ちょwww中学生の俺が、1935年に飛ばされたwww (86)

最近ネタ不足なので、最近流行っている。
タイムスリップ系をやってみます。
誤字脱字が出てくると思いますが
暖かい目で、見て下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403866370

俺は、柿田真一中三だ。
最近は、携帯に戦車.飛行機.潜水艦.自動車などの設計図を入れて、見るのが、ある一つの楽しみだ。

柿田「イイねぇ~♪零戦は、いつ見てもいい」

柿田「おっと..もう学校か、行くか」

柿田「階段を曲がって、超エキサイティン...」ツル

柿田「......」

  「おい起きろ貴様」

柿田「う~ん...」

~~10分後~~


  「……それで君は何者かね? 妖怪か?」

柿田「いやいや妖怪とちゃいますよ。普通に日本人ですはい……それと人を床に押し付けおいて言わないで下さい」

  「黙れ小僧ォッ!! 陛下の寝室に侵入しておいて何たる態度だッ!!」

数人の衛兵に、床に押し付けられた青年と寝間着を着た男性が話をしていた。

柿田(取りあえず自己紹介をしとこっかな?)

柿田「……自分は柿田真一と言います。貴方は?」

  「朕は天皇だ」

柿田「.....はい?」

天皇(仮)「だから朕は天皇だ」

柿田「……本気と書いてマジですか?」

天皇「あぁそうだ」

柿田「……………」

衛兵「陛下に何質問しているのだッ!!」

昭和天皇が力強く頷くと、青年――柿田真一は頭を抱えた。

柿田「……………(これってネット小説にある逆行とか言うやつか? 天皇もよく見ると写真で見る天皇やし)」

衛兵「何とか言わないかッ!!」

天皇「まぁ待て……それで柿田とやら。何故此処にいる?」

昭和天皇は衛兵を静める

柿田「いや……それが自分にも分からなくて。気が付いたらこの部屋にいたので……」

天皇「ふむ……」

衛兵「しらばっくれるなッ!! 何が気付いたらだッ!!」




柿田「ぐッ!!」

柿田の説明に衛兵は激怒して柿田の顔を殴られた。

柿田「イケメンな顔になんてことを.....」

天皇「止めないかッ!!」

衛兵「も、申し訳ありませんッ!!」

衛兵が天皇に頭を下げた。

天皇「君らは下がりたまえ」

衛兵「は、しかし……」

天皇「朕を狙う暗殺者なら既に朕の命を奪っておる。だから下がれ」

衛兵「……分かりました」

柿田(ざまぁぁwwwwwwww)

衛兵達は寝室を出た。

天皇「痛くないかね?」

柿田(たぶんこの人昭和天皇だよね?...今何年?)

柿田「つぅ……いえ大丈夫です。それと陛下、つかぬ事を聞きますが今は昭和何年何月ですか?」

天皇「ん? 変な事を聞くものだな。今は昭和十年六月一日だ」

柿田「……二・二六事件の一年前やん……」

天皇「何だその二・二六事件とは?」

 陛下が柿田に聞く

柿田「二・二六事件……陸軍の青年将校が反乱をする事になる事件ですね」

天皇「……君が言うのはまるでそれが起きる前提話をしているような気がするな?」

柿田「事件になるではなくて、実際に事件になりました。」

天皇「何だと?」

柿田「天皇陛下」

河内

柿田は陛下の顔を見る。

柿田「今から話す事は陛下にとって現実とはかけ離れた事になるかもしれません。」

柿田「ですが、自分の日本はその歴史を歩んできました」

天皇「……話すがよい」

柿田「ありがとうございます。まずは自分の事を話しましょう。……陛下、自分は未来から来た日本人です」

柿田は陛下にそう言った。


 柿田は何故、昭和十年にタイムスリップをしたのか?

 柿田は大阪のとある中学三年生であり軍事、アニメオタクであった。

 柿田は階段を転んで、気付けば陛下の寝床にいたのである。

天皇「……しかし、君が未来から来た日本人だと言う証拠はあるのかね?」

柿田「そうですねぇ、何があるかな……」

柿田はそう言って持っていたバッグの中身を出していく。

柿田「ケータイとその充電器、PSPとソフトに充電器、パソコンと充電器、漫画.IS3の模型.大和の模型.エ○漫画と色々」

天皇「む……ハレンチな……」

陛下はエ○漫画を見て顔を赤くしている

柿田「取りあえずパソコン起動させよっと」ポチ

柿田「……流石にネットは使われへんからな。陛下、『軍艦行進曲』でも聞きますか? それとも弾幕しますか?」

柿田はそう言って『軍艦行進曲』を再生させる。

『〜♪〜♪〜♪』

天皇「オオォォォッ!!」

陛下はパソコンから流れる『軍艦行進曲』に驚いている。

天皇「……今の日本では到底作れまいな。恐らくアメリカやドイツでも……」

天皇「……まるで神隠しにでもあった気分だ。これだけで、君が未来から来た日本人だと証明出来る」

陛下はそう言った。

天皇「それで……未来での大日本帝国は平和かね?」

柿田「平和と言えば平和なのかもしれません」

柿田は陛下に大日本帝国が歩んできた歴史を全て話した。


天皇「……そうか、日本は……東京は……焼け野原となるのか……」

 柿田が全て話終えると、陛下は泣いていた。

柿田「陛下……」

天皇「いや済まない。思わず泣いてしまった……」

陛下は涙を拭く。

天皇「……柿田君、君には非常に申し訳ないと思うが、我々と戦ってはくれまいか?
   無論、君の人生を棒に降るかもしれない。だが……」

柿田「……陛下、自分は何の関係かは分かりませんが激動の時代に来ました。元の世界に帰る手段は正直分かりません。
     ですが、むざむざと日本がやられていくのを見ているだけは無理です。」

