相葉夕美「It's In The Rain」ショタ (87)

デレマスSS
Pドルものではなく、ショタドルものです
地の文
エロはたぶん40くらいからはじまる予定


エロへ飛ぶ人向けテキトー概要
夏休みを兼ねた休暇で祖父母が暮らす田舎へ夕美が帰省する
そこで従兄弟のボクと再開する
翌日、ボクと川へ一緒に遊びに行き、帰り際に夕立に降られ、一緒にお風呂へ入る
そして・・・

「んんっ。ついたー」
キャリーバッグを列車から降ろした夕美は、列車に揺られ、固くなった背筋を伸ばしながら空を見上げた。夏の空の青は深く、湧き上がる雲の白がよく映えている。柔らかな温かい風が吹き、白い小花が乱れ咲く、空の青より少し深い、瑠璃色をしたワンピースの裾を揺らす。夕美は手を空にかざし「よしっ」と呟き、ホームを後にした。
駅舎はプレハブ小屋を思わせ、駅員はおらず、回収ボックッスに切符を入れ、外へ出る。気持ちばかりの猫額のようなロータリー。車、タクシー、バスは一台も止まっていない。
「かわってないなー」
苦笑気味に夕美はこぼした。けど、口元には微かな笑みがうっすらと浮かんでいる。笑みを浮かべたまま夕美は歩き始めた。
駅の近くは、家は群れをなしていたが、少し離れるとまばらで、たわわに穂を実らせた稲が隙間を埋め、その先に緑生い茂る稜線。時折吹く風が遠くから蝉時雨を運び、稲穂を揺らしさざめかせる。
夕美は風音に耳を傾かせ、どこか懐かしむように道を進むと、目的地である黒い屋根瓦が特徴的な家が見えてくる。屋根瓦は日差しを照り返し、輝いている。

その家の二階窓からから外を眺める、高学年くらいの少年の姿。少年はそわそわと落ち着きがなく、しきりにあたりを見回し、誰かを探している。
夕美が家に着く直前、夕美の姿を確認した少年は慌てた様子で身を隠すように部屋に身体を引っ込め、窓から覗くように夕美を見る。夕美はその少年の存在に気がついていない。
夕美は家に着くと口元に笑みをしたため「たっだいまー」と呼び鈴を鳴らすことなく、引き戸の玄関を開けた。玄関に鍵はかかっていない。
玄関にキャリーバックを置き、パンプスを脱いでいると、奥から「よーけ来たな、夕美ちゃん」と優しい女性声がした。夕美が振り返ると老女の姿が。夕美は廊下に上がると「おばーちゃん」と老女にハグをする。
「夕美ちゃん、いらっしゃい」
老女の後ろから女性が声をかけてきた。
「あっ、オバちゃん。ひさしぶり」
老女にハグしたままオバに笑みを見せる。

「ひさしぶり」オバも夕美釣られるように笑みを見せたが、ため息をつき「もー、空港まで迎えに行ってあげたのに」
「えへへ、ごめん。ちょっと空港から電車に乗って来たかったの」
夕美はあっけらかんと笑いい、他の二人も釣られ笑う。玄関が一気に華やぐ。その様子を、外を眺めていた少年が階段上から気付かれぬよう、聞き耳をたてている。
その事に気づいていない夕美はあたりをキョロキョロ見ながら「ところでボクくんは?」と少年の名前を出した。
オバ、少年の母親はため息交じりに「いるわよ。なにしてるのかしら」と階段を見ながら声をかける。「ボクー。ゆーみちゃん来たわよー」
階段上に居たボクはどきりとする。けど息を整えるだけで、降りようとはしない。
「なにしてるのかしら?」オバは首をかしげ「ボクー、ゆーみちゃんが来たわよー。降りてきなさーい」
母親からの呼びかけにわざと間を置き、少し面倒臭そうな態度を作り、階段を降りていく。
「やっと降りてきた。もー、夕美ちゃん待たせて」
やっと降りてきたボクに母親はため息をもらした。

「あはは、大丈夫だよ。私も今ついたところだから」夕美は笑い、ボクの顔をまじまじと見て「久しぶりだね」
柔らかに笑う。久々に会う夕美は昔から綺麗だったが、アイドルになり一層垢抜け、その笑みはテレビや雑誌などで見せる切り取られた笑みとは違い、無作為で、春の日差しのように柔らかく暖かい。綺麗になった夕美を前にボクは言葉を失い固まってしまった。
「あれ・・・?私のこと。わすれちゃった」
反応がないボクに夕美は戸惑う。
違う。と否定、叫びたいが声がでない。恥ずかしく、夕美を直視できずに視線を泳がしてしまう。
「夕美ちゃんがきれいになりすぎちゃって戸惑ってるのよ」
母親がため息と笑いを交えるように言った。ボクは母親を慌て、何いってんの。と睨むと、母親はニンマリと笑みを口元にしたため「だって一週間前から、何時にゆーねーが来るの。来るの。ってもう忘れるはずのないくらい、ひつこく何度も聞いてきたのよ」

「おかーさん」
夕美にホントのことを暴露されボクは声を上げ、あーもう。ゆーねーにゆーねーが来ること楽しみにしてたのバレちゃったじゃん。と恥ずかしくなり、ほんのりと顔を赤く染め俯いた。
頬をかすかに赤らめ、うつむき恥ずかしがるボクを見て、ふふっ。と夕美は口の端をかすかに上げ「私もボクくんに会うの、すっごく楽しみだったよ」
夕美の言葉にボクは恥ずかしがりながらも顔を上げた。
大輪のひまわりのように咲きほこる夕美の笑顔。ボクはドキッ。と、ときめき、丁シャツの胸元をくしゃりと握り、言葉を失う。
「夕美ちゃんも遠くからご苦労さま。ひとまず荷物部屋に持ってくね」
生暖かい目でボクを見ていた母親が、夕美のキャリーバックを持っていこうとする。
「私が持ってきますから」
夕美がキャリーバッグを持とうとすると、小さい手が先にキャリーバッグを奪い去る。
「あっ」
「ボクが持ってく」
キャリーバックを奪ったボクは抱えるようにキャリーバックを持ち、階段を登っていく。夕美は小さい背中に向かって微笑んだ。

「運んでくれてありがと」
部屋に荷物を運ぶと夕美はボクにお礼を言った。部屋はベッドと机と椅子があるだけで他になにもなく殺風景。夕美はベッドに腰掛ける。ボクは別に。とぶっきらぼうに返事を返す。
「もー、昔ははゆーねー、ゆーねーって私のあとを追いかけてきたのに、クールでかっこよくなっちゃて。このー」
「ゆーねー子供扱いやめて」
「えー、私から見たらボクくんは子供だよ」
ボクを正面から抱きしめ、夕美は髪をわしゃわしゃとなでる。
「ちょっ。ゆーねー」
力強く引き寄せられる。ボクは必死に抜け出そうとするが、抜け出せない。花畑にいるようなふんわりと優しい芳香。少しかたく、柔らかい不思議な感触がボクを包み込んでくる。優しい芳香と柔らかな感触に包まれるうちに、下半身。ボクのがムズムズしてくる。
なんで。徐々に硬くなっていくボクのに、ボクは恥ずかしくなる。

「ゆーねー」
ボクは微かに顔を上げ夕美を見る。眩しい夕美の笑顔。ボクは思わず芳香な柔らかな感触に顔を埋めた。
あっ・・・。
その瞬間芳香な柔らかな感触の正体がわかった。
ゆーねーのおっぱい。
芳香な柔らかな正体が分かると、余計にボクのがムズムズして、硬くなっていく。夕美はボクの変化に気がついていない。夕美は加減することなくボクをくしゃくしゃと撫でる。
「ゆーねーやめて」
硬くなっていくボクのが恥ずかしく、夕美を弾き飛ばすようにベッドへ押し倒した。
「きゃっ」可愛らしい悲鳴をあげたが「やったなー」笑いボクを見上げた。
見下ろしてくるボクは、まだ幼さが残りながらも、微かに凛々しさや逞しさを感じる。しばらく会わなかったボクの成長に口元を緩めた。
「力強くてゆーねーびっくりしちゃった。それに、ゆーねーが知らない所でボクも大人になってるんだね」

腕の下で笑う夕美は、ボクが持つ言葉では形容できないくらい綺麗になっていた。けど些細な仕草は昔と変わらない。ボクの知ってるゆーねー。でも、ボクは思わずつばを飲み込み、艶やかに光る桜桃色の唇。唇に触れてみたい。心臓の鼓動が速くなる。
ゆっくりと夕美の唇が近づいてくる。
「あんた何してるの。子供じゃないんだから。夕美ちゃんに迷惑かけない」
声がしたほうを向くと母親の姿。ボクは慌てて夕美の上から退いた。
「違うって」
「はいはい」声を荒げたボクを無視し「おばあちゃんが夕美ちゃんとお話したいって。降りてこれる?」
「はい」夕美は起き上がり言う。
「お茶とお菓子用意しとくね」
母親は部屋を後にする。手持ち無沙汰になってしまったボクは、バツが悪そうな渋い表情を浮かべ「ボクもう子供じゃないから」と言い部屋から出ていった。
部屋に一人残された夕美は、見下ろしてくる少し大人になったボクの顔を思い出し、頬を緩めた。

部屋に戻り、暇を持て余したボクはベッドに転がり、ゲームを始めた。楽しいのに楽しくない。だって。画面から視線をそらし、部屋壁見る。
夕美のデビューCDの特典ポスター。今ではネットオークションで高額で取引されている。
せっかく本人が居るのに。
ボクはゲームを手に持ったまま、部屋を出た。
階段を降り、居間へ行くと、夕美が楽しそうに祖母と母親にアイドルの話をしている。ボクは少し不貞腐れ、何も言わず、夕美の横に座る。
隣に座ったボクに夕美は微笑む。母親と祖母は生温かい目でボクを見る。
ボクは微かに頬を膨らませゲームをしながら、夕美の話に耳を傾けた。

窓の外が橙に染まり始めた頃。母親は台所へ向かい、夕食の支度を始める。三人。実質二人に減ったのに会話は途切れることなく続く。その間ずっとボクはゲームをしつつ会話に耳を傾け続けながら、途切れない会話に半ば感心する。しばらくして夕食をできたのか「ボクー、出来たから取りに来て」と台所から声がする。夕美が「私も手伝う」と立ち上がったが「ボクがやるからゆーねーは座ってて」と言い、台所へ向かった。
母親が腕によりをかけた田舎料理が飯代を彩るとほぼ同時に、地域の寄り合いに出席していた祖父が帰ってきた。祖父は帰ってきた孫娘に一瞬で頬を緩める。
五人揃っていただきます。と言い食べ始めた。父親は急な出張により居ない。会えなくて悔しがっていたと母親が夕美に伝えた。
田舎料理に舌鼓をうちながら、夕美は自身の近況を祖父に話した。

食べ終え、お腹が一杯になり、ボクは欠伸が溢れる。
「ねむそーだね」
「眠くない」
夕美の問いかけにボクは強がる。
「夕美ちゃん、お風呂の準備できたから最初に入ってもらっていいかしら」
お風呂場から戻ってきた母親が夕美に声をかけた。夕美は「あっ、はい」と返事して立ち上がる。直ぐにお風呂の支度に二階に上がらず、ボクを見る。ボクはなんだろうと欠伸を漏らしながら首をかしげると「ねぇ、ボクくん。久しぶりにゆーねーと一緒に入らない?」と聞いてくる。
夕美の一言でボクの目は一瞬にして冴える。
「はっ、はいらねーし。こ、子供じゃないんだから」
慌てた言葉はどもり、語気が強まる。
「えーいいじゃん」
「ゆーねーが良くってもボクが良くない」
「そーお?」
「だから一人で入って」
ボクは夕美の背中を押し、お風呂に入るよう促した。夕美は渋々お風呂の準備に向かった。

夕美がお風呂に入っている合間、ボクはテレビをつけ、音楽バラエティーを見ていた。一組目の出番の出番終わり、二組目。舞台袖から登場したアイドルユニットにボクは現実との齟齬を感じ、お風呂場の方を見てから、もう一度テレビを見る。アインフェリアの一員として純白の制服に身を包んだ夕美の姿。純白の制服姿は凛々しく、かっこいい。ボクは液晶の向こうの夕美に釘付けになる。

瞬く間に夕美の出番は終わってしまった。
舞台袖に夕美が下がっていく。液晶の向こうに夕美の姿が消えると同時に、お風呂から夕美が居間へ戻ってくる。純白の制服ではなく、丁シャツに短パンというラフな出で立ちで、スラリと伸びる四肢とふくよかな胸が強調される。白い肌は微かに上気し、髪は艷やかに光り、桜桃の唇も心なしかふっくらとしている。純白の制服を纏った時とは違う、大人の色香にボクは目が釘付けになる。視線に気がついた夕美は、にんまりと口元に笑みを浮かべ「どうしたの」と声をかけてきた。首元は緩く、谷間が見える。
ボクは慌て、首を横に振り「なんでも」と言って居間から逃げ出した。
部屋に戻り、お風呂の支度をする。階段を降りると、居間からはにぎやかな声が聞こえる。ボクはちょっと聞き耳を立ててから、お風呂へ向かった。

