乾紗寿叶「あなたにその気がないなら彼くれない?」喜多川海夢「へ?」 (21)

" 自分自身に 正直に
だからね お願い
奇麗になってく 私を
近くでみてて "

恋ノ行方 - 【この着せ替え人形は恋をする】

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「てかジュジュサマって彼氏いますか?」
「何よ。藪から棒に……」
「いやぁ~~~ジュジュサマ年上だから経験ほーふかな~って思いまして……」

喜多川海夢。まるで恋する乙女の顔でそんな愚問を誰に向かって訊いているのか。揶揄っているようには見えないけれど鼻を鳴らす。

「ふん。生憎、私は女子校育ちだから」
「あ、そか。男子との絡みないですよね」

うっかりしていたとばかりに納得しながら。

「じゃあ、好きな人はいます?」
「だから、そんな機会ないわよ」

話を聞いていたのかしら。苛々していると。

「実はあたし、そのぉ……好きな人っていうか~~~しゅきぴがいまして~~~」
「五条新菜ね」
「ええっ!? ちょ、な、なんでわかるんですか!? ジュジュサマってエスパー?……ううん! ホンモノの魔法少女なんじゃ……!」
「誰だってわかるわよ」

超能力も魔法も必要ない。喜多川海夢を見ていれば誰だってお察しだ。先述した通り、女子校育ちの私ですらわかる。恋する乙女だ。

「好きならさっさと告白したら?」
「い、いやぁ~~それがなかなかむずくて」
「は? なんでよ」
「な、なんでと言われましても……」

喜多川海夢はこれまで私が出会った中でもずば抜けて容姿が整っている。とはいえ、派手目な陽キャのギャルなので好き嫌いはある。


怪文書

「ああ、そう言えば彼は雛人形作りの職人を目指していたわね。なるほど」
「な、なるほどって、どーゆー意味?」
「あなた、金髪やめたら?」
「えっ」

五条新菜は雛人形を愛している。ならば、現実の女性も日本美人のほうが分があるはず。
そう思って提案すると喜多川海夢は頷いて。

「や、やっぱそうかな……わ、わかりまし」
「人の言うことを鵜呑みにしすぎよ」
「で、でも……!」
「自分のことは自分で決めなさい」
「うぅ……ジュジュサマ……」
「だいたい、五条新菜が好きな女性のタイプなんて私が知るわけないでしょ」

と、言いつつも、余計なひとことが溢れる。

「そもそも髪色で相手を選ぶような男に好みを合わせる必要なんてないでしょ」
「でも、ごじょー君が黒髪が好きなら……」
「その場合、彼はあなたの黒髪に惚れるってことになるわけだけど、それで良いの?」
「……ごじょー君はそんな人じゃないもん」
「そうね。それについては、私も同感よ」

親身に相談に乗ってしまう自分に辟易する。


糞文書

「少なくとも、私から見て五条新菜はあなたに悪感情を抱いてる感じはないわ」
「そ、そうですか? ホントに?」
「ええ。むしろ甲斐甲斐しいと思うわよ」
「えへへ……実はぁ、ゲーセンでぬいぐるみ取ってくれたり~毎晩ご飯作ってくれたりしてくれて~~~ホントしゅきってゆーかぁ」

素敵だわ。何故か知らないけれど苛々する。

「あらそう……ところで、喜多川海夢」
「はい?」
「あなたにその気がないなら彼くれない?」
「へ?」

ああ、馬鹿馬鹿しい。なんでこんなことを。

『私は自己満足でやってるんだから、他人の評価なんてどうでもいいのよ』

そう。これは、ただの自己満足だ。だから。
呆気に取られた様子の喜多川海夢へと囁く。
思ってもないことを、その耳朶へと耳打ち。

「私も……五条新菜が欲しいわ」
「っ!?」

さっきまでの従順さが消え失せた。吠える。


うんこ

「ぜぇったい、あげないんだからっ!!」
「決めるのは五条新菜よ」
「ごじょー君はあたしを選ぶもんっ!!」
「そうかしら?」

当たり前だ。大抵の男は私みたいな幼児体型ではなく、スタイル抜群な喜多川海夢を選ぶだろう。とはいえ、彼の家業は特殊なので。

「彼は私みたいなお人形が好きだと思うわ」

自らの小ささを武器にすると喜多川海夢は。

「……お願い、します」
「え? ちょっと、あなた……」
「ごじょー君を、取らないでください……」

泣きながら頭を下げた。生きていると、どうしようもないことがある。自分の体格などは典型的でこればかりはもう変えようがない。


ちんかす

「……悪かったわよ、揶揄って」
「ふぇ……?」
「人の男を奪う趣味なんてないわよ。ただ発破をかけただけ。私はともかく、早くしないと他の誰かに取られるかも知れないでしょ」