天皇「……それでは……」

柿田「微力でありますが自分も戦いましょう」

天皇「……ありがとう柿田君」

陛下は柿田君に頭を下げた。

柿田「いえ……(正直、帰られへんやろな。)」

柿田はそう思う。

柿田「(……やるしかないやろな)」


 柿田はそう決断した。

 そして柿田は陛下から特別に部屋を借りて一夜を過ごすのであった。

天皇「よく眠れたかな柿田君?」

柿田「は、何とか眠れました」

 翌朝、目を覚ました柿田の元へ陛下がやってきた。

天皇「朝食後に会ってほしい者達がいる」

柿田「会ってほしい者達ですか?」

天皇「うむ、誰かは会ってからだな」

柿田「分かりました(……米内光政とかは嫌やな)」

そして陛下と柿田は帝国ホテルへと向かった。


――帝国ホテル、とある一室――

林大臣「……貴様が未来から来たとか抜かした日本人か。私は陸軍大臣の林銑十郎だ」

内田大臣「私は鉄道大臣の内田信也だ」

柿田「(……大物過ぎるよ陛下……)」

柿田は溜め息を吐いた。そして柿田は一つ一つ丁寧に林大臣と内田大臣に自分が此処に来た理由を丁寧に説明をした。









         ~~説明中~~



柿田「……というわけで、自分は今此処にいます」

林大臣「……ふざけるのもいい加減にしろッ!! 日本がアメリカに負けるだとッ!!」

林大臣は激怒していた。

林大臣「貴様はそうやって陛下に近づいて裏から操るつもりだろうがそうはやらせんぞッ!!」

柿田「いや違うんすけど……」

林大臣「黙れェッ!!」

天皇「落ち着かんか林ィッ!!」

その時、陛下が叫んだ。

林大臣「へ、陛下……」

天皇「……林、気持ちは分かる。だが、柿田君が持ってきた本、携帯、パソコン、ゲームはどう説明するのかね?」

林大臣「しかし……」

内田大臣「……林さん。私は信じてみるよ」

 黙っていた内田大臣が口を開いた。

今日はここまでです。
意見.感想等を書いていただけると嬉しいです。

林大臣「う、内田大臣ッ!? それは本気かッ!!」

内田大臣「あぁ。この未来の物を見ていたが到底、今の日本の科学力はもとい、アメリカやドイツでは実現不可能だ」

内田大臣はそう言ってパソコンを見ていた。

林大臣「……それは確かに分かるが……」

天皇「林、頼む。この通りだ」

林大臣『へ、陛下ッ!?』

何と陛下が林大臣に頭を下げたのである。

天皇「林、柿田君を信じてやってほしい。日本を……日本を破滅から救いたいのだ」

林大臣「……」

流石の林大臣も陛下にそう言われては何も言えなかった。

林大臣「……分かりました。未来人であるかはさておき、話しと柿田の存在は認めましょう」

柿田「...(俺が空気な件について.....)」

柿田「……ありがとうございます林大臣」

柿田は頭を下げた。

林大臣「ただしだ。貴様の実績を見てから決める。陛下もそれで構いませんか?」

天皇「良かろう。柿田君、思う存分暴れてほしい」

柿田「は、分かりました」

柿田は陛下にそう言った。

天皇「次に海軍と会うのだが、林達も同席してほしい」

林&内大臣「「分かりました」」

柿田「あの陛下……海軍は誰と会うのですか?」

柿田は恐る恐る陛下に訊ねた。

天皇「一応は伏見宮と会おうと思うが何か問題があるのかね?」

柿田「いえ、伏見宮様なら大丈夫です(良かったぁ……)」

柿田は陛下に見えないところで安堵の息を吐いた。

>>1
もしかして某小説投稿サイトにも投稿してた?
なんとなく台詞とか展開に既視感があって
間違ってたらごめん


それから二時間後、柿田達は伏見宮と面会をした。

伏見宮「へ、陛下。御冗談はお止め下さい。林大臣達も儂をからかっているのだろう?」

伏見宮は顔を引きつる。

林大臣達同様に柿田は伏見宮に説明をしていたのだ。

林&内田「「……………」」

しかし、林と内田大臣は伏見宮の言葉に何も言わなかった。

伏見宮「……陛下。本当なのですか?」

天皇「だからそうだと言っておろう。携帯とパソコンも見せたのに……」

冷や汗をかく伏見宮に陛下は溜め息を吐いた。

伏見宮「ですが、十年後に日本が降伏するなど誰が信じますか?」

天皇「まぁそれはそうであるがな……」

陛下は苦笑する。それも当然の事である。

天皇「それで伏見宮。貴様の力を貸してくれまいか?」

陛下は真剣な表情で伏見宮を見た。

伏見宮「……分かりました。陛下の命とならば」

伏見宮は陛下に頭を下げた。

伏見宮「ところで柿田と言ったな?」

柿田「はい、そうですが」

伏見宮は柿田に声をかける。

>>20
もしかして某小説投稿サイトにも投稿してた?
はいしてますよ♪
自分が書いた。
反逆の日出づる国
の改造版です。

>>22
やっぱり
ずっと読んでた
こちらでも応援するよ

>>23
ありがとう

伏見宮「柿田よ...昨日と同じ服を着ているそうだが,......」

柿田「あっ.......」

伏見宮「その制服のような服と同じ服を用意させようか?...」

柿田は思わず喜んだ。
流石に二日連続同じ服はキツイ

柿田「ありがとうございます!!」ポロポロ

伏見宮「そ..そんなにうれしいのか?」

柿田「はい!!」

柿田は、伏見宮様に制服をもらい時間を見たら既に時刻は夜の九時に差し掛かろうとしていた。

天皇「柿田、今日も皇居のところで泊まりなさい」

柿田「お心遣い感謝致します陛下」

柿田は陛下に頭を下げた。

午後に再開します。
(hoi2やりたいだけです。)

ちょwwwwwwイタリアプレイしてたらアメリカ100個師団に制圧されたwwwwww続きしますwwwwww

 翌日、またも皇居で一泊した柿田は朝食を食べてから陛下と共に帝国ホテルの一室に向かった。

林大臣「陛下御早うございます」

林大臣が頭を下げる。一室には昨日と同じメンバーがいた。

柿田「それでは日本の今後の方針を考えましょう」

柿田の言葉に林大臣達は頷いた。

普通なら「何も知らない青年の分際で……」となるが、日本が滅亡しないためなら協力すると林大臣達は柿田に言っている。

柿田「まず、工業面ですがドイツやアメリカから大量に工作精密機械を買い取ります」

天皇「ドイツやアメリカからかね?」

柿田「はい、まぁアメリカはいらなくなった中古の工作機械を売っている傾向がありますので主にドイツからでしょう。まぁアメリカやイギリスからも出来るだけ新品の工作機械を買い取ればいいですが……」

史実のドイツは優秀な兵器を生産していた。代表的なのはアハトアハトやティーガー、パンター、パンツァーファウスト、メッサーシュミット、ジェット機だろう。
(投稿者は、hoi2で、戦車を作るためのICになげきました。)

