片桐早苗「元ガキンチョ」 (32)

どうも
SS初心者です。
そのため誤字・脱字等お見苦しい点あるかもしれません。予めご了承ください。

※作者の妄想注意※

※キャラ崩壊注意※

※がっつりR-18※

肇「プロデューサーと同室…」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1575643758
↑この作品と世界観は繋がってますがストーリーは繋がってないので読まなくても大丈夫です。

一応前作(今作との繋がりはありません)

モバP「どうしてこうなった。」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1574841833

モバP「どうしてこうなる…」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1576509702


「…なんだよ、この有様は…」

個室居酒屋に呼び出された時点で覚悟はしていた。
しかし、これほどまでとは思わなかった。来た事を激しく後悔する間も無くそいつは俺にまとわりついてきやがった。

「なんだとはなんだーガキンチョがー!タイホするぞー!」

俺の胸に顔を埋めながら喚いているこの身長と胸のサイズがアンバランスな合法ロリ女は、俺の担当アイドルの片桐早苗だ。御歳28歳のアラサー。最近はファンからも結婚について心配されている。

つーか、酒くせえめんどくせえ…

「あ、あの、ありがとうございます…来てくださって…」

さっきまで早苗に絡まれていたであろう、うちの所属アイドルの三船さんが疲れた様子で頭を下げた。その対面では、同じく所属アイドルでうちの看板アイドル、高垣楓が未だご機嫌にお酒を煽っている。

「…皆さんのプロデュサーも呼びますね…」

同僚のプロデューサーたちのメッセージグループにこの惨状の写真と店の名前を乗せた。

楓P『すぐいきます』

漢字に変換する暇も無かったようだ。

美優P『すまん。迷惑かけた。すぐ行く。』

さすがこの二人は反応が早いな。
ん…

ありすP『俺、未成年組の担当でよかったよ…』

…ああ俺もたまにお前らがうらやましいよ。
ライブだのロケのたびに親に挨拶に行くのはめんどくさそうだが。

肇P『お疲れ様です。』

うるせえ。

「ほらー!お前も飲めー!ガキンチョー!」

「ガキンチョに飲まそうとすんな。つか引っ張んな。」

ネクタイを引っ張る早苗の頭をひっぱたく。

「痛っ!ガキンチョー!!レディに暴力を振るうとは何事だー!!」

「あーあーもううるせえっ!」

とりあえず早苗だけでも寮に放り込んでくるか。

「すいません。早苗を寮に放り込んで来ます。もうすぐお二人のプロデューサーも来ますので、失礼します。」

早苗を背中に背負い上げて歩き出す。ほんと軽いなこいつ…こんなちっこい軽い体のどこにあんなゴリラみてえな怪力があるんだか…

「す、すいません…お願いします…」

「はーいっ!♪」

「すいませんっ!」

店から出ると息の上がった楓Pと鉢合わせした。こりゃ相当走ってきたな。

「楓さんはまだ飲んでるぞ。まあ、がんばれ。」

「はいっ!すいません失礼しますっ!」

…元気な奴だ。

「んあー?なんだー?ゆうかいかー?」

くそっ、静かだから寝たと思ったのに。

「おとなしくしてろ。家まで送ってやっから。」

とりあえず車にぶちこもう。

トランク…いやさすがにまずいか。後部座席にしとこう。一応。

「ほれ乗れ。シートベルトしめんぞ。」

「スー…スー…」

「気楽なもんだな…」

ムニュッ

「…………」

カチッ

「……よし行くか。」


「ん…?」

ここ…車…?

運転席にいるの…Pくん…?

「ん…あ…?」

「ハァッ…やっと起きたかお前…」

「P君…?」

あれ?私、お店で美優ちゃんと楓ちゃんと飲んでて…そして、P君が迎えに来て…

「寝とけ。家まで送っから。全く…明日休みだからって泥酔しやがって…」

そっかぁ…P君が迎えに来てくれたのか…にしてもこの光景…

「フフッ」

「なんだ?」

「この光景、あんたと出会ったときと真逆だなって。」

「…そうだな。」

「懐かしいなー!あんたのクソガキ時代っ!」

「うるせえさっさと忘れろ。」

ルームミラー越しに彼を見るとものすごく不機嫌そうな表情を浮かべている。きっと運転してなかったら私を小突いてきていただろう。

「あははっ一生忘れてやるもんか。」

車窓を眺める。夜の街頭が車を照らしている。
ふと歩道を歩く少しやんちゃそうな集団を見つけた。その中に、かつてのP君が見えた気がした。

「そこのキミ、止まりなさいっ!」

パトカーの窓を開けて相棒が声をかける。歩道を歩く1人の青年。だらしない服装に伸びた金髪。耳には大量のピアスに、くわえ煙草をしていた。

「...」

青年はこちらを見るや舌打ちをし、タバコを地面に捨てると足で踏み潰した。

そしてそのまま歩いていこうとする。

「ちょっ、止まりなさいっ!