体を洗い、湯船に身体を沈める。ぽかぽかと温かい。気持ちいい。湯船に浸かりながら、液晶の向こうの純白の制服を纏った夕美と、丁シャツに短パンと云うラフな出で立ちの夕美を思い返した。どっちが本当のゆーねーなんだんだろう。違う両方ゆーねー。ボクが知らないゆーねー。ボクが知ってるゆーねー。ボクは沢山のゆーねーを知りたい。ボクは頭まで湯船に使った。
ボクは体を沈めながらあることに気がついた。
ゆーねーが入ったお風呂。
純白の制服ではなく、丁シャツに短パンというラフな出で立ち。スラリと伸びる四肢。白い肌は微かに上気し、髪は艷やかに光り、ふっくらとした桜桃の唇。そして、ふくよかな胸。芳香で柔らかかった。
ムズムズしてくる。
ボクは忘れようと顔を湯船につけた。湯船は暖かく、忘れるどころか鮮明に思い出させる。それに輪をかけるように、この前友達と見た、エッチなサイト裸の女性の写真。写真の女性も夕美と同じくらいふくよかな胸。夕美と女性の写真が重なり、痛いくらいに硬くなる。
ボクは膝を抱え、萎れるのを必死に待った。

ようやく治まり、お風呂から出られた。いつもより長風呂になってしまい、少し頭がぼーっとする。ボクが居間へ行くと夕美を囲んで楽しそうに話をしている。無意識にボクは夕美の横に座った。
体がぽかぽかして、頭がぼーっとする。瞼も重たい。
ボクはうつらうつらと船を漕ぎ始め、夕美にもたれかかる。優しい香りがボクを包む。ボクは夢の世界へ堕ちていく。
もたれかかり寝息をたてるボクに、夕美は口元を微かに緩めた。

蝉の鳴き声とまとわりつく汗でボクは目を覚ました。
眠たい眼をこすり、大きな欠伸を何度もこぼしながら階段を降り、居間へ行くと、いつもいるはずの祖母の姿がなく、夕美の姿。夕美は誰かと楽しそうに電話している。あれっ、ゆーねー?なんでゆーねーがいるの。ボクは眼をこすりながら、昨日夕美が来たことを思い出した。
「ボクくんおはよう」
夕美はにこやかに笑い、ボクに手をふる。ボクは無意識に手を振り返し、無意識に夕美の隣に座る。夕美は横目でボクを見る。
「うん、そうだよー」楽しそうに笑い、夕美は電話の向こうの誰かに相槌をうつ。隣にいるのに疎外感をボクは感じ、唇を微かに尖らせながらも、夕美の相槌に耳を傾ける。
夕美は楽しそうに話していると、突如ボクを抱き寄せた。なに!?ボクが慌てていると、構えたスマホの画面に鷺沢文香の姿。自撮りに慣れていないのか画面が細かく動き「あれ、これで平気ですか」戸惑っている。
「うん、平気だよ」
夕美の一言に、画面向こうの文香は胸をなでおろし「どうにもまだ不慣れなもので」はにかむ。

はにかむ文香にボクはドキリとする。
「ふみふみ?えっうそ。えっ、本物!?」
目を擦り、瞬かせ、画面向こうの人物にボクは驚愕する。
「はい、ふみふみこと鷺沢文香です。初めましてボクくん」
「はっ、はじめまして」
微笑む文香にボクは思わずお辞儀する。
「あれ、なんでボクの名前?」名前を知っていた文香に疑問符が浮かぶ。
「それはですね」文香はボクを抱き寄せる夕美を一瞥してから「夕美さ・・・
夕美から何度もお話を聞いて。先程も、ボクくんのことを楽しそうに話されてましたよ」文香はくすりと笑う。
「そうなんだ」なんだかくすぐったい。ボクは少し恥ずかしながら夕美を見る。夕美はにこりと大輪のひまわりを思わせる笑みを咲かす。ドキッとボはときめき、恥ずかしくなる。
「ふふっ、夕美のお話の通りかわいらしいですね」
目尻を微かに下げ、口元を手で隠し、しとやかに文香は微笑んだ。しとやかな仕草にまたボクはドキッとする。文香にかわいいと言われても嫌な気はしない。

「もう少しお話していたいところなのですが、これからレッスンですので」
「そっか、もうそんな時間か。文香、レッスン頑張って」
「はい。夕美もお休みを楽しんでください。それと」
文香がボクをまっすぐと見てくる。ボクは少し身構える。
「ボクくんもまたね。バイバイ」
ふふっと文香はしとやかに笑い、手を小さくふる。
無意識にボクも手をふり返す。画面が暗くなり、通話終了の文字。文香の姿はもうない。アイドル、ふみふみとお話したなんて夢見たい。
夢?ボクは夕美を見る。
「今のふみふみ本物?偽物のどっきりとか」
ボクは狐につままれたのかように唖然としている。
「偽物って」唖然としているボクの言葉に夕美は笑いをこぼし「正真正銘、本物の文香。ふみふみだよ」
「えっ、なんで」
「なんでって。もー、ゆーねーもアイドルなんだよ」
夕美がアイドル、ふみふみと知り合いであることに、ボクは不思議がる。夕美は苦笑いをこぼした。

昨夜見た音楽バラエティーが蘇る。アイドル鷺沢文香と一緒のステージに立っていたゆーねー、相葉夕美。何度テレビや雑誌などで夕美を見た。部屋にもポスターを飾っている。けどどこかふわふわして、実感が湧かなかった。でも、アイドルの文香と親しげに電話する夕美。本当にアイドルなんだ。とボクは夕美であること再認識した。
「ところでボクくん」
「なっ、なに」
「ボクくんの好きな子・・・って、違う。好きなアイドルって誰?」
「えっ」夕美の質問にボクは上ずった声を出し「その~」目を泳がす「だれ・・・って、それは」目の前にゆーねー。好きなアイドルを前に言葉に詰まる。
「おっ、もしかしてさっきの嬉しそうな反応からして文香?」
「ちっ、違うって」
「あやしー」
「だから違うって」
「ますます怪しい。ゆーねーにこそっと教えてよ。オバちゃん達には言わないから。ねっ」
夕美はウィンクし、上目遣いでボクを見てくる。かわいい。ボクは夕美の仕草にキュンとする。

「おっ、教えない。ゆーねーには教えない」
「え~。いいじゃん」露骨に拒絶され夕美は不満そうな顔をしてから、何か思いついたのか口元にうっすらと悪巧みの笑みを浮かべ「ゆーねーに教えてくれたらサイン貰ってきてあげるよ」
サインと言う言葉に心がぐらつく。けど、今この瞬間、一緒にいれること自体が幸せ。軽口すら言い合える。サインなんて目じゃない。
「別にサインなんかいらない」
「え~、なんで」
「だって」好きな子とはいま一緒にいるから。まっすぐと夕美を見てから視線をそらし「ところで、かーちゃんとばーちゃんは」話もそらした。
「あっ、そらした。まぁ、ボクくんも思春期だから恥ずかしいか。おばあちゃんとオバちゃんなら急な寄り合いで夜まで帰ってこれないって」
「そうなんだ」
「だからなんと!ゆーねーがお昼ごはんを作ります。ボクくんは何を食べたいかな?ゆーねーに言ってみ」
「えっ・・・」急に何食べたいかふられボクは少し戸惑い、考え「オムライス」と言ってから子供っぽかったと後悔した。
夕美は口元に笑みを浮かべている。

「だって・・・」
「だって?」
「この前ツイステに上げてた響子ちゃんとのオムライスが美味しそうだったんだもん」
まくしたてるようにボクは言う。
「ほほう。もしかしてボクくんが好きな子は響子ちゃん。正解?」
「違う」間髪入れず否定する。
「そんなに否定するってますます怪しい」
「だから違うって。ボクが好きなのはゆー・・・」
ゆーねー。と思わず言いそうになり、ボクは慌てて口を隠した。夕美をじとりと目でボクを見てくる。ゆーねーにバレちゃった、かも・・・。夕美は一人うなずき、納得し言う。

「ボクくんが好きな子は・・・もしかして唯ちゃん?いや、柚ちゃん?それとも有香ちゃん。はっ!もしかして雪乃さん。大人の女性が好きなの」
目を輝かせ、一人盛り上がりながらボクを見てくる。
見当違い名前ばかりで、ばれていないことが嬉しいはずなのに、夕美自信の名前が出てこないことが逆に悔しくなり、落胆のため息をこぼした。
「あれ?その反応は違うのか。ボクくんの好きな子はひとまず置いといて、ゆーねーのオムライスを食べる条件が一つあります」
「条件?」ボクは首をかしげた。
「そっ、条件。それは夏休みの宿題をすること」
「えー」
「ぶーたれない。しっかりと宿題はしなくちゃ」
「はーい」ため息を漏らしながら言う。
「素直でよろしい。さっ、お部屋へゴー!」
夕美はボクの背中を押す。
「ちょっ、ゆーねー」

「ボクくんが好きな子は・・・もしかして唯ちゃん?いや、柚ちゃん?それとも有香ちゃん。はっ!もしかして雪乃さん。大人の女性が好きなの」
目を輝かせ、一人盛り上がりながらボクを見てくる。
見当違い名前ばかりで、ばれていないことが嬉しいはずなのに、夕美自信の名前が出てこないことが逆に悔しくなり、落胆のため息をこぼした。
「あれ?その反応は違うのか。ボクくんの好きな子はひとまず置いといて、ゆーねーのオムライスを食べる条件が一つあります」
「条件?」ボクは首をかしげた。
「そっ、条件。それは夏休みの宿題をすること」
「えー」
「ぶーたれない。しっかりと宿題はしなくちゃ」
「はーい」ため息を漏らしながら言う。
「素直でよろしい。さっ、お部屋へゴー!」
夕美はボクの背中を押す。
「ちょっ、ゆーねー」

背中を押され、逃げることが出来ず、階段を登り、部屋の前まで来てしまった。後はドアを開けるだけ。ドアノブに手をかけた瞬間。壁に貼ってある夕美のポスター。机の上に置いてあるグッズの数々を思い出した。
「ゆーねーちょっと部屋の前で待ってて」
慌てながら言い、自分だけ部屋の中へ入ろうとする。
「もしかして・・・お部屋汚いの?」
「ちがっ・・・」否定しようとしたが、ポスターやグッズを片付けることには変わりない「うん、ちょっとお片付けしたいからゆーねー待ってて」
ボクは一人部屋へ入ろうとする。
「そっかー。なら二人で一緒にお片付けしたほうが速く終わるね」
ニコリと笑い有も一緒に部屋に入ってくる。ボクは頭を抱えた。
部屋に入り夕美は中を見渡した。しっかりと整理整頓されていて綺麗。なんでウソついたんだろう。ともう一度部屋を見渡すと、壁に貼ってあるポスターに気がついた。
初めてCDを出した時の予約特典のポスター。

「ゆー、ゆー、ゆー、ゆー・・・ねー・・・」自分のポスターを眺めながら、ボクが言いそうになった続きの言葉の続きを紡ぐ。「もしかしてボクくんの好きな子って私だったの!?」
予想していなかった人物に夕美は驚きの声を上げた。
夕美に好きな人がバレてしまい、気持ちが悪がれないかボクは心配になる。
「そっかー、ふふっ」嬉しそうに夕美は笑い「ボクくんの好きな子は私か」
まんざらではなさそうに言い、部屋の中をもう一度夕美は見回す。本棚には自分が載った雑誌の数々。それにCD。机にはグッズの数々。生写真もある。
夕美にバレてしまいボクはため息を零した。
「ため息こぼすと幸せ逃げちゃうからだーめっ」
柔らかな感触がボクの唇にふれる。夕美がボクの唇を人差し指で押さえ笑っている。ボクは顔を真っ赤に染めた。
「宿題やろっか」
夕美の言葉にボク頷き、宿題と向き合った。

夕美にわからないところを聞きながら、区切りのいいとこまで宿題を終わらせる。何時もより集中でき、宿題も片付いた。
「終わったー」
最後の問題を書き終えると同時にボクは机に突っ伏し、時計を見た。まだ二つの針は頂点を指していない。
夕美は、ふふっ。と笑みをこぼし「おつかれ」優しくボクの頭をなでる。
頭を撫でられるのは恥ずかしい。けどゆーねーに撫でられるのは悪い気はしない。ボクは少し恥ずかしながらも撫でてもらう。
「頑張った子にはご褒美上げなきゃね」
「ご褒美?」
「そっ、ご褒美。ペン借りるね」
夕美はペン立てにある太い黒マジックをとる。なにするんだろう。とボクは夕美の行動を目で追う。夕美は鼻歌交じりに壁に貼ってあるポスターの前へ行き、ペンのキャップを外した。
「ゆーねー、まって!なにするの」
「なにっ?て、私のファンの子にサインしてあげるの」
慣れた手付きでポスターにサインをする。そしてサインの横に口づけする。ポスターに夕美のサイン、キスマークが刻まれる。

「世界で一つだけだよ」
キスマークを刻んだ唇は踊るように言葉を紡ぎ、艶笑をしたため、ボクを誘惑してくる。ボクは顔を赤く染める。
「ふふっ、かわいい」扇情的な瞳でボクを見つめ、優しく頬を撫でる。
大人の女性。初めて見る、夕美の新しい一面、仕草にどうすれば良いのかたわからず、ボクは俯いてしまう。ぐぅ~。っと、ボクのお腹がボクの心情をお構いなしに音を立てる。
「ぷっ、あはは」夕美はお腹の音に笑う。その笑顔は妖艶でも、扇情的でもなくボクの知っている夕美。夕美は目尻浮かんだ涙を拭い「ご飯にしよっか」
ボクは無言で頷き、一緒に台所へ向かう。