柿田「それと陸海軍で徴兵している技術者、熟練工員、研究者等は直ちに除隊させて現場復帰させます。また、ドイツから技術者を召喚させてもらうとかです。」

林大臣「成る程。熟練工員達ならばより良い兵器を作れるからな」

柿田「はい。兵器も大量生産出来るようにしなければ勝てませんから。特にアメリカには……」

言うまでもないが、あれはチート過ぎる国である。

伏見宮「だが、資金は何処から出すのかね?」

伏見宮が聞いた。

柿田「朝鮮をドイツに売ります」

林大臣「……朝鮮は切り捨てるのかね?」

林大臣はそう聞いた。

柿田「まぁ、ドイツに売った方が一番いいですからね。史実で朝鮮が日本の敗戦後に何をしたのかは分かるはずですよね?   竹島を不法占拠したり慰安婦問題は延々と言ってますからね」

林大臣「……確かに」

林大臣はしかめ面をして頷く。

柿田「ただ、満州はいります。大地の下には一応ながら油田もありますし」

天皇「ほぅ、油田があるのかね?」

柿田「はい。確か約二千まで掘らないと出てこないはずです。後は新潟県の沖合いにも油田があるらしいです」

逆行する前にニュースでやってたなぁと柿田は心の中でそう思った。

柿田「ですが満州の油田は航空機を満腹出来るか分かりません」

伏見宮「それは追々考えるしかないな」

柿田の言葉に伏見宮はそう呟いた。

柿田「それと、日本の工業地帯も各地へ分散した方がいいかと。アメリカからの空襲をされたら全て灰塵となります」

天皇「むぅ、それは分散した方がいいな」

天皇陛下が頷いた。

柿田「後は日本の開発ですね。高速道路を作って物資の移送をしやすくしたりとか」

天皇「うむ。各地も発展しそうだな」

天皇陛下が頷いた。

柿田「次に軍事面ですが、まず陸軍から行きましょう」

林大臣「どうすべきだ?」

柿田「大量生産しやすく兵器の部品の統一化ですね。ネジとか。これは海軍も関係します」

柿田「陸軍は野砲は全て機動化した機動九〇式野砲を生産して、小銃も新型か三八式を半自動にすべきです。
   後IS3の設計図があるので1936年6月までに300車用意してください。」

林大臣「九〇式野砲の性能がいいのは知っているが、機動九〇式野砲とは何かね?
    それにIS3とは何かね?」

柿田「機動九〇式野砲は車輪をタイヤに替えた物です。これにより機動力も向上しています。
   IS3は、できてからのお楽しみです。」

林大臣「...」イラ

林大臣「成る程」

林大臣が頷く。

(hoi2マルチ募集)

柿田「戦車もなんですが、これは後にします。次に海軍です」

林大臣「もう陸軍は終わりかね?」

柿田「いえ、またじっくりとやる必要はありますので。特に戦車とかは……」

柿田は苦笑する。

柿田「海軍は、輸送船団を護衛する護衛艦隊の設立と、空母建造にパイロットの大量育成です」

林大臣「輸送船団を護衛する護衛艦隊か……」

柿田「はい。日本は島国ですから物資を満載する輸送船団は守らなければなりません。後は輸送船やタンカーの建造等々」

林大臣「……多いな」

柿田「アメリカとの戦いは海軍が主役ですからねぇ。勿論大和型戦艦は必要です。」

柿田はドや顔をした。
軍ヲタの柿田は、どうしても戦艦大和が見たいのだ。

柿田「まぁ此処までは大雑把に話しましたが、次からは個別で行きますから」

林大臣「より詳しく説明すると?」

柿田「はい」

林大臣の言葉に柿田は、頷いた。

天皇&伏見宮&内田「ならば我々は別室で待機しておこう」

柿田「すみません」

陛下達は部屋を出て、部屋には柿田と林大臣が残った。

柿田「さて、まず来年の二・二六事件は何としても回避しなければなりません」

林大臣「……いきなりだな」

柿田「回りくどいのは苦手ですからね。二・二六事件後に陸軍が政治方面にも出てきたりしますからね。
 それに永田鉄山の暗殺も防がなくてはなりません」

林大臣「永田が暗殺されると?」

柿田「はい、相沢少佐が真崎教育総監を更迭させられたのを理由に永田少将が暗殺されます」

林大臣「……それは防がなくてはならんな」

柿田「……はい、その暗殺を切っ掛けに二・二六事件が起こります」

林大臣「よし、此方でも捜査しよう」

柿田「ありがとうございます。それで、これによって事件と支那事変の衝突は無くなるわけですが、今から四年後の満州と   モンゴルの国境に近いノモンハンで日本はソ連と衝突します」

林大臣「……負け戦かね?」

柿田「損害はソ連が大きいですが、実質は日本の負けかと思います」

林大臣「原因は何かね?」

柿田「色々とありますが、機械化が出来てなかったのと戦車の性能面で負けた……のかと自分は思います」

林大臣「開発中の戦車と生産している八九式中戦車は役に立たないと?」

柿田「戦車が無い中国相手なら役に立ちますが、アメリカやソ連には必ず負けます」

(hoi2マルチ募集)

林大臣「案はあるかね?」

柿田「先程言ってました九〇式野砲を戦車砲に改造した戦車を開発すべきです。装甲も九五ミリ程度がいいかと思います」

林大臣「……装甲が九五ミリ……出来ると思うかね?」

柿田「だからドイツから技術者を買い占めて技術を向上して開発すべきです」

林大臣「……成る程」

林大臣は腕を組んだ。

柿田「後、戦車の製造ですがリベットは止めて製造は、鋳造製で被弾経始を考慮した傾斜装甲にするべきですね」

林大臣「……忙しくなるな」

柿田「日本を守るためですよ。後は戦車隊の司令官等を育成しませんと」

林大臣「うむ」

それから林大臣との話し合いは二時間にも及んだ。

決まった事

.IS3を1936年6月までに最低300車を建造

.IS3は、傾斜式第一号戦車に名前を変更

.ドイツの技術者を買い占める。

.ドイツの会社を買い占める

.戦車隊を育成する

.二.二六事件を阻止する為の部隊を編成

.柿田を少将に昇進

.色々

(hoi2マルチ募集)

スレタイから既にまとめ民臭しまくりなんだけど
キモいから死んでくださる?