相棒がパトカーから飛び出す。私はパトカーを路肩に止めた。

しばらくすると相棒の手によって青年がパトカーに押し込まれた。

「...」

不機嫌そうにするものの、何も言わない。
ただ外を眺めている。

「んでお前何歳だ?」

助手席に座った相棒が問い詰める。

「20」

悪びれる様子もなく答える。どう見ても成人してるようには見えないけどなー

「嘘つくな!どう見たってまだ高校生だろっ」

「童顔なんだよ。」

「そんな嘘がまかり通ると思ってんのか」

「そこのデカパイ女も似たようなもんだろ。」

そう言って顎でこちらをしゃくってきた。

このクソガキは...

「んー?そのデカパイ女ってのは私のことかなー?」

「あ?他に誰がいんだよ。」

「このクソガキ...よし降りなさい。締めてあげる。」

「落ち着けって...」

相棒に宥められるがやはり気が済まない。こういう大人を舐め腐ったガキンチョは、早いうちに締めとかないとろくな大人にならない。

怒りに震えながら彼を睨みつける私を諌めながら相棒が聞く。

「お前、名前は?」

「...P」

これが私とP君の出会いだった。

今思い出してもこんな最悪な出会いって無い。

その後色々調べたら結局P君はまだ17歳の高校生と判明し、指導し家へと送った。
最後まで態度は最悪で何度関節を決めてやろうかと思ったことか...

