ピッ、ピッ、ピーーーーー！！！！

角間王将『ここで試合終了のホイッスル！フットボールフロンティアを制覇し日本一に輝いたのは、雷門だあああああ！』

アフロディ「馬鹿な…神が、負けた？」

円堂「やったああああああ！勝ったああああああ！」

半田「しゃあ！」

染岡「優勝だああああああああああああっ！！！！」

豪炎寺（夕香、お兄ちゃん勝ったぞ）ｸﾞｯ

鬼道「佐久間、皆…仇は取ったぞ」

こうして雷門中は日本一になった

数時間後…

生徒達「サッカー部優勝おめでとう！」

おめでとーーーーー！

円堂「へへっ、ありがとうな」

学校では【優勝を祝ってくれる生徒達で溢れていた！】

そう、学校は壊れていないのだ！

これは…エイリア学園が生まれなかった世界線の無印の物語…

優勝メンバー
GK円堂
DF風丸・壁山・影野・栗松・土門
MF鬼道・半田・少林寺・宍戸・マックス
FW豪炎寺・染岡・目金

壁山「いやー、俺達日本一になったんスね」

栗松「なんかもう、やりきったって気がするでやんす」

風丸「何言ってるんだよ。まだ俺達のサッカーは終わりじゃないだろ」

染岡「そうだぜ！来年もフットボールフロンティア優勝するに決まってんだろ！」

鬼道「フッ…来年の日本一もいいが、今年はまだ大きな大会が残っているぞ」

半田「え？そうなのか？」

鬼道「舞台は…………世界だ」

全員「世界いいいっ！？」

風丸「…なるほど、日本一の次は世界一か」

染岡「面白れえ！」

こうして雷門イレブンは世界大会に向けて特訓を始めた

2週間後、第1回フットボールフロンティアインターナショナルアジア予選が始まった

日本代表イナズマジャパンには目金以外の雷門イレブンが選手として選ばれた

目金は秋、春奈、夏未と同じくマネージャーとして選ばれた

初戦はカタール代表デザートライオン

イナズマジャパンの初陣の結果は！？

豪炎寺「ファイアトルネード！」

ゴゥゥ…

ナセル「…」

ガシィィィィッ

豪炎寺「なっ！？」

ナセル「これが炎だと？火と名付けるのも生温い」

角間王将『豪炎寺の必殺シュートが片手で止められてしまった！？』

鬼道「半田！」

バシュッ

カイル「貰った！」

鬼道「なにっ！？」

風丸「鬼道がパスミス！？」

角間王将『イナズマジャパン、デザートライオンに攻守共に圧倒されています！これが、これか世界なのか！？』

ザック「我々の母国はもっと暑い。こんな温い島国の何倍も暑い気温の中毎日何時間も走り続けている！この気候程度でバテる貴様らなど敵ではない！」

シュウウウウ！

円堂「マジン・ザ・ハンド！」

パリーン

円堂「ぐわあああっ！」

角間王将『ご、ゴール！イナズマジャパン追加点を許した！』

ザック「貴様ごときが神の手を名乗るなど百年早い！」

日本一の次は世界一へ

そんな夢は一瞬で崩れた

日本一になった雷門を中心としたイナズマジャパンも、世界どころかアジアの強豪達にさえ手も足も出ないまま完敗した

パス成功率は10%にも満たず、シュート成功率とセーブ率に至っては0%

それほどまでに圧倒されてイナズマジャパンのフットボールフロンティアインターナショナルは終わってしまった

その翌年、なんとか雷門は日本一になった

そして三年生になった円堂達は、最後のチャンスとなる世界大会で今度こそ世界一になろうと決めていた！

円堂「…去年は現実を見せつけられただけで終わった。けど今年は違う！去年以上にいっぱい努力した！だから、だから勝つ！絶対に！」

円堂「さあ行くぞ！皆！」

全員「おう！」

果たして円堂達は、去年のリベンジを果たせるのか？

今、運命の世界大会が始まる！