台所に立った夕美の後ろ姿は少し不思議な感覚。ボクは慣れた手付きで料理する、夕美の姿をぼんやりと眺めていた。最初手伝うと言ったけど、やんわりと断られた。料理するアイドル。それも皆が憧れるアイドルの姿にボクは少しばかりの優越感に口元を緩めた。

夕美は二人分のオムライスを完成させる。居間の食台へ持っていき、顔を見合わせ、二人揃っていただきます。と言って食べ始める。
たまごにスプーンをいれると、ふわっとたまごが崩れ、中からケチャップライスが姿を見せる。洋食レストランのオムライスみたい。ボクは心をときめかせ、スプーンで掬い、口に運ぶ。
夕美はボクの様子を少し不安げにジッと見る。
口の中へたまごがふわっと、とろける。美味しい。ボクは感想を言うことを忘れ、勢いよくオムライスを食べる。
その姿を見て夕美は微笑んだ。

名残惜しみながら、最後の一口を口にボクは運ぶ。しっかりと味わってから「おいしかった」と言う。
「お粗末さまでした」
夕美もオムライスを食べ終わる。ボクは自分と夕美の器を重ね、流し場へ持っていこうとすると、夕美が声をかける。
「私やるよ」
「いい、ボクがするから」
「そっか、ありがと」
ふふっと夕美は笑った。

洗い物を終え、ボクの部屋に戻る。好きなアイドルがバレ、もう隠さなくて良くなったボクは、他のグッズにもサイン頂戴とおねだりをした。
夕美はくすりと笑い「いいよ」と快くサインしてくれる。
サインしてもらったばかりのグッズをボクが抱きしめていると「おーい、ぼーくー」窓の外から声がする。ボクは窓から身を乗り出し下を見ると、自転車に乗った友人の姿。
「ユウジン、なーにー?どーしたのー」ボクは声をはる。
「たっつん達と海いかねー」
海と言う言葉にボクはピクリとし、夕美を見る。
「私のこと気にしないで、海行ってきなよ」
夕美はにこりと笑い言う。ボクは頷いた。
「きょーはパス」
ボクの言葉に夕美は戸惑う。
「えー、なんでぇ。ゆうちゃん達も一緒だぞ」
クラスの女の子の名前。ボクの心はグラっとが傾く。ボクは首を横に振り、ちらりと夕美を見る「でもいいやー。親戚来てるしー」
「そっかー。わかった。また今度なー」
「おーう」
友人に手を振る、友も手を振り、自転車に乗って去っていく。

「行かなくてよかったの?」
振り返ると夕美が聞いてきた。
「うん」ボクは頷く「だって皆とはまだ夏休み中沢山遊べる。けど、ゆーねーは明日には帰っちゃう。ボクはゆーねーと一緒にいたい」
帰っちゃう。明日にはゆーねーとバイバイするんだ。その言葉にボクは悲しくなり、丁シャツの裾を握りしめた。芳香で柔らかな感触がボクを包み込む。ゆーねーのおっぱい。夕美がボクを抱きしめている。
「ゆっ、ゆーねー!?」
「ゆーねー、ちょっと嬉しくなっちゃた」ふふっ。嬉しそうに笑ってから、ボクの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「ちょっ、ゆーねー、やめっ」
「えー、どうしようかなー」
夕美はボクを抱きしめたまま「私達もどこか行く?」
ボクは夕美の胸に顔を埋めたまま、頷く。

「それならどこ行こっか?」ボクを抱きしめたまま考え、友人の言葉を思い出し「海とか」
海。夕美の言葉にボクはぴくりとする。もし海に行くなら・・・。ボクはビキニ姿の夕美と遊ぶ姿を思い浮かべる。ビキニ姿のゆーねーは砂浜の誰よりも綺麗で視線を集めるだろう。ナンパされたらどうしよう。いや、ボクが追い払う。でも、友人達も海に行くって言ってた。ここの辺で遊べる海岸は一つしか無い。ゆーねーは優しいから、みんなと出会ったらゆーねーのことだから一緒に遊ぶ。そしたら、ゆーねーと遊ぶ時間が少なくなる。イヤだな。
「海はいいや」
言葉にすると自身の狭量な考えが嫌になる。でも・・・。
「そっかー」
夕美は残念そうに言い、ボクを開放する。夕美は少し寂しそう。ボクはどこかゆーねーと遊べる処がないかと思い返す。海・・・。水・・・。かわ・・・。
「かわ!ボク川行きたい」
「川?」
「うん。近くに泳げるところがある」
「へー。そんなとこあったんだ。お家からどれくらい?」
「えっと・・・歩いて30分くらいかな」
「30分か・・・」夕美は少し考えてから「ならそこに行こっか」
「うん」
ボクは満面の笑みで応えた。

ボクは白い丁シャツと赤い半ズボンに着替え、首元にタオルを引っ掛け、玄関で夕美が降りてくるのを待っていた。着替え終えた夕美が階段から降りてくる。黒い丁シャツ、デニムパンツにベースボールキャップを被り、ボディバッグを前にかけている。
「ゆーねー、水着は?」
夕美はふふっと笑い「ナ・イ・ショ。ところでボクくんの方は?」
「ボク?ボクはコレが水着」
赤い半ズボンを指差した。半ズボンで有り水着。
「そうなんだ。スゴいね」夕美はボクをまっすぐと見て「行こっか」
夕美が手を差し伸べてくる。ボクは夕美の手をとる。夕美の手は思ったより小さくて、温かい。ボクは手のひらの中にある温もりを逃さないように少し強く握りしめた。

夏の日差しは眩しく、ガードレールを挟み、道横を流れる川の水面に反射し、田圃の頭を垂れる稲の緑と遠くの山稜の緑を更に映えさせる。暖かな風に稲は揺れ、ささめき、蝉の声と川のせせらぎと混じり合う。夕美は目を細め、引っ張る背中を見る。小さい背中。でも昔よりずっと大きい。今は小さい背中でも、いつの日にか少し見上げる日がくるんだよね。少し先の未来を思い描いた。

しばらく歩くと道が大きく曲がり、川と正反対の方へ伸びる。夕美は川を見る。川は大きな石がいくつも転がり、降りる方法もない。
夕美を引っ張る小さな背中は、川と反対へ伸びる道を進む。
少し歩くと川音は聞こえなくなる。ガードレールの一部が途切れている。小さな背中は途切れたガードレールの合間から伸びる、木々に覆われた道を進む。道は舗装されておらず、藪が生い茂り、足元が少し不安定。蝉時雨が頭上から降り注ぐ。夕美は転けないように慎重に歩く。
また少し進むと道が二股に別れている。小さな背中は迷うことなく左の道へ進む。曲がる瞬間、木製の看板らしきものが目についた。けれど看板は文字がかすれ読み取ることが出来なかった。
藪を漕ぎ進むと蝉時雨に混じり、せせらぎが微かに聞こえてくる。
せせらぎに注意し進むと、木々が途切れ、空間が広がる。川岸は少し広く白い石が敷き詰められている。

夕美は辺りを見渡す。人の姿はどこにもない。夕美とボク、二人だけ。穴場スポット。こんな場所あったんだ。何度も帰省したのに知らない景色に夕美は驚く。驚いている夕美にボクはニヤリと笑みをこぼし、手を離し、体を伸ばすと、丁シャツと靴を脱ぎ捨て、川へ走っていく。
川の中ほどまで泳ぎ「ゆーねー」と手を降る。
ボクはツバを飲み込み、夕美の水着姿に期待する。夕美はボディバッグを置くと川へ、そのままボクの方へ来る。
えっ。
服は着たまま。ボクは動揺を隠せない。夕美は服を着ている事を気にすることなく、川に入ってくる。
川の水は夏でも冷たく、ひんやりとしている。
「気持ちいい」
夕美は口元を緩める。
「ゆーねー、水着は?」
隣へきた夕美にボクは思わず問いかけていた。

「水着?もー、水着なんか持ってきてるわけないじゃん」あっけらかんと笑い「あっ、もしかして・・・ゆーねーの水着姿期待してた」
ニンマリと笑い、図星をついてくる。ボクは思わず顔をそらした。
「残念でした。海や川で遊ぶ予定無かったからね」ニンマリとした笑みを浮かべたまま言い「そっかー。ボクくんはゆーねーの水着姿見たかったんだ」
取り繕う事はもうできない。ボクは素直に頷いた。
「ならさ、来年は・・・海、行こっか」
微笑み夕美は小指を差し出してくる。
「約束だよ」
「うん、約束」
鬼が笑おうが関係ない。ボクを夕美の小指に小指を絡め、来年の約束をした。

ボクと夕美は川遊びを満喫し、川岸で休憩していた。水を吸い込んだ丁シャツは夕美に張り付き、体のラインをはっきりと際立たせる。グラビアやステージ衣装でわかっていた。けど・・・。ボクは喉を微かに鳴らし、横に座る夕美の体を、胸を見る。丁シャツが張り付き、横から見る夕美の胸は、大きさをいやというほど強調してくる。ボクの視線は夕美に釘付けになる。ふくよかな夕美の胸を見ているとちんこがむずむずしてくる。
「もー、そんなに見つめられちゃ恥ずかしいな」
言葉とは裏腹に夕美は恥ずかしがっておらず、ニコリと笑う。
「べっ、別に見てないよ」
「うそだー。ジーッと見る熱い視線感じたよ」
「だから見てないって」
見ていたことがバレ、恥ずかしくなりボクは夕美から視線をそらし、川岸に転がり空を見上げた。何層にも様々な青を重ねた、夏特有の深い青い空が広がり、沸き立つ雲は空の高い処へ登るほど純白に近づいていく。反対に低いところほどくすんだ色をしている。あー・・・。ボクは顔をしかめ言う。

「ゆーねー、雨降りそうだから帰ろう」
「雨?」
夕美は空を見上げた。日差しは眩しく降り注ぎ、夏の空の青は深く、湧き上がる雲の白がよく映えている。雨が降りそうには思えない。
「うん、雨」
不思議がっている夕美にボクは沸き立つ雲を指差し「あの雲分かる」
「うん」指さされた先を夕美は見る。
「あそこら辺はこの川の上流で、そこで降った雨がもうすぐここまで流れてきて、川の流れが激しくなって遊べなくなる」
「へ~」思いがけない解説に夕美は感嘆する。
「それにあの雲こっちに来ると思う」
「詳しいんだね」
「べっ、別に詳しくないし。ここらで暮らしてれば嫌でもわかる」
夕美が褒めてくれた。けれどむず痒く、ボクは強がってみせる。
「そっか。ても、ゆーねーは、もうちょっとボクくんと遊んでたかったかな」
ねっ。と同意を促すように、夕美はボクを見た。ボクも素直に頷いた。

ボクは帰り支度を始める。と言っても丁シャツを着るだけ。あれ、ゆーねー着替えどうするんだろう。丁シャツに短パンで川遊びをしていた夕美を見る。夕美は川遊びで濡れた服のまま、ボディバッグを手に持っている。
「ゆーねー、着替えは?」
「着替え?持ってきてないよ」
「なんで」
「なんでって、ここまで天気良いと歩いているうちに乾くかなって」
あっけらかんと言うアイドルにボクは驚く。髪はまだ濡れ、雫が落ちる。ボクはため息を零し、首にかけていたタオルを夕美に差し出す。
「汚いけど髪が濡れたままじゃ風邪引いちゃう」
「ありがと、優しいね」
ふふっ。と笑い、夕美はタオルを受け取り、髪を拭う。拭う仕草は妙に色っぽく、ボクはドキッとした。

藪を漕ぎ、もと来た道を急いで引き返す。藪漕ぎを終え、舗装された道に出る。ボクは空を見上げる。鈍色の雲が重く垂れ込み、空を覆い、遠くから雷鳴が聞こえる。いつ降りはじめてもおかしくない。
急ぎ足で帰っていると、頭に冷たいものが落ちる。空を見上げると細い幾つもの筋が空からこぼれ落ちてくる。雨筋は徐々に太さを増していき、地面にぶつかり激しい音を立てる。
乾き始めたボクと夕美の髪と服をまた濡らしていく。
ボクと夕美は顔を見合わせ、急いで家へ帰る。

家に着く頃には、川で遊んでいた時と同じくらい服は濡れ、髪からも雫がこぼれ落ちてくる。丁シャツは夕美に張り付き、体のラインをはっきりと際立たせる。
「べちゃべちゃだね」夕美は丁シャツの裾を絞り、苦笑混じりに言う。
「うん」ボクは頷き、玄関先でタオルを絞り、軽く雨を拭き「ゆーねータオルとってくるから待ってて」
「わかった」
脱衣所へタオルを取りに向かう。

脱衣所からタオルを持ってきて夕美に渡す。
「ありがと」
夕美は受け取ると、頭から順に拭いていく。
「ゆーねー、お風呂の準備してないからシャワーだけでも平気?」
「うん平気だよ」
「なら先にゆーねー入って」
「えー。ボクくんが先でいいよ」
互いに譲りある。ボクは譲る気はない。夕美も、わかった。とも、あとでいいよ。とも、何も言わずにボクをまっすぐと見て、口元に笑みをしたため「なら、一緒にはいろっか」
夕美の提案にボクはギョッとし「ふぇ、なに言って」言葉は裏返り、顔が赤く染まり、動揺していることが目に見えてわかる。
「だって私、シャワーでも時間かかるし、ねっ」にこりと笑い言う。
「ならボクが先に入る」
ボクは急いでお風呂場へ逃げた。

