にされるのはなれてないのかな?」

「うっ……」

はっきり分かった、この人、苦手だ

「まぁ、ここで会ったのも天狗様の縁。少しお参りでもしていく?」

安価下
1 少しだけお参りする
2 がっつりお参りする
3 断って帰る

2

まぁ、せっかくなのでがっつりお参りをしていこう
とりあえず、さい銭箱の前に行き財布を開く

「……これって、アキさんのお金になるわけじゃないですよね」

「んー、一部はなるかもね」

「……」

安価下
1 1円玉を入れる
2 5円玉を入れる
3 100円玉を入れる
4 500円玉を入れる
5 1000円札を入れる

4

4

500円玉を取り出し入れるとアキさんが嬉しそうに眼を輝かせる
やっぱり、あの人の懐に入るのでは?
そして拍手、からの一礼
作法があると思うけどよくわからないので割愛する

「……ゆうちゃんは何を願ったのかな?」

「願うことがなかったので、特に何も」

「そのために500円を無駄にするとは、お主も馬鹿よのぉ」

「悪代官みたいな言い方しないでくださいよ」

僕のツッコミに笑いながらアキさんはこっちへおいでと言わんばかりに僕を手招きする

「?」

僕はよくわからず、とりあえずついていく
すると、前回はいることのなかった神社裏の小屋の中に案内された

「じゃあ、お参りしてくれたゆうちゃんには特別ルームご案内」

ニコニコして案内してくれるアキさんには悪いけれど、気になっていることがある

「ごみ溜まってませんよね?」

「お母さんが掃除してくれたばかりだからへーきだよ」

「自分でしてくださいよ。それで一体何が……っ!?」

それを見た瞬間、僕の動きは止まった
そこにあったのはプレイゾーン5、通称PZ5の最新モデルであった
都会ではこれを手に入れるために開店の2日前から行列ができていると聞く

「こ、これ、ど、どこで!?」

「ふっ、隣町のとあるゲームショップは抽選で買い手を決めているの。そして幸運、巫女パワーで勝ち取ったってわけよ!」

み、巫女すごい!

「この町にはこれの価値がわかる人間がいないと思っていたけど、この間ゆうちゃんと出会って直感したよ。君はこっち側でしょ?」

「学生の自分には手が出せない値段の品物ですが、これのすごさはわかりますよ!」

「素直でよろしい! 少しやってくかい?」

「はい!」

その日、PZ5の無料ソフトを2人で夜中までプレイした
家に帰った後両親に無茶苦茶叱られたのは言うまでもない

(アキの好感度+2)



「ふっふっふ、ゆうちゃんのくれたお賽銭、回収しておこうかな」

「……あれ? お、おかしいなぁ、どこに行っちゃったんだろう?」



1日終了
明日から夏休みが始まります
平日パートと違い、行動できる回数が増えます



安価下
1 翌日へ進む
2 キャラ別番外編を行う(キャラ名&お題を記入)

2
クロさん
主人公と初対面の印象

「参りましたね」

私はそうつぶやく
電車が出る瞬間にお嬢様が電車を降りてしまい、その結果、私とお嬢様は離れ離れになってしまった
電車の時刻を見ると次の電車が来るまで30分

「……」

歩いた方が早いかとも考えたものの、荷物が多く、おまけに道もきちんと把握できていない

「電車を待つしかないですね」

そうして30分が過ぎて、ようやく電車に乗って元の駅に戻った
そして、私の目に映ったのは、楽しそうに話すお嬢様と、お嬢様に笑顔で話してくれている男の子であった
彼の名前は悠人というらしい
その後も私たちのことを気にかけてくれて、最後は家まで送ってもらえた

「隣の家に住んでいらっしゃる方が、あんなにやさしい方というのは幸運ですね」

「そうだねー」

お嬢様と一緒にお風呂に入りながら、そんな会話を交わす

「もっと仲良くなりたいね」

「そのためにはもっと日本のことを知る必要がありますよ。もちろん、マンガやアニメ以外のことで」

「……」

「聞こえないふりをしないでください」

でも
私も、もっと彼とは仲良くなりたい
そんな風に思うのだった

朝、というよりも昼前

「ん、うぅ、ねむい……」

昨日は夜中までアキさんとゲームをしていたこともあり、とても眠い
というか、あの人、毎日あんな風に夜更かししてるのだろうか

「さてと、今日はどこへ行こう?」

安価下
1 町の雑貨屋
2 ルーナの家
3 神社
4 山の広場
5 駅(隣町に行きます)
6 自由安価

1

1

雑貨屋
この町の駅の向こう側にある唯一の商店である

「みて、クロ! こっちも半額です!」

「こ、これは、お買い得というやつですね!」

そこには、半額という言葉に絶賛騙されている最中の2人がいた
どれを買うべき、あれを買うべきと慌てふためいている2人に声をかけてみる

「おはよう、ルーナ、クロさん」

「あ、お兄ちゃん! 大変です、この店、ほとんどのものが半額で売ってます!」

確かに、僕も初めて来たときは、衣服に靴、その他生活用品が半額で売られていることに驚いたものだが

「クロさん、このトイレットペーパー、隣町だといくらで売ってると思います?」

「えっと、このお店で半額で250円という事は500円ですかね」

可愛そうに、僕はクロさんに現実を教えてあげる

「200円です」

「え?」

「200円で売ってます、隣町だと」

つまり、この店はもともとぼったくりの値段を半額にすることで、まるでお買い得に感じさせるという商法を使っているのだ
まぁ、たまに本当に安いものとか、掘り出し物とかがあるのだけれど
実際にすぐそこに衣服3点セットが1500円で売り出されている

「……騙されました」

「むぅ、クロ、別のお店行こう!」

「悠人様、助言、ありがとうございました」

クロさんは頭を下げ、ルーナは手を大きく振る
僕はそれに答えた後、客を退散させてしまった僕に怒った店主の意地悪爺さんから全力で逃げるのであった

(ルーナ、クローリクの好感度が+1されました)
(???登場フラグが少しだけ進みました)




もう午後か
午前中はほとんど寝て過ごしてしまったらしい
さて、この後はどうしよう

安価下
1 神社へ行く
2 山の広場に行く
3 駅に行く
4 自由安価(ルーナ達とハルは留守のようです)

4たまには畑を手伝う

3

2

たまには親父の畑を手伝うのもありだろう
そんなわけで親父にそれを申し出ると収穫をするように言われた

「……違いが判らん」

どれを取ればいいのかがよくわからない
こういう時にこの手に詳しい人が手伝ってくれればいいのだけれど
今度誰かを誘うのもいいかもしれない
結局、手伝いはかなり難航したものの、それなりの数の収穫を終えることができた
そして親父から少しだけ小遣いをもらえた



「まだ昼間だな」

夕食まで時間があるようだ
もう少しだけどこかへ行こうか?

安価下
1 神社へ行く
2 山の広場へ行く
3 ハルの家に行く
4 ルーナの家に行く

3

3

2

ハルは帰ってきているのだろうか?
そんなことを考えて、ハルの家に行く

「あ、ゆうくん、こんにちは!」

ちょうどそのタイミングだった
ハルが部活を終え返ってきたのは

「やっぱり今日も部活だった?」

「まぁ、自主トレだけどね、ゆうくんは何してるの?」

「えっと、僕は」

安価下
1 ハルに会いに来た
2 飲み物を買いに来た
3 自由安価

1

「ハルに会いに来たんだけど」

「え、わ、私?」

ハルはなぜか顔を赤くする

「そ、それで、私に何の用が?」

安価下
1 今夜一緒に宿題を使用
2 明日出かけよう
3 ルーナの家に誘ってみる
4 自由安価



寝落ちしてしまう可能性があるので先にお知らせさせていただきます

1

ハルさんは昼間だと部活や自主練の可能性あるかも?
夏休み中に大会出るのかな?

「今夜なんだけど」

「う、うん」

さらに顔を赤くするハル

「一緒に宿題をしよう」

「え、しゅ、宿題?」

一気に気が抜けたような顔になる

「そうだけど、なんでそんなに表情がコロコロ変わってるの?」

「な、なんでもないよ! ま、まぁ、かまわないけど。それならお姉ちゃんも呼ぼうか?」

そこで意外な人物が登場して僕は首を傾げつつ聞く

「アキさん?」

「うん、お姉ちゃん、勉強得意だから」

「い、意外」

ゲームをやったり、引きこもってるイメージが強かったけど、そんな特技があったとは
しかし、勉強を見てくれる相手がいるなら少しは楽になりそうだ

「あー、でも面倒くさがって教えてくれないかも」

「確かに」

根本的なところに問題があったことに気づいた僕らは結局2人で勉強することにした

「それじゃあ、私がそっちの家に行く? それともゆうくんが私の部屋に来る?」

安価下
1 ハルがおいで
2 僕が行くね

2
以前に夜出歩くと危ないって注意したしこっちかな?

「じゃあ、あとで僕が行くよ」

「わ、わかった、ただし! 夜の7時まで来ちゃだめだからね!」

「え、なんで?」

「部屋片づけるから!」

ハルは普通に部屋が片付いてそうだけど……

という訳で今夜の予定が決まった
ハルに言われたとおり7時にはハルの家に向かうことにしよう



そして、夜7時

「ここはこう計算すれば……」

僕はハルの解いている最中の計算式について軽く説明をする

「なるほど、ゆうくんわかりやすい!」

順調に数学の課題を終えると

「この事件に関しては、わかりやすく西暦をこう読んで……」

「無駄に覚えやすいな」

ハルのユニークな歴史の覚え方で日本史もすらすら進む
そしてあっという間に2時間が過ぎた

「あ、もうこんな時間、そろそろ寝ないと」

ハルがそう言い、手を止めた

「明日も部活?」

「自主練だけどね、大会まであと1ヶ月くらいだし」

8月の終わりくらいに大会があるらしい

「じゃあ、僕もそろそろ帰ろうかな?」

そう言いながら外を見る

安価下
1 雨が降ってる、帰れない
2 また今度、無事帰宅

1

1

集中しすぎて気づかなかったが外は大雨が降っている

「わ、すごい雨……」

「……」

僕の言葉にハルは少し考えるようなしぐさを見せる

「傘持ってきてないし」

「それなら、泊ってく?」

「え?」

普通に、ハルが言う
あまりに普通に言ったため、つい聞き返してしまう

「と、泊まるって、ハルの家に?」

「うん、だって雨じゃ帰れないよね、ゆうくんの家まで歩きだと結構かかるし、傘かしても濡れちゃうよね」

「だ、だからと言って僕らの年齢の男女が一緒に寝るのは……」

そこまで言うとハルは耳まで顔を赤くする

「そ、そこはほら、さすがに別の部屋で寝てもらうよ!」

「そ、そうだよね、ご、ごめん」

「……一緒でもいいんだけどね」

ぼそっと言うハルの言葉にドキッとしてしまう
僕らは黙り込んでしまい、雨の音が沈黙した部屋に響く

「ほ、ほら、客間に案内するから!」

ハルに引っ張られると僕は客間に通される
そして、ハルは「ちょっと待ってて」と言って両親へ僕が泊まる事を伝えに行く

「……」

することもないので周りを見回すと天狗のお面が壁に掛けられていた
天狗伝説……
なんとなく、天狗のコスプレをするハルを想像する
似合いそうな気がしてきた

「ゆうくん、泊まっていいって、布団出すね」

言いながらハルが押し入れを開ける
その瞬間、ものすごいカビのにおいが部屋に充満した
即座にハルは押し入れの扉を閉める
その表情は見てはいけないものを見てしまったかのようなものだった

「……わ、私の部屋で寝る?」

「さ、さすがにそれはまずいんじゃ」

「でも他に場所もないし、お姉ちゃんの部屋は使わせるわけにもいかないから」

ハルは首をひねっている
そうこうしているうちにもう10時
さらにハルのお母さん曰く、もうこっちに泊まる事を連絡してしまったとの話

「……とりあえず、バスタオルでも大丈夫だから」

「それなら、マット敷いてる私の部屋の方がいいよね、やっぱり」

ハルはそう言ってくれてるけれど、どうするべきか

安価下
1 やっぱりまずい、客間に泊まる
2 ハルがそこまで言ってくれてるのでハルの部屋に泊まる

2

2

ハルがそこまで言うのならば仕方がない、という事でハルの部屋で眠ることにした

「じゃあ、電気消すね?」

ハルはそう言い、部屋の明かりを消した
沈黙と共に雨の音が部屋に響く
隣にハルが寝ていることを意識しないように目を閉じる

「……」

畑仕事で疲れていたこともあり、眠気が押し寄せてくる
そして、しばらくして僕は眠りに落ちた




ゴロゴロ、ぴしゃっ!!!

「っ」

その大きな音に目を覚ます
どうやら雷が鳴っているらしい

「か、雷?」

ハルも同じように目を覚ましたようだ

「結構近かったかな?」

「う、うん」

「ハル?」

小さく震えているハル
どうやら雷が怖いらしい
おろされた髪に普段見せない表情のハルがものすごく、かわいく感じてしまう
邪念を振り払うように首を振り、冷静になってみる

「ハル」

そう言って僕は

安価下
1 ハルの頭を撫でた
2 ハルの手を握った
3 ハルを抱きしめた
4 自由安価(一応、エッチ解禁、ただし好感度的にはそこに至るまで足りていません)

2

ハルの手を握った

「っ」

「大丈夫、そばにいるよ」

ハルは少し息をのんだような顔をした後、小さくうなづく

「ありがと、ゆうくん」

握っている手が強く握り返される

「ねぇ、ゆうくん、明日だけど、デートしない?」

「え?」

突然の言葉に僕は顔を赤くした

「どうしても、一緒に行きたいところがあるんだ、だめ?」

「……」

安価下
1 デートする
2 今は保留する

1

「うん、わかった」

「ふふ、約束だからね、じゃあ、おやすみ、ゆうくん」

「おやすみ、ハル」

デート、行きたい場所というのはどこなのだろうか
ドキドキする気持ちを押さえながら目を閉じる
そして、夜は更けていった



ハルエピソード①に突入しました
明日1日はハルとのデートに費やされます
(ハルルートに入っているわけではありません)


1日終了



安価下
1 翌日へ
2 キャラ番外編(キャラ名+お題)

1

朝、目を覚ます
いつの間にか握っていたハルの手を放していたらしい
目をこすりながら体を起こす

「んん……」

隣からハルの声が聞こえた

安価下
1 ハルを起こそう
2 ハルの様子がおかしい?
3 ハルを起こすのは悪いので、そっとしておこう

2

ハルの方を見る
すると、そこには……

「んっ、ぅ……」

暑かったのか、パジャマのズボンを脱いで下半身が城と水色の水玉パンツだけになっているハルがいた
そう言えば、以前も下半身下着姿でおきてきて、いつものことと言っていたことを思い出す
もはや、眠るときに脱ぐのが癖になっているのかもしれない
それゆえに寝相でズボンを脱いでしまったのだろう
そしてハルはまだ熟睡している
男として、つい、その下半身が気になってしまう

安価下
1 ズボンをはかせる
2 もう少しだけ観察する
3 自由安価(エッチ解禁、ただしすぎるイタズラは……)

2

3 そっと毛布をかけて見えなくしたうえで、優しく起こす

少しだけ、本当に少しだけ観察することにする
白い生地に小さい水色のドットが散りばめられているパンツ
そしてパンツの面積は広く、お尻を突き出すような姿勢で寝ているハルのお尻をしっかり包み込んでいる
上半身を包んでいるパジャマも少しだけはだけており、ボタンの間から見える谷間からわかるがブラをしていないようだ
……待て待て、そうなると昨日の勉強中もずっとノーブラだったのか?
まずい、いろんな意味で興奮してきてしまう
よし、一度寝直そう
ハルよりも後に起きよう



「ゆうくん、起きて?」

「ん……」

あれからしばらくして、ハルが僕の身体を揺らす
軽く目を開くときちんとズボンをはいているようだった
よかった、いろいろよかった

「雨は上がってるみたいだよ、朝ごはん食べたら駅に行こう」

「う、うん」

ハルはいつものポニーテールを揺らしながら部屋を出ていき、僕はそれに続いた

朝食を終え、僕らは駅に向かい、そしていつもとは逆方向に向かう電車に乗る
そして5駅ほどを経由していつもの山、通称天狗山の反対側の山の麓に到着し、そこでハルは電車を降りた

「こっちまで来たのは初めて?」

「うん、こっちに何かあるの?」

「あるよー、さて、今から山登りだ!」

ハルはそう言いながら目の前にある登山道に足を踏み入れる
ミニスカートを揺らしながら、ぴょんぴょんと軽く山を登っていく

「ちょ、ちょっとまって」

僕はそれを追いかけ、山を登る
天狗山は頂上に広場があったり、登山道がコンクリートで作られていたけれど、この山は獣道に近い登山道があるだけだ

「本当は途中までなら車で登ってこれる道もあるんだけど、今日は最初から上りたい気分だったんだ」

登山に苦戦する僕に手を差し伸べながら、ハルはそう言う

「さっ、あと半分くらいだよ、がんばろう」

ハルに負けてたまるか、と言わんばかりに僕も気合を入れなおし、登山道を登る
そして、太陽が空の真上に上る頃には山頂へ着いた
天狗山よりも小さな広場と開けた草原、あとはベンチがあるくらいで何もないその場所
もっと、何かいろいろあるんじゃないかと思っていた僕は少しだけ拍子抜けする
しかし、ハルはそんなことを思っていた僕の手をそっと引く

「ねぇ、ゆうくん、これ、見て?」

そう言って指さした方向を見てみると
目の前にはこの山よりも小さい天狗山が
僕の住む町に広がる畑が、田んぼが、川が、小さく見える家が
反対方向に存在する山や、遠くに見える海までも
こんなに、高いところまで登ってきていたのか

「私、いやなことがあるとこの景色を見たくなるんだ」

そう言って、草原に倒れこむハル

「あ、もちろん、今、いやなことがあるわけじゃないよ。ただ、ここから町を眺めるとね、小さくて、でも、キラキラしてて、こんな素敵な場所に住んでるんだって、幸せな気持ちになれるんだ」

ハルの隣に寝転ぶ
昨日の雨の水分は夏の日差しですっかり乾いているようで、柔らかい草はベッドのようにふかふかする

「この景色を見たらいろんなことを頑張れるし、もっと、いろんな人にも見せてあげたいと思えるの」

そう言って、ハルは寝たまま僕の方を見た

「だから、ゆうくんにもここを教えたかった。この町はこんなにきれいで、どんな嫌なことがあっても、わたしたちを包んでくれるんだよって」

ハルは、勢いをつけて起き上がるといつものニコニコ笑顔とは少し違う、自然な笑みを浮かべ僕を見る

「どう、ゆうくん、この町のこと、少しだけでも好きになれた?」




夕方
結局山を登って降りただけで1日が終わってしまった
でも

「……」

電車の中、僕の肩に寄り添って寝息を立てているハルとの距離がすごく縮んだ気がする
今日は、がんばってよかったと思えた

※ハルルート突入フラグが立ちました、選択肢の後ろに★がついているものを選ぶとハルルートに突入します
 ハルルートに突入した場合、ハル以外の女の子と付き合うことができなくなるほか、一部のキャラクターの登場フラグが完全に折れます


1日終了

安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編(キャラ名とお題を記入)

一度ここで終わりにします
続きは起きたら

2
ノーパン時代のハルについて

乙です
ノマカプ純愛ものはここでは貴重

それと純真で人懐っこく優しい頑張り屋、純情なのにゆうくんに対して色々と無防備なハルがかわいい
安価スレでここまで刺さるキャラは珍しい

やらかした
中学2年、年頃の乙女の私、ハルは今冷や汗を流している
プールの授業が終わり、制服に着替えようと考え、着替えを入れてある袋を開ける
そして身体を拭いて、タオルを身体に巻いて、水着を脱いだ後、私は気づく
下着がない
これで何度目のミスだろう
水泳の授業がある日はいつも水着を制服の下に着こんでいる
そして、大体下着を忘れるのだ
気を付けて入る、気をつけて入るのだけれど……
今日に関しては部活が休みでいつものように体操着をスカートの下に履くこともできない
とにかく、本当にまずい



そんなわけで、私は制服の下は裸の状態だ
ブラもしていないせいで白い制服で乳首が透けてしまいそうで怖い
スカートも割と短いせいですごくスースーしている
当たり前ながら常に顔が真っ赤になり、もじもじと身体が動いてしまう
自分の胸が普通よりも大きいこと、そしてスカートを少し短くしてしまったことにここまで怒りと後悔を覚えることもそうそうないだろう
しかし、授業はあと1時間で終わる
そうすれば今日は部活もない
すぐに帰ろう
そう考え、必死にスカートを押さえながら恥ずかしさに耐える
1時間がここまで長く感じるのは初めてかもしれない
もう授業の内容も頭に入ってこない
もしも、ここで下着を履いていないことがバレてしまえばどうなってしまうのだろう
いやな想像が頭の中でグルグルと回り、身体がこの上なく熱くなる
どうかなりそうだと思っていたところで、学校のチャイムが鳴った



私はスカートを押さえつつ、早歩きで駅を目指す
中学校で電車で通学しているのは自分だけ
電車にさえ乗ってしまえばもう大丈夫
そう言い聞かせ、駅へ飛び込み、そしてホームで電車が到着するのを待つ
しばらくして、電車がホームにやってくる
そして次の瞬間、激しい風がホームに吹き荒れる

「っ!?」

慌ててスカートを強く押さえたおかげでなんとか中身を晒さずに済んだが、余計に顔を赤くしてしまう
電車の扉を開け、急いで席に座るととにかく股間を押さえる
カバンを抱きしめ胸を隠しつつ、丸まるように揺れる電車で身体をできる限り隠す
少しすればすでに数少ないほかの乗客も降りていくだろう
それまでの辛抱だ
そう言い聞かせ、いつもより長く感じる乗車時間に耐える
やっと、私の降りる駅に近付いてきたため、私は席から立ち、急いで出口のドアに向かう
外からの風が吹くことを予測し、スカートを押さえながら扉が開くのを待ち、ようやく外に出たところで安心する
この先、家まで誰かと会うこともほとんどないだろう
そう思い、スカートから手を離すと、スカートが少し濡れていた

「……っ!?」

う、嘘、いつおもらししちゃって……!?
結局、この後恥ずかしすぎて急いで家に帰り服と水着を洗濯機に突っ込む
そして、私はお風呂に入り、ようやく体をリラックスさせることができた

「もう、絶対パンツ忘れない……」

ちなみに、次の水泳の授業の日も、パンツ忘れました



おしまい

朝になった
昨日はハルとの距離を今まで以上に縮められた気がする
さてと、今日は早い時間に起きてしまったのでいつもの占い番組が見れそうだと思いながら体を起こす
見るとして、何色を選ぼう?

安価下
1 桃色
2 黄色
3 白色
4 赤色
5 緑色
6 見ない

4

夜の神社が熱い?
友人を連れて行くのもいいかもと言われた
……思い出したことはPZ5と熱いネット対戦
友達となるとハルだろうか?
いや、さすがにアキさんと一緒にゲームをやってたら怒られそうではあるけれど
さて、せっかく朝から起きたし、何かしようかな?

安価下
1 ハルの家に行く★
2 ルーナの家に行く
3 駅に行く
4 神社に行く
5 山の広場に行く
6 自由安価

5

山の広場にでも行ってみよう
自転車なら帰りも楽そうだし、自転車を手で押していく
セミがうるさい中、山道を登っていく
周りの森の中はほとんど人の手が入っていないと、いつかハルに聞いたことがある
そして今も天狗様が住んでいる、とか言っていたな
しばらく歩き続けて、山の広場に着く
自販機以外、相変わらず何もない



安価下
1 お地蔵さんにお供えをする
2 虫取りでもしてみる
3 やることがないので帰る

1

せっかくここまで来たしお供え物でもしていこう
……しまった、持ち合わせがお金しかない
まぁ、お金でもいいか

安価下
1 1円玉を供える
2 5円玉を供える
3 100円玉を供える
4 500円玉を供える
5 1000円札を供える

3

100円玉を供えてみる
……当たり前ながら何も起きない
さてと、することもないしそろそろ下山をしよう



「……」



さて、下山を終えたがまだ午前中か

安価下
1 ルーナの家に行く
2 雑貨屋へ行く
3 神社に行く
4 駅に行く
5 自由安価

2

雑貨屋に行ってみると相変わらずの半額セールをやっている
どうやら客も僕だけのようでとりあえずはお店の中の商品を見て歩く
駄菓子でも買おうかな?

安価下
1 駄菓子を見てみる
2 服のコーナーを見る
3 雑誌コーナーを見る

あー、これを備えればいけるんかな?
1で

懐かしい感じのお菓子がいっぱいある
といっても、実際に懐かしいわけではないのだが
僕の親父とかなら本当に懐かしい感じにはなるのじゃないだろうか
せっかくなので、当たり付のジュースでも買ってみる
味は、結構いける
そして結果は……

「はずれかぁ」

さて、他にも見ていく?


安価下
1 もっと駄菓子を見る
2 服を見る
3 雑誌コーナーを見る
4 もう帰る

2

服コーナーを見てみると、3点セットの値段が1000円に下がっている
ここまで安ければどれか買ってみようかと思い、いくつかある3点セットの袋を1つ選んで開いてみるとどれも女の子ものだった
店主が声をかけてくれて説明を受けたが、ハルくらいしか買ってくれる子がいなかったものの、売れ残りらしい
今町に住んでいる小さい女の子たちが年頃になれば買ってくれるかもしれないとのことだ
流石に女装の趣味はないので3点セットの袋を手放す
そろそろ用事もないので帰ることにしよう



お昼ご飯を食べ終えた後
午後も暇だ
宿題はこの間一気に進んだし、まだやらないでもいいだろう
そんなわけで、何をしよう?

安価下
1 ルーナの家に行く
2 神社へ行く
3 駅へ行く
4 自由安価

1

3

ルーナの家に行ってみることにする

「あ、悠人様、いらっしゃいませ」

庭先で花に水をやっているクロさんに声をかけられる
そして、ルーナが部屋から顔をのぞかせる

「お兄ちゃん、いらっしゃい!」

「今日は何かご用ですか?」

安価下
1 ルーナと遊びに来た
2 ルーナを遊びに誘いに来た(外に出かけます)
3 クローリクと遊びに来た
4 クローリクを遊びに誘いに来た(外に出かけます)
5 2人と遊びに来た
6 2人を遊びに誘いに来た(外に出かけます)

1

4

「ルーナと遊びに来たんだけど」

「ほんとですか、ぜひ私の部屋に来て食代、クロ、案内を!」

ルーナはアホ毛を尻尾のように動かしながら嬉しそうに顔をひっこめた
……あのアホ毛、生きてるのだろうか

「すぐ案内しますね」

クロさんはそう言いながらジョウロを置き、玄関の扉を開けた
そして1階にあるリビングに通される
そこには……

「こ、これは、PZ5!?」

「そ、そんなに驚くことでしょうか?」

なんか前にも同じリアクションをしたような
でも、ここにもあるなんて、都会の人たちが知ればびっくりだろう

「お兄ちゃん、ゲームにする? 漫画にする?」

それとも私?
と頭の中で続いてしまったが、もちろんルーナはそんなことは言わない
さて、どうしよう?

安価下
1 ルーナとお話したい(話したいこともあれば記入、記入なしでも可)
2 ルーナとゲームする
3 漫画を見てみる
4 自由安価(エッチは非解禁)

3

「漫画って何があるの?」

その言葉に、ルーナは目を輝かせる

「お兄ちゃん、こっちこっち!」

そう言って、僕の手を握るルーナ
その手はすごく柔らかく、なんだか恥ずかしさで顔が赤くなる
ルーナは隣の部屋に僕を案内すると、その扉を開く
そこには巨大な図書室があり、マンガがすべて2冊ずつ、ぎっしりと本棚に詰まっている
よく見てみると片方が日本語、片方が異国語のようだ

「す、すごい」

「これだけあると、手入れも大変なのですけどね」

クロさんがため息交じりに言う
広い家だと思っていたけれど、1階の半分はこの漫画部屋で埋まっていそうだ

「でも、ここまであると何を読むべきか悩んじゃうね」

安価下
1 ルーナのおすすめを聞こう
2 冒険アクションものを読もう
3 恋愛ものを読もう
4 ギャグものを読もう
5 自由安価(マンガのジャンル)

1

「ルーナのおすすめとかある?」

「えっと、いっぱいあるよ、カイピースとかキョウリュウボールとか」

まさに代表格のやつで攻めてくる

「でも、個人的にはこれが好きです」

そう言いながらルーナが手渡してきた本は、2冊ずつある本の中で唯一、1冊だけ、日本語の本しかない見たことのないタイトルの漫画であった
かなり読み返されたらしく他の漫画に比べてもボロボロの印象だった
タイトルは「ホタルのように」という漫画らしい
ホタル、ルーナが「これが見たかった」と言っていた景色だった
もしかして、この作品に影響されて日本へ来たのだろうか
そう考えページをめくろうとすると

「あぁ、や、やっぱり恥ずかしいです、やっぱりなしで!」

なぜか進めてきたルーナ本人に止められてしまう
困ったと思いながらクロさんを見ると

「申し訳ありませんが他の漫画をおねがいします」

そう言いながら苦笑いをしていた
気になったけど、いつか読ませてもらえばいいか、と思った
結局、そのあとはキョウリュウボールのキャラクターの強さに関して考察を話し合いが始まるのだった

「そろそろおやつの時間ですよ、お嬢様」

「あ、ほんとだ!」

クロさんの言葉に時計を見ると午後3時になっていた
時間が過ぎるのはあっという間だ

「今日はどんなおやつ?」

「今日は水ようかんです」

これは、思った以上に和風のものが出てきた、とか考えてみる

「悠人様が来るとのことで、和風のものにしてみました、ただ初めて挑戦したので、うまくできているかどうか……」

そう恥ずかしそうに言うクロさん
僕とルーナはフォークを使い、水ようかんを口に運ぶ

「おいしい!」

ルーナが喜ぶ隣で、僕も驚いた顔をしている
程よい甘み、柔らかさ、そして口解け具合
正直、初めて食べたと言っても過言でないほどに上質なようかんだった

「本当にすごく美味しいです」

「そう言っていただけて良かったです」

クロさんは少しほっとしている

「クロ、おかわり!」

「はい、1回だけですよ」

しかし、これだけは言える

「でも、お茶は紅茶より緑茶の方がいいと思いますよ」

その後、夕方までルーナと漫画雑談を続けた



夜になる
一応、夜更かしできないこともないが早く寝るのもありだろう

安価下
1 もう寝る
2 ハルの家に行く
3 神社へ行く
4 河原へ行く
5 自由安価

4

河原に行ってみる
今日は蛍の数が少なく感じる

「あ、お兄ちゃん」

ホタルを見ていると、後ろからルーナに声をかけられた
なぜか手には提灯を持っている

「えへへ、これ、いいですよね、クロに作ってもらったんです」

「クロさん、何でも作れるね」

「クロは自慢の羊ですから」

「執事、だけどね」

毎日ホタルを見に来ているのだろうか
河原にある小さな石に腰掛けたルーナはただただ、蛍を見つめている

安価下
1 生活には慣れた?
2 明日、一緒に出掛けない?
3 一人で来て大丈夫?
4 自由安価(話の話題)
5 何もしゃべらない

1

「もうこっちの生活には慣れた?」

「はい、もともと家からは出ない生活ですので、ただ、やっぱり外は暑くて昼間はあまり外には出たくないんですけどね」

確かに、ルーナは熱さに弱そうだ
というか、寒さにも弱そうだ

「なんだか失礼なこと考えてません?」

「気のせいだよ」

勘が鋭い

「でも、クロのおかげで問題なく、それに楽しく生活で来てますよ」

「それはよかった」

でも、気まぐれでこの場所へひっ子いてきたルーナは、また、気まぐれでどこかへ引っ越していくのだろうか
そう考えると少しだけ淋しく感じた

「あ、そうだ、クロが和菓子をほめてもらってすごく喜んでましたよ、また違う種類のものも作ってみるそうです。その時はりょくちゃというものを持って、是非食べに来てください」

「うん、わかったよ」

さて、そろそろ帰ろうかな、それとももう少しだけ何か話す?

安価下
話す場合、明日の占いは見れなくなります
1 帰る
2 ハルを紹介する約束をする
3 明日遊びに行く約束をする
4 自由安価

2

そういえば

「ルーナはもうハルとは会った?」

「ハル、ですか?」

この様子だとまだあっていないらしい

「僕の友達なんだけど、すごく優しくて、頑張り屋で、いい子だからもしよかったら今度紹介するね」

「お兄ちゃんの友達なら、きっといい人ですね! 楽しみにしてます、是非、一緒にうちに来てください」

そんな約束を交わした後、僕は家に帰った


1日終了

安価下
1 翌日へ
2 ヒントトークタイム(物語に関するヒントをヒロインたちがトークします)
3 キャラ番外編(キャラ名+お題)

3
クロ
主人公を思いながら豊胸マッサージ

「こ、これは」

お嬢様のお使いで、隣町の本屋へやってきた私はある本を見かけ、つい、30分ほど読み込んでしまう
そしてその日の夜

「……鍵は大丈夫ですね」

私の部屋には鍵がしっかりかかっている
相手がお嬢様とはいえプライベートとは大事である
その為、この部屋には鍵がついている
これでお嬢様であろうと今、私の部屋には出入りできない
防音もしっかりできている、万が一は存在しないはず

「……胸を、揉むと大きく……」

そう言いながら服を脱ぎ白いブラを外すとそっと乳房を手で包み込む
収まってしまうのが、むなしい

「……こんなこと、意味あるのでしょうか」

思いつつも、やさしく、しっかりと揉んでいく
くすぐったい

「確か、大事な人や好きな相手を思いながらやったほうが効果があるとか」

そう言われ、すぐに出てくる2人の顔
お嬢様と悠人様
なぜか、私はこの時、特に悠人様のことを思い出し、胸を揉んだ

「んっ」

い、今、なんだか変な感じがしました
効果が、出ているという事なのでしょうか
さらに、少しずつ力を入れて揉んでいく
刺激がだんだんと強くなり、なぜか触れていない下半身がもじもじと震えだす
効果が出ていると思った私は、それをさらに続ける
いや、気づいている
これは、性的な刺激である事
そして、続けているんじゃない、止められなくなったという事である

「あっ、ん、悠人、様……」

彼の名前を呼んでしまう
これ以上続けるのはいけない
そう本能が警告してくる
それでも手は止まらず、そしてとうとう

「っ……」

絶頂を迎え、私はそのままベッドに寝転んだ
パンツが、少し濡れている感覚がする

「これ、は……もう、やめておいた方がよさそうですね……」

ちなみに、胸は0.2mmほど大きくなった(誤差である)

朝になった
今日は占いが見れる時間に目が覚めた

安価下
1 桃色
2 黄色
3 白色
4 赤色
5 緑色
6 見ない

1

占いの結果、近所の家に行くのがベストという事を言われた
また、朝行くのが大吉らしい
近所の家と言われて思い浮かんだのはやはりハルの家だ
朝から、ねぇ
とりあえず、朝食を終えた僕は出かけることにする

安価下
1 ハルの家へ行く★
2 ルーナの家へ行く
3 神社へ行く
4 山の広場へ行く
5 駅へ行く
6 自由安価

1

ハルの家に行くとちょうど出かけるハルと遭遇する

「あ、今日も部活?」

「うん、ついでに隣町で遊んでこようとは思ってて」

私服のハルはそう言ってニコニコ笑顔を見せる

「じゃあ遊べないか」

「ごめんね、あ、でも遊ぶなら午後には帰るようにするね」

「じゃあ、それでお願いしようかな」

「それなら、今日は私がゆうくんの家に行くよ、待っててね」

そう言って、ハルは駅へ向かって自転車に乗っていった
僕は素直に、家に帰りそして午後までのんびりと過ごす





もうすぐ3時になる
ハルが来る気配がない、何かあったのだろうか





もうすぐ5時だ
もう少しだけ待つことにしよう




もうすぐ6時
もう夕方だ、約束を忘れてしまったのだろうか




7時になり、どうしても気になって、ハルの家へ向かった
ハルの家に着き、インターホンを鳴らすと珍しくこちらの家にいた、しかも珍しい私服のアキさんがすごい勢いで扉を開ける

「あっ、ゆ、ゆうちゃんか……」

「アキさん? 何だ様子がおかしいですけど、何かありました?」

「……ゆうちゃん、今日、ハルに会った?」

アキさんは真剣な顔で僕に聞く

「えっと、朝練習に行くって……」

「やっぱり、朝だけか……ごめんね、今ハル居ないから……」

アキさんはものすごく悲しそうな顔をして僕に言う
何かあった、すぐにそう思った

「ハル、どうかしたんですか?」

「……」

真剣な顔で聞く僕に少しだけ悩んだアキさんは部屋に僕を招く
客間に通された僕の前にアキさんが座った

「……今日、午前中かな、ハルが練習に出かけてしばらくして、電話があった」

電話、ハルは携帯電話を持っていないため、誰からの電話なのかわからなかった

「陸上部の顧問の先生で、ハル以外の陸上部員の一部が、無免許飲酒運転で逮捕されたって連絡をくれたの」

「それと、ハルがどう関係して……」

心臓が高鳴る
わかっている
予想はできる
でも、違うと信じたい

僕は夜、人知れずランニングをしているハルを知っている

僕は部活で一生懸命練習しているハルを知っている

僕は毎日自主練をしているハルを知っている

僕は、今まで、ものすごく努力を積み重ねて、それでも笑っていたハルを、知っている

当たり前だ

僕は、そんなハルのことが……

けれど、現実は、無情だった

「わかるよね、ゆうくん。ハルが関係なくても、陸上部は大会出場が取り消しになって、ハルも、大会に出られなくなった」

僕でさえ、それはショックで
それなら、ハルは……

「学校でね、ハルが、顧問からそれを聞かされて、その時は「そっか、じゃあ、練習しなくても、いいですね」って、笑って、行ってたらしくて……」

アキさんの声も、震えだす

「あの子、あの後、すぐに帰ったって言ったのに……まだ、帰ってこなくて……今、お母さんとお父さんが、いろんな場所を探してるの」

だから、アキさんも家にいたのか
僕は一周回って、冷静にそう考える

「ねぇ、ゆうくん……ハルの居場所、どこか、心当たりない?」

僕は、すぐにその場所を思い出した

安価下3まで
これまでの物語の中に答えが存在します
正解が出たならボーナスが付きます
不正解でも正解したことになり物語は進みます

天狗山の反対側の山の頂上
ハルが嫌なことがあったときに景色を見に行くと言っていた場所

>>244

>>244

「天狗山の反対側の山、今からいけますか?」

「え? 天狗山の反対……日出山のこと?」

アキさんが聞き返すが、僕は山の名前がわからず外に見えるその山を指さす

「……ゆうちゃん、確信があるんだね?」

僕は頷く
するとアキさんは立ち上がった

「きて、ゆうちゃん。多分、今あの子に寄り添えるのは君だけだよ」

そう言いながら僕を外へ連れ出す
裏口を出て、神社へ向かうとアキさんは小屋の車庫に止まっていた車にエンジンをかける
こんな車があったのかと思っているとアキさんが僕を呼ぶ

「ゆうちゃん乗って」

そう言われ、すぐに助手席に乗るとアキさんは車を走らせる
かなりの速度で田舎道を走る
安全運転とはとても言えない


「……あの子はね、この町が好きなんだ」

「知ってます」

アキさんの言葉に僕は答える
けれど

「でもね、たぶん、あの子は、それを自分に強要させてる」

「え?」

「一度だけ、本当に昔、私が小学生の頃、あの子が幼稚園児の頃に旅行に行ったことがあるの、隣町の商店街のくじで当たってさ」

天狗様の加護のおかげかな、なんて少しだけ茶化したアキさんは続ける

「初めて見る街並みに、初めて見る世界に、あの子は、ずっと目を輝かせてた。本当に、心の底からの笑顔で」

暗い道を走り続ける車の中で聞く、僕の知らないハル

「でも、あの子は巫女の家系で、この町から出れないのを知ってたからさ、だからこの町が好きだって、自分に言い聞かせてるんだと思う」

少し、声が低くなるアキさん

「私はさ、あの子が好きな場所に行けるように巫女を引き継いだ。だからあの子は自由になったはずなのに……」

独白にも聞こえるアキさんの言葉を僕はさえぎる

「違いますよ、ハルは、この町が好きなんです」

いや

「それも違いますね、ハルは、この町も、新しい景色も、どっちも好きなんです。そこに、嘘はないはずです」

「……あぁ、ゆうちゃんはずるいなぁ、わたしよりも、全然ハルのことをわかってる……」

そう話しているうちに、日出山に着いた
いつかハルが言っていた頂上に近い駐車場
まだ、頂上までかなり距離があるが来るまで来れるのはここまでのようだ

「さて、ゆうちゃん、ハルはどこにいるのかな?」

「この頂上にいると思います、いや、絶対にいます」

車から降りた僕は強く、アキさんを見つめる
するとアキさんはあの、ハルのような笑顔を見せる

「よし、それなら行っておいで。あそこからなら頂上まで、それなり舗装されてる道を行けるから」

そして

「あとはこれ、何かあったら使って」

トランシーバーを渡される

「圏外だけど、これなら私とは連絡取れるから。ハルがいなかった時か、トラブルがあったら連絡して、もし連絡がなければ朝までなら空気を読んで若いお二人の時間を待ってあげる」

「……わかりました」

トランシーバーをポケットに入れ、山を登り出す
いつか、ハルと登った時よりも登りやすい道だ
そして、時間をかけながらも、頂上に着く
満天の星空は、今まで見たことがないほど輝いていて、月明かりが真っ暗な広場を照らしている
そして、そこに……

「……ハル」

「……ゆうくん?」

ハルは、いた

「ごめんね、約束したのに、破っちゃって」

「ううん、聞いたよ、陸上の大会のこと」

「……」

ハルは、その言葉を聞くと、僕に背を向け、空を見上げる

「お姉ちゃんはさ、何でもできる天才なんだ」

楽しそうな、そして自慢げな声

「勉強はいつもしてないのにテストは満点、運動をすれば何でもできるし、あぁ見えて料理とか裁縫とかもできて、本当に、何でもできる自慢のお姉ちゃん」

一歩、前に進むハル

「そんなお姉ちゃんはさ、自慢であって、目標であって、それで、ね。私も、お姉ちゃんみたいにすごいことがしたいって思えた。トロフィーとか、賞を取って、お母さんやお父さんに褒められたかった。何よりも、自分自身でそんな幸せをかみしめたかった」

一歩、また前に進む

「中学生になって、授業でハードルを始めて飛んで、楽しくて、それに、先生からは才能があるって言われて……これなら、きっと一番になれる、そう思った」

一歩、進む

「そこからは、ずっと必死だった。賞が欲しい、そんな最低の理由で、ハードルを頑張って続けて、でも、今回の大会はきっといいところまで行ける、そう思ってた」

歩みが止まる

「きっと、そんな最低の理由で大会に出て、賞をもらいたいなんて思ってたから、バチが、当たったんだね」

震えだす声

「私が悪いはずなのに、全然、整理がつかなくて、帰りたいとも、進みたいとも、思えなくなっちゃった」

ぽろぽろと、涙が落ちているのが分かった

「ずっと、ずっと、最低の理由で、一番を目指して、ニコニコしてて、そんな、私が、大嫌いに思えてきて……私が、何なのかもわからなくなって……」

「ねぇ、ハル」

泣いているハルに、そっと近づく

「ハルは、ハードルが嫌いなの?」

ハルは、小さく首を横に振る

「好きだから、続けられたんだよね」

僕は、そう言って笑顔をハルに向ける

「いつかの夜のランニングも」

いつも、ハルの笑顔に元気をもらっていた

「いつもしていた部活動や自主トレも、ハードルが好きだったから」

幸せな気持ちをもらっていた

「そうやって、笑顔で頑張ってるハルのことが……」

だから、今度は僕からも、ハルに幸せをわけたい

「僕は、ハルのことが、好きだった」

「っ」

ハルの涙が止まる

「たとえ、どんな理由で頑張ってたんだとしても、僕はハルが好きだ。優しくて、一生懸命で、笑顔の絶えない、そんな春のことが好きなんだ」

「……ゆう、くん……」

「だから、もう、これ以上自分を責めないでほしい」

そう言って、そっとハルを抱きしめる
ハルは、一度止まっていた涙を再びボロボロ流しながら、僕のことを抱き返す

「ゆうくんっ、私も、ゆうくんが好き、やさしく寄り添ってくれて、いつもそばにいてくれて、私に笑顔をくれるゆうくんが大好き!」

僕はハルが泣き止むまで、ずっと彼女のことを抱きしめ続けた
そして、しばらくして、ハルが抱きしめていた手の力を緩める

「ゆうくん、迷惑かけちゃって、ごめんね?」

「迷惑だなんて思ってないよ。だって、好きな人の為だから」

「……少しだけ、改めて言わせてもらっても、いいかな?」

赤く、晴れた目でこちらを向くハル
そして、いつも……いや、それ以上の笑顔になった彼女の顔との距離が、縮まる
そして、唇に柔らかい感覚が広がった

「好きだよ、ゆうくん」




(※ハルが恋人になりました、最後の隠しヒロインの登場フラグが完全に消えました)

(※正解ボーナスが発生しました、ボーナスについてはあとで説明させていただきます)

安価下
1 このままエッチパートへ
2 朝まで寄り添って過ごす

2

おめでとう、でも初めてが告白直後でしかも屋外はさすがに難易度高い
二人はまだ三年生じゃないかな?
そうなら来年またハルにチャンスはありそうだけど

「なんか、いろいろ吐き出したら、すっきりしたよ、ありがと、ゆうくん」

そう言って、いつか寝ころんだ草の上に座ったハルは同じように座る僕の肩に寄り添うようにくっつく

「今回はさ、失敗しちゃったけど、今度はまた別の夢を追いかけたい」

「うん」

「だから、その時は、ゆうくんも、一緒にその夢のお手伝いしてほしいな」

「約束するよ、絶対」

「何度目になるか、わからないけど……」




「ゆうくん、大好きだよ」




その後、日が昇る頃にボクらは下山した
駐車場に行くとアキさんが笑顔で迎えてくれて、怒られると思っていたハルは拍子抜けしたようだったけど、そのあとのアキさんの「で、どこまでヤった?」という質問に思いきりグーパンで答えていた
家に帰るとハルは母親に平手打ちをされた後抱きしめられ、父親に頭を撫でられ、大泣きをし始めたところで僕はそっと家に帰った
もちろん、家に帰ると僕も叱られて
そして、改めて思う
これ、僕とハルは恋人同士になったってことだよね……
考えているとのぼせたかのように頭のてっぺんまで熱くなってくる
そしてその熱が冷めないまま、僕は眠りについた



1日終了


キリもいいので今回はここまで

乙です
ハードルは残念だけど立ち直れそうで良かった
ボーナスがなにかは次回かな?

