モバP「更衣室を徹底管理するぞ!」 (18)

ある日、モバPは休憩時に事務所でニュースを観ていた。


テレビ『続いてのニュースです。高校の更衣室に侵入した男が逮捕されました』

モバP「なにぃ!?」

テレビ『男は体育のプールの授業が行われている時間帯を狙い犯行に及んだ模様。取り調べに対して男は「性欲を抑えきれず近所の高校に侵入してやった」と答えています』

モバP「なんてひどいニュースだ……」


ちひろ「うわぁ……、こういう輩が世の中にはいるんですよね。気を付けないと」

モバP「あ、ちひろさん! そうですね。特にうちには可愛いアイドルがたくさんいるから、狙われないように注意しないと」

ちひろ「アイドルが狙われる物騒な事件もありますからね。きちんと対策しておかなければ」

モバP「きちんと対策……あっ、そうだ!」


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次の日、

モバP「____というわけで、今日から更衣室は僕が責任を持って徹底管理することにしました!」

ちひろ「……はい?」

モバP「ですから、更衣室は僕が管理することになったので」

ちひろ「さてと、いち早く早苗さんに連絡しなくては。ここに覗き見しそうな変質者がいますよ」

モバP「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!! 僕はむしろ早苗さん側、アイドルたちが安心して着替えられるように更衣室を徹底管理するんですよ!」

ちひろ「アイドルたちを安心させるなら、どうして更衣室限定なんですか? 事務所全体のセキュリティを上げるとかでダメなんですか?」

モバP「ちひろさんは甘いですね……。事務所全体のセキュリティを強化しても、必ずどこかに穴ができる。変態はその穴を容赦なく狙ってアイドルたちから大切なナニかを奪おうとするんです!」

ちひろ「その穴が更衣室と?」

モバP「その通り! 昨日テレビのニュースでも高校の更衣室が狙われてたでしょ! 更衣室で衣服を脱いでいるときは誰もが無防備状態、そんなところをうちの可愛いアイドルが襲われたら……許せんっ!!」

ちひろ「つまり更衣室の管理はあくまでも防犯が目的だと?」

モバP「それ以外の目的などあろうはずがございませぬ!!」

ちひろ「いや、防犯にしてもアイドルたちは納得するんですか?」

モバP「大丈夫です。昨日の夜一斉送信してアイドルたちには伝えています」

ガチャ

卯月「プロデューサーさん、ちひろさん、おはようございます」

モバP「ああ、卯月か、おはよう。今日はこのあと今度のライブの衣装のチェックだったな」

卯月「はい、それで更衣室を使いたいんですけど、プロデューサーさんの許可がいるんですよね?」

モバP「ああ、更衣室の鍵は俺が管理しているからな。さあ、早速チェックしよう」

卯月「はい!」


ちひろ「大丈夫かな……」

更衣室前

モバP「よし、更衣室前に着いたぞ」

卯月「あれ、プロデューサーさん? 鍵は持ってないんですか?」

モバP「ふっふっふっ、鍵はこれさ」


ピトッ、ピピーー!


