【艦これ】大井「あーけーどげーむ?」 (40)

~街~


大井「休日に外出するのは気分がいいわね♪」

大井「これで北上さんも一緒だったら最高だったのだけど・・・・・」

大井「あのクズが・・・こんな日に北上さんを出撃させるなんて、どんだけ私達の中を引き裂きたいのよ」

大井「まあいいわ、今日は楽しかったし、北上さんにおみやげも買ったし帰りましょう」

大井「ん?」


ゲームセンター『艦これアーケード稼働!!』


大井「へぇー、大本営が始めたっていうあの『あーけーどげーむ』ってやつね」

大井「資金稼ぎっていうのが目的らしいけど、流行るのかしら」

大井「ちょっと様子を見てみましょう」

~ゲームセンター内~


大井「なにここ・・・すっごいうるさいんですけど」

大井「こんな所に北上さんを連れてなんてこれないわね」

大井「なんでこんな所に集まる奴らがいるのかしら、理解できないわ」

大井「で、例のあーけーどげーむってやつは・・・・・あれかしら?」


ゲーム筐体『・・・・・』


大井「ふぅん、大本営のゲームってこれね」

大井「何か私達の絵が書かれてるんですけど。伊勢?と日向?」

大井「えーと、なんか映像が流れてるわね」

大井「うわっ、なにこれまんま私達じゃない、気持ち悪い」

大井「こんなのをげーまーってのがやるのよね・・・」

大井「いやだ、背筋が凍るわ・・・・・」

大井「ほんっとに気持ち悪い。何なのよこれ」コツン

大井「あっさわっちゃった」


ゲーム筐体「あいみーかーどをかざしてね」


大井「!!」

大井「この声は!」

大井「北上さん!!」

大井「北上さん!北上さんなのね!」ツンツンツンツンツンツン

大井「何よこれ!北上さん!間違いないわ!!北上さんよ!!!」

ゲーム筐体「10・・・9・・・8・・・」

大井「ああ!なんだかわからないけどカウントダウンが始まったわ!」

大井「なんだかのかーどが必要なの?」

大井「ええっと・・・」キョロキョロ

店員「どうかなさいましたか?」

大井「あ、ちょうど良かったわ!『あいみーかーど』っていうものがほしいのだけど、どこにあるんですか?」

店員「それでしたらこちらで購入できますよ」

大井「これなのね北上さん・・・」

店員「?」

大井「い、いえ、なんでもありません。ありがとうございました」

大井「さて、これを購入して・・・待っててね北上さん・・・デュフフ」

店員「・・・(^ω^; )」

******


大井「さて、カードを手に入れたわ!これでヤってみましょう!」

大井「ええと・・・あら?もとの画面に戻っているわ」

大井「ああ、さっきのカウントダウンが終わると戻るのね。じゃあもっかい画面をタッチして・・・」

ゲーム「あいみーかーどをかざしてね」

大井「はうっ!北上さん!」


ゲーム筐体『10・・・9・・・』


大井「いけないいけない、げーむをするのだったわね。まずはこのカードをかざして・・・ここかしら?」

大井「なんか出てきたわ、えっと初期艦を選ぶのね。ここは当然北上さんに決まってるじゃない!」

大井「あ、あれ?北上さんがいないわ」オロオロ

大井「なんなのかしらこのげーむ、『ばぐ』ってやつなのかしら?北上さんがいないなんてありえないわ」イライラ



夕張「ちょっ!そこはコーナーよ!スピード落としなさいよ!ぶつかるわよ!」

秋雲「そこは逆ハンをだねぇ」

レ級「ウルサイ!ああ、ちょ・・・やばいやばい・・・ハンドルが言うこときかない」

レ級「あっ」ガガーン

夕張「あーあ」

秋雲「あーぶつかったー」

レ級「100円クレ・・・」



大井「周りもうるさいし、なんなのよ」イライラ

ぱんつしょくにーの人?

>>10
ぱんつしょくにーの人です

大井「クソッ!」バンッ!

