鬼滅の刃・オリジナル【安価】 (125)
━━━━━━━━時は大正時代の日本
人々の暮らしを脅かす『鬼』がいた。
人を喰らい町が壊滅するまで破壊し尽くす。
無力な者は為す術もなく怯えることしかできない。
そんな中刃を振るい鬼を殺さんとする者達がいた。
【悪鬼滅殺】の文字を掲げし者達の集団……名を鬼殺隊という。
(会話文中心ですが、たまに地の文を入れます。オリキャラ中心なのでご注意です！)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1567334362
まずは主人公のキャラ作成
主人公の名前は？↓2
杉原 透治（すぎはら とうじ）
これは>>5だな
そのトリップ割れてるから変えた方がいいよ
ごめんなさい、クロスオーバーは無しです……
>>5を採用です
杉原 透治 (すぎはら とうじ) 男
杉原くんの性格を↓1
寡黙だが正義感は強い
>>7凄い！どうやって分かったんですか！？
ご忠告ありがとうございます！
安価きてなかったら↓1です！
偶然名前がかぶった場合もクロスオーバー扱いで最安価だな
次から名前投げる前にググって被りがないか調べないと
期待
>>11
ググった
辞書アタックとかもあるからこういうとこで適当に作った文字列をキーにするのが一番安全（管理できるならだけど）
https://www.graviness.com/temp/pw_creator/
あ！既に特定されてるんですね！なるほど！
>>9が採用です
名前：杉原 透治 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
主人公の現在の状況
1.家族と平穏な暮らし
2.育手の元で鍛錬中
3.富士の山の最終選別直前
4.鬼殺隊に入隊して日は浅い
5.鬼殺隊に入隊してかなり年月が経っている
↓2
安価↓
４
>>17採用です
名前：杉原 透治 (すぎはら とうじ) 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い(1年未満)
鬼殺隊に入隊しているということで、階級を↓1
ちなみに階級は上から順に
甲 (きのえ)
乙 (きのと)
丙 (ひのえ)
丁 (ひのと)
戊 (つちのえ)
己 (つちのと)
庚 (かのえ)
辛 (かのと)
壬 (みずのと)
癸 (みずのえ)
となっております
己
>>21採用です
名前：杉原 透治 (すぎはら とうじ) 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い 階級：己
1年未満と考えて己って結構出世してますね……
そこそこの鬼狩って下山したのかな？
主人公の使う呼吸は？↓2
呼吸は原作に準じて基本の呼吸は水、炎、風、岩、雷とします。
派生の呼吸であれば派生元も(例外であれば記述無しで)
岩の呼吸は原作では派生の呼吸無しと言われてたはずですが、こちらでは岩から派生しても構いません
呼吸を使えないのなら『使えない』で
砂(岩の派生)
連取ダメなら安価↓
草の呼吸（風の派生）とかあるなのかね？
まあ、普通に風で
>>29連取は10～15分間隔空けたら大丈夫にしておきます
採用です
名前：杉原 透治 (すぎはら とうじ) 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い 階級：己
呼吸：砂
主人公の好きな物、嫌いな物は？↓1
好きなもの 筋が通っているもの そば
嫌いなもの クズ 鬼
>>32を要約すると好きな相手は炭次郎で嫌いな相手は獪岳という感じ
ここまでの設定には矛盾していないと思う
>>30派生元が思いつかなくても、そのままで大丈夫です
色的には風が一番近い気がしますが……(花の呼吸が水から派生してるから水かも？)
>>32採用です
>>34詳しい説明ありがとうございます。カスさんは大丈夫そうですね
?主人公?