ボクはお風呂の椅子に座り、頭からシャワーを浴びる。温めのシャワーは雨で少し冷たくなった体には心地よい。
「ゆーねー積極すぎだよ。あっ、着替え忘れた。どうしよう」
夕美にペースを乱され、ため息を零し、頭を洗おうとすると、ドアが勢いよく開く。ボクが慌て振り返ると、何も身にまとっていない素裸の夕美の姿があった。服の上からでも大きさを主張していたふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。小さい頃一緒にお風呂に入った時とは違い、大人の女性の身体。身体がムズっとする。
キュッと心が締め付けられ、視線は夕美の身体に釘付けになる。
夕美はボクに見られても気にする素振りはまったくない。
「ゆぅ、ゆーねー入ってこないでよ」
我に返ったボクは慌て正面を振り返り、手でムズムズと大きくなっていくボクのを隠す。
「えー昔はゆーねーと一緒がいいって言って一緒にはいったじゃん」
「だから昔とは違うって」
「えーなにが違うの。ほら座って」
「座ってるって」
夕美は鼻歌交じりにシャンプーボトルの頭を押し、ボクの頭を洗い初める。
マッサージしてもらっているようで、自分で洗う時より気持ちいい。時々、柔らかな感触が当たる。なんだろう。目をつぶっていてわからない。

「お客様、おかゆいところはありませんか?」
ふざけ、夕美が聞いてくる。目をつぶったままボクは頷く。また柔らかいもの当たる。
「シャワーかけるよー」
頭を洗い終え、頭からシャワーを夕美がかける。シャンプーが流れ落ちていく。ボクは手で顔を拭い、鏡を見る。ふくよかな大きな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。夕美の胸が鏡に映っている。夕美がシャワーをフックにかけようと身体を伸ばす。ふにっと柔らかいものが当たる。鏡に映る夕美の胸がボクに当たっている。おっぱいだったんだ。シャワー最中に当たった柔らかな感触の正体がわかった。
夕美の胸を意識してしまうと、これまでないくらい硬く、痛くなる。ボクは夕美にバレないように手で隠し、背中を微かに丸めた。
「次は体あらうよー」
夕美の言葉にボクはビクリとし、体をさらに丸める。
「もー、それじゃー洗いづらいでしょ」ボクの変化に気がついていない夕美は簡単に言う。
「体は自分で洗うから良い」
「えー、いいじゃん。なんで?」
「なんでも」ボクは語気を強める。
夕美は少し残念そうに息を吐くと「ならさ、ゆーねーと交代しよ」
「交代?」
「うん。今度はボクくんがゆーねーのこと洗ってよ」
「えっ」
夕美はボクの横で腰を落とす。顔の横で夕美のふくよかな胸が揺れ動く。ボクは真横にある胸に目が釘付けになる。

「ほーら、はやく」
夕美は催促する。けど硬くなったモノのせいでボクは立つことができない。ボクは意を決し、硬くなったのを手で必死に隠し、夕美にバレないように立とうとするが、上手くたてない。
「どうしたの?ほら」
ボクのおかしな挙動を不思議に思い、ボクの手を取る。
「ちょっ、ゆーねー待って」
片手がどかされる。もう一方の手では硬く大きくなったのは隠しきれず、ボクのが露わになってしまう。
「あっ・・・」
現れた、硬く、大きくなったボクのに、夕美はなぜボクが遠慮し、慌てていたのか理解した。ボクは夕美に硬く大きなったものを見られ、恥ずかしく、俯く。
「えーと、その・・・。ゆーねーの配慮・・・足りなかった、ごめん」
始めは視線を泳がしてたが視線の隅に入る、硬く、大きくなったボクのに夕美の視線は釘付けになる。
「そんな見ないで・・・」
「ごめん・・・」
手が自由になり、ボクはもう一度手で硬く、大きくなったのを隠し、俯きながら「こうなっちゃたら元に戻るまでじっとしてなきゃダメなんだ」

「そうなんだ」
ん?と、夕美は眉を寄せ「ねぇ、その・・・ボクくんって、オナ・・・自分でしないの?」
「自分で・・・って?」
きょとんとボクは首をかしげ、夕美を見る。ボクの反応は何も知らなそう。夕美は眉に微かに皺を寄せ、どうしよう。と悩む。純粋な瞳がまっすぐと助けを求めてくる。純粋な瞳に夕美の心はくすぐられる。夕美は手に覆われた硬く、大きくなったボクのを見る。
私のせいだもんね。夕美は意を決する。
「えっとね・・・。オナ・・・ニーって、聞いたことない?」
ボクは微かに首を縦に振り「でも、よくわかんない」
「そっか。オナ・・・ニーってね、男の人の手でおちんちんをシュッシュってするの」
指で輪っかを作り上下に手を動かす。
「シュッシュ?」
片方で硬く、大きくなったのを隠し、もう一方の手で夕美の真似をする。
「そう、シュッシュって」
「したことない」首を横にふる。
「そっか。もしかして・・・やり方わからなかったんだ」
少し戸惑いながらもボクは首を縦にふり、まっすぐと夕美をみる。その瞳は懇願しているかのよう。だめ。と、思いつつも懇願してくる瞳は潤み、愛らしく、夕美の心は揺れ動く。
「ゆーねー・・・」
助けを求めるボクの声と瞳に「なら、ゆーねーが・・・教えて、あげようか」
夕美は言葉にする。
「えっ・・・いいの?ホント?」
「うん。ほんと」
夕美はボクの背後に回り、身体を密着させる。柔らかで暖かい感触が背中に当たり、潰れる。感触の正体は考えなくてもわかる。ゆーねーのおっぱい。イタいくらいに硬くなる。硬くなった先に夕美の指が触れる。

「ふぇっ」
裏返ったおかしな声が出る「ゆっ、ゆーねー」
「だいじょうぶ。ゆーねーにまかして」
優しく、硬くなったボクの触れる。ボクのはほんの先以外、皮にまだ包まれている。夕美は丁寧に痛くないよう、皮を剥く。
「ぃっ・・・」
チクリと刺激が走りボクは背中を丸める。
「ごめん、痛かった?」
「んーん。平気」
痛みは直ぐに消え、スースーとむず痒くて、少し癖になる刺激に変わる。
「ほんと?痛かったら正直に言うんだよ」
「うん」
ボクは頷く。硬く、大きくなったボクのを、柔らかくて、優しい温もりが包み込む。硬く、大きくなったボクのは、ほん先の一部だけ覗かせ、後は全て、柔らかくて、優しい温もりが包み込まれる。優しい温もりに包まれただけなのに気持ちよく、ボクは驚く腰を少し引いた。
「大丈夫!痛かった?」
「ううん、違う。その・・・気持ちよくて」
言い淀みながらも、ボクは約束通り正直に言う。
「そっか、よかったー」安堵の溜め聞きを零し、ふふっと夕美は笑うと「正直に気持ち言ってくれてありがと。でもね、これからもっと気持ち良くなるんだよ」
ゆっくりと手を動かしはじめる。優しく包み込むように触れ、動いているているだけなのに、とろけるように気持ちよく、雁首と裏っかわを柔らかくて、優しい温もりに触れられ、コスられると、もっと気持ちいい。イタいほど硬く、大きくなっていく。

「ぁっ・・・ゆーねー・・・そこ、だめ」
ボクの声は蕩けたように震える。
「だめなの?きもちよくないの?」
「違う、ぎゃく。気持ちよすぎて、おかしくなっちゃう」
「そっか。ならもっと気持ちよくなっちゃおうか」
ボクの耳元で吐息混じりに甘くささやき、手のを動きを夕美は速くする。水とは違う、ぬるっとした少し温かい感触が指に触れる。夕美は指にぬるっとしたの絡め、動かす。くちゅっくちゅっ。と水みたいな音がお風呂場に微かに響く。
「・・・っ。ぁっ・・・。ゆーねー・・・やめ、て。おしっこもれちゃう」
柔らかくて、優しい温もりはぬるっとして、更に気持ちよくボクのを包み込む。ボクは今まで感じたことのないこみ上げてくる気持ちよさに、腰を思い切り引いた。けど、柔らかな夕美の身体がボクを包み、阻む。優しいぬるっとした温もりは、ボクのお願いとは反対に動きを更に速くする。くちゅくちゅ。と水音も速くなる。
「ゆーねー。やめて・・・なんかおちんちんおかしい。おしっこ漏れちゃう」
「ボクくん安心して。それたぶん、おしっこじゃないよ」
「えっ・・・でも。あっ、もうだめっ。ゆーねーおしっこ出る」
夕美の手の中でボクのはさらに硬く、大きくなり、脈を打つ。手にお湯とは違う温かいモノが付着する。夕美は手に付着したものを見た。白くドロッとしている。白いドロッとしたものは夕美の手の中では収まらず、正面のガラスも汚している。手の中の硬く、大きくなっていたボクのは少しずつ硬さを失っていく。
ボクは初めて経験した、腰のあたりからぞわりと身体を駆け巡る、おしっこに少し似た、でもおしっこするときより気持ちいい感覚に身体を震わす。気持ちいい。でもおしっこだよね。ボクはおしっこを漏らしたと思い、恥ずかしくうつむく。まだボクのを夕美の手は包み込んでいる。夕美の手に白いドロッとした見たことのないのがついている。
えっ、もしかして・・・。白いドロッとしたものにボクは血が引く。

「ゆーねー、ボク病気かな。おしっこが白くて、ドロってしておかしい」
初めて見るものにボクは声を震わし、不安になる。
「安心して、ボクくん」
夕美は身体をボクに密着させ、抱きしめる。夕美の鼓動が聞こえる。鼓動にボクは少し震えが落ち着く。
「これはね、おしっこじゃなくて精子って言って、ボクくんが大人になった証拠なんだ」
「大人の証拠?」
「うん、大人なの」
ボクは顔を上げ、鏡をみる。鏡にまで精子が飛び、付着し、鏡に映る夕美の身体を穢している。穢れた夕美の裸にボクは唾を飲み込み、喉を鳴らす。またムズっとしてくる。夕美は手についた精子を顔に近づけ、スンスンと匂いを嗅ぐ。初めての匂いは煮詰めた様にとても青臭い。どこか癖になる青臭さ。もう一度匂いを嗅ぎ、下をぺろりと出して舐める。食べているモノのせいか、苦味は少なく、どこか甘い。
「ゆっ、ゆーねー汚いよ」
「汚くないよ。ところで・・・治まった?」
夕美の問いかけにボクは首を横にふり、おもむろに立ち上がる。硬く、大きくなったボクのが、ちょうどしゃがんだ夕美の顔の高さに。夕美は目を丸くし、顔の正面にある硬く、大きいボクのを見る。
「どうしよう。ぼくほんとに病気なのかな?」
「違うから安心して。さっきも言ったけど、ボクくんが大人になってる証」
「ほんと?」
「うん、ほんと。ところで・・・そのー、もしかしてボクくん・・・ゆーねーの体みて、ドキドキしてたり、する?」

夕美は目の前の、硬く、大きくなったボクのを見ないように言おうとするが、視線は自然と、硬く、大きくなったボクのにいってしまい、言葉はしどろもどろになる。
少し間を置き、ボクは硬く、大きくなったのを手で隠し、恥ずかしそうに頷いた。けど、硬く、大きくなったのは完全には隠せていない。
「そっかー、そうだよね・・・。ボクくんも男の子だもんね。ごめん・・・。ボクくんのおちんちんがそうなっちゃたの、ゆーねーの所為でもあるんだ」
「ゆーねーの?」
「うん。ボクくんがいつまでも子供だと思ってた。けど、もう大人の仲間入りしちゃったんだよね」
手では隠しきれていない、硬く、大きなっているボクのを見ながら言う。「男の人はね、興奮・・・えっちな気持ちになると、おちんちんがおっきくなるの。それで・・・」
えっち。夕美から出た言葉にボクはピクリとする。手の中で硬い、大きくなったボクのも微かに動く。
あっ、いまピクってした。夕美は微かな動きを見逃さない。大っきい、どうしよう。これ私の所為だよね。ボクくんは大きくなるのわかってて、ダメって。でも・・・。ボクの愛らしい姿を、表情を、仕草を見ていると心はくすぐられる。
まっすぐと懇願混じりの愛らしい瞳が夕美を見てくる。夕美は、ダメ。と思いながらもお風呂の縁に腰をかける。

「それでね・・・大きくなったおちんちんを、女のひとのココに挿れるの」
ボクに見やすい様に足を広げ、指で広げてみせた。
夕美の真っ直ぐなショートヘアーとは違い、癖のある少し濃い茂み。茂みは白い肌に映える。指に広げられた艶かしく、いやらしい、柔らかな薄紅色の初めて見る女性のにボクの目は釘付けになる。
熱いボクの視線に、夕美は無意識に口元を緩める。体の奥底がじんわりとし、濡れてきているのがわかる。
どうしよう。夕美が少し躊躇していると「ゆーねー、もしかしておしっこ我慢してる」濡れ始めた夕美のを見て、ボクは言った。
夕美は指に触れる溢れ出たモノを、指で掬う。
「これはね、おしっこと違うの。女の人がね、えっちな気分になったら体の奥から溢れ出てくるの」
「えっ・・・」夕美の言葉にボクは驚くと同時に、夕美から溢れ出てくるモノを見る「もしかして・・・ゆーねーも・・・」
熱い視線が夕美を見てくる。もう取り繕うことも、後戻りすることも出来ない。それに、夕美は視線を落とす。硬く、大きくなったボクの。これは私の所為だよね。夕美はまた無意識に口元を緩める。
いいよね・・・。
「ねぇ、ボクくん」
「なっ、なに・・・ゆーねー」
「ゆーねーとセック・・・えっちなこと、したくない?」
「えっ・・・!?」
「もし、ボクくんがいやな・・・」
「したい!ゆーねーとえっちなことをしたい!」
夕美の全ての言葉を待たず、ボクは前のめりに、大きな声を被せる。
「そっか。ならお部屋に、行こっか」
夕美は口元に笑みを薄っすらと浮かべ言う。

