緑間「おは朝によると今日のラッキーアイテムは>>2なのだよ」 (49)

緑間「早速これを持って学校に行くのだよ」

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緑間「早速赤司を学校に……」

緑間「……」

緑間「何!? 赤司だと!!?」

緑間(ラッキーアイテムが人なんて聞いたことがないのだよ……!!)

緑間(そもそも……何故おは朝スタッフは赤司の存在を知っている!?)

緑間「……考えてる暇はない。 まずは赤司に会いに行くのだよ」

緑間「こうなったら【下1】なのだよ」

1.高尾にリヤカーで赤司のいる洛山まで運んでもらう。
2.赤司に直接来てもらう。

緑間「赤司に直接来てもらうのだよ」

緑間「そもそも京都まで行ってたら学校に行けないしな……」

緑間「早速赤司に連絡だ」







プルルルル……

赤司『はい』

緑間「赤司、俺だ」

赤司『! その声は【下1か】』

1.緑間か
2.真太郎か

赤司『その声は緑間か』

緑間「赤司、実は頼みがあるのだよ」

赤司『頼み?』

緑間「実は今日のおは朝でラッキーアイテムがお前だった」

緑間「そこで今からお前に秀徳に来て欲しいのだよ」

赤司『……緑間、俺にも学校があるのを忘れてないか?』

緑間「……簡単な話だ。 代わりを用意すればいいのだよ」

赤司『代わり?』

緑間「【下1】が赤司に変装して洛山に行けばいい」

緑間「三年の黛先輩に変装してもらおう」

赤司『成る程……彼なら承諾してくれそうだな』

緑間「では……来てくれるのか?」

赤司『ああ、今から行こう』

緑間「恩にきるのだよ赤司」









赤司「……というわけでお願いします」

黛「……はぁ、しょうがねぇな」

黛「……ちゃんと関東限定のリンゴたんフィギュア買ってこいよ」

赤司「ええ、分かりました」









赤司「来たぞ緑間」

緑間「ばかな!!? 一時間も経ってないぞ!!?」

赤司「自家用ジェットで来たんだ」

緑間「お前は何者なのだよ……!!」













高尾「うーっす真ちゃ……ってええ!!? なんで赤司が!!?」

緑間「赤司は今日のラッキーアイテムなのだよ」

高尾「おいおい、何か変なものでも食ったのかよ……?」

赤司「ここが秀徳高校か……うちの洛山にも引けを取らない綺麗な高校だ」

高尾「つーか真ちゃん、先生にはどう説明するんだよ。 『ラッキーアイテムです』なんて言ったら殺されるぜ?」

緑間「そうだな……何か上手い言い訳を考えなくては……」

緑間(嘘にも人事を尽くすのだよ)

緑間「……!!」

赤司「何かいい案が思いついたのか?」

緑間「ああ、先生には【下1】と説明しよう」

緑間「先生には幻覚と説明しよう」

高尾(俺は確信した。こいつは今日、何かヤバイ物を食べたと)

赤司「よし、それで行こう」

高尾(あ、賛同してるあたりこいつもヤバイ物食べたクサい)

緑間「早速俺の教室に案内しよう」

赤司「ああ、頼むよ」









先生「では出席を……」

赤司「……」

先生「!!!?」

先生「だ、誰だ君は!!?」

緑間「先生、これは幻覚です。 気にせず」

先生「そ、そんな訳あるか!! 今すぐここから……」

赤司「……黙れ」

先生「!!!」ビクッ

赤司「『真太郎』が幻覚と言ってるから幻覚なんだ」

赤司「僕の言っていることは全て正しい」

先生「は、はい……」

緑間(赤司……つくづく恐ろしいやつなのだよ)