>>39
キモイから死んでくださる?
    ↑
自分の顔見て言えよwwwwwwwwwwwwww

再開します。

柿田「最後は海軍か……」

柿田は内田大臣と林大臣が退出したのを確認すると溜め息を吐いた。

 内田大臣に対しては高速道路の建設や、新幹線の開発くらいしか浮かばなかった。

 というより柿田も国内の開発にどうしたらいいか分からなかったのだ。

柿田「ブルドーザー等を使ってやるのはええけど、日本はまだブルドーザーを持ってないからな」

柿田はそう呟いた。

伏見宮「いいかね?」

その時、伏見宮が入ってきた。

柿田「あ、はいどうぞ」

伏見宮「内田大臣はあまり詳しくは言わなかったが天皇陛下は有意義な時間だったと言っていたよ」

天皇陛下には史実のZ計画の話をしていた。

天皇陛下にZ計画の話をすると、天皇陛下は子どものように目をキラキラさせて聞いていたのだ。

柿田「ハハハ、それなら良かったです。……では話しますか」

伏見宮「うむ。バシバシとこい」

伏見宮が頷いた。

柿田「まず、海軍は輸送船団を護衛する護衛艦隊を設立する事です。伏見宮様、我が国の四方は何に囲まれています      か?」

伏見宮「……海……であろうな」

柿田「はい、海です。そして我が国は無資源国に近いのです」

伏見宮「……成る程。戦争となると必然的に物資や資源を日本へ送る輸送船団を護衛するのは当然か……」

柿田「はい。日露戦争でも海軍は輸送路を軽視してウラジオ艦隊により多数の輸送船が沈められています」

伏見宮「確かにな。護衛艦隊の重要なのは分かるな」

柿田「旧式艦艇を使用して護衛艦隊を設立するのが妥当かと思います」

伏見宮「成る程」

柿田の説明に伏見宮が納得するように頷いた。

柿田「護衛艦隊は対空と対潜の装備を徹底してやるべきです。特に対潜ですが、第一次大戦時にドイツのUボートが輸送船   を叩いています」

伏見宮「ふむ……となると、我が海軍の潜水艦も輸送船を叩いた方が賢明かな?」

柿田「はい。その話は後で言おうとしていましたがその通りです。伊号潜水艦は艦隊決戦に参加するために配備されている   かと思いますが、輸送船団を攻撃するがもっと効果的です。兵士はメシが無ければ戦えません」

伏見宮「……君らの陸海軍はそれを軽視したと?」

柿田「……はい」

伏見宮の言葉に柿田は頷く。

伏見宮「……直ぐに設立する必要はあるな。そして潜水艦は輸送船団を攻撃するように頭を変えるか」

伏見宮はそう決断した。

伏見宮「他には何があるかね?」

柿田「えぇと空母艦隊の設立と空母の増産です。アメリカは戦時中にエセックス級空母を二十隻以上を建造して対日戦に投   入しています。小型の護衛空母なんぞ五十隻あまりです」

伏見宮「むぅ。それは厄介だな」

伏見宮は唸る。

伏見宮「空母が揃えられるなら戦艦も揃えられるな」

柿田「アメリカが本気を出せばそうなりますが、アメリカは真珠湾攻撃で空母思想に変えたので空母を優先して建造してい   ます」

伏見宮「……我が国の工業力では到底無理であろうな」

柿田「チートなアメリカだからこそ出来る技ですからね」

伏見宮「ならどうするのかね?」

柿田「取りあえず、旧式の扶桑型は空母に改装すべきです。今の扶桑型だと長門型と行動する事が不可能かと思います」

伏見宮「扶桑型をか……」

柿田「はい、日本海軍も戦時中に大和型戦艦を空母に改装しています(まぁ十日で沈められたけど……)」

柿田「先程内田大臣にも言いましたが、修理工廠や造船所の増設も必要です」

伏見宮「ふむ。どの辺りにやるべきかね?」

柿田「ええっと……」

柿田はまず世界地図を広げた。

柿田「海外の作戦を考えればトラック諸島に修理工廠を建築すべきです」

柿田はトラック諸島を指差した。

伏見宮「……南方戦線を考慮してかね?」

柿田「勿論です。南方戦線の艦艇最前線は恐らくトラック諸島になるかと思います」

伏見宮「ふむ、それは賛成だな」

柿田「ありがとうございます。それで造船所ですが、日本各地に分散して敵の空襲を避けるのが得策です。
北から行きますと室蘭、函館、大湊、気仙沼、男鹿、塩釜、銚子、新湊、蒲郡、大阪、敦賀、新居浜、別府、博多等に分散してやるべきです」

伏見宮「今言ったのは戦艦をも建造出来る造船所かね?」

柿田「いえ、駆逐艦や巡洋艦、潜水艦、輸送船程度です。戦艦や空母が建造出来るとしたら大阪か銚子くらいですね」

伏見宮「ふむ……いきなりは無理だろうな。何ヵ所かずつに分けて建築するしかないだろう。何せ我が国にはカネが無いからな」

柿田&伏見宮「アハハハ……」

伏見宮の言葉に柿田は苦笑した。

伏見宮「そうなると、大量の工作機械を購入する必要があるな」

柿田「それは超が三個ぐらい付くほどですよ伏見宮様。日本の工業力はそれほど不憫ですから」

伏見宮「……言い返せないのが悔しいな」

柿田「仕方ないです。艦艇の建造ですけど、輸送船やタンカーを大量に建造しましょう。輸送船団や艦艇に必要ですからね。それと巡洋艦、駆逐艦の建造もです」

伏見宮「輸送船やタンカーは分かるが、巡洋艦や駆逐艦はいるのかね?」

柿田「はい。艦艇で消耗率が多いのは駆逐艦や巡洋艦です。建造に電気溶接やブロック工法を輸送船やタンカーで経験させ   てから建造するのがいいかと。それと重巡洋艦は量産性、航続距離、防御重点にしたのがいいと思います」

伏見宮「何故かね?」

伏見宮は柿田に聞いた。

柿田「その……日本の重巡洋艦の構造は難しいのでドック入りすれば復帰が遅いので。出来れば戦線復帰を早めにした重巡   洋艦が欲しいんです。何せ相手はアメリカですから」

柿田「後は年功序列は止めて実力主義で艦隊司令官を決めた方がいいかと。そのせいで空母戦に素人な南雲中将が第一航空   艦隊を指揮していましたから」

伏見宮「むぅ、それは重要だな。努力はしてみるが……」

 ……案外、内部の反対者は多いようである。

柿田「それと空母ですが、出来れば大型の正規空母を開戦までに十隻は揃えたいですが、
   まず無理だと思うので中型空母……六十機程度の空母を揃える方がいいと思います」