おつおつ
王道の良い流れたまんねえな

ボーナス内容だけ決めておきます

安価下3まで
ボーナスでほしい要素の記入をお願いします
被った場合もカウントします
内容が出そろったところでアンケート方式で今回のボーナスを決めます
また、「ヒロインに属性を追加(例、ハルに露出癖をつける、など)」「攻略方法公開(今回出なかった5人目のヒロインの出し方を公開)」は最初から選択肢に入れる予定なのでその他の内容の記入をお願いします

ハルの新しい夢を見つけるとかはこれからのストーリーかな?
ハルが料理上手になるとかも属性追加になりそうだし

じゃあルーナがハルに懐くとか
(年齢的に逆では?とかは気にしない方向で)

シナリオ途中にデキちゃった√追加

ヒロインに属性を追加なら
ハル→露出癖
ルーナ→アナル
クロ→性別ちょろまかしてやる系
アキ→裸族
とかかな?他にもっと良いのあるとは思ってるけど
個人的な要望はハーレムルート的なヒロインたちとヤりまくりできるようなのが欲しい

安価下~
アンケート方式
最初に3票あがったものを採用します
1 ヒロインに属性を追加(例、ハルに露出癖をつける、など。もちろん健全な属性でも可能です)
2 攻略方法公開(今回出なかった5人目のヒロインの出し方を公開)
3 ヒロイン→ヒロインの好感度操作
4 出来ちゃうルートの設立
5 ハーレムルートの設立

1と3が選ばれた場合再度アンケート方式で安価を取ります

3

3

個人的にはハーレムとか露出癖とかはちょっと

1

5

5

5

3

ハーレムルートするならIFとか番外編扱いにして欲しいかな
他のヒロインのエロ見れるのは良いけど、ハルないがしろにするのはかわいそうになるし、主人公にも好感持てなくなる

ハーレムルートの設立に決定しました
2週目以降に2種類のハーレムルートに入れるようになりました

ハルルートに入ったため、他のキャラからの好感度変動が無くなりました
それにつきまして今後の物語進行スピードをアンケートします(夏休みが終わるとエンディングになります)

安価下~
アンケート方式(3票入ったものを採用)
1 今まで通り(かなり長くなると思います)
2 早歩きモード(1日が終わるごとに約3日分スキップされます)
3 駆け足モード(1日を挟んでイベント日まで飛ぶモードです、1日→イベント日→イベント日といった感じになります)

2周目以降か、なら安心です

安価は2で

3

なんか飛行機くせぇ安価だなぁ

三がいいかな?
もっと多くのヒロインみたい

3がいい

ごめんなさい、3番目の選択肢の説明「1日→イベント日→1日→イベント日」と言った感じになります、申し訳ありませんでした

2と思ったけど決まらないなら3で

改めまして、駆け足モードで進めることにします
グダグダになってしまい本当に申し訳ありません

乙でした

良き青春王道見られたので良かったです

駆け足モードな分、通常日でもハルさんとの砂糖吐くくらいなイチャラブが見たい
あとハルさんに懐くルーナちゃん(not百合)も見たい(欲張り)

おつー

今日はほんの少しだけ

安価下
1 本編
2 ヒロイン別番外編(キャラ名+お題を記入)

2 ハル
>>186からの夜に一緒に寝たときのハル視点

私の家で宿題をしていた私とゆうくん
気づくと大雨が降っていて、ゆうくんは私の部屋に泊まる事になった

「じゃあ、電気消すね?」

「……」

電気を消すと雨の音が部屋に響く
ゆうくんが、隣で寝ていると思うとなかなか眠りに付けない

「ゆうくん、起きてる?」

そう、聞いてみるが返事がない

「ゆうくん?」

すぅすぅ、と寝息が聞こえる

「……ゆうくんのばーか……」

こっちばかりドキドキしていたのが馬鹿らしくなってきた

「そんなに、魅力ないのかな、私」

ため息を吐き、目を瞑る
早く、眠りに……おちて……しま、おう……

ゴロゴロ、ぴしゃっ!!!

「っ」

その大きな音に目を覚ます
どうやら雷が鳴っているらしい

「か、雷?」

「結構近かったかな?」

ゆうくんも、起きたようだ

「う、うん」

私は震えた声で返事をする

「ハル?」

その様子に、ゆうくんは心配そうにこっちを見る
雷が怖い、なんて言ってもゆうくんにだってどうしようもないことはわかっている
だから、私は黙って震えていることしかできなかった
でも

「ハル」

そう言って、ゆうくんは私の手をやさしく握った

「っ」

心臓が、止まりそうなほど高鳴る
……自分で言っていて、矛盾しているのはわかるが、この気持ちは、表現できそうにない

「大丈夫、そばにいるよ」

ゆうくんが優しくそう言ってくれて、私の中の恐怖心は一気になくなった
やっぱりずるいな、ゆうくんは

「ありがと、ゆうくん」

私は、握られている手を握り返す

ゆうくん、私はゆうくんが好き

だから

「ねぇ、ゆうくん、明日だけど、デートしない?」

心の中の声を絞り出す
ゆうくんと行きたい場所があるんだよ
あの場所からの景色を、一緒に見たいんだ
今は、本当の気持ちを少しだけしか言葉にはできないけど

「どうしても、一緒に行きたいところがあるんだ、だめ?」

こんな聞き方をしたら、やさしいゆうくんが断われないとわかっていてそう聞く
ずるくて、ごめんね
でも、ゆうくんだってずるいんだから……

「うん、わかった」

ゆうくんの返事にいつものニコニコ笑顔を作る

「ふふ、約束だからね、じゃあ、おやすみ、ゆうくん」

「おやすみ、ハル」

そう言って、手を握ったまま目を瞑るゆうくんをみて、私は今更顔を真っ赤に染め上げ、布団に潜り込む
それでも、つないでいた手を放すことはなかった

この手が、出来る限り長く、繋がっていますように

早いですが今日はここまでです
なんとなくこのままエッチなしで健全な関係のままエンディングまでいっちゃいそうな予感ですね

乙でした

イベント日でのエッチはなくて、見たいなら通常日にハルに会いに行って自由安価とかで取らないといけない感じですか?

>>284
イベント日は一部でエッチに突入することもできる予定です
通常日にハルに会いに行って、デートに誘った後、同意の元突入することもできます
安価スレでこういうことを言うのはいけない気がしますが、一応自由安価で無理やりエッチなども可能ですが、今の流れでそれはあまりやりたくはないとは思ってます

分かりました、回答ありがとうございます
流れ無視して無理矢理はこちらも考えてませんでした
あとハル視点良かったです

エッチどうこう抜きにしてもデートは何回かいきたい

おつおつ

>>277
ジジイ構文炸裂しとるなwwww

最後の隠しキャラの子出すの難しそうだけどどんな子なんだろ
出せたとしてハルちゃんとクロさんの人気に勝てるのだろうか

乙です

朝、目を覚ます
改めて、昨日の出来事を思い出すと顔が熱くなってくる
布団から出るか否かを考えていると親に名前を呼ばれた
どうやらハルが来ているらしい

「おはよう、ゆうくん……え、えっと、昨日のお礼がしたくて、その」

真っ赤になりながらあっちを見たりそっちを見たりとこちらに目を合わせない
親父とお袋がにやにやしているのがむかつくので、ハルの手を握り、外へ行く

「ひゃひぃ!?」

変な声を出すな変な声を!
……とってもかわいい声です、ご褒美です……
とりあえず落ち着ける場所を探さないと

安価下
1 神社
2 山の広場
3 駅

1

神社にやってくる
この時間ならアキさんは寝ているだろうという勝手な偏見だ

「……落ち着いた?」

「ご、ごめん、変に意識しちゃって」

今まで見たことがないほど、しおらしいハルになんだかすごく胸が高鳴る

「わ、わたしたち、、その、恋人同士になったってことで、いいんだよね?」

「ま、まぁ、そうだよね」

……
沈黙が続く

「……でも、さ」

「……」

僕は、思ったことを口にすることにした

「変わらないんじゃないかな、今までと」

「……そう、だよね」

ハルも、顔を上げた

「今までより仲良くなったってだけで、そう言う意識でいいと思うよ」

「うん」

ようやく、緊張が解けてきた気がする
と、思っていると、ハルが「あっ」と何かに気づく

「でも浮気は絶対ダメだからね! ゆうくんは私の恋人なんだから!」

「そんなことしないよ」

「どうだか、お姉ちゃんとか美人だし、そそのかされてとか」

「僕はハルが一番大事だから絶対しないよ」

「……す、ストレートすぎるよ……」

真っ赤になるハル
よし、勝った

「せっかくだし、どこか出かける?」

「うん、いいよ。どこ行く?」

安価下
1 このまま神社で
2 山の上の広場
3 雑貨屋
4 とりあえず駅へ(日出山)
5 隣町へ
6 自由安価

5

とりあえず隣町へやってきた
駅から出ると夏休み中という事もあり結構にぎわっている

「どこか行きたいところある?」

「うーん」

悩むハル
何か提案してみようかな

安価下
1 商店街
2 カラオケ店
3 カフェ
4 服屋
5 自由安価

3

とりあえずは駅前にあるおしゃれなカフェに入ってみる
デートなんて行ったことがなかったため、まともにエスコートができていない

「ゆうくん、お願いがあるんだけど」

「……なに?」

すごく真剣な顔をするハルに、僕も真剣に聞き返す

「……このカップル限定、ビックパフェ頼んでいい?」

ちょっと待った、カップルって2人のことだよね、この5000円するカフェはどう見ても2人分の量ではない

「た、食べきれるの?」

「がんばってみたい!」

目を輝かせるハルが可愛くて、僕はつい頷いてしまった
これ、将来尻にひかれそうだ
そしてやってきたパフェは写真よりも大きく見える
流石のハルも笑顔が崩れる

「……お、大きいね」

「大きいね」

「ゆ、ゆうくん、8割くらいたべない?」

「ハルが9割食べてね」

「そ、そんなに無理だよ!」

しかし、これはいけない
冗談抜きで食べきれる気がしない

安価下
1 救世主、ルーナ&クローリクが偶然店に入ってくる
2 気合で2人で食べる
3 現実は無常である、残す

1

1

2

「あ、お兄ちゃんだ」

その声に振り向いてみると店員に席へ案内されている最中のルーナ、そしてその隣にクロさんが立っている

「悠人様、おはようございます。それと、そちらの方は……」

「えっと」

紹介をしようとハルの方を向きなおすと

「イケメンさん……」

むっ、となった
僕がジト目で見ているとハルはすぐにハッとなる

「じょ、冗談だよー」

「まぁ、確かにイケメンっぽいけど、クロさんは女だからね?」

「え?」

「……」

なお、この会話で一番ダメージを受けているのはクロさんの様子で僕らの方をものすごい表情で見てくる
そして、その隣にいたルーナの方がいけなかった

「私の家族をバカにするなら、悠人だろうと許さないよ?」

「ば、バカにしたわけじゃ……」

時折、ルーナはライオンのようなオーラを出すことがあることを再認識する

「こほん、お嬢様、一度落ち着いてください。悠人様もこれ以上ふざけないでください」

「す、すいません」

あれ、僕が悪いの?

「改めまして、私はルーナです! 趣味でお兄ちゃ……悠人さんの家のお隣に引っ越してきた者です!」

多分ルーナはイチゲキマンを読んだ後だな

「あの家の人だったんだ」

ハルは何やら納得している

「ルーナお嬢様の執事をしています、クローリクと申します、女です」

そしてクロさんがかなり根に持っている

「え、えっとわた……」

言いかけるハルの言葉をあえて遮る

「僕の恋人のハルです」

「ちょ、ゆ、ゆうくん!?」

可愛い彼女を自慢したいのだからしょうがない

「え、お兄ちゃん、恋人いたの!?」

ルーナはものすごく目をキラキラ光らせている
一方のクロさんは

「……そ、そうだったのですか……こほん、失礼しました。ハルさま、よろしくお願いいたします」

なんだか、一瞬すごく動揺していたような

「それで、そちらのパフェは?」

「じ、実は……」

僕らはパフェを頼んだものの、食べきれなくなったことを説明する
とはいえ、いくら4人になってもこの量は……

「じゃあ、私がもらっていいですか?」

「え?」

僕とハルの声が重なりクロさんが頭を抱える

「じゃあ、食べる分だけ小皿によそって……」

「大丈夫です、全部食べます!」

ルーナは胸を張る

「い、いや、ルーナちゃんの顔より大きいサイズだよ、このパフェ」

「それがどうしました?」

心配するハルの言葉に首をかしげるルーナ
するとクロさんが口をはさむ

「問題ございません、お嬢様は……」

そこまで言ってため息を吐くクロさん
そして、その理由はすぐに分かった

あれからわずか3分

「ごちそうさまでした、おいしかったです!」

山のような量のパフェはルーナのお腹の中へと消えて行った
いやいや、その身体のどこに入った!?

「こ、このように、お嬢様は見た目に寄らず……」

それ以上は口にできないらしいクロさんは死んだ魚のような目をそらしている
そう言えば、前に遊びに行った時もかなりの量のお菓子を用意されてた気がする

「ルーナちゃんすごいね」

「このくらい朝飯前です」

「同じくらい野菜も取っていただけると助かるのですが」

「……」

ルーナは都合悪いことを聞こうとしていないようだ

「さて、お嬢様、そろそろ」

「えー、もう少しお姉ちゃんとも話したい!」

「……ほら、デート中ですから」

クロさん、ぼそっと言ってるけど聞こえちゃってますよ

「……! お姉ちゃん、私は空気読める大人だから! デート頑張ってね!」

「ふえっ!? う、うん、ありがと」

僕が苦笑いをしているとクロさんもため息を吐く

「パフェ代はこちらで払いますので、お嬢様一人で食べてしまいましたし」

「な、なんだかすいません」

そうして、ルーナとクロさんは去って行った

「なんというか、ルーナちゃんすごいね」

「ちなみに20歳らしいよ」

「えっ、年上!?」

まぁ、驚くよね
さて、2人にせっかく空気を読んでもらったし、次はどこへ行こう?

安価下
1 商店街
2 カラオケ店
3 服屋
4 町へ帰る
5 自由安価

3

2

ちょっと早いですが今日はここまでで終わります
最後の隠しキャラの子は実は一番作りこんでたりします
その為早く出したいというのが本音です

乙でした

大変甘くて良いですね

おつおつー

服屋へやってくる
先ほどのルーナのおかげでお財布には余裕があった
これならハルが気に入った服をプレゼントでき……

「……あれ?」

なんだか、お金が600円ほど多く入っている気がするが……
多いのなら、まぁいいか

「こっちの服もかわいいけど、こっちはかっこいいかな、ねぇ、どれがいいかな、ゆうくん」

シンプルなワンピース風の清楚な服やスポーティーなハルに似合いそうなミニスカートやスパッツ、他にはフリルが散りばめられたかわいらしい服装
他にもいろいろな服がある
コスプレじみたものまであるが、どんな服を勧めよう?

安価下
1 シンプルで清楚な服
2 スポーティーな服
3 フリルなロリータ系
4 あえての執事服
5 コスプレ?なメイド服
6 自由安価

2

やっぱりハルには

「そっちのスポーティーな服が似合うと思うよ」

「……じゃ、じゃあ、こっちにしようかな」

ハルが顔を赤くしながら服を手に取る

「ちょっと試着してみるね」

そう言って試着室に入ったハル
しばらく待っているとカーテンが開く

「ど、どうかな?」

白い肩出しシャツの下には黒いタンクトップ、そしてミニスカートとスパッツ
やっぱり似合うね、という一言が出てこないくらい

「……あ、あの、あんまり見られると恥ずかしいんだけど」

「ご、ごめん、すごく似合っててかっこよくてかわいいから」

「ほ、ほめ過ぎだから!」

なんだか店員さんたちにニコニコとした視線を向けられている気がする
恥ずかしい……
すぐに着替えたハルはさっきまで来ていた服をたたんで手に持っていた

「ちょっと高いかな」

「いくらくらい?」

それを聞いたところ、ギリギリ足りる
ほんとギリギリだ
これを買ったらお金がかかる場所には行けなくなるけど
どうしよう?

安価下
1 ちょっと今回はやめておく
2 今買う!

2

いつかいつかと言っていたら永遠にいつかが来なくなる!
ここは度胸で購入だ!

「ハル、それ返してくるよ。ちょっと貸して」

「え? ありがと……」

よし、買うって言ったら絶対に断られるし、これでいいはず
そして、素早くレジへいき服を購入する……って、少し安い?
レジを打っていたおばちゃんがこっそり20%引きにしたから残ったお金でデート楽しんできなっ、と耳打ちしてくれた
イケメンだ、このおばちゃんイケオバだ

「ハル、ちょっといい?」

そして、ハルに今買った服が入った袋を渡す

「へ、こ、これ、もしかして」

「プレゼント」

袋を開けるとすぐにハルは服を押し返す

「だ、駄目だよ、高かったよね! こんなの受け取れないよ!」

「僕は女装趣味はないから、僕が持ってても仕方ないよ」

「で、でも」

ハルは困った顔をする
それなら

「じゃあ、一つだけ僕のいう事を聞いてくれるのを条件にって、どうかな?」

「へ、変な命令はやだよ?」

安価下
1 今からその服を着てデートの続き
2 夏祭りの花火は2人きりで見る
3 貸し一つ!(お願いをストック)
4 自由安価

1

「それじゃあ、この服着て、デートの続きしよう?」

「それでいいの?」

「それがいいの」

そして、試着室にハルが入り、そしてもう一度着替えを終え、僕の隣に歩いてくる
やっぱり似合う、かわいい

「そ、そろそろ時間的に最後かな、どこ行く?」

ハルの言葉に僕は答える

安価下
1 商店街
2 カラオケ店
3 町へ帰る
4 自由安価

町へ

町へ戻るため行先の再安価

安価下
1 神社へ
2 ハルの家へ
3 自分(悠人)の家へ
4 ルーナの家へ
5 雑貨店へ
6 山の広場へ
7 日出山へ

今から日出山は遅くなりそうかな

3

7

「とりあえず、僕の家に来る?」

「え、その、う、うん」

ハルは顔を赤くしている
変なことを言っただろうか?
さて、帰ったら……

安価下
1 ゲームをしよう
2 漫画でも読もう
3 二人きりでお話しよう
4 自由安価(エッチな行動の場合、確認の安価が入ります)

3

「一応言っておくけど、親父もお袋もいるから変なことはしないからね」

「へ、そ、そんなこと考えてないから!」

考えてた顔だろ
それはさておき

「最近いろいろありすぎたからね、少し2人きりで話したくて」

「そう、だね……じゃあ、そうしよっか」

その言葉と共に、手を握られる

「駅までこのまま歩こう?」

「……っ」

仕返しと言わんばかりの不意打ちに僕は顔を赤くしてしまう
ハルはボクの手を引っ張りながら真っすぐに駅を目指す
永遠にこの時間が続けばいい、そんな風に思っていたけれど、たった数分で駅についてしまうのだった
そして、電車に乗り、家に帰ると部屋に座布団を敷く

「どうぞ?」

「じゃあ、遠慮なく」

目の前に座ったハルは座布団の上に正座する

「姿勢崩してもいいよ?」

「家だといつもこうだから、ほら、うち、巫女の家系だから」

それは大変だ

「……ゆうくん、今日はありがとう……ううん、いつも、本当にありがとう」

「気にしないでいいよ、好きでやってるだけだから。ハルだっていつも僕のこと助けてくれてるし」

そう言うと、なんとなく頭を撫でてあげる
ハルは気持ちよさそうな顔をする

「……えへへ、ゆうくんの手、好き」

「僕はハルの髪が好きだなぁ」

「winwinだね、私たち」

「だね」

さて、何を話そう?

安価下
自由安価

付き合い始めたから言えるけど、実は初めてあったときから可愛いって思ってたし、明るいハルが一緒にいてくれたからこの町でも毎日楽しかった

「付き合い始めたから言える事なんだけどさ」

「え、う、うん」

「実は、初めて会った時からかわいいって思ってた」

「ふえっ!?」

真っ赤になるハルにお構いなく続ける

「いつも明るくて、かわいいハルが一緒にいてくれたから、毎日が楽しかった」

「ゆうくん……」

「だから、ありがとう、ハル」

素直な気持ちを伝える
するとハルも一呼吸を置き、返事をするように口を開く

「……私もね、ゆうくんが引っ越してきてから、すごく楽しかったよ」

恥ずかしそうに、でも優しい笑顔でハルが言う

「私、王子様がいつか迎えに来てくれるのを夢に見てたの」

「お、王子って」

「ゆうくんは否定するかもしれないけど、私にとっては王子様だよ。あの日の夜、ほんとはね、あの場所に行っても心は晴れてなかった。夜空を見上げても、あの時の私は星空が見えてなかった。でもね」

真っすぐな瞳をこちらに向けるハル

「ゆうくんが真っ暗闇から私を連れ出してくれたの。あの時、私を連れ出してくれたのがゆうくんでよかった。この町に引っ越してきたのがゆうくんで、私、すごくうれしかった」

「……そっか」

「うん」

二人そろって照れくさくて、黙り込む

「そ、そうだ、もうすぐ夏まつりだからさ、ルーナちゃんたちも誘ってみんなで出店を歩こうよ」

真っ赤になりながら話題を変えるハル
なんて答えよう

安価下
1 みんなで行こう
2 みんなで行こう、でも夜の花火は二人で見よう
3 二人きりで行きたいな

3

「わがまま言っていい?」

「うん、どうぞ?」

「二人きりで行きたいな」

僕のわがままにハルはいたずらっぽく笑う

「しょうがないなぁ、彼氏のお願いだもん、聞いてあげるしかないよね」

ハルはいたずらっぽく笑う

「じゃあ、お祭りは二人で楽しもうね、約束だよ」

「うん、ありがとう」

さて、そろそろ夕方だ

安価下
1 家まで送っていく
2 もう少しだけどこかに行く(町の中で日出山以外の場所を記入)
3 もう少しだけ部屋にいる(何をするか自由安価)

3 ハルの家族や学校の皆に付き合い始めたことをオープンにすべきか訊いてみる
オープンにするならハルを家に送ったときに挨拶

「ハル、これははっきりさせておきたいんだけど」

「うん」

「ハルの家族や僕の家族、それに学校のみんなとかに付き合ってることは秘密にする? それとも……」

「秘密にはしたくないな」

即答だった

「そっか、じゃあ、今からハルの家にあいさつしに行くよ」

「うん、わか……ふにゃえぇっ!?」

ふにゃえってなんだ、ふにゃえって

「そ、それは、さすがに早すぎないかな?」

「早い方がいいとは思うけど」

「ゆ、ゆうくんがそう言うなら……」

という訳で、ハルの家に行って、改めて付き合っていることを話すと

「あ、ごめん、それもう、私がお父さんとお母さんに言っちゃった」

「……」

ものすごく緊張して挨拶をした僕とその隣で真っ赤になっていたハルはアキさんの言葉に真っ白になる

「えぇ!?」

「お、お姉ちゃん、余計なこととか言ってないよね!?」

「余計? あぁ、ゆうちゃんがハルを見つけてくれた後、意味深な5時間のこととか?」

ニヤニヤしながら言うアキさん

「何もしてないからね!? 意味深だけど、本当に一緒にいただけだからね!!!」

う、ハルのお母さんのニヤニヤした視線とお父さんのきつい視線が刺さる……

「ほ、本当にまだ手を出しては……」

「へぇ、まだねぇ」

「お姉ちゃんは上げ足取らないで!」

こんな残念な流れにはなってしまったものの、こうして僕らの関係はハルの家族公認になった
というか、すでになっていた
そして

「じゃあ、またね、ゆうくん」

「うん、またね、ハル」

今日は帰ることにした
ハルは玄関まで見送りに来てくれた
僕は手を振り、そして家へと帰る
夏祭り、楽しみだな
そんなことを考えながら家に帰ると、お袋ににやけすぎてて気持ち悪いと言われてしまった
そんなに顔に出ていたとは
もう少しだけ気を付けようと思いつつ、僕は眠りにつく準備をした



1日終了

本日はここまで
次回用の安価を張っておきます

安価下
1 夏祭りへ
2 キャラ別番外編

2 ハル 学校の友達につきあってることを報告するも、むしろまだ付き合ってなかったのかみたいな反応される二人

乙でした
こういう甘々なイチャラブ大好きです
二人の初々しさと純粋さが合わさって更に好き

ハルの友人についての安価を
2人作ります

安価下
1 2人とも>>1が適当に作る
2 2人とも安価で作る
3 1人は>>1が作り、もう1人は安価で作る

1

ある日の平日
私は親友とも呼べる2人の友達に隣町に呼ばれた

「よかったぁ、てっきり落ち込んでると思ったよぉ」

のんびりとした口調で話す茶髪のウェーブ髪の少女サクラと

「ハル、無理していないわよね?」

クールな口調で話す黒髪ロングの眼鏡少女シオン
シオンの言葉に私は頷く

「うん、さすがに最初はへこんで、家出までしちゃって、あ、家出というか、家に帰る元気もなくて山に登ってたんだけど」

「ごめん、ハル、家に帰る元気がなくなるのはわかるけど山登る元気が残ってる意味が分からないわ」

「甘いものはぁ、別腹的なぁ?」

「そうそう」

「……」

私とサクラの会話にシオンが頭を抱える

「それで、家出して、大丈夫だったの?」

「親にはものすごく叱られたよ。でも、その時、その、えっと……」

そこまで言うと私は言葉が出なくなる
恥ずかしい
でも、ゆうくんとの約束
2人の関係は隠さない!
私は、大きく深呼吸をする

「……その時、さ、ゆうくん……えっと、悠人くんが私のこと見つけてくれて、告白されて……」

「えっ!?」

2人が驚いたような顔をする
すまない、2人とも、彼氏いないトリオを最初に卒業します!

「そ、それで、ゆうくんと付き合うことに……」

「いや、ハル、本気で言ってるの?」

「な、なにさ、ゆうくんの悪口はシオンでも許さないよ!?」

「いやぁ、シオンちゃんが言いたいのはそうじゃなくてねぇ」

サクラが会話に割り込む

「まだ、2人は付き合ってなかったんだぁって」

サクラの言葉に私は一気に顔を真っ赤にする

「……あ、当たり前だよ!? 私とゆうくんはただの友達だったんだから!」

「ただの友達の男女は間接キスなんてしないわよ」

「か、間接キスなんてしたことないよ!?」

何を言い出す、この眼鏡さん!?

「この間、悠人君の飲みかけのスポーツドリンク飲んでたじゃん」

多分体育の授業が終わった後の話だ

「それは、ゆうくんが口をつけたジュースを飲んだだけで間接キスじゃないよ!!!」

「逆に何を間接キスだと思ってるのよ、あなた」

「それにぃ、悠人君が「あれ」とか「それ」とかいうだけで何を言ってるのか理解できるしねぇ」

確かに、ゆうくんはあれだのこれだの言って主語が出てこない時があるので私はその意味をすぐ理解してそれに答えるのだが

「そ、そんなことできる相手はゆうくんだけだし!」

「あなた、さっきから自分が付き合っていなかったという意見を否定してるのに気づいてる?」

「でもぉ、そうなるととうとう公認カップルかぁ」

「ゆうハルなのか、ハルゆうなのか、とにかく尊いわ」

「カップリングみたいな呼び方しないでよ!? ……ちなみにハルゆう気味です……」

私がベタぼれしています……

「のろけるねぇ。私も悠人くんみたいな彼氏さん、欲しいなぁ」

「確かに彼はやさしいし、私もどうせなら悠人さんみたいな彼氏が欲しいわ」

そのサクラとシオンのセリフ
冗談という事は理解していた
けれど、反射的に
本当に反射的に

「……は?」

ドス黒い、低い声が漏れる

「ひっ!?」

親友2人はその声に驚き、私から少し距離を取った

「サクラ、シオン、仮にゆうくんを誘惑なんてしたら……絶対許さないから」

「は、はい……」

がくがくと震えるサクラとシオン
そのあと、3人で食事へ行ったりカラオケに行ったりと遊ぶのだった
持つべきものはやっぱり親友だ!




「もうハルちゃんの前で悠人君の話をするのはやめよぉ……」

「えぇ、そうね……」

サクラとシオンに関する安価

安価下
1 今回のみの登場で終わり
2 2週目以降のハーレムルートのみ攻略可能ポジションに

2

今日もかなり早めですがここまでで終わります

おつおつー


そりゃまだ付き合ってなかったのか言われますわ

二周目は恐らくハルルート封鎖なんだろうけど、主人公は悠人とは別になるのかな?
二周目開始時点でハルには悠人がいるみたいな感じかしら

>>341
主人公に関しては安価で決めます(悠人のままか、新しくするか)
なのでハルも彼氏なしに戻る予定です

朝になった
今日は毎年恒例の夏祭りだ

「……」

僕はそわそわしながらその知らせを待つ
そして母親に呼ばれ外へ出る
そこにいたのは淡いピンクの浴衣に身を包んだハルであった
髪もポニーテールではなく下ろしており、なんとなく大人っぽく感じる

「ど、どうかな?」

「……」

「ゆ、ゆうくん?」

僕はしばらく見とれてしまい、ハルの声も聞こえないほどだった
しかし、ようやく意識を取り戻す

「すごくきれいだよ」

「……す、ストレートすぎるよ」

ハルは頬を染め、目をそらす
しかし、すぐにこちらを見直した

「さっ、行こうか」

ハルに手を伸ばされる
僕はその手を握った

夏祭りはそれなりに大きいお祭りで隣町からも人がやってきているらしくかなりにぎわっている
普段は何もない道に出店が大量に出ており、いい匂いが漂ってくる

「何か食べる?」

ハルにそう聞くと

「んー、じゃあチョコバナナとか?」

ハルの言葉にうなづくとチョコバナナの店を探す

「そう言えば、家の手伝いとかはいいの?」

「うん、お姉ちゃんは忙しいみたいだけどお父さんとお母さんも何かするわけじゃないし」

「てっきり家族総出で忙しいんだと思ったよ」

「実を言うと、お祭りは私の家っていうよりも町長さんが計画とか開催とかしてるから」

天狗様を祀るお祭りじゃないのか

「そう言えば、毎年きれいな巫女さん呼んでるみたいだけど、あれどこの人?」

「へ?」

沈黙が流れる
しまった、ハルの前で他の女の人をほめてしまったのがいけなかったか!?
なんて思っていると

「あれ、お姉ちゃんだよ」

予想外の返答が帰ってきた
ん?
まって、たしか毎年舞台の上で巫女さんが踊ってて
たしか、黒くて長いストレートヘアの大和撫子という感じの人で……
アキさんはあのぼさぼさの癖っ毛で……
でも言われてみると顔は一致するような……

「おねえちゃん、リンスで髪を洗うとああなるんだよ」

「……髪の印象ってすごいね」

「……ちなみに、今日の私はどうかな?」

そわそわしながら聞いてくるハル

「大人っぽくて、すごくいいと思ったけど……どんなハルも好きだよ?」

「……あ、ありがと」

真っ赤になるハルとチョコバナナや綿菓子を食べながら道端にある岩に腰掛ける

「さて、食べ終わったら何をやろうか?」

安価下
1 輪投げ
2 射的
3 金魚すくい
4 ヨーヨー釣り
5 スーパーボールすくい
6 自由安価

2

>>342
回答ありがとうございます

射的に行ってみると見知った顔が2つほどあった

「……」

「あ、お兄ちゃん、お姉ちゃんこんにちはです」

何やら真剣な表情で射的用の鉄砲を見ているクロさんと、こちらに気づいて手を振るルーナの2人である
2人ともお祭り用に浴衣を着ているようだ

「こんにちは、クロさんは何してるの?」

ハルがいつもと様子が違うクロさんを見てルーナに聞いてみる

「あの大きい人形が欲しいみたいなんだけど」

「あれは無理なやつじゃないかな?」

僕とハルがほぼ同時にはもらせる

「おぉ。さすがカップルさん、息がぴったりですね」

「ぐ、偶然だよ」

ハルは照れ笑いしながらもうれしそうだ

「それはさておき、クロさん、どう考えてもあれはやっぱり……」

言いかける僕には耳も貸さずクロさんはまさかの両手に鉄砲を持つと真ん中にある人形を一切狙わずに景品の置いてある棚の一部へ連発する
すると棚自体がぐらつき出し、そして……

「とどめです」

言いながら最後の1発を棚の中央に当てると棚ごと全ての賞品が落下する

「おぉ、さすがクロです!」

「……」

目をキラキラさせているルーナと、逆に唖然としてる僕とハルと屋台のおじさん
クロさんは大きなウサギの人形だけもらうと満足そうにルーナと共に立ち去って行った

「……とれるんだ、あれ」

「クロさん、本当にただの執事なのかな……」

気を取り直して

「ハル、どれが欲しい?」

「うーん」

ハルは少し悩んだ後、小さいクマの人形を指さす
僕はその人形を狙うが……

「……だめだね」

「ごめん……」

クロさんのようにはいかなかった
いや、あれは異常だけど

安価下
1 輪投げ
2 金魚すくい
3 ヨーヨー釣り
4 スーパーボールすくい
5 自由安価

ヨーヨー

ヨーヨー釣りにやってくる
ここには知り合いはいないようだ

「ヨーヨーって、いらないけどついついやっちゃうよね」

そう言いながらしゃがんでヨーヨー釣りにチャレンジしているハル
しかし、1個目のヨーヨーを釣ろうとしたところで紙で出来ている紐がぷつりと切れる

「あぁー……」

「……」

ムッとしているハルの頭を撫でる

「もう1回やる?」

「ううん、いい……」

完全に不機嫌である
そんなに納得いかなかったのだろうか
ふくれっ面のまましばらく歩くと

「絶対にあれ、トイレットペーパーだよ、トイレットペーパーって水に溶けるってテレビで言ってたもん」

そんな風に悔しそうに訴える
一応、屋台の人に聞かれないように移動したと言ったところだろうか
結構負けず嫌いな一面もあるんだなぁとか思いつつハルを追いかける

「ほら、切り替えて、そろそろアキさんが舞を披露する時間だよね」

「……別にすねたりしてないし」

「すねてるなんて言ってないでしょ。見に行かないの?」

「……じゃあ、もう少しなでなでしてくれたら行く……」

ハルの頭を撫でるとハルはそのまま僕の胸に顔を埋めた

「ゆうくん成分補充させて……」

「何その成分?」

「私の生きるための成分……」

しばらく顔を埋めているハルの頭をしばらく撫で続けるとハルの機嫌もよくなってくる
そんなことをしているうちにアキさんの舞の時間がやってきた



「うーん、やっぱり別人では?」

「あはは、正直私も思う」

部隊の上で華麗に舞う巫女さん、アキさんを見ながら僕らは苦笑いをする
そしてその舞を見ながらボケっとしていると

「……ゆうくん、やっぱりお姉ちゃんみたいな美人の方がいいの?」

そうハルに聞かれた
なんて答えよう?

安価下
1 美人?
2 ハルの方が好き
3 確かにアキさんはきれいだと思う
4 自由安価

3

「確かにアキさんはきれいだと思うよ」

「そ、そっか」

正直に言うと少しハルが落ち込む

「でもハルとアキさんは違うから、それに今日のハルだって、アキさんに負けないくらいきれいだと思うよ」

「……」

今度は顔を赤くして俯く
うん、かわいい
つい撫でたくなってしまい、なでてしまう

「あうぅ……」

舞も終わり、日が傾き始める



「さて、夕方になったし、そろそろ花火見る場所決めよっか」

「やっぱり山の広場か私かゆうくんの家か……日出山まで行っちゃう?」

安価下
1 山の広場
2 ハルの家
3 悠人の家
4 日出山

4

「日出山まで行っちゃおうか、帰りの電車もあるみたいだし」

「うん、やっぱりあの場所が一番好きだから、それがうれしいな」

そんなわけで、電車を利用し、日出山まで移動をする
流石に浴衣姿のハルを連れて登山道を登るわけにいかず遠回りになる車道を2人で歩く

「この山、ハルだけじゃなくて僕にとっても大事な場所になったよ」

「ふふ、よかった」

本当にうれしそうにハルが笑った
僕もつられて笑う

「……ところでゆうくん」

「なに?」

「……足痛いです」

「……やっぱりこの格好で登山は無理だったか」

ハルは歩みを止め、どうしよう、とつぶやく

「ハル、山の上から見たい?」

「うん、だけどもう無理そうだし……」

安価下
1 おんぶする
2 お姫様抱っこする
3 諦める

1

「はい」

僕はハルの前にしゃがむ

「へ?」

「おんぶするから、どうぞ?」

「い、いや、それはさすがに悪いから!」

「いいから、おいで」

「……」

ハルは恥ずかしそうにうなづくと着物を少したくし上げ僕の背中に身体を預ける
同時に大きな柔らかいものが2つ僕の背中に当たり、僕は顔を赤くしつつ立ち上がる
ハルの太ももをしっかり支え、そのまま前に歩き出す

「……重くない?」

「軽いよ」

「……無理しないでいいからね?」

道が緩やかな上り坂だったためなんとか移動に成功する
でも、山頂までは少し難しそうだ

安価下
1 ハルの様子がおかしい?
2 駐車場に到着
3 山頂に到着

1

ど、どうしよう
つい、おんぶされちゃったけど……
今日下着付けてないのに!?
それでいて、こんなに着物をめくっちゃうのはまずいよ!?
おまけに、ゆうくんの背中に変なところが当たって……
ほどいい振動がくるし……

「ハル?」

「ふえっ!?」

「なんか息荒いみたいだけど大丈夫?」

「へ、平気だよ!」

あうぅ、こんなことバレたら変態だと思われちゃう
我慢しないと……

安価下
1 そろそろ下ろしてもらう
2 何とか我慢する
3 我慢できない……
4 自由安価

3

4 我慢するためにより強くゆうくんに密着する

……我慢しよう、我慢、我慢……
そもそも、ゆうくんに迷惑をかけてるのに、これ以上迷惑をかけるわけには……
なんて思っていると下半身が大きくこすれる

「ひゃっ!?」

「は、ハル?」

完全にまずい奴だ
しかも誤魔化せないだろう

「……ごめん、ゆうくん、少し下ろして……そ、その、今日、下着履いてなくて」

「え?」

「着物だから、着物だからだよ!? 浴衣は下着付けないものだから!!!」

何を大声で言っちゃってるんだわたしは、恥ずかしい
ゆうくんに、ひかれてないかな?