そして別の日。

またP君を見つけた。
今度は道端で他のヤンキー集団とにらみ合っている。ていうか相手10人近くいるじゃない。いくらなんでも無茶よ。

「こらー!何してるのっ!」

咄嗟に相棒とパトカーを降りて駆け寄る。

「やべっ、警察だ。」

そう言いP君とにらみ合っていた集団は走って逃げていった。
P君は私と目が合うも、何事も無かったかのように歩いていこうとする。

「ちょっ、待ちなさいっ」

咄嗟に腕を掴むとこちらに聞こえるぐらい大きなため息をついた。

「俺じゃなくて、そこのカップル助けてやれよ。」

P君が指差した先には地面にしりもちをついた高校生ぐらいの男の子と、そのそばに座り込む女の子がいた。

「男の方、突き飛ばされてたからケガしてるかもしんねーぞ。」

言われて咄嗟に手を離した隙にP君は人ごみにまぎれてどっか行ってしまった。

「あっ、待ちなさいっ、逃げ足速いなっ」

とりあえず彼はあとで探すとして今はカップルだ。

「大丈夫?」

「はい…あの人が助けてくれたので…」

「え?」

「絡まれてた私達を、あの人が庇ってくれたんです。」

「へえ…」

つい間抜けな声が出てしまった。あの子にそんな所があるなんてねぇ…
意外と曲がったことは嫌いなタイプか…

「一応聞くね。あなた名前は?」

相棒が男の子の方と離している間に女の子に声をかける。

「青木、青木明っていいます。高校2年生です。」

「彼は同級生?」

「か、彼、とかじゃなくて、ですね///その友達…です…///」

あら、可愛い。私にもあったわねーこんな時期が。なんだかはるか遠い昔の話のように感じてしまうけど。

「あら、これは失礼。お友達も同級生?」

「はい。クラスメイトです。」

「ふーん。で?どこまでいってるの?あんた達。」

「えっと、手をつないだぐらい…って、なんで聞くんですか!///」

可愛いわねこの子。

「あん時のあんた、クソ生意気な癖にお人よしで可愛かったなー♪」

「ったく...いつの話だよ...」

「あら、ほんの6年前じゃない。」

「年取ると1年が早いって言うけど、あれほんとなんだな。」

「あっまた歳の話したなっ」

P君は胸ポケットからタバコの箱を取りだすと一本口に咥えた。煙草の銘柄もあの時から変わっていない。

信号で車が止まると、窓を開けて火をつけた。

昔の話をされてそうとうイライラしてるなー
いい気味だー

「その後も何度も何度も私に捕まって...指導されて家送られて...懐かしいなー」

遂にP君は何も言わず、ただ煙草を吸っていた。


「でもまさか...大人になってプロデューサーになって、私をスカウトするとはねー」

しかも髪の毛は黒でピアスも全部外して、ただの好青年になって。
かつてのやんちゃなガキンチョはすっかりなりを潜めていた。

「完全にミスった。俺の人生最大の過ち。」

「英断よ英断。こんな逸材を拾えたんだから。」

まあ、あんときは俺も驚いたな。

フラフラしてるとこおっさんに捕まって、あれよあれよとアイドルのプロデューサーにされて。

未来のシンデレラをスカウトしてこいなんて無茶振りされて、ヤケクソでテキトーに声かけたら、コイツだったんだから。

妙にノリノリで警察やめてアイドルになりやがるし...

それでなんやかんや、今に至る...か。

全く、どうてこうなったんだか...




「ほれ着いたぞ。」

寮の駐車場に車を止めて振り向くと早苗は再びぐっすりと眠っていた。

「おい、おいっ早苗っ!...ったく、めんどくせぇ」

一度車から降りて後部座席に座る早苗を背中に背負った。

「ん...ぁ...」

どうやらまた眠ってしまってたみたいだ...
気がつくと君の背中に乗っていた。ふふっ、すっかり立派な男になっちゃって。

中身はまだまだガキンチョのままだけど。

あ、P君いい匂いする。

ギュウッ

あー...これ、やばいわ...

そろそろ降りないと、収まりつかなくなりそうね。

…部屋まではいっか。

部屋の前につくとP君は無造作に私の鞄を漁って鍵を取り出し、ドアを開けた。

レディのかばんを漁るのは感心しないなー
そんなだから23にもなって女っ気の一つもないんだぞー

「とりあえずベッドに捨てとくか...」

相変わらず口が悪いなー

私の部屋を進み、躊躇いなく寝室に入ると毛布を払いのけ私を寝かせる。そしてその上から毛布を…って
なんだ、優しく出来るじゃない。普段からそうしなさいよ。


「大人しく寝てりゃ、美人なのにな。」


………

はあっ?!///
何言ってんの?!///このガキンチョはっ!////

人が寝てると思って~っ////


……よし…

「…ふぅ…じゃあ帰るか…っうわっ!」

早苗をベッドに寝かせて帰ろうとすると突然首に腕を回され、凄まじい力でベッドに引きずり込まれた。

「寝てれば美人ってどういうことかな~?ん~?」

聞かれてたのかよ。
さっさと逃げよ…ってなんだこれ全然外せねえゴリラかこいつ!

「ん~?」

「離せっ!」

「私は起きてても美人でいけてるでしょうがっ」

「いだだだだっ」

首に回した腕に力を込めたのか、首が締め付けられ激痛と息苦しさが襲う。

仮にも女にベッドに引きずり込まれたというのに、この色気無さ。さすが元デコ。

「痛ぇって…このっ!」

やられっぱなしはきついので渾身の力を込めて早苗の腕を解くとその上に馬乗りになる。

「え?」

早苗の拍子抜けした表情が少しおかしかった。

「え?」

P君を締めていたはずが、気づけばP君に馬乗りになられていた。
P君の両手は私の両手首を掴み、ベッドに押し付けている。P君の片足は私の足の間に膝をついている。

「…」

P君は何も言わない。ただ黙って私を見ている。


あれ?この状況、少しやばくない?

ベッドの上。密室。男女。取っ組みあったせいかお互いに乱れた服装。

あ、やばいわ。


「P、P君?」

何も答えない。うぅ、どうしよう…
P君ってこんなに力強かったんだ…

「……あのな、早苗。」

不意にP君が声を出す。でもその声はいつもと違って、どこか暗く、怖い…

「俺だって、男なんだぞ?」

「え…」

「なんで、そんな無防備なの?」

「や、だって、これは…」

「そんなに無防備だとさ…襲っちまうぞ?」

「っ」

私の耳元で囁かれた言葉に全身が強張る。生娘じゃないんだから、こんなので動けなくなるのは情けない。

そう思っても体は言うことを聞かない。腕は外せない。じゃあお腹なり蹴り上げればいい。
それも出来ない。体に力が入らない。

P君の目から目を離せない。

「…」

あ…顔近づけてきた…



……

………?