店員「お、お客様?どうなさいました?」

大井「いいえ~、なんでもありませんよ~」

店員「は、はあ・・・」

大井「・・・」

大井「行ったわね、まあいいわ。初期艦は吹雪にしましょ」

大井「次は・・・提督名を入力するのね・・・『おおい』・・・っと」

大井「これで最初の設定?は終わりかしら?」

大井「あら?画面が変わったわ。ここは・・・鎮守府の廊下?」

大井「いろんな艦娘が歩いてるわね、よくできてんのね」

大井「これは愛宕と高雄かしら、ふーん」ツンツン

ゲーム筐体「ぱんぱかぱーん」

大井「何がぱんぱかぱーんよ、北上さんだしなさいよ」

大井「なんなのよこれ、これもげーまーってのが喜ぶ要素なのかしら」ウワァ・・・

大井「執務室についたわね」ガチャ

ゲーム筐体「はじめまして!吹雪です!」ガコン

大井「ん?なんか音がなったわね。かーどが出てきたわ。えっとこれ吹雪?」

大井「へー、仲間になった艦娘のかーどが実際に出てくるってわけね・・・はっ!」

大井「ていうことは、北上さんを仲間にすれば北上さんのかーどが出てくる」プルプル

大井「北上さんを持ち歩ける!北上さんを手元における!」

大井「わたしは提督!北上さんの指揮官!北上さんをし、しはい・・・」

大井「うぁおあああああああああああ!!」

店員「・・・ (・ω・; )」

大井「ああ、北上さん早く仲間にならないかなぁ」ニタニタ

大井「そしたら、私が育てた支配調教済みの北上さんといつも一緒に・・・」ニタァ

大井「ふひひひ」ニタニタ

店員「(^ω^; )」


大井「おっと、まだげーむの最中だったわ。ここに吹雪のかーどを入れてっと・・・なんか始まったわね」

大井「やり方を指示してるわね、ちゅーとりあるってやつ?どれどれ・・・」

大井「待っててくださいね、北上さん。この大井、必ずげーむの中でも北上さんをセック・・・会いに行きますからね」


******


大井「あらかた操作もわかったわ、これでげーむを進めていけば北上さんに会える・・・」ツンツン

ゲーム筐体「お疲れ様です!司令官」

大井「ふーん」ツンツン

ゲーム筐体「なぁに?睦月ちゃ・・・て、え!?し、司令官?」

大井「ちっ、吹雪のくせになに可愛こぶってんのよ・・・ん?」

大井「これって、わたしが突っつくと吹雪が反応してるのよね?」

大井「しかも、このモーションは・・・こ、これが北上さんにもあるっていうことなの?」

大井「・・・」

大井「なんていう神仕様・・・」

大井「はやく!早く!北上さんに!北上さんに会いたい!!!」



夕張「色々試してみても!いいかしら!?」ギュイッ

レ級「イイワケネエダロ!!!」

秋雲「そこはショートカットコースじゃないって!!」



大井「キタカミサッ!キタカミサッ!キタカミサッ!!!」

店員「( ゜ω ゜; ) ・・・」


******


ゲーム筐体「おねがい!当たってください!!」ドンッ

大井「へえ、吹雪もなかなかやるわね。まあ私の操作が上手だからなんだけどね」

大井「それにしても北上さんでないわねえ、やっぱり北上さんだからウルトラレアなキャラなのかしら」

大井「そうよね!きっとそうだわ!だって北上さんだもの!」

大井「おっといけないわ、こんな時間だしそろそろかえりましょ」スッ



秋雲「ふふふ、ここのコーナーは急だから。こうして・・・」ギュイッ

夕張「うわっ・・・なにそれ」

レ級「すげぇ・・・」



大井「~♪」

店員「ありがとうございましたー」

夕張「ねぇねぇ、アーケードちょっとやってかない?」

秋雲「やってくやってくー」

レ級「ヤルヤル」


夕張「みんなどこまで進んだ?わたしは3-2ね」

秋雲「最近出撃(同人イベント)が多かったからなあ。2-2までかな」

レ級「コノゲームキャラも手に入りづらいし、レベルも上げづらいヨナー・・・5-5」

店員「!!!?」


夕張「んじゃ、出撃よー」

秋雲「駆逐艦のレベルあげないとなー」

レ級「ヤベッ両替してくる」


夕張「~♪」

秋雲「よーし魚雷ヒットした!」

レ級「ゥオラッ!シネッ!人類の敵!!ヲ級ジャマ!!」カチャカチャ


******


~鎮守府~


大井「ただいま戻りました~」

鳳翔「あら、おかえりなさい大井さん」

大井「ただいま鳳翔さん」

鳳翔「大井さんごきげんね、休日のお出かけ楽しかったのかしら?」

大井「ええ、とっても♪でも北上さんがいればもっと楽しかったわ」

鳳翔「そう、よかったわ。」

大井「収穫もあったことだし。ふふふ」

鳳翔(大井さん、最近主力で頑張ってたものね。久々にリフレッシュできたのね)