安価下
1 頭を撫でられる
2 キスされる
3 落ち着くように言われる
4 自由安価

2

「ハル、ちょっとだけごめん」

「へ? んっ!?」

いきなり、キスをされる
心臓がばくばくと高鳴る

「ご、ごめん、かわいすぎて、我慢できなくて」

あぁ、もう、ゆうくんずるいよ
そんな言い方されたら怒れない……
そもそも、私も我慢できなかったわけだけど

安価下
1 2人とも落ち着いた、頂上を目指そう
2 むしろ昂ってしまった(エッチ突入)
3 自由安価

2

初エッチ突入ですが、本日はここまで
明日は来れたら来ます

乙です

ハルちゃんかわいい

ハル自体の魅了もそうだけど、ゆうくんと二人での空気感がいい
ほんわかしながら初々しくイチャイチャしやがってみたいな空気感

おつ

すぐには書けませんが、視点安価だけ

安価下
1 悠人視点にもどす
2 このままハル視点で書く

1

「ご、ごめんね、ゆうくん、その、もっと熱くなってきちゃって」

そう言いながらハルは僕に抱き着いてくる
僕はそれを受け止め、そばの木の陰に移動する
ここならば仮に道に車がやってきても僕らの姿は見えないだろう

「……少し脱がしていい?」

「う、うん」

恥ずかしそうにうなづくハルの浴衣をはだけさせる
すると大きい胸がぷるんと揺れながら露出される
日焼け気味の肌に比べ、白く透き通るような乳房とその中央にあるピンク色の乳首
それが夕焼けのオレンジ色の光に照らされ、とても幻想的に見える
そっと胸を揉むとハルはピクリと反応を示す

「やわらかい」

「は、恥ずかしいから言わないで……」

ハルはそう言いつつ強く目を瞑る
胸を優しく揉んで、乳首を軽くいじるとハルの反応は良くなっていく
もしかすると、僕の背中で刺激に耐え続けていたせいもあるかもしれないが、あえて僕は意地悪な質問を投げてみる

「こんなに敏感なものなの?」

「わ、わからないけど……多分、ゆうくんだから……」

そんなことを言われると、僕の制御が効かなくなりそうだ
というか、もう下半身が大変なことになってきた

「……ゆうくん、その……」

言いながら、僕の肉棒に触れるハル

「私も、ゆうくんを気持ちよく、させたいから……」

そう言うと、僕のズボンと下着を脱がし、そっと肉棒に手で触れる
僕の手とは違って柔らかいハルの手のひらが触れると僕はびくりと反応してしまう

「お、大きいし、熱い……」

や、やばい、少しでも我慢しようとしないと、今にも爆発してしまいそうだ
そんな僕にお構いなしにハルは手を動かしだす

「こ、こうでいいのかな?」

経験もなく、知識も薄い中、僕のために頑張ってくれるハルが愛おしすぎて我慢が効かない
僕もハルの浴衣をさらにはだけさせて、ハルの股間に手を伸ばす
少し毛が生えかけている性器に指を這わせると、ぐちゅっと愛液が指に絡みつく

「ひぅっ」

ハルが身体を大きく揺らし、軽く絶頂したように見える
それと同時に僕の方も限界を迎え、精子を出してしまう

「んっ、ぅ……」

「はぁ、はぁ……」

ハルと僕はそれぞれ息を整える

「……最後まで、したい」

先にそう言ったのはハルだった
僕は頷くと、もうすでにとろとろだったハルに自分の肉棒を当てる

「辛かったら、すぐに言って?」

「うん……」

ハルの手のひらを強く握りながら、ハルの中に肉棒を挿れる

「んんっ!」

ハルは僕の手をさらに強く握り、僕も同じように手に力を込める
そして、ゆっくりと、ハルの身体と僕の身体がつながった
ハルの性器から一筋の血が流れる

「だい、じょうぶ?」

「いたいけど、へいき、気持ちいい方が大きい」

潤んだ瞳を向けて、笑うハルが可愛すぎて、そんなハルの顔に僕は顔を近づける

「っ、ゆうくん……」

「ハル、好きだ……」

ハルの唇をそっと奪う

「ゆうくん、大好きっ……」

ハルも、そう言い返し僕の唇を奪い返す
もうそこからはお互い、何も考えられなかった
僕はハルを突き上げ、ハルは腰を振る
お互い時折、好きだという事を伝えあい、お互いの名前を呼びながら何度も腰を振る
風の音と水の音、僕らの喘ぎ声だけが響く
気持ちよさで頭が真っ白になってくるが、最後の理性で口を開く

「ごめ、ハル、もう出る……!」

「ゆうくんっ……」

そして、僕は何とか肉棒を抜くとハルの身体に精液をぶっかけた

「……はぁ、はぁ」

「ゆう、くぅん……」

どうやら、寸前のところでハルも再び大きな絶頂を迎えていたらしく、びくびくと身体を震わせながら大量の愛液を吹き出していた
あたりはすでに暗くなり始め、僕らは草の上に横になる

「浴衣、どろどろ……」

「ご、ごめん……」

ハルの浴衣は僕の精液とハルの愛液、それに汗でドロドロになってしまった
正直、これでは電車に乗れない

「だ、大丈夫だよ、もともと私のせいだし」

「そんなことないよ」

そっと頭を撫でる

「えへへ、ゆうくんのなでなで、好き……」

やばい、またシたくなる

「……ちょっと着替えてくるね」

「え?」

「い、一応着替え持ってたから」

一応って、どういうことだ?
という言葉を飲み込む
おそらく、こんなことになる事態を想像はしていたのだろう

「あ、あの、着替えるから、見張っててほしいな」

その言葉と共に木の陰に隠れるハルをもう少し見つめていたい気持ちを押さえ、言われた通り見張りをする
そしてハルの着替えが終わる頃にはすっかり暗くなっていた



結局花火は駐車場から見ることになった
何台かの車が止まっており、花火を見る穴場スポットとなっているようだった
しばらくすると花火が始まり、僕とハルは天狗山の向こうに見える花火を見上げる

「……間に合ってよかったね」

「うん」

ハルは幸せそうな笑顔で頷く

「きれいだね」

「うん、ゆうくんも少しはこの町の良さがわかってきた?」

「……」

安価下
1 良さがわかってきた
2 まだわからない

1

「うん、わかってきた」

「そっか、よかった」

花火の光で暗闇の中でたまに見えるハルの顔に、また顔を赤くしてしまい、誤魔化すために花火を見上げる
ここまで来るのにすごく時間をかけたのに、花火の時間はあっという間に過ぎて行った



「終わっちゃったし、帰ろっか」

ハルの言葉にうなづき、彼女の手を握る

「歩ける?」

「うん、もうだいぶ良くなったから平気」

と、そこまで言っていると

「お、いたいた2人とも」

「へ、お姉ちゃん?」

スマホのライトを使いこちらを照らしながらアキさんが僕らに近付いてきた
まだサラサラヘアで違和感がすごい

「ちょうど私の友人も花火見に来ててね、電車に入れ違いで乗ってるカップルがいたって聞いて、ここ来てるだろうなって、なんて言っても思い出の場所だものねぇ」

めっちゃニヤニヤしてる……

「ところでハル、アンタなんで着替え……あっ」

わざとらしいアキさんのリアクションと言葉
おそらく、アキさんは僕らをいじるつもりだったのだろう
しかし、図星だった僕らは……

「っ」

「い、いや、あの」

「……え、マジ?」

流石のアキさんも顔を赤くし、言葉に詰まる

「……あー、2人とも、まだ高校生でしょ、やめときなさい」

「ご、ごめんなさい」

アキさんはなんだかんだ大人であった
僕らに割と本気目に説教をした後、車に乗せる

「ハル、アンタ浴衣は?」

「え、えっと」

「ゆうちゃん、浴衣って結構高いのよ」

「す、すいません」

「まぁ、今回は私が何とかしておくけど、ハルは何かあったらすぐ言いなさい」

「は、はい……」

説教は、無駄に安全運転の車の中でハルの家に着くまでずっと続いていた
そして、ハルは神社に泊まる事になり、僕は家へと帰るのだった
部屋に戻った僕は、罪悪感がありながらもハルの乱れた姿を思い出し、一人で抜いてしまったのはまた別の話である



1日終了


安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

1

朝になる

昨日の夏祭りはいい思い出とよくない思い出が同時に出来てしまった気分だ
なんだか色んなやる気がなくて横になっていたが、なぜかお袋に起こされる
ルーナとクロさんが来ているとのことだった

「お兄ちゃん、朝からごめんね」

「ううん、どうしたの?」

「え、えっと……」

「……」

ルーナは言葉に詰まりクロさんを見るがクロさんは何も言わない
ルーナはそんなクロさんの様子にあきらめたように話を切り出す

「い、一緒に旅行に行きませんか!?」

「お嬢様、大事な部分をおっしゃってください」

「え、えっと?」

ルーナは目に涙をため始め、僕を見る
そんな様子にクロさんは大きくため息を吐いた

「お嬢様、家を出る前に決めましたよね、お嬢様から伝えると」

「……う、うん」

ルーナは頷き、改めて僕の方を見る

「8月の終わりに、国に帰ることになりました。お母様が病気で倒れて家の仕事を継ぐことになったんです」

「え、もう20日もないけど……」

「はい、急で、私も正直動揺してますが、お母様に無理はしてほしくないですし」

ルーナはしょんぼりとしながら俯く
アホ毛も元気がないようにシワシワになっている

「あちらの家は別荘として取っておくつもりです、私が月に1回掃除に、お嬢様も年に数回はこちらに来るつもりではあるみたいですが」

クロさんが付け加える
せっかく友達になれたのに、少し寂しい

「そこで、最後に思い出をと思い、旅行に行こうと思っているんです!」

「悠人様のご友人も誘って、どこかに旅行へ行きませんか?」

「そう言う事ですか……それなら、海なんてどうですか?」

「海……」

僕が前から行きたいと思っていた場所の名前を口に出すと、ルーナとクロさんの言葉が重なる

「いいですね、行ってみたかったの!」

「わかりました、車はこちらで何とかしますので」

2人ともようやく笑顔になった

「悠人様、あとは2、3人、人を誘っていただけると助かります」

「何でその人数?」

「お嬢様は多人数での旅行がしたいと」

「理由は特にないんだ……」

そんなこんなで人を集めることになってしまった
もちろん誘う相手は……

「え、旅行?」

「うん、海に行くらしいけど来るよね」

「うん、行く行く!」

ハルはすぐに快諾する
そんなハルと僕の様子を見ながらアキさんが口をはさむ

「ちょっと待ちなさい、2人とも。あそこの家の2人って何歳?」

「え、確か18と20ですけど」

「わっかっ……じゃなくてほぼ保護者がいないじゃない」

アキさんの目が怖い、と言ってもあんなことがあった次の日だから当たり前か

「仕方ない、私もついていくから」

「お、お姉ちゃん、それは過保護すぎるんじゃ……」

「過保護にしておかなかった結果が? 言ってほしい?」

「ご、ごめんなさい」

ハルがアキさんに頭が上がらなくなってる……
そんなわけで、メンバーが全員決まるのであった
3人でルーナの家に報告に行くとルーナは巫女さんとお泊りできると大喜び
ちなみに車は結局アキさんが出してくれることになった
そんなことをやっているうちにもう半日が過ぎており、お昼を取るとようやく自由な時間になった

安価下
1 神社に行く
2 ルーナの家に行く
3 自由安価

1

1

「……」

僕とハルは正座をしている
別にアキさんにするように言われたわけではない
しかし、アキさんの視線が痛いからである

「か、完全に睨まれてるね」

「隙を見たら何をするかわからない、って感じの目だね……」

内緒話をしているとアキさんの視線がさらに強くなる

「2人とも、反省はできてるみたいだけど。いい、そう言う行為っていうのはあなたたちの思っている以上に重い行為なわけ」

「は、はい」

「という訳だから、まずはゆうちゃんを借りていくわね」

「え?」

さっきから僕とハルは同時に同じ言葉を連発させているが気にせずにアキさんが僕を車に乗せる

「ゆ、ゆうくん!?」

「すぐ戻るからハルは座禅してて」

留守番しててみたいなノリで座禅をさせるアキさん
そして、僕は助手席に乗せられ、隣町に向かう
なんか、すごく気まずい
何か話そうかな……?

安価下
1 話す(お題を記入)
2 話さない

1 ハルに負担がかかることなのに考えが足りなかったと反省

「あ、あの、ハルに負担がかかること、理解してなかったわけじゃないのに、こんなことになってしまって、ごめんなさい」

僕はうつむいたままアキさんに話しかける
アキさんは前を向いたまま、それに答えた

「まぁ、確実に妊娠するわけじゃないから私も少し大げさなのはわかってる」

優しい声
この人はやっぱりハルのお姉さんだ

「でもね、ハルは大事な妹だし、君はそんな大事な妹の選んだ人なの。だから2人とも幸せになってほしい」

そう言うとアキさんは片手をハンドルから離して僕の頭を撫でた

「というわけだから、せめて高校卒業するまではできる限り辞めておきなさい」

「は、はい」

そんな会話をする中、古びた薬屋の駐車場に車を停めるアキさん
隣町の駅の2個くらい前の駅近くの、行ったこともない薬屋だった

「……」

アキさんは無言でサングラスをかけると、少し顔を赤くして車から降りる

「ついておいで」

「はい」

アキさんに言われ、ついていくととあるゴムと薬を手に取る
大体何なのかは分かった

「……場所は覚えた?」

「は、はい」

「次からは私は買わないからね、今回だけだからね!?」

真っ赤になって焦った声を出すアキさんは、やっぱりハルに似ていた
こうして、僕はコンドームをアキさんに買ってもらい、さらに避妊薬をハルに渡すように言われるのだった
アキさんはレジで真っ赤になりながら会計を済ませると無言で車に戻り僕に早く乗るようにジェスチャーする
僕が再び助手席に乗り込むとアキさんは車を走らせた

安価下
1 お礼を言う
2 手慣れていたことについて聞く
3 自由安価

2

「ところで、売り場まで迷ってませんでしたし、大分手慣れてた気がしますけど」

「っ」

車が急ブレーキを踏まれ、急停止する
う、後ろに車がいなくてよかった

「……そ、そのさぁ、彼氏ができたら困らない様にって16の時から思ってて……」

6年間の間、その知識を使う時はあったのだろうか

「おい少年、無茶苦茶失礼なこと考えてるな!?」

「き、気のせいです」

「目を見て話せ!」

アキさん、もしかしてあのお説教ってアキさんが彼氏ができて、行為をした後の最悪のパターンの妄想のせいもあったんじゃ?

「ゆうちゃん、あとで座禅ね」

「い、いやですよ!?」

このあとハルと一緒に1時間くらい座禅させられた

安価下
1 このまま神社にいる
2 ルーナの家に行く(ハルも一緒についてきます)

2

アキさんすっかりお姉さんの風格が……良き!!!

ハルと一緒に遊びに行く約束を守れていなかったのでルーナの家に行くことにした

「いらっしゃい、お兄ちゃん、お姉ちゃん!」

「すぐにお茶菓子を用意しますので」

ルーナは同性であるハルにすぐ心を許し、手で引っ張り部屋に連れ込む
僕はそれについていく

「お兄ちゃん、お姉ちゃん、何して遊ぶ?」

「んー……ハルは何がいい?」

「私はルーナちゃんがしたいことでいいよ?」

「それなら……」

安価下
1 漫画を読む
2 ゲームをする
3 自由安価

2

「新しいゲームをやりましょう!」

「PZ5?」

「いえ、こっちです!」

そう言ってルーナが取り出したのは……

「ぶ、VR!?」

「?」

驚いている僕の隣で首をかしげるハル

「と、とにかく高いゲーム機だよ」

「そんな高くないです、20万円くらいのですよ?」

「じょ、十分高いよ!?」

しかもそれが4台、人数分ある
ルーナがお嬢様であることを改めて実感する

「ですが、危険もあるかもしれないので誰か一人は見張りをしましょう」

ちょうどお茶とおまんじゅうを運んできたクロさんが声をかけてきた

「あ、あぶないの?」

「映像に驚いて転んだり、壁にぶつかったりしかねませんので、お嬢様みたいに」

「転んだりぶつかったりしたんだ……」

「そ、そんな目で見ないでください!」

今回は銃撃戦系のゲームをするらしい

安価下
1 見張る側(だれかとラッキースケベできます、希望があれば記入してください、無ければハルになります)
2 プレイする側

すいません、急用で少しだけ出かけます
多分3時間後くらいに帰ります

1 希望はハルで

一旦乙です

乙です

アキさんがここにきて魅力を見せつけてくるのがずるい

ルート入ってデートでの合意の上でも、よしイチャイチャしながらのエッチじゃとノリノリで選ぶわけにもいかないのね

>>392
学生カップルになるハル限定でこんな感じで怒られますが、今後は道具を使ってイチャイチャしつつエッチ可能です



「ゆうくん、先やってみていい?」

目をキラキラさせるハル
これは断れない

「じゃあ、転びそうになったら支えるね」

今回はハルに譲ることにする

「……む」

何かクロさんが不機嫌な気がする
そしてゲームが始まる
テレビ画面で3人の見ている景色が映っているようだ

「じゃあ、私とお姉ちゃんとコンピューターがチームです!」

「え、そ、それじゃあクロさん一人? いくら私が初心者でも3対1は……」

お、ハルもそれなりにゲームのことは知っているようだ

「心配いりません、むしろ3人でよろしかったですか?」

言いながら、コンピューターの操作するキャラがクロさんのキャラクターにヘッドショットをくらいゲームオーバーになる

「え、な、何、今の音!?」

ハルは慌ててジタバタしている
スカートの中身が見えそうになり、僕は顔を赤くして目をそらす
あんなことをしたのに、パンツ程度でもいまだに慣れない

「お姉ちゃん、クロはゲームもすごく強いから油断しちゃだめです!」

「えっ、ちょ、ちょっと待って、まず武器をどうやって変えれば? なんか手榴弾投げてるんだけど!?」

操作に慣れていないハルの目の前に移動したクロさんは容赦なくショットガンを打ち放つ

「きゃあ!?」

「あぶない!」

それに驚いたハルはその場で転びそうになり僕がそれを受け止めようとする
次の瞬間、ハルの両胸が僕の顔を包み込んだ

「……ご、ごめん、ゆうくん」

「お、おかまいなく……」

く、癖になりそう……

「……ルーナちゃんとクロさんすごいね」

ルーナはゲームが下手なわけではない
そんなルーナが防戦一方なこともすごいことだが、クロさんはチートでも使っているかのようにあり得ない動きをしている
弾を紙一重でよけたり、ハンドガンでスナイパーライフルみたいなことをしたり

「これ、僕がやってても同じくらいボロ負けだったと思う」

「く、クロさんって本当にただの執事?」

「く、クロ!? なんだか今日はものすごく意地悪に攻めてきてません!?」

この後、ルーナも撃ち落され、クロさんが独り勝ちするのであった

「これならお姉ちゃんといい勝負かもね」

「いや、アキさんでもどうだろ……」

そんなこんなで遊んでいると、あっという間に夜になってしまう

「そろそろ帰ったほうがいいかな?」

「そうだね、もしルーナちゃんがよければまた遊びに来ていい?」

ハルの質問にルーナは笑顔で答える

「もちろんです、待ってますね!」

僕たちはルーナの家を後にし、ハルの家に向かう
ハルを家に送り届けた後は僕も家に帰り眠ることにする
海への旅行か……
楽しみだな……



1日終了


安価下
1 旅行へ
2 キャラ別番外編

2 ルーナ
ハルお姉ちゃんのお膝に座ってご満悦

今日はお姉ちゃんであるハルさんが私の家に遊びに来てくれました
お兄ちゃんは畑仕事のお手伝いをさせられているらしいです
今日は合い挽き肉(生憎)、クロは隣町にお買い物に行っていたので2人だけです

「ルーナちゃん、一緒に漫画読もうか」

「うん!」

お姉ちゃんの膝に乗せてもらい、一緒に少女漫画を一緒に読む
恋愛系の漫画を読んでいると私も恋愛してみたいなぁなんて思ってしまいます

「それにしても、ルーナちゃんかわいいなぁ」

お姉ちゃんがなでなでしてくれて、とっても気持ちいい
クロとは姉妹のように育ったので、お姉ちゃんという感じはしなくて、むしろ妹のような存在だったこともあって、お姉ちゃんに甘えられるのはすごくうれしい
すりすりと頭をお姉ちゃんの胸にこする

「く、くすぐったいよ」

「えへへ、お姉ちゃん大好きー」

たまに私が年上という事を忘れてしまいます
お姉ちゃんは嬉しそうにもっと頭を撫でてくれます
もっと甘えちゃいましょう

「ぎゅーってしてください」

「うん、これでいい?」

お姉ちゃんがぎゅーってしてくれるのも大好きです
お兄ちゃんはこんな素敵なお姉ちゃんの彼氏さんなんて羨ましいです
せっかくですから、もう少しわがままを言ってみましょうか

安価下
本編には関係ありません
自由安価

ゆうお兄ちゃんとの馴れ初めを聞かせてもらう

後に、私は語ります
特に理由はなかった
知り合いの過去の話を少し聞いてみようかなという好奇心

「お姉ちゃんお姉ちゃん、私、お姉ちゃんとお兄ちゃんのなれそめについて聞かせていただきたいです!」

この質問をしたことを、私は多分、5日間は後悔した

「聞きたい? 最初に会ったのは私が中学生だったころなんだ、ゆうくんの家になる場所に建物が立つってことを知ってね、この町田舎だからそう言う変化がずっとなくて、誰が来るんだろうってずっと思ってたんだけど、ある日起きたら家の前を軽トラックが通り過ぎて、それでそこで私と同い年くらいの男の子が荷台に乗ってることに気づいて、うんもちろんなんだけどそれが悠君だったんだ、私はそんなゆうくんと友達になりたくて慌てて着替えてゆうくんの家に向かって走り出したんだけど、その時に「あまり息を切らして現れたら変な人になっちゃう」って思いなおしてそこで息を少し整えて、そのあとにね、落ち着いた後ゆうくんの家の前を通ったらちょうどゆうくんと目が合ってね、二人で「あっ」って声を出して、そ・れ・が!ゆうくんとの運命の出会いで、出会った時こそイケメン王子様ではないかーとか思ってたんだけど、冷静に考えてみればイケメンだったよね、うん!今高校生になったゆうくんはすっごいイケメンだもん!それで……」

(※読み飛ばし可)

そして、この話はクロが帰ってくるまで続きました
私が言葉を話す暇を与えないほどの早口マシンガントークというやつでした
お姉ちゃんは大好きだけど、唯一の地雷がお兄ちゃんの話題を出して、お話を聞きたいと言う事だったみたい……
お兄ちゃんには悪いけど、私、当分お兄ちゃんの話は聞きたくないです……



おしまい

ハルさんヤンデレ入ってません?

ヒェッ

旅行当日、今日から明日まで、1泊2日の旅行だ

「へぇ、リクちゃん免許あるんだ」

「はい、ようやく取れたところです。というか、そちらで略されるのははじめてなのですが」

意外な組み合わせ、運転できる組のクロさんとアキさんがそれぞれ運転席と助手席で話している
一方で

「このスイーツ、とっても美味しそうです!」

「へぇ、海をイメージしたゼリーかぁ、いいね、あとで一緒に食べに行こうよ!」

真ん中の席ではルーナとハルが今から向かう町のパンフレットを見ながらガールズトークをしている
今更ながら、男が一人だというのは少しだけ気まずい

「それにしても」

小声でハルとルーナが僕の方に声をかける

「お姉ちゃん、よくクロさんが女の子って最初に気づいたね」

「クロがあんなに人に心を許すのが早いの、見たことありません」

確かに、ものすごく笑顔で会話をしているのも見える
もしかするとあの2人、ものすごく相性がいいのでは?

「そう言えばルーナ、今日泊まるのは……」

「旅館ですよ、2人部屋を3つ借りました。1人部屋にすると距離が離れちゃうらしいので、隣同士で借りれるように1人だけ2人部屋に1人で泊まってもらう形にはしますけど」

そこにお金を使うことを躊躇しないあたり、さすがお金持ちである

「あっ、後ろのみんな、海、見えて来たわよ」

アキさんのその言葉に僕らは少し席から体を乗り出す
青い海が太陽の光を反射して僕らを出迎えてくれる

「わぁ!」

「私、海で泳ぐの初めてです!」

「……」

テンションが上がっているハルとルーナとは裏腹に、クロさんは硬い顔をしている

「んじゃ、もう少しで海水浴場だから、きちんと座ってね」

アキさんの言葉で、僕らは席に座りなおし、海への到着を心待ちにしていた

流石に夏休み真っただ中という事もあり、海水浴場は混んでいた
先に着替えが終わったらしく、僕は海水浴場の入り口でハルたちがやって来るのを待っている
そして、後ろからハルの声が聞こえた

「ゆうくーん!」

振り返ると青系のビキニ姿のハルが手を振ってこちらに近付いてくる
フリルなどがついており、どちらかというとかわいい系、そして以外にも露出は少なめ
陸上で焼けた肌とお腹などの白さのコントラストが、あぁ、生きててよかった

「のろけるねぇ」

その隣には荷物を持っているアキさんがいた
肌は全体的に白く、一方のビキニは黒く、とても大人っぽい
そして、胸が凶器と化すほど大きいのが改めて認識できた

「お兄ちゃん、どうですか!?」

ルーナは……い、いや、ルーナさん、あなた20歳ですよね、どこで買ったの、そのスクール水着……
胸にはきちんと「るーな」と名前が書かれている

「……」

最後にクロさんは白いワンピースタイプの水着を着ている
流石にこの姿だと女の子であることが一目でわかる
しかし胸がルーナ以下であることが余計に丸わかりだった

「じゃ、さっそく泳ごう!」

「う、うん」

ハルに引っ張られ、真っ赤になったままの僕は砂浜へ向かう

「こらー、準備運動しなさい、ルーナもよ!」

「は、はい!」

アキさんとルーナの声も聞こえ、僕らは身体を動かしだす
一方、クロさんはレジャーシートを敷いたりパラソルを開いてる

「リクちゃん、荷物は私が見ておくから遊んできていいよ」

「い、いえ、その……私、泳げませんので」

「あー……お姉さんとのんびりしてようか」

「助かります……」

クロさんって、ほんと、意外な弱点が多い気がする
しばらくハルと一緒に泳いだ後、僕は砂浜へと戻ってくる
さて、どうしよう?

安価下
1 ハルと一緒に近くにある洞窟を探検
2 ルーナと一緒にお気を目指して泳ぐ
3 アキさんと一緒に海の家へ
4 クロさんと砂遊び

2

「お兄ちゃん! 沖まで競争しませんか?」

「じゃあ、あそこに浮いてる浮きまで勝負しようか」

そんなわけで唐突に始まる競争
ルーナよりも早く沖を目指す
高校生になってからきちんと泳ぐのはこれが初めてであり、それゆえか、なかなかスピードが出ている気がしない
一方のルーナはどうなのだろうか?
クロールをしながらルーナの方を確認する

「んん~~~!」

お、おそい
ほぼバタ足だけで泳いでいるようだ

「る、ルーナ、大丈夫?」

「あうぅ、全然進みません」

結局そこでルーナを抱き上げ救出する
ハルとはまた別の柔らかさがある、なんて思ってしまう頭を必死に降る
そしてしばらく泳いでいき、陸に引き上げる

「むぅ、引き分けですか」

「いや、僕の勝ちじゃないの?」

「2人ともたどり着けてないので引き分けです!」

ルーナは結構負けず嫌いだ
と、2人ともお腹が鳴ったのでそろそろ一度戻ってご飯にすることにした



美味しそうなサンドイッチが並ぶ中、ハルは緊張の面持ちをしてこちらを見ている

「クロが作ってくれたんですよ、皆さん、どうぞ!」

「じゃあ、いただき……」

「ゆ、ゆうくん!」

食べようと思ったところでハルに止められる

「……わ、私もゆうくんにお弁当作ってきたんだけど」

そう言って、ハルはお弁当を取り出す

「開けていい?」

「う、うん」

蓋を開けてみると手作りであろうハンバーグと卵焼き、トマトやハムなどが並べられており、ご飯の上にはふりかけが乗っている

「美味しそうですね!」

「お嬢様、それは悠人様専用ですよ」

「わ、わかってるよ!」

「いただきます」

とりあえず卵焼きを口に運ぶ
どうやら甘いタイプの卵焼きのようだ
とても美味しい

「ど、どうかな?」

「すごくおいしいよ」

「よかったぁ……」

そんな僕らの様子を見ながらアキさんが相変わらずニヤニヤしている
なんか急に恥ずかしくなってきた

「ご、午後からはどうしようかな?」

食べながら独り言をつぶやく

安価下
1 ハルと一緒に洞窟短剣
2 ルーナの泳ぎの練習
3 アキさんと海の家へ
4 クロさんと砂遊び

4

「……」

水着の上にかなり大きめのシャツを着ているクロさんは黙々と砂で何かを作っている
泳げないのだからしょうがないのかもしれない

「何作ってるんですか?」

「お城を……」

まだ完成まではかなりかかりそうだ
しかし、落ちていた竹の欠片やらいろいろなものを使って、かなり本格的だ

「手伝いますか?」

「では、こちらに海水を入れてきてください」

バケツを渡された
もしかして、結構砂遊びをするのを楽しみにしていたのだろうか?
言われたとおり、海水を入れてくるとクロさんはそれを使い、砂を固めながら作業を続ける
じっと見ているとクロさんの作るお城はもう少しで完成しそうだ
そんなことを思っていると、クロさんがスコップですくい上げた土の中から虫が飛び出す

「きゃあ!?」

結果、出来かけていたお城は完全崩壊、いつかの自転車の練習の時のように再びクロさんに抱き着かれ、僕はフリーズ
その後、クロさんはレジャーシートから外へ出ない状態になってしまうのだった
さて、今日行動できるのはおそらく最後かな?


安価下
1 ハルと一緒に洞窟探検
2 ルーナと泳ぎの練習
3 アキさんと海の家へ行く
4 クロさんと休憩する

1

「ゆうくん、あそこ見て!」

そう言ってハルが指さしたのは海面にある洞窟のような穴だった
かなり大きく、奥まで続いているようだ

「奥まで泳いで行ってみない?」

「危なくないかな」

「じゃあ、先にお姉ちゃんに許可もらって、浮き輪を持って行こう!」

そんなわけで、アキさんに報告しに行くと、耐水用の懐中電灯まで貸してもらえた
アキさん、用意周到すぎる

洞窟の中は特に何かがあるわけではなさそうだった
ずっと向こうに光が見えていることから何処かにはつながっていそうだ

「なんだか冒険みたいでドキドキするね」

「うん、でも危ないと思ったらすぐ引き返そう」

「わかってるよ、ゆうくんもお姉ちゃんも心配性だなぁ」

そんな会話をしながらゆっくりと進んでいく
だんだん、足がつかない水位になってくる

「もう少しでゴールだね」

ハルにそう声をかける

「……ねぇ、ゆうくん、今ね、私、すごくドキドキしてるんだ」

ハルが、突然そう言った

「はじめてゆうくんが町に来た日と同じくらい、ドキドキしてる」

暗くて、顔は見えないけどどんな顔をしているのかが想像できた

「行こう、ゆうくん」

僕らは最後の数メートルを泳ぎ切る
すると、そこは……

「行き止まり?」

目の前には岩の壁
でも……

「すごい……」

空を見上げると、大きな穴が開いていて
そこから漏れている光で海面や岩がキラキラ輝いていた
穴の上には植物が生えているようで、それが風に揺れている
言葉では表せないけど、すごく、神秘的な景色に思えた
ハルは、キラキラと輝く景色以上に輝いた瞳を世界に向けている

「……」

そんなハルの姿がまぶしくて、僕も息をのんでしまった

「ねぇ、ゆうくん、わかったよ、今」

そう言いながら、光に向かって、手を伸ばすハル

「私、もっといっぱいきれいな景色が見たい。私の知らない世界がいっぱい見たい。それを……皆にも教えてあげたい」

僕の方を見直して、笑顔でそう言う
それはきっと……

「いっぱい、知らないきれいなものをみて、皆に伝えて、皆を笑顔にしたい」

「それが、新しいハルの夢?」

「今は、まだわからないけど……でも」

ハルはここで口を閉じる

「あの町を、私を育ててくれた町を、出て行かなきゃ、いけないと思う」

新しい景色を知るためには、今いる場所から踏み出さなければいけない
ハルにとって、それはしたくない選択肢なのだろう
でも……

「それなら、帰ってくればいいだけだよ」

ハルは、僕の言葉に驚いた顔をする

「今回みたいに、旅に出ても必ずあの町に帰ればいい」

「……そっか、そうだよね、なんで、思いつかなかったんだろう」

ハルの頬を濡らしているのは、海水なのか、それとも……

「ありがとう、ゆうくん。ゆうくんのおかげで……新しい目標、出来たみたい」

僕らはまた、洞窟を引き返す
ハルはすごくすっきりした顔をして、砂浜を目指す
砂浜に戻った頃にはすっかり夕方になっていた
アキさんが着替えるように言い、僕らは着替えを終えるとみんなで旅館に向かうのだった

ハルエピソード②を見ました
エピソードコンプリートの為、夏休み終了後ハルエピローグが発生するようになりました



部屋割りは、当然ながら「ルーナ&クロさん」「ハル&アキさん」「僕」という状態だった
部屋には1個、露天風呂もついているし、お茶菓子も用意されている
さて、どうしよう?

安価下
1 誰か来たようだ(キャラ名記入、1人限定)
2 ルーナ、クロさんの部屋に行く
3 ハル、アキさんの部屋に行く
4 自由安価

2

ルーナとクロさんの部屋に行ってみるとルーナはすっかり眠っていて、クロさんは読書中だったようだ

「いらっしゃいませ、すいません、お嬢様はもう寝てしまっていまして」

「そうなんだ……」

どうしよう?

安価下
1 寝てるルーナの様子を見てる
2 クロさんと雑談(見たい内容があればどうぞ)
3 自由安価

1

ルーナの隣に座ってみる
かなりはしゃいで、体力が残っていなかったらしくルーナはぐっすりと眠っている
お嬢様らしく、というべきなのか、寝相はいいようだ

「×××、××……」

ルーナが突然、祖国語をつぶやく
どうやら寝言のようだ

「……お母さん、とおっしゃっています」

そう、クロさんが教えてくれた
この旅行中、とても明るく振舞っていたルーナだけれど、やっぱり母親のことも心配で、これから先のことで不安がいっぱいなのだろう
少しでも気がまぎれるようにとそっとルーナの手を握ってあげる
年上とはとても思えない、小さい手
そんな手が、強く僕の手を握り返す

「クロ……×××××……」

クロさんと、お母さんのことを呼ぶルーナ
夢の中で喰らい、彼女が幸せになってくれることを祈る



安価下
1 もう寝る
2 ハルとアキさんの部屋へ行く
3 ルーナとクロさんの部屋にとどまる
4 部屋に戻る(来客を記入)
5 自由安価

4 ハル

部屋に戻るとしばらくして、部屋のドアがノックされた

「はい、どうぞ?」

「おじゃまします」

相手はハルであった

「どうしたの?」

「理由がなくて会いに来ちゃダメ?」

「ダメじゃないよ」

浴衣姿のハルは僕の隣に座る
さてと、どうしよう

安価下
1 あえて何もしないでのんびりする
2 こっそりと、2人で露天風呂
3 お話する(お題があれば記入)
4 自由安価(エッチ可)

3 洞窟で話したことの続きで卒業後のこととか

「ねぇ、ハル。卒業後のこと、決まった?」

「まだかなぁ、大まかな目標はできたけど、そう簡単には決められないよ」

「そうだよね」

すぐに話が詰まってしまう
将来のこと、か
僕は多分、もうあの町を出ないだろう
だって……

「ねぇ、ハル」

「なに?」

「……」

安価下
1 卒業したら結婚しよう
2 ううん、なんでもない

1

「僕も卒業後のこと、考えてたんだ」

「うん……ねぇ、ゆうくん、やっぱりゆうくんはあの町を出て……」

ハルは、卒業をしたら僕があの町を出ていくと思っていたようだ
でも違う
だから僕はハルの言葉を遮る

「卒業したら、結婚しよう」

「……え?」

「僕はハルとこれからずっと一緒にいたい。そばでハルの夢を支えて、子供を作って、ずっとずっとそばにいたい」

ハルは驚いたような顔をした後、ぽろぽろと涙をこぼす
そして、いつものニコニコ笑顔をする

「うん、結婚しよう、ゆうくん……わたしも、ずっとずっと、ゆうくんのそばにいたい」

僕らは再びキスをする
あぁ、幸せだ
こんな幸せな時間が、ずっと続きますように



1日終了

安価下
1 翌日へ(旅行2日目)
2 キャラ別番外編

2 ルーナ 四人全員で露天風呂でコイバナ

本日はここまで
残るイベントはハルの大会(出場はできない)だけになりました
他の子のルートだとちゃんと出場できたりします

単純な疑問なのですが、皆さん、どの子が一番好きなんですかね?