コツンッ

「えっ」

「冗談だよ。ばーか。」

は…

「これに懲りたらもうあんま、男舐めないことだな。いくら逮捕術だか出来ても、結局純粋な腕力じゃ勝てないんだよ。」



「もう寝ろ。鍵は明日返す。じゃあな。」

……

グイッ

「…おい、いい加減に…んっぅ?!」

「ん…///」

「ぷはっ…お、お前っ?!なにを!」

「あ、あんな事されて収まりつくわけないじゃないっ!///いいから大人しくこっち来なさいっ!///」

「んぅ」

どうなってんだ?いきなり早苗からキスされてベッドに再度引きずりこまれて…

いや、やばいだろこれ。冗談ですまないぞこれは。


「お、おい…流石にこれ以上は冗談ですまねえぞ…」

「あんたねえ…レディをベッドに押し倒しといて何もしないで帰る気だったの?」

「あれは冗談だって…」

「そんなの関係ないわよっ」

「あのなぁ…」

「……いいから…襲いなさいよ…」

「はあ?」

「…それとも…こんなおばさんは…いや?」

「そういうこじゃなくて…」

「…女性がこんなに頼んでるのよ?……男として、恥をかかせちゃダメじゃないの?」

「……あーもう…分かったよ。ただし」

「あとで後悔しても、しらねえぞ。」

「ふふっ、望むところよ。」

俺は上着を脱ぎネクタイを緩めた。

「んっ…///あっ…///」

P、P君、こういう経験多いのかしら…妙に上手いじゃない…

私に覆いかぶさり、首筋にキスを続けている。そのたびに起こる僅かな刺激に全身がピリピリと痺れる。
久々、というかアイドルになる前に彼氏と別れてからずっとご無沙汰だったからか、妙に体が敏感な気がする…

このままじゃまずい…いいようにやられちゃう…

そう思っても、さっきみたいに両手首を押さえられてて抵抗できない。少しでも力を込めると倍以上の力で
手首を締めてくる。決して痛くは無いけど、それだけで征服されてる感じがして何故かどんどん鼓動が早まっていく。

あれ?私こんなにマゾだったっけ?

「早苗…」

「んぅ///」

時折耳元で名前を呼ばれるたびに頭がどんどん真っ白になっていく。
これじゃ、生娘じゃない…みっともない…

「早苗…こっち向け…」

命令口調…えらそうに…

「ん…///」

なんで従うのよ、私。いつもみたいに跳ね返しなさいよ…

「舌、出せ。」

「…んぅ///」

「ん…」

「んぁ///」

あっ…舌吸われて…

「んぅ…ちゅる///れろっ///ん~っ///」

舌を絡めとられて、口内を嘗め回されて…
頭も体もどんどん熱くなっていく。P君の唾液を送られるたびに、喉を鳴らして飲んでしまう。

気づけば閉じた眼からは涙が溢れてる。それを拭うことも出来ない。

「んっ…ぅ…ちゅうっ///」

キスが長くて息が苦しい。呼吸をしようと口を離しても、逃がさないとばかりに追ってきて、キスをされる。
呼吸すら支配されている気さえしてきた。酸欠のせいで頭が働かない。

「ふぅ…」

「ふはぁっ!///はあっ///はあっ///ふぅっ///はあっ///」

どれぐらいキスをしていただろう。やっと離れてくれて、息が吸えた。

新鮮な空気が喉を通り、肺に満ちていく。酸素がようやく回ったお陰か、少しだけ余裕が出来た。

「はは、早苗。顔ぐちゃぐちゃ。」

私を見下ろし笑う彼。

「っつ///」

死ぬほど恥ずかしくて、死ぬほど悔しくて、少しだけ…嬉しくて、赤くなった顔を見られたくなくてそっぽを向く。
そんなことしてもきっと彼には見えてるだろう。小柄な私の体は大柄な彼の体の下にすっぽりと収まってしまっているから。

「随分、反応が初心だがまさか初めてか?」

「なっ、そんなわけないでしょ!///」

「…ああ、もしかしてこんな風に押さえ込まれて一方的にやられんのが初めてなのか?」

「ぅ///」

「やっぱりな。」

愉快そうに笑う彼の顔をひっぱたいたり、いつもみたいに締めたいけどそれもできない。
ただ悔しくてにらむことしか出来なかった。
彼は何故かそんな私を嬉しそうに笑っていたけど。