大井「ふふふ♪ふふふふふ」

鳳翔(とっても楽しかったのね)ニコッ

大井「ふふふ・・・ふひっ」ニヤッ

鳳翔(?)

大井「フヒヒ・・・デュフっ!デュフフフフ」ニチャァ

鳳翔「・・・・・」


******


~北上と大井の部屋~


大井「ただいまぁ~北上さん♪」

北上「おーおかえりー大井っちー」

大井(デュフッ!)

北上「ごきげんだねーお出かけ楽しかった?」

大井「ええ!でも北上さんと一緒にお出かけできなかったのは残念ですけど・・・」

北上「いやーいきなり出撃の予定が入っちゃってさ、まいったねこりゃー」

大井「ほんとですよまったく、提督ったら」プンプン

北上「仕方ないさ、緊急だったんだもん。また今度一緒にお出かけしようね」

大井「き、北上さぁん」キュン

北上「でも、同じ部屋になれてよかったよ。大井っちと一緒にいられるからね」

大井「そうね、私も嬉しいわ♪」

北上「提督には感謝だね」

大井「ええ、提督のご配慮には感謝してますわ。素晴らしい采配、いい指揮官ですわ」

北上「なんだかんだであの人優秀だもんね」

大井「ええ、尊敬すべきお方よね♪」


大井「・・・」


************

*********

*******


~一週間前~
~執務室


バンッ!!!

提督「!!!」

大井「チッ!!」

提督「お、大井?」

大井「オイッ!どういうことだ!これはァ!!」

提督「ひっ!」

大井「どういうことかって聞いてるんだよォ!」

提督「ど、どうした大井、落ち着け」

大井「あぁあ??!!!!」ガッ

提督「ごふっ!!」

大井「この部屋割りはよぉ、なんだってきいてんだよ!!!!」ギリギリギリ

提督「や、やめて、痛い。首を掴まないで」メキメキメキ

大井「わからねぇのかよ、察しのわりィやつだなぁ・・・あああっ!!!??」メキメキ

提督「い、痛い!痛いよぉ」ググググ

大井「な・ん・で・わたしと北上さんが一緒の部屋じゃないのよ(圧力)」ギリギリギリ

提督「そ、そんなことか?」グググ

大井「おい?」

提督「うぅ・・・」

大井「おい、今なんつった、オイ」

提督「え?」ギリギリギリ

大井「おい!!!」ガンッ

提督「ひぅっ!!」ビクッ

大井「オマエ、わからねぇか、おい・・・オイッ!!!」

提督「わ!わかった!!わかったから!!」

大井「わかりました・・・だろォがァ!!!!!」バンッ!!