最後の1人にもよるけど暫定でルーナ
年上妹系が性癖

乙です

ハルさんが一番、ルーナさんが次点かな
明るい前向き純情っ子可愛い

おつおつ
アキさんの株が急上昇している

誰がと言うとハルだけどゆうくんとの二人の空気感も好き

推してくれてる人がいない子がいないようでよかったです
ルーナ推しの人がいるか不安でしたが結構人気あったようですね
名前あがらなかったけどクローリクは最初の方でかなり推されてましたし
ここまで来ると最後の子のハードルが大変な高さに……


安価下
お題用安価、誰視点で見ますか?
1 ハル
2 ルーナ
3 アキ
4 クローリク

4

「す、すごい、おおきい」

ハル様の驚いた声
そして湯気の向こうに見える露天風呂
海水浴を終えた私たちは旅館の露天風呂へとやってきていた
お嬢様とハル様の髪の毛は長いため早めにお風呂へ入りたかったとのことで、私とアキさんも同行することになった

「いやぁ、ルーナ様様だね」

アキさんがお嬢様を撫でており、お嬢様は嬉しそうに撫でられている
裸になった今、わかる
アキさんは、化け物だ……どこがとは言わないが化け物だ……

「さて、外人さんお二人。温泉のマナーだけど、まずは身体や髪を洗う、そして髪が浸からないように、タオルなしで湯船に入る。あと絶対に走ったり泳いだりしない。わかった?」

「はーい!」

「わかりました。ではお嬢様……」

お嬢様を呼んで身体や頭を洗おうと考えていたのだけれど

「あ、ルーナちゃん、私が洗ってあげようか?」

「お姉ちゃん、お願いします!」

役目をハル様に奪われてしまった
仕方がないので私は自分の身体を洗おうと思っていると

「リクちゃん、おいで? たまには執事さんも労われないと」

「い、いえ、そんな、そもそも洗っていただくような年でも……」

「ルーナちゃんの前でそれ言える?」

「う……」

アキさんは本当に何枚も上手で敵う気がしない
結局私はアキさんに身体中さっぱりするまで洗われることになってしまった
そして、その、気持ちよかった
その後、全員で湯船に浸かるとお嬢様が口を開く

「旅行と言えば、コイバナがしたいです!」

「……はい?」

きょとんとするアキさん
なんだか申し訳ない気分に

「も、申し訳ありませんアキさん……お嬢様が唐突に何か言いだすことは今に始まったわけではなく……」

「いやあ、いいんだけどね、私は……まぁ、私に恋バナなんてないけど! 年齢=彼氏いない歴だけど!!!」

「よ、余計にごめんなさい」

温泉のお湯なのか、涙なのか
アキさんの頬を何かが伝う

「というか、クロさん、お姉ちゃんだけさん呼びなんですね」

「あー、私が様は堅苦しいからお願いしたの。私としてはリクちゃんとは友達でありたいし」

ハル様とアキさんがそんな会話をしている中

「お姉ちゃんはお兄ちゃんとこの旅行で何かあった!?」

また自ら地雷を踏みに行くお嬢様

「そうだね、今回の旅行で言えば最初に水着に着替えた時……」

「はいはい、じゃあ次、言い出しっぺのルーナちゃんの番ね」

しかし、マシンガントークを始めるハルの言葉を遮るアキさん

「お、お姉ちゃん、話の途中なんだけど」

「耳にたこができるくらいにはのろけ話は聞いてるからもういいわよ」

バッサリと切り捨てる
流石、ハル様の姉だけあります、扱いがうまいというか、対処がうまいというか

「私は旦那がいるんですけど」

「えっ!?」

ハル様はもちろん、アキさんも驚き、目を丸くする

「炎の能力者で、主人公のお兄さんなんですけど、とにかくかっこよくて、最初に砂漠の島で出会った時とか……」

「聞いての通り、マンガの話ですので」

「な、何だー……」

「わ、割と本気で信じかけちゃったわ」

そしていよいよ

「リクちゃんは誰か気になる相手いないの?」

アキさんから、私にパスが回ってきた

「わたくしは……」

……今更だった
ハル様の紹介をされたときに、気づいてしまった
あぁ、あれが、私の初恋だったんだ、って……
そんなことを考えながら、一瞬だけハル様を見てしまう
急いで、目をそらす

「まだ、好きな人はいませんね」

でも、その人には幸せになってほしいから
私なんかよりも、きっとあの子の方がお似合いだから

「……ハル、ルーナちゃんがのぼせそうだから脱衣所に連れてってあげて」

突然、アキさんがそう言う
そこで気づいたが、知らぬ間にお嬢様が真っ赤になり目を回していた

「それならわたくしが」

「リクちゃんは私にもうちょっと付き合ってもらえる?」

「は、はい……」

言いかけた私を止めるかのように言葉をかぶせるアキさん
ハル様がお嬢様を連れて出て行ったのを確認した後、アキさんが私の頭を撫でる

「そうだったんだね、気づかないで話振っちゃってごめんね」

「な、何の、ことですか?」

「……さぁ、私の独り言。それと、これも独り言だけど……私しかいないから、泣いていいよ?」

「っ……」

アキさんのその言葉は、やさしくて、ずるくて
気づくと、心に開いた小さな穴から感情が少しずつ漏れ出し、それが漏れるたびに、穴が大きくなっていって……
気づけば私は声を出して泣き出してしまった

「ありがとね、リクちゃん」

おしまい

一度間を空けます、夕方来れたら来ます
やるかどうかは別として、エッチネタでこのヒロインでこんなプレイが見たい、というものがあれば書き込んでおいていただけると嬉しいです
(次週の日常パートで使わせていただくかもしれません)


ハルで倉庫に閉じ込められトイレ我慢
ルーナでルーナの持ってるエッチな漫画の再現プレイ
など



部屋でしてないしどちらかの部屋でのハルとのイチャイチャプレイがみたい
正常位→お互いしたりないと対面or騎乗位と続く感じで

あとハル胸が大きい設定らしいし体操着でパイズリ→正常位or対面座位とか

>>259の性癖系でなんかできんかなとは思う
ハル→うっかり下着忘れること増えちゃった→もう無くてもいいか→裸(コートやワンピース)で外に出歩いてみよう的な
ルーナ→偶然読んだエロ同人か何かがそういう内容だったり、前にお兄ちゃんの入るわけないじゃん!絶対お尻に挿れるのが正しいよ!とかの思い込み
アキ→私生活だらしないから~~でうっかり手を出してしまう
クロだけ難しいのでなんか流れ作って欲しい

ところでスレ主にNGプレイあればどうぞ
思いつかなければNG出された時に通知して

ルーナは例にあるように漫画再現やコスプレとか、あとそういう知識疎そうだから主人公が教える系のシチュとか
アキは巫女服とかエッチな儀式とか、あと昔の彼氏がいたらの妄想してたことから連想して、高校時代の制服着てとか
ハルも唯一の学生ヒロインだし、制服着ての誰もいない教室とか特別教室でするとか
あと、ゆうとお互い好き好きオーラ出してるし、ゴムつけてる上でのつけてない仮定でお互い中出し希望の演技で盛り上がるとか

クロさんは……うーむ、あんまり声出すとルーナにバレちゃうよ的なシチュとか?(あんまり思いつかない)

ハルとの行為が一番いいアイデアが浮かばなかったのですが、教室プレイはすごくいいアイデアだと思いました
これ採用させていただくと思います
お互いの家だと家族がいるため2人がやりづらいのでどうしたものかと考えてました
段階踏んでの露出プレイは悠人に強制される形にはなると思います
ルーナは思い込み系、いいですね
アキの制服プレイはやってみたいです
クローリクは想定としてはご奉仕プレイやメイド服プレイ、お仕置きプレイなどをやるつもりです
非現実的なプレイは最後の子が出てくれば大体できると思います

NGプレイはスカトロ(おしっこはセーフですけど、飲尿とかはきついです)やグロ、前に言いましたがフタナリは苦手です
皆さんアイデアありがとうございます
募集とかそう言う感じではないため全部再現できたり、イベントに組み込めるかわかりませんが
今後も思いついたり見てみたいものがあれば書いておいていただけると嬉しいです
1週目はあと何回エッチができるかわからないですが、せっかくこちらで書いてるので2週目はルート次第でエッチ多めに書ければいいなとは思ってます







旅行2日目、であり最終日
今日は町の商店街を歩くことになった
温泉と海がある町であるため、温泉卵やおまんじゅう、魚などいろいろ売っているようだ

「どうしましょう、皆で一緒に散策しますか?」

ルーナの質問に僕は答える

安価下
1 みんなで回る
2 一度解散して回る

1

「せっかくだし、皆で回ろう?」

僕の言葉に他のみんなも同意して、皆で商店街を回ることになった

「どのお店に入ります?」

「まずは温泉まんじゅうじゃない?」

クロさんの質問にアキさんが即答するが

「お姉ちゃん、またダイエットしないといけなくなっても知らないよ?」

それにハルがそう返す
するとアキさんはニコニコしたままハルの頬を引っ張る

「ほう、そんなこと言う悪い口はこれ?」

「いはいいはい!?」

「ハルお姉ちゃんとアキお姉ちゃん、仲がいいですね!」

そんな様子に笑っているとクロさんに声をかけられる

「悠人様はどこか入りたいお店はありますか?」

安価下
1 お饅頭屋
2 お土産屋
3 足湯
4 カフェ
5 自由安価

3

「わっ、温泉がありますよ」

ルーナがハルの手を引っ張る
仲がいいなぁ

「あれは足湯って言って、足だけ温泉に入るやつだよ」

「そうなんですね、服は脱がなくてもいいんですか?」

「そうだけど、ルーナちゃんはスカートが長いし濡れないように注意してね」

完全にお姉ちゃんと妹の図である
ただし、ルーナは年上だけど

「わたくしはちょっと難しそうですね」

執事服の長ズボンを履いているクロさんがそう言う
確かにこのズボンでは足湯に入れそうにない
と思っていると

「よし、リクちゃん、こっちおいで?」

「?」

アキさんがクロさんを連れ去っていく
そして

「……うぅ」

「わぁ、クロ、かわいいです!」

すぐそばの店から出てきたクロさんはワンピースタイプの服に着替えていた
普段は太ももの露出を押さえているクロさんは、この格好が恥ずかしいらしく真っ赤になっている

「お姉さんからのおごりだからね、大事に着なさい」

「は、はい……」

そんなわけで、クロさんは今日1日執事ではなくなったようだ

「……ゆうくん、見とれてないよね?」

「あ、当たり前でしょ!」

は、ハルが不機嫌だ
ともかく、皆で足湯に入る
すると女性陣の下半身はかなり無防備気味になってしまった

安価下
1 ハルの下半身を見てしまう
2 ルーナの下半身を見てしまう
3 アキの下半身を見てしまう
4 クローリクの下半身を見てしまう
5 空を見ながら我慢する

2

特に無防備なルーナの下半身に目がいってしまう
いつものワンピースのスカートは下着が見える寸前までめくりあげられており……
い、いや、みえ……
一瞬、白い布が見える
ルーナは足をよく動かしており、ちらちらと白いパンツが見えてしまっている
そしてスカートも少しずつ捲れていき、最終的には常にパンツが見える状態になってしまった
もちろん、ルーナは気づいておらずクロさんと笑顔で話している
僕は完全に話が耳に入らず、白いその1枚の布に目が釘付けになってしまい……

「ゆうくん、何見てるのかな?」

次の瞬間、ハルの低い声で現実に戻る

「い、いや、その……」

「ゆうくん、こっちきて?」

「いたたっ!?」

耳を引っ張られながら路地裏に連れていかれる

「? お姉ちゃんたち、どうしたんでしょう?」

「はい、ルーナちゃんはスカートもう少し下ろそうね」

ルーナの言葉とアキさんの言葉が最後に聞こえ、僕は人気のない路地裏へ拉致されるのだった
ほぼ人が通れないような狭い路地裏の奥でハルは……

安価下
1 ものすごく怒っていた
2 恥ずかしそうな顔をしていた

2

ものすごく恥ずかしそうな顔をしていた

「……そ、そんなにパンツ、見たいの?」

ハルの言葉に僕は硬直する
怒られると思っていたがハルは逆に僕のことを考えてくれていたようだ

「そ、その、見たい、です」

「ふふ、ゆうちゃん素直だね」

そう言って、自分のミニスカートをめくりあげるハル
あと少しでパンツが見える、そんなタイミングで

「はい、冗談だよ、変態ゆうくん!」

怒った顔に戻るハル

「うっ……」

「……帰ってからね?」

「っ」

最後に耳元でそう囁かれ、僕は真っ赤になってしまう
歩き去るハルの耳も真っ赤になっているのが見えた
こ、これ、どんな顔して皆のところに戻れば……」



安価下
次に向かう場所は……
1 お饅頭屋
2 お土産屋
3 カフェ
4 自由安価

2

お土産屋さんにみんなで寄ってみる
この町のゆるキャラのようなキャラクターやいろいろなキーホルダーが売っている

「……ルーナ、クロさん、何か欲しいキーホルダーある?」

僕がルーナ達に聞く

「うーん」

「あ、あの、もしかして買ってくださるのでしょうか?」

「こうやって旅行に行けるの、多分最後だからね」

「お兄ちゃん……ありがとうございます!」

「……では、お言葉に甘えさせていただきます」

2人はそれぞれ好きなキーホルダーを2つずつ選び、僕に片方を渡す

「これでお兄ちゃんもおそろいだね」

「友人……いえ、友達の証です」

ルーナの渡してくれた三日月のキャラクターとクロさんの渡してくれたウサギのキャラクター
このキーホルダーはきっと僕にとって大事な宝物になるだろう
そしてそれは、ルーナとクロさんにとっても

「さて、美味しいお菓子とかも買って帰りましょう!」

「えぇ、せっかくの旅行ですからね」

もうすぐ2人とはお別れ
そう思うと、すごく寂しく感じる
それをごまかすように頭を振って僕は2人を追いかけた

今回はここまでで終わります
1週目もあと少し


帰ってからなら!?
ゴクリ……

おつおつ
帰ってからなにをしてくれるんだろうなあ(期待の目)

ハルの陸上部設定活かして、陸上のユニフォーム着せてとか、二人で走り終わって汗だくになってから二人でシャワーやお風呂に入りながらってシチュが思い浮かんだ

「さて、そろそろ帰る時間だね」

アキさんの言葉にボクとハル、クロさんは頷く
しかし

「……帰りたく、ありません」

ルーナは一人首を振る

「……お嬢様、皆様に迷惑をかけてはいけません」

「でも……帰りたくないです、終わらせたくないです!」

そう言って、涙を流すルーナ
そんなルーナに、僕は……

安価下
1 何も言えなかった
2 またみんなで旅行に行こう
3 あの町にルーナが帰ってきてくれるのを待っている
4 自由安価

3

「ルーナ、僕もハルもアキさんも、他の町のみんなもルーナがまたあの町に来てくれることを信じて待ってるよ。だから、おしまいじゃない」

「……お兄ちゃん……」

ルーナは、必死に涙をぬぐい、それでも涙をこぼしながら笑顔を作る

「……必ず、また来ます、それで、いっぱいいっぱい、思い出を作ります」

「うん、待ってるよ」

ハルももらい泣きしながらうなづく

「さて、それじゃあ改めて、帰ろう、ルーナ」

「はい!」

僕の差し出した手を握るルーナ
そして僕たちはあの町へと向かい、帰って行った



ルーナとクロさんを家まで送り、僕とハルとアキさんで神社に向かい車に乗っていた

「……ルーナちゃんたち、明後日、日本から出てくんだって」

「そっか、この町から出てくだけでも遠くに行っちゃう気がしたのに、日本からいなくなっちゃうって聞くともっと遠く感じちゃうね」

ハルはさみしそうに言った
そんなハルの頭をそっとなでる

「……お姉ちゃん、あの……」

「ん、どうした?」

ハルは恥ずかしそうに声を絞り出す

「今日は、その、一人で寝たくなくて……ゆうくんの家、泊って行っていい?」

「……ゆうちゃん、妹のこと、任せられる?」

安価下
1 任せてください
2 え、えっと……

1

「任せてください」

「ん、いい返事だけど、もしもの時はきちんと教えたとおりにするのは忘れないこと」

「は、はい」

そして、アキさんは僕の家の前でハルと僕を下ろす
車が走り去り、ハルが1日だけ泊まる事を両親へ説明し、僕の部屋に戻る

「いきなりごめんね……」

ベッドはハルに使ってもらおう、と考え床に布団を敷き始めていた僕にハルが声をかける

「ううん、僕も寂しかったから、ちょうどよかったよ」

「……おそろいだね」

ハルは一生懸命、いつものニコニコ笑顔を作っている
でも

「寂しい時くらい、泣いていいと思うよ」

「……うん、少し、抱きしめてくれる?」

「うん」

ハルは頑張り屋で
ハルはいつも笑っていて
でも、ハルは女の子だ
優しい、優しい女の子だ
だから……

「っ、ひぐっ……ゆうくんっ、やっぱり、私も寂しいよっ……せっかく、友達になれたのに……遠くに行って、欲しくないよ!」

「うん……うん……」

涙を流すハルの身体を強く抱きしめる
僕だって、あの2人に会えなくなるのはさみしい
だから、今日だけは、お互いの体温で冷えた心を温めあいたい

「……ハル」

「んっ……」

ハルの唇を奪うと、ハルも負けじと僕の唇を奪いに来る
キスをしながら、僕らはベッドに倒れこむ

「……約束したからね」

ハルはいたずらっぽく笑い、スカートをそっとめくりあげる
僕はつい、その中に注目してしまう
水色の水玉パンツに包まれた下腹部
そっと、指でなぞる

「あっ……」

小さく、声が漏れる
僕はそのまま遠慮せずに、ハルの大事な部分を何度も指で撫で続ける
すると、すぐにパンツにシミができ始めた

「脱がしていい?」

「うん……」

パンツを脱がすと、早くも愛液が糸を引いている

「ほんと、ハルは敏感だね」

「ば、ばかゆうくん……」

人のことをバカなんて言うハルにはお仕置きだ、さっきパンツの上から撫でていて、引っかかった場所……ハルのクリトリスをつまむ
すると

「きゃうっ!?」

ハルは身体を大きく震わせる
どうやら、ここが一番弱いようだ
僕はそのままクリトリスを指でつまみ、刺激する

「だ、だめっ、ま、って……」

僕の両親に声が聞こえないように、ハルは必死に声を押し殺す
しかし、声は我慢できても……

「~~~~っ!!!」

吹き出す愛液
快感は我慢できなかったらしく、布団に大きなシミができる

「ご、ごめん、ゆう、くん……」

安価下
1 ベッドを汚したハルにお仕置き
2 ハルにご奉仕してもらう
3 本番
4 自由安価

2

「ハル、次は……」

「うん」

言いかける僕の気持ちがわかってるのか、すぐに返事をして僕のズボンとパンツを脱がす
そして自分も服とパンツと同じ柄のブラを脱ぎ、大きい胸で僕の肉棒を挟む

「ちょ、ちょっと、ハル!?」

「そ、その、本番はやめておいた方がいいから、せめて、満足できるように……」

言いながら柔らかい胸で肉棒を刺激する
一度胸で擦られただけでも精子を出しそうになってしまうくらいに気持ちいい
相手がハルという事、そして感じたことのない柔らかい刺激にすぐ限界を迎えそうになるが、男としてのプライドで何とか耐える

「我慢、しないでいいよ?」

「っ」

上目遣いにそう言われ、僕のプライドは粉々に砕ける
ハルの顔面に精子をぶっかけてしまい、ハルも驚いた顔でそれを受け止める

「……まずい」

少し口に入ったらしくそう言われてしまう

「ご、ごめん」

「なんか漫画だと美味しいって言ってたのに……」

「……え?」

「あっ」

複雑そうな顔をしていたハルの顔は一気に赤くなる
漫画?
つまり、ハルはそう言う漫画を読んだという事だろうか?

「ち、ちが、る、ルーナちゃんの家で少女漫画でね! け、結構そう言う描写があるんだよ、少女漫画!」

そうらしい話は聞くが、それならこの慌てようがわからない
ルーナの家なら成人誌があってもおかしくはないし……

「もしかしてパイズリもそれでやってたの?」

「う、は、はい……」

半分観念したようにそう答える

「……ハル、ゴムあるし、本番しちゃう?」

「……え、えっと」

ハルは顔を赤くするものの、理性と本能が戦っている最中らしく返事をできない
なら、しょうがない
僕はゴムをするとハルをベッドに押し倒す

「ごめん、ハルが可愛くて我慢できそうにない」

「……ゆうくん、わ、私も、ゆうくんがほしい」

間にゴムを挟んでいるものの、僕らは再びつながる
なんだか、前よりも締め付けが強くなっている気がする
僕が腰を揺らし、突き上げるごとにハルは声を上げそうになるのを我慢しながら身体を震わせる
ゆっくり、少しずつ腰を振る動きを速めていく

「ゆう、く……ごめ、もう、むり……!」

「っ」

僕は先ほどハルに抜いてもらい、余裕があったがハルは逆だったようだ
びくびくと痙攣し、愛液が溢れ出す
かなり大きく身体をのけぞらせ、盛大に絶頂したのが分かった

安価下
1 肉棒を抜く
2 続ける

1

僕はハルから肉棒を抜く
ハルは力が抜けたかのようにベッドに横たわり、肩で息をしていた

「……すごく、きもちよかった」

ハルがそう言って抱き着く
そんなハルが可愛くて、キスをして、強く抱きしめる

時間が過ぎれば、変わっていくものもいっぱいあるだろう

この町だって少しずつ、何かが変わっていく

でも、ハルを大切に思う気持ちは多分、一生変わらない

そう思いながら、僕は強く強くハルのことを抱きしめた



1日終了


次回1週目最終日


安価下
1 最終日へ
2 キャラ別番外編

本日はここまで

おつ

2 ハル 悠人と一緒にお風呂

2週目は5人目出してくれよー
設定されてるだろうに影も形もなくて流石に可哀想になってくる

せっかくの部屋に1つの貸し切り露天風呂
私とゆうくんは一緒にお風呂に入ることにした
もちろん、お姉ちゃんたちには内緒である

「一人用だから少し狭いね」

恥ずかしさをごまかすために私はそうつぶやく

「う、うん」

ゆうくんが返事をする
私とゆうくんは隣り合わせで湯船に浸かっている
いつもは胸が浮くことはあまり気にしていないけど、今日はさすがに恥ずかしいと感じてしまう
ゆうくんの身体は、やっぱり私の身体と違って、少し硬い
ちょっと二の腕とかに触れてみたいけど、さすがにそんなことは言い出せない
それにしても

「ゆ、ゆうくん、胸、見過ぎ……」

そろそろ言わないと恥ずかしくて爆発しそうだったのでそのことを言う

「ご、ごめん……」

「ゆうくんのえっち」

「しょ、しょうがないでしょ! こんな距離で、好きな人のおっぱいがあったら誰だって見ちゃうって!」

う、そう言われると何も言い返せない
でも、そっちがそんなことを言うなら私だってボディタッチくらい……いや、見るのと触るのじゃレベルが全然違うか
流石に引かれそうなのでやめておこう
……とはいえ、このまま出るのも、なんだかもったいない
何かしてみようかな?

安価下
1 寝たふりをしてみる
2 我慢できないので二の腕を触る
3 いつも通りだけど、なでなでされたい
4 自由安価

2

よし、決めた
おっぱいガン見された仕返しだ

「……おぉ、硬い」

もみもみと揉んでみるとすごく固いのが分かった
流石男の子

「な、何してるの?」

「ん、二の腕チェック」

「なにその必要ないチェック……」

……うん、改めて客観的に自分を見ると……

「ごめん……」

真っ赤になった顔を隠すように湯船に顔をつける
あぁ、私変態って思われてないかな……

「ハル、顔を上げて?」

「ん……」

ゆうくんに言われ顔を上げると笑顔を向けられた

「ハルになら、触られてもいいよ?」

「……」

あぁ、ゆうくんはずるい
ほんと、ずるいなぁ……
なんだか、のぼせてきちゃったよ、責任取ってね、ゆうくん



おしまい

朝だ
ルーナとクロさんが日本を出て数日が経った
夏休みももうすぐ終わりだ
お袋に呼ばれて部屋を出て、玄関へ向かう

「いきなり来ちゃってごめんね」

玄関を出ると僕の彼女が待っていた
今日はどうしたのだろうか

「ねぇ、デートに行かない?」

そんな風に、ハルに言われる

安価下
1 山の広場へ行く
2 駅へ向かう
3 自由安価

1

山の広場へ行くと日出山よりも低い場所ながら町が一望できる
ハルは、そんな広場にある草むらの上で寝転ぶ
僕もその隣に寝転がった

「……昨日、陸上の大会、見に行ったんだ」

ハルが、空を見上げながらつぶやいた

「……」

返す言葉が見つからず、僕は口を閉ざす

「多分ね、私、出てても受賞まで行けなかったよ」

残念そうに、それでいて、吹っ切れたようにハルは続ける

「才能があって、誰よりも努力したつもりでいたけどね、才能なんてなかったし、わたしよりも努力している人はいっぱいいた」

手を、太陽に向かって伸ばすハル

「やっぱりさ……世界って広いね」

「僕らの知らない場所も、物語も、いっぱいあるんだろうな」

「うん、本当にそう思った」

ハルは、起き上がる

「ところでゆうくん、宿題は終わってる?」

「もちろん、あと1日で夏休みも終わるからね」

「そっかぁ、さすが私の彼氏……」

そして、そのまま、ハルは土下座する

「宿題、手伝って!」

「……終わってなかったんだ」

「りょ、旅行とか、いろいろあったから」

「まぁ、量は多くないし、明日1日あれば足りるよね」

夏休みは、これで実質最後の1日となるだろう

「それなら、僕のいう事を聞いてくれたら明日1日かけて宿題を手伝うよ」

「うん、聞くよ! だからお願い!」

「はいはい」

さて、何を頼もうか?

安価下
アンケート
最後のお願いを自由に記入してください
3つまで募集します
集まった後多数決で決定します

エプロン着て新妻プレ(ry

これから時々一緒にジョギングに付き合って欲しい
ハルの時間があるときで良いから
ハルのように速く走るのはできないけど、走るのが好きだったハルの気持ちを共有したいし、ハルと一緒に走ってみたい

二人きりで綺麗な海に秘密の旅行に行こう

ハルの手料理食べたい

最初に3票入ったものを採用

安価下
1 一緒にジョギングに付き合ってほしい
2 二人きりできれいな海に旅行に行こう
3 ハルの手料理を食べたい

2

3

3

2

1

1

2

果たして新妻プレイ頼んだら聞いてくれたんだろうか

選ばれなかった2つもハルがどういう反応したか気になる

>>479
聞いてくれます

>>480
2週目以降のキャラ番外編で「1週目ハル」で安価を取っていただければいずれ書くと思います

「2人きりで、海を見にプチ旅行しよう」

「え、今から?」

「うん、今から」

僕は言いながらハルに手を差し伸べる
ハルは迷うことなくそれを握りしめる
そして、いつものニコニコ笑顔とは違う、自然な笑顔を僕に向けた

「……エスコート、よろしくね、ゆうくん」

電車に乗り、隣町を超え、旅行に行った海も超えて、山と海しかないような駅で降りる
海水浴ができるタイプの海ではなく、岩場には波が打ち付けている
夏も終わりが近いこと、そして遊べるような場所がないこともあり、この駅で降りたのはボクとハルだけだった
二人きりで、岩場まで降りていき、海を見つめる

「潮風のにおい……」

ハルはポニーテールを風に揺らしながら目を瞑る
僕も同じように、目を瞑った
風の音、波の音、木の葉の揺れる音……
そして、目を再び開くと太陽が反射した海がキラキラと光っている

「こうやって……」

ハルが、小さくつぶやく

「こうやって、わたしたちが知らない、きれいな場所に、これからもいっぱい行きたいね」

そう言って笑うハルに僕は頷く

「行こう。時間はいっぱいあるから、僕たちの知らないきれいな場所に、これから、何度でも」

「あっ、そうだ」

ハルはそう言いながら何かを取り出す
それは……

「カメラ?」

「うん、お姉ちゃんがくれたんだ」

小さい、おもちゃのようなカメラ
トイカメラ、というんだったっけ?
それをハルは海に向けて構える

「ゆうくんが連れてきてくれた、記念すべき最初の、きれいな世界」

そう言いながら、ハルはカメラのシャッターを切った

ハルルートエピローグ

キラキラと輝く青い海の写真
それは、僕の家の写真立てに今も飾られている

「ねぇ、お父さん、今回のお土産、何だろうね!」

娘であるウミが僕に聞く

「そうだね、どんな写真かな?」

「そっちじゃなくて!」

ウミが頬を膨らませ、怒る
僕の大事な人にそっくりなウミの頭を撫でると「冗談だよ」と優しく言う

「でも、今回は本当に予想できないね、なんて言っても……」

「ただいまー!」

玄関から僕の愛する人の声が聞こえた
僕とウミは顔を合わせ、笑顔になり、その人を迎えに行く

「おかえり、お母さん!」

「ハル、おかえり」

出会った頃から変わらないポニーテールを揺らし、キャリーバックを持ち上げようとしているハルの手を取る

「荷物、持つよ? どうだった、北極は」

「すっごく寒かった」

「だろうね」

あの、ニコニコ笑顔を見せるハルに苦笑いをしてしまう

「ねぇ、お母さん、今回のお土産は何!?」

「なんと、トナカイのお肉だよ!」

「……お、おいしいの、それ?」

ハル、娘に引かれてるよ……

リビングへ移動し、ハルは首にかけていたカメラを少し操作する

「お母さん、今回はきれいなもの、見れた?」

「ふふふ、もちろん、ほら!」

カメラにはオーロラや天の川、北極に住む動物たちや他にもいろいろな写真が写っていた
ハルは今、世界中のきれいな景色を写真に収めるカメラマンになっていた
界隈ではかなり名が知れ渡っているとのことだ
僕も同じ職業に就こうと思ったのだけれど、僕はこの町でハルの帰る場所を守ることにした
両親からもらった土地に家を建てて農業をしながら娘のウミと共にハルがいつ帰ってきてもいいように日々努力をしている

「そうだ、お母さん、お父さんから贈り物があるんだよ!」

ウミはそう言ってハルの手を引っ張る

「お、なになに? 結婚指輪?」

「それはもうしてるでしょ……これだよ」

それは、小さな切符券
見覚えのあるその値段にハルは驚いたような顔をし、そしてすぐ笑顔になる

「もうすぐ結婚記念日だし、たまには2人だけでデートなんてどうかなって」

「お父さんってば、デートで山登り行きたいって言ってるんだよ、お母さんも何か文句言っちゃって!」

ウミはそう言いながら、ハルに同意を求める
けれど

「いいの、ウミ。お母さんにとってね、あの山は、どんなデートスポットよりも素敵な場所だから」

そう言うと、ハルは僕の手を掴む

「さぁ、行こう、ゆうくん!」

「い、今から!? 疲れてないの!?」

「平気平気、ウミ、夜まで留守番お願いね!」

「お父さんもお母さんも、イチャイチャはほどほどにねー」

僕の手を引っ張るハルは、昔からずっと変わっていない
そんなハルに、僕はいつも幸せをもらっている
僕らの始まりである日出山から僕らは町を見下ろす
あれから、少しずつ畑が減って、人も入れ替わりがあって
それでも、この町の暖かさは変わっていない
町を背に、ハルは笑顔でこちらを向いた



「ゆうくん、今、私、すっごく幸せだよ」



僕らの幸せは続く
この、大きな世界にある、小さな町で



ハルルート完

1週目終了ボーナスとエピローグ到達ボーナスを会得しました
ボーナス内容を募集します
「ヒロインに属性を追加(例、ハルに露出癖をつける、など。もちろん健全な属性でも可能です)」
「攻略方法公開(今回出なかった5人目のヒロインの出し方を公開&ハーレムルート突入方法)」
以外でよろしくお願いします

安価下3つまで

募集後、アンケート方式で決定します

攻略方法公開

可能であれば、ボーナス抜きでの一周目と二周目の違いを教えて欲しいです
それによってボーナス案も多少変わってくるかもしれないので

>>487
内容に違いは特にありません、ハーレムルートが追加されたくらいですかね
ただし、2週目は夏休み初日から
・アキ&クローリクルート解放済み
・5人目の子の現状立っていたフラグがすべて立っている状態
・各ヒロインの好感度が高めの状態からのスタート
(ハル20、ルーナ15、クローリク15、アキ12、???13)
になります

再安価
下3つまで募集

攻略方法公開

>>489
攻略方法公開は最初から選択肢に入っているため別のものにしてください
申し訳ありません

再安価
下3つまで募集

回答ありがとうございます
攻略済みのヒロインのルートは行けないとか、一部の序盤のイベントスキップとかあるのかと勝手に思ってました
あと一周目完結おめでとうございます、綺麗なエピローグ良かったです

安価は
ハルとルーナ、クローリク主従コンビに物語開始前から親交がある
(昔ルーナ達が日本に訪れたときに知り合ったとか文通友達とか)

主人公とハル、アキ姉妹が小さい頃から仲良し

主人公のアレが雌殺しの強強チ◯ポ

おつおつ
初周に相応しい、完璧なルートありがとう
次周への期待も膨らみます

アンケート安価

最初に3票入ったものを採用します
1 ヒロインに属性を追加(例、ハルに露出癖をつける、など。もちろん健全な属性でも可能です)
2 攻略方法公開(今回出なかった5人目のヒロインの出し方を公開&ハーレムルート突入方法)
3 ハルと月兎コンビに親交あり
4 ハル、アキ姉妹幼馴染化
5 主人公のあれが雌殺し

5

1

3

訂正、採用するのは2つですので最初と2番目に3票入ったものを採用します

5

2

2

5

2

主人公のあれが雌殺しが採用されました


隠し要素の攻略方法を掲載します


5人目のヒロインの出し方
①お地蔵さんを出す
②雑貨屋にて服3点セットの値段を確認する
③天狗様にお供えしたお金が3点セットを上回る←現状ここの途中
④母親からおまんじゅうをもらえるのでそれをお地蔵さんにお供えするor駄菓子を買ってお供えする


強制ハーレムルート
①5人目のヒロインのエピソード①をクリアする
②5人目のヒロインとエッチして、調教する
③5人目のヒロインと一緒に他のヒロインを落としにいく


純愛ハーレムルート
①5人のヒロインの好感度を25以上にする
②ルーナ、または5人目のヒロインに焦らしを3回以上行う


5人目のヒロインはかなり特殊でファンタジー寄りのキャラクターになります
エピソード①で正しい選択肢を選ぶ前に他のヒロインのルートに入ったりするとそのまま登場しなくなります
また選択肢を間違えてもいなくなってしまうのでご注意ください


他に攻略情報に関する質問があれば17時まで受け付けます

2週目主人公安価


安価下~
アンケート方式
1 悠人のまま
2 新しく男主人公へ変更
3 新しく女性主人公へ変更(雌殺しは指になります)

最初に3票入ったものを採用

1

1

1

夏の始まりに僕はこの町の新たな住人であるルーナ、そしてクロさんことクローリクさんと出会った
そして今までは知らなかったハルの姉であるアキさんと出会いそれぞれと軽く交流をした
そんな日々を送りながら僕は夏休みを迎えた

「ん、朝か」

学校に通っている時の影響か、せっかくの休みなのに朝早く起きてしまった
せっかく早起きしたし、どこか出かけようかな?

安価下
1 町の雑貨屋
2 ルーナの家
3 神社
4 山の広場
5 駅(隣町に行きます)
6 自由安価

4

4

山の広場へ行くために、山道を登る
コンクリートで舗装されているため、歩きやすいものの、とても暑い
そして山の広場に到着する
相変わらず、自動販売機くらいしかない
何をしよう?

安価下
1 お地蔵さんにお参り
2 ラジオ体操でもしよう
3 自由安価

1

せっかくここまで来たのでお地蔵さんにお参りでもしよう
相変わらずぽつりと置いてあるそこに向かう
軽く周りの草を抜いてあげるとその後僕は……

安価下
1 手を合わせた
2 1円をお供えした
3 5円をお供えした
4 10円をお供えした
5 100円をお供えした
6 500円をお供えした

6

500円

お財布を開けると大きなコインが1枚
しょうがない、お地蔵さんが恩返しに来ることでも祈ろう
500円玉を供え、そっと手を合わせる
少し、風が吹いた気がした
さて、そろそろ帰ろう





「……貯まった」




家に帰るとお袋に声をかけられた
親戚からおまんじゅうをもらったという
せっかくなので1つわけてもらうと僕は部屋に戻る
誰かにあげるのもいいし、自分で食べるでもいいだろう
まだ午前中だけれど、どうしよう?

安価下
1 町の雑貨屋
2 ルーナの家
3 神社
4 山の広場
5 駅(隣町に行きます)
6 自由安価

4

山の広場へ再び向かう
我ながら何をやっているのかわからなくなってきた
夏休みの謎のテンションというやつだ
相変わらず、人っ子一人いない

「……あれ、さっき500円供えたはずなのに……」

なぜかお地蔵さんの前から小銭が無くなっている
罰当たりな人が持って行ったのか、カラスが盗んだのか
とりあえず、僕は……

安価下
1 今度はおまんじゅうを供えた
2 しばらくそのあたりを散策してみる
3 特に何もせずに戻る

1

おまんじゅうを持っていたことを思い出し、改めて供える
そして手を合わせ、目を瞑る
そのタイミングで、後ろから風が吹き、目を開けた僕の横から手が伸び、おまんじゅうを誰かが持ち上げた

「ちょ!?」

「?」

振り返るとそこには僕よりも二回りほど背の低い少女がいた
黒いぱっつんヘアにセミロングの後ろ髪は神社にあるしめ縄の〆の子のような形で結ばれている
服装はTシャツにミニスカート、そしてその下に履いているスパッツが見えていた

「これ、私にくれたんじゃないの?」

きょとんと、首をかしげる少女に僕は頭を抱える

「いや、お地蔵さんに備えたんだけど」

「……」

ボケっとしたような顔をした少女は首をかしげながらおまんじゅうを口にする
駄目だ、この子聞いてない
というか、一体誰だろう、さっきまで広場には誰もいなかったはず
この町の人間は大体顔見知りだが少なくとも町の人間ではない

「おいしい」

「それはようございました……君、どこの人?」

そう聞くと少女は町とは反対側を指さす
天狗山の向こうから来たようだ

「もしかして、登山してきたの?」

「ん、そう」

話が通じないかと思ったけれど、それなりに話が通じたようだ

「ごちそうさま」

おまんじゅうを食べきった少女はそうつぶやき草むらの中へ向かって走り出す

安価下
1 手を掴んで止める
2 見送る

2

森の方へ走り去る少女を見送る
風のような少女だったな、とか思った



???と出会いました



家に戻るとすでに正午になっていた
お昼ご飯を食べながら、午後の予定を考える

安価下
1 ハルの家
2 ルーナの家
3 神社
4 山の広場
5 自由安価

3

神社へ行ってみる
少し歩くとカエルがぴょんぴょんと跳ねている
どうやら池のオタマジャクシが成長したようだ
無茶苦茶いっぱいいる
アキさんの姿は見当たらないようだ

安価下
1 アキさんのいるであろう建物へ行ってみる
2 お賽銭する

2

アキさんがここに居ないという事は寝ている可能性が高いだろう
起こしてしまっては申し訳ないし、僕はさっき家で補充したお金……5円玉をお賽銭箱に入れてみる
……何かいいことがあるだろうか?

「……」

目を閉じ、お祈りをする

安価下
1 ハルが来る
2 アキが来る
3 ルーナが来る
4 クローリクが来る
5 ???が来る

5

「何をお願いしたの?」

「わっ!?」

いきなり隣から声をかけられ、驚いて声を上げてしまう
さっきの少女がいつの間にか僕の隣に立っていた

「?」

驚いている僕に首をかしげるマイペース少女

「な、なにかいいことがありますようにって思って」

「ん、そうなんだ……」

言いながら、100円玉を取り出す少女
それを賽銭箱に入れ、手を合わせる

「……何をお願いしたの?」

「内緒」

そう言いながら少女は顔を上げる
そして、そのままじっと見つめてくる

「な、なに?」

「なんでもない」

変わった子だ
何か話そうかな?

安価下
1 自己紹介する
2 何しに来たの?
3 自由安価

1

1

「僕は悠人、あそこの家に住んでるんだけど……君は?」

そう聞くと少女は僕の家をしばらくじっと見た後、僕の方を向きなおす

「ハオン……」

そう言ってつぶやく
彼女の名前はハオンというらしい

「……」

会話が終わってしまう
何か話そうかな、と考えていると

「あれ、ゆうちゃんいらっしゃい」

奥から出てきたアキさんに声をかけられる

「アキさん、おはようございます?」

「いやぁ、今何時?」

どうやら寝起きらしい

「ハオン、こちらはアキさ……あれ?」

ハオンにアキさんを紹介しようと考え、声をかけてみるとハオンはいつの間にかいなくなっていた

「ん、どうかした?」

「さっきまで女の子がいたんですけど、知らないうちにいなくなっちゃって」

「お化けだったりして」

「お饅頭食べられたんでそれは違うと思いますよ」

せっかくアキさんに会えたし、アキさんと何かしようかな?

安価下
1 アキさんの部屋でゲームがしたい
2 神社のお掃除を手伝う
3 汚部屋の掃除
4 自由安価

3

「せっかくですから部屋の掃除していきますよ?」

「え、い、いや、それは遠慮しておくよ」

あからさまに顔色が悪くなるアキさん

「じゃあ、さっそく掃除を始めますね」

「だからいいってば! お姉さんの言うこと聞きなさい!」

安価下
1 強行突破で掃除する
2 お姉さんのいう事を聞いておくことにする

1

そんなことを言っていては永遠に部屋の掃除ができないだろう
という訳で強行突破して掃除を始める
脱いでそのままの巫女服が転がっていたり、ペットボトルや空き缶が大量に落ちている
それぞれを仕分けしながらごみ袋に詰めていく

「も、もういいから、いいからね?」

何を焦っているのだろうか

安価下
1 今回はペットボトルと缶だけ片付けるだけ
2 もっとしっかり片付ける

2

ここは心を鬼にして、置いてある雑誌やら何やらを片付ける

「この辺の雑誌、どこにまとめておきます?」

「そ、そこはだめ、だめだから!」

「へ?」

僕は雑誌を持ち上げた後に気づく
成人誌、つまりそれはエロ本である

「……」

「……ゆうちゃん、今日は帰ってもらえる?」

「は、はい……」

あまりの気まずさに僕はアキさんのいう事を聞かざる得ない状態になってしまう
間違いなく怒ってるだろうな、アキさん……
そんなことをしているうちに夕方が近くなってきた
どこへ行こうかな


安価下
1 ハルの家
2 ルーナの家
3 山の広場
4 自由安価(神社は不可)

3

山の広場に行くと原っぱで横になる

「……アキさんもああいうの読むんだ」

そして、それを読んでいるアキさんの姿を想像してしまう
……やばいやばい、これはいけない
首をぶんぶんとふっているとその気配に気づく

「……」

「わっ!?」

いつの間にか後ろにハオンが座っていた

「今日は、よく会うね」

「……う、うん……」

「どうかした? 顔、赤い」

「な、何でもないよ」

せっかくハオンに会えたし、何か話してみようかな?

安価下
1 まだ帰らないで大丈夫?
2 明日もここに来るの?
3 明日、どこかへ遊びに行かない?
4 自由安価

3

「明日、どこかに遊びに行かない?」

「……私、お金ない」

「僕もあまりないから大丈夫だよ」

ハオンは少し考えるような動作をする

「……わかった」

「じゃあ、明日の……」

安価下
1 朝にここに集合
2 お昼にここに収容

「朝でいい?」

「ん、わかった。待ってる」

ハオンは頷き、そのまま森の中へとかけていく
や、野生児だ……
そんなことを考えながら僕は帰路に就いた



夜になった
なんか山登りを繰り返しすぎたせいで眠くなってきた

安価下
1 素直に寝る
2 河原へ行く
3 神社へ行く

2

河原へ行くと、蛍の光に包まれているルーナがいた
今日は一人のようだ

「あ、お兄ちゃん、こんばんは」

「こんばんは、クロさんはいないの?」

「クロは虫が苦手ですから」

そう言えばこの間もホタルに怯えていたっけ

「お兄ちゃんもホタルを見に来たんですか?」

「うん、そんなところだよ」

せっかく会えたし少し話をしていこうかな

安価下
自由安価

お地蔵と神社であった不思議な子の事を話し
その子のこと知ってる?と聞く

「そう言えば、今日ね」

……かくかくしかじか……

「ってことがあって、そのハオンって子について知ってる?」

「ハオンですか……会ったことないですね」

ルーナは少し悩みつつ、そう答える
当たり前ながら答えは知らないとのことだった
僕でも知らないのだから当たり前か

「あ、そろそろ帰らないとクロに怒られてしまいます」

「っと、それじゃあまたね」

「うん」

さて、僕もそろそろ寝ようかな
明日はハオンとの約束もあるし
そう考えて僕は横になる
それにしても、あのハオンという子……

安価下
1 何者なんだろう
2 どこかで会ったことがあるような

2

どこかで、会ったことがあるような気がする
そんな風に思いながら僕は眠りについた




1日終了

好感度

ハル:20
ルーナ:16
アキ:11
クローリク:15
ハオン:15



今回はここまで
やっとハオンを出せました

おつおつー

おつ

おつおつ

アキ姉さんしっかり下がってしまってる

進行安価

安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編(キャラ名+お題)


キャラ別番外編ではまだハオンを選ぶことはできません
また1週目ハル、嫁ハル、ウミの3人が今回から追加されます

2
アキの性事情

「まさかゆうちゃんに見られてしまうとは……」

私は押し入れに成人誌を隠しながらつぶやく
まさか、あのタイミングで部屋に入られるとは思っていなかった
私だって巫女である前に普通の女性
むらむらするときだってあればそれを解消しないとやっていけないときだってある
それがちょうど昨日だった
そう言う事である

「……あぁ、もう、ゆうちゃんに次会うのが気まずすぎる……」

……
今回はゆうちゃんが大人しくいう事を聞いてくれたからよかったけれど
もしも、あの時……

安価下
1 妄想しちゃう
2 巫女さんが妄想エッチなんてするわけがない

1

「へぇ、アキさん、こういうのが好きなんですか」

「ちょ、ゆ、ゆうちゃん、やめなさいっ!」

必死に強く出る私をゆうちゃんは押し倒す
現役男子高校生の力に、最近まともに運動をしていない引きこもり巫女が勝てるわけもなく、抵抗ができない
あっさりと巫女服を脱がされ、裸になった私をじっと見つめるゆうちゃん

「下着を一切身に着けてないなんて、やっぱり期待してたんじゃないですか?」

「こ、これは、巫女服は、そう言うもので……」

「じゃあ、なんで濡れてるんですか?」

「っ」

下半身に触れられ、びくりと反応をしてしまう
そして、そのまま大事な場所を指でなぞられ、すぐ激しくかき回されて……

「あっ、ああぁっ!?」

「エロい声を出して、やっぱりこういうのが好きなんですね、変態」

「ち、ちがっ、んんっ!?」

言い訳をしようとする口を口でふさがれる
そうしているうちに、指でクリトリスをつままれ、そして……



「~~~~っ!!!」

身体が仰け反り、そこで絶頂を迎える

「……わ、私、な、何やって……」

すっかり濡れてしまった袴と自分の手
妹の友達にこんな風に発情してしまうなんて……
しかも、それをおかずにしてしまうなんて……
私って、なんて……

「さ、最低……」

とりあえず……少しだけ、部屋を掃除しよう……
ただし、一度寝て、起きた後……
そう考えながら、私ははだけた巫女服を直すこともなく眠りにつくのだった



おしまい

朝になった
まだ少しだけ眠いけれど、今日はハオンと会う約束をしている
山の広場へ行かないと



山の広場へ行くと、すでにハオンがそこにいた

「……あ、きた」

ハオンもこちらに気づいたようでちょこちょこと歩いてくる
そして僕のそばに来るとじっと僕を見てくる

「どこに遊びに行くの?」

安価下
1 雑貨屋
2 神社
3 ハルの家
4 ルーナの家
5 山の奥の森
6 駅(隣町に移動?)