伏見宮「説明にあった雲龍型空母かね?」

柿田「はい、五月に空母運用方法に関して航空本部から通達されると思いますが、海軍で独自に計画すべきでしょう」

伏見宮「良かろう。山本にも通達しておく。他はあるかね?」

柿田「……今のところはそれだけです」

伏見宮「分かった。早速海軍省と軍令部で検討しよう」

伏見宮は柿田にそう言った。

それからの陸海軍の行動は早かった。

陸軍は直ちに機動九〇式野砲の開発と九〇式野砲の大量生産、その他の野砲の生産中止を表明して野砲は九〇式野砲か機動九〇式野砲しか生産されなくなったのである。

他にも重砲である九一式十サンチ榴弾砲の生産やそれの機動化の開発もするのであった。他にも九四式山砲の大量生産も決定された。

更に傾斜式第一号戦車の開発も一旦待てが入り、九〇式野砲を戦車砲にした戦車砲が開発される事になった。

装甲も三倍の九五ミリにする事になり、リベットは無くして全て溶接の傾斜装甲でする事になった。

また重機関銃はアメリカのブローニング十二.七ミリ機関銃に決定となり、アメリカにライセンス生産権取得を申請中である。

また口径を七.七ミリにした新型小銃の開発も急がれた。それと平行して三八式の半自動の開発も急がれた。

何時でも三八式ではあれだし三八式はタイ等へ大量に輸出される事に決定された。

海軍は伏見宮が軍令部総長なので濫用とまで言える行いをした。

旧式艦艇を集めて海上護衛隊を設立させて、八雲等の装甲巡洋艦を現役に復帰させるために改装工事が行われる事になった。海上護衛隊の艦艇も計画され、史実の松型駆逐艦の設計計画もする事になった。

横須賀や呉等の工廠のドックは拡張され、室蘭や函館、大阪等に造船所やドックが分散される事になった。

これには山本が反発したが、伏見宮は粘り強く説得して山本を納得させた。また、低速で防御に難があった戦艦扶桑と山城は空母に改装される事が決定した。

これは大艦巨砲主義者から反感を買い、航空機主義者には好感を得る事になる。伏見宮は反感を持つ大艦巨砲主義者達を集めて説得した。

伏見宮「扶桑型は速度と防御に難がある。それならばいっそ空母に改装した方が扶桑と山城達にも良いはずだ」と大艦巨砲主義者達を納得させる。

更に伏見宮は大艦巨砲主義者達を納得させるために金剛型、伊勢型への四十一サンチ砲搭載を提案した。更に長門型を四六サンチ砲搭載する改装案も出した。

これには大艦巨砲主義者達も食いつき、一応は大艦巨砲主義者達も納得した。

そして伏見宮は新型戦艦(大和型)に四六サンチ砲から五一サンチ砲等の搭載を山本へ提案した。

山本はこれには慌てたが、伏見宮は「アメリカを圧倒的に打ち倒すには四六サンチ砲以上じゃないと無理だ」と山本を納得させた。

なお、五一サンチ砲は時間があれば作れる事は可能である。日本海軍は試作ではあるが四八センチ砲を作っていたので時間があれば作れるのだ。

伏見宮の粘り強い説得に山本も遂に新型戦艦の改装決定を了承した。

新型戦艦は高角砲や対空機銃を増設させて対航空機対策を万全にさせたのである。更に速度の向上も対策に入れた。
一連の事に伏見宮は大艦巨砲主義者達、航空機主義者達からに「神様仏様宮様」とアダ名が出来るほどだった。

伏見宮の変わりように多くの将官達は疑問に思ったが、「大艦巨砲主義者と航空機主義者を妥協するためだろう」と思ったらしく疑問は直ぐに沈静化となるが数人の将官はそう思ってなかった。

山本「……最近の宮様は何か変わっているな」

吉田「山本もそう思うか? 俺もだ。あの宮様がああなるとはな……」

海軍の水交社の一室で二人の将官が話し合っていた。

山本「ところで……明後日に宮様に呼ばれているんだが……」

吉田「本当か山本? 俺も明後日に宮様に呼ばれているぞ」

吉田中将は山本中将の言葉に驚く。

山本「……何かあるな」

吉田「あぁ……」

吉田中将と山本中将は何も言わなかった。




二日後、二人は伏見宮と、とある料亭にいた。

山本「……それは真ですか宮様?」

柿田の説明を聞いた山本がゆっくりと口を開いた。

伏見宮「……残念ながら真実だ。我が日本帝国は1945年にアメリカに負ける」

伏見宮は二人にそう告げた。

山本「そして私はソロモン諸島のブーゲンビル島上空で戦死……ですか」

伏見宮「うむ、アメリカに暗号解読をされて待ち伏せされてな」

山本の呟きに伏見宮は補足を付ける。

吉田「ですが……何故私達に教えたのですか?」

吉田中将が訪ねた。

伏見宮「それは未来の日本海軍を担う一員だからだ」

伏見宮は二人にそう言った。

伏見宮「恐らく戦争への道は避けられないだろう。そこで陸軍と一致団結をして対米戦に挑まないといかんのだ。そのため    に君ら二人を選んだのだよ」

(hoi2マルチ募集うううううううううううううううううううううううううう)

どうでもいい話
アメリカ様強すぎ史実どうりに殺されたでござる

.負けた年1956年.開戦1940年~1956年.IC490.師団の数400
無理ゲーhoi2である。
再開します。

吉田「そうだったのですか……」

伏見宮「それと君らの盟友も復帰させる予定だ」

山本「ほ、堀を海軍に復帰させるのですかッ!?」

伏見宮の言葉に山本は驚いた。

伏見宮「あぁ、柿田少将の意見だ」

伏見宮の言葉に柿田は頷く。

柿田「堀予備中将は必要な人ですから」

山本「それは俺も同感だ」

柿田の言葉に山本中将が頷く。

伏見宮「……頑張ってくれるな?」

吉田「……分かりました。未熟者ですがやらせてもらいます」

山本「同じく私もです」

二人は伏見宮に頭を下げて料亭を後にした。

柿田「……山本さん相手には疲れました……」

伏見宮「ハハハ、流石に柿田君も疲れるかね?」

柿田「一応山本さんは自分の世界では軍神に近いですからね。
   まぁ自分はソロモン消耗戦のがありますからあまり評価はしませんけど。
   それに戦闘機無用論も取り下げるようですし、戦闘機パイロット育成も拡充しなければなりません」