名前：杉原 透治 (すぎはら とうじ) 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い
呼吸：砂の呼吸 階級：己
好きなもの：筋が通っているもの、そば
?嫌いなもの：クズ、鬼
その他特記すべきこと↓2
例：妹が鬼で殺さず一緒にいる、姉が亡くなっている
木彫りの面を装着している、声が煩い……
性格なんかと矛盾してしまうものは再安価です
あ、無しなら無しで
安価きてなかったら↓1です
女に騙されて出来た借金が山のようにある
安価↓2のままだったら……
取れなくてもよかったら前後も採用することがあります、とかやってるとこもある
採用されなかった人の不満が上がりやすいデメリットと、安価投げるのが活発になるメリットがある
ご利用は計画的に
>>38採用です
鬼殺隊にいるのに果たして借金返せているのか
杉原くんって何歳なんだろう、20歳ぐらい？
名前：杉原 透治 (すぎはら とうじ) 性別：男
性格：寡黙、正義感が強い
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い、女に騙されてできた借金が山ほど
呼吸：砂の呼吸 階級：己
好きなもの：筋が通っているもの、そば
嫌いなもの：クズ、鬼
主人公はこれで作成終わりです。他に追加すべきことがあれば後ほど
次は他のキャラです
>>41参考にさせていただきます。ありがとうございます！
他のキャラの作成です
まずは主人公と親しい、関わりがあるキャラを原作に準じて4人ほど
先程決めた内容に加え、主人公とどんな関係かもお願いします
例：同期、先輩、後輩……
柱と当主はまた別に決めるので、今回は無しで
よければこちらの作成シートをご利用ください
↓4まで
名前：
性別：
性格：
現状：
呼吸：
階級：
好きなもの：
嫌いなもの：
特記：
・連取は10分ほど時間が空いてからで
・場合によっては再安価、前後の安価を採用します
こちらも踏まえてお願いします
安価ズレます
名前：涼宮雪乃 (すずみや ゆきの)
性別：女
性格：クールで淡白。少し天然
現状：4(主人公と同期)
呼吸：氷の呼吸(水の派生)
階級：戊
好きなもの：かき氷 真っ直ぐな人
嫌いなもの：火 鬼
特記：元々はよく笑う笑顔が似合う子だったが、鬼によって自分以外の家族が殺されて感情をなくす(正確には起伏がほぼなくなった)
同期の主人公のことがなぜか気になって関わってくる(恋愛的なものがあるかは不明)
名前：葛 弓美子(かずら ゆみこ)
性別： 女
性格：戦闘時以外はボーッとしてる。つかみどころのない性格。
現状：鬼殺隊においてはまだ日が浅い方。杉原の一年先輩。
呼吸： 鳥の呼吸(風の派生)
階級： 己
好きなもの： 高いところ 強風
嫌いなもの： 密室 人を喰う鬼
特記： 弟以外の家族を鬼に殺され、弟は鬼にされた。弟は数ヶ月間人を喰うのを耐えたが限界が近づいていき、人を喰ってしまう前に自身の手で殺した過去を持つ。
名前：高橋勤(たかはし つとむ)
性別：男
性格：なよなよしていて頼りない雰囲気があるがが誰よりも優しい性格
現状：鬼殺隊に入ってだいたい一年
呼吸：嵐(風の派生)
階級： 庚
好きなもの：平和 優しい人
嫌いなもの：人を傷つけること
特記：「鬼の被害をなくすため」という理由で鬼殺隊に入ったが根は争い事が苦手だった。
しかし、刀を持つと真逆のクールで強い剣士の「斬(ざん)」に人格が変わる。ちなみに善吉と同じで剣の腕は元々、凄い
名前：涼宮雪乃 (すずみや ゆきの) 性別：女 ?
性格：クールで淡白、少し天然 ?
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い、主人公と同期
?呼吸：氷 階級：戊 ?
好きなもの：かき氷、真っ直ぐな人?
嫌いなもの：火、鬼 ?
特記：元々はよく笑う笑顔が似合う子だったが、鬼によって自分以外の家族が殺されて感情をなくす(正確には起伏がほぼなくなった) ?同期の主人公のことがなぜか気になって関わってくる(恋愛的なものがあるかは不明)
名前：葛 弓美子 (かずら ゆみこ) 性別： 女
性格：戦闘時以外はボーッとしてる
つかみどころのない性格?
現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い、杉原の一年先輩?
呼吸： 鳥 階級： 己
好きなもの： 高いところ、強風 ?
嫌いなもの： 密室、人を喰う鬼
?特記： 弟以外の家族を鬼に殺され、弟は鬼にされた。弟は数ヶ月間人を喰うのを耐えたが限界が近づいていき、人を喰ってしまう前に自身の手で殺した過去を持つ。
名前：雨水 楓 (うすい かえで) 性別：女
?性格：ミステリアスで掴みどころのない、色っぽい
現状：鬼殺隊に入隊してかなりの年月が経っている
杉原の先輩?
呼吸：酒 階級：癸 ?
好きなもの：酒、金
?嫌いなもの：ヒトヨタケ
素の性格を見透かしてくる人 ?
特記：ミステリアスなのは酒に酔ってる結果。素の性格はとても臆病で刀を振ることなどとてもできない。?階級が下なのは酒によるやらかしの結果で実力はかなり高い。
名前：斑鳩 夏芽 (いかるが なつめ) 性別：女 ?
