安価で戦う (12)

一条 翔太と篠山 七寧は幼馴染である。


七寧「翔太、数学の宿題やってきたー?」

翔太「やってきたよ」

七寧「そっか」

翔太「ん」

七寧「お願いっ! 写させて!」

翔太「……いいけど、珍しいな」

七寧「ちょっとね」

翔太「どうせ録画してたドラマ見てたとかそういうのだろ」

七寧「なんでわかるの?!」


何気ない会話の中、それは起きた。
花だった。晴れ渡る空に巨大な花冠が突如出現したのだ。
そして、同時に空気が変わる。

翔太「おい、何だあれは……!」

七寧のいた方に目を向けるが、そこに彼女の姿はなかった。

翔太「七寧……?! 何なんだよ……これは」


~安価で戦う~

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翔太はいたって普通の高校生だ。この事態について知る由もなく、ただ近くにいるのかもわからない七寧の名を叫ぶことしかできなかった。

しばらく時間が経ち冷静さを取り戻した翔太はあることに気がつく。普段はそれなりの人が往来する通りに人気が無くなっていた。

その代わり、よくテレビに映るような大きな交差点の中心に立つ人影を捉える。

翔太「人……?」



>>4
その人の
名前
性別
特徴
など

名前 影山 詩乃 (かげやましの)
性別 女性
特徴 黒髪三つ編みの高校生 気弱で引っ込み思案な性格

この超チープなキャラ安価とお粗末な始まりかたどっかで見たことあるんだよなあ?

セーラー服の少女はどこか虚ろな表情をしていた。
近づく翔太を気にする素振りもなく、ただじっと空を見つめていた。

翔太「あの制服、近所じゃ見ないな……」

行動>>8

>>5
覚えていただいたようで光栄です

ナンパする、クレヨンしんちゃんみたいに、「ヘイ、綺麗なお姉さんおらとデートしようよ」

翔太「おーい!」

不気味な静けさが続く。翔太は徐々に距離を詰めていくが、目の前の少女が動く様子はない。

翔太「出来れば何か言って欲しいんだけど」

詩乃「……」

翔太「動揺してるのはわかるが……」

翔太「……」

詩乃「……」

翔太「ヘイ!綺麗なお姉さんおらとデートしようよ」

詩乃「……」

翔太「こりゃ重症だな」

詩乃「……誰?」

翔太「一条 翔太。やっと話してくれる気になったんだな」

詩乃「……? ごめんなさい。混乱してて……」

詩乃「私は、影山 詩乃です」

翔太「よろしく。詩乃も気がついたらここに?」

詩乃「……! はい。えっと……一条さん」

翔太「ああ、翔太でいいよ」

詩乃「は、はい! 翔太……さん!」


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