柿田は苦笑する。先程の説明で戦闘機無用論が今の日本では無理なことを山本に説明すると山本は顔面蒼白していた。

柿田「工作精密機械の件はどうなっていますか?」

伏見宮「陸軍と共同でドイツやイギリス、アメリカに大量発注している。今頃ドイツや他の国々は大慌てだろう」

伏見宮が笑う。

柿田「それと少将で良かったのかね? 儂としては少佐くらいがいいが……」

柿田は陛下の計らいによって戸籍を手に入れて海軍少将になっていた。

柿田「こんな若い少佐はいません。開戦までに少佐に昇進したらいいですよ」

柿田はそう言ってサイダーを飲んだ。サイダーが胃に入って身体を熱くさせる。

柿田の戦いはまだまだこれからなのだ。

訂正

柿田「……山本さん相手には疲れました……」

伏見宮「ハハハ、流石に柿田君も疲れるかね?」

柿田「一応山本さんは自分の世界では軍神に近いですからね。
   まぁ自分はソロモン消耗戦のがありますからあまり評価はしませんけど。
   それに戦闘機無用論も取り下げるようですし、戦闘機パイロット育成も拡充しなければなりません」

柿田は苦笑する。先程の説明で戦闘機無用論が今の日本では無理なことを山本に説明すると山本は顔面蒼白していた。

柿田「工作精密機械の件はどうなっていますか?」

伏見宮「陸軍と共同でドイツやイギリス、アメリカに大量発注している。今頃ドイツや他の国々は大慌てだろう」

伏見宮が笑う。

伏見宮「それと少将で良かったのかね? 儂としては少佐くらいがいいが……」

柿田は陛下の計らいによって戸籍を手に入れて海軍少将になっていた。

柿田「こんな若い少佐はいません。開戦までに少佐に昇進したらいいですよ」

柿田はそう言ってサイダーを飲んだ。サイダーが胃に入って身体を熱くさせる。

柿田の戦いはまだまだこれからなのだ。

柿田「え? ライセンス生産は出来ないんですか?」

参謀本部に近い料亭で柿田は林大臣に聞いた。

林大臣「あぁ、どうやら満州事件の影響でアメリカが難色を示しているようだ」

アメリカは十二.七ミリ重機関銃のライセンス生産の申請が日本から来た時、警戒心を持ったみたいで申請を却下したのである。

柿田「まさかこうなるとは……」

林大臣「どうするかね?」

柿田「……一つ案はあります」

柿田は天井を見つめていたが林大臣に視線を向ける。

柿田「中国の国民党と武器の取引をするんです」

林大臣「何? 国民党とかね?」

柿田の言葉に林大臣が驚く。

柿田「国民党はドイツやらアメリカやら武器を供給されています。
   恐らくブローニングもあるでしょう。
   そこで国民党に取り引きをするんです」

林大臣「だが何と取引をするのかね?」

柿田「余っている三八式野砲です。中国には野砲を提供する代わりアメリカの機関銃をくれと言えば何とかなるでしょう。
   それに中国は国民党と共産党との内戦状態です。武器が入るなら買うと思います」

林大臣「ふむ……やる価値はあるな。ではそれで行ってみよう」

林大臣は頷いて直ぐに国民党と交渉をした。そしてこの交渉は見事に当たった。

国民党も最初は欺瞞ではないかと疑っていたが、上海に日本国籍の輸送船四隻が到着すると中は百門の三八式野砲とその砲弾が搭載されていた。日本側は要請があれば更に百門追加すると国民党に伝えた。

これにより提供が真実だと悟った国民党は日本に対して六丁のブローニング十二.七ミリ機関銃とドイツのMG34機関銃七丁とその弾丸を提供した。

林大臣「……まさかMG34のオマケ付きがあるなんてな……」

柿田は報告を聞いてニヤリと笑う。

林大臣「早速徹底的に調査をしてコピーする予定だ」

柿田「はい。後はドイツや他国からの工作精密機械の到着ですね」

(hoi2募集ううううううううううううううううゥゥゥ)

――ドイツ、とある工場――

ドイツ人A「おいおい、この精密機械の輸出先は全部ヤーパンじゃないか」

ドイツ人の工員が声をあらげて輸出先の紙を見ている。

ドイツ人B「確か昨日も一昨日もだろ?」

近くにいた同僚が工員に訊ねる。

ドイツ人C「あぁそうなんだ。しかし……ヤーパンは何を考えてるのかね……」

工員はそう言って作業に取り掛かる。

ドイツ人B「そういや所長が言ってたな。何でもアメリカから取り寄せる精密機械はどれも壊れかけや中古の物らしいぞ?      だから輸入をドイツやイギリスに切り替えたとか」

ドイツ人A「……中古の精密機械を使わされるヤーパンが目に浮かぶな」

ドイツ人B「ま、ヤーパンが大量にカネを出してくれるみたいだから所長達も張り切ってるぐらいだからな」

工員達はそう言いながら作業を続けるのであった。

今日はここまで、です。
感想.質問等があったら書きこんでください。

(hoi2マルチ募集うううううううううううううううううううううゥゥゥ)