「ハオンはそっちの森を登ってきたんだよね」

「ん、そう」

「じゃあ、そっちのほう案内してほしいな」

僕がそう言うとハオンは少し悩むような動作をした後

「わかった」

そう言って、手を差し伸べる

「えっと……」

「手、つなごう?」

なんだか恥ずかしいけれど、断る理由もないので手をつなぐ
そして、森の中へ移動し始めた

「ここ、滝」

最初に着いたのはおそらく、蛍が見れる川の源流と思われる川にある滝であった
滝つぼのあたりは池のようになっており、魚が泳いでいるのが見える

「んっ……」

そんな滝の横にある岩をぴょんぴょんと飛びながら、ハオンは川の反対側にわたる

「悠人、はやく」

「え、こ、これ、越えないとダメ?」

「はやく」

「……」

意を決して岩から岩へと飛び移る
な、何とか渡れた
ハオンは僕の手を再び握るとそのまま歩き出す
ため息を吐く僕は、ふと滝のそばに火を燃やした後があることに気づいた
こんなところまでバーベキューかキャンプに来た人がいるのだろうか
なんて思っていたが、ハオンに手を引かれている状態では詳しく観察もできないまま、滝は僕の視界から見えなくなった



「ここ、大きな岩」

そう言われてやってきた場所は僕が見上げてしまうほど大きい岩が置かれている場所だった
お札のようなものが貼ってあったり、しめ縄のようなものがまかれている
何か、神聖な岩なのだろうか?

「これ、何の岩なの?」

「……ただの岩?」

ハオンも首をかしげている
わからないらしい

「ハルかアキさんに聞けばわかるかな」

そう僕がつぶやくのを聞いたハオンは僕に顔を向ける

「……ここのこと、他の人には内緒にしてほしい」

「え、どうして?」

「……だめ?」

安価下
1 なぜか教えてくれないとだめ
2 だめじゃない
3 自由安価(受け答え、エッチ系の返答も可、ただし成功するとは限りません)

3
いいけどなんで?って感じで理由を聞く

「別に駄目じゃないけど、どうして?」

「……」

答えたくない、という事だろうか
ハオンは目をそらす
それならば仕方がない

「まぁ、わかったよ。ハオン、この後はどうする?」

「……案内できる場所、これ以上ない」

そういえば、森で遊ぶつもりがなぜかパワースポットのような場所を巡ることになってしまった
とりあえず、何か提案しよう

安価下
1 川に行ってみよう
2 虫取りでもしよう
3 ルーナの家に連れて行こう
4 ハルの家に連れて行こう
5 自由安価

2

4

「一緒に虫でも取る?」

「……ん、取る」

そんなわけで子供に戻った気分で虫取りをすることになった
とりあえず、カブトムシやクワガタのいそうな木を探してみる

「……」

ハオンは僕の後ろをついて来ている

「せっかくだし、どっちが大きいカブトムシ捕まえられるか勝負しない?」

「……いいよ」

ハオンはお決まりのちょっと悩むポーズを取った後頷く

「じゃあ、勝った方は……」

安価下
1 負けたほうに何でも命令できる
2 美味しいお菓子をプレゼント
3 思いつかなかったので特になし
4 自由安価

2

「よし、勝った方にお菓子おごりね」

「あ、悠人、待って」

ハオンが何かを言いかけていたけれど、僕は先手を取るためにカブトムシがいそうな木を探す
そして木を見つけた後はどこかにカブトムシがいないかをチェックする
夜、家の窓にたまにくっついているカブトムシはなかなか見当たらない

「うーん……正直、どの木にいるかわからないな」

仕方がないので手当たり次第の木を探しているととうとう木にカブトムシを発見する

「あのサイズなら勝てる……!」

そして、木を蹴って揺らそうと考えるが、木が太くてなかなか揺れない

「登ればいけるかな……」

木を登るなんていつぶりだろう
しかし、女の子に虫取り勝負で負けたくはない
そんなわけでカブトムシに向かって木を登る

「あと、ちょっと……」

そして、何とかカブトムシを捕まえた
木の下から見た時よりも小さく感じる
でも実際、カブトムシなんてこんなものか……

「悠人、捕まえた」

木を降りていくとハオンが僕にそう声をかけてきた
その手に捕まっていたカブトムシは……誰がどう見ても僕のカブトムシの1周り大きいサイズだった

「……ま、負けました」

「……勝った」

無表情のままの勝利宣言を上げるハオン
仕方がないので駄菓子をプレゼントすることにする

「じゃあ、今から雑貨屋に行こう?」

「……私、お菓子いらない」

少し悩んだしぐさのあと、そう言われる
気を使われているのだろうか
と、そのタイミングで僕のお腹が音を鳴らした

「僕は一回帰るけど、ハオンもうちに来る? 多分ご飯出してもらえるよ」

「……私も帰るから、平気」

ハオンは少し悩んだ後にそう答える
もはや受け答えの際に少し悩むしぐさを取るのは彼女の癖のようだ

「じゃあ……」

安価下
1 また午後に遊ぼう
2 また今度
3 また明日

3

「じゃあ、また明日ね」

「……明日も遊ぶ?」

「うん、明日の……」

安価下
1 朝、山の広場に
2 お昼、山の広場に
3 朝、僕の家に
4 お昼、僕の家に

2

「明日のお昼にまた広場で待ってるよ」

そして、お菓子でも持って行ってあげよう

「……わかった」

また、少し考える動作をした後にうなづくハオン
森の中をハオンの案内で進み、頂上の広場が見え始める
そこでハオンと別れることにした

「じゃあ、また明日ね」

「ん、また明日」

ハオンは小さく手を振る
そして僕は自分の家へ戻った



お昼ご飯を取った後、僕は午後の予定を考える

安価下
1 雑貨屋へ行こう
2 ハルの家に行こう
3 ルーナの家に行こう
4 神社へ行こう
5 駅(隣町)へ行こう
6 自由安価

3

ルーナの家に行くことにする
午後1時を回った頃、ルーナの家のインターホンを鳴らす

「悠人様、いらっしゃいませ」

玄関の扉が開くとクロさんが出迎えてくれる
そしてその後ろからルーナが顔を出した

「お兄ちゃん、いらっしゃいませ!」

「今日は何かご用ですか?」

安価下
1 ルーナと遊びに来た
2 ルーナにお出かけのお誘いに来た
3 クロさんに会いに来た
4 クロさんにお出かけのお誘いに来た
5 自由安価

4

「クロさん、一緒に出掛けませんか?」

「え、わたくしですか?」

目を丸くするクロさん

「構いませんが、いったいどちらへ?」

安価下
1 雑貨屋へ
2 隣町へ
3 神社へ
4 自由安価

2

「隣町に行こうと思ってるですが、どうですか?」

「わかりました、少々支度をしますのでお待ちください」

そう言って、クロさんは階段を上がっていく

「お兄ちゃん」

クロさんの帰りを待つ僕にルーナが話しかけてくる

「どうしたの?」

「お土産期待してますね!」

目を輝かせるルーナ
それに対し苦笑いをしているとクロさんが着替えを終えて降りて来た
その姿は……

安価下
1 白ワンピース
2 ワイシャツ+ズボン
3 ダサT系
4 自由安価

1プラス大きな白い帽子付き

2

白いワンピースに大きい白い帽子
髪と素肌も白く幻想的な少女がそこにいた

「……」

クロさんがもともと美人という事もあり、しばらく見とれてしまう

「あ、あの、どこかおかしいでしょうか?」

「い、いや、なんでもない! い、行きましょうか!」

「……」

なんだか、少しうれしそうにしているクロさんと一緒に隣町へ向かうため電車に乗る
隣に座ったクロさんからはなんだかいい匂いがする

「それで、悠人様、今日はどのような用事で隣町へ?」

安価下
1 お菓子を買いに
2 服を買いに
3 カラオケをしに
4 本屋へ行きたくて
5 自由安価

2
年が近いし、意見を聞きたくて

「服を買いに行こうと思ってたんですよ、年も近いですし……というか同い年ですし意見を聞きたくて」

僕の言葉に「なるほど」と納得をした様子のクロさん
さっそく服を買いに服屋へ移動する
そして僕は

安価下
1 男性用の服のコーナーへ移動した
2 女性用の服のコーナーへ移動した

2

女性服コーナーへ移動した

「え、あ、あの?」

クロさんは混乱したような顔をする
買い物の目的を伝えることにしよう

安価下
1 ハルにプレゼントする服を選びたい
2 ルーナにプレゼントする服を選びたい
3 アキさんにプレゼントする服を選びたい
4 クロさんにプレゼントする服を選びたい
5 ハオンにプレゼントする服を選びたい

4

実を言うとハオンのことで気になっていたことがあった
服装が昨日と今日、同じだったという事だ
単純にあの服が気に入っているだけかもしれないけれど、今日の勝負で負けたこともあるし何かいい服はないかと思ってきたわけである

「なるほど、ご友人に服をプレゼントですか」

事情を話すとクロさんはかなり悩んだ顔をする

「そちらの方の服のサイズはご存じなのですか?」

「え、えっと、このくらい?」

ハオンの背の高さをなんとなく手で再現するも

「背丈ではなく服のサイズです」

呆れた顔をされてしまった

「仕方ありません、このあたりのフリーサイズなら問題なく入るでしょう」

そう言いながらいくつかの服を手に取るクロさん

「どのような服になさいますか?」

「うーん」

安価下
1 シンプルで清楚な服
2 スポーティーな服
3 フリルなロリータ系
4 あえての執事服
5 コスプレ?なメイド服
6 自由安価

6 えっちな感じのコスプレ衣装

再安価
1 ミニスカメイド服
2 アニメキャラの制服(超ミニスカ)
3 色々見えそうなチャイナ服
4 ミニスカ脇出し巫女服
5 露出多めのくノ一服
6 ミニスカナース服
7 自由安価(エロ過ぎるのは禁止で)

脇、胸元、そして足のスリット
とにかく露出の多いチャイナドレスに目が行く
なんとなくハオンがそれを着ている姿を想像していると

「……」

クロさんが明らかにドン引きする顔をしている

「い、いや、その、違います! これを買って行こうってわけではなくて! 僕がチャイナ服が好きなだけで!」

って、何を言ってるんだ僕は!?

「……悠人様はこういうのがお好きなのですね」

「目からハイライトが消えてますよ、クロさん!?」

「……ちなみに、誰かがそちらの服を着ているところを、見てみたいのですか?」

意味深な感じに聞いてくるクロさん

安価下
1 見たい
2 ハオンが着るところを見たい
3 違います!

2

これは一周目ハルちゃんから極寒の目で見られる方のゆうくんですね

「そ、その、ハオンが着ているところを見てみたいだけで!」

「そうですか……それで、買わないのならきちんと別のものを選びましょう」

うぅ、まだクロさんに引かれてる気がする
ここはきっぱりと選ぼう!

安価下
1 買う!
2 シンプルで清楚な服を買う
3 スポーティーな服を買う
4 フリルなロリータ系を買う

ここまで来たら買うしかない!

「こ、購入します」

「わたくしが来た意味がなくなりそうですね」

吹雪のような冷たい視線を向けるクロさん……
とりあえずチャイナドレスをキープしつつ……

安価下
1 次はクロさんの服を買う
2 お会計へ

1

なんか昨日から思ったけど、特定のキャラの好感度上がるようにわざと別なキャラの好感度下げてない?

ずっとハオンの選択肢ばっかり

「じゃあ、次にクロさんの服を選びましょうか」

「……え?」

「付き合ってもらったお礼です、奮発して何か買いますよ!」

クロさんは一瞬顔を赤くし、そして店内を見回す

「そ、そうですね、動きやすい服とかがいいのですが、たまには、その、かわいいのでも……悠人様はわたくしにはどんな服が似合うと思いますか?」

安価下
1 シンプルで清楚な服
2 スポーティーな服
3 フリルなロリータ系
4 コスプレ?なメイド服
5 自由安価

「クロさんは美人ですし、今の服も似合ってますから、シンプルで清楚な服がいいですかね」

「っ!?」

クロさん、急に真っ赤になったけどどうしたんだろう?
とりあえず、近くにある白いワンピース系の服を見てみる
ミニスカート過ぎるが、下にこちらのズボンを履けば動きやすそうだ

「このセットなんてどうですか?」

「で、では、そちらで大丈夫です」

「あの、顔が赤いですけど?」

「な、なんでもありません!」

とりあえず、選んだ服を購入する
……お財布がものすごく寒くなった……
どこかで農業を手伝う必要が出て来たかも

「はい、クロさん、どうぞ」

「あ、ありがとうございます……大事にしますね」

ようやくクロさんが笑ってくれた
その笑顔はとてもきれいで、なんだか照れてしまう

「と、申し訳ありません、そろそろ帰ってお嬢様の夕食を用意しないといけませんので」

「うん、帰りましょうか」

こうして、僕らは家に帰るのだった



夜になる
今日は山を駆け回ったせいでかなり疲れた気がする
でも寝るには早いだろうか?

安価下
1 ハルの家へ行く
2 河原へ行く
3 神社へ行く
4 山の広場へ行く

4

こんな時間にハオンがいるわけがない
そう思いながらも山の広場へ行ってみると

「……悠人?」

ハオンが、星空を見上げていた



「こんな時間に、ここに居て大丈夫なの?」

「ん、平気」

そう言いながら空を見上げているハオン
そして、しばらくした後その視線をこちらに向けてくる

「……悠人は、こんな時間にここに居て、いいの?」

「まぁ、家近いから」

「……」

その言葉を聞いた後、ハオンは再び空を見上げる

「昔、人が死んだら星になるって聞いたことがある」

「そう言えば、そんなこと聞いたことある気がするね」

「……もし、それが本当なら、生まれ変わりは、あると思う?」

ハオンは空を見上げたまま僕に聞いてくる

安価下
1 あると思う
2 ないんじゃないかな

2

「うーん、僕は生まれ変わりとか信じてないし、無いんじゃないかな」

「……そう」

いつもの悩むそぶりをした後、そう頷く
そろそろお互い、帰ったほうがいいだろうか
それとも、どこかへ誘おうか?

安価下
1 少しだけ河原に誘う
2 解散する
3 自由安価(ただし、ほとんどの場所が拒否されます)

1

「少しだけ河原に行かない?」

「なんで?」

「ホタルが見れるよ」

「……行く」

少し考えた後、ハオンはそう答え、僕の後ろを歩く
僕は山道を下っていくがその途中で沢からホタルが飛んでくる

「ここでも見れそうだね」

「ん……星みたい」

そう言いながら、ハオンはじっとホタルを見つめる
その横顔はなんだか少し切なく感じた

「あまり遅くなるといけない、と思う」

「うん、そろそろ帰ろうか」

ハオンに言われ、僕らはまた別れた
ハオンは山を登って行ったので、また森を突っ切るつもりなのだろう
僕は危ないからと声をかけたが、すぐにハオンの姿は見えなくなってしまった





悠人
あの人に似ている人
そのせいで、つい、姿を見せてしまった
隣にいたいと思ってしまった
そして、隣にいて、改めて思った
私、悠人のことが、好きなんだ

「……」

私は、悠人への思いを自覚する
この関係をもっと、続けたい……




1日終了

安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

2 夜自室でプレゼントされた服着て鏡の前ではしゃぐクロさん

今日、買い物に誘われたのはすごくうれしかった
彼の意外な一面を見れたり、油断をしていた時にいきなりプレゼントをされたり、褒められたり
すごく幸せに感じた
そしてその余韻はまだ私の中に残っている
お嬢様の夕食の片づけを終え、お嬢様がお風呂に入っているうちに私は3階にある自分の部屋の姿見鏡の前で彼に買ってもらった服を着て何度もポーズを取っている

「や、やはりかわいい方が悠人様の好みなのでしょうか?」

可愛らしいポーズや

「ですが、ここは大人びた女性としてのふるまいを……」

落ち着いた女性のようなポーズ

「いえ、ハル様やお嬢様のような活発な……」

色々なポーズを取ったり、くるくると自分の姿を360度鏡越しに見つめる

「ふふ、悠人様、似合ってますか?」

そう、独り言を言ってみると

「……く、クロ? お、お風呂、出たよ?」

鏡に映る、部屋の入口
そこに立っているお嬢様の姿
お嬢様は見てはいけないものを見てしまったという顔をしながらゆっくり扉を閉める

「っ、ち、違います、お嬢様! わ、わたくしも年頃で、悠人様は関係なくて、あああああ!!!」

前にも思ったことはあったけれど……
防音対策をしっかりしている家でよかったです……



おしまい

少し休憩をはさみます

現状の好感度
ハル20
ルーナ16
クローリク19
アキ11
ハオン20


まさかのハオン即オチ……

ハオンのイベント①の発生条件が満たされたので次にハオンに遭遇した時に強制イベントが発生します
ただし選択肢を間違えるとハオンはいなくなってしまいます
またハオンイベントは少し長いのでご了承ください

後、即オチボーナスという事でプチ情報、午前中、ハオンに案内されたある場所に行くとラッキースケベが発動します

たんおつー

朝になった
ハオンとの約束はお昼からだし、午前中はどう過ごそうかな?

安価下
1 ルーナの家へ行く
2 ハルの家へ行く
3 神社へ行く
4 山の広場へ行く
5 滝に釣りへ行ってみる
6 自由安価(隣町には行けません)

4

山の広場へ行ってみる
もしかするともうハオンがいるかもしれないので例の服を持って行く
坂道を登りきるが、ハオンの姿は見当たらない
まぁ、約束がお昼だから当たり前か
どうしよう?

安価下
1 一度戻る(行きたい場所があれば記入)
2 森を進んでみる

ハオンがいなくて進めるかわからないけれど、滝のところあたりまで進んでみようかと考え森に入る
しばらく行くと水の音が聞こえてくる
どうやらこの獣道で道はあっていたようだ
しかし、ハオンはよくこんな道を毎日登ってこれると改めて思う
そして、滝が見えてくる
すると……

「……え?」

ハオンがちょうど、服を脱いでいるところであった
既に上着とスカートを脱いでおり、上半身はルーナよりも大きい、普通くらいのサイズの胸が丸出し
そして下半身のスパッツを脱ごうとしているところだった
ハオンはこちらに気づいていないようでスパッツを脱ぎ、肌色の紐パンツ1枚だけの姿になる

安価下
1 声を出しちゃう
2 覗き見ちゃう

1

ルーナって結構大きくなかったっけと思ったけど、この周回ではおんぶしてないから小さいと思い込んでるのかしら

「は、ハオン!?」

その姿に驚き声を上げてしまう
ハオンは振り返り、そして今まで崩したことのなかったその無表情を始めて崩し、驚き、そして真っ赤になった顔を向ける

「ひゃあっ!?」

そしてそのままハオンは川の中へと飛び込む
水着に着替えようとしていたのだろうか、なんて思いながら慌てて反対を向く

「ゆ、悠人、なんで、ここに?」

「い、いや、ハオンを迎えに行こうかとおもって」

そう言い訳をしていると

「っ、悠人、こっち見ちゃダメ、絶対ダメ!!!」

今まで聞いたことのないようなハオンの声がする
ど、どうしたのだろうか?

安価下
1 振り返ってしまう
2 見ちゃダメなので見ない

ハオンに言われ、後ろを向いたまましばらく沈黙をすると

「も、もう、大丈夫」

そんなハオンの声がそばで聞こえた
普段結ばれているポニーテールがほどけており、髪を結っていたリボンは手首に結んでいる
そして、服を含めかなりずぶぬれである

「だ、大丈夫?」

「ん、すぐ乾く……その、胸、見た?」

「……」

僕は黙秘を貫くが、すぐに察したらしく少し顔を赤くするハオン

「……すけべ」

「う、ご、ごめん……」

気まずさのあまり、顔を背けているとハオンに手を握られる

「罰、今から一緒に出掛けよう、拒否はさせない」

そう言って、手を引っ張られた

安価下
1 とりあえず、服を渡す
2 まだ渡す時ではない

2

ハオンに渡すつもりの紙袋は、その場に置いて行かれてしまうが、今はそのことを言い出せそうにない
手を引っ張られ、そのまま天狗山の向こう側の大きな山へ向かう
確か、日出山と言っただろうか……
長い道のりを手を引かれながら歩いていく
ハオンの服と髪がしっかりと乾いてきたころ、日出山の登山道に出る
その時点で僕はだいぶ息が上がっていた

「大丈夫?」

「う、うん、なんとか……」

「もう少し」

そう言って歩くペースを落とすハオン
日出山の頂上に上ると、さらに一本の木に近付く

「……んしょ……」

「え?」

ハオンはその木に登り始め、木の枝の上から僕に手を伸ばす

「こっち、景色、きれいだよ」

そう言って僕に木を登るように言ってきた
僕は……

安価下
1 木に登った
2 危険なのでハオンに降りるように言った

ハオンに手伝ってもらいながら木を登る
木登りなんて、小学生以来だ

「あとちょっと、がんばって、悠人」

そう、言われながら木を登りきると……

「どう?」

目の前に広がる景色
下の広場と違い、360度すべての景色が遠くまで見える

「……すごいね」

「ん、ここ、好き。ずっと昔から……」

そう言って遠くを見ているハオン
その横顔は、やっぱりどこかで見たことがあるような気がした
それだけではない、この景色も、見たことがあるような気がした

「あ、そうだ、ハオンにプレゼントを用意したんだ、滝のところに置いてきちゃったけど」

「そうなの?」

「うん、降りて戻ろうか」

そう言って、座っていた木の枝から降りようとした瞬間、僕の身体が木から滑り、空中へ投げ出される

「えっ……」

冷や汗が全身から流れる
結構高いところまで登ってきてしまったはずだ
これ、無事じゃすまないんじゃ……
そう考えていると

「悠人!!!」

ハオンが木を飛び降り、そして僕の手を掴みながら手首に結ばれていたリボンを外す
その瞬間、ハオンの背中から黒い大きな翼が生え、羽ばたく

「っ」

「は、はお、ん?」

落下速度が緩やかになり、そしてなんとか地面に着地する

「ハオン?」

「……」

ハオンは、顔を背け、背中から生えた羽で自分の身体を包み、隠すようなしぐさをする

「……黙っていて、ごめんなさい……私、人間じゃ、ない」

顔をそむけたままハオンはそう言った
天狗山の伝説
天狗様が天狗山にあった城を守ったという話
そして、この町にある天狗伝説

「ハオンは、天狗だったんだ……」

僕は、ハオンにそう聞いた
ハオンはうつむいたまま答えない
そんなハオンの頭を、そっとなでる

「……ハオン、ありがとう、助けてくれて」

「!」

ハオンは顔を上げる

「私、天狗、だよ?」

「うん、でもハオンはハオンだよね」

「……」

ハオンは驚いた顔をした後、顔を伏せる

「昔話、聞いてほしい」

ずっと昔、私にはどのくらい昔かはわからない
それは、まだ私のような半妖半人がいた時代の話

「はぁ、はぁ……」

私はその日、天狗の隠れ里から逃げていた
お母さんとお父さん、それに里のみんなは人間に殺された
それよりも昔に、半妖半人が人間に悪さをして、そのせいで迫害をされていると聞いたことがあって、きっとそのせいだと思った
私は、まだ幼かったこともあって里から一人逃げ出すことができた
でも、まだ飛べすらしなかった私は逃げ込んだ山の中……天狗山の森で疲れ果てて眠ってしまった
そして、目を覚ますと……

「……ふとん?」

ふわふわする、今まで寝たこともないような柔らかい布団
その上に寝ていた

「気が付いた?」

その人は、私にそう声をかける
人間の存在に恐怖を覚えた私は逃げ出そうとするけれど、足に激痛が走った

「っ、こない、で……」

恐怖のあまり、泣き出し、過呼吸になる
でも、その人は……さっきの悠人のように、頭をそっとなでてくれた

「人間が、怖いよね……ごめんね、でも、大丈夫だから」

その優しい声に、私は涙を止めた
その人は、この城の主だという
森で眠っていたと思っていた私だったけれど、お城のすぐそばまで来てしまっていたらしくて、こっそり城を抜け出したその人に見つかってしまったという事だった
その人は私のことを匿ってくれて、隠し部屋で私を育ててくれた
里でも食べたことがなかった美味しい食べ物をもらって、少しずつ育っていって、空を飛ぶことや、妖術を使えるようになったころ、ある神社へ連れて行ってもらった
そして、そこで妖怪の力を抑え込む帯をもらった
その帯は、今も髪を結ぶのに使ってる
それからは私はその人の正妻候補としてその人と一緒の時間を過ごしていった
もう、隠れることもない
私は早く年を取りたかった
彼と、結婚して幸せになりたかった
でも、ある時、お城がたくさんの兵士に攻められた
その人は城の主、国の持ち主として戦ったけれど、兵士の数が違った
いくら倒しても敵はいなくならない
とうとう、数に押し切られて、城下町まで被害が及びそうになったところで、私は覚悟を決めた
城の人たち、城下町の人たちの前で天狗の姿に戻り、兵士を妖術で押し返す
もう、城に帰れなくてもいい、そう思っていたけれど

「っ」

弓矢で私を狙う兵士をお城の人たちが倒してくれる
皆が、私に続いて戦ってくれた
そして、犠牲が出ながらも、戦に勝てた
でも……

「ハオン」

名前を呼ばれる
お城の屋根の上から見る景色は、ちょうどあの日出山の木の上から見る景色にそっくりだった

「ん、なに?」

「天狗である君がみんなに認められてよかった」

「……」

また、いつものようにそっと頭を撫でられ、私は彼の身体に寄り添う

「あなたが、拾ってくれたおかげ……」

「そうか」

「……ねぇ、私は、あなたが……」

言いかける私の言葉を

「ハオン、一緒に少し出かけない?」

彼が遮った

森の奥にある大きな岩
そこへ散歩に行く
曰く、この岩のすぐそばに私が眠っていたらしい

「最近、この国に天狗の生き残りがいることが周りの国に知れ渡ってしまったらしい」

「っ」

やっと、正体を隠さずに、彼と一緒になれると思った
それなのに……私の夢は、叶わないのだと悟った

「ごめんね、ハオン、僕はこの国を守らなければいけない。でも、ハオンを見捨てることもできない」

「……なら、私、戦う。絶対にあなたも、この国も、皆も守る! だから……!」

言いかけたところで、違和感に気づく
力が、抜けていく

「君にはずっと先の未来で、戦いが終わって、平和になった世界で……生きてほしい」

気づいてしまう
彼は、私を今、封印するためにこの場所へ誘ったのだと
私がここに封印されれば、少なくとも殺されることはない
でも、それはもう……彼とは違う時間を生きることになる
そう言う事だった

「やだ! 私は、私はあなたと一緒がいい! お願い、最後まで、一緒に、隣にいさせて!!!」

でも、目の前にいるその人に、私の手は届かなかった
そして、意識を取り戻したのはつい最近のことだった





お城も、城下町も無くなっていて、見たことのないものがいっぱいあった
しばらく、姿を隠しながら町を調べてみて、私がお城を守った伝説が残っていることを知って、私が神様のような扱いになっていることが分かった
でも、人々は多分、私の存在を伝説上のものだと思っているのだろうとも思った
私の封印されていた岩は森の奥でずっと人の手が触れていないのが分かった
そして、お城のあった場所に小さく残っていたお地蔵さんも草の中に埋もれていた

「……あなたがいないと……私は、一人きり……こんなの、幸せじゃない……」

そう、思っていた
あの日……

「……あの人……」

あのお地蔵さんを見つけて、草を抜いてくれたあなたに出会うまでは

「……へぇ……」

そこからは、あなたが供えてくれたお金で、服を買った
そして、あなたの前に姿を見せた
本当は、少しだけ話して終わるはずだった
でも……





「あなたは、あの人に似すぎてた。さっき、頭を撫でてくれた時に、確信した……悠人、あなたは……あの人の生まれ変わりだって」

そこまで、話し終えたハオンは大きく息を吐く

「でも、ここまでこの町を見ててわかった。半妖半人は、もうこの世界にいない。だから、私といると悠人は不幸になる」

「そんなこと……」

僕が口を挟もうとするとハオンは僕の目を見つめる

「悠人、選んで」

ハオンは、僕の目を見たまま、真剣な顔をする

「私と2人で生きて、他のすべてを捨てるか。私のことを忘れて、元の生活に戻るか……どっちがいい?」

ハオンの問いかけに、僕は……

安価下
重要安価のため3票会得のものを採用します
1 ハオンと2人で生きる
2 ハオンのことを忘れる

1

1

1

「ハオンと2人きりで生きるよ」

僕はそう、迷わずに言った
今度こそ、彼女を一人にはできない
そんな風に思った

「……そう言ってもらえて、よかった」

そう言うと、ハオンは僕の手を取る

「悠人、さようなら」

「え?」





目を覚ますと、僕は天狗山の頂上の広場で眠っていた
最近、毎日ここに来ていた気がするけれど、何をしに来ていたんだっけ?
もうすぐ夕方だ、そろそろ帰ろう
……胸に穴が開いてしまったような気持ちだ
どうしたのだろうか
家に着いた後も、何かをする気に慣れないまま部屋で横になる
今日はもう眠ることにしよう



1日終了

ハオンエピソード継続中



安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

2 一周目ハル
最後のお願いで一緒にジョギングに付き合ってほしいって言っていたら

本日はここまでです、次回はハル番外編とハオンエピソードラストまでは進めたいところです
まさかハオンが即落ち、即正体ばれするとは正直思ってませんでした

お疲れ様です
鏡の前ではしゃぐ姿見られるクロさん可愛かった
ハオンルートは00年代前半の伝奇エロゲ味を感じる

乙でした

ハオンは>>1さん一押しみたいだからどんなキャラか気になった人はいたと思います

>>620
ルーナはそれなりにありますが、ハオンはそれより大きいくらいです
比較対象のクローリクが小さすぎるだけです
クローリク(貧)<ルーナ(小)<ハオン(普)<ハル(大)<アキ(巨)
をイメージしております

ハオンが受け入れてもらえたようでよかったです

変な疑問に対して回答ありがとうございます

>>比較対象のクローリクが小さすぎるだけです
辛辣過ぎてルーナお嬢様も苦笑いですわ

おつおつー
さすが初対面で男と間違えられたクローリクはかくがちがっt

ルーナ「皆さん、胸の話題ばかり、やめてください、泣いている子もいるんですよ!!!」

クローリク「泣いてません!!!」

ハル「クロさん、胸が大きくても邪魔なだけだよ?」

アキ「肩凝るしねぇ」

クローリク「……」

ルーナ「お姉ちゃんたち、それは優しさにもフォローにもなってないですよ」

ハオン「クローリク……大丈夫、悠人は胸で人を判断する人じゃない。それに前世では年が10近く離れてる上に胸が一切なかった私のことを拾って育ててくれて最後は結婚手前まで行ってた」

アキ「それはそれでどうかと思うけど」

ハル「ゆうくん、ロリコンだったんだ……」

ルーナ「お兄ちゃんがロリコンなら私が一番可能性あるんじゃ!?」

アキ「君、一応ゆうちゃんより年上だからね?」

クローリク「せめて、せめて背が低ければまだバランスがよかったのに……」

ハル「そう言えば、背の高さってどんな順番なんだろう?」

ハオン「……見た感じ、ルーナ<私<ハル<アキ≦クローリクの順番だと思う」

ルーナ「私の方がハオンさんよりも大きいです!」

アキ「アホ毛含めればね」

ハル「ほ、ほら、クロさん、背の高さなら1番じゃないですか」

クローリク「だから余計に胸がないのが辛いんですよ……」

ハオン「後、比べるなら体重?」

ハル「ハオンちゃん、言っていいことと悪いことはあるんだよ?」

ハオン「……ごめんなさい?」

クローリク「多分何が悪いのか理解していない顔ですね」

アキ「という訳で、変な時間に起きちゃってちょこっと皆で雑談してみたわけだけど、今日はこれ以上の更新できるかわからないからのんびり待っててもらえると助かるね」

ルーナ「ヒロイン全員が出たという事で改めて「この子が好き」とか、「この子のこんなところが好き」とか、「この子のこんなところが見てみたい」というものがあれば書き込んでいただけると嬉しいです!」

ハオン「……感想催促」

ハル「い、言わないであげようよ」

お疲れ様です

やっぱハルが一番好き
明るく元気で純情ないい子なところとか、基本的にゆうくん大好きなところとか
あと一周目のゆうくんとの二人の関係性が綺麗だったし、お互いに通じ合ってる様子が良かったです

ルーナは普段は子供っぽいけど、ふとした時に大人っぽい色気を出すとかあると良い意味でギャップが出て良さそう



胸の大きさでのいじりはほどほどにね!
(以前ハマってた某艦隊ゲームで好きなキャラがひたすらイジられてへこんだ記憶が)

初期好感度20だし最初から好意自覚して、主人公に全面に押し出すハルは見てみたい
実際にルート入るわけじゃないから、扱い難しいかもしれないけど
あとアキかデレるところちょっと想像しにくいけど、だからこそ見てみたさはある

二周目はルーナかクローリクルートかなと思ってたら速攻で隠しヒロイン攻略は意外だった

前回出てない隠しキャラ情報貰ったらまず登場させたいし、登場のためにある程度踏み込んだらそこで放置しがたくちゃんと攻略する流れになるのは自然ではなかろうか

キャラクターの背景を見ると好きになっちゃうのはあると思う
それはそうとハオンすごくいい子でかわいい
年はいくつなんだろ?

ボーナス案にあった幼馴染ハルは見てみたい 初期からゆうくん好き好き言ってくる幼馴染ハルちゃんいろいろ面白そう
ハオンは封印されてた間は時が止まってた感じかな?

>>642
ハル「ありがとう! 今回まだ出番ないから辛いけど、もうそろそろ出番来るよね!?」

ルーナ「え、エッチパートで何とか……!」
クローリク「知識だけなら豊富そうではございますね」



>>643
クローリク「皆さん、聞いてください! こちらの方が素敵なことをおっしゃってますよ!」
3人「ごめんなさい」
ハオン「……? ごめんなさい?」
ハル(多分一人だけなんで怒られてるかわかってない……)

アキ「あの子は多分、ゆうちゃんが他に好きな人がいるとわかれば手を引くタイプだからねぇ」
アキ「あ、それと、私のデレが見たいなら攻略頑張ってね?」

ルーナ「攻略!」
クローリク「待っています!」


>>644
ハオン「……ありがとう」
クローリク「何で一瞬考えたんですか?」
ハオン「私がかかわっていいのかわからなくて」
クローリク「お、思ったよりも重い理由ですね」



>>645
ハオン「17才」
アキ「ぐはっ!?」
ハル「お、お姉ちゃんが5才差という事実に吐血を!?」


>>646
幼馴染ハル「私は昔からゆうくんのこと知ってるよ!」
ハオン「私は前世から知ってる、私の勝ち」
幼馴染ハル「い、一緒にお風呂入ったことあるもん!」
ハオン「こ、婚約してた……!」
幼馴染ハル「前世でしょ!?」
ハオン「そっちも小さい頃の話」
2人「ぐぬぬぬぬ」
幼馴染アキ「ちなみに私は小さい頃、ゆうちゃんとお風呂一緒に入ったし、将来アキお姉ちゃんと結婚するって言われたし、そもそもゆうちゃんのことは赤ちゃんの頃から知ってるけどね」

ハオン「ちなみに時間は止まってた、一瞬目がくらんだ後、知らない世界に立ってた感じ」
クローリク「言葉では簡単ですが、絶望感がすごそうですね」
ハオン「ん、かなり絶望してた」

「これからさ、毎日でいいからジョギングを一緒に行ってくれない?」

「……」

ハルは少し驚いたような顔をする
そして、そっと手を差し出した

「私、結構足速いよ?」

「うん、だから、今は迷惑かけちゃうと思うけど、ハルと一緒にいろんな場所に行きたいんだ」

「そっか」

そう言って、ハルは僕の手を握る

「いこう、ゆうくん」

「うん、まずはハルと、この町を走ろうか」

「じゃあ、本気で走るから、しっかりついて来てね、ゆうくん!」

ハルの走る背中を僕は追いかける
揺れるポニーテールを追いかけ、追いかけ……追いかけ続け……

「みてみて、ゆうくん!」

海の見えるその崖の上でにこにこと笑うハル

「ちょ、ちょっと、ハル、ウミがまだ来てないよ」

「え、す、少し飛ばしすぎちゃったかな」

そんな話をしていると、娘のウミがようやく追いつく

「お、お母さんもお父さんも、なんで現役高校生より体力あるの……」

「毎朝ジョギングしてるからね」

「ゆうくんはいつも農業頑張ってるし」

「後、この際だから言うけどさ……」

ウミは大きくため息を吐いたあと、僕らを睨む

「お父さんの方のハル呼びはともかくお母さんのゆうくん呼びそろそろやめてよ!」

「でもゆうくんはゆうくんだし」

「僕はハルにそう呼ばれても何の問題もないけど」

「私にあるの! 両親がいっつもイチャイチャしてるところ見せつけされてる年頃の娘の気持ちを考えてよ!?」

ウミがなぜ怒ってるのかはわからないけれど

「ほら、ウミ、もうすぐ水平線に夕日が落ちるよ」

「……誤魔化された」

ハルはまったく気にしていないようだ
むすっとしているウミは昔のハルによく似ている
今、僕はあの町で農家をしながら時折、ハルと共に日本全国の絶景を巡る旅に出ている
ハルは、その絶景を写真に収め、それを写真集として時折本を出版している
最初こそ、ただアルバムに収めていたその写真をハルの友人の一人がぜひ本にしてほしいと頼んできたのがきっかけだった
彼女は出版社で働いているとのことで、ハルの写真のことはすぐに会社に報告され、1冊目の写真集ができた
そして、それが爆発的に売れ、ハルは今では僕がやっている農家以上にお金を稼いでいる

「この夕日、写真で見るよりも実際に見るほうがきれいなんだよ」

「もう、ここに来るまで何十回も聞いたよ、初めてお父さんと二人きりで旅行に来た場所なんでしょ?」

さすが我が娘、素晴らしい記憶力だ
日が沈み出し、オレンジ色の光が世界を包む
さっきまでふてくされていたウミはその景色を見ていつか、初めてこの景色を見たハルのように目を輝かせていた

「……ゆうくん、私、ゆうくんと結婚できてよかった……ううん、ゆうくんと会えてよかった」

ハルの笑顔に、僕も笑顔で返す

「うん、僕もだよ」

僕たちの物語はまだ終わらない
この世界には僕たちの知らない景色はいっぱいある
それを、これからもハルと共に見届けていきたい
そう、思った



おしまい

本編再開

朝になった
まだ、心に穴が開いたような感覚はそのままだった
このまま部屋にいるのは、いやな感じがする
何か、行動をしていたい
どこへ行こう?