「じゃあ、そろそろ…」

早苗の両手首を左手だけで握って押さえ込み、右手で早苗のきていたシャツをたくし上げていく。

「あっ///ちょっ///待ちなさいっ///だめっ///」

今更止まれるはずが無い。体をよじって抵抗する早苗を無視してシャツを揚げていく。

飾り気の無いブラと仰向けになってもボリュームを維持したままの胸が露になる。

いや…ほんとすげえな…グラビアだなんだで見てきたけど、いざ間近に見ると…

「み、見すぎっ///」

「いや、ほんとすげえなと思って…」

「ふ、ふふんっ///」

「どれ…」

右手でその胸を揉むと、指がどこまでも沈んでいきそうなほどに柔らかい。

「んあっ///ちょっ、もっと優しくしなさいっ///」

「…ごめん無理。」

早苗の言葉を無視して夢中になって揉んで行く。

「あっ///んっ///だ、だからっ///強い…ってばっ///」

指を動かすたびに早苗の体が反応する。口では痛いといっているが、表情には痛みからくるであろう苦悶の表情は伺えない。

「…えーと。」

背中側に腕を差込、ブラのホックを捜すが上手く見つからない。

「あれ?」

何度か背中を手でなぞっていると

「んあっ///」

早苗の口から一際甘い声が漏れた。

「え?」

早苗の顔を見ると、俺に頭の上で押さえられ上がった腕に必死で顔を隠していたが、その耳は真っ赤に染まっている。

へえ…

つい口角が上がる。

「お前、背中弱いんだな。」

そういいながら背中に回した手で、早苗の背骨をなぞるように指先を動かした。

「ふわぁぁぁ///や、やめぇ///」

これはいいこと知った。
なら、やるべきことは一つだな。

「早苗、四つんばいになれ。」

「はぁ///ふぅ///い、いやよ…///誰が、そんなめいれい///」

「早苗。」

早苗の顎をつかみ無理やりこちらを向かせてキスをする。

しばらく早苗の口内を犯し、先ほどのように酸欠にさせた後にもう一度。

「早苗。四つん這い。」

「…///」

ようやく頷いた早苗に俺は左手を外した。
不意を外して反撃が来るかとも思ったが、早苗は大人しくベッドの上に四つん這いになった。

さらけ出された白い背中。そこに手を這わせて摩りながら、肩甲骨へキスをする。

「あんっ///んあっ///やあっ///」

痙攣し震える体を抑えるために胸にも腕を回して同時に愛撫を続ける。

「やあっ///ちょ、っとぉ///どうじはっ///むりぃ///」

背中にキスを降らせながら指先でつーと触れるか触れないかでなぞる。
そして背中のブラのホックを外した。パチンッという音ともにブラははずれ、ベッドに落ちる。
右手に胸が乗っかり、その重さについため息が漏れる。
露になった乳首を指で摘みながら、背中への愛撫を続ける。

「あっ///あっ///ああっ///やあっ///」

「ん…」

痙攣し始めたな…

「んぅ」

うなじの辺りに唇をつけて吸いあげた。

「んあっ///ふわぁぁああっ///」

早苗の体が大きく跳ねる。どうやら達したようだ。

「はぁ…///はぁ…///はぁ…///」

腕の力が抜けたのか、早苗はベッドに崩れこんだ。

枕に顔を埋め荒い呼吸を繰り返している。

頭が真っ白になった。

こんなにもはっきりと意識が飛びかけた事は今までにない。というか、自分の背中があそこまで敏感だとは、知らなかった。

弱点を知られた。

…なんで私、喜んでるんだろ...

そんな不利なこと無いはずなのに...

今までP君には優位であろうとしてきたのに。なんで...

「早苗。」

名前を呼ばれながら無理やりベッドの上に仰向けにされる。これじゃ胸が全部見られてしまう。

でも、それを隠す為の腕も動かせない。

「ハァ...フゥ...ハァ...フゥ...///」

未だに体の中で暴れている心臓や、沸騰しそうな頭に、ただ呼吸しかできない。

「脱がすぞ。」

やっぱり命令。従いたくない。言いなりになんてなりたくない。P君は、いつまでもガキンチョなんだから私に振り回されてればいいんだ。

「うん...////」

ちょっと、なんで受け入れてるの?

なんで、命令に従ってるの?

「足上げろ。」

ほら、チャンス。蹴り上げちゃえ。私に命令するP君なんて。

「んっ...///」

だから、なんで、従うの...