お風呂場から脱衣所へ移動する。
ボクが体を拭こうとすると、夕美がバスタオルで包み、わしわしとボクの体を拭いてくる。ボクはやめてと言ったが聞いてくれず、体の隅々まで丁寧に拭く。裸かも見られ、硬く、大きくなったボクのにも触れられたけど、それでも恥ずかしいことには変わりなかった。
ボクの体を夕美は拭くと丁寧に自分の体を拭く。夕美の体が動くたびにふくよかで大きな胸が揺れる。ボクは揺れる胸に釘付けになった。

「あっ・・・服」
かごの中に着替えがなく、服を持ってくるのを忘れたことをボクは思い出した。どうしよう。とボクが悩んでいると「お部屋、いこっか」何も身にまとっていない夕美が恥じらうことなく廊下へ出ていく。
「ゆーねー!服!」
「持ってきなーい。それに、えっちするときに脱いじゃうし」
「えっ、脱ぐの?」
「うん。でも着てすることもあるけど。ほら、行こ」
慌てるボクの手を取り、夕美は廊下へ連れ出す。窓を雨が叩き、稲光が外を明るくする。まだ雷雨は激しいはずなのに、廊下はしんと静まり返っている。いつもは服着て、歩いている廊下。非日常。不思議な感覚。
そして目の前には、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。何も身にまとっていない素裸の夕美がさらに夢の中の出来事に思えさせる。
痛いくらい、硬く、大きくなったボクので夢ではないことを。
ボクは硬く、大きくなったボクのを手で隠した。
「恥ずかしい?」
「だってお母さんたちが帰ってきたら」
「ふふっ」と夕美は笑い「安心して。おばさんたちは夜まで帰ってこないから」口元に笑みをしたため、ボクの手を握り「お部屋、行こ」
廊下を歩き始める。ボクは夕美に引っ張られるように後をついていく。
階段は手を繋いだまま上がるのは危ないと思い、夕美は手を離し、先に上がっていく。数段空け、ボクは後をついていく。目の前には夕美のお尻。初めは目のやり場に困るが、目の前で揺れる夕美のお尻に目はいってしまう。夕美のお尻はダンスレッスンの賜物か引き締まっているが、適度な柔らかさも感じる。触ってみたい。けど、急に触って夕美を驚かせ、階段を踏み外し怪我させたらダメ。ボクはぐっと我慢する。

「あっ・・・。ボクくん先にお部屋入ってて」
ボクの部屋のドアを開けた夕美は何か思い出したらしく、客間へ向かう。どうしたんだろう?ボクは首をかしげなら部屋へ入った。
自分の部屋なのに、何をして待っていれば良いのかがわからない。雨音と雷鳴に耳を傾けながら、ボクは入り口付近で一人ぽつんと、夕美が来るのを突っ立って待った。

「おまたせ」
少ししてから夕美が部屋に来る。手には花があしらわれたポーチ。なんだろう?ボクは夕美の手のポーチに首を傾げた。
「どうしたの、ぼーっとして?ベッドいこ」
夕美はボクの手を握り、ベッド連れて行く。
いつもは、寝たり、マンガ読んだり、ゲームしたり、友達とふざけ合ったりしてるベッド。そのベッドに、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。なにも着ていないゆーねーと一緒に座っている。夢を見ているみたいに不思議な感覚。でもベッドはいつもとかわらず、ふかふかしている。
心臓の鼓動がどくんどくんと、うるさいくらい聞こえてくる。ボクは手を握りしめ、体の変異に気がついた。さっきまで痛いくらいに、硬く、大きかったのに、今はいつもと同じ静まった感覚。あれ・・・?ボクのを見た。
まだ大きいが硬さはなく、ふにゃっとしている。
「あれ、元気なくなっちゃった?」
ボクのを見ながら夕美が言う。夕美に萎れかけのボクのを見られたのが恥ずかしく、ボクは手で隠す。夕美は恥ずかしがるボクが愛くるしく、思わず微笑んだ。けれどボクは夕美に笑われたと勘違いし、体を丸める。
「もー、恥ずかしがらないの」
微笑み、夕美は無理やりボクの手をどかす。
お風呂場で見た、硬く、大きくなったのとは違い、萎れかけの花みたいに元気がない。
「どうしよう。ちんこちっちゃくなっちゃたら、えっちできない?」
夕美はくすりと笑みをこぼし「だいじょうぶ。ゆーねーがまた大きくしてあげるから」

夕美はボクを抱きしめる。花畑にいるようなふんわりと優しい芳香と柔らかな感触が優しくボクを包み込む。芳香な感触の正体は考えなくてもわかる。ゆーねーのおっぱい。ボクは芳香な柔らかな感触に顔をうずめる。
かわいい。
夕美は優しくボクの頭を撫でていると、お腹にぷにっと、硬いモノが当たる。夕美はお腹に当たる、硬いモノに手を伸ばした。そこまでまだ硬くはない。夕美は手で優しく包み込み、撫でるように手を動かす。徐々に硬さを取り戻していく。夕美は口元に笑みをしたため親指の腹で、雁首を撫で、筋に触れ、先に触れる。指の腹にぬるっとしたものが触れる。少しずつ溢れてくるぬるっとしたものを指の腹で、伸ばしていく。
「ゆーねーそれヤバい」
ビリビリと電気が走ったように、腰が砕けそうな気持ちいい感覚がボクを襲う。気持ちよすぎてボクは思わず腰を引く。
「ゆーねーまって、おちんちんおかしくなる」
けれど優しく包み込む夕美の手は逃してくれない。くにっくりっと敏感な先に触れてくる。痛いくらい、硬く、大きくなっていく。お風呂場で初めて経験した、腰のあたりからぞわりと身体を駆け巡る感覚が、体の奥からまた襲ってくる。
「だめっ!ゆーねー、また白いおしっこが出ちゃう」
ボクの言葉に夕美の手がピタリと止まる。ぞわりとした感覚は行き場を失い、むず痒く、もどかしい感覚となり、下腹部に留まる。ボクのは痛いくらい硬く、大きくなる。
「また、大きくなったね」
吐息を零すようにボクの耳元で夕美はささやいた。夕美のささやきにボクのはビクッと動く。

「えっち、したい?」
芳香な柔らかな感触に顔をうずめたままボクは頷いた。
「ならおちんちんにコンドームしなくちゃね」
夕美はボクから離れ、枕元に置いた、客間から持ってきた花柄のポーチを手に取る。
「コンドーム?」
「うん。コンドームって聞いたことない?」
ボクは首を横にふる。
「そっか。コンドームってね、おちんちんにつける避妊具・・・なんて言ったらいのかな?お帽子、かな?」
「帽子?」
「厳密に言ったら違うけど、さっきお風呂場でボクくんのおちんちんからピュッとでた精子・・・白いの覚えてる?」
「うん」
「あれはお花で言う雄しべで、ゆーねーのここは雌しべ」
夕美はボクに見やすいように膝をたて、指で広げる。白い肌に少し濃い茂み。艶かしく、いやらしい柔らかな薄紅色はお風呂場で見たときよりも濡れている。
「お花の受粉・・・わかるよね?」
「うん、いちおう」
「おちんちんからピュッと出た白いのをゆーねーの、女の人のここに出すと受粉、赤ちゃんができるの。それをコンドームっていうお帽子をして、ゆーねーの中に出ないようにするの」
夕美は持ってきたポーチを手に取り、ファスナーを開け、中から無機質で薄い四角い包装されたモノを取り出した。
あっ、じーちゃんが飲んでる漢方薬に似てる。もしかして、こんどーむ。って苦いお薬?でもゆーねーは帽子って・・・。初めて見るモノにボクは勘違いをする。

夕美は慣れた手付きで封を切り、中から何かを取り出した。
ぱっと見、大きい笛ガムに見える。けれど笛ガムとは違い、真ん中に穴は空いていない。ボクは首をかしげながら夕美が持つモノを見た。
「付けるね」
ボクは夕美に促されるまま膝立ちする。夕美は手に持ったモノを硬く、大きくなったボクのにあてがい、つける。
ぬるっとして、締め付けはなく、すこしダボッとし余裕がある。不思議な感覚。ボクのに付けられた初めてのゴムに戸惑う。
「やっぱり、大きいか」
大きい?零したように小さい夕美の言葉をボクは聞き逃さなかった。心がチクリとする。何に対して大きいの。ボクは心を少し歪ませる。ボクの微かな変化に夕美は気が付かない。
「これで準備オッケー・・・えっち、しよっか」
夕美はベッドにペタリと座り、手を広げる。ボクは口元を結び、夕美の胸にゆっくりと飛び込んだ。

ボクにわかりやすいよう夕美は指で広げる。白い肌に少し濃い茂み。艶かしく、いやらしい柔らかな薄紅色。ボクは夕美のに硬く、大きくなったボクのをあてがう。夕美のに先が触れるたび、擦れ、気持ちいい。
「ゆーねーここ?」
「もう少し下かな」
夕美はボクのには触れ、うまくいくよう導く。「そのまま腰前に出して」
「うん」
言われるがままボクは腰を前に出す。ゆっくりと小さいながらも、硬いのが夕美の中を広げ、挿入ってくる。夕美はベッドに体をあずける。
下半身の密着した感じで、夕美はボクのが根本まで挿入っているのがわかった。夕美はボクの頭を優しく撫でながら「童貞卒業おめでと」優しく、微笑んだ。
「ゆーねーなにこれ、すごい」
初めての挿れた夕美の、女性のは、とろけるようにあったかく、うねりながらボクのを優しく包み込みこみ、下半身からとろっと体が溶けていく気がし、ふんわりと優しい芳香も優しくボクを包み込む。ボクは完全に蕩けきった、舌足らずな少し情けない声を上げ、腰を無意識に乱暴に動かしはじめた。
「あんっ・・・もう、そんなに焦ると・・・すぐ、っ・・・イッちゃうよ」
経験したことのない、とろっと体が溶けていく、気持ちいい感覚にボクは夢中に腰をふり、夕美の声は聞こえていない。
夢中に腰をふっていると、とろっと体が溶けていく気持ちいいのとは別の、お風呂場経験した、腰のあたりからぞわりと毛穴が粟立つ、でも気持ちいい感覚が駆け巡る。
「ゆーねーさっきのでる」
ボクは腰を動かしたまま言う。ボクのが痛いくらいに硬く、大きくなっていくのが鮮明にわかる。ボクは無意識に、打ち付けるように下半身を夕美に密着させた。
「ゆーねーでる」
どくんとひときわボクのは大きく、何度も脈打つ。ぞわりと気持ちいい感覚が、脈打つたびにとろっと溶けて出ていく。体の力も一緒にとろっと溶けて出ていき、うまく体に力が入らない。ボクはそのままへってしまう。
なんだろう、走ったみたい。でも気持ちよかった。へたったボクを、ふんわりとした優しい芳香と柔らかな感触が包みこむ。

「気持ちよかった?」
「うん」
夕美の問いかけに、ボクは優しい芳香で柔らかな感触に顔をうずめ、恥ずかしそうに、息を整えながら頷いた。
これで、終わりか。と、芳香で柔らかな感触に顔を埋めながらボクは少しさびしくなるが、ボクのは硬く、大きくまま。小さくならない。
それに、ゆーねーの中、きもちいい。とろけるようにあったかく、優しくボクのを包みこむ。
どうしたらいいの?ボクは戸惑う。けど、きもちよくなりたい。ボクは無意識に腰を微かに動かす。
小さいながらも硬いのが中でぴくりと動く。胸の中に顔をうずめるボクを、愛おしそうに、優しく、夕美は撫でながら聞く。
「ふふっ、まだボクくんは元気だね。まだ、したい?」
「したい!」
言うと同時にボクは腰を乱暴に動かそうとする。
「だーめっ!動かないの」夕美は乱暴に動こうとするボクの腰に足を絡め、自分の方へ引き寄せ、動けないようにする「まずゴム変えないと」
「ゆーねーそれ・・・やばい」
ぴたりと体が夕美の体に密着し、とろけるようにあったかく、うねりながら硬く大きいボクのをきつく包みこむ。ぞわりと肌が粟立つ。きもちいい。
中でボクのがピクリと跳ね、さらに大きくなる。
「もしかして・・・出ちゃった?」夕美は少し申し訳無さそうに言う。
「たぶん、でてない・・・」
「よかったー」
とろけ出る感覚はなかったが、根拠はなく自信なさそうにボクは言う。夕美はボクを素直に信じてみせた。
夕美はボクの腰から足を外すと、体を器用に動かし、ボクのを抜いた。ボクのを覆うゴムの隔たりの先に、白いどろっとしたのが大量に溜まっている。
「沢山出たね」
隔たり優しく外し、夕美は指でぶら下げるながら、先に溜まった白いどろっとしたものを眺め、言う。