安価下
1 ハルの家
2 神社
3 ルーナの家

2

神社へ向かってみる
意味もなく神社を訪れ、なんとなく、財布の中からお金を取り出しそれを賽銭箱に入れる
なんだか、この行為には意味があった気がする

「……」

作法なんてわからないから適当に手を合わせる
もう1度会えますように

「……会えるって、誰にだろう……」

ぽつりと、つぶやく

「あれ、ゆうちゃん?」

奥から声が聞こえ、目を向けるとアキさんが立っていた

「どうしたの、そんな暗い顔をして」

アキさんに言われ、僕は何も答えられない

「んー……少し休んでく?」

アキさんは、僕のことを心配してくれているようだ

安価下
1 休んでいく
2 休んでいかない

休んでいく

「はい、麦茶」

「ありがとうございます……」

「どうした、そんなに失恋したみたいな顔して」

神社の裏にある小さな岩に座って僕とアキさんは会話をしていた

「それが、わからなくて」

「……」

「意味わからないですよね……でも、胸に穴が開いたような気分で」

アキさんは、そんな僕をそっと抱きしめる

「よし、少年、少し甘えていきなさい」

「……恥ずかしいです」

「どうせ誰も見てないし、気を張らなくていいよ」

アキさんは僕の頭を撫でながらそう言う

「……」

しばらくそんな状態を続けるけれど

「気は、晴れないかな?」

「ごめんなさい……」

アキさんの言う通り、気は晴れなかった
それと、1つ気づく
アキさんはとても人のことをしっかり見ている
僕の心境をはっきりと捉えてくれてる

「ありがとうございました、それと、この間はごめんなさい」

「よ、余計なことは思い出さないでいいの! ……無理しないで、今日は帰って休んだ方がいいと思うよ?」

「……わかりました」

そうは言われたけれど、僕は家に帰る気にはならなかった

安価下
1 ルーナの家に行く
2 ハルの家に行く
3 山の広場へ行く

3

アキさんにああ言われたにもかかわらず、僕は山の広場に来ていた
なんでこの場所へ来てしまったのかもわからない
ハルに習って、そっと草の上に寝転ぶけれど、曇気味の空には何もない
数羽のカラスが空を飛んでいる

「……」

なんだか、胸の穴が広がった気がした

「……カラス……」

そっと、空を飛ぶカラスに手を伸ばす

「……ハオン」

その名前を、呼んだ
ハオン……誰だったっけ?
大事な人だったはずだ
ハオン……

「そうだ」

僕は起き上がる

「ハオン……」

走り出す

「ハオン」

あの、お地蔵さんが見えた
はじめてハオンにあった場所

「……ハオン!」

森を駆け抜けていく
ハオンに連れて行ってもらった場所

「ハオン!!!」

滝のそばの川を、必死に飛び越える
ハオンが水浴びをしようとしていた場所だ

「はぁ、はぁ、ハオン!!!」

そして……その岩にたどり着く
ハオンが、封印されていた場所だ

「……なんで、思い出しちゃうの?」

僕の後ろで、声が聞こえた

「……忘れたくないからに、決まってるでしょ」

後ろにいるであろう、その少女に話しかける

「……私は、天狗だから……あなたのそばにはいられない、だから、私のことなんか忘れて……」

「なんかじゃない!!!」

「っ」

振り返り、強くハオンを抱きしめる

「ハオンなんかじゃない……ハオンだから、忘れたくないんだ……」

「……駄目、悠人……離して……」

「離さない、もう、絶対に」

「ダメ、そんな風に、言われたら……決心が、揺らぐ」

ハオンの声が震えだす

「揺らぐなら、そんな決心なんて捨てればいい」

「でも……」

「……天狗とか、人間とか、関係ないよ」

僕は、ハオンを離し、そっとその瞳を見つめる

「ハオンがそんなことを背負う必要はない。これからは、一緒にいようよ」

「だけど……!」

「昔、この町の人たちはハオンのことを認めてくれたんだよね?」

「っ」

そっと、頭を撫でる

「大丈夫、それに、何かあっても絶対に僕が守るから」

「……悠人、私、悠人のそばにいていいの?」

「もちろんだよ」

「……っ」

ハオンは再び僕に抱き着くと、声を上げて泣き出した
いつもの、無表情はどこにも残っていない
人間でも、天狗でもない、ただの少女がここに居た

安価下
1 キスをする◆
2 泣き止むまでそっと抱きしめ続ける

ハオンルートが解禁されました
◆のついた選択肢を選ぶとルートに突入し、他のヒロインを攻略できなくなります

強制ハーレムルートが解禁されました
ハオンルートに入らずにハオンとエッチをし(自由安価時に選択)
ハオンを調教、自分の命令に絶対従うようにすることでルートに入れます

2

僕はハオンが泣き止むまで抱きしめた
しばらくしてハオンは泣き止んだ後、僕の胸に顔を埋め続けたまま、僕を離そうとしない

「ハオン?」

「……泣いた後の顔、恥ずかしいから」

「……そっか」

「頭、なでててほしい」

僕はハオンに言われたとおり、頭を撫でる

「これから、どうしようか?」

「……」

「とりあえず、ハオンは今、どうやって生活してるの?」

「……滝のところで魚とって食べたり、虫を取って食べたり……」

な、なんという野生児……
しかし、いくらなんでも僕の家に未成年の、おまけに威勢の子を連れて帰るわけにもいかない
そうなると頼れるのは……

安価下
少し重要安価であるため先に2票得たものを採用
1 ルーナに相談
2 アキさんに相談

1

2

2

ここはアキさんに相談しよう
そう考え、ハオンの手を握る

「この時代にも信用できる人はいるよ。だから今からその人に会いに行こう」

「……」

ハオンはいつも以上に長く、考え込むしぐさをする
そして

「悠人が、手を握っててくれるなら」

そう答えてくれた
僕らは神社へ移動する
そして

「ゆうちゃん! よかった……家に帰ってないって聞いて、今ハルと一緒に探し行くつもりだったとこだよ」

「心配したんだよ、ゆうくん! ところで、この子、誰?」

神社に着くとアキさんとハルがすごく心配そうな顔で僕の元へ走ってきた
そして、2人は僕の後ろに隠れているハオンに目を向ける
ハオンは2人の顔を見た瞬間、少し動きを止める

「ハオン?」

「……平気」

そして

「この子はハオン、信じてもらえないかもしれないけど、天狗だよ」

「天狗って、まさか、天狗様?」

2人は同じ言葉を同じ速度でしゃべった
こういうところは完全に姉妹だ

「ハオン、羽、出せる?」

「……ん」

少し悩む動作をした後、自身の髪を結ぶリボンを外す
するとハオンの背中に大きな黒い羽が生えた

「っ」

「ほ、本当に!?」

アキさんもハルも目を丸くして驚く
そして

「ね、ねぇ、ハオンちゃんっていうんだよね、羽触ってみていい!?」

「え、び、敏感だからダメ……」

「じゃあ、ぎゅーってするのは!?」

「そ、それならいいけど……」

「かわいいーっ!」

「~~~~っ!」

ハルはさっそくハオンを抱きしめ頬ずりをしている
そんなハルの様子を見た後、アキさんはため息を吐く

「この子を探してたわけね?」

「はい」

「で、ここに連れて来たってことは、私にお願いがあったんじゃないの?」

鋭い……

「ハオンのこと、この神社に住まわせることはできませんか?」

僕は、考えていたことを言葉にする

「なんとなく、その子を連れてきた時点でそんな気はしたけど」

しかし、アキさんは顔を歪ませる

「ゆうちゃん、人を一人養うのは難しいの」

「わ、わかってますが、それでも頼れるのがアキさんしか」

「まぁ、いいけどね」

そう言ってアキさんは僕の言葉を遮り頭を撫でた

「今のうちにお姉さんに甘えておきなさい。絶対何とかしてあげる」

アキさんはそう言ってくれた




「じゃあ、ハオンちゃんはとりあえずこの部屋を使ってね」

アキさんに案内された部屋は少し狭い畳の部屋だった
聞いた話では接客用の部屋らしい

「……わかった」

少し考えた後、頷くハオンにアキさんは続ける

「それと、ここに来たからにはきちんと働いてもらうわ」

そう言って、ハオンの背丈に合いそうな巫女服を見せるアキさん
巫女服を着たハオンを想像して、少し顔が赤くなる

「ゆうくん?」

な、なんだかハルから冷たい視線を受けてしまう
そんな目で見ないで……

「着替えるから、悠人は外行ってて」

「う、うん」

「はい、いくよゆうくん」

僕はハルに連れられ、外へ行く
そして

「でも、びっくりした。天狗様が本当にいたなんて」

「ハオンのことについてはあとで詳しく話すよ」

「うん、ゆうくん、ハオンちゃんが困ってたから助けてあげたの? それとも……ハオンちゃんだから助けてあげたの?」

安価下
1 困ってたから助けた
2 ハオンだから助けた
3 自由安価

困ってたから

1

「困ってたからだよ」

「そっかー、そっかー」

なんだかハルが嬉しそうに見える
謎だ

「……ちなみにさ、ゆうくんってやっぱり巫女さんの格好とか、かわいいって思うの?」

「え、なんで?」

「と、特に質問に意味はないけど!」

安価下
1 可愛いと思う
2 特に普通じゃないの?

1

1

「そりゃ、かわいいと思うけど……」

「……ちょっと私も着替えてこようかな」

「え、ちょ、ちょっとハル?」

ハルはそう言いながら真後ろの扉を開ける
そして、ハルを目で追っていた僕の目に新しく飛び込んできたのは

「え、ゆ、悠人?」

「あっ」

僕、ハル、アキの3人の声が重なる
ハオンは巫女服の袴以外を着付けた後の状態で、いざ袴に足を通している最中だった
そして、いつか見た紐パンツを履いていないのが、ちょうど角度的に分かった
冷静に考えていると

「……すけべ」

ハオンが真っ赤な顔でそう言ってくる

「い、いや、これはハルが」

「ゆ、ゆうくんが巫女服がかわいいとかいうから私も着替えようと!」

お互い罪を擦り付け合う僕とハル
そんな僕らにアキさんがニコニコ笑顔で声をかける

「2人とも、あとで座禅ね」

「は、はい……」

な、なんで僕まで……




「ん、服が重い……」

巫女服に着替えたハオンの最初の感想がそれだった
もともと黒い純日本人っぽい髪に巫女服が似合っている
一方で

「やっぱり巫女服、動きにくいなぁ」

なぜか一緒に着替えるハル
ハルもすごく似合ってる

「おぉ、ゆうちゃん、かわいい女の子2人が巫女さんになって見とれてるねぇ」

「そ、そんなことないですよ!?」

「で、ゆうちゃん的にはどっちが好みなの? お姉さんにこっそり教えてくれない?」

安価下
1 ハルが好み
2 ハオンが好み
3 アキさんが好み
4 選べない
5 自由安価

1

4

4

「は、ハルが好みです」

「ほうほう、罪な男だねぇ」

アキさんはにやにやしながら僕に言う
なんだかハルが顔を赤くしているような気がする
あ、あれ、ハオンも頬を膨らませてる?

「じゃあ、ハオンちゃんにお掃除教えてる間、2人は座禅ね」

「えっ!?」

「お、お姉ちゃん、あれ本気だったの?」

「もちろん、はい、座った座った」

こうして、ハオンは神社に居候することになった
そして僕はというと、座禅の最中、疲れが出たのか眠ってしまうのだった




午後になる
一度昼食を取りに家に帰った僕
さて、午後はどこへ行こう?

安価下
1 ルーナの家
2 ハルの家
3 神社
4 駅
5 自由安価

1

ルーナの家に遊びに行ってみよう
玄関でインターホンを鳴らすと

「おにいちゃん、いらっしゃいませー!」

珍しくルーナ本人が出迎えてくれた

「あれ、クロさんは?」

「免許取りに行ってます」

そう言えばそんな話をしてたっけ

「遊びに来たの? 相手、私で大丈夫ですか?」

安価下
1 ルーナと遊ぶ
2 ルーナと出かける
3 出直す

1

「ルーナと遊びに来たから大丈夫だよ」

「そうなんですね! ゲームにしますか、マンガにしますか? それとも、ア・ニ・メ?」

な、なんだその使い方は……

安価下
1 ゲーム
2 漫画
3 アニメ
4 ルーナ

3

一緒にアニメを見ることにする

「この漫画の劇場版にします? あ、こっちのアニメもおすすめですよ! これは少し長いですが伏線回収で感動します!」

おぉ、すごい
ここはレンタルショップのガオか何かか
そのくらい大量のDVDが置いてあった
ルーナは色々とおすすめアニメを紹介してくれる

「どれを見ますか?」

僕は……

安価下
1 人気アニメの劇場版
2 ルーナおすすめの深夜アニメ
3 ルーナおすすめの少し長いアニメ
4 ホラーアニメ
5 自由安価(エッチなアニメでも可)

2

ルーナのおすすめの深夜アニメを見ることにする
僕は柔らかいソファーに、ルーナは僕の膝の上に座り動画を再生する
聞いたことのないアニメだったが……

「……」

恋愛系の話らしい
け、結構きわどい描写もある

「……」

ルーナは顔を赤くして目をそらしてる
この描写があることを忘れてたな、ルーナ
しかし、今のルーナはずいぶんと無防備に見える

安価下
1 いたずらしよう
2 アニメに集中

1

「……」

ルーナのお腹あたりに手を回し、ぎゅっと抱きしめてみる

「ふえっ、お、お兄ちゃん!?」

「ん、どうしたの?」

「い、いえ、なんでも……」

顔を真っ赤にして、かわいらしい
でも、抵抗する気配は一切ない
これはもう少しだけ過激ないたずらをしてもいけるのでは?

安価下
1 これ以上はやめておく
2 胸を揉む
3 股間をまさぐる
4 おしりを触る
5 自由安価

4

お尻を撫でてみる
とても柔らかい

「ひゃっ!?」

おぉ、すごくいい反応
服の上から撫でまわしていてなんとなくパンツの形がわかる
そしてそのパンツに包まれた柔らかいお尻
癖になりそうな触感だ

「お、お兄ちゃん、やめて……」

ウルウルした目をこちらに向ける
流石にこれ以上はいやらしい

安価下
1 ここまで来たら手前もまさぐる
2 やめて謝る
3 自由安価(エッチ可能)

2

「ごめんごめん」

頭を撫でる

「女の人にそんなことをしちゃだめなんですよ!」

「でも、健全な男子の膝の上であんなエッチなシーンを見てるルーナもどうかと思うけど?」

「う……と、とにかく、着替えてきますから、続き見ててくださいね!」

ん?
着替え?
あまり気にせずにアニメの続きを見る
しばらくするとルーナが帰ってきたが、着替えた様子はないみたいだけど……
この後は何事も起きず、最後までアニメを視聴し終えた
そのアニメの感想を話し合っているとクロさんが帰宅
そこで今日は解散することにした




夜になる
どこかへ行こうかな?

安価下
1 今日は疲れたのでもう寝る
2 ハルの家に行く
3 神社へ行く
4 ルーナの家に行く
5 河原へ行ってみる

3

神社に行くと賽銭箱の上に普段着姿のハオンが座っていた
罰当たりな……って思ったけど、そもそもこの神社で祭られている本人だからいいのだろうか?

「あ、悠人、こんばんは……どうしたの?」

僕に気づいたハオンは賽銭箱から降り、とことことこちらに近付いてくる

安価下
1 ハオンに会いに来た
2 アキさんに会いに来た
3 自販機に来ただけ

2

ハオン

「アキさんに会いに来たんだけど」

「ん、わかった。案内する」

そう言ってハオンは僕の手を握り引っ張る

「アキ、悠人が来た」

アキさんの部屋に入って驚く
すごく、整理整頓されてる
ど、どうなっているんだろう、もうすぐ台風が来るのでは!?

「……ゆうちゃん、何を驚いてるのかなぁ?」

「ナンデモナイデス」

それはそうと

「アキさん、あの」

安価下
1 今後のハオンについて相談に来た
2 ゲームしに来ました
3 肝試しをやりたいです
4 自由安価

1とお礼

「ハオンの今後についての相談と……」

「と?」

「その、ハオンのこと、それに僕のこと元気付けてくれたこと、どっちも本当に感謝してます。ありがとうございました」

僕が頭を下げるとアキさんはその頭を撫でる

「素直でよろしい、でもまだゆうちゃんは子供なんだから大人にしっかり甘えなさい」

「な、なんか、本当にすいません」

「甘えられるのも今のうちだからね。で、ハオンちゃんの今後だっけ?」

「はい、これからどうするかも、まともに思いつかなくて」

「このままうちで巫女さんをするでもいいけど……ハオンちゃんは寿命、どんな感じなの?」

不意に後ろにいるハオンに聞くアキさん
ハオンはいつもの小さく悩むような動作を見せる

「……大体、30から50年くらいだと思う」

「えっ」

天狗って短命なのだろか?
なんて思っていると

「私たち人間と同じとみてよさそうね」

「で、でも、あからさまに短くないですか?」

「そりゃ、戦国時代じゃそうなるでしょ。どっかの偉い武将が「人生30年」だかなんかって言ってたでしょ」

な、なるほど、納得する
この辺の頭の回転の速さ、アキさんは地頭がものすごくいいのかもしれない

「ハオンちゃんはどうしたいの?」

「私は、悠人と一緒なら、どんな暮らしでも構わない」

そう言われ、僕は顔を赤くする

「おやおや、モテるねぇ」

ニヤニヤするアキさん
うぅ、なんか恥ずかしい

「まぁ、それならゆうちゃんが将来養ってあげるか、自立するか、ここで働き続けるか、ね」

「……悠人はどう思う?」

いつもの考えたしぐさの後、丸投げされる

安価下
1 養う
2 自立を手伝う
3 神社で働き続けるべき
4 自由安価

1

「僕が養うって約束するよ」

「……」

嬉しそうにするハオン

「ゆうちゃん、さっきも言ったけど人を養うのは大変だよ」

「は、はい、わかってますよ」

「ならよし、でも、たぶんハオンちゃんが言ってるのはそう言う意味ではないと思うんだけどねぇ」

な、何だろう、そのニヤニヤフェイスは
ハルのニコニコと比べてすごくムッとなってしまう

「まぁ、それまでに戸籍問題とかは何とかしておくって約束するわ。せっかくの夏休みだし、ハオンちゃんにちゃんと会いに来てあげてね?」

「は、はい」

そんな簡単になんとかなるものだろうか?
そろそろ深夜になる
もう帰ろうかな?

安価下
1 もう帰る
2 泊っていく(雨が降り出します)

1

泊まる

「じゃあ、そろそろ帰りますね」

「うん、また明日」

ハオンにそう言われる

「うん、また明日ね」

明日も、神社に来よう
そして、ハオンに会いに来よう
家に帰ると眠りにつく
外で雨の音がし始める
明日は雨だろうか?
もしそうならハルは1日中家にいるのかな
そんな風に考えながら僕は夢の世界へ旅立つのだった



1日終了


安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編
キャラ別番外編にてハオンが解放されました
エッチ系安価も可能です
ただし、ハオンはエッチに関する知識は皆無に近いですので、その前提で書かせていただきます

2
着替えに行った後のルーナ

今日はここまでで、明日以降書きます
最後に次回用に安価を取っておきます


着替えに行ったルーナは

安価下
1 下着を変えただけ
2 身体が火照ってしまったので慰めてきました
3 自由安価

2

まさか、お兄ちゃんにあんなことをされるなんて
そう考えながら私は自分の部屋へと逃げ込む
正直、あのまま続けられてしまっていたら、どうなっていたかわからない

「……ま、まだお兄ちゃん、アニメ見てるよね……」

こっそりと、自室の本棚をそっと動かす
実はこの本棚は横に動かせる
この本棚の向こう側には秘密の押し入れが隠れている
そして、その中には本棚があり……そう言う本がある

「……」

幼馴染のお兄ちゃんにエッチなことをされる本をつい、出してしまう
数回、部屋の鍵のチェックをした後、スカートを胸のあたりまでめくりあげる

「……んっ……」

口でめくりあげたスカートをくわえ、パンツの上からあそこに触れる
お兄ちゃんに、いたずらされてる気分になってくる
そして、妄想が始まる

「年下の男の子をお兄ちゃんとか呼んでさ、ルーナは変態だよね?」

「ち、ちがいますっ、特別な意味じゃ……」

非力な私がお兄ちゃんの腕力から逃げられるわけもなく押し倒され、下着をまさぐられ

「ほら、お尻触られただけで濡れてる」

「ち、違うんです、わ、私、お尻が弱いだけで……」

「へえ、じゃあ……」

お兄ちゃん(ではなくて私)の指がそのままお尻に伸びていく
そして、バックプリントの猫のイラストの上あたりを何度もなぞる

「~~~~っ!」

あ、だめ、これいけないです
一気にパンツのシミが広がり、私は咥えていたスカートを離してしまう

「服、脱がないと、もっと……」

私はもう、お兄ちゃんが下の部屋にいることも忘れ、ワンピースを脱ぐとパンツも脱ぎ捨てる
毛が生えかけている前の穴とまだきれいな後ろの穴に両手の指を1本ずつ入れ、中をいじる

「ルーナはお尻で感じる変態なお姉ちゃんなんだね?」

「っ、そう、です……わたしは、へんたっ、いぅ……はぅ……」

びくびくと痙攣しながら、私は絶頂を迎え、ベッドに倒れこむ
せっかく出した漫画、使わなかったなぁ、なんて思いつつ、目を閉じそうになる

「って、寝ちゃだめです、は、早く着替えて戻らないと!」

その後、私は慌ててお兄ちゃんのところに戻ったわけですが……

(お、お兄ちゃんのそばにいるの、気まずい……)

お兄ちゃんをおかずにしてしまったことの気まずさからお兄ちゃんから距離を取ってしまうのだった




おしまい

朝になった
今日は雨が降っているため、野外では行動できそうにない
誰かの家か何かの施設に行こうかな?

安価下
1 ハルの家へ行く
2 ルーナの家へ行く
3 神社へ行く

3

神社に行くとカエルがとにかくたくさん飛び跳ねていた
お、恐ろしい光景だ

「あ、悠人、いらっしゃいませ」

昨日とは違い巫女服を着ているハオンが出迎えてくれる

「アキ、寝てるけど、起こす?」

安価下
1 ハオンに会いに来たから問題ない
2 起こして
3 自由安価

1

「ハオンに会いに来たから問題ないよ」

「……そう」

いつもの少し考えた動作の後、そう小さくつぶやく

「私に用事?」

安価下
1 大事な話がある◆
2 神社での生活は問題ない?
3 妖術について聞いてみたい
4 遊びに行こう
5 自由安価(エッチ可能)

2

「神社の生活には慣れた?」

「……夜がまぶしいの、慣れない」

「あー……」

確か戦国くらいの時代から来たんだっけ
アキさんの部屋の明かりは確かに明るすぎるかもしれない

「だから正直、少し寝不足」

「そうなんだ、少し寝る?」

「ん……悠人、膝枕して?」

「え?」

安価下
1 する
2 ダメ
3 する代わりに、1つ言うことを聞いてもらう

3

「わかったけど交換条件があるよ」

「何?」

きょとんとするハオン
よく見ると少しうとうとしているようだ

「起きた後に1つ、何でも言うこと聞くって約束して?」

「……ん、わかった」

多分わかっていない
ハオンに着替えをするから少しだけ待ってと言われ、外で待ち、声をかけられる
ハオンの借りている部屋に入るとシャツとスパッツ姿になったハオンが待っていた
髪もほどいており、手首にリボンを巻いているようだ
掛け布団代わりにバスタオルをお腹にかけたハオンは僕の膝の上に頭を乗せる

「……落ち着く」

「よかった」

ハオンはうとうととし始める

「悠人、なでてほしい……」

「うん、これでいい?」

「……んぅ……」

頭を撫でるとハオンはすぐに眠りに落ちる
僕はハオンの頭を撫で続ける
そして……



「ん、よく寝た」

ハオンが目を覚ましたのはお昼前頃だった

「おはよう、ハオン」

「ん……おはよう」

すごくすりすりされる
可愛い小動物のようだ
さて、何をお願いしようかな?

安価下
自由安価(エッチ可)

もうド直球にエッチさせて

「エッチさせて?」

「えっち?」

首をかしげるハオン
あぁ、横文字がダメなのか

「じゃあ、スケベなことさせて?」

「ん……んんっ!?」

いつもの考えるポーズのまま顔を真っ赤にするハオン

「ゆ、悠人のスケベ!」

「そう、スケベだからお礼もスケベでお願い」

「っ、そ、それはその……」

安価下
1 押し倒す
2 押し倒し、リボンを取る
3 どうしてもだめ?
4 冗談だよ
5 自由安価

4

2

ここで調教できなかったらクソだるいんじゃないの

「冗談だよ」

そう言って僕は笑うとハオンは頬を膨らませる

「……悠人のバカ」

こ、これは嫌われてしまっただろうか

「……」

雨の中しばらくの沈黙の後

「わ、私は、悠人なら……」

ハオンが何かをつぶやくが雨の音で聞き取れなかった

「え、なに?」

「なんでもない」

そこからはハオンがふてくされてしまったため、何もできなかった




午後になった
まだ雨が降っている
午後は何をしようかな?

安価下
1 ハルの家に行く
2 ルーナの家に行く
3 神社へ行く

2

1

ルーナの家に行ってみよう
インターホンを鳴らすと今日はクロさんが迎えてくれた

「いらっしゃいませ、悠人様」

「おじゃまします」

「今日はどういったご用件で?」

クロさんの問いに僕は

安価下
1 ルーナと遊びに来た
2 クロさんに会いに来た
3 自由安価

1

1

ルーナ

「ルーナと遊びに来たんだけど」

「お嬢様ですね、少々呼んできますので」

クロさんがそう言って頭を下げ、階段を上がっていく
そしてしばらくすると

「むにゃ、おにいちゃん、おはよぉ……」

「もうお昼過ぎだけどね」

寝間着姿のルーナが階段を降りて来た

「昨晩は遅くまで仕事をなさっていまして……」

「そうだったんだ、出直した方がいいかな?」

そう聞くと

「ダメです、遊びます!」

抱き着かれた
寝ぼけていらっしゃる

安価下
1 ゲームをやろう
2 漫画を読もう
3 アニメを見よう
4 自由安価

1

転寝を繰り返してしまっているため今日はここまでで終わります
明日もう少し多めに書きます、ごめんなさい

おつおつ

おつおつー
皆性欲強めで良き

「じゃあ、今日はこのゲームをやろうかな? ルーナ、少し見ててもらっていい?」

あえて一人用のゲームを選んでみる

「××、××××……」

「では、私がエスコートします、とおっしゃっています」

クロさんが寝ぼけ眼のルーナの言葉を翻訳してくれる
ここまで眠いのならやっぱり出直してくるべきだったかもしれない……

「×、×××、×××……××……zzz……」

「あ、ねちゃった……」

僕に寄りかかる形で寝てしまうルーナ
完全に寝息を立てているようで熟睡している

「……これじゃゲームどころじゃないかな」

「あ、あの、ものすごく申し上げにくいのですが、わたくしはこの後免許の教習がありまして」

「それなら……」

安価下
1 やっぱり一度出直した方がいいかな?
2 ルーナと留守番してた方がいいかな?
3 自由安価

2

「ルーナと留守番してた方がいいかな、僕がいなくなってたら起きた時寂しがりそうだし」

「はい、出来ればお願いします。ただし、お嬢様に変なことをなさらないでくださいね」

釘を打たれる
その後、クロさんは動きやすそうな私服姿で出かけて行った
僕はというと客間で眠っているルーナの隣で一人ゲームを続けている
もちろんながら音量は押さえている

安価下
1 少しだけいたずらしよう(内容も記入、どんな内容でも実行しますが内容次第では……)
2 起きるまで我慢

1
服の上から胸を触ってみる

こんな美少女が隣で無防備に眠っていて気にしない男はいない
ゲームをする手を止めて、じっとルーナの顔を見る
かなり熟睡しているようだ
少しだけ、と思いながら服の上からルーナの胸に触れてみる
パジャマの下には下着をつけている感覚は一切ない
つまり、布1枚を挟んでほぼ直接ルーナの胸に触れているような感覚
大きいとは言えないものの、きちんと存在感がある
やわらかくて、気持ちいい
この間触ったお尻と同じか、それ以上の柔らかさだ

「……」

こ、これ以上はいけない、歯止めがかからなくなりそうだ

安価下
1 すでに歯止めがかからない
2 やめる

2

僕はゲームに集中することにする
そして、しばらくゲームをしていると

「……ん……お兄ちゃん?」

「おはようルーナ」

ルーナが目を覚ました
しばらくぼうっとした後、ルーナはハッとなる

「ごめんなさい、せっかく来てくれたのに寝ちゃってました!」

「疲れてたみたいだし、大丈夫だよ。それより、もう眠気は大丈夫?」

「は、はい、もう平気です……」

なら

「改めてゲームをしようか」

「……! はい!」

この後仲良くゲームをした
胸を触っていたことはバレずに済んだようだ
この後、クロさんが帰ってきたのでそろそろ帰ることにした
そろそろ僕も自動車の免許を取ることを考え始めたほうがいいのだろうか




夜になった
まだ雨は降り続いているため、出かけるなら神社くらいだろうか

安価下
1 もう眠る
2 神社へ行く

2

夜の神社に行くと、さすがにハオンの出迎えはなかった
裏の小屋に行くと、電気がついており、ハオンかアキさんのどちらかは少なくとも起きている様子だ
ノックをして声をかけると

「最近よく来るね、ハオンちゃんが目当てかな?」

そんな風にアキさんが出迎えてくれた

安価下
1 アキさんが目当てです
2 ハオンに会いに来ました

2

「ま、まぁ、言い出しづらいですが、ハオンに会いに来ました」

「ずいぶん熱心だね、ハオンちゃんは今……」

安価下
1 部屋にいるから会いに行ってあげなさい
2 お風呂に入ってるわ

2

「お風呂に入ってるから、ちょっと待っててあげなさい」

「はい、部屋で待ってればいいですか?」

「うん、そうしてあげて」

そう言われ、部屋に通される
しばらく待っている間、少し暇であるが

安価下
1 大人しく待つ
2 少し部屋を漁ってみる
3 隠れて脅かそう
4 覗きに行こう
5 自由安価

覗き

確か、お風呂の位置って小屋の裏の方の部屋だったはず
……外から見えるのでは?
そう考え、アキさんにバレないようにこっそりと小屋の裏に回り込んでみる
中では水の音が鳴っており、ハオンが入浴中のようだ
こっそり、窓からのぞいてみるとハオンの黒い翼が見えた
お風呂では天狗の姿になっているようだ
こちらに背を向けているようで、僕のことには気づいていないが、ここから見えるのは羽と背中、それとお尻くらいだ

「……ん」

少し観察してみて分かったがシャンプーを使って頭を洗っている最中のようだ
しっかり両目を瞑って、わしゃわしゃと頭を洗っている
なかなか大事な部分などは見えない
そろそろ戻るべきだろうか?

安価下
1 戻る
2 もう少し見る

2

桶に入ったお湯でシャンプーを流したハオンは湯船の方に移動しようと立ち上がる
そして、こちらを向く
僕はほんの少しだけ窓から離れるとその様子をじっと見る
こちらを向いてくれたおかげで普通サイズくらいの胸とその中心のピンク色の乳首、それに股間まで丸見えである
ここで気づいたことが1つ、ハオンはまだ生えていないようだ
窓の方は見ていなかったようで、ハオンはそのまま湯船に浸かる
そして10秒後くらいに

「熱い……もう出よ……」

そう言って立ち上がる
まさにカラスの行水だが、急いで部屋に戻らないといけなくなってしまった
僕はアキさんにバレないようにハオンの部屋に戻り、何事もなかったかのようにハオンを待つ
以外にも時間はたっぷりあったようで、部屋に戻ってしばらくしてもハオンは戻ってこなかった
もしかして羽を乾かしているのだろうか
ちょっとした長髪よりも大変そうだとか考えているとハオンが部屋に戻ってきた

「あ、ほんとだ、悠人いる」

「こんばんは、ハオン」

「どうしたの?」

安価下
1 ハオンと遊びに来た
2 昼間の続きをしに来た
3 一緒に眠りに来た
4 自由安価

2

「昼間の続きをしに来たよ」

「昼間……?」

「わすれちゃった? 何でも言うこと聞いてくれるんだよね?」

「っ!?」

顔を赤くするハオン
さて、なんて命令しよう?

安価下
自由安価

キスしよう

「キスしよう?」

「……?」

「え、えっと、接吻しようってこと」

「それが、お願い?」

僕のことをじっと見るハオン
かなり、真剣だ

「うん、駄目?」

「……」

考え込むポーズをする
そして

「……駄目」

ハオンはそう答え、自分の唇を僕の唇をくっつける

「っ!?」

「悠人とするのは、お願いじゃ、やだ……だって、私は悠人が好きだから」

少し、赤くした顔でハオンははっきりとそう言う

「悠人との接吻は、そんなお願いなんて、使いたくない」

そう言って、押し倒される

「……昼間のお返し」

そう言いながら再び僕にキスをするハオン
しばらく、時間が止まってしまったかのような長い沈黙の後、ハオンの顔が僕から離れる

「……悠人、ごめんなさい、好き……」

そのまま、僕の胸に顔を埋めるハオン
僕は……

安価下
1 ハオンのリボンを外した
2 ハオンを抱きしめ……
3 謝って逃げ出す

1

そっとリボンを外す
すると、ハオンの背中に黒い羽が現れた

「……悠人?」

「ちゃんと、本当の姿のハオンとしたい、駄目?」

「……駄目じゃない」

もう一度、キスをする
今度は不意打ちでも、何でもない、お互い合意の上のキス

安価下
1 していい?
2 胸を攻める
3 下半身を攻める
4 羽を触る
5 いきなり入れる
6 自由安価
7 キスだけで終わらせる

3

1

僕に覆いかぶさる形のハオンの下半身に手を伸ばす
スパッツに包まれているそこをそっとなでるとハオンはピクリと震えた

「す、スケベ……」

「いきなりキスをしに来たハオンが言える?」

「……もっと」

「スケベなのはハオンだったみたいだね」

そう言いながらスパッツの上から股間をこする
その旅に小さく震えていたハオンは次第に力を失い、僕の身体に体重を預け始める
そんなハオンのスパッツは次第にシミが広がっていき、少しずつ身体を火照らせているのが分かった

「悠人……」

うるうるとした瞳を向けられ、ドキッとなってしまう

安価下
1 もっと下半身を攻める
2 お尻を攻める
3 胸を攻める
4 羽を攻める
5 そろそろ入れる

4

ふと、以前ハオンは自分の羽根が敏感だから触ってはダメだとハルに言っていたことを思い出す
実際、どうなのだろうか
そう考え、僕はハオンの羽根にそっと触れてみる

「っ、ゆ、悠人!?」

先ほどまで、1歳の抵抗を見せなかったハオンが声を上げ、離れようとする
しかし、今のハオンにそれだけの力は残っていない
撫でるように羽を触り続ける
暖かく、ふわふわする
一方のハオンは撫でられるごとに性器を攻められた時以上に身体を痙攣させている
股間を見てみるとシミが大きく広がっているのが分かった

「……ハオン、これが好きなんだ?」

「ち、ちがっ、ああっ!?」

びくびくと、今までで一番大きく痙攣したハオン
どうやら派手にイッてしまったらしい
まだ絶頂の余韻に浸っているハオン
さてと

安価下
1 もっと羽を攻める
2 そろそろ本番
3 ハオンにもしてもらう
4 別の場所を攻める(場所を記入)
5 自由安価
6 ここまでで終わる

4

僕はハオンのスパッツを下ろし、その下に履いている紐パンツの紐を緩める
そして、股間から糸を引きながら離れていくパンツを見届けた後、ハオンのお尻をそっと揉む

「っ!? ゆう、との……すけべ……」

まだそんなことを言うハオンにはお仕置きだ
お尻の穴に指を入れ、少しかき回す

「ひにゅっ!?」

可愛らしい声を出したハオンのお尻をさらに攻め続ける

「おしり、へんに、なっちゃう……悠人、これ、駄目……!」

必死に訴えるハオンを気にせずにそのままいじり続けると、彼女の限界はあっさりと訪れる
びくびくと身体を大きく震わせ、そして、そのまま僕の胸に倒れこむように落ちた
そろそろハオンも限界が近そうだ

安価下
1 本番
2 ハオンにもしてもらう
3 あえてもっと攻め続ける(場所も記入)
4 今日はもうおしまい
5 自由安価

本番

ハオンの股間にそっと僕の肉棒を押し当てる
まだ毛の生えていない性器は僕の肉棒を少しずつ受け入れる

「ゆう、と……」

ハオンは僕の手を強く握り、痛みに耐える
そんなハオンの唇をそっと奪う

「いくよ?」

「ん」

ハオンが頷くと同時に、ハオンを貫く

「っ、いっ……」

「大丈夫?」

「う、ん……へい、き……」

少し流れる血
ゆっくりと腰を動かすとハオンの僕の手を握る力が少しだけ弱まった
この調子ならすぐにでもなれてくれそうだ

「悠人、きもち、いい……頭、白くなりそう……」

潤んだ瞳から涙をこぼしながらハオンがそう言う
そんなハオンを見て、つい腰を動かす速さを上げてしまう

「っ、ゆうとっ、ゆうとっ!」

ハオンは大きな声で僕を呼び、そして絶頂を迎える
すでに何度も絶頂を迎えているハオンは限界が近いらしくびくびくと何度も仰け反る

安価下
1 中に出す
2 外に出す
3 まだ出さないでさらに攻め立てる

3

3

3

あえて僕はまだ終わらせず、絶頂中のハオンの腰を掴むとそのまま僕の腰を振る

「っ、だ、だめ、ゆうと、いま、むりっ、あっ、ああっ!?」

びくびくとさらに痙攣を繰り返すハオン
限界らしく、股間からはすごい量の愛液があふれ出ている

安価下
1 やめてあげる
2 このまま続ける
3 やめてくださいご主人様、でしょ?

「やめてくださいご主人様、でしょ?」

「え、ゆ、うと? ……っ」

奥まで突き上げるとハオンはさらに大きく身体を震わせ、涙をこぼす

「やめ、ゆうと……っ」

「ご主人様」

「っ、やめ、て……」

びくり、とまたぜっちょを迎えるハオン

安価下
重要安価のため3票入ったものを採用
1 僕がご主人様じゃ、やだ?
2 意地悪をし過ぎた、抜いてあげる

1

1

1

「僕がご主人様じゃ、やだ?」

ハオンの耳元でつぶやくと、ハオンは一瞬動きを止める
そして

「やめないで、ご主人様」

そう言ったハオンの中で僕も絶頂を迎える
ハオンはびくびくと震えながらもそのすべてをしっかり受け止め、そのままとうとう力尽きるように身体を僕に預ける
僕が肉棒を抜くと同時に愛液と精液、それだけではなくおしっこまでハオンの中からあふれ出す

「……ハオン、大丈夫?」

「ん……悠人……」

最後にもう一度だけキスをして、僕らの初体験は終わりを告げる

「……悠人……さっきの……」

「ハオン、僕がご主人様ってことでいいよね?」

そう言って頭を撫でるとハオンは恥ずかしそうに顔を伏せる

「……ん、ご主人様……」

そして、そのまま僕に抱き着くハオン
少しだけ歪んだハオンとの関係がここから始まる



1日終了

本日はここまで
転寝ばかりしてしまっていて申し訳ないです
強制ハーレムルートに片足突っ込みました

安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

2ハオン 洋式トイレの使い方がわからなくて詰むハオン

おつ

退廃的な調教もえっちで好き
結末が気になる

おつでした

ハルとのエッチシーンとの力の入れようの差に、たまにあったワンシーンしかない子もいるなか、4回も5回もいたすシーンがある子がいる一昔前のエロゲの雰囲気を感じた

>>776
1週目ハルについては個人の偏見でエッチよりもストーリーと2人の関係の方に力を入れてしまいました
ごめんなさい



ちょっと寝不足気味なので今日の夜は多分更新なしにします

「じゃあ、この小屋の案内は終わりだから、何かあったら起こしてねぇ」

「ん、ありがとう、アキ」

そう言って眠りに落ちたアキを見送ったのは1時間くらい前
私は今、危機に陥っていた
その理由は……

「か、厠……どう使うの?」

出口を押さえ、必死に尿意に耐えつつ白い厠の周りを見回す私
見たことのない形に穴もずいぶん小さい
色々試そうと考えたが、汚いものという感覚でなかなか触れることができない
とはいえ、いつまでも我慢していられない
むしろもう出る、出ちゃう……

「は、ハルか悠人に助けてもらわないと」

アキはさっき寝たばかり、起こしてしまうのは申し訳ない
そこで私はハルと悠人の姿を思い出す
どっちに頼るべきなのか

安価下
1 ハル(ぎりぎりで事なきを得ます)
2 悠人(間に合わなくなります)

1

ハルの家に行くとすぐに透明な戸を叩いてハルに助けを求める
一瞬驚いた後、ハルは戸を開けてくれた

「ど、どうしたのハオンちゃん、そんな震えて……」

「……おしっこ、もれちゃう……」

「え?」

しばらく沈黙が流れた後、私は大きく震える
あ、もう無理……
しかし、ハルはすぐに私の置かれている状態を推理してくれる

「も、もしかしてトイレの使い方わからないの!?」

トイレ、確か厠のことをアキがそう言ってた
必死に首を縦に振るとハルは私を部屋にあげてくれる

「あ、歩ける? すぐ教えるから!」

「ん……」

プルプル震えながら厠に到着するが、やっぱりあのへんな白い厠だ

「ここをこうやって開いた後、ここにこう座るの、じゃ、じゃあ、終わったら教えて?」

そう言ってハルは厠から立ち上がる
私は同時に袴をめくり、その下に着けていた2枚の下着を、おろし……おろ、し……

しょおおおおおおおお……

「……お、下ろせなかった……」

ぎりぎりで厠には間に合ったものの、下の方の下着だけぎりぎりで下ろすことができなかった
これは、おもらしに入ってしまうのだろうか?
そんなことを考えていたが次第におしっこを出せたことによる快感で頭がぼうっとしてくる

「んぅ……」

きもちいい……
その後、私はハルに詳しい厠の使い方を習った
お風呂も厠も私の時代のものとは比べ物にならないほど変わっていた
それにしても……

「……」

じょぱー

「……」

じょぱー

「これ、おもしろい」

無意味に厠の水を流し続けていたら、アキに本気で怒られてしまうのだった




おわり

朝になった
昨日の夜はいろいろあったけれど、まず、アキさんにバレていないかが不安である
最初に様子を見に行くべきだろうか?

安価下
1 神社に行く
2 ハルの家に行く
3 ルーナの家に行く
4 自由安価

2

ハルの家に行ってみる
神社へ直接行く勇気がなかったわけではない
断じて違う……

「あれ、ゆうくん、今日は早いね」

そんなことを考えていたところ、玄関を出てきたハルに声をかけられる

「雨あがったからお散歩?」

「そう言うハルはもしかして部活?」

僕が聞くとハルはニコニコ笑顔で頷く

「うん、昨日は走れなくてうずうずしてたから、今日はその分も走ろうと思って!」

「そうなんだ」

安価下
1 今日はハルについて行ってみようかな
2 駅まで送ろう
3 うずうずしてるところ悪いんだけど、今日、一緒に出掛けない?
4 自由安価

1

「せっかくだし、今日はハルについて行ってみようかな」

「え、1日練習する予定だけど……付き合ってくれる?」

ハルは首をかしげるけれど、今は気分転換をしたいという事もあって、それについていくことにする

「うん、そうするよ」

安価下
1 ハオンが会話を聞いていたようです
2 2人で学校へ


今日はここまで

2

学校へ向かうために電車に乗る僕とハル
揺れる車両と、流れていく景色
たくさんの席があって、そのすべてが空いているのにハルは僕の隣に座っていた

「……」

ハルは何かを言いたそうにしている
そんな気がする

安価下
1 どうかしたのか聞いてみる
2 気づかぬふりをして学校へ

2

僕は昨日のハオンとの出来事のせいで少しハルに遠慮をしてしまい、結局話しかけることができなかった
そして、いつもの駅に着き、学校へ向かう
グラウンドに着いた後、ハルの着替えが終わりハードルを飛ぶ姿を眺めている

「……あ、また倒した」

今日のハルはなんだか調子が悪いようだ
何度もハードルを倒しては一人でそれを起こしている
僕が手伝おうかと聞いたけれどハルは「大丈夫」とだけ言って一人練習をしている

「ハル、大丈夫かな」

僕に何かできることはないだろうか
でも、仮にあったとして今、僕がそれをできるだけの勇気が出るだろうか
そう考えているうちにあっという間にお昼になってしまった

安価下
1 ハルの調子が悪そうだし、お出かけに誘おう
2 午後こそはハルの手伝いをしよう
3 一緒にランニングしよう
4 空き教室で休憩しないかと提案しよう
5 自由安価

1

「ハル、大丈夫?」

「え、なにが?」

いつものようにニコニコ笑うハル
しかし僕にはそれがいつもの笑顔には見えなかった
無理をして作っているその笑顔に、僕は覚悟を決める

「ねぇ、これ、自主練だよね」

「うん、そうだけど……」

「この後さ、一緒に出掛けない?」

「え?」

僕の言葉にハルは驚いたような顔をする
そして、僕はハルの答えを聞く前にハルの手を取る
ハオンとのことを悩むより、ハルを助けたい、そう思った

安価下
1 喫茶店へ
2 服屋へ
3 カラオケへ
4 自由安価

1

日の出山はたぶん無理よね

>>792
可能ですが、変更しますか?