卯月「プロデューサーさんの指を当てたら開いた!」

モバP「普通の鍵から指紋認証にしたんだ。これで俺以外は自由に更衣室の扉を開けることはできない。安心だな」

卯月「な、なるほど……」

モバP「さあ卯月、早速着替えようか」スタタタ

卯月「はい……って、プロデューサーさん?」

モバP「ん? なにかな」

卯月「えっと~、どうしてプロデューサーさんも更衣室の中に入ってるんですか?」

モバP「晶葉に依頼して更衣室を改造してもらったのさ。俺が中にいないと扉を閉められないようにしたんだ」

卯月「え、ええぇぇぇーーーーっ!?」

モバP「万が一の時に備えてアイドルを守るために俺がそばにいれば安心だろ?」

卯月「でもでも、それだと……プロデューサーさんに着替えてるところ見られちゃいますよ////」

モバP「何を言う!? 卯月は着替える時に暴漢が襲ってきたら自分の身を守れるのか!? か弱い卯月のことだからきっとそのまま襲われて大変なことになってしまうぞ!」

卯月「そ、そんな……」ウルウル

モバP「俺は卯月のことをとても大切に思っている。だから卯月が酷い目に合うのは嫌だ! だから卯月が着替えている時も常に一緒にいて守ってあげたいんだ」キリッ

卯月「プロデューサーさん……///」

モバP「さあ卯月、俺がいるからここは安心して着替えてごらん」

卯月「はい、島村卯月、頑張ります!」ヌギヌギ

こうしてプロデューサーに守られるという安心感からか、更衣室の治安は大きく向上した。
特に所属アイドルからの評判は良く、仕事のパフォーマンスも向上したという。



そして別の日、


モバP「ふぅ~、資料のチェックも終わったし、少し休憩しようかな」


テレビ『____続いてのニュースです。都内の男子校に勤務する男性教員が用務員の男性に更衣室で襲われるという事件が発生しました』

モバP「ファッ!?」

テレビ『警察の捜査によると逮捕された用務員の60代の男性は以前から男性教員に好意を持っていた様子で、取り調べに対し「デートに誘ったが断られたので学校でやってやろうと思った」などと話しているようです』

モバP「うわっ、なんつーおぞましい事件だよ……」



ちひろ「…………」

次の日、


モバP「さて、今日もお仕事頑張るゾイー!」

ちひろ「プロデューサーさん、アイスティーでもいかがですか?」っ

モバP「お、ちょうど喉が渇いてたので頂きます!」

ちひろ「どうぞ……って、うわーー(棒)」

モバP「ちょっ、ちひろさん! 何してんですか! アイスティーがこぼれちゃいましたよ」

ちひろ「ごめんなさい。ささ、ここは私に任せて更衣室で着替えてくださいな」

モバP「え、ええ、まあ……」テクテク

ちひろ「ふふっ……」

男性更衣室前、


モバP「まったくちひろさんったら、さっさと着替えて仕事に戻ろう」

ガチャ

凛「プロデューサー、待ってたよ」

モバP「ファッ!?」

まゆ「うふふっ、プロデューサーさん、早く着替えましょうね~」

モバP「いやいや、どうしてここに凛とまゆがいるんだよ! 」

凛「プロデューサーは昨日のニュースを見てないの?」

モバP「昨日のニュースって……ま、まさか!?」

まゆ「まゆ、プロデューサーさんの身に何かあったら……だから決めたんです。プロデューサーのことはまゆが命に代えても守るって」

凛「今の時代は男の人でも襲われちゃうんだよプロデューサーはもっと危機感を持たないとダメだと思う! ほら、早く服を脱いで!」

モバP「今まさに危機的状況なんだけど!?」

凛「さあプロデューサー、暴漢がやって来る前にさっさと脱いで!」

まゆ「うふふっ、あなたのまゆがプロデューサーさんを脱がしてあげますよぉ~」



モバP「や、やめろぉぉぉぉーーーーーーー!!」






テレビ『____続いてのニュースです。大手芸能事務所で男性従業員が所属する女性タレントに襲われるという事件が発生しました』

テレビ『調べによりますと男性従業員は「更衣室に入ると女性タレント2人がおり、服を脱がされるなどの性的暴行を加えられた」と供述している模様。しかし女性タレント側はいずれも男性の供述を否認しております』

テレビ『しかし今回の件は男性従業員側に不可解な点があり、「女性が男性を襲うわけないだろ、いい加減にしろ」「男性が女性更衣室に入るよはアウトだけど女性が男性更衣室に入るのはok」との声もあります』

テレビ『なお女性タレント側はいずれも大著不調を訴えており、「酸っぱいものが欲しい」と仕事をセーブしているようです』

テレビ『今回の件を受けて芸能プロダクションは「現在調査中のためコメントは差し控える」としています』













モバP「…………許せん!」





その後モバPは346プロダクションを離れ、男性人権を守るための団体を結成したのだった




終わり

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