あんなに出てたんだ。ボクは初めて見る、隔たりに大量に溜まった白いどろっとしたものに恥ずかしくなるが、まだボクのは硬く、大きい。
「まずはおちんちんキレイにしよっか」
夕美は部屋の中をきょろきょろと見回し、机の上にティッシュを見つけ「ちょっと待っててね」とベッドから抜け出す。
裸の夕美が部屋を歩いている。変な感じ。アイドル相葉夕美のポスターがさらに不思議な気分にさせる。ボクは不思議な感覚に戸惑いながらも、目では夕美を追う。夕美のお尻が揺れるたび、どきどきしてくる。痛いくらいにまた、硬く、大きくなる。ボクは唾を飲み込み、ベッドから抜け出した。

「ゆーねー」
ティッシュを数枚取り、ベッドへ戻ろうとした夕美に、ボクは後ろから抱きついた。
「えっボクくん!?」
突然抱きつかれ夕美は驚く。振り返ろうとするが、腰を力強く抱きしめられ上手く振り返れない。太ももに硬く、大きくのが触れる。
「ゆーねー、ゆーねー」
ボクは腰に抱きついたまま、つま先を立て、押し付けるように挿入ようとするが、うまく挿入らない。
お尻から太ももにかけ、硬く大きくなったものが動く。
「コラッ!焦らないの」
夕美は声を張り上げた。ボクはビクッとし、動きを止めたが、抱きついた夕美の腰は離さない。
「もー、離してくれなきゃえっちしないよ」
夕美の言葉にボクは渋々離れる。
夕美は自由になり、ため息をこぼしながらしゃがむ。目の前に小さいがらも、硬く、上を向いたボクの。夕美は手に持ったティッシュでボクのを先から根本まで優しく、丁寧に拭く。くすぐったいのをボクは我慢した。
「はい、キレイになった。ベッド、もどろ」
ボクは頷く。

ベッドへ戻ると夕美はまたポーチからゴムを取り出し、ボクのに被せる。被せると、指先でボクの先に触れる。
「よし。っと、きて」
夕美はベッドに体をあずける。ボクは硬く、大きくなったのを夕美に押し付けるが、上手く挿入することができず、早く挿入たいボクは焦り乱暴に腰を押し付け動かす。
「もー、そんなにあせらないの」
ため息交じりにくすりと笑みをこぼしながら、ボクのに触れる。
夕美に導かれるまま、腰をゆっくりと押し出していく。
とろけるような温もりが、ボクのをまた優しく包み込みこむ。下半身からとろっと体がとろけていきそう。ふんわりと優しい芳香がボクを包み込む。とろけていく温もりと、ふんわりと優しい芳香に、ボクのは痛いくらいに硬く、大きくなる。
ボクは乱暴に必死に腰をふる。
「ゆーねー、ゆーねー」
とろけきった甘い、舌っ足らずで、必死で可愛いボクの声が零れ落ち、夕美に降り注ぐ。まだ幼さが残る必死な顔。必死で可愛い。
「きもちい。ちんこきもちいい。ゆーねー、きもちいい」
小さくて、少し乱暴な腰使い。でもそれが必死でかわいい。
夕美の心はくすぐられる。
じんわりと体の奥底が熱くなってくる「んんっ・・・ぁっ・・・」微かな吐息を夕美はもらす。
「ゆーねー・・・すごい・・・あったかくて・・・きもちいい」
ボクのをとかすように、夕美の中は徐々に熱をおび、うねり、ボクのに絡みついてくる。まるでお風呂場で触られたときみたいまたとろっと体が溶けていく気がしする。
「ゆーねー、んんっ・・・あっぁっ・・・ゆーねー、きもちいい。また・・・でちゃう」
ぞわりと体が粟立つ。ボクは夕美に下半身を押し付ける。
「ゆーねーでる」
どくんとひときわボクのは大きくなり、ビュッと勢いよく出たのがわかる。ボクのは何度も脈打つ。ぞわりと気持ちいい感覚が、脈打つたびにとろっと溶けて出ていく。体の力も一緒にとろっと溶けて出ていき、うまく体に力が入らない。

「ゆーねーさっきよりすごい」
ボクは夕美の胸に倒れ込む。優しく芳香で柔らかい。ゆーねーのおっぱい柔らかい。ボクは顔を柔らかな感触に顔を埋めた。おっぱい、きもちいい。
ボクのがまた、硬く、大きくなっていく。
「・・・。ゆーねー、ぼく・・・。まだ、したい」
柔らかな感触に顔を埋めたまま、恥ずかしがりながらボクは言う。
「なら、お帽子変えよっか」
ボクの頭を優しく撫でながら夕美は言う。
「うん」ボクは頷いた。

夕美に促さえ、ボクはゆっくりと腰を引く。熱をおびた夕美の中はうねり、ボクのに絡みついて離そうとしない。
「ゆーねー・・・やばい」
ボクは我慢できず、一気に腰を引いた。勢いをつけたせいでベッドに転がる。「いてて」ボクは体を起こし夕美を見る。
ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。白い肌に少し濃い茂み。かわいいお臍。艶かしく、いやらしい柔らかな薄紅色。薄紅色のは何かを咥えている。なんだろう?ボクは目を凝らす。
あっ・・・。ボクのを慌てて見る。夕美被せてもらった帽子がない。もう一度夕美のを見る。帽子だ。ボクはどうしたらいいのかわからない。
違和感に気づいた夕美は、親指と人差指でゴムをつまみ、取り出す。
白い、どろっとしたので先は膨れている。
ホントにゆーねーの中に挿入ってたんだ。夕美の中から出てきた、白いどろっとしたもので膨れた帽子が、ゆーねーとえっちしたと実感させる。
「すごいね・・・」
つまんだゴムに溜まった白いどろっとしたのを見ながら、夕美は驚く。三回目なのにまだ前と量は変わっていない。夕美はちらりとボクのを見る。小さいけどまだ硬そうで、大きくなってる。夕美の口元は無意識に緩んだ。
ベッド脇に持ってきたティッシュでまた、ボクのを根本までキレイに拭き、ポーチからゴムを取り出し、ボクのに被せた。ボクのは硬く、大きくなっている。
「今度は・・・ゆーねーが動いて、いいかな?」
「えっ・・・」
動くって?夕美の言葉の意味をボクは理解できない。どう応えればいいのかわからない。ボクが戸惑っていると、夕美が優しくボクの胸を押した。
「ごめんね」
夕美の謝る声がした。
見慣れた天井が目の前に広がり、夕美が見下ろしてくる

ショートヘアの前髪が垂れ下がり、おでこを覗かせている。長いまつげ、潤んだ瞳。スッキリとした目鼻立ち。ぷっくりと艷やかな桜桃色の唇。ほんのりと赤くなった白い肌。たゆみ、揺れる、ふくよかで大きい、柔らかかった胸。胸はたゆみ、揺れてもきれいな形を保っている。見上げる夕美はとてもきれい。
「きれい」ボクは無意識にこぼした。
「ふふっ、ありがと。うれしいな」
夕美は微笑んだ。ボクは恥ずかしなり視線をそらした。
「恥ずかしがらなくていいよ。女の子はね、素直に褒められるの嬉しいんだ」
「ほんと?」
「うん。ゆーねー、ボクくんに『きれい』って言われて嬉しかったよ」
柔らかな感触が一瞬、ボクのおでこに触れる。夕美がボクのおでこに口づけをする。
「一緒に気持ちよく、なろ」
夕美はボクの小さいが硬く、大きくなったのに触れ、あてがい、ゆっくりと腰を落としていく。
とろけるような温もりが、ボクのをゆっくりと優しく包み込みこんでいく。きもちいい。ボクの頬はとろけたように緩む。すっぽりと、とろけるような温もりにボクのは包まれ、姿は見えなくなった。
「見て。ゆーねーのここ、ボクくんのおちんちん咥えちゃった」
夕美は手を後ろにつき、体を反らす。ふくとかな大きい胸とぷっくりとしたピンク色の先がツンと上を向く。引き締まるお腹、かわいいお臍。白い肌に少し濃い茂み。そして柔らかな薄紅色。薄紅色はボクのを咥えている。
えっち・・・してるんだ。それも、ボクからじゃなくて、ゆーねーから・・・。
すっぽりと、とろけるような温もりが、ボクのを優しく包み込んでいる。
気持ちいいけど、もやっとするのはなんでだろう。

「んんっ・・・」
ビクリと静電気が走る。生暖かい感触。夕美は視線を落とす。ボクが胸の先に吸い付いている。赤ちゃんみたい。夕美は頬を緩める。ボクは吸い付き、甘噛んでくる。身体はびくつき、熱が溶け出ていく。
「ぁンっ・・・おっぱい・・・ちくび、きもちいい」
とろけたような夕美の吐息がボクにこぼれ落ちる。夕美の中はとけるようにあつく、搾り取るようにうねり、ボクのに絡みついてくる。ぞわりとする。
「ゆーねーぼくもう」抱きしめるように夕美の腰をボクはつかむ。
「んんッ・・・もう、ちょっと・・・あっ・・・もうちょっと・・・んンっ・・・がんばってぇ・・・ゆーねー・・・も・・・んっ・・・イケ、そう」
これまでないくらいとけるようにあつく、うねり、ボクのを締め付けてくる。
「だめっでる!」
ぞわりとボクの体中が粟立つ。痛いくらいボクのが大きく、脈打つ。どくん、どくん。と、とろけ出ていくのがわかる。きもちいい・・・。ボクはベッドに身体をあずけた。ベッドは優しくボクを包む。
「イッちゃった?」
夕美の問いかけに恥ずかしがりながらボクは頷いた。
「そっか・・・」
夕美がこぼした言葉はどこか不満げ。夕美はゆっくりと腰を浮かし、ボクのを抜く。ゴムにドロっとしたのが。白いドロっとしたのはゴムの隙間から下へ垂れていく。
夕美はまだ硬く、大きいボクのに触れる。
熱が身体の奥底で燻り、もどかしい。あと・・・あとちょっとで私も久々にイケたのにな・・・。ポツリと夕美はもらした。不満げにもらした言葉はボクには聞こえてはいない。

「ゆーねー、どうしたの?」
「ううん。なんでもない」
不満げな夕美の表情は、ボクにはどこか悲しげに見え、夕美を心配し声をかけた。夕美はボクに聞かれたと思い焦る。
「また、沢山出たね」
話題を変えるように、ゴムを取り、指先で摘みながら言った。何度も出しているはずなのに量は変わってない。これが若さってやつなのかな?夕美はくすっと笑い、まだ硬く、大きいボクのを見る。
「ボクくんのまだ、スゴいね」
乾いた笑いが混じった夕美の言葉に、ボクは少し恥ずかしくなる。
「まだ・・・したいよね」
夕美の問いかけにボクは間髪入れず頷いた。
「なら、しよっか」にこやかに夕美は笑い「まだゴムあったけな?」枕元に置いたポーチを四つん這いで覗く。
程よく丸みを帯びた白いお尻。初めて見るお尻の穴。そして柔らかな薄紅色。柔らかな薄紅色は湿り気を帯び、艶かしく、鈍く光り、微かに奥を覗かせる。溢れ出た湿り気は雫となり、夕美の白い太ももを、茂みをつたいこぼれ落ちる。
ボクは生ツバを飲み込み、喉をならす。
無防備な夕美のお尻がボクの目の前で揺れている。ボクはゆっくりと動き、湿り気を帯び、艶かしく、鈍く光る柔らかな薄紅色に硬く、大きくなっているボクの先をあてがう。
「ボクくんごめん。もうお帽子が・・・」
生ツバを飲み込み、夕美を無視し、ボクは腰を前に押し出した。さっきまでと比べ物にならないくらい、とけてしまうくらいあつく、うねり、つぶつぶした感触がボクのに絡みついてくる。

「えっ!?」ぐりっと、小さいながら硬い異物が内側からえぐり、隙間を埋める「んんっ」これって・・・ボクくんのだよね「まって・・・ボクくん」
小さくて硬い、異物の正体に夕美は気が付き慌てる。
「すごぃ・・・ゆーねー、すごいきもちいい。さっきよりもあつくて、とろとろして、つぶつぶしてて、さきがこすれてきもちいい」
夕美の腰をつかむと、ボクは腰を動かし始める。ボクのが夕美に出たり入ったりしている。すごい・・・。ボクは興奮し、必死に腰を動かす。
とろけてしまうくらいあつく、動くかすたびに、つぶつぶしたのが敏感な先にこすれてきもちいい。
「きもち、いい。ふぅ・・・あっ、んンぁ、はぁ・・・ゆーねー・・・きもちいい」
「だ・・・めっ。んんっ、あっ。だ、め・・・ンっ、ぅくっ。だか、ら。ボク・・・くん、あっぁン。抜いて・・・ンッ。おねがい、だから」
甘い吐息に嬌声が混じった夕美のお願いはボクには届かない。ボクは「ゆーねー、ゆーねー」と一心不乱に腰をふる。ギシッギシッとベッドの軋みと、くちゅっくちゅっと混ざり合う水音が部屋に響く。
「ボク、くん・・・。ほんと、ンンっ・・・ダメ、だから・・・おちんちん、んッ、抜いて」
ぞくりとボクの体中が粟立ち、視界がちかちかと弾けるように光る。今までにないくらい、痛いくらいボクのが大きくなる。ボクはこれでもかと腰を押し出し、夕美に密着させる。夕美と身体の熱を感じる。
ぞわりとまた体中が泡立ち、ボクのが大きく脈をうつ。あつく、溶け出て、きもちいい。