すみませんが日の出山に変更お願いします

僕はハルを連れて日出山を目指す
ハオンと見たあの景色をハルにも見せようと思った
電車に乗り、そして到着したその場所で……

「ゆうくん、もしかして……」

「ん?」

「う、ううん、なんでもない」

なぜかハルは顔を赤くしてそっぽを向く
僕はハルの手を握り日出山の山頂を目指す

安価下
1 ハル、何か迷ってる?
2 ハル、少し頑張り過ぎだよ
3 ハル、僕の子と頼ってもいいんだよ
4 何も声をかけない
5 自由安価

1

「……ハル、ずっと気になってたんだけど」

「え?」

山道を登りながら僕はハルに声をかけた
ハルは驚いたような顔をして僕を見つめる

「何か、悩んでるよね、ずっと」

「……」

ハルはその質問に顔を伏せる
これは、肯定しているという事で間違いないだろう

「……ハル、話してくれる?」

「その、ね」

ハルは覚悟を決めたような顔をする
そして

「ゆうくんはさ、ハオンちゃんのこと、好きなの?」

安価下
1 好き
2 どういう意味か聞く
3 なぜそんなことを聞くか聞き返す
4 自由安価

3

「どうしてそんなこと聞くの?」

「っ」

ハルは言葉を詰まらせる
そして、そこで立ち止まった

「……だ、だって……」

「だって?」

「私は……っ」

ハルは、その言葉の先を言うことができない

「……ごめん、これ以上登れないよ、これ以上行ったら、たぶん私、歯止めが効かなくなっちゃうから」

そう言ってハルは登ってきた道を帰ろうとする

安価下
1 止めて無理にでも登る
2 手を離す
3 自由安価

2

僕が手を離すとハルは逃げるように山を下って行ってしまった
元気付けるつもりが、逆効果の行動をとってしまったのかもしれない
僕はどうすることもできず、しばらくの間そこにとどまる
ハルの顔を見る事さえ気まずくなってしまい、僕は五日ハオンとともに歩いたけもの道を時間をかけて歩き続け町へと戻るのだった
しばらくすると夕方になる
僕の家の二階の一室から見えるハルの部屋に明かりがともっているのを見る限り、ハルは家に帰ってきているようだ
今、ハルに会いに行くのは少し気が引ける……

安価下
1 ルーナの家に行く
2 神社へ行く
3 大人しく家にいる

2

3

どうするべきかと悩んでいるうちに僕は神社へと足を運んでいた
夕暮れのオレンジ色に包まれる神社には巫女服姿のハオンがおり、僕に気づくと僕のそばへ駆け寄ってくる

「ゆ……ご主人様、どうしたの?」

安価下
1 普段は悠人のままでいいよ
2 アキさんに会いに来た
3 ハオンに会いに来た

1

「普段は悠人のままでいいよ、いつも通りに接してくれればいいから」

そう言うと、ハオンは少し考えこむような動作を取った後

「……ん、わかった、悠人」

そう言った
そしてそれに続けて

「やっぱり、悠人はスケベ」

じとっとした目を向けられる

安価下
1 調教が足りていないようなのですぐ近くの草むらへ連れ込む
2 とりあえず、ハオンに会いに来たことを告げる
3 アキに会いに来たことを告げる

1

「少しいい方が悪かったかな?」

「え?」

そう言ってドキッとした、真っ赤な顔をしているハオンの手を引っ張ると草むらの中へ連れ込む
神社から草むらに少し近づけば見つかる距離であえて止まると僕は

安価下
1 ハオンのリボンを外しながら押し倒した
2 ハオンを押し倒した

1

リボンを外しながら押し倒す
すると、隠していた黒い羽が現れ、神聖な巫女服とのギャップが何とも言えない姿になる
僕は

安価下
1 胸を攻めた
2 下腹部を攻めた
3 羽を攻めた
4 お尻を攻めた
5 自由安価

2

すいません、今日はここまでで

了解
乙です

ハオン調教で無垢から淫乱に代わっていくの楽しみ

昨日も休みましたが、今日と明日はお休みさせていただきます
もうすぐ1000ですが、何かいい感じの特典みたいなものがあれば書き込んでおいていただけると嬉しいです

4人「メリークリスマス!」

ハオン「めり、くま?」

ルーナ「そうでした、ハオンさんの住んでた時代にはなかったんでしたっけ」

アキ「クリスマスは神様の誕生日でそのお祝い事のお祭りをする日ね」

ハオン「神社の夏祭りみたいなもの?」

ハル「それのすごく大きい版かな?」

クローリク「いい子にしているとサンタクロースというおじいさんにプレゼントももらえますよ」

ハオン「昔からいい子だったけど、もらえなかった……」

アキ「まぁ、その時代にサンタさんはいなかったんじゃないの? 今年はもらえるかもしれないわよ?」

ハル(すでにハオンちゃんにあげるプレゼント、お姉ちゃんが買ってあるんだよね)

ハル「そう言えば、クロさんってサンタさんいつぐらいまで信じてました?」

クローリク「え? サンタさんなら毎年来てますよ?」

ハル「あはは、ハオンちゃんはお姉ちゃんとの話に夢中ですから大丈夫ですよ。でもお母さんとお父さんが正体って知った時は結構ショックでしたね」

クローリク「え?」

ハル「え?」

ルーナ「ハル、ちょっとお話があるので外出ましょうか」

ハル「ちょ、る、ルーナちゃん!? 外雪降ってる……な、何この腕力!? お、お姉ちゃん助けてー!?」

アキ「いい子にしてないと逆にああなっちゃうわよ」

ハオン「ん、わかった」

クローリク「……え、サンタさん、え?」

メリークリスマス!

特別安価下
聖夜を過ごす相手(エッチになります)
1 ハル
2 アキ
3 ルーナ
4 クローリク
5 ハオン
6 自由安価(サクラやウミなど、既存の子限定)
7 聖夜なんて来なかった

最大で2つまで選べます

5

すみません2つまでっていうのは見逃してたのでもし大丈夫でしたらアキさんも追加でお願いします

出遅れたぜ……

これ取り方によってはハルウミ親子丼とかありだったか……?

ウミちゃんができた日(ハルとの聖夜)なんかもなかなか

ハオン「今日はクリスマス、皆のお願いが叶う日」

ハオン「だから、>>818さんや他に見たい組み合わせがある人も書いておいて」

ハオン「今日1日は募集しておく」

ハル「ちなみに今回のお相手はゆうくんじゃなくて「誰か」というイメージで行かせてもらうね」

ハル(ただし、親子丼ならゆうくんになるけどね)

クローリク「とりあえず今日帰ったら「ハオン&アキ」「親子丼」「1週目ハルでウミちゃんができた日」は書きます」

チャイナドレスは本編でいつか出てくると思うけど他の選択肢はもう出番ないと思うので
>>571の選ばれなかった服色々着せられてコスえっちするハオン見たいです

>>822
>>591でした

可能ならクリスマスプレゼントは私とか言いつつ、砂糖吐くほどイチャイチャしながら致しちゃうハルお姉ちゃんとゆうお兄ちゃんを覗き見て、二人からのクリスマスプレゼントのマフラーを体に巻きながら興奮しちゃうルーナちゃん見たいです

最近書く書く詐欺になっていてすいませんが、明日は休みなので明日全部書きます
ごめんなさい

おつおつ

ハオン&アキとクリスマス

「……めりいくりすます」

巫女服に身を包んだハオンに抱き着かれる
そんなハオンを撫でていると

「まぁ、うちは神社だからクリスマスって祝うのもどうかって話だけどね」

同じく巫女服姿のアキさんもハオンに続いて神社の小屋から出てきた
確かに、この格好ではクリスマスな感じは一切しない

「とりあえず外は寒いし中に入ったら?」

そう言ってアキさんは僕を小屋の中に案内する
暖房が効いているため、防寒着を着ていては暑いくらいだった
僕が服を脱いでいるとハオンが僕に顔をこすりつけて来た

「ハオンちゃん、ゆうちゃんが来るのを心待ちにしてたのよ」

「そうだったんですか……でもなんで?」

「そりゃぁ、ねぇ」

ニヤニヤとしながらアキさんがこっちを見てくる
あ、この人余計なことを吹き込んでいるな?
そんなことを考えていると、ハオンが予想外の行動をとる

「アキもこっち」

「へ?」

不意にアキさんの腕を引っ張るハオン
バランスを崩したアキさんは僕の胸に倒れこむように飛び込んでしまう
僕が慌ててそれを受け止めるとアキさんは顔を真っ赤にしてこっちを向く

「ゆ、ゆうちゃん、ごめん」

「いえ、大丈夫ですけど……」

と、そこでハオンが器用にアキさんの巫女服の袴を脱がす

「ちょ、ちょっとハオンちゃん!?」

ちょうど下半身が白衣で隠れていてエロいことになっている
や、やばい、少し立ってきた

「アキが言ってた、くりすますは好きな人同士がすけべなことをすることが許されるって」

「い、言ったけど、私は別に……」

「でも、よく悠人の名前呼びながら一人で……」

「きゃああああ!? ゆうちゃん、誤解、誤解だから!?」

これ以上なく赤くなるアキさん
誤解ではないことは知っているのでそのまま押し倒すことにする

「ちょ、ちょっと、ゆうちゃん!?」

「ごめんなさい、赤くなってるアキさんが可愛すぎて……」

そしてそのまま口づけをするとアキさんはすぐに大人しくなった
白衣で隠れていた下半身に手を伸ばすと下着はつけていなかったようで毛に包まれた性器は湿り気を帯びている

「ゆ、ゆうちゃん……」

うるうるとした瞳を向けるアキさんが可愛すぎてつい、いたずらをしたくなってきた
出来る限り優しく、そして刺激を与えないようにスジを何度も指でなぞる
少し焦らしてしまおう、なんて思っているとまたしてもハオンが予想外の行動をとった

「アキ、ちゅぅ……」

「っ、は、ハオンちゃ、ああっ!?」

アキさんの白衣をはだけさせたハオンはアキさんの乳首に吸い付く
胸が弱いアキさんは股間から愛液を溢れさせながら快楽の渦に飲まれ始める
これでは先にハオンがアキさんをイカせかねない
それはそれで男としてのプライドが許せない部分はある
僕は……

安価下
1 アキさんに挿入した
2 ターゲットをハオンに移した
3 自由安価

1

1

アキさんがイク前にアキさんの中に突っ込むことにする
肉棒をほとんど無理やり突っ込むと

「あぃっ!?」

情けない声を上げながらアキさんはあっさりと絶頂を迎えた
とはいえこちらはまだ満足できていない
ハオンも同じようで開いている方の乳房を手で揉み上げ始める
僕はと言えばまだ痙攣している最中のアキさんの身体を何度も突き上げる

「ひゃんっ!? ふ、たりとも……やめ、らめ……あああぁっ!?」

快感から逃れることのできないアキさんは普段の余裕たっぷりの態度とは真反対の、されるがままな状態になっている
それが可愛くて、つい腰を振る速度を上げてしまう
一方のハオンは乳首を甘嚙みしているようだ

「はお、んちゃ……むね、やめ、あぁぁっ!? ゆう、ちゃ、はげし……ひうぅんっ!?」

こうなってしまえばアキさんは完全にただのか弱い女の子だ
快感にあらがえずに何度も仰け反り、そして何度も絶頂する
快感に耐えきれず、股間からは何度も愛液が吹き出し、畳を濡らしていく

「そろそろ出しますよ?」

僕ももう限界でそう宣言したものの、アキさんには聞こえていないようで喘ぎ声だけが響く
と言っても、こちらもかなり我慢していたため、そのまま中にぶちまけることにする
どぴゅぅう、と膣の中に射精するとアキさんはよだれをたらしながら、情けなく中イキしたアキさん
僕が肉棒を抜き取るとアキさんの性器からは大量の精子が零れ落ちた
かなり我慢をしていたのでしょうがないだろう
そして、溢れ出るのは精子だけに収まらず、まるでおしっこをもらしているんじゃないかと思えるほど愛液が何度も噴出していた

「アキ、満足したみたい」

そう言って、ハオンは僕の肉棒を指でつつく

「は、ハオン?」

「まだ、できるよね?」

そう聞いてくる小悪魔のような巫女に僕は頷き……

安価下
1 そのまま押し倒した
2 リボンをほどいた

2

ハオンのリボンをほどく
そして隠していたその大きな羽をそっとなでる

「んっ……」

「相変わらず、羽が弱いね」

そう言いながら羽を撫でているとハオンは

「ひゃっ、んんっ……」

「は、ハオン?」

たった数秒で絶頂を迎えてしまった
どうやらハオンもだいぶ我慢をしていたようだ
そんなハオンが可愛くて袴を脱がすとそのままとろとろになっている性器に肉棒を突っ込む

「あっ……!」

ハオンをバックの体位で貫きながら羽を掴む
瞬間、締め付けが強くなる
しかし、たった今絶頂を迎えたばかりのハオンに対しアキさんとの交わりのあと少しだけ休む時間があった僕
当たり前ながら続けて絶頂を迎えたのはハオンである
腰を何度も振っていただけでハオンは先ほどのアキさんのように連続で絶頂する

「ゆう、と、これ、やだ……」

僕としては羽を攻めながら腰を振れるため、かなり好きな体位なのだがハオンは嫌とのこと

「なんで?」

「だって、悠人の顔、見れない……」

「っ」

そんなことを言われ、うれしくないわけがない
すぐにハオンから一度肉棒を抜くと、体位を変え、正面からハオンを貫く
目の前にあるハオンの、とろとろに蕩けている顔にキスをし、そして今日2度目の射精を終えた



「あぁーあぁー……子供ができちゃったらどうするのかしらねぇ、ゆうくん」

あの後、目覚めてシャワーを終えたアキさんにそう聞かれる
せ、聖夜だからとやり過ぎてしまった
それはわかっているが、2人が大事な相手であることは変わりない

「そうなったときは責任取りますよ」

そう言うと、アキさんは一瞬豆鉄砲を食らった鳩のような顔をした後、赤くなりながら僕の背中を叩く

「ゆ、ゆうちゃん! そう言うセリフはもっと覚悟を決めて言うものだからね!」

「いたっ、ほ、本気ですからね!?」

照れているアキさんもかわいいなぁ
そんなことを考えていると

「悠人、子供ができたら何て名前にする?」

ハオンはハオンでもう子供ができる気満々のようだった
神社の裏の小さな小屋の中でクリスマスの夜は更けていく



おしまい

ハオン「みんなに質問、親子丼をするにあたって悠人はお父さん悠人と高校生悠人、どっちがいい?」

ルーナ「ど、どっちがって、時間軸的にお父さんしかないんじゃないですか?」

ハオン「天狗の術があれば何でもできる」

ルーナ「同人誌とかで一番便利なタイプの設定……!」

安価下
1 大人悠人
2 学生悠人


番外だし普段見ない姿で見たいかな

あとハオンの羽掴みえっちエロかったし顔見れなくてヤダっていう下り甘々でよかった
ご主人様モードじゃないハオンと鬼畜じゃないイチャラブするのもいいね

今日はクリスマス
そして……

「ゆうくぅん、えへへ~」

久々に日本へ帰ってきたハルと過ごせる大事な日でもあった
それにしたって

「ハル、お酒飲みすぎじゃない?」

ハルはお酒に強いタイプのはずなのだけれど、かなり酔っぱらっているようだ
そんなに強い酒を用意した記憶はないのだけれど

「もう、お母さん、飲みすぎだよ!」

クリスマスケーキを食べ終え、食器を洗い終えたウミが怒った声を出す
そんなウミに一切臆することなく逆にウミに抱き着くハル

「固いこと言わないのー、せっかくのクリスマスなんだからぁ」

「お、お母さん、お酒くさ……あれ?」

ウミが首をかしげるが気にせずハルは続ける

「ウミちゃんもそろそろいい年だけど、いいお相手見つかった?」

「え、い、いないよそんな人!」

顔を赤くするウミは我が娘ながらやっぱりかわいい
最高にかわいい

「ウミちゃんはお父さん大好きだもんね、ゆうくんよりかっこいい人なんていないから難しいかぁ」

「そ、そこでまたのろけるのやめてよ」

「じゃあ、そんなウミちゃんに今夜は特別にお父さんと交わる許可をおろしまーす!」

「はい!!?」

僕とウミが同時に声を上げる
ハル、酔っぱらいすぎにもほどがあるんだけど!?

「ふふ、ウミちゃん、お母さんが気づいてないと思ってるの?」

「は、はぁ!? なんのこと!?」

「ウミちゃん、今回の番外編限定だけど、お母さんとお父さんのシテるところ覗いてオナニーしてるよね」

「えっ!?」

再び僕とウミが同時に声をもらす
というかハル、メタ発言が混ざってるよ!?
それはさておき、ウミに見られていたなんて全然気づかなかった

「しかも、部屋で一人でするときには「お父さん」って……」

「ち、ちが、お、お父さん、違うから! 誤解だから!?」

「い、いや、うん、わかったから、落ち着きなさいウミ」

てっきりハルが適当なことを言っているかと思ったがウミの動揺を見ると本当のことらしい

「だから、今夜は特別」

ハルはウミをそっと抱きしめる
抵抗をしようかとしていたウミだったが、すぐに折れてしまう

「……お、お父さん、あ、当たり前なんだけど、初めてで……その……」

ウミはもじもじとしながら上目遣いになる

「や、やさしく、してほしい、な……」

我が娘、かわいすぎる

安価下
1 2人でウミを責める
2 2人でハルを責める
3 2人にご奉仕してもらう

3

「まずはお父さんを満足させてあげようね?」

「う、うん」

ハルは自身の胸を僕の肩に押し当てながらキスをする
一方のウミは僕の肉棒を不慣れな手つきで必死にこする
正直、かなり下手である

「ウミ、そうじゃなくて、こんな感じで」

「わ、わかった、こうかな?」

ウミはハルの手つきをまねしながら、少しずつ手でする方法を覚えていく
うまくなってきたことはもちろん、ハルとのキス、そして可愛い娘の必死な姿に僕の肉棒もどんどん勃起し始める

「っ」

そんな僕の肉棒を見たウミはびくりと体を震わせ、そして片手で股間を押さえながら僕の肉棒をくわえた

「んっ」

「ふふ、ウミちゃん、大胆。誰に似たんだろうね、ゆうくん」

言いながらハルも僕の肩手を引っ張り、自分の股間へ押し付ける
そんなことをしながらもさらにキスを続ける
一方のウミはちゅぱちゅぱと音を立てながら僕の肉棒をしゃぶり続けている
そしてその音とは別に少しずつくちゅくちゅという水音が聞こえ始める
器用なことにフェラをしながらオナニーもしているようだ

「ふふ、ウミちゃん、すっかり発情しちゃってるね?」

「んッ、そ、そう言うハルこそ」

僕の手を道具に、股間をこすりつけ刺激を感じているハル
下着の上からでもわかるほど彼女の股間も湿っておりそれを指摘すると誤魔化すようにディープキスをされる
と、そのタイミングで

「んぅっ!」

ウミが小さく声を上げる
そしてしょわわ、という音と共に床に水たまりを作った
どうやら、絶頂と同時におしっこを出してしまったらしい
そう言えば、この子は昔からトイレが近かったりおねしょの直りが遅かったことを思い出す
主に名前のせいなのかもしれない

「ウミちゃんはもう限界みたいだし、そろそろ私がしてあげる」

そう言ってハルはウミの代わりに僕の肉棒を狙う
しかし

「だ、駄目、わ、私も最後までやりたい!」

ウミがそれを拒否する

「じゃあ、2人でなめよっか? それならいいよね?」

「う、うん」

そんなわけで、2人は僕の肉棒をぺろぺろと舐め始める
さっきのウミのご奉仕でかなり限界が近かった僕はもはや2人の攻めに耐えることしかできない

「ぴくぴく、してる……」

「ふふ、ゆうくん、もう出していいんだよ?」

そして、2人が同時に肉棒の裏筋を舐めた瞬間、限界が訪れた
どぷっ、と2人の顔面に白濁した精液がたっぷりとかかる
ハルはそれを美味しそうに舐め、ウミは少し放心していた

安価下
1 ハルに挿入
2 ウミに愛撫
3 自由安価

1

2

ウミは少し休憩させてあげないと
そんなわけでハルの下着をずらすとそのままハルに挿入する

「ひゃんっ、い、いきなり?」

「うん、ハルにはお仕置きも必要だし」

「へ?」

言いながらハルのことを突き上げる

「んっ……!」

「ハル、酔っぱらってないよね?」

「い、いや、それは、あんっ!?」

先ほどから気になっていた
ハルは行為に及び始めてからどう見てもシラフな言動と喋り方をしている
おそらく酔っぱらっていたのは演技だろう

「そんなにウミのことを巻き込みたかったの?」

「う、ウミちゃんが、ゆうくんでオナニーしてたの、知ってたし、それに、っ」

「それに?」

「3人で、して、みたくて……」

恥ずかしそうにそう言うハルの表情に耐えきれず、腰を激しく振る
もちろんハルも驚きながらも、気持ちよさそうに僕に抱き着き快感に耐える

「あっ、ああっ」

「お、お母さん、すごく、乱れて……」

ウミはそんなハルの様子を見ながらまた股間に手を伸ばす
そんな母娘のエッチな姿を見せつけられ、僕は絶頂が近くなってくるのを感じる
そして、その前にハルを満足させようと早く腰を動かす

「ゆう、くんっ、もう、イク!」

「僕も、ハル、イクよ!」

そして僕が膣に射精するとハルも身体を痙攣させながら絶頂を迎えた
そして、最後にウミの方を見る

安価下
ウミのどこを責めますか?
また前にも後ろにも挿入は行いません

じゃあ後ろを責める

前の穴は自分でしているようなので、僕は後ろを責めることにした
ウミの柔らかいお尻をスカートの上から撫でるとウミはぴくりと身体を震わせる

「お、お父さん……」

「脱がすよ?」

そう言ってスカートを脱がすと魚の柄の下着が露出される
正直、センスがあまりないというか、子供っぽい下着というか
おまけに先ほどのオナニーとおもらしのせいでお尻部分までぐっしょりと濡れている
そんな下着を脱がすと昔、ハルと初めてエッチをした時のような、毛の生えかけの性器が露出された
でも、僕はあえて後ろを攻め続ける
お尻を軽く撫でまわした後、お尻の穴に指を突っ込む

「っ、ま、待って、そっちは違う!?」

「わかってるから大丈夫、ほら」

くにっと指を動かすと

「ひにゃあっ!?」

ウミは可愛らしい悲鳴を上げる
そして、愛液が溢れ出す
さらにゆびをくにくにと動かしていると

「お、おとうさっ、これ、だめっ!」

ウミは口でそう言いつつも抵抗はせず、されるがままお尻の中をかき回され続ける
そして、ウミの限界はすぐに訪れる

「あっ、あっ、あっ」

指の動きに合わせて声を上げるウミ
とどめに少し激しく指を出し入れすると

「あああぁっ!!」

ぷしゃあ、と潮吹きをする
そして、そのまま再びおしっこをもらしだす
これは将来恋人ができた時が大変そうだな、なんて思っているとハルとウミに抱き着かれる

「えへへ、ゆうくん」

「お父さん」

「大好き」

前言撤回
娘は誰にもやらん!
そして今年のクリスマスの夜は久しぶりに親子3人、同じ布団で眠りにつくことにするのだった



おしまい

ウミができた日




高校を卒業して1年
ハルと僕は親父に習った農業をしながら毎日を過ごしていた
結婚式は神社で行い、永遠の愛を誓い合った僕らはもともとあった畑だけではなくビニールハウスを使いこのあたりで冬に取れない作物を育てたり、一部の畑を珍しい果物の畑にしたりといろいろなアイデアで結果を出そうと試行錯誤している時期だった
そして、僕は知っている
ハルがしたいことを2つ
矛盾した考えになってしまうかもしれないその2つの願い
だからこそ、今年の冬は……

「わぁ、みてみて、ゆうくん! 海がすごい透けてる! もう南の島だよ、これ!」

一足遅いくらいの新婚旅行でとある離島へ向かうフェリーの上ではしゃぐハル
あの田舎町から1日近いの時間をかけて電車を乗り継ぎ、ようやく見えてきたその離島
今年のクリスマスはここで過ごす予定なのだ
それにしても

「は、ハル、寒くないの?」

「このくらい平気だよ?」

結構風があるフェリーの上ではしゃぐハルは本当に子供のようだった
どうやら僕は寒さに勝てない大人になってしまったらしく、がくがくと震えるしかない
後、ハル、スカートめくれそうになってるから
スパッツ履いてるとはいえなんかいけない気がするから
そう考え、フェリーの部屋の中に入るわけにもいかず、ハルの後ろにくっついている

「あ、ついたね」

そしてその離島に到着した
日本がすごく遠くに見える
まぁ、それでも国内であることには変わりないんだけど
出来れば海外旅行を検討したかったのだけれど、まだ仕事を始めて1年目の僕らにはその余裕がなかった

「ゆうくん、はやくはやく!」

相変わらず、子供のようにはしゃぐハルに引っ張られ、しばらく歩く
いい香りが漂ってくる食べ物屋さんや、釣り道具を売っているお店、そしてしばらく行くとダイビングを体験できる店がある
僕らはその店で予約をしていたのだ

「早くホテルまで行って、荷物を置いてこないとね!」

「それなら僕がチェックインしてくるからハルはここで待ってていいよ?」

「ううん、ゆうくんと一緒に歩きたいし、私も行くよ」

ハルにそう言ってもらえるのは嬉しい
二人三脚でこれから先もずっとハルと一緒に生きていきたい
いつもそう思う
荷物を下ろし、僕とハルは今度こそダイビングを始めた
最初は僕もハルもうまく泳げていなかったけれど、すぐにコツを掴み先導するサポーターの人と一緒に冬の海を泳ぎだす
とても寒く、凍えてしまうけれど、それ以上に

(すごい)

それは、文字通り今まで見たことのない景色だった
優雅に泳ぐ魚やウミガメ
ちょうど昼時で真上にある太陽から注がれる日光が海の中をキラキラ彩る
サンゴや天然の火山岩の洞窟
全てが真新しい世界だった
ハルも、目を輝かせ、購入したばかりの水中カメラで写真を何枚も撮っている
そして約1時間のダイビングを終え、僕らは島へ帰る
その頃には2人ともすっかり身体が冷え切ってしまい、慌てて近くの食べ物屋へと飛び込むのであった

「はぁ、あったまるぅ……」

「冷えた身体に染みる……」

2人で一緒にカニのお味噌汁を飲みながらそう言って笑う
こういう経験も、ハルにとって初めての世界なのかもしれない
ハルは、きっとこの先もいっぱい初めての世界を見ていきたいはずだ
でも、僕がいることはきっとハルの足枷になってしまっているのかもしれない
そう考えると少し心が痛む

「ゆうくん、どうかした?」

「う、ううん、なんでもないよ」

声が少し上ずってしまった、我ながらわかりやすい
でもハルはそれに気づきながらもあえて気づかないふりをしてくれた
昼食を終えると僕らは一度ホテルに戻った
それぞれホテルにある大浴場で身体を洗い、部屋に戻る
僕が部屋に戻るとハルはすでに戻ってきていてバスローブの姿で僕を迎え入れてくれた

「おかえり、ゆうくん」

「ハル、早かったね」

「ゆうくんが遅かったんだよ、やっぱり悩み事?」

そ、そんなに時間をかけてしまっていただろうか
そして、やっぱり、と言われ悩んでいた事実を当てられてしまい顔が赤くなる

「……私に相談できることかな?」

「……」

いうべきなのだろうか、それとも
そんなことを考えているとハルは僕を抱きしめる

「ハル?」

「ゆうくん、私はこれからずっと、どちらかが死ぬまで一緒に歩むって決めたんだよ。だから悩み事だって一緒に解決していきたい、そうおもってる。だめかな?」

あぁ、ハルはずるい
こんなハルだから、僕はハルが好きになって、今ここに居るんだ
それを思い出せた
だからこそ

「少しさ、僕がハルが知らない世界を知ることの足枷になってるんじゃないかって、悩んでた」

「……」

「今回の旅で改めて思ったんだ、ハルにはもっと知らない世界を知ってもらいたいって、でも」

「でも?」

「それ以上にハルが好きだってことも気づいた」

そう言うとハルはにこりと笑う
少し、大人びたその笑み
改めて思う

僕は、ハルが好きだ

ベッドに、バスローブ姿のハルを押し倒す
ホテルでこういう行為をしてしまっていいのかはわからないが、僕もハルも今日は歯止めが効かなかった

「ゆうくん、大好き」

そう言いながら唇を奪われる
僕も負けじと舌を絡める
バスローブをはだけさせると乳房が露出される

「下着、つけてないんだ」

「そ、その、邪魔になっちゃうかと思って」

どうやらハルは、お風呂に入った時からする気満々だったようだ
エッチなハルには制裁が必要かもしれない
ハルの一番の弱点である下腹部、その股間についている小さな突起、クリトリスをつまむ

「っ、い、いきなり!?」

「ハル、ここが一番弱いもんね?」

「そ、そうだけど……んっ」

ハルは大きな声を出さないようにと口を必死に閉じている
一度だけ、ラブホテルに行って行為を行ったことがあるのだけれど、その時も周りに声が聞こえるかもと声を押さえながらだったことを思い出した
いつか2人の家を買って、そこで何も我慢しないでエッチがしたいとか、不純なことを考える

「ゆうくん、太ももに当たってる……」

「は、ハルが可愛いからしょうがないよ」

「……ばか」

ごめんハル、かわいすぎる
もう少しハルの準備をしてから本番をする予定だったけれど、どうやら無理そうだ僕はハルの入り口に肉棒を当てる
少し前に話していた
しばらくは避妊具なしでやりたい、と
もちろん、その意味は

「今回は、出来るかな、赤ちゃん」

「出来てほしいね」

「うん」

そう言って、二人で笑う
ゆっくりとハルの中に肉棒を突っ込み、そしてゆっくり動かす
ハルも少しずつ腰を動かし始める

「ゆうくん、好きだよ、ゆうくんっ」

いつも、ハルは僕とつながるとそう言ってくれる
ハル曰く、僕も同じらしい
実際に……

「ハル、好きだっ」

無意識に、そう言ってしまっていた
バスローブは完全にはだけ、それぞれ、ほとんど生まれたままの姿になり出来る限り肌を多くくっつける
ハルのぬくもりが伝わってきて、心の底から温かい気持ちになってくる
このぬくもりは一生離したくない
いつも、エッチをするとき、この時間が無限に続いてほしいって思う
でも、どんなことにも終わりが訪れることは変わらない
ハルが言っていた通り、どちらかが死んでしまえば僕とハルの生活もそこで終わってしまうだろう
だからこそ、ハルとの毎日を大事にしていきたい
ハルがどこかへ旅に出ても帰ってくる場所を守って、帰ってきたときに過ごす時間を大事にしていきたい
改めてそう思った

「ハル、出すよ」

「うんっ、ゆうくん、ちょうだいっ」

膣の中へ射精すると、ハルは気持ちよさそうに体を震わせる
最近、中イキをするようになってしまったようだ
僕らはしばらく快感で動けずにベッドに横になる
ふと、ハルが外の方をじっと見つめる
いつの間にか傾いていた太陽が海に沈んでいくのが見える

「ねぇ、ゆうくん、もし、子供ができたら名前はウミにしない?」

「ウミ、かぁ……いい名前だね」

僕らが結婚して初めてのクリスマス
この日、サンタさんが願いを聞いてくれたのかどうかはわからないけれど
後日ハルの妊娠が発覚した
生まれた女の子の名前はウミ
僕らの大事な宝である
そしてこの新婚旅行ではもう1つ、僕らの人生を大きく変える出来事があった
ハルが撮った写真をハルの友人が写真集に使いたいと言ってきたのだという
そして作った写真集がきっかけでハルの写真は世間から大きな評価を得るのだった

「……本当によかったの? 私がカメラマンになって」

ウミが5歳になったその日の夜、ハルがそう聞いてきた
あの写真集が評価されてから、ハルは何度も日本国内の絶景を取るために家を留守にしていた
近くの写真を取りに行くときはついていけたものの、ウミはまだ幼いし、畑を放っておくこともできない
その為、ハルに会えない日は多かった

「本音を言えば寂しいし、隣にいてほしいよ」

「じゃあ、やっぱり……」

「でも、言ったよね、僕はハルが好きだって」

だからハルには笑っていてほしい

「ハルを支えるよ、これからも」

「ウミ、寂しがってないかな?」

「ハルはいつも忙しくしてるけど、こうやって記念日には必ず帰ってきてくれるし、ウミもわかってくれてる」

「そっか」

少し寂しそうに笑うハル
そして僕は提案をしてみる

「ねぇ、今年の冬はさ、またあの島に行ってみない? 今度は3人で」

いくつもの景色の写真が飾られたリビング
そこにはそれと同じくらいたくさんの家族写真が飾られている
これから先、この写真はもっとたくさん増えていくだろう
ハル、これからも僕の隣で笑っていてくれるよね?



おしまい

ハオンとのコスプレエッチですが、選ばれた服装の職種設定でエッチをする方面にさせていただきます
2つまで選んでください
また番号の後ろに「イチャイチャ」か「凌辱」を付けた場合、それにのっとって書きます
(1イチャイチャならメイドさんとイチャイチャ風プレイ、5凌辱ならくノ一を捕らえてエッチな拷問、など)

安価下
1 ミニスカメイド服
2 アニメキャラの制服(超ミニスカ)
3 色々見えそうなチャイナ服
4 ミニスカ脇出し巫女服
5 露出多めのくノ一服
6 ミニスカナース服
7 自由安価

3セクハラ風イチャイチャプレイ
5 エッチな拷問

乙です
ハルもウミちゃんもかわいい

テレビゲームチャリティーイベント
『RTA(リアルタイムアタック)
In JAPAN 2023 Winter』
In ベルサール飯田橋ファースト
12/26~12/31 5日間連続生配信
最終日

→メトロイドドレッド(ルーキー/目隠しRTA)
13:51~ポケモンHGSS 49連勝:RIJ VS 金ネジキLV50
16:14~隻狼/SEKIRO:Shadows Die Twice

https://www.twitch.tv/rtainjapan

あけましておめでとうございます
少しお知らせでただいま実家に帰っておりまして投稿ができない状態にあります
早くても明日の夜まではSS自体の更新はありませんのでご了承ください

時間が空くので先に>>1000用の安価を取ろうと思います
>>1000得点を決めます

安価下~
アンケート方式、最初に3票入ったものを採用
1 キャラクターに属性付属(3週目から)
2 主人公に特殊能力付属(3週目から)
3 新キャラクターの追加(キャラクター募集をかけた後、>>1000で選んでいただく形になります)
4 自由安価

2

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます

アンケートは2で

3だけどキャラは1さんが選ぶ形で良いんじゃないかと

スレ主が新キャラを考える
ハルの友達達ももうちょい詳しく出していってほしい

キャラ募集するなら、世界観に合うキャラを作者が選んだ方がいいかなって

3

3

キャラって人外もありなのかな?

>>856
ハルの友人はあの2人だけの予定です
1人で街に出かけた時に会えるようにしておきます

>>857
>>1000に到達する前に無理そうなキャラクターはなしにさせていただくかもしれません

>>860
無理すぎない種族で人間に見えるものなら大丈夫です
例えば河童やモスマンは無理ですが雪女や吸血鬼は可能です
多少ならハオンと同じく封印して人間世界に溶け込ませることは可能です


再安価
安価下~5個くらいまで
あとで採用できそうなものと無理そうなもので分けさせていただく可能性はありますが基本は採用したいと思っています

新ヒロイン募集
【名前】
【年齢】
【背丈】
【髪形】
【好きな服装】
【胸のサイズ】
【くせ】
【性的な弱点】
【外したくない設定】
【自己紹介文】
【その他設定】


※例
【名前】
ハオン(できればカタカナで名前のみでお願いします)
【年齢】
17(人間キャラなら25歳くらいまでで、人間人外下は15歳まででお願いします)
【背丈】
低め(何cmではなく大まかに高い、低いなどでお願いします、悠人や主人公基準になります)
【髪形】
黒髪ぱっつん、〆の子っぽいポニーテール(詳しく書かなくても大丈夫です、文章なのであまり影響は出ないと思います)
【好きな服装】
ミニスカートとスパッツなど動きやすい組み合わせ(普段はそれに近い私服を着せます)
【胸のサイズ】
中くらい(カップ数ではなく大きい、小さいなどでお願いします、壁などでも大丈夫です)
【くせ】
発言前に考え込む(なしでも大丈夫ですが、個性分けで何か追加させていただく可能性はあります)
【性的な弱点】
羽が敏感(あなたの性癖をぶつけてください)
【外したくない設定】
封印されていた天狗様であり、普段はポニーテールを結っているリボンで力を封印している(ここはなしでも大丈夫です)
【自己紹介文】
「私の名前はハオン、天狗。今はアキの神社で巫女をしてる。悠人は私にとって大切な人、悠人の前世は私の主でもあった、と思う」
(口調をこの部分から引用させていただくのでできる限り長めに書いて頂き、一人称と悠人の呼び方も記入していただけると嬉しいです)
【その他設定】
基本的には天狗が迫害されるものという印象がある為人とはあまりかかわらないようにしている
羽を出し空を飛べる
地味に現代の文明などに興味津々だったりする、ただしゲームは苦手な様子
アキの部屋掃除担当になってる、ハルとは年も近く結構仲良し
以外にもコミュ力は高いしサバイバル能力も高め、虫でも容赦なく食べる
居候先をルーナの家にした場合メイドさんになってた
(設定を多く書き込んでいただいても回収しきれない場合もあります)

【名前】サナ
【年齢】18
【背丈】ちっちゃい
【髪形】白髪ショートで常にカチューシャを着けている
【好きな服装】薄着で動きやすい服装。スカートよりショートパンツ派
【胸のサイズ】ちっちゃい
【くせ】驚くと『にゃ!?』と鳴いてしまう
【性的な弱点】耳と尻尾。責められるとにゃーにゃー鳴いてしまう
【外したくない設定】化け猫の血を引く家系。いつも着けているカチューシャは封印のようなもので外すと猫耳と尻尾が出てくる
【自己紹介文】「オレはサナ。あいつは……良いやつ、だと思う……。……う、うっさい!可愛いとか言うな!!」
(基本は「お前」や「あいつ」呼びだがデレると「ゆーと」呼びになる)
【その他設定】
気が強いつるぺたオレっ娘で口は悪いが実際は根は良い子なツンデレ気質。可愛いと言われると怒るがまんざらでもない。
身体能力は猫由来のものもあってにり高め。猫好きで猫と喋ることも出来るのでよく戯れている。
出自故にあまり人と関わろうとはしないが、一度デレると一転してめっちゃ甘えてくる。

こんな感じで良いんだろうか

【名前】 ユキ
【年齢】15歳
【背丈】 超高い
【髪形】 銀髪ロング、姫カット
【好きな服装】 黒セーラーとニーソックス
【胸のサイズ】 すごくおおきい
【くせ】 言葉の間隔が長い
【性的な弱点】 胸全体
【外したくない設定】 主人公と縁のある雪女
【自己紹介文】 「…ボク…は…ユキだよ。……ずっと…ずぅっと…こうして……キミに逢いたかったんだ、ハル」
【その他設定】
肌色は物凄く白い、目は青色
肌はほんのり冷たくて夏は抱きつくと気持ちいい感じ
主人公と密着して肌をくっつけてべたべたしたがる
料理下手だがアイスやかき氷といった氷菓子だけはプロ以上の異常な腕前
陥没乳○

       
       



>>863
後半設定追加で
昔自分の力を恐れてた時に主人公に書いて貰ったらくがきのお札を
ペンダントにしまって自分の力の制御装置代わりに大事に持っている

【名前】
ナツキ
【年齢】
悠人やハルと同じ歳
【背丈】
やや高め、悠人より少し低いくらい
【髪形】
青髪サイドポニー
【好きな服装】
ワンピースやブラウスにスカートなど、可愛らしさと動きやすさを両方重視した組み合わせ
【胸のサイズ】
結構大きい方。ハルとアキの間くらい
【くせ】
困ると髪を触る
【性的な弱点】
キスで感じちゃう。正常位や対面、背面座位など肌が触れ合う体位が好み
【外したくない設定】
実はかなり初心なロマンチスト。でも吹っ切れたら一直線に好きをアピール
【自己紹介文】
「あたしはナツキって名前だよ! 悠人くんやハルとは同級生なんだ。
ハルとは仲が良いんだけど、あの子本当に良い子で、いろいろと助けてもらっているんだよ!
悠人くんは都会……ここと比べると都会?から来たから、そのときにお話を聞かせてもらいに行って知り合ったんだ
今思うと、いきなりのことでちょっと迷惑だったかなーって。でも普通に対応してくれて嬉しかったよ。ここってなにもない田舎だから、他のところの話を聞きたかったんだ
子供の頃は虫取りとか川遊びとか山菜採りとか色々やったけど、この歳になると一緒にやってくれる相手もいないしね
ハルも陸上で忙しいし、悠人くんも流石にそういう遊びにはつきあい悪いし。よよよ……え? ちょくちょく無理矢理付き合わせられたって? さ、さてなんのことやら
そんな感じで、今していることといえば天体観測とジョギング、筋トレくらいかな? こう見えてあたし星好きなんだ
……あとベタで甘々な恋愛小説書いたりしてるけれど、これはハル以外には言えない(小声)」
【その他設定】
いつも明るく好奇心旺盛なクラスメイト。天文部部長
ハルとは幼い頃から親友
退屈なときは、悠人を連れ回して色々と付き合わせる
なんだかんだ気配りはできるので、本当に駄目なときはちゃんと引き下がる
なにもない田舎ながら、小さい頃から持ち前の好奇心から色々と工夫して遊んでおり器用
小学高学年になる頃、天体望遠鏡を買ってもらい天体観測にハマりだす
意外に学年トップクラスの成績だったり、家事万能だったりする
時折ハルの練習の手伝いしたり、何気に親切な一面も

【名前】 メグル
【年齢】14歳
【背丈】 低い
【髪形】 黒髪姫カット
【好きな服装】 ノーブラノーパンの女子制服
【胸のサイズ】 相当大きめ
【くせ】 主人公をからかう
【性的な弱点】 おへそ
【外したくない設定】 耳年増の触れられる幽霊 恋愛経験0
【自己紹介文】 「あたしはメグルっていいます。これからよろしくね!ゆーと君」
「男の子っておっぱいとか好きなんだよね。あたしの結構大きいと思うんだけど、触ってみる?あはは、赤くなって面白いなぁ。じょーだんだってば」
「人を好きになるってどんな感じなんだろうね?ゆーと君は知ってるかな?」
【その他設定】
この世からそろそろ成仏するのではないかという感覚がありどことなく焦燥感と寂寥感がある
悠人に対して割と一目でびびびーっ!ときた
生前は耳かきやマッサージが趣味でお母さんや女友達には好評だったらしい


明日の夜、更新予定ですので更新するまで募集しておきます

【名前】カナ
【年齢】15
【背丈】高い
【髪形】黒のロングヘア
【好きな服装】ロングスカート。上半身は少し大胆な物を好む。
【胸のサイズ】大きい
【くせ】言いたいことができたらこっそりと耳元で喋る
【性的な弱点】舌と口内が敏感。キスに限らず指とかで弄ると癖になる。
【外したくない設定】先輩呼び
【自己紹介文】「カナです。私のおじいちゃんが好きだったもの、先輩から見た景色も知りたいです」
【その他設定】高校のある町で育った娘。田舎町の駅が無人駅になる前に祖父が駅員をしており、その思い出話を色々聞いたり何度か連れられたりで駅や電車に深い思い入れがある。住んでないのにその周りだけはやたら詳しい。それ以外の感性は悠人に近い。年のわりにスタイルの良い体には自覚がある。