柿田「連絡員ですか?」

林大臣「あぁそうだ」

参謀本部に近い料亭で柿田は林大臣にそう言った。

林大臣「毎回、柿田君が陸軍省に来てくれるのはありがたいんだが君は海軍服を着ているからな。
    海軍服だと何かと目立つのだ」

柿田「はぁ、それは仕方ないですが……」

林大臣「済まないな、入れ」

  「失礼します」

障子が開き、一人の陸軍士官が部屋に入ってきた。

前田「陸軍少尉の前田利樹です。柿田少将の事は林大臣から伺っています」

柿田「こ、これはどうも」

前田少尉が柿田に敬礼をし、柿田も返礼をする。

林大臣「これからは前田少尉に言えば前田少尉が此方に伝えてくるようにしてある。海軍も大がかりな変革をしないといけ    ないからな」

伏見宮「……お手数かけます」

その言葉を聞いた伏見宮が林大臣に頭を下げた。

林大臣「いやいや宮様のせいではありませんよ。古い体質を一掃するのは大変ですからな」

林大臣が少々慌てて伏見宮に弁解する。

林大臣「それでは私はそろそろおいとまします。ブローニングとMG34を調査したいですから」

林大臣はそう言って部屋を出た。

そしてそこで今日の会合は終わり、伏見宮も帰った。

前田「柿田少将、よかったら居酒屋に寄りませんか? 貴方の話も聞きたいですし」

柿田「ご迷惑でなければ」

前田「決まりですね」

二人は苦笑する。

二人は、チハ戦車(ブリキの棺桶)大和魂 二人の故郷について話し合った。
朝になるまで、話し合った。そうだ。
後精神論などの議題の時に完膚無きに論破してやった。

その後、参謀本部ではいじけている前田少尉がいたとか。

柿田「それで扶桑と山城は改装に入ったのですか?」

伏見宮「あぁ、取りあえずは武装の撤去に移っている。
    計画では艦橋は煙突と一体化の艦橋にし、飛行甲板も格納庫上面に七五ミリの装甲を敷く予定だ。」

 伏見宮が図面を見ながら柿田に説明をする。

伏見宮「扶桑型、翔鶴型、そして計画中の大鳳型はアングルドデッキにするようにしている」

 なお、柿田から提案されたアングルドデッキは空母アンティータムのようなアングルドデッキにしている。

 扶桑型は戦闘機二七機、艦爆二七機、艦攻二七機が常用で補用として十二機の計画である。翔鶴型は最初から空母として 建造されるため排水量三万六千トン常用百八機、補用十二機の計画である。

柿田「航空隊指揮官用の教育はどうなっていますか?」

 柿田は伏見宮にそう聞いた。史実の南雲中将のように航空艦隊の司令長官に素人に任せるなど到底してはいけない。

 柿田は海軍の年功序列制度を廃止して将官の能力が十分に発揮出来るよう実力制度をするべきと主張しているが、海軍は 難色を示している。

主「もう....疲れたよ...WOTで、T29を作るのに....疲れた。」
  と俺は、嘆いていた。

伏呑宮「ならば将官の頭を変えてやる」
 として航空勉強会としておきながら実質は航空畑を育てる勉強会を開かせている。
(これに対しても難色を示している輩もいるが、伏見宮が暗躍して輩を退役にさせたりして脅していたりする)

 主に講師役は航空畑の人間であり、山本中将や大西大佐、市丸大佐、塚原中将等が生徒(将官達)に航空を教えている。

 特に南雲中将や山口大佐、小沢少将等を重点的に教えさせている。

伏呑宮「大分多くの人間も航空の事には関心を持つようになってきている」

柿田「それならいいですけど、せめて戦艦土佐の実験前に自分が来れたらよかったです。
   そうなれば幾分かは楽になりますし」

伏呑宮「確かにな。まぁ仕方ないだろう」

 伏見宮はそう言った。

伏呑宮「ふむ、そろそろ昼だがメシはどうするかね?」

柿田「あ、大丈夫です。自分には弁当がありますので」

 柿田はそう言って弁当箱を出した。

柿田「今さっき弁当を売っていたので、買いました。」

伏呑宮「そうか...」

柿田は弁当を食べるのであった。

柿田が過去の世界に来てから三ヶ月が経った。
陸軍は三八式野砲を徐々に退役させつつ九〇式野砲の生産と配備を急がせていた。

また、九一式十サンチ榴弾砲の生産も急がれている。
陸海軍は兵器量産のために熟練工員や作業員、研究員等の技術職に就いている者は全て除隊若しくは徴兵しない事を決定して国会に徴兵制の改正案を提出した。

これには軍内部や議員達から「精神で補えばいい」とか噴出をして審議が進みそうになかった。

そこへ陛下が改正案に賛成を表明。反対していた者達も陛下には何も言えず、漸く改正案が通過して制定されたのであった。

この徴兵制の改正後、陸海軍で兵役の任に当たっていた技術者達は除隊され、元の仕事場に復帰する事が出来たのであった。

これにより兵器の生産も少しだけ弾みがついた。この功績で柿田の評価は少し上がったりする。

更に陸軍は一時的に兵士を除隊させてその分のカネを兵器増産に当てた。
海軍もそれに賛同するように水兵を一時的に除隊させてカネを兵器増産に当てた。(航空隊や整備員は対象外)

また、伏見宮を通して柿田は岡田啓介首相と面会して朝鮮をドイツに売った費用で、国内のインフラに回す事を提案した。

岡田首相も了承して、内閣でも閣議決定された。
これにより朝鮮はドイツ領朝鮮州となった。

これで費用は国内の開発に回されるが、この出来事で日本の道路整備は格段と早くなった。

そしてそれらに手を回していた柿田はというと……。

柿田「ぁ〜漫画に飢えてきたぁ〜〜〜」

海軍省の宛がわれた一室で柿田は唸っていた。この部屋は伏見宮が柿田のためにわざわざ用意した部屋である。

部屋にはパソコンや携帯が使えるように特注のコンセントまで用意してある。

前田「漫画ぁ? それならお前が今読んでいるじゃないか」

部屋には連絡員の前田少尉がいる。

柿田「流石に何回も何回も読むのは飽きてきたわ」

柿田はそう言ってぐでぇっと机に身体を倒れ込ませる。
机の回りには『初○連合艦隊』やあく○ず、東○projectの同人誌があったりする。

柿田「一応弾幕や大帝○は出来るから問題はないけどさぁ。流石に飽きるから」

前田「俺に言われてもなぁ……」

柿田「……そうか」

不意に柿田が呟いた。何かを企んでいそうである。

柿田「そうやったな……漫画が無いなら……作ればいい」

前田「……はぁ?」

柿田「そうやったな。何故、そこに行き着かなかったんやろな。前田少尉、絵が上手い奴を見つけて漫画を書かせて読む」

前田「……ひでぇ」

柿田「というのは俺の本心だが……実際は違う。子どもの娯楽を増やす目的だ」

前田「子どもの娯楽?」

柿田「未来の日本は子どもの娯楽はかなり多い。外で遊ぶ奴もいれば本を読む奴もいる」

前田「ふむふむ。遊ぶのは自分が決める事だからな。遊ぶ選択肢を増やす意味もあるわけか」

柿田「そういう事や」

前田「本音は?」

柿田「のらくろばかり飽きたッ!! のらくろが悪いわけじゃないけどッ!!」

前田「ぶっちゃけすぎるな」

柿田の叫びに溜め息を吐いた前田少尉であった。そして柿田の具申は柿田の強い意思によって伏見宮達にも認められた。

柿田は早速陸海軍から絵が上手い兵士が集められて漫画を書かせる事にした。

陸海軍も当初は漫画に渋ったが、兵士の娯楽も考えると妥当であると判断した。

伍長「最初は子ども受けとして野球の漫画を書いてみたらどう?」

柿田「それはいいですね。難しい物を書くより簡単ですね」

柿田の意見に伍長が頷いた。結局は野球漫画にする事が決定された。

内容はというと、土佐の貧しい漁師の家に生まれた青年が野球に出会って漁で鍛えた身体で中学野球に出場した時に株式会社大日本東京野球倶楽部にスカウトされてアメリカ遠征に向かい、強打者揃いの大リーガー相手に投げまくるスポ魂系の野球漫画であった。