種明かしすると喜多川海夢は余計に泣いた。

「よ、良かったぁ……もうダメかと……」
「そもそも彼が私なんか選ぶ筈ないじゃないの。もっと自分に自信を持ちなさいよ」
「だってぇ……ジュジュサマ、可愛いし」

恋に涙するあなたのほうが可愛くて素敵よ。


ゲボ

「泣き止んだらさっさと告白してきなさい」
「ううん……今日はムリ」
「この私が憎まれ役を買って出たんだから、あなたも覚悟を決めなさいよ」
「だってジュジュサマのせいで漏らしたし」
「は?」
「フハッ!」
「なに嗤ってるのよ……ふふっ。馬鹿ね」

やれやれ。着られる着替えがあったかしら。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「五条新菜も苦労するわね……ご愁傷さま」

それにしても喜多川海夢。やはり魅力的だ。
整った容姿に咲き誇る笑顔。いや、愉悦か。
五条新菜も見惚れてしまうだろう。素敵だ。

「ふぅ……ああ~~スッキリした!」
「身も心もスッキリしたみたいね」
「うん! ジュジュサマありがと!」

大丈夫。あなたはきっとその恋を実らせる。


【その着せ替え人形は尿をする】


FIN


糞ちんかす怪文書

奇をてらうべき内容で一番大事なオチを
まともに考えられなくなった時点で辞めるべきなのに
ホンマ頭ちゃおラジなゴキブリなのな

久しぶりにインスタント・メサイアというなろう小説を読んでいましてこれがやっぱり名作なので、興味ある方は是非読んでみてくださいね! あっはは。ひひ。ぞくぞくします。

最後までお読みくださりありがとうございました!

>>16
読んでないよ

自分の書いてるものに価値があると
思い込もうとしているだけのうんこなヒトモドキ

インスタント・メサイアとか万人受けせず打ち切られた作品だってさ
このスカトロも「ぼくが評価されないのは万人受けじゃないからだ、ひひ」とか思っているのかもしれんが
スカトロは万人がつまらないと思うようなものしか作れてないからな。そこは勘違いすんなよ

>>16
読んでもらいたいならルールを守れ。Rに行け
それが出来ないなら物を読んでもらう以前の問題。怪文書製造機のゴキブリはおとなしくしとけ

【空気中のスパイクタンパク汚染に気をつけましょう】

スギ花粉や様々な化学物質に対して過敏な方がおられるように
スパイクタンパクに対し過敏な方がおられます

特に二価ワクチンを接種された方に遺残した
オミクロン対応の
mRNAから生成されるスパイクタンパクは
従来の武漢対応のものと比べ
60~70倍人体に結合しやすくなっており
シェディング被害は甚大なものになっています

また一部の方に感じる臭いに関しても
酸化したPUFAの代謝産物であるアルデヒドの可能性も否定できません

科学的証明は難しい案件ですが
徹底したシェディングング対策や
イベルメクチンやグルC点滴などで
改善することから
臨床的に起こっている事案は
化学物質過敏症やスパイクタンパクそのものでしか説明できないものばかりです

スパイクタンパクが体内に侵入すると
自覚症状が無くても
徐々に毛細血管レベルでは
血栓を形成する恐れがあり
酸素や栄養素が
細胞全体に十分行き渡らなくなる可能性があります
これは老化の促進を意味し
新たな病気が発生する素因にもなります

既接種者で
コロナ後遺症やワクチン後遺症になった方は
非接種者に比べ
シェディング被害を被りやすくなっています
そのため治療が難渋している可能性もあることに留意してください

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