「うそ・・・」
小さくて硬いのが、ひときわ大きくなり、何度も脈をうち暴れ、中を満たしていっているのがわかる。ベッドの軋みと水音のかわりに、ボクの不定期な吐息が混じった息遣いがする。
出し切ったのかボクのは大人しくなるが、まだ硬いまま。
ボクは下をみる。夕美の白いお尻。お尻と下半身が密着し、ボクのが見えない。ボクはゆっくりと腰を引く。とろけるあついつぶつぶがボクのに絡みつく。きもちいい。絡みつかれながらも、ボクのが夕美の中から出てくる。ボクのに白い、ドロッしたのがついている。
ほんとに挿入ってたんだ。挿入ってるんだ。
夕美の腰を掴む、ボクの手に力が入る。ボクは腰を大きく前へ動かした。
「あっ・・・だめ。まっ、て・・・」
小さくて硬いのが容赦なく内側からえぐるように動く。
「ゆーねー、ゆーねー」
吐息混じりの甘く、切ないボクの声と、加減を知らない本能のまま腰使いが夕美を求めてくる。
「んンっ。あっ、だ・・・め・・・ッん。あっ!そこ、だめっ・・・きもち、いい」
小さくて硬い、自分勝手で加減を知らない、めちゃくちゃな腰使い。だけれど、夕美の知らないところをえぐる。ぞくりと背中が粟立ち、身体の奥底がじんわりと熱くなってくる。でもめちゃくなちゃボクのは焦らすよように、夕美の知らないところをかすめるだけ。
「あっ、んン。なんで・・・」
身体の奥底の燻りが熱くなってくる。
とろとろした蜜みたいなのが夕美の中から溢れ、ボクのが動くたびにくちゅ、ぐちゅっ。いやらしい水音にかわる。とけているのに、狭くキツい。とろけるあついつぶつぶがボクのに絡みつき、うねり、しめつける。ボクは腰を必死に動かしていると、柔らかいけど、他のとこより少し固い所に先が触れる。こすれて、きもちいい。ボクは一心不乱にそこをめがけて腰をふる。

「あんっ!・・・そこ」
ぐりっと拙い腰つきで知らなかったところをえぐる「ッん。だめ、きもち・・・いい。んんっ、あっ、んくっ、ボク・・・くん。ぁッ、やんッ・・・ぁンッ」
今まで聞いたことない、夕美の甘い吐息混じりの嬌声が部屋に響く。夕美の短い髪がみだれる。汗ばんだ背中と腰回り。丸みを帯びたお尻。柔らかな薄紅色。薄紅は艷やかに湿り気を帯び、ぬるぬるした蜜が溢れ出ている。ぬちゅっ、ぐちゅっ。腰を動かすたびにいやらしい水音を奏でる。
夕美が知らなかったところにえぐる。ぞくりと背中が粟立つ。
「ボクくん・・・んんっ・・・ぁッ、すごっ・・・い。ぁンッ。ぁっ、んンっ。乱暴な、ボク・・・くんの、っッ!おちんちん・・・きもち、いい。ァン」
激しく後ろから突き上げてくる。ボクの小さくて硬いのが、知らなかったきもちいいトコを穿つ。奥底の燻りが熱に変わる。ぞわりと熱が身体を駆け巡る。「んン~っ」夕美は背中を丸め、上半身をベッドにべたっとつける。胸がベッドに潰れる。ボクに吸われ敏感になった先がシーツに擦れる。ボクが腰を動かすたびに、身体が大きく揺すられ、先が擦れ、きもちいい。
「んン~っ。あっ、ぁッ。きもちいい。もう・・・だめ。ゆーねー・・・ァンッ。ボクくんの、おちんちんに・・・イかされちゃう。んんっ・・・。あっ・・・。んくっ・・・。あっあっ・・・。きもちいい」
いままでと比べ物にならないくらい、あつく、とろけ、うねり、絡みついてくる。キツい。搾り取るようにボクのに締め付けてくる。ぞくりとボクの体中が粟立ち、視界がちかちかと弾けるように光る。痛いくらいボクのが大きくなる「ゆーねー」夕美の名前を叫びながらボクは出した。
「あんっ。ぁっ・・・だっ、めっ・・・。イくっ」
身体の奥底からじゅわっとした熱が湧き上がる。体中が粟立ち、身体の力が抜けていく。夕美は背中を丸め、ベッドにうつ伏せでへたり込む。
夕美の中に出し切る前に、ボクのが抜けてしまう。身体のバランスを崩す。白い、ドロっとしたの飛び出し、夕美の白い背中を穢す。

イカされちゃった。なんか変な感じ。イカされ、背中のあったかい感触に苦笑しながら、夕美はベッドに身を任せ、息を整える。
ボクはベッドに尻もちをついた。夕美の白い背中が見える。白い背中は汗ばみ、白いドロッとしたものが穢している。息を整えている夕美の身体は微かに上下している。なんかえっち。ムズっとしてくる。顔を上げると、視線の隅にアイドル相葉夕美のポスター。ポスターを見てから、ベッドの上で息を整えている夕美をみる。少し濡れたショートヘア。潰れ、背中からこぼれる胸。汗ばんだ白い背中。その背中を穢している白い、ドロっとしたもの。程よく丸みを帯びた白いお尻。夕美の姿を見ていると、また、硬く、大きくなっていく。
ボクは喉を鳴らし、夕美に覆いかぶさる。夕美の身体は柔らかくて、あったかくて、きもちいい。硬く、大きくなったのをボクは夕美のお尻にさすりつける。
ちょっと重たいけど、どこか心地いい重さが夕美に覆いかぶさる。昔は肩車してあげれたのにな。まだ子供だと思ってたのに。熱いものがお尻に擦りつけられる。小さいけど、硬い、大人になったボクのに夕美は苦笑する。
まだこの体位は難しいのかな。上手く入らず、ボクのは暴れ、悪戦苦闘している。焦らされてるようで、焦れったい。それに間違ってお尻に入れられるのはヤダな。夕美は少し期待している自分に苦笑する。
「もー、焦らないの。ボクくんちょっとどいて」
ため息交じりの夕美の声にボクはビクつく。どきたいけど、どいたらもう終わりだと思い、退くのをためらいながら、腰を微かに動かす。
もしかして・・・。夕美はボクの気持ちを察し、くすりと内心で笑う。

「ボクくん、おもたーい。ゆーねー潰れちゃうよー」
あからさまな棒読み。けどボクは慌て「ゆーねーごめん」夕美から退く。
夕美は身体をお越し、ベッドに座る。目の前にボク。ボクは少し気まずそうに視線をそらしている。夕美はため息をこぼしてから、膝をたて、柔らかな薄紅色を広げ、指を沈める。身体の奥底から溢れたのとは違う、ドロっとしたものが指先に絡みついてくる。夕美は指に絡みつたもドロっとしたものを指で、かき出す。
「んっ・・・ぁっ・・・」
夕美の甘い、吐息とともに、ドロッとした、白いものが柔らかな薄紅色からこぼれ落ちていく。夕美は何度か指で、白い、ドロッとしたのをかき出す。ボクは食い入るように夕美の指先を、柔らかな薄紅色を見ていた。
「もー、ボクくん出しすぎだよ」
かき出すのを諦めた夕美は、ため息交じりの感嘆を漏らし、白い、ドロッとしたのがついた指を舌で舐め、絡めてから、咥えた。生臭くて、少し甘い。まだドロっとしている。
指を舐め、咥える夕美の姿は扇情的で、淫靡。知らない夕美の表情にボクはムズっとする。
「ほんと元気だね」
夕美の視線に、ボクは目を泳がせ、夕美から視線をそらす。ベッドに置いたティッシュを取り、かき出したボクのを拭う。
小さきけど、まだ硬く、大きいボクのに夕美は苦笑し、溜め息をこぼす。
「ねぇ、ボクくん。ゆーねー、お帽子してからって言ってよね」
少しきつい口調。もの言いたげな夕美の目がボクを見てくる。ボクは身体を強張らせる。
強張るボクに夕美はため息をこぼし、大人になったボクのをみる。小さいけど硬い。けど、まだ子供のように元気。
でも私のせいなんだよね・・・。それに私も気持ちよくてイッちゃった・・・イカされちゃったんだよね。
自分勝手なめちゃくちゃな腰使い。知らないきもちいいとこ。思い出すだけで、身体の奥底で熱が燻ってくる。夕美は無意識に口元を緩ませ、目でボクのを見ながら誘惑するように言う。
「ボクくんは・・・まだしたよね」
夕美の言葉に少し間をおき、ボクは頷いた。
「なら、しよっか」口元を緩ませ、夕美は言った。

「わかるよね」
夕美はベッドに身を預け、ボクにわかりやすいように膝を立てる、
ボクは頷いたが、夕美とは距離を置く。
「どうしたの?」不思議に思った夕美がボクに問いかける。
「お帽子はいいの・・・?」
「そのことかー。実はゆーねー、もうお帽子持ってないんだ」
「えっ・・・」
「あれ?どうしたの固まって」
夕美の言葉にボクは固まる。どうしたらいいのかわからない。ついさっき帽子をつけなくて怒られたばかりなのに。ボクはおそるおそる聞く「いいの?」
ボクの態度に夕美は思わず笑いをこぼし言う。
「もー、ゆーねーの中にたくさん出しといてそれ言う」
夕美によってかき出されたのに、白い、ドロっとしたのが柔らかな薄紅色から垂れている。ボクはバツが悪くなる。心配してくれるボクに夕美は心がくすぐられる。
「それに、ボクくんには言ってなかったけど、ゆーねー、お薬飲んでるから一応、平気なんだ」
「えっ、お薬」
薬という言葉にボクはビクッとし、ボクの顔はみるみるうちに曇り、悲壮感にあふれていく。
「ゆーねーって病気なの?」
引きつったボクの言葉に、夕美はあっけらかんと笑い「違う違う。ゆーねーとっても元気だよ。お薬って言っても、うーん。なんて言ったらいいんだろうな・・・。えっと・・・。まだ、ボクくんが知るのには早い、かな?」
「やっぱ、ボクまだ子供なんだ」
はぐらかされ、秘密にされ、ボクは口を尖らせ拗ねる。
「もー、拗ねないの。そ・れ・に」
夕美は手を伸ばす。指先にボクのが触れる。ボクのは小さいけど硬く、熱をおびている。
「もうここは、大人だよ」先端に触れ、笑い、夕美はボクをまっすぐと見て微笑む「ねぇ、おいで」
夕美は手を広げる。ボクは夕美をまっすぐと見てから、腕の中へ勢いよく飛び込む。
「きゃっ」
可愛らしい悲鳴を夕美はあげる。身体を柔らかなベッドが包みこむ。夕美は微笑みながら押し倒した犯人を、ボクを見上げる。
まだ所々に幼さが残りながらも、凛々しさや逞しさを感じる。それに・・・。もう、子供じゃないんだもんね。
夕美は口元を緩ませ「しよ」ボクの首に腕を回した。

夕美はベッドに仰向けになり、足を持ち上げ、広げる。白い肌に少し濃い茂み。柔らかな薄紅色が露わになる。柔らかな薄紅色はつややかに、なまめかしく、濡れそぼち、奥を覗かせる。
ゆーねー、すごいえっち。いやらしい・・・。
痛いくらい、硬く、大きくボクのはなる。生唾を飲み込み、喉を鳴らし、ボクは夕美を食い入るように見る。
「そんなに見られると・・・ゆーねー、恥ずかしいな」
食い入るボクの視線と、恥ずかしい自分の姿に、夕美は顔が、身体が熱くなってくる。身体の奥底で熱が燻っている。
「はやくきて、ボク」
ボクは頷き、硬く、大きくなったボクのを夕美にあてがう。はやる気持ちを抑え、失敗しないようにゆっくりと腰を前へ動かす。
とろっとあったかく、温もりがボクのを包み、うねり、つぶつぶしてて気持ちいい。身体がとろっと溶けていく気がする。
小さいけど、硬いのが隙間を埋めている。たどたどしくも一人でできた。少し大人になったボクの頭を優しくなで、言う。
「一人でできたね」
「もう子供じゃないから」
「そうだった」
誇るボクは愛らしく、夕美は頬を緩める。ボクは頷き、腰を動かす。
とけるようにあつく、うねり、絡みついてくる。今までにないくらい、キツく、狭く感じる。うねる、つぶつぶに先が擦れるたびに、ぞくりと身体が粟立つ。
「ゆーねー、ゆーねー」
吐息が混じった甘い嬌声。不規則でぎこちない腰つき。けど、それが愛くるしく夕美は思う。必死でかわいい。なんか、しんせ・・・んンッ。ぎこちない腰つきが、今日まで知らなかったところをえぐる。ぞわっ、と小さく身体が粟立ち、夕美はシーツを握る。

