モバP「小悪魔夕美とハロウィン」 (13)

緊張の初投稿。タイトル通り時期外れネタとなります。
やまなしオチなし。ほぼ公式台詞。
一応書き溜めあるけど短いです…
では、一気にいきます!

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ー事務所ー

P「っと…会場は…これで、うん…日程の方は…」カタカタ

夕美「ねえねえ、Pさん見て見てっ♪」

P「ん? どうした…?」くるっ

夕美「がおっ。 ヴァンパイアだよっ♪」

P「お、おう…似合ってるな、今度のお芝居のだっけ、それ」

夕美「むー…もうちょっとリアクションしようよー」

P「はいはい後でな、いい子だから座ってなさい」カタカタ

夕美「むぅ………あ、Pさん動かないでねっ」

P「んー?」カタカタ…

夕美「後ろから…そーっと、そーっと…」

P(なんだ、何を始める気だ…?)

夕美「……Pさんに本気でかぷってしたら…どうなるかな」

P「ごふっ!」カチッ

P「だーっ! 立案中の企画書がーっ‼︎」←うっかり全消しした

夕美「ぴ、Pさん⁉︎ その、ご、ごめ…」

P「ゆーーみーーーっ」ギロリ

夕美「ひゃああっ! ご、ごめんなさーいっ!」

P「……なんてな」なでっ

夕美「あ、あれっ?」

P「ふっふっふ、イタズラ大成功、ってな。データならバックアップあるから大丈夫だぞ」

夕美「え…イタズラ…なんだぁ…」ほっ

夕美「って、ひどいよっ! それならそれで早く言って欲しかったなぁ…」

P「ははは、まああれだ、夕美のイタズラがどんなもんか、単純に興味あったんだよ」

P(まさかあんな大胆な手で来るとは思わなかったけど…)

夕美「むう、Pさんずるいよっ! お花くれないと怒っちゃうよっ」

P(そこはお菓子じゃないんだ…)

ーーーーー

夕美「ねえねえ、ヴァンパイアって、太陽の光苦手なんだねっ」

P「ん、まあそうだな」

夕美「お花と逆なんだねっ♪ あ、水溜まりもだめかな」

P「どうだろうなー、ヴァンパイアの知り合いとかいないからなー」

夕美「けど、みんな仮装してるから、本物がまぎれてもわかんないよねっ、きっと」

P「あー、確かにいるかもな、本物のヴァンパイア」

夕美「そういうわけで、お菓子あげるから正体はナイショ♪ ねっ」

P「はは、イタズラじゃなくてお菓子をくれるヴァンパイアか…夕美らしいな」

夕美「本当はイタズラしてあげても、その……けど、人がいるし…」

P「おいおい、イタズラってお前、わかって言ってるのかそれ」

夕美「ふふっ、どうだろうね♪」

P「…ったく、こいつは…はは」くるっ(デスクに向き直る)

夕美「私、結構イタズラっぽいところあるのかも。 特に、仲のいい人にはねっ」

P「そりゃ光栄なことで」カタカタ

夕美「だから、怖がってほしいなっ」ばさっ

P(その仕草がすでに怖くない、っていうかかわいい)

夕美「マントの内側、ほら、ふんわり!」ひらひらー

P(楽しそうだな…)

ーーーーーー

ー休憩室ー

P「ふぅ…だいたい片付いたな…そっちはどうだ? 台本、覚えたか?」

夕美「うん…ねえ、Pさん」

P「ん?」

夕美「私の役…ヴァンパイアの女の子なんだよね」

P「ああ、そうだな、普通の人間に恋をする、ヴァンパイアの少女、だっけか」

夕美「………Pさんはさ」

P「?」

夕美「枯れない花、ってあったら…どう思う?」

P「枯れない…? なんだかわかんないけど、それ、ずっと枯れないのか」

夕美「うん。何年経っても、ずっと枯れないままなの。」

夕美「大切な人がいなくなっても、ずっと…」

P「…………」

夕美「ヴァンパイアって、そんな感じだよね。」

夕美「きっと…寂しいよね」

P「…そうだな…永遠の命、なんてものがあったとして…」

P「いや、そういう話は昔から多くあるけど」

P「大抵は、悲劇で終わるような…そんなイメージだなぁ」

夕美「Pさんだったら、永遠の命、わけてあげたいな、私」

P「夕美…」

夕美「なんて、無理だよね、それができたら苦労なんてないもん。」

P「………」

夕美「私の…この女の子ね、数百年かけて、やっと咲いたんだよ」

夕美「きっとこれから、ずっと、ずーっと長い時間、咲き続けるの」

夕美「けど、そうなっても私、Pさんのこと忘れないからねっ」

夕美「きっと千年後だって、ずっと覚えてる。 それくらい、私、Pさんのこと…」

P「……一つだけ、ずっと一緒にいられる方法がある」

夕美「え…」

P「お前が最初にやろうとしたことだよ。 俺が噛まれて同族になれば…」

夕美「…でもそうしたら、Pさん、私のこと好きでいてくれる?」

P「当たり前だろ、だって俺は…」

夕美「ごめん、そうじゃなくてっ」

夕美「Pさんの気持ち、私が噛み付いて魅了しちゃったら…」

夕美「それはもう、全然別のものになっちゃうんだよ」

P「…あ……」

夕美「Pさんの気持ち、すっごく嬉しいけど…私、Pさんにはそのままでいてほしいの」

夕美「ヴァンパイアの力で、誘惑とか、したくないなって…私…」ぐすっ

P「夕美…お前……」

夕美「あ…あれ、変だね、なんか、涙が…」

夕美「あはは、これ、お芝居なのにねっ。 本当にヴァンパイアってわけでもないのに、私」

P「夕美」だきっ

夕美「あ……」

P「ありがとうな、俺なんかのためにそこまで…嬉しいよ、すごく」

夕美「Pさん…」

夕美「私ね、Pさんのこと、大好きっ」

P「俺もだよ…」なでなで

夕美「きっと千年、時が過ぎたって変わらない…この気持ちは、絶対に枯れないから…」

夕美「だから、これからも一緒にいて…色々、アレンジメントとか、やってほしいな」

夕美「私のこときれいに咲かせられるのは…Pさんだけだから」

P「…ああ、もちろんだ…ずっと、そばにいるよ、夕美…」

P「大好きだ、愛してる」

夕美「…うん。 私も…ずっと、ずーっと…Pさんのこと、想ってるから」

夕美「これまでも、これからも…ずーっと…」

夕美「大好き…私の、大切なPさん…」

ーおしまいー

はい、ここまでになります。
夕美ちゃんが大健闘してて、いてもたってもいられなくなったものの、
自分は無課金P…
そうだ、SS書こう、と思い立ち、頑張ってみましたがいかがでしたでしょう
少しでも夕美ちゃんがかわいいってことが伝われば…幸いです。
では、依頼出してきます!

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