高尾「おいおい、マジで幻覚で一日を乗り切ったぞ」

緑間「これも赤司……いや、ラッキーアイテムのお陰なのだよ」

高尾「お前今言い直す必要あった?」

緑間「さて赤司、放課後なのだよこの後は……」

赤司「?」

緑間「【下1】」

1.俺と将棋をするのだよ
2.バスケの練習に参加するのだよ
3.その他自由指定

緑間「今日の部活は休みだ、だから明日のおは朝に備えてラッキーアイテムを調達しよう」

高尾「は?」

赤司「成る程……事前にラッキーアイテムを購入しておけば今日のようにドタバタすることもないということか」

緑間「その通りだ」

高尾「いや、ラッキーアイテムなんて当日の朝になんねーとわかんねーだろ?」

緑間「黙れ、俺が何年間おは朝を見てきたと思う?」

緑間「これまでの傾向を参考にすればラッキーアイテムの予測など可能……」

緑間「更に俺には今ラッキーアイテムがいる。 スムーズにアイテムが手に入ること間違いない」

高尾「あの……アイテムとか言われてますけど赤司さん?」

赤司「ああ、事実だからな」

高尾「いいのかよそれで……」

赤司「早速だが緑間、これから何を調達する予定なんだ?」

緑間「俺の予想だと……明日のラッキーアイテムで考えられるのは……」

緑間「【下1】、【下2】、【下3】のどれかだ……この三つをこれから手に入れる」

緑間「俺の予想だと……明日のラッキーアイテムで考えられるのは……」

緑間「青眼の白龍、国土、アイドルのサインのどれかだ……この三つをこれから手に入れる」

高尾「……」

緑間「……どうした高尾」

高尾「真ちゃん……もう一回聞いていい?」

高尾「……明日お前がラッキーアイテムだと思うのって何?」

緑間「青眼の白龍、国土、アイドルのサインだが?」

高尾「マジで言ってんのかよ!!?」

高尾「つーかそれって過去のラッキーアイテムを参考に予想してんだよな!? 過去にそれっぽいラッキーアイテムあったのかよ!!?」

緑間「おは朝を見たことがないやつに何が分かる」

緑間「だからお前はダメなのだよ」

高尾「」

赤司「緑間、早速手に入れよう」

緑間「そうだな」

高尾「……じゃあよ!! アイドルのサインとブルーアイズはまだいいぜ!!」

高尾「けど国土ってなんだよ!!! それ最早ラッキーアイテムじゃねーよ!!」

赤司「よく考えるんだ高尾。 国土、つまり……」

赤司「今俺達が立っているここも国土なんだ」

緑間「つまりラッキーアイテムの上に立つ……故にラッキーアイテムに触れている」

緑間「それだけでラッキーアイテムを手に入れていることになるのだよ」

高尾「なんねーよ」

赤司「ひとまず国土の心配はない。 残りはブルーアイズとアイドルのサインだ」

緑間「早速最寄りのカードショップに行こう」

カードショップ

緑間「パックを買った、早速開けよう」

赤司「そうだな」

高尾「なんで俺まで付き合わなきゃいけねーんだよ……」

パックの中身にブルーアイズは……【下1のコンマ下2桁】

01~75入ってなかった
76~00入ってた

緑間「……入ってなかった」

高尾「俺もー」

赤司「俺もだ」

その後も何度か買って開けてみたが……

緑間「くっ……これだけやってもブルーアイズが当たらないとは」

緑間「何故だ……ラッキーアイテムがあるというのに……俺はまだ人事を尽くしてないということか?」

高尾「つーか俺達買いすぎだろ……もう金がねーよ……」

高尾「つーわけで真ちゃん、俺もう……」

緑間「まだだ……」

高尾「は?」

緑間「金がないなら恵んでもらうまで」

緑間「【下1】に……お金を恵んでもらうのだよ高尾!!」

緑間「黒子にお金を恵んでもらうのだよ高尾!!」

高尾「はぁ!!? 黒子!? なんであいつに!?」

緑間「なんでってすぐ近くにいるからに決まっているだろう」

黒子「どうも」

高尾「おわぁ!!? いつのまに!!?」

黒子「高尾くんホークアイなのに気づかなかったんですか」

高尾「試合中じゃねーのにホークアイなんて使わねーよ!!」

黒子「それにしても赤司くんもいるとは驚きました」

赤司「ああ、緑間の為に一緒にいなくてはいけないからね」

黒子「話は聞きました。 実は僕もブルーアイズが欲しくてここに来たんです」

緑間「何故だ。 お前も明日のラッキーアイテムを見据えてか?」

黒子「違います、【下1】だからです」

黒子「決闘者だからです」

高尾「バスケ部員だろ!?」

緑間「成る程……なら仕方ないな」

黒子「じゃあ1パック分だけあげますね」

緑間「必ず当てろ、高尾」

高尾「だからなんで俺が……」

黒子「僕も早速……」ビリッ

黒子・高尾「……!!」

ブルーアイズを当てたのは【下1のコンマ下2桁】

01~50高尾
51~00黒子

緑間「……!! 高尾!! お前が引いたそれは……」

高尾「!! ブルーアイズ!! っしゃあ!!!」

黒子「おめでとうございます」

赤司「やったな緑間、これで後一つだ」

緑間「アイドルのサインか、だがこんな近くでライブなど……」

緑間「いや待て……ライブはやってなくとも色紙を持ってそうな人を俺は知っている」

高尾「……!! まさか……」

緑間「【下1】」

1.みゆみゆ好きの宮地さんだ
2.堀北マイ好きの青峰だ
3.その他の人物、或いは別の行動指定

緑間「堀北マイ好きの青峰だ」

赤司「確かに青峰なら持ってそうだな」

高尾「じゃあ今から青峰ん家に行くのか?」

緑間「当然だ。 行くぞ」

黒子「僕もお供します。 緑間くんのことだから恐らく青峰くんを怒らせてしまってもらえなくなる可能性もありますから」

緑間「黒子貴様……!!」


















青峰宅

青峰「あー……やっぱ巨乳最高だわ」

ピンポーン

青峰「あん? 誰だ、さつきか?」

ガチャ

緑間「会いに来たぞ青峰」

青峰「なんだお前かよ……何か用か?」












青峰「……ああ!!? マイちゃんのサイン色紙だぁ!!?」

緑間「明日の俺の為にもくれないだろうか」

赤司「俺からも頼む、青峰」

青峰「【下1】」

1.持ってねえよ!! 寧ろ欲しいぐらいだ!!
2.てめえには死んでもやんねえぞ緑間!!
3.……くれてやってもいいけどよ、条件があるぜ(条件も指定)