「ゆーねー、すごい」
とろりした蜜みたいなのが夕美の奥から溢れ、ボクのが動くたびにくちゅ、ぐちゅっ。いやらしい水音にかわる。ボクは夕美の覆いかぶさり、腰を必死に大きく動かす。
「きもちいい、ゆーねー、きもちいい」
吐息混じりの荒い息遣い。腰つきが徐々にスムーズになってくる。ぐりっと気持ちいいところをえぐり、刺激してくる。
「んんっ。あっ、ぁっ・・・んぁッ。きもち・・・いい。んくっ。ゃっ、そこ・・・きもちいい。んンッ」
どろりと蜜みたいなのが夕美の奥から溢れ、ボクのが動くたびにぬちゅっ、ぐちゅっ。と混じり合ういやらしい水音がする。ギシッギシッ。と、ベッドが聞いたこないくらい軋む。吐息混じりの初めて聞く気持ちよさそうな、甘い夕美の嬌声。
「ゆーねーもきもちいい?」
「んっ、あっ・・・ゆーねー、も・・・ぁッ、ァンッ。きもちいい、よ。ンんっ」
頬が赤らみ、目元はとろりと垂れ下がり、桜桃色の唇はゆるみ、とろりと溶けた甘い嬌声。夕美の見たことのない、気持ちよさそうな表情。
ゆーねーもきもちいいんだ。ボクは更に腰を必死にふる。
「あっ、ッ・・・。アンッ!んっ、アッ、ボクッ、くん・・・んくっ・・・ァっ、はげ、しい。んンッ、アッ。すご・・・い」
夕美の大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先が、腰を突き出すたびに大きく揺れ、やわらかに波打つように形をかえる。
すごい・・・。ボクはやわらかに波打ち、形をかえる、大きい、ふくよかな胸にふれる。汗ばみ、やわらかく、弾力もある。おっぱい、すごい・・・。ボクは少し力をいれる。ぐにゅっと指先が沈み、手のひらに固いのがふれる。これって・・・。名残惜し見ながら手をどかす。
ぷっくりと主張するピンク色の先。ボクはピンク色の先にしゃぶりついた。ほんのりとしょっぱくて、でも甘い。ボクはあまがむ。

「ひゃんっ!ち、ちくび、んンッ・・・ァンッ・・・だめ。んくッ、ぁっ・・・んんっ。あっ、だめ・・・ゆーねー、の。ふくっ・・・アッ、ちく、び・・・いま。んンっ、びん、かん・・・だから・・・はぅん」
ちゅぱっ、ちゅぱっ、と赤ちゃんのようにボクが吸い付いてくる。ゾクゾクと身体が粟立つ。夕美は思わずボクの頭を抱きしめる。
「んんっ」
とかすような熱がうねり、ボクのに絡みつき、芳香で柔らかな感触が顔を覆う。あまじょっぱい、弾力がある触感。ボクは赤ちゃんのようにしゃぶりつきながら、必死に腰をふる。
ぐちゅっ、ぐちゅっ。いやらしい混じり合う水音と、ギシッギシッ。ベッドが激しく軋む音が部屋に響く。
小さいけど硬い、ボクのが、ぐりっと、夕美の内側から気持ちいいとこをえぐり、敏感になった先をあまがみ、刺激してくる。身体の奥底はあつく、熱が溢れ出ていく。
「だめ・・・あんっ・・・おちんちんも・・・ちくびも・・・きもちいい。ゆーねー、もう、だめ・・・いっちゃう・・・イく・・んんっ」
ゾクリッと、電気のように熱が夕美の体中を粟立たせる。
蜜みたいにどろっとした、熱いのが夕美の奥底から溢れ出てくる。ボクのをとろけ、とかそうとするうねりが絡みつき、搾り取るように締め付けてくる。ぞくりとボクの体中が粟立ち、視界がちかちかと弾けるように光る。痛いくらいボクのが大きくなる「ゆーねー」夕美の名前を叫びながらボクは出し、そのまま芳香でやわらかな感触に埋めた。
ちょっと重たいけど、どこか心地いい重さが夕美に覆いかぶさり、荒い息遣いが聞こえる。夕美は目を閉じ、重さを感じる。

「すごかったな・・・あんなの久しぶり。先にイカされちゃった」
夕美は目をゆっくりと開け、ボクを見る。ボクはきもちよさそうに、柔らかな谷間に顔を埋め、柔らかな感触に触れ、寝息をたてている。
ぐっすりと、きもちよさそう。
ボクの寝顔に微笑んでから、ため息をこぼす。
「ボクくんの初めての経験がこれで良かったのかな・・・?」
優しく、ボクの髪を撫でてると「ゆーねー」寝言で夕美の名前を呼ぶ。
「私の夢みてるのかな?ふふっ、そうだと嬉しい」
夕美は優しくボクを抱きしめ、ゆっくりと目を閉じる。
静かな部屋に二つの吐息が溶けていく。

まどろみがボクを包む。まどろみは柔らかく、花のように甘く、優しい香り。ゆーねー。柔らかな芳香にボクは夕美を重ねる。
大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。まどろみの夕美はなにも身に着けていない。大人の身体。
夕美の身体を見てるとムズっとして、ボクのが大きくなってくる。夕美はボクのを見ながらクスっと笑い、おいで、と。ボクは柔らかな芳香に抱きついた。

わかるよね。夕美が仰向けになり、足を持ち上げ、広げる。白い肌に少し濃い茂み。柔らかな薄紅色が露わになる。柔らかな薄紅色はつややかに、なまめかしく、濡れそぼち、奥を覗かせる。ボクは頷き、夕美にあてがい、ゆっくりと腰を動かす。
夕美がボクの腕の下で甘い吐息をこぼしている。
きもちいい。ボクのが硬く、大きくなる。出そう。
「・・・きて」
優しい声が耳元で囁く。
「うん出る」ボクは頷く。
「出る?えっ、ちょっ、起きて。ボクくん起きて。起きて」
優しい声から一変、キンッと響く、慌てた声が鼓膜をゆする。
ボクは眠たい眼をこすりながら、目を開けた。

「ゆーねー・・・あれ?」
裸だった夕美は丁シャツに短パンとい、ラフな出で立ち。丁シャツの首元から白い肌を覗かせている。
「ゆーねー、服着てる・・・?あれ・・・」
ボクは身体を起こし、部屋を見渡す。いつもと変わらない僕の部屋。窓が開けられ、心地よい風と共に、蝉の声が入り込んでくる。空の低いところが橙に染まり、まだ青い、空の高いところを七色の輪が彩っている。
「やっと起きた。おばさんたちが帰ってくる前にシャワー浴びよ」
「え?」
ボクは首をかしげ、自分の格好を見る。なにも着ておらず、裸。なんで?ボクは夕美を見る。丁シャツに短パン。けど、夢の夕美は裸だった。大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。夢なのに鮮明に思い出せる。それに・・・。とけてしまうくらいあつく、うねり、つぶつぶした感触。甘い吐息混じりの夕美の嬌声。夢の中の夕美を思い出すと、痛いくらい、硬く、ボクのが大きくなる。
「もーホント元気だね」
硬く、大きくなったボクのを見て夕美は苦笑する。

「あれ・・・?」夕美の含みをもった反応にボクは首をかしげ「ゆめ・・・じゃなくて、ほんと?」
目を瞬かせ、夕美を見る。服の上からでもわかるふくよかで、大きい胸。服の下にはぷっくりと主張するピンク色の先。ゆーねーのおっぱい見たい。ボクは夕美の胸を真っ直ぐ見る。
「ボークーくーん。女の人は視線に気づくからそんなにおっぱいを見ない」
呆れた夕美の声に、ボクは慌てて視線をそらし、頷く。
「よろしい。ならシャワー早く浴びてきて」
ボクはベッドから抜け出し、着替え用意し、もう一回、一緒に入りたいな・・・。淡い期待を抱き、夕美を見つめる。
「もしかして、ゆーねーと一緒に入りたいの?」
ボクの淡い期待に夕美は気づいた。ボクは恥ずかしがりながらも頷く。
「ごめん、ゆーねー先に浴びちゃった」
「そうなんだ」夕美の言葉にボクは落胆する。
「うん。ごめんね」
ボクは首を横に振り、お風呂場へ向かった。

シャワー浴び終え、ボクは部屋へ戻ると夕美の姿はない。お部屋に戻ったのかな。夕美が使っている客間へ行こうと思ったが、マラソン後みたいに体が重たく、ボクはベッドへ倒れる。ふわりと花のように柔らかい香りと、少し汗ばんだ香りが舞い上がり、ボクを包む。ゆーねー。
大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。とけてしまうくらいあつく、うねり、つぶつぶした感触。甘い吐息混じりの嬌声。
えっちなゆーねー。
「ゆーねーとの、えっち。夢だったのかな?」
夕美との出来事が、夢か現か幻か、ボクはわからない。
でも、少し汗ばんだ香りと、ふわりと花のように柔らかな夕美の香りがベッドからする。夕美の香りを嗅いでると、ムズムズと硬く、大きくボクのがなってくる。
ボクは硬く、大きくなったのに手を伸ばし、お風呂場で夕美に教わったようにボクのを手で包み、ゆっくりと動かす。
大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。夕美の大人な身体を思う浮かべる。手の中で硬く、大きくボクのがなってくる。
とけてしまうくらいあつく、うねり、つぶつぶした感触はないけどきもちいい。ボクは夕美の身体を思い浮かべなら必死に手を動かす。
ぞわりと身体が泡立ち、ボクのが手の中で大きくなり、手で抑えた。
熱いものが手の中ででた。手を広げ見ると、白い、どろっとしたもの。ボクは好奇心から匂いを嗅ぐ。生臭くて、どことなく栗の花に似ている。
ボクは顔を少し、歪ませながら手をティッシュで拭き、ベッドへ倒れ込む。
少し汗ばんだ香りと、ふわりと花のように柔らかな夕美の香りが包む。ボクは夕美の香りに包まれ、まどろみに堕ちていく。

「ボクくん、ご飯できたよ」
まどろみに夕美の声が響く。ボクは眠たい眼をこすり、声がした方を見ると、夕美の姿が。ボクは夕美に抱きつく。芳香で柔らかい。ボクは柔らかな感触に顔をうずめる。
「もー、ボクくん」
苦笑しながらボクを抱きしめ、優しく撫でながら「ほら、起きて。晩ごはん食べよ」
「うん」
ボクは芳香で柔らかな感触に顔を埋めたまま頷いた。


ご飯を食べながらボクは船をこぐ。川で遊んでいた事を夕美から聞いていた母親は、どんだけ、はしゃいだのかしら。と呆れた。

ご飯を食べ、歯を磨き、部屋へボクは戻る。
部屋へ戻ると、一目散にベッドへころがる。汗ばんだ香りと、ふわりと花のように柔らかな夕美の香りが包む。夕美の香りに包まれながら、夢の世界へボクは堕ちていく。

ボクくんおいで
甘い、夕美の囁きがする。ボクが辺りを見渡すと、ベッドの上に夕美の姿がある。夕美はベッドに仰向けになり、足を持ち上げ、広げる。白い肌に少し濃い茂み。柔らかな薄紅色が露わになる。柔らかな薄紅色はつややかに、なまめかしく、濡れそぼち、奥を覗かせる。生唾を飲み込み、喉を鳴らし、ボクは夕美を食い入るように見る。
ゆーねー、すごいえっち。いやらしい・・・。
ねぇ、はやく
ほんのりと赤くなった白い頬。長いまつげ、潤んだ瞳。スッキリとした目鼻立ち。ぷっくりと艷やかな桜桃色の唇がいやらしく誘ってくる。
硬く、大きくなったボクのを、柔らかな薄紅色にあてがい、ゆっくりと腰を動かす。きもち・・・よくない。
物足りない感覚にボクは目を覚ます。
「ゆめ・・・」
真っ暗だ。ボクは欠伸をしながら、何時だろ。と明かりをつけ時計を確認する。まだ夜の十一時になってない。もう一回寝よう。ボクはベッドにうつ伏せで横になる。ふわりと花のように柔らかな夕美がする。ゆーねー・・・。
大きい、ふくよかな胸。ぷっくりと主張するピンク色の先。引き締まったお腹周りに、かわいいお臍。少し濃い目の茂み。夕美の大人な身体。夕美はベッドに仰向けになり、足を持ち上げ、広げる。白い肌に少し濃い茂み。柔らかな薄紅色が露わになる。柔らかな薄紅色はつややかに、なまめかしく、濡れそぼち、奥を覗かせる。
痛いくらい、硬く、大きくボクのはなる。
どうしよう・・・。
ボクは少し考えてから、ベッドを抜け出し、夕美の居る客間へ。

いざ、客間の前に来ると、躊躇する。ボクは手を握りしめ、深呼吸してから、ドアをノックした。
「はーい」
中から夕美の声がし、ゆっくりとドアが開けられる。
「あれ、ボクくんどうしたの?」
所在がないボクに首をかしげ「とりあえず中入ってよ」招き入れる。
いざ部屋の中に入ったがどう切り出せばいいのかわからず、入口近くで突っ立てる。
「どうしたのかな」
夕美がボクの目線まで腰を下げる。
「ゆーねー、その・・・」
ボクは下半身を隠しながら、もじもじとする。
「もしかして・・・」
夕美は下半身を隠すボクに察し、下半身を見ながら言う。
下半身に気が付かれ、ボクは恥ずかしそうに頷いた。
「もー、元気すぎだよ。しかたないなー、おいで」
夕美はボクに微笑み、手を広げる。ボクは広げられた夕美の手の中に飛び込んだ。お花みたいな優しい香りと柔らかい感触がボクを包む。
「またゆーねーとえっち、一緒に気持ちよくなろっか」

【おわり】

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