性格：口が悪く喧嘩っ早いが、女性らしい一面もある
?現状：鬼殺隊に入隊して日は浅い
主人公の同期(任務を何度か共にしている)?
呼吸：雷 階級：庚 ?
好きなもの：雷おこし、戦い ?
嫌いなもの：休日、敬語 ?
特記：喧嘩や悪さを繰り返す手の付けられない不良娘だったが、育手にあたる人物に「その力を鬼を倒すために使え」と言われて鬼殺隊の道へ。?なお胸が大きくてきついという理由で隊服の胸元を開けているが、好きで開けているわけではないため、胸元をいやらしい目で見た者には容赦ないげんこつを浴びせている。
>>45～48採用です
女に騙されまくったから女性との関わりが多いのかな？
ところどころ文字化け？してますが、お気になさらず。
次は鬼殺隊の当主↓2
階級が圧倒的に下の先輩とか絶対接し辛いやつ
安価下
重要だからいくつか案を出してもらってそのなかで選ぶ方がいい気がする
安価↓
これは名前だけでいいのかな？
産屋敷 輝裏 (うぶやしき かがり) 男
>>56採用です
特に指定はしてなかったので大丈夫です
>>54、55
主人公との接し方のイメージはついてたんで、問題ないとは思ったんですが……場合によってはそうします
名前：産屋敷 輝裏 (うぶやしき かがり)
性別：男
少しペースが遅くなっておりますが、ご理解ください。
次に柱
柱は原作に準じて9人。水柱と炎柱(えんばしら)は毎年いるということですが、今回はどちらでもいいです。
設定が分かってないキャラがいてもいいなと思ったので、こちらから【雪柱】と【夢柱】の2人を出します。この2人は名前と性別だけ募集。
とりあえず他の7人の柱を決めていきます
まずは何柱がいるか↓7まで
あ、呼吸の派生元も思いつけばお願いします。
思いつかなければそのままで。
安価ズレます
風柱
どうせなら四属性はいてもいい気がしなくもない
熊柱
肉柱
光の呼吸（日の呼吸の派生。無理なら雷の呼吸の派生）
間違えた「光柱」でお願いします
あっ、これ設定だけとって本編始まらないやつだ
……という印象を与えるので（主に過去の安価作者のやらかしの積み重ね）設定安価は最低限とったら本編進めつつ平行して設定安価取るのがおすすめ
>>67ごめんなさい、肉の呼吸は上手く扱えそうにないので今回は不採用で……
>>60～68採用です
>>68すみません、雷の呼吸からの派生にさせていただきます
【水柱】
【風柱】
【星柱】(火の呼吸の派生)
【地柱】(岩の呼吸の派生？)
【時柱】(？？？)
【熊柱】(風の呼吸の派生？)
【光柱】(雷の呼吸の派生)
【雪柱】(水の呼吸の派生)
【夢柱】(？？？)
では先程の作成シートを使って柱のキャラ作成お願いします
後よければ、派生の呼吸の壱の型を記入していただけると助かります。
名前：九条風花（くじょう ふうか）
性別：女
性格：高飛車で自信家。実は隠れ努力家
現状：４ただし、約１年経たずでで柱に
呼吸：風の呼吸
階級：丙
好きなもの：母 自分を認めてくれる人
嫌いなもの：醜いもの（一部の人間も鬼もここに入る。後述する人間たちも）
特記：名家の生まれだが、母親が正妻でなく外国人であり、金髪（彼女自身も）であるために家（父親や親戚など）では冷遇や迫害などされていた。
そんな状況でも母親は自分を大切に育ててくれたのを感謝している。しかし母親は心労がたたんで死んでしまう。
家にとどまることをよく思わずにそのまま家を出て行き倒れになっていたところ育手に助けられた。
死んだ母のために出来ることは「母の娘として恥ずかしい生き方をする」という考え方で鬼滅隊に。血をにじむ努力で一年経たずで柱になる
高飛車や自信家な所は虚勢であり、周りに舐められないためのもの。実際は大人しいタイプだが色々無理している
>>70あっ(察し)
じゃあ柱の安価は今(来てたら)来てる分だけ採用して……
本編少し入りますか……
常に募集でも行けると思うの
できることなら概要とか特記みたいな項目は長くなりすぎないように何かしら制限とか設けといた方がいいかも
確認とまとめが大変になるからね
（女ほど怖いものは無い）
（今月で3人に騙された。なんでだろうか）
（気をつけてはいる……はず……）
