まる子「前田さんをいじめる、の巻」 (8)

ある日、学校にて……


前田「ちょっとさくらさん! しっかり掃除しなさいよね」

まる子「…………」

前田「ちょっとさくらさん、無視しないでなんとか言いなさいよ!」

まる子「…………ペッ」

前田「うわぁぁぁぁ!? ちょっと何するのよ!汚い!」


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まる子「…………うぅぅ、うわぁぁぁぁーーーーーーーーんんん!!」

前田「はっ!?」

たまちゃん「まるちゃん、どうしたの?」

まる子「たまちゃん! 前田さんが私のことを『汚い』って言っていじめる!」

前田「はぁー! 何言ってるのさ、私の顔面に唾かけたのはそっちじゃないの!」

たまちゃん「ちょっと前田さん! まるちゃんがかわいそうじゃない! それに汚いのは前田さんさんの心と顔面でしょ!」

前田「なんですって!?」

はまじ「前田、さくらに謝れよ!」

ブー太郎「そうだブー、お前みたいなクソブスゴリラだるまはさっさと学校からいなくなれブー」

丸尾「ズバリ前田さんは生きる価値がないでしょう」

前田「な、なによ…みんなして私のことをいじめるの……」ブルブル

関口「おwww 伝家の宝刀出しちゃうーーーーwww」

大野「泣けばいいと思ってるところも最低だよな」

杉山「ああ、泣けば許されるのは可愛い女子だけなんだよなぁ」


前田「うえぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーんんん!!」

戸川先生「おや、皆さんどうかしましたか?」

たまちゃん「あ、先生。前田の野郎がまた自分が悪いくせにみんなから責められて泣き出してクラス中が困ってます」

城ヶ崎「こんなションベンくさいゴリラ、早く射殺すべきだと思います!」

笹山「うん、本当に迷惑だよね」

前田「ヒック……違う、みんなが私のこと……いじめるんです……」

戸川先生「…………」


バチーーーン


前田「ッ!?」

戸川先生「……嘘をつく子は、嫌いですね」

はまじ「うわ、先生が前田を殴った!」

山根「え、でも体罰なんじゃ……」

丸尾「ズバリ、相手は人間ではなくゴリラなので問題ないでしょう!」

戸川先生「前田さん、あなたのようなクソガキがいるとクラスで問題が起こりやすい。今の時代なにかあるとすぐにSNSで拡散されてまとめサイトに掲載され、テレビのワイドショーでも取り上げられます。学校としても有耶無耶にできなくなります……まったく」

前田「せ、先生……」

戸川先生「……もう、学校に来ないでくださいね」

前田「……う、うぅぅ……」

その日の夜……、



前田「うえぇぇーーーん、おばあちゃんーーー!!」

おばあちゃん「おらぁッ!!」ドゴンッ!!

前田「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!!」

おばあちゃん「このクソガキがぁ! お前泣けばいいと思ったんだろ? こちとらテメェみたいなわがままなクソガキのせいで毎回毎回ストレスたまったんじゃボケェーー! テメェのせいでわざわざさくらさんの家に謝罪するこっちの身にもなれやアホンダラァァーーーー!!」

前田「お、おばあちゃん……」

おばあちゃん「テメェみてぇなブサイクでA●Bの選抜に入れないメンバーよりも価値のねぇ腐れ反吐ゴリラマントヒヒが当たり前のように飯食ってるんじゃねぇーーよ! さっさとこの家から出たけっ! テメェこの町から出てかなかったら貯めてた年金使ってプロの殺し屋雇って射殺すっからな、ゴラァ!!」

前田「…………」




こうして前田は家を追い出され、まる子たちが住む町から姿を消したのだった。

しかし、前田を覚えているものは誰一人とていなっかた。

交通事故に遭ったレベルで顔面ブサイクで心の醜い前田はクラスの誰からも嫌われており、友達と呼べる存在はいなかったのだった。

クラスのみんなは前田がいなくなったことすら忘れて、平穏な日々を取り戻したのだった。

前田は行くあてもなく途方を彷徨い、気付かないうちに繁華街へとやって来たのだった……、



前田「はぁ……この世界に私の居場所なんてないんだ……」


途方に暮れていた前田は、あるポスターを見つけた。

前田「…………ん?」


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前田「…………ここだわ!」



数年後、スカ●ロ界の新垣結衣と呼ばれるビッグスターが誕生したのことを、誰も知らなかった……。





おしまい


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