青峰「……くれてやってもいいけどよ、条件があるぜ」

緑間「なんだ」

青峰「……さつき」

黒子「?」

青峰「さつきから取り返してくんねーか」

赤司「もしや……お前のサインは桃井が所持してるのか?」

高尾「なんだよ来るだけ損じゃねーか……じゃあ桃井ん家にさっさと……」

黒子「待ってください。僕にいい考えがあります」

緑間「黒子……?」














桃井「テツくーーーーーーーん!!///」

黒子「『サイン色紙持って青峰くん家まで来てください』って電話したら来てくれました」

緑間「桃井は黒子の犬なのだよ……!!」

青峰「さつき、その色紙返せ」

桃井「あ!! 大ちゃん!!」

青峰「緑間がラッキーアイテムとして欲しいんだとよ」

桃井「うーん……」

高尾「そもそもなんで青峰の私物をあんたが持ってんだよ?」

赤司「さしずめ色紙ばかり見つめてて部活に来てくれないというところか」

桃井「すごい!! よく分かったね赤司くん!!」

緑間「これが未来を読めるエンペラーアイ……」

高尾「関係なくね」

黒子「桃井さん、緑間くんの為にも色紙をください」

桃井「テツくんの頼みだったらなんでもあげちゃう!! はいみどりん!!」さっ

緑間「……感謝する、桃井」

高尾「……ふぅ、これでラッキーアイテム全部揃ったしこれでやっと……」

青峰「……!!! おいさつきぃ!!」

桃井「な、何?」

青峰「お前、このサイン……」












青峰「ニセモンじゃねえかあ!!!」

桃井「!!!」ビクッ

黒子「どういうことですか青峰くん」

青峰「マイちゃんのサインはなぁ……この『イ』の部分がもっと長えんだよ!!!」

桃井「い、言いがかりつけないでよ色紙がみどりんの物になっちゃうからって!!」

黒子「桃井さん、正直に話してください」

桃井「ごめん本当はこれ偽物です!!」

青峰「さつきいいい!!!」

緑間「あの単細胞の青峰がそんな細かいことに気づくとは……」

赤司「桃井、何故偽物を渡そうと?」

桃井「実は本物は【下1】……」

桃井「実は本物はオークションで高値で売り払っちゃった」

青峰「」

黒子「!! こんな青峰くんの顔、初めて見ました」

青峰「テツ……俺はよお……これから何を生き甲斐に生きていけばいいんだ」

高尾「そ、そういえば今度新しい写真集出るんだろ!? 元気出せって!!」

青峰「畜生……あわよくばラッキーアイテムだった次の日に緑間から無理矢理返してもらおうと思ったのによ……」

緑間「そんな事を考えていたのか」

桃井「ごめん、こうでもしないと大ちゃん部活来てくれないと思って……今吉さんからの命令なの」

青峰「性格悪すぎんだろあの野郎……」

赤司「どうする緑間、このサインが偽物だと分かった以上探しに行かなければ」

高尾「宮地さんとこに行くか?」

緑間「いや、轢き殺すと言われるのがオチだ。 こうなったら……」














黄瀬『ああ! アイドルの色紙っスか? 勿論持ってるっスよ!!』

緑間「流石モデル。 交友関係が広いな」

黄瀬『緑間っちのことだしあげてもいいんスけど……条件があるっス』

緑間「お前も条件付きか黄瀬。 それで条件はなんだ」

黄瀬『【下1】』

黄瀬『人類全ての人の能力をコピーさせて欲しいっス』

緑間「切るぞ」

黄瀬『ええっ!!? ちょ、ちょっと!!!』

緑間「お前のくだらない冗談に付き合ってる暇はない」

赤司「黄瀬は遠回しにに女の子を紹介してくれと言っているんだ」

黄瀬『あ、その声は赤司っち!! そういうことっスよ!!!』

高尾「赤司お前キセキの通訳得意だよな」

緑間「……女に飢えてるのか黄瀬」