（なぜ彼女らは人から金品を騙し取るのか）
（ふつふつと怒りはこみ上げてくるが、いかんせん連絡の手段が途絶えている）
（どうしようもなく、頭を抱えて任務をこなす日々）
（このままだといつ死んでもおかしくない……）
（鬼殺隊での任務は命懸けのものだ）
（そんな中、考え事をしながら任務を遂行するなんて）
（あっていいはずがない。あっていいはずがないのだが……）
「あの」
（やはりダメだ。頭の中にこびりついて離れない）
「もしもし？」
（しっかりしろ透治……民を救うのにこんな気持ちがあったら守りたいものも守れない）
「おい、聞いてるか？」
（いやしかし、俺はなぜその民に苦しめられているんだ……？）
「おい！！いい加減にしろ！！」
杉原「……？」
隠「そこ！邪魔になってるから！どいてもらってもって聞いてたんだけど！？」
杉原「あぁ……すまない」
隠「ったく、そんなになるほど満身創痍なら早めに戻って休め！」
隠「後は俺らの仕事だから！お前らには休憩してもらわなきゃ困るんだよ！！」
杉原「………………」
隠「………………」
杉原「…………………………」
隠「無視かよ！まぁいいけどな！！じゃあなマヌケ！」
杉原（マヌケは失礼過ぎないか？返事を考えてただけだったんだが……）
【鬼殺隊】杉原 透治《階級：己》
杉原（まぁいいか……ひとまず下山するとしよう）
【鬼殺隊 本拠地】
杉原「…………ふぅ……着いたな……」
杉原（ひとまず木陰で休憩させてもらおう）
杉原（道中で、藤の花の家紋の家に休ませてもらいながら何とか着いたな）
杉原（途中で鎹鴉からの伝令もなく、無事下山できたわけだが……）
杉原（やはり一任務終えるとドッと疲れが流れ込んでくる……）
杉原（それにしても、これから借金をどうしようか……）
杉原（…………全く返せる目処が立たない）
杉原（……今考えても仕方ないのかもしれないな）
杉原（取り立てがいつ来てもおかしくない。そしたら休めなくなる……）
杉原（なら、何も考えずに今のうちにたっぷり休んでおかなけらば……）
コンマ判定
1or2：特に何も起こらない
3：涼宮と遭遇
4：葛と遭遇
5：雨水と遭遇
6：斑鳩と遭遇
7：柱を見かける
8：柱に話しかけられる
9：まさかの取り立てがくる
0orゾロ目：緊急任務発生
直下コンマ
「………………だから、いい？」
隊員「はい！分かりました！ありがとうございます！」
「じゃあ、これで……」
杉原（あの人は……）
杉原（確か柱の方だ……えっと……）
↓1 何柱を見かけたのか
水柱ということで安価
水柱のキャラ作成します
キャラ作成シートをお使いください
↓2を採用します
>>79そうですね、長くて5行にまとめてもらいます。
場合によっては前後を採用することがあります。
一括だと待ちが発生しやすい。普通のと違って手間かかってるから仕方ないね
名前↓1性格↓2とかやる手段もあるけど。もしくは範囲安価にしてつまみ食いとか、複数募集するとか
京一郎「よし、これで仕事は終わりかな……」
【鬼殺隊】雨水 京一郎《水柱》
杉原（あぁ、思い出した。水柱の雨水さんだ）
杉原（一部の隊員からは『地味柱』なんて呼ばれているが……）
杉原（真面目で任務もそつなくこなす。憧れを持つ人も少なくはない）
杉原（多分これからまた担当地域の見回りにでも行くだろう）
杉原（柱に休みは無いと耳にするし……）
杉原（…………雨水といえば、今日は妹さんの方とは会ってない……）
杉原（……まぁ、あの人は水柱と違ってめんどくさいし会わない方がむしろ良いのだが……）
>>91次回から使用させていただきます
杉原（……よし、心身共にだいぶ回復した）
杉原（先程の任務は鬼の数が多かった……きっとそれが原因だろう）
杉原（心做しか、最近鬼の数が増えている気がする）
杉原（俺が癸の頃は1人あたり、鬼は2、3体が当たり前だったはず……）
杉原（しかし今は5、6体が当然のごとく……多くて10体倒す日もある）
杉原（何か悪行の前触れでなければいいんだが……）
杉原（……悪く考えても仕方ない）
杉原（俺が考えたところで何になる訳でもない）
杉原（俺はただ悪鬼を滅し、善良な民の生活を守るだけで十分だ）