漫画は当時の少年倶楽部で連載され、たちまちのらくろと並ぶ人気漫画となった。

後に実在の選手や球団を入れたりして日本野球の原動力となったりする。なお、この野球漫画ではライバル対策としてジャンプして投げる投法やボールを分身して投げる投法、自らがマウンド上で回転して投げる投法などが出現して原っぱでそれを真似る子ども達が続出したという。

柿田「フハハハ、見ろッ!! 連載半年でこんなに人気漫画になるとは……」

伍長「やりましたね少将殿」

柿田の言葉に伍長が笑う。
ちなみに柿田は漫画の製作には参加しておらず、自分が見た漫画やアニメを彼等に語って彼等が独自に作っていた。

伍長「軍も漫画を称賛してるし軍人の中でも読んでいる者もいますよ」

柿田「だろうな(スポ魂が受けてよかった……)。ところで、もう二作品作らないか?」

伍長「二作品ですか?」

柿田「おぅ、一つは少女向けの作品でもう一つは軍用の作品や」

伍長「少女向けは分かりますが軍用のは何ですか?」

柿田「まぁ単刀直入に言えば……エロだよ」

伍長「……ぁ〜、分かりました。自分も男ですから後は分かります」

周りを見れば頷いている兵士達がいる。

柿田「軍用のは薄い本にしようと思う」

伍長「家族にバレたら厄介ですからねぇ」

てなわけで二作品の製作が始まった。少女向けのは五人の少女が妖怪と戦う作品であり、女性からの人気が出た。

軍の作品は言わば同人誌の系列になり、最初は際どくしようと言う事であ○しずのをモチーフされた。これも兵士達からは受けた。

軍隊という集団生活の中で中々娯楽が無いので受けた事もある。頭が固い士官もいたが実はこっそり買っていたりする。

なお、儲けたカネは半分が製作した作者達に渡されてもう半分は軍に渡している。

漫画のスポンサーは軍であるので当然の事である。軍はこのカネも機械の購入などに宛てたりしている。

伏呑宮「ふむ……柿田君が提案した漫画は絶大な人気のようだな」

柿田「は、漫画が受けて良かったです。今はホッとしています」

柿田は伏見宮と話していた。

伏呑宮「確かに……この野球漫画は面白いな」

伏見宮はパラパラと野球漫画を読む。柿田も同意するように頷いた。

柿田「兵士にも士気向上として本を売っています」

伏呑宮「まぁ、軍隊生活だからな……エロもいいが普通のも頼むよ」

柿田「普通のも考えておきます。今のところ考えてるのは歴史物ですね」

伏呑宮「うむ、出来たら儂にも読ましてくれ」

柿田「み、宮様……」

柿田&伏呑宮「ハッハッハ」

柿田の苦笑に伏見宮は笑いで答えるのであった。

林大臣「いやはや今日は危ないところでしたな」

東条「これも柿田少将からの情報で早めに永田少将を救えたのが幸いだな」

東京のとある料亭で柿田は陸軍の東條中将、杉山中将、林大臣、前田少尉、そして永田少将がいた。

杉山「始めは永田が斬殺されるなど信じられなかったが…部屋に相沢中佐が軍刀で乗り込んできた時は本当に驚いた……」

杉山中将はそう思い返した。1935年の八月十二日に起きた永田鉄山軍務局長の暗殺事件は未遂で終わった。

柿田は当初から東條中将や杉山中将に永田少将が暗殺されると警告していたが二人は一笑して取りつがなかった。
それでも永田少将暗殺を阻止したい林大臣は当日、永田軍務局長の部屋に兵士五人を置いて警戒した。

柿田も阻止したいと思い、永田少将にわざわざ面会していた。永田少将本人もまさか自分が殺されるとは思ってなかった。

そして午前9時45分頃、軍刀を抜いた相沢中佐が部屋に入り込んできた。兵士五人は直ぐに三八式歩兵銃と十四年式拳銃を構えて相沢中佐と対峙した。

流石の相沢中佐も永田少将を暗殺出来ないと判断したのか、軍刀を鞘に入れて降伏した。

これにより永田少将の暗殺は一応ながら免れたのであった。そしてこれ以後は統制派が力を増すようになるのである。

東条「これで君が未来から来た日本人だと分かった。今まで無視に近い対応をしていて済まなかった」

東條中将と杉山中将は柿田に頭を下げた。対する柿田は何も気にしてなかった。

柿田「いえいえ、見知らぬ人間がいきなり未来から来たと言えば疑うのも当然です。
   それに永田少将暗殺を防げたのも良かったです」

東条「そうかね、それならいいんだが……」

杉山「これからは協力しよう」

杉山中将はそう言い、東條中将も頷いた。これにより将宏は東條中将、杉山中将、永田少将の三人の協力者を得た。

ドイツA「おいハンス。ヤーパンの工場はかなり欧州よりかは低いな」

 とある工場でドイツから招致されたドイツ人技術者達が話していた。

ドイツB「それは仕方ないだろうグルリ。ヤーパンは独立国家だからと言って百年くらい前までは腰にカタナを付けたブシがいたんだ。そう簡単に工業は発展しないさ」

ドイツA「そりゃあそうだけどよ。いくらなんでも機械を磨り減るまで使ってるとは思わなくてな。スラブ人を破ったヤーパンがこんなのだとは知らなかったぜ」

ドイツB「だからヤーパンは工業力を痛感しているから俺達を招致したんだろ? なにせヤーパンの戦車の装甲はかなり薄いからな」

ドイツA「その分速度は速いな」

ドイツB「ヤーパンは満州を占領しているだろ? 満州は地図で見ると広大だから装甲を薄くして速度を速めて機動作戦を重視したんだろう」

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