あっ...脱がされちゃった...///


……こんな事になるなら、もっとちゃんとした下着を着とくんだった。

一応上下揃ってるけど。


「えっ///ちょっ///待ってっ///」

息を着く暇もなく、パンツをずらされる。
すぐに私のあそこへP君の顔が近づくのが見えた。

抵抗しないと。そう考えた次の瞬間には全身を巡ってきた快感がそんな思考を流してしまった。

「んああっ///」

背中が仰け反り、全身が跳ねる。咄嗟に両足でP君の頭を挟む。そのせいでP君の頭を余計自分のソコへと密着してしまっているが、もう体は言うことを聞かない。

「P、くんっ///だめっ///そんなっ、なめないでっ////」

強すぎる刺激で呂律もまともに回らない。果たして言葉は伝わったのか。

伝わったとしてP君は言うことを聞いて、やめてくれるのか。


私は本当に、やめてほしいのか。



無駄に敏感なあそこは、P君の舌がどんな風に動いているのかがはっきりと分かる。

「あんっ///んあっ///うあっ///ああっ///」

自分から誘っておいて…キスで屈服されて…命令に従って、イカされて…

そして今はいいように鳴かされている。

これではまるでP君の掌の上でもてあそばれてる小娘だ。

……認めたくない。
そんな扱いを受けて悦んでいる自分がいることを…

「あっ///あっ///ああっ///だめっ///ま、またいっちゃうっ///」

両手でシーツを握ってこらえてきたけど、もう限界だった。
目からは涙が、口からは涎を垂れ流し、そんな頭をぶんぶんと降る。そんな動作で押し寄せる快感と絶頂の波を誤魔化せるはずもなく、私はまたP君にいともたやすくイかされてしまった。

「ふぅ…」
早苗から見えないように口元をシーツで拭うと、頭を上げる。

ベッドに横たわり、完全に脱力する早苗。顔は汗と涙と涎でぐちゃぐちゃになり、虚ろな目で荒く呼吸を繰り返している。
そして呼吸をするたびに大きな胸が上下に揺れる。

細く、それでいてほんの僅かに腹筋が割れているおなか。

所謂安産型と呼ばれる大きめのお尻。そこから伸びる少し太めの太もも。

俺の唾液と早苗の愛液で湿った陰毛とその先のピンク色のアソコ。

これ以上ないぐらい扇情的なこの光景で、俺の理性は限界を迎えた。


「早苗。」


俺が声を駆けると早苗はゆっくりとこちらを見た。

「いいか?」

ただ、そう聞くと早苗は少し間を開けてうなづいた。

「こ、ここまでしたんだからっ///最後まで、責任、とりなさいっ///」

…ふっ

ここまで来てまだ態度が変わんないとは…さすがだな。
すっかりされるがままだけど。

ズボンとパンツを脱ぐ。

「っつ///あ、あんた、ずいぶん立派なの持ってるわね…///」

「ん?そうか?」

「そうよ…///自覚無いの?」

「女と違って、サイズの定義とかねえからな。」

「それに、こういう時のサイズを比べることなんざねえし。」

この時のサイズ比べなんておぞましくて想像しただけで萎えちまいそうだ。

「あははっ、それもそうか。」

「じゃあ、いくぞ?」

アソコへ先端をあてがい、早苗の顔を見る。

早苗はただうなづいた。

腰を進める。

「あっ///」

先端が入ると早苗から甘い声が漏れた。そのまま腰を進めていく。

「あっ///ほんっ、とに…///おっきぃ…///」

早苗の中は熱く、きつすぎず緩すぎず絶妙な加減で俺の者を包み込むように締め付けてくる。

そのまま腰を進め、俺と早苗の腰が完全に密着した。

「ぐっ…全部入ったぞ…」

俺もなんだかんだ久々だから、あんま長持ちしないかもな。

「くぅっ///ほんと、でかいっ///」

早苗は入れただけで身を捩らせながら快感に耐えているようだった。

「どうだ?俺はまだ、ガキんちょか?」

早苗の顔を見つめながら聞く。

「ふ、ふふっ///女抱いたからって…///いい気になっちゃったって…///」

早苗は顔を歪めながらも笑っていった。

「じゃあ、女を屈服させたら、俺も一人前…だなっ」

早苗の腰をつかみ、一気に引き抜き、一息に奥を突いた。

「あんっ///」

そのとたん、早苗の体がはねた。

そのまま同じように、抜けそうになるまで引き抜き、一気に奥まで突くを繰り返す。
突くたびに早苗の体が跳ね、甘い声と熱い吐息が漏れる。両手はそれぞれシーツを握りしめ、体が動くたびに大きな塊二つ早苗の上でまるでプリンのように揺れている。

溜まらずその胸を片手で鷲掴みする。
掌の中で面白いように形を変える胸を好き勝手に揉みしだく。

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