杉原（まずは与えられた役割を満足にこなせるようになってからだな）
夜も更けたので今日はここまでです。
このようにかなりスローペースで行かせていただきます。執筆ペースが遅いので……どうかよろしくお願いします。
次回は任務に入って杉原くんを過労死させようかなと思います。
任務を共にする人だけ決めて終わろうと思います
涼宮、葛、雨水、斑鳩のうち共に任務をする人↓1
それではお疲れ様でした。また明日
今日は23時から開始しようと思います
ごめんなさい一昨日に『また明日』って言ってましたね……
投稿できず、すみません
呼吸の型の名前考えてました。ワニ先生ってやっぱ技名のセンスいいですよね
鴉「カァーッ！緊急！緊急司令ッ！」
杉原「！！ 俺の鎹鴉(かすがいがらす)……」
杉原（今からか？それに緊急司令……嫌な予感だ）
鴉「現在鬼殺隊本部ニイル隊員ハタダチニ、タダチニ『迷走樹林』ニムカエ！」
杉原「！ 迷走樹林……！？」
杉原（迷走樹林といえば、そこに足を踏み入れた者は神隠しに遭うという伝説があるあの？）
杉原（まさか、神隠しに乗じて鬼が潜んでいるとでもいうのか……？）
杉原（あそこは霧が深く、戦うには不利だ。随分と賢い鬼もいるんだな……）
杉原（つかの間の休息だったわけだが、仕方あるまい。向かうしかない）
杉原（緊急司令という事は、危険度の高い任務という事も暗に意味している）
杉原（急いで向かう必要があるな……）
杉原「鎹鴉、道案内を頼む」
鴉「道グライ覚エテオケヨ！」
杉原「…………すまん」
杉原（迷走樹林……数年前まで鬼が潜んでいるという噂があった場所だ）
杉原（昨年、【柱】を2人も向かわせたが……）
杉原（結局鬼はおらず、神隠しの真相は濃霧の中……という報告を聞いた事がある）
杉原（柱2人、それに少数精鋭の部隊も向かって鬼がいなかった）
杉原（それは99.9%の確率で鬼は存在しないと言っても過言ではない）
杉原（ただ……僅か0.1%でも可能性があるのなら）
杉原（そこに向かわない理由はない）
杉原（万が一鬼がいたとして、町に降りてこられてはまずいからな）
杉原（しかし、仮に鬼がいたというのなら）
杉原（鬼は0.1の確率の穴をすり抜けたという事になる）
杉原（一体どうやって？）
杉原（柱2人に階級が丁以上の少数精鋭……）
杉原（ある程度の場数を踏んでいる人達が見逃すとは到底思えない）
杉原（何か鬼に特殊な能力があるのか？）
杉原「……何はともあれ、油断大敵だ」
鴉「到着ゥッ！迷走樹林ニ、到着ゥー！！」
【第一章壱部 迷走樹林】
今回選ばれなかった主要キャラも今後出番ありますよね？
杉原「ここが迷走樹林……」
杉原（噂にしか聞いた事が無かったが、目の前にすると威圧感さえ感じる）
杉原（堂々たる風貌でそこに佇む無数の樹木）
杉原（それを後押しするかのような、決して途切れそうにない濃霧）
杉原（なんでもこの濃霧の原因と発生条件は未だ謎らしいが……）
杉原（霧の呼吸、なんて使う者がいたらこの場所は最適に違いないだろう）
杉原「……とにかく中に入るしかない」
杉原（……それにしても緊急司令にしては人の気配があまり感じな────）
「……………………」
杉原「…………………………」
「………………………………」
杉原「………………」
杉原（全然気付かなかった……！！）
杉原（……？ もしかして……）
杉原「葛……か？一体……何をしてるんだ？」
葛「………………あ、とうちゃん」
【鬼殺隊】葛 弓美子《階級：己》
>>105
一応話の流れは考えてはいるので、全員出す予定です。
数字は貰ってないけど強い鬼や下弦や上弦の鬼との戦いで出てくるかは皆様次第です。
把握。
そういえば、柱の設定は出る時に決める設定なっていたんでしたっけ？
柱とかのキャラ製作で派生の呼吸の壱の型って名前だけでいいの？
内容とかは書かなくていいの？
杉原（葛弓美子……俺の同期で階級も同じ）
杉原（まぁ、同じ歩幅で進んでいるといえばそう言える）
杉原（実力はよく分からない）
杉原（任務を共にする事は幾つかあるが、どれも別行動していたからだ）
杉原（ただ、鬼と交戦後にも関わらず傷が少ないという事から俺よりも上だろう）