黄瀬『なんつーか……森山先輩がうるさいんスよ。 紹介してくれ紹介してくれって』

黄瀬『だから俺から紹介するのもめんどくさくなったから緑間っちに頼もうと思って……』

緑間「……すまないが俺の周りに女っ気はない」

緑間「だがここで諦めては……人事を尽くしていないことになる!!」

緑間「こうなったら……奥の手を使うのだよ」

緑間「……」ジロッ

黒子「……?」













森山「……黄瀬のやつ、本当にちゃんと連れて来たんだろうな」

黄瀬「森山先輩!! 緑間っちが紹介してくれた子、連れて来たっス!!」

森山「お!! 来たか!!!」

森山「はじめましてお嬢ちゃん。 俺の名は……」

黒子(女装)「……」

森山「……」

黒子「……」

森山「……」

黒子「……」

森山「……いや……」

森山「……これはアリ、か?」

森山先輩は新たな扉を開いた。

緑間「黄瀬から某アイドルの色紙をもらった。 黄瀬の名前が入ってるのが気になるが……」

赤司「よかったじゃないか緑間」

高尾「はーやっと終わりー。 じゃあ俺帰るわー」ダッ

緑間「付き合ってくれて感謝する高尾」

赤司「これだけ用意周到しとけば暫く困ることもないだろう」

緑間「ああ」

緑間「これで俺の運勢も……しばらくは好調だろう」


















次の日

緑間「さて、今日のラッキーアイテムはなんだろうか」

緑間「ブルーアイズか? 国土か? アイドルのサインか? 俺はなんでも持っている」

『今日のラッキーアイテムは……』

緑間「……」

『宇宙衛星でーす!!』

緑間「」

緑間「ばかな……宇宙衛星だと……?」

緑間「流石の俺でも宇宙衛星は……」

黒子「緑間くん」

緑間「!! 黒子」

黒子「君のせいで森山先輩と付き合うことになってしまいました」

黒子「しかも束縛も激しいし……どうしてくれるんですか」

緑間「そ、それは悪いことをした……」

赤司「真太郎……僕は君を許さない」

緑間「!!?」

赤司「黛さんが僕に変装したのはいいが……存在感が薄く欠席扱いにされてしまった」

赤司「僕の連続出席記録が途絶えた。 君が呼ばなければこんなことには」チョキチョキ

緑間「ハ、ハサミをしまうんだ赤司」

桃井「みどりーん!! あれから青峰くん、マイちゃんの色紙をオークションで手に入れる為にずーっとパソコンとにらめっこしてるの!!」

桃井「お陰で部活どころか学校にも来てくれないの!! どうしてくれるの!!」

緑間「それに関しては売ったお前が悪いのだよ!!」

黒子「緑間くん」ゴゴゴ

赤司「真太郎」ゴゴゴ

桃井「みどりん!!」ゴゴゴ

緑間「……」














高尾「いやーやっぱおは朝は絶対だな!!」

高尾「ラッキーアイテムの宇宙衛星を持ってないせいで真ちゃんがこんなに怒られるなんてな!!」

高尾「ほらほら真ちゃん!! 一日が終わる前に早く宇宙衛星手に入れようぜ!! 早く宇宙行けよホラ!!」ニヤニヤ

緑間「……俺は番組に抗議するのだよ」

おは朝は打ち切られた。

終わり

2015ver.
緑間「今日のラッキーアイテムは>>3か……」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439046858/)

2017ver.
緑間「ラッキーアイテムが>>4だったのだよ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492905299/)

2年後にまた会おうなのだよ

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