【名前】
チョールナヤ・コーシカ
【年齢】
18
【背丈】
普通くらい
【髪形】
黒髪ロングヘア、状況によっていろいろ髪形は変える
【好きな服装】
ダサい柄やよくわからない文章が書いてあるTシャツ+チノパン
出かける時以外はミニスカメイド服
【胸のサイズ】
ルーナ以上ハオン以下くらい
【くせ】
たまに何もない場所をじーっと見つめる(本人曰く考え事をしている)
【性的な弱点】
頻尿気味でエッチすると必ずもらすし長時間の我慢ができない、おねしょ癖も治っておらず週に1回はやらかす
【外したくない設定】
ルーナの家のメイド、クロさんの幼馴染、通称ヤコさん
ミニスカートは鉄壁の防御力を誇る
【自己紹介文】
「ルーナお嬢様のメイド、チョールナヤ・コーシカでございます。意味はクロネコです。え、宅配便? そんな副業はしていませんよ、悠人様は面白いことをおっしゃいますね」
【その他設定】
ルーナの家にやってきた日系のメイドでクロさんと同じく完璧系のメイドだがルーナと同じく幽霊が怖かったりカエルが苦手だったりと弱点も多い
実はルーナが日本の漫画やアニメのオタクになるきっかけになった人物
彼女自身はあまり漫画などには詳しくない
誰に対しても敬語で接する
ダサTを着たりパンツはバックプリントがあるものを気に入って履いているなど服のセンスが悪い
運気が凄まじく宝くじを買えば必ず当たるしおみくじは大吉以外引いたことがない

>>863の台詞訂正

「…ボク…は…ユキだよ。……ずっと…ずぅっと…こうして……キミに逢いたかったんだ、悠人」

【名前】レオ
【年齢】主人公と同じ
【背丈】目線が主人公の肩にくるくらい
【髪形】金髪ロブヘア。前髪を左寄りのセンターパートで分けている。右目に前髪がかかり気味。
【好きな服装】ショーパン等の脚の出る服装。似合ってないと思い込んでいるのでスカートがちょっと苦手(制服は特に気にしていない)。
家から出ない時はラフな格好でスパッツやレギンスのような脚にフィットしたボトムスをズボン代わりにノーパンで直穿きする。ブラもつけないことの方が多い。
【胸のサイズ】ハルと同じか少し小さいくらい
【くせ】右目にかかった髪を避ける。ギターの曲の練習を左手だけエアでする。
【性的な弱点】腿、尻。特にアナルが弱く自慰でもこっちばっか弄ってる。
【外したくない設定】見た目の割に少女趣味で他人に隠している。オバケやオカルトの類が大の苦手。ハオン含む人外組に対しては最初ビビりまくる程度で。
【自己紹介文】
「あ"?あー、名前?レオ。バンドやってる。趣味はゲーム。これでいい?」
「この前出た〇〇(ゲームの名前)買ったけど、放課後私ん家でやる?」 「その棚見たな…?あんたを〇して私も死ぬ!」
「本当はあの時、声をかけてくれてすごく嬉しかったよ。」
【その他設定】主人公のクラスメイト。目つきの悪いクール系の美人。笑うとそこそこ可愛い。ピアスをバチバチに開けてる。見た目と極度の人見知りでいつもムスッとした表情をしているので学校ではぼっちでいることが多い。尻が少し大きめで気にしている。
校外でバンド活動をしていてギターとボーカルを担当。ライブ衣装が奇抜なことが多々あるため肌を出すことにほぼ抵抗がなくなった。そこそこ体力がいるのでハルのような運動部ほどではないが体を鍛えている。
ゲームが趣味で主人公とはこれをきっかけに仲良くなっていく(予定)。腕は主人公よりちょっと上手い程度。
少女漫画やドラマのような恋愛に憧れていてそういった物を大量に所持している。バレるのが恥ずかしくて隠し扉のようなものやダミーの棚でカモフラージュするほど徹底。
親が2人とも広告代理店で働いているので家にほぼいない。

>>871
ごめん、追加で主人公に対する呼び方は
あんた→悠人
でお願いします

追加キャラって一人なのかな?
NGはいるんだろうか

>>862
にり高め→かなり高め
あと人外は15までというのを失念していたので、もし引っかかるのであれば15歳に変更で

家に戻って寝てしまいました、ごめんなさい

>>873
NGはありません
個人的に書きやすそうだと思った子は3人ほどいましたがそれに関しては不公平になりかねないので黙っています


中華料理店でアルバイト中のハオンにセクハラ風シチュ
(チャイナドレスでセクハラのシチュエーションが思いつきませんでした、ごめんなさい)


「ふあんなんとか」

「え?」

「ふあんなんとか」

高校を卒業し都会へ引っ越した僕は今、ハオンと共に2人暮らしをしている
まだ結婚はしていないものの、実質は結婚前提の共同生活である
そんな僕たちはある問題に直面していた
それが金銭面での問題だ
高卒の僕が稼げる給料ではハオンを養うことができない
ハオンはどこかで魚や生き物を取って来るから平気と言われたが、そんなことをしていては逮捕されかねないので必死にそれを止めた
そんなわけでルーナとクロさんが作ってくれた戸籍を使ってアルバイトをすることにした
そのバイト先がこの中華料理店なのだが
英語が発音できないハオンには中国語も難しいらしくいらっしゃいませに該当する中国語が喋れていない
それにしても

「悠人、何?」

「いや、なんでも」

ハオンの初バイトの様子を見に来て思ったこと、それは
ハオンの格好がエッチすぎる
スリットから伸びる生足はもちろん、チャイナドレスから露出する肩もエロい
他の男に見せるのはもったいないと思ってしまう
それにしても
普段はいている紐パンツの紐がスリットから見えない
まさかと思うが下着をつけていないのか
確かめたい
とりあえず餃子を頼んでみる

「ん、ぎょーざ、これだけ?」

「うん、おねがい」

「少々お待ちください」

おぉ、ちゃんと言えてる
そして背を向けたハオンのおしりを触ってみると

「っ!?」

ハオンは顔を赤くした後こちらを振り返る

「……悠人のスケベ」

結果として、触感的に履いているようなのが分かった
うまく紐を隠しているようだ

「悠人のスケベ、変態、スケベ」

「う……」

家に帰ってからというものハオンはずっとスケベか変態を連呼している
お気に入りの抱き枕を抱きしめながら、ずっとこちらをジト目で見つめているハオンに自分の家にも関わらず居心地が悪い
ちなみに、まだ制服のチャイナドレスを着ている

「……なんであんなことしたの?」

むすっとしたままハオンに聞かれる
それは……

「し、下着付けてないのかなとか思って」

「スケベ、つけてる」

「う、うん、知ってる、というかわかったというか」

「スケベ!」

抱き枕を投げつけられる
そりゃ、怒るか

「ご、ごめんってば」

「……悠人に触られた後から、ずっと我慢するの大変だった……」

「え?」

ぼそっと、小さく言ったその言葉に顔が赤くなる
ハオンも顔を赤くし、上目遣いでこちらを見る

「続き、しないの?」

ここまで言われてしないわけにはいかなかった
ハオンをそのまま押し倒すとスリットから手を入れ下着の上から触れてみる
すでにぐっしょりと濡れている

「ハオン、相当楽しみにしてたんだ」

「っ、だ、だって、悠人がいきなり触るから」

「ごめんごめん」

頭を撫でてあげるとハオンは嬉しそうに笑う
チャイナドレスをめくりあげ紐パンツを脱がすとそっと肉棒をくっつける

「いい?」

「ん、ほしい……」

そして僕らは繋がった
何度もキスをしながら激しく腰を振るう
ハオンもすぐに腰を振り出し快感に溺れだす
そして一晩中愛し合っていた僕らは翌日、仕事もバイトも休むことになる

「……これじゃ本末転倒だね」

「私は別にいい」

「いや、生活できなくなるからね」

ベッドの中でそんなことを話す僕らの生活はまだまだ続いていくのである



おわり

くノ一ハオンにエッチな拷問



城に侵入してきた天狗くノ一を捕獲した
どうやら僕の城を落とすためにやってきたらしい

「……」

プイっと顔をそむけたくノ一の顎をつまんで顔をこちらに向けさせる

「どこの忍びだ?」

「あなたに話すことは何もない」

「そうか、それじゃあ拷問させてもらうだけだな」

安価下
どんな拷問をしますか?
スケベ方面でお願いします

乳首やクリ、羽根といった性感帯を数時間ほど寸止め責めしておねだりさせる

「まずは名前を教えてもらおうか?」

くノ一は無視をして顔を背ける
それならばとその羽を撫でる

「ひゃっ!?」

「天狗は羽が弱いというのは本当のようだな」

しばらく優しく撫で続けているとくノ一はびくびくと震えだし、そしてとうとう絶頂を……

「っ……え?」

する前に手を離す

「どうしたの?」

「……」

目を背けるくノ一の服をはだけさせると今度はすでに勃起している乳首をつねるように刺激する
くノ一はまたすぐに感じ始めびくびくと震えだす
そして絶頂寸前で手を止め、次はクリトリスにターゲットを移し……
そんなことをしているうちに数時間が過ぎる

「は、ぁぅ……んんっ……」

必死にもじもじと股間をこするくノ一
しかし、縄で縛られているためか、うまく身体をこすらせることもできない

「何か言いたいことがあるみたいだけど?」

「お、おねがい、します、もう、我慢、出来ない、もっと、やって……」

「じゃあ、まず君の名前は?」

「は、ハオン……」

そう言うと同時にぽたりと愛液が床に落ちる

「どこの国の忍び?」

「隣の、××国……」

そこまで言ったハオンの羽を激しくこする

「あっ、ああああぁっ!?」

ぷしゃ、ぴゅうっ、とハオンの股間から水しぶきが上がり大きく仰け反る
そしてしばらく何度も潮吹きを繰り返したハオンはぐったりと力尽き、気を失った
さて、どうしよう?

安価下
くノ一ハオン編ラストです
1 拷問を続ける(何をするかも記入してください)
2 拷問を終える

2

僕はそこで拷問を終え、ハオンを牢屋へ入れる
特殊な首輪で天狗の力を完全に抑え込まれたハオンにはしばらくの間食事を運び、ついでにエッチなことを繰り返していた
そして……

「ご主人様……」

すっかり僕の手中に落ちたハオンはもう首輪をしなくても僕に天狗の術を向けることはなくなった
頭を撫でると嬉しそうに笑顔を向けてくれる
このままハオンとは末永く付き合っていくことになるだろう



「……悠人のスケベ」

一通りのコスプレでのエッチを終えた後ハオンがそう言った
その割にはノリノリだった気がする

「ちなみにハオンはどの格好が楽しかった?」

「……黙秘」

かなり考え込んだ後そうつぶやくハオン

「じゃあ、もう1回チャイナドレスやろうか?」

「ゆ、悠人のスケベ、変態!」



おしまい

皆さん、ルーナです
メリークリスマス!
え、もう年明けしちゃった?
これを書いている人がいけないんです!
こほん、とりあえず話を戻して
今私は久しぶりに日本の別荘に来ています
今日はクリスマスという事もあり、お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒にパーティーをしてそのあと2人はお泊りすることになったんですけど

「ゆうくん、そのね、プレゼントは私だよ?」

「っ、ごめんハル、もう我慢できない」

トイレに起きたらお兄ちゃんとお姉ちゃんが交わってました
い、いや、お兄ちゃんもお姉ちゃんも私の別荘で始めないで!?
わ、わぁ、いきなり2人とも裸になっちゃった……
き、キスしてる、キスからお兄ちゃんがお姉ちゃんの身体を舐めて、わぁ、わぁ!?
一度部屋に戻ろう
うん、落ち着こう
落ち着いてお兄ちゃんとお姉ちゃんからもらったマフラーを巻いて……これで寒さ対策は完璧です
戻ってみるとすでにお兄ちゃんとお姉ちゃんは繋がってるようです

「ゆうくっ、んんっ、はげ、しっ」

「あまり声出すとっ、ルーナやクロさんにバレちゃうよ?」

バレてます、もうバレてます
なんだかお股がじんわりしてきました……うぅ……
それにしても、2人ともすごく気持ちよさそうです
私にはそう言う相手がいないのでなんだかうらやましい気持ちがこみあげてきます

安価下
1 お股に手を伸ばしちゃうルーナ
2 観察を続けるルーナ
3 自由安価

2

観察を続けているとキスをしながらしばらく動きを止める

「子供出来ちゃうかもね」

「あと3ヶ月だけバレなければいいんだけどね」

あぁ、あれですか
高校卒業しちゃえば結婚できるとかいう
あ、またキスしてます、そんなにいいんですか、キス!?
そして今度はお姉ちゃんがお兄ちゃんのおちんちんを胸で挟んで……わぁ、わぁ!
漫画で知識はありますが、本当にしている光景を見るのは初めてで身体がどんどん火照って来るのを感じます
あ、お姉ちゃんがお兄ちゃんのをくわえて……お、おいしいのかな?

「ハル、出そう……」

「んっ、いいよ?」

あぁ、お姉ちゃんの顔がドロドロに……
そしていつの間にかお兄ちゃんとお姉ちゃんにもらったマフラーもドロドロに……
いつの間にか私はマフラーで股間をこすってしまっていたみたいです
あ、またお兄ちゃんたちがつながって……
いつまでやるんだろう
そろそろ私は部屋に戻ることにしよう
うわぁ、パジャマがおねしょしたみたいにぐっしょり濡れちゃった……
あとでこっそり洗濯機に入れておこう

「……」

そのあと少しだけ自分を慰めてから眠りに落ちることにするのでした
え、そこの描写を書かないのかって?
え、えっちですよ!!



おわり

袴の隙間から下腹部に手を入れるとハオンはどうやら下着をつけていないようだ
そんな無防備な性器に指を入れると激し目に動かす

「や、やめっ、て」

「あまり声出すとアキさんにバレるよ?」

「っ」

ハオンはあっさりと大人しくなる
そのまま指の動きを激しくさせるとハオンは慌てて口を自分の手でふさぐ
夏の神社にセミの声と水の音だけが響き続ける
ハオンはもはや一切の抵抗を見せず、ただたまに「んっ」「ぁ」と小さい声を上げるだけ
身体の痙攣が大きくなってきた
さて、そろそろ

安価下
1 胸を攻める
2 このままイカせる
3 羽を攻める
4 お尻を攻める
5 自由安価
6 やめる

2

そのまま指の動きを激しくする
ハオンは僕の腕にしがみつき、そしてそのまま絶頂を迎えた
指に大量の愛液が絡みついてくるのがわかる
そしていつの間にか巫女服はドロドロに汚れていた

「ご主人、様、ごめんなさい……」

「ううん、わかればいいんだよ?」

そう言ってハオンの頭を撫でる
ハオンは嬉しそうな顔をしている
さて、これでお仕置きは終わりにしよう

安価下
1 別の場所へ行く
2 アキに気づかれる
3 もっとする
4 自由安価

1

あ、ハルについて相談とかして進展ありそう?
ありそうで可能なら4
なさそうダメならこのままで

「じゃあ、僕は行くからきちんと巫女服も洗濯しておいてね?」

「ん……」

ハオンは何でも言うことを聞いてくれる
楽しいなぁ
さて、どこへ行こうかな?

安価下
1 ルーナの家
2 ハルの家
3 駅(町へ行きます)
4 自由安価

3

>>889
気づかずに進めてしまいました
修正します




「さて、ハオン、ハルのことで相談があるんだけど」

「……?」

ハオンは首をかしげる
なんて言おう?

安価下
1 ハルと少し喧嘩をしちゃって
2 ハルに僕らの関係のことを聞かれた
3 ハルも一緒に3人でヤらない?(強制ハーレムルート突入フラグ)
4 自由安価

3

ハルのあの様子
もしかすると僕に気があるのかもしれない
だとすれば、今のハオンみたいに乱れた姿を見せてくれるかもしれない

「……ハルも一緒に3人でヤらない?」

「え?」

流石のハオンも驚いたような声を出し、動きを固める

「……」

「だめ?」

流石に怒るだろうか?

「……ご主人様が言うなら、いいよ」

その言葉に、心の中に黒い何かが湧き出てくるのが分かった
でも、同時に本当にいいのかというブレーキもかかる
僕は

安価下
アンケート方式
先に3票会得したほうを採用
1 ハルとハオンと3P
2 今回はやめておこう

1

ここまでハオン調教ルート行ってるなら今回で強制ハーレム拾って別週で純愛拾いたい

1

ハーレム狙うなら純愛の方行きたかったが、もう修正効かなそうだしルート回収しとく方向で

1でいいけど全員堕として回れる?

「ハオン、ハルの家に行こうか」

「今?」

その言葉に僕は

安価下
1 今すぐと答えた
2 今夜と答えた

2

「ううん、一度帰ってから夜にもう1度来るよ。その時に」

「……わかった」

いつもの考える動作の後頷かれる
気づけば日が暮れ、夜になりかかっている
早く帰って夕食を終えよう




夕食を終えた僕はハオンと合流する

「アキには少し出かけるって言ってきた」

「そう」

さて、どうしたものかな?

安価下
1 ハルを呼び出す
2 ハオンに相談する

1

「ハオン、確か姿を消せるんだよね?」

「ん、出来る」

「じゃあ、僕の後ろを姿を消してついてきて、合図したら手伝ってね?」

「……悠人、待って」

ハオンは僕の手を掴む
ご主人様ではなくて悠人呼びで

「ハルが、嫌がるなら、私は協力できない」

「……」

安価下
1 嫌がった時はやめておくと伝える
2 調教が足りないようだ

1

「大丈夫、ハルが嫌がったらやめておくよ」

ハオンの頭を撫でるとハオンは「わかった」と短く答え、髪をほどき姿を消した
気配はするのできちんと後ろをついてきているようだ
ハルの家に行くとおばさんがハルを呼んでくれた

「ごめんね、こんな遅くに」

「ううん、え、えっと、何の用かな?」

安価下
1 少し散歩に行かない?
2 少しお邪魔していい?

1

1

「少し散歩に行かない?」

「え、う、うん……」

少しぎこちない返事をしたハルを連れて山の広場を目指す
ハルはずっと何もしゃべらずに僕の後をついてきた
山についてすぐに僕は振り返りハルの顔を見つめる

安価下
1 さっきはごめんね
2 好きだよ、ハル
3 有無を言わずに押し倒す
4 自由安価

3

なんだこいつ
わざと?

「ゆうくん?」

そう僕の名前を呼ぶハルを押し倒す
草のクッションに押し倒されたハルは顔を真っ赤にして目を泳がせる

「え、ちょ、ちょっと、ゆうくん!? だ、駄目だよ、その、こういうのは好きな人同士じゃないと!」

安価下
1 僕のこと、嫌いなの?
2 無視して胸を揉む

1

1

「僕のこと、嫌いなの?」

「っ」

ハルは、すぐに抵抗を見せなくなった
そんなハルが可愛くて、唇を奪おうと考える
しかしハルはそのタイミングで抵抗を始める

「だ、駄目、き、キスは、もっと、ロマンチックなときに、したいよ」

「じゃあ、代わりに……」

そっとシャツをめくりあげると白いブラジャーが露出された
それの上から胸を揉み始めるとハルは抵抗することなく、小さく声を上げ始める

「あっ……んっ……」

さて、そろそろかな

安価下
1 ハオンに声をかける
2 このままハルを一人で攻める

1

「ハオンは下をお願い」

「え?」

その言葉にハルは身体を硬直させる
同時に、髪を下ろした姿のハオンがハルのスカートをそっとめくり、そこに顔を突っ込む

「え、ハオンちゃ……ひゃんっ!?」

「んっ、んっ」

スカートの下にはスパッツなどは履いていないらしく、白いパンツが僕の目から見ても見える
僕はそのままハルのブラを外し、乳首を刺激する
ハルは何か言いたそうだけど、おそらく初めて性器を舐められうまくしゃべれなくなってしまったようだ

「ゆう、く、なんで……」

「ごめんね、ハル。僕はハルのこともハオンのことも好きなんだ。だから……」

「でも、こんなの、ちが、ああぁっ!?」

ハルはすぐに絶頂を迎えた
3点を同時に、それも激しく攻められたのははじめてなのだろう
それゆえに耐えきることができなかったようだ

「ハルは、僕と恋人になるの嫌?」

「いやじゃ、ないけど……こんなの、ちがうよ……」

「じゃあ、もうやめる?」

「っ……」

ハルは複雑そうな顔をする

「もしハルが嫌なら、もう僕はハルに何もしないよ。ごめんね、ハル」

「あ……っ……」

「……」

しばらくの沈黙
ハオンも、じっとハルを見つめる

「……私も、ゆうくんの、そばにいたい……ゆうくんの、恋人になりたい!」

ハルはすごく純粋だ
だから

折れるのだって、一瞬だった

僕はハルの中に肉棒を突っ込むとそのまま腰を激しく振る
一度絶頂し、敏感になっているハルは自ら腰を振りながら何度か小さく絶頂を迎える
僕はそれでも腰の動きを止めない
ハオンはというと僕とハルが交わっているところを見ながらもじもじと股間を触っている
ハルの身体を持ち上げ、そして何度も突き上げながら一番奥まで突っ込む

「ゆう、くんっ、きもち、いい、ゆうくんっ、ゆうくんっ!!!」

既に快感に溺れているハルは僕の名前を呼びながら果てる
同時に僕もハルの中に精液をぶちまける

「あつ、い……はぁ、はぁ……ゆう、くん……」

安価下
1 何かの音が聞こえた
2 何かの気配を感じた
3 ハオンの番
4 ハオンはお預け

3

「ハオン、おいで?」

「ん……」

ハオンのスパッツを脱がそうとスカートをめくると、ハオンはすでにスパッツもパンツも脱いでいたようですぐに受け入れる準備をしてくれた
ハオンの中に肉棒を入れた僕はそのままハルにあるお願いをする

「ハル、ハオンの羽を撫でてあげて?」

「え?」

「は、ハル、羽はダメ!」

ハオンが慌てだすのを気にせず僕は続ける

「ハオンは羽を触られるとエッチな気分になるみたいだからさ」

「じゃ、じゃあ……」

ハルは今、すっかり冷静さを失っている
そのこともあり、僕のお願いに従い、ハオンの羽を撫でた

「あっ!?」

ハオンはその瞬間仰け反り、締りがよくなる

「本当に敏感なんだ……」

ハルは羽を何度も擦る
触り心地がいいのか、その手を止める気配はない
僕も僕でハオンにつながっている腰を振り続ける

「あっ、あんっ、あぁっ!」

可愛らしい
そう考えながら唇を奪う
それを見たハルは顔を赤くしながらムッとなる

「ごしゅ、じんさま……」

ハオンは夕方されたばかりである事と先ほどまで術を使っていたこともあるのか、体力切れ寸前だった
そして数度目の絶頂でとうとう意識を失ってしまった
まだこちらは出す前だったんだけどな

「しょうがないか」

ハオンから肉棒を引き抜くとハルの方を見る

「あ……」

「ハル、もう1回する?」

「……うん」

そう言ってハルは僕に抱き着いた
僕はハルを再び貫くとそのままキスをする

「あ……んっ」

「ん……したかったんだよね?」

「……ゆうくん、ずるい……」

再び腰を振り出すとハルはすぐに乱れだした
ハオンに僕がご主人様と呼ばれていたことに関しても何も言わない
もしかすると薄々感づいているかもしれないけれど、それを追及はしようとしなかった
結局、夜中になるまでハルと僕は交わり続け、その後ハオンが起きた夜中にそれぞれの家に帰った
そして僕らは踏み込んではいけない道に踏み込んでしまったようだった



1日終了
強制ハーレムルートへ突入しました



安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

1

朝、ではなく昼前に僕は目を覚ます
流石に夜更かしをし過ぎたらしい
ハオンとハルと関係を持ってしまったことを冷静に思い出す
罪悪感以上に、もっと他の相手ともしたいと考えてしまう

「さて、今日はどうしよう?」

安価下
1 ハルの家へ行く
2 ルーナの家へ行く
3 神社へ行く
4 駅へ行く(隣町に行きます)
5 自由安価

4

定期券を使い隣町へ移動する
特に向かう当てもないのだけれど

安価下
再安価、どこへ行きますか?
1 カフェ
2 服屋
3 ファーストフード店
4 学校
5 自由安価

1

とりあえずカフェに入り、宿題を進めることにする
たまにはきちんと勉強もしないと、なんて考えたわけではない
性欲を押さえようと考えたのである
なんて考えていると

「あら、悠人さん?」

聞き覚えのある声に振り返ってみるとハルの友人であり、僕のクラスメイトでもあるシオンさんが立っていた

「シオンさん? おはようございます」

「悠人さんも勉強? 悠人さんならここより家の方が静かそうだけど」

「え、えっと」

流石に向こうに居づらいとか、昨日の話をするわけにはいかない
それにしても
黒いロングヘアにクールな顔つき
嫌な考えが頭をよぎる

安価下
1 ハルと喧嘩をしちゃって
2 セミの声がうるさくて
3 ちょっとカッコつけたくて
4 自由安価

3

「ちょっとカッコつけようと思って」

「ふふ、確かにカフェで勉強って学生のあこがれだものね」

シオンさんはくすくすと笑う
そういうシオンさんはなんでカフェに来たのだろうか
なんて思っていると

「私は家にいるのが嫌なだけ」

「そ、そうなんだ」

「気になってたみたいだと思ったけど、違ったかしら?」

シオンさんは再びくすくす笑う
クールだと思っていたけれど、結構笑うんだな

安価下
1 一緒に勉強する
2 遊びに誘う
3 ハルの家に行かないかと提案する
4 自由安価

1

「せっかくなら一緒に勉強でもしませんか?」

「真面目なのね」

「シオンさんも真面目なイメージがあるけど」

「イメージだけよ」

そう言いながら僕の前の席に座るシオンさん
彼女も宿題を持ってきていたらしく机の上にプリント集を乗せた
もうほとんど終わっているようだ

「ほら、やっぱり結構終わってるし」

「覗きはダメよ、悠人さんのエッチ」

「っ!?」

い、いきなり何を言うんだこの人は

「……冗談なのだけれど、そんな顔をされたら困るわ」

「ご、ごめん」

しばらく、コーヒーを飲む音とペンが紙にこすれる音だけが響く
店内の落ち着いたBGMの中、集中をする

安価下
1 宿題を終え、解散
2 あれ、シオンさん、寝てる?
3 シオンさんからお誘いが
4 自由安価

3

12時になり、僕もそろそろ帰ろうかと考えていると

「悠人さん、午後は暇かしら?」

「え?」

安価下
1 暇
2 暇じゃない

「暇だけど?」

僕がそう答えるとシオンさんはくすりと笑う

「それなら、午後、デートしてほしいのだけれど」

「え?」

「だめかしら?」

少し悩む
そして

「もしかして、突っ込んだ方がいいやつ?」

「まぁ、そう言うことにしておくわ。少し一緒に遊ばない?」

「まぁ、いいけど……」

安価下
1 カラオケに行こう
2 ボウリングに行こう
3 服屋に行こう
4 本屋に行こう
5 町へ来るか誘ってみる
6 自由安価

1

という訳で、カラオケボックスへやってきた

「何歌う?」

「……あまり知ってる曲がなくて……」

やっぱり真面目なんだと思うと同時に、結構世間知らずなのかもしれない
改めて曲選び中のシオンさんをじっと見つめる
胸はハオンより小さいくらいかな
夏なのにスカートの下にはタイツを履いているようだ

「……これにするわ」

なんてじろじろ見ていると曲が決まったらしく顔を上げるシオンさん
慌てて目をそらす

「すぅ……」

シオンさんは歌を歌いだす
正直、あまりうまくはない
でも、何曲か歌っているうちに楽しそうになってきて、笑顔で歌い始めている

「のどが枯れてきたかも」

「結構うたったからね」

「悠人さんはそこまで声がかれてないわね」

「シオンさんより歌ってないからね」

そう言うとシオンさんは顔を赤くする

「ご、ごめんなさい、わたしばかり」

安価下
1 問題ないよ
2 気が晴れたみたいだからよかったよ
3 次はどこ行く?
4 自由安価

4
昨日の行為を思い出してうっかり勃ってしまい
隠しながらカラオケを続ける

2

「もう出る?」

「いえ、せっかくフリータイムにしたし、夕方までは歌いましょう?」

そう言われ、夕方というワードで昨日の出来事を思い出す
まずい、ちょっと勃起してきた……

「~♪」

シオンさんは気づかずに歌っている
そう言えばこの部屋、カラオケ店の中で一番奥の端っこ
店員を呼ばなければ誰もこの部屋の中が見える位置には来ないと思う
色々できてしまうかもしれない
いや、でも流石にシオンさんを襲うのは……

安価下
1 我慢する
2 襲う準備を始める
3 飲み物を大量に持ってきてみる
4 自由安価

3

色々考えた挙句、シオンさんを罠にはめてみることにする
彼女はかなり真面目な性格だ
僕が歌っている間、しっかりと僕を見てくれており、曲を探したりもしないし席も外さない
それなら……

「せっかくドリンクバーだからね」

「……」

大量に持ってきたジュースを机に置く
そして僕は多めに曲を入れ始める
さて、何曲入れようかな?

安価下
1 6曲くらい入れよう
2 12曲くらい入れよう
3 15曲くらい入れよう

1

これバッドエンドあるかな

約30分間のカラオケを終えた
シオンさんは後半少しもじもじとしながら何かを我慢しているようだった
そして歌がすべて終わったタイミングで立ち上がる

「ちょっとお手洗いに行ってくるわね」

もじもじはしていたようだけれど、まだ余裕はありそうだ
さて、どうしよう?

安価下
1 手を掴んでいかせない
2 見送る

見送る

流石にここで手を掴んだりしたら故意だったことがバレるかもしれない
僕はシオンさんを見送る
部屋に一人になったので改めてこの後の行動を考える
どうするべきだろうか

安価下
1 シオンの帰ってきたタイミングでトイレに行って抜いてくる
2 最後まで我慢する
3 戻ってきたタイミングで襲う
4 自由安価

4
我慢するけどそれはそれとしてシオンのことを知ろうとする

シオンさんが帰ってくる

「ねぇ、シオンさん」

「なにかしら?」

「今日は、何かあったの?」

僕の質問にシオンさんは口を閉ざす

「……」

カラオケボックスにもかかわらず長い沈黙が流れる
そして、シオンさんは目をそらした

「やっぱり、言いづらい?」

「ごめんなさい」

「ならいいよ。でも、出来ればシオンさんのこと、もっと知りたいな」

その言葉にため息を吐くシオンさん

「ハルがいるのに、私にそんなこと言っているとあとで痛い目見ちゃうわよ?」

「そ、そうかな?」

「えぇ、さて、続きをしましょう」

なんだかはぐらかされてしまった気がする
結局、夕方になるまで僕らはカラオケを続け、カラオケを終えた僕らはそのまま解散した



夜になった
どこかへ行こうかな?

安価下
1 ルーナの家へ行く
2 ハルの家へ行く
3 神社へ行く
4 河原へ行く
5 今日はもう寝る

2

ハルの家に向かうと窓から僕が見えたのか、ハルはこっそりと窓から外へ出てくる

「こ、こんばんは、ゆうくん」

「こんばんは」

「どうかしたの?」

少しぎこちない
そんなハルに僕は答える

安価下
1 散歩してただけだよ
2 今日もする?
3 少し話をしに来た
4 自由安価

3

「ちょっとだけね、話がしたくて」

「話? え、あ、そ、その、え、えっちとかじゃないの?」

ハルは顔を真っ赤にして自爆する

「したかった?」

「い、いいから、話しよ、話!」

安価下
1 シオンとカラオケに行った話
2 他の女の子を誘いたい
3 アキさんのこと
4 自由安価

123全部順番に話したいです
一個なら2

「今日なんだけど、シオンさんと隣町で偶然会って、いろいろ話とかしたんだ」

「え、シオンと?」

「うん」

僕は隣町でシオンさんと会ったこと、彼女の様子が少しおかしかったことなどを話す

「そうだったんだー……2人だけで遊んだんだー……」

ずいぶんとハルが不機嫌になっている

「ハルと連絡取れなかったんだからしょうがないでしょ、そう言うならスマホでも持ってよ」

「う、考えときます……」

それにしても

「シオン、何かあったのかな、ちょっと明日あたり私もカフェ行ってみようかな」

1つ目の話題はここまでにしておいて

「それとさ、ハル、エッチするとき他の女の子も誘っていい?」

「は?」

ハルは笑顔のまま低い声を出す
しかし僕はひるまない

「ハルはハオンのこと認めてくれたよね?」

「そ、それはハオンちゃんだし……」

「じゃあ、例えば誘う相手が……」

安価下
1 ルーナなら?
2 クロさんなら?
3 アキさんなら?
4 シオンさんなら?

3

アキさん

「アキさんなら?」

そう聞くとハルは顔色を変える
明らかに怒っている顔だった

「最低」

完全に僕に背を向けてしまう
そして僕が声をかける暇もなく家の方へ向かい歩いて行ってしまう

「ご、ごめん」

「来ないで、ゆうくん、ほんと最低」

どうやら踏んではいけない場所だったようだ

安価下
1 押し倒し、主従関係をしっかりわからせる
2 追いかけ謝る
3 追いかけられない、明日改めて謝ろう
4 自由安価

2

1

ハルを追いかけ、前に立つと頭を下げる

「ご、ごめん、ハル! 軽率だったよ」

「……悪いんだけど、今日、もうゆうくんの顔見たくない」

ハルは僕の方を見ずにそのまま横を通り過ぎていく
本気で怒っているらしい
そして、涙を流しているのも見えた
今日は、もうハルを追いかけることはできそうにない
これ以上何かする気にもなれなかった僕は家に帰るとそのまま布団に入る
そしてもやもやした気持ちのまま眠りに落ちていくのだった



1日終了



安価下
1 翌日へ
2 キャラ別番外編

2
シオンにバレずに終われたのか

カラオケに誘われ、一緒に歌を歌う私と悠人さん
悠人さんはジュースを持ってきてくれて私もそれを飲む
そして悠人さんが大量に曲を入れ歌い出した
私はと言えば……

安価下
1 普通に歌を聞いていた
2 彼が勃起していることに気づいた
3 尿意に耐えていた(本編とは違い……)
4 自由安価

4 ユウ×ハルの妄想で頭一杯だった

悠人さんとハルのそう言う行為を妄想することで頭がいっぱいだった
もしかすると2人はすでにこうやって2人きりでカラオケに来ていたのかもしれない
そして……

「ハル、喉乾いてない?」

「うん、少し乾いてるかな?」

「じゃあ」

口に含んだ飲み物を口移しで飲ませる悠人さん
そしてハルはそれを飲み込むと

「ごめん、ゆうくん、我慢できない」

「じゃあ、しちゃおうか」

そこまで妄想をして、感想を一つ

「うん、いい」

「え、えっと、なにが?」

「何でもないわ」

キリッとした顔を向ける
悠人さんにされるがままのハルもいいけど、逆に悠人さんを攻めまくるハルもいいかも

「ゆうくん、さっきから歌ってる私のスカートの中、気にしてたでしょ」

そう言いながらスカートを少しめくるハル

「見たい?」

「そ、それは」

「聞くまでもないか、こんなに大きくなっちゃってるもんね」

そう言いつつ、ハルは悠人さんのを……

安価下
1 ん? 悠人さん、もしかして……
2 もっと妄想!

1

そこまで妄想していて気づく
まって、悠人さん、大きくなってない?
どこがとは私の口からは言えないけれど、やっぱり大きくなっている
これは……

(まさか、やっぱりこのカラオケ店ですでにハルとそう言う行為をして、それを思い出して!?)

となるとどんな行為をしていたのだろうか?
あれかしら、歌っているハルのをいじって歌い切れるかどうかの勝負とか
それとも逆パターン!?
音が外に聞こえづらいことを利用したセックスとか!?

「あ、あの、シオンさん」

そんな妄想に浸っていると悠人さんが声をかけて来た

「鼻血出てるけど、大丈夫?」

「え、えぇ、よくある事よ」

「よ、よくあるんだ」

ティッシュで鼻血を拭きながら私は心配そうにする悠人さんと一緒にカラオケ店を出た
今度はハルも含めて3人でカラオケをしてみたいわね



おわり

ハルの両親はナツとフユなんだろうか

>>963
出していない設定ですがフユさんはハオンが生まれた時代の巫女さんの名前です
そしてその妹がナツさんになります
フユさんはハルとアキにそっくりらしいです(ハオン談)
彼女たちの出るタイミングについても考えていますので、またいずれ
親など攻略できない人物らには名前は付けません

主人公「田舎町で誰かと恋愛する」2スレ目【安価】
主人公「田舎町で誰かと恋愛する」2スレ目【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1704365049/)

次スレになります、こちらが終わり次第移動をお願いします




朝になった
今日は早く起きれたようだ
どうしよう?

安価下
1 ハルに会いに行く
2 ルーナの家へ行く
3 神社へ行く
4 駅へ行く
5 自由安価

1

ハルに会いに行き、謝ろうと考える
ちょうどハルも家を出るところだったようでこちらに気づく

「……なに?」

冷たい目でこちらを見つめるハル

安価下
1 とにかく謝る
2 何でもない、と伝える
3 自由安価

1

「本当にごめん!」

「……ゆうくん、もう冗談でも絶対にお姉ちゃんに何かするとか言わないで?」

冷たい声でそう言われる
ハルは、アキさんのことを本気で好きなんだろう

「わかった」

「もう次はないからね?」

何とか許してもらえたようだけれど、しばらくはハルに無茶なことはできないかもしれない

「それで、ゆうくんもついてくるの?」

安価下
1 ついていく
2 今日はやめておく

1

「ついていくよ」

「そう」

ハルは短く答えると歩き出す
かなり不機嫌、というよりもまだ完全には許してもらえていないようだ
ハルについていき、電車に乗って隣町へ向かう
カフェに着くとハルはきょろきょろと席を見回す

安価下
1 シオンがいた
2 シオンはいない

シオンがいた

「あら、ハル、悠人さん?」

そんなハルにすでに席についていたシオンさんが声をかけた

「あ、いた。おはよう、シオン」

「どうしたの、ハルがカフェなんて珍しいけど」

シオンさんは首をかしげる

「ゆうくんが昨日、シオンが変な様子だったって言ってて」

「……」

シオンさんは黙り込む
というか、ハル、ストレートすぎるよ
今の僕はハルには何も言えないけど

「悪いけど、少し放っておいてほしい気分ではあるわ、それか、少しでいいから遊びに付き合ってもらいたいわね」

ハルは少し考えこみ、僕の方を見る

「どうする?」

安価下
1 今日もカラオケへ
2 ボウリングでもしよう
3 海まで行ってみない?
4 今日は2人で楽しんで来れば?

海に行こう

「海へ行かない?」

「うん、夏だしいいね、そうしよっか」

ハルはそう言いながらシオンさんの手を取り、引っ張る
その様子にシオンさんは少し首をかしげるがそのままハルに連れていかれる

「電車代は?」

「自分で出せる?」

「まぁ……」

少しシオンさんは困った顔をした後ため息をつく

「ハルは言い出したら聞かないものね」

そう言いながらシオンさんはハルについて行った
僕もそれに続く
電車に乗るとさらに隣の町の海に近い駅へ向かう

「……悠人さん、ハルと何かあった?」

揺れる電車の中でシオンさんにそう聞かれる

「え、なんで?」

「2人とも、明らかにぎくしゃくしてるから」

さて、なんて答えよう?

安価下
1 喧嘩しちゃって
2 なんでもないよ
3 素直に全部話す
4 自由安価

2

1

とてもでないが本当のことを言う勇気はなかった

「なんでもないよ」

「そう、部外者の私が首を突っ込むことではないわね、それと……気にかけてくれてありがとう」

シオンさんはそう言うと窓の外に顔を向けた
こちらこそ、と小さくつぶやき、僕はハルの方を見る
ハルはそれに気づき、すぐにそっぽを向いてしまった



海に着いた
水着なんて持ってきていないため僕らは海岸を歩くだけである

「少しは気がまぎれそう?」

ハルの言葉にシオンさんは小さくため息を吐く

「……あなたこそ、どうなの?」

「え、なにが?」

「気づいてないと思ってる?」

「……」

シオンさんの言葉にハルは黙り込み、うつむく

「私は少し、その辺を散歩してくるから、2人で話したら?」

「……ありがと」

シオンさんはそう言って砂浜の方へ歩いていくのだった
ハルは僕のそばに近付く

「……ねぇ、ゆうくん、昨日のあれさ、本気なの?」

「……」

安価下
1 アキさんのこと?
2 ごめんなさい
3 本気だよ
4 自由安価

3

「本気だよ」

「……なんで?」

冷たい声だ

「アキさんはきれいだし、かわいいし」

「……」

駄目だ、何かいい言い訳をしないと

安価下
自由安価

ハルとハオンだけで受け止め切れる?

ハルを含めて1人に絞れなかったから

なんとか上手く行ってくれ

強制ハーレムなんてハオンの力ありきだから、ハオンなしでぶっちゃけたら、こうなるのも道理か
本来は一発絶交ものの行動だし、一度許してくれたハルは超優しい

安価はどうかしてたととにかく謝る

……本当にこの発言をしてもいいのだろうか?

安価下
1 する
2 しない

2

2

「……最低だね、悠人君」

そう言って、ハルは僕に背を向けた
その呼び方は、実質、ハルが僕を見限ったことを示していた

「帰って」

こちらを見ないでハルに言われる
僕はそれ以上何もできないまま、しばらく一人で潮風に吹かれた後町へと帰るのだった



次スレへ続く


安価下~
アンケート方式
3週目に追加するヒロインを決めます
>>1000までに一番票が多かったキャラクターを採用します

1 サナ(>>862
2 ユキ(>>863
3 ナツキ(>>865
4 メグル(>>866
5 カナ(>>868
6 チョールナヤ・コーシカ(>>869
7 レオ(>>871

それではまた次スレで

乙でした
胃が痛い展開ですわこれは……

安価は3

1スレ目完走お疲れ様です
安価は7

7

余計かもしれないけど次スレ
主人公「田舎町で誰かと恋愛する」2スレ目【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssr/1704365049/)

次スレ乙です

同級生ヒロイン欲しいので3

6

5

鬼畜路線必須だったのか順番の問題なのかうーん

5

7

3

このルート必要だったかと言われると……うーむ
乙です

6

6

7

3

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