杉原（ちなみにとうちゃんは葛が付けた俺の渾名なんだが……）
杉原「お前も……もしかして緊急司令で？」
葛「うん、そーだよー」
杉原「そうか…………」
杉原「……………？ で、何を……していたんだ？」
杉原（俺にはここを眺めているようにしか見えなかったが……）
葛「私はね、えーっと………………」
葛「…………………………」
杉原「…………？」
葛「………………………………」
杉原（……もしかして話し終わったのか？）
杉原「……任務でここに来たんじゃなかったのか？」
葛「あー、そういえばそうだったかもー……」
杉原（…………大丈夫なのか？）
葛「ちょっと迷走樹林ってどんなのかなーって、眺めてたんだった」
葛「とうちゃんも来てくれたことですし、そろそろ行きますかー」
杉原（……葛はよく気が抜けるような喋り方をする）
杉原（こっちまで気が抜けてくるから、話すと気を引き締め直す必要がある……）
杉原（時折心配にはなるが、任務をしっかりこなせている分実力はあるはず…………）
杉原（ある…………はず………なんだが……）
葛「じゃあ早速行きましょー、ばっちこーい」
杉原（…………本当に大丈夫なんだろうか？）
【迷走樹林内部】
杉原「………………」
葛「……………………」
杉原「…………………………」
葛「…………………………」
杉原「…………なんで着いてくるんだ？」
杉原（迷走樹林に突入して早5分、ずっと疑問に思っていた事をとうとう口にした）
杉原（人の気配が少ないなら別々に行動した方が効率はいい……）
杉原（その事も葛は分かっているはずなんだが……）
葛「えー、一緒に探した方がいいと思っただけだよー」
葛「私との行動はそんなに嫌かな？」
杉原「いや、別に拒んでいるというわけじゃ……」
葛「あ、嫌って言ったー」
杉原「…………これは別に否定の嫌じゃ──」
葛「…………………………」
杉原「……………………」
杉原（…………急に話を聞かないような顔つきになったんだが……）
杉原（なんだあの顔……何も考えていなさそうな顔だ……）
杉原（…………一体なんだこれは……）
杉原（俺は話の主導権を掴まれているのか？）
杉原「……それと、もう一つ気になっていたんだが」
杉原「……なんで木の上で移動しているんだ？」
葛「高い所が……好きだから？」
杉原（なんで疑問形なんだ？）
杉原（…………というか質問の受け答えはしっかりしてくれるのか）
葛「多分こっちの方が効率がいいよー」
杉原（確かに高所と低所……見える世界が変われば見えるものも違う）
杉原（低所で気付かない事も高所では気付ける、という事もよくある）
杉原（本当は別行動がいい気もするんだが……）
杉原（まぁ仕方ない。言う事を聞く気は無いはずだし）
杉原（…………それにしても、本当に人の気配が無い）
杉原（俺達2人しかいないような気がする……そんな事は無いはずだが）
杉原（緊急司令を聞いたとき、辺りには多くの隊員がいたし向かっている姿も見た）
杉原（だと言うのになんだこの感じは……）
杉原（悪寒がする。何か悪い事が起きてる気がする）
杉原（これが予感でしかない事を祈りたい）
杉原「……………………」
葛「……………………」
杉原（森を走り続けて20分程経過した）
杉原（鬼どころか、人一人さえ会う事が出来ていない）
杉原（依然霧は濃く、視界は悪いままだ）
杉原（明らかにおかしい。さすがに葛もこの異常な事態に気付いたらしい）
杉原（瞳の奥に微かな警戒心を感じる）
葛「…………………………」
杉原（おそらく、いつでも戦えるように戦闘態勢に入ったのだろう）
杉原（勿論俺も刀を抜く準備は出来ている）
杉原（何処に向かうわけでもなく、ひたすら樹林の中を走り抜けようとする）
杉原（歩みを止めるわけにはいかない）
杉原「……………………葛、これは────」
葛「…………………………」
杉原「………………葛？」
杉原（一度情報共有をしようと思い後ろを振り返ると、葛は後ろの方で立ち尽くしていた）
杉原（何も無い空中をじっと見つめて微動だにしない）
杉原「……葛────」
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