提督「ごはっ!!」

大井「で、どうするんだよ?」

提督「えっと・・・」

大井「あぁっ???!!!!(威圧)」

提督「は、はい・・・北上・・・と大井さんの部屋を・・・一緒にします」グスッ

大井「「さん」をつけろォ!!!!」

提督「ひっ!北上さんと大井さんの部屋を一緒にします!!二人部屋ですぅ!!」ボロボロ



*******

*********

************


~北上と大井の部屋


大井「きっと提督も二人の愛を認めてくださったのね♪」

北上「照れること言うね大井っち///」

大井「あ、そろそろお風呂の時間ね、行きましょ、北上さん」

北上「おーもうそんな時間かー行こっかね」


~風呂~


大井「北上さん、お背中流しますわ」

北上「ありがとー大井っちー」


金剛「あの二人はいつも仲がいいデース」

比叡「お姉さま!私もお背中流します!!」

金剛「頼むネー」

長門「ふむ、確かに仲がいいことで何よりだ」

陸奥「あらあら」ウフフ


島風「おっおっおー」バタバタ

長門「島風!風呂場では走るなといつも言ってるだろう」

島風「おぅ!」

長門「まったく・・・(クチクカン・・・ハァハァ)」

陸奥「・・・」

大井「あら、北上さん、髪がパサパサしているわ」

北上「えー?そう?」

大井「そうですよ。せっかくきれいな黒髪をしているのだから、ケアをしないと」

北上「えー、めんどいよ」

大井「だめですよぉ、北上さん」

北上「んーじゃあさ、大井っちがケアしてよ」

大井「え?」

北上「よく一緒にお風呂入るじゃん、部屋も同じだし。」

大井「き、北上さん?」

北上「ずっと一緒にいるからしてほしいなー」

大井「ああ・・・」ハナジダラダラ

北上「大井っちはそのへんのことしっかりできそうだしね」

大井「はい!この大井が北上さんの美容のためになんでもします!!」

北上「ありがとね大井っち」ニコッ

大井「はい・・・・・・・(キタカミサッキタカミサッ!!!)」ハァハァ

比叡「お姉さま!私もお姉さまの髪をケアします!!!」

金剛「頼むネー」

長門「ほう・・・なるほど」フフフ

陸奥(長門・・・)


島風「おっおっー」

長門「島風」

島風「おぅ?」

長門「ちょっと来なさい」

島風「えー?」

長門「早く・・・こっちに・・・」

島風「なんでー?」

長門「来なさい」


陸奥「・・・」


島風「どこに連れて行くのー?」

長門「ないしょだ」

島風「えー?」

長門「・・・」ソソクサソソクサ


陸奥(ヤバイわ!)

島風「ねーねー」

長門「島風」

島風「お?」

長門「ここに入ろうか?」

島風「サウナ?」

長門「サウナだ」

島風「暑いからやだー」

長門「いいから入ろう」ガシッ

島風「やだよー」

長門「島風!島風ぇっ!!」グイグイ


******


比叡「お姉さま!!お姉さまぁ!!!」

金剛「比叡、くすぐったいネー」

比叡「はぁはぁ」


陸奥「・・・」

陸奥(さっきの長門の雰囲気・・・尋常じゃなかったわね)

陸奥「やっぱりあとをついていくべきだわ!!」ダッ


陸奥「長門・・・島風ちゃんに何をするつもりなのかしら」

陸奥「どこいったの長門・・・」


やだよー!


陸奥「!?」

長門「いいから入るんだ!!」

島風「やー!!」


陸奥(な、長門?何をしているの?)


長門「し、島風ぇ!!」

島風「おうっ!!」


陸奥(なんなの?なにをしているの?)ゾワッ


長門「入るぞ!!入るぞ!!」

島風「おうっ!!!」

バタンッ


陸奥「サウナ室に連れ込まれてしまったわ!」

長門「さあ、島風ここに座ろうか」

島風「サウナやなのにー」

長門「そういうな、以外に面白いものだぞ。ときに島風、いつも髪の手入れはどうしてる?」

島風「えー特にやってないよ」

長門「せっかくの長くてきれいな髪なんだ、大切にするべきだぞ?」

島風「えーめんどくさいよ」

長門「ふむ、確かに手入れは面倒かもしれない。だが、髪を綺麗には保ちたいだろ?」

島風「うーん、言われてみれば確かに」

長門(よしきた!)

長門「そうか、ならばこの長門に一度見せてみろ。ケアくらいはしてやれるかもしれん」

島風「ほんとー、じゃあやってやって!」

長門「ああ、いいぞ」ニチャア

島風「♪」

長門「はぁ・・・はぁ・・・触るぞ」

島風「おうっ!」

長門「はぁはぁ・・・」ススッ

長門「!!」

長門「思ったとおりだ、いい髪質だな」

島風「そうなのー?」

長門「ああ、とても」スーハースーハー

島風「♪」

長門(かわいい・・・)

長門「・・・」キョロキョロ

長門「よし、誰もいないな」

島風「~♪」

長門(体も、触っていいよな?)

長門「・・・」ハァハァ

長門「はぁはぁ・・・」ワキワキ

長門(我慢できん!!)

長門「し、島風ぇっ!!!」

島風「お?」


バンッ!!!

陸奥「そこまでよ!!!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom